JP2003116002A - ディジタルカラー画像をハーフトーン化する方法 - Google Patents

ディジタルカラー画像をハーフトーン化する方法

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JP2003116002A
JP2003116002A JP2002180342A JP2002180342A JP2003116002A JP 2003116002 A JP2003116002 A JP 2003116002A JP 2002180342 A JP2002180342 A JP 2002180342A JP 2002180342 A JP2002180342 A JP 2002180342A JP 2003116002 A JP2003116002 A JP 2003116002A
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JP2002180342A
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Kevin Edward Spaulding
ケビン・エドワード・スポルディング
Douglas W Couwenhoven
ダグラス・ダブリュー・コウウェンホーベン
Qing Yu
ユウ・キン
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Eastman Kodak Co
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Eastman Kodak Co
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/40087Multi-toning, i.e. converting a continuous-tone signal for reproduction with more than two discrete brightnesses or optical densities, e.g. dots of grey and black inks on white paper
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/52Circuits or arrangements for halftone screening

Abstract

(57)【要約】 【課題】 類似した明暗のチャンネルを含むディジタル
カラー画像をハーフトーン化する。 【解決手段】 シアンとマゼンタは明暗の各カラーチャ
ンネルを有する。暗いシアン及びマゼンタと、イエロー
の各カラーチャンネルに対し、視覚的コスト関数を最小
化する同時最適化されたディザマトリクスを提供する。
明るいシアンとマゼンタに対して、暗いシアンとマゼン
タのディザマトリクスの各成分値を所定の最大値から減
算することによって逆ディザマトリクスを形成し、ディ
ザマトリクスを暗いシアンとマゼンタに関連付け、逆デ
ィザマトリクスを明るいシアンとマゼンタに関連付け
る。各カラーチャンネルに対し、画像中の画素のロケー
ションを用いてディザマトリクスをモジュロ演算された
値でアドレス指定して、ディザ値を取得する。上記ディ
ザ値を、対応するカラーチャンネルに対する画素値とと
もに用いて、各カラーチャンネルに対するハーフトーン
画像値を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、一般にディジタル
画像処理の分野に関し、特に、実質的に同じ色であるが
低い濃度及び高い濃度を持つ類似したカラーチャンネル
の少なくとも1つのグループを有するカラー出力装置の
ためにディジタルカラー画像をハーフトーン化する方法
に関する。 【0002】 【従来の技術】ハーフトーン化することは、ただ2つの
色素のレベル(すなわち、インクがある部分と、インク
がない部分)が利用可能であるときに、中間の色調の外
観を生成するためにディジタル画像生成において一般に
用いられる技術である。ハーフトーン化方法は、観測者
の目が画像のある局所的な領域を空間的に平均化するの
で、ある小さな領域で画素のうちのいくつかを“オン”
にしかつ画素のうちのいくつかを“オフ”にすることに
よって中間の色調のレベルが生成されることが可能であ
るという事実に依存している。オンにされる複数の画素
の断片は、見かけのグレーレベルを決定する。一般的な
ハーフトーン化技術の例は、組織的ディザ(ordered di
ther)と誤差拡散(error diffusion)を含む。 【0003】組織的ディザの技術は、典型的には、M
×M個の成分を有し、画像にわたってタイリングされ
るディザマトリクスを形成することによって実現され
る。ディザマトリクスの成分は、すべての色調の範囲が
再現可能であるように、予想された入力される色調の値
の範囲にわたって分配される。図1に、このアプローチ
のための基本的なフローチャートとして解釈される、従
来技術に係る画像生成装置の概略的なブロック図が示さ
れている。画像中の与えられた画素は、列アドレス及び
行アドレスであるxとyをそれぞれ有し、入力画素値I
(x,y)を有する。モジュロ演算器10は、ディザマ
トリクス演算器12においてディザマトリクスをアドレ
ス指定するために用いられる、インデックスx及びy
を決定するために用いられる。次いで、ディザマトリ
クスにこのアドレスで記憶されたしきい値d(x,y
)は、比較器14を用いて入力画素値I(x,y)と
比較される。入力画素値がしきい値に等しいか又はしき
い値よりも小さいとき、出力画素値O(x,y)は“オ
フ”に設定され、入力画素値がしきい値よりも大きいと
き、出力画素値O(x,y)は“オン”に設定される。 【0004】図2に、この基本的な技術の第2の実施形
態が示されている。この場合、しきい値d(x
)は、加算器24を用いて入力画素値I(x,y)
と加算される。次いで、加算された値をしきい値演算し
て出力画素値O(x,y)を決定するために、しきい値
演算器26が用いられる。 【0005】図3に、この基本的な技術のもう1つの実
施形態が示されている。この場合、ディザマトリクスが
各入力レベルkでしきい値演算されるときに形成される
複数のハーフトーンパターンに対応して、それぞれディ
ザビットマップを記憶したk個のディザビットマップメ
モリ32のセットが形成されている。次いで、各画素に
対してどのディザビットマップが用いられるべきかを選
択するために、入力画素値I(x,y)が用いられる。
モジュロ演算器30は、選択されたディザビットマップ
をアドレス指定するために用いられるインデックスx
及びyを決定して、出力画素値O(x,y)を決定す
るために用いられる。この実施形態は、各画素を処理す
るために必要な計算がより少なくなるという利点を有す
る。図1及び図2の方法を用いて実現可能な任意のディ
ザパターンは、図3の方法を用いても実現可能であると
いうことは、注意される必要がある。しかしながら、図
3の方法では、他の方法を用いては実現不可能なディザ
ビットマップのセットを画成することが可能である。こ
れは、ディザマトリクスの実施形態では、所定の画素
が、しきい値に対応する入力値でいったんオンにされる
と、それがすべてのより高い入力値に対してオンの状態
に留まるからである。ディザビットマップメモリ32の
アプローチを用いると、この制約は存在しない。例え
ば、所定の画素が、150の入力値に対して“オフ”に
され、151の入力値に対して“オン”にされ、152
の入力値に対して再び“オフ”にされることが可能であ
る。 【0006】図4に、この基本的な技術のさらにもう1
つの実施形態が示されている。この場合には、複数のデ
ィザルックアップテーブル(LUT)36のセットを用
いる。ディザLUT36はメモリで構成され、入力画素
値I(x,y)によってアドレス指定され、所定の画素
のロケーションにおいて生成されるべき対応する出力画
素値O(x,y)を記憶する。モジュロ演算器30は、
ディザLUT36のうちの1つを選択するディザLUT
選択器34をアドレス指定するために用いられるインデ
ックスx及びyを決定するために用いられる。出力
画素値O(x,y)は、選択されたディザLUT36を
入力画素値I(x,y)でアドレス指定することによっ
て決定される。この実施形態もまた、各画素を処理する
ために必要な計算がより少なくなるという利点を有す
る。図1及び図2の方法を用いて実現可能な任意のディ
ザパターンは、図4の方法を用いても実現可能であると
いうことは、注意される必要がある。しかしながら、図
4に示された方法を用いたときには、他の方法を用いて
は実現不可能なディザLUT36のセットを画成するこ
とも可能である。 【0007】過去には、異なる視覚特性を有する画像を
