JP4419986B2 - データ記録装置及びデータ記録方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

データ記録装置及びデータ記録方法、並びにコンピュータ・プログラム Download PDF

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Description

本発明は、記録メディア上にデータを記録するデータ記録装置及びデータ記録方法、並びにコンピュータ・プログラムに係り、例えばDVD−RW、DVD+RW、CD−RWといったデータ上書き可能(Overwritable)な光ディスクにデータを記録するデータ記録装置及びデータ記録方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
さらに詳しくは、本発明は、OSTA(Optical Storage Technology Association)が規定するUDF(Universal Disk Format)(登録商標)に準じる形式で上書き可能な記録メディアにデータを記録するデータ記録装置及びデータ記録方法、並びにコンピュータ・プログラムに係り、特に、再生専用装置で再生できる状態で上書き可能な記録メディアに対してデータの記録を行なうデータ記録装置及びデータ記録方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
DVD(Digital Versatile Disk)やCD(Compact Disk)といった光学的読み取りを応用したディスク型記録メディア(以下では、「光ディスク」と呼ぶ)が、コンピュータ・ファイルや動画像ストリームの保存用途として、急速に普及してきている。光ディスクは、記憶容量が大きく、ランダム・アクセスが可能である。また、接触型の磁気記録メディアとは異なり、読み取りによる記録面の摩耗や損傷、ヘッド・クラッシュなどの心配がない。また、ディスク表面は頑丈であり、偶発的なデータ消失の危険性も低い。近年では、コンピュータ用の外部記録メディア並びに外部記憶装置としても広く利用に供されている。
例えば、OSTA(Optical Storage Technology Association)が策定するUDF(Universal Disk Format)(登録商標)が互換性の高い光ディスク・フォーマットとして知られている(例えば、非特許文献1を参照のこと)。UDFは、ECMA−167(例えば、非特許文献2を参照のこと)としても知られるISO/IEC 13346標準の実装技術に相当する(ISO/IEC 13346は、ディスク容量やファイル数の大規模化に対応した、ISO9660の後継である)。1990年代にCD−RWメディア並びにCD記録装置の低価格化と相俟って、UDFは書き込み可能光ディスク用途として広範に浸透していった。
UDFでは、パケット書き込み方式を採用することによって、光ディスクに対するファイルの追加や削除といった処理を、通常のファイルシステムを通じて行なうことができる。ここで言うパケット書き込み方式とは、ユーザ・データの前にリンク・ブロックと、4つのRun−In領域を設けるとともに、ユーザ・データの最後に2つのRun−Out領域を設けるパケット構造としてデータ書き込みを行なうものである。ユーザ・データ領域以外に7ブロックを隣接パケット間の接合領域であるリンク領域(Linking Area)として使用する。UDFは、ほとんどのオペレーティング・システム(OS)からも書き込み可能で、且つ書き込んだファイルは特別な読み取りプログラムなしでOS上での再生互換が実現されたファイルシステムであり、ハード・ディスクやフロッピー(登録商標)・ディスク、USB(Universal Serial Bus)フラッシュメモリと同様の方法で、光ディスク内のコンテンツを操作することができる。
UDFでは、光ディスクのアクセス・タイプとして、1:Read Only、2:Write Once、3:Rewritable、4:Overwritableという4通りが規定されている。このうち、タイプ4のOverwritableすなわち上書き可能な光ディスクに対して、UDFに準じてユーザ・データを記録する場合、ファイル・データを記録する区画(Partition)内における空き領域を管理するために、領域毎の未使用状態をビットマップ形式で記述した空間ビットマップ記述子(Space Bitmap Descriptor:SBD)を使用する方法が挙げられる(例えば、特許文献1を参照のこと)。
SBDは、パーティション内の領域に自由に配置することができるが、SBDの場所を指し示すポイント情報を記述した区画記述子(Partition Descriptor:PD)が、ボリューム構造の中身に関する情報を記述したボリューム記述子列(Volume Descriptor Sequence:VDS)内に記述される。VDSもパーティション外の領域に自由に配置することができるが、VDSを指し示すポイント情報からなるAVDP(Anchor Volume Descriptor Pointer)が規定されている。したがって、AVDP、VDS、PDを通してSBDを参照できる仕組みとなっている。
ここで、ユーザの利便性を考慮すると、UDFに準じて上書き記録されている記録メディアを逐次ディスク記録装置から取り出して、再生専用装置でも再生できることが好ましい。例えば、デジタルカメラで撮影してDVDに記録した静止画像や動画像などを取り出して、DVDプレーヤに装填して画像を表示出力し、再びデジタルカメラに装填して撮影画像を記録するといった具合である。
しかしながら、バージョン番号が2.5以降のUDFフォーマットでは、アクセス・タイプが1すなわちRead Onlyの光ディスクの場合はSBDを記録することが禁止されているから、タイプ4のディスクはデータ記録装置と再生専用装置との間で互換性がない、という問題がある。
特開2000−112832号公報 http://www.osta.org/specs/index.htm http://www.ecma−international.org/publications/standards/Ecma−167.htm
本発明の目的は、DVD−RW、DVD+RW、CD−RWといったデータ上書き可能な光ディスクにデータを記録することができる、優れたデータ記録装置及びデータ記録方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
本発明のさらなる目的は、OSTAが規定するUDFに準じる形式で上書き可能な記録メディアにデータを好適に記録することができる、優れたデータ記録装置及びデータ記録方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
本発明のさらなる目的は、再生専用装置で再生できる状態で上書き可能な記録メディアに対してデータの記録を行なうことができる、優れたデータ記録装置及びデータ記録方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
本発明のさらなる目的は、空間ビットマップ記述子(SBD)を記録しないという読み出し専用の光ディスクの禁止事項に準じながら、ディスクのパーティション内における空き領域を好適に管理して上書き可能な光ディスクに対する記録を好適に行なうことができる、優れたデータ記録装置及びデータ記録方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
本発明は、上記課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面は、所定のファイルシステム・フォーマットに準じて、ファイルを上書き可能なパーティションを備えたディスクに対して追加記録を行なうデータ記録装置であって、前記所定のファイルシステム・フォーマットでは、追加記録利用時においてはパーティションにおける空き領域を管理するための空き領域記述情報を前記パーティション内に記録することが許容されるとともに、再生専用利用時においてはパーティション内に空き領域記述情報を記録することが禁止されており、
