JP2003115631A - 半導体レーザ装置 - Google Patents

半導体レーザ装置

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JP2003115631A
JP2003115631A JP2001309035A JP2001309035A JP2003115631A JP 2003115631 A JP2003115631 A JP 2003115631A JP 2001309035 A JP2001309035 A JP 2001309035A JP 2001309035 A JP2001309035 A JP 2001309035A JP 2003115631 A JP2003115631 A JP 2003115631A
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JP
Japan
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semiconductor laser
temperature
conductive substrate
heat conductive
laser device
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JP2001309035A
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English (en)
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Yoshihiro Takiguchi
義浩 瀧口
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Hamamatsu Photonics KK
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクトかつ簡単な配置で複数の半導体レ
ーザ素子から出力されるレーザ光を集光する半導体レー
ザ装置を提供する。 【解決手段】 半導体レーザアレイ10は、レーザ光を
各々出力するN個の半導体レーザ素子LD1〜LDNが配
列されており、N個の半導体レーザ素子LD1〜LDN
配列されている方向に沿って温度提供部20が温度勾配
を形成する。これにより、レーザ光は、各々の波長で出
力され、第一凹面鏡30aにより平行なレーザ光とさ
れ、温度勾配に応じた波長分散を有した平面回折格子3
1により回折され合波されて、第二凹面鏡30bによっ
て集光される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の半導体レー
ザ素子それぞれから出力されるレーザ光を集光する半導
体レーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ光を励起光とした固体レーザ装置
は、長寿命及び小型化を図ることができ、最近注目を集
めている。この励起光は、一般的に、半導体レーザ素子
から出力されるレーザ光が用いられる。そして、固体レ
ーザ装置のレーザ媒質を励起するためのレーザ光は、高
エネルギ密度であることが要求される。しかし、半導体
レーザ素子は、1mmにも満たない大きさの発光素子で
あり高エネルギ密度のレーザ光を出力できない。そこ
で、複数の半導体レーザ素子から出力されるレーザ光を
集光して高エネルギ密度のレーザ光を得るための半導体
レーザ装置が必要となる。
【0003】高エネルギ密度のレーザ光を得るための半
導体レーザ装置は、たとえば、半導体レーザ素子を内蔵
したピグテール型光モジュールを複数個使用し、複数個
のピグテール型光モジュールそれぞれに内蔵された半導
体レーザ素子から光ファイバにレーザ光を導き、光ファ
イバの出射端から出射されたレーザ光を集光するもので
ある。この装置によると、複数個のピグテール型光モジ
ュールそれぞれに内蔵された半導体レーザ素子からのレ
ーザ光は、光ファイバへ導かれ、光ファイバ内を導光さ
れ、光ファイバ出射端から出射され、一点に集光され
る。
【0004】また、高エネルギ密度のレーザ光を得るた
めの別の半導体レーザ装置は、たとえば、複数の半導体
レーザ素子を有する半導体レーザアレイが用いられるも
のである。この半導体レーザアレイを用いた半導体レー
ザ装置は、半導体レーザアレイを構成する複数の半導体
レーザ素子それぞれの出力側に微小レンズが取付けられ
ている。この装置によると、まず、複数の半導体レーザ
素子から出力されたレーザ光は、半導体レーザ素子の出
