JP2003114817A - 情報記憶媒体及び情報記録方法 - Google Patents

情報記憶媒体及び情報記録方法

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JP2003114817A
JP2003114817A JP2001342145A JP2001342145A JP2003114817A JP 2003114817 A JP2003114817 A JP 2003114817A JP 2001342145 A JP2001342145 A JP 2001342145A JP 2001342145 A JP2001342145 A JP 2001342145A JP 2003114817 A JP2003114817 A JP 2003114817A
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秀夫 安東
Hideki Takahashi
秀樹 高橋
Hidenori Mimura
英紀 三村
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    • G11B27/10Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
    • G11B27/19Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier
    • G11B27/28Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier by using information signals recorded by the same method as the main recording
    • G11B27/32Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier by using information signals recorded by the same method as the main recording on separate auxiliary tracks of the same or an auxiliary record carrier
    • G11B27/327Table of contents
    • G11B27/329Table of contents on a disc [VTOC]
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B2220/00Record carriers by type
    • G11B2220/20Disc-shaped record carriers
    • G11B2220/25Disc-shaped record carriers characterised in that the disc is based on a specific recording technology
    • G11B2220/2537Optical discs
    • G11B2220/2562DVDs [digital versatile discs]; Digital video discs; MMCDs; HDCDs

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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】複数のファイルシステムの夫々の長所を生かす
ことが可能な情報記憶媒体を提供すること。 【解決手段】所定のファイルシステムで管理される論理
空間を有する情報記憶媒体(1)であって、異なる2種
類のファイルシステムのどちらか一方のファイルシステ
ムで前記論理空間が管理され、この論理空間上に他方の
ファイルシステムの空間領域を指定するためのファイル
(1007)を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、所定のファイル
システムで管理される論理空間を有する情報記憶媒体に
関する。また、この発明は、所定のファイルシステムで
管理される論理空間を有する情報記憶媒体に対して情報
を記録する情報記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】情報記録媒体(光ディスク)に適合した
ファイルシステムとしてUDF( Universal Disk Form
at )規格が存在する。このUDF規格の詳細は、「Uni
versalDisk Format Specification Revision 2.0
0 April 3,1998Optical Storage Technology
Association」に記載されている。
【0003】現在、全てのDVD(Digital Versatile
Disk)に関するファイルシステムは、このUDF規格を
採用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】DVD規格において、
以下(1)〜(3)に示すような問題がある。
【0005】(1)UDFで規定されているファイルシ
ステム構造は複雑なため、処理が煩雑となる。この問題
を解決するため、CE( Consumer Electronics )市場
に特化した簡単な構造を持つファイルシステムを導入す
ると、情報記録再生装置または情報再生装置の記録・再
生処理が大幅に簡素化され、ソフトミス(バグ)が発生
し辛い安定なシステム(情報記録再生装置または情報再
生装置)が提供できる。
【0006】(2)しかし、CE市場に特化した独自の
ファイルシステムでは従来のDVDファイルを扱えな
い。従来のDVDアプリケーションは光ディスク上にA
Vファイルを記録する場合に、UDFを採用している。
このため、CE市場に特化した独自のファイルシステム
では既存のDVDアプリケーションファイルを取り扱う
事が出来ない。
【0007】(3)DVD規格ではPC/AVファイル
の混在環境を想定しており、DVDアプリケーション規
格により定義されているファイルだけでなく、ワープロ
や表計算ソフトのファイルなどを一つのディスク上で統
一的に扱える環境を提供することが望まれている。AV
専用のファイルシステムではPCファイルの取り扱いが
煩雑になる。
【0008】この発明の目的は、上記問題点を解決する
ためになされたものであり、複数のファイルシステムの
夫々の長所を生かすことが可能な情報記憶媒体及び情報
記録方法を提供することにある。
【0009】つまり、同一の情報記憶媒体上でCE市場
に特化した簡単な構造を持つファイルシステムの採用を
可能とし、同時に同じ情報記憶媒体上で既存のDVDア
プリケーションファイル及びPCファイルの取り扱いを
可能とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、この発明の情報記憶媒体及び情報記録
方法は、以下のように構成されている。
【0011】(1)この発明の情報記憶媒体は、所定の
ファイルシステムで管理される論理空間を有し、異なる
2種類のファイルシステムのどちらか一方のファイルシ
ステムで前記論理空間が管理され、この論理空間上に他
方のファイルシステムの空間領域を指定するためのファ
イルを有する。
【0012】(2)この発明の情報記録方法は、所定の
ファイルシステムで管理される論理空間を有する情報記
憶媒体に対して、異なる2種類のファイルシステムのど
ちらか一方のファイルシステムで前記論理空間を管理
し、この論理空間上に他方のファイルシステムの空間領
域を指定するためのファイルを記録する。
【0013】
【発明の実施の形態】まず、この発明のポイントを列記
する。
【0014】(1)UDFとCE市場に特化した独自の
ファイルシステムと言う異なる2種類のファイルシステ
ムを同一情報記憶媒体上に共存記録させる。
【0015】(2)異なる2種類のファイルシステムの
どちらか一方のファイルシステムで情報記憶媒体上の論
理空間を管理させ、その論理空間上に他方のファイルシ
ステム空間領域を指定するためのファイルを定義する。
【0016】(3)AV特化のファイルアロケーション
に関して強い制限を設けることでCEの負荷を軽減す
る。
【0017】(4)UDFのファイルシステムドライバ
を持たなくてもUDF上のファイル操作が可能な仕組み
を得る。
【0018】以下、この発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。
【0019】図1は、CE環境に特化したファイルシス
テムとDVDで使用されているUDFとの間の共存方法
を示している。光ディスク(情報記憶媒体)1000上
のDVD用のファイルはUDF上で特別に割り当てられ
たディレクトリに格納される。ここでは記録系アプリケ
ーションファイルを格納するために定義されたDVD_
RTAV Directories1001に複数のファイルが置
かれている状態を示している。
【0020】この実施例では従来のVideo記録用フ
ァイル群(VR_MANGR.IFO 1002、VR
_MOVIE.VRO 1003、VR_STILL.
VRO1004、VR_AUDIO.VRO 100
5、VR_MANGR.BUP1006)に加え新規に
定義されるファイルCE_FILE_AREA.CEF
1007が置かれている。従来のVideo記録用ファ
イル群はUDFで直接管理される。それに対して、CE
_FILE_AREA.CEFはファイルの占有するエ
リアはUDF上に定義されるもののUDFとは別のCE
環境に特化したファイルシステム空間を内部に持ってい
ることを特徴とする。このCE_FILE_AREA.
CEFはファイルではあるが1つのパーティションのよ
うな機能を持つ。すなわち、このファイルはコンテンツ
サイズに応じて変わるのではなく、まずは領域として確
保されるだけである。この領域確保の時だけUDF上に
ファイル登録される必要があり、いったんUDF上にフ
ァイル登録された後は、このファイル内の情報を書き換
えてもファイルサイズ及び占有しているアドレス位置は
変化しない。すなわち、UDF上は不変の領域となる。
もし、ファイルサイズを変更する場合には以降に示すよ
うに特別のプロセスを経ることが必要となる。
【0021】図2は、図1で示した方法において、UD
F論理アドレス空間上で各種ファイルの配置設定方法を
比較したものである。まず、PCファイルとDVDアプ
リケーションの管理ファイルについて、ファイルアロケ
ーション上はセクタ単位の割り当てとする。この例のセ
クタサイズは2KBである。次にDVDオブジェクトフ
ァイル(画像用ファイル)は不連続部分を含有する連続
領域であるCDA(Contiguous Data Area)の最小サイズ
が2MBであり、CDA中に欠陥セクタ等が含まれる場
合には連続性がとぎれてしまう。このため、再生時のバ
ッファーアンダーランを防止するためにCDAサイズを
調整する。例えば、DVD−RAMの場合には連続性が
とぎれてしまう場所は、欠陥セクタ、ゾーンバウンダ
リ、他のファイルが入る、場合がある。CDAサイズを
計算するためにはこれらの不連続点の数(セクタ数)と
分布を考慮することが必要である。記録時に新たに発見
された欠陥が無い場合には、記録位置に関する情報をホ
ストはあらかじめ入手できるのでCDAサイズを計算す
ることが可能である。記録時に新たに発見された欠陥を
スキップする場合には発見された時点で必要十分なCD
Aサイズを求めるためには再計算が必要となる。このよ
うなリアルタイム処理の方法についてはセットの作り方
によるが、記録された結果が、再生時にバッファーアン
ダーランを発生させない状態になっていればよい。
【0022】DVDオブジェクトファイルの場合には記
録時にはシームレス再生を保証するようなアロケーショ
ンが必要となっているが、記録後に編集した場合にはシ
ームレスは条件となっていない。例えば、記録データの
一部を削除する場合には2KB単位(セクタ)で処理す
ることが可能である。また、CDAとUDF上のExt
ent(ファイルの部分であり、1つ以上のExten
tを結合して1ファイルが構成される)との関係は、1
つのCDAは1つ以上のExtentで構成される。こ
れはExtentが定義上連続であることになっている
から、不連続箇所を含むとその場所でExtentの分
割が必要となるからである。また、DVDオブジェクト
ファイルの場合にはCDAの境界位置はいくらでも動き
うる。
【0023】図3は、図1で示した方法でのUDF論理
アドレス空間上でのDVDオブジェクトファイルの配置
設定方法の例である。DVD Object File 位置を指定
するCDA(あるいはExtent)のサイズ(K、M、N)
は、K≧2MB、M≧2MB、N≧2MBを満足する限
り、2KBの整数倍として任意の値に設定される。CD
AサイズとExtentサイズは必ずしも一致する必要は無
く、1個以上のExtentから1個のCDAを構成する。2
KB単位でのファイル内の追加/解放が可能である。例
えば、CDA#3に含まれるデータ(サイズN1)の部
分削除に伴い、CDA#3が、CDA#3aとCDA#
3bに分断されることがある。なお、削除データのサイ
ズN1+CDA#3aのサイズN2+CDA#3bのサ
イズN3=N、且つN2≧2MB、N3≧2MBの関係
が成り立つ。
【0024】これに対してCE環境に特化したファイル
システム空間を表すファイル内では、DVDオブジェク
トファイルの基本単位であるCDAを固定サイズ(4M
B以上)として扱う。ただし、CDAサイズをあまり小
さくすると再生時のバッファーアンダーランが発生する
ので、例えば4MBとする。更に大きなサイズを割り当
てることも可能であるが、基本単位があまり大きいと今
度はディスクの使用効率が悪くなる。このCE特化のフ
ァイルシステム内ではPCファイルが入り込むことは無
いのであらかじめ固定サイズ単位の領域をあらかじめ設
定しておくことが可能である。例えば4MB単位とした
場合には、CDAの境界は4MB単位に存在し変化しな
い。言い方を変えると、このファイルサイズは4MBの
倍数になっている。
【0025】図4は、図1に示した方法でのUDF論理
アドレス空間上でのCE環境に特化したファイルシステ
ム空間を表すファイルの配置設定方法の例である。CE
_FILE_AREA.CEFファイルのFile Entry
=FE(AD(L、D)、AD(L、E)、AD(L、
E+L)、AD(L、F)、AD(L、F+2L))C
DAサイズとExtentサイズは等しく、全てのCDAサイ
ズが一定(4MB以上)。CE環境に特化したファイル
システム空間内での擬似ファイル(AV_FILE_0
1.MPG/AV_FILE_02.MPG)サイズ
は、CDAサイズの整数倍とし、ディスク状の配置場所
はCDAの配置場所と一致させる。AV擬似ファイルは
固定長CDA単位での追加/解放を行う。
【0026】図5は、図1に示した方法での各種ファイ
ルと擬似ファイルの表示例説明図である。ここに示した
ようにCE_FILE_AREA.CEFについては、
内部はファイル構成をとっており、PC上でこのファイ
ル内のCEファイル群を見るためには、特別のファイル
Viewerを介する必要がある。また、このようにC
E_FILE_AREA.CEF内はファイル群で構成
されているので、必要があれば、各ファイルをUDFか
ら直接見える領域に取り出すことが可能である。一度U
DFから直接見える場所に取り出されたファイルなら通
常のPC上のファイル操作でコピー、移動操作すること
が可能となる。また、逆にCE_FILE_AREA.