ディスクの初期化時にパーティションにおける空き領域を管理するための空き領域記述情報をディスク上に記録するディスク初期化手段と、
ディスク上に記録されている空き領域記述情報を参照してパーティション内の空き領域を探し、該探し出された空き領域へのファイル・データを記録するとともに空き領域記述情報を更新するデータ記録手段と、
再生専用利用時のために空き領域記述情報を隠蔽する空き領域記述情報隠蔽手段と、
ディスク装填時に、該ディスクが追加記録可能かどうかを検知して、空き領域記述情報を利用して追加記録をすることができるかどうかを判別するディスク判別手段と、
を具備することを特徴とするデータ記録装置である。
本発明は、例えば、OSTAが規定するUDFに準じるファイルシステムに基づいて、DVD−RWやDVD+RW、CD−RWといった上書き可能な光ディスクなどの記録メディアに対してデータの追加記録を行なうデータ記録装置に関する。
上書き可能な光ディスクに対して、UDFに準じてユーザ・データを記録する場合、ファイル・データを記録するパーティション内における空き領域を管理するために、領域毎の未使用状態をビットマップ形式で記述した空間ビットマップ記述子(SBD)を使用する方法が挙げられる。
ここで、ユーザの利便性を考慮すると、UDFに準じて上書き記録されている記録メディアを逐次ディスク記録装置から取り出して、再生専用装置でも再生できることが好ましい。しかしながら、バージョン番号が2.5以降のUDFフォーマットでは、アクセス・タイプが1すなわちRead Onlyの光ディスクの場合はSBDを記録することが禁止されているから、タイプ4のディスクはデータ記録装置と再生専用装置との間で互換性がない、という問題がある。
そこで、本発明に係るデータ記録装置では、DVD−RWやDVD+RW、CD−RWといった上書き可能な光ディスクなどの記録メディアに対して、UDFに準じてユーザ・データの追加記録を行なう際に、SBDを記録しないというバージョン番号が2.5以降のUDFフォーマットの禁止事項に抵触しない形式で空き領域を管理しながら、ユーザ・データの追記を行なうようにした。
本発明の第1の側面に係るデータ記録装置では、ディスクの初期化時にパーティションにおける空き領域を管理するための空き領域記述情報をディスク上に記録して、この空き領域記述情報を参照してパーティション内の空き領域を探して、ファイル・データを記録するが、ディスクを排出するときには、再生専用利用時に備えて空き領域記述情報を隠蔽することによって、2.5以降のUDFフォーマットの禁止事項に抵触しないようにしている。また、ディスク装填時には、該ディスクが追加記録可能かどうかを検知して、空き領域記述情報を利用して追加記録をすることができるかどうかを判別する。
具体的には、本発明の第1の側面に係るデータ記録装置DVD−RWやDVD+RW、CD−RWといった上書き可能な光ディスクなどの記録メディアに対して、UDFに準じてユーザ・データの追加記録を行なう際に、パーティションの空き領域を管理するための空き領域記述ファイルをパーティション内で独自に作成するか、又はパーティションの空き領域を管理するための空き領域記述データをパーティション外で独自に作成しておく。
そして、当該装置に光ディスクが装填された際には、アクセス・タイプが1すなわちRead Onlyに設定されている場合であっても、空き領域記述ファイル又は空き領域記述データの存在を確認した場合には、上書き可能な光ディスクであると認識して、空き領域記述ファイル又は空き領域記述データの内容をメンテナンスしながら、ユーザ・データの追加記録を行なうようにする。
したがって、本発明の第1の側面に係るデータ記録装置によれば、SBD以外の形態でパーティション内の空き領域の管理を行なうので、2.5以降のUDFフォーマットの禁止事項に抵触しない形式で空き領域を管理しながら、ユーザ・データの追記を行なうことができる。
あるいは、本発明の第1の側面に係るデータ記録装置では、UDFに準ずる形式で光ディスクを初期化する際には、空間ビットマップ記述子(SBD)を記録しておく。また、当該装置内に光ディスクが装填されてから取り出されるまでの間は、アクセス・タイプの如何に拘わらず、空間ビットマップ記述子(SBD)を利用して、パーティションへのユーザ・データの追加記録を行なう。
そして、当該装置から光ディスクを取り出す際には、パーティション記述子(PD)に記録されている空間ビットマップ記述子(SBD)へのポインタ情報を、パーティション内における独自のSBDポインタ情報退避用ファイル、又は、パーティション外における独自のSBDポインタ情報退避用データにバックアップした上で、そのポインタ情報を(VDSから)消去する。
また、当該装置に光ディスクが装填されたときには、ファイル・システム・データを認識する際に、空間ビットマップ記述子(SBD)へのポインタ情報をバックアップしたSBDポインタ情報退避用ファイル又はSBDポインタ情報退避用データが存在するかどうかを確認し、これらのファイル又はデータが検出されたときには、空間ビットマップ記述子(SBD)を復元するとともにこれをメンテナンスしながら、パーティションへのユーザ・データの追加記録を引き続き行なう。
このような場合、SBDを利用して光ディスクのパーティション内の空き領域を管理することにより、ユーザ・データの追加記録を行なうことができるとともに、当該装置から光ディスクを取り出した時点では、再生装置からはSBDは見えなくなるので、SBDを記録しないというバージョン番号が2.5以降のUDFフォーマットの禁止事項に抵触しない。また、再び本発明に係るデータ記録装置に装填すると、SBDを復元することにより、パーティション内の空き領域を管理しながら、引き続き光ディスクへのユーザ・データの追加記録を行なうことができる。
また、本発明の第2の側面は、所定のファイルシステム・フォーマットに準じて、ファイルを上書き可能なパーティションを備えたディスクに対して追加記録を行なうための処理をコンピュータ上で実行するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムであって、前記所定のファイルシステム・フォーマットでは、追加記録利用時においてはパーティションにおける空き領域を管理するための空き領域記述情報を前記パーティション内に記録することが許容されるとともに、再生専用利用時においてはパーティション内に空き領域記述情報を記録することが禁止されており、前記コンピュータに対し、
ディスクの初期化時にパーティションにおける空き領域を管理するための空き領域記述情報をディスク上に記録するディスク初期化手順と、
ディスク上に記録されている空き領域記述情報を参照してパーティション内の空き領域を探し、該探し出された空き領域へのファイル・データを記録するとともに空き領域記述情報を更新するデータ記録手順と、
再生専用利用時のために空き領域記述情報を隠蔽する空き領域記述情報隠蔽手順と、
ディスク装填時に、該ディスクが追加記録可能かどうかを検知して、空き領域記述情報を利用して追加記録をすることができるかどうかを判別するディスク判別手順と、
を実行させることを特徴とするコンピュータ・プログラムである。
本発明の第2の側面に係るコンピュータ・プログラムは、コンピュータ上で所定の処理を実現するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムを定義したものである。換言すれば、本発明の第2の側面に係るコンピュータ・プログラムをコンピュータにインストールすることによって、コンピュータ上では協働的作用が発揮され、本発明の第1の側面に係るデータ記録装置と同様の作用効果を得ることができる。
本発明によれば、DVD−RW、DVD+RW、CD−RWといったデータ上書き可能な光ディスクに対して、OSTAが規定するUDFに準じる形式でユーザ・データの追加記録を好適に行なうことができる、優れたデータ記録装置及びデータ記録方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することができる。
