JP2003115924A - 試験方法、試験装置、被試験装置および保守運用監視制御装置 - Google Patents

試験方法、試験装置、被試験装置および保守運用監視制御装置

Info

Publication number
JP2003115924A
JP2003115924A JP2001306833A JP2001306833A JP2003115924A JP 2003115924 A JP2003115924 A JP 2003115924A JP 2001306833 A JP2001306833 A JP 2001306833A JP 2001306833 A JP2001306833 A JP 2001306833A JP 2003115924 A JP2003115924 A JP 2003115924A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test
control device
operation monitoring
monitoring control
maintenance operation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001306833A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatsune Masuda
昌庸 増田
Masanobu Suzuki
正延 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp, Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2001306833A priority Critical patent/JP2003115924A/ja
Publication of JP2003115924A publication Critical patent/JP2003115924A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Exchanges (AREA)
  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 折返し試験や符号誤り率試験などの保守運用
のための試験を遠隔制御により実施できる試験方法およ
び装置を得ることである。 【解決手段】 被試験装置に保守運用監視制御装置をリ
ンクさせ、前記保守運用監視制御装置がリンクされた前
記被試験装置の試験を実行する試験装置部に対し前記保
守運用監視制御装置から試験内容の設定指示を行い、前
記試験内容が設定指示された前記試験装置部が前記試験
内容で行なった試験の結果得られた試験データを前記保
守運用監視制御装置が取得し、前記取得した試験データ
について前記保守運用監視制御装置が統計処理を含む試
験データの加工を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば通信シス
テムの接続の正常性を確認する折り返し試験や通信品質
を確認する符号誤り率試験を、遠隔制御可能な保守運用
監視制御装置を用いて実行するための試験方法および試
験装置、被試験装置、保守運用監視制御装置等の装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図41は、通信システムの各種試験を行
うための従来の試験方法の構成を示すブロック図であ
り、図において1001は無線・光・有線回線制御装
置、1002は前記無線・光・有線回線制御装置100
1に接続された試験装置、1003は基地局装置、10
04は加入者装置である。この場合、通信システムは無
線・光・有線回線制御装置1001と基地局装置100
3と加入者装置1004などを備えている。
【0003】次に動作について説明する。従来、このよ
うな通信システムに対し行われていた折返し試験は、数
百〜数千ビット程度のディジタル信号のパターンマッチ
を用いることが多く、また、符号誤り率試験は折返し設
定を実施し外部測定器を用いて確認を行うものであっ
た。この折返試験では、無線・光・有線回線制御装置1
001に接続した試験装置1002から無線・光・有線
回線制御装置1001に対する折返し試験(TEST
1)、さらに試験装置1002から無線・光・有線回線
制御装置1001を介して基地局装置1003に対する
折返し試験(TEST2)、さらに試験装置1002か
ら無線・光・有線回線制御装置1001と基地局装置1
003を介した加入者装置1004に対する折返し試験
(TEST3)を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通信システムに対する
従来の試験方法は以上のように行われていたので、時間
的に通信品質の変動が大きく、ある程度のビットエラー
が存在していても正常とされ、長時間にわたる確認を必
要とする無線システムに対しては十分対応できていない
課題があった。また、最近の通信システムは複雑化、多
様化されており、上り下りの方式が異なることから、マ
イクロセル化による周波数干渉、音声圧縮、高速度MO
DEM通信等で建設時や運用後のトラブル発生時の切り
分けに時間を要することが増えてきている課題があり、
また、多様化により測定項目も増加しており一元化して
の測定は困難になる課題があった。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、保守運用の試験を遠隔制御できる
試験方法、試験装置、被試験装置および保守運用監視制
御装置を得ることを目的とする。また、この発明は、折
返し試験で上り下りを一体的に試験するのではなく上り
方向と下り方向とを分離して切り分けて試験できる試験
方法および装置を得ることを目的とする。
【0006】さらに、この発明は、試験対象が多段階の
装置構成である場合に試験パターンの送出と受信確認
を、途中の装置において行えるようにして折返し試験を
実施し、簡単にシステムの長期安定性を確認できるよう
にした試験方法および装置を得ることを目的とする。
【0007】さらに、この発明は、必要に応じて強制的
に試験を解除できる試験方法および装置を得ることを目
的とする。
【0008】さらに、この発明は、障害が発生した場合
には状態不整合にならないように整合処理を実施できる
試験方法および装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る試験方法
は、被試験装置に保守運用監視制御装置をリンクさせる
リンクステップと、保守運用監視制御装置がリンクされ
た被試験装置の試験を実行する試験装置部に対し保守運
用監視制御装置から試験内容の設定指示を行う試験内容
設定指示ステップと、試験内容が設定指示された試験装
置部が試験内容で行なった試験の結果得られた試験デー
タを保守運用監視制御装置が取得する試験データ取得ス
テップと、取得した試験データについて保守運用監視制
御装置が統計処理を含む試験データの加工を行う試験デ
ータ加工ステップとを備えるようにしたものである。
【0010】この発明に係る試験方法は、試験内容設定
指示ステップにおいて保守運用監視制御装置へ指定され
た試験折返点と試験種別と、試験回数または測定単位に
対する回数により、必要な時間の連続試験、または測定
単位ごとの分割試験を含む試験内容の設定指示を試験装
置部に対し行い、試験データ加工ステップでは、試験デ
ータ取得ステップで取得した試験データについて保守運
用監視制御装置が試験データの加工を行い、ビットエラ
ーレートを含む試験データ加工結果を求めるようにした
ものである。
【0011】この発明に係る試験方法は、試験の全回数
が保守運用監視制御装置から指示されるか、または測定
単位に対する回数が指示され、被試験装置側では指示を
もとに連続試験を実施するようにしたものである。
【0012】この発明に係る試験方法は、試験内容設定
指示ステップにおいて、保守運用監視制御装置へ指定さ
れた試験折返点と試験種別と測定単位に対する回数によ
り、必要な時間またはビット数の試験を含む試験内容の
設定指示を試験装置部に対し行い、試験データ加工ステ
ップでは、試験データ取得ステップで取得した試験デー
タについて保守運用監視制御装置が試験データの加工を
行い、ビットエラーレートを含む試験データ加工結果を
求めるようにしたものである。
【0013】この発明に係る試験方法は、試験データ取
得ステップにおいて、被試験装置の単位試験完了ごとに
定期的に該被試験装置から保守運用監視制御装置へ報告
される試験データを取得し、試験データ加工ステップで
は、保守運用監視制御装置が報告をもとに統計処理を含
む試験データの加工を行うようにしたものである。
【0014】この発明に係る試験方法は、試験内容設定
指示ステップにおいて、保守運用監視制御装置から試験
実施回数が固定化されている被試験装置へ試験実施の開
始または継続または終了が指示され、連続的な試験実行
を含む試験内容の設定指示を試験装置部に対し行うよう
にしたものである。
【0015】この発明に係る試験方法は、試験内容設定
指示ステップにおいて、保守運用監視制御装置へ指定さ
れた試験折返点と試験種別と時間により、必要な時間の
連続試験、または測定単位ごとの分割試験を含む試験内
容の設定指示を試験装置部に対し行い、試験データ加工
ステップでは、試験データ取得ステップで取得した試験
データについて保守運用監視制御装置が試験データの加
工を行い、ビットエラーレートを含む試験データ加工結
果を求めるようにしたものである。
【0016】この発明に係る試験方法は、試験内容設定
指示ステップにおいて、保守運用監視制御装置へ指定さ
れた試験折返点と試験種別と時間により、必要な時間の
試験を含む試験内容の設定指示を試験装置部に対し行
い、試験データ加工ステップでは、試験データ取得ステ
ップで取得した試験データについて保守運用監視制御装
置が試験データの加工を行い、ビットエラーレートを含
む試験データ加工結果を求めるようにしたものである。
【0017】この発明に係る試験方法は、試験内容設定
指示ステップにおいて、保守運用監視制御装置へ指定さ
れた試験折返点と試験種別と測定を必要とするビット数
により、必要な時間の連続試験、または測定単位ごとの
分割試験を含む試験内容の設定指示を試験装置部に対し
行い、試験データ加工ステップでは、試験データ取得ス
テップで取得した試験データについて保守運用監視制御
装置が試験データの加工を行い、ビットエラーレートを
含む試験データ加工結果を求めるようにしたものであ
る。
【0018】この発明に係る試験方法は、試験内容設定
指示ステップにおいて、保守運用監視制御装置へ指定さ
れた試験折返点と試験種別と測定を必要とするビット数
により、必要な時間の試験を含む試験内容の設定指示を
試験装置部に対し行い、試験データ加工ステップでは、
試験データ取得ステップで取得した試験データについて
保守運用監視制御装置が試験データの加工を行い、ビッ
トエラーレートを含む試験データ加工結果を求めるよう
にしたものである。
【0019】この発明に係る試験方法は、指定したビッ
トエラーレートに対しての判定を行い、その判定結果を
表示する判定結果表示ステップを備えるようにしたもの
である。
【0020】この発明に係る試験方法は、測定単位が測
定結果の目的の最小単位である単位時間または単位ビッ
ト数であるようにしたものである。
【0021】この発明に係る試験方法は、試験内容設定
指示ステップにおいて、試験を行う区間に応じた試験パ
ターンの送信とその試験結果の判定について、区間ごと
に、保守運用監視制御装置がリンクされた被試験装置の
試験を実行する試験装置部に対し保守運用監視制御装置
からビットエラーレートの測定を含む試験内容の設定指
示を行うようにしたものである。
【0022】この発明に係る試験方法は、試験内容設定
指示ステップにおいて、試験を行う区間と、上り方向ま
たは下り方向に応じた試験パターンの送信とその試験結
果の判定について、区間、上り方向、下り方向ごとに、
保守運用監視制御装置がリンクされた被試験装置の試験
を実行する試験装置部に対し保守運用監視制御装置から
ビットエラーレートの測定を含む試験内容の設定指示を
行うようにしたものである。
【0023】この発明に係る試験方法は、試験を行う区
間、上り方向または下り方向について周波数、使用チャ
ネル、または特定の回路ごとに、保守運用監視制御装置
がリンクされた被試験装置の試験を実行する試験装置部
に対し保守運用監視制御装置からビットエラーレートの
測定を含む試験内容の設定指示を行うようにしたもので
ある。
【0024】この発明に係る試験方法は、試験を行う区
間、上り方向または下り方向について行われた試験で使
用した回路、チャネルまたは周波数を表示する結果表示
ステップを備えるようにしたものである。
【0025】この発明に係る試験方法は、冗長化されて
いる区間に対しては、予備系または運用系ごと、また
は、各運用系ごとに、保守運用監視制御装置がリンクさ