結果的に生成する、異なるさまざまなディザマトリクス
が用いられてきた。一般的なタイプは、ランダムディザ
マトリクス、クラスタ化されたドットディザマトリク
ス、及びベイヤー(分散されたドット)ディザマトリク
スを含む。1990年4月24日にサリバン他に発行さ
れた米国特許第4,920,501号の明細書は、最小
の視覚的変調を有するディザビットマップを設計する技
術を開示している。これらのパターンは、ときどき、
“ブルーノイズ”パターンと呼ばれる。生成される上記
複数のパターンは人間の観測者に対して最低の視認性を
有し、結果として、生成された画像は他のパターンを用
いて生成された画像に対して視覚的に満足できるもので
あるので、それらのパターンは好ましい。これらのパタ
ーンを生成するときに必要とされる基本的な手順は、ハ
ーフトーンパターンの周波数成分に人間の視覚的感度関
数を重み付けすることに基づいてなんらかのコスト関数
を最小化する、確率的アニーリング法(又は確率的焼き
鈍し法)のような最適化技術を用いて、マトリクス成分
の配置を決定するものである。サリバン及びレイはま
た、この方法に対する拡張された方法を開示し、上記拡
張された方法は、複数のグレーレベルのそれぞれに対す
るビットマップが、ディザマトリクスを用いてそれらが
実現されることが可能であるような方法で、相関される
ことを保証する(1993年5月25日にサリバン他に
対して発行された米国特許第5,214,517号の明
細書を参照せよ)。この基本的なアプローチに対する他
の拡張は、すべてのグレーレベルを同時最適化する方法
(1998年5月19日にレイに対して発行された米国
特許第5,754,311号の明細書を参照せよ)と、
マルチレベル出力装置とともに用いるための複数のブル
ーノイズディザマトリクスを設計する方法(1996年
12月17日にスポルディング他に対して発行された米
国特許第5,586,203号の明細書を参照せよ)と
を含む。 【0008】パーカー他(1992年5月5日に発行さ
れた米国特許第5,111,310号の明細書を参照せ
よ)とリン(1994年5月31日に発行された米国特
許第5,317,418号の明細書と1995年11月
21日に発行された米国特許第5,469,515号の
明細書を参照せよ)もまた、最近、ディザパターンの設
計のための技術を導入した。彼らが用いた実際の最適化
方法は多少異なっているが、結果的に得られるパターン
は、サリバン他の特許明細書に開示された方法を用いて
生成されたものときわめて類似している。 【0009】2値出力装置上でカラー画像を生成すると
き、カラーチャンネルのそれぞれをハーフトーン化する
ことが必要である。典型的には、色平面は、シアン、マ
ゼンタ及びイエロー(CMY)であるか、又はシアン、
マゼンタ、イエロー及び黒(CMYK)である。カラー
チャンネルのそれぞれに対して同じハーフトーンパター
ンが用いられるとき、これは“ドット・オン・ドット
(dot on dot)”印刷として知られている。このアプロ
ーチは、結果的により高いレベルの輝度の変調をもたら
し、それに加えて、色の再現特性はレジストレーション
の誤差に対してより敏感であるので、当該アプローチ
は、実際には滅多に用いられない。より高いレベルの輝
度の変調は、カラーチャンネルのうちの1つが単独で印
刷されたときよりも、ハーフトーンパターンを視認しや
すくする。レジストレーションの誤差に対する増大され
た敏感さは、印刷装置のレジストレーション特性が変化
するときに、再現される色に対し、ページからページに
ドリフトがあり、又はページ内においてさえもドリフト
が存在することがある。グラフィックアートの分野で、
好ましい解決方法は、典型的には、ハーフトーンパター
ンを異なる“スクリーンの角度”に回転させることによ
ってハーフトーンパターンを非相関化することであっ
た。従来技術のグラフィックアートのハーフトーン化方
法に対して、この回転は光学的に達成されることもディ
ジタル的に達成されることも可能である。 【0010】組織的ディザに用いられるハーフトーンパ
ターンを非相関化するために、多数の技術が提案された
(例えば、1994年8月23日にパーカー他に対して
発行された米国特許第5,341,228号の明細書を
参照せよ)。これらの技術は、各カラーチャンネルに対
する複数のディザマトリクスを独立に導出し、各色平面
に対するディザマトリクスパターンを基準ディザマトリ
クスに対して空間的にシフトし、1つ以上のカラーチャ
ンネルに対する逆ディザマトリクスを用いることとを含
む。これらの技術のそれぞれは、異なるカラーチャンネ
ルに対するハーフトーンパターンが非相関化され、ゆえ
に、結果的に得られたハーフトーン画像が、名目的なド
ット・オン・ドット印刷の場合に対して、より小さな量
の輝度の変調とレジストレーション誤差に対するより低
い感度とを発生するものであるという利点を有する。し
かしながら、これらの技術のうちで、最適な外観、特に
ハーフトーンパターンの視認性に関して最適の外観を示
す画像を生成するものは存在しない。 【0011】1998年10月13日にスポルディング
他に対して発行された米国特許第5,822,451号
の明細書は、複数のチャンネルのディジタルカラー画像
をハーフトーン化する方法を開示し、この方法におい
て、カラー画像の異なるカラーチャンネルのための複数
のディザマトリクスは、所定の視覚的コスト関数を最小
化するように結合して設計される。図5乃至図7に、こ
の方法に係る1つの実施形態が示されている。図1に示
されたような従来のディザハーフトーン化方法は、複数
のチャンネルのカラー画像の各チャンネルに適用され、
ここで、各カラーチャンネルに対して用いられる複数の
ディザマトリクスは同時最適化される(すなわち、複数
のディザマトリクスは同時に結合して最適化される)と
いうことが見てとれる。特に、シアンの入力画像40A
とマゼンタの入力画像40Bとイエローの入力画像40
Cとを有する複数のチャンネルの入力カラー画像は、対
応するシアンの出力画像48Aとマゼンタの出力画像4
8Bとイエローの出力画像48Cとを有する複数のチャ
ンネルの出力カラー画像を形成するように処理される。
モジュロ演算器42A,42B及び42Cは、画像の列
及び行アドレスx及びyをそれぞれ有する入力画素に対
して、ディザマトリクス演算器44A,44B及び44
Cにおける各ディザマトリクスの列及び行アドレスx
及びyを、それぞれ決定するために用いられる。ディ
ザマトリクスの列及び行アドレスは、シアン、マゼンタ
及びイエローのカラーチャンネルに対して同時最適化さ
れている、同時最適化されたディザマトリクス演算器4
4A,44B及び44Cにおける各ディザマトリクスを
アドレス指定して、シアン、マゼンタ及びイエローのデ
ィザ値d(x,y),d(x,y)及びd
(x,y)をそれぞれ決定するために用いられ
る。アドレス指定されたディザ値は、次いで、比較器4
6A,46B及び46Cを用いて対応するカラーチャン
ネルに対する入力画素値I(x,y),I(x,
y)及びI(x,y)と比較され、出力画素値O
(x,y),O(x,y)及びO(x,y)を決
定する。アドレス指定されたディザ値よりも入力画素値
が大きいとき、比較器46A,46B及び46Cは出力
画素値を“オン”にする。逆に、入力画素値が、アドレ
ス指定されたディザ値に等しいか又は上記ディザ値より
も小さいとき、比較器46A,46B及び46Cは出力
画素値を“オフ”にする。図2、図3及び図4に示され
た方法のような、他の任意の種類のディザアルゴリズム
が用いられてもよい。 【0012】スポルディング他の方法は、従来のCMY
(K)プリンタに対しては卓越した結果をもたらした
が、一方、いくつかの最近になって導入されたプリンタ
は、プリンタのカラーチャンネルのうちの1つ以上に対
し、異なる濃度のレベルを有する複数の色素を含んでい
る。例えば、これらのプリンタは、明るいシアンのイン
クと暗いシアンのインクとの両方を用いることができ
る。なおそのうえ、黒、マゼンタ、及び/又はイエロー
のチャンネルに対して、類似した明るいインク/暗いイ
ンクの対があってもよい。 【0013】複数の明るいインク/暗いインクの対が用
いられるとき、カラーチャンネルのそれぞれに対して色
値を決定するための多くの方法が存在する。例えば、明
るい/暗いカラーチャンネルに対する色値は、対応する
入力カラーチャンネルを分割することによって決定され
ることが可能である。例えば、2001年11月6日に
発行された米国特許第6,312,101号の明細書に
おいてコウウェンホーベン他によって教示されているよ
うに、シアンの入力カラーチャンネルは、シアンの色値
を用いて、明るいシアンのカラーチャンネルのための所
定のルックアップテーブルをアドレス指定し、暗いシア
ンのカラーチャンネルのための第2のルックアップテー
