JP2003112596A - 膝保護用エアバッグ装置 - Google Patents

膝保護用エアバッグ装置

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JP2003112596A JP2001306852A JP2001306852A JP2003112596A JP 2003112596 A JP2003112596 A JP 2003112596A JP 2001306852 A JP2001306852 A JP 2001306852A JP 2001306852 A JP2001306852 A JP 2001306852A JP 2003112596 A JP2003112596 A JP 2003112596A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】展開膨張完了前における乗員との干渉を抑え
て、エアバッグにより、乗員の膝を左右方向に幅広く保
護可能な膝保護用エアバッグ装置を提供すること。 【解決手段】膝保護用エアバッグ装置は、膨張用ガスの
流入時、収納部位から車両後方側へ突出するとともに上
方へ展開膨張して、乗員の膝を保護可能なエアバッグ4
0を、備える。エアバッグ40は、乗員側壁部41と車
体側壁部42とを備えるとともに、乗員側壁部41と車
体側壁部42とを重ねて平らに展開した状態の下端50
側を、膨張用ガスの上流側部位として、構成される。そ
して、エアバッグ40は、折り畳み時、乗員側壁部41
と車体側壁部42とを重ねて平らに展開した状態から、
左右方向の幅寸法を狭めるように、左右両端部47・4
8を、エアバッグ40内に入れ込み、ついで、上端49
側を下端50側に接近させるように、折り畳んで、収納
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、膨張用ガスを流入
させて展開膨張するエアバッグが、運転者や助手席搭乗
者等の乗員の膝を保護可能な膝保護用エアバッグ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、運転者等の乗員の膝を
保護する装置としては、特開平8−80797号公報、
特開平10−315894号公報等に示されるものがあ
った。前者は、ダッシュボードのロアカバーの下側部位
に配置されて、作動時に運転者の脛から膝までを保護す
るように展開膨張するエアバッグを備えたエアバッグ装
置であり、後者は、ステアリングホイール下方のコラム
カバー付近に配置されて、作動時に運転者の膝の下部か
らつま先付近までを保護するように展開膨張するエアバ
ッグを備えたエアバッグ装置であった。
【0003】しかし、これらの膝保護用エアバッグ装置
では、エアバッグの展開膨張完了前における乗員との干
渉を抑えて、乗員の膝を左右方向に幅広く保護する点
に、改善の余地があった。
【0004】本発明は、上記にかんがみて、展開膨張完
了前における乗員との干渉を抑えて、エアバッグによ
り、乗員の膝を左右方向に幅広く保護することができる
膝保護用エアバッグ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る膝保護用エ
アバッグ装置は、着座した乗員の膝の前方における車体
側に、エアバッグが折り畳まれて収納され、膨張用ガス
の流入時、前記エアバッグが、収納部位から車両後方側
へ突出するとともに上方へ展開膨張し、車体側と乗員と
の間における乗員の膝の前方側に配設されて、前記乗員
の膝を保護可能な膝保護用エアバッグ装置であって、前
記エアバッグが、膨張完了時の乗員側に配置される乗員
側壁部と、膨張完了時の車体側に配置される車体側壁部
と、を備えるとともに、前記乗員側壁部と前記車体側壁
部とを重ねて平らに展開した状態の下端側を、前記膨張
用ガスの上流側部位として、構成され、折り畳み時、前
記乗員側壁部と前記車体側壁部とを重ねて平らに展開し
た状態から、左右方向の幅寸法を狭めるように、左右の
端部側の少なくとも一方を、エアバッグ内に入れ込み、
ついで、上端側を下端側に接近させるように、折り畳ん
で、収納されていることを特徴とする。
【0006】そして、前記エアバッグは、折り畳み時、
左右の端部側の少なくとも一方を、エアバッグ内に入れ
込んだ後、左右の少なくとも一方の縁を車両前方側に折
り返し、ついで、上端側を下端側に接近させるように、
折り畳んで、収納させてもよい。
【0007】また、前記エアバッグが、折り畳み時、前
記乗員側壁部と前記車体側壁部とを重ねて平らに展開し
た状態から、左右方向の幅寸法を狭めるように、左右の
両端部側を、エアバッグ内に入れ込むように、折り畳む
場合には、前記エアバッグの展開膨張時に、左右の入れ
