JP2003113628A - シングルレバー式水栓 - Google Patents
シングルレバー式水栓Info
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Abstract
り外し作業およびシート深さ調節用のパッキンの追加あ
るいは交換作業を不要にできるシングルレバー式水栓を
提供する。 【解決手段】 シングルレバー式水栓1において、弁座
4に圧接可能なシール部材8を先端に有し、かつ、連通
部材3に対して前進・後退自在に構成され前記シール部
材8の位置を調整するための調整部材7を前記連通部材
3の下端部3b,3cに設ける。
Description
方向に回動することにより吐水するシングルレバー式水
栓に関する。
で示す下方向に回動することにより、可動ディスク52
の下面側に形成された凹部53を固定ディスク54に設
けた給水孔55の直上に位置させて給水孔55を閉塞
し、それによって止水状態にする一方、操作部材51を
二点鎖線で示す上方向に回動することにより、前記凹部
53を、固定ディスク54に設けた排水孔56および前
記給水孔55に跨がる吐水位置に位置させて吐水の流量
を調節するように構成されたシングルレバー式水栓57
がある。
61を合成ゴムからなるパッキン62を備えた弁体63
と共に取り外し、前記シングルレバー式水栓57に取り
替えることにより、水栓本体61を用いたときのように
パッキン62が開閉のたびに蛇口本体60の弁座4を離
れたり圧接するためパッキン62が劣化し、操作ハンド
ル51’を締めつけても、完全に止水することができ
ず、蛇口本体60に接続された吐水管73から水漏れが
生じるとともに、止水のために操作ハンドル51’をき
つく締めつける必要があるという問題を解消できる利点
がある。
本体57a内に設けた前記固定ディスク54および可動
ディスク52をセラミック製とし、固定ディスク54の
上面に可動ディスク52を移動自在に設けるとともに、
前記凹部53を固定ディスク54との接合面に形成した
からで、図5に実線で示す止水状態では、前記凹部53
が固定ディスク54の給水孔55をを閉塞するしている
ため、完全に止水することができ、水漏れがない。
通部材(スピンドル)59の中央貫通穴59aのまわり
には複数の排水路71が形成されており、この排水路7
1の外方位置に連通部材59に対して回動可能に取り付
けられた袋ナット59aを設けてあり、前記水栓57を
蛇口本体60の差し込み部65に差し込み、続いて、袋
ナット59aを差し込み部65に締付けるだけの簡単な
取付け作業で、連通部材59の下端に設けた合成ゴムか
らなる吊コマ58が前記弁座4に圧接した状態で、か
つ、連通部材59の袋ナット59a側の下面に設けたパ
ッキン66が蛇口本体60の差し込み部65の上面65
aを圧接した状態で、止水および流量調節を行うことが
できる。
a’によって形成される導水路2と給水孔55を連通さ
せるための連通流路を形成するシール部材(パッキ
ン)、77は、排水孔56と排水路71を連通させるた
めの連通流路を形成するシール部材(パッキン)であ
る。また、蛇口本体60は、内部に、前記導水路2に連
通する給水路5と、前記排水路71と吐水管73を連通
させるための吐水路6を有する。31は、水栓本体61
をカバーするカバー体である。
の差し込み部65の上面65aおよび弁座4間の長さ
(シート深さ)Lがメーカーによって異なる場合があ
り、取り替えにあたり以下の問題があった。
は、前記吊コマ58の下面gおよび前記パッキン66間
の長さKを予め前記シート深さLに設定してあるが、図
4(A)に示すように、袋ナット59a直上に水栓本体
57aとで形成されている隙間Sから水漏れが発生する
場合がある。これは、前記シート深さLが浅く前記長さ
Kよりも小さいからである。
57を差し込み部65から取り外し、図4(B)に示す
ように、付属のパッキン70を追加する作業を必要とす
る。
も大きい場合は、操作部材51を下方向に回動しても、
図4(C)に示すように、吐水管73から漏水して完全
に止水しないことがある。これは、吊コマ58が弁座6
3を圧接していないからである。そのため、前記水栓5
7を差し込み部65から取り外し、図4(D)に示すよ
うに、パッキン66よりも厚みが薄い付属のOリング7
4に交換する作業を必要とする。
ものであり、その目的は、蛇口本体のシート深さの違い
にかかわらず取り外し作業およびシート深さ調節用のパ
ッキンの追加あるいは交換作業を不要にしながら水漏れ
を防止できるシングルレバー式水栓を提供することであ
る。