ブルをアドレス指定することによって、明るいシアンの
カラーチャンネルと暗いシアンのカラーチャンネルに分
割されることが可能である。それに代わって、明るい/
暗いカラーチャンネルに対する色値は、より複雑な色の
モデル化技術を用いて決定されることも可能である。そ
の場合は、色値を計算するために、多次元のルックアッ
プテーブル又は他のなんらかの複雑な関数が必要になる
ことがある。 【0014】 【発明が解決しようとする課題】上記で引用された米国
特許第5,822,451号の明細書で教示されたスポ
ルディング他のハーフトーン化方法は、一般に、明るい
インクのカラーチャンネル及び暗いインクのカラーチャ
ンネルを含む複数のカラーチャンネルのセットに対する
ディザマトリクスを決定するために適用されることが可
能であるが、一方で、このアプローチには、いくつかの
制約が存在する。まず第一に、最適化処理の計算の複雑
性は、カラーチャンネルを追加する毎に実質的に増大
し、このことは、いくつかの場合にディザマトリクスの
決定を実行不可能にすることがある。第2に、色空間の
異なる部分において用いられる個別の色素の量の間に存
在することがある複雑な関係のために、視覚的コスト関
数値の定義はきわめてあいまいになることがある。それ
に加えて、明るいカラーチャンネル/暗いカラーチャン
ネルにおける部分的な被覆(カバレージ)が存在すると
きに、結果的な白紙の量を最小化するためには、多くの
場合において、明るいインク/暗いインクの対の重なり
を最小化することが望ましい。従来技術は、同時最適化
された複数のディザパターンの望ましい特性を保持する
一方で、この基準を満たすための準備をしていない。例
えば、与えられた色が、明るいシアンインクの50%の
被覆と、暗いシアンインクの50%の被覆とを必要とす
るとき、スポルディング他の方法は、いくつかの画素に
は明るいインクも暗いインクも存在せず、他の画素には
明るいインクと暗いインクとの両方が存在するディザパ
ターンを生成することがある。 【0015】ゆえに、類似したカラーチャンネルを有す
る複数のチャンネルのディジタルカラー画像をハーフト
ーン化するための改善された方法であって、上述された
問題を防止する方法に対する必要性が存在する。 【0016】本発明の目的は、以上の問題点を解決し、
従来よりもディザマトリクスの計算が簡単であって、コ
スト関数の定義が明確であり、かつ無駄なインクの重な
りを最小化することができる、類似したカラーチャンネ
ルの少なくとも1つのグループを有する複数のチャンネ
ルのディジタルカラー画像をハーフトーン化する方法を
提供することにある。 【0017】 【課題を解決するための手段】本発明の態様に係るディ
ジタルカラー画像をハーフトーン化する方法は、複数の
カラー画素値のx,yアレーを有する複数のチャンネル
のディジタルカラー画像をハーフトーン化する方法であ
って、少なくとも2つのカラーチャンネルは、実質的に
同じ色であるが低い濃度及び高い濃度を有して類似した
ものであって、上記方法は、(a)類似したカラーチャ
ンネルの各グループに対してディザ値のマトリクスを提
供するステップを含み、上記ディザ値の2つ以上のマト
リクスは、所定の視覚的コスト関数を最小化するように
結合して設計され、(b)類似したカラーチャンネルの
うちの少なくとも1つのグループに対して、当該グルー
プに対する上記ディザ値のマトリクスの各成分の値を、
予め決められた最大値から減算することによって、ディ
ザ値の逆マトリクスを形成し、上記ディザ値の逆マトリ
クスを低い濃度又は高い濃度のカラーチャンネルのうち
の1つに対して関連付け、当該グループに対する上記デ
ィザ値のマトリクスを、当該グループの低い濃度又は高
い濃度のカラーチャンネルのうちの他方に対して関連付
けるステップと、(c)上記複数のチャンネルのディジ
タルカラー画像の各カラーチャンネルに対して、上記デ
ィジタルカラー画像中の画素のロケーションを用いて、
上記カラーチャンネルと関連付けられた上記ディザ値の
マトリクスをモジュロ演算された値でアドレス指定し
て、アドレス指定されたディザ値を取得するステップ
と、(d)各カラーチャンネルに対する上記アドレス指
定されたディザ値を、対応するカラーチャンネルに対す
る画素値とともに用いて、各カラーチャンネルに対し
て、出力されるハーフトーン画像値を決定するステップ
と、(e)上記複数のチャンネルのディジタルカラー画
像の中の各画素に対してステップ(c)及び(d)を反
復するステップとを含むことを特徴とする。 【0018】また、上記の必要性は、本発明に従って、
複数のカラー画素値のx,yアレーを有する複数のチャ
ンネルのディジタルカラー画像をハーフトーン化するた
めの方法を提供することによって満たされ、上記方法に
おいて、少なくとも2つのカラーチャンネルは、実質的
に同じ色であるが低い濃度及び高い濃度を有して類似し
たものであって、上記方法は、類似したカラーチャンネ
ルの各グループに対してディザ値のマトリクスを提供す
るステップを含み、上記ディザ値の2つ以上のマトリク
スは、所定の視覚的コスト関数を最小化するように結合
して設計され、類似したカラーチャンネルのうちの少な
くとも1つのグループに対して、当該グループに対する
上記ディザ値のマトリクスの各成分の値を、予め決めら
れた最大値から減算することによって、ディザ値の逆マ
トリクスを形成し、上記ディザ値の逆マトリクスを低い
濃度又は高い濃度のカラーチャンネルのうちの1つに対
して関連付け、当該グループに対する上記ディザ値のマ
トリクスを、当該グループの低い濃度又は高い濃度のカ
ラーチャンネルのうちの他方に対して関連付けるステッ
プと、上記複数のチャンネルのディジタルカラー画像の
各カラーチャンネルに対して、上記ディジタルカラー画
像中の画素のロケーションを用いて、上記カラーチャン
ネルと関連付けられた上記ディザ値のマトリクスをモジ
ュロ演算された値でアドレス指定して、アドレス指定さ
れたディザ値を取得するステップと、各カラーチャンネ
ルに対する上記アドレス指定されたディザ値を、対応す
るカラーチャンネルに対する画素値とともに用いて、各
カラーチャンネルに対して、出力されるハーフトーン画
像値を決定するステップとを含む。 【0019】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る実施形態について説明する。 【0020】本発明は、複数のディザマトリクスを用い
て生成されたハーフトーンパターンの視認性を最低にす
るように、明るい色素/暗い色素の少なくとも1つの対
を含むカラー画像生成装置のための複数のディザマトリ
クスのセットを計算する方法を含む。以下の実施例で
は、カラー画像生成装置は、明るいシアン、暗いシア
ン、明るいマゼンタ、暗いマゼンタ、及びイエローのカ
ラーチャンネルを有することが仮定されているが、この
技術は、同様に明暗の色素の対を有する、他のタイプの
画像生成システムに容易に一般化されることが可能であ
るということは注意される必要がある。 【0021】図8乃至図10を参照すると、本発明に係
る1つの実施形態が示されている。実施形態に係る画像
をハーフトーン化する方法を用いたカラー画像生成装置
において、図8はシアンのカラーチャンネル(暗いシア
ンと明るいシアンのカラーチャンネルを含む)の概略的
なブロック図であり、図9はマゼンタのカラーチャンネ
ル(暗いマゼンタと明るいマゼンタのカラーチャンネル
を含む)の概略的なブロック図であり、図10はイエロ
ーのカラーチャンネルの概略的なブロック図である。複
数のチャンネルの入力カラー画像(画像データ)は、暗
いシアンの入力画像50A、明るいシアンの入力画像5
0B、暗いマゼンタの入力画像50C、明るいマゼンタ
の入力画像50D、及びイエローの入力画像50Eを有
している。各カラーチャンネルに対する入力画像は、従
来のディザハーフトーン化方法を用いて処理されて、対
応する出力画像58A,58B,58C,58D及び5
8Eが形成される。この実施例では、各カラーチャンネ
ルに対する画像を処理するために、図1に示されたよう
なディザハーフトーン化技術が用いられる。しかし、図
2乃至図4に示されたもののような他のディザハーフト
ーン化方法が用いられることも可能である。このディザ
ハーフトーン化方法の変形例では、画像の列及び行アド
レスx及びyをそれぞれ有する入力画素に対して、ディ
ザマトリクス演算器54A,59B,54C,59D,
54Eにおける各ディザマトリクスの列及び行アドレス
及びyをそれぞれ決定するために、モジュロ演算
器52A,52B,52C,52D及び52Eが用いら
れる。ディザマトリクスの列及び行アドレスは、暗いシ
アン、明るいシアン、暗いマゼンタ、明るいマゼンタ、
及びイエローのカラーチャンネルのそれぞれに対して、
ディザマトリクス演算器54A,59B,54C,59
