JP2003111863A - スプリンクラー消火設備及び流水検知用アッセンブリィ - Google Patents

スプリンクラー消火設備及び流水検知用アッセンブリィ

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JP2003111863A JP2001308707A JP2001308707A JP2003111863A JP 2003111863 A JP2003111863 A JP 2003111863A JP 2001308707 A JP2001308707 A JP 2001308707A JP 2001308707 A JP2001308707 A JP 2001308707A JP 2003111863 A JP2003111863 A JP 2003111863A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】火災感知器の発報を必要とすることなく設備総
合試験および流水検知装置の試験のどちらの試験でも簡
単に行える。 【解決手段】 設備総合試験時に第1試験弁19aを開
き、制御弁17の2次側から排水管18cに消火用水を
流す。流水検知装置16の遅延機能を持たない第1スイ
ッチ16aと遅延機能付きの第2スイッチ16bの作動
を確認する流水検知試験時には、第1試験弁19aと第
2試験弁19bを開き、流水検知装置16の2次側から
排水管18cに消火用水を流し、制御弁17が第1スイ
ッチ16aのオンで閉止制御されても、流水検知状態を
継続して遅延機能つき第2スイッチ16bを作動させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火災発生時にスプ
リンクラーヘッドから消火用水を放水するスプリンクラ
ー消火設備及び流水検知用アッセンブリィに関し、特に
集合住宅の各住戸を一つの防護区画として放水を制御す
るスプリンクラー消火設備及び流水検知用アッセンブリ
ィに関する。
【0002】
【従来技術】従来、スプリンクラーヘッドの誤作動時に
おける水損防止として特開平10−5365号に示され
るスプリンクラー消火設備がある。
【0003】このようなスプリンクラー消火設備は、分
岐管に、スプリンクラーヘッドが作動したときの管内の
水流を検出して流水検知信号を送出する流水検知装置
と、通常時は開放している制御弁が設けられている。ま
た、各監視区域には火災を検知する火災感知器が設置さ
れている。
【0004】このスプリンクラー消火設備に設けている
スプリンクラー制御盤は、スプリンクラーヘッドの誤作
動時の水損を防止するため、スプリンクラーヘッドが作
動して流水検知装置が流水検知信号を出力したときに、
火災感知器が非発報の場合は、常時開放している制御弁
を閉止制御する。これにより、誤動作したスプリンクラ
ーヘッドからの消火用水の放水を停止することができ
る。
【0005】この場合、一旦、制御弁の閉止制御した後
に、火災感知器が発報して火災信号を出力したときは、
閉止状態の制御弁を開放制御して消火用水の放水を開始
する。これによって誤放水を極力抑えて水損を防ぐこと
ができる。
【0006】ところで、スプリンクラー消火設備が共同
住宅向けの場合は、流水検知装置に2つの圧力スイッチ
が接続されている。一つは水損防止用に流水検知装置が
作動した際に直ちに流水検知信号を出力するための圧力
スイッチであり、他方は火災感知器が接続される感知器
回線に接続されて所定時間以上継続して流水検知装置が
作動したときに感知器回線を短絡させて火災発報させる
遅延機能付きの圧力スイッチである。
【0007】またスプリンクラーヘッドを設けた分岐管
の末端には、スプリンクラー消火設備の試験を行うた
め、末端試験弁とオリフィスが設けられている。試験時
には、末端試験弁を開放して、オリフィスを介してスプ
リンクラーヘッド1個分の水流量を流す。すると、流水
検知装置が作動して流水検知信号を出力し流水検知信号
を出力させる。
【0008】このときスプリンクラー制御盤は火災信号
を受信していないので、流水検知信号に基づいて制御弁
を閉止制御する。これにより分岐管内の水流が停止する
ために流水検知装置が復旧する。これよって制御弁の閉
止制御の試験ができる。
【0009】制御弁の閉止後に開放制御試験を行うため
には、監視区域内の火災感知器を発報させて火災信号を
発生させる。この火災信号により制御弁を開放制御す
る。これよって流水検知装置が再び動作して流水検知信
号を出力するので、正常開放されたことを試験できる。
このような総合的な試験を設備総合試験と以降いう。
【0010】このようなスプリンクラー消火設備の総合
的な試験は、火災感知器の発報試験が絡むため、消火設
備のメンテナンス会社は火災報知設備のメンテナンス会
社の協力を得て行う必要がある。
【0011】しかしながら、消火設備のメンテナンス会
社は、スプリンクラー消火設備の設備総合試験以外に、
流水検知装置の作動試験を単独で行いたい場合もある。
つまり、流水検知装置の2つの圧力スイッチを作動させ
て流水検知装置の動作が正常かどうか試験したい場合が
ある。
【0012】このような流水検知装置の試験を行う場合
には、消火設備のメンテナンス会社が末端試験弁を開放
して、流水検知装置が作動するか否か試験を行う。しか
し、末端試験弁の開放で遅延機能のない圧力スイッチは
すぐに流水検知信号を出力するが、その流水検知信号を
受けてスプリンクラー制御盤が制御弁を閉止制御してし
まう。このため遅延機能付き圧力スイッチが作動せず、
遅延機能付きの圧力スイッチの試験を行うことができな
い。
【0013】この遅延機能付き圧力スイッチを試験する
ためには、火災感知器を発報させて制御弁を開放させる
