JP2003113754A - 燃料噴射弁 - Google Patents

燃料噴射弁

Info

Publication number
JP2003113754A
JP2003113754A JP2001307355A JP2001307355A JP2003113754A JP 2003113754 A JP2003113754 A JP 2003113754A JP 2001307355 A JP2001307355 A JP 2001307355A JP 2001307355 A JP2001307355 A JP 2001307355A JP 2003113754 A JP2003113754 A JP 2003113754A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
valve body
fuel injection
rod
injection valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001307355A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3977620B2 (ja
Inventor
Shigeiku Enomoto
榎本  滋郁
Moriyasu Goto
守康 後藤
Tetsuo Morita
哲生 森田
Masaaki Kato
正明 加藤
Hisaharu Takeuchi
久晴 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Soken Inc
Original Assignee
Denso Corp
Nippon Soken Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp, Nippon Soken Inc filed Critical Denso Corp
Priority to JP2001307355A priority Critical patent/JP3977620B2/ja
Publication of JP2003113754A publication Critical patent/JP2003113754A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3977620B2 publication Critical patent/JP3977620B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/30Use of alternative fuels, e.g. biofuels

Landscapes

  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】アクチュエータ直動式の燃料噴射弁において、
メンテナンス性の良い構成を実現すること。 【解決手段】燃料噴射弁30において、ケーシング31
及びバルブボディ32には同軸の孔31a,32aが設
けられ、その孔31a,32aには、弁部材を構成する
ロッド34及び弁体35が収容されている。ロッド34
の上端部にはアーマチャ39が固着されている。弁体3
5はロッド34の移動に伴い噴孔32bを開閉する。ロ
ッド34及び弁体35の間には間隔調整用のシム36が
介在され、その状態で各部材が着脱可能な固定具37に
より連結されている。本構成において、ケーシング31
及びバルブボディ32を分解し、更に固定具37を離脱
させれば、ロッド34を除く弁体35のみの取り外しが
可能となる。従って、燃料噴射弁30の長期の使用後に
弁体部を交換しようとする際、その作業性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの燃料噴
射装置に使用される燃料噴射弁に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ディーゼルエンジン用のコモン
レール式燃料噴射装置では、一般に燃料噴射弁として二
方電磁弁(或いは三方電磁弁)が使用される。この場
合、弁体の背面に設けた圧力制御室に高圧燃料を導入
し、この圧力制御室内の高圧燃料(油圧)を噴射毎に低
圧側にリークさせることで弁体の開弁動作を実現させて
いる(例えば、特開平10−18934号公報等)。そ
のため、噴射毎に高圧燃料のリークが発生する。また、
弁体摺動部においてもやはり高圧燃料のリークが発生す
る。
【0003】一方近年では、軽油の代替燃料として、燃
料の気化性や発火燃焼性、エミッション等を考慮してD
ME(ジメチルエーテル)やセタン価向上のための添加
剤を加えたLPG(液化石油ガス)といった液化ガス燃
料を使用することが検討されている(なお以下の記載に
おいてLPGと称するものは、特に指示しない限りセタ
ン価向上剤を加えたものを指す)。液化ガス燃料を用い
る場合、燃料噴射弁の漏れ燃料量が特に増える傾向にあ
り、燃料噴射弁からの漏れ燃料を回収するための装置が
必要となる。例えば特開平11−22590号公報に開
示されているように、気化した液化ガス燃料を回収する
ためのパージタンクや、パージタンク内の液化ガス燃料
(気体)を圧縮し液化させるための圧縮ポンプが必要と
なる。そのため、燃料噴射装置として高コスト化を招く
問題が生じる。
【0004】そこで、燃料のリークレスを図るべく、電
磁ソレノイド(アクチュエータ)により弁体を直接動か
