JP2003111392A - 昇降圧コンバータ - Google Patents

昇降圧コンバータ

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JP2003111392A JP2001306817A JP2001306817A JP2003111392A JP 2003111392 A JP2003111392 A JP 2003111392A JP 2001306817 A JP2001306817 A JP 2001306817A JP 2001306817 A JP2001306817 A JP 2001306817A JP 2003111392 A JP2003111392 A JP 2003111392A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力電圧による過電流動作点の変動が少な
く、垂下特性の良好な過電流保護回路を有する昇降圧コ
ンバータを提供する。 【解決手段】 本発明の昇降圧コンバータは、第1のス
イッチ2と第1の整流器3とインダクタ4と第2のスイ
ッチ5と第2の整流器6と出力コンデンサ7と制御回路
9と、第1のスイッチ2に流れる電流を検出する電流検
出回路10と、入力直流電圧Ei≧出力直流電圧Voの
時に電流検出回路10の出力値が第1の電流制限値V1
=aEi+V0に達すると第1のスイッチ2をオフ状態
にし、Ei<Voの時は動作しない第1の過電流制限回
路11と、電流検出回路10の出力値が第2の電流制限
値V2=−bEi+(a+b)Vo+V0に達すると第
2のスイッチ5をオフ状態にする第2の過電流制限回路
12とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリ等の直流
電圧を入力して制御された直流電圧を負荷に供給する昇
降圧コンバータに関する。
【0002】
【従来の技術】出力直流電圧よりも高い電圧から低い電
圧まで変化する入力直流電圧を入力し、一定の出力直流
電圧を出力する昇降圧コンバータが、各種電子機器に用
いられている。昇降圧コンバータとしては、特許第12
10696号公報に記載されたものが知られている。こ
れを従来例1の昇降圧コンバータとして図6に示す。図
6において、従来例1の昇降圧コンバータ601の入力
部1には、電圧Eiの直流電源13が接続されており、
その出力部8には負荷14が接続されている。昇降圧コ
ンバータ601は、入力部1、第1のスイッチ2、ダイ
オードからなる第1の整流器3、インダクタ4、第2の
スイッチ5、ダイオードからなる第2の整流器6、出力
コンデンサ7及び出力部8を有する。出力部8は、電圧
Voの出力直流電圧を負荷14に供給する。
【0003】入力部1は、従来例及び実施例において直
流電源13と昇降圧コンバータとを接続する端子であ
る。しかしこれに限られず入力部1は、1つのプリント
基板上に配置された電池等の直流電源と昇降圧コンバー
タとを接続する導体経路等であっても良い。同様に出力
部8は、従来例及び実施例において昇降圧コンバータと
負荷14とを接続する端子である。しかしこれに限られ
ず出力部8は、1つのプリント基板上に配置された昇降
圧コンバータと負荷とを接続する導体経路等であっても
良い。
【0004】第1のスイッチ2と第2のスイッチ5は、
制御部61によって、それぞれデューティ比δ1、δ2
で周期的にオンオフされる(1周期の時間長を1とす
る。)。これらデューティ比の関係は1≧δ1>δ2≧
0とし、さらに、第2のスイッチ5のオン期間は第1の
スイッチ2のオン期間のみに発生するように設定され
る。まず、第1のスイッチ2と第2のスイッチ5がとも
にオン状態の時、インダクタ4には入力直流電圧Eiが
印加され、磁気エネルギーが蓄えられていく。次に、第
1のスイッチ2がオン状態で、第2のスイッチ5がオフ
状態の時は、インダクタ4には入力直流電圧Eiと出力
直流電圧Voとの差Ei−Voが印加され、電流は第2
の整流器6を介して出力コンデンサ7へ流れる。そし
て、第1のスイッチ2と第2のスイッチ5がともにオフ
状態の時には、インダクタ4は出力直流電圧Voが印加
され、蓄積した磁気エネルギーを放出する電流源として
機能する。インダクタ4の出力電流は第2の整流器6を
介して出力コンデンサ7及び負荷14に流れ、第1の整
流器3を通じてインダクタ4に戻る。この状態が終わる
