JP2002526395A - 化粧品あるいは皮膚科製品におけるボルド抽出物の使用 - Google Patents

化粧品あるいは皮膚科製品におけるボルド抽出物の使用

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、化粧品あるいは皮膚科製品におけるボルド抽出物の使用および当該抽出物を含む製品に関する。本発明は特に、皮膚、爪および/あるいは毛髪への局所あるいは外用適用による、組織における老化症状の予防的あるいは治療的処置のための化粧品あるいは皮膚科製品を調製するための、それ自体としてあるいは少なくとも1つの他の有効成分に加えて、有効成分としてのボルド抽出物の使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、化粧品および皮膚科製品あるいは製剤の分野、特に組織の老化症状
の治療のために有効な製品あるいは製剤の分野に関し、その目的は、組織の老化
症状の治療のためのボルド抽出物の使用、ならびにこの種の抽出物を含有する化
粧品あるいは皮膚科製品である。
【0002】 ボルドの木(Peumus boldus Mol.)は、日当たりのよいチ
リの高地地方に自生するMonimiaceae科に属する低潅木である。ボル
ドの木は従来の医学において薬用植物として使用されている。
【0003】 アンデス地方では、たとえば、ボルドの葉は肝臓病や腸性中毒のための薬用茶
として、頭痛および片頭痛のためのこめかみの湿布として、リウマチのための沐
浴として、および催吐薬としてのエキス(煎剤)として使用されている。ボルド
の葉は利尿薬、胃の強化治療薬および鎮静薬として使用される。
【0004】 葉はまた駆虫薬(Anthelminthikum)としても使用され、葉か
ら採取した汁は耳の炎症(耳炎)を治療するための耳への点滴剤(点耳液)とし
て使用される。
【0005】 学術文献によれば、ボルドの葉は、タンニン1.2%、精油2−3%(そのう
ち45%がアスカリドール、30%がシネオールと多くのテルペンの混合物であ
る)、フラボノイドあるいはフラボノイドグリコシド(ニューモシド(pneu
moside)、ボルドシド(Boldoside)、フラゴシド(frago
side)等が分離/単離されている)、およびアポルフィンアルカロイド0.
25−0.50%を含み、ボルジンが主要アルカロイド(総アルカロイド含量の
25%)である。
【0006】 最近になって、ボルジンが胆汁分泌促進および胆汁排出作用(DE−2 54
7 243)、ならびに平滑筋の弛緩作用を持つことが公表された(Speis
kyとCassels,Pharmacological Research−
Pharmakologische Forschung,Vol.29,No
.1,1−12,1994)。
【0007】 ボルジンはまた抗酸化特性、フリーラジカルの中和作用および過酸化物化阻害
作用(P−450シトクロム系、ミクロソーム膜)を有するとみなされてきた。
【0008】 ボルドの葉の水アルコールエキスによる肝の保護作用および抗炎症作用も報告
されており(Bruneton,“Pharmacognosie,Phyto
chimie,Plantes medicinales”―“Pharmak
ognosie,Phytochemie,Heilkrauter”、第2版
、Lavoisier,Paris,1993,737”739/Wichtl
,“Teedrogen und Phytopharmaka”、第3版、W
issenschaftliche Verlagsgesellschaft
,1997,110−112)、ボルジンを薬物性肝毒性、自己免疫疾患および
炎症性疾患を治療するために使用することが提案された(SpeiskyとCa
ssels,1994、前出)。
【0009】 最後に、食用油における抗酸化薬としてのボルジンの使用は、US−5 34
8 755の資料、およびUS−4 185 119とUS−5 594 03
3の資料から知られており、各々がボルジンの抗アレルギー性および抗不整脈特
性を記述している。
【0010】 しかし数多くの製薬および治療適用にもかかわらず、化粧品あるいは皮膚科の
分野における特定の適用は現在まで言及されていなかった。
【0011】 しかしながら、本発明の著者らは、意外にもボルド抽出物、中でもアポルフィ