す、いわゆる直動方式の燃料噴射弁を採用することが考
えられる。その構成を図5に示す。
【0005】図5において、弁体101は図中上下方向
に延びる長尺状をなし、弁体101の上端にはアーマチ
ャ102がレーザ溶接などの手段により固着されてい
る。ケーシング104及びバルブボディ105には孔1
04a,105aが設けられ、その孔104a,105
aに弁体101が収容されている。アーマチャ102に
対向してステータ106が設けられており、コイル10
7の通電時にアーマチャ102がステータ106に吸引
されると、弁体101がスプリング108の付勢力に抗
して図示の閉弁位置から開弁位置に移動する。これによ
り、噴孔109が開放されて、コモンレール等より供給
される高圧燃料が噴射される。上記図5の構成では、燃
料リークが生じないことから、漏れ燃料の回収装置(パ
ージタンクや圧縮ポンプ等)が不要となり、高コスト化
が抑制できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】車両に搭載されるエン
ジンでは、例えば約10万km走行毎に燃料噴射弁が交
換される。この場合、コスト削減を図るには、燃料噴射
弁100のリテーニングナット110の締結を外し、噴
射弁先端のノズル部103だけを交換することが考えら
れる。しかしながら、弁体101にはアーマチャ102
が固着されており、そのアーマチャ102の径は通常孔
104aの径よりも大きい。これは、十分な電磁性能を
得るためである。従って、ノズル部103の交換時に
は、リテーニングナット110の取り外しだけでなく、
電磁ソレノイド部111の分解作業なども強いられるこ
ととなる。その結果、メンテナンス性が悪く、改善が望
まれる。
【0007】本発明は、上記問題に着目してなされたも
のであって、その目的とするところは、アクチュエータ
直動式の燃料噴射弁において、メンテナンス性の良い構
成を実現することができる燃料噴射弁を提供することで
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の燃料噴
射弁では、コイル通電時にアーマチャがステータに吸引
され、それに伴いアーマチャに一体化された弁部材が移
動して噴孔を開放する、いわゆるアクチュエータ直動式
の燃料噴射弁構成となっている。また、かかる構成にお
いて特に、弁部材がロッド部と弁体部とに分割して設け
られ、それらが連結部材にて連結されている。本構成で
は、コイル通電時にアーマチャがステータに吸引される
際、ロッド部の移動に伴い弁体部が共に移動し、噴孔が
開閉されるようになる。また、ロッド部、弁体部及び連
結部材の連結状態で、ロッド部が第1のケーシング部材
に収容され、弁体部が第2のケーシング部材に収容され
ている。
【0009】上記構成によれば、第1及び第2のケーシ
ング部材を分解し、更に連結部材を離脱させれば、ロッ
ド部を除く弁体部のみの取り外しが可能となる。従っ
て、燃料噴射弁の長期の使用後に弁体部を交換しようと
する際、その作業性が向上する。その結果、アクチュエ
ータ直動式の燃料噴射弁において、メンテナンス性の良
い構成が実現できる。
【0010】上記の如くロッド部と弁体部とからなる2
部材で弁部材を構成する場合、それら各部材の加工精度
のばらつき等が原因で弁リフト量(アーマチャ−ステー
タ間のエアギャップ量)が変動することが考えられる。
そこで、請求項2に記載したように、ロッド部と弁体部
との間に間隔調整用のシム部材を介在させると良く、更
に前記連結部材を、伸縮機能を有する固定具により構成
すると良い。この場合、連結部材は伸縮機能を有するた
め、シム部材の厚さが変更されてもそれに適宜対応でき
る。
【0011】上記請求項2の発明では請求項3に記載し
たように、ロッド部及び弁体部はその接続部分にて外方
に突出する鍔部を有しており、前記連結部材は、ロッド
部及び弁体部の鍔部に係合する一対の係合部と、それら
一対の係合部間に設けられる伸縮部とからなる。この場
合特に、請求項4に記載したように、前記連結部材の伸
縮部は、弁部材の軸方向に伸縮自在となるようスリット
が設けられたものであると良い。請求項3,4の構成に
よれば、連結部材(固定具)として好適な構成が実現で
きる。
【0012】請求項5に記載の発明では、ロッド部及び
弁体部はその接続部分の対向面が各々平坦面をなし、そ
の平坦面の間に平板形状のシム部材が介在されている。
この場合、加工誤差等によりロッド部及び弁体部の中心
軸が多少ずれても、そのズレ分を許容しつつロッド部及
び弁体部を連結することができる。
【0013】請求項6に記載の発明では、ロッド部及び
弁体部はその接続部分の対向面中央に各々凹みが設けら
れ、その凹みの間に球形状のシム部材が介在されてい
る。この場合、加工誤差等によりロッド部及び弁体部の
接続部が多少傾いても、その傾き分を許容しつつロッド
部及び弁体部を連結することができる。
【0014】本発明の燃料噴射弁は、特に液化ガス燃料
用の燃料噴射弁として好適に具体化できる(請求項
7)。つまり、液化ガス燃料を噴射する燃料噴射弁で
は、当該ガス燃料の漏れを極力少なくした構成であるこ
とが望まれる。本発明では、アクチュエータ直動式の燃
料噴射弁構成をとることから、燃料漏れの少ない燃料噴
射弁が実現できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した一実
施の形態を図面に従って説明する。本実施の形態では、
DMEやLPG等の液化ガスを燃料とする車両用ディー
