JP2003115912A - 携帯型無線通信装置 - Google Patents

携帯型無線通信装置

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JP2003115912A JP2001311834A JP2001311834A JP2003115912A JP 2003115912 A JP2003115912 A JP 2003115912A JP 2001311834 A JP2001311834 A JP 2001311834A JP 2001311834 A JP2001311834 A JP 2001311834A JP 2003115912 A JP2003115912 A JP 2003115912A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置背面側に配設される表示部の情報表示機
能を補完しつつ、装置背面に従来にはない新たな装飾効
果をもたせる。 【解決手段】 折畳み自在に連結される筐体2(第一筐
体10及び第二筐体20)に無線通信手段を備える携帯
型無線通信装置1であって、所定の情報を表示する背面
表示手段30が、第一筐体10の装置背面側12に形成
される背面側開口部12aを介して視認可能に配設され
るとともに、所定の態様で発光するEL素子からなる背
面側発光手段40が、背面側開口部12aの周囲に縁取
り状に配設され、第一筐体10の正面側11及び背面側
12が組み立てられることにより、背面側発光手段40
が、導電性ゴムコネクタ41を介して第一筐体11内の
基板7上の電源部に接続される構成としてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機やPH
S用端末機等に代表される携帯型の無線通信装置に関
し、特に、装置筐体の背面側に、所定の情報を表示する
液晶ディスプレイ等からなる背面側表示手段を備えると
ともに、この背面側表示手段とは別個に動作,発光する
EL素子からなる背面側発光手段を備えることによっ
て、EL素子の発光により、背面側表示手段の情報表示
機能を補完するとともに、通信装置の背面に従来にはな
い新たな装飾効果をもたせることができる携帯型無線通
信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯可能な筐体に外部との無線通
信を行う無線通信手段を備えた、携帯電話機やPHS用
端末機等に代表される携帯型の無線通信装置が広く普及
している。そして、特に最近は、このような携帯型無線
通信装置の更なる利便性,商品性の向上を図り、利用者
に魅力ある無線通信装置を提供する観点から、通信装置
本来の無線通信機能に加えて、種々の付加的機能や装備
を有する携帯型無線通信装置が提案,開発されている。
【0003】ここで、このような携帯型無線通信装置の
付加的な機能の一つとして、装置筐体の背面側に表示手
段を備える背面表示機能がある。この携帯型無線通信装
置の背面側表示機能は、通信装置に本来的に備えられる
筐体正面側の表示手段(正面側表示手段)に加えて、筐
体の装置背面側にも、正面側表示手段を補完する付加
的,補完的な表示手段(背面側表示手段)を備えるよう
にしたものである。
【0004】図12は、このような背面側表示手段を備
えた従来の携帯型無線通信装置の外観を示す図であり、
(a)は背面図、(b)は左側面図、(c)は正面図で
ある。同図に示す従来の携帯型無線通信装置101は、
携帯電話機やPHS用端末機等の無線通信装置であり、
筐体102の第一筐体110及び第二筐体120が、ヒ
ンジ部103を介して折畳み自在に連結されている。第
一筐体110及び第二筐体120内には、図示しない無
線通信装置の各部が配設されるとともに、図12(c)
に示すように、第一筐体110の装置正面側には、液晶
ディスプレイ等からなる正面側表示手段104が、第二
筐体120の装置正面側には、キーボタン等からなる入
力手段105が備えられている。また、第一筐体110
の上端側には、筐体表面から外部に突出するように、電
波送受信用のアンテナ106が備えられている。
【0005】そして、この第一筐体110の装置背面側
に、図12(a)に示すように、背面側表示手段130
が備えられるようになっている。この背面側表示手段1
30は、小型の液晶ディスプレイ等によって構成され、
文字,数字,図形等によって所定の情報が表示されるよ
うになっており、例えば、現在時刻を示す時計表示や、
着信を知らせる着信表示等、正面側表示手段104の表
示機能を補完する所定情報を表示するようになってい
る。このような背面側表示手段130を備えることによ
って、第一筐体110と第二筐体120が折り畳まれた
状態でも、背面側表示手段130は外部から視認するこ
とができることから、使用者は、筐体102を展開して
正面側表示手段104を確認することなく、必要な情報
を背面側表示手段130から入手,確認できるようにな
っている。
【0006】これにより、背面側表示手段130を備え
る通信装置の使用者は、筐体102を折り畳んだ状態で
鞄や上着のポケット等に入れて携帯し、例えば現在時刻
や着信の有無を確認する場合には、通信装置を取り出し
て背面側表示手段130を確認するだけで、所定の情報
を入手することができる。そして、背面側表示手段13
0の表示内容を確認した後、必要に応じて筐体102を
展開して通信装置を使用するか否かを決定することが可
能となる。
【0007】このように、背面側表示手段130を備え
る通信装置では、着信の有無等の必要最小限な情報を、
筐体102を展開することなく直ちに確認することがで
き、通信装置の迅速,的確な操作が可能となるととも
に、無駄な筐体の展開動作も不要となり、通信装置の操
作性,利便性を大きく向上させることが可能であった。
このような装置背面側の表示手段を備える携帯型無線通
信装置としては、例えば、特開2001−186226
号や特開2001−186227号公報に提案されてい
る「折り畳み式携帯電話機」等が知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の携帯
電話機やPHS用端末機の急速な普及は、携帯型無線通
信装置に対する様々なニーズと、それに伴う製品の多様
化,多機能化,ライフサイクルの短縮化等をさらに進展
させることとなり、従来にはない魅力ある通信装置の開
発が要請されるに至っている。このため、上述したよう
な背面側に表示手段を備える通信装置に対しても、さら
なる改良,変更の可能性が検討されるようになった。
【0009】ここで、上述した従来の背面側表示手段を
備える通信装置の改良,変更として、液晶ディスプレイ
等の背面側表示手段の近傍に、LEDからなる発光手段
を配設し、外部からの着信があった場合等に、液晶ディ
スプレイ等の着信表示とともに、LEDを発光させると
いう提案がなされている。しかし、外部からの着信があ