力側に取付けられた微小レンズによってコリメートさ
れ、その後、コリメートされた複数のコリメート光が集
光レンズ等で集光される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ピグテ
ール型光モジュールを用いた半導体レーザ装置は、コン
パクト化し難いものであり、また、複数の半導体レーザ
素子それぞれに対して微小レンズを取付けた半導体レー
ザ装置は、それぞれの半導体レーザ素子に対する微小レ
ンズの配置が困難であった。
【0006】このような問題に鑑みて、本発明は、コン
パクトかつ簡単な配置で複数の半導体レーザ素子から出
力されるレーザ光を集光する半導体レーザ装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、本発明に係る半導体レーザ装置は、温度に応
じた波長のレーザ光を各々出力する複数の半導体レーザ
素子が配列された半導体レーザアレイと、複数の半導体
レーザ素子のうち少なくとも二つ以上の半導体レーザ素
子が直線上に並ぶ第一方向に沿って温度勾配を形成する
温度提供手段と、温度提供手段によって形成された温度
勾配に応じた波長分散を有し、複数の半導体レーザ素子
それぞれから出力されたレーザ光を集光する回折光学系
と、を備えることを特徴とする。
【0008】これにより、複数の半導体レーザ素子が配
列された半導体レーザアレイは、少なくとも二つ以上の
半導体レーザ素子が直線上に並ぶ第一方向に沿って、温
度勾配が温度提供手段により形成される。複数の半導体
レーザ素子から出力されたレーザ光は、温度勾配に従う
温度に応じた波長で出力され、温度勾配に応じた波長分
散を有する回折光学系によって集光される。従って、コ
ンパクトかつ簡単な配置で複数の半導体レーザ素子から
出力されるレーザ光を集光することができる。
【0009】また、本発明に係る半導体レーザ装置で
は、半導体レーザアレイは、複数の半導体レーザ素子が
二次元配列された二次元半導体レーザアレイであって、
温度提供手段は、複数の半導体レーザ素子が二次元配列
された面上で第一方向と直交する第二方向に略同一の温
度状態を形成し、回折光学系は、複数の半導体レーザ素
子それぞれから出力されたレーザ光を線上に集光する、
ことを特徴とする。
【0010】この場合、複数の半導体レーザ素子が二次
元状に配列された二次元半導体レーザアレイは、二次元
配列された面上で第一方向と直交する第二方向に略同一
の温度状態が温度提供手段により形成される。複数の半
導体レーザ素子から出力されたレーザ光は、回折光学系
によって線上に集光される。従って、高エネルギ密度か
つ線上に集光したレーザ光を出力することができる。
【0011】また、本発明に係る半導体レーザ装置で
は、温度提供手段は、半導体レーザ素子が取付けられる
熱導伝性基板と加熱源と冷却源とを含み、加熱源は、熱
導伝性基板の第一方向の一端側に取付けられており、冷
却源は、熱導伝性基板の第一方向の他端側に取付けられ
ている、ことを特徴とする。
【0012】この場合、温度提供手段は、半導体レーザ
素子が取付けられる熱導伝性基板と加熱源と冷却源とを
含んでおり、熱導電性基板の第一方向の一端側は、加熱
源が取付けられ、熱導電性基板の第一方向の他端側は、
冷却源が取付けられる。従って、熱導電性基板の第一方
向の温度勾配を最適化することが容易になる。
【0013】また、本発明に係る半導体レーザ装置で
は、温度提供手段は、半導体レーザ素子が取付けられる
熱導伝性基板と、加熱源及び冷却源のいずれか一方とを
含み、加熱源及び冷却源のいずれか一方は、熱導伝性基
板の第一方向の一端側に取付けられており、熱導伝性基
板は、第一方向の一端から他端へ向かうに従って熱導伝
性基板の厚さが増加または減少している、ことを特徴と
する。
【0014】この場合、温度提供手段は、半導体レーザ
素子が取付けられる熱導伝性基板と、加熱源及び冷却源
のいずれか一方とを含んでおり、熱導伝性基板には、そ
の第一方向の一端側に加熱源及び冷却源のいずれか一方
が取付けられており、熱導伝性基板の厚さは、第一方向
の一端から他端へ向かうに従って増加または減少してい
る。従って、熱導電性基板の第一方向の温度勾配を最適
化することが容易になる。
【0015】また、本発明に係る半導体レーザ装置で
は、回折光学系は、凹面鏡と平面回折格子との組み合わ
せを含むことを特徴とする。
【0016】また、本発明に係る半導体レーザ装置で
は、回折光学系は、凹面回折格子を含むことを特徴とす
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、説