ンアルカロイドから成るもの、その中でも特にボルジンから成るものは、これま
でに示されているものとは別に他の多くの特徴と注目すべき作用を有しており、
その結果これらの抽出物が、組織の老化症状において生じる様々な現象と反応、
特に太陽放射によって引き起こされるあるいは加速される現象や反応に対抗する
ための手段として特に有効であることを発見した。
【0012】 それ故、本発明の主たる目的は、皮膚、爪および/あるいは毛髪への局所外用
適用による組織の老化症状の予防的あるいは治療的処置のための化粧品あるいは
皮膚科製品を調製するために、単独であるいは少なくとも1つの他の有効成分に
加えて、ボルド抽出物を有効成分として使用することにある。
【0013】 本発明の好ましい実施態様では、使用するボルド抽出物は、ボルジン、あるい
はボルジンに富む抽出物、特にボルドの葉から採取した抽出物から成る。
【0014】 ボルド抽出物、特にボルジンの抽出物の注目すべき特徴と作用を、下記に詳述
する様々な試験において確認した。
【0015】 I.in vitro培養でのヒト線維芽細胞増殖への作用 1.操作方法 ヒト線維芽細胞を所定の培地(DMEM)に接種した。5%CO大気中37
℃で24時間インキュベーションした後、ボルジン(たとえば、制限的ではない
が、SIGMAによって市販されているボルジン、参照番号B3916、包装番
号94H10481)を2つの異なる濃度に添加した。
【0016】 5%CO大気中37℃で3日間インキュベーションした後、粒子計数器によ
る細胞の計数およびATPの酵素的定量によって線維芽細胞の増殖を評価した。
数多くの成長因子(IGF、PDGF、等々)と栄養素(グルコース、蛋白、ア
ミノ酸、等々)を含むウシ胎児血清(SVF)を、ヒト線維芽細胞に関するこれ
らの試験での陽性試験測標(成長および生存中)としてin vitroで使用
した。
【0017】 2.ボルジンに関して達成された結果(対照に対する%)
【0018】
【表1】
【0019】 3.ウシ胎児血清(SVF)に関して達成された結果(対照に対する%)
【0020】
【表2】
【0021】 これらの表の試験は、ボルジンがヒトのin vitro線維芽細胞の成長と
代謝をかなり刺激したことを示している。ボルジンはSVFの用量よりも100
倍低い用量で試験したが、その強さはより穏やかながら、SVFと同等の作用を
有していた。
【0022】 II.ヒトin vitro線維芽細胞の生存率改善作用 線維芽細胞で飽和した培養に関して生存率の改善を評価した。飽和の際に、線
維芽細胞の増殖にいわゆる「接触」限界を課した。この試験は、休止細胞に関し
ていくつかの定量的パラメータを測定することを可能にする: ATP含量を測定することによる全般的代謝活性、 蛋白質合成、 グルタチオン合成。
【0023】 1.操作方法 線維芽細胞を所定の培地(DMEM)に接種した。接種から72時間後に培養
にボルジンを加えた。5%CO大気中37℃で72時間インキュベーションし
た後、所定のパラメータを評価した。
【0024】 ATPは酵素的化学発光系によって分析し(Kemp,1986)、蛋白質は
Bradford(Bradford,1986)に従った比色反応によって分
析し、グルタチオン(GSH)の低下は蛍光プローブ、オルトフタルアルデヒド
で測定した(HissinとHilf,1976)。
【0025】 GSH含量は、蛋白質のmgとし、それを未処置対照の%として表わしている
【0026】 2.ボルジンに関して得た結果(対照に対する%)
【0027】
【表3】
【0028】 3.ウシ胎児血清(SVP)に関して達成された結果(対照に対する%)
【0029】
【表4】
【0030】 ボルジンはATP、蛋白質およびGSHの合成を刺激した。ATPとGSHに
関して、ボルジンは、SVFよりも50倍低い用量で試験したが、SVFと同等
の作用を示した。蛋白質に関しては、ボルジンの刺激はSVFよりも大きかった
【0031】 第IおよびII章の結果は、ケア化粧品学(皮膚のケア、毛髪のケア、爪のケ
ア)においてボルジンを使用すること、ならびに目に見える疲労した領域、皮膚
および毛髪の老化症状、刺激を必要とする代謝と蛋白質合成に対抗するための局
所適用による化粧品製剤においてその予想しうる作用を利用することが有益であ
ることを示している。
【0032】 III.「抗プロテアーゼ」活性 炎症の際に多形核好中性白血球(PMN)から分離された、あるいはUVA照
射に供した線維芽細胞によって分離されたプロテアーゼは、真皮の細胞外基質を
構成する蛋白質の分解を引き起こす。
【0033】 1.in tuboでの抗コラゲナーゼ試験(Van Wartら、Anal
.Biochem.,113,356−365,1981) 多形核好中性白血球(PMN)および「古い」あるいは照射された線維芽細胞
は、炎症の際にコラゲナーゼを分離する。ヒストリチクス菌(clostori
dium histolyticum)コラゲナーゼおよび合成色素産生基質、
FALGPAに関して試験を実施した。インキュベーション時間は室温で30分
間であり、324nmで光学密度を測定した。比較として試験した阻害因子試験
物質はシステインである。
【0034】
【表5】
【0035】
【表6】
【0036】 これらの結果は、皮膚および/あるいは目に見える領域の光誘発性あるいは固
有の老化症状に対抗するための化粧品においてボルジンを使用するための、ボル
ジンのさらなる有利な特性を示している。
【0037】 IV.「抗P成分」活性 1.ex vivoでのP成分の阻害(Ebertzら、Journal o
f Investigative Dermatology―Zeitschr
ift der Forschungs―Dermatologie,88(6
),682−685,1987) P成分は、刺激後に皮膚の一部の感覚神経線維によって放出される神経ペプチ
ドである。このペプチドは、強い増殖(線維芽細胞およびケラチノサイト)ある
いは免疫調節(ランゲルハンス細胞)のいずれかを誘導するために皮膚の細胞(
線維芽細胞、ケラチノサイト、ランゲルハンス細胞)に存在する特異的レセプタ
に作用する。P成分は肥満細胞のヒスタミンの放出を開始させ、ヒスタミンはi
n vivoで認められる紅斑の原因となる。この現象を、P成分の存在下に3
7℃でインキュベーションした皮膚の生検に関して評価した。放出されたヒスタ
ミンをELISA系によって分析する。
【0038】
【表7】
【0039】 これらの結果は、化学成分(環境汚染)あるいは物理的ストレス(UV、熱、
乾燥)あるいは心身障害によって刺激された過敏性の皮膚を緩和するための化粧
品においてボルジンを局所適用することの利点を明瞭に示している。
【0040】 V.「抗グリケーション」活性 1.in tuboでのグリケーションの阻害(Devlら、Mechani
sums of Ageing & Development―Mechani
sumen des Alterns & Entwicklung,55(1
),39−47,1990/Monnierら、Proceedings of
the National Academy of Sciences of
the USA,81(1),583−587,1984) 蛋白質の非酵素的グリケーションは、ヒト組織の老化における決定的なプロセ
スであり、糖尿病で認められる病理の主たる原因となる細胞外基質および基底膜
の細網化を説明する。シッフ塩基も、非酵素的グリケーションの作用を悪化させ
る反応性形態の酸素の産生を触媒する。1%グルコースの存在下に45℃で21
日間インキュベーションしておいた1型コラーゲンに関してin tubo試験
を実施した。シッフ塩基の含量を430nm(350nmで刺激)の蛍光光度法
によって評価した。コラーゲンによって定量したグルコース含量をチオバルビツ
ール酸によって評価した(443nmのデンシトメトリー)。
【0041】
【表8】
【0042】 アミノグアニジンも、このグリケーションモデルにおける陽性試験物質として
in tuboで試験した。
【0043】
【表9】
【0044】 これらの表を検討すると、0.01%のボルジンが、シッフ塩基の蛍光および
コラーゲンに結合するグルコース含量に関してアミノグアニジンよりも活性であ
ることを示している。
【0045】 これらの結果は、皮膚の細胞外基質蛋白質への老化症状(現実齢あるいは光誘
発性)を軽減するためのケア化粧品(皮膚および毛髪のケア)におけるボルジン
の局所適用が有益であることを明らかにしている。
【0046】 VI.アポトーシス誘導の予防 1.原理 アポトーシスは、自己溶解によって、そして特に蛋白と核DNAを小さな断片
に破壊し、それらの断片が細胞質中に塩析することによって、ある種の細胞を除
