JP2003115010A - 商品又は役務の説明支援システム、商品又は役務の説明支援方法、及び、商品又は役務の説明支援システム用プログラム - Google Patents

商品又は役務の説明支援システム、商品又は役務の説明支援方法、及び、商品又は役務の説明支援システム用プログラム

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JP2003115010A
JP2003115010A JP2001310482A JP2001310482A JP2003115010A JP 2003115010 A JP2003115010 A JP 2003115010A JP 2001310482 A JP2001310482 A JP 2001310482A JP 2001310482 A JP2001310482 A JP 2001310482A JP 2003115010 A JP2003115010 A JP 2003115010A
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寿和 坂野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 店舗100内に入店した個々の客に対してき
め細かな商品の説明等を行うと共に、説明に必要な機材
を安価にし、更に、商品説明の際に他の客に迷惑を掛け
ないようにすることを目的とする。 【解決手段】 サーバ1をLAN2を介して、複数の説
明者端末(5,5,…,5)と、複数の説明用端
末(7,7,…,7)と通信可能に接続する。ま
た、サーバ1は、LAN2の一部であって、店舗100
の天井に設置したワイヤレスアクセスポイント3を介し
て、複数の携帯無線端末(4,4,…,4と無線
通信可能な状態になっている。更に、サーバ1は、LA
N2を介して撮影装置6と通信可能に接続されている。
この構成により、客(乙)に携帯無線端末4を貸し
出して、特定の商品知識を有する説明者(丙)が説明
者端末5を利用して客(乙)と個別に商品に関する
質疑応答等を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デパート、専門店
等の施設において、説明者が来客に対して行う商品又は
役務の説明を支援するためのシステム、方法、及び、プ
ログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、店舗を構えて客を招き入れ、
そこで販売員が客に商品の個別説明をしながら販売を行
う商品販売は一般的に行われている商品販売方法であ
る。従来の商品販売は、通常、次のような手順で行われ
ていた。まず、店舗には複数の販売員が配置され、入店
した客から声を掛けられるか、あるいは販売員が特定の
商品について知りたそうにしている客を見極めた上で声
をかけることによって、販売員と客とのコミュニケーシ
ョンがはじまる。販売員は、客から商品に関する質問、
値段、他の商品との比較などについて質問を受け、これ
に答えるとともに商品の良さをアピールすることによっ
て客に商品購入の意欲を喚起させ、商品購入の決定を促
す。客が販売員とのコミュニケーションをもとに商品購
入を決定すると、客は商品をその場で販売員から受取っ
て代金支払いカウンタへ持参する。商品陳列棚に在庫が
ない場合は、販売員が商品倉庫から商品を持出し代金支
払いカウンタまで運ぶ。代金支払いカウンタでは、商品
およびその価格を確認し、客に代金支払いを求める。客
は現金またはクレジットカードなどによって代金を支払
い、商品を受け取る。客は購入商品を持って店舗を後に
する。以上が従来の商品販売方法である。
【0003】ところが、最近のパソコンや家電製品など
をはじめとする商品は、商品の技術内容の高度化、複雑
化が急激に進んでおり、販売員が全ての商品について客
に説明するのに十分な商品説明の知識を得ることは困難
になっている。そのため、全ての商品について十分な知
識を持つ販売員はほとんど存在せず、販売員によって商
品に関する知識レベルの差、知識を有する商品の偏りが
生じており、店舗内でたまたま客の近くにいた販売員が
客からの質問に対して的確に個別説明することは困難に
なっているという問題がある。このように、販売員の知
識不足によって商品情報が客に十分に伝わらないこと
は、商品販売機会の損失や、店舗自体の信用失墜といっ
た多大な損失を招くということになる。また、こうした
問題を避けるために全ての販売員に全ての商品情報の知
識を習得させようとすると、販売員の教育に膨大なコス
トがかかるという問題が生じてくる。
【0004】そこで、上述のような商品の個別説明以外
の方法として、図15に示すような商品の説明方法が従
来より採られてきた。即ち、店舗100’内で説明対象
となる商品101の近くにラジカセ102とマイク10
3を準備し、商品101の説明情報を知識として取得し
ている販売員(甲)がマイク103を使って商品説明
を行い、その声をラジカセ102のスピーカ(拡声器)
で流すことによって、商品101の近くにいる客群(乙
)の注目を集めるとともに商品説明を行う。或いは、
あらかじめ磁気テープに録音された商品説明をラジカセ
102で繰返し再生することによって商品101の近く
にいる客(乙)に商品説明を行う。
【0005】このように、特定の販売員(甲)が客群
(乙)に対してマイク103により説明したり、或い
は予め磁気テープに録音された商品情報の放送が商品1
01の近くにいるの客群(乙)に対してなされるた
め、上述の個別説明の場合に比べて、少ないリソース
(販売員数など)で効率的に商品説明ができるという利
点がある。また特定の商品について十分な知識を持つ販
売員が最低一人いれば、複数の客に対して商品説明が十
分に行えるという利点もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
マイク103等を使った商品の説明方法では、説明を聞
いている客群(乙)のうちの個々の客に対して、きめ
細かな商品説明をすることは困難であった。また、あら
ゆる商品についてマイク103等を使った商品の説明方
法を適用しようとすると、必要となる機材のコストが増
大する、近接する音声拡声器同士の干渉が発生する等の
問題が生じる。そのため、マイク103等を使った商品
の説明方法では、店舗100内でもっとも注目してもら
いたい商品に対する適用に限定されるという問題があっ
た。また、従来は、音声拡声器を用いるため店舗10
0’内が騒々しくなったり、音声拡声器あるいは商品の
前に客が集中し、他の客の通行を妨げるといった問題も
あった。
【0007】本発明は上述した事情を鑑みてなされたも
のであり、個々の客に対してきめ細かな商品の説明等を
行うと共に、説明に必要な機材を安価にし、更に、商品
説明等の際に他の客に迷惑を掛けないようにすることを
目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、商品又は役務を提供するた
めの施設への来客が使用する携帯無線端末、及び前記来
客に提供する商品又は役務の説明を行う説明者が使用す
る説明者端末と通信ネットワークを介して相互通信可能
であり、前記説明者が前記来客に対して行う商品又は役
務の説明を支援するためのシステムであって、前記説明
者が修得している商品又は役務に関する知識情報を説明
者毎に管理する知識情報管理手段と、前記携帯無線端末
からの説明要求に係る商品又は役務の内容に基づいて、
前記知識情報管理手段により管理している知識情報を検
索し、前記商品又は役務の説明に適した説明者を抽出す
る説明者抽出手段と、前記説明者抽出手段によって抽出
した説明者が利用する説明者端末と前記説明要求を行っ
た携帯無線端末との音声通信を確立する通信確立手段
と、を有することを特徴とする商品又は役務の説明支援
システムである。
【0009】ここで、本発明の「商品又は役務の説明支
援システム」は、1つの(サーバ)コンピュータによっ
て構築されている場合だけでなく、各手段(ステップの
実行、機能の実行)を分割して2つ以上の(サーバ)コ
ンピュータによって構築されている場合も含む。
【0010】請求項2に係る発明は、商品又は役務を提
供するための施設への来客が使用すると共に固有の発光
パターンを有する発光部材を備えることによって個々の
識別が可能な携帯無線端末、並びに前記来客に提供する
商品又は役務の説明を行う説明者が使用する説明者端
末、及び前記施設内を撮影する撮影装置と通信ネットワ
ークを介して相互通信可能であり、前記説明者が前記来
客に対して行う商品又は役務の説明を支援するためのシ
ステムであって、前記携帯無線端末の識別情報と前記固
有の発光パターン情報とを関連付けて管理する携帯無線
端末情報管理手段と、前記説明者端末からの位置情報要
求に係る携帯無線端末の識別情報に基づいて、前記携帯
無線端末情報管理手段により管理している固有の発光パ
ターン情報を抽出する発光パターン情報抽出手段と、前
記撮影装置に対して、当該撮影装置が撮影した前記施設
内の画像データを要求する画像データ要求手段と、前記
発行パターン情報抽出手段によって抽出した固有の発光
パターン情報に基づいて、前記画像データ要求手段によ
る要求に応じて前記撮影装置から入手した画像データを
画像処理することにより、前記撮影装置から入手した画
像データ内での携帯無線端末の位置を特定する携帯無線
端末位置特定手段と、前記携帯無線端末位置特定手段に
よって特定した携帯無線端末の位置情報を前記説明者端
末に送信する位置情報送信手段と、を有することを特徴
とする商品又は役務の説明支援システムである。
【0011】請求項3に係る発明は、前記固有の発光パ
ターンは、一部分又は複数部分の特定の波長領域に係る
1又は複数の色成分の発光を行う発光部材を使用した発
光パターンであって、更に、前記携帯無線端末位置特定
手段による画像処理は、前記撮影装置から入手した施設
内の画像データから、前記発光パターン情報抽出手段に
よって抽出した固有の発光パターン情報に係る色成分の
画素領域部分のみを抽出することにより、当該抽出した
色成分の画素領域部分を前記画像データ内における携帯
無線端末の位置であると特定する処理であることを特徴