込んだ部位の展開完了に時間差を設けるように、前記左
右両端部の前記エアバッグ内への入れ込みを、相互に、
左右非対称としてもよい。
【0008】なお、本明細書での上下、左右、及び、前
後は、膝保護用エアバッグ装置を車両に搭載させた際の
車両の上下・左右・前後に対応するものである。
【0009】
【発明の作用・効果】本発明に係る膝保護用エアバッグ
装置では、エアバッグ内に膨張用ガスが流入されると、
エアバッグは、折り畳み工程と略逆に展開膨張すること
となり、まず、収納部位から車両後方側に突出して、上
方へ展開し、さらに、左右方向の幅寸法を広げるよう
に、エアバッグ内に入れ込んだ部位を突出させて、膨張
を完了させることとなる。
【0010】すなわち、エアバッグは、展開膨張過程に
おいて、左右方向の幅寸法を広げる際、エアバッグ内に
入れ込んだ部位を左右方向の外方に突出させる態様とな
って、その態様は、乗員側に突出するのではなく、左右
方向に沿った外方に突出する態様となることから、乗員
に不要な押圧力を与えるように干渉せず、そして、展開
膨張を完了させれば、左右方向の幅寸法を広く確保する
ことができて、乗員の膝を、左右方向に幅広く保護可能
となる。
【0011】したがって、本発明に係る膝保護用エアバ
ッグ装置では、展開膨張完了前における乗員との干渉を
抑えて、エアバッグにより、乗員の膝を左右方向に幅広
く保護することができる。
【0012】そして、請求項2に記載するように構成す
る場合には、エアバッグが、左右の端部側の少なくとも
一方を、エアバッグ内に入れ込んだ後、上端側を下端側
に接近させるように折り畳む前に、左右の少なくとも一
方の縁を車両前方側に折り返すものであり、展開膨張完
了時のエアバッグの左右方向の幅寸法が大きくとも、左
右方向の幅寸法をコンパクトにして、折り畳むことがで
きる。
【0013】また、折り返した左右の少なくとも一方の
縁側が、車両前方側に折り返されていることから、その
折り返し部位が折りを解消する際、車両前方側から車両
後方側に向かって左右方向に沿うように、展開するだけ
で、乗員側に向かうように突出する展開ではないことか
ら、乗員に不要な押圧力を与えることが、防止される。
【0014】さらに、請求項3に記載するように構成す
る場合には、エアバッグの展開膨張時、エアバッグ内に
入れ込んだ部位の展開を、エアバッグの左右両側で、相
違させることができて、乗員の周囲に干渉物が配設され
ている等の際に、その干渉物の配設側を素早く展開させ
て、乗員の膝を効果的に保護することができる。
【0015】そして、このような展開の時間差が、左右
の入れ込む形状を左右非対称にするだけで、発生させる
ことができることから、エアバッグにおける左右の一方
の保護エリアを素早く確保可能なエアバッグ装置を、極
めて簡便に、製造することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0017】実施形態の膝保護用エアバッグ装置S1
は、図1〜4に示すように、乗員Mとしての運転者MD
の膝Kを保護できるように、運転者MDの車両前方側で
あるステアリングコラム3の下方に配設されている。
【0018】ステアリングコラム3は、図1に示すよう
に、コラムカバー7に覆われて、ステアリングホイール
1に連結されるメインシャフト4と、メインシャフト4
の周囲を覆うコラムチューブ5と、を備えて構成され、
メインシャフト4とコラムチューブ5との間には、ステ
アリングホイール1のリング面の角度を調整可能な図示
しないチルト機構や、ステアリングホイール1をシャフ
ト4の軸方向に移動させて停止可能な図示しないテレス
コピック機構等が、配設されている。
【0019】コラムカバー7は、略四角筒形状等の合成
樹脂製として、ステアリングホイール1の下方のステア
リングコラム3を覆うように、ステアリングコラム3の
軸方向に沿って配設されている。即ち、コラムカバー7
は、車両前方側を下方に配置させて、車両後方側を上方
に配置させるように、後上がりに傾斜して配設されてい
る。そして、コラムカバー7におけるインストルメント
パネル(以下、インパネとする)9から突出する部位の
下面7aは、略長方形形状とし、車両前後方向で、後上
がりの曲面状に形成されている。
【0020】膝保護用エアバッグ装置S1は、折り畳ま
れたエアバッグ40、エアバッグ40に膨張用ガスを供
給するインフレーター34、折り畳まれたエアバッグ4
0を覆うエアバッグカバー26、及び、収納ケース1
3、を備えて構成されて、車体(ボディ)側のコラムカ
バー7の下方に配設されている。そして、実施形態のエ
アバッグ装置S1では、エアバッグ40、インフレータ
ー34、及び、エアバッグカバー26が、収納ケース1
