JP2003112317A - 成形用プラスチックペレット製造装置 - Google Patents
成形用プラスチックペレット製造装置Info
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- B29B—PREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
- B29B9/00—Making granules
- B29B9/16—Auxiliary treatment of granules
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29B—PREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
- B29B9/00—Making granules
- B29B9/02—Making granules by dividing preformed material
- B29B9/06—Making granules by dividing preformed material in the form of filamentary material, e.g. combined with extrusion
- B29B9/065—Making granules by dividing preformed material in the form of filamentary material, e.g. combined with extrusion under-water, e.g. underwater pelletizers
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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- B29B9/16—Auxiliary treatment of granules
- B29B2009/165—Crystallizing granules
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 広範囲にわたって要求された結晶化率を達成
することができ、かつ物性の低下が少ない成形用プラス
チックペレットを製造することができるようにする。 【解決手段】 混練押出機1から押出されたストランド
を不活性なガス(窒素ガス等)が充満した状態で切断し
てペレット化するストランド切断部10と、このストラ
ンド切断部10から送られてきたペレットを零度未満の
下限温度と水の沸点相当の上限温度との範囲内で温度を
変更可能な冷却媒体で冷却するペレット冷却部30と、
このペレット冷却部30で冷却されたペレットから冷却
媒体を不活性ガス充満状態で除去する冷却媒体除去部6
0とを設けた。
することができ、かつ物性の低下が少ない成形用プラス
チックペレットを製造することができるようにする。 【解決手段】 混練押出機1から押出されたストランド
を不活性なガス(窒素ガス等)が充満した状態で切断し
てペレット化するストランド切断部10と、このストラ
ンド切断部10から送られてきたペレットを零度未満の
下限温度と水の沸点相当の上限温度との範囲内で温度を
変更可能な冷却媒体で冷却するペレット冷却部30と、
このペレット冷却部30で冷却されたペレットから冷却
媒体を不活性ガス充満状態で除去する冷却媒体除去部6
0とを設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリエステル樹脂
やポリアミド樹脂等を原料とする成形用プラスチックペ
レットの製造装置に関する。
やポリアミド樹脂等を原料とする成形用プラスチックペ
レットの製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プラスチック成形用の材料は、
成形する際の作業性や運搬時の利便等を考慮して粒状
(ペレット)に形成されることが多い。
成形する際の作業性や運搬時の利便等を考慮して粒状
(ペレット)に形成されることが多い。
【0003】例えば、調味料、油、清涼飲料水、洗剤な
どの容器の素材として広く使われているポリエチレンテ
レフタレ−ト(PET)や、その他の廃プラスチック
(ポリアミド樹脂等)をリサイクルする際にも、混練押
出機等を用いて溶融押出した後ペレット化されることが
多くなっている。
どの容器の素材として広く使われているポリエチレンテ
レフタレ−ト(PET)や、その他の廃プラスチック
(ポリアミド樹脂等)をリサイクルする際にも、混練押
出機等を用いて溶融押出した後ペレット化されることが
多くなっている。
【0004】ここで、PET等から成形用のペレットを
製造する装置(成形用プラスチックペレット製造装置)
としては、大別して、溶融押出しされたストランドを所
定の形状に切断した後に冷却するホットカット方式のも
のと、ストランドを冷却した後に所定の形状に切断する
ストランドカット方式のものとがある。いずれの方式に
おいても、冷却効率等の観点から冷却媒体としては空気
を用いるよりは水が用いられることが多い。
製造する装置(成形用プラスチックペレット製造装置)
としては、大別して、溶融押出しされたストランドを所
定の形状に切断した後に冷却するホットカット方式のも
のと、ストランドを冷却した後に所定の形状に切断する
ストランドカット方式のものとがある。いずれの方式に
おいても、冷却効率等の観点から冷却媒体としては空気
を用いるよりは水が用いられることが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した水
冷方式の成形用プラスチックペレット製造装置は、次の
ような欠点を有する。
冷方式の成形用プラスチックペレット製造装置は、次の
ような欠点を有する。
【0006】 成形用プラスチックペレットが水を嫌
う場合には、冷却時に吸収した水分を除去するために脱
水工程や乾燥工程が必要となり、設備が複雑化するとと
もに、製造コストの増大や作業時間の長大化を招くこと
になる。
う場合には、冷却時に吸収した水分を除去するために脱
水工程や乾燥工程が必要となり、設備が複雑化するとと
もに、製造コストの増大や作業時間の長大化を招くこと
になる。
【0007】例えば、PETやポリアミド樹脂等は、水
冷方式で冷却すると吸水しやすい。ここで、PETペレ
ットが水分を多く含有していると、成形時(溶融時)に
加水分解を起こして重合度が低下し、成形品の品質(固
有粘度、機械的強度、色相等)が低下する原因となる。
同様に、ポリアミド樹脂ペレットが例えば0.3%吸水
していた場合には、成形品の機械的強度が低下するとと
もに、シルバー気泡が多数発生することになる。
冷方式で冷却すると吸水しやすい。ここで、PETペレ
ットが水分を多く含有していると、成形時(溶融時)に
加水分解を起こして重合度が低下し、成形品の品質(固
有粘度、機械的強度、色相等)が低下する原因となる。
同様に、ポリアミド樹脂ペレットが例えば0.3%吸水
していた場合には、成形品の機械的強度が低下するとと
もに、シルバー気泡が多数発生することになる。
【0008】 成形用プラスチックペレットを製造す
る際の冷却の仕方で結晶化率が相違する(例えば、高温
の水でゆっくりと冷却すれば結晶化が促進されて結晶化
率が高まり、20℃程度の冷たい水で急冷すれば結晶化
率は低くなる)が、ペレットを製造するに当たっては、
使用成形機の特性や成形品の用途等に応じて予め結晶化
率が決められるのが一般的である。
る際の冷却の仕方で結晶化率が相違する(例えば、高温
の水でゆっくりと冷却すれば結晶化が促進されて結晶化
率が高まり、20℃程度の冷たい水で急冷すれば結晶化
率は低くなる)が、ペレットを製造するに当たっては、
使用成形機の特性や成形品の用途等に応じて予め結晶化
率が決められるのが一般的である。
【0009】この要求された結晶化率となるように、作
業者は冷却の仕方を変えることになるが、水の場合、標
準大気圧のもとでは0〜100℃の範囲内でしか温度を
変えることができず、低い結晶化率が要求される場合に
実現し得ないことがある。すなわち、要求された結晶化
率を達成できる範囲が狭く、適用性の拡大が求められて
いる。
業者は冷却の仕方を変えることになるが、水の場合、標
準大気圧のもとでは0〜100℃の範囲内でしか温度を
変えることができず、低い結晶化率が要求される場合に
実現し得ないことがある。すなわち、要求された結晶化
率を達成できる範囲が狭く、適用性の拡大が求められて
いる。
【0010】なお、空冷方式の成形用プラスチックペレ
ット製造装置では、水冷方式よりも冷却効率が悪いため
に、更に要求結晶化率を実現できないことになる。ま
た、かかるペレット製造装置では、溶融状態にあるペレ
ットが空気中の酸素と反応して酸化分解され物性が低下
することがある。
ット製造装置では、水冷方式よりも冷却効率が悪いため