ゼルエンジンにおいて、当該エンジンへの燃料噴射を行
わせる燃料噴射弁に本発明を具体化する。燃料噴射弁に
は、コモンレール内に蓄えられた高圧燃料が供給され、
当該燃料噴射弁の開弁動作に伴いエンジン燃焼室に液化
ガス燃料が噴射供給されるようになっている。また特
に、燃料噴射弁として、電磁ソレノイド(アクチュエー
タ)により弁体を直接動かす、いわゆる直動方式の燃料
噴射弁を採用する。
【0016】図1は、燃料噴射弁の断面構造及び燃料噴
射弁周りの構成を示す図面である。図1において、燃料
タンク10内に貯蔵された液化ガス燃料(DME、或い
はLPG)は図示しない低圧ポンプにて吐出され、高圧
ポンプ11にて高圧に圧縮された後、コモンレール12
に供給される。コモンレール12では、噴射圧相当(例
えば30MPa程度)の高圧燃料が蓄圧される。コモン
レール12には、エンジン気筒数分の燃料噴射弁30が
接続されており、これら燃料噴射弁30はECU20か
らの駆動信号に従い駆動される。
【0017】以下、燃料噴射弁30の構成を詳しく説明
する。ケーシング31及びバルブボディ32は各々に第
1のケーシング部材及び第2のケーシング部材を構成す
るものであり、それらはリテーニングナット33の締め
付けにより一体化されている。ケーシング31及びバル
ブボディ32には同軸の孔31a,32aが設けられ、
その孔31a,32aには、弁部材を構成するロッド
(ロッド部)34及び弁体(弁体部)35が収容されて
いる。ロッド34はその摺動部34aが孔31aの内壁
に接し、弁体35はその摺動部35aが孔32aの内壁
に接しており、これらロッド34及び弁体35は図の上
下方向に摺動自在となっている。ロッド34及び弁体3
5の間には間隔調整用のシム(シム部材)36が介在さ
れ、その状態でこれら各部材が連結部材としての固定具
37により連結されている。ここで、ロッド34、弁体
35、シム36及び固定具37からなる弁部材構成は本
実施の形態の特徴部分であり、その詳細は後述する。
【0018】バルブボディ32の先端部には複数の噴孔
32bが設けられており、弁体35の先端がバルブボデ
ィ32に当接することで噴孔32bが閉じ、弁体35の
先端がバルブボディ32から離間することで噴孔32b
が開くようになっている。
【0019】一方、電磁ソレノイド部の構成として、ロ
ッド34の図の上端にはアーマチャ39が固着され、そ
のアーマチャ39に対向して第1ステータ40が設けら
れている。第1ステータ40には、SUS304などの
非磁性材料よりなる挿入部材41を介して第2ステータ
42が組み付けられ、それら各部材はレーザ溶接などの
手段によって油密に一体化されている。第1ステータ4
0の外周にはコイル43が配設されている。また、第1
ステータ40にはスプリング44が収容されており、ロ
ッド34及び弁体35よりなる弁部材はスプリング44
により閉弁側(図の下側)に付勢されている。
【0020】第2ステータ42とケーシング31との間
にはプレート45が配置され、その状態でケーシング3
1にキャップハウジング46が組み付けられている。プ
レート45は弁体ストッパとしての機能も有し、ロッド
34の摺動部34a上面がプレート45に当接すること
で、ロッド34(弁体35)のリフト量が規制される。
【0021】ケーシング31には、ガスケット47を挟
むようにして吸入ポート部材48が組み付けられてお
り、この吸入ポート部材48を介して孔31a,32a
にコモンレール12からの高圧燃料が導入される。吸入
ポート部材48には、異物侵入を防止するためのバーフ
ィルタ49が圧入固定されている。
【0022】また、孔31aは、連通路50を介してア
ーマチャ室51に連通されている。従って、ロッド34
及び弁体35には何れの部位でも高圧燃料が作用し、そ
の摺動部分において高圧部位から低圧部位へ燃料が漏れ
出るといった燃料リークを無くすことができる。
【0023】上記構成の燃料噴射弁30において、コイ
ル43の非通電時には、スプリング44の付勢力により
弁部材(ロッド34及び弁体35)が閉弁位置に保持さ
れる。このとき、噴孔32bが閉じ、燃料噴射弁30に
よる燃料噴射が停止される。コイル43が通電される
と、アーマチャ39が第1ステータ40に吸引され、ス
プリング44の付勢力に抗して弁部材(ロッド34及び
弁体35)が開弁側(図の上側)に移動する。これによ
り噴孔32bが開き、燃料噴射が行われる。
【0024】次に、弁部材の特徴的な構成について詳し
く説明する。図2(a)は、ロッド34及び弁体35の
連結部分を拡大して示す断面図であり、図2(b)は、
固定具37の構成を示す斜視図である。
【0025】図2(a)に示すように、ロッド34の下
端面と弁体35の上端面は共に平坦面をなし、その間に
平板形状のシム36が介在している。ロッド34及び弁
体35には各々、外方へ突出する鍔部34b,35bが
形成されており、その鍔部34b,35bに係合するよ
うにして固定具37が組み付けられている。すなわち、
固定具37は上下一対の係合部37aを有する。
【0026】図2(b)に示すように、固定具37は鉄
鋼等の金属材料よりなり、筒体の一部を削除した平面C
字状をなしている。固定具37は、ロッド34、弁体3
5及びシム36の連結部分において外側から装着でき、
更に取り外しも可能となっている。また、固定具37に
は、その軸方向の長さが可変となるよう複数のスリット
(伸縮部)37bが形成されている。
【0027】ここで、上記の通り固定具37にはスリッ