3に組み付けられてエアバッグ組付体SAを形成し、各
部材を組み付けて一体化したエアバッグ組付体SAを車
両に取り付けて、エアバッグ装置S1を車両に搭載して
いる。
【0021】収納ケース13は、板金製として、図1〜
4に示すように、平板状の板状部14と、折り畳んだエ
アバッグ40とインフレーター34とを収納する収納部
17と、を備えて構成されている。
【0022】収納部17は、車両後方側に向いた開口1
7aを備える有底の箱形状としている。実施形態の場
合、収納部17は、略長方形形状の底壁部22と略四角
筒形状の周壁部18とを備えた略直方体の箱形状とし
て、開口17aを囲む周壁部18には、車両の左右方向
で対向する壁部18a・18bに、それぞれ、インフレ
ーター34を取り付けるための大小の円形に開口した取
付孔20・21を配設させて構成されている。取付孔2
0は、インフレーター34の後述する円柱状の本体部3
4aを嵌挿させて、内周面で、本体部34aの外周面を
支持可能に形成され、取付孔21は、インフレーター3
4の本体部34aを挿通不能として、インフレーター3
4の後述する雄ねじ部34cを突出可能な内径寸法とし
ている。収納部17へのインフレーター34の取り付け
は、収納部17の外方から取付孔20に、インフレータ
ー34の雄ねじ部34c側を挿入させて、雄ねじ部34
cを取付孔21から突出させ、雄ねじ部34cにナット
35を螺合させることにより、行っている。
【0023】そして、周壁部18の外周面には、先端を
開口17aから離れるように底壁部22側に反転させた
複数の断面略J字形状のフック19が固着されている。
フック19は、エアバッグカバー26における後述する
ヒンジ部30側となる部位(収納部周壁部18の下面側
の部位)に4個配設され、エアバッグカバー26の後述
する扉部31の先端31a側の部位(収納部周壁部18
の上面側の部位)に3個配設され、車両の左右方向両側
の部位に、それぞれ、1個ずつ配設されている。
【0024】板状部14は、収納部17の開口17aの
周縁から延びて、着座した運転者MDの左右両膝K(K
L・KR)の前方側を広く覆えるように、略長方形形状
に形成されて、周縁の四隅に、それぞれ、車両のボディ
側に連結させるための取付片部15を配設させている。
なお、板状部14における開口17aの上縁側付近は、
コラムカバー7の下面7a側を車両後方側に突出させる
ように、下方側へ凹んでおり、さらに、その下面7aの
湾曲状態に対応させて、車両後方側に突出するように湾
曲している。そして、開口17aの周縁から板状部14
の外周縁までの間には、板状部14の剛性を高めるため
のリブ14aが形成され、これらのリブ14aは、その
車両後方側の面で、エアバッグカバー26の後述する一
般部27を支持するように、構成されている。
【0025】そして、板状部14の収納部開口17aの
周縁には、表裏を貫通するように、略長方形形状に開口
する複数の貫通孔14bが形成されている。これらの貫
通孔14bは、エアバッグカバー26における各フック
19に係止させる取付片28を挿通可能に、配置されて
いる。
【0026】また、板状部14における収納部17から
離れた左右両側には、表裏を貫通するように、複数の取
付孔14cが形成されている。これらの取付孔14c
は、熱カシメを利用してエアバッグカバー26を収納ケ
ース13に取り付ける部位となる。すなわち、エアバッ
グカバー26は、エアバッグカバー26の後述する取付
脚部27aを各取付孔14cに挿通させて、各取付脚部
27aの先端を溶融させつつ拡径させ、固化させた先端
を取付孔14cから抜けないようにして、フック19と
併用して、収納ケース13に取り付けられることとな
る。
【0027】さらに、収納ケース13の各取付片部15
には、車両のボディ側にボルト24(図4参照)止めす
るための連結孔(図示せず)が形成されている。なお、
各取付片部15は、ボディ側のインパネリインフォース
メント・センターブレス・フロントボディピラー等に固
着されている所定のブラケットに、ボルト24止めさ
れ、こられのブラケットは、塑性変形して衝撃力を吸収
可能に構成されている。
【0028】なお、実施形態では、板状部14と収納部
17と備えた収納ケース13を、プレス加工して、一体
的に形成した場合を示したが、適宜、板金を溶接して、
収納ケース13を形成してもよい。
【0029】エアバッグカバー26は、ポリオレフィン
系等の熱可塑性エラストマーから形成されて、図1〜4
に示すように、収納ケース13の外形形状より大きな外
形形状として、収納ケース13の車両後方側を覆えるよ
うに、構成されている。
【0030】なお、エアバッグカバー26は、アッパパ
ネル9aとロアパネル9bとからなるインパネ9におけ