去するために生物が用いる積極的な生物学的プロセスである。
【0047】 アポトーシスは、酸化的ストレス(UV照射、炎症)、成長因子の欠乏あるい
は毒性物質(夾雑物、遺伝子毒性物質、等々)によって誘導することができる。
【0048】 これらの試験の原理は、ある成分が、in vitroで細胞培養において誘
導されるアポトーシスの割合を低下させる能力を示すことであった。
【0049】 この試験のために使用したアポトーシス誘導因子は成長因子の欠乏であった;
この機序は、少なくとも部分的には、生存細胞の消失による組織の老化の原因で
あった。
【0050】 2.操作方法 a)細胞の調製 飽和した細胞カバー中のヒトA549上皮細胞をこの試験のために使用した。
【0051】 JOにおいて、試験する様々な成分濃度を含む無血清培地に細胞を接種し、3
7℃で4日間インキュベーションした。ウシ血清(成長因子を含む)を含有する
培地に接種した細胞の一部を陰性対照として使用した。次に細胞をトリプシン処
理によって回収し、染色して、フローサイトメトリーで分析した。
【0052】 b)フローサイトメトリーでのアポトーシス細胞の定量(R.Olivier
,Methods in Enzymol.Vol.251,Chapter
24,270−278,1995) アポトーシス試験においては、アポトーシス誘導の抑制が壊死への移行による
ものでないことを確認するため、アポトーシス細胞の含量(アポトーシス率)だ
けでなく壊死細胞の含量(壊死率)も評価する必要がある。
【0053】 方法1:蛍光プローブによる染色 この方法では、細胞をエチジウムブロマイド(5マイクログラム/ml)とア
クリジンオレンジ溶液(1.5マイクログラム/ml)によって同時に染色する
【0054】 壊死細胞はエチジウムブロマイドによって染色され、生存細胞はアクリジンオ
レンジによってのみ染色される。生存細胞を、DNAの量に比例するアクリジン
オレンジの蛍光強度に従って2つの群に分ける;アポトーシス細胞は低蛍光群で
あり、非アポトーシス細胞は強い蛍光の群である。
【0055】 方法2:「サブG1」ピークによる定量 この方法では、細胞の一部をトリパンブルーで処理して染色し、古典的顕微鏡
下で壊死細胞の数を数える。
【0056】 残りの細胞を透過性にして、エチジウムブロマイド溶液(5マイクログラム/
ml)で染色し、フローサイトメトリーで定量した。この部分では、アポトーシ
ス細胞は非アポトーシス細胞よりもDNA含量が低いので、「サブG1」と呼ば
れるピークの形態で生じる。このピークは、細胞周期試験の頻度グラフ(ヒスト
グラム)においてG1ピークの直前に起こるため「サブG1」と称される。G0
/G1ピークは休止期あるいは遺伝物質の1つの標本しか持たない周期開始時の
細胞に相当する。G2/Mピークは、遺伝物質の2つの標本を持つ、あるいは既
に有糸分裂中(2つの副細胞の分離)の遺伝物質を有する細胞に相当する。G0
/G1とG2/Mピークは、遺伝物質の第二の標本の合成の中間期Sにある細胞
を含む培養物によって分離される(F.Lacombe,1992による)。
【0057】 3.結果 添付の図面の図1および2は、フローサイトメトリーによって明らかにされた
、成長因子の遮断によりヒト細胞においてA549を誘導するアポトーシスのボ
ルジンによる阻害をグラフの形態で示している(統計:3回の試験の+/−SE
M/ステューデントt検定/()=p<0.05)。
【0058】 図1および2のグラフは下記の表に示す対照含量に比して解釈しなければなら
ない。
【0059】
【表10】
【0060】
【表11】
【0061】 方法1では(図1)、成長因子細胞の欠乏はアポトーシス率を2%から15%
に上昇させた。ボルジンで処理した細胞では、5mg/lの用量でアポトーシス
率が4%に低下した。
【0062】 方法2では(図2)、成長因子細胞の遮断はアポトーシス率を2%から16%
に上昇させた。ボルジンで処理した細胞では、5mg/lの用量でアポトーシス
率が4%に低下した。
【0063】 これらの結果は、ボルジンとウシ血清が、成長因子を含まないヒト細胞培養に
おいて誘導されるアポトーシスの割合を低下させる有意の能力を持つことを示し
ている。
【0064】 このボルジンの作用は、壊死細胞の割合がボルジン添加後も大きく変化しなか
ったことから、アポトーシスから壊死への移行によるものではない。