に、更に要求結晶化率を実現できないことになる。ま
た、かかるペレット製造装置では、溶融状態にあるペレ
ットが空気中の酸素と反応して酸化分解され物性が低下
することがある。
【0011】本発明の目的は、広範囲にわたって要求さ
れた結晶化率を達成することができ、かつ物性の低下が
少ない成形用プラスチックペレットを製造することがで
きる成形用プラスチックペレット製造装置を提供するこ
とにある。
れた結晶化率を達成することができ、かつ物性の低下が
少ない成形用プラスチックペレットを製造することがで
きる成形用プラスチックペレット製造装置を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、混練押出機から押出されたスト
ランドを外部から隔離可能な内部空間を有する第1ケー
シングおよび当該第1ケーシング内部空間において不活
性なガスが充満した状態でストランドを所定形状に切断
してペレット化する切断手段を備えたストランド切断部
と、このストランド切断部の第1ケーシング内部空間と
連通した内部空間を有する第2ケーシングおよび当該第
2ケーシング内部空間へストランド切断部から送られて
きたペレットを液体状の冷却媒体と接触させて冷却する
冷却手段ならびに当該冷却媒体の温度を零度未満の下限
温度と水の沸点相当の上限温度との範囲内で変更可能な
冷却媒体温度調節手段を備えたペレット冷却部と、この
ペレット冷却部で冷却されたペレットから冷却媒体を不
活性ガス充満状態で除去する冷却媒体除去部と、を設け
たものである。
に、請求項1の発明は、混練押出機から押出されたスト
ランドを外部から隔離可能な内部空間を有する第1ケー
シングおよび当該第1ケーシング内部空間において不活
性なガスが充満した状態でストランドを所定形状に切断
してペレット化する切断手段を備えたストランド切断部
と、このストランド切断部の第1ケーシング内部空間と
連通した内部空間を有する第2ケーシングおよび当該第
2ケーシング内部空間へストランド切断部から送られて
きたペレットを液体状の冷却媒体と接触させて冷却する
冷却手段ならびに当該冷却媒体の温度を零度未満の下限
温度と水の沸点相当の上限温度との範囲内で変更可能な
冷却媒体温度調節手段を備えたペレット冷却部と、この
ペレット冷却部で冷却されたペレットから冷却媒体を不
活性ガス充満状態で除去する冷却媒体除去部と、を設け
たものである。
【0013】かかる請求項1の発明の場合、要求された
結晶化率が格別低い場合には、冷却媒体温度調節手段を
用いて、冷却媒体の温度を当該結晶化率に応じた温度
(例えば、−50℃)とする。この極低温の冷却媒体が
ペレットに接触(浸漬、シャワリング等)すれば、当該
ペレットから急速に熱が奪われる。すなわち、急冷され
る。これにより、ペレットの結晶化を抑えて、要求され
た結晶化率を得ることができる。
結晶化率が格別低い場合には、冷却媒体温度調節手段を
用いて、冷却媒体の温度を当該結晶化率に応じた温度
(例えば、−50℃)とする。この極低温の冷却媒体が
ペレットに接触(浸漬、シャワリング等)すれば、当該
ペレットから急速に熱が奪われる。すなわち、急冷され
る。これにより、ペレットの結晶化を抑えて、要求され
た結晶化率を得ることができる。
【0014】また、混練押出機から押出されたストラン
ドは、不活性ガス充満状態で所定形状に切断されてペレ
ット化されるとともに、切断後に冷却される場合および
冷却後に冷却媒体が除去される場合にも、水分や空気中
の酸素等と接触しない。したがって、ペレットは、酸化
分解せず、吸水率も極めて低い。その結果、物性(固有
粘度、機械的強度、色相等)の低下が少なく、当該ペレ
ットを原料として成形した場合には、成形品の品質(固
有粘度、機械的強度、色相等)がよく、シルバー気泡等
が生じない。
ドは、不活性ガス充満状態で所定形状に切断されてペレ
ット化されるとともに、切断後に冷却される場合および
冷却後に冷却媒体が除去される場合にも、水分や空気中
の酸素等と接触しない。したがって、ペレットは、酸化
分解せず、吸水率も極めて低い。その結果、物性(固有
粘度、機械的強度、色相等)の低下が少なく、当該ペレ
ットを原料として成形した場合には、成形品の品質(固
有粘度、機械的強度、色相等)がよく、シルバー気泡等
が生じない。
【0015】請求項2の発明は、前記ペレット冷却部の
冷却手段が、前記第2ケーシング内部空間に収容された
冷却媒体と、この冷却媒体中をペレットを浸漬させつつ
移動可能な移動手段とから形成されたものである。
冷却手段が、前記第2ケーシング内部空間に収容された
冷却媒体と、この冷却媒体中をペレットを浸漬させつつ
移動可能な移動手段とから形成されたものである。
【0016】かかる請求項2の発明の場合、ペレットの
表面全体と冷却媒体が接触するので、一段と迅速に当該
ペレットから熱を奪うことができる。したがって、広範
囲にわたって要求された結晶化率を一段と確実に達成す
ることができ、かつ物性の低下が少ない成形用プラスチ
ックペレットを製造することができる。
表面全体と冷却媒体が接触するので、一段と迅速に当該
ペレットから熱を奪うことができる。したがって、広範
囲にわたって要求された結晶化率を一段と確実に達成す
ることができ、かつ物性の低下が少ない成形用プラスチ
ックペレットを製造することができる。
【0017】請求項3の発明は、前記移動手段が前記ペ
レットの移動速度を変更可能に形成されたものである。
レットの移動速度を変更可能に形成されたものである。
【0018】かかる請求項3の発明の場合、結晶化率に
影響を与える冷却速度を変更できる。そのため、広範囲
にわたって要求された結晶化率を一段と確実に達成する
ことができ、かつ物性の低下が少ない成形用プラスチッ
クペレットを製造することができる。
影響を与える冷却速度を変更できる。そのため、広範囲
にわたって要求された結晶化率を一段と確実に達成する
ことができ、かつ物性の低下が少ない成形用プラスチッ
クペレットを製造することができる。
【0019】請求項4の発明は、前記ストランド切断部
の第1ケーシング内部空間へ所定温度に維持された不活
性ガスを供給する不活性ガス供給手段を設けたものであ
る。
の第1ケーシング内部空間へ所定温度に維持された不活
性ガスを供給する不活性ガス供給手段を設けたものであ
る。
【0020】かかる請求項4の発明の場合、第1ケーシ
ング内部空間と連通した第2ケーシングの内部空間の温
度を所定温度範囲内に維持できる。そのため、ペレット
の冷却を一段と安定して行える。したがって、広範囲に
わたって要求された結晶化率を一段と確実に達成するこ
とができ、かつ物性の低下が少ない成形用プラスチック
ペレットを製造することができる。
ング内部空間と連通した第2ケーシングの内部空間の温
度を所定温度範囲内に維持できる。そのため、ペレット
の冷却を一段と安定して行える。したがって、広範囲に
わたって要求された結晶化率を一段と確実に達成するこ
とができ、かつ物性の低下が少ない成形用プラスチック
ペレットを製造することができる。
【0021】請求項5の発明は、前記冷却媒体除去部が
遠心分離機から形成されたものである。
遠心分離機から形成されたものである。
【0022】かかる請求項5の発明では、比較的簡単な
構成で、ペレットから冷却媒体を除去できる。したがっ
て、請求項1〜4までのいずれか1項に記載の発明の場
合と同様な作用・効果を奏し得る他、一段と構成を簡単
化できる。
構成で、ペレットから冷却媒体を除去できる。したがっ
て、請求項1〜4までのいずれか1項に記載の発明の場
合と同様な作用・効果を奏し得る他、一段と構成を簡単
化できる。
【0023】請求項6の発明は、前記冷却媒体除去部
が、冷却媒体が付着したペレットを加熱して当該冷却媒
体を蒸発させる加熱手段から形成されたものである。
が、冷却媒体が付着したペレットを加熱して当該冷却媒
体を蒸発させる加熱手段から形成されたものである。
【0024】かかる請求項6の発明では、請求項1〜4
までのいずれか1項に記載の発明の場合と同様な作用・
効果を奏し得る他、各ペレットから一段と確実に冷却媒
体を蒸発させて除去することができる。
までのいずれか1項に記載の発明の場合と同様な作用・
効果を奏し得る他、各ペレットから一段と確実に冷却媒
体を蒸発させて除去することができる。
【0025】請求項7の発明は、前記冷却媒体除去部で
冷却媒体が除去されたペレットを貯留タンクへ不活性ガ
ス雰囲気下で搬送する搬送手段と、当該貯留タンクへ不
活性ガスを供給する不活性ガス充填手段とを設けたもの
である。
冷却媒体が除去されたペレットを貯留タンクへ不活性ガ
ス雰囲気下で搬送する搬送手段と、当該貯留タンクへ不
活性ガスを供給する不活性ガス充填手段とを設けたもの
である。
【0026】かかる請求項7の発明では、請求項1〜4
までのいずれか1項に記載の発明の場合と同様な作用・
効果を奏し得る他、一段と長期間にわたってペレットを
物性を低下させることなく貯蔵することができる。
までのいずれか1項に記載の発明の場合と同様な作用・