るコラムカバー7の周縁のロアパネル9b側に配置され
て、インパネ9から突出するコラムカバー7の下側周縁
を覆うこととなる。そのため、エアバッグカバー26
は、車両後方側から見て、上縁中央付近を、コラムカバ
ー7を後方へ突出させるように、下方へ凹み、かつ、そ
の凹部の下方の上縁側を、コラムカバー下面7a側の曲
面に対応させて車両後方側へ湾曲させるように隆起させ
て、構成されている。
【0031】そして、エアバッグカバー26は、収納部
17の開口17aを覆う扉部31と、板状部14の車両
後方側を覆う一般部27と、を備えて構成されている。
【0032】扉部31は、開口17aより僅かに大きい
略長方形の板状に形成され、その外周縁の逆U字形状の
部位には、扉部31が下開きで開くように、一般部27
と連結された薄肉の破断予定部29が、形成されてい
る。破断予定部29は、扉部31が膨張するエアバッグ
40に押された際に容易に破断するように、車両前方側
の面に連続的若しくは断続的な凹溝を設けて、形成され
ている。
【0033】また、扉部31の下縁側には、破断予定部
29が破断して扉部31が開く際、扉部31の回転中心
となるヒンジ部30が、形成されている。このヒンジ部
30は、インテグラルヒンジとしており、破断しない範
囲内の肉厚で、一般部27や扉部31より薄肉に形成さ
れている。
【0034】そして、一般部27における収納部開口1
7aの周縁全周の近傍には、収納ケース13の板状部1
4における各貫通孔14bを貫通する複数の取付片28
が、車両前方側に突設されている。各取付片28は、略
長方形形状の板状としている。各取付片28には、周縁
をフック19に係止させるための長方形形状に開口する
係止孔28aが、形成されている。
【0035】また、一般部27の所定位置には、収納ケ
ース13の板状部14における各取付孔14cの周縁
に、熱カシメして係止させる複数の取付脚部27aが形
成されている。各取付脚部27aは、熱カシメ前の状態
では取付孔14cを貫通可能な丸棒状として、図3に示
すように、熱カシメ後には先端側が押し潰されることと
なる。
【0036】インフレーター34は、図1〜3に示すよ
うに、電気信号を入力させて膨張用ガスGを吐出可能に
構成されたシリンダタイプとして構成され、ガス吐出口
34bを備えた円柱状の本体部34aを備え、本体部3
4aの一端から雄ねじ部34cを突出させて構成されて
いる。このインフレーター34は、既述したように、取
付孔14cから収納部17内に挿入されて、取付孔21
から突出した雄ねじ部34cにナット35を螺合させる
ことにより、本体部34aにおける雄ねじ部34c側の
端面が収納部17の取付孔21周縁側に圧接され、本体
部34aにおける雄ねじ部34cから離れた外周面が、
取付孔14cの内周面に支持されて、収納ケース13の
収納部17内に収納されて保持されている。なお、収納
部17内への収納時には、インフレーター34は、エア
バッグ40の後述する取付孔42a・42bを貫通する
こととなる。
【0037】また、このインフレーター34は、ステア
リングホイール1に搭載された図示しないエアバッグ装
置を作動させる制御装置からの電気信号を、ステアリン
グホイール用エアバッグ装置と同時に入力させて、作動
されることとなる。本体部34aの収納部17から突出
している側の端面には、エアバッグ作動回路に接続され
るリード線37を接続させたコネクタ36が、配設され
ている。
【0038】エアバッグ40は、可撓性を有したポリエ
ステルやポリアミド等の織布から形成されて、図4〜6
に示すように、展開膨張完了時の形状を略長方形板状と
して、下端側の後述する取付孔42a・42bを配設さ
せた取付部40bの左右方向の幅寸法を小さくして、取
付部40aの上部側に配設される本体部40aの左右方
向の幅寸法を大きくして、構成されている。また、エア
バッグ40は、それぞれ略長方形形状の運転者MD側の
乗員側壁部41とコラムカバー7側の車体側壁部42と
の二枚の織布から構成されて、壁部41・42の周縁相
互を縫合して形成されている。
【0039】車体側壁部42の下部側には、二つの取付
孔42a・42bが形成されている。取付孔42aは、
インフレーター34の本体部34aを挿通可能に、本体
部34aの外径寸法と略等しい内径寸法として構成さ
れ、取付孔42bは、本体部34aの外径寸法より内径
寸法を小さくして、雄ねじ部34cを挿通可能に構成さ
れている。そして、エアバッグ40は、取付孔42aに
インフレーター本体部34aが挿入され、取付孔42b
に雄ねじ部34cが挿入されて、取付孔42a・42b
の内周面をインフレーター34の本体部34aや雄ねじ
部34cに支持させて、収納部17に収納されたインフ
レーター34を利用して、収納ケース13に取り付けら
