JP2003115281A - 誘電体バリア放電ランプ - Google Patents
誘電体バリア放電ランプInfo
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- JP2003115281A JP2003115281A JP2001309525A JP2001309525A JP2003115281A JP 2003115281 A JP2003115281 A JP 2003115281A JP 2001309525 A JP2001309525 A JP 2001309525A JP 2001309525 A JP2001309525 A JP 2001309525A JP 2003115281 A JP2003115281 A JP 2003115281A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 誘電体バリア放電ランプの冷却コストを下げ
る。 【解決手段】 真空紫外光を発光する誘電体バリア放電
ランプ1の内側管2を、オゾンレス石英管等の真空紫外
光を透過しない材料で構成する。内側管2を空気で冷却
する。空気を冷却媒体としても、有害なオゾンが発生せ
ず、排気の除害処理が不要になるので、ランニングコス
トを低くできる。また、高価な合成石英などの、真空紫
外光に透明な材料の使用を少なくできるので、紫外光源
システムのコストを下げることもできる。
る。 【解決手段】 真空紫外光を発光する誘電体バリア放電
ランプ1の内側管2を、オゾンレス石英管等の真空紫外
光を透過しない材料で構成する。内側管2を空気で冷却
する。空気を冷却媒体としても、有害なオゾンが発生せ
ず、排気の除害処理が不要になるので、ランニングコス
トを低くできる。また、高価な合成石英などの、真空紫
外光に透明な材料の使用を少なくできるので、紫外光源
システムのコストを下げることもできる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘電体バリア放電
ランプに関し、特に、真空紫外光を発光する誘電体バリ
ア放電ランプに関する。
ランプに関し、特に、真空紫外光を発光する誘電体バリ
ア放電ランプに関する。
【0002】
【従来の技術】誘電体バリア放電ランプは、紫外線を透
過する2本の太さの違う円筒状の誘電体(例えば石英ガ
ラス等)を、外側管と内側管として同軸に配置した放電
ランプである。外側管と内側管の両端を気密に封じ、外
側管と内側管の間を放電室として、放電ガス(例えば、
希ガス又は希ガスとハロゲンの混合ガス等)を充填す
る。外側管の外側に紫外光を透過する金属の網目状の電
極を配置し、内側管の内側に電極を配置して、この両電
極に高周波高電圧を印加する。両電極に印加した電圧に
より、放電室に充填した放電ガスがエキシマ分子を形成
することで紫外線を放射する。
過する2本の太さの違う円筒状の誘電体(例えば石英ガ
ラス等)を、外側管と内側管として同軸に配置した放電
ランプである。外側管と内側管の両端を気密に封じ、外
側管と内側管の間を放電室として、放電ガス(例えば、
希ガス又は希ガスとハロゲンの混合ガス等)を充填す
る。外側管の外側に紫外光を透過する金属の網目状の電
極を配置し、内側管の内側に電極を配置して、この両電
極に高周波高電圧を印加する。両電極に印加した電圧に
より、放電室に充填した放電ガスがエキシマ分子を形成
することで紫外線を放射する。
【0003】誘電体バリア放電ランプの放電用ガスとし
て、希ガスあるいはアルゴンとフッ素の混合ガスを使用
すると、主発光波長が真空紫外領域にあるエキシマ光が
放出される。100nmから800nmの間の波長領域におい
ては、キセノンエキシマ光である中心波長172nmで半
値幅12nmである真空紫外光だけが放出され、他の波長
の発光はほとんど無い。誘電体バリア放電ランプは、エ
キシマ光だけが放出される単一波長光源であり、真空紫
外光が高効率で得られる。
て、希ガスあるいはアルゴンとフッ素の混合ガスを使用
すると、主発光波長が真空紫外領域にあるエキシマ光が
放出される。100nmから800nmの間の波長領域におい
ては、キセノンエキシマ光である中心波長172nmで半
値幅12nmである真空紫外光だけが放出され、他の波長
の発光はほとんど無い。誘電体バリア放電ランプは、エ
キシマ光だけが放出される単一波長光源であり、真空紫
外光が高効率で得られる。
【0004】誘電体バリア放電ランプは、入力電力を多
くすると放電ガスの温度が上昇して、エキシマ分子を形
成する効率が減少し、発光効率が落ちる。さらに、紫外
線に透明な誘電体の温度が上がり、紫外線の透過率が落
ちて光出力が低下する。紫外線発光効率低下の原因であ
る放電ガスの温度上昇を防ぐため、内側管の内側(高圧