に、この発明は、給水路、吐水路および弁座を有する蛇
口本体に着脱自在に装着され、内部に、前記給水路に連
通する導水路と、前記吐水路に連通する排水路とを有す
る連通部材を設けた水栓本体と、前記連通部材にパッキ
ンを介して設けられ、前記導水路に連通した給水孔およ
び前記排水路に連通した排水孔が形成された固定ディス
クと、この固定ディスクの上面に移動自在に設けられ、
前記固定ディスクとの接合面に凹部が形成された可動デ
ィスクと、上下方向の回動により前記可動ディスクを移
動させる操作部材とを備え、前記操作部材の回動によ
り、前記可動ディスクを、前記凹部が前記給水孔を閉塞
する閉塞位置と、前記凹部が、前記給水孔および前記排
水孔に跨がる開放位置とに移動させるように構成したシ
ングルレバー式水栓において、前記弁座に圧接可能なシ
ール部材を先端に有し、かつ、前記連通部材に対して前
進・後退自在に構成され前記シール部材の位置を調整す
るための調整部材を前記連通部材の下端部に設けてあ
る。
いて説明する。なお、この発明はそれによって限定され
るものではない。
す。この発明と従来例の相違点は、この発明の連通部材
3が、従来例で用いた連通部材59と異なる構成を持っ
ていることである。そして、この発明では、連通部材3
以外の構成部材は、従来例と同じものを用いているので
説明を省略するとともに、図5に示した蛇口本体60も
参照しながら説明する。
ングルレバー式水栓で、これを蛇口本体60の差し込み
部65に差し込んだ後、袋ナット59aを差し込み部6
5に締付けることにより、止水および流量調節を行うこ
とができる。
形成されている給水路5と給水孔55を連通する導水路
2を形成する中央貫通穴3aと、蛇口本体60に形成さ
れている吐水路6に連通するよう前記中央貫通穴3aの
まわりの上端側に設けられた複数の排水路71と、この
排水路71の下流側の外方位置に連通部材3に対して回
動可能に取り付けられた袋ナット59aとを有する。
連通部材3に対して前進・後退自在に構成された調整部
材7が設けられている。
バー式水栓1の水栓本体1aに形成された取り付け孔1
0にネジ止めするための外ネジ11を上端部の外周面A
に有するとともに、前記連通部材3の下端部の外周面B
には前記調整部材7が取り付けられ、前記外周面Aと外
周面Bの間に位置する中間部の外周面Cに前記袋ナット
59aが取り付けられている。
小径リング部分3bとこれに連設された下流側の大径リ
ング部分3cとよりなる。大径リング部分3cは外ネジ
mを有する一方、小径リング部分3bは、一対のOリン
グ用の環状溝Mを有する。
径リング部分3bに一対のOリング15,15を介して
嵌め込まれている嵌込部7aと、前記大径リング部分3
cに形成された前記外ネジmに螺合する内ネジnを有す
るネジ部7bとよりなる。そのため、調整部材7を捻じ
ることにより連通部材3に対して調整部材7を連通部材
3の中心軸の方向(両矢印Zで示す方向)に微小移動さ
せることができる。
微小移動させることにより、前記シール部材8の下面G
および前記パッキン66間の長さ寸法KをK1 ≦K≦K
2 の範囲に可変できるように構成されており、これによ
り、最も深いシート深さL(=K2 )の蛇口本体60と
最も浅いシート深さL(=K1 )の蛇口本体60にも対
処できる。例えば、最小シート深さK1 を、26.4m
mに設定し、最大シート深さK2 を、28.9mmに設
定してある。そして、この実施形態の水栓1では、前記
長さKを通常の蛇口本体60でのシート深さL(=2
7.65mm)に設定してある。
周面にローレット溝Rを有するとともに、前記嵌込部7
aは、外フランジ21を備えた小径部20を先端に有す
る。
成ゴムよりなるパッキン)で、前記外フランジ21によ
って小径部20に取り付けられている。このシール部材
8は、弁座4に圧接可能なように上述した吊コマ58と
同様に肉厚に形成されている。
グ状の緩み止め部材である。この緩み止め部材30は、
前記ネジ部7bの端面に下流側から当接する状態で設け
られている。前記緩み止め部材30は、前記ネジ部7b
と同様に前記大径リング部分3cに形成された前記外ネ
ジmに螺合する内ネジn’を有する。
込み部65に差し込み、続いて、袋ナット59aを差し
込み部65に締付けることにより、前記シール部材8が
前記弁座4に圧接した状態で、かつ、連通部材3の前記
外周面Cの内側傾斜部分30に設けたリング状のパッキ
ン66が蛇口本体60の差し込み部65の上面65aを
圧接した状態で、止水および流量調節を行うことができ
る。
の蛇口本体60に前記水栓1を装着した場合は、28.