れている。
【0040】このエアバッグ40内には、上下二段に、
左右方向に沿う帯状のテザー43・44が配設されてい
る。これらのテザー43・44は、膨張時のエアバッグ
40の厚さを全域にわたって略均等にして、運転者MD
の膝Kとコラムカバー下面7aとの間にエアバッグ40
を円滑に侵入させるための厚さ規制手段であり、乗員側
壁部41と車体側壁部42とを連結して配設されてい
る。これらのテザー43・44は、左右の両端43a・
43b・44a・44bが、エアバッグ40の左右の端
部47・48から離れて配設されている。
【0041】そして、実施形態のエアバッグ40では、
展開膨張時、本体部40aが、収納部17の開口17a
から車両後方側へ突出して、開口17a周縁のエアバッ
グカバー26における一般部27の車両後方側の面か
ら、少なくともコラムカバー下面7a側の上端7b付近
までを覆い、かつ、運転者MDの膝K(KL・KR)の
前方側を覆い可能としている。
【0042】このエアバッグ40の折り畳み工程は、図
7のA・Bに示すように、まず、乗員側壁部41と車体
側壁部42とを重ねて平らに展開した状態から、左右方
向の幅寸法を狭めるように、左右の両端部47・48側
を、エアバッグ40内に入れ込む。この時、各テザー4
3・44の両端部43a・43b・44a・44bが、
端部47・48の一部と干渉するものの、テザー43・
44の端部43a・43b・44a・44bと干渉しな
い部位47a・48aを、エアバッグ40の左右方向の
中央付近まで、極力、エアバッグ40内に入れ込んで、
入れ込んだ後のエアバッグ40における左右方向の幅寸
法を、収納する収納部17の左右方向の幅寸法に対応す
るように、コンパクトにする。
【0043】ついで、図7のB・Cに示すように、エア
バッグ40の上端49側を、下端側50側に接近するよ
うに折り畳む。実施形態の場合には、上端49側を車体
側壁部42の側でロール折りすれば、エアバッグ40を
折り畳み作業を終了させることができる。なお、図7で
は、インフレーター34を二点鎖線で図示しているが、
インフレーター34は、エアバッグ40を収納ケース1
3の収納部17に収納した後、エアバッグ40内に挿入
することとなる。
【0044】そして、エアバッグ40の折り畳み後に
は、折り崩れ防止用の破断可能な図示しないラッピング
フィルムにより、エアバッグ40をくるんで、取付孔2
0・42a相互と取付孔21・42b相互とをそれぞれ
一致させるように、エアバッグ40を収納部17内に収
納させる。なお、取付孔42a・42bの部位のラッピ
ングフィルムは、破断させておく。
【0045】その後、雄ねじ部34cを、取付孔20・
42a側から、収納部17内に収納させたエアバッグ4
0内に挿入させ、さらに、取付孔42b・21から突出
させて、突出した雄ねじ部34cにナット35を締め付
け、本体部34aにおける雄ねじ部34c側の端面を、
エアバッグ40の取付孔42a周縁を介在させて、収納
部17の内周面に圧接させれば、インフレーター34と
エアバッグ40とを収納部17に取り付けることができ
る。なお、実施形態のエアバッグ40では、ロール折り
された折り畳み部位56は、インフレーター34の上方
側に位置して、収納部17に収納されることとなる。
【0046】そして、収納ケース13にエアバッグカバ
ー26を取り付ける。この取り付けは、まず、収納ケー
ス13の車両後方側から、各貫通孔14bに対して、対
応する取付片28を挿入させるとともに、各取付孔14
cに対して、対応する丸棒状の取付脚部27aを挿入さ
せる。この時、各取付片28は、フック19に干渉し
て、収納部17から離れるように弾性変形した後、復元
して、係止孔21内にフック19が挿入されて、係止孔
21の周縁がフック19に係止されることとなる。
【0047】ついで、各取付孔14cから突出した取付
脚部27aの先端を熱カシメして、各取付脚部27aを
板状部14の車両前方側の面における取付孔14cの周
縁に係止させれば、エアバッグカバー26を収納ケース
13に取り付けることができて、エアバッグ組付体SA
を形成することができる。
【0048】このようなエアバッグ組付体SAは、板状
部14の各取付片部15を、ボディ側の所定のブラケッ
トにボルト24止めして連結させれば、車両に膝保護用
エアバッグ装置S1を搭載することができる。
【0049】なお、エアバッグ装置S1の車両搭載後に
は、リード線37をエアバッグ作動回路に結線するとと
もに、インパネ9のアッパパネル9aやロアパネル9
b、さらには、アンダーカバー11(図1・2参照)を
車両に搭載することとなる。
【0050】車両へのエアバッグ装置S1の搭載後、イ
ンフレーター34に所定の電気信号が入力されれば、ガ