ト37bによる伸縮機能を持たせているが、その理由を
以下に説明する。燃料噴射弁30は、一般に車両の所定
走行距離毎(例えば、約10万km走行毎)に交換時期
となり、コスト面を考えると、ノズル部(バルブボディ
32と弁体35)だけが交換される。この際、弁部材を
ロッド34と弁体35とに分割する上記構成では、これ
らロッド34及び弁体35を含む各部材の寸法のばらつ
きが生じ、これが原因で部品交換後の弁リフト量(アー
マチャ−ステータ間のエアギャップ量)が変動すること
が考えられる。それ故に、シム36の厚さを変更して間
隔調整を行う必要が生じ、シム36の厚さ変更に対処で
きるよう固定具37に伸縮機能を持たせている。
【0028】より詳しくは、ロッド34及び弁体35の
連結部分を分解して示す図3において、ケーシング31
の下端面とロッド34の下端面との距離をL1、バルブ
ボディ32の上端面と弁体35の上端面との距離をL2
とする場合、ロッド34をプレート45(図1参照)に
当接させた状態で距離L1を計測する。また、交換後
(新品)のバルブボディ32及び弁体35を対象に、弁
体35先端をバルブボディ32のシート部に当接させた
状態で距離L2を計測する。そして、距離L1,L2か
らシム36として必要な厚さを決定する。
【0029】ノズル部(バルブボディ32と弁体35)
の交換時には、リテーニングナット33の締結を外して
バルブボディ32を取り外す。また、固定具37を外し
てロッド34から弁体35を取り外す。これにより、使
用済みのノズル部(バルブボディ32と弁体35)につ
いて取り外しが完了する。そして、上記の如く図3の距
離L1,L2を計測した後、それに見合うシム36を用
意し、更に新品のノズル部(バルブボディ32と弁体3
5)を組み付ける。組付けは、取り外しと逆の手順で行
えば良い。
【0030】以上詳述した本実施の形態によれば、以下
に示す効果が得られる。燃料噴射弁30の長期の使用後
に弁体部を交換しようとする際、その作業性が向上す
る。その結果、アクチュエータ直動式の燃料噴射弁30
において、メンテナンス性の良い構成が実現できる。
【0031】ロッド34と弁体35との間にシム36を
介在させ、更にそれらを伸縮機能を有する固定具37に
より連結したので、シム36の厚さが変更されてもそれ
に適宜対応できる。
【0032】ロッド34、弁体35及びシム36は各々
が平坦面にて当接し連結されるので、加工誤差等により
ロッド34及び弁体35の中心軸が多少ずれても、その
ズレ分を許容(吸収)しつつロッド34及び弁体35を
連結することができる。
【0033】上記燃料噴射弁30では、アクチュエータ
直動式の燃料噴射弁構成をとることから燃料漏れの少な
い構成が実現でき、液化ガス燃料用の燃料噴射弁として
好適に具体化できる。
【0034】なお本発明は、上記以外に次の形態にて具
体化できる。上記実施の形態では、ロッド34及び弁体
35を平板形状のシム36を用いて連結したが、この構
成を変更する。図4は、ロッド34及び弁体35の連結
部分を拡大して示す断面図である。図4に示す構成で
は、ロッド34の下端面と弁体35の上端面は共に中央
部が凹んだ円錐形状をなし、その間にシム部材としての
球形状のボール61が介在している。ここで、ボール6
1の大きさ(径)を変更することにより、弁リフト量
(アーマチャ−ステータ間のエアギャップ量)が調整さ
れる。この場合、加工誤差等によりロッド34及び弁体
35の接続部が多少傾いても、その傾き分を許容しつつ
ロッド34及び弁体35を連結することができる。
【0035】上記実施の形態では、DMEやLPG等の
液化ガス燃料を噴射する燃料噴射弁に本発明を具体化し
たが、それ以外の燃料を噴射する燃料噴射弁に本発明を
具体化しても良い。すなわち、軽油やガソリンを噴射す
る燃料噴射弁に具体化する。かかる場合にも同様に、メ
ンテナンス性の良い構成が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃料噴射弁の断面構造及びその周辺の構成を示
す図。
【図2】ロッド及び弁体の連結部分を示す断面図、並び
に固定具を示す斜視図。
【図3】ロッド及び弁体の連結部分を分解して示す断面
図。
【図4】ロッド及び弁体の連結部分を示す断面図。
【図5】従来技術における燃料噴射弁を示す断面図。
【符号の説明】
30…燃料噴射弁、31…ケーシング、32…バルブボ
ディ、32b…噴孔、34…ロッド、35…弁体、36
…シム、37…固定具、39…アーマチャ、40…第1
ステータ、43…コイル、61…ボール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 21/02 F02M 21/02 L 301 301R 61/16 61/16 J Q (72)発明者 後藤 守康 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 森田 哲生 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 加藤 正明 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 竹内 久晴 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3G066 AA07 AB02 AB05 AC09 BA00 BA56 BA61 CC01 CC06U CC14 CC57 CE22