CEFに戻すことも可能である。基本的に、シームレス
再生を行うためにはディスク上のアロケーションに工夫
が必要であるため、CE_FILE_AREA.CEF
に取り込む時点で、特別なアロケーションツール介して
行うことになる。
【0027】ここで、CE環境に特化したファイルシス
テム及びUDFの両者のメリットの比較、及び同一記憶
媒体上に両者を共存させる意義についてまとめる。
【0028】CE環境に特化したファイルシステムを採
用するメリットとしは以下のようなものが挙げられる。
【0029】(1)使用目的をAV情報記録に特化さ
せ、最適で簡素なファイルシステムにして、制御用ソフ
トウェアのコンパクト化を図ることができる。このファ
イルシステム内でのPCファイルの混在記録を禁止し、
制御ソフトウェアを簡素化する。
【0030】(2)CE環境に特化し、コンパクトなフ
ァイルシステムコンポーネントを構築し、上位レイヤー
での統合活用を可能にする。上位レイヤーでのPCファ
イルとの共存を可能とする。
【0031】ファイルシステムとしてUDFを採用する
メリットとしては以下のようなものが挙げられる。
【0032】(1)現行DVD規格に基づいて作成する
AV情報の記録が可能となる。
【0033】(2)PCファイルの混在記録が可能とな
る。
【0034】(3)既に製品化されたDVD関連製品の
ファイルシステムに関する制御部の有効活用が可能とな
る。
【0035】同一記憶媒体上に両者を共存させることに
より、両者のメリットを引き出すことができる。
【0036】CE_FILE_AREA.CEFをアロ
ケートするときの制限として次のようなものが考えられ
る。
【0037】(1)再配置を禁止する 例えば、ファイルシステムレベルでデフラグなどを行う
と配置がずれてしまうので、ファイルタイプ249ある
いはDVD専用に新規番号の割り当て、Non-Relocatabl
eに設定しておくなど、UDF上の特別な管理が必要で
ある。UDFに対して再配置が禁止されれば、割り当て
られた領域が変化しないのでLSN(Logical Address
Number)などファイルとして割り当てられている領域情
報をファイル内に持って、その中だけで処理することが
可能となる。
【0038】(2)ファイルのスタートアドレスを固定
にする ファイルのスタートアドレスを固定にすることができれ
ばUDFを解釈することなく、CEは記録再生処理を行
うことができる。
【0039】(3)CE_FILE_AREA.CEF
の構成を示すファイルを別定義して配置 全Extentの位置情報を1ファイルに集めて置いて
おく。
【0040】図6は、CE_FILE_AREA.CE
Fのファイルサイズの拡大(縮小)例である。ファイル
は、1つ以上の領域によって構成されており、それぞれ
の領域は、固定長Lの倍数を単位としてサイズが可変に
なっている。
【0041】図7は、UDFによる従来のVolume
&FileStructure(ボリューム&ファイル
ストラクチャー)の読み出し手順である。これに対し
て、図8で示したようにCE_FILE_AREA.C
EFを適切に設定することでUDFの解釈を大幅に減ら
して、Volume&FileStructureを読
み出すことが可能となる。ここでは、固定LSNに配置
したTrigger(トリガー)ファイルを定義するこ
とで、このTriggerファイルをサーチしてUDF
の解釈を不要にした例を示している。Triggerフ
ァイルとは、図10に示したようにCE_FILE_A
REA.CEFの位置情報を示したものである。このT
riggerファイルを定義することにより装置はUD
Fを解釈しなくてもファイルの位置が特定できる。Tr
iggerファイルの解釈は必要であるが、UDFを解
釈することに比べて遙かに容易である。
【0042】図11〜図13にTriggerファイル
の活用例を示した。例えばTriggerファイルであ
るか否かを確認するために定義している識別子256バ
イトがあれば識別誤りが発生する確率が十分小さい。こ
のバイト数は必要に応じて小さくしてもよい。Trig
gerファイルはあらかじめ決めた固定LSNに配置さ
れておりそこからMセクタ分をTriggerファイル
領域と決めておき、Triggerファイルの内容を複
数回、異なるECCブロックに配置しておけば何らかの
障害が発生してファイルの先頭が読み出せなくなっても
情報取り出しが可能である。
【0043】図11に示すように、Triggerファ
イルの位置が確認される。まず、固定LSNからはじめ
のセクタが読み込まれ(ST11)、識別子(RBP0
〜255)が調べられる(ST12)。Trigger
ファイルであることが確認されると(ST13)、分割
領域数(RBP256〜257)が確認され(ST1
4)、ファイルの位置が確認される(ST15)。必要
に応じて2セクタ目以降が読み込まれる(ST16)。
【0044】続いて、図12を参照して、はじめのセク
タが読み出せない場合について説明する。はじめのセク
タが読み出せない場合には、次のECC(Error Correc
tionCode)ブロックの先頭セクタが読み出される(ST
21)。規定のアドレスを超える場合には(ST22、
YES)、エラーとなる(ST23)。規定のアドレス
以下であれば(ST22、NO)、識別子(RBP0〜
255)が調べられる(ST24)。Triggerフ
ァイルであることが確認されると(ST25、YE
S)、分割領域数(RBP256〜257)が確認され
(ST26)、ファイルの位置が確認される(ST2
7)。必要に応じて2セクタ目以降が読み込まれる(S
T28)。
【0045】続いて、図13を参照して、領域の追加削
除を行う場合の処理について説明する。追加削除可能な
単位に注意してUDF上で領域追加削除が処理され(S
T31)、これにあわせてTriggerファイルが変
更される(ST32)。
【0046】図9では、CE_FILE_AREA.C
EFの割り当てとWRITE/READ処理方法につい
て示している。CE_FILE_AREA.CEFはは
じめにUDFでLBN(Logical Block Number)内に割
り当てられる。割り当てられた後、ファイルの位置情報
をTriggerファイルに記録する。この例ではTr
iggerファイルもUDFに配置されたファイルであ
り、Triggerファイルの置かれている位置はあら
かじめ決められた固定LSNから始まるあらかじめ決め
られたMセクタ分である。このようにいったんTrig
gerファイルが生成されれば、CE装置ではUDFを
解釈するのではなくTriggerファイルからCE_
FILE_AREA.CEFを認識して(ST91)、
アプリケーション内で使われるアドレス(ADAP:Ad
dress in Application)を決定し(ST92)、このA
DAPをLSNに変換し(ST93)、変換されたLS
NによりWRITE/READが可能となる(ST9
4)。
【0047】自由度を大きくするためにTrigger
ファイルは実体のファイルであるCE_FILE_AR
EA.CEFから分離した。しかし、CE_FILE_
AREA.CEF内(例えば先頭)にTriggerフ
ァイルに記録される内容があってもよい。その場合CE
_FILE_AREA.CEFの先頭LSNが固定であ
ればCE装置にとって有利である。
【0048】上記の仕組みをシステムとして構成した例
が図14である。ホストではCE_FILE_ARE
A.CEFを扱うためのLocal FSドライバを持
ちドライブコマンド制御部を介してドライブをコントロ
ール可能である。例えば、はじめにディスクの全領域を
CE_FILE_AREA.CEFとしてしまえばそれ
以降全くUDF管理を行うことなく簡易なシステム制御
が可能となる。
【0049】また、CE_FILE_AREA.CEF
をDVD_RTAV Directories1001全体に予め
アサインすることにより、UDFの変更を不要にするこ
ともできる。
【0050】以下、図17〜図19に示すフローチャー
トを参照して、CE_FILE_AREA.CEF空間
に対する記録、CE_FILE_AREA.CEF空間
の追加、CE_FILE_AREA.CEF空間の縮小
などについて説明する。
【0051】最初に、図17に示すフローチャートを参
照して、CE_FILE_AREA.CEF空間への記
録処理についてまとめる。まず、Triggerファイ
ルを参照の上、未記録CDAが探され(ST41)、未
記録CDAに対してスタートポイントがセットされ(S
T42)、記録が開始される(ST43)。未記録CD
Aの残容量が所定容量を下回ると(ST44、NO)、
追加処理(Triggerファイル再設定)が実行され
る(ST46)。記録が継続されている間(ST45、
YES)、ST44〜ST46の処理が繰り返される。
【0052】続いて、図18に示すフローチャートを参
照して、未記録CDAの追加処理をまとめる。まず、ア
プリケーションエンジンからUDFドライバに対して追
加が指示される(ST51)。これに伴いファイルの実
体が拡張される(ST52)。つまり、Trigger
ファイルが変更される。
【0053】続いて、図19に示すフローチャートを参
照して、CE_FILE_AREA.CEFのサイズ縮
小処理について説明する。CE_FILE_AREA.
