JP2003111838A - 血液浄化装置 - Google Patents

血液浄化装置

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JP2003111838A JP2001310338A JP2001310338A JP2003111838A JP 2003111838 A JP2003111838 A JP 2003111838A JP 2001310338 A JP2001310338 A JP 2001310338A JP 2001310338 A JP2001310338 A JP 2001310338A JP 2003111838 A JP2003111838 A JP 2003111838A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 腎疾患及び多臓器不全等の患者の治療に際
し、患者の除水量を一層正確に管理することができる持
続緩徐式に関する血液浄化装置を提供する。 【解決手段】 透析用の透析液供給手段、ろ過用の補液
手段のうち、少なくともいずれかの手段と、排液手段
と、血液循環路とから構成された持続緩除式の血液浄化
装置であって、前記各手段は、それぞれ貯留容器を有
し、前記血液浄化装置は、前記複数の貯留容器に接続さ
れる連結管と、該連結管を介して移動する前記貯留容器
内の空気の所定変化量を計量する一つの計量器とを有し
てなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血液浄化装置に係
り、特に、持続緩徐式血液浄化法にて総称される持続的
血液ろ過法、及び持続的血液透析法、並びに持続的血液
ろ過透析法に好適な血液浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】腎不全患者は、通常、腎機能の低下によ
って尿量が減少し、水分過剰になることが多く、患者の
血液を体外循環させて体内の水分をできる限り正常に近
い状態に是正させる治療が必要になる。この体内の水分
を除去することを「除水」という。そして、該治療中の
総体液変化量が除水量として管理されるので、この除水
量は、患者管理において最も重要なパラメータとされて
いる。
【0003】ここで、近年、重篤な循環器系の合併症を
有する腎疾患や多臓器不全等の治療には、救急・集中治
療領域において持続緩徐式血液浄化法と総称される、持
続的血液ろ過法(continuous hemofiltration)(以下
単に「CHF」という。)、持続的血液透析法(contin
uous hemodialysis)(以下単に「CHD」とい
う。)、或いは持続的血液ろ過透析法(continuous hem
odiafiltration)(以下単に「CHDF」という。)の
各持続緩徐式血液浄化法が効果を上げている。
【0004】前記CHFは、半透膜を収容した血液浄化
器に血液を流し、ろ過膜を介して老廃物のろ過された液
を排出する一方で、置換液を体内に補充することを持続
的、かつ、緩徐に施行するものであり、また、前記CH
Dは、浸透により酸塩基平衡等を行う透析を持続的、か
つ、緩徐に施行するものであり、さらに、前記CHDF
は、前記CHFの小分子量除去能力を改善するために、
ろ過液側に透析液を流し、透析効果が得られるように前
記CHFと前記CHDとを複合させたものである。
【0005】いずれの血液浄化法においても、「持続緩
徐式」といわれる通り、通常、一回の治療に数日をかけ
ながら、徐々に血液浄化が行われる点がこの治療の特徴
であり、一回の治療時間が4〜5時間である単なる血液
透析や血液ろ過とは時間のスケールにおいて大きく相違
している。そして、前記持続緩徐式血液浄化法による血
液浄化装置には、例えば、特開平9−10304号公
報、特開平9−239024号公報の如くの各種技術が
提案されており、該提案の技術の一例を図8に示す。
【0006】図8は、前記持続緩徐式血液浄化法による
血液浄化装置のうち、前記CHFと前記CHDとを複合
させた前記CHDFを実施する場合の従来の構成概念図
を示したものである。該血液浄化装置50´は、血液循
環路を構成する採血ライン3及び返血ライン4と、老廃
物が除かれた水分等を排出するろ過液ライン23と、置
換液を患者に注入するべく、返血ライン4に接続される