と、再び第1のスイッチ2と第2のスイッチ5がともに
オン状態となる。
【0005】以上のような動作が繰返され、インダクタ
4に蓄積・放出される磁気エネルギーが均衡している
時、次式が成り立つ。 Vo/Ei=δ1/(1−δ2) 制御部61がδ1及びδ2を調整することにより、出力
直流電圧Voを入力直流電圧Eiに対し、理論上任意の
電圧値に制御できる。以後、このような動作状態を昇降
圧モードと呼ぶ。また、第1のスイッチ2が常時オン状
態の場合、δ1=1であるから昇降圧コンバータはVo
>Eiの昇圧コンバータの変換特性を示す。以後、この
ような動作状態を昇圧モードと呼ぶ。さらに、第2のス
イッチ5が常時オフ状態の場合、δ2=0であるから昇
降圧コンバータはVo<Eiの降圧コンバータの変換特
性を示す。以後、このような動作状態を降圧モードと呼
ぶ。制御部61は入力直流電圧Eiを検知し、Eiが制
御したい出力直流電圧値Eoよりも高い場合は降圧モー
ド、低い場合は昇圧モード、所定の差異内にある場合は
昇降圧モードを選択するものとする。
【0006】昇降圧コンバータは、出力端の短絡等の異
常事態により容易に破壊されないように過電流保護機能
を有することが好ましい。図7a、図7b、図8a及び
図8bを用いて、過電流保護機能を有する従来例2及び
従来例3の昇降圧コンバータを説明する。図7aは従来
例2の昇降圧コンバータ701の構成を示す図である。
従来例2の昇降圧コンバータ701は、過電流を検出す
る抵抗72、及び制御部61に代えて制御部71を有す
る点で、従来例1の昇降圧コンバータ601と異なる。
それ以外の点は同一である。図7aにおいて、図6と同
一のブロックには同一の符号を付している。図6と同一
ブロックについては説明を省略する。図7aにおいて、
抵抗72は、昇降圧コンバータ701の出力電流を検出
する。制御部71は、従来例1の制御部61と同様の機
能を有する他、抵抗72の両端電圧を入力し、抵抗72
での電圧降下が所定値(一定値)を越えないようにδ1
とδ2の値を制限する。昇降圧コンバータに限らず、最
も一般的な過電流保護の方法である。図7bはその垂下
特性である。
【0007】図8aは従来例3の昇降圧コンバータ80
1の構成を示す図である。従来例3の昇降圧コンバータ
801は、過電流を検出する抵抗82、83、及び制御
部61に代えて制御部81を有する点で、従来例1の昇
降圧コンバータ601と異なる。それ以外の点は同一で
ある。図8aにおいて、図6と同一のブロックには同一
の符号を付している。図6と同一ブロックについては説
明を省略する。図8aにおいて、抵抗82は第1のスイ
ッチ2を流れる電流を検出する。同様に抵抗83は第2
のスイッチ5を流れる電流を検出する。制御部81は、
従来例1の制御部61と同様の機能を有する他、抵抗8
2の両端電圧及び抵抗83の両端電圧を入力し、抵抗8
2、83での電圧降下が所定値(一定値)に達するとス
イッチを強制的にオフ状態にする。高周波でスイッチン
グするスイッチの1スイッチング周期ごとに過電流動作
するため、パルスバイパルス過電流保護と呼ばれる方法
である。保護機能が高速に応答できるスイッチの過電流
保護の方法として、昇降圧コンバータに限らず、一般的
な過電流保護の方法である。図8bはその垂下特性であ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7a
に示した従来例2の昇降圧コンバータの過電流保護方法
では、スイッチの過電流保護としては応答が遅いという
問題点がある。また、図8aに示した従来例3の昇降圧
コンバータの過電流保護方法では、各スイッチに対して
保護機能が高速に応答できるが、図8bに示すように過
電流保護機能が動作する出力電流値が入力電圧によって
変動し、垂下特性も安定しないという問題点がある。例
えば昇圧モードの過電流動作で、第2のスイッチ5に過
電流保護が働く場合(図8bのEo>Eiのカーブ)、
出力直流電圧が垂下して入力直流電圧に等しくなると、
第2のスイッチ5が常時オフ状態となる。この場合、第
1のスイッチ2に過電流保護が働くまで出力電流は大き
くなる。一方、昇圧モードの過電流動作で、第1のスイ
ッチ2が過電流保護によってターンオフすると、動作モ
ードが変わるので出力電圧もしくは出力電流が急変す
る。本発明は、過電流保護機能が動作する出力電流値の
入力電圧による変動を抑制し、良好な垂下特性を有する
ようにパルスバイパルス過電流保護機能を改善した昇降