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイル通電時にアーマチャがステータに吸
    引され、それに伴いアーマチャに一体化された弁部材が
    移動して噴孔を開放する燃料噴射弁において、 前記弁部材を、アーマチャを固着するロッド部と、ロッ
    ド部に対して別体で且つ同軸上に設けられ当該ロッド部
    の移動に伴い噴孔を開閉する弁体部とから構成すると共
    に、着脱可能な連結部材にてロッド部及び弁体部を連結
    し、その連結状態でロッド部を第1のケーシング部材
    に、弁体部を第2のケーシング部材に各々収容したこと
    を特徴とする燃料噴射弁。
  2. 【請求項2】前記連結部材は伸縮機能を有する固定具に
    より構成され、前記ロッド部と弁体部との間に間隔調整
    用のシム部材を挟み込み、その状態で前記連結部材を組
    み付けた請求項1記載の燃料噴射弁。
  3. 【請求項3】請求項2記載の燃料噴射弁において、前記
    ロッド部及び弁体部はその接続部分にて外方に突出する
    鍔部を有しており、前記連結部材は、ロッド部及び弁体
    部の鍔部に係合する一対の係合部と、それら一対の係合
    部間に設けられる伸縮部とからなる燃料噴射弁。
  4. 【請求項4】請求項3記載の燃料噴射弁において、前記
    連結部材の伸縮部は、弁部材の軸方向に伸縮自在となる
    ようスリットが設けられたものである燃料噴射弁。
  5. 【請求項5】ロッド部及び弁体部はその接続部分の対向
    面が各々平坦面をなし、その平坦面の間に平板形状のシ
    ム部材を介在させた請求項2乃至4の何れかに記載の燃
    料噴射弁。
  6. 【請求項6】ロッド部及び弁体部はその接続部分の対向
    面中央に各々凹みが設けられ、その凹みの間に球形状の
    シム部材を介在させた請求項2乃至4の何れかに記載の
    燃料噴射弁。
  7. 【請求項7】液化ガス燃料を導入し、弁体の開弁動作に
    伴い液化ガス燃料を噴孔より噴射するものである請求項
    1乃至6の何れかに記載の燃料噴射弁。
JP2001307355A 2001-10-03 2001-10-03 燃料噴射弁 Expired - Fee Related JP3977620B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001307355A JP3977620B2 (ja) 2001-10-03 2001-10-03 燃料噴射弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001307355A JP3977620B2 (ja) 2001-10-03 2001-10-03 燃料噴射弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003113754A true JP2003113754A (ja) 2003-04-18
JP3977620B2 JP3977620B2 (ja) 2007-09-19