ス吐出口34bから膨張用ガスGが吐出されて、エアバ
ッグ40は、膨張して、図示しないラッピングフィルム
を破断するとともにエアバッグカバー26の扉部31を
押し、破断予定部29を破断させて、ヒンジ部30を回
転中心として扉部31を下開きで開かせ、その結果、エ
アバッグ40は、収納部17の開口17aから、扉部3
1が開いて形成されたエアバッグカバー26の開口32
を経て、車両後方側へ突出し、さらに、コラムカバー下
面7aに沿うように、上方に向かって大きく展開膨張す
ることとなる(図8・図9のA・B参照)。
【0051】そして、エアバッグ40は、エアバッグ4
0内に膨張用ガスGが流入されると、折り畳み工程と略
逆に展開膨張することとなり、まず、図8の二点鎖線や
図9のAに示すように、収納部位としての収納部17か
ら車両後方側に突出して、上方へ展開し、さらに、図9
のBや図10に示すように、左右方向の幅寸法を広げる
ように、エアバッグ40内に入れ込んだ部位47a・4
8aを突出させて、膨張を完了させることとなる。
【0052】すなわち、エアバッグ40は、展開膨張過
程において、左右方向の幅寸法を広げる際、エアバッグ
40内に入れ込んだ部位47a・48aを左右方向の外
方に突出させる態様となって、その態様は、運転者MD
側に突出するのではなく、左右方向に沿った外方に突出
する態様となることから、運転者MDに不要な押圧力を
与えるように干渉せず、そして、展開膨張を完了させれ
ば、左右方向の幅寸法を広く確保することができて、運
転者MDの膝K(KL・KR)を、左右方向に幅広く保
護可能となる。
【0053】したがって、実施形態の膝保護用エアバッ
グ装置Mでは、展開膨張完了前における運転者MDとの
干渉を抑えて、エアバッグ40により、運転者MDの膝
KL・KRを左右方向に幅広く保護することができる。
【0054】また、実施形態のエアバッグ40では、折
り畳みの最終工程において、上端49側を車体側壁部4
2の側にロール折りしており、展開膨張時におけるロー
ル折りの折り畳み部位56の折りの解消時、巻きを解く
ように折りを解消することから、仮に、その部位56が
運転者MD等の乗員Mと干渉しても、折り畳み部位56
は、その干渉部位に沿って上昇して巻きを解くこととな
るため、乗員Mに不要な押圧力を与えることなく、ロー
ル折りの折りを解消することができる。
【0055】さらに、実施形態のエアバッグ40では、
膨張用ガスGの上流側となる取付部40b側から本体部
40a側に向かう膨張用ガスGが、下方側の左右方向に
配置されるテザー44によって、左右方向の両側に流
れ、左右両端部47・48のエアバッグ40の内周面側
の部位とテザー44の左右の端部44a・44bとの間
をガス流通孔45として、テザー44より上方側の部位
に流入する構成としている。そのため、テザー44の上
方の本体部40aの部位では、膨張用ガスGの向きが、
左右方向の外方に向かう方向としており、入れ込み部位
47a・48aを突出させ易いことから、左右方向への
展開を円滑に行うことができる。
【0056】なお、エアバッグ40の折り畳み時、エア
バッグ40を収納する収納部17の左右方向の幅寸法が
広い場合には、左右両端部47・48の一方だけを、エ
アバッグ40内に入れ込んで、ロール折りしてもよい。
【0057】また、実施形態では、運転者MDの膝Kを
保護するために、運転者MDの車両前方側の車体側に配
置されるエアバッグ装置S1を例に採り説明したが、図
11・13に示すように、助手席に着座した助手席搭乗
者MPの両膝K(KL・KR)を保護するように、助手
席に着座した乗員MPの車両前方側となる車体側(イン
パネ9側)に、エアバッグ装置S2を配置させてもよ
い。なお、このエアバッグ装置S2は、使用するエアバ
ッグ40Aがエアバッグ装置S1のエアバッグ40に比
べて左右方向の幅寸法を広くするとともに、収納ケース
13の板状部14やエアバッグカバー26が、インパネ
9の助手席前方の部位に対応して、平面的に形成されて
いる点を除いて、他の部品は、エアバッグ装置S1と同
様に形成されている。
【0058】そして、この場合のエアバッグ40Aが、
保護するエリアを広くするように、エアバッグ40に比
べて、左右方向の幅寸法を広くしている場合には、図1
2に示すように折り畳めばよい。すなわち、図12のA
・Bに示すように、まず、乗員側壁部41と車体側壁部
42とを重ねて平らに展開した状態から、左右方向の幅
寸法を狭めるように、左右の両端部47・48側を、エ
アバッグ40内に入れ込む。この時、各テザー43・4
4の両端部43a・43b・44a・44bを越えるよ
うに、極力、端部47・48(47a・48a)側をエ
アバッグ40A内の中央側に入れ込んで、左右方向の幅
寸法をコンパクトにする。