った場合にLEDを発光させることは、背面側表示手段
を備える装置以前から採用されていた技術であり、特に
目新しい機能ではなく、これを単に背面側表示手段の近
傍等に配設するというのみでは、従来にはない魅力ある
通信装置とすることは困難であった。
【0010】また、LEDを、例えば筐体背面側に多数
配設する等、従来にはない配置構造や配置態様とするこ
とも考えられるが、LEDを筐体表面に多数配設するこ
とは、装置全体が大型化,大厚化、大重量化するととも
に、製造コストも上昇するおそれがある反面、デザイン
的な自由度や装飾効果等には一定の限界があった。この
ため、特に装置の小型軽量化や低価格化が強く要請され
る携帯型無線通信装置では、このようなLEDを多数配
置する構造の採用は困難であった。
【0011】本発明は、このような従来の技術が有する
問題を解決するために提案されたものであり、装置筐体
の背面側に、所定の情報を表示する液晶ディスプレイ等
からなる背面側表示手段を備えるとともに、この背面側
表示手段とは別個に動作,発光するEL素子からなる背
面側発光手段を備えることによって、EL素子の発光に
より、背面側表示手段の情報表示機能を補完するととも
に、通信装置の背面に、従来にはない新たな装飾効果を
もたせることができる携帯型無線通信装置の提供を目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の携帯型無線通信装置は、携
帯可能な筐体に無線通信手段を備える携帯型無線通信装
置であって、前記筐体の装置背面側に、所定の情報を表
示する背面側表示手段を備えるとともに、所定の態様で
発光する背面側発光手段を備え、前記背面側発光手段
が、EL素子からなる構成としてある。
【0013】このような構成からなる本発明の携帯型無
線通信装置によれば、装置背面側に備えられる背面側表
示手段とともに、装置背面側に発光する背面側発光手段
を備えることができ、この背面側発光手段をEL素子に
よって形成するようにしてある。EL素子は、電圧を印
加することにより発光する蛍光体を薄膜状に形成した発
光素子で、厚みが薄く、小型軽量に形成でき、可撓性,
耐久性にも優れ、任意の形状に加工,形成することが可
能であり、EL素子を平面状に形成することによって、
面状に発光する発光手段を構成することができる。
【0014】本発明では、このようなEL素子を、携帯
型無線通信装置の筐体背面側に、液晶ディスプレイ等か
らなる背面側表示手段とともに配設することにより、筐
体背面が面状に発光する従来にはない携帯型無線通信装
置を実現するようにしてある。これにより、背面側発光
手段となるEL素子を発光させることによって、背面側
表示手段の情報表示機能を補完するとともに、通信装置
の背面側に面状に発光する部分を設けることができ、装
置全体の装飾効果,美的効果を高めることが可能とな
り、従来には存在しない魅力ある携帯型無線通信装置を
提供することができる。
【0015】また、EL素子は、軽量な薄膜状に構成さ
れ、かつ、任意の形状に形成することができることか
ら、装置背面側の発光手段として、任意の形状で、任意
の箇所に配設することが可能となり、所望の形状に形成
したEL素子を、例えば液晶ディスプレイ等からなる背
面側表示手段の近傍に配設し、あるいは、背面側表示手
段から離間して配設する等、斬新なデザインや自由な形
状,レイアウトで設定することができる。これにより、
携帯型無線通信装置全体の設計,デザイン上の自由度を
損なうことなく、背面側発光手段を自由に設けることが
でき、近年の通信装置に対する多様なニーズに応じた種
々の形状,デザインのEL素子を備えることで、魅力の
ある通信装置の提供が可能となる。
【0016】また、このようなEL素子からなる背面側
発光手段によれば、装置の筐体の壁面に沿って薄膜状に
配設することができるので、発光手段として多数のLE
Dを用いる場合のような、装置全体が大型化,大重量化
するおそれもない。しかも、EL素子は、加工も容易で
安価に製造できることから、背面側発光手段を備えるこ
とによっても、携帯型無線通信装置の製造コストが増大
することもなく、魅力ある通信装置を低価格で提供する
ことが可能となる。
【0017】そして、請求項2記載の携帯型無線通信装
置では、特に、前記EL素子が、前記背面側表示手段の
外周に沿って縁取り形状に配設される構成としてある。
【0018】このような構成からなる本発明の携帯型無
線通信装置によれば、EL素子を液晶ディスプレイ等か
らなる背面側表示手段の周囲に縁取り状に形成,配設す
ることにより、EL素子の発光によって液晶ディスプレ
イ等の表示を周囲から際立たせることができる。これに
よって、EL素子を視覚的,美的効果に優れた装飾手段
として用いることができ、より魅力的な携帯型無線通信
装置を提供することができる。
【0019】また、請求項3記載の携帯型無線通信装置
は、前記EL素子が、前記筐体の装置背面側の表面に配
設されるとともに、当該筐体の壁部を経由するコネクタ
を介して前記筐体内の電源部に接続される構成としてあ
る。
【0020】特に、請求項4記載では、前記コネクタ
が、導電性ゴムコネクタからなる構成としてある。
【0021】このような構成からなる本発明の携帯型無
線通信装置によれば、薄膜状のEL素子を筐体表面に配
設することで、筐体壁面をEL素子の保持手段として利
用することができ、EL素子専用の保持手段を別途設け
る必要がなく、EL素子及び通信装置全体を薄型化する
ことができる。これにより、背面側発光手段を備えるこ
とによっても、携帯型無線通信装置が大厚化,大重量化
することなく、通信装置の薄型化を図ることができる。
【0022】また、EL素子及びEL素子に電圧を印加
する筐体内の電源部を、筐体壁部を経由するコネクタを
介して接続することによって、確実に両者の導通を図る
ことができる。特に、コネクタを導電性ゴムコネクタで
構成することにより、EL素子及び電源部を、導電性ゴ
ムコネクタに圧接させるだけで接続,導通させることが
でき、板金製の板ばねコネクタを設けたり、はんだ付け
等の接続作業を必要とすることなく、EL素子と電源部
を容易かつ確実に接続させることができる。さらに、導
電性ゴムコネクタによれば、板ばねコネクタのような金
属のへたりを考慮する必要がないことから、通信装置の
設計の自由度やデザインの幅が広がり、装置全体の薄型
化を図ることができる。
【0023】そして、請求項5記載の携帯型無線通信装
置では、前記筐体が、装置正面側と背面側に、組立て自
在に分割形成される場合に、前記電源部が前記筐体の装
置正面側に配設されるとともに、前記コネクタが当該筐
体の装置背面側に配設され、当該筐体が組み立てられる
ことにより、前記電源部とコネクタが接触し、当該電源
部に前記EL素子が接続される構成としてある。
【0024】このような構成からなる本発明の携帯型無
線通信装置によれば、装置正面側と背面側に分割形成さ