また、本発明によれば、UDFフォーマットに準じるとともに、再生専用装置で再生できる状態で上書き可能な記録メディアに対してデータの記録を行なうことができる、優れたデータ記録装置及びデータ記録方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することができる。
また、本発明によれば、空間ビットマップ記述子(SBD)を記録しないという読み出し専用の光ディスクの禁止事項に準じながら、ディスクのパーティション内における空き領域を好適に管理して上書き可能な光ディスクに対する記録を好適に行なうことができる、優れたデータ記録装置及びデータ記録方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することができる。
本発明に係るデータ記録装置によれば、SBD以外の形態でパーティションの空き領域の管理を行なう、あるいは、光ディスクを装填している間はSBDを用いてパーティションの空き領域を管理するが、光ディスクを装置から取り出すときにはSBDへのポインタ情報を再装填時に復元可能な形態で退避させるので、2.5以降のUDFフォーマットの禁止事項に抵触しない形式でユーザ・データの追加記録を行なうことができる。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳解する。
A.装置構成:
本発明に係るデータ記録装置は、OSTAが規定するUDFに準じるファイルシステムに基づいて、DVD−RW、DVD+RW、CD−RWといった上書き可能な光ディスクなどの記録メディアにデータを複数回にわたって追加記録を行なうが、1つの典型的な装置構成例として、固体撮像素子で捕捉した画像をデジタル化するデジタルカメラを挙げることができる。
図1には、本発明の一実施形態に係るデジタルカメラ10のハードウェア構成を模式的に示している。
被写体を撮像するカメラ・ブロック1は、被写体像を取り込むレンズ、入力光量に応じて光電変換により電気的な画像信号を生成するCCD(ChargeCoupled Device)やCMOS(Complementary Mental−Oxide Semiconductor)などの固体撮像素子、画像信号をデジタル変換するA/D変換器、デジタル画像信号からRGB信号を算出するデモザイク処理部など(図示を省略)で構成される。
画像信号演算処理部2では、RGB信号から色差及び輝度信号への色基準形変換や、JPEGやMPEG形式などへの符号化圧縮処理などを行なう。また、画像信号演算処理部2は、処理した画像信号を、液晶表示ディスプレイ(Liquid Crystal Display:LCD)などで構成される表示部7に供給して、画像出力する。
記録部4は、画像信号演算処理部2で符号化圧縮された画像ファイルを、データ・バッファ3経由で受け取って、光ディスクなどの装填中の記録メディア4−1に記録する。本実施形態では、OSTAが規定するUDFに準じるファイルシステムに基づいて、記録メディアにデータを複数回にわたって追加記録を行なわれるが、この点の詳細については後述に譲る。
中央処理部5は、RAM(Random Access Memory)な度で構成される一時記憶媒体6に実行プログラムをロードするとともにシステム変数や環境変数を一時的に格納しながら、OSが提供する実行環境下でプログラムを実行するという形式で当該デジタルカメラ10全体の処理動作を統括的にコントロールする。ここで言う処理動作としては、カメラ・ブロック1における動画像撮影やこれに伴うオート・フォーカス機能、自動露光、手振れ補正、オート・シャッターといったカメラ・ワーク、記録部4における記録メディア4−1へのデータ記録などである。
図2には、記録部4の内部ハードウェア構成を示している。
OP(Optical Pickup)部13は、対物レンズ、レーザ・ダイオード(LD)、レーザ・ダイオード・ドライバ(LDdrv)、フォトディテクトIC(Photo Detect IC)、ハーフ・ミラーなどで構成される。データ再生時には、照射したレーザ光に対する光ディスク25の記録面からの反射光信号を検出してRF処理部14へ出力する。また、データ記録時には、ピット形成に必要な信号処理部17からのレーザの点滅・駆動信号(DECEFMW)、レーザ強度と明滅の最適値を示すライトストラテジ信号などに基づいて光ディスク25に対してデータ書き込みを行なう。ライトストラテジとは、書き込み後のピット・サイズが規格を満たすように、書き込み時のレーザ・パルスをピット毎に時間方向とレベル方向に修正する技術である。
RF処理部14は、OP部13から検出されたビーム・シグナル、サイド、メインからなる8系統の信号を、サンプリング及びホールドして演算処理し、8系統の信号のうちの所定の信号からFE(フォーカス誤差)、TE(トラッキング誤差)、MIRR(ミラー)、ATIP(Absolute Time In Pregroove)、読み出し主信号などの信号を生成する。RF処理部14は、生成した信号のうち、FMDT(周波数変調データ)、FMCK(周波数変調クロック)、TE、FEをサーボ信号処理部15へ出力し、試し書きによって検出したレーザ強度の最適値(OPC:Optical Power Calibration)信号及びレーザ点滅・駆動信号を信号処理部17へ出力し、MIRRを中央処理部5へ出力する。
サーボ信号処理部15は、RF処理部14からのFMDT、FMCK、TE、FEを入力すると、中央処理部5からの指示により光ディスク特有の各種サーボ制御信号を生成し、アナログ・フィルタ処理部16へ出力する。
アナログ・フィルタ処理部16は、サーボ信号処理部15からの各種サーボ制御信号を基にアナログ信号を生成して、スピンドル・ドライバ18、スレッド・ドライバ19、トラッキング・ドライバ20、フォーカス・ドライバ21へ出力する。
信号処理部17は、中央処理部5の制御により、RF処理部14からのOPC、DECEFMを入力し、CIRC(Cross Interleave Reed−Solomon Code)復号及び符号化、ライトストラテジ、ADDrデコード、アシンメトリ、ランニングOPCなどの処理を行なう。光ディスク25に対してデータの書き込みを行なう場合は、レーザの点滅・駆動信号、レーザ強度の最適値を示す信号などの信号をOP部13に出力する。
スピンドル・ドライバ18は、アナログ・フィルタ処理部16からの信号に基づいてスピンドル・モータ22の回転を制御する。スレッド・ドライバ19は、アナログ・フィルタ処理部16からの信号に基づいてスレッド・モータ23のスレッド動作を制御する。トラッキング・ドライバ20は、アナログ・フィルタ処理部16からの信号に基づいてOP部13を揺動して、光ディスク25の記録面に照射されるビームスポットの位置を制御する。フォーカス・ドライバ21は、アナログ・フィルタ処理部16からの信号に基づいてOP部13を光ディスク25の記録面に対して垂直方向に動かして、レーザの焦点調整を制御する。スピンドル・モータ22は、スピンドル・ドライバ18からの信号に基づいて光ディスク25を回転させる。スレッド・モータ23は、スレッド・ドライバ19からの信号に基づいてOP部13のスレッド動作を行なう。
中央処理部5は、一時記憶媒体6をワークメモリとして使用するが(前述)、例えば、ファイルやディレクトリの更新、追加、削除などに伴ってその都度更新されるUDFファイルシステムに関するファイル・システム・データを当該装置1の主電源がオフになる直前まで記憶する。
光ディスク25からデータを読み出す際、記録面から反射されたレーザ・ダイオードの光は、OP部13のレンズ光学系で読取られる。レンズ光学系からの光は、PDICによって電気信号に変換され、RF処理部14内でサンプリング及びホールドされ、8つのそれぞれ所定の信号からFE、TE、MIRR、ATIP、読み出し主信号などの信号が演算処理により生成される。
まず、RF処理部14で求められたFEは、サーボ信号処理部15で特性を調整された後、アナログ・フィルタ処理部16を経て、フォーカス・ドライバ21に入力される。フォーカス・ドライバ21は、OP部13のレンズ駆動フォーカス・コイル(図示しない)を上下方向に移動し、フォーカスのずれを修正する。
