JP2003115738A - 水晶デバイス - Google Patents

水晶デバイス

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JP2003115738A
JP2003115738A JP2001310160A JP2001310160A JP2003115738A JP 2003115738 A JP2003115738 A JP 2003115738A JP 2001310160 A JP2001310160 A JP 2001310160A JP 2001310160 A JP2001310160 A JP 2001310160A JP 2003115738 A JP2003115738 A JP 2003115738A
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crystal
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quartz
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    • H01L2224/48227Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation connecting the wire to a bond pad of the item

Landscapes

  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】水晶振動子の発する基準信号が配線層で大きく
減衰する。 【解決手段】上下両面に搭載部1a、1bを有する基体
1と、基体1上面に固定材8を介して固定されている水
晶振動子5と、前記基体1下面に搭載され前記水晶振動
子5の温度補償を行なう半導体素子6とから成る水晶デ
バイス7であって、前記基体1がLi2Oを5〜30重
量%含有する屈伏点が400〜800℃のリチウム珪酸
ガラスを20〜80体積%と、クォーツ、クリストバラ
イト、トリジマイト、エンスタタイト、フォルステライ
トの少なくとも1種から成るフィラー成分を20〜80
体積%の割合で含む形成体を焼成して得られたクォー
ツ、クリストバライト、トリジマイト、エンスタタイト
の少なくとも1種の結晶相を含有する焼結体で、配線層
2が2.5μΩ・cm以下の比電気抵抗を有する金属材
で形成されており、かつ前記固定材8の弾性率が3.6
GPa以下である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ等の
情報処理装置や携帯電話等の電子装置において、時間お
よび周波数の高精度の基準源として使用される温度補償
型の水晶デバイスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ等の情報処理装置や携帯電
話等の電子装置において時間および周波数の高精度の基
準源として使用される温度補償型の水晶デバイスは、一
般に、四角板状の水晶基板に電圧印加用の電極を形成し
て成る水晶振動子と、この水晶振動子の温度補償を行な
う半導体素子とを、水晶振動子収納用パッケージ内に気
密に収容することによって形成されている。
【0003】前記水晶振動子収納用パッケージは、一般
に、酸化アルミニウム質焼結体等の電気絶縁材料から成
り、上面中央部に水晶振動子を収容する空所を形成する
ための凹部を、下面中央部に半導体素子を収容する空所
となる凹部を、それぞれ有するとともに、各凹部表面か
ら外表面にかけて導出された、タングステン、モリブデ
ン等の高融点金属等の金属材料から成る配線層を有する
基体と、鉄−ニッケル−コバルト合金、鉄−ニッケル合
金等の金属材料、または酸化アルミニウム質焼結体等の
セラミックス材料から成る蓋体とから構成されている。
【0004】そして、水晶振動子の電極を基体上面の凹
部内表面に露出する配線層及びその周辺の基体表面に固
定材を介して取着することにより、水晶振動子を凹部内
に接着固定するとともに配線層に電気的に接続し、ま
た、基体下面の凹部内に半導体素子を収容するとともに
半導体素子の電極を配線層に電気的に接続し、しかる
後、基体の上面に蓋体を接着材による接着やシーム溶接
等の接合手段により取着して基体と蓋体とから成る容器
内部に水晶振動子を気密に収容するとともに基体下面の
凹部内に収容した半導体素子を蓋体や封止用樹脂で封止
