JP2003113115A - フケ防止用組成物及びそれを含有する化粧料 - Google Patents

フケ防止用組成物及びそれを含有する化粧料

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JP2003113115A
JP2003113115A JP2001304824A JP2001304824A JP2003113115A JP 2003113115 A JP2003113115 A JP 2003113115A JP 2001304824 A JP2001304824 A JP 2001304824A JP 2001304824 A JP2001304824 A JP 2001304824A JP 2003113115 A JP2003113115 A JP 2003113115A
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dandruff
antibody
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cells
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Shinji Azumaguchi
伸二 東口
Busaku Kin
武祚 金
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PHARMAFOODS KENKYUSHO KK
Pharma Foods Research Co Ltd
Original Assignee
PHARMAFOODS KENKYUSHO KK
Pharma Foods Research Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 毛根部に刺激を与えることなく、フケ原因菌
のみに特異的に作用して菌の増殖を抑制して、フケを効
果的に防止できるフケ防止用組成物及びそれを含有する
化粧料を提供する。 【解決手段】 フケ防止用組成物の有効成分として、M
alassezia属の菌体及び/又は該菌体から抽出
した蛋白質を抗原として免疫した鶏が産生する卵から調
製された抗体を含有させる。上記フケ防止用組成物は、
更に、γ−アミノ酪酸及び/又はその誘導体を含有する
ことが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、毛根部に刺激を与
えることなく、頭皮の炎症によるフケの発生を効果的に
防止できるフケ防止用組成物及びそれを含有する化粧料
に関する。
【0002】
【従来の技術】フケは、表皮細胞が基底細胞から有棘細
胞、顆粒細胞、角質細胞と変化した後、角片となって脱
落したものであり、正常な頭皮の場合、そのサイクルは
約27日といわれている。従って、正常な頭皮にもフケ
は認められるが、何らかの理由により頭皮が炎症を起こ
すとフケ、かゆみが著しく増大する。頭皮の炎症による
フケの発生は、皮脂腺からの皮脂の分泌が多くなること
でMalassezia furfurが増殖して皮脂
を分解し、その結果、遊離脂肪酸が生じて炎症を引き起
こすためであるといわれている。このことはフケ、かゆ
みのレベルとMalasseziafurfurの菌数
との相関が非常に高いことからも明らかで、Malas
ezzia furfurが頭皮の炎症によるフケの発
生に大きく関与していると考えられている。
【0003】従って、フケ、かゆみの防止にはMala
sezziafurfurの生育を阻害する物質が有効
であるといえる。現在、フケ防止剤として広く使用され
ているジンクピリチオンは、頭皮に対する刺激が強いた
め使用許容量が設定されており、安全性の点で問題があ
る。また、安全性の高い天然物由来のフケ防止剤として
は、例えば、植物由来の抽出物を含有するもの(特開平
11−139944号)等が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記植物由来
の抽出物の抗菌効果は不充分なものであり、その効果の
持続性も低いものであった。また、毛根部は、毛髪を形
成する毛母細胞と共に毛髪の色素であるメラニンを生成
するメラノサイトが存在して活発に細胞分裂を行ってい
る部位であり、メラノサイトからのメラニンの生成には
チロシナーゼが関与しているといわれているが、上記の
植物由来の抽出物は、非常に低濃度でチロシナーゼ阻害
活性が認められることが報告されており(特開平6−6
5085号)、毛髪色素の生成を阻害する可能性が示唆
される。
【0005】従って、本発明は、毛根部に刺激を与える
ことなく、フケ原因菌のみに特異的に作用して菌の増殖
を抑制して、フケを効果的に防止できるフケ防止用組成
物及びそれを含有する化粧料を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため鋭意検討を行った結果、Malasse