明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成
要素に対しては可能な限り同一の参照番号を附し、重複
する説明は省略する。また、図面に描かれている矢印の
出発点から先端に向かう方向を矢印方向と言い、矢印の
先端から出発点に向かう方向を矢印反対方向と言う。
【0018】まず、本実施形態の半導体レーザ装置の具
体的な構成を説明するのに先だって、本実施形態の半導
体レーザ装置の基本原理を説明する。現在、半導体レー
ザ素子として、ガリウムとヒ素の化合物及びインジウム
と燐との化合物を用いた量子井戸構造のものが、主に使
われている。これらの化合物のうちガリウムとヒ素の化
合物を用いた量子井戸構造の半導体レーザ素子は、例え
ば、ガリウムとヒ素との化合物をガリウムとアルミニウ
ムとヒ素との化合物で挟むダブルヘテロ構造を有する。
量子井戸の厚さは、例えば、10ナノメートル程度であ
る。この厚さを量子井戸幅と呼ぶ。以下、本実施形態の
原理を、上記半導体レーザ素子を用いて説明する。
【0019】このガリウムとヒ素との化合物を用いた量
子井戸構造の半導体レーザ素子が出力する光の波長は、
量子井戸を構成するガリウムとヒ素との化合物のバンド
ギャップと、量子井戸幅によって決定される量子化エネ
ルギーとによって一義的に決まる。量子化エネルギー
は、比較的、温度依存性が小さく、微小な温度変化の範
囲においては、ほぼ定数と考えてよい。したがって、レ
ーザ光の波長は温度に依存する。温度をTとし、α及び
βそれぞれを量子井戸が構成される半導体材料によって
決まる定数とすると、バンドギャップエネルギーEg
(T)は、温度Tの関数として、
【0020】
【数1】 で表される。なお、Tの単位はケルビン(K)ある。
【0021】ここで、ガリウムとヒ素との化合物を用い
た量子井戸構造の半導体レーザ素子は、材料の大半をガ
リウム及びヒ素で占めているため、この半導体レーザ素
子のバンドギャップエネルギーEg(T)は、
【0022】
【数2】 で表される。なお、バンドギャップエネルギーEg
(T)の単位はeV(エレクトロンボルト)である。
【0023】ここで、量子化エネルギーの一例として
0.111(eV)を式(2)に加えると、量子井戸内
の電子と正孔との最低準位間のバンドギャップエネルギ
ーEg(T)は、
【0024】
【数3】 で表される。
【0025】今、ガリウムとヒ素との化合物を用いた量
子井戸構造の半導体レーザ素子に様々な温度を与えたと
すると、その最低準位間のバンドギャップは、式(3)
によって決定される。これによって、半導体レーザ素子
から出力される光の波長は決定される。
【0026】図1は半導体レーザ素子から出力されるレ
ーザ光の波長と温度との関係を示すグラフである。縦軸
に示されるWはレーザ光の波長(nm)であり、横軸に
示されるTは温度(℃)である。
【0027】この波長Wは、式(3)に温度Tを代入
し、温度に依存したバンドギャップEg(T)を求め、
その後、それぞれのバンドギャップEg(T)から求め
られる。今、半導体レーザ素子の温度Tを23℃と設定
したとすれば、半導体レーザ素子から出力されるレーザ
光の波長Wは807.864nmである。半導体レーザ
素子の温度Tを33℃と設定したとすれば、半導体レー
ザ素子から出力されるレーザ光の波長Wは811.21
4nmである。半導体レーザ素子の温度Tを43℃と設
定したとすれば、半導体レーザ素子から出力されるレー
ザ光の波長Wは814.564nmである。
【0028】ここで、得たレーザ光の波長Wから近似式
を求めると、波長Wは温度Tの関数として、
【0029】
【数4】 で表される。なお、式(3)は、温度Tの二次関数であ
るが、温度Tが23℃以上63℃以下の範囲では式
(4)に表されるように一次関数で近似可能である。
【0030】このように、半導体レーザ素子から出力さ
れるレーザ光の波長Wは、温度Tに依存する。従って、
複数の半導体レーザ素子を配列し、それらが配列されて
いる方向に温度勾配を形成すれば、半導体レーザ素子そ
れぞれから出力されるレーザ光の波長は、異なるものと
することができる。これが、本実施形態の半導体レーザ
装置の基本原理である。
【0031】図2は第一の実施形態に係る半導体レーザ
装置の構成を示す図である。第一の実施形態の半導体レ
ーザ装置1は、半導体レーザアレイ10と、第一凹面鏡
30aと、第二凹面鏡30bと、平面回折格子31と、
温度提供部20(温度提供手段)とで構成される。
【0032】半導体レーザアレイ10は、レーザ光を出
力可能なN個の半導体レーザ素子LD1,LD2,……,
LDNの並びによって形成されている。また、このN個
の半導体レーザ素子LD1〜LDNは一次元状に配列され