効果を奏し得る他、一段と長期間にわたってペレットを
物性を低下させることなく貯蔵することができる。
【0027】請求項8の発明は、前記冷却媒体としてヘ
キサメチルジシロキサンが選定されたものである。
キサメチルジシロキサンが選定されたものである。
【0028】かかる請求項8の発明の場合、ヘキサメチ
ルジシロキサン〔(CH3)3Si・O・Si(C
H3)3〕は、融点が−69.8℃(冷却によって固化
しない)で沸点が100.5℃(水と同等)であるの
で、一段と広範囲にわたって要求された結晶化率を達成
することができる。
ルジシロキサン〔(CH3)3Si・O・Si(C
H3)3〕は、融点が−69.8℃(冷却によって固化
しない)で沸点が100.5℃(水と同等)であるの
で、一段と広範囲にわたって要求された結晶化率を達成
することができる。
【0029】また、ヘキサメチルジシロキサンは、粘性
が0.49cp(センチポアズ)(比較:水は約1c
p)である。したがって、遠心分離機でペレットから冷
却媒体を除去する方式を採っても、簡単かつ確実に冷却
媒体としてのヘキサメチルジシロキサンをペレットから
分離して除去できる。
が0.49cp(センチポアズ)(比較:水は約1c
p)である。したがって、遠心分離機でペレットから冷
却媒体を除去する方式を採っても、簡単かつ確実に冷却
媒体としてのヘキサメチルジシロキサンをペレットから
分離して除去できる。
【0030】また、ヘキサメチルジシロキサンは、表面
張力が15.2dyne/cmでフロンと同程度のた
め、広がりやすくペレットと素早く接触することにな
る。また、ヘキサメチルジシロキサンは、密度が0.7
6g/mLで水よりも軽いので、ペレットは冷却媒体
(ヘキサメチルジシロキサン)にすぐに沈むことにな
り、当該ペレットを一段と効果的に冷却できる。したが
って、一段と広範囲にわたって要求された結晶化率を達
成することができ、かつ物性の低下が一層少ない成形用
プラスチックペレットを製造することができる。
張力が15.2dyne/cmでフロンと同程度のた
め、広がりやすくペレットと素早く接触することにな
る。また、ヘキサメチルジシロキサンは、密度が0.7
6g/mLで水よりも軽いので、ペレットは冷却媒体
(ヘキサメチルジシロキサン)にすぐに沈むことにな
り、当該ペレットを一段と効果的に冷却できる。したが
って、一段と広範囲にわたって要求された結晶化率を達
成することができ、かつ物性の低下が一層少ない成形用
プラスチックペレットを製造することができる。
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0031】本発明に係る成形用プラスチックペレット
製造装置は、図1および図2に示すように、混練押出機
1から押出されたストランドを不活性なガスが充満した
状態で切断してペレット化するストランド切断部10
と、このストランド切断部10から送られてきたペレッ
トを零度未満の下限温度(例えば、−69℃)と水の沸
点相当の上限温度(100℃)との範囲内で温度を変更
可能な冷却媒体で冷却するペレット冷却部30と、この
ペレット冷却部30で冷却されたペレットから冷却媒体
を不活性ガス充満状態で除去する冷却媒体除去部60と
を具備し、広範囲にわたって要求された結晶化率を達成
可能に構成されている。
製造装置は、図1および図2に示すように、混練押出機
1から押出されたストランドを不活性なガスが充満した
状態で切断してペレット化するストランド切断部10
と、このストランド切断部10から送られてきたペレッ
トを零度未満の下限温度(例えば、−69℃)と水の沸
点相当の上限温度(100℃)との範囲内で温度を変更
可能な冷却媒体で冷却するペレット冷却部30と、この
ペレット冷却部30で冷却されたペレットから冷却媒体
を不活性ガス充満状態で除去する冷却媒体除去部60と
を具備し、広範囲にわたって要求された結晶化率を達成
可能に構成されている。
【0032】ペレットの原料としては、ポリエステル樹
脂、ポリアミド樹脂、その他の合成樹脂(ポリマーアロ
イ等)が挙げられる。
脂、ポリアミド樹脂、その他の合成樹脂(ポリマーアロ
イ等)が挙げられる。
【0033】ここで、ポリエステル樹脂は、エチレング
リコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、ヘキサメチレングリコール等の脂肪族グリコール;
シクロヘキサンジメタノール等の脂環族グリコール;ビ
スフェノール等の芳香族ジヒドロキシ化合物或いはこれ
らの2種以上から選ばれたジヒドロキシ化合物と、テレ
フタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタリンジカルボ
ン酸等の芳香族ジカルボン酸;シユウ酸、コハク酸、ア
ジピン酸、セバシン酸、ウンデカジカルボン酸等の脂肪
族ジカルボン酸;ヘキサヒドロジカルボン酸等の脂環族
ジカルボン酸或いはこれらの2種以上から選ばれたジカ
ルボン酸とから形成されるものである。なお、上記ポリ
エステル樹脂は、少量のトリオールやトリカルボン酸で
変性されていても良い。より具体的には、ポリエチレン
テレフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート、ポリヘキサメチレンテレフタ
レート等を例示することができる。
リコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、ヘキサメチレングリコール等の脂肪族グリコール;
シクロヘキサンジメタノール等の脂環族グリコール;ビ
スフェノール等の芳香族ジヒドロキシ化合物或いはこれ
らの2種以上から選ばれたジヒドロキシ化合物と、テレ
フタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタリンジカルボ
ン酸等の芳香族ジカルボン酸;シユウ酸、コハク酸、ア
ジピン酸、セバシン酸、ウンデカジカルボン酸等の脂肪
族ジカルボン酸;ヘキサヒドロジカルボン酸等の脂環族
ジカルボン酸或いはこれらの2種以上から選ばれたジカ
ルボン酸とから形成されるものである。なお、上記ポリ
エステル樹脂は、少量のトリオールやトリカルボン酸で
変性されていても良い。より具体的には、ポリエチレン
テレフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート、ポリヘキサメチレンテレフタ
レート等を例示することができる。
【0034】また、ポリアミド樹脂の具体例としては、
3員環以上のラクタム、重合可能なω−アミノ酸、また
は、二塩基酸とジアミンなどの重縮合によって得られる
ポリアミドを用いることができる。3員環以上のラクタ
ムおよび重合可能なω−アミノ酸としては、ε−カプロ
ラクタム、アミノカプロン酸、エナントラクタム、7ー
アミノヘプタン酸、11ーアミノウンデカン酸、9ーア
ミノノナン酸、α−ピロリドン、α−ピペリドンなどが
挙げられる。ジアミンとしては、ヘキサメチレンジアミ
ン、ノナメチレンジアミン、ウンデカメチレンジアミ
ン、ドデカメチレンジアミン、メタキシリレンジアミン
などが挙げられる。ジカルボン酸としては、テレフタル
酸、イソフタル酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデカン
二塩基酸、グルタール酸などが挙げられる。ポリアミド
樹脂としては、ポリアミド重合体およびポリアミド共重
合体が挙げられ、具体例としては、ナイロン4、ナイロ
ン6、ナイロン7、ナイロン8、ナイロン11、ナイロ
ン12、ナイロン6−6、ナイロン6−9、ナイロン6
−10、ナイロン6−11、ナイロン6−12、ナイロ
ン6T、共重合ナイロン6/6−6、共重合ナイロン6
/12、共重合ナイロン6/6T、共重合ナイロン6I
/6Tなどが挙げられる。複数種のポリアミド樹脂を使
用することもできる。この実施形態では、廃PETボト
ルのフレークがペレットの原料として選定されている。
3員環以上のラクタム、重合可能なω−アミノ酸、また
は、二塩基酸とジアミンなどの重縮合によって得られる
ポリアミドを用いることができる。3員環以上のラクタ
ムおよび重合可能なω−アミノ酸としては、ε−カプロ
ラクタム、アミノカプロン酸、エナントラクタム、7ー
アミノヘプタン酸、11ーアミノウンデカン酸、9ーア
ミノノナン酸、α−ピロリドン、α−ピペリドンなどが
挙げられる。ジアミンとしては、ヘキサメチレンジアミ
ン、ノナメチレンジアミン、ウンデカメチレンジアミ
ン、ドデカメチレンジアミン、メタキシリレンジアミン
などが挙げられる。ジカルボン酸としては、テレフタル
酸、イソフタル酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデカン
二塩基酸、グルタール酸などが挙げられる。ポリアミド
樹脂としては、ポリアミド重合体およびポリアミド共重
合体が挙げられ、具体例としては、ナイロン4、ナイロ
ン6、ナイロン7、ナイロン8、ナイロン11、ナイロ