D及び54Eにおける各ディザマトリクスをアドレス指
定して、アドレス指定されたディザ値d(x
),d(x,y),d(x,y),d
(x,y),及びd(x,y)を決定する
ために用いられる。 【0022】以下に議論されるように、本発明のキーと
なる特徴は、各カラーチャンネルに適用される複数のデ
ィザマトリクスを生成するために用いられる方法にあ
る。図8乃至図10に示された実施例では、複数の色素
は実質的に同じ色を有するが低い濃度と高い濃度とを有
する類似したカラーチャンネルの、2つのグループが存
在することが見てとれる。特に、図8に示されたよう
に、明るいシアンと暗いシアンのカラーチャンネルが1
つのグループを形成し、図9に示されたように、明るい
マゼンタと暗いマゼンタのカラーチャンネルがもう1つ
のグループを形成する。図10に示されたイエローのカ
ラーチャンネルは、それがグループの相手となるカラー
チャンネルを持たないので、それ自体がグループの全体
であると考えれられることが可能である。 【0023】同時最適化されたディザマトリクス演算器
54A,54C及び54Eのセットは、所定の視覚的コ
スト関数を最小化するように同時に結合して設計され、
類似したカラーチャンネルの各グループに対して1つの
ディザマトリクスが提供されている。これらの同時最適
化されたディザマトリクスは、例えば、上で引用された
米国特許第5,822,451号の明細書においてスポ
ルディング他によって教示された方法を用いて決定され
ることが可能であり、上記明細書は参照によってここに
含まれている。低い濃度及び高い濃度を有する複数のカ
ラーチャンネルのグループに対して、第2のディザマト
リクスを提供することもまた必要である。カラーチャン
ネルの与えられたグループに対する同時最適化されたデ
ィザマトリクスは、低い濃度又は高い濃度のカラーチャ
ンネルのうちの1つに用いられることが可能である。
(図8乃至図10に示された実施形態では、最適化され
たディザマトリクスは、暗いシアンと暗いマゼンタのカ
ラーチャンネルに対して用いられている。)次に、カラ
ーチャンネルの各グループにおける、低い濃度又は高い
濃度のカラーチャンネルのうちの残りのものに対するデ
ィザマトリクスが、カラーチャンネルの当該グループに
対する同時最適化されたディザマトリクスの逆マトリク
スを演算することによって形成される。例えば、最適化
されたシアンのディザマトリクス演算器54Aにおける
ディザマトリクスは、明るいシアンのカラーチャンネル
に対して用いるためのシアンの逆ディザマトリクス演算
器59B中の逆ディザマトリクスを形成するために、そ
の逆マトリクスが演算される。同様に、最適化されたマ
ゼンタのディザマトリクス演算器54Cにおけるディザ
マトリクスは、明るいマゼンタのカラーチャンネルに対
して用いるためのマゼンタの逆ディザマトリクス演算器
59D中の逆ディザマトリクスを形成するために、その
逆マトリクスが演算される。同時最適化されたディザマ
トリクス及び逆ディザマトリクスがどのように決定され
ることが可能であるかについてのさらなる詳細は、後に
議論される。 【0024】各カラーチャンネルに対するアドレス指定
されたディザ値d(x,y),d(x
),d(x,y),d(x,y),及
びd(x,y)がいったん決定されると、それら
は、比較器56A,56B,56C,56D及び56E
をそれぞれ用いて、対応するカラーチャンネルに対する
入力画素値I(x,y),I(x,y),I
(x,y),I(x,y),及びI(x,y)と
比較され、各カラーチャンネルに対する出力画素値O
(x,y),O(x,y),O(x,y),O
(x,y),及びO(x,y)が決定される。入力
画素値が、アドレス指定されたディザ値よりも大きいと
き、比較器56A,56B,56C,56D及び56E
は出力画素値を“オン”にする。それとは逆に、入力画
素値が、アドレス指定されたディザ値よりも小さいか又
はそれに等しいとき、比較器56A,56B,56C,
56D及び56Eは出力画素値を“オフ”にする。 【0025】本発明の実施形態に係る最適化されたディ
ザマトリクスを用いる、図8乃至図10に示された方法
は、コンピュータが読み取り可能な磁気又は光記憶媒
体、もしくはプログラム可能な記憶装置又はカスタムメ
ードの集積回路等のソリッドステート記憶装置のような
コンピュータ記憶媒体を含むコンピュータプログラム製
品として実現され、カラー出力装置を駆動するディジタ
ルコンピュータとともに使用されることが可能である。
このコンピュータプログラム製品は、ディジタルカラー
出力装置の中に含まれてもよく、そのような装置のため
のドライバの中に含まれてもよく、又は個別のソフトウ
ェア製品として販売されてもよい。表1に、そのような
コンピュータプログラムの擬似コードの実施形態が示さ
れている。 【0026】 【表1】 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― y=1乃至画像中の行数に対して x=1乃至画像中の列数に対して { x=x mod M=x mod M DC=d(x,y) Dc=d(x,y) DM=d(x,y) Dm=d(x,y) DY=d(x,y) (I(x,y)<=DC)ならば O(x,y)=0 そうでないとき O(x,y)=1 (I(x,y)<=Dc)ならば O(x,y)=0 そうでないとき O(x,y)=1 (I(x,y)<=DM)ならば O(x,y)=0 そうでないとき O(x,y)=1 (I(x,y)<=Dm)ならば O(x,y)=0 そうでないとき O(x,y)=1 (I(x,y)<=DY)ならば O(x,y)=0 そうでないとき O(x,y)=1 } ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【0027】同時最適化されたディザマトリクス演算器
54A,54C及び54Eは、人間の観察者に対して最
低の視認性を持つハーフトーンパターンを有する出力画
像を提供するように設計されている。本発明の好ましい
実施形態では、カラーチャンネルのすべてのグループ
は、複数のハーフトーンパターンの視認性を同時に計算
する(すなわち複数のハーフトーンパターンを結合して
その視認性を計算する)ように用いられる。しかしなが
ら、いくつかの場合には、視覚的コストを最小化する処
理において、複数のカラーチャンネルのグループのうち
のサブセットのみを用いることが望ましい場合がある。
例えば、シアン及びマゼンタのカラーチャンネルに対す
るハーフトーンパターンが同時最適化されることが可能
である一方で、パターン全体の視認性に対してより少量
だけ寄与するイエローのカラーチャンネルに対するハー
フトーンパターンは、独立に決定されることが可能であ
る。 【0028】本発明の好ましい実施形態では、可視の輝
度の変調を最小化するディザマトリクスを決定すること
によって、ハーフトーンパターンの視認性は最低化され
る。人間の視覚系は、クロミナンスの変調に対する敏感
さと比較して、輝度の変調に対してより敏感であるの
で、上述のことはしばしば適切である。しかしながら、
ここに開示された方法は、コスト関数の中に、輝度の変
調と同様にクロミナンスの変調の視認性を反映する項を
含むように容易に拡張可能であることは注意される必要
がある。 【0029】人間の観察者に対して最低の視認性を有す
るカラーハーフトーンパターンを設計するために、最初
に必要なことは、複数のハーフトーンパターンの与えら
れた集合に対する視認性を計算するためのコスト関数を
定義することである。ハーフトーンパターンの視認性の
うちで輝度成分のみが考慮される場合に対して、最初の
ステップは、複数のカラーハーフトーンパターンの集合
から空間的な輝度の分布を計算することである。空間的
な輝度の分布を決定するために使用可能な1つの方法
は、輝度値を測定することによって、結果として個別の
色素のうちのそれぞれ(例えば、シアン、マゼンタ、及
びイエロー)がいつ用いられたかを決定し、また、輝度
値を測定することによって、結果として複数の色素の可
能な組み合わせ(例えば、赤=マゼンタ+イエロー、緑
=シアン+イエロー、青=シアン+マゼンタ、及び、黒
=シアン+マゼンタ+イエロー)を決定することにあ
る。次に、カラーチャンネルのそれぞれに対するハーフ
トーンパターンは重ね合わされ、複数の色素の結果的な
組み合わせに対応する輝度値は、画素のロケーションの
それぞれに対して割り当てられ、結果として得られる空
間的な輝度の分布が決定される。 【0030】低い濃度及び高い濃度の色素を有する複数
のカラーチャンネルのグループに対する輝度値は、複数
の色素のうちの1つに対して、又は複数の色素のなんら
かの組み合わせに対して計算されることが可能である。
本発明の好ましい実施形態では、複数のカラーチャンネ
ルのグループに対して生成される最高の濃度の組み合わ