れる筐体の、一方(装置正面側)に電源部を、他方(装
置背面側)にEL素子と接続されるコネクタを配設する
ことにより、筐体を組み立てるだけで、電源部とコネク
タを接触させて、当該電源部とEL素子を接続させるこ
とができる。すなわち、EL素子及びコネクタは、予め
装置背面側の筐体に組み込むことで筐体と一体化したユ
ニットとすることができ、EL素子の電源部への接続作
業を、筐体の組立て作業に含ませることができる。
【0025】これにより、予め電源部やコネクタ,EL
素子を所定の箇所に配設した筐体を組み立てるだけで、
EL素子と電源部を接続させることができるので、背面
側発光手段を備えることによっても、EL素子の接続,
導通作業を含む携帯型無線通信装置の組立て作業を容易
かつ確実に行うことができ、製造コストが上昇すること
なく、本発明にかかる携帯型無線通信装置を低価格で提
供することができる。特に、コネクタを導電性ゴムコネ
クタによって構成する場合、EL素子と電源部は、導電
性ゴムコネクタが圧接することにより接続,導通される
ので、はんだ付け等を一切必要とすることなく、筐体を
組み立てるだけでEL素子と電源部を接続させることが
でき、通信装置の組立て工程がきわめて容易となり、製
造コストを削減して、製造効率を大幅に向上させること
が可能となる。
【0026】一方、請求項6記載の携帯型無線通信装置
は、前記背面側表示手段が、前記筐体内に収納され、当
該筐体の装置背面側に形成される開口部を介して外部か
ら視認可能に配設される場合に、前記EL素子が、前記
筐体内に収納され、前記背面側表示手段とともに前記開
口部を介して外部から視認可能に配設される構成として
ある。
【0027】特に、請求項7記載の携帯型無線通信装置
は、前記EL素子が、前記背面側表示手段に一体的に取
り付けられる構成としてある。
【0028】このような構成からなる本発明の携帯型無
線通信装置によれば、EL素子を背面側表示手段ととも
に筐体内に配設し、筐体壁部に形成した開口部を介して
一体的に視認可能な構成とすることで、筐体の組立て作
業を容易に行うことができる。特に、EL素子を液晶デ
ィスプレイ等からなる背面側表示手段に一体的に取り付
けることにより、EL素子と背面側表示手段と一つのユ
ニットとして扱うことができ、筐体内への配設作業や筐
体の組立て作業も、EL素子と背面側表示手段を一体化
させて容易に行うことが可能となる。
【0029】また、このようにEL素子と背面側表示手
段とを一体的に構成することにより、背面側表示手段を
EL素子の保持手段として利用することができ、EL素
子専用の保持手段を別途設ける必要がなく、EL素子及
び通信装置全体を薄型化することができる。これによ
り、背面側発光手段を備えることによっても、携帯型無
線通信装置が大厚化,大重量化することなく、通信装置
の薄型化を図ることができる。
【0030】さらに、請求項8記載の携帯型無線通信装
置は、前記EL素子が、前記筐体壁部の厚み方向の異な
る位置に連続して配設される構成としてある。
【0031】このような構成からなる本発明の携帯型無
線通信装置によれば、連続する一つのEL素子を屈曲等
させることによって、筐体壁部の厚み方向、すなわち背
面側表示手段の高さ方向に、異なる位置で発光手段を配
設することができる。これにより、複雑な構成とするこ
となく、高さ方向に発光位置が異なる複数段の発光手段
を形成することができ、EL素子による従来には存在し
ない発光態様によって、通信装置の装飾効果をより高め
ることが可能となる。また、特に背面側表示装置が液晶
ディスプレイで構成される場合には、液晶ディスプレイ
のバックライト光と合わせて、さらに多段階の発光を行
うことができ、携帯型無線通信装置の美感,装飾的効果
をさらに向上せさることができる。
【0032】そして、請求項9記載の携帯型無線通信装
置は、前記筐体が、折畳み自在に連結される複数の筐体
からなる場合に、前記背面側表示手段及び背面側発光手
段が、当該複数の筐体のうち、少なくとも一の筐体の装
置背面側に備えられる構成としてある。
【0033】このように、本発明の携帯型無線通信装置
は、折畳み自在に連結される複数の筐体によって構成さ
れる通信装置について、少なくとも一の筐体の装置背面
側に背面表示手段及び背面発光手段を備えるものであれ
ば、上述した本発明の効果を奏することができるもので
ある。従って、二つの筐体が折畳み自在に連結される通
信装置については、本発明にかかる背面表示手段及び背
面発光手段を、一方の筐体のみに備えることもでき、ま
た、双方の筐体の各背面側に備えることもできる。な
お、筐体が折畳み式でない単一型の筐体についても、上
述した本発明にかかる背面側表示手段及び背面側発光手
段を適用することができることは勿論である。
【0034】さらに、請求項10記載の携帯型無線通信
装置は、前記背面側表示手段が、液晶ディスプレイから
なる構成としてある。
【0035】一方、請求項11記載の携帯型無線通信装
置は、前記背面側表示手段が、ELディスプレイからな
る構成としてある。
【0036】このように、本発明の携帯型無線通信装置
では、背面側表示手段として、例えば液晶ディスプレイ
やELディスプレイ等、既存の表示手段を採用すること
ができる。すなわち、本発明の携帯型無線通信装置は、
既存の表示手段が通信装置の背面側に配設される場合
に、この背面側表示手段の表示機能を補完しつつ、新た
な美的効果,装飾効果を奏するEL素子を背面側発光手
段として備えるものであり、背面側表示手段について
は、文字,数字や図形等を所定の情報として外部に表示
できる手段であれば、どのような構成のものであっても
採用することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる携帯型無線
通信装置の好ましい実施形態について、図面を参照しつ
つ説明する。 [第一実施形態]まず、図1〜図6を参照して、本発明
の携帯型無線通信装置の第一実施形態について説明す
る。図1は、本発明の第一実施形態にかかる携帯型無線
通信装置の外観を示す図であり、(a)は正面図、
(b)は右側面図、(c)は背面図である。図2は、本
実施形態にかかる携帯型無線通信装置における表示側筐
体の全体を示す、装置背面側から見た分解斜視図であ
る。図3は、本実施形態にかかる携帯型無線通信装置に
おける表示側筐体の一部を示す、装置正面側から見た分
解斜視図である。図4及び図5は、本実施形態にかかる
携帯型無線通信装置の、図2に示すA−A線における断
面部であり、図4は筐体の組立て前の状態、図5は組立
て後の状態を示している。また、図6は、図5に示す断
面図の要部拡大図である。
【0038】[携帯型無線通信装置の基本的構成]ま
ず、図1及び図2を参照して、本実施形態にかかる携帯
型無線通信装置の基本的構成について説明する。図1に
示すように、本実施形態の携帯型無線通信装置1は、携
帯電話機やPHS用端末機等の無線通信装置を構成して