ン12、ナイロン6−6、ナイロン6−9、ナイロン6
−10、ナイロン6−11、ナイロン6−12、ナイロ
ン6T、共重合ナイロン6/6−6、共重合ナイロン6
/12、共重合ナイロン6/6T、共重合ナイロン6I
/6Tなどが挙げられる。複数種のポリアミド樹脂を使
用することもできる。この実施形態では、廃PETボト
ルのフレークがペレットの原料として選定されている。
【0035】また、図1において、1はペレット原料を
溶融混練する混練押出機で、加熱シリンダ2、シリンダ
ヘッド3、断熱材4、バンドヒータ5、スクリュー6、
ノズル部7等から構成されている。
溶融混練する混練押出機で、加熱シリンダ2、シリンダ
ヘッド3、断熱材4、バンドヒータ5、スクリュー6、
ノズル部7等から構成されている。
【0036】次に、本成形用プラスチックペレット製造
装置の各構成要素について詳述する。
装置の各構成要素について詳述する。
【0037】まず、ストランド切断部10は、第1ケー
シング11と切断手段21とから形成されている。第1
ケーシング11は、混練押出機1側から押出されたスト
ランドを外部から隔離可能な内部空間12を有してい
る。一方、切断手段20は、第1ケーシング内部空間1
2において不活性なガス(この実施形態では、窒素ガ
ス)が充満した状態でストランドを所定形状に切断して
ペレット化可能に形成されている。
シング11と切断手段21とから形成されている。第1
ケーシング11は、混練押出機1側から押出されたスト
ランドを外部から隔離可能な内部空間12を有してい
る。一方、切断手段20は、第1ケーシング内部空間1
2において不活性なガス(この実施形態では、窒素ガ
ス)が充満した状態でストランドを所定形状に切断して
ペレット化可能に形成されている。
【0038】より具体的には、第1ケーシング11は、
ペレット冷却部30の第2ケーシング31と一体的に形
成されている。第1ケーシング11の内部空間12と第
2ケーシング31の内部空間32の入口部分との間に
は、上部風向制御板15と下部風向制御板16とが設け
られている。
ペレット冷却部30の第2ケーシング31と一体的に形
成されている。第1ケーシング11の内部空間12と第
2ケーシング31の内部空間32の入口部分との間に
は、上部風向制御板15と下部風向制御板16とが設け
られている。
【0039】切断手段21によって所定形状に切断され
たストランド(ペレット)は、上記した両制御板(1
5,16)の間を通過して、下側の第2ケーシング内部
空間32に設けられた冷却媒体収容部42へ落下可能と
されている。また、第1ケーシング11の上部には、内
部空間12の温度を検出する温度センサ13が設けられ
ている。
たストランド(ペレット)は、上記した両制御板(1
5,16)の間を通過して、下側の第2ケーシング内部
空間32に設けられた冷却媒体収容部42へ落下可能と
されている。また、第1ケーシング11の上部には、内
部空間12の温度を検出する温度センサ13が設けられ
ている。
【0040】この実施形態では、第1ケーシング内部空
間12へ所定温度に維持された不活性ガス(窒素ガス)
を供給する不活性ガス供給手段17が設けられている。
間12へ所定温度に維持された不活性ガス(窒素ガス)
を供給する不活性ガス供給手段17が設けられている。
【0041】不活性ガス供給手段17は、ガス吹出し筒
18と、この筒18とガス供給管27を介して接続され
たガス供給装置19とを含み、第1ケーシング11の内
部空間12へ例えば30℃の乾燥窒素ガス(以下、単に
窒素ガスと称する)を供給可能に形成されている。ガス
吹出し筒18は、上部風向制御板15よりも上方の位置
から窒素ガスを上方へ向けて吹き出せるように第1ケー
シング11の側面に取り付けられている。
18と、この筒18とガス供給管27を介して接続され
たガス供給装置19とを含み、第1ケーシング11の内
部空間12へ例えば30℃の乾燥窒素ガス(以下、単に
窒素ガスと称する)を供給可能に形成されている。ガス
吹出し筒18は、上部風向制御板15よりも上方の位置
から窒素ガスを上方へ向けて吹き出せるように第1ケー
シング11の側面に取り付けられている。
【0042】ガス供給装置19は、補給窒素ガスタンク
19Aと、このタンク19Aと配管19Bを介して接続
された冷却装置19Cと、ガス供給管27に介装された
温度調節器19Dとから形成されている。冷却装置19
Cにはガス戻り管28を介して第1ケーシング11上部
のガス排出口29が接続されている。なお、上記配管1
9Bおよびガス供給管27等には、開閉バルブ等が介装
されている。
19Aと、このタンク19Aと配管19Bを介して接続
された冷却装置19Cと、ガス供給管27に介装された
温度調節器19Dとから形成されている。冷却装置19
Cにはガス戻り管28を介して第1ケーシング11上部
のガス排出口29が接続されている。なお、上記配管1
9Bおよびガス供給管27等には、開閉バルブ等が介装
されている。
【0043】ここで、ガス供給装置19から窒素ガスが
ガス供給管27を介してガス吹出し筒18へ送られ、当
該筒18から第1ケーシング内部空間12内に上方へ向
けて吹き出される。すると、吹き出された窒素ガスは、
上部風向制御板15等によって第1ケーシング内側空間
12中で上下方向に旋回する流れ(対流)となる。これ
により、第1ケーシング内部空間12には、窒素ガスが
均一に充満することになる。
ガス供給管27を介してガス吹出し筒18へ送られ、当
該筒18から第1ケーシング内部空間12内に上方へ向
けて吹き出される。すると、吹き出された窒素ガスは、
上部風向制御板15等によって第1ケーシング内側空間
12中で上下方向に旋回する流れ(対流)となる。これ
により、第1ケーシング内部空間12には、窒素ガスが
均一に充満することになる。
【0044】第1ケーシング内部空間12に充満した窒
素ガスの一部は、ガス排出口29からガス戻り管28を
介して冷却装置19Cへ戻され、所定温度(例えば、3
0℃)に冷却されるとともに乾燥される。乾燥冷却され
た窒素ガスは、ガス供給管27およびガス吹出し筒18
を介して第1ケーシング内部空間12へ供給される。こ
うして、第1ケーシング11の内部空間12には、所定
温度に維持された窒素ガスが循環供給されることにな
る。窒素ガスの循環量が減少した場合には補給窒素ガス
タンク19Aから不足分を補給する。
素ガスの一部は、ガス排出口29からガス戻り管28を
介して冷却装置19Cへ戻され、所定温度(例えば、3
0℃)に冷却されるとともに乾燥される。乾燥冷却され
た窒素ガスは、ガス供給管27およびガス吹出し筒18
を介して第1ケーシング内部空間12へ供給される。こ
うして、第1ケーシング11の内部空間12には、所定
温度に維持された窒素ガスが循環供給されることにな
る。窒素ガスの循環量が減少した場合には補給窒素ガス
タンク19Aから不足分を補給する。
【0045】なお、温度センサ13による第1ケーシン
グ内部空間12の温度検出結果に応じて、温度調節器1
9Dは冷却装置19Cにおける窒素ガスの冷却温度を自
動的に調節する。すなわち、第1ケーシング内部空間1
2の温度が設定温度よりも上昇した場合には、温度調節
器19Dは冷却装置19Cによる窒素ガスの冷却を強め
て当該窒素ガスの温度を下げる(例えば、28℃)。反
対に、第1ケーシング内部空間12内の温度が下がった
場合には窒素ガス温度を上げる。かかる温度制御によっ
て、第1ケーシング内部空間12は、所定温度に維持さ
れる。
グ内部空間12の温度検出結果に応じて、温度調節器1
9Dは冷却装置19Cにおける窒素ガスの冷却温度を自
動的に調節する。すなわち、第1ケーシング内部空間1
2の温度が設定温度よりも上昇した場合には、温度調節
器19Dは冷却装置19Cによる窒素ガスの冷却を強め
て当該窒素ガスの温度を下げる(例えば、28℃)。反
対に、第1ケーシング内部空間12内の温度が下がった
場合には窒素ガス温度を上げる。かかる温度制御によっ
て、第1ケーシング内部空間12は、所定温度に維持さ
れる。
【0046】次に、切断手段21は、混練押出機1のシ
リンダヘッド3にノズル部7を介して装着されたペレッ
トサイジングダイ25と、このダイ25の各小穴26か
ら押出されたストランドを所定間隔で切断可能な回転刃
カッタ22と、この回転刃カッタ22を軸25を介して
回転駆動可能な駆動モータ24等とからなり、第1ケー
シング内部空間12において不活性なガス(窒素ガス)
が充満した状態でストランドをペレット化可能に形成さ
れている。
リンダヘッド3にノズル部7を介して装着されたペレッ
トサイジングダイ25と、このダイ25の各小穴26か
ら押出されたストランドを所定間隔で切断可能な回転刃
カッタ22と、この回転刃カッタ22を軸25を介して
回転駆動可能な駆動モータ24等とからなり、第1ケー
シング内部空間12において不活性なガス(窒素ガス)
が充満した状態でストランドをペレット化可能に形成さ
れている。
【0047】ここで、ペレットの断面の平均径は、0.