れた被試験装置の試験を実行する試験装置部に対し保守
運用監視制御装置からビットエラーレートの測定を含む
試験内容の設定指示を行うようにしたものである。
【0026】この発明に係る試験方法は、被試験装置の
試験で使用する試験パターンを選択可能にしたものであ
る。
【0027】この発明に係る試験方法は、測定器がリン
クされた被試験装置の試験を実行する試験装置部に対し
該測定器から試験内容の設定指示を行う試験内容設定指
示ステップと、試験内容が設定指示された試験装置部が
試験内容で行った試験の結果得られた試験データを測定
器が取得する試験データ取得ステップと、取得した試験
データについて測定器が統計処理を含む試験データの加
工を行う試験データ加工ステップとを備えたものであ
る。
【0028】この発明に係る試験方法は、被試験装置か
らの応答により途中経過表示を保守運用監視制御装置側
でリアルタイムで行うようにしたものである。
【0029】この発明に係る試験方法は、保守運用監視
制御装置からの試験経過確認要求により被試験装置にお
ける試験途中経過の確認を保守運用監視制御装置で行う
ようにしたものである。
【0030】この発明に係る試験方法は、試験データ加
工ステップで加工したビットエラーレートを含む試験デ
ータ加工結果を、時間、時刻に従って表示する表示ステ
ップを備えるようにしたものである。
【0031】この発明に係る試験方法は、試験実行時に
ユーザの呼が発生したときに強制的に試験実行を解除す
るかしないかをあらかじめ選択しておき、保守運用監視
制御装置へ選択結果を通知し、ユーザの呼発生時には試
験実行を解除し、ユーザの呼を優先させるようにしたも
のである。
【0032】この発明に係る試験方法は、試験実行中に
被試験装置間で、または被試験装置と保守運用監視制御
装置との間で障害が発生し、上位装置と下位装置との間
で状態の不整合が生じる可能性がある場合、下位装置に
ついて試験実行を解除しアイドル状態や障害閉塞状態に
移行させ、また保守運用監視制御装置から定期的にポー
リングを行い、被試験装置間、または被試験装置と保守
運用監視制御装置との間の状態について確認を行い、定
期的な制御が起動しない場合に被試験装置側でタイムア
ウトするか、または障害の回復時に状態の問い合わせを
行い、上位装置と下位装置との状態について整合を確保
するようにしたものである。
【0033】この発明に係る試験装置は、試験内容の設
定指示をもとに試験を実行する試験装置部を有した被試
験装置と、被試験装置にリンクし、被試験装置の試験を
実行する試験装置部に対し試験内容の設定指示を行い、
試験装置部が試験内容で行なった試験の結果得られた試
験データを取得し、統計処理を含む試験データの加工を
行う保守運用監視制御装置とを備えるようにしたもので
ある。
【0034】この発明に係る被試験装置は、外部装置か
ら与えられた試験内容の設定指示をもとに試験を実行す
る試験装置部を有し、試験装置部が試験内容で行なった
試験の結果得られた試験データを外部装置へ出力するよ
うにしたものである。
【0035】この発明に係る保守運用監視制御装置は、
試験を実行する試験装置部に対し試験内容の設定指示を
行い、試験装置部が試験内容に基づいて行なった試験の
結果得られた試験データを該試験装置部から取得し、取
得した試験データについて統計処理を含む試験データの
加工を行うようにしたものである。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態に
ついて説明する。 実施の形態1.図1および図2は、この実施の形態1の
試験方法および装置が適用される伝送交換システムの構
成を示すブロック図である。図において、1はノード装
置、2は無線・光・有線回線制御装置、3は広域エリア
ネットワーク(WAN)、4はLAN、5は保守運用監
視制御装置、6は基地局装置、7は加入者装置である。
【0037】保守運用監視制御装置5は図3のブロック
図に示すように、試験開始入力、試験結果を表やグラフ
などにしてオペレータに理解しやすいように表示するマ
ンマシンインタフェース501、前記表やグラフなどを
作成するためのアプリケーション部502、LAN4や
WAN3などのネットワークを介して通信を行うための
通信インタフェース部503、データベースマネージメ
ントシステム504、データベース群505、オペレー
ティングシステム506などを備えている。
【0038】図1および図2に戻り、11は無線・光・
有線回線制御装置2と基地局装置6との間の伝送路であ
り、無線、光ファイバー、メタリックなどの伝送媒体で
ある。12は基地局装置6と加入者装置7との間の無線
伝送路である。無線・光・有線回線制御装置2は、ノー
ドインタフェース201、通話路パス部202、基地局
制御インタフェース203、伝送路回線インタフェース
204、試験装置部206、中央制御装置部207、保
守回線インタフェース208、EC部回路209などを
備えている。基地局装置6は、伝送路回線インタフェー
ス部601、基地局制御インタフェース部602、通話
路パス部603、無線回線インタフェース部604、基
地局試験装置部605、CPUおよびメモリ606など
を備えている。加入者装置7は、無線回線インタフェー
ス部701、通話路パス部702、加入者装置試験装置
部703、加入者インタフェース部704、CPUおよ
びメモリ705などを備えている。
【0039】図4は、無線・光・有線回線制御装置2、
基地局装置6および加入者装置7の各試験装置部の構成
を示すブロック図であり、図において801はTSW
(時分割スイッチ)インタフェース、802,802
,802…は試験パターンとしてのPNパターンを
発生するPNパターン発生・照合・エラー検出装置であ
る。
【0040】このPNパターン発生・照合・エラー検出
装置802,802,802…は、図6に示すよ
うにPNパターンを発生する内部PNパターン発生部9
01、内部PNパターン発生部901が発生させたPN
パターンと外部から入力されたPNパターンとを切り替
えてTSWインタフェース801へ出力するための切替
手段902、内部PNパターン照合部904、エラー検
出部905、TSWインタフェース801から入力され
たPNパターンを外部出力とするか、または前記内部P
Nパターン照合部904へ出力するかを切り替えるため
の切替手段906、強制停止外部入力を入力する検出回
路907、外部出力端子911、外部入力端子912な
どを備えている。
【0041】図4に戻り、805は図5に示すライト制
御およびリード制御を行うI/Oリードライトインタフ
ェースである。このI/Oリードライトインタフェース
805が行うライト制御は、試験速度(16K,32
K,64K,128K,144K)をPNパターン発生
・照合・エラー検出装置802のPNパターン(試験パ
ターン)の送出・照合を行う内部PNパターン発生部や
内部PNパターン照合部へ設定する試験種別設定、PN
パターンの送出・照合の開始と停止などの試験開始/停
止、PN6,PN7,PN9,PN11,PN15,P
N23,00(H),FF(H),55(H),AA
(H),1:1,1:3の各パターンをPNパターン送
出照合部に設定するPNパターン(試験パターン)設定
などを含む。また、リード制御は、試験を行なったビッ
ト数を読み取る受信ビットカウンタ読み取り、試験実施
時に発生したエラービット数を読み取るエラービットカ
ウンタ読み取り、同期確定設定中、PNパターン照合中
等の状態を読み取る試験ステイタス、外部測定器と使用
時に強制停止ボタン入力を読みとる外部入力(停止)な
どを含む。また、807はCPUおよびメモリ、808
は制御部インタフェースである。
【0042】図1において、ノード装置1から入ったデ
ータは無線・光・有線回線制御装置2、伝送路11、基
地局装置6、無線伝送路12、加入者装置7を経て加入
者宅へ送られる。保守運用監視制御装置5は、LAN
4、WAN3等を経て無線・光・有線回線制御装置2へ
接続される。無線・光・有線回線制御装置2は試験装置
部206を備えており、この試験装置部206は図4に
示すようにPNパターン発生・照合・エラー検出装置8
02,802,802…を複数有し、これを試験
データに使用する。
【0043】折返し点としては、図1、図2および図3
において矢印で示した箇所が考えられ、各インタフェー
ス部の入り口の折り返しと、外側の折り返しが存在す
る。ノードインタフェース201は、ノードとのインタ
フェースを変換する。音声等のデータは、通話路パス部
202に渡し、呼の発生時の処理等のノードからの制御
信号は中央制御装置部207に渡して制御する。
【0044】通話路パス部202は、時分割スイッチを
用いてデマンドアサイン的またはプリアサイン的に交換
制御する。通常の呼の発生時はノードインタフェース2
01と基地局制御インタフェース203とを結び、試験
制御時には、試験装置部206のデータを基地局制御イ
ンタフェース203またはノードインタフェース201
と結ぶ制御を行い試験実行が可能なようにする。また、
64Kbit/sのPCM音声からADPCM音声圧縮
を用いるときには、ノードインタフェース201からの
PCM音声データをADPCM変換部205の回路1〜
nの一つに渡し、ADPAMに変換後のデータを基地局
制御インタフェース203へ渡し、逆方向も同様に変換
する。また、エコーキャンセラーを通すときには、同様
に双方向のデータをEC部回路209の一つに渡し、エ
コーを減衰させた後、双方向へ渡す。基地局制御インタ
フェース203は、いくつかの基地局単位に対応する部
位であり、基地局単位にフレーム構成を作成、分解す
る。
【0045】伝送路区間は、無線機器、光伝送機器等に
より、用いるシステムに応じて伝送路回線インタフェー
ス204により物理変換される。 保守回線インタフェ
ース208は、TCP/IP等のLANインタフェース
を変換して中央制御装置部207に対する入出力制御を
行う。
【0046】中央制御装置部207は、無親・光・有線
回線制御装置2の制御の中心であり、通話路パスの設定
や、保守運用監視制御装置5の命令に従った基地局装置
6、加入者装置7への折返し制御や通話状態監視を行
う。
【0047】基地局装置6は、無線・光・有線回線制御
装置2に接続され、デマンドアサインの場合には、呼や
試験設定時に加入者装置7との無線パスを設定する。プ
リアサイン時には、加入者装置7との無線パスを設定し
たままである。
【0048】無線回線インタフェース部604は、加入
者装置7との伝送方法に合致した無線信号変換、タイミ
ング制御等の物理的変換を行う。
【0049】加入者装置7の加入者インタフェース部7
04は、アナログ電話機、ISDN、専用線等の加入者
インタフェースへの変換を行う。
【0050】図4に示す試験装置部には、通話路パス部
と接続制御されるTSWインタフェース部801があ
り、ここには時分割多重化されたデータハイウェーがあ
る。PNパターン発生・照合・エラー検出装置802
は、PNパターンの発生回路とその折返しによる照合回
路と、エラー発生時にそのカウントを実施してカウント
数を保持する回路を有している。また、16Kbit/
s〜144Kbit/sまでの試験速度に伴い、PNパ
ターン発生のクロック速度を変更する機能を有してい
る。
【0051】また、試験装置部のI/Oリードライトイ
ンタフェース805を持ち、中央制御装置部やCPUか
ら指示された試験種別に合わせてクロックを選択して、
命令通りの速度のPNパターンデータを送出できる。試
験開始・停止によりPNパターンの送出回路、照合回
路、エラー検出回路の起動・停止を実行する。また、試
験開始後に、試験実施した総ビット数、エラーカウント
数を読む入出力インタフェース(I/Oインタフェー
ス)を持つ。
【0052】次に、この音声伝送交換システムにおいて
保守運用制御監視装置5から基地局装置6の伝送路回線
インタフェース部601の入り側(無線・光・有線回線
制御装置2側)のチャネル1への符号誤り率試験を実施
するときの動作について説明する。図7は、この符号誤
り率試験の実施手順を示すフローチャート、図8はシー
ケンス図である。
【0053】この符号誤り率試験の実施は、前記保守運
用監視制御装置5へ指定された試験折返点と試験種別と
試験回数、時間により、必要な時間の連続試験、または
測定単位ごとの分割試験を含む試験内容の設定指示を前
記試験装置部に対し行い、取得した試験データについて
前記保守運用監視制御装置5が前記試験データの加工を
行い、ビットエラーレートを含む値を求める。また、試
験の全回数、時間は前記保守運用監視制御装置5から指
示されるか、または前記測定単位に対する回数が指示さ
れ、前記被試験装置側では前記指示をもとに連続試験を
実施する。また、ビットエラーレート、およびそのビッ
トエラーレートを求めるための試験ビット数とエラービ
ット数とを保守運用監視制御装置5で表示する。
【0054】この実施の形態1では、伝送路インタフェ
ースは、多重化されておりチャネル(以下、CHとい
う)1〜24の多重化インタフェースとする。先ず、保
守運用監視制御装置5にて、保守員がHMI画面上で、