CEFのサイズの縮小は、例えば、UDF上のデータが
満杯になったときに実行される。まず、アプリケーショ
ンエンジンからUDFドライバに縮小が指示される(S
T61)。これに伴いCE_FILE_AREA.CE
Fが解釈され空きが調査され(ST62)、ファイルの
実体が縮小される(ST63)。つまり、Trigge
rファイルが変更される。
【0054】図15に図1とは異なる本発明の他の実施
例を説明する。図1ではUDF空間をベースとし、その
中にファイル定義によりCE環境に特化したファイルシ
ステム空間を構築した。それに対して図15では光ディ
スク(情報記憶媒体)上の全論理空間を“CE環境に特
化したファイルシステム空間”に割り当て、CE環境に
特化したファイルシステム空間をベースにする。そして
“CE環境に特化したファイルシステム空間”内に例え
ば“ UDF_FILE_AREA.UDF ”と言う名の
ファイルを定義して、そのファイルの配置場所としてD
VDで使用されているファイルシステムとしての“UD
F空間”を割り当てる。
【0055】図15に示した方法での各ファイルの記録
方法を図16に示した。図15の方法を採用した場合に
は図16に示すように、光ディスク(情報記憶媒体)上
の全論理アドレス空間上を固定サイズ(例えば4MB以
上)のCDAで等分割し、記録ファイルの配置場所をそ
のCDA位置を基準として割り当てる所に特徴が有る。
すなわちUDF空間を割り当てるためのファイルである
“ UDF_FILE_AREA.UDF 2006”の位
置とサイズはこの固定サイズで有る1個のCDAまたは
複数のCDAを割り付ける。
【0056】図16に示した実施例ではCDA#24〜
CDA#26の場所を割り当てている。すなわちこのC
DA#24〜CDA#26の範囲内がUDF空間として
確立される。CDA#24〜CDA#26の範囲内を更
に2kB単位で分割してUDF空間内のアドレスである
相対的なLBN( Logical Block Number )を割り当て
る。DVDの Object File(例えば“VR_MOVIE.
VRO”ファイル )はこのUDF空間内にのみ配置可
能となる。図2に示したように DVD Objectfile に
対するCDAは2MB以上の可変(但し2kB単位での
変更)サイズで割り当てられ、このファイルの File En
try 内の Allocation Descriptor で示される Extent
は上記の相対的なLBN( Logical Block Number )を
用いて記述される。
【0057】CE環境に特化したファイルシステム空間
上での一般ファイル位置も固定サイズのCDAを基準と
して設定される。図15における“AV_FILE_0
1.MPG 2004”と“AV_FILE_02.MPG
2005”がAVファイル(映像または音声情報に関係
した Object File )を意味し、“TOC_FILE.I
FO 2001”と“AV_MANG.MNG 2002”
がその Object Filesに関する管理情報が記録された管
理ファイルになっている。Object File で有る“AV_
FILE_01.MPG 2004”及び“AV_FILE
_02.MPG 2005”に対する属性情報が記録され
たファイルが“AV_MANG.MNG 2002”で有
り、全体のTOC( Table of Contents :各オブジェ
クト間の再生手順を示す)に関する情報が“TOC_F
ILE.IFO 2001”内に記録されている。
【0058】ここで、上記したこの発明の構成及び作用
効果についてまとめる。
【0059】(1)この発明の情報記憶媒体は、所定の
ファイルシステムで管理される論理空間を有し、異なる
2種類のファイルシステムのどちらか一方のファイルシ
ステムで前記論理空間が管理され、この論理空間上に他
方のファイルシステムの空間領域を指定するためのファ
イルを有する。
【0060】(2)この発明の情報記録方法は、所定の
ファイルシステムで管理される論理空間を有する情報記
憶媒体に対して、異なる2種類のファイルシステムのど
ちらか一方のファイルシステムで前記論理空間を管理
し、この論理空間上に他方のファイルシステムの空間領
域を指定するためのファイルを記録する。
【0061】上記構成により、下記の作用効果が得られ
る。
【0062】(1)追記(境界位置の移動含む)処理 事前に2種類のファイルシステム領域を設定するがファ
イルの追加を繰り返すと一方の領域が狭くなり、2種類
のファイルシステム領域間の境界位置を移動させる必要
が発生する。本発明では情報記憶媒体上の論理空間を管
理するファイルシステム側で他方のファイルシステム空
間領域を指定するためのファイルサイズを変更するだけ
で容易に境界位置の移動が可能となる。つまり、追記
(境界位置の移動含む)処理の容易性が高い。
【0063】(2)既存DVDアプリケーション規格上
のAVファイルとCE市場に特化した独自のファイルシ
ステム上に構築されるアプリケーションファイル間の記
録再生 2種類のファイルシステム領域が完全に分離され、基本
的に一方のファイルシステム上の記録・再生処理が他方
のファイルシステムに影響を及ぼす事が内ので両者間の
記録再生の容易性が高い。
【0064】(3)PCアプリケーションファイル 現存のDVD規格に準拠した情報記憶媒体(光ディス
ク)で実現されているようにUDFで定義された論理空
間上にPCアプリケーションファイルを記録することは
容易となる。
【0065】(4)既存のライティングソフト 現存のDVDプレーヤーやDVDレコーダーはUDF上
で処理できるようにシステムアップされているので、U
DF領域に関して既存のDVDライティングソフトで記
録可能となる。
【0066】(5)既存のファイルシステムドライバー 現存のDVDプレーヤーやDVDレコーダーはUDF上
で処理できるようにシステムアップされているので、U
DF領域に関して既存の既存のファイルシステムドライ
バーを使える。
【0067】(6)アロケーションロジック 本発明では情報記憶媒体上の論理空間を管理するファイ
ルシステム側で“ファイル位置指定”の形で他方のファ
イルシステム空間領域を指定するためアロケーションロ
ジックが単純化される。
【0068】(7)ファイルシステムードライバーの簡
素化 ファイルシステムードライバーの簡素化を図ることがで
きる。
【0069】(8)テスト 現存のDVDプレーヤーやDVDレコーダーはUDF上
で処理できるようにシステムアップされているので、U
DF空間上でのテストソフトとして既存のソフトが使用
できるのでUDF空間上でのテストが非常に容易とな
る。
【0070】(9)部分消去とFS管理 アプリケーション上の部分消去とFS管理への連携容易
性が確保されている。
【0071】次に、図20〜図29を用いてファイルシ
ステムの一方式としてのUDFについて説明する。
【0072】 <<<UDFの概要説明(UDFとは何か)>>> <<UDFとは何か>>UDFとは Universal Disk Fo
rmat の略で、主にディスク状情報記憶媒体における
“ファイル管理方法に関する規約”を示す。CD−RO
M、CD−R、CD−RW、DVD-Video、DVD−R
OM、DVD−R、DVD−RAMは“ISO966
0”で規格化されたUDFフォーマットを採用してい
る。
【0073】ファイル管理方法としては基本的に ルー
トディレクトリー(Root Directory)を親に持ち、ツリ
ー状にファイルを管理する階層ファイルシステムを前提
としている。
【0074】ここでは主にDVD−RAM規格( File
System Specifications )に準拠したUDFフォーマッ
トについての説明を行うが、この説明内容の多くの部分
はDVD−ROM規格内容とも一致している。
【0075】<<UDFの概要>> <情報記憶媒体へのファイル情報記録内容>情報記憶媒
体に情報を記録する場合、情報のまとまりを“ファイル
データ”(File Data )と呼び、ファイルデータ単位で
記録を行う。他のファイルデータと識別するためファイ
ルデータ毎に独自のファイル名が付加されている。共通
な情報内容を持つ複数ファイルデータ毎にグループ化す
るとファイル管理とファイル検索が容易になる。この複
数ファイルデータ毎のグループを“ディレクトリ”( D
irectory )または“フォルダー”( Folder )と呼
ぶ。各ディレクトリ(フォルダー)毎に独自のディレク
トリ名(フォルダー名)が付加される。更にその複数の
ディレクトリ(フォルダー)を集めて、その上の階層の
グループとして上位のディレクトリ(上位フォルダー)
でまとめる事が出来る。ここではファイルデータとディ
レクトリ(フォルダー)を総称してファイル( File )
と呼ぶ。
【0076】情報を記録する場合には、 ・ファイルデータの情報内容そのもの ・ファイルデータに対応したファイル名 ・ファイルデータの保存場所(どのディレクトリの下に
記録するか)に関する情報をすべて情報記憶媒体上に記
録する。
【0077】また各ディレクトリ(フォルダー)に対す
る ・ディレクトリ名(フォルダー名) ・各ディレクトリ(フォルダー)が属している位置(そ
の親となる上位ディレクトリ(上位フォルダー)の位
置) に関する情報もすべて情報記憶媒体上に記録されてい
る。
【0078】<情報記憶媒体上での情報記録形式>情報
記憶媒体上の全記録領域は2048Bytesを最小単
位とする論理セクタに分割され、全論理セクタには論理
セクタ番号が連番で付けられている。情報記憶媒体上に
情報を記録する場合にはこの論理セクタ単位で情報が記
録される。情報記憶媒体上での記録位置はこの情報を記
録した論理セクタの論理セクタ番号で管理される。
【0079】図27〜図29に示すように ファイルス
トラクチャー(File Structure)486とファイルデータ
(File Data)487 に関する情報が記録されている論理
セクタは特に“論理ブロック”とも呼ばれ、論理セクタ
番号(LSN)に連動して論理ブロック番号(LBN)
が設定されている。(論理ブロックの長さは論理セクタ
と同様2048Bytesになっている。)また、図2
0におけるLLSNは、最後の論理セクタ番号(Last L
SN)を示す。
【0080】<階層ファイルシステムを簡素化した一例
>階層ファイルシステムを簡素化した一例を図20
(a)に示す。DVD−RAMでは、論理ブロック(論
理セクタ)サイズは2048バイトである。連続した論
理ブロック(論理セクタ)のかたまりを“Extent”と呼
ぶ。1個のExtentは1個の論理ブロック(論理セクタ)
または連続した論理ブロック(論理セクタ)のつながり
から構成される。情報記憶媒体上に記録してあるFile D
ataにアクセスするには図20に示すアクセス順路にし
めしたように逐次情報を読み取りながらその情報に示さ
れたアドレス(AD(*),LAD(*))へのアクセスを繰り返
す。
【0081】UNIX(登録商標)、MacOS、MS
−DOS、Windows(登録商標)等ほとんどのO
Sのファイル管理システムが図20(a)に示したよう
なツリー状の階層構造を持つ。
【0082】1個のディスクドライブ(例えば1台のH
DDが複数のパーティションに区切られている場合には
各パーティション単位を示す)毎にその全体の親となる
1個の ルートディレクトリー(Root Directory) 401
が存在し、その下にサブディレクトリー(SubDirector
y) 402 が属している。この SubDirectory 402 の中に
ファイルデータ(File Data) 403 が存在している。
【0083】実際にはこの例に限らず Root Directory
401 の直接下に File Data 403 が存在したり、複数の
SubDirectory 402 が直列につながった複雑な階層構造
を持つ場合もある。
【0084】<情報記憶媒体上ファイル管理情報の記録
内容>ファイル管理情報は上述した論理ブロック単位で
記録される。各論理ブロック内に記録される内容は以下
の通りである。
【0085】・ファイルに関する情報を示す記述文 F
ID( File Identifier Descriptor) ファイルの種類やファイル名( Root Directory 名、Su
bDirectory 名、FileData 名など)を記述している。
【0086】FIDの中にそれに続く File Data のデ