1mm〜10mm(好ましくは0.5mm〜5mm)で
ある。また、ペレットの長さ(ストランド排出方向の寸
法)は1mm〜10mm(好ましくは2mm〜8mm)
である。
1mm〜10mm(好ましくは0.5mm〜5mm)で
ある。また、ペレットの長さ(ストランド排出方向の寸
法)は1mm〜10mm(好ましくは2mm〜8mm)
である。
【0048】ペレット冷却部30は、ストランド切断部
10の第1ケーシング内部空間12と連通した内部空間
32を有する第2ケーシング31と、この第2ケーシン
グ内部空間32へストランド切断部10から送られてき
たペレットを冷却媒体と接触させて冷却する冷却手段4
1と、冷却媒体の温度を零度未満の下限温度と水の沸点
相当の上限温度との範囲内で変更可能な冷却媒体温度調
節手段51とを含んで成る。
10の第1ケーシング内部空間12と連通した内部空間
32を有する第2ケーシング31と、この第2ケーシン
グ内部空間32へストランド切断部10から送られてき
たペレットを冷却媒体と接触させて冷却する冷却手段4
1と、冷却媒体の温度を零度未満の下限温度と水の沸点
相当の上限温度との範囲内で変更可能な冷却媒体温度調
節手段51とを含んで成る。
【0049】この実施形態では、冷却媒体としてヘキサ
メチルジシロキサンが選定されている。ヘキサメチルジ
シロキサン〔(CH3)3Si・O・Si(C
H3)3〕は、融点が−69.8℃(冷却によって固化
しない)で沸点が100.5℃(水と同等)である。ま
た、ヘキサメチルジシロキサンは、表面張力が15.2
dyne/cmでフロンと同程度であり、密度は0.7
6g/mLで水よりも軽い。また、ヘキサメチルジシロ
キサンは、粘性が0.49cp(センチポアズ)(比
較:水は約1cp)である。
メチルジシロキサンが選定されている。ヘキサメチルジ
シロキサン〔(CH3)3Si・O・Si(C
H3)3〕は、融点が−69.8℃(冷却によって固化
しない)で沸点が100.5℃(水と同等)である。ま
た、ヘキサメチルジシロキサンは、表面張力が15.2
dyne/cmでフロンと同程度であり、密度は0.7
6g/mLで水よりも軽い。また、ヘキサメチルジシロ
キサンは、粘性が0.49cp(センチポアズ)(比
較:水は約1cp)である。
【0050】また、冷却手段41は、第2ケーシング内
部空間32中の冷却媒体収容部42に収容された冷却媒
体と、この冷却媒体中をペレットを浸漬させつつ移動可
能な移動手段45とから形成されている。そして、移動
手段45は、ペレットの移動速度を変更可能に形成され
ている。
部空間32中の冷却媒体収容部42に収容された冷却媒
体と、この冷却媒体中をペレットを浸漬させつつ移動可
能な移動手段45とから形成されている。そして、移動
手段45は、ペレットの移動速度を変更可能に形成され
ている。
【0051】より具体的には、第2ケーシング31の内
部空間32には、上記第1ケーシング内部空間12と連
通し冷却媒体を収容可能な冷却媒体収容部42が形成さ
れている。この冷却媒体収容部42には、送り管44A
および戻り管44Bを介して冷却機43が接続されてお
り、当該収容部42からオーバーフローした冷却媒体
は、冷却機43によって設定温度に冷やされた後、戻り
管44Bを介して冷却媒体収容部42へ戻される。
部空間32には、上記第1ケーシング内部空間12と連
通し冷却媒体を収容可能な冷却媒体収容部42が形成さ
れている。この冷却媒体収容部42には、送り管44A
および戻り管44Bを介して冷却機43が接続されてお
り、当該収容部42からオーバーフローした冷却媒体
は、冷却機43によって設定温度に冷やされた後、戻り
管44Bを介して冷却媒体収容部42へ戻される。
【0052】移動手段45は、冷却媒体収容部42の冷
却媒体中で水平軸を中心として回転可能な搬送スクリュ
ー46と、このスクリュー46を回転駆動可能なモータ
47と、搬送スクリュー46の回転速度を調節可能な回
転速度調節手段48とから形成されている。搬送スクリ
ュー46の回転を遅くすることによりペレットが冷却媒
体中を移動する速度が小さくなり、スクリュー46の回
転を早めることによりペレット移動速度が大きくなる。
却媒体中で水平軸を中心として回転可能な搬送スクリュ
ー46と、このスクリュー46を回転駆動可能なモータ
47と、搬送スクリュー46の回転速度を調節可能な回
転速度調節手段48とから形成されている。搬送スクリ
ュー46の回転を遅くすることによりペレットが冷却媒
体中を移動する速度が小さくなり、スクリュー46の回
転を早めることによりペレット移動速度が大きくなる。
【0053】なお、第2ケーシング31の内部空間32
には、冷却媒体収容部42の下方に位置するように副冷
却装置49が設けられており、当該内部空間32全体を
冷やしている。これにより、冷却媒体収容部42に収容
された冷却媒体を、一段と確実に所定温度に維持するこ
とができる。そのため、ペレットを一層正確な温度で冷
却することができる。
には、冷却媒体収容部42の下方に位置するように副冷
却装置49が設けられており、当該内部空間32全体を
冷やしている。これにより、冷却媒体収容部42に収容
された冷却媒体を、一段と確実に所定温度に維持するこ
とができる。そのため、ペレットを一層正確な温度で冷
却することができる。
【0054】冷却媒体温度調節手段51は、冷却媒体収
容部42内の冷却媒体を検出する温度センサ51と、冷
却媒体の冷やし温度を設定変更可能で温度センサ51の
温度検出結果に基き冷却媒体温度をフィードバック制御
する冷却機43とから形成されている。
容部42内の冷却媒体を検出する温度センサ51と、冷
却媒体の冷やし温度を設定変更可能で温度センサ51の
温度検出結果に基き冷却媒体温度をフィードバック制御
する冷却機43とから形成されている。
【0055】次に、冷却媒体除去部60は、ペレット冷
却部30で冷却されたペレットから冷却媒体を不活性ガ
ス充満状態で除去可能に形成されている。この実施形態
では、冷却媒体除去部60は、遠心分離機61から形成
されている。
却部30で冷却されたペレットから冷却媒体を不活性ガ
ス充満状態で除去可能に形成されている。この実施形態
では、冷却媒体除去部60は、遠心分離機61から形成
されている。
【0056】遠心分離機61は、樽状の本体62と、こ
の本体62の内側空間63に縦軸線を中心として回転駆
動可能に設けられ上部が開口された回転籠64と、この
回転籠64に収容されたペレットを冷却媒体が蒸発する
温度(この実施形態では、105℃)に加熱可能なヒー
タ65等とから形成されている。
の本体62の内側空間63に縦軸線を中心として回転駆
動可能に設けられ上部が開口された回転籠64と、この
回転籠64に収容されたペレットを冷却媒体が蒸発する
温度(この実施形態では、105℃)に加熱可能なヒー
タ65等とから形成されている。
【0057】この遠心分離機61の本体62上部は、ス
クリュー搬送手段71を介して冷却媒体収容部42の出
口部と接続されている。ここで、スクリュー搬送手段7
1は、遠心分離機61の本体62の内側空間63と冷却
媒体収容部42の出口部とを連絡する搬送用筒部(主筒
部72A,副筒部72B)と、この主筒部72A内で軸
線を中心として回転可能に設けられたスクリュー73
と、このスクリュー73を回転駆動するモータ74とを
含み、当該冷却媒体収容部42から冷却媒体付きのペレ
ットを不活性なガス(窒素ガス)が充満した状態で遠心
分離機61の回転籠64へ送り可能に形成されている。
クリュー搬送手段71を介して冷却媒体収容部42の出
口部と接続されている。ここで、スクリュー搬送手段7
1は、遠心分離機61の本体62の内側空間63と冷却
媒体収容部42の出口部とを連絡する搬送用筒部(主筒
部72A,副筒部72B)と、この主筒部72A内で軸
線を中心として回転可能に設けられたスクリュー73
と、このスクリュー73を回転駆動するモータ74とを
含み、当該冷却媒体収容部42から冷却媒体付きのペレ
ットを不活性なガス(窒素ガス)が充満した状態で遠心
分離機61の回転籠64へ送り可能に形成されている。
【0058】回転籠64に送られた冷却媒体付きペレッ
トは、ヒータ65によって加熱されつつ当該籠64の回
転に伴って回転する。これにより、ペレットに付着して
いた冷却媒体は、遠心力等の作用で当該ペレットから強
制的に分離されて蒸発する。この際、冷却媒体(ヘキサ
メチルジシロキサン)は、粘性が0.49cp(センチ
ポアズ)(比較:水は約1cp)であるので、簡単かつ
確実にペレットから分離して蒸発することになる。
トは、ヒータ65によって加熱されつつ当該籠64の回
転に伴って回転する。これにより、ペレットに付着して
いた冷却媒体は、遠心力等の作用で当該ペレットから強
制的に分離されて蒸発する。この際、冷却媒体(ヘキサ
メチルジシロキサン)は、粘性が0.49cp(センチ
ポアズ)(比較:水は約1cp)であるので、簡単かつ
確実にペレットから分離して蒸発することになる。
【0059】また、遠心分離機61の本体62上部は、
連結管66を介して第1ケーシング11の下部と接続さ
れており、冷却媒体収容部42から蒸発した冷却媒体と
第1ケーシング11からの窒素ガスとが遠心分離機本体
62の内側空間63へ送られてくる。ここで、連結管6
6は、その一端部が第1ケーシング内部空間12の上部
風向制御板15よりも下側の部分と開口接続されてお
り、他端部が遠心分離機本体62の内側空間63の上部
と開口接続されている。
連結管66を介して第1ケーシング11の下部と接続さ
れており、冷却媒体収容部42から蒸発した冷却媒体と
第1ケーシング11からの窒素ガスとが遠心分離機本体
62の内側空間63へ送られてくる。ここで、連結管6
6は、その一端部が第1ケーシング内部空間12の上部