試験折返部(折返点)=基地局装置6の伝送路回線イ
ンタフェース部601の入り側(無線・光・有線回線制
御装置2側)のチャネル1、試験種別=64Kbit
/s、試験回数・時間(決められた測定単位に対する
回数)=40ユニット=160秒程度を指定して試験実
行を開始する(ステップST1)。図9は、このような
試験開始入力画面の一例を示す。次に、保守運用監視制
御装置5から、当該試験の試験開始要求が無線・光・有
線回線制御装置2へ出力される(ステップST2)。次
に、無線・光・有線回線制御装置2で、回線の状態(障
害、閉塞、ユーザ使用中等)の確認、および試験装置部
の状態(使用可能な回路の有無)を確認する(ステップ
ST3)。この結果、試験可能状態であれば無線・光・
有線回線制御装置2内の基地局装置の伝送路回線インタ
フェース204のチャネル1に相当する通話路パスの接
続を、試験装置部206の回路1へ接続設定する(ステ
ップST4)。
【0055】次に、基地局装置6の伝送路回線インタフ
ェース部601のCH1を外側に折り返し制御する(ス
テップST5)。そして、無線・光・有線回線制御装置
2から保守運用監視制御装置5へ当該試験の「試験開始
応答」が出力される(ステップST6)。次に、折り返
し制御が成功したら、無線・光・有線回線制御装置2の
中央制御装置部207から試験装置部206に64Kb
it/sの試験種別と4ユニットの試験命令を出力す
る。また、試験装置部206は回路1のPNパターン発
生・照合・エラー検出装置に試験種別設定と送出開始設
定を行う(ステップST7)。次に、40ユニット分=
160秒である約10ビットのPNパターン測定が終
了すると、無線・光・有線回線制御装置2の試験装置部
206は試験実行したビット数、エラービット数を読み
取り、回路1のPNパターン・照合・エラー検出装置8
02を停止制御して中央制御装置部207に結果を通知
して中央制御装置部207は試験結果を保持する(ステ
ップST8)。次に、無線・光・有線回線制御装置2の
中央制御装置部207は、基地局装置6の折返し設定解
除、通話路パス解放、試験制御装置の解放制御を実行す
る(ステップST9)。次に、無線・光・有線回線制御
装置2の保守運用制御監視装置5に「試験結果通知」を
送出する(ステップST10)。次に、保守運用監視制
御装置5では、ビットエラーレートの計算の処理を行
い、「試験結果通知」により図10に示す「試験結果画
面」の表示を行う(ステップST11)。
【0056】なお、符号誤り率測定試験ではなく単なる
折返し確認試験を行うときは、HMIでは「折返し試験
画面」としていても、保守運用監視制御装置5からのイ
ンタフェースで符号誤り率測定試験の1ユニット指定と
すれば、符号誤り率測定試験のメカニズムのままで保守
運用監視制御装置5のHMIの変更のみで実現可能とな
る。
【0057】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、基地局装置6の伝送路回線インタフェース部601
の入り側のチャネル、試験種別、試験回数・時間を指定
して、外部測定器を用いることなく折返し試験や符号誤
り率試験を効率よく行える試験方法および装置が得られ
る効果がある。
【0058】実施の形態2.次に、この発明の実施の形
態2について説明する。この実施の形態2では、保守運
用監視制御装置5へ指定された試験折返点と試験種別と
試験回数をもとに、必要な時間の試験を含む試験内容の
設定指示を試験装置部に対し行い、取得した試験データ
について保守運用監視制御装置5が前記試験データの加
工を行い、ビットエラーレートを含む値を求める。ま
た、被試験装置の単位試験完了ごとに定期的に前記被試
験装置から保守運用監視制御装置5へ報告される試験デ
ータを前記保守運用監視制御装置5が取得し、前記報告
をもとに合計などの統計処理を含む試験データの加工を
行う。
【0059】図11は、この実施の形態2の符号誤り率
試験の実施手順を示すフローチャート、図12はシーケ
ンス図である。図11において図7と同一または相当の
ステップについては同一の符号を付し説明を省略する。
この実施の形態2では、10ユニット分=40秒の実行
完了後、無線・光・有線回線制御装置2の試験装置部2
06は10ユニット分の試験実行したビッ卜数、エラー
ビット数を読み取り、中央制御装置部207へ結果を通
知する。中央制御装置部207は、その結果を保守運用
監視制御装置5に「試験結果通知(途中通知)」として
通知する。保守運用監視制御装置5はその結果を蓄積保
持する。20ユニット完了後も同様に処理する(ステッ
プST21)。次に、最終ユニット完了後、無線・光・
有線回線制御装置2の中央制御装置部207は、基地局
装置6の折り返し設定解除、通話路パス開放、試験制御
装置の開放制御を実行する(ステップST22)。次
に、最終ユニット完了後には「試験結果通知(完了通
知)」として保守運用監視制御装置5に通知する(ステ
ップST23)。保守運用監視制御装置5は蓄積保持し
た結果を統計処理、ビットエラーレートの計算の処理を
してHMIに図10に示すように表示する(ステップS
T24)。
【0060】この実施の形態2では、被試験装置の単位
試験完了ごとに定期的に前記被試験装置から保守運用監
視制御装置5へ試験データが報告されるため、外部測定
器を用いることなく短時間の折返し試験を兼ねた折返し
試験や符号誤り率試験を効率よく行える試験方法および
装置が得られる効果がある。なお、符号誤り率測定試験
ではなく単なる折返し確認試験を行うときは、HMIで
は「折返し試験画面」としていても、保守運用監視制御
装置5からのインタフェースで符号誤り率測定試験の1
ユニット指定とすれば、符号誤り率測定試験のメカニズ
ムのままで保守運用監視制御装置5のHMIの変更のみ
で実現可能となる。
【0061】実施の形態3.この実施の形態3では、保
守運用監視制御装置5へ指定された試験折返点と試験種
別と試験回数をもとに、必要な時間の試験を含む試験内
容の設定指示を試験装置部に対し行い、取得した試験デ
ータについて前記保守運用監視制御装置5が前記試験デ
ータの加工を行い、ビットエラーレートを含む値を求め
る。また、前記保守運用監視制御装置5から試験実施回
数が固定されている前記被試験装置へ試験実施の開始ま
たは継続または終了が指示され、連続的な試験実行回数
を含む試験内容の設定指示を前記試験装置部に対し行
う。
【0062】図13は、この実施の形態3の符号誤り率
試験の実施手順を示すフローチャート、図14はシーケ
ンス図である。図13において図7と同一または相当の
ステップについては同一の符号を付し説明を省略する。
【0063】基地局装置6の伝送路回線インタフェース
部601のCHIを外側に折り返し制御する(ステップ
ST5)。そして、無線・光・有線回線制御装置2から
保守運用監視制御装置5へ当該試験の「試験開始応答」
が出力される(ステップST6)。次に、ステップST
5で折返し制御が成功したら、無線・光・有線回線制御
装置2の中央制御装置部207から試験装置部206に
64Kbit/sの試験種別と試験命令(1ユニット固
定)を出力する。また、試験装置部206は回路1のP
Nパターン発生・照合・エラー検出装置802に試験種
別設定と送出開始設定を行う(ステップST31)。次
に、1ユニット分=4秒の実行完了後、無線・光・有線
回線制御装置2の試験装置部206は1ユニット分の試
験実行したビット数、エラービット数を読み取り、中央
制御装置部207に結果を通知する。中央制御装置部2
07は、その結果を保守運用監視制御装置5に「試験結
果応答」として通知する(ステップST32)。保守運
用監視制御装置5はその結果を蓄積保持して、「試験開
始/継続要求」を無線・光・有線回線制御装置2へ送る
(ステップST33)。無線・光・有線回線制御装置2
の試験装置部206は1ユニット分の試験完了後、試験
実行したビット数、エラービット数を読み取り、中央制
御装置部207に結果を通知する。中央制御装置部20
7は、その結果を保守運用監視制御装置5に「試験結果
応答」として通知する(ステップST34)。これを3
9ユニット完了まで実施する。次に、40ユニット完了
後は、保守運用監視制御装置5はその結果を蓄積保持し
て、「試験完了要求」を無線・光・有線回線制御装置2
に送る(ステップST35)。次に、「試験完了要求」
を受けた無線・光・有線回線制御装置2の中央制御装置
部207は、基地局装置6の折り返し設定解除、通話路
パス解放、試験制御装置の開放制御を実行する(ステッ
プST36)。次に、無線・光・有線回線制御装置2は
保守運用監視制御装置5に試験完了応答を送る(ステッ
プST37)。保守運用監視制御装置5は蓄積保持した
結果を統計処理、ビットエラーレート計算の処理を行
い、HMIに図10に示すように表示する(ステップS
T38)。
【0064】なお、中央制御装置部207は、その結果
を保守運用監視制御装置5に「試験結果応答」として通
知するたびに試験停止制御を実施して、前記「試験開始
/継続要求」の受信のたびに試験制御を実施する方法も
ある。この場合には、図13のステップST1からステ
ップST6、ステップST31までの処理の後、続くス
テップST32では、1ユニット分=4秒の実行完了
後、無線・光・有線回線制御装置2の試験装置部206
は1ユニット分の試験実行したビット数、エラービット
数を読み取り、中央制御装置部207に結果を通知す
る。中央制御装置部207は、基地局装置6の折返し設
定解除、通話路パス解放、試験制御装置の解放制御を実
行して、試験結果を保守運用監視制御装置5に「試験結
果応答」として通知する。また、ステップST33では
保守運用監視制御装置5はその結果を蓄積保持して、
「試験開始/継続要求」を無線・光・有線回線制御装置
2に送る。前記「試験開始/継続要求」を受けた無線・
光・有線回線制御装置2は、図13のステップST3か
らステップST32までの処理を実行する。これを40
ユニット完了まで実施する。40ユニット完了後は、保
守運用監視制御装置5はその試験結果応答を保持して
(ステップST34)、必要に応じて「試験完了要求」
を無線・光・有線回線制御装置2へ送り、試験停止制御
を実施し、試験完了応答(ステップST35〜ステップ
ST37)を行う。保守運用監視制御装置5は蓄積保持
した結果を統計処理、ビットエラーレート計算の処理を
してHMIに図10に示すように表示する(ステップS
T38)。なお、以上の説明で用いた1ユニットは4秒
に固定的に定める必要はなく、必要性と負荷を考慮して
システム毎に適宜定める。
【0065】この実施の形態3によれば、保守運用監視
制御装置5から試験実施回数が固定されている被試験装
置へ試験実施の開始または継続が指示され、連続的な試
験実行回数を含む試験内容の設定指示を前記試験装置部
に対し行うため、外部測定器を用いることなく、短時間
の折返し試験を兼ねた折返し試験や符号誤り率試験を効
率よく行える試験方法および装置が得られる効果があ
る。なお、符号誤り率測定試験ではなく単なる折返し確
認試験を行うときは、HMIでは「折返し試験画面」と
していても、保守運用監視制御装置5からのインタフェ
ースで符号誤り率測定試験の1ユニット指定とすれば、
符号誤り率測定試験のメカニズムのままで保守運用監視
制御装置5のHMIの変更のみで実現可能となる。
【0066】実施の形態4.なお、前記実施の形態1か
ら実施の形態3において、決められた測定単位に対する
回数の代わりに図15に示すように時間を指定するよう
にしてもよい。
【0067】実施の形態5.また、前記実施の形態1か
ら実施の形態3において、決められた測定単位に対する
回数の代わりに図16に示すように測定を必要とするビ
ット数を指定するようにしてもよい。
【0068】実施の形態6.また、前記各実施の形態に
おいて、簡単に短時間の導通試験を目的とする折返し試
験やOK/NGの判定のみを目的とする符号誤り率試験
のために、図17に示すように指定したビットエラーレ
ートに対しての特定条件を入力または特定規定条件値に
対して判定結果を表示する機能を保守運用監視制御装置
5が備えるようにしてもよい。
【0069】実施の形態7.前記実施の形態1,2,3
および実施の形態6において、測定単位が、1秒,4秒
等の整数時間ではなく、測定結果の目的の最小単位であ
るエラーレート基準を単位とするものの単位時間、単位
ビット数でもよい。10−6,10−5,10−4等の
測定結果を目的とすることが多い時には、それに対応し
た10ビット,10ビット,10ビット等のビッ
ト単位またはそれに対応する時間にしてもよい。例えば
システムにおいて最高速度が2.048Mbit/sの
場合に、1*10−6以上の回線品質を確認するには、
1*10ビット以上の測定が必要である。この測定時
間は、(10bit)/(2.048Mbit/s)
=488.28125msであり、桁上げして500m
sを測定時間とすると、8Kbit/sでの1*10
以上を測定したい場合は、(2.048Mbit/s)
/(8Kbit/s)=256回の測定回数を実施すれ