電極側)に液体を流す冷却方法か、冷却用空気又は窒素
等を流す冷却方法が用いられている。
くすると放電ガスの温度が上昇して、エキシマ分子を形
成する効率が減少し、発光効率が落ちる。さらに、紫外
線に透明な誘電体の温度が上がり、紫外線の透過率が落
ちて光出力が低下する。紫外線発光効率低下の原因であ
る放電ガスの温度上昇を防ぐため、内側管の内側(高圧
電極側)に液体を流す冷却方法か、冷却用空気又は窒素
等を流す冷却方法が用いられている。
【0005】例えば、特開2000-106147号公報に開示さ
れた「気体冷却式誘電体バリア放電ランプ」は、気体冷
却方式の誘電体バリア放電ランプの冷却効率を良くする
ものである。紫外線を透過する円筒状の誘電体からなる
同軸の外側管と内側管の間に稀ガスを充填して封じた放
電室の中心軸側に、内側管より細い円筒状の金属パイプ
を設ける。金属パイプに開けた多数の小さな孔から冷却
用圧縮気体を、放電室の中心軸側の壁に向けて、ほぼ直
角に噴射する。誘電体バリア放電ランプの内側管に冷却
気体を直角に噴射するので、放電室壁に平行に冷却気体
を流すより冷却効率がよくなる。さらに、断熱膨張効果
を利用するので、冷却気体の温度が下がり、更に冷却効
果が高まる。
れた「気体冷却式誘電体バリア放電ランプ」は、気体冷
却方式の誘電体バリア放電ランプの冷却効率を良くする
ものである。紫外線を透過する円筒状の誘電体からなる
同軸の外側管と内側管の間に稀ガスを充填して封じた放
電室の中心軸側に、内側管より細い円筒状の金属パイプ
を設ける。金属パイプに開けた多数の小さな孔から冷却
用圧縮気体を、放電室の中心軸側の壁に向けて、ほぼ直
角に噴射する。誘電体バリア放電ランプの内側管に冷却
気体を直角に噴射するので、放電室壁に平行に冷却気体
を流すより冷却効率がよくなる。さらに、断熱膨張効果
を利用するので、冷却気体の温度が下がり、更に冷却効
果が高まる。
【0006】ところで、真空紫外光は酸素に吸収され、
酸素から効率よくオゾンを生成する。誘電体バリア放電
ランプは、放射される光が真空紫外光であるために、放
射光の照射領域における酸素分圧が高い場合には、放射
された真空紫外光が酸素分子に吸収されることにより、
オゾンが生成される。誘電体バリア放電ランプは、内管
を外管と同じ真空紫外光に透明な材料を用いているの
で、空気を冷却媒体とすると、有害なオゾンを生成する
ため、排気の除害等の処理が必要となる。冷却媒体から
オゾンが発生しないように、誘電体バリア放電ランプ
を、窒素ガスなどの不活性ガスで冷却するなどの対策が
とられている。
酸素から効率よくオゾンを生成する。誘電体バリア放電
ランプは、放射される光が真空紫外光であるために、放
射光の照射領域における酸素分圧が高い場合には、放射
された真空紫外光が酸素分子に吸収されることにより、
オゾンが生成される。誘電体バリア放電ランプは、内管
を外管と同じ真空紫外光に透明な材料を用いているの
で、空気を冷却媒体とすると、有害なオゾンを生成する
ため、排気の除害等の処理が必要となる。冷却媒体から
オゾンが発生しないように、誘電体バリア放電ランプ
を、窒素ガスなどの不活性ガスで冷却するなどの対策が
とられている。
【0007】例えば、特開2001-160376号公報に開示さ
れた「誘電体バリア放電ランプ装置」は、ランプハウス
の内部においてオゾンの生成を防止するものである。こ
の誘電体バリア放電ランプ装置は、光出射窓を有するラ
ンプハウスと、ランプハウスの内部に不活性ガスを供給
する不活性ガス供給手段とを備えている。
れた「誘電体バリア放電ランプ装置」は、ランプハウス
の内部においてオゾンの生成を防止するものである。こ
の誘電体バリア放電ランプ装置は、光出射窓を有するラ
ンプハウスと、ランプハウスの内部に不活性ガスを供給
する不活性ガス供給手段とを備えている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の誘電体
バリア放電ランプでは、空気を冷却媒体とする場合に
は、有害なオゾンを除去するため、排気の除害処理が必
要となり、窒素等の不活性ガスを冷却媒体に用いる場合
には、冷却装置が大掛かりになる。いずれにしても、シ
ステムのコストアップになり、ランニングコストも上昇
するという問題がある。
バリア放電ランプでは、空気を冷却媒体とする場合に
は、有害なオゾンを除去するため、排気の除害処理が必
要となり、窒素等の不活性ガスを冷却媒体に用いる場合
には、冷却装置が大掛かりになる。いずれにしても、シ
ステムのコストアップになり、ランニングコストも上昇
するという問題がある。
【0009】本発明は、上記従来の問題を解決して、誘
電体バリア放電ランプにおいて、冷却時のオゾン除去の
コストを下げることを目的とする。
電体バリア放電ランプにおいて、冷却時のオゾン除去の