おり、筐体2が、ヒンジ部3を介して折畳み自在に連結
される第一筐体10及び第二筐体20の二つの筐体によ
って構成されている。図1(a)に示すように、第一筐
体10の装置正面側には、液晶ディスプレイ等からなる
正面側表示手段4が備えられ、また、第二筐体20の装
置正面側には、キーボタン等からなる入力手段5が備え
られている。また、第一筐体10の上端側には、筐体表
面から外部に突出するように、電波送受信用のアンテナ
6が備えられている。
【0039】第一筐体10及び第二筐体20内には、無
線通信装置の各部が配設されるようになっており、図2
に示すように、第一筐体10の内部には、正面側表示手
段4及び後述する背面側表示手段30,背面側発光手段
40が実装される基板7が備えられている(第二筐体2
0の内部については図示省略)。なお、第一筐体10及
び第二筐体20は、それぞれ、装置正面側と背面側に、
組立て自在に分割形成され(図2に示す第一筐体正面側
11及び背面側12参照)、一体的に組み立てられて一
つの筐体を構成するようになっており、基板7等の部
品,装置の収納,実装が容易に行えるようになってい
る。そして、基板7及び基板7に実装される図示しない
プロセッサ等によって、正面側表示手段4及び背面側表
示手段30の表示動作と、背面側発光手段40の発光動
作が制御されるようになっている。
【0040】ここで、基板7に実装される正面側表示手
段4は、通信装置本来の表示手段となっており、具体的
には、入力手段5で入力される電話番号等の入力表示や
通信装置が備える各種機能の表示,外部からの着信表
示,文字による電子メールの表示,インターネットのコ
ンテンツ表示等、通信装置として必要な情報を文字,記
号,図形等で表示するようになっている。そして、この
正面側表示手段4が、図2に示すように、第一筐体10
の正面側(第一筐体正面側11)に形成された開口部
(正面側開口部11a)を介して、筐体外部から表示内
容を視認できるようになっている。なお、この表面側表
示手段4は、通常の携帯電話機やPHS用端末機等と同
様、液晶ディスプレイによって構成される他、ELディ
スプレイによって構成することもできる。
【0041】また、基板7の表面(上面)には、背面側
発光手段40となるEL素子に対して電圧を印加する電
源部に接続した導体露出部が形成されている(図示省
略)。この導体露出部を介して、基板7上に実装された
図示しない電源部から電圧が印加されることによって、
後述するように、背面側発光手段40となるEL素子
が、所定の態様で発光するようになっている。なお、以
上のような構成からなる携帯型無線通信装置1は、以下
に説明する背面側表示手段30及び背面側発光手段40
に関する部分を除いて、既存の携帯電話やPHS等の携
帯型無線通信装置とほぼ同様の構成,機能となってお
り、本実施形態においては詳細な説明は省略する。
【0042】[背面側表示手段及び背面側発光手段]次
に、本実施形態の携帯型無線通信装置に備えられる背面
側表示手段及び背面側発光手段について説明する。本実
施形態の携帯型無線通信装置1には、第一筐体10の装
置背面側に、背面側表示手段30及び背面側発光手段4
0が備えられるようになっている。背面側表示手段30
は、所定の情報を表示する表示手段であり、図2に示す
ように、第一筐体10内に備えられる基板7上に搭載,
実装される小型の液晶ディスプレイやELディスプレイ
によって構成されている。この背面側表示手段30は、
基板7の制御によって文字,数字,図形等によって所定
の情報が表示されるようになっている。例えば、現在時
刻を示す時計表示や、着信を知らせる着信表示等、上述
した正面側表示手段4の表示機能を補完する所定の情報
を表示できるようになっている。
【0043】ここで、背面側表示手段30は、液晶ディ
スプレイ,ELディスプレイ等、既存の表示手段によっ
て構成されている。すなわち、本実施形態は、既存の表
示手段からなる背面表示手段30が通信装置1の背面側
に配設される場合に、背面側表示手段30の表示機能を
補完しつつ、新たな美的効果,装飾効果を奏する背面側
発光手段40を備えるものであり、背面側表示手段30
については、文字,数字や図形等を所定の情報として外
部に表示できる手段であれば、どのような構成のもので
あっても良い。
【0044】そして、この背面側表示手段30は、図2
に示すように、第一筐体背面側12に形成された開口部
(背面側開口部12a)を介して、筐体外部から表示内
容を視認できるようになっている。このように、第一筐
体10の背面側に背面側表示手段30を備えることによ
って、第一筐体10と第二筐体20が折り畳まれた状態
でも、背面側表示手段30は外部から視認することがで
き、使用者は、筐体2を展開して正面側表示手段4を確
認することなく、必要な情報を入手,確認することがで
きる。
【0045】なお、背面側開口部12aは、背面側表示
手段30の表示内容が視認可能であれば、どのような大
きさ,形状であっても良いが、本実施形態では、図2に
示すように、装飾的デザイン等を考慮して長楕円形状の
開口部としてある。このように、背面側開口部12aの
形状,大きさによって、装置背面側の外観,美感が大き
く影響されるので、背面側開口部12aは、装飾効果の
高いデザイン,形状とすることが好ましい。
【0046】そして、この背面側表示手段30が備えら
れる第一筐体10の背面側12に、所定の態様で発光す
る背面側発光手段40が備えられている。背面側発光手
段40は、背面側表示手段30とは別個に動作,発光す
るEL素子からなっている。EL素子は、電圧を印加す
ることにより発光する蛍光体を薄膜状に形成した発光素
子で、厚みが薄く、小型軽量に形成でき、可撓性,耐久
性にも優れ、任意の形状に加工,形成することが可能で
あり、EL素子を平面状に形成することによって、面状
に発光する発光手段を構成することができる。本実施形
態では、このようなEL素子を第一筐体背面側12に、
液晶ディスプレイ等からなる背面側表示手段30ととも
に配設することにより、筐体背面側に、面状に発光する
部分を有する従来にはない携帯型無線通信装置1を実現
するようにしてある。
【0047】具体的には、背面側発光手段40を構成す
るEL素子は、図2に示すように、背面側表示手段30
の外周に沿って縁取り形状となる、中心が開口する環状
の長楕円形状に形成されている。このように背面側発光
手段40となるEL素子を、液晶ディスプレイ等からな
る背面側表示手段30の周囲に縁取り状に形成,配設す
ることにより、EL素子の発光によって液晶ディスプレ
イ等の表示を周囲から際立たせることができる。これに
よって、EL素子を視覚的,美的効果に優れた装飾手段
として用いることができ、従来にはない携帯型無線通信
装置を実現することができる。
【0048】ここで、EL素子は、上述したように、導
体露出部を介して基板7上の電源部から印加される電圧