風向制御板15よりも下側の部分と開口接続されてお
り、他端部が遠心分離機本体62の内側空間63の上部
と開口接続されている。
【0060】なお、第1ケーシング内部空間12から遠
心分離機61へ送られる窒素ガスは、上記したように上
部風向制御板15よりも下側部分に存在するものである
ので、当該制御板15よりも上方の内部空間12中で発
生している窒素ガスの対流が乱されるようなことはな
い。
心分離機61へ送られる窒素ガスは、上記したように上
部風向制御板15よりも下側部分に存在するものである
ので、当該制御板15よりも上方の内部空間12中で発
生している窒素ガスの対流が乱されるようなことはな
い。
【0061】また、遠心分離機61の本体62上部は、
凝縮器75と接続されている。凝縮器75は、図3に示
すように、本体76と、この本体76内に配設された冷
却部77と、本体76と遠心分離機本体62最上部とを
接続する吸込管67に介装されたガス吸込手段78(回
転羽根78A、駆動モータ78B)と、本体76と遠心
分離機本体62上部とを接続するための戻し管68に介
装されたガス送出手段79(回転羽根79A、駆動モー
タ79B)等から形成されている。上記冷却部77へ
は、図1に示す冷却機69から冷媒が供給され冷却され
る。なお、戻し管68は、その一端部が本体76に開口
接続され、かつ他端部が連結管66に開口接続されてい
る。
凝縮器75と接続されている。凝縮器75は、図3に示
すように、本体76と、この本体76内に配設された冷
却部77と、本体76と遠心分離機本体62最上部とを
接続する吸込管67に介装されたガス吸込手段78(回
転羽根78A、駆動モータ78B)と、本体76と遠心
分離機本体62上部とを接続するための戻し管68に介
装されたガス送出手段79(回転羽根79A、駆動モー
タ79B)等から形成されている。上記冷却部77へ
は、図1に示す冷却機69から冷媒が供給され冷却され
る。なお、戻し管68は、その一端部が本体76に開口
接続され、かつ他端部が連結管66に開口接続されてい
る。
【0062】遠心分離機本体62の内側空間63に存在
するガス(ガス状の冷却媒体、窒素ガス)は、凝縮器7
5に吸引されて冷却される。この凝縮機75で、冷却媒
体は液化された後管62aを介して冷却機43へ送られ
る。そして、液化した冷却媒体は、設定温度に冷却され
た後、戻り管44Bを介してペレット冷却部30の冷却
媒体収容部42に供給される。なお、窒素ガスは液化す
ることなく戻し管68および連結管66を介して遠心分
離機62の内側空間63へ戻される。
するガス(ガス状の冷却媒体、窒素ガス)は、凝縮器7
5に吸引されて冷却される。この凝縮機75で、冷却媒
体は液化された後管62aを介して冷却機43へ送られ
る。そして、液化した冷却媒体は、設定温度に冷却され
た後、戻り管44Bを介してペレット冷却部30の冷却
媒体収容部42に供給される。なお、窒素ガスは液化す
ることなく戻し管68および連結管66を介して遠心分
離機62の内側空間63へ戻される。
【0063】さらに、遠心分離機本体62の下部は、連
結管81を介してストランド切断部10のガス戻り管2
8と接続されており、連結管81にはガス圧調節装置8
2が介装されている。ガス圧調節装置82は、遠心分離
機本体62の内側空間63中の窒素ガスの圧力が許容値
を越えた場合に窒素ガスを連結管81を介してガス戻り
管28へ流すものとされている。これにより、遠心分離
機本体62の内側空間63中には、窒素ガスが許容値を
越えない圧力範囲で充満していることになる。特に、こ
の実施形態では、図2に示すように、上記した冷却媒体
除去部60で冷却媒体が除去されたペレットを貯留タン
ク83へ不活性ガス雰囲気下で搬送する搬送手段84
と、当該貯留タンク83へ不活性ガスを供給する不活性
ガス充填手段91とが設けられている。
結管81を介してストランド切断部10のガス戻り管2
8と接続されており、連結管81にはガス圧調節装置8
2が介装されている。ガス圧調節装置82は、遠心分離
機本体62の内側空間63中の窒素ガスの圧力が許容値
を越えた場合に窒素ガスを連結管81を介してガス戻り
管28へ流すものとされている。これにより、遠心分離
機本体62の内側空間63中には、窒素ガスが許容値を
越えない圧力範囲で充満していることになる。特に、こ
の実施形態では、図2に示すように、上記した冷却媒体
除去部60で冷却媒体が除去されたペレットを貯留タン
ク83へ不活性ガス雰囲気下で搬送する搬送手段84
と、当該貯留タンク83へ不活性ガスを供給する不活性
ガス充填手段91とが設けられている。
【0064】搬送手段84は、遠心分離機本体62の内
側空間63と貯留タンク83上部とを接続する搬送用筒
部(主筒部85A,第1副筒部85B、第2副筒部85
C)と、この主筒部85A内で軸線を中心として回転可
能に設けられたスクリュー86と、このスクリュー86
を回転駆動するモータ87とを含み、遠心分離機61か
らペレットを不活性なガス(窒素ガス)が充満した状態
で貯留タンク83へ送り可能に形成されている。
側空間63と貯留タンク83上部とを接続する搬送用筒
部(主筒部85A,第1副筒部85B、第2副筒部85
C)と、この主筒部85A内で軸線を中心として回転可
能に設けられたスクリュー86と、このスクリュー86
を回転駆動するモータ87とを含み、遠心分離機61か
らペレットを不活性なガス(窒素ガス)が充満した状態
で貯留タンク83へ送り可能に形成されている。
【0065】貯留タンク83は、大量のペレットを収容
可能な内側空間83Aを有している。この貯留タンク8
3には、内側空間83Aの内圧を検出する圧力センサ8
8と、この圧力センサ88が内側空間83Aの窒素ガス
圧力が許容値を越えたことを検出した場合に当該タンク
83内の窒素ガスを不活性ガス充填手段91へ送って内
圧を減少させる安全装置89(逆止弁付きモータ等)と
が設けられている。
可能な内側空間83Aを有している。この貯留タンク8
3には、内側空間83Aの内圧を検出する圧力センサ8
8と、この圧力センサ88が内側空間83Aの窒素ガス
圧力が許容値を越えたことを検出した場合に当該タンク
83内の窒素ガスを不活性ガス充填手段91へ送って内
圧を減少させる安全装置89(逆止弁付きモータ等)と
が設けられている。
【0066】不活性ガス充填手段91は、補給窒素ガス
タンク92と、このタンク92と配管93を介して接続
された乾燥手段付き冷却装置94と、この冷却装置94
と貯留タンク83上部とを接続するガス戻り管95と、
当該冷却装置94と搬送手段84の主筒部85Aの下部
とを接続するガス供給管96と、ガス供給管96に介装
された安全弁97等からなり、貯留タンク83から回収
した窒素ガスを乾燥冷却し搬送手段84を介して再び貯
留タンク83へ供給可能に形成されている。
タンク92と、このタンク92と配管93を介して接続
された乾燥手段付き冷却装置94と、この冷却装置94
と貯留タンク83上部とを接続するガス戻り管95と、
当該冷却装置94と搬送手段84の主筒部85Aの下部
とを接続するガス供給管96と、ガス供給管96に介装
された安全弁97等からなり、貯留タンク83から回収
した窒素ガスを乾燥冷却し搬送手段84を介して再び貯
留タンク83へ供給可能に形成されている。
【0067】上記成形用プラスチックペレット製造装置
では、要求された結晶化率が格別低い場合には、ペレッ
ト冷却部30の冷却媒体温度調節手段51を用いて、冷
却媒体の温度を当該結晶化率に応じた温度(例えば、−
50℃)とする。この極低温の冷却媒体中をペレットが
浸漬されつつ移動すれば、当該ペレットから急速に熱が
奪われる。すなわち、急冷される。これにより、ペレッ
トの結晶化が促進されず、要求された結晶化率を得るこ
とができる。なお、冷却時にペレットに付着した冷却媒
体は、遠心分離機61で除去される。
では、要求された結晶化率が格別低い場合には、ペレッ
ト冷却部30の冷却媒体温度調節手段51を用いて、冷
却媒体の温度を当該結晶化率に応じた温度(例えば、−
50℃)とする。この極低温の冷却媒体中をペレットが
浸漬されつつ移動すれば、当該ペレットから急速に熱が
奪われる。すなわち、急冷される。これにより、ペレッ
トの結晶化が促進されず、要求された結晶化率を得るこ
とができる。なお、冷却時にペレットに付着した冷却媒
体は、遠心分離機61で除去される。
【0068】また、混練押出機1から押出されたストラ
ンドは、不活性ガス充満状態で所定形状に切断されてペ
レット化されるとともに、切断後に冷却媒体で冷却され
る場合にも、水分や空気中の酸素等と接触しない。した
がって、ペレットは、酸化分解せず、吸水率も極めて低
い。そのため、物性(固有粘度、機械的強度、色相等)
の低下が少なく、当該ペレットを原料として成形した場
合には、成形品の品質(粘度、機械的強度、色相等)が
よく、シルバー気泡等が生じない。
ンドは、不活性ガス充満状態で所定形状に切断されてペ
レット化されるとともに、切断後に冷却媒体で冷却され
る場合にも、水分や空気中の酸素等と接触しない。した
がって、ペレットは、酸化分解せず、吸水率も極めて低
い。そのため、物性(固有粘度、機械的強度、色相等)
の低下が少なく、当該ペレットを原料として成形した場
合には、成形品の品質(粘度、機械的強度、色相等)が
よく、シルバー気泡等が生じない。
【0069】また、ペレット冷却部30の冷却手段41
が、第2ケーシング内部空間32内の冷却媒体収容部4
2に収容された冷却媒体と、この冷却媒体中をペレット
を浸漬させつつ移動可能な移動手段45とから形成され
ているので、ペレットの表面全体と冷却媒体が接触する
ことになり、一段と迅速に当該ペレットから熱を奪うこ
とができる。したがって、広範囲にわたって要求された
結晶化率を一段と確実に達成することができ、かつ物性
の低下が少ない。
が、第2ケーシング内部空間32内の冷却媒体収容部4
2に収容された冷却媒体と、この冷却媒体中をペレット
を浸漬させつつ移動可能な移動手段45とから形成され
ているので、ペレットの表面全体と冷却媒体が接触する
ことになり、一段と迅速に当該ペレットから熱を奪うこ
とができる。したがって、広範囲にわたって要求された
結晶化率を一段と確実に達成することができ、かつ物性
の低下が少ない。
【0070】また、移動手段45がペレットの移動速度
を変更可能に形成されているので、結晶化率に影響を与
える冷却速度を変更できる。したがって、一段と正確に
要求された結晶化率を達成することができ、
を変更可能に形成されているので、結晶化率に影響を与
える冷却速度を変更できる。したがって、一段と正確に
要求された結晶化率を達成することができ、
【0071】また、ストランド切断部10の第1ケーシ
ング内部空間12へ所定温度に維持された不活性ガス
(窒素ガス)を供給する不活性ガス供給手段17が設け
られているので、第1ケーシング内部空間12と連通し
た第2ケーシング内部空間32の温度を所定温度範囲内
に維持できる。そのため、ペレットの冷却を一段と安定
して行える。
ング内部空間12へ所定温度に維持された不活性ガス
(窒素ガス)を供給する不活性ガス供給手段17が設け
られているので、第1ケーシング内部空間12と連通し
た第2ケーシング内部空間32の温度を所定温度範囲内
に維持できる。そのため、ペレットの冷却を一段と安定
して行える。
【0072】また、冷却媒体除去部60が遠心分離機6
1から形成されているので、比較的簡単な構成で、冷却
されたペレットから冷却媒体を確実に除去できる。
1から形成されているので、比較的簡単な構成で、冷却
されたペレットから冷却媒体を確実に除去できる。
【0073】また、冷却媒体除去部60で冷却媒体が除
去されたペレットを貯留タンク83へ不活性ガス雰囲気
下で搬送する搬送手段84と、当該貯留タンク83へ不
活性ガスを供給する不活性ガス充填手段91とを設けた
ので、長期間にわたってペレットを物性を低下させるこ
となく保管することができる。
去されたペレットを貯留タンク83へ不活性ガス雰囲気
下で搬送する搬送手段84と、当該貯留タンク83へ不
活性ガスを供給する不活性ガス充填手段91とを設けた
ので、長期間にわたってペレットを物性を低下させるこ
となく保管することができる。
【0074】また、冷却媒体としてヘキサメチルジシロ
キサンが選定されているので、融点が−69.8℃(冷
却によって固化しない)で沸点が100.5℃(水と同
等)となり、一段と広範囲にわたって要求された結晶化
率を一段と確実に達成することができる。また、ヘキサ
メチルジシロキサンは、表面張力が15.2dyne/
cmでフロンと同程度のため、広がりやすく小片形状の
ストランド(ペレット)と素早く接触することになる。
また、ヘキサメチルジシロキサンは、密度が0.76g
/mLで水よりも軽いので、ペレットは冷却媒体(ヘキ
サメチルジシロキサン)にすぐに沈むことになる。した
がって、一段と広範囲にわたって要求された結晶化率を
達成することができ、かつ物性の低下が一層少ない成形
用プラスチックペレットを製造することができる。
キサンが選定されているので、融点が−69.8℃(冷
却によって固化しない)で沸点が100.5℃(水と同
等)となり、一段と広範囲にわたって要求された結晶化
率を一段と確実に達成することができる。また、ヘキサ
メチルジシロキサンは、表面張力が15.2dyne/
cmでフロンと同程度のため、広がりやすく小片形状の
ストランド(ペレット)と素早く接触することになる。
また、ヘキサメチルジシロキサンは、密度が0.76g
/mLで水よりも軽いので、ペレットは冷却媒体(ヘキ
サメチルジシロキサン)にすぐに沈むことになる。した
がって、一段と広範囲にわたって要求された結晶化率を
達成することができ、かつ物性の低下が一層少ない成形
用プラスチックペレットを製造することができる。
【0075】なお、上記実施形態では、冷却媒体除去部
60を遠心分離機61から形成したが、図5および図6
に示すように、冷却媒体が付着したペレットを加熱して
当該冷却媒体を蒸発させる加熱手段101から形成して
もよい。
60を遠心分離機61から形成したが、図5および図6
に示すように、冷却媒体が付着したペレットを加熱して
当該冷却媒体を蒸発させる加熱手段101から形成して
もよい。
【0076】ここで、加熱手段101は、第3ケーシン
グ106の内部空間107に設けられたペレット加熱用
筒部102と、この加熱用筒部102内で水平軸を中心
として回転可能な搬送スクリュー103と、このスクリ
ュー103を回転駆動可能なモータ104と、加熱用筒
部102内のペレットを加熱可能なヒータ装置105等
から形成されている。
グ106の内部空間107に設けられたペレット加熱用
筒部102と、この加熱用筒部102内で水平軸を中心
として回転可能な搬送スクリュー103と、このスクリ
ュー103を回転駆動可能なモータ104と、加熱用筒
部102内のペレットを加熱可能なヒータ装置105等
から形成されている。
【0077】加熱用筒部102は、ペレットを通さない
細かいメッシュ形状とされている。この加熱用筒部10
2には、スクリュー搬送手段111を介して、ペレット
冷却部30から冷却済みのペレットが供給される。供給
されたペレットは、ヒータ装置105によって冷却媒体
が蒸発する温度(この実施形態では、105℃以上)に
加熱される。気化した冷却媒体は凝縮器75に送られ液
化された後、冷却機43で所定温度に冷却されて冷却媒
体収容部42へ戻される。冷却媒体が除去されたペレッ
トは図6に示す搬送手段84によって貯留タンク83へ
送られて保管される。
細かいメッシュ形状とされている。この加熱用筒部10
2には、スクリュー搬送手段111を介して、ペレット
冷却部30から冷却済みのペレットが供給される。供給
されたペレットは、ヒータ装置105によって冷却媒体
が蒸発する温度(この実施形態では、105℃以上)に
加熱される。気化した冷却媒体は凝縮器75に送られ液
化された後、冷却機43で所定温度に冷却されて冷却媒
体収容部42へ戻される。冷却媒体が除去されたペレッ
トは図6に示す搬送手段84によって貯留タンク83へ
送られて保管される。
【0078】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、混練押出機か
ら押出されたストランドを不活性ガス充満状態で切断し
てペレット化するストランド切断部と、このストランド
切断部から送られてきたペレットを零度未満の下限温度
と水の沸点相当の上限温度との範囲内で変更可能な冷却
媒体で冷却するペレット冷却部と、このペレット冷却部
で冷却されたペレットから冷却媒体を不活性ガス充満状
態で除去する冷却媒体除去部とを設けたので、広範囲に
わたって要求された結晶化率を達成することができ、か
つ物性の低下が少ない成形用プラスチックペレットを製
造することができる。
ら押出されたストランドを不活性ガス充満状態で切断し
てペレット化するストランド切断部と、このストランド
切断部から送られてきたペレットを零度未満の下限温度
と水の沸点相当の上限温度との範囲内で変更可能な冷却
媒体で冷却するペレット冷却部と、このペレット冷却部
で冷却されたペレットから冷却媒体を不活性ガス充満状
態で除去する冷却媒体除去部とを設けたので、広範囲に
わたって要求された結晶化率を達成することができ、か
つ物性の低下が少ない成形用プラスチックペレットを製
造することができる。
【0079】請求項2の発明によれば、ペレット冷却部
の冷却手段が、第2ケーシング内部空間に収容された冷
却媒体と、この冷却媒体中をペレットを浸漬させつつ移
動可能な移動手段とから形成されているので、広範囲に
わたって要求された結晶化率を一段と確実に達成するこ
とができ、かつ物性の低下が少ない成形用プラスチック
ペレットを製造することができる。
の冷却手段が、第2ケーシング内部空間に収容された冷
却媒体と、この冷却媒体中をペレットを浸漬させつつ移
動可能な移動手段とから形成されているので、広範囲に
わたって要求された結晶化率を一段と確実に達成するこ
とができ、かつ物性の低下が少ない成形用プラスチック
ペレットを製造することができる。
【0080】請求項3の発明によれば、移動手段がペレ
ットの移動速度を変更可能に形成されているので、広範
囲にわたって要求された結晶化率を一段と確実に達成す
ることができ、かつ物性の低下が少ない成形用プラスチ
ックペレットを製造することができる。
ットの移動速度を変更可能に形成されているので、広範
囲にわたって要求された結晶化率を一段と確実に達成す
ることができ、かつ物性の低下が少ない成形用プラスチ
ックペレットを製造することができる。
【0081】請求項4の発明によれば、ストランド切断
部の第1ケーシング内部空間へ所定温度に維持された不
活性ガスを供給する不活性ガス供給手段を設けたので、
広範囲にわたって要求された結晶化率を一段と確実に達
成することができ、かつ物性の低下が少ない成形用プラ
スチックペレットを製造することができる。
部の第1ケーシング内部空間へ所定温度に維持された不
活性ガスを供給する不活性ガス供給手段を設けたので、
広範囲にわたって要求された結晶化率を一段と確実に達
成することができ、かつ物性の低下が少ない成形用プラ
スチックペレットを製造することができる。
【0082】請求項5の発明によれば、冷却媒体除去部
が遠心分離機から形成されているので、請求項1〜4ま
でのいずれか1項に記載の発明の場合と同様な効果を奏
し得る他、一段と構成を簡単化できる。