ータ内容や、Directory の中味の記録場所を示す記述文
(つまり該当ファイルに対応した以下に説明する FE
)の記録位置も記述されている。
【0087】・ファイル中味の記録位置を示す記述文F
E( File Entry ) File Data のデータ内容や、Directory( SubDirectory
など)の中味に関する情報が記録されている情報記憶
媒体上の位置(論理ブロック番号)などを記述してい
る。
【0088】File Identifier Descriptor の記述内容
の抜粋を図25に示した。またその詳細の説明は<<Fi
le Identifier Descriptor>>で行う。File Entry の
記述内容の抜粋は図24に示し、その詳細な説明は<<
File Entry>>で行う。
【0089】情報記憶媒体上の記録位置を示す記述文は
図21に示す ロングアロケーションディスクリプター
(Long Allocation Descriptor)と図22に示す ショ
ートアロケーションディスクリプター(Short Allocati
on Descriptor)を使っている。それぞれの詳細説明は
<Long Allocation Descriptor>と<Short Allocation
Descriptor>で行う。
【0090】例として図20(a)のファイルシステム
構造の情報を情報記憶媒体に記録した時の記録内容を図
20(b)に示す。図20(b)の記録内容は以下の通
りとなる。
【0091】・論理ブロック番号“1”の論理ブロック
に Root Directory 401 の中味が示されている。
【0092】図20(a)の例では Root Directory 40
1 の中には Sub Directory402 のみが入っているので、
Root Directory 401 の中味として Sub Directory 402
に関する情報が File Identifier Descriptor 文 404で
記載している。また図示して無いが同一論理ブロック内
に Root Directory 401 自身の情報も File Identifier
Descriptor 文で並記して有る。
【0093】この Sub Directory 402 の File Identif
ier Descriptor 文 404 中に Sub Directory 402 の中
味が何処に記録されているかを示す File Entry 文 405
の記録位置(図20(b)の例では2番目の論理ブロ
ック)が Long Allocation Descriptor 文で記載( LAD
(2) )している。
【0094】・論理ブロック番号“2”の論理ブロック
に Sub Directory 402 の中味が記録されている位置を
示す File Entry 文 405 が記録されている。
【0095】図20(a)の例では Sub Directory 402
の中には File Data 403 のみが入っているので、Sub
Directory 402 の中味として実質的には File Data 403
に関する情報が記述されている File Identifier Desc
riptor 文 406 の記録位置を示す事になる。
【0096】File Entry 文中の Short Allocation Des
criptor 文で3番目の論理ブロックに SubDirectory 40
2 の中味が記録されている事( AD(3) )が記述されて
いる。
【0097】・論理ブロック番号“3”の論理ブロック
に Sub Directory 402 の中味が記録されている。
【0098】図20(a)の例では Sub Directory 402
の中には File Data 403 のみが入っているので、Sub
Directory 402 の中味として File Data 403 に関する
情報が File Identifier Descriptor 文 406 で記載
されている。また図示して無いが同一論理ブロック内に
Sub Directory402 自身の情報も File Identifier Des
criptor 文で並記して有る。
【0099】File Data 403 に関する File Identifier
Descriptor 文 406 の中にそのFile Data 403 の内
容が何処に記録されている位置を示す File Entry 文 4
07の記録位置(図20(b)の例では4番目の論理ブロ
ックに記録されている)がLong Allocation Descriptor
文で記載( LAD(4) )されている。
【0100】・論理ブロック番号“4”の論理ブロック
に File Data 403 内容408、409が記録されている位置
を示す File Entry 文 407 が記録されている。
【0101】File Entry 文 407 内の Short Allocatio
n Descriptor 文で File Data 403内容408、409が5番
目と6番目の論理ブロックに記録している事が記述( A
D(5),AD(6) )されている。
【0102】・論理ブロック番号“5”の論理ブロック
に File Data 403 内容情報(a)408が記録されている。
【0103】・論理ブロック番号“6”の論理ブロック
に File Data 403 内容情報(b)409が記録されている。
【0104】<図20(b)情報に沿った File Data
へのアクセス方法> “<情報記憶媒体上のファイルシステム情報記録内容
>”で簡単に説明したように File Identifier Descrip
tor 404、406 と File Entry 405、407 には、それに続
く情報が記述して有る論理ブロック番号が記述して有
る。 Root Directory から階層を下りながら SubDirect
ory を経由して File Data へ到達するのと同様に、 Fi
le Identifier Descriptor と File Entry 内に記述し
て有る論理ブロック番号に従って情報記憶媒体上の論理
ブロック内の情報を順次再生しながらFile Data のデー
タ内容へアクセスする。
【0105】つまり図20(b)に示した情報に対して
File Data 403 へアクセスするには、まず始めに1番
目の論理ブロック情報を読む。File Data 403 は Sub D
irectory 402 の中に存在しているので、1番目の論理
ブロック情報の中から Sub Directory 402 の File Ide
ntifier Descriptor 404 を探し、LAD(2)を読み取った
後、それに従って2番目の論理ブロック情報を読む。2
番目の論理ブロックには1個の File Entry 文しか記述
してないので、その中の AD(3) を読み取り、3番目の
論理ブロックへ移動する。3番目の論理ブロックでは F
ile Data 403 に関して記述して有る File Identifier
Descriptor 406 を探し、LAD(4)を読み取る。LAD(4) に
従い4番目の論理ブロックへ移動すると、そこには1個
のFile Entry 文 407 しか記述してないので、AD(5) と
AD(6) を読み取り、File Data 403 の内容が記録して
有る論理ブロック番号(5番目と6番目)を見付ける。
【0106】AD(*)、LAD(*)の内容について
は“<UDFの各記述文( Descriptor )の具体的内容
説明>”で詳細に説明する。
【0107】<<UDFの特徴>> <UDF特徴説明>以下にHDDやFDD、MOなどで
使われているFATとの比較によりUDFの特徴を説明
する。
【0108】1)(最小論理ブロックサイズ、最小論理
セクタサイズなどの)最小単位が大きく、記録すべき情
報量の多い映像情報や音楽情報の記録に向く。
【0109】FATの論理セクタサイズが512Byt
esに対して、UDFの論理セクタ(ブロック)サイズ
は2048Bytesと大きくなっている。
【0110】2)FATはファイルの情報記憶媒体への
割り当て管理表( File Allocation Table )が情報記
憶媒体上で局所的に集中記録されるのに対し、UDFで
はファイル管理情報をディスク上の任意の位置に分散記
録できる。
【0111】UDFではファイル管理情報やファイルデ
ータに関するディスク上での記録位置は論理セクタ(ブ
ロック)番号として Allocation Descriptor に記述さ
れる。
【0112】FATではファイル管理領域( File Allo
cation Table )で集中管理されているため頻繁にファ
イル構造の変更が必要な用途〔主に頻繁な書き換え用
途〕に適している。(集中箇所に記録されているので管
理情報を書き換え易いため。)またファイル管理情報
( File Allocation Table )の記録場所はあらかじめ
決まっているので記録媒体の高い信頼性(欠陥領域が少
ない事)が前提となる。
【0113】UDFではファイル管理情報が分散配置さ
れているので、ファイル構造の大幅な変更が少なく、階
層の下の部分(主に Root Directory より下の部分)で
後から新たなファイル構造を付け足して行く用途〔主に
追記用途〕に適している。(追記時には以前のファイル
管理情報に対する変更箇所が少ないため。)また分散さ
れたファイル管理情報の記録位置を任意に指定できるの
で、先天的な欠陥箇所を避けて記録する事が出来る。
【0114】ファイル管理情報を任意の位置に記録でき
るので全ファイル管理情報を一箇所に集めて記録し上記
FATの利点も出せるので、より汎用性の高いファイル
システムと考えることが出来る。
【0115】<<<UDFの各記述文( Descriptor )
の具体的内容説明>>> <<論理ブロック番号の記述文>> <Allocation Descriptor> “<情報記憶媒体上のファイルシステム情報記録内容
>”に示したように File Identifier Descriptor や F
ile Entry などの一部に含まれ、その後に続く情報が記
録されている位置(論理ブロック番号)を示した記述文
をAllocation Descriptorと呼ぶ。 Allocation Descrip
tor には以下に示すLong Allocation Descriptor と Sh
ort Allocation Descriptor が有る。
【0116】<Long Allocation Descriptor> 図21に示すように ・Extent の長さ 410 … 論理ブロック数を 4Bytes
で表示 ・Extent の位置 411 … 該当する論理ブロック番号
を 4Bytes で表示 ・Implementation Use 412 … 演算処理に利用する情
報で 8Bytes で表示などから構成される。
【0117】ここの説明文では記述を簡素化して“LA
D(論理ブロック番号)”で記述する。
【0118】<Short Allocation Descriptor> 図22に示すように ・Extent の長さ 410 … 論理ブロック数を 4Bytes
で表示 ・Extent の位置 411 … 該当する論理ブロック番号
を 4Bytes で表示 のみで構成される。
【0119】ここの説明文では記述を簡素化して“AD
(論理ブロック番号)”で記述する。
【0120】<<Unallocated Space Entry>>図23
に示すように情報記憶媒体上の“未記録状態の Extent
分布”をExtent毎に Short Allocation Descriptor で
記述し、それを並べる記述文で、SpaceTable(図27〜
図29参照) に用いられる。具体的な内容としては以
下に示すものが記述されている。
【0121】・Descriptor Tag 413 … 記述内容の識
別子を表し、この場合は“263” ・ICB Tag 414 … ファイルタイプを示す ICB Tag 内の File Type=1 は Unallocated Space
Entry を意味し、File Type=4 は Directory 、File
Type=5 は File Data を表している。
【0122】・Allocation Descriptors 列の全長 415
… 4Bytes で総 Bytes 数を示す。