ばよい。この場合の測定ビット数は、(500ms)*
(2.048Mbit/s)/(8Kbit/s)*
(8Kbit/s)=1.024*10ビットであ
り、1*10−6以上の回線品質を確認することにな
る。144Kbit/s等の2.048Mbit/sの
約数でない試験速度が存在するときには、数値を一番近
い整数に繰上げし、数値が整数のときはその値を示す関
数Gを用いればよい。144Kbit/sの場合は、G
((2.048Mbit/s)/(144Kbit/
s))=15より、(500ms)*G((2.048
Mbit/s)/(144Kbit/s))*(144
8Kbit/s)=1.080*10ビットで1*1
−6以上の回線品質を確認することになる。この設定
を保守運用監視制御装置5から行う。これにより、IS
DNのBRIで使用する16Kbit/s、PHSで使
用する32Kbit/s、μ−Law、A−Law方式
の64Kbit/s、専用線Iインタフェースの64
K、128K、ISDNの144Kbit/s等の場合
にも、エラーレート基準に対応して測定可能となる。
【0070】実施の形態8.この実施の形態8では、ビ
ットエラーレートを確認したい区間に応じた試験パター
ンの送信と、その試験結果の判定を実行可能にし、前記
試験パターンの送信と、その試験結果の判定の実行を前
記区間ごとに指定できるようにする。この場合、確認し
たい区間により、試験パターンを送信する発生部と試験
結果を判定する照合部と検出部が指定できる。複数区間
を含めて実施するときには、どこでエラーが発生してい
るか切り分けられないため、符号誤り率測定部を各装置
に構成しておき、特定区間の符号誤り率測定が可能なよ
うにする。図18および図19は、この実施の形態8の
試験方法および装置が適用される音声伝送交換システム
の構成を示すブロック図であり、図1および図2と同一
または相当の部分については同一の符号を付し説明を省
略するが、符号651で示す経路の区間が前記ビットエ
ラーレートを確認したい区間であり、この場合、基地局
装置6の基地局試験装置部605の試験パターンを送信
する発生部と試験結果を判定する照合部と検出部と折り
返し部を保守運用監視制御装置5から指定し、前記区間
に対しビットエラーレートの確認などの試験を行う。
【0071】次に動作について説明する。図20は、こ
の実施の形態8の動作を示すフローチャートである。以
下、このフローチャートに従って動作を説明する。先
ず、保守運用監視制御装置5にて、保守員がHMI画面
上で試験折返部(折返点)、すなわち加入者装置7の伝
送路回線インタフェース部の入り側(基地局装置6側)
のチャネル1、試験開始部すなわち基地局装置6の基地
局試験装置部605を選択する。さらに試験種別64k
b/s、40ユニット分の160秒程度の試験回数・時
間(決められた測定単位に対する回数)、チャネル1と
上り周波数番号F1と下り周波数番号F33などの試験
回数・回線・周波数選択を指定して試験実行開始する
(ステップST41)。この結果、保守運用監視制御装
置5からは当該試験の「試験開始要求」が無線・光・有
線回線制御装置2に出力される(ステップST42)。
【0072】無線・光・有線回線制御装置2では、回線
の状態(障害、閉塞、ユーザ使用中等)の確認、および
試験装置部の状態(使用可能な回路の有無)を確認する
(ステップST43)。この結果、試験可能状態であれ
ば、基地局装置6の無線回線インタフェース部604の
チャネル1に相当する通話路パスの接続を基地局装置6
の基地局試験装置部605に接続設定して、上り周波数
番号F1、下り周波数番号F33を設定し、無線・光・
有線回線制御装置2へ完了応答を返す(ステップST4
4)。なお、その他、間に装置が入る場合には、その装
置間に通話路パスを設定して無線・光・有線回線制御装
置2に完了応答を返す(ステップST45)。
【0073】次に、加入者装置7の無線回線インタフェ
ース部701のチャネル1を外側に折り返し制御して、
上り周波数番号F1、下り周波数番号F33を設定して
無線・光・有線回線制御装置2へ応答を返す(ステップ
ST46)。そして、前記設定が完了すると無線・光・
有線回線制御装置2から保守運用監視制御装置5へ当該
試験の「試験開始応答」出力される(ステップST4
7)。また、パス設定が成功すると無線・光・有線回線
制御装置2の中央制御装置部207から基地局装置6の
基地局試験装置部605に64kb/sの試験種別と4
ユニットの試験命令を出力する。また基地局装置6の基
地局試験装置部605は回路1のPNパターン発生・照
合・エラー検出装置に試験種別設定と送出開始設定を行
う(ステップST48)。そして、40ユニット分、1
60秒である約10ビットのPNパターン測定が終了
すると、基地局装置6の基地局試験装置部605は試験
実行したビット数、エラービット数を読み取り、回路1
のPNパターン発生・照合・エラー検出装置を停止制御
してCPUに結果を返し、その後、基地局装置6のCP
Uから無線・光・有線回線制御装置2の中央制御装置部
207に結果を通知し、中央制御装置部207はデータ
を保持する(ステップST49)。
【0074】無線・光・有線回線制御装置2の中央制御
装置部207は、基地局装置6と加入者装置7の通話路
パス開放、試験装置部の開放制御を実行する(ステップ
ST50)。次に、無線・光・有線回線制御装置2の保
守運用監視制御装置5に「試験結果通知」を送出する
(ステップST51)。保守運用監視制御装置5では、
ビットエラーレート計算の処理を行い、前記「試験結果
通知」をもとに図10に示すような試験結果画面の表示
を行う(ステップST52)。
【0075】実施の形態9.この実施の形態9では、ビ
ットエラーレートを確認したい区間と、上り方向または
下り方向に応じて、前記区間の両側で試験パターンの送
信と試験結果の判定の実行についてそれぞれ指定できる
ようにし、前記区間の前記上り方向または下り方向の試
験をそれぞれ独立して行う。
【0076】符号誤り率測定において、折返し測定では
上り方向と下り方向の方向性については切り分けが出来
ないため、上り方向と下り方向とをそれぞれ独立して測
定できるようにすることが必要である。無線や光通信に
おいても、PHS、PDS方式など上り方向と下り方向
とにそれぞれ異なる通信方式、例えばTDMA/TDD
などの異なる通信方式を用いる場合が増加しており、搬
送周波数帯域が一部重なる場合も多重化されているた
め、上り方向と下り方向とで別特性を持つ場合が多くな
っている。このため、確認したい区間と確認したい方向
とにより、試験区間の両側の機器の双方で試験パターン
を送信するジェネレータと試験結果を判定する検出器を
備えるようにして、上り方向と下り方向の試験が独立し
て可能なようにする。なお、前記試験パターンの送信と
試験結果の判定の実行についての指定は、前記区間の両
側に対し同時に指定するか、または片側ごとの指定が可
能なようにする。
【0077】図21および図22は、この実施の形態9
の試験方法および装置の動作を説明するためのブロック
図であり、図1および図2と同一または相当の部分につ
いては同一の符号を付し説明を省略するが、符号652
で示す経路が上り方向の区間、符号653で示す経路が
下り方向の区間であり、無線・光・有線回線制御装置2
の試験装置部206の内部PNパターン発生部と内部P
Nパターン照合部と、加入者装置7の加入者装置試験装
置部703の内部PNパターン発生部と内部PNパター
ン照合部とを保守運用監視制御装置5から指定し、加入
者装置7と無線・光・有線回線制御装置2の区間の上り
方向および下り方向に対しそれぞれ独立して試験を行
う。
【0078】次に動作について説明する。図23は、こ
の実施の形態9の動作を示すフローチャートである。以
下、このフローチャートに従って動作を説明する。先
ず、保守運用監視制御装置5にて、保守員がHMI画面
上で双方向試験画面を開き試験開始部と終端部すなわち
基地局装置6の基地局試験装置部605、加入者装置7
の加入者装置試験装置部703を選択する。さらに試験
種別64kb/s、40ユニット分の160秒程度の試
験回数・時間(決められた測定単位に対する回数)、チ
ャネル1と上り周波数F1と下り周波数F33などの試
験回数・回線・周波数選択を指定して試験実行開始する
(ステップST61)。この結果、保守運用監視制御装
置5からは当該試験の「試験開始要求」が無線・光・有
線回線制御装置2に出力される(ステップST62)。
無線・光・有線回線制御装置2では、回線の状態(障
害、閉塞、ユーザ使用中等)の確認、および試験装置部
の状態(使用可能な回路の有無)を確認する(ステップ
ST63)。この結果、試験可能状態であれば、基地局
装置6の無線回線インタフェース部604のチャネル1
に相当する通話路パスの接続を基地局装置6の基地局試
験装置部605に接続設定して、上り周波数F1、下り
周波数F33を設定し、無線・光・有線回線制御装置2
へ完了応答を返す(ステップST64)。なお、その
他、間に装置が入る場合には、その装置間に通話路パス
を設定して無線・光・有線回線制御装置2に完了応答を
返す(ステップST65)。
【0079】次に、加入者装置7の無線回線インタフェ
ース部701のチャネル1に相当する通話路パスの接続
を基地局装置6の基地局試験装置部605に接続設定し
て、上り周波数F1、下り周波数F33を設定して無線
・光・有線回線制御装置2へ完了応答を返す(ステップ
ST66)。そして、前記設定が完了すると無線・光・
有線回線制御装置2から保守運用監視制御装置5へ当該
試験の「試験開始応答」出力される(ステップST6
7)。また、パス設定が成功すると無線・光・有線回線
制御装置2の中央制御装置部207から基地局装置6の
基地局試験装置部605と加入者装置7の加入者装置試
験装置部703に64kb/sの試験種別と4ユニット
の試験命令を出力する。各試験装置部は回路1のPNパ
ターン発生・照合・エラー検出装置に試験種別設定と送
出開始設定を行う(ステップST68)。そして、40
ユニット分、160秒である約10ビットのPNパタ
ーン測定が終了すると、前記各試験装置部は試験実行し
たビット数、エラービット数を読み取り、回路1のPN
パターン発生・照合・エラー検出装置を停止制御して各
CPUに結果を返し、その後、前記各CPUから無線・
光・有線回線制御装置2の中央制御装置部207に結果
を通知する(ステップST69)。
【0080】無線・光・有線回線制御装置2の中央制御
装置部207は、基地局装置6と加入者装置7の通話路
パス開放、試験装置部の開放制御を実行する(ステップ
ST70)。次に、無線・光・有線回線制御装置2の保
守運用監視制御装置5に「試験結果通知」を送出する
(ステップST71)。保守運用監視制御装置5では、
ビットエラーレート計算の処理を行い、前記「試験結果
通知」をもとに図24に示すような試験結果画面の表示
を行う(ステップST72)。
【0081】実施の形態10.次に、この実施の形態1
0について説明する。 折返し測定では上り方向と下り
方向の方向性については切り分けが出来ないため、上り
方向と下り方向とをそれぞれ独立して測定できるように
することが必要である。無線や光通信においても、PH
S、PDS方式など上り方向と下り方向とにそれぞれ異
なる通信方式、例えばTDMA/TDDなどの異なる通
信方式を用いる場合が増加しており、搬送周波数帯域が
一部重なる場合や波長も多重化されているため、上り方
向と下り方向とで別特性を持っている場合が多くなって
いる。また、マイクロセルなどのシステムでは特定周波
数、特定タイミングのみ干渉する場合があり、周波数を
指定できることが理想的である。
【0082】基地局装置と加入者装置間がデマンド・ア
サインとプリアサインの両方で接続されるPHSのプロ
トコルを用いるシステムを用いる例で説明すると、上り
方向、下り方向は別の、時間的に別タイミングで出され
ており、加入者装置(1)7ではプリアサイン方式でC
H1を使用して上りF1、下りF33を常時使用してい
たとする。加入者装置(n)7ではデマンドアサイン方
式でCH1を使用して上りF1、下りF23を使用する
ことがあったとすると、上り方向のみタイミングと周波
数が衝突し干渉を起こす可能性があり、折返し時にエラ
ーが発生しても上り方向か下り方向かは区別がつかな
い。また、加入者装置7について次の発呼時に、CH2
を選択されたり、周波数が変わると影響はなくなる。加
入者装置7から音声にノイズがのるというクレームで試
験を実施しても周波数、CH(チャネル)、上り方向、
下り方向の区別がつかないと試験をしても区分けがつか
ない。
【0083】また、基地局装置6の無線回線インタフェ
ース部のアンテナの方向性に不良があったとして、物理
的位置関係から加入者装置(1)7には影響がなく、別
の加入者装置(n)7には影響があったとすると、試験
時には前記無線回線インタフェース部を選択して試験を
しないと問題は見つからない。この回路選択が自動化で
フレキシブル化または、固定化されていると、この様な