また、RF処理部14で求められたTEは、サーボ信号処理部15にてAC成分を取り出してデジタル・フィルタ処理を施した後、アナログ・フィルタ処理部16を通り、トラッキング・ドライバ20に入力される。トラッキング・ドライバ20は、OP部13のレンズ駆動トラッキング・コイルを半径方向へと微動させ、トラッキングのずれを修正する。
また、RF処理部14で求められたTEは、サーボ信号処理部15にてDC成分を取り出してデジタル・フィルタ処理を施した後、アナログ・フィルタ処理部16を通り、スレッド・ドライバ19に入力される。スレッド・ドライバ19は、スレッド・モータを動作させ、OP部13全体を記録媒体の径方向に移動し、スレッド動作のずれを修正する。シーク動作時には、このスレッド制御の電圧を外部から意図的に加えることによって強制的にスレッド・モータを駆動している。
このようにしてTEのAC成分を基にレンズのみが径方向に微動されるトラッキング動作が行なわれるとともに、DC成分を基にOP部13全体を径方向に移動するスレッド動作が行なわれる。
RF処理部14から出力される記録媒体の反射率変化の検出信号(ミラー)は、OP部13がトラックを横切る際に検出されるので、ミラーをカウントすることによって、現在のシーク位置及び読取り位置の検出、光ピックアップ動作の開始及び停止を行なう。
スピンドル・モータ22の制御は、ATIP処理に基づいて行なわれる。光ディスク25に書き込まれているウォッブル(Wobble)溝と呼ばれる蛇行した溝には、径方向に22.05KHzの中心周波数で+/−1KHzのFM変調により、時間情報が記録されている。変調されているのは、Bi−Phase変調されたATIPと呼ばれる時間情報である。
フォーカスとトラッキングが合っているとき、RF処理部14では、入力された8信号の所定の組み合わせからウォッブル信号が取り出される。FM復調、ATIP復号が施され、FMCKとFMDTとして取り出される。FMDTは、サーボ信号処理部15にて光ディスク25の絶対時間位置、すなわちアドレスとその他の付加情報として分類された所定のレジスタに格納され、それに応じてデータの読み出しを行なう。
RF処理部14において、8信号の所定の組み合わせから記録ピットに対応した信号を取り出して等化処理をした後、EFM(Eight to Fourteen Moduration)信号の形式のまま信号処理部17に供給される。信号処理部17で、CIRCに基づいた復号を行なって所望のデータを得ることができる。
光ディスク25に対してデータを書き込む際、まず始めにリードイン領域にピックアップを移動してATIP情報を読出す。さらに、その中からスペシャル・インフォメーションの部分を読出し、リードイン領域の開始位置を知る。開始位置は、通常、時間情報として格納されている。スペシャル・インフォメーションに書き込まれている情報は、光ディスク25の個別識別コードに相当するものである。当該装置1では、この個別識別コードに対応するライトストラテジ・パラメータと他の関連パラメータとをテーブルとしてあらかじめ記憶している。記録媒体毎には、あらかじめこの補正パラメータが用意されている。
次に、レーザ出力の最適値を決定するためのOPC(Optical Power Caribration)動作を行なう。上述のライトストラテジが書き込みピット毎のレーザの詳細な制御であるのに対して、OPCは、全体の最適値を算出するための動作である。OPCを行なうことによって、理想的な読み取り目標値に対応した書き込み設定値を得る。
データの書き込みは、データ・バッファ3中に用意された圧縮済みの撮影画像データに対してCIRCやEFMの符号化処理を行なった後に、ピット形成に必要なレーザの点滅・駆動信号、ライトストラテジ信号としてOP部13のレーザ・ドライバに入力される。このとき、ATIPを復号して得られるFMDT信号から得られるフレーム単位のアドレスを基準としてファイルシステムに沿って、所定の位置にタイミングを合わせて書込みが行なわれる。最初の書込みでは、後のクローズ・セッションの際にリードイン領域となる約20メガバイト分の領域をスキップした位置から書き込みを開始する。
B.光ディスクへの追加記録動作:
本実施形態に係るデータ記録装置1では、OSTAが規定するUDFに準じるファイルシステムに基づいて光ディスク25に対してデータ記録を行なうが、DVD−RWやDVD+RW、CD−RWなどの上書き可能な記録メディアに対し、ディスク再生専用装置との間で互換性を確保しながら追加記録を行なう点に特徴がある。
上書き可能な光ディスクに対して、UDFに準じてユーザ・データを記録する場合、ファイル・データを記録するパーティション内における空き領域を管理するために、領域毎の未使用状態をビットマップ形式で記述した空間ビットマップ記述子(SBD)を使用する方法が挙げられる。しかしながら、バージョン番号が2.5以降のUDFフォーマットでは、アクセス・タイプが1すなわちRead Onlyの光ディスクの場合はSBDを記録することが禁止されているから、タイプ4のディスクはデータ記録装置と再生専用装置との間で互換性がない、という問題がある。
そこで、本実施形態では、DVD−RWやDVD+RW、CD−RWといった上書き可能な光ディスクなどの記録メディアに対して、UDFに準じてユーザ・データの追加記録を行なう際に、SBDを記録しないというバージョン番号が2.5以降のUDFフォーマットの禁止事項に抵触しない形式で空き領域を管理しながら、ユーザ・データの追記を行なうようにした。
具体的には、空き領域を記述するファイル又はデータをSBDとは別に独自に作成してパーティション内の空き領域のメンテナンスを行ないながら追加記録する方法と、ディスクを装填中はSBDを利用してパーティションへの追加記録を行なうがディスク排出時にはSBDへのポインタ情報を退避用ファイル又はデータとして保管した後に削除して再生専用装置から隠蔽し、再び装填したときに復元する方法の2通りが考えられる。以下では、それぞれの方法について詳解する。
B−1.独自の空き領域記述ファイル/データを用いてパーティション内をメンテナンスする方法
この方法では、DVD−RWやDVD+RW、CD−RWといった上書き可能な光ディスクなどの記録メディアに対して、UDFに準じてユーザ・データの追加記録を行なうために、ディスクの初期化処理時において、パーティションの空き領域を管理するための空き領域記述データをパーティション外で独自に作成するか、又は、パーティションの空き領域を管理するための空き領域記述ファイルをパーティション内で独自に作成しておく。
空き領域記述データや空き領域記述ファイルの内容は、光ディスク上の空き領域を管理するための情報を含むものであれば、その形式は特に限定されない。本実施形態では、光ディスクの各セクタに対応するビットマッフと、有効ビット数を含むデータ構造とする。また、ビットマップ中の各ビットには、対応するセクタが使用済みの場合にはオン(すなわち値1)、未使用の場合はオフ(すなわち値0)が書き込まれる。
図3には、空き領域記述データをパーティション外で独自に作成した場合の、光ディスクに対して初期化処理を実行した直後のデータ・レイアウトを示している。
例えば最内周から16番目の論理セクタからVRS(Volume Recognition Sequence)と呼ばれる標準情報が書き込まれる。VRSは、ボリューム構造に関するタイプ、識別子、バージョン情報といった情報を記述した1又は複数のボリューム構造記述子(Volume Structure Descriptor)からなる。VRSの内容自体は本発明の要旨に直接関連しないので、ここではこれ以上説明しない。
また、ユーザ・データをファイルとして保存するパーティション外の論理セクタ領域に、VDS(Volume Descriptor Sequence)、LVIS(Logical Volume Integrity Sequence)、AVDP(Anchor Volume Descriptor Pointer)といった、ファイル・システム・データが記録される。
VDSは、ルート・ディレクトリへのポインタ情報などのボリューム構造の中身に関する情報を記述したデータであり、2個のVDSが配置される。AVDPは、2個のVDSをそれぞれ指し示すポインタ情報である。LVISには、パーティション内のファイル数、ディレクトリ数、メディア残量などが記述される。