【0065】 本発明者が最近発見した、下記に述べるボルジンあるいはボルジンに富む抽出
物の作用と明確な活性は、従って、非常に強い代謝刺激活性(特にATP合成、
GSH低下グルタチオンおよび蛋白質の刺激)、コラーゲンおよび皮膚蛋白の抗
グリケーション活性、ならびに細胞成長への決定的な刺激作用を含む。
【0066】 細胞の老化プロセスにおいて副作用として起こる機序への有益な作用のこの驚
くべき結びつきは、組織、特に皮膚細胞の老化症状を取り除くために、予防的あ
るいは治療的にボルジンを使用することが、しかも少量であっても、有益である
ことを強調している。
【0067】 さらに、上述したような、そして発明者が最近確認したあるいは修正した、抗
プロテアーゼ(特に抗コラゲナーゼ)活性、抗P成分活性およびアポトーシス誘
導の阻害のような、ボルジンあるいはボルジンに富む抽出物の付加的な活性は、
ボルジンに付加的な生物学的特性、特に日射後の皮膚領域における抗ストレス、
緩和、保護および再生作用を与える。
【0068】 その結果として、本発明はまた、組織、特に皮膚領域の組織の現実齢あるいは
光誘発性の老化を好都合に治療する製品におけるボルジンの特に有益な使用に関
する。
【0069】 本発明の目的はまた、ボルド抽出物、好ましくはボルジンあるいはボルジンに
富む抽出物の化粧品学あるいは皮膚科学上活性な量を、単独であるいは少なくと
ももう1つ別の有効成分に加えて、有効成分として含むことを特徴とする、特に
光誘発性の組織の老化症状を治療するための化粧品あるいは皮膚科製品にある。
【0070】 特に上述した試験結果を考慮に入れた本発明の特徴に従えば、化粧品あるいは
皮膚科製品は、好都合には、0.0001重量%から10重量%のボルジン、好
ましくは0.001重量%から2重量%のボルジンを含む。
【0071】 本発明の最初の変形に従えば、ボルジンはヒドロポリオル溶液の形態あるいは
ベクター化された形態(リポソーム、ナノスフェア、ナノカプセル、ミクロスフ
ェア、マイクロカプセル、ミセル等)である。
【0072】 本発明の第二の変形に従えば、ボルジンは、たとえばアミノ酸、糖、脂質ある
いはペプチドで置換された形態で存在する。
【0073】 本発明の実施態様の非制限的な例として、単一有効成分としてあるいは少なく
とももう1つ別の成分に加えてボルジンを含む様々な製品あるいは化粧品組成物
を下記に述べる。
【0074】 実施例1: 保護あるいは刺激のためのヘアローションの形態の本発明に従った化粧品は下
記に示すような重量割合の組成物を含みうる: 配合処方 ヒドロキシエチルセルロース 0.20 プロピレングリコール 2.00 ケトステアリルアルコール(および)Ceteareth−20 5.00 リポダーモル 1.00 塩化セトリモニウム 1.00 ステアリン酸グリコール 2.00 防腐剤 十分量 加水分解した小麦蛋白 1.00 ボルジン 0.005 水 (100%にするための十分量) 100.00
【0075】 上記のローションを調製し、製造するための方法は、主として、すべての脂肪
要素(ケトアウテアリルアルコール(および)Ceteareth−20、リポ
ダーモルおよびステアリン酸グリコール)を75℃に加熱し、水とプロピレング
リコールの混合物を70℃に加熱して、ヒドロキシエチルセルロース、塩化セト
リモニウム、防腐剤、ボルジンおよび加水分解小麦蛋白をこの温度でこの混合物
に溶解し、撹拌しながら脂肪相を水相に注ぎ入れて、生じたローションが完全に
冷却するまで撹拌を続けることにある。
【0076】 実施例2: しわのための刺激・再生ナイトクリームの形態の本発明に従った化粧品は、た
とえば、下記に示すような重量割合の組成物を含みうる: 配合処方 脂肪相 ステアリン酸グリセリン(および)ケトステアリルアルコール(および)パルミ
ンチン酸セチル ココナッツグリセリド 12.00 PEG−20ステアリン酸グリセロール 2.00 Ceteareth−20 1.00 オクチルドデカノール 3.00 シェー油 3.00 ジオクチルシクロヘキサン 4.00 水相 グリセリン 3.00 Vegeseryl(登録商標)HGP:大豆蛋白(大豆グリシン) 5.00 ボルジン 0.20 ElestabR 399(防腐剤) 1.50 水 (100%にするための十分量) 100.00 香料 (十分量)
【0077】 上記のクリームを調製し、製造するための方法は、主として、脂肪相からの成