することによって製品としての水晶デバイスが完成す
る。
【0005】なお、水晶振動子を取着するための固定材
としては、一般に、エポキシ樹脂等の有機樹脂と、銀粉
末等の導電性粉末とを主材として混合して成る導電性接
着材が使用されている。
【0006】また、蓋体を基体にシーム溶接で取着する
場合、通常、予め基体の凹部周囲に枠状のロウ付け用メ
タライズ層を形成しておくとともにこのメタライズ層に
金属枠体をロウ付けし、金属枠体に蓋体をシーム溶接す
る方法が用いられる。
【0007】更に前記水晶デバイスの外部電気回路基板
への実装は、基体の外表面に導出された配線層を外部電
気回路基板の配線導体に半田等の導電性接続材を介して
接続することによって行われ、水晶振動子は配線層を介
し外部電気回路に電気的に接続されるとともに外部電気
回路から印加される電圧に応じて所定の周波数で振動
し、基準信号を外部電気回路に供給する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
水晶デバイスは、基体が酸化アルミニウム質焼結体で形
成されており、該酸化アルミニウム質焼結体の比誘電率
は9〜10(室温、1MHz)と高いことから、基体に
設けた配線層を伝わる水晶振動子の基準信号及び半導体
素子の駆動信号の伝搬速度が遅く、そのため基準信号を
高周波とし信号の高速伝搬を要求される水晶振動子は収
容が不可となり、基準信号の周波数が低いものに特定さ
れるという欠点を有していた。
【0009】またこの従来の水晶デバイスにおいては、
基体に形成されている配線層がタングステンやモリブデ
ン、マンガン等の高融点金属材料により形成されてお
り、該タングステン等はその比電気抵抗が5.4μΩ・
cm(20℃)以上と高いことから配線層に水晶振動子
の基準信号や半導体素子の駆動信号を伝搬させた場合、
基準信号や駆動信号に大きな減衰が生じ、基準信号や駆
動信号を外部電気回路や水晶振動子と半導体素子との間
に正確、かつ確実に伝搬させることができないという欠
点を有していた。
【0010】本発明は上記欠点に鑑み案出されたもので
あり、その目的は、基体に搭載した半導体素子により水
晶振動子の温度補償を有効に行なうことができ、かつ水
晶振動子の基準信号を外部電気回路に高速、かつ正確、
確実に供給することができる水晶デバイスを提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上下両面に搭
載部を有し、該各搭載部から外表面にかけて配線層が導
出されている基体と、該基体の搭載部に固定材を介して
固定されている水晶振動子と、前記基体下面の搭載部に
搭載され、前記水晶振動子の温度補償を行なう半導体素
子とから成る水晶デバイスであって、前記基体が、Li
2Oを5〜30重量%含有する屈伏点が400〜800
℃のリチウム珪酸ガラスを20〜80体積%と、クォー
ツ、クリストバライト、トリジマイト、エンスタタイ
ト、フォルステライトの少なくとも1種から成るフィラ
ー成分を20〜80体積%の割合で含む形成体を焼成し
て得られたクォーツ、クリストバライト、トリジマイ
ト、エンスタタイトの少なくとも1種の結晶相を含有す
る焼結体で、配線層が2.5μΩ・cm(20℃)以下
の比電気抵抗を有する金属材で形成されており、かつ前
記固定材の弾性率が3.6GPa以下であることを特徴
とするものである。
【0012】また本発明は、前記固定材がゴム粒子を添
加したエポキシ樹脂から成ることを特徴とするものであ
る。
【0013】本発明の水晶デバイスによれば、基体を、
Li2Oを5〜30重量%含有する屈伏点が400〜8
00℃のリチウム珪酸ガラスを20〜80体積%と、ク
ォーツ、トリジマイト、エンスタタイト、フォルステラ
イトの少なくとも1種から成るフィラー成分を20〜8
0体積%の割合で含む形成体を焼成して得られたクォー
ツ、クリストバライト、トリジマイト、エンスタタイト
の少なくとも1種の結晶相を含有する焼結体で形成し、
かかる焼結体の比誘電率が約5(室温、1MHz)と低
いことから、基体に設けた配線層を伝わる水晶振動子の
基準信号や半導体素子の駆動信号等の伝搬速度を速いも
のとして基準信号を高周波とし信号の高速伝搬を要求す
る水晶振動子の収容が可能となって基準信号の周波数を
非常に高いものとなすことができる。
【0014】また同時に上記焼結体は焼成温度が850
〜1100℃と低いことから基体と同時焼成により形成