補液ライン25と、ろ過液に対して透析液を供給する透
析液ライン24とから構成される。
【0007】採血ライン3には、血液ポンプ1が配置さ
れ、採血ライン3と返血ライン4との間には、ろ過膜M
を収容した血液浄化器2が配置されている。ろ過液ライ
ン23には、血液浄化器2からのろ過液及び透析排液を
排出するろ過液用の送液ポンプ5と、送液貯留容器8
と、上限液位検出器18と、下限液位検出器17と、通
気制御バルブ11と、送液路遮断バルブ14とが、排液
ライン26に対して各々の適宜位置に配置されている。
【0008】補液ライン25には、置換液を患者に供給
する補液用の送液ポンプ7と、送液貯留容器10と、上
限液位検出器22と、下限液位検出器21と、通気制御
バルブ13と、送液路遮断バルブ16と、置換液貯留部
30とが、置換液補充ライン28に対して各々の適宜位
置に配置されている。
【0009】透析液ライン24には、透析液を血液浄化
器2内のろ過液に供給する透析液用の送液ポンプ6と、
送液貯留容器9と、上限液位検出器20と、下限液位検
出器19と、通気制御バルブ12と、送液路遮断バルブ
15と、透析液貯留部29とが、透析液補充ライン27
に対して各々の適宜位置に配置されている。
【0010】なお、前記CHFは、上記構成のうち、前
記採血ライン3及び返血ライン4と、ろ過液ライン23
と、補液ライン25とを有するものであり、一方、前記
CHDは、上記構成のうち、前記採血ライン3及び返血
ライン4と、ろ過液ライン23と、透析液ライン24と
を有するものである。そして、血液ポンプ1によって患
者から取り出された血液は、採血ライン3を通り、ろ過
膜Mが収容された血液浄化器2に導入されて老廃物等が
採取される。
【0011】また、血液浄化器2内では、透析液用の送
液ポンプ6によって透析液が供給されて酸塩基平衡等が
なされ、水分等によるろ過液及び透析排液は、ろ過液用
の送液ポンプ5によって排出される。一方、血液浄化器
2にてろ過及び透析が施された血液は、返血ライン4を
通って患者に戻るに際し、前記ろ過液とほぼ同量の置換
液が補液用の送液ポンプ7によって加えられ、患者に注
入されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
技術は、各送液ポンプの流量を制御するにあたり、各送
液貯留容器内の液量が、それぞれ個別に独立して計測さ
れているものである。すなわち、送液ポンプ毎に流量精
度が保たれており、この流量精度は、近年の技術では約
1%程度の誤差を有するものである。ここで、上述の如
く、腎不全患者の除水量は、重要なパラメータとして管
理されるものであり、除水量ΔV(L)は、次式(1)
で求められる。
【0013】
【数1】
【0014】VF(L)はろ過液用の送液ポンプ5の流
量、VC(L)は補液用の送液ポンプ7の流量、V
D(L)は透析液用の送液ポンプ6の流量である。この
場合に、上述の如く、各送液ポンプの流量精度が約1%
程度の誤差を有する場合において、一定量の除水に長時
間をかける「持続緩徐式」の治療を行うときには、除水
量が正確に管理されなければならない一方で、各送液ポ
ンプの流量の僅かな誤差が大きな除水量の誤差を生むと
いう不都合が生ずる。
【0015】つまり、例えば、ろ過液の流量を5L/h
r、補液の流量を2L/hr、透析液の流量を2.95
L/hrと設定された場合には、各送液ポンプの送液量
は、誤差を1%とすると、24時間でVF =120±
1.2(L)、VC =48±0.48(L)、VD=7
0.8±0.708(L)となるので、式(1)に基づ
いて除水量ΔVを計算すると、ΔV=1.2±2.38
8(L)となり、除水量の誤差は実に200%にも達し
てしまい、これでは、血液浄化による治療効果よりも、
患者の体液バランスが異常となるリスクの方が増大する
という問題が生ずることになる。
【0016】すなわち、本願発明者らは、持続緩徐式血
液浄化法において、除水量を従来に比してより正確に管
理するべく、各送液ポンプの流量をより高い精度で計測
制御するための何等かの手段が必要であるとの新たな知
見を得たものであるが、前記従来の技術は、それぞれ送
液ポンプ毎に流量精度が保たれているものであり、除水
量を一層正確に管理するという点に関しては格別の配慮
がなされていない。本発明は、このような問題に鑑みて