分を80℃に加熱し、水+グリセリン+防腐剤の混合物を80℃に加熱して、撹
拌してその中にボルジンを溶解し、タービンで撹拌しながら脂肪相を水相に注ぎ
入れて、生じた混合物を冷却させ、60℃でVegesery(登録商標)HG
Pを加え、45℃で香料を加えて、最後に室温まで冷却させることにある。
【0078】 実施例3: 過敏性皮膚のための保護・抗刺激性デイクリームの形態の本発明に従った化粧
品は、たとえば、下記に示すような重量割合の組成物を含みうる: 配合処方 脂肪相 グリセロール−SE−ステアレート 16.00 Ceteareth−12 1.00 オクチルドデカノール 6.00 ミリスチン酸イソプロピル 4.00 水相 グリセリン 6.00 ボルジン 0.30 メチルパラベン 0.20 プロピルパラベン 0.10 イミダゾリジニル尿素 0.30 水 65.80 香料 0.30
【0079】 上記のクリームを調製し、製造するための方法は、脂肪相からの成分を80℃
に加熱し、水とグリセリンを75℃に加熱して、メチルパラベンとプロピルパラ
ベン、次いでイミダゾリジニル尿素をこの温度でこの混合物に溶解し、乳剤の形
態になる直前にこの混合物にボルジンを溶解し、タービンで撹拌しながら脂肪相
を水相に注ぎ入れて、次にタービンと遊星状撹拌によって得た混合物を徐々に冷
却し、45℃で香料を加えて、その後室温で冷却することにある。
【0080】 実施例4: 老化症状のための保護的抗グリケーションおよび抗プロテアーゼクリームの形
態の本発明に従った化粧品は、下記に示すような重量割合の組成物を含みうる: 配合処方 脂肪相 ステアリンアルコール(および)Steareth−7(および) Steareth−10 4.00 ステアリン酸グリセリル(および)Ceteth 20 2.00 アボカド油 3.00 ステアリルアルコール 2.00 カプリン酸/カプリル酸トリグリセリド 3.00 ラウリン酸ヘキシル 2.00 イソプロピルステアリン 2.00 パラフィン油 11.00 ケチルジメチコーン 1.00 水相 アラントイン 0.10 ボルジン 0.30 ブチレングリコール 5.00 Elestab(登録商標) 4112(防腐剤) 0.35 水 (100%にするための十分量) 10.00
【0081】 上記のクリームを調製し、製造するための方法は、脂肪相の成分を撹拌しなが
ら80℃に加熱し、水+ブチレングリコール+防腐剤の混合物を80℃に加熱し
て、その中にアラントインとボルジンを溶解し、タービンで撹拌しながら脂肪相
を水相に注ぎ入れて、最後に、生じた混合物を撹拌しながら徐々に室温まで冷却
することにある。
【0082】 実施例5: フェースローションの形態の本発明に従った化粧品は、たとえば、下記に示す
ような重量割合の組成物を含みうる: 配合処方 プロピレングリコール 5.00 Virginianaハマメリス水 5.00 ボルジン 0.10 Elestab(登録商標) 5OJ(防腐剤) 0.40 香料 (十分量) PEG−40水素添加ヒマシ油 蒸留水 (100%にするための十分量)
【0083】 上記のローションを調製し、製造するための方法は、主として、蒸留水とプロ
ピレングリコールを50℃に加熱し、防腐剤とボルジンをその中に溶解して、次
に撹拌しながら香料と溶剤(ヒマシ油)を溶解し、ハマメリス水を加えて冷却す
るまで撹拌し、その後濾過することにある。
【0084】 実施例6: 抗アポトーシス乳剤の形態の本発明に従った化粧品は、たとえば、下記に示す
ような重量割合の組成物を含みうる: 配合処方 脂肪相 PEG−25 PABA 5.00 Ceteareth−6(および)ステアリンアルコール 2.00 Ceteareth−25 2.00 セチルアルコール 1.00 ステアリン酸グリセリルSE 6.00 パラフィン油 5.00 オクタン酸(カプリリック)/デカン酸(カプリニル)トリグリセリド5.00 ジメチコーン 0.20 水相 ボルジン 0.20 ブチルグリコール 5.00 Elestab(登録商標) 388(防腐剤) 1.50 アラントイン 0.15 香料 0.20 蒸留水 (100%にするための十分量)
【0085】 上記の乳剤を調製し、製造するための方法は、脂肪相の成分を撹拌しながら8
0℃に加熱し、水を80℃に加熱して、ブチレングリコール、防腐剤、アラント
インおよびボルジンを撹拌しながら加え、タービンで撹拌しながら脂肪相を水相