される配線層を比電気抵抗が2.5μΩ・cm(20
℃)以下と低い銅や銀、金で形成することができ、その
結果、配線層に水晶振動子の基準信号や半導体素子の駆
動信号等を伝搬させた場合、基準信号や駆動信号に大き
な減衰が生じることはなく、基準信号や駆動信号を外部
電気回路や水晶振動子と半導体素子との間に正確、かつ
確実に伝搬させることが可能となる。
【0015】更に本発明の水晶デバイスによれば、基体
に水晶振動子を固定する固定材として、例えば、ゴム粒
子を添加したエポキシ樹脂等から成る弾性率が3.6G
Pa以下のものを使用したことから、水晶振動子の温度
補償を行なう半導体素子が作動時に熱を発生し、その熱
が基体と水晶振動子に繰り返し作用して基体と水晶振動
子との間に両者の熱膨張係数差に起因する熱応力が繰り
返し発生したとしても、その熱応力は固定材を適度に変
形させることによって吸収され、固定材に機械的な破壊
が招来することはなく、その結果、基体に水晶振動子を
長期間にわたり確実、強固に固定することが可能とな
り、水晶デバイスの長期信頼性を高いものとなすことが
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に本発明の水晶デバイスについ
て添付の図面を基にして詳細に説明する。図1は本発明
の水晶デバイスの一実施例を示す断面図であり、図1に
おいて、1は基体、2は配線層、3は蓋体である。この
基体1と蓋体3とにより形成される容器4内に水晶振動
子5を気密に収容するとともに、基体1下面に半導体素
子6を搭載収容することにより水晶デバイス7が形成さ
れる。
【0017】前記基体1は、Li2Oを5〜30重量%
含有する屈伏点が400〜800℃のリチウム珪酸ガラ
スを20〜80体積%と、クォーツ、クリストバライ
ト、トリジマイト、エンスタタイト、フォルステライト
の少なくとも1種から成るフィラー成分を20〜80体
積%の割合で含む形成体を焼成して得られたクォーツ、
クリストバライト、トリジマイト、エンスタタイトの少
なくとも1種の結晶相を含有するガラス質の焼結体で形
成されており、その上下両面に凹部1a、1bが設けて
あり、上面の凹部1a内には水晶振動子5が収容され、
下面の凹部1bには前記水晶振動子5の温度補償を行な
うための半導体素子6がロウ材、ガラス、有機樹脂等の
接着材を介して接着固定され、搭載収容される。
【0018】また前記基体1は、上下の凹部1a、1b
の表面から外表面にかけて配線層2が導出されており、
配線層2の基体1上面側の凹部1a表面に露出する部位
に水晶振動子5の電極が導電性接着材等の固定材8を介
して接着固定され、基体1下面側の凹部1bに露出する
部位には半導体素子6の電極がボンディングワイヤ等の
導電性接続部材9を介して接続される。
【0019】前記焼結体から成る基体1は、例えば、リ
チウム珪酸ガラスとクォーツ、クリストバライトなどの
フィラー成分にアクリル樹脂を主成分とするバインダー
及び分散剤、可塑剤、有機溶媒を加えて泥漿物を作ると
ともに該泥漿物をドクターブレード法やカレンダーロー
ル法を採用することによってグリーンシート(生シー
ト)となし、しかる後、前記グリーンシートに適当な打
ち抜き加工を施すとともにこれを複数枚積層し、約85
0℃〜1100℃の温度で焼成することによって製作さ
れる。
【0020】前記基体1をLi2Oを5〜30重量%含
有する屈伏点が400〜800℃のリチウム珪酸ガラス
を20〜80体積%と、クォーツ、クリストバライト、
トリジマイト、エンスタタイト、フォルステライトの少
なくとも1種から成るフィラー成分を20〜80体積%
の割合で含む形成体を焼成して得られたクォーツ、クリ
ストバライト、トリジマイト、エンスタタイトの少なく
とも1種の結晶相を含有する焼結体で形成すると、基体
1の比誘電率が約5(室温、1MHz)と低い値にな
り、その結果、基体1に設けた配線層2を伝わる水晶振
動子5の基準信号や半導体素子6の駆動信号の伝搬速度
を速いものとして基準信号を高周波とし信号の高速伝搬
を要求する水晶振動子5の収容が可能となって基準信号
の周波数を非常に高いものとなすことができる。
【0021】また上述の焼結体はその焼成温度が850
℃〜1100℃と低いことから、基体1と同時焼成によ
り形成される配線層2を比電気抵抗が2.5μΩ・cm
(20℃)以下と低い銅や銀、金で形成することがで
き、その結果、配線層2に水晶振動子5の基準信号や半
導体素子6の駆動信号等を伝搬させた場合、基準信号や