せに係る輝度が用いられる。例えば、いくつかのプリン
タが生成する最高の濃度のシアンが、暗い色素の濃度で
ある。他の場合では、最高の濃度のシアンは、高い濃度
の色素に一致するように低い濃度の色素を重ね刷りした
ものに対応してもよい。 【0031】空間的な輝度の分布l(x,y)を決定す
るための使用可能な他のアプローチは、次式のように、
個別のハーフトーンパターンの、重み付けされた和を計
算することによって、その値を評価することである。 【0032】 【数1】 【0033】ここで、O(x,y)はi番目のカラー
チャンネルに対する出力画像のビットマップであり、N
はカラーチャンネルの個数であり、wは各チャンネル
に対する重み付け係数である。重み付け係数は、一般的
には、輝度信号に対する各チャンネルの相対的な寄与を
反映する。典型的には、イエローは最小の寄与をし、マ
ゼンタは最大の寄与をする。典型的な重み付け係数の一
例は、シアン、マゼンタ、及びイエローのチャンネルに
対してそれぞれ、w=0.3,w=0.6,w
0.1である。 【0034】候補となる複数のハーフトーンパターンの
集合に対する輝度の分布l(x,y)がいったん計算さ
れると、輝度の変調の視認性を計算するための1つの方
法は、輝度の分布をフーリエ変換して、輝度スペクトル
L(f,f)を計算することである。次いで、輝度
スペクトルは、空間周波数の関数としての人間の視覚系
の感度V(f,f)によって重み付けされ、重み付
けされた輝度スペクトルが計算される。次いで、ハーフ
トーンパターンの視認性の評価であるコスト値は、重み
付けされた輝度スペクトルの関数を、すべての周波数に
わたって積分することによって計算される。使用可能な
コスト関数の1つの詳細な形式は、次式で表される。 【0035】 【数2】 【0036】ここで、LCMY(f,f)は特定の
色値CMYに係るハーフトーンパターンに対応する輝度
スペクトルであり、costCMYは、この色値に対し
て計算された結果的なコスト値である。輝度の分布は、
典型的には、複数の画素値の離散的な集合に対して特定
されるので、次式のような、このコスト関数の離散形式
を処理することがしばしば有用である。 【0037】 【数3】 【0038】ここで、LCMY,ijは、特定のCMY
色値に対する、輝度の分布の離散フーリエ変換の(i,
j)番目の成分であり、Vijは、成分(i,j)に対
応する、周波数に関する人間の視覚系の感度である。 【0039】低コントラストの明所視の人間の視覚系の
感度を近似するために使用可能な1つの関数が以下に示
されている。 【0040】 【数4】 【0041】ここで、定数a,b,c及びdは、経験的
なデータから、それぞれ、2.2,0.192,0.1
14及び1.1であるように計算され、 【数5】 は、視覚的な弦(visual subtense)についてのサイク
ル数/度を単位とする正規化された放射空間周波数であ
り、fmaxは、重み付けられた指数関数が最大になる
周波数である。人間の視覚機能の感度における変動を考
慮するために、正規化された放射空間周波数は、次式の
ように、角度に依存するスケール関数を用いて実際の放
射空間周波数から計算される。 【0042】 【数6】 【0043】ここで、fは、 【数7】 であり、s(θ)は次式によって与えられる。 【0044】 【数8】 【0045】ここで、wは対称性パラメータであり、θ
は次式を意味する。 【0046】 【数9】 【0047】人間の視覚系の感度を表現するために、ガ
ウス近似のような他の関数の形式もまた使用可能であ
る。 【0048】輝度の分布を周波数領域に変換するより
も、空間領域におけるコストの値を計算することのほう
が、しばしばより都合がよい。この場合、数1に対して
公知のパーセバルの定理を適用することによって、コス
ト値は次式によっても計算可能であることが見てとれ
る。 【0049】 【数10】 【0050】ここで、*は畳み込み演算を示し、l
CMY(x,y)は特定の色値CMYに対する輝度の分
布であり、v(x,y)は、人間の視覚系の感度に係る
逆フーリエ変換であり、人間の視覚系の点広がり関数と
して解釈されることが可能である。コスト関数の離散形
式は次式のようになる。 【0051】 【数11】 【0052】ここで、(lCMY*v)ijは、人間の
視覚機能システムの点広がり関数に対する、特定のCM
Y色値に係る輝度の分布の離散的な畳み込みによって与
えられる、知覚される輝度の分布の(i,j)番目の成
分である。組織的ディザ処理によって生成される輝度の
分布は周期的であるので、離散的な畳み込みは、周囲の
ディザアレーからの寄与を含むことによってこのことを
考慮しなければならないということは、注意される必要
がある。 【0053】ハーフトーンパターンに関連付けられた視
覚的コストが最小化されることが可能な多数の方法が存
在する。1つの実施形態では、すべての画素値に対する
ビットパターンが同時に最適化される。この場合、複数
のCMYコスト値の集合に対する個別のコスト値の組み
合わせである、全体のコスト値が計算される。次いで、
最小の全体のコスト値を生成するビットパターンを決定
するために、非線型の最適化技術が用いられることが可
能である。 【0054】使用可能な全体のコストの1つの形式は、
次式のような、個別のコスト値の重み付けられた和であ
る。 【0055】 【数12】 【0056】ここで、wCMYは重み付け係数であり、
和はCMY色値の所定の集合にわたって計算される。C
MY色値の特定の部分集合の選択とともに、各色値に関
連付けられた重み付け係数の選択とは、最適化処理の間
における色空間のさまざまな部分の相対的な重要性を決
定する。 【0057】例えば、複数のニュートラルカラー(中間
色)が、特定の印刷アプリケーションに対する最も重要
な色値であると信じられているとき、等量のシアン、マ
ゼンタ及びイエローを有するCMY色値の集合が、和の
中に含まれることが可能である。すべてのニュートラル
カラーが等しく重要であるとき、複数の重み付け係数
は、個別のコスト値を正規化してそれらが同様の大きさ
を有するように定義されることが可能である。CMY色
値の集合に含まれることが可能な他の色値は、1つのカ
ラーチャンネルはその範囲内を通じて変化されかつ他の
カラーチャンネルは0に設定されている、原色の系列で
ある。また、肌色(skin-tones)、空色(sky colors)
及び草色(grass colors)のような特定の重要な色に対
するCMY色値が含まれることも可能である。使用され
うるCMY色値のさらにもう1つの集合は、異なるカラ
ーチャンネルに対する許容できる色値の、すべての可能
な組み合わせである。 【0058】いくつかの場合には、個別のコスト値の集
合から全体のコストを計算するための他の式を用いるこ
とが望ましい。例えば、数12は、次式のように、個別
のコスト関数の項のそれぞれに対して、べき乗関数を適
用するように変形されることが可能である。 【0059】 【数13】 【0060】ここで、pは正の定数である。pの典型的
な値は、1乃至10の範囲にある。より大きな値のp
は、より大きな個別のコスト値に対して、より大きく重
み付けする効果を有する。 【0061】一般に、ディザマトリクス内のディザ値の
可能な配置の数が非常に大きいので、最小の全体のコス
ト値を与える1つを発見するために、すべての変化に対
してコストを計算することは実際的ではない。コスト関
数を最小化するために使用可能なさまざまな最適化技術
が存在する。本発明の好ましい実施形態では、全体のコ
ストを最小化するために、確率的アニーリング法として
知られている最適化技術が用いられる。この最適化技術
に関するとともに、いくつかの代替の技術及び視覚的コ
スト関数の議論に関するさらなる詳細について、読者は
前述の米国特許第5,822,451号の明細書を参照
することができる。 【0062】ディザ値の逆マトリクスを形成する方法
は、使用されている特定のハーフトーン化方法にいくら
か依存する。例えば、図8乃至図10の方法では、最適
化されたディザマトリクスは、一般に、0と、なんらか
の最大値、例えば255との間の値を含む。この場合、
逆ディザマトリクスは、予め決められた最大値から、最
適化されたディザマトリクスの各成分の値を減算するこ
とによって形成されることが可能である。例えば、最適
化されたシアンのディザマトリクス演算器54Aにおけ
るディザマトリクスが0乃至255の範囲内の値を含む
場合を考える。シアンの逆ディザマトリクス演算器59
Bにおける逆ディザマトリクスは、次式を用いて決定さ
れることが可能である。 【0063】 【数14】 d(x,y)=255−d(x,y) 【0064】低い濃度及び高い濃度のカラーチャンネル
の対に関する逆ディザマトリクスを用いることの利点の
うちの1つは、それが、低い濃度のドットと高い濃度の