なされたもので、その目的とするところは、腎疾患及び
多臓器不全等の患者の治療に際し、患者の除水量を一層
正確に管理することができる持続緩徐式に関する血液浄
化装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すべく、
本発明に係る血液浄化装置は、透析用の透析液供給手
段、ろ過用の補液手段のうち、少なくともいずれかの手
段と、排液手段と、血液循環路とから構成された持続緩
除式の血液浄化装置であって、前記各手段は、それぞれ
貯留容器を有し、前記血液浄化装置は、前記複数の貯留
容器に接続される連結管と、該連結管を介して移動する
前記貯留容器内の空気の所定変化量を計量する一つの計
量器とを有することを特徴としている。
【0018】前記の如く構成された本発明の血液浄化装
置は、各手段の貯留容器が連結管を介して接続され、貯
留容器間を移動する空気の所定変化量が計量されている
ので、この計量値から患者の除水量を求めることがで
き、持続緩除式の血液浄化方法による治療を必要とする
患者の除水量をより正確に把握して体重コントロールを
精度良く管理することができ、治療効果と体重バランス
確保との両立を一層図ることができる。しかも、この空
気の所定変化量の計量が、一つの計量器によって行われ
ているので、スタッフによる送液ポンプ毎の頻回な計量
及び調節作業が不要になって、作業の効率化をも図るこ
とができる。
【0019】また、本発明に係る血液浄化装置の具体的
態様は、前記各手段は、それぞれ送液ポンプを有し、前
記血液浄化装置は、前記計量器による計量値に基づい
て、前記複数の送液ポンプのうち、少なくとも一つの送
液ポンプの流量を制御していること、又は前記計量器
は、大気に対して閉鎖された前記連結管による閉鎖回路
内の圧力を計測する圧力計測器を有していることを特徴
としている。
【0020】さらに、本発明に係る血液浄化装置の他の
具体的態様は、前記計量器は、前記閉鎖回路内の圧力の
変化量を緩和させる定量容器を有すること、若しくは前
記定量容器は、複数個からなり、前記連結管を介して互
いに直列又は並列に接続されていること、又は前記計量
器は、ピストンと、シリンダとから構成され、前記ピス
トンの位置を計測する位置計測器を有していること、又
は前記計量器は、前記連結管を介して移動する空気の温
度を計測する温度計測器を有していることを特徴として
いる。
【0021】さらに、本発明に係る血液浄化装置の他の
具体的態様は、前記計量器は、大気に対して開放された
前記連結管の開放端を通過する空気量を計測する気体流
量計測器を有していることを特徴としている。また、前
記貯留容器は、互いに同じ容積を有することを特徴とし
ている。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施形
態について説明する。また、該実施形態を説明するにあ
たって、同一機能を奏するものは同じ符号を付して説明
する。図1は、本発明の一実施形態を示すものであり、
持続緩徐式血液浄化法のうち、持続的血液ろ過法(CH
F)と持続的血液透析法(CHD)とを複合させた持続
的血液ろ過透析法(CHDF)による本実施形態の血液
浄化装置の構成概念図である。
【0023】該血液浄化装置50は、透析用の透析液供
給手段50Aと、排液手段50Bと、ろ過用の補液手段
50Cと、血液循環路50Dとから構成される。血液循
環路50Dは、採血ライン3及び返血ライン4を有し、
採血ライン3には血液ポンプ1が、採血ライン3と返血
ライン4との間には、ろ過膜Mを収容した血液浄化器2
が、各々の適宜位置に配置されている。
【0024】透析用の透析液供給手段50Aは、ろ過液
に対して透析液を供給する透析液ライン24を有し、該
透析液ライン24には、透析液を血液浄化器2内のろ過
液に供給する透析液用の送液ポンプ6と、送液貯留容器
9と、上限液位検出器20と、下限液位検出器19と、
通気制御バルブ12と、送液路遮断バルブ15と、透析
液貯留部29とが、透析液補充ライン27に対して各々
の適宜位置に配置されている。なお、透析液用の送液ポ
ンプ6は、前記CHDFのほか、前記CHDでも、血液
浄化器2内のろ過液に透析液を供給するのに対し、前記
CHFでは停止状態になる。
【0025】排液手段50Bは、老廃物が除かれた水分
等を排出するろ過液ライン23を有し、該ろ過液ライン