ている。また、N個の半導体レーザ素子LD1〜LD
Nは、図面矢印方向(第一方向)に等間隔で配置されて
おり、例えば1mm間隔で配置されている。
【0033】温度提供部20は、冷却装置21と熱導伝
性基板22とで構成されている。N個の半導体レーザ素
子LD1〜LDNは、熱導伝性基板22の第一凹面鏡30
a側の面に取付けられている。また、この熱導伝性基板
22の矢印反対方向側の側壁に冷却装置21が取付けら
れている。この冷却装置21は、冷却温度が外気温度以
下の冷却源である。
【0034】この温度提供部20は、図面矢印方向に温
度勾配を形成し、N個の半導体レーザ素子LD1〜LDN
それぞれに温度条件を提供する。まず、冷却装置21に
設定されている冷却温度が熱導伝性基板22の矢印反対
方向側の側壁に伝わる。その後、その伝わった冷却温度
は矢印方向に向かうに従って徐々に外気温度に近づいて
いく。これにより温度提供部20は温度勾配を形成す
る。さらに、熱導伝性基板22に伝わった温度は、熱導
伝性基板22に取り付けられているN個の半導体レーザ
素子LD1〜LDNそれぞれに伝わる。これにより、温度
提供部20は温度条件を提供する。
【0035】このようにして、温度提供部20は、N個
の半導体レーザ素子LD1〜LDNそれぞれに温度勾配に
従う異なる温度を提供している。この温度勾配に従う異
なる温度によって、N個の半導体レーザ素子LD1〜L
Nそれぞれは、異なる波長のレーザ光を出力する。
【0036】第一凹面鏡30aは、N個の半導体レーザ
素子LD1〜LDNそれぞれから出力された異なる波長の
レーザ光を反射する。この第一凹面鏡30aは、半導体
レーザアレイ10の位置が第一凹面鏡30aの焦点面の
位置となるように配置される。このように第一凹面鏡3
0aを配置することで、N個の半導体レーザ素子LD 1
〜LDNそれぞれから出力された異なる波長のレーザ光
は、第一凹面鏡30aで反射して平行なレーザ光とな
る。
【0037】平面回折格子31は、第一凹面鏡30aか
ら反射してきた平行なレーザ光を回折し合波する。具体
的に、平面回折格子31は、特定波長の光が特定方向に
回折し合波するブレーズ回折格子である。この平面回折
格子31は、第一凹面鏡30aで反射された各波長の平
行なレーザ光が重なり合う位置に配置される。
【0038】また、平面回折格子31は、温度提供部2
0によって形成された温度勾配に応じた波長分散を有し
ている。従って、平面回折格子31への入射時に重なり
合ったレーザ光は、回折されて合波され第二の凹面鏡3
0bに入射する。
【0039】第二凹面鏡30bは、平面回折格子31で
回折され合波されたレーザ光を集光する。集光されたレ
ーザ光は、例えば、固体レーザ装置のレーザ媒質に照射
される。
【0040】次に、温度提供部20によって形成された
温度勾配と平面回折格子31の波長分散との関係につい
て説明する。第一凹面鏡30aは、焦点距離が25cm
であるとする。また、N個の半導体レーザ素子LD1
LDNそれぞれは直線上に1mm間隔で配置されてい
る。
【0041】このとき、平面回折格子31が単位長さ
(1mm)当りの格子数が2000本/mmである場
合、波長変化率(例えば、半導体レーザ素子LDNの波
長の値から半導体レーザ素子LDN-1の波長の値を引い
た値等を半導体レーザ素子LDNと半導体レーザ素子L
N-1との間の距離で割った数)を1.5nm/mm程
度にすれば良い。つまり、N個の半導体レーザ素子LD
1〜LDNそれぞれから出力されるレーザ光の波長は、お
よそ1.5nmづつ図面矢印方向に向かうにしたがって
増加していくようにすれば良い。
【0042】今、格子間の間隔をd、波長をλ、平行と
なったレーザ光が平面回折格子31へ入射する際の入射
角をθ1、平行となったレーザ光が平面回折格子31に
よって回折された際の回折角をθ2、特定の次数をaと
する。平面回折格子31は、単位長さ当たりの格子数が
2000本/mmなので、波長変化率1.5nm/mm
程度という数値は、
【0043】
【数5】 から導き出される。前述によると、dは500(nm)
である。また、特定の次数a=1とすると、式(5)は
sinθ1とsinθ2とλとの式にすることができる。
この式は、
【0044】
【数6】 で表される。また、λの単位はナノメートル(nm)で
ある。
【0045】ここで、半導体レーザ素子LDNから出力
され平行となったレーザ光と半導体レーザ素子LDN-1
から出力され平行となったレーザ光とが回折し合波する
場合、両者のレーザ光の平面回折格子31への入射角は
異なるが、両者のレーザ光の平面回折格子31での回折
角は同じでなければならない。したがって、式(6)に
θ1(N)(半導体レーザ素子LDNによって出力され平行
となったレーザ光が平面回折格子31に入射する際の入
射角)を代入し得られた式から、θ1(N-1)(半導体レー
ザ素子LDN-1によって出力され平行となったレーザ光
が平面回折格子31に入射する際の入射角)を代入し得
られた式を減算すると、波長変化率λN−λN-1は、
【0046】
【数7】 で表される。なお、λNは半導体レーザ素子LDNから出
力されるレーザ光の波長であり、λN-1は半導体レーザ
素子LDN-1から出力されるレーザ光の波長である。
【0047】このようにして、単位長さ当たりの格子数
が2000本/mmの平面回折格子31を用いたときの
波長変化率を求めることができる。
【0048】なお、温度提供部20は、N個の半導体レ
ーザ素子LD1〜LDNから出力されるレーザ光が合波さ
れるように波長変化率1.5nm/mm程度を満たす温
度勾配を形成しなければならない。N個の半導体レーザ
素子LD1〜LDNは1mm間隔で設置されているので、
温度提供部20は、図面矢印方向に沿って、
【0049】
【数8】 となるように温度勾配を形成する。
【0050】以上のように、波長変化率を適切に設定す
る温度勾配を形成することで、N個の半導体レーザ素子
LD1〜LDNそれぞれから出力されたレーザ光は、第一
凹面鏡30a、第二凹面鏡30b及び平面回折格子31
を介して集光される。
【0051】図3は第二の実施形態に係る半導体レーザ
装置の構成を示す図である。なお、図2と同一の構成要
素に対しては、同一の参照番号を附し説明は省略する。
半導体レーザ装置2は、第一の実施形態の半導体レーザ
装置1が有する第一凹面鏡30aと第二凹面鏡30bと
平面回折格子31とに替えて、凹面回折格子32を有す
る。つまり、N個の半導体レーザ素子LD1〜LDNそれ
ぞれは、レーザ光を凹面回折格子32に向かって出力す
ることとなる。
【0052】この場合、凹面回折格子32は、N個の半
導体レーザ素子LD1〜LDNそれぞれから出力されたレ
ーザ光を回折して合波し、集光する。その合波された光
は、他の光学素子を介することなく、集光点を形成す
る。
【0053】また、高エネルギ密度のレーザ光を得るた
めに温度提供部20が形成する温度勾配と凹面回折格子
32とは、整合がとられる必要がある。凹面回折格子3
2は、例えば単位長さ(1mm)当りの格子数が200
0本/mmのフラットフィールド型回折格子である。こ
の凹面回折格子32を使ってレーザ光を集光する場合、
波長変化率は1.3nm/mm程度が適切である。この
1.3nm/mm程度という数値は、第一の実施形態と
同様に、すべてのレーザ光が回折され集光されるように
求められたsinθ1及びsinθ2の値に基づいて算出
された値である。なお、この場合のθ2は、レーザ光が
回折されて集光点へ向かうときの角度である。この集光
点へ向かうときの角度は、焦点距離を基に求めることが
可能である。
【0054】したがって、温度提供部20は、波長変化
率が1.3nm/mm程度になるように温度勾配を形成
する。N個の半導体レーザ素子LD1〜LDNそれぞれは
1mm間隔で設置されているので、温度提供部20は、
図面矢印方向に沿って、
【0055】
【数9】 となるように温度勾配を形成する。
【0056】また、図1で示した近似式の温度Tが4℃
分上昇したときの波長の変化は、およそ1.3nmであ
る。したがって、温度提供部20は、冷却装置21から
の距離が1mmづつ増加するにつれて温度が約4℃づつ
上昇するような温度勾配を形成すれば良い。
【0057】以上のように、波長変化率を適切に設定す
る温度勾配を形成することで、N個の半導体レーザ素子
LD1〜LDNそれぞれから出力されるレーザ光は、凹面
回折格子32によって集光される。
【0058】また、3つの光学素子(第一凹面鏡30
a、第二凹面鏡30b及び平面回折格子31)を用いる
第一の実施形態の半導体レーザ装置1に比べ、第二の実
施形態の半導体レーザ装置2は、光学素子を凹面回折格
子32の一つにできる。また、半導体レーザ装置2は、
レーザ光の光路中に用いる光学素子を少なくできるの
で、レーザ光の損失を少なくできる。
【0059】図4は第三の実施形態に係る半導体レーザ
装置の構成を示す図である。なお、図3と同一の構成要
素に対しては、同一の参照番号を附し説明は省略する。
半導体レーザ装置3は、半導体レーザアレイ10に替え
て二次元半導体レーザアレイ11を有し、温度提供部2
0に替えて二次元用温度提供部24(温度提供手段)を
有している。この二次元半導体レーザアレイ11は、各
々レーザ光を出力可能なM×N個の半導体レーザ素子L
11〜LDMNがM行N列に配置されている。つまり、半
導体レーザ素子LDmnは第m行第n列に配置されてい
る。また、図面矢印方向(第一方向)に、第m行の半導
体レーザ素子LDm1〜LDmN(mは1以上M以下の任意
の整数)が並んでおり、図面矢印方向と垂直な方向(第
二方向)に、第n列の半導体レーザ素子LD1n〜LDMn
(nは1以上N以下の任意の整数)が並んでいる。な
お、M,Nそれぞれは2以上の任意の整数である。
【0060】なお、図4に示す二次元用半導体レーザア
レイ11は、図面の見易さを考慮し図4のように図示し
ているだけで、本来、図4に示されるように設置される
のではなく、図2及び図3に示す半導体レーザアレイ1
0と同じ方向を向いて設置される。
【0061】また、図面矢印方向に並ぶこの第m行のN
個の半導体レーザ素子LDm1〜LD mN(mは1以上M以
下の任意の整数)は、図面矢印方向に等間隔に配置され
ており、例えば1mm間隔で配置されている。
【0062】二次元用温度提供部24は、二次元用冷却
装置21aと二次元用熱導伝性基板22aとで構成され
ている。この二次元用熱導伝性基板22aは、M×N個
の半導体レーザ素子LD11〜LDMNを配置できるよう
に、熱導伝性基板22と比べ半導体レーザ素子LD11
LDMNを配置する面の面積が大きくなっている。また、
二次元用冷却装置21aは、二次元用熱導伝性基板22
aの図面矢印反対方向側の側壁を覆う事ができるよう
に、側壁相当の大きさをもっている。
【0063】次に、二次元用温度提供部24がM×N個
の半導体レーザ素子LD11〜LDMNそれぞれに伝える温
度について説明する。この二次元用温度提供部24は、
図面矢印方向に沿って温度勾配を形成する。つまり、二
次元用温度提供部24は、図面矢印方向に並ぶ第m行の
N個の半導体レーザ素子LDm1〜LDmN(mは1以上M
以下の任意の整数)それぞれに異なる温度条件を提供す
る。
【0064】また、第n列のM個の半導体レーザ素子L
1n〜LDMn(nは1以上N以下の任意の整数)それぞ
れは、温度条件を等しくしている。したがって、図面矢
印方向と垂直方向に並ぶ第n列のM個の半導体レーザ素
子LD1n〜LDMn(nは1以上N以下の任意の整数)
は、同じ波長のレーザ光を出力する。
【0065】このような、二次元半導体レーザアレイ1
1を備えた半導体レーザ装置3は、M×N個の半導体レ
ーザ素子LD11〜LDMNそれぞれから出力されたレーザ
光を前述と同様に集光する。但し、集光点が複数存在
し、レーザ光は線上に集光される。なお、図面矢印方向
に並ぶN個の半導体レーザ素子LDm1〜LDmN(mは1
以上M以下の整数)それぞれから出力するレーザ光の波
長の変化率と凹面回折格子32の波長分散との整合をと
るのは、前述と同様である。
【0066】このように、半導体レーザ装置3によって
集光された集光点は、線上に集光される。従って、高エ
ネルギ密度かつ線上に集光したレーザ光を出力すること
ができる。
【0067】次に、半導体レーザアレイ10のN個の半
導体レーザ素子LD1〜LDNに温度条件を与える温度提
供部20の第一変形例の構成について説明する。図5は
本実施形態に係る半導体レーザ素子LD1〜LDNに温度
を提供する温度提供部20の第一変形例の構成を示す図
である。なお、図2と同一の構成要素に対しては、同一
の参照番号を附し説明を省略する。
【0068】図5に示す第二の温度提供部26(温度提
供手段)は、図2に示す温度提供部20の構成に加え加
熱装置25が設けられている。この加熱装置25は、熱
導伝性基板22を挟んで冷却装置21と対向する位置に
設けられている。
【0069】また、加熱装置25は、冷却装置21の冷
却温度以上の温度を提供する。半導体レーザ装置1でN
個の半導体レーザ素子LD1〜LDNそれぞれから出力さ
れるレーザ光を集光させるためには、平面回折格子31
の波長分散と波長変化率との整合をとらなければならな
い。つまり、一定間隔でN個の半導体レーザ素子LD 1
〜LDNそれぞれが配列されている場合は、冷却装置2
1側から数えてX番目に配列されている半導体レーザ素
子LDXとX−1番目に配置されている半導体レーザ素
子LDX-1との温度差は、任意の整数X(Xは2以上N
以下)を代入しても常に一定でなければならない。しか
し、温度勾配は、外気温度の影響を受けることで、その
温度差は一定とならない場合もある。
【0070】例えば、図6のような場合である。図6は
本実施形態に係る温度提供部20によって形成された温
度勾配を示すグラフである。縦軸は温度(℃)であり、
横軸は冷却装置からの距離(mm)を示している。ま
た、T1は外気温度であり、T2は冷却装置21の冷却温
度である。
【0071】図6のように、冷却装置21の冷却温度T
2が5℃であって、冷却装置21から10mm離れた半
導体レーザ素子LDに25℃の温度を提供しなければな
らないとする。ここで外気温度T1が約17.5℃の場
合、冷却装置21は外気温度よりも低い温度なので外気
温度以上の温度を提供し得ない。よって、実際に形成さ
れる温度勾配は本来提供したい温度勾配と比べてズレを
生じてしまう。
【0072】そこで、図5のように、加熱装置25を使
用する。冷却装置21と対向する側から距離10mmの
位置にある半導体レーザ素子LDに加熱装置25が25
℃の温度を提供すれば、外気温度などの外的要因に影響
されず、容易に所望の温度勾配が形成できるようにな
る。
【0073】このように、図面矢印方向に熱導伝性基板
22を挟んで冷却装置21と対向する位置に加熱装置2
5を設けることで、温度勾配は、外気温度の影響を受け
にくくなる。従って、所望の温度勾配の形成が容易とな
る。
【0074】また、図5に示される加熱装置25は、外
気温度以上の温度条件を提供するためだけの目的で使わ
れるのではなく、外気温度の影響を受け温度勾配にズレ
が生じる時に使われても良い。
【0075】また、図5に示される第二の温度提供部2
6は、温度提供部20の変形例であるが、第三の実施形
態(図4)で示した二次元用温度提供部24の変形例で
あっても良い。
【0076】図7は本実施形態に係る半導体レーザ素子
LD1〜LDNに温度を提供する構成の第二変形例の構成
を示す図である。なお、図2と同一の構成要素に対して
は、同一の参照番号を附し説明は省略する。
【0077】図7に示す曲線状熱導伝性基板27は、図
2に示す熱導伝性基板22と比べ、その厚さが均一でな
く、冷却装置21から遠ざかるにしたがって厚さが減少
するように形成されている。つまり、曲線状熱導伝性基
板27は、冷却装置21の温度を矢印方向側に伝えにく
い形状となっている。なお、温度提供手段20に、この
曲線状熱導伝性基板27を用いた構成を第三の温度提供
部28(温度提供手段)とする。
【0078】曲線状熱導伝性基板27は、所望の温度勾
配が急勾配である場合に有効な形状をしている。図2に
示す熱導伝性基板22の場合、その厚さが均一のため、
冷却装置21の冷却温度を図面矢印方向に伝え易く、形
成される温度勾配は、なだらかである。しかし、図7に
示す曲線状熱導伝性基板27は、その厚さが図面矢印方
向に向かうにしたがって減少しているので、意図的に図
面矢印方向側に冷却装置21の冷却温度を伝えにくくし
ている。従って、曲線状熱導伝性基板27の形状は、図
2に示す熱導伝性基板22の形状よりも温度勾配を急勾
配にしやすくなっている。
【0079】このように、曲線状熱導伝性基板27を用
いることで、温度勾配を急勾配にするなどの所望の温度
勾配が容易に形成できるようになる。
【0080】また、図7に示される第三の温度提供部2
8には、冷却装置21を用いているが、加熱装置25を
用いても良い。
【0081】また、曲線状熱導伝性基板28の厚みを、
冷却装置21から離れるにしたがって増加させるように
しても良い。この場合、温度勾配はなだらかとすること
が可能である。
【0082】また、図7に示される第三の温度提供部2
8は、温度提供部20の変形例であるが、第三の実施形
態(図4)で示した二次元用温度提供部24の変形例で
あっても良い。
【0083】図8は第四の実施形態に係る半導体レーザ
装置の構成を示す図である。図8に示される半導体レー
ザ装置4は、半導体レーザアレイ10と、温度提供部2
0と、凹面回折格子32と、凹面回折格子32の駆動部
(図示せず)と、光強度モニタ40と、制御装置41と
で構成される。なお、半導体レーザアレイ10、温度提
供部20及び凹面回折格子32については、既に説明し
たので、その説明を省略する。
【0084】光強度モニタ40は、N個の半導体レーザ
素子LD1〜LDNそれぞれから出力され凹面回折格子3
2で集光された集光点の光強度を測定する。この光強度
モニタ40は、制御装置41に接続されており、測定し
た集光点の光強度のデータを制御装置41に送出する。
【0085】制御装置41は、光強度モニタ40に接続
されており、また、N個の半導体レーザ素子LD1〜L
N、冷却装置21、加熱装置25及び凹面回折格子3
2の駆動部それぞれに接続されている。制御装置41
は、冷却装置21、熱導伝性基板22、加熱装置25及
び凹面回折格子32の駆動部それぞれに指示を送出し、
集光点の光強度を最適化するように制御する。
【0086】これにより、半導体レーザ装置4は、N個
の半導体レーザ素子LD1〜LDNそれぞれからのレーザ
光を集光し、かつ、最適な光強度の集光点を得ることが
可能となる。
【0087】また、第四の実施形態では、温度提供部2
0と半導体レーザアレイ10を用いたが、特にこれに限
られるものではなく、温度提供部20は、第二の温度提
供部26や第三の温度提供部28であっても良く、ま
た、温度提供部20と半導体レーザアレイ10とを二次
元用温度提供部24と二次元用半導体レーザアレイ11
とにしても良い。
【0088】
【発明の効果】本発明の半導体レーザ装置は、コンパク
トかつ簡単な配置で複数の半導体レーザ素子からのレー
ザ光を集光できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の基本原理となる半導体レーザ素子
から出力されるレーザ光の波長と温度との関係を示すグ
ラフである。
【図2】第一の実施形態に係る半導体レーザ装置の構成
を示す図である。
【図3】第二の実施形態に係る半導体レーザ装置の構成
を示す図である。
【図4】第三の実施形態に係る半導体レーザ装置の構成
を示す図である。
【図5】本実施形態に係る半導体レーザ素子LD1〜L
Nに温度を提供する温度提供部20の第一変形例の構
成を示す図である。
【図6】本実施形態に係る温度提供部20によって形成
された温度勾配を示すグラフである。
【図7】本実施形態に係る半導体レーザ素子LD1〜L
Nに温度を提供する温度提供部20の第二変形例の構
成を示す図である。
【図8】第四の実施形態に係る半導体レーザ装置の構成
を示す図である。
【符号の説明】
1,2,3,4…半導体レーザ装置、10…半導体レー
ザアレイ、11…二次元用半導体レーザアレイ、20…
温度提供部、21…冷却装置、21a…二次元用冷却装
置、22…熱導伝性基板、22a…二次元用熱導伝性基
板、24…二次元用温度提供部、25…加熱装置、26
…第二の温度提供部、27…曲線状熱導伝性基板、28
…第三の温度提供部、30a…第一凹面鏡、30b…第
二凹面鏡、31…平面回折格子、32…凹面回折格子、
LD…半導体レーザ素子。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度に応じた波長のレーザ光を各々出力
    する複数の半導体レーザ素子が配列された半導体レーザ
    アレイと、 前記複数の半導体レーザ素子のうち少なくとも二つ以上
    の半導体レーザ素子が直線上に並ぶ第一方向に沿って温
    度勾配を形成する温度提供手段と、 前記温度提供手段によって形成された前記温度勾配に応
    じた波長分散を有し、前記複数の半導体レーザ素子それ
    ぞれから出力されたレーザ光を集光する回折光学系と、 を備えることを特徴とする半導体レーザ装置。
  2. 【請求項2】 前記半導体レーザアレイは、前記複数の
    半導体レーザ素子が二次元配列された二次元半導体レー
    ザアレイであって、 前記温度提供手段は、前記複数の半導体レーザ素子が二
    次元配列された面上で前記第一方向と直交する第二方向
    に略同一の温度状態を形成し、 前記回折光学系は、前記複数の半導体レーザ素子それぞ
    れから出力されたレーザ光を線上に集光する、 ことを特徴とする請求項1記載の半導体レーザ装置。
  3. 【請求項3】 前記温度提供手段は、半導体レーザ素子
    が取付けられる熱導伝性基板と加熱源と冷却源とを含
    み、 前記加熱源は、前記熱導伝性基板の前記第一方向の一端
    側に取付けられており、 前記冷却源は、前記熱導伝性基板の前記第一方向の他端
    側に取付けられている、 ことを特徴とする請求項1記載の半導体レーザ装置。
  4. 【請求項4】 前記温度提供手段は、半導体レーザ素子
    が取付けられる熱導伝性基板と、加熱源及び冷却源のい
    ずれか一方とを含み、 前記加熱源及び冷却源のいずれか一方は、前記熱導伝性
    基板の前記第一方向の一端側に取付けられており、 前記熱導伝性基板は、前記第一方向の一端から他端へ向
    かうに従って前記熱導伝性基板の厚さが増加または減少
    している、 ことを特徴とする請求項1記載の半導体レーザ装置。
  5. 【請求項5】 前記回折光学系は、凹面鏡と平面回折格
    子との組み合わせを含むことを特徴とする請求項1記載
    の半導体レーザ装置。
  6. 【請求項6】 前記回折光学系は、凹面回折格子を含む
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体レーザ装置。
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