Family

ID=19126829

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001307355A Expired - Fee Related JP3977620B2 (ja) 2001-10-03 2001-10-03 燃料噴射弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3977620B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6959883B2 (en) 2004-03-29 2005-11-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel injection valve
US6971172B2 (en) * 2003-08-08 2005-12-06 Cummins Inc. Piezoelectric control valve adjustment method
US7600702B2 (en) 2004-09-13 2009-10-13 Hyundai Motors Company Fuel injection system
JP2010159707A (ja) * 2009-01-08 2010-07-22 Denso Corp 燃料噴射装置
JP2010255617A (ja) * 2009-02-27 2010-11-11 Denso Corp インジェクタ
DE102010043324A1 (de) 2009-11-04 2011-05-05 Denso Corporation, Kariya-City Kraftstoffeinspritzventil

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6971172B2 (en) * 2003-08-08 2005-12-06 Cummins Inc. Piezoelectric control valve adjustment method
US6959883B2 (en) 2004-03-29 2005-11-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel injection valve
US7600702B2 (en) 2004-09-13 2009-10-13 Hyundai Motors Company Fuel injection system
DE102005043352B4 (de) * 2004-09-13 2010-11-11 Guk Hyun Park Kraftstoffeinspritzsystem
DE102005043352B9 (de) * 2004-09-13 2011-03-17 Guk Hyun Park Kraftstoffeinspritzsystem
JP2010159707A (ja) * 2009-01-08 2010-07-22 Denso Corp 燃料噴射装置
JP2010255617A (ja) * 2009-02-27 2010-11-11 Denso Corp インジェクタ
DE102010043324A1 (de) 2009-11-04 2011-05-05 Denso Corporation, Kariya-City Kraftstoffeinspritzventil

Also Published As

Publication number Publication date
JP3977620B2 (ja) 2007-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6719224B2 (en) Fuel injector and fuel injection system
JP5304861B2 (ja) 燃料噴射装置
US5752689A (en) Solenoid valve assembly with armature guide and fuel injection system incorporating such a valve
JP3180948B2 (ja) ダイヤフラム型ダンパ
KR101982116B1 (ko) 연료 분사기 및 연료 분사기 조립체
JP4898840B2 (ja) 内燃機関用の燃料噴射装置
US20030161746A1 (en) High-pressure fuel pump and assembly structure of high-pressure pump
JP5408010B2 (ja) 高圧ポンプ
US6732959B2 (en) Dual-coil outwardly-opening fuel injector
JP2003113754A (ja) 燃料噴射弁
WO1998026168A1 (en) Pressure balanced gas injection valve
JP4714268B2 (ja) 燃料直噴式内燃機関のための燃料噴射装置
EP2011998B1 (en) Fuel pump for internal combustion engine
KR100764695B1 (ko) 압축천연가스 차량용 가스충전시스템의 리셉터클
US20100025501A1 (en) Fuel injector
JP2003113753A (ja) 燃料噴射弁
US5937896A (en) Check valve and seating valve
JP3933479B2 (ja) 燃料噴射装置
JPH07259686A (ja) 気体−液体燃料噴射制御装置
JP2008163772A (ja) 燃料制御弁
JP2019203396A (ja) パージ制御弁
US6401693B1 (en) Pressure spike attenuator for automotive fuel injection system
WO2002033248A3 (de) Brennstoffeinspritzventil
JP6920126B2 (ja) コモンレール組立体及びコモンレール組立体の組立方法
CN114585807B (zh) 金属膜片、金属缓冲器以及燃料泵

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061024

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070619

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070621

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100629

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100629

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110629

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110629

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120629

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120629

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130629

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees