JP2003112504A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/13—Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping
- B60C11/1376—Three dimensional block surfaces departing from the enveloping tread contour
- B60C11/1384—Three dimensional block surfaces departing from the enveloping tread contour with chamfered block corners
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- Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract
ることにより、操縦安定性や制駆動性の向上を図るとと
もに、排水性を向上させることにより、特にウェット路
面での操縦安定性や制駆動性を向上させた空気入りタイ
ヤを提供する。 【解決手段】 トレッド部に、複数の溝によって区分さ
れたブロックを複数備えた空気入りタイヤにおいて、前
記ブロックの踏面に2つ以上の実質的な平面を有し、該
平面同士が交差して形成した略タイヤ周方向に沿った稜
線を有する突起部を設ける。
Description
つ以上の実質的な平面を有する突起部を設けた空気入り
タイヤに関し、更に詳しくは、ブロックの接地圧力分布
を効果的に均一化すると共に、排水性を向上させた空気
入りタイヤに関する。
面の形状を適性にし各ブロックの接地圧力分布を均一に
する必要がある。ブロックの接地圧力分布を均一にする
には、例えば、図7に示すようなブロックの踏面をタイ
ヤ周方向(矢印X方向)およびタイヤ幅方向(矢印Y方
向)にみて、タイヤトレッドの曲率半径よりも小さな曲
率半径をもたせる方法が知られている。しかし、この方
法では最大ふくらみ位置が圧力を受けた時に、図8に示
すようなタイヤ径方向(矢印S方向)内側に押し込まれ
る所謂バックリング現象を起こし、ウェット路面ではブ
ロックの踏面に水が溜まり易いという問題があった。
る他の方法として、ブロックのエッジ部を面取りする技
術も提案されているが、この方法では、ブロックの中央
部はタイヤトレッドラジアスと同一であり、踏面の排水
性は余り改善されない。
ックの接地圧力分布を効果的に均一化することにより、
操縦安定性や制駆動性の向上を図るとともに、排水性を
向上させることにより、特にウェット路面での操縦安定
性や制駆動性を向上させた空気入りタイヤを提供するこ
とにある。
め、本発明は、トレッド部に、複数の溝によって区分さ
れたブロックを複数備えた空気入りタイヤにおいて、前
記ブロックの踏面に2つ以上の実質的な平面を有し、該
平面同士が交差して形成した略タイヤ周方向に沿った稜
線を有する突起部を設けたことを特徴とする空気入りタ
イヤを提供する。
に対する角度αが0〜30度の範囲にある空気入りタイ
ヤを提供する。
によって区分されたブロックを複数備えた空気入りタイ
ヤにおいて、前記ブロックの踏面に3つ以上の実質的な
平面を有し、該平面同士が交差して一点に集中した頂点
を有する突起部を設けた空気入りタイヤを提供する。
0.05〜0.3mmの範囲にある空気入りタイヤを提
供する。
の図面を参照しながら詳細に説明する。
に2つの平面からなる突起部が形成されたブロックの斜
視図を示す。矢印S、XおよびYは、それぞれタイヤ径
方向、タイヤ周方向およびタイヤ幅方向を示している。
ブロック1の踏面には、ブロック1を挟んで対向するタ
イヤ周方向溝2の壁面3に交差する平面4aおよび4b
が切妻屋根状に配設され、該2つの平面が交差してなる
稜線5を有する突起部6がタイヤ径方向外側に向かって
形成されている。7はタイヤ幅方向溝、8はタイヤ幅方
向溝の壁面をそれぞれ示す。そして、前記稜線5は踏面
の面積を2分するタイヤ周方向に沿った中央線上に位置
している。
のであり、タイヤ周方向溝2の壁面3に交差する2つの
平面とタイヤ幅方向溝7の壁面8に接する1つの平面か
らなる突起部6が形成されたブロック1の斜視図であ
る。2つの平面4aおよび4bが交差してなる稜線5
が、一方のタイヤ幅方向溝7から、ブロック1を挟んで
対向する他方のタイヤ幅方向溝7の壁面8に接する平面
4cと交差している。図3は、本発明の他の実施形態を
示したものであり、タイヤ周方向溝2の壁面3に交差す
る2つの平面とタイヤ幅方向溝7の壁面8に交差する2
つの平面からなる突起部6が形成されたブロック1の斜
視図である。タイヤ周方向溝2の壁面3に交差する平面
4aおよび4bが交差してなる稜線5が、タイヤ幅方向
溝7の壁面8に交差する平面4cおよび4dと交差する
形でブロック1の中央部に形成されている。
は0〜30度の範囲になるように配置するのが好まし
い。角度αを上記角度にするには、図4(a)に示すよ
うにブロック1をタイヤ周方向に対して斜めに配置して
も、また後述する角度αが小さい範囲であれば図4
(b)に示すようにブロック1の稜線5自体を、タイヤ
周方向に対して所望の角度になるように形成しても、ま
た、これらを組合わせて上記角度になるように形成して
もよい。このように角度αを0〜30度の範囲内とする
ことで、ウェット路面での排水性を一層効果的に向上す
ることができる。
たものであり、タイヤ周方向溝2の壁面3に交差する2
つの平面4aおよび4bとタイヤ幅方向溝7の壁面8に
接する2つの平面4cおよび4dからなる突起部6が形
成されたブロック1の斜視図である。該4つの平面同士
が交差して一点に集中した頂点9がブロック中央部に形
成されている。
図5に示したように平面と溝壁面が交差して形成される
端縁部10と稜線5或いは頂点9とのタイヤ径方向の最
も大きい高低差であって、0.15〜0.3mmの範囲
とするのがよい。この範囲を外れると特にウェット路面
での操縦安定性が悪化する恐れがあるからである。
たが、本発明では平面に限定されるものではなく、本発
明の目的を達成できる限りにおいて、面がタイヤ径方向
に僅かに凸状あるいは凹状な曲面であっても差支えな
い。
記稜線5又は頂点9を有する突起部6は、ウェット路面
において水面を切り裂く効果を持ち、排水性能を高める
働きをする。しかし、例えば図6に示すような突起部6
の先端部分が平坦であると、水面を切り裂き難くなるの
で効果はない。
ける稜線5は、前記踏面の面積を2分するタイヤ周方向
に沿った中央線の左右それぞれ片側において、該中央線
に垂直なブロック幅の10%以内の領域に配するのが、
また図5における頂点9は、ブロック1の重心位置を踏
面に投影した点を中心に、ブロック幅のうち最も大きな
ブロック幅の10%を半径とした円内の領域に配設する
のが、効率よく水面を切り裂くので好ましい。
実質的な平面を有する突起部を形成することにより、ト
ータルグリップ力を高めることが可能となり、更に、該
平面同士が交差して形成した稜線や頂点を有する突起部
が形成されることにより、空気入りタイヤの操縦安定性
や制駆動性を向上、特にウェット路面での操縦安定性や
制駆動性を向上することができる。
明するが、本発明の範囲をこれらの実施例によって限定
するものでないことは言うまでもない。
し、基本的に同じブロックパターンの空気入りタイヤに
おいて、ブロック踏面の突起部を表1に示す仕様とした
従来タイヤ、比較タイヤおよび発明タイヤ1〜5の各試
験タイヤを作製した。従来タイヤは、図7に示したブロ
ックの踏面をタイヤ軸方向およびタイヤ周方向にみて、
略蒲鉾形状の突起部となっており、各ブロックの端縁部
を通るタイヤトレッドの曲率半径の軌跡に対して、各ブ
ロックの中央部が0.25mm突起した小さな曲率半径
の円弧を有している。
気量2000cc、車種フォーミュラ3)のリムサイズ
13×10Jのフロントおよびリムサイズ13×13J
のリヤに装着した。装着時空気圧を100kPaに調整
し、湾曲路を含む周回路において、ドライおよびウェッ
トの条件でテストドライバーによるフィーリング評価を
行った。評価項目としては、ハンドルを切ったときに車
両が敏速に動くか否かを判定基準とする操縦性と、ハン
ドルを切ったときに車両が安定しているか否かを判定基
準とする安定性と、ブレーキを踏んだときおよび発進さ
せたときに車両が敏速に制動および駆動するか否かを判
定基準とする制駆動性を採用した。いずれの評価項目
も、従来タイヤを100とする指数にて表1に示した。
これらの指数が大きいほど性能が優れていることを意味
する。
び比較タイヤと比較して、本発明のタイヤはいずれも操
縦性、安定性および制駆動性において、ドライおよびウ
ェットともに良好であることがわかる。
ロックの踏面に、2つ以上の実質的な平面を有する突起
部を形成することにより、ブロックの接地圧力分布を効
果的に均一化してトータルグリップ力を高めることが可
能となり、更に、該平面同士が交差して形成した稜線部
や頂点部を有する突起部が形成されることにより、空気
入りタイヤの操縦安定性や制駆動性を向上、特にウェッ
ト路面での操縦安定性や制駆動性を向上することができ
る。
ロックを示す斜視図である。
のブロックを示す斜視図である。
イヤのブロックを示す斜視図である。
の一部を示した平面図であって、(a)はブロックをタ
イヤ周方向に対して傾けたもの、(b)はブロックの稜
線部自体をタイヤ周方向に対して所望の角度になるよう
に形成したものである。
イヤのブロックを示す斜視図である。
して示した空気入りタイヤのブロックを示す斜視図であ
る。
りタイヤのブロックを示す斜視図である。
れた状態を示す従来空気入りタイヤのブロックのタイヤ
幅方向断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 トレッド部に、複数の溝によって区分さ
れたブロックを複数備えた空気入りタイヤにおいて、前
記ブロックの踏面に2つ以上の実質的な平面を有し、該
平面同士が交差して形成した略タイヤ周方向に沿った稜
線を有する突起部を設けたことを特徴とする空気入りタ
イヤ。 - 【請求項2】 前記稜線のタイヤ周方向に対する角度α
が0〜30度の範囲にある請求項1に記載の空気入りタ
イヤ。 - 【請求項3】 トレッド部に、複数の溝によって区分さ
れたブロックを複数備えた空気入りタイヤにおいて、前
記ブロックの踏面に3つ以上の実質的な平面を有し、該
平面同士が交差して一点に集中した頂点を有する突起部
を設けたことを特徴とする空気入りタイヤ。 - 【請求項4】 前記突起部の高さが、0.05〜0.3
mmの範囲にある請求項1〜3のいずれかに1項に記載
の空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009023601A (ja) * | 2007-07-23 | 2009-02-05 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りタイヤ |
JP2021091332A (ja) * | 2019-12-11 | 2021-06-17 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
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- 2001-10-03 JP JP2001307510A patent/JP3868247B2/ja not_active Expired - Fee Related
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