UDFでは、パーティション外の論理セクタ領域でVDSやLVISを自由に配置することが許容されている。但し、データ書き込みに関する制限事項や必須条件の1つとして、AVDPを256番目の論理セクタと、記録が済んだ最後の論理セクタ番号N及びNから256セクタだけ手前の論理セクタ番号の少なくとも2箇所にAVDPを記録することが取り決められている。
したがって、パーティション内のファイル・データに対しては、AVDP→VDS→ファイル集合記述子(File Set Descriptor:FSD)→ルート・ディレクトリのファイル・エントリ(File Entry:FE)→ルート・ディレクトリの情報制御ブロック(Information Control Block:ICB)→ルート・ディレクトリ内のファイル識別情報記述子(File Identifier Descriptor:FID)→ファイルのICB→データという順でパーティション内のデータ・ファイルにアクセスすることができる。
初期化直後には、パーティション内にはまだユーザ・データ・ファイルが記録されておらず、ファイル集合記述子列(File Set Descriptor Sequence:FSDS)と、ルート・ディレクトリのFE並びにFIDしか存在しない。パーティション内の空き領域管理は、未使用セクタにビット1を立て、使用済み領域にビット0を書き込むというビットマップ形式のデータとして管理することができる。図3に示した例では、このビットマップ・データがパーティション外の空き領域記述データとして書き込まれる。VDSは、空き領域記述データへのポインタ情報を含んでいる。空き領域記述データを記録した領域は、Unallocated Space Descriptorで参照し内容にし、使用済みの領域となる。
また、図4には、空き領域を管理するためのデータを書き込んだ空き領域記述ファイルをパーティション内で独自に作成した場合の、光ディスクに対して初期化処理を実行した直後のデータ・レイアウトを示している。
例えば最内周から16番目の論理セクタからVRSが書き込まれる。また、ユーザ・データをファイルとして保存するパーティション外の論理セクタ領域に、VDS、LVIS、AVDPといった、ファイル・システム・データが記録される。UDFでは、パーティション外の論理セクタ領域でVDSやLVISを自由に配置することが許容されているが、AVDPを256番目の論理セクタと、記録が済んだ最後の論理セクタ番号N及びNから256セクタだけ手前の論理セクタ番号の少なくとも2箇所にAVDPを記録することが取り決められている(同上)。
パーティション内の空き領域管理は、未使用セクタにビット1を立て、使用済み領域にビット0を書き込むというビットマップ形式のデータとして管理することができる。初期化直後には、パーティション内にはまだユーザ・データ・ファイルが記録されておらず、FSDSと、ルート・ディレクトリのFE並びにFIDと、空き領域をビットマップ表現したデータを保存する空き領域記述ファイル及び空き領域記述ファイルへのFEしか存在しない。図4に示した例では、空き領域記述ファイル及びそのFEの記録に使用した領域もビット0で表現したビットマップ・データが空き領域記述ファイルに書き込まれている。
図5には、光ディスクをフォーマッティングするための処理手順をフローチャートの形式で示している。
まず、UDFに準ずるファイル・システム・データをディスク上に記録する(ステップS1)。具体的には、例えば最内周から16番目の論理セクタからVRSを書き込む。また、ユーザ・データをファイルとして保存するパーティション外の論理セクタ領域に、VDS、LVIS、AVDPといったファイル・システム・データを記録する。
そして、別途定義されている記録可否識別データの記録を行なって(ステップS2)、ディスクのフォーマッティングを終了する。
記録可否識別データは、パーティション内の未使用領域に関するデータのことであり、パーティション内の空き領域をビットマップ形式で表現される。記録可否識別データは、図3に示したようにパーティション外の空き領域記述データとして記録することができる。この場合、ステップS2の追記可否識別データの記録処理では、パーティション外の特定の位置に空き領域記述データが記録される(図6を参照のこと)。
また、記録可否識別データを、図4に示したようにパーティション内の空き領域記述ファイルとして記録することができる。図7には、この場合の処理手順をフローチャートの形式で示している。
まず、パーティション内に、空き領域を管理するための空き領域記述ファイルを記録する(ステップS21)。
次いで、空き領域記述ファイルへのFEをVDSに記述する、LVISにおけるファイル数やメディア残量を更新するといった、ファイル・システム・データの記録・更新処理を行なう(ステップS22)。
そして、空き領域記述ファイル内のビットマップを参照し、使用済み領域のビットをオフにする(ステップS23)。例えば、空き領域記述ファイルの記録領域に相当するビット位置の値を0に書き換える。
図8には、記録部4に新たにディスクが装填されたときに行なう処理手順をフローチャートの形式で示している。
まず、AVDP→VDSという順でファイル・システム・データを取得して、その解析を行なう(ステップS31)。
次いで、図3若しくは図4に示したように記録されている空き領域記述データ又は空き領域記述ファイルを取得して、装填中のディスクのパーティション内にデータを追加記録が可能かどうかを判定処理する(ステップS32)。この判定処理は別途定義されている。
ここで、追加記録が不可能と判定された場合には、以後は読み取り専用ディスクとして認識し(ステップS34)、追加記録が可能と判定された場合には、以後は追加記録が可能なディスクとして認識する(ステップS35)。
図9には、図8に示したフローチャートのステップS32で実行される、ディスクへの追加記録の可否判定処理の手順を示している。図示の処理手順は、ディスクが図3に示したようにフォーマットされている場合に適用される。
この場合、パーティション外の特定位置に、空き領域記述データが存在するかどうかを確認する(ステップS41)。
また、図10には、図8に示したフローチャートのステップS32で実行される、ディスクへの追加記録の可否判定処理についての他の手順を示している。図示の処理手順は、ディスクが図4に示したようにフォーマットされている場合に適用される。
この場合、パーティション内において、空き領域記述ファイルが存在するかどうかを確認する(ステップS51)。
図11には、フォーマットした後のディスクのパーティション内にユーザ・データ・ファイルを記録するための処理手順をフローチャートの形式で示している。
まず、パーティション外の特定位置から空き領域記述データ、又は、パーティション内から空き領域記述ファイルを読み出して、ビットマップ・データを参照して、ユーザ・データを書き込むことができる空き領域を探し出す(ステップS61)。
次いで、空き領域にユーザ・データ・ファイルを記録する(ステップS62)。また、これに伴って、当該・ユーザ・データ・ファイルへのFEをVDSに記述する、LVISにおけるファイル数やメディア残量を更新するといった、ファイル・システム・データの記録・更新処理を行なう(ステップS63)。
そして、空き領域記述データ又は空き領域記述ファイル内のビットマップを参照し、ステップS62でユーザ・データ・ファイルを記録した領域に相当するビット位置のビットをオフにする(ステップS64)。
図11に示した処理手順では、パーティション内に1つのユーザ・データ・ファイルを記録する度にファイルシステムを記録/更新するように動作するが、光ディスクが記録部4に装填されている間は2以上のユーザ・データ・ファイルの追加記録に必要なファイルシステム情報を一時記憶媒体6などのメモリ上に一時的に保持しておき、ディスクを排出するタイミングでこれらをまとめて記録/更新するように構成することもできる。
図12には、図3に示したデータ・レイアウト上で、新規にユーザ・データ・ファイルを記録した後のデータ・レイアウトを示している。この場合、パーティション外の空き領域記述データのビットマップを参照すると、追加記録されたユーザ・データ・ファイルに対応するビット位置ではビットがオフにされる。