駆動信号に大きな減衰が生じることはなく、基準信号や
駆動信号を外部電気回路や水晶振動子と半導体素子との
間に正確、かつ確実に伝搬させることが可能となる。
【0022】なお、前記基体1を形成する焼結体は、リ
チウム珪酸ガラスを20〜80体積%、フィラー成分を
20〜80体積%の割合とするのは、リチウム珪酸ガラ
スの量が20体積%より少ない、言い換えればフィラー
成分が80体積%より多いと液相焼結することができず
に高温で焼成する必要があり、その場合、配線層2を銅
や銀、金等の融点が低い金属材料で形成しようとしても
かかる金属材料は融点が低いことから焼成時に溶融して
しまって配線層2を基体1と同時焼成により形成するこ
とができなくなり、またリチウム珪酸ガラスの量が80
体積%を超える、言い換えればフィラー成分が20体積
%より少ないと焼結体の特性がリチウム珪酸ガラスの特
性に大きく依存し、材料特性の制御が困難となるととも
に焼結開始温度が低くなるために配線層2との同時焼成
が困難となってしまうためである。
【0023】また前記基体1に使用する焼結体は、Li
2Oを5〜30重量%、好適には5〜20重量%の割合
で含有するリチウム珪酸ガラスを用いることが重要であ
り、このようなリチウム珪酸ガラスを用いることにより
リチウム珪酸を析出させることができる。なお、Li2
Oの含有量が5重量%より少ないと、焼結時にリチウム
珪酸の結晶の生成量が少なくなって高強度化が達成でき
ず、30重量%より多いと誘電正接が100×10-4
超えるため基体1としての特性が劣化する。
【0024】また、この焼結体中にはPbを実質的に含
まないことが望ましい。これは、Pbが毒性を有するた
め、Pbを含有すると製造工程中での被毒を防止するた
めの格別な装置及び管理を必要とするために焼結体を安
価に製造することができないためである。なお、Pbが
不純物として不可避的に混入する場合を考慮すると、P
bの量は0.05重量%以下であることが望ましい。
【0025】更に前記焼結体の屈伏点が400〜800
℃、特に400〜650℃であることも、リチウム珪酸
ガラス及びフィラー成分から成る混合物を成形する場合
に添加する有機バインダー、溶剤の焼成時における効率
的な除去及び基体1と同時に焼成される配線層2との焼
成条件のマッチングを図るために重要である。屈伏点が
400℃より低いとリチウム珪酸ガラスが低い温度で焼
結を開始するために、例えば、銀や銅等の焼結開始温度
が600〜800℃の金属材料を用いた配線層2との同
時焼成ができず、また成形体の緻密化が低温で開始する
ために有機バインダー、溶媒が分解揮散できなくなっ
て、焼結体中に残留し、焼結体の特性に悪影響を及ぼす
結果になるためである。一方、屈伏点が800℃より高
いと、リチウム珪酸ガラスを多くしないと焼結しにくく
なるためであり、高価なリチウム珪酸ガラスを大量に必
要とするために焼結体のコストを高めることにもなるた
めである。
【0026】上記特性を満足するリチウム珪酸ガラスと
しては、例えば、SiO2−Li2O−Al23、SiO
2−Li2O−Al23−MgO−TiO2、SiO2−L
2O−Al23−MgO−Na2O−F、SiO2−L
2O−Al23−K2O−Na2O−ZnO、SiO2
Li2O−Al23−K2O−P25、SiO2−Li2
−Al23−K2O−P25−ZnO−Na2O、SiO
2−Li2O−MgO、SiO2−Li2O−ZnO等の組
成物が挙げられ、このうち、SiO2は、リチウム珪酸
を形成するために必須の成分であり、ガラス全量中60
〜85重量%の割合で存在し、SiO2とLi2Oとの合
量がガラス全量中65〜95重量%であることがリチウ
ム珪酸結晶を析出させる上で望ましい。
【0027】一方、フィラー成分としては、クォーツ、
クリストバライト、トリジマイト、エンスタタイト、フ
ォルステライトの少なくとも1種を20〜80体積%、
特に30〜70体積%の割合で配合することが望まし
い。このようなフィラー成分の組合せにより焼結体の焼
結を促進することができ、中でもクォーツ/フォルステ
ライト比が0.427以上であれば、比誘電率が高いフ
ォルステライトを焼結中に比誘電率の低いエンスタタイ
トに変えることができる。
【0028】上記のリチウム珪酸ガラスおよびフィラー
成分は、リチウム珪酸ガラスの屈伏点に応じ、その量を
適宜調整することが望ましい。すなわち、リチウム珪酸
ガラスの屈伏点が400℃〜600℃と低い場合、低温