【0059】その後、図12のB・Cに示すように、左
右の縁51・53を車両前方側に折り返す。
【0060】ついで、図12のC・Dに示すように、エ
アバッグ40Aの上端49側を、下端側50側に接近す
るように、車体側壁部42の側でロール折りすれば、エ
アバッグ40Aの折り畳み作業を終了させることができ
る。その後は、エアバッグ40と同様に収納ケース13
に収納して、エアバッグ組付体SAを形成して車両に搭
載することとなる。
【0061】そして、このようなエアバッグ40Aで
は、折り返した左右の両縁51・53側が、車両前方側
に折り返されていることから、その折り返し部位52・
54が折りを解消する際、車両前方側から車両後方側に
向かって左右方向に沿うように、展開するだけで、乗員
MP側に向かうように突出する展開ではないことから、
乗員MPに不要な押圧力を与えることが、防止される。
そしてさらに、エアバッグ40Aは、入れ込み部位47
a・48aを左右方向の外方へ突出させるため、乗員M
Pの膝KL・KRを幅広く保護することができる。
【0062】勿論、このエアバッグ40Aでは、上端4
9側を下端50側に接近させるように折り畳む前に、左
右の両縁51・53を車両前方側に折り返すものであ
り、展開膨張完了時のエアバッグ40Aの左右方向の幅
寸法が大きくとも、左右方向の幅寸法をコンパクトにし
て、収納ケース13の収納部17に収納することができ
る。
【0063】なお、この車両前方側へ折り返す場合も、
エアバッグ40Aを収納する収納部17の左右方向の幅
寸法が広い場合には、左右両端部47・48の少なくと
も一方だけを、エアバッグ40内に入れ込んで、さら
に、左右の少なくとも一方の縁を車両前方側へ折り返
し、その後、ロール折りしてもよい。
【0064】また、車両前方側へ折り返す場合には、車
体側壁部42の側にロール折りしたり、複数の折目をつ
けて、蛇腹折りしてもよい。
【0065】さらに、左右両端部をエアバッグ内に入れ
込む場合には、図14・15に示すエアバッグ装置S3
のエアバッグ40Bのようにしてもよい。このエアバッ
グ40Bでは、エアバッグ40B内に入れ込んだ左端部
47側の部位47aと右端部48側の部位48aとの展
開完了に時間差を設けるように、左右両端部47・48
のエアバッグ40内への入れ込みを、相互に、左右非対
称としている。図例の場合には、図14のA・Bに示す
ように、左方側の入れ込み部位47aが、カクタス折り
のように、折目を多くして、エアバッグ40B内に入れ
込む距離を短くし、入れ込み部位48aより素早く突出
するように、形成されている。
【0066】そして、このエアバッグ40Bでも、両端
部47・48をエアバッグ40B内に入れ込んだ後は、
図14のB・Cに示すように、エアバッグ40Bの上端
49側を、下端側50側に接近するように、車体側壁部
42の側でロール折りすれば、エアバッグ40Bの折り
畳み作業を終了させることができ、その後は、エアバッ
グ40・40Aと同様に収納ケース13に収納して、エ
アバッグ組付体SAを形成して車両に搭載することとな
る。
【0067】そして、このようなエアバッグ40Bで
は、展開膨張時、図15に示すように、入れ込んだ部位
47a・48aの展開を、エアバッグ40Bの左右両側
で、相違させることができて、乗員Mの周囲に干渉物X
が配設されている等の際に、その干渉物Xの配設側であ
る入れ込み部位47aを素早く展開させて、乗員Mの膝
KLを効果的に保護することができる。
【0068】そして、このようなエアバッグ装置S3で
は、エアバッグ40Bの入れ込み部位47a・48aに
おける展開の時間差が、左右の入れ込む形状を左右非対
称にするだけで、発生させることができることから、エ
アバッグ40Bにおける左右の一方の保護エリアを素早
く確保可能なエアバッグ装置S3を、極めて簡便に、製
造することができる。
【0069】なお、左右の入れ込む形状を左右非対称に
する場合には、図14に示すほか、図16・17のエア
バッグ40C・40Dのように折り畳んでもよい。
【0070】図16に示すエアバッグ40Cは、左端部
47側を右端部48側より遅く展開させるもので、入れ
込み部位47aを巻いてエアバッグ40C内に入れ込ん
でいる。
【0071】図17に示すエアバッグ40Dは、右端部
48側を左端部47側より遅く展開させるもので、入れ
込み部位48aを下端50側に大きく曲げてエアバッグ
40D内に入れ込んでいる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である膝保護用エアバッグ
装置の使用状態を示す車両前後方向の概略縦断面図であ
る。
【図2】本発明の一実施形態である膝保護用エアバッグ
装置の車両前後方向の概略拡大縦断面図である。