とする請求項2に記載の商品又は役務の説明支援システ
ムである。
【0012】請求項4に係る発明は、前記固有の発光パ
ターンは、異なる発光形態の発光部材を使用した発光パ
ターンであって、更に、前記携帯無線端末位置特定手段
による画像処理は、前記発光パターン情報抽出手段によ
って抽出した固有の発光パターン情報に係る発光形態を
表す画像データと、前記撮影装置から入手した施設内の
画像データとに基づいてパタン照合することにより、当
該パタン照合によって一致した画素領域部分を前記画像
データ内における携帯無線端末の位置であると特定する
処理であることを特徴とする請求項2に記載の商品又は
役務の説明支援システムである。
【0013】ここで、「異なる発光形態の発光部材」と
は、視覚的に形状、模様、色彩等が異なった発光を行う
発光部材をいう。例えば、丸、四角等の形状、若しく
は、花柄、市松等の模様、又は赤、青等の色彩が異なっ
た発光である。また、形状と模様若しくは色彩の組み合
わせ、模様と色彩の組み合わせ、形状と模様と色彩との
組み合わせにより構成した発光形態も含まれる。更に、
丸と四角との組み合わせのように形状同士、花柄模様と
市松模様との組み合わせのように模様同士の組み合わ
せ、赤と青との組み合わせのように色彩同士の組み合わ
せも含まれる。
【0014】請求項5に係る発明は、前記固有の発光パ
ターンは、点滅パターンが異なる発光部材を使用した発
光パターンであって、更に、前記携帯無線端末位置特定
手段による画像処理は、撮影装置から入手した施設内の
動画像データから、前記発光パターン情報抽出手段によ
って抽出した固有の点滅パターン情報に係る点滅パター
ンと同じ点滅パターンに係る画素領域部分を抽出するこ
とにより、当該抽出した画素領域部分を前記画像データ
内における携帯無線端末の位置であると特定する処理で
あることを特徴とする請求項2に記載の商品又は役務の
説明支援システムである。
【0015】請求項6に係る発明は、請求項2乃至5の
いずれか一項に記載の商品又は役務の説明支援システム
であって、更に、前記携帯無線端末位置特定手段によっ
て特定した携帯無線端末の位置情報と前記施設内配置図
情報とを重ね合わせて、前記施設内における携帯無線端
末の位置を表す施設内配置図重畳手段を有することによ
り、当該施設内配置図重畳手段によって携帯無線端末の
位置情報を重ね合わせた施設内配置図情報を前記位置情
報送信手段によって送信可能にすることを特徴とする商
品又は役務の説明支援システムである。
【0016】請求項7に係る発明は、請求項2乃至6の
いずれか一項に記載の商品又は役務の説明支援システム
は、更に、前記施設の複数箇所に設置することによりデ
ィスプレイを介して前記施設の来客に対して商品又は役
務の説明が可能な複数の説明用端末と通信可能であっ
て、前記位置特定手段によって特定した携帯無線端末の
位置の最寄りの説明用端末と前記説明者端末との映像通
信を確立する通信確立手段を有することを特徴とする商
品又は役務の説明支援システムである。
【0017】請求項8に係る発明は、請求項1乃至7の
いずれか一項に記載の商品又は役務の説明支援システム
であって、更に、前記商品又は役務の説明情報を管理す
る説明情報管理手段と、前記説明者端末からの説明要求
に基づいて、前記説明情報管理手段により管理している
商品又は役務の説明情報から、前記説明要求に対応した
商品又は役務の説明情報を抽出する説明情報抽出手段
と、前記説明情報抽出手段によって抽出した商品又は役
務の説明情報を前記説明者端末に送信する説明情報送信
手段と、を有することを特徴とする商品又は役務の説明
支援システムである。
【0018】請求項9に係る発明は、請求項1乃至8の
いずれか一項に記載の商品又は役務の説明支援システム
であって、更に、前記携帯無線端末による通信モードの
選択に基づいて、前記携帯無線端末を使用した来客と前
記説明者端末を使用した説明者による二者間通信モー
ド、前記携帯無線端末を使用した複数の来客と前記説明
者端末を使用した説明者によるグループ間通信モード、
又は前記施設内の全ての来客に対して放送する施設内放
送モードのうちいずれか一つの通信モードを切り替える
通信モード切替手段を有することを特徴とする商品又は
役務の説明支援システムである。
【0019】請求項10に係る発明は、商品又は役務を
提供するための施設への来客が使用する携帯無線端末、
及び前記来客に提供する商品又は役務の説明を行う説明
者が使用する説明者端末と通信ネットワークを介して相
互通信可能な商品又は役務の説明支援システムを利用し
て、前記説明者が前記来客に対して行う商品又は役務の
説明を支援する方法であって、前記説明者が修得してい
る商品又は役務に関する知識情報を説明者毎に管理する
知識情報管理ステップと、前記携帯無線端末からの説明
要求に係る商品又は役務の内容に基づいて、前記知識情
報管理ステップにより管理している知識情報を検索し、
前記商品又は役務の説明に適した説明者を抽出する説明
者抽出ステップと、前記説明者抽出ステップによって抽
出した説明者が利用する説明者端末と前記説明要求を行
った携帯無線端末との音声通信を確立する通信確立ステ
ップと、を前記商品又は役務の説明支援システムに実行
させることにより、前記説明者が前記来客に対して行う
商品又は役務の説明を支援することを特徴とする商品又
は役務の説明支援方法である。
【0020】請求項11に係る発明は、商品又は役務を
提供するための施設への来客が使用すると共に固有の発
光パターンを有する発光部材を備えることによって個々
の識別が可能な携帯無線端末、並びに前記来客に提供す
る商品又は役務の説明を行う説明者が使用する説明者端
末、及び前記施設内を撮影する撮影装置と通信ネットワ
ークを介して相互通信可能な商品又は役務の説明支援シ
ステムを利用して、前記説明者が前記来客に対して行う
商品又は役務の説明を支援する方法であって、前記携帯
無線端末の識別情報と前記固有の発光パターン情報とを
関連付けて管理する携帯無線端末情報管理ステップと、
前記説明者端末からの位置情報要求に係る携帯無線端末
の識別情報に基づいて、前記携帯無線端末情報管理ステ
ップにより管理している固有の発光パターン情報を抽出
する発光パターン情報抽出ステップと、前記撮影装置に
対して、当該撮影装置が撮影した前記施設内の画像デー
タを要求する画像データ要求ステップと、前記発行パタ
ーン情報抽出ステップによって抽出した固有の発光パタ
ーン情報に基づいて、前記画像データ要求ステップによ
る要求に応じて前記撮影装置から入手した画像データを
画像処理することにより、前記撮影装置から入手した画
像データ内での携帯無線端末の位置を特定する携帯無線
端末位置特定ステップと、前記携帯無線端末位置特定ス
テップによって特定した携帯無線端末の位置情報を前記
説明者端末に送信する位置情報送信ステップと、を前記
商品又は役務の説明支援システムに実行させることによ
り、前記説明者が前記来客に対して行う商品又は役務の
説明を支援することを特徴とする商品又は役務の説明支
援方法である。
【0021】請求項12に係る発明は、前記固有の発光
パターンは、一部分又は複数部分の特定の波長領域に係
る1又は複数の色成分の発光を行う発光部材を使用した
発光パターンであって、更に、前記携帯無線端末位置特
定ステップによる画像処理は、前記撮影装置から入手し
た施設内の画像データから、前記発光パターン情報抽出
ステップによって抽出した固有の発光パターン情報に係
る色成分の画素領域部分のみを抽出することにより、当
該抽出した色成分の画素領域部分を前記画像データ内に
おける携帯無線端末の位置であると特定する処理である
ことを特徴とする請求項11に記載の商品又は役務の説
明支援方法である。
【0022】請求項13に係る発明は、前記固有の発光
パターンは、異なる発光形態の発光部材を使用した発光
パターンであって、更に、前記携帯無線端末位置特定ス
テップによる画像処理は、前記発光パターン情報抽出ス
テップによって抽出した固有の発光パターン情報に係る
発光形態を表す画像データと、前記撮影装置から入手し
た施設内の画像データとに基づいてパタン照合すること
により、当該パタン照合によって一致した画素領域部分
を前記画像データ内における携帯無線端末の位置である
と特定する処理であることを特徴とする請求項11に記
載の商品又は役務の説明支援方法である。
【0023】請求項14に係る発明は、前記固有の発光
パターンは、点滅パターンが異なる発光部材を使用した
発光パターンであって、更に、前記携帯無線端末位置特
定ステップによる画像処理は、撮影装置から入手した施
設内の動画像データから、前記発光パターン情報抽出ス
テップによって抽出した固有の点滅パターン情報に係る
点滅パターンと同じ点滅パターンに係る画素領域部分を
抽出することにより、当該抽出した画素領域部分を前記
画像データ内における携帯無線端末の位置であると特定
する処理であることを特徴とする請求項11に記載の商
品又は役務の説明支援方法である。
【0024】請求項15に係る発明は、請求項11乃至
14のいずれか一項に記載の商品又は役務の説明支援方
法であって、更に、前記携帯無線端末位置特定ステップ
によって特定した携帯無線端末の位置情報と前記施設内
配置図情報とを重ね合わせて、前記施設内における携帯
無線端末の位置を表す施設内配置図重畳ステップを前記
商品又は役務の説明支援システムに実行させることによ
り、当該施設内配置図重畳ステップによって携帯無線端
末の位置情報を重ね合わせた施設内配置図情報を前記位
置情報送信ステップによって送信可能にすることを特徴
とする商品又は役務の説明支援方法である。
【0025】請求項16に係る発明は、請求項11乃至
15のいずれか一項に記載の商品又は役務の説明支援方
法は、更に、前記施設の複数箇所に設置することにより
ディスプレイを介して前記施設の来客に対して商品又は
役務の説明が可能な説明用端末と通信可能であって、前
記位置特定ステップによって特定した携帯無線端末の位
置の最寄りの説明用端末と前記説明者端末との映像通信
を確立する通信確立ステップを前記商品又は役務の説明
支援システムに実行させることを特徴とする商品又は役
務の説明支援方法である。