が遠心分離機から形成されているので、請求項1〜4ま
でのいずれか1項に記載の発明の場合と同様な効果を奏
し得る他、一段と構成を簡単化できる。
【0083】請求項6の発明によれば、冷却媒体除去部
が、冷却媒体が付着したペレットを加熱して当該冷却媒
体を蒸発させる加熱手段から形成されているので、請求
項1〜4までのいずれか1項に記載の発明の場合と同様
な効果を奏し得る他、各ペレットから一段と確実に冷却
媒体を蒸発させて除去することができる。
が、冷却媒体が付着したペレットを加熱して当該冷却媒
体を蒸発させる加熱手段から形成されているので、請求
項1〜4までのいずれか1項に記載の発明の場合と同様
な効果を奏し得る他、各ペレットから一段と確実に冷却
媒体を蒸発させて除去することができる。
【0084】請求項7の発明によれば、冷却媒体除去部
で冷却媒体が除去されたペレットを貯留タンクへ不活性
ガス雰囲気下で搬送する搬送手段と、当該貯留タンクへ
不活性ガスを供給する不活性ガス充填手段とを設けたの
で、請求項1〜6までのいずれか1項に記載の発明の場
合と同様な効果を奏し得る他、一段と長期間にわたって
ペレットを物性を低下させることなく貯蔵することがで
きる。
で冷却媒体が除去されたペレットを貯留タンクへ不活性
ガス雰囲気下で搬送する搬送手段と、当該貯留タンクへ
不活性ガスを供給する不活性ガス充填手段とを設けたの
で、請求項1〜6までのいずれか1項に記載の発明の場
合と同様な効果を奏し得る他、一段と長期間にわたって
ペレットを物性を低下させることなく貯蔵することがで
きる。
【0085】請求項8の発明によれば、冷却媒体として
ヘキサメチルジシロキサンが選定されているので、当該
冷却媒体融点が−69.8℃で沸点が100.5℃とな
り、一段と広範囲にわたって要求された結晶化率を一段
と確実に達成することができる。また、ヘキサメチルジ
シロキサンは、粘性が0.49cp(センチポアズ)
(比較:水は約1cp)である。したがって、遠心分離
機でペレットから冷却媒体を除去する方式を採っても、
簡単かつ確実に冷却媒体としてのヘキサメチルジシロキ
サンをペレットから分離して除去できる。ヘキサメチル
ジシロキサンは、表面張力が15.2dyne/cmで
フロンと同程度のため、広がりやすく小片形状のストラ
ンド(ペレット)と素早く接触して冷却することにな
る。また、ヘキサメチルジシロキサンは、密度が0.7
6g/mLで水よりも軽いので、ペレットは冷却媒体
(ヘキサメチルジシロキサン)にすぐに沈んで冷却され
ることになる。
ヘキサメチルジシロキサンが選定されているので、当該
冷却媒体融点が−69.8℃で沸点が100.5℃とな
り、一段と広範囲にわたって要求された結晶化率を一段
と確実に達成することができる。また、ヘキサメチルジ
シロキサンは、粘性が0.49cp(センチポアズ)
(比較:水は約1cp)である。したがって、遠心分離
機でペレットから冷却媒体を除去する方式を採っても、
簡単かつ確実に冷却媒体としてのヘキサメチルジシロキ
サンをペレットから分離して除去できる。ヘキサメチル
ジシロキサンは、表面張力が15.2dyne/cmで
フロンと同程度のため、広がりやすく小片形状のストラ
ンド(ペレット)と素早く接触して冷却することにな
る。また、ヘキサメチルジシロキサンは、密度が0.7
6g/mLで水よりも軽いので、ペレットは冷却媒体
(ヘキサメチルジシロキサン)にすぐに沈んで冷却され
ることになる。
【図1】本発明に係る成形用プラスチックペレット製造
装置を説明するための図である。
装置を説明するための図である。
【図2】同じく、搬送手段と貯留タンクとを説明するた
めの図である。
めの図である。
【図3】同じく、冷却媒体除去部の凝縮器を説明するた
めの図である。
めの図である。
【図4】同じく、凝縮器のガス吸込手段とガス送出手段
とを説明するための図である。
とを説明するための図である。
【図5】同じく、冷却媒体除去部の変形例を説明するた
めの図である。
めの図である。
【図6】同じく、冷却媒体除去部における搬送手段と貯
留タンクとを説明するための図である。
留タンクとを説明するための図である。
1 混練押出し機
10 ストランド切断部
11 第1ケーシング
12 内部空間
21 切断手段
30 ペレット冷却部
31 第2ケーシング
41 冷却手段
42 冷却媒体収容部
45 移動手段
51 冷却媒体温度調節手段
60 冷却媒体除去部
61 遠心分離機
83 貯留タンク
84 搬送手段
91 不活性ガス充填手段
Claims (8)
- 【請求項1】 混練押出機から押出されたストランドを
外部から隔離可能な内部空間を有する第1ケーシングお
よび当該第1ケーシング内部空間において不活性なガス
が充満した状態でストランドを所定形状に切断してペレ
ット化する切断手段を備えたストランド切断部と、 このストランド切断部の第1ケーシング内部空間と連通
した内部空間を有する第2ケーシングおよび当該第2ケ
ーシング内部空間へストランド切断部から送られてきた
ペレットを液体状の冷却媒体と接触させて冷却する冷却
手段ならびに当該冷却媒体の温度を零度未満の下限温度
と水の沸点相当の上限温度との範囲内で変更可能な冷却
媒体温度調節手段を備えたペレット冷却部と、 このペレット冷却部で冷却されたペレットから冷却媒体
を不活性ガス充満状態で除去する冷却媒体除去部と、を
設けたことを特徴とする成形用プラスチックペレット製
造装置。 - 【請求項2】 前記ペレット冷却部の冷却手段が、前記
第2ケーシング内部空間に収容された冷却媒体と、この
冷却媒体中をペレットを浸漬させつつ移動可能な移動手
段とから形成された請求項1記載の成形用プラスチック
ペレット製造装置。 - 【請求項3】 前記移動手段が前記ペレットの移動速度
を変更可能に形成された請求項2記載の成形用プラスチ
ックペレット製造装置。 - 【請求項4】 前記ストランド切断部の第1ケーシング
内部空間へ所定温度に維持された不活性ガスを供給する
不活性ガス供給手段を設けた請求項1〜3までのいずれ
か1項に記載の成形用プラスチックペレット製造装置。 - 【請求項5】 前記冷却媒体除去部が遠心分離機から形
成された請求項1〜4までのいずれか1項に記載の成形
用プラスチックペレット製造装置。 - 【請求項6】 前記冷却媒体除去部が、冷却媒体が付着
したペレットを加熱して当該冷却媒体を蒸発させる加熱
手段から形成された請求項1〜4までのいずれか1項に
記載の成形用プラスチックペレット製造装置。 - 【請求項7】 前記冷却媒体除去部で冷却媒体が除去さ
れたペレットを貯留タンクへ不活性ガス雰囲気下で搬送
する搬送手段と、当該貯留タンクへ不活性ガスを供給す
る不活性ガス充填手段とを設けた請求項1〜6までのい
ずれか1項に記載の成形用プラスチックペレット製造装
置。 - 【請求項8】 前記冷却媒体としてヘキサメチルジシロ
キサンが選定された請求項1〜7までのいずれか1項に
記載の成形用プラスチックペレット製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001310760A JP2003112317A (ja) | 2001-10-05 | 2001-10-05 | 成形用プラスチックペレット製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001310760A JP2003112317A (ja) | 2001-10-05 | 2001-10-05 | 成形用プラスチックペレット製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003112317A true JP2003112317A (ja) | 2003-04-15 |
Family
ID=19129686
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001310760A Pending JP2003112317A (ja) | 2001-10-05 | 2001-10-05 | 成形用プラスチックペレット製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003112317A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011206908A (ja) * | 2010-03-11 | 2011-10-20 | Japan Polypropylene Corp | 熱可塑性樹脂ペレットの製造方法 |
CN103707483A (zh) * | 2013-12-25 | 2014-04-09 | 上海金发科技发展有限公司 | 一种预防造粒过程中在口模位置产生碳化物的装置 |
-
2001
- 2001-10-05 JP JP2001310760A patent/JP2003112317A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011206908A (ja) * | 2010-03-11 | 2011-10-20 | Japan Polypropylene Corp | 熱可塑性樹脂ペレットの製造方法 |
CN103707483A (zh) * | 2013-12-25 | 2014-04-09 | 上海金发科技发展有限公司 | 一种预防造粒过程中在口模位置产生碳化物的装置 |
CN103707483B (zh) * | 2013-12-25 | 2016-04-27 | 上海金发科技发展有限公司 | 一种预防造粒过程中在口模位置产生碳化物的装置 |
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