コストを下げることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明では、波長172nmの真空紫外光を発光する
誘電体バリア放電ランプの内側管を、真空紫外光を透過
しない材料で構成した。このように構成したことによ
り、空気を冷却媒体としても有害なオゾンが発生せず、
排気の除害処理が不要になるとともに、高価な合成石英
などの真空紫外光に透明な材料の使用を少なくできるの
で、紫外光源システムのコストを下げることができ、ラ
ンニングコストも低くできる。
めに、本発明では、波長172nmの真空紫外光を発光する
誘電体バリア放電ランプの内側管を、真空紫外光を透過
しない材料で構成した。このように構成したことによ
り、空気を冷却媒体としても有害なオゾンが発生せず、
排気の除害処理が不要になるとともに、高価な合成石英
などの真空紫外光に透明な材料の使用を少なくできるの
で、紫外光源システムのコストを下げることができ、ラ
ンニングコストも低くできる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1〜図3を参照しながら詳細に説明する。
て、図1〜図3を参照しながら詳細に説明する。
【0012】(発明の実施の形態)本発明の実施の形態
は、内側管を、真空紫外光を透過しないオゾンレス石英
管で構成して、空気で冷却する誘電体バリア放電ランプ
である。
は、内側管を、真空紫外光を透過しないオゾンレス石英
管で構成して、空気で冷却する誘電体バリア放電ランプ
である。
【0013】図1は、本発明の実施の形態における誘電
体バリア放電ランプの外観図である。図1(a)は、左
側側面図である。図1(b)は、平面図である。図1
(c)は、右側側面図である。波長172nmの真空紫外光
を発光する誘電体バリア放電ランプの内管を、オゾンレ
ス石英管等の、真空紫外光を透過しない材料で構成した
ものである。図2は、誘電体バリア放電ランプの断面図
と側面図である。図2(a)は、左側側面図である。図
2(b)は、図1(b)の中心線を含む紙面に垂直な平
面で切断した断面図である。図2(c)は、右側側面図
である。図3は、他の構成の誘電体バリア放電ランプの
断面図である。
体バリア放電ランプの外観図である。図1(a)は、左
側側面図である。図1(b)は、平面図である。図1
(c)は、右側側面図である。波長172nmの真空紫外光
を発光する誘電体バリア放電ランプの内管を、オゾンレ
ス石英管等の、真空紫外光を透過しない材料で構成した
ものである。図2は、誘電体バリア放電ランプの断面図
と側面図である。図2(a)は、左側側面図である。図
2(b)は、図1(b)の中心線を含む紙面に垂直な平
面で切断した断面図である。図2(c)は、右側側面図
である。図3は、他の構成の誘電体バリア放電ランプの
断面図である。
【0014】図1〜図3において、放電ランプ1は、2
本の太さの違う円筒状の誘電体の外側管と内側管を同軸
に配置したエキシマ放電ランプである。内側管2は、紫
外線を透過しないオゾンレス石英などの円筒状の誘電体
管である。外側管3は、内側管2と同軸に配置された紫
外線を透過する合成石英などの円筒状の誘電体管であ
る。内側管2と外側管3の両端を気密に封じて内側管2
と外側管3の間に放電室を形成して放電ガスを充填す
る。外側電極4は、外側管3の外側に設けた紫外光を透
過する金属の網目状の電極である。内側電極5は、金属
のメッシュを円筒状にして内側管2の外壁に密着する様
に張りつけた電極である。放電ガス6は、エキシマ分子
を形成するためのキセノンガスなどの希ガスである。誘
導管7は、冷却用空気を誘導するための管である。空気
取り入れ口8は、冷却用空気を注入する口である。空気
取り出し口9は、冷却用空気を排出する口である。
本の太さの違う円筒状の誘電体の外側管と内側管を同軸
に配置したエキシマ放電ランプである。内側管2は、紫
外線を透過しないオゾンレス石英などの円筒状の誘電体
管である。外側管3は、内側管2と同軸に配置された紫
外線を透過する合成石英などの円筒状の誘電体管であ
る。内側管2と外側管3の両端を気密に封じて内側管2
と外側管3の間に放電室を形成して放電ガスを充填す
る。外側電極4は、外側管3の外側に設けた紫外光を透
過する金属の網目状の電極である。内側電極5は、金属
のメッシュを円筒状にして内側管2の外壁に密着する様
に張りつけた電極である。放電ガス6は、エキシマ分子
を形成するためのキセノンガスなどの希ガスである。誘
導管7は、冷却用空気を誘導するための管である。空気
取り入れ口8は、冷却用空気を注入する口である。空気
取り出し口9は、冷却用空気を排出する口である。
【0015】上記のように構成された本発明の実施の形
態における誘電体バリア放電ランプの動作を説明する。