zia属の細菌の全菌体及び/又は該菌体から抽出した
蛋白質を抗原として用いて鶏に免疫し、その鶏が産生す
る卵から調製した抗体がフケ原因菌の増殖を抑制し、高
いフケ防止作用を有することを見出した。
【0007】また、更に、上記抗体とγ−アミノ酪酸及
び/又はその誘導体とを併用することにより、一層効果
的にフケを防止できることを見出し、これらの知見に基
づいて本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち、本発明の一つは、Malass
ezia属の菌体及び/又は該菌体から抽出した蛋白質
を抗原として免疫した鶏が産生する卵から調製された抗
体を有効成分として含有することを特徴とするフケ予防
用組成物である。上記発明によれば、毛根部に刺激を与
えることなく、フケ原因菌のみに特異的に作用して菌の
増殖を抑制して、フケを効果的に防止できるフケ防止用
組成物を提供できる。
【0009】本発明のフケ予防用組成物は、更に、γ−
アミノ酪酸及び/又はその誘導体を含有することが好ま
しい。この態様によれば、更にフケ予防効果の高いフケ
予防用組成物を得ることができる。また、本発明のもう
一つは、前記フケ予防用組成物を含有するフケ用化粧料
である。上記発明によれば、毛根部に刺激を与えること
なく、効果的にフケを防止することのできるフケ用化粧
料を提供できる。
【0010】
【発明の実施形態】本発明におけるMalassezi
a属の菌(本発明においては「フケ原因菌」ともいう)
とは、特に限定するものではないが、例えばMalas
seziafurfur、Malassezia pac
hydermatis、Malasseziafoll
iculitisなどが挙げられる。本発明のフケ防止
用組成物は、上記Malassezia属の菌の全菌体
及び/又は菌体から抽出した蛋白質を抗原として鶏に免
疫し、その鶏が産生する卵から調製された抗体(以下、
抗フケ原因菌抗体という)を有効成分として含有する。
上記の免疫用の抗原は、例えば以下のような方法により
調製できる。
【0011】Malassezia furfur菌株
を常法に従って培養し、ホルマリン等にて不活化処理を
行った後、生理食塩水に懸濁、撹拌する。この懸濁液を
超音波処理等により菌体を破砕し、菌体の破砕液を得
る。この破砕液を全菌体抗原液として用いることができ
る。また、上記菌体と同様の培養条件で培養した菌体の
培養上清から特開平2−121908号公報に記載され
た方法に従いリパーゼ活性を示す画分を分取し、凍結乾
燥により粉末化する。この粉末を蛋白質として2mg/
mlになるようにイオン交換水に溶解し、リパーゼ抗原
液とする。
【0012】上記の方法により得られた抗原を鶏に免疫
する方法としては、特に制限はなく、公知の方法(例え
ばProduction andCharacteri
zation of Anti-human Insuli
nAntibodies in the Hen‘s Egg (Agric.Biol.Chem,、55
(8).2141-2143.1991))を採用するこ
とができる。
【0013】本発明で用いられる抗フケ原因菌抗体は、
上記抗原を用いて鶏に過免疫を行い、その鶏が産生する
卵(免疫卵)から調製することができる。なお、卵から
得られる抗体とは特に限定するものではないが、上記抗
原に対する卵黄及び/又は卵白中の抗体を意味し、好ま
しくは卵黄中に含まれる抗体である。
【0014】目的の抗体の調製方法は、特に限定するも
のではないが、例えば以下の方法により調製できる。す
なわち、免疫卵から卵黄を分離して粉末化した卵黄粉末
(免疫卵黄粉末)を、エタノール等の溶媒を用いて脱脂
して脱脂卵黄粉末(免疫脱脂卵黄粉末)を得る。そし
て、この脱脂卵黄粉末1質量部に対して3〜6質量部の
緩衝液(例えばリン酸バッファー、トリス−HClバッ
ファー等)を加えて撹拌・抽出し、上清を回収する。こ
の上清を適宜脱塩、濃縮、粉末化することにより抗フケ
原因菌抗体を調製することができる。
【0015】本発明のフケ予防用組成物は、有効成分と
して上記抗フケ原因菌抗体を0.001質量%以上含む
ことが好ましく、0.01質量%以上含むことがより好
ましく、0.1質量%以上含むことが特に好ましい。な
お、本発明においては、上記の免疫卵黄粉末又は免疫脱
脂卵黄粉末をそのままフケ防止用組成物として用いるこ
ともできる。
【0016】本発明のフケ防止用組成物は、更にγ−ア
ミノ酪酸及び/又はその誘導体を含有することが好まし
い。γ−アミノ酪酸の誘導体としては、N−メチル−γ
−アミノ酪酸、N−ジメチル−γ−アミノ酪酸及びそれ
らのメチルエステル、エチルエステル、プロピルエステ
ル化物等、N−ジメチル−γ−アミノ酪酸のオレイルエ
ステル、ラウリルエステル、ヘキサデシルエステル化物
等が挙げられる。本発明のフケ防止用組成物は、γ−ア
ミノ酪酸及び/又はその誘導体を0.001%質量以上