での焼結性が高まるためフィラー成分の含有量は50〜
80体積%と比較的多く配合できる。これに対して、リ
チウム珪酸ガラスの屈伏点が650℃〜850℃と高い
場合、焼結性が低下するためフィラー成分の含有量は2
0〜50体積%と比較的少なく配合することが望まし
い。このリチウム珪酸ガラスの屈伏点は配線層2の焼成
条件に合わせて制御することが望ましい。
【0029】さらにリチウム珪酸ガラスは、フィラー成
分無添加では収縮開始温度は700℃以下で、850℃
以上では溶融してしまい、配線層2を基体1に同時焼成
により被着形成することができない。しかし、フィラー
成分を20〜80体積%の割合で混合しておくと、焼成
温度を上昇させ、結晶の析出とフィラー成分を液相焼結
させるための液相を形成させることができる。このフィ
ラー成分の含有量の調整により基体1と配線層2との同
時焼成条件をマッチングさせることができる。さらに、
原料コストを下げるために高価なリチウム珪酸ガラスの
含有量を減少させることができる。
【0030】例えば、配線層2として銅を主成分とする
金属材料により構成する場合、配線層2の焼成は600
〜1100℃で行なわれるため、同時焼成を行なうに
は、リチウム珪酸ガラスの屈伏点は400℃〜650℃
で、フィラー成分の含有量は50〜80体積%であるの
が好ましい。また、このように高価なリチウム珪酸ガラ
スの配合量を低減することにより焼結体のコストも低減
できる。
【0031】このリチウム珪酸ガラスとフィラー成分と
の混合物は、適当な成形用の有機バインダー、溶剤等を
添加した後、所望の成形手段、例えばドクターブレード
法、圧延法、金型プレス法等によりシート状等の任意の
形状に成形後、焼成する。
【0032】焼成にあたっては、まず、成形のために添
加した有機溶剤、溶媒成分を除去する。有機バインダ
ー、溶剤成分の除去は通常700℃前後の大気雰囲気中
で行なわれるが、配線層2として銅を用いる場合には、
水蒸気を含有する100〜700℃の窒素雰囲気中で行
なわれる。このとき、成形体の収縮開始温度は700〜
850℃程度であることが望ましく、かかる収縮開始温
度がこれより低いと有機バインダー、溶剤成分の除去が
困難となるため、成形体中のリチウム珪酸ガラスの特
性、特に屈伏点を前述したように制御することが必要と
なる。
【0033】焼成は、850℃〜1100℃の酸化性雰
囲気中で、あるいは配線層2と同時焼成する場合には非
酸化性雰囲気中で行なわれ、これにより相対密度90%
以上まで緻密化される。このときの焼成温度が850℃
より低いと緻密化することができず、一方、1100℃
を超えると配線層2との同時焼成で配線層2が溶融して
しまう。なお、配線層2として銅を用いる場合には、8
50℃〜1100℃の非酸化性雰囲気中で行なわれる。
【0034】また前記基体1に形成されている配線層2
は、凹部1a、1b内に収容されている水晶振動子5お
よび半導体素子6と外部電気回路基板の配線導体とを電
気的に接続する作用をなし、例えば、金、銀、銅等の比
電気抵抗が2.5μΩ・cm(20℃)以下の金属材に
より形成されており、銅から成る場合であれば、銅粉末
に適当な有機溶剤、有機バインダー等を添加混合して得
た金属ペーストを、基体1となるグリーンシートの表面
にスクリーン印刷法等で所定パターンに印刷塗布してお
くことによって形成される。
【0035】前記配線層2は、その露出する表面をニッ
ケル、金等の耐食性およびロウ材との濡れ性の良好な金
属から成るめっき層(不図示)で被覆しておくと、配線
層2の酸化腐食を良好に防止することができるととも
に、配線層2に対する半田等のロウ材の濡れ性を良好と
することができ、外部電気回路基板の配線導体に対する
配線層2の接続をより一層容易、かつ確実なものとする
ことができる。従って、前記配線層2は、その露出する
表面をニッケル、金等のめっき層、例えば、順次被着さ
れた厚み1μm〜10μmのニッケルまたはニッケル合
金めっき層、厚み0.1〜3μmの金めっき層で被覆し
ておくことが好ましい。
【0036】また前記配線層2の表面をニッケル、金等
のめっき層で被覆する場合、その最表面の算術平均粗さ
(Ra)を1.5μm以下、自乗平均平方根粗さ(Rm
s)を1.8μm以下としておくと最表面の光の反射率
が40%以上となって水晶振動子5の電極を配線層2に
固定材8を介して固定する際、および半導体素子6の電
極を配線層2にボンディングワイヤ等の導電性接続部材
9を介して電気的接続する際、その位置決め等の作業が