によって発光するようになっており、基板7のプロセッ
サ等によって印加電圧が制御され、EL素子は所定の態
様で発光することになる。EL素子の発光態様として
は、種々のものを選択,設定することが可能であり、例
えば、通信装置に外部からの着信があった際に、液晶デ
ィスプレイ等の着信表示とともにEL素子を点滅させる
ことにより、背面表示手段30の表示機能を補完させた
り、あるいは、着信メロディ音に合わせてEL素子を点
滅させることにより、装飾効果を高めるようにすること
ができる。また、通信装置のバッテリ残量が一定以下と
なった場合等に、EL素子を点灯,点滅させることによ
り、アラーム手段として用いることもできる。
【0049】そして、このEL素子からなる背面側発光
手段40は、図2に示すように、第一筐体背面側12の
背面側開口部12aの周囲に沿って、EL素子とほぼ同
形状に形成されたEL搭載部12bに搭載,保持される
ようになっており、これによって第一筐体背面側12の
表面に沿って配設されるようになっている。このよう
に、背面側発光手段40を第一筐体10の表面側に配設
することで、筐体壁面を、背面側発光手段40を構成す
る薄膜状のEL素子の保持手段として利用することがで
き、EL素子専用の保持手段を別途設ける必要がなくな
り、EL素子及び通信装置全体を薄型化することが可能
となる。従って、本実施形態では、背面側発光手段40
を備えることによっても、携帯型無線通信装置1が大厚
化,大重量化することなく、装置全体の薄型化を図るこ
とができる。
【0050】背面側発光手段40には、外周縁の一部か
ら突出するEL素子の電極40aが形成されており、こ
の電極40aが、EL搭載部12bから第一筐体10の
内部のコネクタ取付け部12e(図3参照)に連通する
電極挿入部12dに挿入されるようになっている。そし
て、この電極挿入部12dに挿入された電極40aは、
図4〜図6に示すように、第一筐体背面側12の壁部を
経由してコネクタ41に接触し、このコネクタ41を介
して筐体内の基板7上に形成された導体露出部と接触,
接続されるようになっている。これにより、背面側発光
手段40を構成するEL素子に対して、筐体内の図示し
ない電源部から電圧が印加されるようになっている。
【0051】ここで、コネクタ41は、図3に示すよう
に、第一筐体背面側12の筐体内面に形成されたコネク
タ取付け部12eに配設されるようになっている。コネ
クタ取付け部12eは、図6に示すように、第一筐体背
面側12の壁部を経由して、筐体表面側の電極挿入部1
2dと連通するようになっており、電極挿入部12dに
挿入されたEL素子の電極40aが、コネクタ取付け部
12e側に突出するようになっている。これによって、
コネクタ取付け部12eに配設されたコネクタ41は、
コネクタ取付け部12e側に突出するEL素子の電極4
0aと接触できるようになっている。なお、コネクタ取
付け部12eは、後述するコネクタ41を構成する導電
性ゴムコネクタが圧入状態で取り付けられるように、コ
ネクタ41の外形よりやや小さくなる空間によって構成
されている(図3参照)。
【0052】そして、本実施形態では、コネクタ41が
導電性ゴムコネクタによって構成されている。導電性ゴ
ムコネクタは、例えば、長方体や直方体形状に形成され
た、一定の弾性を有するシリコンゴム等に、ステンレ
ス,ニッケル等に金メッキ等を施した導電性部材からな
る金属細線を埋設させたもので、金属細線がシリコンゴ
ムの端面から突出するようになっており、この金属細線
が突出するシリコンゴムの両端側が押圧されることによ
って、押圧する接触部材間が電気的に導通されるコネク
タである。
【0053】本実施形態では、この導電性ゴムコネクタ
を、EL素子の電極40aと基板7上に形成された導体
露出部を接続するコネクタ41として用いており、第一
筐体10の正面側11及び背面側12が組み立てられた
状態で、導電性ゴムコネクタの金属細線が突出する両端
面が、EL素子の電極40a及び基板7によって挟持,
押圧されるように設定してある。また、このコネクタ4
1を構成する導電性ゴムコネクタは、筐体内面のコネク
タ取付け部12eに対して圧入状態で取り付けられるよ
うに、外形がコネクタ取付け部12eよりやや大きくな
るように形成,設定されている(図3参照)。
【0054】このように、コネクタ41を導電性ゴムコ
ネクタで構成することにより、背面側発光手段40とな
るEL素子と基板7上の導体露出部は、第一筐体10の
正面側11及び背面側12が組み立てられることによっ
て導電性ゴムコネクタに圧接され、これによって、両者
が接続,導通することになる。これによって、板金製の
板ばねコネクタを設けたり、はんだ付け等の接続作業を
必要とすることなく、EL素子と基板7上の電源部に接
続した導体露出部を容易かつ確実に接続させることがで
きる。また、導電性ゴムコネクタからなるコネクタ41
によれば、板ばねコネクタのような金属のへたりを考慮
する必要がないことから、通信装置の設計の自由度やデ
ザインの幅が広がり、装置全体の薄型化を図ることもで
きる。
【0055】なお、背面側発光手段40となるEL素子
には、図2に示すように、外周縁部に切欠き部40bが
形成してある。この切欠き部40bが、EL搭載部12
bの内面に突設した凸部(図示省略)と係合することに
より、EL素子がEL搭載部12bの所定位置に位置決
めされるようになっている。
【0056】さらに、本実施形態では、図2及び図3に
示すように、EL素子からなる背面側発光手段40の上
面側を覆う背面側スクリーン42が備えられている。背
面側スクリーン42は、EL素子及び背面側開口部12
aを覆う蓋手段であり、合成樹脂等からなる透明部材
が、EL素子より一回り大きい長楕円形状に形成さるこ
とにより構成されている。この背面側スクリーン42
は、図2に示すように、第一筐体背面側12のEL搭載
部12bの周囲に沿って、背面側スクリーン42とほぼ
同形状に形成された段部となるスクリーン搭載部12c
に係合,保持されるようになっており、これによってE
L素子及び背面側開口部12aの上面を覆う状態で、第
一筐体背面側12に取り付けられるようになっている。
このように背面側スクリーン42が第一筐体10に取り
付けられることによって、背面側開口部12aが覆われ
て、筐体内に異物等が侵入することが防止されるととも
に、EL搭載部12bに搭載されたEL素子が脱落不能
に保持されることになる。
【0057】ここで、本実施形態にかかる背面側スクリ
ーン42は、図2及び図3に示すように、中心に背面側
表示手段30の表示面が視認可能な無色透明の窓部42
aを有するとともに、この窓部42aの外周に沿って縁
取り形状に形成された、背面側発光手段40の光が透過
可能な有色透明な彩色部40cを有する構成となってい
る。このように背面側スクリーン42に無色透明の窓部
42aと有色透明の彩色部40cを設けることにより、