【0026】請求項17に係る発明は、請求項10乃至
16のいずれか一項に記載の商品又は役務の説明支援方
法であって、更に、前記商品又は役務の説明情報を管理
する説明情報管理ステップと、前記説明者端末からの説
明要求に基づいて、前記説明情報管理ステップにより管
理している商品又は役務の説明情報から、前記説明要求
に対応した商品又は役務の説明情報を抽出する説明情報
抽出ステップと、前記説明情報抽出ステップによって抽
出した商品又は役務の説明情報を前記説明者端末に送信
する説明情報送信ステップと、を前記商品又は役務の説
明支援システムに実行させることを特徴とする商品又は
役務の説明支援方法である。
【0027】請求項18に係る発明は、請求項10乃至
17のいずれか一項に記載の商品又は役務の説明支援方
法であって、更に、前記携帯無線端末による通信モード
の選択に基づいて、前記携帯無線端末を使用した来客と
前記説明者端末を使用した説明者による二者間通信モー
ド、前記携帯無線端末を使用した複数の来客と前記説明
者端末を使用した説明者によるグループ間通信モード、
及び前記施設内の全ての来客に対して放送する施設内放
送モードのうちいずれか一つの通信モードを切り替える
通信モード切替ステップを前記商品又は役務の説明支援
システムに実行させることを特徴とする商品又は役務の
説明支援方法である。
【0028】請求項19に係る発明は、商品又は役務を
提供するための施設への来客が使用する携帯無線端末、
及び前記来客に提供する商品又は役務の説明を行う説明
者が使用する説明者端末と通信ネットワークを介して相
互通信可能な商品又は役務の説明支援システムで用いら
れるプログラムであって、前記説明者が修得している商
品又は役務に関する知識情報を説明者毎に管理する知識
情報管理機能と、前記携帯無線端末からの説明要求に係
る商品又は役務の内容に基づいて、前記知識情報管理機
能により管理している知識情報を検索し、前記商品又は
役務の説明に適した説明者を抽出する説明者抽出機能
と、前記説明者抽出機能によって抽出した説明者が利用
する説明者端末と前記説明要求を行った携帯無線端末と
の音声通信を確立する通信確立機能と、を前記商品又は
役務の説明支援システムに実行させるための商品又は役
務の説明支援システム用プログラムである。
【0029】ここで、本発明の「プログラム」とは、
(サーバ)コンピュータによる処理に適した命令の順番
付けられた列からなるものをいい、コンピュータのHD
D、CD−RW等にインストールされているものや、C
D−ROM、DVD、FD、コンピュータのHDD等の
各種記録媒体に記録されているものも含まれる。
【0030】請求項20に係る発明は、商品又は役務を
提供するための施設への来客が使用すると共に固有の発
光パターンを有する発光部材を備えることによって個々
の識別が可能な複数の携帯無線端末、並びに前記来客に
提供する商品又は役務の説明を行う説明者が使用する複
数の説明者端末、及び前記施設内を撮影する撮影装置と
通信ネットワークを介して相互通信可能な商品又は役務
の説明支援システムで用いられるプログラムであって、
前記携帯無線端末の識別情報と前記固有の発光パターン
情報とを関連付けて管理する携帯無線端末情報管理機能
と、前記説明者端末からの位置情報要求に係る携帯無線
端末の識別情報に基づいて、前記携帯無線端末情報管理
機能により管理している固有の発光パターン情報を抽出
する発光パターン情報抽出機能と、前記撮影装置に対し
て、当該撮影装置が撮影した前記施設内の画像データを
要求する画像データ要求機能と、前記発行パターン情報
抽出機能によって抽出した固有の発光パターン情報に基
づいて、前記画像データ要求機能による要求に応じて前
記撮影装置から入手した画像データを画像処理すること
により、前記撮影装置から入手した画像データ内での携
帯無線端末の位置を特定する携帯無線端末位置特定機能
と、前記携帯無線端末位置特定機能によって特定した携
帯無線端末の位置情報を前記説明者端末に送信する位置
情報送信機能と、を前記商品又は役務の説明支援システ
ムに実行させるための商品又は役務の説明支援システム
用プログラムである。
【0031】
【発明の実施の形態】〔第1の実施形態〕以下に、図面
を用いて本発明の第1の実施形態を説明する。
【0032】図1は、本発明に係る商品又は役務の説明
支援システムを利用して店舗100に来店した客(乙)
に対して商品説明を行うための通信インフラストラクチ
ャ(Infrastructure)を示している。
【0033】尚、本実施形態においては、説明の便宜
上、商品及び役務のうちで商品を販売する場合を説明す
る。また、商品又は役務の説明支援システムが、1つの
商品説明支援用サーバ・コンピュータ(以下、「サー
バ」という)1により構築されている場合を説明する。
よって、本発明の商品又は役務の説明支援システムは、
機能を分割した複数のサーバ・コンピュータにより構築
されている場合も含まれる。
【0034】図1に示すように、サーバ1は、LAN(L
ocal Area Network)2を介して、複数の説明者端末(5
,5,…,5:総称は「説明者端末5」と示す)
と、複数の説明用端末(7,7,…,7:総称は
「説明用端末7」と示す)と通信可能に接続されてい
る。更に、サーバ1は、LAN(Local Area Network)2
の一部であって、店舗100の天井に設置されたワイヤ
レスアクセスポイント3を介して、複数の携帯無線端末
(4,4,…,4:総称は「携帯無線端末4」と
示す)と無線通信可能な状態になっている。更にまた、
サーバ1は、LAN2を介して撮影装置6と通信可能に
接続されている。
【0035】このうち、携帯無線端末4は、店舗100
の販売員(甲,甲,…,甲:総称は「販売員
(甲)」と示す)から客(乙,乙,…,乙:総称
は「客(乙)」と示す)に貸し出される端末である。ま
た、携帯無線端末4には、ヘッドホン8と発光部材9が
備えられている。ヘッドホン8には、音声入力部として
のマイク11と音声出力部としてのスピーカ12が設け
られている。また、発行部材9は、客(乙)に貸し出さ
れる携帯無線端末毎に、個々の携帯無線端末を識別する
ための固有の発光パターンを有している。発光部材9の
例としては、発光ダイオードや白色光源等が考えられ
る。また、本実施形態に係る発光パターンは、一部分又
は複数部分の特定の波長領域に係る1又は複数の色成分
の発光を行うものである。例えば、赤、緑、青等の一部
分の特定の波長領域の色成分の発光や、赤と青との組み
合わせ等による複数部分の特定の波長領域に係る複数の
色成分の発光を行う。尚、以下本実施形態においては、
説明の便宜上、赤、緑、青の3つの発光パターンについ
て説明する。この色成分の発光は、白色光源に色フィル
ムを覆うことによって、特定のスペクトル光を放出する
ようにしてもよい。利用する光の波長(スペクトル)
は、可視光領域の波長に限らず、紫外線から赤外線にわ
たる領域の中で、撮影装置6が感度を有する領域であっ
てもよい。
【0036】また、携帯無線端末4の例としては、パソ
コン、携帯電話、PHS電話、PDA(Personal Digita
l Cellular)、ウェアラブルコンピュータ等が考えられ
る。携帯電話やPHS電話等の場合には、LAN2を利
用せずに携帯電話網を利用して通信することも可能であ
る。但し、LAN2を利用した場合には、市販のワイヤ
レスLAN装置を用いて、毎秒10Mビット以上の容量
を容易かつ安価に確保することができるというメリット
がある。
【0037】また、説明者端末5は、店舗100内又は
店舗100外の事務所等に設置され、それぞれ担当の説
明者(丙,丙,…,丙:総称は「説明者(丙)」
と示す)が使用する。また、説明用端末5には、それぞ
れ説明者(丙)の顔又は身体を撮影するためのカメラが
内蔵されている。尚、説明者端末5の数と説明者(丙)
の数は異なっていてもよい。即ち、1台の説明者端末5
を複数の説明者(丙)で使用してもよく、或いは、複数
台の説明者端末5を1人又は複数人で使用してもよい。
また、内臓カメラではなく、外付けカメラを利用しても
よい。
【0038】また、撮影装置6は、店舗100内に設置
され、店舗100内を撮影するカメラであり、撮影する
ことにより得た画像データをサーバ1へ送ることができ
る。この撮影装置6の例としては、CCDカメラ、CM
OSカメラ、ITVカメラ等が考えられる。尚、撮影装
置6は、複数台存在してもよく、監視カメラと併用して
もよい。
【0039】更に、説明用端末7は、店舗100内の任
意の場所(例えば、商品陳列棚の上)に設置され、この
説明用端末7のディスプレイ上には、説明用端末5に内
蔵したカメラで撮影した説明者(丙)の顔等を表示する
ことができる。尚、説明用端末7は、この説明専用に設
置するだけでなく、すでに展示品として商品陳列棚等に
展示しているパソコン等を利用してもよい。このよう
に、展示品を客(乙)と説明者(丙)との情報交換に利
用することによって、客(乙)は展示品であるパソコン
等を直接利用する機会が与えられるため、商品購入を喚
起することができる。
【0040】また、説明用端末7は、携帯無線端末4と
同様に無線によってLAN2と接続してもよい。更に、
説明用端末7にも、説明者端末5と同様に内臓カメラ又
は外付けカメラを設けて客(乙)の顔等を撮影し、説明
者端末5のディスプレイに表示させてもよい。
【0041】更に、携帯無線端末4及び説明者端末5に
は、相互にLAN2を介して音声通信を実行するための
ソフトウェアがインストールされている。また、説明者
端末5及び説明用端末7には、相互にLAN2を介して
映像通信を実行するためのソフトウェアがインストール
されている。また、サーバ1には、携帯無線端末4と説
明者端末5との音声通信を確立すると共に、説明者端末
5と説明用端末7との映像通信を確立するためのソフト
ウェア(下記プログラム(p))がインストールされてい
る。
【0042】図2は、サーバ1の要部構成を示してい
る。サーバ1には、このサーバ1に後述の各種機能(f1
〜f13)を実行させるための命令を行うCPU20と、こ
のCPU20を制御するプログラムなどの固定的データ
を予め格納したROM(Read Only Memory)21と、各種