相性に依存するトラブルについては切り分けが出来な
い。このため、それぞれの区間の周波数、使用チャネ
ル、装置の回路の指定が可能なシステムが有効である。
また、音声圧縮、エコーキャンセラー等の部品を用いて
共通化されており特定回路を用いて切り分けることもよ
りよい方法である。また、指定なくとも、使用した回
路、チャネル、周波数が結果表示により確認できるシス
テムであれば、不良の特定が可能となる。冗長化されて
いる区間があるときは、冗長化されている系を選択指定
して試験が可能なようにする。
【0084】図1の音声伝送交換システムに対し折返し
試験を行う場合には、上り方向、下り方向の周波数、タ
イムスロット、ADPCM、回路番号、EC(エコーキ
ャンセラ)回路番号、冗長系を指定して試験を行い、図
25に示すように試験実行画面を表示する。
【0085】この実施の形態10では、上り方向と下り
方向とをそれぞれ独立して試験できる試験方法および装
置が得られる効果がある。
【0086】実施の形態11.この実施の形態11で
は、特殊測定のために、符号誤り率測定部や他の個所に
測定器を接続し連続測定できるようにする。外部への接
続口である外部出力端子や外部入力端子912には測定
器を接続する。図26および図27は、この実施の形態
11の試験方法および装置が適用される音声伝送交換シ
ステムの構成を示すブロック図である。図26および図
27において図1および図2と同一または相当の部分に
ついては同一の符号を付し説明を省略する。図におい
て、951は前記実施の形態1の図6で説明した外部出
力端子911、外部入力端子912に接続された測定装
置である。
【0087】この実施の形態11は、無線・光・有線回
線制御装置2、基地局装置6、加入者装置7の各試験装
置部においてその外部出力端子911、外部入力端子9
12へ測定装置951を接続し、上りまたは下りいずれ
かの片方向、または上りおよび下りの両方向の指定、周
波数、チャネル指定、回路指定することが可能である。
【0088】図28は、この実施の形態11の試験方法
の動作を示すフローチャートであり、以下このフローチ
ャートに従って動作説明を行う。先ず、保守運用監視制
御装置5にて、保守員がHMI画面上で試験折返部(折
返点)、すなわち加入者装置7の無線インタフェース側
(無線・光・有線回線制御装置2側)のチャネル1、試
験開始部すなわち基地局装置6で外部接続による測定装
置951を選択する。さらに試験種別64kb/s、4
00ユニット分の1600秒程度の試験回数・時間(決
められた測定単位に対する回数)、チャネル1と上り周
波数F1と下り周波数F33などの試験回数・回線・周
波数選択を指定して試験実行開始する(ステップST8
1)。この結果、保守運用監視制御装置5からは当該試
験の「試験開始要求」が無線・光・有線回線制御装置2
に出力される(ステップST82)。
【0089】無線・光・有線回線制御装置2では、回線
の状態(障害、閉塞、ユーザ使用中等)の確認、および
試験装置部の状態(使用可能な回路の有無)を確認する
(ステップST83)。この結果、試験可能状態であれ
ば、基地局装置6の無線回線インタフェース部604の
チャネル1に相当する通話路パスの接続を基地局装置6
の基地局試験装置部605に外部接続された測定装置に
接続設定して、上り周波数F1、下り周波数F33を設
定し、無線・光・有線回線制御装置2へ完了応答を返す
(ステップST84)。なお、その他、間に装置が入る
場合には、その装置間に通話路パスを設定して無線・光
・有線回線制御装置2に完了応答を返す(ステップST
85)。
【0090】次に、加入者装置7の無線回線インタフェ
ース部701のチャネル1を外側に折り返し制御して、
上り周波数F1、下り周波数F33を設定して無線・光
・有線回線制御装置2へ応答を返す(ステップST8
6)。そして、前記設定が完了すると無線・光・有線回
線制御装置2から保守運用監視制御装置5へ当該試験の
「試験開始応答」が出力される(ステップST87)。
また、パス設定が成功すると無線・光・有線回線制御装
置2の中央制御装置部207から基地局装置6の基地局
試験装置部605に64kb/sの試験種別の試験命令
を出力する。基地局装置6の基地局試験装置部605
は、切替手段902,906を介して回路1のPNパタ
ーン発生・照合・エラー検出装置に外部接続された前記
測定装置951とのパス設定を行う(ステップST8
8)。そして、400ユニット分、約1600秒の測定
時間が終了すると、無線・光・有線回線制御装置2の中
央制御装置部207へ完了を自動通知する。または、基
地局装置6の基地局試験装置部の例えば図6に示す強制
停止外部入力(操作ボタン)を操作することで完了を手
動で通知する(ステップST89)。
【0091】無線・光・有線回線制御装置2の中央制御
装置部207は、基地局装置6と加入者装置7の通話路
パス開放、試験装置部の開放制御を実行する(ステップ
ST90)。次に、無線・光・有線回線制御装置2の保
守運用監視制御装置5に「試験完了通知」を送出する
(ステップST91)。保守運用監視制御装置5では、
前記試験の完了を通知により図29に示すような試験結
果画面により測定試験時間の結果の表示を行う(ステッ
プST92)。
【0092】以上のように、この実施の形態11によれ
ば、無線・光・有線回線制御装置2、基地局装置6、加
入者装置7の各試験装置部に測定装置951を外部接続
し、上りまたは下りいずれかの片方向、または上りおよ
び下りの両方向の指定、周波数、チャネル指定、回路指
定を行うことの可能な試験方法および装置が得られる効
果がある。
【0093】実施の形態12.この実施の形態12で
は、被試験装置からの応答により途中経過表示を保守運
用監視制御装置側でリアルタイムで行う。図30は、こ
の実施の形態12の試験方法および装置の動作を示すシ
ーケンス図である。
【0094】実施の形態13.この実施の形態13で
は、保守運用監視制御装置からの試験経過確認要求によ
り被試験装置における試験途中経過の確認を前記保守運
用監視制御装置で行う。図31は、この実施の形態13
の試験方法および装置の動作を示すシーケンス図であ
る。
【0095】実施の形態14.この実施の形態14で
は、試験結果の表示出力が統計処理後に表やグラフ化さ
れ、さらに時間軸を横軸に時系列的に表示される。部品
の劣化、接触不良、他からの干渉/妨害上り方向場合、
単に総合的な符号誤り率のみでは判断できず、時間との
関係を把握しなければ原因が判明しない場合が多く、こ
のため前記統計処理などを自動的に実行する。また、ビ
ットエラーレートが大きかった時刻やユニットを大きな
順に数個表示させたり、最終から選択して数個表示する
ようにしてもよい。
【0096】図32は、符号誤り率測定結果を統計処理
し、時刻を横軸にして前記統計処理結果を表示出力した
符号誤り率測定結果である。また、図33は、図32に
おける符号誤り率測定結果が大きかった範囲の時刻を拡
大して表示出力した符号誤り率測定結果である。
【0097】これら統計結果の表示出力は、前記実施の
形態1の図3に示した保守運用監視制御装置5の構成を
示す各ブロックにより実現される。すなわち、図32や
図33に示す表やグラフ化の実行はアプリケーション部
502で行われ、LAN4、WAN3を経由して送られ
てきたデータは、データベース群505に蓄積され、こ
れをアプリケーション部502で読み出し、内部のデー
タ変換機能および表・グラフ作成機能により作成した
表、グラフをマンマシンインタフェース501の表示画
面に表示する。
【0098】実施の形態15.次に、この実施の形態1
5について説明する。この実施の形態15では、試験実
行時にユーザの呼が発生したときに強制的に前記試験実
行を解除するかしないかをあらかじめ選択しておき、保
守運用監視制御装置へ前記選択結果を通知し、前記ユー
ザの呼発生時には前記試験実行を解除し、前記ユーザの
呼を優先させる。
【0099】図1に示す構成の音声伝送交換システムに
おいて、加入者装置7のユーザから音声にノイズがのる
ときがあるとのクレームを受け、伝送路のビットエラー
測定を64Kbit/sの速度で10bit分(約5
時間)することになり、ユーザの使用を試験により使用
できない場合は、契約料を返還しないとならない契約も
あるため、ユーザ使用優先で試験を開始する場合を例に
し前記実施の形態1のケースにおけるこの実施の形態1
5の動作について説明する。
【0100】図34は、この実施の形態15の試験方法
および装置の動作を示すフローチャート、図35はシー
ケンス図であり、図34において図7と同一または相当
のステップについては同一の符号を付し説明を省略す
る。
【0101】この実施の形態15では、ステップST1
で保守運用監視制御装置5から保守員がHMI画面上
で、試験折返部(折返点)すなわち加入者装置7の加
入者インタフェース部704の出側(加入者側)のチャ
ネル1、試験種別=64kbit/s、試験回数・
時間(決められた測定単位に対する回数)=4000ユ
ニット=10bit分程度を指定して試験実行を開始
する。また、ユーザ使用優先とする。図36はこの試験
開始入力画面を示す。
【0102】ステップST101では、試験測定中に加
入者装置7のユーザが発呼を行おうとしたため、ユーザ
の呼を試験より優先させるため、加入者装置7より無線
・光・有線回線制御装置2に「試験強制終了通知」を送
出して試験状態から加入者の通話に移行しようとする。
【0103】次のステップST102では、「試験強制
終了通知」を受けた無線・光・有線回線制御装置2は試
験装置部(測定部)の停止、折返し設定解除処理、通話
路/DATA部接続変更処理を実施して、この処理まで
に試験実行したビット数、エラービット数を読み取り、
中央制御装置部207に結果を通知する。
【0104】ステップST103では、保守運用監視制
御装置5においてビットエラーレート計算の処理を行い
「試験結果通知」により図37に示す試験結果画面の表
示を行う。この後は、発呼の処理に入り、加入者のサー
ビスを優先する。
【0105】この実施の形態15によれば、ユーザの呼
発生時には試験実行を解除し、前記ユーザの呼を優先さ
せることが可能な試験方法および装置が得られる効果が
ある。
【0106】実施の形態16.次にこの実施の形態16
について説明する。この実施の形態16では、試験実行
中に被試験装置間で、または被試験装置と保守運用監視
制御装置との間で障害が発生し、上位装置と下位装置と
の間で状態の不整合が生じる可能性のある場合、前記下
位装置について試験実行を解除しアイドル状態や障害閉
塞状態に移行させ、また保守運用監視制御装置から定期
的にポーリングを行い、前記被試験装置間、または前記
被試験装置と前記保守運用監視制御装置との間の状態に
ついて確認を行い、定期的な制御が起動しない場合に前
記被試験装置側でタイムアウトするか、または前記障害
の回復時に状態の問い合わせを行い、前記上位装置と前
記下位装置との状態について整合を確保する。
【0107】図1に示す構成の音声伝送交換システムに
おいて、加入者装置7の伝送路のビットエラー測定を6
4Kbit/sの速度で10bit分(約5時間)す
ることになった場合を例にしてこの実施の形態16の動
作について説明する。図38は、この実施の形態16の
試験方法および装置の動作を示すフローチャート、図3
9はシーケンス図であり、図38において図7と同一ま
たは相当のステップについては同一の符号を付し説明を
省略する。
【0108】この実施の形態16では、ステップST1
で保守運用監視制御装置5から保守員がHMI画面上
で、試験折返部(折返点)=加入者装置7の加入者イ
ンタフェース部704の出側(加入者側)のチャネル
1、試験種別=64kbit/s、試験回数・時間
(決められた測定単位に対する回数)=4000ユニッ
ト=10bit分程度を指定して試験実行を開始す
る。また、ユーザ使用優先とする。
【0109】ステップST151で、試験測定中に保守
運用監視制御装置5と無線・光・有線回線制御装置2と
の間の回線断が発生した場合、保守運用監視制御装置5
がダウンまたはリスタートして試験制御中状態を推持し
ていないと、保守運用監視制御装置5から試験処理強制
解放ができない場合や、状態の不整合を起こす場合が考
えられる。このため、回線が切断した場合には、回線断
を検出した下位装置は試験制御を切断しなければならな
い場合がある。無線・光・有線回線制御装置2は回線断
を検出して下位装置に「試験強制終了通知」を送出して
試験状態からアイドル状態に移行する。
【0110】次のステップST152,ステップST1
53では、無線・光・有線回線制御装置2は試験装置部
(測定部)停止、折返し設定、解除処理通話路/DAT
A部接続解除処理と、この処理までに試験実行したビッ
ト数、エラービット数を読み取り、中央制御装置部20
7に結果を保持する(試験データ保持)。また、下位装
置に「試験強制終了通知」を送出する。これを受けた基
地局装置6、加入者装置7は折返し設定解除処理、無線
回線切断を実施してアイドル状態に移行する。下位装置