含むことが好ましく、0.01質量%以上含むことがよ
り好ましく、0.05質量%以上含むことが特に好まし
い。
【0017】本発明のフケ防止用組成物は、上記基本的
成分の他に、ヒアルロン酸等の保湿剤、パラベン等の防
腐剤等を含むことができる。本発明のフケ防止用組成物
は、様々な化粧料に配合することができ、例えば、頭皮
用ローション、シャンプー、リンス、整髪料等が挙げら
れる。上記化粧料におけるフケ防止用組成物の添加量
は、特に制限はないが、例えばフケ防止用組成物が有効
成分として上記抗フケ原因菌抗体のみを含有する場合
は、上記抗体換算で0.001%〜1質量%となるよう
に添加することが好ましく、0.01〜0.1質量%と
なるように添加することがより好ましい。
【0018】また、フケ防止用組成物が有効成分として
上記抗フケ原因菌抗体と、γ−アミノ酪酸及び/又はそ
の誘導体とを含有する場合は、上記抗体とγ−アミノ酪
酸及び/又はその誘導体の合計量換算で0.002〜2
質量%となるように添加することが好ましく、0.02
〜2質量%となるように添加することがより好ましい。
【0019】
【実施例】以下、実施例を挙げて、本発明をより詳細に
説明する。
【0020】実施例1 (1)Malassezia furfurの培養 以下に示す組成の培地に、Malasseziafur
fur(ATCC14521)を接種し、37℃、15
時間培養した。そして、菌体を含む培養液を遠心分離し
て、菌体を回収し生理食塩水に懸濁し、凍結乾燥して、
菌体粉末を得た。 培地組成 ペプトン 0.5質量% 酵母エキス 0.3質量% 麦芽エキス 0.3質量% グルコース 1.0質量% オリーブオイル 1.0質量%
【0021】(2)免疫用抗原の調製 1.全菌体抗原液 上記(1)で得られた菌体粉末を4mg/mlになるよ
うにイオン交換水に分散し、超音波処理して、全菌体抗
原液を調製した。 2.菌体抽出蛋白質抗原液 上記(1)と同様の培養条件で菌体を培養し、得られた
菌体培養上清にエタノールを最終濃度70%になるよう
に加え静置し、生じた沈殿を遠心分離により回収する。
更に、カラムクロマトグラフィーにより(ゲル:セファ
デックスG−200、バッファー:20mMリン酸バッ
ファー)分取し、リパーゼ活性を示す画分を集め凍結乾
燥して粉末(菌体抽出蛋白質)を得た。得られた粉末を
蛋白質として2mg/mlになるように溶液を調製し、
抗原液とした。
【0022】(3)鶏への免疫 産卵鶏(ホワイトレグホン)60羽を30羽ずつ2群に
分け、上記2種類の抗原液をフロイントコンプリートア
ジュバントと混合し、筋肉注射(抗原液1ml/羽)に
よる免疫操作を行った。初回免疫後1週ごとに集められ
た鶏卵から卵黄を分離し、これを抗体価測定用サンプル
とした。全菌体抗原を免疫した鶏から得られた卵を免疫
卵Aとし、菌体抽出蛋白質抗原を免疫した鶏から得られ
た卵を免疫卵Bとした。
【0023】(4)卵黄中抗体価の測定 上記(3)で得られた免疫卵黄の卵黄中抗体価の推移
を、それぞれの免疫抗原を固相化したプレートを用いた
酵素免疫測定法により測定した。初回免疫から2週間目
に卵黄中の抗体価が上昇し、抗体価が低下した時点(1
1週目)を確認後、初回免疫と同様に追加免疫を行っ
た。その後、週毎の抗体価を測定し、16週目でピーク
に達することを確認した。その結果を図1に示した。そ
して、抗体価上昇を確認した後、鶏卵を採取し、これを
各免疫卵とした。
【0024】
【図1】
【0025】(5)卵黄抗体の調製 上記(4)で得られた各免疫卵から卵黄を分離し、噴霧
乾燥にて粉末化し、各抗原に対する抗体を含んだ各卵黄
粉末を得た。各卵黄粉末は、脱脂操作(卵黄粉末100
gにエタノール500mlを加えて混合)を繰り返し行
なって、各脱脂卵黄粉末を得た。得られた脱脂卵黄粉末
に、その5倍量のリン酸生理食塩水(PBS)を加えて撹
拌し、卵黄水溶性蛋白質を抽出した。得られた抽出液を
凍結乾燥して粉末化し、各抗体粉末を得た。各抗体粉末
をそれぞれ抗体粉末A(免疫卵Aから得られた粉末)、
抗体粉末B(免疫卵Bから得られた粉末)とした。な
お、コントロール(コントロール抗体粉末)として、市
販の卵を用いて上記と同様の操作を行ない、卵黄水溶性
蛋白質の粉末を調製した。
【0026】実施例2 被験サンプルとして、実施例1で得られた抗体粉末A、
抗体粉末B及びコントロール抗体粉末、γ−アミノ酪
酸、緑茶抽出物(商品名:ポリフェノン60)を用い
て、以下の7種類のローションを調製した。 A.抗体粉末A添加ローション B.抗体粉末B添加ローション C.γ−アミノ酪酸添加ローション D.抗体粉末A+γ−アミノ酪酸(抗体粉末A:0.5
%、γ−アミノ酪酸0.5%)添加ローション E.抗体粉末B+γ−アミノ酪酸(抗体粉末B:0.5
%、γ−アミノ酪酸0.5%)添加ローション F.コントロール抗体+γ−アミノ酪酸(コントロール
抗体粉末:0.5%、γ−アミノ酪酸0.5%)添加ロ
ーション G.緑茶抽出物添加ローション H.コントロール抗体添加ローション