容易となる。従って、前記配線層2の表面をニッケル、
金等のめっき層で被覆する場合、その最表面の算術平均
粗さ(Ra)を1.5μm以下、自乗平均平方根粗さ
(Rms)を1.8μm以下としておくことが好まし
い。
【0037】更に前記配線層2の表面を被覆するニッケ
ル、金等からなるめっき層の最表面の算術平均粗さ(R
a)を1.5μm以下、自乗平均平方根粗さ(Rms)
を1.8μm以下とするには配線層2を従来周知のワッ
ト浴にイオウ化合物等の光沢剤を添加した電解ニッケル
めっき液に浸漬して配線層2の表面にニッケルめっき層
を被着させ、しかる後、シアン系の電解金めっき液中に
浸漬し、ニッケルめっき層表面に金めっき層を被着させ
ることによって行なわれる。
【0038】前記配線層2のうち基体1上面側の凹部1
a表面に露出する部位には水晶振動子5が固定材8を介
して固定されており、該固定材8は例えば、ゴム粒子を
添加したエポキシ樹脂等の弾性率が3.6GPa以下の
もので形成されている。
【0039】前記固定材8はその弾性率が3.6GPa
以下であり、変形し易いことから、水晶振動子5の温度
補償を行なう半導体素子6が作動時に熱を発生し、その
熱が基体1と水晶振動子5に繰り返し作用して基体1と
水晶振動子5との間に両者の熱膨張係数差に起因する熱
応力が繰り返し発生したとしても、その熱応力は固定材
8を適度に変形させることによって吸収され、固定材8
に機械的な破壊が招来することはなく、その結果、基体
1に水晶振動子5を長期間にわたり確実、強固に固定す
ることが可能となり、水晶デバイス7の長期信頼性を高
いものとなすことができる。
【0040】前記固定材8はその弾性率が3.6GPa
を超えると水晶振動子5の温度補償を行なう半導体素子
6の発した熱が基体1と水晶振動子5の両者に繰り返し
作用し、基体1と水晶振動子5との熱膨張係数差に起因
する熱応力が固定材8に繰り返し作用した場合に固定材
8に機械的な破壊を招来して水晶振動子5の固定材8を
介しての固定が破れ、水晶デバイス7の信頼性が大きく
低下してしまう。従って、前記固定材8はその弾性率が
3.6GPa以下のものに特定され、2.8GPa以下
のものであることがより一層好ましい。
【0041】前記弾性率が3.6GPa以下の固定材8
としては、例えば、アクリルゴム、イソプレンゴム等の
ゴム粒子を添加したエポキシ樹脂に対して、銀粉末等の
導電性粉末を15乃至60重量%の割合で添加したもの
が好適に使用される。
【0042】また前記エポキシ樹脂としては、ビスフェ
ノールA型、ビスフェノールF型、ゴム変性型、ウレタ
ン変性型等のエポキシ樹脂、特に未硬化時に粘液状(室
温)のものが好適に使用される。この場合、エポキシ樹
脂へのゴム粒子の添加量を増加させることにより固定材
8の弾性率を低下させることができ、エポキシ樹脂の状
態(構造、架橋度、重合度、硬化剤の種類等)に応じて
適宜ゴム粒子の添加量を制御することにより固定材の弾
性率を3.6GPa以下とすることができる。またエポ
キシ樹脂へのゴム粒子の添加量が50重量%を超える
と、未硬化の樹脂組成物の流動性が大きく低下し、水晶
振動子5の電極と配線層2との間に固定材8を均一に介
在させることが困難となり、水晶振動子5を基体1に強
固に固定することが困難となる傾向にある。従って、エ
ポキシ樹脂中にゴム粒子を添加する場合、その添加量
は、固定材8の弾性率を3.6GPa以下とする範囲
で、50重量%以下としておくことが好ましい。
【0043】前記固定材8は、またその弾性率が0.1
GPa未満になると、変形し易くなりすぎるため水晶振
動子5を基体1の凹部1a内の所定位置に確実に接着固
定しておくことが困難となる傾向がある。従って、前記
固定材8はその弾性率を3.6GPa以下の範囲で、か
つ0.1GPa以上としておくことが好ましい。
【0044】なお、前記弾性率が3.6GPa以下の固
定材8は、上述のエポキシ樹脂組成物に限らず、シリコ
ーン樹脂等の低弾性率の熱硬化性樹脂、またはシリコー
ン樹脂等にシリカ等のフィラー成分を添加した樹脂組成
物に導電性粉末を添加することにより形成してもよい。
【0045】また前記水晶振動子5が固定材8を介して
接着固定されている基体1は、その上面に蓋体3が取着
され、これによって基体1と蓋体3とから成る容器4内
部に水晶振動子5が気密に収容される。
【0046】前記蓋体3は、鉄−ニッケル−コバルト合
金、鉄−ニッケル合金等の金属材料や、酸化アルミニウ