第一筐体背面側12の装飾効果を高めることができる。
また、背面側スクリーン42の彩色部40cの色彩によ
って、EL素子の光を任意の色で透過,発光させること
が可能となる。従って、この彩色部40cの色彩を変更
することにより、EL素子の発光色を変更することがで
き、種々の発光色を選択可能な通信装置を提供すること
ができる。
【0058】なお、この背面側スクリーン42には、図
2に示すように、外周縁部に爪部42bが形成してあ
り、この爪部42bが、スクリーン搭載部12cの内面
に形成した孔部(図示省略)に係合することにより、背
面側スクリーン42がスクリーン搭載部12cの所定位
置に位置決めされるようになっている。また、位置決め
された背面側スクリーン42は、内面側に接着剤が塗布
されて、第一筐体背面側12に脱落不能に固定されるよ
うになっている。
【0059】[背面側表示手段及び背面側発光手段の組
立て方法]次に、以上のような構成からなる本実施形態
の携帯型無線通信装置における背面側表示手段及び背面
側発光手段の組立て方法について説明する。まず、正面
側表示手段4,背面側表示手段30等の各部品,装置が
実装された基板7を用意し、この基板7を、分割された
状態の第一筐体正面側11に対して搭載,固定する。こ
の状態で、基板7と第一筐体正面側11は一体化したユ
ニットとなる。
【0060】一方、第一筐体背面側12には、背面側発
光手段40となるEL素子を取り付ける。まず、EL素
子を第一筐体背面側12のEL搭載部12bに位置合わ
せしつつ搭載する。このとき、EL素子の切欠き部40
bをEL搭載部12bの凸部(図示せず)に係合させる
ことにより、EL素子は所定位置に簡単に搭載すること
ができる。また、同時に、EL素子の電極40aを、E
L搭載部12bの内周面に形成した電極挿入部12dに
挿入させる。電極挿入部12dに挿入された電極40a
は、第一筐体背面側12の内面側のコネクタ取付け部1
2eに突出する。
【0061】この状態で、コネクタ41を筐体内面側か
ら配設し、コネクタ取付け部12eに取り付ける。コネ
クタ41は導電性ゴムコネクタからなり、コネクタ取付
け部12eには、ゴムの弾性によって圧入状態で取り付
けられるので、接着剤等は必要とならない。コネクタ4
1がコネクタ取付け部12eに取り付けられると、コネ
クタ41の金属細線がEL素子の電極40aに当接,接
触することになる(図4〜図6参照)。
【0062】その後、EL素子の上面側から背面側スク
リーン42を配設し、第一筐体背面側12のスクリーン
搭載部12cに位置合わせしつつ搭載する。このとき、
背面側スクリーンの爪部42bをスクリーン搭載部12
cの孔部(図示せず)に係合させることにより、背面側
スクリーン42は所定位置に簡単に搭載することができ
る。そして、背面側スクリーン42を接着剤によって第
一筐体背面側12に固定する。この状態で、EL素子及
びコネクタ41は、第一筐体背面側12に脱落不能に組
み込まれて筐体と一体化したユニットとなる。
【0063】そして、この状態で、第一筐体正面側11
と背面側12とを位置合わせして、両者を組み立てる
(図4及び図5参照)。第一筐体正面側11と背面側1
2が組み立てられると、コネクタ41は、導電性ゴムコ
ネクタの金属細線が突出する両端面が、EL素子の電極
40a及び基板7上の導体露出部によって挟持,押圧さ
れて接触する。これにより、背面側発光手段40となる
EL素子が基板7上の導体露出部を介して電源部に接続
され、組立てが完了する。従って、EL素子は、基板7
の制御によって所定の態様で発光可能となり、例えば、
外部から着信があった場合に液晶ディスプレイ等の着信
表示とともに点滅する等、EL素子の発光動作が行える
ようになる。
【0064】このように、本実施形態の携帯型無線通信
装置1は、装置正面側と背面側に分割形成される第一筐
体10の、一方(正面側11)に電源部を、他方(背面
側12)にEL素子と接続されるコネクタ41を配設す
ることにより、第一筐体10を組み立てるだけで、電源
部に接続した導体露出部とコネクタ41を接触させて、
電源部とEL素子を接続させることができる。すなわ
ち、背面側発光手段40となるEL素子及びコネクタ4
1は、予め第一筐体10の背面側11に組み込むこと
で、第一筐体背面側11と一体化したユニットとするこ
とができ、EL素子と電源部との接続作業を、第一筐体
10の組立て作業に含ませることができることになる。
【0065】以上説明したように、本実施形態にかかる
携帯型無線通信装置によれば、装置背面側に備えられる
背面側表示手段30とともに、装置背面側に発光する背
面側発光手段40を備え、この背面側発光手段40をE
L素子によって形成するようにしてある。これにより、
背面側発光手段40となるEL素子を発光させることに
よって、背面側表示手段30の情報表示機能を補完する
とともに、通信装置の背面側に面状に発光する部分を設
けることができ、装置全体の装飾効果,美的効果を高め
ることが可能となり、従来には存在しない魅力ある携帯
型無線通信装置を提供することができる。
【0066】また、EL素子は、軽量な薄膜状に構成さ
れ、かつ、任意の形状に形成することができることか
ら、装置背面側の発光手段として、任意の形状で、任意
の箇所に配設することが可能となり、所望の形状に形成
したEL素子を、例えば液晶ディスプレイ等からなる背
面側表示手段の近傍に配設し、あるいは、背面側表示手
段から離間して配設する等、斬新なデザインや自由な形
状,レイアウトで設定することができる。これにより、
携帯型無線通信装置全体の設計,デザイン上の自由度を
損なうことなく、背面側発光手段40を自由に設けるこ
とができ、近年の通信装置に対する多様なニーズに応じ
た種々の形状,デザインのEL素子を備えることで、魅
力のある通信装置の提供が可能となる。
【0067】また、このようなEL素子からなる背面側
発光手段40によれば、装置の筐体の壁面に沿って薄膜
状に配設することができるので、発光手段として多数の
LEDを用いる場合のような、装置全体が大型化,大重
量化するおそれもない。しかも、EL素子は、加工も容
易で安価に製造できることから、背面側発光手段を備え
ることによっても、携帯型無線通信装置の製造コストが
増大することもなく、魅力ある通信装置を低価格で提供
することが可能となる。
【0068】さらに、本実施形態では、予め、EL素子
やコネクタ41,電源部に接続した導体露出部を所定の
箇所に配設した第一筐体10を組み立てるだけで、EL
素子と電源部を接続させることができるので、背面側発
光手段40を備えることによっても、EL素子の接続,
導通作業を含む携帯型無線通信装置の組立て作業を容易
かつ確実に行うことができ、製造コストが上昇すること
なく、本発明にかかる携帯型無線通信装置を低価格で提
供することができる。
【0069】特に、本実施形態では、コネクタ41を導
電性ゴムコネクタによって構成してあるので、EL素子