は処理実行後、上位装置に「試験強制終了応答」を送出
する。
【0111】次のステップST154では、回線断が復
旧したときには無線・光・有線回線制御装置2が保守運
用監視制御装置5に対して、状態整合のため「試験終了
通知」と保持したデータの「試験結果通知」を送出す
る。状態整合のため「試験終了通知」を送出する理由は
障害検出時間の差異等で保守運用監視制御装置5が回線
断を認識しない場合があるためである。
【0112】次のステップST155では、保守運用監
視制御装置5では、ビットエラーレート計算の処理を行
い「試験結果通知」により、図40に示すように試験結
果の表示を行う。
【0113】この実施の形態16によれば、回線断が発
生しても上位装置と下位装置との状態について整合を確
保できる試験方法および装置が得られる効果がある。
【0114】実施の形態17.なお、以上の各実施の形
態では、保守運用監視制御装置5へ無線・光・有線回線
制御装置2、基地局装置6さらに加入者装置7などの被
試験装置を縦続接続した構成を例に説明したが、保守運
用監視制御装置5に1つの被試験装置を接続した構成、
あるいは3つ以上の被試験装置を縦続接続した構成に対
してもこの試験方法および装置を適用することが出来る
ものである。
【0115】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、被試
験装置に保守運用監視制御装置をリンクさせ、被試験装
置の試験を実行する試験装置部に対し保守運用監視制御
装置から試験内容の設定指示を行い、試験内容が設定指
示された試験装置部が試験内容で行なった試験の結果得
られた試験データを保守運用監視制御装置が取得し、取
得した試験データについて統計処理を含む試験データの
加工を行うようにしたので、保守運用の試験を遠隔制御
できる効果がある。
【0116】この発明によれば、試験を行う区間に応じ
た試験パターンの送信とその試験結果の判定について、
区間ごとに、保守運用監視制御装置がリンクされた被試
験装置の試験を実行する試験装置部に対し、保守運用監
視制御装置からビットエラーレートの測定を含む試験内
容の設定指示を行うようにしたので、試験対象が多段階
の装置構成である場合でも試験パターンの送出と受信確
認を途中の装置において行なって折返し試験を実施し、
簡単にシステムの長期安定性を確認できる効果がある。
【0117】この発明によれば、試験を行う区間と、上
り方向または下り方向に応じた試験パターンの送信とそ
の試験結果の判定について、区間、上り方向、下り方向
ごとに、保守運用監視制御装置がリンクされた被試験装
置の試験を実行する試験装置部に対し、保守運用監視制
御装置からビットエラーレートの測定を含む試験内容の
設定指示を行うようにしたので、折返し試験で上り下り
を一体的に試験するのではなく、上り方向と下り方向と
を分離して切り分けて試験でき、また試験対象が多段階
の装置構成である場合でも試験パターンの送出と受信確
認を途中の装置において行なって折返し試験を実施し、
簡単にシステムの長期安定性を確認できる効果がある。
【0118】この発明によれば、被試験装置に外部の測
定器をリンクさせるリンクステップと、測定器がリンク
された被試験装置の試験を実行する試験装置部に対し測
定器から試験内容の設定指示を行う試験内容設定指示ス
テップと、試験内容が設定指示された試験装置部が試験
内容で行った試験の結果得られた試験データを測定器が
取得する試験データ取得ステップと、取得した試験デー
タについて測定器が統計処理を含む試験データの加工を
行う試験データ加工ステップとを備えるようにしたの
で、試験データを取得したい被試験装置に対し外部から
測定器を接続し、連続測定を実行できる効果がある。
【0119】この発明によれば、試験実行時にユーザの
呼が発生したときに強制的に試験実行を解除するかしな
いかをあらかじめ選択しておき、保守運用監視制御装置
へ選択結果を通知し、ユーザの呼発生時には試験実行を
解除し、ユーザの呼を優先させるようにしたので、必要
に応じて強制的に試験を解除できる効果がある。
【0120】この発明によれば、試験実行中に被試験装
置間で、または被試験装置と保守運用監視制御装置との
間で障害が発生し、上位装置と下位装置との間で状態の
不整合が生じた場合、下位装置について試験実行を解除
しアイドル状態や障害閉塞状態に移行させ、また保守運
用監視制御装置から定期的にポーリングを行い、被試験
装置間、または被試験装置と保守運用監視制御装置との
間の状態について確認を行い、定期的な制御が起動しな
い場合に被試験装置側でタイムアウトするか、または障
害の回復時に状態の問い合わせを行い、上位装置と下位
装置との状態について整合を確保するようにしたので、
障害が発生した場合には状態不整合にならないように整
合処理を実施できる効果がある。
【0121】この発明によれば、試験内容の設定指示を
もとに試験を実行する試験装置部を有した被試験装置
と、被試験装置にリンクし、被試験装置の試験を実行す
る試験装置部に対し試験内容の設定指示を行い、試験装
置部が試験内容で行なった試験の結果得られた試験デー
タを取得し、統計処理を含む試験データの加工を行う保
守運用監視制御装置とを備えるようにしたので、被試験
装置に対する保守運用の試験を保守運用監視制御装置か
ら遠隔制御できる効果がある。
【0122】この発明によれば、外部装置から与えられ
た試験内容の設定指示をもとに試験を実行する試験装置
部を有し、試験装置部が試験内容で行なった試験の結果
得られた試験データを外部装置へ出力するようにしたの
で、外部装置から保守運用の試験を遠隔制御できる効果
がある。
【0123】この発明によれば、試験を実行する試験装
置部に対し試験内容の設定指示を行い、試験装置部が試
験内容に基づいて行なった試験の結果得られた試験デー
タを該試験装置部から取得し、取得した試験データにつ
いて統計処理を含む試験データの加工を行うようにした
ので、試験装置部を有する装置に対する保守運用の試験
を遠隔制御できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の試験方法および装
置が適用される音声伝送交換システムの構成を示すブロ
ック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の試験方法および装
置が適用される音声伝送交換システムの構成を示すブロ
ック図である。
【図3】 この発明の実施の形態1の試験方法および装
置が適用される音声伝送交換システムの保守運用監視制
御装置の構成を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態1の試験方法および装
置が適用される音声伝送交換システムの無線・光・有線
回線制御装置、基地局装置および加入者装置の各試験装
置部の構成を示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態1の試験方法および装
置が適用される音声伝送交換システムの試験装置部のI
/Oリードライトインタフェースの動作を示す説明図で
ある。
【図6】 この発明の実施の形態1の試験方法および装
置が適用される音声伝送交換システムの無線・光・有線
回線制御装置、基地局装置および加入者装置の試験装置
部のPNパターン発生・照合・エラー検出装置の構成を
示すブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態1の試験方法および装
置による符号誤り率試験の実施手順を示すフローチャー
トである。
【図8】 この発明の実施の形態1の試験方法および装
置による符号誤り率試験の実施手順を示すシーケンス図
である。
【図9】 この発明の実施の形態1の試験方法および装
置による試験開始入力画面を示す説明図である。
【図10】 この発明の実施の形態1の試験方法および
装置による試験結果画面を示す説明図である。
【図11】 この発明の実施の形態2の試験方法および
装置による符号誤り率試験の実施手順を示すフローチャ
ートである。
【図12】 この発明の実施の形態2の試験方法および
装置による符号誤り率試験の実施手順を示すシーケンス
図である。
【図13】 この発明の実施の形態3の試験方法および
装置による符号誤り率試験の実施手順を示すフローチャ
ートである。
【図14】 この発明の実施の形態3の試験方法および
装置による符号誤り率試験の実施手順を示すシーケンス
図である。
【図15】 この発明の実施の形態4の試験方法および
装置による試験開始入力画面を示す説明図である。
【図16】 この発明の実施の形態5の試験方法および
装置による試験開始入力画面を示す説明図である。
【図17】 この発明の実施の形態6の試験方法および
装置による試験結果画面を示す説明図である。
【図18】 この発明の実施の形態8の試験方法および
装置が適用される音声伝送交換システムの構成を示すブ
ロック図である。
【図19】 この発明の実施の形態8の試験方法および
装置が適用される音声伝送交換システムの構成を示すブ
ロック図である。
【図20】 この発明の実施の形態8の試験方法および
装置による符号誤り率試験の実施手順を示すフローチャ
ートである。
【図21】 この発明の実施の形態9の試験方法および
装置が適用される音声伝送交換システムの構成を示すブ
ロック図である。
【図22】 この発明の実施の形態9の試験方法および
装置が適用される音声伝送交換システムの構成を示すブ
ロック図である。
【図23】 この発明の実施の形態9の試験方法および
装置による符号誤り率試験の実施手順を示すフローチャ
ートである。
【図24】 この発明の実施の形態9の試験方法および
装置による試験結果画面を示す説明図である。
【図25】 この発明の実施の形態10の試験方法およ
び装置による試験結果画面を示す説明図である。
【図26】 この発明の実施の形態11の試験方法およ
び装置が適用される音声伝送交換システムの構成を示す
ブロック図である。
【図27】 この発明の実施の形態11の試験方法およ
び装置が適用される音声伝送交換システムの構成を示す
ブロック図である。
【図28】 この発明の実施の形態11の試験方法およ
び装置による符号誤り率試験の実施手順を示すフローチ
ャートである。
【図29】 この発明の実施の形態11の試験方法およ
び装置による試験結果画面を示す説明図である。
【図30】 この発明の実施の形態12の試験方法およ
び装置による符号誤り率試験の実施手順を示すシーケン
ス図である。
【図31】 この発明の実施の形態13の試験方法およ
び装置による符号誤り率試験の実施手順を示すシーケン
ス図である。
【図32】 この発明の実施の形態14の試験方法およ
び装置による符号誤り率測定結果を示すグラフ図であ
る。
【図33】 この発明の実施の形態14の試験方法およ
び装置による符号誤り率測定結果を示すグラフ図であ
る。
【図34】 この発明の実施の形態15の試験方法およ
び装置による符号誤り率試験の実施手順を示すフローチ
ャートである。
【図35】 この発明の実施の形態15の試験方法およ
び装置による符号誤り率試験の実施手順を示すシーケン
ス図である。
【図36】 この発明の実施の形態15の試験方法およ
び装置による試験開始入力画面を示す説明図である。
【図37】 この発明の実施の形態15の試験方法およ
び装置による試験結果画面を示す説明図である。
【図38】 この発明の実施の形態16の試験方法およ
び装置による符号誤り率試験の実施手順を示すフローチ
ャートである。
【図39】 この発明の実施の形態16の試験方法およ
び装置による符号誤り率試験の実施手順を示すシーケン
ス図である。
【図40】 この発明の実施の形態16の試験方法およ
び装置による試験結果画面を示す説明図である。
【図41】 通信システムの各種試験を行うための従来
の試験方法の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 無線・光・有線回線制御装置、5 保守運用監視制
御装置、6 基地局装置、7 加入者装置、206 試
験装置部、605 基地局試験装置部、703加入者装
置試験装置部、951 測定装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 1/24 H04M 1/24 A 5K067 29/14 H04B 7/26 K H04M 1/24 H04Q 7/04 B H04Q 7/34 H04L 13/00 315Z (72)発明者 鈴木 正延 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5K014 AA01 AA02 GA02 GA04 GA05 GA06 5K019 BA01 BA51 BA62 CC15 5K027 LL01 LL05 5K035 AA07 BB02 EE02 GG02 MM02 MM07 5K042 AA08 EA01 EA07 EA11 LA11 LA15 5K067 AA35 BB02 BB21 DD11 EE16 FF01 HH11 LL00