ム質焼結体等のセラミック材料により形成され、例え
ば、鉄−ニッケル−コバルト合金のインゴット(塊)に
圧延加工、打ち抜き加工等の周知の金属加工を施すこと
によって形成される。
【0047】更に前記蓋体3の基体1への取着は、ロウ
材、ガラス、有機樹脂接着剤等の接合材を介して行う方
法や、シーム溶接等の溶接法により行うことができ、例
えば、蓋体3をシーム溶接にて取着する場合は通常、基
体1上面の凹部1a周囲に枠状のロウ付け用メタライズ
層11を配線層2と同様の方法で被着させておくととも
に、該ロウ付け用メタライズ層11に金属枠体12を銀
ロウ等のロウ材を介してロウ付けし、しかる後、前記金
属枠体12に金属製の蓋体3を載置させるとともに蓋体
3の外縁部をシーム溶接することによって行われる。こ
の場合、金属枠体12は、その上面と側面との間の角部
に曲率半径が5〜30μmの丸みを形成しておくと金属
枠体12の上面側にバリが形成されることがなく、この
金属枠体12の上面に蓋体3をシーム溶接する際に両者
を信頼性高く気密に、かつ強固に接合させることができ
る。従って、前記金属枠体12はその上面と側面との間
の角部を曲率半径が5〜30μmの丸みをもたせるよう
にしておくことが好ましい。
【0048】また更に、前記金属枠体12は、その下面
と側面との間の角部に曲率半径が40〜80μmの丸み
を形成しておくと、該金属枠体12をロウ付け用メタラ
イズ層11にロウ材を介して接合する際、ロウ付け用メ
タライズ層11と金属枠体12の下面側角部との間に空
間が形成されるとともに該空間にロウ材の大きな溜まり
が形成されて金属枠体12のロウ付け用メタライズ層1
1への接合が強固となる。従って、前記金属枠体12を
ロウ付け用メタライズ層11にロウ材を介して強固に接
合させるには金属枠体12の下面と側面との間の角部に
曲率半径が40〜80μmの丸みを形成しておくことが
好ましい。
【0049】また一方、前記基体1の下面に設けた凹部
1bには水晶振動子5の温度補償を行なうための半導体
素子6が収容固定されており、該半導体素子6によって
水晶振動子5の振動周波数が温度変化によって変動する
のを制御し、常に一定とする作用をなす。
【0050】前記半導体素子6はガラス、樹脂、ロウ材
等の接着材を介して基体1の下面に設けた凹部1bの底
面に接着固定され、半導体素子6の各電極はボンディン
グワイヤ等の導電性接続部材9を介して基体1の凹部1
bに露出する配線層2に電気的に接続されている。
【0051】また前記基体1の凹部1b内に収容されて
いる半導体素子6は凹部1b内に充填させた封止樹脂1
0によって気密に封止されている。
【0052】なお、前記半導体素子6の封止は封止樹脂
10で行なうものに限定されるものではなく、基体1の
下面に蓋体を、凹部1bを塞ぐように取着させることに
よって行なってもよい。
【0053】かくして上述の水晶デバイス7によれば、
配線層2を外部電気回路に接続し、水晶振動子5の電極
に所定の電圧を印加させることによって水晶振動子5が
所定の振動数で振動するとともに、半導体素子6により
水晶振動子5の温度補償が行なわれ、コンピュータ等の
情報処理装置や携帯電話等の電子装置において時間およ
び周波数の高精度の基準源として使用される。
【0054】なお、本発明は上述の実施例に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば
種々の変更は可能であり、例えば、図2に示すように、
配線層2の一部に突起13を形成しておくと、この突起
13がスペーサーとなって配線層2と水晶振動子5との
間に一定のスペースが確保され、このスペースに十分な
固定材8が入り込んで水晶振動子5を配線層2に極めて
強固に接着固定することができる。
【0055】また上述の水晶デバイス7では基体1上面
に凹部1aを設け、該凹部1a内に水晶振動子5を収容
するようになしたが、これを図3に示す如く、平坦な基
体1上に水晶振動子5を搭載固定し、該固定された水晶
振動子5を椀状の蓋体3で気密に封止するようになした
水晶デバイス7にも適用し得る。
【0056】
【発明の効果】本発明の水晶デバイスによれば、基体を
Li2Oを5〜30重量%含有する屈伏点が400〜8
00℃のリチウム珪酸ガラスを20〜80体積%と、ク
ォーツ、クリストバライト、トリジマイト、エンスタタ
イト、フォルステライトの少なくとも1種から成るフィ
ラー成分を20〜80体積%の割合で含む形成体を焼成