図1と図2に示すように、放電ランプ1を、内側管2と
外側管3とで構成する。すなわち、波長172nmの紫外
線を透過するオゾンレス石英ガラスを誘電体とする内側
管2と、合成石英ガラスを誘電体とする外側管3を用い
る。内側管2は、内径が13.5mmで、肉厚が1.2mmで
ある。外側管3は、外径が28.6mmで、肉厚が1.8mm
である。放電ランプ1の全長は、ほぼ200mmである。
態における誘電体バリア放電ランプの動作を説明する。
図1と図2に示すように、放電ランプ1を、内側管2と
外側管3とで構成する。すなわち、波長172nmの紫外
線を透過するオゾンレス石英ガラスを誘電体とする内側
管2と、合成石英ガラスを誘電体とする外側管3を用い
る。内側管2は、内径が13.5mmで、肉厚が1.2mmで
ある。外側管3は、外径が28.6mmで、肉厚が1.8mm
である。放電ランプ1の全長は、ほぼ200mmである。
【0016】放電ランプ1の内側管3と外側管4の間の
放電空間には、放電ガス6としてキセノンガスを約20K
Paで充填する。外側管3の外壁には、紫外線を通す金
属製の網を外側電極4として巻き付ける。内側管2の外
壁には、内側電極5として、金属のメッシュを円筒状に
して外壁に密着する様に張りつける。外側電極4をアー
ス側に、内側電極5を高電圧側として、高周波高電圧を
印加して点灯させる。
放電空間には、放電ガス6としてキセノンガスを約20K
Paで充填する。外側管3の外壁には、紫外線を通す金
属製の網を外側電極4として巻き付ける。内側管2の外
壁には、内側電極5として、金属のメッシュを円筒状に
して外壁に密着する様に張りつける。外側電極4をアー
ス側に、内側電極5を高電圧側として、高周波高電圧を
印加して点灯させる。
【0017】内側管3より直径の小さい誘導管7を、中
心軸と同軸に設ける。誘導管7と内側管3の間に冷却用
の空気を流す。図1と図2の右側の空気取り入れ口8か
ら、冷却用空気を注入する。冷却用空気は、内側管3と
誘導管7の間の隙間を流れながら、内側管3を冷却す
る。内側管3を冷却して温まった空気は、左側の空気取
り出し口9から排出される。
心軸と同軸に設ける。誘導管7と内側管3の間に冷却用
の空気を流す。図1と図2の右側の空気取り入れ口8か
ら、冷却用空気を注入する。冷却用空気は、内側管3と
誘導管7の間の隙間を流れながら、内側管3を冷却す
る。内側管3を冷却して温まった空気は、左側の空気取
り出し口9から排出される。
【0018】内側管3からは、オゾンを発生させる紫外
線は放出されないので、誘電体バリア放電ランプ1の内
側を気体で冷却する際、冷却媒体として空気を用いるこ
とができる。窒素等の不活性ガスを用いる場合に比べ
て、ランニングコストを下げることができる。合成石英
などの真空紫外光に透明な材料は高価であるため、発光
管の一部(内側管3)を、比較的安価なオゾンレス石英
などの材料で置き換えることにより、材料のコストを低
減できるという効果も得られる。
線は放出されないので、誘電体バリア放電ランプ1の内
側を気体で冷却する際、冷却媒体として空気を用いるこ
とができる。窒素等の不活性ガスを用いる場合に比べ
て、ランニングコストを下げることができる。合成石英
などの真空紫外光に透明な材料は高価であるため、発光
管の一部(内側管3)を、比較的安価なオゾンレス石英
などの材料で置き換えることにより、材料のコストを低
減できるという効果も得られる。
【0019】図3は、本発明の実施の形態における誘電
体バリア放電ランプ1の他の構成例である。内側管3よ
り直径の小さい誘導管7を、冷却用空気の帰路としたも
のである。冷却用空気の取り入れ口8と取り出し口9
を、右側または左側の一方にまとめることができる。
体バリア放電ランプ1の他の構成例である。内側管3よ
り直径の小さい誘導管7を、冷却用空気の帰路としたも
のである。冷却用空気の取り入れ口8と取り出し口9
を、右側または左側の一方にまとめることができる。
【0020】上記のように、本発明の実施の形態では、
誘電体バリア放電ランプの内側管を、真空紫外光を透過
しないオゾンレス石英管としたので、空気で冷却しても
オゾンが発生せず、オゾン除害装置が不要となり、シス
テムのコストとランニングコストを低減できる。
誘電体バリア放電ランプの内側管を、真空紫外光を透過
しないオゾンレス石英管としたので、空気で冷却しても
オゾンが発生せず、オゾン除害装置が不要となり、シス
テムのコストとランニングコストを低減できる。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
では、真空紫外光を発光する誘電体バリア放電ランプの
内側管を、真空紫外光を透過しない材料で構成したの
で、ランプの内側を気体で冷却する際、冷却媒体として
空気を用いることができるという効果が得られる。ま