23には、血液浄化器2からのろ過液及び透析排液を排
出するろ過液用の送液ポンプ5と、送液貯留容器8と、
上限液位検出器18と、下限液位検出器17と、通気制
御バルブ11と、送液路遮断バルブ14とが、排液ライ
ン26に対して各々の適宜位置に配置されている。な
お、ろ過液用の送液ポンプ5は、前記CHFではろ過液
を、前記CHDでは透析排液を排出する。
【0026】ろ過用の補液手段50Cは、置換液を患者
に注入するべく、返血ライン4に接続される補液ライン
25を有し、該補液ライン25には、置換液を患者に供
給する補液用の送液ポンプ7と、送液貯留容器10と、
上限液位検出器22と、下限液位検出器21と、通気制
御バルブ13と、送液路遮断バルブ16と、置換液貯留
部30とが、置換液補充ライン28に対して各々の適宜
位置に配置されている。なお、補液用の送液ポンプ7
は、前記CHDFのほか、前記CHFでも、血液浄化器
2からの血液に置換液を供給するのに対し、前記CHD
では停止状態になる。
【0027】そして、血液ポンプ1によって患者から取
り出された血液は、採血ライン3を通り、ろ過膜Mを収
容した血液浄化器2に導入されて老廃物等が採取され、
また、血液浄化器2内では、透析液用の送液ポンプ6に
よって透析液が供給され、浸透による酸塩基平衡等がな
され、水分等によるろ過液及び透析排液は、ろ過液用の
送液ポンプ5によって排出される。一方、血液浄化器2
にてろ過及び透析が施された血液は、返血ライン4を通
って患者に戻るに際し、ろ過液とほぼ同量の置換液が補
液用の送液ポンプ7によって加えられ、患者に注入され
る。
【0028】ここで、本実施形態の血液浄化装置50
は、ろ過液用の送液貯留容器8、透析液用の送液貯留容
器9、補液用の送液貯留容器10の各貯留容器に接続さ
れる連結管31、32、33を有するとともに、該連結
管31、32、33を介して移動する貯留容器8、9、
10内の空気の所定変位量を計量する一つの計量器35
とを有している。
【0029】具体的には、第一の連結管31は、ろ過液
用の送液貯留容器8の空気層に接続され、ろ過液用の通
気制御バルブ11を介して連結点Sに達し、第二の連結
管32は、透析液用の送液貯留容器9の空気層に接続さ
れ、透析液用の通気制御バルブ12を介して連結点Sに
達し、第三の連結管33は、補液用の送液貯留容器10
の空気層に接続され、補液用の通気制御バルブ13を介
して連結点Sに達しており、この連結点Sは第四の連結
管34に接続されて計量器35に達している。
【0030】そして、各貯留容器8、9、10は、互い
に同じ容積に設定され、この各貯留容器8、9、10内
の空気層は、該各貯留容器8、9、10内の液層分が各
通気制御バルブ11、12、13、及び送液路遮断バル
ブ14、15、16、並びに各送液ポンプ5、6、7の
作動によって一時的に貯留若しくは排出されることに伴
い、体積変化をきたすことになり、前記各貯留容器8、
9、10が、第一〜第三の連結管31、32、33にて
互いに接続され、この連結管31、32、33は、第四
の連結管34を介して計量器35に接続されていること
から、計量器35は、前記式(1)を用いることなく、
移動した空気量たる前記空気層の体積変化分を除水量と
して計量する。この計量される除水量は、前記透析排液
等による空気層の体積変化分は除かれる。なお、体積変
化の精度を得るには、それに耐える強度が必要である
が、本実施形態では、大気圧〜50mmHg程度の圧力
範囲で変形しないものであれば、特に限定されるもので
はない。
【0031】次に、血液浄化装置50の動作について説
明する。該動作には、各通気制御バルブ11、12、1
3と、各送液路遮断バルブ14、15、16との開閉に
より、第一のフェーズと第二のフェーズとに区別され
る。前記第一のフェーズは、各送液路遮断バルブ14、
15、16と、各通気制御バルブ11、12、13とを
ともに開放するものである。
【0032】まず、血液ポンプ1及び各送液ポンプ5、
6、7が、所定の設定流量で運転されると、ろ過液用の
送液貯留容器8内に溜まっていたろ過液が、排液ライン
26を通って排出され、また、透析液用の送液貯留容器
9又は補液用の送液貯留容器10には、各減少分の透析
液又は置換液が、透析液貯留部29又は置換液貯留部3
0から透析液補充ライン27又は置換液補充ライン28