して得られたクォーツ、クリストバライト、トリジマイ
ト、エンスタタイトの少なくとも1種の結晶相を含有す
る焼結体で形成し、かかる焼結体の比誘電率が約5(室
温、1MHz)と低いことから、基体に設けた配線層を
伝わる水晶振動子の基準信号や半導体素子の駆動信号等
の伝搬速度を速いものとして基準信号を高周波とし信号
の高速伝搬を要求する水晶振動子の収容が可能となって
基準信号の周波数を非常に高いものとなすことができ
る。
【0057】また同時に上記焼結体は焼成温度が850
〜1100℃と低いことから基体と同時焼成により形成
される配線層を比電気抵抗が2.5μΩ・cm(20
℃)以下と低い銅や銀、金で形成することができ、その
結果、配線層に水晶振動子の基準信号や半導体素子の駆
動信号等を伝搬させた場合、基準信号や駆動信号に大き
な減衰を生じることはなく、基準信号や駆動信号を外部
電気回路や水晶振動子と半導体素子との間に正確、かつ
確実に伝搬させることが可能となる。
【0058】更に本発明の水晶デバイスによれば、基体
に水晶振動子を固定する固定材として、例えば、ゴム粒
子を添加したエポキシ樹脂等から成る弾性率が3.6G
Pa以下のものを使用したことから、水晶振動子の温度
補償を行なう半導体素子が作動時に熱を発生し、その熱
が基体と水晶振動子に繰り返し作用して基体と水晶振動
子との間に両者の熱膨張係数差に起因する熱応力が繰り
返し発生したとしても、その熱応力は固定材を適度に変
形させることによって吸収され、固定材に機械的な破壊
が招来することはなく、その結果、基体に水晶振動子を
長期間にわたり確実、強固に固定することが可能とな
り、水晶デバイスの長期信頼性を高いものとなすことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水晶デバイスの一実施例を示す断面図
である。
【図2】本発明の水晶デバイスの他の実施例を示す要部
断面図である。
【図3】本発明の水晶デバイスの他の実施例を示す断面
図である。
【符号の説明】
1・・・・・基体 1a・・・・凹部 1b・・・・凹部 2・・・・・配線層 3・・・・・蓋体 4・・・・・容器 5・・・・・水晶振動子 6・・・・・半導体素子 7・・・・・水晶デバイス 8・・・・・固定材 9・・・・・導電性接続部材 10・・・・封止樹脂 11・・・・ロウ付け用メタライズ層 12・・・・金属枠体 13・・・・突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03H 9/10 H01L 23/14 C Fターム(参考) 4G030 AA02 AA03 AA04 AA07 AA16 AA32 AA36 AA37 AA41 BA12 CA08 GA14 GA17 GA20 GA25 GA27 HA01 HA09 5J079 AA04 BA02 FA01 HA03 HA07 HA16 HA29 5J108 BB02 CC04 EE03 EE07 EE15 EE16 FF11 FF14 GG03 GG17 JJ04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下両面に搭載部を有し、該各搭載部から
    外表面にかけて配線層が導出されている基体と、該基体
    の搭載部に固定材を介して固定されている水晶振動子
    と、前記基体下面の搭載部に搭載され、前記水晶振動子
    の温度補償を行なう半導体素子とから成る水晶デバイス
    であって、 前記基体がLi2Oを5〜30重量%含有する屈伏点が
    400〜800℃のリチウム珪酸ガラスを20〜80体
    積%と、クォーツ、クリストバライト、トリジマイト、
    エンスタタイト、フォルステライトの少なくとも1種か
    ら成るフィラー成分を20〜80体積%の割合で含む形
    成体を焼成して得られたクォーツ、クリストバライト、
    トリジマイト、エンスタタイトの少なくとも1種の結晶
    相を含有する焼結体で、配線層が2.5μΩ・cm以下
    の比電気抵抗を有する金属材で形成されており、かつ前
    記固定材の弾性率が3.6GPa以下であることを特徴
    とする水晶デバイス。
  2. 【請求項2】前記固定材がゴム粒子を添加したエポキシ
    樹脂から成ることを特徴とする請求項1に記載の水晶デ
    バイス。
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