【図3】図2のIII−III部位の概略断面図である。
【図4】同実施形態の膝保護用エアバッグ装置の使用状
態を示す車両後方側から見た概略正面図である。
【図5】同実施形態で使用するエアバッグの正面図であ
る。
【図6】図5のVI−VI部位の概略断面図である。
【図7】同実施形態のエアバッグの折り畳み工程を説明
する概略図である。
【図8】同実施形態のエアバッグが展開膨張完了した状
態を示すもので、車両前後方向に沿った状態の概略縦断
面図である。
【図9】同実施形態のエアバッグの展開膨張を説明する
車両後方側から見た概略正面図である。
【図10】同実施形態のエアバッグの展開膨張を説明す
る横断面図である。
【図11】他の実施形態である膝保護用エアバッグ装置
を助手席の車両前方側に配置させた状態を示す車両後方
側から見た概略正面図である。
【図12】図11に示すエアバッグ装置に使用するエア
バッグの折り畳み工程を説明する概略図である。
【図13】図11に示すエアバッグ装置に使用するエア
バッグの展開膨張を説明する横断面図である。
【図14】他の実施形態に使用するエアバッグの折り畳
み工程を説明する概略図である。
【図15】図14に示すエアバッグの展開膨張を説明す
る横断面図である。
【図16】左右の端部を左右非対称形としてエアバッグ
内に入れ込む態様の他の例を示す図である。
【図17】左右の端部を左右非対称形としてエアバッグ
内に入れ込む態様のさらに他の例を示す図である。
【符号の説明】
7…(車体側)コラムカバー、 9…(車体側・インストルメントパネル)インパネ、 17…(収納部位)収納部、 40・40A・40B・40C・40D…エアバッグ、 40b…(膨張用ガスの上流側部位)取付部、 41…乗員側壁部、 42…車体側壁部、 47…左端部、 47a・48a…入れ込み部位、 48…右端部、 49…上端、 50…下端、 51…左縁、 52・54…折り返し部位、 53…右縁、 M…乗員、 MD…運転者、 MP…助手席搭乗者、 K(KL・KR)…膝、 S1・S2・S3…膝保護用エアバッグ装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着座した乗員の膝の前方における車体側
    に、エアバッグが折り畳まれて収納され、膨張用ガスの
    流入時、前記エアバッグが、収納部位から車両後方側へ
    突出するとともに上方へ展開膨張し、車体側と乗員との
    間における乗員の膝の前方側に配設されて、前記乗員の
    膝を保護可能な膝保護用エアバッグ装置であって、 前記エアバッグが、 膨張完了時の乗員側に配置される乗員側壁部と、膨張完
    了時の車体側に配置される車体側壁部と、を備えるとと
    もに、前記乗員側壁部と前記車体側壁部とを重ねて平ら
    に展開した状態の下端側を、前記膨張用ガスの上流側部
    位として、構成され、 折り畳み時、前記乗員側壁部と前記車体側壁部とを重ね
    て平らに展開した状態から、左右方向の幅寸法を狭める
    ように、左右の端部側の少なくとも一方を、エアバッグ
    内に入れ込み、ついで、上端側を下端側に接近させるよ
    うに、折り畳んで、収納されていることを特徴とする膝
    保護用エアバッグ装置。
  2. 【請求項2】 前記エアバッグが、折り畳み時、左右の
    端部側の少なくとも一方を、エアバッグ内に入れ込んだ
    後、左右の少なくとも一方の縁を車両前方側に折り返
    し、ついで、上端側を下端側に接近させるように、折り
    畳んで、収納されていることを特徴とする請求項1に記
    載の膝保護用エアバッグ装置。
  3. 【請求項3】 前記エアバッグが、折り畳み時、前記乗
    員側壁部と前記車体側壁部とを重ねて平らに展開した状
    態から、左右方向の幅寸法を狭めるように、左右の両端
    部側を、エアバッグ内に入れ込むように折り畳む構成と
    して、 前記エアバッグの展開膨張時に、左右の入れ込んだ部位
    の展開完了に時間差を設けるように、前記左右両端部の
    前記エアバッグ内への入れ込みが、相互に、左右非対称
    としていることを特徴とする請求項1若しくは請求項2
    に記載の膝保護用エアバッグ装置。
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US7226077B2 (en) 2003-09-09 2007-06-05 Takata Corporation Airbag, airbag assembly and airbag device
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