しかないが、消火設備のメンテナンス会社では権限のな
い火災報知設備の火災感知器を発報させることができ
ず、また火災感知器を発報させるためは火災報知設備の
メンテナンス会社と共同で試験を行う必要があるため、
試験が煩わしい問題がある。この試験を以下、流水検知
試験という。
【0014】本発明は、火災感知器の発報を必要とする
ことなく設備総合試験および流水検知装置の試験のどち
らの試験でも簡単にできるスプリンクラー消火設備及び
流水検知用アッセンブリィを提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は次のように構成する。本発明のスプリンクラー
消火設備は、防護区画に配置された閉鎖型のスプリンク
ラーヘッドと、スプリンクラーヘッドへの消火用水の供
給と停止を制御する制御弁と、スプリンクラーヘッドの
作動による消火用水の流水を検知した際に直ちにオンす
る第1流水検知スイッチと流水検知から所定の遅延時間
後にオンする第2流水検知スイッチを備えた流水検知装
置と、防護区画に設置された火災感知器及び流水検知装
置の第2流水検知2スイッチを感知器回線に接続して防
護区画の火災を監視する火災報知設備と、定常監視状態
においては、制御弁を開状態としてスプリンクラーヘッ
ドに消火用水を供給し、流水検知装置の第1流水検知ス
イッチのオンにより流水が検知された際に、火災報知設
備からの火災信号があれば制御弁の開状態を維持し、火
災信号がなければ制御弁を閉状態として消火用水の供給
を停止するスプリンクラー制御盤とを備えたスプリンク
ラー消火設備を対象とする。
【0016】このようなスプリンクラー消火設備につき
本発明は、制御弁の2次側と排水管の間に接続された設
備総合試験用の第1分岐管と、流水検知装置の2次側と
排水管の間に接続された流水検知試験用の第2分岐管
と、第1分岐管、第2分岐管及び排水管の配管系に設け
られ、設備総合試験時に制御弁の2次側から排水管に消
火用水を流し、流水検知試験時には流水検知装置の2次
側から排水管に消火用水を流す1又は複数の試験弁を備
えた試験弁ユニットと、を設けたことを特徴とする。
【0017】このため本発明によれば、試験弁ユニット
に設けている試験弁を操作するだけで、設備総合試験と
流水検知装置の試験を簡単に行うことができる。特に流
水検知装置の試験は、火災感知器を発報させて一端閉止
制御された制御弁を開放制御することなく、試験弁の操
作で簡単に行うことができる。
【0018】ここで試験弁ユニットは、排水管に設けら
れた第1試験弁と、第2分岐管に設けられた第2試験弁
とを備え、設備総合試験時には第1試験弁を開いて制御
弁の2次側から排水管に消火用水を流し、流水検知試験
時には第1試験弁と第2試験弁を開いて流水検知装置の
2次側から排水管に消火用水を流す。
【0019】また試験弁ユニットは、排水管に設けられ
た第1試験弁と、第2分岐管に設けられた第2試験弁
と、排水管に設けられた第3試験弁とを備え、設備総合
試験時には第1試験弁と第3試験弁を開いて制御弁の2
次側から排水管に消火用水を流し、流水検知試験時には
第1試験弁と第3試験弁を開いて流水検知装置の2次側
から排水管に消火用水を流すようにしても良い。
【0020】更に、試験弁ユニットは、第1分岐管を接
続する第1切替ポート、第2分岐管を接続する第2切替
ポート及び排水管を接続する共通ポートを有する三方切
替弁と、三方切替弁の共通ポートと排水管の間に配置さ
れた試験弁と備え、設備総合試験時には三方切替弁を第
1ポートを共通ポートに連通する位置に切替えると共に
試験弁を開いて制御弁の2次側から排水管に消火用水を
流し、流水検知装置の試験時には三方切替弁を第2ポー
トを共通ポートに連通する位置に切替えると共に試験弁
を開いて流水検知装置の2次側から排水管に消火用水を
流すようにしても良い。
【0021】更にまた本発明は、流水検知装置、制御
弁、第1分岐管、第2分岐管、排水管及び試験弁ユニッ
トを一体化したことを特徴とする。
【0022】本発明は、流水検知用アッセンブリィを提
供するものであり、このアッセンブリィは、スプリンク
ラーヘッドへの消火用水の供給と停止を制御する制御弁
と、スプリンクラーヘッドの作動による消火用水の流水
を検知して流水検知信号を出力する流水検知装置と、制
御弁の2次側と排水管の間に接続された設備総合試験用
の第1分岐管と、流水検知装置の2次側と排水管の間に
接続された流水検知試験用の第2分岐管と、第1分岐管
と第2分岐管の配管系に設けられ、設備総合試験時に制
御弁の2次側から排水管に消火用水を流し、流水検知試
験時には流水検知装置の2次側から排水管に消火用水を
流す試験弁ユニットと、を設けたことを特徴とする。
【0023】この流水検知用アッセンブリィにおける試
験弁ユニットの詳細は、スプリンクラー消火設備の場合
と同じになる。
【0024】このように本発明は、試験弁ユニットの試
験弁が流水検知装置や制御弁(電動弁)の近くに配置さ
れることで、試験弁の操作と制御弁の動作を同時に確認
することができ、更に一人で試験を行うことができ、状
況確認が素早くできて試験が行いやすくなる。
【0025】また制御弁、流水検知装置及び試験弁ユニ
ットを含む試験関連の設備を近くに配置できることで、
非常に設備がコンパクトになり、配管スペース等の狭い
場所にも設置することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は本発明によるスプリンクラ
ー消火設備の説明図である。図1において、この実施形
態は本発明のスプリンクラー消火設備を集合住宅に設置
した例であり、住戸を1つの防護区画として火災監視を
行うため、住戸内には住戸用受信機として機能する火災
受信盤1を設け、火災受信盤1から中継器2を介して引き