データを一時的に記憶するエリアを形成するRAM(Ran
dom Access Memory)22と、LAN2を介してデータ伝
送をするための通信インタフェース23と、上記CPU
20による制御によって各種機能(f1〜f13)を実行させ
るためのプログラム(p)がインストールされたHDD(Ha
rd Disk Drive)24等を有している。そして、これらC
PU20、ROM21、RAM22、通信インタフェー
ス23、及びHDD24をアドレスバス、データバス等
のバスライン25で電気的に接続している。
【0043】更に、HDD24には、知識情報DB(Dat
a Base)26、携帯無線端末情報DB27、及び説明情
報DB28が構築されている。これらのDB(26,2
7,28)は、それぞれ図3、図4、図5に示すよう
に、テーブル形式によって構成されている。
【0044】このうち、知識情報DB26には、説明者
(丙)毎に、説明者(丙)が修得している商品知識の情
報(i1)を記録及び管理している。例えば、説明者
(乙)がパソコンに関して詳しく理解している場合に
は、図3に示すように、商品知識の情報(i1)として、
「パソコン」と記録して管理する。説明者(乙)が2つ
以上の商品に関して詳しく理解している場合には、2つ
以上の商品(例えば、「パソコン」、「携帯電話」、
…)と記録して管理する。
【0045】また、携帯無線端末情報DB27には、携
帯無線端末4毎に、発光部材9の発光パターン情報の一
例としての発光色の情報(i2-1)と、携帯無線端末の識別
情報の一例としての端末IPアドレスの情報(i3)を関連
付けて記録及び管理している。例えば、携帯無線端末4
の発光部材の発光色が「赤」で、IPアドレスが
「0.0.0.1」の場合には、図4に示すように、端
末番号4の発光色の情報(i2-1)が「赤」で、端末IP
アドレスの情報(i3)が「0.0.0.1」と記録して管
理する。
【0046】更に、説明情報DB28には、販売対象で
ある商品の商品名毎に、商品の特徴、使用方法等の商品
説明の情報(i4)を記録及び管理している。例えば、図5
に示すように、α社のパソコンは、「xxxxx」とい
う特徴があるという商品説明の情報(i4)を記録して管理
する。
【0047】次に、図6乃至図10を用いて、本実施形
態に係るサーバ1を利用した商品の説明支援方法につい
て説明する。尚、図6及び図7は、携帯無線端末4のモ
ニタ29に表示される画面を示した図である。また、図
8及び図9は、商品の説明支援方法を実行する際のサー
バ1における各ステップと、これらのステップ時にサー
バ1で実行される各機能の説明を含んだシーケンス図で
ある。図10は、本実施形態に係る商品の説明支援方法
の一部を表した概念図である。
【0048】まず、事前準備として、店舗100では、
図8に示すように、サーバ1に知識情報管理機能(f1)を
実行させ、説明者(丙)がそれぞれ修得している商品知
識情報(i1)を説明者毎に知識情報DB26へ記録して管
理する(ステップS1)。また、店舗100では、サー
バ1に携帯無線端末情報管理機能(f2)を実行させて、携
帯無線端末4の発光部材9の発光色情報(i2-1)と端末I
Pアドレス情報(i3)とを関連付けて携帯無線端末情報D
B27に記録して管理する(ステップS2)。更に、店
舗100では、サーバ1に説明情報管理機能(f3)を実行
させて、販売対象となる商品に関する商品説明の情報(i
4)を説明情報DB28に記録して管理する(ステップS
3)。
【0049】以上が事前準備であり、続いて、図1に示
すように、客(乙)が出入口101から店舗100内
に入店した際に、販売員(甲)が客(乙)へ携帯無
線端末4を渡す。客(乙)は、携帯無線端末4
受け取り、ヘッドホン8を頭部に装着した状態で、様々
な商品を見ながら店舗100内を移動する。客(乙
が受け取った携帯無線端末4のモニタ29には、図6に
示すように、最初に〔通信モード選択〕画面30が表示
されている。この〔通信モード選択〕画面30には、
「二者間モード」ボタン31、「グループ間モード」ボ
タン32、及び「施設内放送受信モード」ボタン33が
表示されている。
【0050】このうち、「二者間モード」ボタン31
は、客(乙)が携帯無線端末4を使用し、1対1で商品
の詳細説明を希望する場合に選択するボタンである。ま
た、「グループ間モード」ボタン32は、携帯無線端末
4を使用した複数の客(乙)を含めて、多対1で商品の
詳細説明を希望する場合に選択するボタンである。尚、
既にグループができている場合には、「グループ間モー
ド」ボタン32を選択すると、そのグループに含まれる
ことになる。
【0051】また、「施設内放送受信モード」ボタン3
3は、客(乙)が店舗100内の全ての客(乙)を対象
にして放送する施設内放送を希望する場合に選択するボ
タンである。この施設内放送では、本日の特価品のお知
らせ、タイムサービスのお知らせ、BGM等が流れる。
【0052】ここで、客(乙)が1対1で商品説明を
希望する場合には、図6に示す「二者間通信モード」ボ
タン31を選択し、更に、図7に示す〔商品名選択〕画
面40に切り替える。この〔商品名選択〕画面40に
は、「α社パソコン」メニュー42、「a社携帯電話」
メニュー43等商品の詳細説明が可能な複数の商品名を
示したメニューが表示されている。尚、上記各ボタン
(31,32,33)を表示するデータ及び各メニュー
(42,43等)を表示するデータは、予め携帯無線端
末4に記憶されているが、サーバ1に記憶しておいて携
帯無線端末4から上記データを取得するようにして、将
来のメニュー及びボタンの増減に迅速に対応するように
してもよい。
【0053】ここで、客(乙)がa社の携帯電話に関
して詳細な説明を聞きたい場合には、「a社携帯電話」
メニュー43を選択し、「決定」ボタン41を選択す
る。これにより、図8に示すように、携帯無線端末4
からLAN2を介してサーバ1に、通信モード選択と商
品説明要求を行う(ステップS4)。尚、このLAN2
を介した無線通信の際には、サーバ1が携帯無線端末4
の特定に使用するために、携帯無線端末4の端末I
Pアドレス「1.1.1.1」の情報も送信される。
【0054】次に、サーバ1では、客(乙)からの商
品説明要求に応じて、説明者抽出機能(f4)を実行し、上
記商品説明要求に係る商品の内容に基づいて、上記知識
情報管理機能(f1)により管理している商品知識情報(i1)
を検索し、上記商品の詳細な説明に適した説明者を抽出
する(ステップS5)。ここでは、商品の内容が「携帯
電話」であるため、図3に示す知識情報DB26のテー
ブルに基づいて、説明者(丙)を抽出する。
【0055】また、サーバ1では(音声)通信確立機能
(f5)を実行し、上記複数の説明者端末5のうちで上記説
明者抽出機能(f4)の実行によって抽出した説明者が利用
する説明者端末5と、上記複数の携帯無線端末4のう
ちで商品説明要求を行った携帯無線端末4との音声通
信を確立する(ステップS6)。またこの際、上記ステ
ップS4における客(乙)からの通信モード選択に基
づいて、通信モードを切り替えて音声通信を確立するこ
とになる。ここでは、「二者間モード」が選択されてい
るため、通信モード選択が行われた携帯無線端末4
と、上記説明者抽出機能(f4)の実行によって抽出した
説明者(丙)の説明者端末5との二者間通信モード
に切り替えて、両者間で音声通信を確立する。これによ
って、客(甲 )と説明者(丙)は、音声通信が可能
となり、携帯電話の説明や質疑応答を行う。
【0056】また、説明者(丙)が客(乙)を所定
の場所、例えば説明用端末7の設置場所に誘導したい
場合には、その前提として説明者(丙)が店舗100
内における客(乙)の現在位置を把握する必要があ
る。そこで、説明者(丙)が説明者端末5を使用し
てサーバ1へ携帯無線端末4の位置情報を要求する
(ステップS7)。この位置情報の要求には、位置情報
を要求する携帯無線端末4 の端末番号「4」が含ま
れる。尚、端末番号ではなく端末IPアドレスであって
もよい。
【0057】続いて、下記ステップS8〜13に関して
は、図10に示す画像データの処理イメージ図を含め
て、より詳細に説明する。
【0058】図8及び図10に示すように、サーバ1で
は携帯無線端末4の位置情報の要求を契機として、画
像データ要求機能(f6)を実行し、撮影装置6に対して、
この撮影装置6が撮影することにより得ている施設10
0内の画像データ(d1)を要求する(ステップS8)。こ
れにより、撮影装置6では、店舗100内を撮影するこ
とにより得た画像データ(d1)をサーバ1に送信する(ス
テップS9)。撮影装置6では、店舗100内を撮影し
た際に、携帯無線端末4の発光部材9が発光する発光色
も撮影しているため、この画像データ(d1)には、赤、
緑、青等の発光色情報が含まれている。
【0059】また、サーバ1では上記携帯無線端末4
の位置情報の要求を契機として、発光パターン情報抽出
機能(f7)を実行し、説明者端末5からの位置情報要求
に係る携帯無線端末4の端末番号「4」に基づい
て、携帯無線端末情報DB27に管理している発光色情
報(i2-1)を抽出する(ステップS10)。ここでは、携
帯無線端末4の発光色が「青」であるため、携帯無線
端末情報DB27から発光色情報(i2-1)として「青」色
情報を抽出することになる。
【0060】次に、サーバ1では携帯無線端末位置特定
機能(f8)を実行し、上記発行パターン情報抽出機能(f7)
の実行によって抽出した発光色情報(i2-1)に基づいて、
上記画像データ要求機能(f6)による要求に応じて撮影装
置6から入手した画像データ(d1)を画像処理することに
より、撮影装置6から入手した画像データ(d1)内での携
帯無線端末4の位置を特定する(ステップS11)。
ここでは、画像データ(d1)の「赤」色成分(d11)、
「緑」色成分(d12)、及び「青」色成分(d13)の中から、
発光色情報(i2-1)としての「青」色情報を抽出すること
により、画像データ(d1)内での携帯無線端末4の位置
を特定する。尚、撮影装置6が複数存在する場合には、
それぞれで撮影した画像のデータを組み合わせて画像処
理してもよい。
【0061】次に、サーバ1では施設内配置図重畳機能
(f9)を実行し、携帯無線端末4の位置と店舗内配置図
とを重ね合わせて、店舗内における携帯無線端末4
座標位置を特定した位置情報データ(d14)を作成する
(ステップS12)。そして、サーバ1では位置情報送
信機能(f10)を実行し、携帯無線端末4の位置情報で
ある位置情報データ(d14)を説明者端末5に送信する
(ステップS13)。
【0062】次に、説明者(丙)は、上記ステップS
7〜S13によって入手した携帯無線端末4の位置情
報に基づいて、店舗100内における客(乙)の位置
を把握する。これにより、説明者(丙)は説明者端末
を使用して、携帯無線端末4を使用している客
(乙)と商品説明、質疑応答を行うほか、客(乙
を店舗100内の所望の位置に誘導することができる。
【0063】また、客(乙)が説明者(丙)に対し
て、説明者(丙)の顔を見ながら話したい旨を伝える
と、説明者(丙)は説明者端末5を使用して、サー
バ1へ説明者端末5と説明者(丙)の最寄りの説明
用端末7との映像通信の確立を要求する(ステップS
14)。客(乙)の近くに説明用端末7がない場合に
は、説明者(丙)は、上記ステップS13において入
手した携帯無線端末4 の位置情報(d14)に基づいて、
客(乙)を最寄りの説明用端末7に誘導する。
【0064】次に、サーバ1では(映像)通信接続機能
(f5’)を実行し、説明者端末5と最寄りの説明用端末
との映像通信を確立し、説明者端末5に内臓され
たカメラで撮影した説明者(丙)の顔の映像を説明用
端末7のディスプレイに表示する(ステップS1
5)。これにより、客(乙)は、説明者(丙)の顔
の映像を見ながら、商品説明を受けたり、質疑応答を行
うことができるため、より親密な情報交換が可能であ
る。
【0065】更に、質疑応答中に、客(乙)から説明
者(丙)が修得していない商品説明を求められる場合
がある。このような場合に説明者(丙)は、説明者端
末5 を使用して、サーバ1に対し商品説明情報(i4)を
要求する(ステップS16)。この説明者端末5から
の説明要求に基づいて、サーバ1では説明情報抽出機能
(f11)を実行し、説明情報DB28から説明要求に対応
した商品説明情報(i4)を抽出する(ステップS17)。
そして、サーバ1では説明情報送信機能(f12)を実行
し、上記抽出した商品説明情報(i4)を説明者端末5
送信する(ステップS18)。これにより、説明者(丙
)は、商品説明情報(i4)をもとにして、客(乙)が
満足する商品説明を行うことができる。
【0066】最後に、客(乙)がサーバ1によって確
立された音声通信を解除したい場合には、携帯無線端末
を使用し、サーバ1に対して音声通信の解除を要求
する(ステップS19)。これにより、サーバ1では
(音声)通信解除機能(f13)を実行し、説明者端末5
と携帯無線端末4との音声通信を切断する(ステップ
S20)。また、上記ステップS19は、説明者
(丙)が説明者端末5を使用して解除要求をした場
合も、上記ステップS20と同様の処理を行う。
【0067】以上説明した通り、本実施形態によれば、
来店した客(乙)に携帯無線端末4を貸し出し、商品知
識を修得している説明者(丙)が使用する説明者端末5
と携帯無線端末4との音声通信を確立することにより、
説明者(丙)が客(乙)に対して詳細な商品説明を行う
ことができる。これにより、来店した客(乙)が満足す
るきめ細かな商品説明を行うことができるという効果を
奏する。
【0068】また、商品知識を多く修得している説明者
(丙)がいる場合には、説明者(丙)が説明者端末5の
一ヶ所で待機して、複数の商品に関して多くの客(乙)
からの質問等に答えることができるため、人件費を安く
抑えることができる。更に、従来の如くマイク103を
使った商品説明のように、商品毎に用意するとによる機
材のコスト増大や近接する音声拡声器同士の干渉等の問
題も解決することができる。
【0069】更に、客(乙)は、それぞれがヘッドホン
8を頭部に装着した状態で店舗100内を移動するた
め、従来のように音声拡声器を用いて店舗100内が騒
々しくなったり、音声拡声器あるいは商品の前に客
(乙)が集中し、他の客の通行を妨げるといった問題も
解決することができる。
【0070】〔第2の実施形態〕以下に、図面を用いて
本発明の第2の実施形態を説明する。
【0071】尚、第2の実施形態は、上記第1の実施形
態と同じ通信インフラストラクチャ(Infrastructure)を
使用するため、その説明を省略する。
【0072】本実施形態では、上記第1の実施形態にお
ける携帯無線端末情報DB27に、図11(a)に示す
ようなテーブル形式によって、携帯無線端末4毎に、発
光部材9の発光パターン情報の一例としてのファイル格
納場所の情報(i2-2)と、携帯無線端末の識別情報の一例
としての端末IPアドレスの情報(i3)を関連付けて記録
及び管理している。例えば、携帯無線端末4の発光部
材の発光形状が「☆(星)」で、IPアドレスが「1.
1.1.1」の場合には、図11(a)に示すように、
ファイル格納場所として「c¥hoshi¥ntt」と
いう格納場所で、端末IPアドレスの情報(i3)が「1.
1.1.1」と記録して管理する。更に、図2に示すH
DD24には、図11(b)に示すような発光形状に関
する情報を記録したファイルが格納されている。
【0073】次に、図8、図9及び図12を用いて、本
実施形態に係るサーバ1を利用した商品の説明支援方法
について説明する。尚、図12は、本実施形態に係る商
品の説明支援方法の一部を表した概念図である。また、
本実施形態は、上記第1の実施形態におけるステップS
8〜S13の別形態であるため、このステップS8〜S
13の部分のみを説明する。
【0074】上記のように、説明者(丙)が客
(乙)を所定の場所、例えば説明用端末7の設置場
所に誘導したい場合には、その前提として説明者
(丙)が店舗100内における客(乙)の現在位置
を把握する必要がある。そこで、説明者(丙)が説明
者端末5を使用してサーバ1へ携帯無線端末4の位
置情報を要求する(ステップS7)。この位置情報の要
求には、位置情報を要求する携帯無線端末4の端末番
号「4」が含まれる。
【0075】図8及び図12に示すように、サーバ1で
は携帯無線端末4の位置情報の要求を契機として、画
像データ要求機能(f6)を実行し、撮影装置6に対して、
この撮影装置6が撮影した施設100内の画像データ(d
2)を要求する(ステップS8)。
【0076】これにより、撮影装置6では、店舗100
内を撮影することにより得た画像データ(d2)をサーバ1
に送信する(ステップS9)。撮影装置6では、店舗1
00内を撮影した際に、携帯無線端末4の発光部材9が
発光する発光形状も撮影しているため、この画像データ
(d2)には、花、三角、星等の発光形状情報が含まれてい
る。
【0077】また、サーバ1では上記携帯無線端末4
の位置情報の要求を契機として、発光パターン情報抽出
機能(f7)を実行し、説明者端末5からの位置情報要求
に係る携帯無線端末4の端末番号「4」に基づい
て、携帯無線端末情報DB27に管理しているファイル
格納場所情報(i2-2)を抽出する(ステップS10)。こ
こでは、携帯無線端末4の発光形状が「☆(星)」で
あるため、携帯無線端末情報DB27からファイル格納
場所情報(i2-2)として「c¥hoshi¥ntt」情報
を抽出することになる。更に、本実施形態においては、
ファイル格納場所情報(i2-2)に基づいて、HDD24か
ら図11(b)に示すような「☆(星)」の形状データ
ファイルを読み出す。
【0078】次に、サーバ1では携帯無線端末位置特定
機能(f8)を実行し、上記発行パターン情報抽出機能(f7)
の実行によって抽出した「☆(星)」の形状データファ
イル(d21)に基づいて、上記画像データ要求機能(f6)の
実行による要求に応じて撮影装置6から入手した画像デ
ータ(d2)を画像処理することにより、撮影装置6から入
手した画像データ(d2)内での携帯無線端末4の位置を
特定する(ステップS11)。本実施形態においては、
図12に示すように、「☆(星)」の形状データファイ
ル(d21)を拡大、縮小、回転等することによって、画像
データ(d2)中を順次移動させながら、画像データ(d2)と
のパタン照合を行う。そして、パタン照合により一致し
た部分が画像データ(d2)内での携帯無線端末4の位置
であると特定する。この位置を特定した画像データ(d2
2)を図12に示す。
【0079】次に、サーバ1では施設内配置図重畳機能
(f9)を実行し、携帯無線端末4の位置と店舗内配置図
とを重ね合わせて、店舗内における携帯無線端末4
座標位置を特定した位置情報データ(d23)を作成する
(ステップS12)。そして、サーバ1では位置情報送
信機能(f10)を実行し、携帯無線端末4の位置情報で
ある位置情報データ(d23)を説明者端末5に送信する
(ステップS13)。
【0080】以上説明した通り、本実施形態によれば、
発光色だけでなく、発光形状が異なる発光部材9を使用
することにより、多くの携帯無線端末4を識別すること
ができるため、上記第1の実施形態の効果に加えて、更
により多くの携帯無線端末4を貸し出すことができると
いう効果を奏する。
【0081】〔第3の実施形態〕以下に、図面を用いて
本発明の第3の実施形態を説明する。
【0082】尚、第3の実施形態は、上記第1の実施形
態と同じ通信インフラストラクチャ(Infrastructure)を
使用するため、その説明を省略する。
【0083】本実施形態では、上記第1の実施形態にお
ける携帯無線端末情報DB27に、図13に示すような
テーブル形式によって、携帯無線端末4毎に、発光部材
9の発光パターン情報の一例としての点滅パターンの情
報(i2-3)と、携帯無線端末の識別情報の一例としての端
末IPアドレスの情報(i3)を関連付けて記録及び管理し
ている。例えば、携帯無線端末4の発光部材の点滅パ
ターンが「点灯、点灯、消滅、消滅、点灯」の繰り返し
で、IPアドレスが「1.1.1.1」の場合には、図
13に示すように、点灯を「1」、消灯を「0」とし
て、点滅パターン情報(i2-3)が「1.1.0.0.
1」、端末IPアドレスの情報(i3)が「1.1.1.
1」と記録して管理する。
【0084】次に、図8、図9及び図14を用いて、本
実施形態に係るサーバ1を利用した商品の説明支援方法
について説明する。尚、図14は、本実施形態に係る商
品の説明支援方法の一部を表した概念図である。また、
本実施形態は、上記第1の実施形態におけるステップS
8〜S13の別形態であるため、このステップS8〜S
13の部分のみを説明する。
【0085】上記のように、説明者(丙)が客
(乙)を所定の場所、例えば説明用端末7の設置場
所に誘導したい場合には、その前提として説明者
(丙)が店舗100内における客(乙)の現在位置
を把握する必要がある。そこで、説明者(丙)が説明
者端末5を使用してサーバ1へ携帯無線端末4の位
置情報を要求する(ステップS7)。この位置情報の要
求には、位置情報を要求する携帯無線端末4の端末番
号「4」が含まれる。
【0086】図8及び図14に示すように、サーバ1で
は携帯無線端末4の位置情報の要求を契機として、画
像データ要求機能(f6)を実行し、撮影装置6に対して、
この撮影装置6が撮影した施設100内の動画像データ
(d3’)を要求する(ステップS8)。これにより、撮影
装置6では、店舗100内を撮影することにより得た静
止画像データ(d3)を順次サーバ1に送信する(ステップ
S9)。撮影装置6では、店舗100内を撮影した際
に、携帯無線端末4の発光部材9の点滅パターンも撮影
しているため、この順次送信された静止画像データ(d3)
により構成された動画像データ(d3’)には、点滅パター
ンの異なる画素領域部分(r,r,…,r)の情
報が含まれている。
【0087】また、サーバ1では上記携帯無線端末4
の位置情報の要求を契機として、発光パターン情報抽出
機能(f7)を実行し、説明者端末5からの位置情報要求
に係る携帯無線端末4の端末番号「4」に基づい
て、携帯無線端末情報DB27に管理している点滅パタ
ーン情報(i2-3)を抽出する(ステップS10)。ここで
は、携帯無線端末4の点滅パターン情報(i2-3)が
「1.1.0.0.1」であるため、携帯無線端末情報
DB27から「1.1.0.0.1」情報を抽出するこ
とになる。更に、本実施形態においては、撮影装置6か
ら入手した施設内の動画像データ(d3’)から、上記発光
パターン情報抽出機能(f7)によって抽出した固有の発光
パターン情報に係る点滅パターンと同じ点滅パターンに
係る画素領域部分rを抽出することにより、この抽出
した画素領域部分rを上記動画像データ(d3’)(静止
画像データ(d3))内における携帯無線端末4の位置で
あると特定する。この位置を特定した画像データ(d31)
を図14に示す。
【0088】次に、サーバ1では施設内配置図重畳機能
(f9)を実行し、携帯無線端末4の位置と店舗内配置図
とを重ね合わせて、店舗内における携帯無線端末4
座標位置を特定した位置情報データ(d32)を作成する
(ステップS12)。そして、サーバ1では位置情報送
信機能(f10)を実行し、携帯無線端末4の位置情報で
ある位置情報データ(d32)を説明者端末5に送信する
(ステップS13)。
【0089】以上説明した通り、本実施形態によれば、
発光色だけでなく、点滅パターンが異なる発光部材9を
使用することにより、多くの携帯無線端末4を識別する
ことができるため、上記第1の実施形態の効果に加え
て、更により多くの携帯無線端末4を貸し出すことがで
きるという効果を奏する。
【0090】〔その他の実施形態〕上記第1乃至第3の
実施形態のほかに、以下のような例も考えられる。
【0091】(1)例えば、商品知識の情報(i1)には、
説明者(丙)の客対応履歴を含めてもよい。また、英会
話ができる等の語学力情報や、説明者(丙)の性別、年
齢等の情報を含めてもよい。これにより、例えば、客
(乙)が外国人であれば英語対応が可能な説明者(丙)
を割り当てるとか、客(乙)が中、高校生であれば、若
い説明者(丙)を割り当てるとか、高齢の客(乙)であ
れば経験豊かな説明者(丙)を割り当てる等といったよ
うに、より適した説明者(丙)の選択が可能である。こ
れによって顧客満足度をさらに向上させることができ
る。
【0092】(2)また、LAN2中に認証サーバ、決
済サーバ、在庫DB等を設けることにより、商品説明に
続いて、その場で商品販売を行うようにしてもよい。こ
の商品販売情報は、倉庫や代金支払いカウンタにも通知
され、客(乙)が商品購入を決定した後に代金支払いカ
ウンターに行くと、代金を支払い、商品を受取るだけで
済む。これによって代金支払いカウンタでの混雑を緩和
することができるという効果を奏する。
【0093】(3)上記各実施形態では、通信ネットワ
ークの一例としてLAN2を利用する場合について説明
したが、これに限らず、インターネットを利用してもよ
い。これにより、販売者(丙)は説明者端末5の近くに
いる必要はなく、インターネットに接続されているとこ
ろであればどこでも客対応が可能である。従って、商品
に関する豊富な知識を有する販売員を店舗100内に拘
束することなく雇用することができるという利点があ
る。即ち、説明者(丙)に在宅勤務や他業務との兼業な
どが容易にできる。
【0094】一方、客(乙)にとっても利点がある。客
(乙)が店舗100で商品を購入した後に、自宅に帰っ
て商品を使う際に問合せ事項が生じることがよくある。
例えば、パソコンのセットアップ作業などである。その
ような場合に、インターネット及びサーバ1を介して説
明者端末5にアクセスし、説明者(丙)と通信すること
が可能である。即ち、商品購入後の顧客サポート、アフ
ターサービス等にも本発明による構成をそのまま利用す
ることができる。また、その際には顧客認証技術などを
利用して店舗100の会員、或いは店舗100で商品を
購入した客に対してのみ説明するようにしてもよい。こ
れにより、顧客満足度を向上させるとともに、客(乙)
が繰返し店舗100を利用して商品購入を行うように動
機付けることが可能となる。
【0095】(4)また、本発明は、店舗内における説
明員(販売員)と顧客とのコミュニケーションを円滑に
することが可能であるが、その用途は店舗販売に限られ
るものではなく、美術館、博物館、展示会、動物園、サ
ファリパーク、ビジネスショー、学会、球技場など多く
の人が集まるところで説明や質疑応答など双方向のコミ
ュニケーションを必要とされる場合に広く適用すること
ができる。
【0096】(5)また、上記各実施形態におけるHD
D13へのインストール作業は、プログラム(p)が記録
されている記録媒体を利用することによって行うことも
可能である。この記録媒体は、上記商品又は役務の説明
支援システムで上記各機能を実行するためのプログラム
(p)の読み取りに使用することができればよく、物理的
な記録方法には依存しない。例えば、FD、CD−RO
M(R、RW)、DVD−ROM(R、RW)、MO、
MD、磁気テープ等が該当する。
【0097】(6)更に、上記各実施形態においては、
説明者(丙)を呼び出すために、図6及び図7に示すよ
うなモニタ29上でのソフトウェア的な選択動作を行う
こととしたが、これに限らず、携帯無線端末4に選択ボ
タンや選択スイッチを設けて、ハードウェア的な選択動
作を行ってもよい。また、選択ボタンや選択スイッチを
設けずに、マイク12を利用して、商品の説明に適した
説明者(丙)を選び出すためにの仲介者に尋ね、この仲
介者が商品の説明に適した説明者(丙)を選び出すよう
にしてもよい。更に、店舗100に入店した客(乙)に
携帯無線端末4を貸し出す際に、客(乙)の会員番号と
リンクさせる、客(乙)にアンケートを取るなどして客
(乙)に関する情報を入手し、この情報をもとに適切な
説明者(丙)を割り当てるようにしてもよい。
【0098】(7)更に、本発明では、全ての携帯無線
端末4の店舗100内での移動経路や、携帯無線端末4
を持っている客(乙)が購入した商品の情報などを記録
しておくことにより、店舗100内のレイアウトの設計
や商品の配置などを最適化するデータとして利用するこ
ともできる。
【0099】(8)また、一般に携帯無線端末や無線通
信(ワイヤレスアクセス)で送受信できるデータ量には
限界があるため、商品パンフレットの画像やその他商品
情報を有線LAN経由で説明者端末5から客(乙)に最
も近い説明用端末7に転送し、この説明用端末7のディ
スプレイ上で説明者(丙)に商品パンフレット画像を見
てもらうようにしてもよい。
【0100】(9)また、上記各実施形態では、商品を
販売する場合について説明したが、これ以外に、商品の
無償提供、商品の賃貸借、商品の使用貸借、又は、役務
(サービス)の有償提供、若しくは役務の無償提供であ
ってもよい。
【0101】(10)更に、上記各実施形態では、客
(乙)に携帯無線端末4を貸し出すこととしたが、これ
に限らず、客(乙)の所有する携帯無線端末を店舗10
0内に持ち込んで使用してもよい。この場合には、客
(乙)が自分の携帯無線端末を店舗100内に持ち込ん
だ際に、LAN2を介してサーバ1等と通信できるよう
に、販売員(甲)によって通信用のソフトウェアをイン
ストールしてもらうことになる。
【0102】(11)また、上記各実施形態では、客
(乙)に携帯無線端末4を持たせることとしたが、これ
に限らず、販売員(甲)にも販売員用の携帯無線端末を
持たせるようにしてもよい。これにより、例えば、客
(乙)が説明者(丙)に商品の説明を依頼した場合に
は、説明者(丙)が説明者端末5を使用して商品説明に
適した販売員(甲)の携帯無線端末にアクセスし、客
(乙)に商品説明を行うように指示することができる。
また、客(乙)がサーバ1に対して商品説明に適した販
売員(甲)の接客を要求し、サーバ1で商品説明に適し
た販売員(甲)を選び出し、この選び出した販売員
(甲)の携帯無線端末へ接客する旨を伝えるようにする
こともできる。
【0103】(12)更に、上記各実施形態では、説明
者端末5にカメラを設けたが、これに限らず、説明用端
末7にカメラを内蔵又は外付けにより設けてもよい。こ
れにより、例えば、1階の販売員(甲)が1階に設置
してある説明用端末7を利用して、2階に設置してあ
る説明用端末7のディスプレイに自分の顔等を表示さ
せて、2階の客(乙)に商品説明を行うことができる。
【0104】(13)また、上記各実施形態では、3つ
の通信モードの選択を客(乙)が行うこととしたが、こ
れに限らず、説明者(丙)が説明者端末5から選択を
行ってもよい。
【0105】(14)更に、上記各実施形態では、ステ
ップS6において、通信モードの切り替えと音声通信の
確立を同時に行っているが、これに限らず、最初に通信
モードの切り替えを行い、その後に音声通信を確立して
もよい。例えば、二者間通信モードの際には、携帯無線
端末4から一旦仲介者にアクセスして二者間通信モード
を確立し、その後、商品説明を希望する商品の選択に基
づいて、商品説明が可能な説明者(丙)の説明者端末5
と携帯無線端末4との音声通信を確立する。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
施設への来客が本発明の携帯無線端末を使用することに
より、説明者が説明者端末を使用して、来客と個別に商
品又は役務に関する質疑応答を行うことが可能である。
このため、説明者は、個々の客に対してきめ細かな商品
の説明等を行うことができると共に、他の客に迷惑を掛
けないようにするという効果を奏する。
【0107】また、商品又は役務毎の説明機材が不要で
あるため、商品又は役務の種類が多い場合でも、説明に
必要な機材を安価にすることができるという効果も奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る商品又は役務の説明支援システム
を利用して店舗100入店した客(乙)に対して商品説
明を行うための通信インフラストラクチャを示した図。
【図2】本発明に係るサーバ1の要部構成を示した図。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る知識情報DB2
6で管理している情報の概念図。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る携帯無線端末情
報DB27で管理している情報の概念図。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る説明情報DB2
8で管理している情報の概念図。
【図6】本発明の携帯無線端末4のモニタ29に表示さ
れる画面を示した図。
【図7】本発明の携帯無線端末4のモニタ29に表示さ
れる画面を示した図。
【図8】本発明に係る商品の説明支援方法を実行する際
のサーバ1における各ステップと、これらのステップ時
にサーバ1で実行される各機能の説明を含んだシーケン
ス図。
【図9】本発明に係る商品の説明支援方法を実行する際
のサーバ1における各ステップと、これらのステップ時
にサーバ1で実行される各機能の説明を含んだシーケン
ス図であって、図8の続きを示した図。
【図10】本発明の第1の実施形態に係る画像データの
処理イメージ図。
【図11】本発明の第2の実施形態に係る携帯無線端末
情報DB27で管理している情報の概念図。
【図12】本発明の第2の実施形態に係る画像データの
処理イメージ図。
【図13】本発明の第3の実施形態に係る携帯無線端末
情報DB27で管理している情報の概念図。
【図14】本発明の第3の実施形態に係る画像データの
処理イメージ図。
【図15】従来の店舗100’内を示した概略図。
【符号の説明】
1 商品説明支援用サーバ・コンピュータ(商品又は役
務の説明支援システムの一例) 2 LAN(通信ネットワークの一例) 3 アクセスポイント 4 携帯無線端末 5 説明者端末 6 撮影装置 7 説明用端末 8 ヘッドホン 9 発光部材 10 マイク 26 知識情報DB 27 携帯無線端末情報DB 28 説明情報DB 12 スピーカ 100、100’ 店舗 101 店舗出入口 f1 知識情報管理機能(知識情報管理手段) f2 携帯無線端末情報管理機能(携帯無線端末情報管
理手段) f3 説明情報管理機能(説明情報管理手段) f4 説明者抽出機能(説明者抽出手段) f5 (音声)通信確立機能〔(音声)(通信確立手
段)〕 f5’ (映像)通信確立機能〔(映像)(通信確立手
段)〕 f6 画像データ要求機能(画像データ要求手段) f7 発光パターン情報抽出機能(発光パターン情報抽
出手段) f8 携帯無線端末位置特定機能(携帯無線端末位置特
定手段) f9 施設内配置図重畳機能(施設内配置図重畳手段) f10 位置情報送信機能(位置情報送信手段) f11 説明情報抽出機能(説明情報抽出手段) f12 説明情報送信機能(説明情報送信手段) f13 通信解除機能(通信解除手段) i1 商品知識情報 i2 発光パターン情報 i2−1 発光色情報 i2−2 ファイル格納場所情報 i2−3 点滅周期情報 i3 端末IPアドレス情報 i4 商品説明情報 p プログラム(商品又は役務の説明支援システム用プ
ログラムの一例) r,r、r 画素領域部分
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 19/00 G09F 19/00 Z (72)発明者 今井 聡 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 エ ヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株 式会社内 (72)発明者 佐藤 尚子 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 エ ヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株 式会社内 (72)発明者 小林 守 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 エ ヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株 式会社内 Fターム(参考) 5B075 ND03 PP07 PQ04

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品又は役務を提供するための施設への
    来客が使用する携帯無線端末、及び前記来客に提供する
    商品又は役務の説明を行う説明者が使用する説明者端末
    と通信ネットワークを介して相互通信可能であり、前記
    説明者が前記来客に対して行う商品又は役務の説明を支
    援するためのシステムであって、 前記説明者が修得している商品又は役務に関する知識情
    報を説明者毎に管理する知識情報管理手段と、 前記携帯無線端末からの説明要求に係る商品又は役務の
    内容に基づいて、前記知識情報管理手段により管理して
    いる知識情報を検索し、前記商品又は役務の説明に適し
    た説明者を抽出する説明者抽出手段と、 前記説明者抽出手段によって抽出した説明者が利用する
    説明者端末と前記説明要求を行った携帯無線端末との音
    声通信を確立する通信確立手段と、 を有することを特徴とする商品又は役務の説明支援シス
    テム。
  2. 【請求項2】 商品又は役務を提供するための施設への
    来客が使用すると共に固有の発光パターンを有する発光
    部材を備えることによって個々の識別が可能な携帯無線
    端末、並びに前記来客に提供する商品又は役務の説明を
    行う説明者が使用する説明者端末、及び前記施設内を撮
    影する撮影装置と通信ネットワークを介して相互通信可
    能であり、前記説明者が前記来客に対して行う商品又は
    役務の説明を支援するためのシステムであって、 前記携帯無線端末の識別情報と前記固有の発光パターン
    情報とを関連付けて管理する携帯無線端末情報管理手段
    と、 前記説明者端末からの位置情報要求に係る携帯無線端末
    の識別情報に基づいて、前記携帯無線端末情報管理手段
    により管理している固有の発光パターン情報を抽出する
    発光パターン情報抽出手段と、 前記撮影装置に対して、当該撮影装置が撮影した前記施
    設内の画像データを要求する画像データ要求手段と、 前記発行パターン情報抽出手段によって抽出した固有の
    発光パターン情報に基づいて、前記画像データ要求手段
    による要求に応じて前記撮影装置から入手した画像デー
    タを画像処理することにより、前記撮影装置から入手し
    た画像データ内での携帯無線端末の位置を特定する携帯
    無線端末位置特定手段と、 前記携帯無線端末位置特定手段によって特定した携帯無
    線端末の位置情報を前記説明者端末に送信する位置情報
    送信手段と、 を有することを特徴とする商品又は役務の説明支援シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記固有の発光パターンは、一部分又は
    複数部分の特定の波長領域に係る1又は複数の色成分の
    発光を行う発光部材を使用した発光パターンであって、
    更に、 前記携帯無線端末位置特定手段による画像処理は、前記
    撮影装置から入手した施設内の画像データから、前記発
    光パターン情報抽出手段によって抽出した固有の発光パ
    ターン情報に係る色成分の画素領域部分のみを抽出する
    ことにより、当該抽出した色成分の画素領域部分を前記
    画像データ内における携帯無線端末の位置であると特定
    する処理であることを特徴とする請求項2に記載の商品
    又は役務の説明支援システム。
  4. 【請求項4】 前記固有の発光パターンは、異なる発光
    形態の発光部材を使用した発光パターンであって、更
    に、 前記携帯無線端末位置特定手段による画像処理は、前記
    発光パターン情報抽出手段によって抽出した固有の発光
    パターン情報に係る発光形態を表す画像データと、前記
    撮影装置から入手した施設内の画像データとに基づいて
    パタン照合することにより、当該パタン照合によって一
    致した画素領域部分を前記画像データ内における携帯無
    線端末の位置であると特定する処理であることを特徴と
    する請求項2に記載の商品又は役務の説明支援システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記固有の発光パターンは、点滅パター
    ンが異なる発光部材を使用した発光パターンであって、
    更に、 前記携帯無線端末位置特定手段による画像処理は、撮影
    装置から入手した施設内の動画像データから、前記発光
    パターン情報抽出手段によって抽出した固有の点滅パタ
    ーン情報に係る点滅パターンと同じ点滅パターンに係る
    画素領域部分を抽出することにより、当該抽出した画素
    領域部分を前記画像データ内における携帯無線端末の位
    置であると特定する処理であることを特徴とする請求項
    2に記載の商品又は役務の説明支援システム。
  6. 【請求項6】 請求項2乃至5のいずれか一項に記載の
    商品又は役務の説明支援システムであって、更に、 前記携帯無線端末位置特定手段によって特定した携帯無
    線端末の位置情報と前記施設内配置図情報とを重ね合わ
    せて、前記施設内における携帯無線端末の位置を表す施
    設内配置図重畳手段を有することにより、当該施設内配
    置図重畳手段によって携帯無線端末の位置情報を重ね合
    わせた施設内配置図情報を前記位置情報送信手段によっ
    て送信可能にすることを特徴とする商品又は役務の説明
    支援システム。
  7. 【請求項7】 請求項2乃至6のいずれか一項に記載の
    商品又は役務の説明支援システムは、更に、前記施設の
    複数箇所に設置することによりディスプレイを介して前
    記施設の来客に対して商品又は役務の説明が可能な説明
    用端末と通信可能であって、 前記位置特定手段によって特定した携帯無線端末の位置
    の最寄りの説明用端末と前記説明者端末との映像通信を
    確立する通信確立手段を有することを特徴とする商品又
    は役務の説明支援システム。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の
    商品又は役務の説明支援システムであって、更に、 前記商品又は役務の説明情報を管理する説明情報管理手
    段と、 前記説明者端末からの説明要求に基づいて、前記説明情
    報管理手段により管理している商品又は役務の説明情報
    から、前記説明要求に対応した商品又は役務の説明情報
    を抽出する説明情報抽出手段と、 前記説明情報抽出手段によって抽出した商品又は役務の
    説明情報を前記説明者端末に送信する説明情報送信手段
    と、 を有することを特徴とする商品又は役務の説明支援シス
    テム。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の
    商品又は役務の説明支援システムであって、更に、 前記携帯無線端末による通信モードの選択に基づいて、
    前記携帯無線端末を使用した来客と前記説明者端末を使
    用した説明者による二者間通信モード、前記携帯無線端
    末を使用した複数の来客と前記説明者端末を使用した説
    明者によるグループ間通信モード、及び前記施設内の全
    ての来客に対して放送する施設内放送受信モードのうち
    いずれか一つの通信モードを切り替える通信モード切替
    手段を有することを特徴とする商品又は役務の説明支援
    システム。
  10. 【請求項10】 商品又は役務を提供するための施設へ
    の来客が使用する携帯無線端末、及び前記来客に提供す
    る商品又は役務の説明を行う説明者が使用する説明者端
    末と通信ネットワークを介して相互通信可能な商品又は
    役務の説明支援システムを利用して、前記説明者が前記
    来客に対して行う商品又は役務の説明を支援する方法で
    あって、 前記説明者が修得している商品又は役務に関する知識情
    報を説明者毎に管理する知識情報管理ステップと、 前記携帯無線端末からの説明要求に係る商品又は役務の
    内容に基づいて、前記知識情報管理ステップにより管理
    している知識情報を検索し、前記商品又は役務の説明に
    適した説明者を抽出する説明者抽出ステップと、 前記説明者抽出ステップによって抽出した説明者が利用
    する説明者端末と前記説明要求を行った携帯無線端末と
    の音声通信を確立する通信確立ステップと、 を前記商品又は役務の説明支援システムに実行させるこ
    とにより、前記説明者が前記来客に対して行う商品又は
    役務の説明を支援することを特徴とする商品又は役務の
    説明支援方法。
  11. 【請求項11】 商品又は役務を提供するための施設へ
    の来客が使用すると共に固有の発光パターンを有する発
    光部材を備えることによって個々の識別が可能な携帯無
    線端末、並びに前記来客に提供する商品又は役務の説明
    を行う説明者が使用する説明者端末、及び前記施設内を
    撮影する撮影装置と通信ネットワークを介して相互通信
    可能な商品又は役務の説明支援システムを利用して、前
    記説明者が前記来客に対して行う商品又は役務の説明を
    支援する方法であって、 前記携帯無線端末の識別情報と前記固有の発光パターン
    情報とを関連付けて管理する携帯無線端末情報管理ステ
    ップと、 前記説明者端末からの位置情報要求に係る携帯無線端末
    の識別情報に基づいて、前記携帯無線端末情報管理ステ
    ップにより管理している固有の発光パターン情報を抽出
    する発光パターン情報抽出ステップと、 前記撮影装置に対して、当該撮影装置が撮影した前記施
    設内の画像データを要求する画像データ要求ステップ
    と、 前記発行パターン情報抽出ステップによって抽出した固
    有の発光パターン情報に基づいて、前記画像データ要求
    ステップによる要求に応じて前記撮影装置から入手した
    画像データを画像処理することにより、前記撮影装置か
    ら入手した画像データ内での携帯無線端末の位置を特定
    する携帯無線端末位置特定ステップと、 前記携帯無線端末位置特定ステップによって特定した携
    帯無線端末の位置情報を前記説明者端末に送信する位置
    情報送信ステップと、 を前記商品又は役務の説明支援システムに実行させるこ
    とにより、前記説明者が前記来客に対して行う商品又は
    役務の説明を支援することを特徴とする商品又は役務の
    説明支援方法。
  12. 【請求項12】 前記固有の発光パターンは、一部分又
    は複数部分の特定の波長領域に係る1又は複数の色成分
    の発光を行う発光部材を使用した発光パターンであっ
    て、更に、 前記携帯無線端末位置特定ステップによる画像処理は、
    前記撮影装置から入手した施設内の画像データから、前
    記発光パターン情報抽出ステップによって抽出した固有
    の発光パターン情報に係る色成分の画素領域部分のみを
    抽出することにより、当該抽出した色成分の画素領域部
    分を前記画像データ内における携帯無線端末の位置であ
    ると特定する処理であることを特徴とする請求項11に
    記載の商品又は役務の説明支援方法。
  13. 【請求項13】 前記固有の発光パターンは、異なる発
    光形態の発光部材を使用した発光パターンであって、更
    に、 前記携帯無線端末位置特定ステップによる画像処理は、
    前記発光パターン情報抽出ステップによって抽出した固
    有の発光パターン情報に係る発光形態を表す画像データ
    と、前記撮影装置から入手した施設内の画像データとに
    基づいてパタン照合することにより、当該パタン照合に
    よって一致した画素領域部分を前記画像データ内におけ
    る携帯無線端末の位置であると特定する処理であること
    を特徴とする請求項11に記載の商品又は役務の説明支
    援方法。
  14. 【請求項14】 前記固有の発光パターンは、点滅パタ
    ーンが異なる発光部材を使用した発光パターンであっ
    て、更に、 前記携帯無線端末位置特定ステップによる画像処理は、
    撮影装置から入手した施設内の動画像データから、前記
    発光パターン情報抽出ステップによって抽出した固有の
    点滅パターン情報に係る点滅パターンと同じ点滅パター
    ンに係る画素領域部分を抽出することにより、当該抽出
    した画素領域部分を前記画像データ内における携帯無線
    端末の位置であると特定する処理であることを特徴とす
    る請求項11に記載の商品又は役務の説明支援方法。
  15. 【請求項15】 請求項11乃至14のいずれか一項に
    記載の商品又は役務の説明支援方法であって、更に、 前記携帯無線端末位置特定ステップによって特定した携
    帯無線端末の位置情報と前記施設内配置図情報とを重ね
    合わせて、前記施設内における携帯無線端末の位置を表
    す施設内配置図重畳ステップを前記商品又は役務の説明
    支援システムに実行させることにより、当該施設内配置
    図重畳ステップによって携帯無線端末の位置情報を重ね
    合わせた施設内配置図情報を前記位置情報送信ステップ
    によって送信可能にすることを特徴とする商品又は役務
    の説明支援方法。
  16. 【請求項16】 請求項11乃至15のいずれか一項に
    記載の商品又は役務の説明支援方法は、更に、前記施設
    の複数箇所に設置することによりディスプレイを介して
    前記施設の来客に対して商品又は役務の説明が可能な説
    明用端末と通信可能であって、 前記位置特定ステップによって特定した携帯無線端末の
    位置の最寄りの説明用端末と前記説明者端末との映像通
    信を確立する通信確立ステップを前記商品又は役務の説
    明支援システムに実行させることを特徴とする商品又は
    役務の説明支援方法。
  17. 【請求項17】 請求項10乃至16のいずれか一項に
    記載の商品又は役務の説明支援方法であって、更に、 前記商品又は役務の説明情報を管理する説明情報管理ス
    テップと、 前記説明者端末からの説明要求に基づいて、前記説明情
    報管理ステップにより管理している商品又は役務の説明
    情報から、前記説明要求に対応した商品又は役務の説明
    情報を抽出する説明情報抽出ステップと、 前記説明情報抽出ステップによって抽出した商品又は役
    務の説明情報を前記説明者端末に送信する説明情報送信
    ステップと、 を前記商品又は役務の説明支援システムに実行させるこ
    とを特徴とする商品又は役務の説明支援方法。
  18. 【請求項18】 請求項10乃至17のいずれか一項に
    記載の商品又は役務の説明支援方法であって、更に、 前記携帯無線端末による通信モードの選択に基づいて、
    前記携帯無線端末を使用した来客と前記説明者端末を使
    用した説明者による二者間通信モード、前記携帯無線端
    末を使用した複数の来客と前記説明者端末を使用した説
    明者によるグループ間通信モード、及び前記施設内の全
    ての来客に対して放送する施設内放送受信モードのうち
    いずれか一つの通信モードを切り替える通信モード切替
    ステップを前記商品又は役務の説明支援システムに実行
    させることを特徴とする商品又は役務の説明支援方法。
  19. 【請求項19】 商品又は役務を提供するための施設へ
    の来客が使用する携帯無線端末、及び前記来客に提供す
    る商品又は役務の説明を行う説明者が使用する説明者端
    末と通信ネットワークを介して相互通信可能な商品又は
    役務の説明支援システムで用いられるプログラムであっ
    て、 前記説明者が修得している商品又は役務に関する知識情
    報を説明者毎に管理する知識情報管理機能と、 前記携帯無線端末からの説明要求に係る商品又は役務の
    内容に基づいて、前記知識情報管理機能により管理して
    いる知識情報を検索し、前記商品又は役務の説明に適し
    た説明者を抽出する説明者抽出機能と、 前記説明者抽出機能によって抽出した説明者が利用する
    説明者端末と前記説明要求を行った携帯無線端末との音
    声通信を確立する通信確立機能と、 を前記商品又は役務の説明支援システムに実行させるた
    めの商品又は役務の説明支援システム用プログラム。
  20. 【請求項20】 商品又は役務を提供するための施設へ
    の来客が使用すると共に固有の発光パターンを有する発
    光部材を備えることによって個々の識別が可能な複数の
    携帯無線端末、並びに前記来客に提供する商品又は役務
    の説明を行う説明者が使用する複数の説明者端末、及び
    前記施設内を撮影する撮影装置と通信ネットワークを介
    して相互通信可能な商品又は役務の説明支援システムで
    用いられるプログラムであって、 前記携帯無線端末の識別情報と前記固有の発光パターン
    情報とを関連付けて管理する携帯無線端末情報管理機能
    と、 前記説明者端末からの位置情報要求に係る携帯無線端末
    の識別情報に基づいて、前記携帯無線端末情報管理機能
    により管理している固有の発光パターン情報を抽出する
    発光パターン情報抽出機能と、 前記撮影装置に対して、当該撮影装置が撮影した前記施
    設内の画像データを要求する画像データ要求機能と、 前記発行パターン情報抽出機能によって抽出した固有の
    発光パターン情報に基づいて、前記画像データ要求機能
    による要求に応じて前記撮影装置から入手した画像デー
    タを画像処理することにより、前記撮影装置から入手し
    た画像データ内での携帯無線端末の位置を特定する携帯
    無線端末位置特定機能と、 前記携帯無線端末位置特定機能によって特定した携帯無
    線端末の位置情報を前記説明者端末に送信する位置情報
    送信機能と、 を前記商品又は役務の説明支援システムに実行させるた
    めの商品又は役務の説明支援システム用プログラム。
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