を通ってそれぞれ充填される。次いで、ろ過液用の下限
液位検出器17が、送液貯留容器8からのろ過液の排出
終了を検出する、すなわち、送液貯留容器8の空状態を
検出すると、ろ過液用の通気制御バルブ11が閉じられ
る。
【0033】そして、透析液用の上限液位検出器20
が、透析液用の送液貯留容器9への充填終了を検出する
と、透析液用の通気制御バルブ12が閉じられ、同様
に、補液用の液位検出器22が、補液用の送液貯留容器
10への充填終了を検出すると、補液用の通気制御バル
ブ13が閉じられ、前記各通気制御バルブ11、12、
13の全てが閉じられると、第一のフェーズを終了して
第二のフェーズに移行する。該第二のフェーズは、各送
液路遮断バルブ14、15、16を閉塞し、各通気制御
バルブ11、12、13を開放するものである。
【0034】これにより、ろ過液用の送液貯留容器8の
液位は、ろ過液用の送液ポンプ5の流量に応じて上昇す
るとともに、これと等量の送液貯留容器8内に貯まって
いる空気が連結管31を通って排出され、連結管32、
33、34を介して、透析液用の送液貯留容器9、補液
用の送液貯留容器10及び計量器35へ移動する。ま
た、透析液用及び補液用の送液貯留容器9、10の液位
は、それぞれの送液ポンプ6、7の流量に応じて下降
し、これと等量の空気が各送液貯留容器9、10に連結
管32、33を通って吸入される。このとき、貯留容器
8内の空気層の体積の変化量が計量器35に伝達され、
この計量器35による変化量が患者の除水量に一致す
る。
【0035】そして、ろ過液用の上限液位検出器18
が、送液貯留容器8への充填を検出する、若しくは透析
液用の下限液位検出器19が、送液貯留容器9からの排
出終了を検出する、若しくは補液用の下限液位検出器2
1が、送液貯留容器10からの排出終了を検出する、又
は計量器35が、所定の計量限界に達すると、第二のフ
ェーズを終了して第一のフェーズに移行する。
【0036】図2以降は、計量器35の具体的態様につ
いて示したものであり、計量器の構成を除いた他の構成
は前記血液浄化装置50と同様のものであることから、
計量器の構成について以下に詳細に説明する。図2に示
す計量器35は、圧力計測器37と、温度計測器38
と、圧開放バルブ39と、連結管40とからなる密閉系
である。つまり、第四の連結管34に接続される連結管
40は、大気に対して閉鎖されて閉鎖回路を構成してお
り、圧力計測器37は、閉鎖回路内の圧力を計測し、計
量器35は、この圧力の計測値に基づいて、空気の所定
変化量の一態様である圧力の変化量を求めている。ま
た、温度計測器38は、連結管40を介して移動する空
気の温度を計測している。
【0037】次に、図3に示す計量器35は、図2に示
す構成のほか、連結管40に定量容器36を付加したも
のであり、該定量容器36は、前記閉鎖回路内の圧力の
変化量の緩和を図っている。そして、図2及び図3の計
量器35は、ボイルの法則又はボイル・シャルルの法則
を利用するものである。ボイル・シャルルの気体の状態
方程式は、次式(2)のように表される。
【0038】
【数2】
【0039】ここで、pは絶対圧力、Vは体積、Tは絶
対温度、Δp、ΔV及びΔTは、それぞれp、V及びT
の変化分である。そして、式(2)から体積変化分ΔV
を求めると、次式(3)のようになる。
【0040】
【数3】
【0041】この式(3)において、ΔT=0としたも
のがボイルの法則である。よって、前記第二のフェーズ
の始めにおいて、圧開放バルブ39を閉塞すると、空気
部分の体積が、ろ過液用の送液貯留容器8、定量容器3
6、第一〜第四の連結管31、32、33、34及び連
結管40の体積の和Vに相当する密閉系が成立するの
で、このときの圧力pを記憶する。
【0042】そして、ろ過液用の送液貯留容器8、透析
用の送液貯留容器9及び補液用の送液貯留容器10は、
第一〜第四の連結管31、32、33、34で連結され
ているので、除水速度に応じて前記密閉系の体積が減少
し、該密閉系内の圧力が上昇することが分かる。
【0043】ここで、体積の変化分及び前記圧力の変化
分をそれぞれΔV、Δpとすると、式(3)において、
前記ボイルの法則からΔT=0として除水量ΔVを計算
することができる。また、前記の如く記憶された圧力時
点からの所要時間を計測すると、除水速度を計算するこ