また、図13には、図4に示したデータ・レイアウト上で、新規にユーザ・データ・ファイルを記録した後のデータ・レイアウトを示している。この場合、パーティション内の空き領域記述ファイル中のビットマップを参照すると、追加記録されたユーザ・データ・ファイルに対応するビット位置ではビットがオフにされる。
B−2.ディスク排出時にSBDへのポインタ情報を退避して再生専用装置からSBDを隠蔽する方法
この方法では、UDFに準ずる形式で光ディスクを初期化する際には、SBDを記録しておく。また、当該装置内に光ディスクが装填されてから取り出されるまでの間は、アクセス・タイプの如何に拘わらず、SBDを利用してパーティションへのユーザ・データの追加記録を行なう。
そして、記録部4から光ディスク25を取り出す際には、VDS内のパーティション記述子(PD)に記録されているSBDへのポインタ情報を、パーティション内における独自のSBDポインタ情報退避用ファイル、又は、パーティション外における独自のSBDポインタ情報退避用データにバックアップした上で、VDSから消去する。
また、記録部4に光ディスク25が装填されたときには、ファイル・システム・データを認識する際に、SBDへのポインタ情報をバックアップしたSBDポインタ情報退避用ファイル又はSBDポインタ情報退避用データが存在するかどうかを確認し、これらのファイル又はデータが検出されたときには、SBDを復元し、SBDをメンテナンスしながらパーティションへのユーザ・データの追加記録を引き続き行なう。
したがって、この方法によれば、SBDを利用してパーティション内の空き領域を管理しながらユーザ・データの追加記録を行なうが、記録部4から光ディスクを取り出した時点では、再生装置からはSBDは見えなくなるので、SBDを記録しないというバージョン番号が2.5以降のUDFフォーマットの禁止事項に抵触しない。また、再び記録部4に光ディスク25を装填すると、SBDを復元することにより引き続き光ディスクへのユーザ・データの追加記録を行なうことができる。
図14には、SBDを用いる場合の、光ディスクに対して初期化処理を実行した直後のデータ・レイアウトを示している。
例えば最内周から16番目の論理セクタからVRSが書き込まれる。また、ユーザ・データをファイルとして保存するパーティション外の論理セクタ領域に、VDS、LVIS、AVDPといった、ファイル・システム・データが記録される。UDFでは、パーティション外の論理セクタ領域でVDSやLVISを自由に配置することが許容されているが、AVDPを256番目の論理セクタと、記録が済んだ最後の論理セクタ番号N及びNから256セクタだけ手前の論理セクタ番号の少なくとも2箇所にAVDPを記録することが取り決められている(同上)。
初期化直後には、パーティション内にはまだユーザ・データ・ファイルが記録されておらず、FSDSと、ルート・ディレクトリのFE並びにFIDと、空き領域をSBDが記録されている。SBD内では、パーティション内の空き領域をビットマップ表現したデータとして管理しており、SBDを記録した記録領域もビット0が記録される。また、VDS内には、SBDへのポインタ情報であるPD(前述)が記録される。
図15には、この場合のディスク初期化手順を示している。当該ディスクのアクセス・タイプを上書き可能(Overwritable)として、UDFファイル・システム・データを記録する(ステップS71)。すなわち、パーティション外の論理セクタ領域に、VDS、LVIS、AVDPといったファイル・システム・データを記録するとともに、パーティション内にはSBDを記録する。
図16には、フォーマットした後のディスクのパーティション内にユーザ・データ・ファイルを記録するための処理手順をフローチャートの形式で示している。
まず、SBDに記録されているビットマップを参照して、ユーザ・データを書き込むことができる空き領域を探し出す(ステップS81)。
次いで、空き領域にユーザ・データ・ファイルを記録する(ステップS82)。また、これに伴って、当該ユーザ・データ・ファイルへのFEをVDSに記述する、LVISにおけるファイル数やメディア残量を更新するといった、ファイル・システム・データの記録・更新処理を行なう。
そして、SBD内のビットマップを参照し、ステップS82でユーザ・データ・ファイル及びそのFEを記録した領域に相当するビット位置のビットをオフにする(ステップS83)。
図16に示した処理手順では、パーティション内に1つのユーザ・データ・ファイルを記録する度にファイルシステムやSBDを記録/更新するように動作するが、光ディスクが記録部4に装填されている間は2以上のユーザ・データ・ファイルの追加記録に必要なファイルシステム情報を一時記憶媒体6などのメモリ上に一時的に保持しておき、ディスクを排出するタイミングでこれらをまとめて記録/更新するように構成することもできる。
図17には、図14に示したデータ・レイアウト上で、新規にユーザ・データ・ファイルを記録した後のデータ・レイアウトを示している。この場合、パーティション内のSBDのビットマップを参照すると、追加記録されたユーザ・データ・ファイルに対応するビット位置ではビットがオフにされる。
バージョン番号が2.5以降のUDFフォーマットでは、アクセス・タイプが1すなわちRead Onlyの光ディスクの場合はSBDを記録することが禁止されている。そこで、記録部4から光ディスク25を取り出す際には、再生専用装置に対してSBDを隠蔽するための操作を施す。具体的には、VDS内のパーティション記述子(PD)に記録されているSBDへのポインタ情報を、パーティション外における独自のSBDポインタ情報退避用データ、又は、パーティション内における独自のSBDポインタ情報退避用ファイルにバックアップした上で、VDSから消去する。
図18には、VDS内のパーティション記述子(PD)に記録されているSBDへのポインタ情報をパーティション外における独自のSBDポインタ情報退避用データとしてバックアップするための処理手順をフローチャートの形式で示している。
VDS内のパーティション記述子(PD)に記録されているSBDへのポインタ情報を退避するためのBDポインタ情報退避用データを、パーティション外の特定位置に記録して(ステップS91)、VDSからPDの情報を消去する。
そして、ディスクのアクセス・タイプをReadOnlyに設定して、ファイル・システム・データを更新する(ステップS92)。
SBD自体はパーティション内に残されているが、VDSからPDが消去されているので、パーティション外のSBDポインタ情報退避用データからVDSにPDの情報を復元しない限り、SBDの存在は隠蔽される(図19を参照のこと)。したがって、Read Onlyの光ディスクの場合はSBDを記録することを禁止したバージョン番号が2.5以降のUDFフォーマットを遵守することと等価であり、記録部4から排出したディスクを再生専用装置に装填して利用することができる。
また、図20には、VDS内のパーティション記述子(PD)に記録されているSBDへのポインタ情報をパーティション外における独自のSBDポインタ情報退避用データとしてバックアップするための処理手順をフローチャートの形式で示している。
SBDに記録されているビットマップを参照して、ユーザ・データを書き込むことができる空き領域を探し出す。そして、VDS内のパーティション記述子(PD)に記録されているSBDへのポインタ情報を退避するためのSBDポインタ情報退避用ファイルを作成して、同ファイルとそのファイル・エントリ(FE)をパーティション内で探し出された空き領域に記録して(ステップS101)、VDSからPDの情報を消去する。
次いで、SBDポインタ情報退避用ファイルへのFEをVDSに記述する、LVISにおけるファイル数やメディア残量を更新するといった、ファイル・システム・データの記録・更新処理を行なう(ステップS102)。
次いで、SBD内のビットマップを参照し、ステップS102でSBDポインタ情報退避用ファイル及びそのFEを記録した領域に相当するビット位置のビットをオフにする(ステップS103)。