と基板7上の導体露出部が、導電性ゴムコネクタの圧接
によって接続,導通され、はんだ付け等を一切必要とす
ることなく、筐体を組み立てるだけでEL素子と電源部
を接続させることができる。これにより、携帯型無線通
信装置の組立て工程がきわめて容易となり、製造コスト
を削減して、製造効率を大幅に向上させることが可能と
なる。
【0070】[第二実施形態]次に、本発明の携帯型無
線通信装置の第二実施形態について、図7〜図9を参照
しつつ説明する。図7は、本発明の第二実施形態にかか
る携帯型無線通信装置における表示側筐体の全体を示
す、装置背面側から見た分解斜視図である。図8及び図
9は、本実施形態にかかる携帯型無線通信装置の、図7
に示すB−B線における断面部であり、図8は筐体の組
立て前の状態、図9は組立て後の状態を示している。
【0071】これらの図に示す本実施形態にかかる装置
は、上述した第一実施形態の変形実施形態であり、EL
素子からなる背面側発光手段40を、液晶ディスプレイ
等からなる背面側表示手段30と一体的に筐体内に配設
するようにしたものである。従って、その他の構成部分
は、第一実施形態と同様となっており、同様の構成部分
については、図中で第一実施形態と同一符号を付し、詳
細な説明は省略する。
【0072】図7に示すように、本実施形態では、EL
素子からなる背面側発光手段40が、第一筐体10内の
基板7上に実装される液晶ディスプレイ等からなる背面
側表示手段30の上面に直接搭載されるようになってい
る。そして、この背面側発光手段40の電極40aは、
基板7上の背面側表示手段の近傍に備えられる導体露出
部(図示せず)に対して、導電性ゴムコネクタからなる
コネクタ41を介して接続されるようになっている(図
7,図8及び図9参照)。基板7上に形成される導体露
出部は、第一実施形態の場合と同様、図示しない電極部
に接続されている。そして、この導体露出部と電極40
aは、第一筐体10が組み立てられた状態で、コネクタ
41が筐体内面と基板7に挟持,押圧されることによっ
て、圧接状態で接続される(図9参照)。
【0073】そして、本実施形態では、このように第一
筐体10内に一体的に配設される背面側発光手段40と
背面側表示手段30が、第一筐体背面側12に形成され
る背面側開口部12aを介して外部から一体的に視認で
きるようになっている。具体的には、本実施形態の背面
側開口部12aは、図7に示すように、背面側発光手段
40となるEL素子の外形とほぼ同じ大きさに形成さ
れ、第一実施形態におけるEL搭載部12bが省略され
るようになっている。
【0074】このような構成からなる本実施形態の携帯
型無線通信装置によっても、上述した第一実施形態の場
合と同様、装置背面側に備えられる背面側表示手段30
とともに、EL素子からなる背面側発光手段40を備え
ることによって、背面側表示手段30の情報表示機能を
補完しつつ、通信装置の背面側に面状に発光する部分を
設けることができ、装飾効果,美的効果を高めて、従来
には存在しない魅力ある携帯型無線通信装置を提供する
ことができる。しかも、本実施形態では、背面側発光手
段40となるEL素子を、背面側表示手段30とともに
第一筐体10内に配設し、第一筐体背面側12に形成し
た背面側開口部12aを介して一体的に視認可能な構成
とすることで、第一筐体10の組立て作業を容易に行う
ことができる。
【0075】すなわち、本実施形態では、予め第一筐体
正面側11に基板7を取り付けるとともに、この基板7
上の背面側発光手段30の上面に背面側発光手段40を
搭載して導体露出部と接続させることにより、これを第
一筐体正面側11のユニットとすることができる。従っ
て、第一筐体10の組立て作業は、ユニット化された第
一筐体正面側11に背面側12を取り付けるだけの作業
となり、組立て作業はきわめて単純かつ容易なもので済
むことになる。特に、予めEL素子を、液晶ディスプレ
イ等からなる背面側表示手段30に一体的に取り付けて
おくことにより、EL素子と背面側表示手段30を一つ
のユニットとして扱うことができることになり、第一筐
体10内の基板7への配設作業や筐体の組立て作業も、
一層容易化することが可能となる。
【0076】また、このようにEL素子と背面側表示手
段30とを一体的に配設する本実施形態では、背面側表
示手段30をEL素子の保持手段として利用することが
できるので、EL素子専用の保持手段を別途設ける必要
がなく、EL素子及び通信装置全体を薄型化することが
できる。これにより、EL素子からなる背面側発光手段
40を備えることによっても、携帯型無線通信装置1が
大厚化,大重量化することなく、通信装置の薄型化を図
ることが可能となる。
【0077】[第三実施形態]さらに、図10及び図1
1を参照して、本発明の携帯型無線通信の第三実施形態
について説明する。図10及び図11は、本発明の第三
実施形態にかかる携帯型無線通信装置における背面側表
示部及び背面側発光部を模式的に示す斜視図で、図10
は両者の組立て前の状態、図11は組立て後の状態を示
している。同図に示すように、本実施形態にかかる携帯
型無線通信装置では、背面側発光手段40となるEL素
子が、第一筐体10の壁部の厚み方向、すなわち背面側
表示手段30の高さ方向(図10及び図11における図
面上下方向)の異なる位置に連続して配設されるように
なっている。
【0078】具体的には、図10及び図11に示すよう
に、本実施形態のEL素子は、液晶ディスプレイ等の背
面側表示手段30の外周に沿って配設可能な環状に形成
してある。そして、このEL素子が、背面側表示手段3
0の中央近傍でほぼ直角状に屈曲形成されている。これ
により、EL素子の発光面は、背面側表示手段30の高
さ方向の上面及び下面の位置に連続して配設されるよう
になっている。その他の構成は、上述した第二実施形態
にかかる携帯型無線通信装置と同様となっている。
【0079】このような構成からなる本発明の携帯型無
線通信装置によれば、連続する一つのEL素子を屈曲等
させることによって、第一筐体10の壁部の厚み方向、
すなわち背面側表示手段30の高さ方向に、異なる位置
をもって配設することができる。これにより、複雑な構
成とすることなく、高さ方向に発光位置が異なる複数段
の発光手段を形成することができ、EL素子による従来
には存在しない発光態様によって、通信装置の装飾効果
をより高めることが可能となる。特に、例えば背面側表
示装置30が液晶ディスプレイで構成される場合、液晶
ディスプレイのバックライト光と合わせて、さらに多段
階の発光を行うことができ、携帯型無線通信装置の美
感,装飾的効果をさらに向上せさることが可能となると
いう効果を奏する。
【0080】なお、本発明の携帯型無線通信装置は、上
述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明
の要旨の範囲で種々の変更実施が可能であることは言う