ドットとが互いの上に重なって配置されるという見込み
を最小化することにある。最適化されたディザマトリク
ス中で最低のディザ値を有する画素のロケーションは、
結果的に得られるハーフトーンパターンにおいて、オン
にされるべき最初のものである。これらの同じ画素のロ
ケーションは、逆ディザマトリクスにおいて最高のディ
ザ値を有し、ゆえに、オンにされるべき最後のものであ
る。明るいシアンの入力画像と暗いシアンの入力画像と
の両方が、50%の被覆が生じられるものであることを
示している実施例を考える。この場合、逆ディザマトリ
クスは、暗いシアンのドットが配置されていないすべて
のロケーションに、明るいシアンのドットを配置すると
いう効果を有する。ゆえに、このことは、ドットが重複
する量を最小化し、従って、シアン濃度の与えられた全
体のレベルに対して、見えている白紙の量を最小化す
る。 【0065】前述されたように、図8乃至図10に示さ
れたカラーディザハーフトーン化方法は、カラー画像の
各チャンネルに対して、図1に示されたものと同様の基
本的な方法を用いる。この基本的な技術の他の変形例は
図2乃至図4に示され、それらは簡単に図8乃至図10
中で置き換えられることが可能である。例えば、図11
乃至図13に、本発明に係る実施形態の第2の変形例が
示され、この変形例では、図2に示されたものと類似し
たディザハーフトーン化方法を用いている。この変形例
に係るディザハーフトーン化方法を用いたカラー画像生
成装置において、図11はシアンのカラーチャンネル
(暗いシアンと明るいシアンのカラーチャンネルを含
む)の概略的なブロック図であり、図12はマゼンタの
カラーチャンネル(暗いマゼンタと明るいマゼンタのカ
ラーチャンネルを含む)の概略的なブロック図であり、
図13はイエローのカラーチャンネルの概略的なブロッ
ク図である。この場合、ディザ値d(x,y),
(x,y),d(x ,y),d
(x,y),及びd(x,y)は、加算器
70A乃至70Eを用いて、入力画素値I(x,
y),I(x,y),I(x,y),I(x,
y),及びI(x,y)と加算される。次いで、上記
加算された値をしきい値演算するためにしきい値演算器
72A乃至72Eが用いられて、出力画素値O(x,
y),O(x,y),O(x,y),O(x,
y),及びO(x,y)が決定される。ディザマトリ
クスを用いるための機構はわずかに異なっているが、こ
の方法は、複数の最適化されたディザマトリクス及び複
数の逆ディザマトリクスの同一のセットを用いているこ
とが見てとれる。ゆえに、この場合において所望の結果
を生じさせるために、数14で説明されたものと同じデ
ィザマトリクス逆演算処理がまた使用可能である。 【0066】図3に示されたディザハーフトーン化方法
は、1つのディザマトリクスよりはむしろ、それぞれデ
ィザビットマップを記憶した複数のディザビットマップ
メモリ32のセットを用いている。しばしば、これらの
ディザビットマップは、各入力レベルにおけるディザマ
トリクスをしきい値演算し、当該入力レベルに対する対
応するディザパターンを発見することによって、簡単に
決定される。このディザハーフトーン化技術が図8乃至
図10において置き換えられたとき、最初に逆ディザマ
トリクスを決定し、次いで、上記逆ディザマトリクスを
しきい値演算して複数の逆ディザビットマップを決定す
ることによって、逆ディザビットマップは決定されるこ
とが可能である。それに代わって、複数のディザビット
マップメモリ32のセット中の各ディザビットマップ
は、ディザビットマップ中の各成分の極性を交換(スワ
ッピング)することによって、直接に逆ディザビットマ
ップを演算されることが可能である。すなわち、すべて
の“オン”の画素が“オフ”にされることが可能であ
り、すべての“オフ”の画素が“オン”にされることが
可能である。典型的には、“オン”及び“オフ”の画素
は、単に、記憶されたディザビットマップ中の複数の1
及び複数の0によって示される。この場合、逆演算処理
は、数学的には、次式のように、数13と類似した方法
で表現されることが可能である。 【0067】 【数15】 bc,k(x,y)=1−bC,k(x,y) 【0068】ここで、bc,k(x,y)は、明る
いシアンのカラーチャンネルに対するk番目の画素値の
ためのディザビットマップであり、bC,k(x,y
)は、暗いシアンのカラーチャンネルに対するk番目
の画素値のためのディザビットマップである。同様の方
法で、明るいマゼンタのディザビットマップが計算され
る。 【0069】図4に示されたディザハーフトーン化の実
施形態では、ディザマトリクスよりもむしろ複数のディ
ザLUTのセットを用いている。これらのディザLUT
はメモリで構成され、画素の位置によって選択され、入
力値を用いてアドレス指定される。しばしば、これらの
ディザLUTは、各画素の位置において生成された出力
値を入力レベルの関数として決定することによって、デ
ィザマトリクスから簡単に決定される。(通常は、ディ
ザマトリクス中に同じディザ値を有する複数の成分が存
在するので、各固有のディザ値に対して、ただ1つのデ
ィザLUTが生成される必要がある。)このディザハー
フトーン化技術が図8乃至図10において置き換えられ
たとき、最初に逆ディザマトリクスを決定し、次いで、
複数のディザLUTの対応するセットを形成することに
よって、逆ディザLUTが決定されることが可能であ
る。それに代わって、複数の逆ディザLUTはまた、複
数の最適化されたディザLUTを“エンド・トゥー・エ
ンド”で反転(フリップ)させることによって決定され
ることも可能である。すなわち、入力値0に対応する最
適化されたディザLUTを入力値255に対応する逆デ
ィザLUTとし、入力値1に対応する最適化されたディ
ザLUTを入力値254に対応する逆ディザLUTと
し、さらに以下同様に演算する。数学的には、このこと
は次式のように表現される。 【0070】 【数16】LUTc,xd,yd(k)=LUT
C,xd,yd(255−k) 【0071】ここで、kは入力値であり、LUT
c,xd,yd(k)は明るいシアンのカラーチャンネ
ルに対するx,yディザアドレスのためのディザL
UTであり、LUTC,xd,yd(k)は、暗いシア
ンのカラーチャンネルに対するx,yディザアドレ
スのためのディザLUTである。同様の方法で、明るい
マゼンタのディザLUTが計算される。 【0072】上で議論された最適化方法は、最適化され
たハーフトーンパターンを有する画像を生成するために
用いられる出力装置が、完全にレジストレーションを合
わせられかつ重複を持たないドットを有する、理想的な
画像を生成するということが仮定されている。多くの装
置に対して、この仮定は現実に十分に近いといってよ
く、結果として生じるハーフトーンパターンはほぼ最適
である。他の装置では、出力画像の特性を正確にモデリ
ングすることに失敗すると、ハーフトーンパターンの視
認性に関連付けられた、計算されたコスト値が不正確に
なることがあるので、結果的に、最適状態に及ばない性
能になることがある。この欠点を正すために、上記の方
法は、ハーフトーンパターンの視認性を計算するステッ
プの間に実際の装置の特性をより正確に反映するよう
に、変更されることが可能である。コスト関数は、ハー
フトーンパターンの視認性をより正確に反映するよう
に、多数の方法で変更されることが可能である。 【0073】より正確なコスト関数の1つの例は、実際
のドットの形状/サイズ、及び/又は近接するドットの
間の相互作用を説明するための、より複雑なハーフトー
ンドットモデルを使用することである。この場合、コス
トの演算の間に計算される輝度の分布は、出力装置上で
生成される実際のドットパターンをより正確に反映す
る。例えば、図14と図15は、理想的なドット80が
重複を持たない、理想的なドットパターン(図14)
と、複数の実際のドット82が重複しかつ相互作用する
出力装置に対する装置の特性をより正確に反映した実際
のドットパターン(図15)との間の違いを示してい
る。最も正確な装置のモデルは、1つのカラーチャンネ
ル内でのドットの相互作用を説明するとともに、複数の
カラーチャンネル間でのドットの相互作用を説明する。 【0074】ハーフトーンパターンの視認性に影響を与
えることがある物理的な装置の特性のもう1つの例は、
出力装置の、ドットの配置の正確さである。完全にレジ
ストレーションを合わせられたパターンに関して、ハー
フトーンパターンの視認性が最低にされるとき、最適化
処理は、絶対に必要でない限り、異なる色のドットを互
いの上に重ねて配置することを防止しようとする。しか
しながら、ここで、カラーチャンネルのうちの1つのレ
ジストレーションが他のものに関してずれたとき、この
ことは、多くのドットを重複させる。実際に、重複する
ドットの数は、実際には、各チャンネルに対するハーフ