そして、ディスクのアクセス・タイプをReadOnlyに設定して、ファイル・システム・データをさらに更新する(ステップS104)。
SBD自体はパーティション内に残されているが、VDSからPDが消去されているので、パーティション内のSBDポインタ情報退避用ファイルからVDSにPDの情報を復元しない限り、SBDの存在は隠蔽される(図21を参照のこと)。したがって、Read Onlyの光ディスクの場合はSBDを記録することを禁止したバージョン番号が2.5以降のUDFフォーマットを遵守することと等価であり、記録部4から排出したディスクを再生専用装置に装填して利用することができる。
一方、記録部4に光ディスク25が装填されたときには、ファイル・システム・データを認識する際に、SBDへのポインタ情報をバックアップしたSBDポインタ情報退避用ファイル又はSBDポインタ情報退避用データが存在するかどうかを確認し、これらのファイル又はデータが検出されたときには、PDをVDSに復元して、SBDをメンテナンスしながら追加記録を行なえる状態を回復する。
図22には、記録部4に新たにディスクが装填されたときに行なう処理手順をフローチャートの形式で示している。
まず、AVDP→VDSという順でファイル・システム・データを取得して、その解析を行なう(ステップS111)。
次いで、装填中のディスクのパーティション内にデータを追加記録が可能かどうかを、別途定義されている判定処理に従って判定する(ステップS112)。この判定方法は、SBDポインタ情報をパーティション外のデータとして退避したか、又はパーティション内のファイルとして退避したかによって手順が異なる。
ここで、追加記録が不可能と判定された場合には、以後は読み取り専用ディスクとして認識し(ステップS114)、追加記録が可能と判定された場合には、以後は追加記録が可能なディスクとして認識する(ステップS115)。
図23には、図22に示したフローチャートのステップS112で実行される、ディスクへの追加記録の可否判定処理の手順を示している。図示の処理手順は、図19に示すようにSBDポインタ情報がパーティション外のデータとして退避されている場合に適用される。
この場合、パーティション外の特定位置に、SBDポインタ情報退避用データが存在するかどうかを確認する(ステップS121)。
ここで、SBDポインタ情報退避用データの存在が確認された場合には、SBDへのポインタ情報を、正規の位置すなわちVDS内のPD情報として復元する(ステップS122)。
そして、ディスクのアクセス・タイプをOverWritableに設定して、ファイル・システム・データを更新する(ステップS123)。
図19に示したように、ディスク排出時には、VDSからPDが消去されるだけで、SBD自体はパーティション内に残されたままである。図23に示した追記可否判定処理を通して、パーティション外のSBDポインタ情報退避用データからVDSにPDの情報を復元することにより、SBDを再び参照可能な状態を回復することができ(図24を参照のこと)、以後は再びSBDをメンテナンス視ながらディスクのパーティション内にファイルを追加記録することができる。
また、図25には、図22に示したフローチャートのステップS112で実行される、ディスクへの追加記録の可否判定処理の手順を示している。図示の処理手順は、図21に示すようにSBDポインタ情報がパーティション内のファイルとして退避されている場合に適用される。
この場合、パーティション内にSBDポインタ情報退避用ファイルが存在するかどうかを確認する(ステップS131)。
ここで、SBDポインタ情報退避用データの存在が確認された場合には、SBDへのポインタ情報を、正規の位置すなわちVDS内のPD情報として復元する(ステップS132)。
そして、ディスクのアクセス・タイプをOverWritableに設定して、ファイル・システム・データを更新する(ステップS133)。
図21に示したように、ディスク排出時には、VDSからPDが消去されるだけで、SBD自体はパーティション内に残されたままである。図25に示した追記可否判定処理を通して、パーティション内のSBDポインタ情報退避用ファイルからVDSにPDの情報を復元することにより、SBDを再び参照可能な状態を回復することができ(図26を参照のこと)、以後は再びSBDをメンテナンス視ながらディスクのパーティション内にファイルを追加記録することができる。
以上、特定の実施形態を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。
本明細書では、OSTAが策定するUDFフォーマットに準じて上書き可能な光ディスクに追加記録する際に本発明を適用した実施形態を中心に説明してきたが、本発明の要旨はこれに限定されるものではない。ユーザ・データを上書きする際に必要となるパーティション内の空き領域に関するSBDなどの情報を再生専用フォーマットからは隠蔽しなければならないという同様の制約事項があるファイルシステム・フォーマットが課されている場合に、本発明を適用することで同様の効果を得ることができる。また、記録メディアの種別は特に光ディスクに限定されない。
要するに、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲を参酌すべきである。
図1は、本発明の一実施形態に係るデジタルカメラ10のハードウェア構成を模式的に示した図である。 図2は、記録部4の内部ハードウェア構成を示した図である。 図3は、空き領域記述データをパーティション外で独自に作成した場合の、光ディスクに対して初期化処理を実行した直後のデータ・レイアウトを示した図である。 図4は、空き領域を管理するためのデータを書き込んだ空き領域記述ファイルをパーティション内で独自に作成した場合の、光ディスクに対して初期化処理を実行した直後のデータ・レイアウトを示した図である。 図5は、光ディスクをフォーマッティングするための処理手順を示したフローチャートである。 図6は、パーティション外の特定の位置に空き領域記述データを記録する手順を示した図である。 図7は、パーティション内に空き領域記述ファイルを記録する手順を示したフローチャートである。 図8は、新たにディスクが装填されたときに行なう処理手順を示したフローチャートである。 図9は、ディスクが図3に示したようにフォーマットされている場合において、ディスクへの追加記録の可否判定処理の手順を示した図である。 図10は、ディスクが図4に示したようにフォーマットされている場合において、ディスクへの追加記録の可否判定処理の手順を示した図である。 図11は、フォーマットした後のディスクのパーティション内にユーザ・データ・ファイルを記録するための処理手順を示したフローチャートである。 図12は、図3に示したデータ・レイアウト上で、新規にユーザ・データ・ファイルを記録した後のデータ・レイアウトを示した図である。 図13は、図4に示したデータ・レイアウト上で、新規にユーザ・データ・ファイルを記録した後のデータ・レイアウトを示した図である。 図14は、SBDを用いる場合の、光ディスクに対して初期化処理を実行した直後のデータ・レイアウトを示した図である。 図15は、SBDを用いてパーティション内の空き領域を管理する場合に、ディスクを初期化するための処理手順を説明するための図である。 図16は、フォーマットした後のディスクのパーティション内にユーザ・データ・ファイルを記録するための処理手順を示したフローチャートである。 図17は、図14に示したデータ・レイアウト上で、新規にユーザ・データ・ファイルを記録した後のデータ・レイアウトを示した図である。 図18は、VDS内のPDに記録されているSBDへのポインタ情報をパーティション外のSBDポインタ情報退避用データにバックアップするための処理手順を示したフローチャートである。 図19は、パーティション外のSBDポインタ情報退避用データにPD情報をバックアップした後にVDSからPDが消去されたときのディスクのデータ・レイアウトを示した図である。 図20は、VDS内のPDに記録されているSBDへのポインタ情報をパーティション内のSBDポインタ情報退避用ファイルにバックアップするための処理手順を示したフローチャートである。 図21は、パーティション内のSBDポインタ情報退避用ファイルにPD情報をバックアップした後にVDSからPDが消去されたときのディスクのデータ・レイアウトを示した図である。 図22は、記録部4に新たにディスクが装填されたときに行なう処理手順を示したフローチャートである。 図23は、SBDポインタ情報がパーティション外のSBDポインタ情報退避用データに退避されている場合におけるディスクへの追加記録の可否判定処理の手順を示した図である。 図24は、図23に示した追記可否判定処理を通して、パーティション外のSBDポインタ情報退避用データからVDSにPDの情報を復元した様子を示した図である。 図25は、SBDポインタ情報がパーティション内のSBDポインタ情報退避用ファイルに退避されている場合におけるディスクへの追加記録の可否判定処理の手順を示した図である。 図26は、図25に示した追記可否判定処理を通して、パーティション内のSBDポインタ情報退避用ファイルからVDSにPDの情報を復元した様子を示した図である。