出された感知器回線3に火災感知器4を接続している。
【0027】また住戸を1つの防護区画として消火を行
うため、住戸内にはスプリンクラーヘッド6が設置され
ている。スプリンクラーヘッド6は閉鎖型であり、火災
による熱を受けた際に内部の金属を溶融させることなど
によって自動的に開口して、消火用水を放水する。
【0028】スプリンクラーヘッド6は分岐管7を介して
給水本管8に接続されており、給水本管8及び分岐管7を
介してスプリンクラーヘッド6に消火用水が供給され
る。給水本管8の一端は建物の地下室などに引き込ま
れ、消火ポンプ9を介して貯水槽10に連結されてい
る。
【0029】また給水本管8には圧力タンク11が分岐
接続され、圧力タンク11によって給水本管8を加圧す
ることにより管内圧力を規定値に保持している。圧力タ
ンク11には圧力スイッチ11aが設けられ、スプリン
クラーヘッド6が作動して給水本管8の管内圧力が所定
値以下に低下したことが圧力スイッチ11aで検出され
ると、ポンプ制御盤13によりモータ14を駆動して消
火ポンプ9を運転し、貯水槽10の消火用水を給水本管
8に継続して供給する。
【0030】消火ポンプ9が運転されている際には、ポ
ンプ運転信号がポンプ制御盤13から住棟受信盤15に
出力される。また給水本管8の他端は建屋屋上などの高
所に設置された高架水槽12に引き込まれ、高架水槽1
2からの消火用水で給水本管8に消火用水を常時充満さ
せている。
【0031】給水本管8から分岐される分岐管7には流
水検知装置16と制御弁17が設けられる。制御弁17
は分岐管7の開閉を行うことにより、スプリンクラーヘ
ッド6に対する消火用水の供給と停止を制御し、スプリ
ンクラー制御盤5の制御によって駆動される電動弁で構
成されている。
【0032】この制御弁17は定常監視状態において常
に開放状態に維持されている。このため、定常監視状態
においては消火用水は制御弁17を介してスプリンクラ
ーヘッド6に供給されており、湿式スプリンクラー消火
設備と同じ加圧消火用水の供給状態となっている。
【0033】流水検知装置16はスプリンクラーヘッド
6が火災による熱を受けて作動したときの消火用水の放
水によって発生する流水で弁を開いて、遅延機能を持た
ない第1流水検知スイッチ16aをオンし、流水検知信
号Eaをスプリンクラー制御盤5に出力する。
【0034】また流水検知装置16には、消火用水の放
水によって発生する流水で弁を開いて、流水検知が行わ
れてから機械的な遅延機構により一定の遅延時間後にオ
ンする遅延機能付きの第2流水検知スイッチ16bを設
けている。この遅延機能付きの第2流水検知スイッチ1
6bは、中継器2を介して火災受信盤1から引き出され
た感知器回線3に接続されており、流水検知により火災
信号を火災受信盤1に出力する。なお、感知器回線3の
終端にはスプリンクラー制御盤5内で終端抵抗Rが接続
されている。
【0035】このように分岐管7に配置した流水検知装
置16と制御弁17に対しては、設備総合試験及び流水
検知試験をそれぞれ行うため、第1分岐管18a、第2
分岐管18b、排水管18c、第1試験弁19a、第2
試験弁19b及びオリフィス21が設けられている。
【0036】図2は図1の流水検知装置16及び制御弁
17と、試験用の配管系の部分を取り出して示してい
る。
【0037】図2において、流水検知装置16の後段に
配置された制御弁17の2次側と排水管18cの間に設
備総合試験用の第1分岐管18aを接続している。また
流水検知装置16における2次側と排水管18cの間に
流水検知試験用の第2分岐管18bを接続している。
【0038】そして第1分岐管18aと第2分岐管18
bを連結した後の排水管18cには第1試験弁19aが
設けられ、また流水検知装置16の2次側からの第2分
岐管18bには第2試験弁19bが設けられている。
【0039】更に第1試験弁19aに続く排水管18c
にはオリフィス21が設けられ、試験時に流す流量をス
プリンクラーヘッド6が1個作動した分の水流量に設定
している。また流水検知装置16は、その1次側に仕切
制御弁30を一体に備えている。
【0040】このような流水検知装置16、制御弁1
7、第1分岐管18a、第2分岐管18b、第1試験弁
19a、第2試験弁19b、オリフィス21及び排水管
18cで構成される部分を、本発明にあっては1つのユ
ニットとして一体化した流水検知用アッセンブリィ10
0として構成している。
【0041】このため流水検知装置16や制御弁17を
個別に現場で組み付けるのではなく、予め流水検知用ア
ッセンブリィ100が準備されており、この流水検知用
アッセンブリィ100を1つのユニットとして分岐管の
途中に配置することになる。
【0042】流水検知用アッセンブリィ100における
設備総合試験は、第1試験弁19aを開いて制御弁17
の2次側から第1分岐管18a、オリフィス21を介し
て排水管18cに消火用水を流すことで行う。
【0043】このようにして消火用水が流れると、流水
検知装置16が作動し、図1に示した遅延機能を持たな
い第1流水検知スイッチ16aが直ちにオンし、これに
よりスプリンクラー制御盤5が制御弁17を閉止制御す
る。制御弁17の閉止制御が確認できたならば、図1の
火災感知器4を試験発報させることで、スプリンクラー
制御盤は制御弁17を開制御することになる。
【0044】これに対し、流水検知装置16に設けてい
る遅延機能を持たない第1流水検知スイッチ16aと遅
延機能を持った第2流水検知スイッチ16bの動作を確
認するための流水検知試験は、第1試験弁19aと第2
試験弁19bの両方を開くことで行う。
【0045】第1試験弁19aと第2試験弁19bを開
くと、流水検知装置16の2次側からオリフィス21を
通って排水管18cに消火用水が流れる。このため流水
検知装置16の第1流水検知スイッチ16aのオンで制
御弁17が閉止制御されても、流水検知装置16の2次
側から排水管18cに継続して消火用水が流れており、
これによって流水検知から所定の遅延時間後に遅延機能
付きの第2流水検知スイッチ16bが作動し、その動作
を確認することができる。
【0046】この設備総合試験及び流水検知試験につい
ては、後の説明で更に詳細に明らかにする。なお図2に
おいて、流水検知装置16の1次側には圧力計68が設
けられ、また第1分岐管18aにも圧力計69が設けら
れている。
【0047】図3は、図2の流水検知装置16の断面
図、図4は弁体部分を水平面で切った断面図、図5はス
イッチボックスの内部構成図である。
【0048】図3,4において、22は流水検知装置1
6の作動弁本体であり、作動弁本体22内には弁座23
が一体に形成されている。また、作動弁本体22内には
第1の作動軸24が設けられている。
【0049】25は弁体であり、第1の作動軸24を支
点として一体に回動するように設けられ、弁体25の一
次側と二次側の圧力がバランスしているときは自重によ
り弁座23に着座して閉弁し、二次側が減圧すると、流
水により開弁する。
【0050】弁体25の二次側は接続口26を介して加
圧水を供給する分岐管が接続され、分岐管には図2のよ
うにスプリンクラーヘッド6が接続されている。弁体2
5の一次側の作動弁本体22にはボルト29により仕切
制御弁30の制御弁本体30Aが接続され、制御弁本体
30A内には流路31を開閉するボール弁32が収納さ
れている。
【0051】ボール弁32による流路31の開閉はレバ
ー52により行われ、レバー52を水平方向から垂直方
向に90度反時計回り方向に操作すると、ボール弁32
が回転して流路31を開く。ボール弁32と作動弁本体
22の内壁及びボール弁32と制御弁本体30Aの内壁
の間にはOリング33,34がそれぞれ介装され、また
制御弁本体30Aと作動弁本体22の接続部にはシール
部材35が介装されている。
【0052】制御弁本体30Aの接続口30Bには図示
しない給水本管が接続され、給水本管は図示しない消火
ポンプに接続されている。また、弁体25の二次側の作
動弁本体21の接続口36には排水弁37が接続され、
ハンドル37Aの操作により排水を行うことができるよ
うになっている。
【0053】38は第2の作動軸であり、第1の作動軸
24の水平方向であって且つその近傍に設けられてい
る。第2の作動軸38は図4のように、作動弁本体22
に回動自在に設けられ、その両端部は、作動弁本体22
から外部に突出している。
【0054】即ち、第2の作動軸38の一方の軸端部は
スイッチボックス39内に突出し、他方の軸端部はキャ
ップ64が装着されている。第2の作動軸38と作動弁
本体22の間にはパッキン65が介装され、軸部をシー
ルしている。
【0055】第2の作動軸38の中央部には突起部40
Aを備えた連動部材40が固定され、弁体25の端部2
5Aに当接する。第2の作動軸38のスイッチボックス
39内に突出している軸端部には作動レバー41の一端
部が固定され、作動レバー41の他端部側には重り42
が設けられている。作動レバー41は第2の作動軸38
と一体で回動する。
【0056】弁体25が閉じている状態では、作動レバ
ー41は重り42により下がろうとする力に抗して図示
の位置にある。弁体25が開くと端部25Aは第1の作
動軸24を支点として時計回り方向に回転するため、重
り42の作用で連動部材40は端部25Aに突起部40
Aが当接するまで時計回り方向に回転し、第2の作動軸
38も一体で時計回り方向に回転する。
【0057】図2のスプリンクラーヘッド6が作動した
場合は、弁体25が開度θに開き、作動レバー41は位
置Aから角度α(≒θ)の位置Bに回転する。この作動
レバー41の回動により遅延機能を持たない第1流水検
知スイッチ16Aがオンとなり、流水検知信号Eaを出
力する。
【0058】遅延機能付きの第2流水検知スイッチ16
Bは、図5のように、調整部材43B、ダンパー53、
スイッチレバー58B及びリミットスイッチ59Bで構
成される。
【0059】作動レバー41には調整部材43A,43
Bが設けられる。調整部材43A,43Bの上部にはリ
ミットスイッチ59A,59Bのスイッチレバー58
A,58Bの先端側が当接しており、作動レバー41が
回動してスイッチレバー58A,58Bの当接点が所定
ストロークだけ下降すると、リミットスイッチ59A,
59Bがオンする。
【0060】ここで調整部材43A,43Bは、一対の
長穴にビスを通して作動レバー41に取り付けており、
上下方向での取付位置がある範囲で調整できる。このよ
うに作動レバー41に調整部材43A,43Bを取り付
け、リミットスイッチ59A,59Bのスイッチレバー
58A,58Bを初期位置でスイッチオフ状態に保持す
る。
【0061】この状態でスプリンクラーヘッド6の作動
による弁体25の開放で作動レバー41が角度αの位置
Bに回動すると、調整部材43Aは初期位置B1からス
イッチオンに必要なストロークLだけ下降した位置A2
に下がり、同時にスイッチレバー58Aもリミットスイ
ッチ59Aの下部に設けたスプリング67の力により下
がることでリミットスイッチ59Aのスイッチノブ61
が飛び出してオンし、第1流水検知スイッチ16aとし
ての流水検知信号Eaを出力する。
【0062】またスプリンクラーヘッド6の作動による
弁体25の開放で作動レバー41が角度αの位置Bに回
動すると、このときには調整部材43Bが初期位置B1
からスイッチオンに必要なストロークLを越えて下降し
た位置B2に下がる。するとスイッチレバー58Bが開
放されてリミットスイッチ59Bの下部に設けたスプリ
ング67の力で下がっていく。
【0063】ダンパー53は、スイッチボックス39内
部の上側に設けられた遅延装置66の一部を構成し、作
動レバー41が作動したとき所定の遅延時間後に図5の
第2流水検知スイッチ16bをオンさせ、遅延した第2
流水検知信号を出力させる。
【0064】ダンパー53のピストン軸55の頭部56
とナット57との間には、スイッチレバー58Bの一端
が固定され、スイッチレバー58Bの他端は取付部60
を介してリミットスイッチ59Bに軸支されている。作
動レバー41が初期位置B1にあるときは、調整部材4
3Bはスイッチレバー58Bの下面に当接し、スイッチ
レバー58Bを上側に押し上げている。
【0065】作動レバー41が初期位置B1から位置B
2まで角度αだけ回転して下がると、調整部材43Bの
スイッチレバー58Bの下面への当接が解除され、この
ことで、スイッチレバー58Bは第2流水検知スイッチ
16bの下部に備えてあるスプリング67の力とダンパ
ー53B内のピストン62の自重により反時計回り方向
に回転して下がり、このスイッチレバー58Bの下方へ
の移動によりスイッチノブ61が押し出され、ストロー
クLの位置でリミットスイッチ59B内の接点が閉じて
オンになる。
【0066】この場合、スイッチレバー58Bの一端
は、ダンパー53のピストン軸55に固定されているの
で、ダンパー53の作用により作動レバー41の作動
後、第2流水検知スイッチ16bは所定の遅延時間だけ
遅れてオンになる。
【0067】このための遅延装置66は、ダンパー5
3、ピストン軸55、頭部56、ピストン62、遅延調
整ねじ63から構成される。
【0068】即ち、スイッチレバー58Bはピストン軸
55を介してダンパー53内に収納されたピストン62
に接続されているので、スイッチレバー58Bの下方へ
の移動は、ダンパー53内のピストン62が下方に移動
するとき、ダンパー53内に外部の空気を空気通路を経
て吸入することにより、ゆっくりと徐々になされる。こ
の場合、ダンパー53内に入る空気の量を調整すること
により遅延時間を調整することができる。
【0069】このため、ダンパー53の上部には遅延調
整ねじ63が設けられ、遅延時間の調整が必要なとき
は、この遅延調整ねじ63により調整する。具体的に
は、遅延調整ねじ63をマイナスドライバーを用いて、
ダンパー53に入る空気量即ち空気通路の開度を変え、
遅延時間の調整を行う。例えば、遅延調整ねじ63を左
に回すと空気の入る量が増え、遅延時間が短くなり、右
に回すと空気の入る量が減り、遅延時間が長くなる。
【0070】図6は図2の流水検知用アッセンブリィ1
00を設置した図1のスプリンクラー消火設備における
設備総合試験のフローチャートである。
【0071】まず通常時にあっては、ステップS1のよ
うに制御弁17は常時開状態にある。設備総合試験の際
には、まずステップS2で第1試験弁19aを開放し、
制御弁17の2次側から第1分岐管18a、第1試験弁
19a、オリフィス21を通って排水管18cに、オリ
フィス21で決まるスプリンクラーヘッド6が1個作動
したと同じ水流量の消火用水を流す。
【0072】この排水管18cに対する制御弁17の2
次側からの消火用水の流れにより流水検知装置16の弁
が開き、ステップS3で遅延機能を持たない第1流水検
知スイッチ16aがオンし、流水検知信号を図1のスプ
リンクラー制御盤5に出力する。
【0073】このスプリンクラー制御盤5は、このとき
火災信号Efが得られていないことを条件に、ステップ
S4で制御弁17の閉止制御を行う。この制御弁17の
閉止制御により、第1分岐管18a、第1試験弁19
a、オリフィス21を通って排水管18cに流れていた
設備総合試験用の流水は停止する。
【0074】なお、制御弁17の開閉状態は、制御弁本
体に設けたのぞき穴から確認できる。本願は流水検知装
置16と制御弁17が直近に設けられるため、試験者が
試験弁の操作を行いながら制御弁17の開閉制御を目視
できる。
【0075】次にステップS5で火災感知器4を試験の
ために発報させる。この火災感知器4の発報により、ス
テップS6で火災受信盤1が火災信号Efを出力し、こ
れを受けてスプリンクラー制御盤5がステップS7で一
旦閉止制御された制御弁17を開制御する。
【0076】このため、再び制御弁17の2次側から第
1分岐管18a、第1試験弁19a、オリフィス21を
通って排水管18cに消火用水が流れ、ステップS8で
流水検知装置16の遅延機能を持たない第1流水検知ス
イッチ16aがオンして、再び流水検知信号Eaを出力
する。なお、この状態を保つと遅延機能を持つ第2流水
検知スイッチ16bが遅延時間後にオンする。しかし、
この第2流水検知スイッチ16bがオンしても、すでに
感知器回線3が感知器4により発報状態になっており、
特に表示は新たにされない。別途流水検知信号をスプリ
ンクラー制御盤等に出力できるようにすれば表示を行う
ことができる。
【0077】このステップS8までの操作により設備が
正常であることが試験でき、試験終了のためステップS
9で第1試験弁19aを閉じ、更にステップS10で火
災受信盤1における火災復旧を行って一連の設備総合試
験を終了する。
【0078】図7は図2の流水検知用アッセンブリィ1
00において流水検知試験を行う場合のフローチャート
である。まずステップS1のように、定常状態で制御弁
17は常時開状態となっている。流水検知試験のために
は、ステップS2でまず第1試験弁19bを開放し、次
にステップS3で第2試験弁19aを開放する。
【0079】このため制御弁17の2次側から第1分岐
管18a、第1試験弁19aを通って排水管18cに消
火用水が流れ、同時に流水検知装置16の2次側から第
2試験弁18bを通って排水管18cに消火用水が流れ
る。
【0080】このように排水管18cに対する消火用水
の流れによって流水検知装置16の弁が開いて、ステッ
プS4で遅延機能を持たない第1流水検知スイッチ16
aがオンして流水検知信号Eaをスプリンクラー制御盤
5に出力する。
【0081】このためステップS5でスプリンクラー制
御盤5は火災信号Efを受信していないため制御弁17
を閉止状態するが、この制御弁の作動により第1流水検
知スイッチのオンを判別できる。制御弁17が閉止状態
となっても第1試験弁19b、第2試験弁19a、オリ
フィス21を介して排水が継続し、流水検知装置16は
継続して作動している。続いて流水検知から一定の遅延
時間が経過すると、遅延機能付きの第2流水検知スイッ
チ16bがオンし、ステップS6で流水検知信号を出力
する。
【0082】この第2流水検知スイッチ16bのオン
は、感知器回線3を低インピーダンスとし、火災感知器
4が作動したと同じ状態となり、したがって流水検知信
号は火災受信盤1に対し火災検知信号として出力される
ことになる。このためステップS7で、火災受信盤1で
火災表示が行われる。この火災表示により、第2流水検
知スイッチ16bのオンを確認することができる。
【0083】また火災表示が行われた火災受信盤1から
は火災信号Efがスプリンクラー制御盤5に出力される
ため、ステップS8でスプリンクラー制御盤5は制御弁
17の開制御を行う。この制御弁17の開制御も流水検
知試験のチェック対象とはなっていないことから、破線
のブロックとしている。
【0084】このようにして、流水検知装置16に設け
ている遅延機能を持たない第1流水検知スイッチ16a
と遅延機能付きの第2流水検知スイッチ16bの作動確
認ができたならば、試験を終わらせるため、ステップS
9で第2試験弁19bを閉じ、続いてステップS10で
第1試験弁19aを閉じ、最終的にステップS11で火
災受信盤1の火災復旧を行って、一連の流水検知試験を
終了する。
【0085】図8は本発明のスプリンクラー消火設備に
設置される流水検知用アッセンブリィ100の他の実施
形態の説明図である。
【0086】図8の流水検知用アッセンブリィ100に
あっては、制御弁17の2次側と排水水管18cを繋ぐ
第1分岐管に第1試験弁20aを設け、流水検知装置1
6の2次側と排水管18cを結ぶ第2分岐管18bに第
2試験弁20bを設け、更に排水管18cに設けたオリ
フィス21の1次側に第3試験弁20cを設けたことを
特徴とする。即ち図8の実施形態は、図2の第1分岐管
18aに試験弁を新たに追加したことを特徴とする。
【0087】この図8の流水検知用アッセンブリィ10
0にあっては、設備総合試験の際には第1試験弁20a
と第3試験弁20cを開き、制御弁17の2次側から第
1分岐管18aを通って排水管18cに消火用水を流
し、流水検知装置16の弁を開いて、第1流水検知装置
16のオンによる制御弁17の閉止制御、その後の火災
感知器からの発報による制御弁17の開制御を行う。
【0088】一方、流水検知試験の際には第2試験弁2
0bと第3試験弁20cを開いて行う。この場合には流
水検知装置16の2次側から排水管18cに消火用水が
流れ、制御弁17側での消火用水の流れはない。
【0089】このため、流水検知装置16に消火用水が
流れることによる弁の開により、遅延機能を持たない第
1流水検知スイッチ16aがオンし、このとき制御弁1
7が閉止制御されるが、もともと制御弁17には消火用
水が流れていない。閉止制御を行っても継続して流水検
知装置16に消火用水が流れ、排水管18cから排水さ
れるため、一定の遅延時間後に第2流水検知スイッチ1
6bがオンして火災表示が行われる。
【0090】これによって遅延機能を持たない第1流水
検知スイッチ16aと遅延機能付きの第2流水検知スイ
ッチ16bの作動を確認する流水検知試験を行うことが
できる。
【0091】図9は本発明のスプリンクラー消火設備で
使用される流水検知用アッセンブリィ100の他の実施
形態であり、この実施形態にあっては試験用に三方切替
弁70を用いたことを特徴とする。
【0092】三方切替弁70は、第1切替ポート70
a、第2切替ポート70b及び共通ポート70cを持っ
ており、レバー操作により共通ポート70cに対し第1
切替ポート70aと第2切替ポート70bを選択的に連
通させることができる。
【0093】三方切替弁70の第1切替ポート70aに
は制御弁17の2次側からの第1分岐管18aが接続さ
れ、第2切替ポート70bには流水検知装置16の2次
側からの第2分岐管18bが接続される。三方切替弁7
0の共通ポート70cは、試験弁19、更にオリフィス
21を介して排水管18cに接続される。
【0094】この図9の流水検知用アッセンブリィ10
0における設備総合試験及び流水検知試験は次のように
なる。設備総合試験の際には、図10(A)のように三方
切替弁70を第1切替ポート70aから共通ポート70
cに連通するように切り替える。また三方切替弁70の
切替えに続いて試験弁19を開く。
【0095】このため制御弁17の2次側から第1分岐
管18a、三方切替弁70、試験弁19、オリフィス2
1を通って排水管18cに消火用水が流れ、この消火用
水の流れにより流水検知装置16の弁が開いて、遅延機
能を持たない第1流水検知スイッチ16aがオンし、こ
れによって制御弁17の閉止制御が行われる。そして、
火災感知器4の試験のための発報を受けて、制御弁17
の開制御が行われる。
【0096】また流水検知試験は、三方切替弁70を図
10(B)のように第2切替ポート70bを共通ポート
70cに連通する位置に切り替え、続いて試験弁19を
開く。
【0097】これによって流水検知装置16の2次側か
ら三方切替弁70、試験弁19、オリフィス21を通っ
て排水管18cに消火用水が流れ、制御弁17が閉止し
ても流水検知装置16には継続して消火用水が流れ続け
るため、遅延機能を持たない第1流水検知スイッチ16
aのオンによる作動確認及び一定の遅延時間後の遅延機
能付きの第2流水検知スイッチ16bのオンによる作動
確認ができる。
【0098】なお、上記の実施形態は流水検知装置16
と制御弁17に試験弁系統を一体化した流水検知用アッ
センブリィ100を使用する場合を例にとるものであっ
たが、一体型のアッセンブリィとせずに個別に現場施工
で実現しても良いことはもちろんである。
【0099】また上記の実施形態においては集合住宅の
スプリンクラー消火設備を例にとるものであるが、特に
集合住宅に限定されず、一般ビルなどの消火設備にも本
発明を適用することができる。
【0100】更に上記の実施形態における第2分岐管1
8bについては、流水検知装置16に直接接続している
が、これに限定されず、流水検知装置16と制御弁17
の間の配管から分岐接続するようにしても良い。
【0101】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、試験弁ユニットに設けている1または複数の試験弁
を操作するだけで、設備総合試験と流水検知試験を簡単
に行うことができ、特に流水検知試験については、一旦
閉止制御された試験弁を開くための火災感知器の発報が
不要となり、試験弁の操作だけで流水検知装置に設けて
いる遅延機能を持たない第1流水検知スイッチと遅延機
能付きの第2流水検知スイッチの作動を確認する試験を
簡単に行うことができる。
【0102】また本発明は流水検知装置、制御弁、1ま
たは複数の試験弁を含む試験配管系を流水検知用アッセ
ンブリィとして一体化していることで、設備総合試験及
び流水検知試験のための試験弁が流水検知装置や制御弁
の近くに配置され、試験弁の操作と制御弁の動作を同時
に確認することができ、これによって、1人であっても
容易に試験を行うことができ、状況確認が素早くできる
ことで試験がより行いやすくなる。
【0103】更に流水検知用アッセンブリィとして制御
弁、流水検知装置及び試験弁を含む関連機器を一体化し
て配置できることで、非常に設備がコンパクトになり、
設置スペースの狭い場所であっても容易に設置すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるスプリンクラー消火設備の
説明図
【図2】図1の流水検知装置、制御弁及び試験弁を一体
化した流水検知用アッセンブリィの説明図
【図3】本発明による流水検知装置の断面図
【図4】図3の流水検知装置を平面から見た断面図
【図5】図3のスイッチボックスの説明図
【図6】図2の流水検知用アッセンブリィを使用した設
備総合試験のフローチャート
【図7】図2の流水検知用アッセンブリィを使用した流
水検知装置作動試験のフローチャート
【図8】本発明の流水検知用アッセンブリィの他の実施
形態の説明図
【図9】三方切替弁を用いた本発明の流水検知用アッセ
ンブリィの他の実施形態の説明図
【図10】各試験における三方切替弁の連通状態を示す
【符号の説明】
1:火災受信盤(住戸受信機) 2:中継器 3:感知器回線 4:火災感知器 5:スプリンクラー制御盤 5a:制御回路 6:スプリンクラーヘッド 7:分岐管 8:給水本管 9:消火ポンプ 10:貯水槽 11:圧力タンク 11a:圧力スイッチ 12:高架水槽 13:ポンプ制御盤 14:モータ 15:住棟受信盤 16:流水検知装置 16a:第1流水検知スイッチ(第1スイッチ) 16b:第2流水検知スイッチ(第2スイッチ) 17:制御弁 18a:第1分岐管(設備総合試験用) 18b:第2分岐管(流水検知試験用) 18c:排水管 19a,20a:第1試験弁 19b,20b:第2試験弁 20c:第3試験弁 19:高架水槽 20:圧力スイッチ 21:オリフィス 22:作動弁本体 25:弁体 30:仕切制御弁 59A,59B:リミットスイッチ 66:遅延装置 68,69:圧力計 70:三方切替弁 100:流水検知用アッセンブリィ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】防護区画に設置された火災感知器を感知器
    回線に接続して前記防護区画の火災を監視する火災報知
    設備と、 前記防護区画に配置された閉鎖型のスプリンクラーヘッ
    ドと、 前記スプリンクラーヘッドへの消火用水の供給と停止を
    制御する制御弁と、 前記スプリンクラーヘッドの作動による消火用水の流水
    を検知した際に直ちにオンする第1流水検知スイッチと
    流水検知から所定の遅延時間後にオンする第2流水検知
    スイッチを備えた流水検知装置と、 防護区画に設置された火災感知器及び前記流水検知装置
    の第2流水検知スイッチを感知器回線に接続して前記防
    護区画の火災を監視する火災報知設備と、 定常監視状態においては、前記制御弁を開状態として前
    記スプリンクラーヘッドに消火用水を供給し、前記流水
    検知装置の第1流水検知スイッチのオンにより流水が検
    知された際に、前記火災報知設備からの火災信号があれ
    ば前記制御弁の開状態を維持し、火災信号又がなければ
    前記制御弁を閉状態として消火用水の供給を停止するス
    プリンクラー制御盤と、を備えたスプリンクラー消火設
    備に於いて、 前記制御弁の2次側と排水管の間に接続された設備総合
    試験用の第1分岐管と、 前記流水検知装置の2次側と前記排水管の間に接続され
    た流水検知試験用の第2分岐管と、 前記第1分岐管、第2分岐管及び排水管の配管系に設け
    られ、設備総合試験時に前記制御弁の2次側から排水管
    に消火用水を流し、流水検知試験時には前記流水検知装
    置の2次側から排水管に消火用水を流す1又は複数の試
    験弁を備えた試験弁ユニットと、 を設けたことを特徴とするスプリンクラー消火設備。
  2. 【請求項2】請求項1記載のスプリンクラー消火設備に
    於いて、前記試験弁ユニットは、前記排水管に設けられ
    た第1試験弁と、前記第2分岐管に設けられた第2試験
    弁とを備え、設備総合試験時には前記第1試験弁を開い
    て前記制御弁の2次側から排水管に消火用水を流し、流
    水検知試験時には前記第1試験弁と第2試験弁を開いて
    前記流水検知装置の2次側から排水管に消火用水を流す
    ことを特徴とするスプリンクラー消火設備。
  3. 【請求項3】請求項1記載のスプリンクラー消火設備に
    於いて、前記試験弁ユニットは、前記第1分岐管に設け
    られた第1試験弁と、前記第2分岐管に設けられた第2
    試験弁と、前記排水管に設けられた第3試験弁とを備
    え、設備総合試験時には前記第1試験弁と第3試験弁を
    開いて前記制御弁の2次側から排水管に消火用水を流
    し、流水検知試験時には前記第1試験弁と第3試験弁を
    開いて前記流水検知装置の2次側から排水管に消火用水
    を流すことを特徴とするスプリンクラー消火設備。
  4. 【請求項4】請求項1記載のスプリンクラー消火設備に
    於いて、前記試験弁ユニットは、前記第1分岐管を接続
    する第1切替ポート、前記第2分岐管を接続する第2切
    替ポート及び前記排水管を接続する共通ポートを有する
    三方切替弁と、前記三方切替弁の共通ポートと排水管の
    間に配置された試験弁と備え、設備総合試験時には前記
    三方切替弁を第1ポートを共通ポートに連通する位置に
    切替えると共に前記試験弁を開いて前記制御弁の2次側
    から排水管に消火用水を流し、流水検知試験時には前記
    三方切替弁を第2ポートを共通ポートに連通する位置に
    切替えると共に前記試験弁を開いて前記流水検知装置の
    2次側から排水管に消火用水を流すことを特徴とするス
    プリンクラー消火設備。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかに記載のスプリ
    ンクラー消火設備に於いて、前記流水検知装置、制御
    弁、第1分岐管、第2分岐管、排水管及び試験弁ユニッ
    トを一体化したことを特徴とするスプリンクラー消火設
    備。
  6. 【請求項6】スプリンクラーヘッドへの消火用水の供給
    と停止を制御する制御弁と、 前記スプリンクラーヘッドの作動による消火用水の流水
    を検知した際に流水検知スイッチ信号を出力する流水検
    知装置と、 前記制御弁の2次側と排水管の間に接続された設備総合
    試験用の第1分岐管と、 前記流水検知装置の2次側と前記排水管の間に接続され
    た流水検知試験用の第2分岐管と、 前記第1分岐管、第2分岐管及び排水管の配管系に設け
    られ、設備総合試験時に前記制御弁の2次側から排水管
    に消火用水を流し、流水検知試験時には前記流水検知装
    置の2次側から排水管に消火用水を流す1又は複数の試
    験弁を備えた試験弁ユニットと、を設けたことを特徴と
    する流水検知用アッセンブリィ。
  7. 【請求項7】請求項6記載の流水検知用アッセンブリィ
    に於いて、前記試験弁ユニットは、前記排水管に設けら
    れた第1試験弁と、前記第2分岐管に設けられた第2試
    験弁とを備え、設備総合試験時には前記第1試験弁を開
    いて前記制御弁の2次側から排水管に消火用水を流し、
    流水検知試験時には前記第1試験弁と第2試験弁を開い
    て前記流水検知装置の2次側から排水管に消火用水を流
    すことを特徴とする流水検知用アッセンブリィ。
  8. 【請求項8】請求項6記載の流水検知用アッセンブリィ
    に於いて、前記試験弁ユニットは、前記第1分岐管に設
    けられた第1試験弁と、前記第2分岐管に設けられた第
    2試験弁と,前記排水管に設けられた第3試験弁とを備
    え、設備総合試験時には前記第1試験弁と第3試験弁を
    開いて前記制御弁の2次側から排水管に消火用水を流
    し、流水検知試験時には前記第1試験弁と第3試験弁を
    開いて前記流水検知装置の2次側から排水管に消火用水
    を流すことを特徴とする流水検知用アッセンブリィ。
  9. 【請求項9】請求項6記載の流水検知用アッセンブリィ
    に於いて、前記試験弁ユニットは、前記第1分岐管を接
    続する第1切替ポート、前記第2分岐管を接続する第2
    切替ポート及び前記排水管を接続する共通ポートを有す
    る三方切替弁と、前記三方切替弁の共通ポートと排水管
    の間に配置された試験弁と備え、設備総合試験時には前
    記三方切替弁を第1ポートを共通ポートに連通する位置
    に切替える共に前記試験弁を開いて前記制御弁の2次側
    から排水管に消火用水を流し、流水検知試験時には前記
    三方切替弁を第2ポートを共通ポートに連通する位置に
    切替えると共に前記試験弁を開いて前記流水検知装置の
    2次側から排水管に消火用水を流すことを特徴とする流
    水検知用アッセンブリィ。
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