トーンパターンが独立に決定されたときに重複したドッ
トの数よりも高いことがある。いくつかの場合には、こ
のことは実際、結果的に、より高い視認性を有するハー
フトーンパターンを生じさせる。この場合、最低の視認
性を有するハーフトーンパターンを決定するために、コ
スト関数の計算に対して、ドットの配置の統計を説明す
るモデルを組み込むことが必要である。このことを実行
可能な多数の方法が存在する。本発明の1つの実施形態
において、ドットの配置の誤差に係る多数の変動に対応
する複数の視覚的コスト値の集合を加算することによっ
て、平均視覚的コスト値が計算される。ドットの配置の
変動は、特定の出力装置に対するドットの配置の統計の
期待値を反映するように選択される。例えば、カラーチ
ャンネル内のドットの配置が非常に正確であるが、カラ
ーチャンネルの互いのレジストレーションが何らかの既
知の分布に従って変動するときは、知覚される輝度の分
布の集合が、当該既知の分布から選択されたレジストレ
ーションの誤差の集合を用いて計算されることが可能で
ある。次いで、平均視覚的コスト値は、次式のように、
知覚される輝度の分布の集合のそれぞれに関連付けられ
た視覚的コスト値の平均を演算することによって計算さ
れることが可能である。 【0075】 【数17】 【0076】ここで、Nは、集合の中のレジストレー
ションの変動の数であり、cost CMY,rは、特定
のレジストレーションの変動に関連付けられたコストで
ある。 【0077】本発明に係る方法はまた、カラーチャンネ
ルのうちのいくつか又はすべてに対して、2つよりも多
くの出力レベルを有するカラー出力装置に拡張されるこ
とも可能である。そのような出力装置は、しばしば、マ
ルチレベル出力装置と呼ばれる。しばしば、マルチレベ
ル出力装置が生成可能な出力レベルの数は、外観におい
て連続的な色調の画像を生成するために必要とされる出
力レベルの数よりも小さい。例えば、インクジェットプ
リンタは、任意の与えられた画素に対し、各カラーチャ
ンネルのために3つの異なるドットサイズのうちの1つ
を生成するように適応されていることがある。同様に、
ビデオディスプレイは、任意の与えられた画素のロケー
ションにおいて、8個の異なる赤及び緑の強度レベルの
うちの1つと、4個の異なる青の強度レベルのうちの1
つとを生成するように構成されていることがある。画像
の局所的な領域に対して平均の強度レベルが保存される
ような方法で、そのような装置上のディスプレイに対し
て連続的な色調の画像を処理するように設計されている
アルゴリズムは、一般に、マルチレベルハーフトーン化
方法と呼ばれ、ときどき、マルチ調色方法と呼ばれる。 【0078】1つの一般的なタイプのマルチレベルハー
フトーン化方法は、マルチレベルディザである(上で引
用され、参照によってここに含まれている、米国特許第
5,586,203号の明細書を参照せよ)。単色画像
のためのマルチレベルディザ方法は、人間の観察者に対
して最低の視認性を有するハーフトーン化パターンを生
成する。このアプローチは、2値カラー出力装置に対し
て上述されたものと同様の方法で、マルチレベルカラー
出力装置に対して拡張されることが可能である。図16
乃至図18は、本発明のマルチレベルハーフトーン化方
法の好ましい実施形態を示す。実施形態に係るマルチレ
ベルハーフトーン化方法を用いたカラー画像生成装置に
おいて、図16はシアンのカラーチャンネル(暗いシア
ンと明るいシアンのカラーチャンネルを含む)の概略的
なブロック図であり、図17はマゼンタのカラーチャン
ネル(暗いマゼンタと明るいマゼンタのカラーチャンネ
ルを含む)の概略的なブロック図であり、図18はイエ
ローのカラーチャンネルの概略的なブロック図である。
しきい値演算器72A乃至72Eが量子化器92A乃至
92Eによって置換され、同時最適化されたディザマト
リクス演算器54A,54C及び54Eが同時最適化さ
れたマルチ調色ディザマトリクス演算器94A,94C
及び94Eによって置換され、逆ディザマトリクス演算
器59B及び59Dがマルチ調色逆ディザマトリクス演
算器99B及び99Dによって置換されたことを除い
て、当該ディザハーフトーン化方法は図11乃至図13
に示されたものと非常に類似している。量子化器92A
乃至92Eは、指定された量子化間隔内に変更された入
力値を、対応する出力値にマッピングする。好ましい実
施形態では、量子化器92A乃至92Eは量子化ルック
アップテーブルメモリとして実装される。使用可能な量
子化器の他の形式は、除算演算器と、バイナリビットシ
フト演算器とを含む。 【0079】いくつかの場合には、入力画素値I
(x,y),I(x,y),I(x,y),I
(x,y),及びI(x,y)に対して適用される、
オプションのルックアップテーブル(LUT)90A乃
至90Eを含むことが望ましい場合もある。上記LUT
90A乃至90Eはメモリとして実現される。これらの
LUT90A乃至90Eは、印刷処理の色調のスケール
を整形するために使用可能であり、それに加えて、最適
化されたマルチ調色ディザマトリクスに記憶された値の
大きさと入力値が互換性があるように、当該入力値の大
きさを変更するために使用可能である。本発明の好まし
い実施形態では、入力画素値及びディザマトリクス値の
大きさは、ディザマトリクス値の範囲が量子化間隔のサ
イズに等しくなるように変更される。このことは、結果
的なマルチレベルのハーフトーンパターンに関連付けら
れた変調が、最小の可能な振幅を有することを保証す
る。 【0080】出力レベルの数と、入力値及びディザ値の
スケーリングとに依存して、ディザマトリクス演算器9
4A,94C,94E,99B及び99Dにおける各デ
ィザマトリクスは、図11乃至図13に示された、同時
最適化されたディザマトリクス演算器54A,54C,
54E,59B及び59Dにおける各ディザマトリクス
と同一であるか、又は、単に、それらのマトリクスのス
ケールを変更されたバージョンであることができる。そ
れに代わって、同時最適化された複数のマルチ調色ディ
ザマトリクスは、特に、マルチレベルの構成のために計
算されることが可能である。この場合、輝度の分布が、
2値のハーフトーンパターンから計算される代わりにマ
ルチレベルハーフトーンパターンから計算されるという
ことを除いて、同時最適化されたディザマトリクスを計
算するための上述された方法は、この場合に直接に適用
されることが可能である。 【0081】2値出力装置の場合におけるように、最適
化されたディザパターンは、さまざまな方法を用いて画
像に適用されることが可能である。例えば、上で引用さ
れた米国特許第5,822,451号の明細書は、図4
に示されたものと同様の複数のディザLUTを用いる方
法を説明している。前に議論された2値のハーフトーン
化の場合に対するように、本発明は、同時最適化された
ディザLUTの適当なセットから逆ディザLUTを決定
することによって、マルチレベルディザハーフトーン化
技術を用いるように、容易に一般化されることが可能で
ある。 【0082】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係るディ
ジタルカラー画像をハーフトーン化する方法によれば、
複数のカラー画素値のx,yアレーを有する複数のチャ
ンネルのディジタルカラー画像をハーフトーン化する方
法であって、少なくとも2つのカラーチャンネルは、実
質的に同じ色であるが低い濃度及び高い濃度を有して類
似したものであって、上記方法は、(a)類似したカラ
ーチャンネルの各グループに対してディザ値のマトリク
スを提供するステップを含み、上記ディザ値の2つ以上
のマトリクスは、所定の視覚的コスト関数を最小化する
ように結合して設計され、(b)類似したカラーチャン
ネルのうちの少なくとも1つのグループに対して、当該
グループに対する上記ディザ値のマトリクスの各成分の
値を、予め決められた最大値から減算することによっ
て、ディザ値の逆マトリクスを形成し、上記ディザ値の
逆マトリクスを低い濃度又は高い濃度のカラーチャンネ
ルのうちの1つに対して関連付け、当該グループに対す
る上記ディザ値のマトリクスを、当該グループの低い濃
度又は高い濃度のカラーチャンネルのうちの他方に対し
て関連付けるステップと、(c)上記複数のチャンネル
のディジタルカラー画像の各カラーチャンネルに対し
て、上記ディジタルカラー画像中の画素のロケーション
を用いて、上記カラーチャンネルと関連付けられた上記
ディザ値のマトリクスをモジュロ演算された値でアドレ
ス指定して、アドレス指定されたディザ値を取得するス
テップと、(d)各カラーチャンネルに対する上記アド
レス指定されたディザ値を、対応するカラーチャンネル
に対する画素値とともに用いて、各カラーチャンネルに
対して、出力されるハーフトーン画像値を決定するステ