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被試験装置に保守運用監視制御装置をリ
    ンクさせるリンクステップと、 前記保守運用監視制御装置がリンクされた前記被試験装
    置の試験を実行する試験装置部に対し前記保守運用監視
    制御装置から試験内容の設定指示を行う試験内容設定指
    示ステップと、 前記試験内容が設定指示された前記試験装置部が前記試
    験内容で行なった試験の結果得られた試験データを前記
    保守運用監視制御装置が取得する試験データ取得ステッ
    プと、 前記取得した試験データについて前記保守運用監視制御
    装置が統計処理を含む試験データの加工を行う試験デー
    タ加工ステップとを備えた試験方法。
  2. 【請求項2】 試験内容設定指示ステップは、保守運用
    監視制御装置へ指定された試験折返点と試験種別と、試
    験回数または測定単位に対する回数により、必要な時間
    の連続試験、または測定単位ごとの分割試験を含む試験
    内容の設定指示を前記試験装置部に対し行い、試験デー
    タ加工ステップでは、試験データ取得ステップで取得し
    た試験データについて前記保守運用監視制御装置が前記
    試験データの加工を行い、ビットエラーレートを含む試
    験データ加工結果を求めることを特徴とする請求項1記
    載の試験方法。
  3. 【請求項3】 試験の全回数は前記保守運用監視制御装
    置から指示されるか、または測定単位に対する回数が指
    示され、被試験装置側では前記指示をもとに連続試験を
    実施する請求項2記載の試験方法。
  4. 【請求項4】 試験内容設定指示ステップは、保守運用
    監視制御装置へ指定された試験折返点と試験種別と測定
    単位に対する回数により、必要な時間またはビット数の
    試験を含む試験内容の設定指示を試験装置部に対し行
    い、試験データ加工ステップでは、試験データ取得ステ
    ップで取得した試験データについて前記保守運用監視制
    御装置が試験データの加工を行い、ビットエラーレート
    を含む試験データ加工結果を求めることを特徴とする請
    求項1記載の試験方法。
  5. 【請求項5】 試験データ取得ステップでは、被試験装
    置の単位試験完了ごとに定期的に該被試験装置から保守
    運用監視制御装置へ報告される試験データを取得し、試
    験データ加工ステップでは、前記保守運用監視制御装置
    が前記報告をもとに統計処理を含む試験データの加工を
    行うことを特徴とする請求項4記載の試験方法。
  6. 【請求項6】 試験内容設定指示ステップは、保守運用
    監視制御装置から試験実施回数が固定化されている被試
    験装置へ試験実施の開始または継続または終了が指示さ
    れ、連続的な試験実行を含む試験内容の設定指示を試験
    装置部に対し行うことを特徴とする請求項1記載の試験
    方法。
  7. 【請求項7】 試験内容設定指示ステップは、保守運用
    監視制御装置へ指定された試験折返点と試験種別と時間
    により、必要な時間の連続試験、または測定単位ごとの
    分割試験を含む試験内容の設定指示を試験装置部に対し
    行い、試験データ加工ステップでは、試験データ取得ス
    テップで取得した試験データについて前記保守運用監視
    制御装置が前記試験データの加工を行い、ビットエラー
    レートを含む試験データ加工結果を求めることを特徴と
    する請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載の
    試験方法。
  8. 【請求項8】 試験内容設定指示ステップは、保守運用
    監視制御装置へ指定された試験折返点と試験種別と時間
    により、必要な時間の試験を含む試験内容の設定指示を
    試験装置部に対し行い、試験データ加工ステップでは、
    試験データ取得ステップで取得した試験データについて
    前記保守運用監視制御装置が前記試験データの加工を行
    い、ビットエラーレートを含む試験データ加工結果を求
    めることを特徴とする請求項1から請求項6のうちのい
    ずれか1項記載の試験方法。
  9. 【請求項9】 試験内容設定指示ステップは、保守運用
    監視制御装置へ指定された試験折返点と試験種別と測定
    を必要とするビット数により、必要な時間の連続試験、
    または測定単位ごとの分割試験を含む試験内容の設定指
    示を試験装置部に対し行い、試験データ加工ステップで
    は、試験データ取得ステップで取得した試験データにつ
    いて前記保守運用監視制御装置が前記試験データの加工
    を行い、ビットエラーレートを含む試験データ加工結果
    を求めることを特徴とする請求項1から請求項6のうち
    のいずれか1項記載の試験方法。
  10. 【請求項10】 試験内容設定指示ステップは、保守運
    用監視制御装置へ指定された試験折返点と試験種別と測
    定を必要とするビット数により、必要な時間の試験を含
    む試験内容の設定指示を試験装置部に対し行い、試験デ
    ータ加工ステップでは、試験データ取得ステップで取得
    した試験データについて前記保守運用監視制御装置が前
    記試験データの加工を行い、ビットエラーレートを含む
    試験データ加工結果を求めることを特徴とする請求項1
    から請求項6のうちのいずれか1項記載の試験方法。
  11. 【請求項11】 指定したビットエラーレートに対して
    の判定を行い、その判定結果を表示する判定結果表示ス
    テップを備えたことを特徴とする請求項1から請求項1
    0のうちのいずれか1項記載の試験方法。
  12. 【請求項12】 測定単位が測定結果の目的の最小単位
    である単位時間または単位ビット数である請求項1から
    請求項11のうちのいずれか1項記載の試験方法。
  13. 【請求項13】 試験内容設定指示ステップでは、試験
    を行う区間に応じた試験パターンの送信とその試験結果
    の判定について、前記区間ごとに、保守運用監視制御装
    置がリンクされた被試験装置の試験を実行する試験装置
    部に対し前記保守運用監視制御装置からビットエラーレ
    ートの測定を含む試験内容の設定指示を行うことを特徴
    とする請求項1記載の試験方法。
  14. 【請求項14】 試験内容設定指示ステップでは、試験
    を行う区間と、上り方向または下り方向に応じた試験パ
    ターンの送信とその試験結果の判定について、前記区
    間、前記上り方向、前記下り方向ごとに、保守運用監視
    制御装置がリンクされた被試験装置の試験を実行する試
    験装置部に対し前記保守運用監視制御装置からビットエ
    ラーレートの測定を含む試験内容の設定指示を行うこと
    を特徴とする請求項13記載の試験方法。
  15. 【請求項15】 試験を行う区間、上り方向または下り
    方向について周波数、使用チャネル、または特定の回路
    ごとに、保守運用監視制御装置がリンクされた被試験装
    置の試験を実行する試験装置部に対し前記保守運用監視
    制御装置からビットエラーレートの測定を含む試験内容
    の設定指示を行うことを特徴とする請求項14記載の試
    験方法。
  16. 【請求項16】 試験を行う区間、上り方向または下り
    方向について行われた試験で使用した回路、チャネルま
    たは周波数を表示する結果表示ステップを備えたことを
    特徴とする請求項14記載の試験方法。
  17. 【請求項17】 冗長化されている区間に対しては、予
    備系または運用系ごと、または、各運用系ごとに、保守
    運用監視制御装置がリンクされた被試験装置の試験を実
    行する試験装置部に対し、前記保守運用監視制御装置か
    らビットエラーレートの測定を含む試験内容の設定指示
    を行うことを特徴とする請求項13から請求項16のう
    ちのいずれか1項記載の試験方法。
  18. 【請求項18】 被試験装置の試験で使用する試験パタ
    ーンを選択可能にした請求項1から請求項17のうちの
    いずれか1項記載の試験方法。
  19. 【請求項19】 被試験装置に外部の測定器をリンクさ
    せるリンクステップと、 前記測定器がリンクされた前記被試験装置の試験を実行
    する試験装置部に対し該測定器から試験内容の設定指示
    を行う試験内容設定指示ステップと、前記試験内容が設
    定指示された前記試験装置部が前記試験内容で行なった
    試験の結果得られた試験データを前記測定器が取得する
    試験データ取得ステップと、 前記取得した試験データについて前記測定器が統計処理
    を含む試験データの加工を行う試験データ加工ステップ
    とを備えた試験方法。
  20. 【請求項20】 被試験装置からの応答により途中経過
    表示を保守運用監視制御装置側でリアルタイムで行うこ
    とを特徴とする請求項4から請求項19のうちのいずれ
    か1項記載の試験方法。
  21. 【請求項21】 保守運用監視制御装置からの試験経過
    確認要求により被試験装置における試験途中経過の確認
    を前記保守運用監視制御装置で行うことを特徴とする請
    求項1から請求項19のうちのいずれか1項記載の試験
    方法。
  22. 【請求項22】 表示ステップでは、試験データ加工ス
    テップで加工したビットエラーレートを含む試験データ
    加工結果を、時間、時刻に従って表示することを特徴と
    する請求項1から請求項19のうちのいずれか1項記載
    の試験方法。
  23. 【請求項23】 試験実行時にユーザの呼が発生したと
    きに強制的に試験実行を解除するかしないかをあらかじ
    め選択しておき、保守運用監視制御装置へ選択結果を通
    知し、前記ユーザの呼発生時には前記試験実行を解除
    し、前記ユーザの呼を優先させる請求項1から請求項2
    2のうちのいずれか1項記載の試験方法。
  24. 【請求項24】 試験実行中に被試験装置間で、または
    被試験装置と保守運用監視制御装置との間で障害が発生
    し、上位装置と下位装置との間で状態の不整合が生じる
    可能性がある場合、前記下位装置について試験実行を解
    除しアイドル状態や障害閉塞状態に移行させ、また保守
    運用監視制御装置から定期的にポーリングを行い、前記
    被試験装置間、または前記被試験装置と前記保守運用監
    視制御装置との間の状態について確認を行い、定期的な
    制御が起動しない場合に前記被試験装置側でタイムアウ
    トするか、または前記障害の回復時に状態の問い合わせ
    を行い、前記上位装置と前記下位装置との状態について
    整合を確保する請求項1から請求項23のうちのいずれ
    か1項記載の試験方法。
  25. 【請求項25】 試験内容の設定指示をもとに試験を実
    行する試験装置部を有した被試験装置と、 前記被試験装置にリンクし、前記被試験装置の試験を実
    行する試験装置部に対し試験内容の設定指示を行い、前
    記試験装置部が前記試験内容で行なった試験の結果得ら
    れた試験データを取得し、統計処理を含む前記試験デー
    タの加工を行う保守運用監視制御装置とを備えた試験装
    置。
  26. 【請求項26】 外部装置から与えられた試験内容の設
    定指示をもとに試験を実行する試験装置部を有し、前記
    試験装置部が前記試験内容で行なった試験の結果得られ
    た試験データを前記外部装置へ出力する被試験装置。
  27. 【請求項27】 試験を実行する試験装置部に対し試験
    内容の設定指示を行い、前記試験装置部が前記試験内容
    に基づいて行なった試験の結果得られた試験データを該
    試験装置部から取得し、前記取得した試験データについ
    て統計処理を含む試験データの加工を行う保守運用監視
    制御装置。
JP2001306833A 2001-10-02 2001-10-02 試験方法、試験装置、被試験装置および保守運用監視制御装置 Pending JP2003115924A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001306833A JP2003115924A (ja) 2001-10-02 2001-10-02 試験方法、試験装置、被試験装置および保守運用監視制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001306833A JP2003115924A (ja) 2001-10-02 2001-10-02 試験方法、試験装置、被試験装置および保守運用監視制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003115924A true JP2003115924A (ja) 2003-04-18