ともできる。なお、圧力計測器37には、計測範囲に限
界があるので、この範囲を超えないように計量器35の
計量限界が設定される。
【0044】また、前記第二のフェーズ以外では、圧開
放バルブ39を開放する。ここで、前記密閉系内又はそ
の近傍に設けられた温度計測器38で温度を計測する
と、式(3)を用い、温度変化による体積変化分の誤差
を排除した、より正確な除水量ΔVを求めることができ
る。なお、第二のフェーズにおいて、密閉系の成立後直
後は、各バルブ開閉の衝撃によって圧力計測が不安定に
なりやすいことから、前記圧力の記憶は、一定時間の経
過後に行われても良いものである。そして、その間に進
行している体積変化に比較してVを十分大きく設定して
おけば、この時間に生じる誤差を無視することができる
が、Vを時間と除水速度の関数として式(3)に代入し
て用いることにより、より正確に計算することもでき
る。
【0045】また、図4に示す計量器35は、図2に示
す構成のほか、連結管40にエアシリンダ43、ピスト
ン44、ピストン駆動系45、位置計測器46を付加し
たものであり、該位置計測器46は、前記閉鎖回路内に
おけるピストン44の位置を計測し、計量器35は、こ
の位置の計測値に基づいて、空気の所定変化量の他の一
態様である移動距離たるピストン44の変位量を求めて
いる。
【0046】そして、前記第二のフェーズの始めにおい
て、圧開放バルブ39を閉塞すると、ろ過液用の送液貯
留容器8、透析用の送液貯留容器9及び補液用の送液貯
留容器10は、第一〜第四の連結管31、32、33、
34で連結されているので、各送液貯留容器8内の空気
が除水速度に応じて連結管40を通ってエアシリンダ4
3側に移動する。
【0047】このとき、圧力が変化しないようにピスト
ン駆動系45を制御すると、前記ピストン44の変位量
とエアシリンダ43の断面積との積により除水量を計算
することができる。また、計測開始時点からの所要時間
を計測すると、除水速度も計算できる。なお、ピストン
44の変位量には限界があるので、この範囲を超えない
ように計量器35の計量限界が設定される。
【0048】また、前記第二のフェーズ以外では、圧開
放バルブ39を開放する。ピストン44は、第二のフェ
ーズが終了する毎に初期位置に戻しても良いが、計量限
界まで積算させることもできる。ここで、前記計測系内
又はその近傍に設けられた温度計測器38で温度を計測
すると、式(3)を用い、温度変化による体積変化分の
誤差を排除した、より正確な除水量ΔVを求めることが
できる。
【0049】さらに、図5に示す計量器35は、図2〜
図4に示す密閉系ではなく、連結管40に気体流量計測
器42を付加したものであり、該気体流量計測器42
は、大気に対して開放された連結管40の開放端を通過
する空気量を計測し、計量器35は、この空気量の計測
値に基づいて、空気の所定変化量のさらに他の一態様で
ある前記空気量の変化量を求めている。
【0050】前記第二のフェーズにおいて、ろ過液用の
送液貯留容器8、透析用の送液貯留容器9及び補液用の
送液貯留容器10は、第一〜第四の連結管31、32、
33、34で連結されているので、送液貯留容器8内の
空気の体積変化に相当する量が、連結管40を通って気
体流量計測器42に移動し、このとき空気の移動量が除
水量に一致することから、流量を時間積分すれば除水量
を求めることができる。以上のように、本発明の前記各
実施形態は、上記の構成としたことによって次の機能を
奏するものである。
【0051】すなわち、前記実施形態の血液浄化装置5
0は、各送液貯留容器8、9、10の空気層が、第一〜
第四の連結管31、32、33、34を介して計量器3
5に接続されているので、第二のフェーズにおいて、各
送液貯留容器8、9、10内の空気層の所定の変化量が
計量器35で計量できる。すなわち、空気層の変化量が
計量器35に伝達され、この値から計測期間内の除水量
を求めることによって、患者の除水量を一層正確に計測
することができることから、各送液ポンプの5、6、7
の流量精度の影響を受けることなく、患者の体重コント
ロールをより高い精度で管理することができ、治療効果
と体重バランス確保との両立の一層の向上を図ることが
できるものである。より具体的には、本実施形態の血液
浄化装置50により、除水量の誤差は、±約5%程度に
することができ、従来に比して格段に向上していること
が実験からも明らかにされている。
【0052】また、一つの計量器35で前記変化量が計
量されていることによって、患者の除水量を直ちに求め
ることができるので、スタッフによる送液ポンプ毎の頻
回な計量及び調節作業が不要になって、作業の効率化を
も図ることができる。なお、一部の従来の技術で利用さ
れている如くの重量計をも使用しないので、装置使用時
に血液浄化装置を安静に保つ等の配慮からも開放され
る。さらに、第一のフェーズと第二のフェーズとを1サ
イクルとして自動的に繰り返すことによって、間欠的に
正確な除水量の計量を行うことができる。
【0053】また、前記血液浄化装置50の前記構成に
よって、透析液貯留部29、置換液貯留部30、及びろ
過液の廃液をタンク等に溜めた場合における廃液タンク
(図示省略)の状況は、除水量計測に対して直接的な影
響を与えないことから、これら透析液貯留部29、置換
液貯留部30、及び前記廃液タンクの交換が、治療を停
止させることなく任意に行うことができる。以上、本発
明の一実施形態について詳説したが、本発明は前記実施
形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載
された発明の精神を逸脱しない範囲で、設計において種
々の変更ができるものである。
【0054】例えば、前記実施形態における計測のため
のバルブ類の制御方法は、一例を示したものであり、前
記動作説明に限定されるものではなく、また、上記の如
く、各貯留容器8、9、10は、互いに同じ一定の容積
に設定されることが好適であるものの、これに限定され
るものではなく、さらに、ろ過液の流量が最も早いこと
を鑑みると、透析液用の下限液位検出器19、補液用の
下限液位検出器21を省略することもでき、これらの場
合にも前記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、前記計量器35によって除水量の計量が正確に行
えることを鑑みると、各送液ポンプ5、6、7のうち、
少なくとも一つの送液ポンプの流量を制御することによ
っても、患者の除水量をより正確に制御することができ
る。
【0055】さらに、図2〜図4の計量器35は、密閉
系の計量器について示し、特に、図3の計量器35は、
定量容器36を有するものであるが、前記式(3)にお
いて、Δpが、徐々に、かつ、できるだけ大きく変化す
る程、除水量を精度良く計測できることを鑑みると、図
6及び図7に示すように、密閉系の計量器35におい
て、複数個の定量容器36が、連結管40を介して互い
に直列又は並列に接続させ、除水速度に応じて、各定量
容器36、36を切り換えバルブ47、47で接続の選
択を行えるようにさせると、いかなる除水速度でも精度
良く計量できることは容易に推測できる。
【0056】さらに、図4の計量器35は、体積可変容
器としてエアシリンダ43を利用した例を示している
が、本発明は、この体積可変容器の原理に限定されるも
のではなく、例えば、その他の体積可変容器として、ベ
ローズ容器、メンブレンで隔壁した定量容器等を挙げる
ことができ、この場合にも前記と同様の効果を得ること
ができる。
【0057】さらにまた、図5の計量器35の気体流量
計測器42には、温度補正機能付きのものを含め、種々
の原理を応用した製品が市販されているが、独自に製作
することも可能である。特に、微少気体流量計測用の高
精度のものが好適であるが、本発明は、使用する気体流
量計の原理を特定するものではない。
【0058】なお、前記実施形態の血液浄化装置50
は、持続的血液ろ過透析法(CHDF)による装置であ
るが、透析液用の送液ポンプ6の流量を0にすると持続
的血液ろ過法(CHF)として機能し、補液用の送液ポ
ンプ7の流量を0にすると持続的血液透析法(CHD)
として機能することから、本発明がCHDFに限定され
るものではないことは明らかである。
【0059】
【発明の効果】以上の説明から理解できるように、本発
明の持続緩除式の血液浄化装置は、患者管理に最も重要
なパラメータである除水量を自動的、かつ、より高い精
度で制御でき、スタッフによる頻回な計量及び調節作業
を必要とせず、患者の体液量管理を適切に行いつつ、治
療を安全に継続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の持続的血液ろ過透析法に
よる血液浄化装置の構成概念図。
【図2】図1の血液浄化装置における計量器の構成図。
【図3】図2の計量器の他の実施形態の構成図。
【図4】図2の計量器のさらに他の実施形態の構成図。
【図5】図1の血液浄化装置における他の計量器の構成
図。
【図6】図3の計量器の他の実施例の構成図。
【図7】図3の計量器のさらに他の実施例の構成図。
【図8】従来の持続的血液ろ過透析法による血液浄化装
置の構成概念図。
【符号の説明】
5 送液ポンプ(ろ過液用の送液ポンプ) 6 送液ポンプ(透析液用の送液ポンプ) 7 送液ポンプ(補液用の送液ポンプ) 8 貯留容器(ろ過液用の貯留容器) 9 貯留容器(透析液用の貯留容器) 10 貯留容器(補液用の貯留容器) 31 連結管(第一の連結管) 32 連結管(第二の連結管) 33 連結管(第三の連結管) 34 連結管(第四の連結管) 35 計量器 36 定量容器 37 圧力計測器 38 温度計測器 42 気体流量計測器 43 シリンダ 44 ピストン 46 位置計測器 50 血液浄化装置 50A 透析液供給手段 50B 排液手段 50C 補液手段 50D 血液循環路
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 61/28 B01D 61/28 61/32 61/32 Fターム(参考) 4C077 AA05 BB01 DD12 DD16 EE02 EE03 HH02 HH07 HH14 HH15 HH16 HH21 JJ02 JJ06 JJ15 JJ16 JJ17 JJ24 KK25 LL01 NN14 4D006 GA13 KE01P KE01Q PB13 PC41

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透析用の透析液供給手段、ろ過用の補液
    手段のうち、少なくともいずれかの手段と、排液手段
    と、血液循環路とから構成された持続緩除式の血液浄化
    装置において、 前記各手段は、それぞれ貯留容器を有し、 前記血液浄化装置は、前記複数の貯留容器に接続される
    連結管と、該連結管を介して移動する前記貯留容器内の
    空気の所定変化量を計量する一つの計量器とを有するこ
    とを特徴する血液浄化装置。
  2. 【請求項2】 前記各手段は、それぞれ送液ポンプを有
    し、 前記血液浄化装置は、前記計量器による計量値に基づい
    て、前記複数の送液ポンプのうち、少なくとも一つの送
    液ポンプの流量を制御していることを特徴とする請求項
    1記載の血液浄化装置。
  3. 【請求項3】 前記計量器は、大気に対して閉鎖された
    前記連結管による閉鎖回路内の圧力を計測する圧力計測
    器を有していることを特徴とする請求項1又は2記載の
    血液浄化装置。
  4. 【請求項4】 前記計量器は、前記閉鎖回路内の圧力の
    変化量を緩和させる定量容器を有することを特徴とする
    請求項3記載の血液浄化装置。
  5. 【請求項5】 前記定量容器は、複数個からなり、前記
    連結管を介して互いに直列又は並列に接続されているこ
    とを特徴とする請求項4記載の血液浄化装置。
  6. 【請求項6】 前記計量器は、ピストンと、シリンダと
    から構成され、前記ピストンの位置を計測する位置計測
    器を有していることを特徴とする請求項3記載の血液浄
    化装置。
  7. 【請求項7】 前記計量器は、前記連結管を介して移動
    する空気の温度を計測する温度計測器を有していること
    を特徴する請求項3乃至6のいずれか一項に血液浄化装
    置。
  8. 【請求項8】 前記計量器は、大気に対して開放された
    前記連結管の開放端を通過する空気量を計測する気体流
    量計測器を有していることを特徴とする請求項1又は2
    記載の血液浄化装置。
  9. 【請求項9】 前記貯留容器は、互いに同じ容積を有す
    ることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記
    載の血液浄化装置。
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