ップと、(e)上記複数のチャンネルのディジタルカラ
ー画像の中の各画素に対してステップ(c)及び(d)
を反復するステップとを含む。 【0083】本発明によれば、従来のカラープリンタと
ともに用いるために最適化された複数のディザマトリク
スのセットが、暗い色素/明るい色素の対を用いて1つ
以上のカラーチャンネルが印刷されるプリンタにおける
使用のために、簡単に変更されることが可能であるとい
う利点がもたらされる。 【0084】本発明によれば、暗い色素/明るい色素の
対を用いて1つ以上のカラーチャンネルが印刷される複
数のカラープリンタのための最適化された複数のディザ
マトリクスを生成する、計算について効率的な手段を提
供するというさらなる利点がもたらされる。 【0085】本発明によれば、明暗の色素の対に係るド
ットの重複の量を最小化し、それによって、ただ1つの
インクの色(例えばシアン)が印刷される領域における
白いドットの量を最小化するという別の利点がもたらさ
れる。このことは、結果として、これらの画像の領域に
対するハーフトーンパターンの視認性を低下させる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 ハーフトーン化するための従来技術の組織的
ディザ技術を用いた画像生成装置の概略的なブロック図
である。 【図2】 図1の画像生成装置の第1の変形例に係る概
略的なブロック図である。 【図3】 図1の画像生成装置の第2の変形例に係る概
略的なブロック図である。 【図4】 図1の画像生成装置の第3の変形例に係る概
略的なブロック図である。 【図5】 同時最適化された複数のディザマトリクスを
含む従来技術の組織的ディザ技術を用いたカラー画像生
成装置における、シアンのカラーチャンネルの概略的な
ブロック図である。 【図6】 図5のカラー画像生成装置における、マゼン
タのカラーチャンネルの概略的なブロック図である。 【図7】 図5のカラー画像生成装置における、イエロ
ーのカラーチャンネルの概略的なブロック図である。 【図8】 本発明の実施形態に係る画像をハーフトーン
化する方法を用いたカラー画像生成装置における、シア
ンのカラーチャンネルの概略的なブロック図である。 【図9】 図8のカラー画像生成装置における、マゼン
タのカラーチャンネルの概略的なブロック図である。 【図10】 図8のカラー画像生成装置における、イエ
ローのカラーチャンネルの概略的なブロック図である。 【図11】 本発明の代替例の実施形態に係る画像をハ
ーフトーン化する方法を用いたカラー画像生成装置にお
ける、シアンのカラーチャンネルの概略的なブロック図
である。 【図12】 図11のカラー画像生成装置における、マ
ゼンタのカラーチャンネルの概略的なブロック図であ
る。 【図13】 図11のカラー画像生成装置における、イ
エローのカラーチャンネルの概略的なブロック図であ
る。 【図14】 理想的なハーフトーンパターンを示す図で
ある。 【図15】 実際のハーフトーンパターンを示す図であ
る。 【図16】 本発明の実施形態に係るマルチレベルのハ
ーフトーン化方法を用いたカラー画像生成装置におけ
る、シアンのカラーチャンネルの概略的なブロック図で
ある。 【図17】 図16のカラー画像生成装置における、マ
ゼンタのカラーチャンネルの概略的なブロック図であ
る。 【図18】 図16のカラー画像生成装置における、イ
エローのカラーチャンネルの概略的なブロック図であ
る。 【符号の説明】 50A,50B,50C,50D,50E…入力画像、 52A,52B,52C,52D,52E…モジュロ演
算器、 54A,94A…最適化されたシアンのディザマトリク
ス演算器、 54C,94C…最適化されたマゼンタのディザマトリ
クス演算器、 54E,94E…最適化されたイエローのディザマトリ
クス演算器、 56A,56B,56C,56D,56E…比較器、 58A,58B,58C,58D,58E…出力画像、 59B,99B…シアンの逆ディザマトリクス演算器、 59D,99D…マゼンタの逆ディザマトリクス演算
器、 70A,70B,70C,70D,70E…加算器、 72A,72B,72C,72D,72E…しきい値演
算器、 90A,90B,90C,90D,90E…ルックアッ
プテーブル、 92A,92B,92C,92D,92E…量子化器。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】 【提出日】平成14年7月12日(2002.7.1
2) 【手続補正1】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0006 【補正方法】変更 【補正内容】 【0006】図4に、この基本的な技術のさらにもう1
つの実施形態が示されている。この場合には、複数のデ
ィザルックアップテーブル(LUT)36のセットを用
いる。ディザLUT36はメモリで構成され、入力画素
値I(x,y)によってアドレス指定され、所定の画素
のロケーションにおいて生成されるべき対応する出力画
素値O(x,y)を記憶する。モジュロ演算器30は、
ディザLUT36のうちの1つを選択するディザLUT
選択器34をアドレス指定するために用いられるインデ
ックスx及びyを決定するために用いられる。出力
画素値O(x,y)は、選択されたディザLUT36を
入力画素値I(x,y)でアドレス指定することによっ
て決定される。この実施形態もまた、各画素を処理する
ために必要な計算がより少なくなるという利点を有す
る。図1及び図2の方法を用いて実現可能な任意のディ
ザパターンは、図4の方法を用いても実現可能であると
いうことは、注意される必要がある。しかしながら、図
3に示された方法を用いたときには、他の方法を用いて
は実現不可能なディザLUT36のセットを画成するこ
とも可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダグラス・ダブリュー・コウウェンホーベ ン アメリカ合衆国14450ニューヨーク州フェ アポート、ウォーターフォード・ウェイ96 番 (72)発明者 ユウ・キン アメリカ合衆国14623ニューヨーク州ロチ ェスター、クインビー・ロード368番 Fターム(参考) 5B021 AA01 LG07 LG08 5B057 CA01 CA08 CA16 CB01 CB07 CB16 CE13 CE16 5C077 MP08 NN09 PP33 PP49 PQ12 PQ18 PQ22 PQ23 TT02 5C079 HB02 LC04 MA01 MA04 MA11 PA03

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数のカラー画素値のx,yアレーを有
    する複数のチャンネルのディジタルカラー画像をハーフ
    トーン化する方法であって、少なくとも2つのカラーチ
    ャンネルは、実質的に同じ色であるが低い濃度及び高い
    濃度を有して類似したものであって、 上記方法は、 (a)類似したカラーチャンネルの各グループに対して
    ディザ値のマトリクスを提供するステップを含み、上記
    ディザ値の2つ以上のマトリクスは、所定の視覚的コス
    ト関数を最小化するように結合して設計され、 (b)類似したカラーチャンネルのうちの少なくとも1
    つのグループに対して、当該グループに対する上記ディ
    ザ値のマトリクスの各成分の値を、予め決められた最大
    値から減算することによって、ディザ値の逆マトリクス
    を形成し、上記ディザ値の逆マトリクスを低い濃度又は
    高い濃度のカラーチャンネルのうちの1つに対して関連
    付け、当該グループに対する上記ディザ値のマトリクス
    を、当該グループの低い濃度又は高い濃度のカラーチャ
    ンネルのうちの他方に対して関連付けるステップと、 (c)上記複数のチャンネルのディジタルカラー画像の
    各カラーチャンネルに対して、上記ディジタルカラー画
    像中の画素のロケーションを用いて、上記カラーチャン
    ネルと関連付けられた上記ディザ値のマトリクスをモジ
    ュロ演算された値でアドレス指定して、アドレス指定さ
    れたディザ値を取得するステップと、 (d)各カラーチャンネルに対する上記アドレス指定さ
    れたディザ値を、対応するカラーチャンネルに対する画
    素値とともに用いて、各カラーチャンネルに対して、出
    力されるハーフトーン画像値を決定するステップと、 (e)上記複数のチャンネルのディジタルカラー画像の
    中の各画素に対してステップ(c)及び(d)を反復す
    るステップとを含むことを特徴とするディジタルカラー
    画像をハーフトーン化する方法。
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