【0123】<<File Entry>> “<情報記憶媒体上のファイルシステム情報記録内容
>”で説明した記述文であり、図24に示すように以下
に示すものが記述されている。
【0124】・Descriptor Tag 417 … 記述内容の識
別子を表し、この場合は“261” ・ICB Tag 418 … ファイルタイプを示す → 内
容は前述のICB Tag 414と同じ ・Permissions 419 … ユーザ別の記録・再生・削除許
可情報を示す。主にファイルのセキュリティー確保を目
的として使われる。
【0125】・Allocation Descriptors 420 … 該当
ファイルの中味が記録して有る位置をExtent 毎にShort
Allocation Descriptor を並べて記述する。
【0126】<<File Identifier Descriptor>> “<情報記憶媒体上のファイルシステム情報記録内容
>”で説明したようにファイル情報を記述した記述文で
あり、図25に示すように以下に示すものが記述されて
いる。
【0127】・Descriptor Tag 421 … 記述内容の識
別子を表し、この場合は“257” ・File Characteristics 422 … ファイルの種別を示
し、 Parent Directory、Directory、File Data、ファ
イル削除フラグのどれかを意味する。
【0128】・Information Control Block 423 …
このファイルに対応したFE位置がLong Allocation De
scriptor で記述されている。
【0129】・File Identifier 424 … ディレクト
リ名またはファイル名。
【0130】・Padding 437 … File Identifier Des
criptor 全体の長さを調整するために付加されたダミー
領域で、通常は全て“0”が記録されている。
【0131】<<<UDFに従って情報記憶媒体上に記
録したファイル構造記述例>>> “<<UDFの概要>>”で示した内容について具体的
な例を用いて以下に詳細に説明する。
【0132】図20(a)に対して、より一般的なファ
イルシステム構造例を図26に示す。括弧内は Directo
ry の中身に関する情報または File Data のデータ内容
が記録されている情報記憶媒体上の論理ブロック番号を
示している。
【0133】図26のファイルシステム構造の情報をU
DFフォーマットに従って情報記憶媒体上に記録した例
を図27〜図29に示す。
【0134】情報記憶媒体上の未記録位置管理方法とし
て次のようなものがある。
【0135】・Space Bitmap 方法 Space Bitmap Descriptor 470 を用いた、情報記憶媒体
内記録領域の全論理ブロックに対してビットマップ的に
“記録済み”または“未記録”のフラグを立てる。
【0136】・Space Table 方法 Unallocated Space Entry 471 の記述方式を用いて Sho
rt Allocation Descriptor の列記として未記録の全論
理ブロック番号を記載している。
【0137】本実施形態では説明上、わざと図27〜図
29に両方式を併記しているが、実際には両方が一緒に
使われる(情報記憶媒体上に記録される)ことはほとん
ど無く、どちらか一方のみ使われている。
【0138】図27〜図29に記述されている主な Des
criptor の内容の概説は以下の通りである。
【0139】・Beginning Extended Area Descriptor 4
45 … Volume Recognition Sequenceの開始位置を示
す ・Volume Structure Descriptor 446 … Volume の内
容説明を記述。
【0140】・Boot Descriptor 447 … ブート時の
処理内容を記述。
【0141】・Terminating Extended Area Descriptor
448 … Volume Recognition Sequence の終了位置を
示す。
【0142】・Partition Descriptor 450 … パーテ
ィション情報(サイズなど)を示すDVD−RAMでは
1Volume 当たり1Partition を原則としている。
【0143】・Logical Volume Descriptor 454 …
論理ボリュームの内容を記述している。
【0144】・Anchor Volume Descriptor Pointer 458
… 情報記憶媒体記録領域内でのMain Volume Descri
ptor Sequence 449 とMain Volume Descriptor Sequenc
e 467の記録位置を示している。
【0145】・Reserved (all 00h bytes) 459 〜 465
… 特定の Descriptor を記録する論理セクタ番号を
確保するため、その間に全て“0”を記録した調整領域
を持たせている。
【0146】・Reserve Volume Descriptor Sequence 4
67 … Main Volume Descriptor Sequence 449 に記録
された情報のバックアップ領域。
【0147】<<<再生時のファイルデータへのアクセ
ス方法>>>図27〜図29に示したファイルシステム
情報を用いて例えば File Data H432 のデータ内容を
再生するための情報記憶媒体上のアクセス処理方法につ
いて説明する。
【0148】1)情報記録再生装置起動時または情報記
憶媒体装着時のブート( Boot )領域として Volume Re
cognition Sequence 444 領域内の Boot Descriptor 44
7 の情報を再生に行く。Boot Descriptor 447 の記述内
容に沿ってブート( Boot )時の処理が始まる。
【0149】2)特に指定されたブート時の処理が無い
場合には、始めに Main Volume Descriptor Sequence 4
49 領域内の Logical Volume Descriptor 454 の情報を
再生する。
【0150】3)Logical Volume Descriptor 454 の中
に Logical Volume Contents Use 455が記述されてお
り、そこに File Set Descriptor 472 が記録して有る
位置を示す論理ブロック番号が Long Allocation Descr
iptor(図21)形式で記述して有る。(図27〜図2
9の例ではLAD(100)から100番目の論理ブロッ
クに記録して有る。) 4)100番目の論理ブロック(論理セクタ番号では3
72番目になる)にアクセスし、File Set Descriptor
472 を再生する。その中のRoot Directory ICB 473 に
Root Directory A 425 に関する File Entry が記録さ
れている場所(論理ブロック番号)が Long Allocation
Descriptor(図21)形式で記述して有る(図27〜
図29の例ではLAD(102)から102番目の論理ブ
ロックに記録して有る)。
【0151】5)Root Directory ICB 473 のLAD(1
02)に従い、102番目の論理ブロックにアクセス
し、Root Directory A 425 に関するFile Entry 475
を再生し、Root Directory A 425 の中身に関する情報
が記録されている位置(論理ブロック番号)を読み込む
(AD(103))。
【0152】6)103番目の論理ブロックにアクセス
し、Root Directory A 425 の中身に関する情報を再生
する。File Data H 432 は Directory D 428 系列
の下に存在するので、Directory D 428 に関する F
ile Identifier Descriptor を探し、Directory D 4
28 に関する File Entry が記録して有る論理ブロッ
ク番号(図27〜図29には図示して無いがLAD(1
10))を読み取る。
【0153】7)110番目の論理ブロックにアクセス
し、Directory D 428 に関するFile Entry 480 を
再生し、Directory D 428 の中身に関する情報が記
録されている位置(論理ブロック番号)を読み込む(A
D(111))。
【0154】8)111番目の論理ブロックにアクセス
し、Directory D 428 の中身に関する情報を再生す
る。File Data H 432 は SubDirectory F 430 の
直接下に存在するので、SubDirectory F 430 に関
する File Identifier Descriptor を探し、SubDirecto
ry F 430 に関する File Entry が記録して有る論
理ブロック番号(図27〜図29には図示して無いがL
AD(112))を読み取る。
【0155】9)112番目の論理ブロックにアクセス
し、SubDirectory F 430 に関するFile Entry 482
を再生し、SubDirectory F 430 の中身に関する情
報が記録されている位置(論理ブロック番号)を読み込
む(AD(113))。
【0156】10)113番目の論理ブロックにアクセ
スし、SubDirectory F 430 の中身に関する情報を
再生し、File Data H 432 に関する File Identifier
Descriptor を探す。そしてそこから File Data H 432
に関する File Entryが記録して有る論理ブロック番号
(図27〜図29には図示して無いがLAD(114))
を読み取る。
【0157】11)114番目の論理ブロックにアクセ
スし、File Data H 432 に関するFile Entry 484 を再
生し File Data H 432 のデータ内容 489 が記録さ
れている位置を読み取る。
【0158】12)File Data H 432 に関する File E
ntry 484 内に記述されている論理ブロック番号順に情
報記憶媒体から情報を再生して File Data H 432 のデ
ータ内容 489 を読み取る。
【0159】<<<特定のファイルデータ内容変更方法
>>>図27〜図29に示したファイルシステム情報を
用いて例えば File Data H432 のデータ内容を変更す
る場合のアクセスも含めた処理方法について説明する。
【0160】1)File Data H 432 の変更前後でのデ
ータ内容の容量差を求め、その値を2048Bytes
で割り、変更後のデータを記録するのに論理ブロックを
何個追加使用するかまたは何個不要になるかを事前に計
算しておく。
【0161】2)情報記録再生装置起動時または情報記
憶媒体装着時のブート( Boot )領域として Volume Re
cognition Sequence 444 領域内の Boot Descriptor 44
7 の情報を再生に行く。Boot Descriptor 447 の記述内
容に沿ってブート( Boot )時の処理が始まる。
【0162】3)特に指定されたブート時の処理が無い
場合には、始めに Main Volume Descriptor Sequence 4
49 領域内の Partition Descriptor 450 を再生し、そ
の中に記述して有る Partition Contents Use 451 の情
報を読み取る。この PartitionContents Use 451( Par
tition Header Descriptor とも呼ぶ)の中に Space Ta
ble もしくは Space Bitmap の記録位置が示して有る。
Space Table 位置は Unallocated Space Table 452 の
欄に Short Allocation Descriptor の形式で記述され
ている。(図27〜図29の例ではAD(50))また、
Space Bitmap 位置は Unallocated Space Bitmap 453
の欄に Short Allocation Descriptor の形式で記述さ