に注ぎ入れて、得られた混合物を徐々に冷却し、約45℃で香料を加えて、最終
的に完全に冷却するまで撹拌を続ける。
【0086】 本発明は明白に、記述した実施方法には限定されない。特に様々な要素の組成
物に関して、あるいは技術的に等価の物質の置換によって、それ故本発明の範囲
から逸脱することなく、変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ボルジンのアポート−シス誘導に対する影響を蛍光プローブ染色により測定し
た結果を示す。
【図2】 ボルジンのアポート−シス誘導に対する影響をサブG1ピークにより測定した
結果を示す。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年10月4日(2000.10.4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD ,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL, PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,S L,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US ,UZ,VN,YU,ZA,ZW 【要約の続き】

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 皮膚、爪および/あるいは毛髪に外用・局所適用される、組
    織の老化症状の予防的あるいは治療的処置のための化粧品あるいは皮膚科製品を
    調製するための、単独であるいは少なくとも1つの他の有効成分に加えての、有
    効成分としてのボルド抽出物の使用。
  2. 【請求項2】 ボルド抽出物がボルジン(Boldine)から成るあるい
    はボルジンに富む抽出物から成ることを特徴とする、請求項1に記載の使用。
  3. 【請求項3】 抽出物が代謝への刺激活性および細胞成長への刺激活性を生
    じさせることを特徴とする、請求項1および2のいずれかに記載の使用。
  4. 【請求項4】 抽出物が同時にコラーゲンおよび皮膚蛋白の抗グリケーショ
    ン活性を有することを特徴とする、請求項1−3のいずれかに記載の使用。
  5. 【請求項5】 抽出物が同時に抗コラゲナーゼ活性を有することを特徴とす
    る、請求項1−4のいずれかに記載の使用。
  6. 【請求項6】 抽出物が同時に抗アポトーシス活性を有することを特徴とす
    る、請求項1−5のいずれかに記載の使用。
  7. 【請求項7】 抽出物が同時に抗P成分活性を有することを特徴とする、請
    求項1−6のいずれかに記載の使用。
  8. 【請求項8】 化粧品あるいは皮膚科製品が、特に組織の現実齢あるいは光
    誘導性の老化症状を治療する製品から成ることを特徴とする、請求項1−7のい
    ずれかに記載の使用。
  9. 【請求項9】 化粧品あるいは皮膚科の分野において有効な量のボルド抽出
    物を単独であるいは少なくとも1つの他の有効成分に加えて、有効成分として含
    むことを特徴とする、特に光誘発性の組織の老化症状を治療するための化粧品あ
    るいは皮膚科製品。
  10. 【請求項10】 ボルド抽出物がボルジンから成るあるいはボルジンに富む
    抽出物から成ることを特徴とする、請求項9に記載の化粧品あるいは皮膚科製品
  11. 【請求項11】 0.0001重量%から10重量%、好ましくは0.00
    1重量%から2重量%のボルジンを含むことを特徴とする、請求項9−10のい
    ずれかに記載の化粧品あるいは皮膚科製品。
  12. 【請求項12】 ボルジンがヒドロポリオル性あるいはベクター化された溶
    液の形態で生じることを特徴とする、請求項10および11のいずれかに記載の
    化粧品あるいは皮膚科製品。
  13. 【請求項13】 ボルジンが、たとえばアミノ酸、糖、脂質あるいはペプチ
    ドで置換された形態で生じることを特徴とする、請求項10および11のいずれ
    かに記載の化粧品あるいは皮膚科製品。
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