【0027】
【表1】
【0028】試験例1 フケ、かゆみの症状を有する被検者80名を10名ずつ
8グループに分け、実施例2で得られたA〜Hのローシ
ョンを頭皮に直接塗布し、症状の治癒効果について試験
を行った。ローションの塗付は、1日に朝、夕2回ずつ
2ヶ月間連続で行った。かゆみ、フケの症状につい
て、完治した:5点、著しい症状の改善が認められる:
4点、症状が改善した:3点、わずかに症状が改善し
た:2点、変化なし:1点、悪化した:0点の判定基準
に基づいてアンケートを行なった。その結果を表2、表
3に示す。
【0029】
【表2】
【0030】
【表3】
【0031】表2、表3の結果から、ローションA,
B,D,E,Gは、高いフケ・かゆみ症状治癒効果を有
することが分かる。特に、ローションD,Eは、非常に
高いフケ・かゆみ症状治癒効果を有することが分かる。
ローションD及びEにおいて高い治癒効果が確認できた
理由として、γ−アミノ酪酸の持つ血行促進作用と抗体
のフケ原因菌除菌作用の相乗効果であると考えられる。
【0032】一方、ローションC及びFについても若干
の治癒効果が認められたが、ローションHには治癒効果
が全く認められないことが分かる。また、上記の試験期
間中(試験開始時、4週後、試験終了時の計3回)、各
被験者の頭皮を生理食塩水で洗浄し、洗浄液中のM.f
urfurの菌数を測定した。その結果を表4に示す。
【0033】
【表4】
【0034】表4の結果から、ローションD,Eを用い
たグループでは、頭皮上のM.furfurの菌数が短
期間で大きく減少する傾向があることが分かる。また、
ローションA,B,Gを用いたグループでも、試験開始
4週目以降から菌数が減少していることが分かる。一
方、ローションHでは菌数の減少は認められなかった。
以上の結果から、フケ原因菌の除菌効果に関しては、フ
ケ原因菌抗体が必須であるといえる。
【0035】<試験例2>抗体粉末A、抗体粉末B、コ
ントロール抗体粉末、γ−アミノ酪酸及び緑茶抽出物の
チロシナーゼ阻害活性を以下の方法にて測定した。L−
チロシン溶液(0.3mg/ml)250μl、緩衝液
(リン酸バッファー:pH6.8)250μl、それぞ
れのサンプル溶液(0.5mg/ml)250μlを混
合し、37℃で10分間加温した後、酵素溶液(SIG
MA社製)50μl(8300U/ml)を加え30分
間酵素反応を行なった。そして、反応液の475nmの
吸光度を測定し、チロシナーゼ阻害活性を評価した。そ
の結果を表5に示す。
【0036】
【表5】
【0037】表5の結果から、全ての抗体粉末、及びγ
−アミノ酪酸には、チロシナーゼの阻害活性がないこと
が分かる。一方、緑茶抽出物は、高いチロシナーゼ阻害
活性を有することが分かる。このことは、フケ防止の目
的で緑茶抽出物を長期間にわたり使用した場合、メラノ
サイトにおけるメラニン生成を阻害する可能性を示唆す
るものである。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、毛
根部に刺激を与えることなく、フケ原因菌のみに特異的
に作用して菌の増殖を抑制して、フケを効果的に防止で
きる安全性の高いフケ防止用組成物及びそれを含有する
化粧料を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 Malassezia furfur抗体価
の推移を表す図表である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年10月22日(2001.10.
22)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 31/04 A61P 31/04 Fターム(参考) 4C083 AA071 AA072 AA112 AC102 AC122 AC482 AC581 AC582 AD352 CC31 DD23 DD27 EE13 4C085 AA33 AA35 BB31 CC40 DD22 4C206 AA01 AA02 FA45 MA01 MA02 MA04 MA10 NA14 ZA90 ZA92 ZB35 ZC75

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Malassezia属の菌体及び/又
    は該菌体から抽出した蛋白質を抗原として免疫した鶏が
    産生する卵から調製された抗体を有効成分として含有す
    ることを特徴とするフケ予防用組成物。
  2. 【請求項2】 更に、γ−アミノ酪酸及び/又はその誘
    導体を含有する、請求項1に記載のフケ予防用組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のフケ予防用組成
    物を含有するフケ用化粧料。
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