た、冷却媒体として不活性ガスを用いる場合に比べて、
ランニングコストを下げることができ、材料コストを低
減できるという効果も得られる。
では、真空紫外光を発光する誘電体バリア放電ランプの
内側管を、真空紫外光を透過しない材料で構成したの
で、ランプの内側を気体で冷却する際、冷却媒体として
空気を用いることができるという効果が得られる。ま
た、冷却媒体として不活性ガスを用いる場合に比べて、
ランニングコストを下げることができ、材料コストを低
減できるという効果も得られる。
【図1】本発明の実施の形態における誘電体バリア放電
ランプの外観図、
ランプの外観図、
【図2】本発明の実施の形態における誘電体バリア放電
ランプの断面図、
ランプの断面図、
【図3】本発明の実施の形態における他の例の誘電体バ
リア放電ランプの断面図である。
リア放電ランプの断面図である。
1 放電ランプ
2 内側管
3 外側管
4 外側電極
5 内側電極
6 放電ガス
7 誘導管
8 空気取り入れ口
9 空気取り出し口
Claims (2)
- 【請求項1】 真空紫外光を発光する誘電体バリア放電
ランプにおいて、発光管を構成している二重管のうちの
内側管を、真空紫外光を透過しない材料で構成したこと
を特徴とする誘電体バリア放電ランプ。 - 【請求項2】 前記内側管を、オゾンレス石英管で構成
したことを特徴とする請求項1記載の誘電体バリア放電
ランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001309525A JP2003115281A (ja) | 2001-10-05 | 2001-10-05 | 誘電体バリア放電ランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001309525A JP2003115281A (ja) | 2001-10-05 | 2001-10-05 | 誘電体バリア放電ランプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003115281A true JP2003115281A (ja) | 2003-04-18 |
Family
ID=19128659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001309525A Pending JP2003115281A (ja) | 2001-10-05 | 2001-10-05 | 誘電体バリア放電ランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003115281A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008090062A (ja) * | 2006-10-03 | 2008-04-17 | Necディスプレイソリューションズ株式会社 | 光源ランプ冷却装置と投射型表示装置 |
CN110178447A (zh) * | 2016-12-29 | 2019-08-27 | 纯粹生物协同瑞典公司 | 用于处理流体的放电装置和方法 |
CN112142271A (zh) * | 2020-10-26 | 2020-12-29 | 西北农林科技大学 | 一种垃圾渗滤液全量化处理系统、方法及应用 |
-
2001
- 2001-10-05 JP JP2001309525A patent/JP2003115281A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008090062A (ja) * | 2006-10-03 | 2008-04-17 | Necディスプレイソリューションズ株式会社 | 光源ランプ冷却装置と投射型表示装置 |
US8403499B2 (en) | 2006-10-03 | 2013-03-26 | Nec Display Solutions, Ltd. | Light source lamp cooling apparatus and projection display apparatus including detecting gas pressure to control light source |
CN110178447A (zh) * | 2016-12-29 | 2019-08-27 | 纯粹生物协同瑞典公司 | 用于处理流体的放电装置和方法 |
CN112142271A (zh) * | 2020-10-26 | 2020-12-29 | 西北农林科技大学 | 一种垃圾渗滤液全量化处理系统、方法及应用 |
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