9mmから27.65mmを引き算して得た長さ分ΔK
2 だけ調整部材7を捻じって弁座4側に(前進)移動さ
せ、続いて、緩み止め部材30を捻じって前記ネジ部7
bの端面に下流側から当接させる。
蛇口本体60に前記水栓1を装着した場合は、緩み止め
部材30を袋ナット59a側に(後退)移動させて調整
部材7から離間させた後、27.65mmから26.4
mmを引き算して得た長さ分ΔK1 だけ調整部材7を捻
じって袋ナット59a側に(後退)移動させ、続いて、
緩み止め部材30を捻じって前記ネジ部7bの端面に下
流側から当接させる。
材8を調整部材7の先端に設け、この調整部材7をネジ
式にしたので、蛇口本体60のシート深Lさの違いにか
かわらず調整部材7および緩み止め部材30を捻じるだ
けの簡単な作業で水漏れが発生するのを防止できる。
概念であり、この発明のシングルレバー式水栓は、給湯
設備の下流側に設置して用いることもできるのは勿論で
ある。
体のシート深さの違いにかかわらず取り外し作業および
シート深さ調節用のパッキンの追加あるいは交換作業を
不要にしながら水漏れを防止できるシングルレバー式水
栓を提供することができる。
る。
漏れ状態を示す斜視図である。(B)は、上記水漏れ防
止のための作業手順を示す図である。(C)は、従来例
における止水時の吐水管側からの水漏れ状態を示す斜視
図である。(D)は、上記止水時の吐水管側からの水漏
れを防止のための作業手順を示す図である。
するときの手順を説明するための図である。
路、3…連通部材、3b,3c…下端部、4…弁座、5
…給水路、6…吐水路、7…調整部材、8…シール部
材、51…操作部材、52…可動ディスク、52a…接
合面、53…凹部、54…固定ディスク、54a…上
面、55…給水孔、56…排水孔、71…排水路、7
6,77…パッキン。
Claims (2)
- 【請求項1】 給水路、吐水路および弁座を有する蛇口
本体に着脱自在に装着され、内部に、前記給水路に連通
する導水路と、前記吐水路に連通する排水路とを有する
連通部材を設けた水栓本体と、 前記連通部材にパッキンを介して設けられ、前記導水路
に連通した給水孔および前記排水路に連通した排水孔が
形成された固定ディスクと、 この固定ディスクの上面に移動自在に設けられ、前記固
定ディスクとの接合面に凹部が形成された可動ディスク
と、 上下方向の回動により前記可動ディスクを移動させる操
作部材とを備え、 前記操作部材の回動により、前記可動ディスクを、 前記凹部が前記給水孔を閉塞する閉塞位置と、 前記凹部が、前記給水孔および前記排水孔に跨がる開放
位置とに移動させるように構成したシングルレバー式水
栓において、 前記弁座に圧接可能なシール部材を先端に有し、かつ、
前記連通部材に対して前進・後退自在に構成され前記シ
ール部材の位置を調整するための調整部材を前記連通部
材の下端部に設けてあることを特徴とするシングルレバ
ー式水栓。 - 【請求項2】 前記調整部材の緩みを防止する緩み止め
部材を前記連通部材に設けてある請求項1に記載のシン
グルレバー式水栓。
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- 2001-10-03 JP JP2001307818A patent/JP3974764B2/ja not_active Expired - Fee Related
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