れている。(図27〜図29の例ではAD(0)) 4)3)で読み取った Space Bitmap が記述して有る論
理ブロック番号(0)へアクセスする。Space Bitmap D
escriptor 470 から Space Bitmap 情報を読み取り、未
記録の論理ブロックを探し、1)の計算結果分の論理ブ
ロックの使用を登録する( Space Bitmap Descriptor 4
60 情報の書き換え処理)。
【0163】4')もしくは、3)で読み取った Space
Table が記述して有る論理ブロック番号(50)へアク
セスする。Space Table の USE(AD(*),AD(*),…,AD(*))
471から未記録の論理ブロックを探し、1)の計算結果
分の論理ブロックの使用を登録する( Space Table 情
報の書き換え処理) 実際の処理は“4)”か“4')”のうちのどちらか一
方の処理を行う。
【0164】5)次に Main Volume Descriptor Sequen
ce 449 領域内の Logical Volume Descriptor 454 の情
報を再生する。
【0165】6)Logical Volume Descriptor 454 の中
に Logical Volume Contents Use 455が記述されてお
り、そこに File Set Descriptor 472 が記録して有る
位置を示す論理ブロック番号が Long Allocation Descr
iptor(図21)形式で記述して有る。(図27〜図2
9の例ではLAD(100)から100番目の論理ブロッ
クに記録して有る。) 7)100番目の論理ブロック(論理セクタ番号では4
00番目になる)にアクセスし、File Set Descriptor
472 を再生する。その中のRoot Directory ICB 473 に
Root Directory A 425 に関する File Entry が記録さ
れている場所(論理ブロック番号)が Long Allocation
Descriptor(図21)形式で記述して有る(図27〜
図29の例ではLAD(102)から102番目の論理ブ
ロックに記録して有る)。
【0166】8)Root Directory ICB 473 のLAD(1
02)に従い、102番目の論理ブロックにアクセス
し、Root Directory A 425 に関するFile Entry 475
を再生し、Root Directory A 425 の中味に関する情報
が記録されている位置(論理ブロック番号)を読み込む
(AD(103))。
【0167】9)103番目の論理ブロックにアクセス
し、Root Directory A 425 の中味に関する情報を
再生する。File Data H 432 は Directory D 42
8 系列の下に存在するので、Directory D 428 に
関する File Identifier Descriptor を探し、Director
y D 428 に関する File Entry が記録して有る論理
ブロック番号(図27〜図29には図示して無いがLA
D(110))を読み取る。
【0168】10)110番目の論理ブロックにアクセ
スし、Directory D 428 に関するFile Entry 480
を再生し、Directory D 428 の中身に関する情報が
記録されている位置(論理ブロック番号)を読み込む
(AD(111))。
【0169】11)111番目の論理ブロックにアクセ
スし、Directory D 428 の中身に関する情報を再生
する。File Data H 432 は SubDirectory F 430
の直接下に存在するので、SubDirectory F 430 に
関する File Identifier Descriptor を探し、SubDirec
tory F 430 に関する File Entry が記録して有る
論理ブロック番号(図27〜図29には図示して無いが
LAD(112))を読み取る。
【0170】12)112番目の論理ブロックにアクセ
スし、SubDirectory F 430 に関する File Entry 4
82 を再生し、SubDirectory F 430 の中身に関する
情報が記録されている位置(論理ブロック番号)を読み
込む(AD(113))。
【0171】13)113番目の論理ブロックにアクセ
スし、SubDirectory F 430 の中身に関する情報を
再生し、File Data H 432 に関する File Identifier
Descriptor を探す。そしてそこから File Data H 432
に関する File Entryが記録して有る論理ブロック番号
(図27〜図29には図示して無いがLAD(114))
を読み取る。
【0172】14)114番目の論理ブロックにアクセ
スし、File Data H 432 に関するFile Entry 484 を再
生し File Data H 432 のデータ内容 489 が記録さ
れている位置を読み取る。
【0173】15)4)か4')で追加登録した論理ブ
ロック番号も加味して変更後の File Data H 432 のデ
ータ内容489を記録する。
【0174】<<<特定のファイルデータ/ディレクト
リ消去処理方法>>>例として File Data H 432 また
は SubDirectory F 430 を消去する方法について説
明する。
【0175】1)情報記録再生装置起動時または情報記
憶媒体装着時のブート( Boot )領域として Volume Re
cognition Sequence 444 領域内の Boot Descriptor 44
7 の情報を再生に行く。Boot Descriptor 447 の記述内
容に沿ってブート( Boot )時の処理が始まる。
【0176】2)特に指定されたブート時の処理が無い
場合には、始めに Main Volume Descriptor Sequence 4
49 領域内の Logical Volume Descriptor 454 の情報を
再生する。
【0177】3)Logical Volume Descriptor 454 の中
に Logical Volume Contents Use 455が記述されてお
り、そこに File Set Descriptor 472 が記録して有る
位置を示す論理ブロック番号が Long Allocation Descr
iptor(図21)形式で記述して有る。(図27〜図2
9の例ではLAD(100)から100番目の論理ブロッ
クに記録して有る。) 4)100番目の論理ブロック(論理セクタ番号では4
00番目になる)にアクセスし、File Set Descriptor
472 を再生する。その中のRoot Directory ICB 473 に
Root Directory A 425 に関する File Entry が記録さ
れている場所(論理ブロック番号)が Long Allocation
Descriptor(図21)形式で記述して有る(図27〜
図29の例ではLAD(102)から102番目の論理ブ
ロックに記録して有る)。
【0178】5)Root Directory ICB 473 のLAD(1
02)に従い、102番目の論理ブロックにアクセス
し、Root Directory A 425 に関するFile Entry 475
を再生し、Root Directory A 425 の中身に関する情報
が記録されている位置(論理ブロック番号)を読み込む
(AD(103))。
【0179】6)103番目の論理ブロックにアクセス
し、Root Directory A 425 の中身に関する情報を再生
する。File Data H 432 は Directory D 428 系列
の下に存在するので、Directory D 428 に関する F
ile Identifier Descriptor を探し、Directory D 4
28 に関する File Entry が記録して有る論理ブロッ
ク番号(図27〜図29には図示して無いがLAD(1
10))を読み取る。
【0180】7)110番目の論理ブロックにアクセス
し、Directory D 428 に関するFile Entry 480 を
再生し、Directory D 428 の中身に関する情報が記
録されている位置(論理ブロック番号)を読み込む(A
D(111))。
【0181】8)111番目の論理ブロックにアクセス
し、Directory D 428 の中味に関する情報を再生す
る。File Data H 432 は SubDirectory F 430 の
直接下に存在するので、SubDirectory F 430 に関
する File Identifier Descriptor を探す。
【0182】SubDirectory F 430 を消去する場合
には、SubDirectory F 430 に関する File Identif
ier Descriptor 内の File Characteristics 422
(図25)に“ファイル削除フラグ”を立てる。SubDir
ectory F 430 に関する FileEntry が記録して有る
論理ブロック番号(図27〜図29には図示して無いが
LAD(112))を読み取る。
【0183】9)112番目の論理ブロックにアクセス
し、SubDirectory F 430 に関するFile Entry 482
を再生し、SubDirectory F 430 の中味に関する情
報が記録されている位置(論理ブロック番号)を読み込
む(AD(113))。
【0184】10)113番目の論理ブロックにアクセ
スし、SubDirectory F 430 の中味に関する情報を
再生し、File Data H 432 に関する File Identifier
Descriptor を探す。
【0185】File Data H 432 を消去する場合には、F
ile Data H 432 に関する File Identifier Descripto
r 内の File Characteristics 422(図25)に“フ
ァイル削除フラグ”を立てる。さらにそこから File Da
ta H 432 に関する File Entryが記録して有る論理ブ
ロック番号(図27〜図29には図示して無いがLAD
(114))を読み取る。
【0186】11)114番目の論理ブロックにアクセ
スし、File Data H 432 に関するFile Entry 484 を再
生し File Data H 432 のデータ内容 489 が記録さ
れている位置を読み取る。
【0187】File Data H 432 を消去する場合には、
以下の方法で File Data H 432 のデータ内容 489
が記録されていた論理ブロックを解放する(その論理ブ
ロックを未記録状態に登録する)。
【0188】12)次に Main Volume Descriptor Sequ
ence 449 領域内の Partition Descriptor 450 を再生
し、その中に記述して有る Partition Contents Use 45
1 の情報を読み取る。この Partition Contents Use 45
1( Partition Header Descriptor とも呼ぶ)の中に S
pace Table もしくは Space Bitmap の記録位置が示し
て有る。
【0189】Space Table 位置は Unallocated Space T
able 452 の欄に Short AllocationDescriptor の形式
で記述されている。(図27〜図29の例ではAD(5
0))また、Space Bitmap 位置は Unallocated Space B
itmap 453 の欄に Short Allocation Descriptor の形
式で記述されている。(図27〜図29の例ではAD
(0)) 13)12)で読み取った Space Bitmap が記述して有
る論理ブロック番号(0)へアクセスし、11)の結果
得られた“解放する論理ブロック番号”を SpaceBitmap
Descriptor 470 に書き換える。
【0190】13')もしくは、12)で読み取った Sp
ace Table が記述して有る論理ブロック番号(50)へ
アクセスし、11)の結果得られた“解放する論理ブロ
ック番号”を Space Table に書き換える。
【0191】実際の処理は“13)”か“13')”の
うちのどちらか一方の処理を行う。
【0192】File Data H 432 を消去する場合には、
12)10)〜11)と同じ手順を踏んで File Data
I 433 のデータ内容490 が記録されている位置を読
み取る。
【0193】13)次に Main Volume Descriptor Sequ
ence 449 領域内の Partition Descriptor 450 を再生
し、その中に記述して有る Partition Contents Use 45
1 の情報を読み取る。この Partition Contents Use 45
1( Partition Header Descriptor とも呼ぶ)の中に S
pace Table もしくは Space Bitmap の記録位置が示し
て有る。
【0194】Space Table 位置は Unallocated Space T
able 452 の欄に Short AllocationDescriptor の形式
で記述されている。(図27〜図29の例ではAD(5
0))また、Space Bitmap 位置は Unallocated Space B
itmap 453 の欄に Short Allocation Descriptor の形
式で記述されている。(図27〜図29の例ではAD
(0)) 14)13)で読み取った Space Bitmap が記述して有
る論理ブロック番号(0)へアクセスし、11)と1
2)の結果得られた“解放する論理ブロック番号”を S
pace Bitmap Descriptor 470 に書き換える。
【0195】14')もしくは、13)で読み取った Sp
ace Table が記述して有る論理ブロック番号(50)へ
アクセスし、11)と12)の結果得られた“解放する
論理ブロック番号”を Space Table に書き換える。
【0196】実際の処理は“14)”か“14')”の
うちのどちらか一方の処理を行う。
【0197】<<<ファイルデータ/ディレクトリの追
加処理>>>例として SubDirectory F 430 の下に
新たにファイルデータもしくはディレクトリを追加する
時のアクセス・追加処理方法について説明する。
【0198】1)ファイルデータを追加する場合には追
加するファイルデータ内容の容量を調べ、その値を20
48Bytesで割り、ファイルデータを追加するため
に必要な論理ブロック数を計算しておく。
【0199】2)情報記録再生装置起動時または情報記
憶媒体装着時のブート( Boot )領域として Volume Re
cognition Sequence 444 領域内の Boot Descriptor 44
7 の情報を再生に行く。Boot Descriptor 447 の記述内
容に沿ってブート( Boot )時の処理が始まる。
【0200】3)特に指定されたブート時の処理が無い
場合には、始めに Main Volume Descriptor Sequence 4
49 領域内の Partition Descriptor 450 を再生し、そ
の中に記述して有る Partition Contents Use 451 の情
報を読み取る。この PartitionContents Use 451( Par
tition Header Descriptor とも呼ぶ)の中に Space Ta
ble もしくは Space Bitmap の記録位置が示して有る。
【0201】Space Table 位置は Unallocated Space T
able 452 の欄に Short AllocationDescriptor の形式
で記述されている。(図27〜図29の例ではAD(5
0))また、Space Bitmap 位置は Unallocated Space B
itmap 453 の欄に Short Allocation Descriptor の形
式で記述されている。(図27〜図29の例ではAD
(0)) 4)3)で読み取った Space Bitmap が記述して有る論
理ブロック番号(0)へアクセスする。Space Bitmap D
escriptor 470 から Space Bitmap 情報を読み取り、未
記録の論理ブロックを探し、1)の計算結果分の論理ブ
ロックの使用を登録する( Space Bitmap Descriptor 4
60 情報の書き換え処理)。
【0202】4')もしくは、3)で読み取った Space
Table が記述して有る論理ブロック番号(50)へアク
セスする。Space Table の USE(AD(*),AD(*),…,AD(*))
471から未記録の論理ブロックを探し、1)の計算結果
分の論理ブロックの使用を登録する( Space Table 情
報の書き換え処理)実際の処理は“4)”か“4')”
のうちのどちらか一方の処理を行う。
【0203】5)次に Main Volume Descriptor Sequen
ce 449 領域内の Logical Volume Descriptor 454 の情
報を再生する。
【0204】6)Logical Volume Descriptor 454 の中
に Logical Volume Contents Use 455が記述されてお
り、そこに File Set Descriptor 472 が記録して有る
位置を示す論理ブロック番号が Long Allocation Descr
iptor(図21)形式で記述して有る。(図27〜図2
9の例ではLAD(100)から100番目の論理ブロッ
クに記録して有る。) 7)100番目の論理ブロック(論理セクタ番号では4
00番目になる)にアクセスし、File Set Descriptor
472 を再生する。その中のRoot Directory ICB 473 に
Root Directory A 425 に関する File Entry が記録さ
れている場所(論理ブロック番号)が Long Allocation
Descriptor(図21)形式で記述して有る(図27〜
図29の例ではLAD(102)から102番目の論理ブ
ロックに記録して有る)。
【0205】8)Root Directory ICB 473 のLAD(1
02)に従い、102番目の論理ブロックにアクセス
し、Root Directory A 425 に関するFile Entry 475
を再生し、Root Directory A 425 の中身に関する情報
が記録されている位置(論理ブロック番号)を読み込む
(AD(103))。
【0206】9)103番目の論理ブロックにアクセス
し、Root Directory A 425 の中身に関する情報を再生
する。
【0207】Directory D 428 に関する File Iden
tifier Descriptor を探し、Directory D 428 に関
する File Entry が記録して有る論理ブロック番号(図
27〜図29には図示して無いがLAD(110))を読
み取る。
【0208】10)110番目の論理ブロックにアクセ
スし、Directory D 428 に関するFile Entry 480
を再生し、Directory D 428 の中身に関する情報が
記録されている位置(論理ブロック番号)を読み込む
(AD(111))。
【0209】11)111番目の論理ブロックにアクセ
スし、Directory D 428 の中身に関する情報を再生
する。
【0210】SubDirectory F 430 に関する File I
dentifier Descriptor を探し、SubDirectory F 43
0 に関する File Entry が記録して有る論理ブロック
番号(図27〜図29には図示して無いがLAD(11
2))を読み取る。
【0211】12)112番目の論理ブロックにアクセ
スし、SubDirectory F 430 に関する File Entry 4
82 を再生し、SubDirectory F 430 の中身に関する
情報が記録されている位置(論理ブロック番号)を読み
込む(AD(113))。
【0212】13)113番目の論理ブロックにアクセ
スし、SubDirectory F 430 の中身に関する情報内
に新たに追加するファイルデータもしくはディレクトリ
のFileIdentifier Descriptor を登録する。
【0213】14)4)または4')で登録した論理ブ
ロック番号位置にアクセスし、新たに追加するファイル
データもしくはディレクトリに関する File Entry を記
録する。
【0214】15)14)の File Entry 内の Short A
llocation Descriptor に示した論理ブロック番号位置
にアクセスし、追加するディレクトリに関する Parent
Directory の File Identifier Descriptor もしくは追
加するファイルデータのデータ内容を記録する。
【0215】続いて、映像情報の記録時の連続性及びC
DAについて補足説明する。これらに関しては、特開2
000−112673に記載されている。
【0216】映像情報は従来のコンピューター情報と異
なり、記録時の連続性の保証が必須条件となる。以下に
この記録時の連続性を阻害する理由の説明と、記録時の
連続性を保証する方法について説明する。
【0217】外部から送られてきた映像情報はバッファ
ーメモリ(半導体メモリ)に一時保管される。粗アクセ
スと密アクセス動作により光学ヘッドが情報記憶媒体上
の記録位置へ到達すると、上記バッファーメモリに一時
保管された映像情報が光学ヘッドを経由して情報記憶媒
体上に記録される。バッファーメモリから光学ヘッドへ
送られる映像情報の転送レートをここでは物理転送レー
ト(PTR:PhysicalTransmission Rate)と定義す
る。外部からバッファーメモリへ転送される映像情報の
転送レートの平均値をシステム転送レート(STR:Sy
stem Transmission Rate)とここで定義する。一般には
物理転送レートPTRとシステム転送レートSTRとは
異なる値になっている。
【0218】情報記憶媒体上の異なる場所に順次映像情
報を記録するには光学ヘッドの集光スポット位置を移動
させるアクセス操作が必要となる。大きな移動に対して
は光学ヘッド全体を動かす粗アクセスを行い、微少距離
の移動にはレーザー光集光用の対物レンズのみを動かす
密アクセスを行う。
【0219】続いて、外部から転送されて来る映像情報
に対して光学ヘッドのアクセス制御を行いながら情報記
憶媒体上の所定位置に順次映像情報を記録する場合のバ
ッファーメモリ内に一時的に保存される映像情報量の時
間的推移を示す。一般にシステム転送レートSTRより
物理転送レートPTRの方が速いので映像情報記録時間
の期間ではバッファーメモリ内に一時的に保存される映
像情報量は減少し続ける。バッファーメモリ内に一時保
管される映像情報量が“0”になる。その時には連続的
に転送されて来る映像情報はバッファーメモリ内に一時
保管される事無くそのまま連続的に情報記憶媒体上に記
録され、バッファーメモリ内に一時的に保存される映像
情報量は“0”の状態のまま推移する。
【0220】次に、それに続けて情報記憶媒体上の別位
置に映像情報を記録する場合には、記録動作に先立ち光
学ヘッドのアクセス処理が実行される。光学ヘッドのア
クセス期間として粗アクセス時間、密アクセス時間と情
報記憶媒体の回転待ち時間の3種類の時間が必要とな
る。この期間は情報記憶媒体への記録処理が行われない
ので、この期間の物理転送レートPTRは実質的に
“0”の状態になっている。それに反して外部からバッ
ファーメモリへ送られる映像情報の平均システム転送レ
ートSTRは不変に保たれるため、バッファーメモリ内
の映像情報一時保存量は増加の一途をたどる。
【0221】光学ヘッドのアクセスが完了し、再度情報
記憶媒体への記録処理を開始する(映像情報記録時間の
期間)とバッファーメモリ内の映像情報一時保存量はふ
たたび減少する。この減少勾配は、 (平均システム転送レートSTR)−(物理転送レート
PTR) で決まる。
【0222】その後、情報記憶媒体上の記録位置の近傍
位置に再度アクセスする場合には密アクセスのみでアク
セス可能なので密アクセス時間と回転待ち時間のみが必
要となる。
【0223】このように連続記録を可能にする条件とし
て“特定期間内のアクセス回数の上限値”で規定するこ
とが出来る。以上は連続記録について説明したが、連続
再生を可能にする条件も上述した内容と類似の理由から
“特定期間内のアクセス回数の上限値”で規定すること
が出来る。
【0224】連続記録を絶対的に不可能にするアクセス
回数条件について説明する。最もアクセス頻度の高い場
合は映像情報記録時間が非常に短く、密アクセス時間と
回転待ち時間のみが連続して続く場合になる。この場合
には物理転送レートPTRがどんなに早くても記録連続
性の確保が不可能になる。バッファーメモリの容量をB
Mで表すと、BM÷STRの期間でバッファーメモリ内
の一時保管映像情報が満杯となり、新たに転送されて来
た映像情報をバッファーメモリ内への一時保管が不可能
となる。その結果、バッファーメモリ内への一時保管が
なされなかった分の映像情報が連続記録出来なくなる。
【0225】映像情報記録時間とアクセス時間のバラン
スが取れ、グローバルに見てバッファーメモリ内の一時
保管映像情報がほぼ一定に保たれている場合にはバッフ
ァーメモリ内の一時保管映像情報が溢れる事無く外部シ
ステムから見た映像情報記録の連続性が確保される。各
粗アクセス時間をSATi(対物レンズの Seek Access
Time)、各密アクセス時間をJATi、n回アクセス後
の平均粗アクセス時間を SATa 、平均密アクセス時
間をJATaとし、各アクセスの映像情報記録時間を D
WTi( Data Write Time)、n回アクセス後の平均値
として求めた1回毎のアクセス後に情報記憶媒体上に映
像情報を記録する平均的な映像情報記録時間をDWTa
とする。また1回毎の回転待ち時間をMWTi( Spindl
e Motor Wait Time )とし、n回アクセス後の平均回転
待ち時間をMWTa とする。
【0226】n回アクセスした場合の全アクセス期間で
の外部からバッファーメモリへ転送される映像情報デー
タ量は、 STR × ( Σ( SATi +JATi + MWTi )) STR × n × ( SA Ta + JATa + MWTa ) (1) となる。
【0227】また、n回アクセスして映像情報記録時に
バッファーメモリから情報記憶媒体へ転送された映像情
報量は、 (PTR−STR)×ΣDWTi (PTR−STR)×n・DWTa (2) となる。
【0228】式(1)と式(2)との間で、下記式
(3)の関係にあるときに、外部システム側から見た映
像情報記録時の連続性が確保される。
【0229】 ( PTR−STR )×n・DWTa ≧ STR×n×(SATa+JATa+M WTa) すなわち、( PTR−STR )× DWTa ≧ STR × ( SATa+JA Ta+MWTa ) (3) ここで1回のアクセスに必要な平均時間を Ta とする
と、 Ta= SATa+JATa+MWTa (4) となる。従って、式(3)は、 ( PTR−STR )× DWTa ≧STR × Ta (5) と変形される。
【0230】一回のアクセス後に連続記録するデータサ
イズの下限値に制限を加えて平均アクセス回数を減ら
す。一回のアクセス後に情報記憶媒体上に連続記録する
データ領域が、上記したCDAである。(5)式から、 DWTa ≧ STR × Ta /( PTR−STR ) (6) と変形できる。
【0231】CDAサイズを示すCDASは、 CDAS = DWTa × PTR (7) で求まる。従って、式(6)と式(7)から、 CDAS ≧ STR × PTR × Ta /( PTR−STR ) (8) となる。式(8)から連続記録を可能にするための C
DA サイズの下限値を規定できる。
【0232】粗アクセス、密アクセスに必要な時間は情
報記録再生装置の性能により大きく異なる。今仮に、 SATa 200 ms (9) を仮定する。前述したように例えば MWTa 18ms
、JATa 5ms を計算に使う。
【0233】2.6GB DVD−RAM では、 PTR = 11.08Mbps (10) である。MPEG2の平均転送レートが、 STR 4Mbps (11) の場合には上記の数値を式(8)に代入すると、 CDAS ≧ 1.4Mbits (12) を得る。また別の見積もりとして、 SATa+JATa+MWTa = 1.5秒 (13) とした場合には式(8)から、 CDAS ≧ 9.4Mbits (14) となる。また録再DVDの規格上では、MPEG2の最
大転送レートとして、 STR = 8Mbps (15) 以下になるように規定しているので、式(15)の値を
式(8)に代入すると、 CDAS ≧ 43.2Mbits =5.4 MBytes (16) を得る。
【0234】なお、本願発明は、上記実施形態に限定さ
れるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない
範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施
形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、そ
の場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形
態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複
数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発
明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成
要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解
決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明
の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、
この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得
る。
【0235】
【発明の効果】この発明によれば、複数のファイルシス
テムの夫々の長所を生かすことが可能な情報記憶媒体及
び情報記録方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】CE環境に特化したファイルシステムとDVD
で使用されているUDFとの間の共存方法を示す図であ
る。
【図2】図1に示す共存方法において、UDF論理アド
レス空間上で各種ファイルの配置設定方法を比較した図
である。
【図3】図1に示す共存方法において、UDF論理アド
レス空間上でのDVDオブジェクトファイルの配置設定
方法の一例を示す図である。
【図4】図1に示す共存方法において、UDF論理アド
レス空間上でのCE環境に特化したファイルシステム空
間を示すファイルの配置設定方法の一例を示す図であ
る。
【図5】図1に示す共存方法における各種ファイルと擬
似ファイルを説明するための図である。
【図6】CE_FILE_AREA.CEFのファイル
サイズの拡大(縮小)を説明するための図である。
【図7】UDFによる従来のボリューム&ファイルスト
ラクチャーの読み出し手順を示すフローチャートであ
る。
【図8】図1に示す共存方法を採用したときのボリュー
ム&ファイルストラクチャーの読み出し手順を示すフロ
ーチャートである。
【図9】CE_FILE_AREA.CEFの割り当て
と、WRITE/READ処理方法を説明するための図
である。
【図10】Triggerファイルのデータ構造の一例
を示す図である。
【図11】TriggerファイルによりCEファイル
位置を確認する処理を示すフローチャートである。
【図12】Triggerファイルの先頭セクタが読み
出せない場合の処理を示すフローチャートである。
【図13】Triggerファイルを活用しCEファイ
ルを追加又は削除する処理を示すフローチャートであ
る。
【図14】図1に示す共存方法を実現するためのシステ
ムの概略構成を示す図である。
【図15】図1に示す共存方法とは異なる共存方法を示
す図である。
【図16】図15に示す共存方法におけるCE環境に特
化したファイルシステム空間上でのUDF論理アドレス
空間を示すファイル配置を示す図である。
【図17】Triggerファイルで管理されるCE_
FILE_AREA.CEFへの記録処理を示すフロー
チャートである。
【図18】Triggerファイルで管理されるCE_
FILE_AREA.CEFの追加処理を示すフローチ
ャートである。
【図19】Triggerファイルで管理されるCE_
FILE_AREA.CEFのサイズ縮小処理を示すフ
ローチャートである。
【図20】階層化されたファイルシステム構造と情報記
憶媒体上へ記録された情報内容との間の基本的な関係の
概念を示した概念説明図である。
【図21】Long Allocation Descriptor (Extentの位
置を示す大きいサイズの記述文)の記述内容説明図であ
る。
【図22】Short Allocation Descriptor (Extentの位
置を示す小さいサイズの記述文)の記述内容説明図であ
る。
【図23】Unallocated Space Entry (未記録なExtent
の情報記憶媒体上の位置に関する特設登録用の記述文)
の記述内容説明図である。
【図24】File Entry ( File の属性と File の記録
位置の情報登録に関する記述文)の記述内容を一部抜粋
した内容説明図である。
【図25】File Identifier Descriptor ( File の名
前と対応したFEの記録位置に関する記述文)の記述内
容を一部抜粋した内容説明図である。
【図26】ファイルシステム構造の一例を示す図であ
る。
【図27】UDFに従って情報記憶媒体上にファイルシ
ステムを記録した例を示す図の一部(その1)である。
【図28】UDFに従って情報記憶媒体上にファイルシ
ステムを記録した例を示す図の一部(その2)である。
【図29】UDFに従って情報記憶媒体上にファイルシ
ステムを記録した例を示す図の一部(その3)である。
【符号の説明】
1001…DVD_RTAV Directories 1002…VR_MANGR.IFO 1003…VR_MOVIE.VRO 1004…VR_STILL.VRO 1005…VR_AUDIO.VRO 1006…VR_MANGR.BUP 1007…CE_FILE_AREA.CEF 2001…TOC_FILE.IFO 2002…AV_MANG.MNG 2004…AV_FILE_01.MPG 2005…AV_FILE_02.MPG 2006…UDF_FILE_AREA.UDF
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三村 英紀 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町事業所内 Fターム(参考) 5B082 EA01 JA01 5C052 AA04 AB09 CC06 5D044 AB05 AB07 BC02 CC04 DE03 5D090 AA01 CC14 GG21

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のファイルシステムで管理される論理
    空間を有する情報記憶媒体であって、 異なる2種類のファイルシステムのどちらか一方のファ
    イルシステムで前記論理空間が管理され、この論理空間
    上に他方のファイルシステムの空間領域を指定するため
    のファイルを有することを特徴とする情報記憶媒体。
  2. 【請求項2】所定のファイルシステムで管理される論理
    空間を有する情報記憶媒体に対して、異なる2種類のフ
    ァイルシステムのどちらか一方のファイルシステムで前
    記論理空間を管理し、この論理空間上に他方のファイル
    システムの空間領域を指定するためのファイルを記録す
    ることを特徴とする情報記録方法。
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