までもない。例えば、上述した実施形態では、携帯型無
線通信装置を構成する筐体として、第一及び第二筐体か
らなる二つの筐体を折畳み自在に連結した場合を例にと
って説明したが、これ以外の筐体構造についても本発明
を適用することができる。
【0081】すなわち、本発明の携帯型無線通信装置
は、折畳み自在に連結される複数の筐体によって構成さ
れる通信装置について、少なくとも一の筐体の装置背面
側に背面表示手段及び背面発光手段を備えるものであれ
ば、上述した本発明の効果を奏することができるもので
ある。従って、二つの筐体が折畳み自在に連結される通
信装置については、本発明にかかる背面表示手段及び背
面発光手段を、一方の筐体のみに備えることもでき、ま
た、双方の筐体の各背面側に備えることもできる。な
お、筐体が折畳み式でない単一型の筐体についても、上
述した本発明にかかる背面側表示手段及び背面側発光手
段を適用することができることは勿論である。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の携帯型無
線通信装置によれば、装置筐体の背面側に、所定の情報
を表示する液晶ディスプレイ等からなる背面側表示手段
を備えるとともに、この背面側表示手段とは別個に動
作,発光するEL素子からなる背面発光部を備えること
によって、EL素子の発光により、背面側表示手段の情
報表示機能を補完しつつ、装置背面に従来にはない新た
な装飾効果をもたせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態にかかる携帯型無線通信
装置の外観を示す図であり、(a)は正面図、(b)は
右側面図、(c)は背面図である。
【図2】本発明の第一実施形態にかかる携帯型無線通信
装置における表示側筐体の全体を示す、装置背面側から
見た分解斜視図である。
【図3】本発明の第一実施形態にかかる携帯型無線通信
装置における表示側筐体の一部を示す、装置正面側から
見た分解斜視図である。
【図4】本発明の第一実施形態にかかる携帯型無線通信
装置の、図2に示すA−A線における断面部であり、筐
体の組立て前の状態を示している。
【図5】本発明の第一実施形態にかかる携帯型無線通信
装置の、図2に示すA−A線における断面部であり、筐
体の組立て後の状態を示している。
【図6】図5に示す断面図の要部拡大図である。
【図7】本発明の第二実施形態にかかる携帯型無線通信
装置における表示側筐体の全体を示す、装置背面側から
見た分解斜視図である。
【図8】本発明の第二実施形態にかかる携帯型無線通信
装置の、図7に示すB−B線における断面部であり、筐
体の組立て前の状態を示している。
【図9】本発明の第二実施形態にかかる携帯型無線通信
装置の、図7に示すB−B線における断面部であり、筐
体の組立て後の状態を示している。
【図10】本発明の第三実施形態にかかる携帯型無線通
信装置における背面側表示部及び背面側発光部を模式的
に示す斜視図で、両者の組立て前の状態を示している。
【図11】本発明の第三実施形態にかかる携帯型無線通
信装置における背面側表示部及び背面側発光部を模式的
に示す斜視図で、両者の組立て後の状態を示している。
【図12】従来の携帯型無線通信装置の外観を示す図で
あり、(a)は背面図、(b)は左側面図、(c)は正
面図である。
【符号の説明】
1 携帯型無線通信装置 2 筐体 3 ヒンジ部 4 正面側表示手段 5 入力手段 6 アンテナ 7 基板 10 第一筐体 11 第一筐体正面側 11a 正面側開口部 12 第一筐体背面側 12a 背面側開口部 12b EL搭載部 12c スクリーン搭載部 12d 電極挿入部 12e コネクタ取付け部 20 第二筐体 30 背面側表示手段 40 背面側発光手段(EL素子) 40a 電極 40b 切欠き部 41 コネクタ 42 背面側スクリーン 42a 透明窓部 42b 爪部 42c 彩色部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯可能な筐体に無線通信手段を備える
    携帯型無線通信装置であって、 前記筐体の装置背面側に、 所定の情報を表示する背面側表示手段を備えるととも
    に、 所定の態様で発光する背面側発光手段を備え、 前記背面側発光手段が、EL素子からなることを特徴と
    する携帯型無線通信装置。
  2. 【請求項2】 前記EL素子が、前記背面側表示手段の
    外周に沿って縁取り形状に配設される請求項1記載の携
    帯型無線通信装置。
  3. 【請求項3】 前記EL素子が、前記筐体の装置背面側
    の表面に配設されるとともに、当該筐体の壁部を経由す
    るコネクタを介して前記筐体内の電源部に接続される請
    求項1又は2記載の携帯型無線通信装置。
  4. 【請求項4】 前記コネクタが、導電性ゴムコネクタか
    らなる請求項3記載の携帯型無線通信装置。
  5. 【請求項5】 前記筐体が、装置正面側と背面側に、組
    立て自在に分割形成される場合に、 前記電源部が前記筐体の装置正面側に配設されるととも
    に、 前記コネクタが当該筐体の装置背面側に配設され、 当該筐体が組み立てられることにより、前記電源部とコ
    ネクタが接触し、当該電源部に前記EL素子が接続され
    る請求項3又は4記載の携帯型無線通信装置。
  6. 【請求項6】 前記背面側表示手段が、前記筐体内に収
    納され、当該筐体の装置背面側に形成される開口部を介
    して外部から視認可能に配設される場合に、 前記EL素子が、前記筐体内に収納され、前記背面側表
    示手段とともに前記開口部を介して外部から視認可能に
    配設される請求項1又は2記載の携帯型無線通信装置。
  7. 【請求項7】 前記EL素子が、前記背面側表示手段に
    一体的に取り付けられる請求項6記載の携帯型無線通信
    装置。
  8. 【請求項8】 前記EL素子が、前記筐体壁部の厚み方
    向の異なる位置に連続して配設される請求項1,2,
    3,4,5,6又は7記載の携帯型無線通信装置。
  9. 【請求項9】 前記筐体が、折畳み自在に連結される複
    数の筐体からなる場合に、 前記背面側表示手段及び背面側発光手段が、当該複数の
    筐体のうち、少なくとも一の筐体の装置背面側に備えら
    れる請求項1,2,3,4,5,6,7又は8記載の携
    帯型無線通信装置。
  10. 【請求項10】 前記背面側表示手段が、液晶ディスプ
    レイからなる請求項1,2,3,4,5,6,7,8又
    は9記載の携帯型無線通信装置。
  11. 【請求項11】 前記背面側表示手段が、ELディスプ
    レイからなる請求項1,2,3,4,5,6,7,8又
    は9記載の携帯型無線通信装置。
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