符号の説明
1…カメラ・ブロック
2…画像信号演算部
3…データ・バッファ
4…記録部
5…中央処理部
6…一時記憶媒体
10…デジタルカメラ
13…OP部
14…RF処理部
15…サーボ信号処理部
16…アナログ・フィルタ部
17…信号処理部
18…スピンドル・ドライバ
19…スレッド・ドライバ
20…トラッキング・ドライバ
21…フォーカス・ドライバ
22…スピンドル・モータ
23…スレッド・モータ
25…記録メディア(光ディスク)

Claims (6)

  1. 所定のファイルシステム・フォーマットに準じて、ファイルを上書き可能なパーティションを備えたディスクに対して追加記録を行なうデータ記録装置であって、前記所定のファイルシステム・フォーマットでは、追加記録利用時においてはパーティションにおける空き領域を管理するための空き領域記述情報を前記パーティション内に記録することが許容されるとともに、再生専用利用時においてはパーティション内に空き領域記述情報を記録することが禁止されており、
    ディスクの初期化時にパーティションにおける空き領域を管理するための空き領域記述情報をディスク上に記録するディスク初期化手段と、
    ディスク上に記録されている空き領域記述情報を参照してパーティション内の空き領域を探し、該探し出された空き領域へのファイル・データを記録するとともに空き領域記述情報を更新するデータ記録手段と、
    再生専用利用時のために空き領域記述情報を隠蔽する空き領域記述情報隠蔽手段と、
    ディスク装填時に、該ディスクが追加記録可能かどうかを検知して、空き領域記述情報を利用して追加記録をすることができるかどうかを判別するディスク判別手段と、
    を具備することを特徴とするデータ記録装置。
  2. 前記所定のファイルシステム・フォーマットでは、パーティション内のルート・ディレクトリへのポインタ情報を含むボリューム構造に関する情報の集合からなるボリューム記述子列(VDS)のパーティション外に配置すること、再生専用利用時においてパーティション内への記録が禁止されている空き領域記述情報(SBD)へのポイント情報(PD)をボリューム記述子列(VDS)内に記録することが定められており、
    前記ディスク初期化手段は、ディスク初期化時にパーティション内に空き領域記述情報(SBD)を記録し、
    前記データ記録手段は、パーティション内の空き領域にファイル・データを記録したときにパーティション内の空き領域記述情報(SBD)を更新し、
    前記空き領域記述情報隠蔽手段は、パーティション内の該空き領域記述情報(SBD)へのポイント情報(PD)をバックアップしてから、ボリューム記述子列(VDS)内に記録されている空き領域記述情報(SBD)へのポイント情報(PD)を削除し、
    ディスク判別手段は、装填されたディスクが空き領域記述情報(SBD)へのポイント情報(PD)のバックアップを持つか否かに応じて該ディスクに追加記録をすることができるかどうかを判別するとともに、バックアップされているポイント情報(PD)をボリューム記述子列(VDS)内に復元して、パーティション内の空き領域記述情報(SBD)を利用可能にする、
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ記録装置。
  3. 前記空き領域記述情報隠蔽手段は、空き領域記述情報(SBD)へのポイント情報(PD)のバックアップを、パーティション外の特定の位置にデータとして記録するか、又はパーティション内のファイルとして記録するとともに該ファイル・エントリへのポインタ情報をボリューム記述子列(VDS)内に記録し、
    前記ディスク判別手段は、パーティション外の特定の位置にバックアップされたデータが存在し、又は、バックアップされたファイル・エントリへのポインタ情報がボリューム記述子列(VDS)内に存在するかどうかに応じて、ディスクが追加記録可能か否かを判別する、
    ことを特徴とする請求項に記載のデータ記録装置。
  4. 前記所定のファイルシステム・フォーマットは、OSTA(Optical Storage Technology Association)が規定するUDF(Universal Disk Format)である、
    ことを特徴とする請求項に記載のデータ記録装置。
  5. 所定のファイルシステム・フォーマットに準じて、ファイルを上書き可能なパーティションを備えたディスクに対して追加記録を行なうためのデータ記録方法であって、前記所定のファイルシステム・フォーマットでは、追加記録利用時においてはパーティションにおける空き領域を管理するための空き領域記述情報を前記パーティション内に記録することが許容されるとともに、再生専用利用時においてはパーティション内に空き領域記述情報を記録することが禁止されており、
    ディスクの初期化時にパーティションにおける空き領域を管理するための空き領域記述情報をディスク上に記録するディスク初期化ステップと、
    ディスク上に記録されている空き領域記述情報を参照してパーティション内の空き領域を探し、該探し出された空き領域へのファイル・データを記録するとともに空き領域記述情報を更新するデータ記録ステップと、
    再生専用利用時のために空き領域記述情報を隠蔽する空き領域記述情報隠蔽ステップと、
    ディスク装填時に、該ディスクが追加記録可能かどうかを検知して、空き領域記述情報を利用して追加記録をすることができるかどうかを判別するディスク判別ステップと、
    を有することを特徴とするデータ記録方法。
  6. 所定のファイルシステム・フォーマットに準じて、ファイルを上書き可能なパーティションを備えたディスクに対して追加記録を行なうための処理をコンピュータ上で実行するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムであって、前記所定のファイルシステム・フォーマットでは、追加記録利用時においてはパーティションにおける空き領域を管理するための空き領域記述情報を前記パーティション内に記録することが許容されるとともに、再生専用利用時においてはパーティション内に空き領域記述情報を記録することが禁止されており、前記コンピュータを、
    ディスクの初期化時にパーティションにおける空き領域を管理するための空き領域記述情報をディスク上に記録するディスク初期化手段、
    ディスク上に記録されている空き領域記述情報を参照してパーティション内の空き領域を探し、該探し出された空き領域へのファイル・データを記録するとともに空き領域記述情報を更新するデータ記録手段、
    再生専用利用時のために空き領域記述情報を隠蔽する空き領域記述情報隠蔽手段、
    ディスク装填時に、該ディスクが追加記録可能かどうかを検知して、空き領域記述情報を利用して追加記録をすることができるかどうかを判別するディスク判別手段、
    として機能させるためのコンピュータ・プログラム。
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