Family

ID=19126406

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001306833A Pending JP2003115924A (ja) 2001-10-02 2001-10-02 試験方法、試験装置、被試験装置および保守運用監視制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003115924A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007104369A (ja) * 2005-10-05 2007-04-19 Sharp Corp 携帯電話リモート試験
CN100449969C (zh) * 2003-06-10 2009-01-07 华为技术有限公司 通信设备的误码自动测试装置及测试方法
JP2010114876A (ja) * 2008-10-08 2010-05-20 Fujitsu Ltd 通信中継装置、通信中継方法及び通信中継プログラム
JP2011120088A (ja) * 2009-12-04 2011-06-16 Nec Access Technica Ltd データ中継用光通信システム、およびその試験方法と試験プログラム
JP2015122681A (ja) * 2013-12-25 2015-07-02 三菱電機株式会社 無線通信システムおよび基地局装置
US20160248502A1 (en) * 2015-02-24 2016-08-25 Fanuc Corporation Noise detection device

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100449969C (zh) * 2003-06-10 2009-01-07 华为技术有限公司 通信设备的误码自动测试装置及测试方法
JP2007104369A (ja) * 2005-10-05 2007-04-19 Sharp Corp 携帯電話リモート試験
JP2010114876A (ja) * 2008-10-08 2010-05-20 Fujitsu Ltd 通信中継装置、通信中継方法及び通信中継プログラム
JP2011120088A (ja) * 2009-12-04 2011-06-16 Nec Access Technica Ltd データ中継用光通信システム、およびその試験方法と試験プログラム
JP2015122681A (ja) * 2013-12-25 2015-07-02 三菱電機株式会社 無線通信システムおよび基地局装置
US20160248502A1 (en) * 2015-02-24 2016-08-25 Fanuc Corporation Noise detection device
JP2016158051A (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 ファナック株式会社 ノイズ検出装置
US9960886B2 (en) * 2015-02-24 2018-05-01 Fanuc Corporation Noise detection device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5805666A (en) Method of and apparatus for diagnosing personal communication system
JPH03106232A (ja) 移動通信システムの回線異常検出方法
JP3828932B2 (ja) 移動装置における方法と装置
AU727451B2 (en) Communications system and method for testing of a communications apparatus
US6915127B2 (en) Radio base station for monitoring faults of radio communication modems based on content of received frames that are received during call connections
JP2003115924A (ja) 試験方法、試験装置、被試験装置および保守運用監視制御装置
US6826261B2 (en) Subscriber testing system
CN1992954B (zh) 无线通信系统
JP4447402B2 (ja) 無線基地局装置、及び、接続試験方法、無線基地局システム
JPH11127102A (ja) 移動機制御装置
JP2564955B2 (ja) 加入者線試験方式
JP4212389B2 (ja) 基地局装置、基地局装置の診断方法および基地局装置の診断プログラム
JPH11215042A (ja) ディジタル自動車・携帯電話システム
JP2917965B2 (ja) V5通信回線における遠隔局加入者装置試験方法
JPH04196666A (ja) 回線選択接続装置
KR19990038096A (ko) 디지털 이동통신 교환기의 통화로품질 시험장치
JP3003286B2 (ja) 制御チャネル切替え機能を備えた移動無線システム
KR20040042283A (ko) 액세스 게이트웨이 시스템에서의 가입자 인터페이스 시험방법
JPH11239380A (ja) 移動体交換システムにおける回線試験方式
JPH04260232A (ja) 移動通信システムにおける制御チャネルの監視方式
JPS6077564A (ja) 電子交換機の通話路診断装置
JP2000068949A (ja) 無線基地局装置試験システムと装置試験システム
JPS6042947A (ja) 加入者線試験装置
JP2001007922A (ja) 加入者線ディジタル導通試験システム及びその導通試験方法
JPS63166324A (ja) 回線品質試験方式

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040624

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070320

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070518

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20071105

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20071105

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071105

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080318

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080515

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080515

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080616

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20090116