圧コンバータの提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る昇降圧コンバータは下記の構成を有す
る。第1の発明は、入力直流電圧を入力する入力部と、
前記入力部に両端が接続された第1の分枝と、出力直流
電圧を出力する出力部と、前記出力部に両端が接続され
た第2の分枝と、前記出力部に両端が接続され、インダ
クタを前記第1の分枝と共有する第3の分枝と、を有
し、前記第1の分枝は、直列に接続された第1のスイッ
チと、前記インダクタと、第2のスイッチと、を有し、
前記第2の分枝は、出力コンデンサを有し、前記第3の
分枝は、直列に接続された第1の整流器と、前記インダ
クタと、第2の整流器と、を有する昇降圧コンバータで
あって、前記第1及び第2のスイッチのオンオフを調整
して前記出力直流電圧を制御する制御部と、前記第1の
スイッチに流れる電流を検出する電流検出部と、前記入
力直流電圧が前記出力直流電圧以上の時に、前記電流検
出部の出力値が、前記入力直流電圧又は前記出力直流電
圧の関数である第1の電流制限値に達すると、所定の時
間だけ前記第1のスイッチをオフ状態にし、前記入力直
流電圧が前記出力直流電圧より低い時は動作しない第1
の過電流制限部と、前記電流検出部の出力値が、前記入
力直流電圧又は前記出力直流電圧の関数である第2の電
流制限値に達すると、所定の時間だけ前記第2のスイッ
チをオフ状態にする第2の過電流制限部と、を有する昇
降圧コンバータである。
【0010】第2の発明は、前記第1の電流制限値は、
前記入力直流電圧が高いほど大きくなるように設定さ
れ、前記第2の電流制限値は、前記入力直流電圧が高い
ほど小さくなるように設定された第1の発明の昇降圧コ
ンバータである。
【0011】第3の発明は、前記第2の電流制限値は、
前記出力直流電圧が高いほど大きくなるように設定され
た第1の発明の昇降圧コンバータである。
【0012】第4の発明は、前記入力直流電圧と前記出
力直流電圧が等しい場合に、前記第1の電流制限値と前
記第2の電流制限値とが等しくなるように設定された第
2の発明又は第3の発明の昇降圧コンバータである。
【0013】第5の発明は、前記電流検出部は前記第1
の分枝に挿入された検出抵抗であり、前記第1及び第2
の過電流制限部は、前記入力直流電圧を分割する第1の
抵抗対と、前記第1の抵抗対の内の一端が接地された抵
抗と並列に接続された定電流回路とを有し、前記第1の
抵抗対及び前記定電流回路の分割電圧を出力する第4の
分枝を共有し、前記第1の過電流制限部は、前記第4の
分枝と、前記入力直流電圧と前記検出抵抗の出力電圧と
を分割してその分割電圧を出力する第2の抵抗対と、前
記第4の分枝の出力電圧と前記第2の抵抗対の出力電圧
とを入力してそれらの比較結果を出力する第1の比較器
と、を有し、前記第2の過電流制限部は、前記第4の分
枝と、前記出力直流電圧と前記検出抵抗の出力電圧とを
分割してその分割電圧を出力する第3の抵抗対と、前記
第4の分枝の出力電圧と前記第3の抵抗対の出力電圧と
を入力してそれらの比較結果を出力する第2の比較器
と、を有し、前記第2の抵抗対と前記第3の抵抗対の分
割比が等しくなるように設定された第4の発明の昇降圧
コンバータである。
【0014】本発明は、過電流保護機能が動作する出力
電流値の入力電圧による変動が少なく、垂下特性の良好
なパルスバイパルス過電流保護機能を有する昇降圧コン
バータを実現出来るという作用を有する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る昇降圧コンバ
ータの好ましい実施の形態について添付の図面を参照し
つつ説明する。
【0016】《実施例1》図1〜4を用いて、本発明の
実施例1の昇降圧コンバータを説明する。図1は本発明
に係る実施例1の昇降圧コンバータ101の構成を示す
回路図である。図1に示すように、実施例1の昇降圧コ
ンバータ101の入力部1には電圧Eiの直流電源13
が接続されており、その出力部8には負荷14が接続さ
れている。昇降圧コンバータ101は、入力部1、第1
のスイッチ2、ダイオードからなる第1の整流器3、イ
ンダクタ4、第2のスイッチ5、ダイオードからなる第
2の整流器6、出力コンデンサ7、出力部8、制御部
9、検出抵抗100からなる電流検出部10、第1の過
電流制限部11及び第2の過電流制限部12を有する。
出力部8は、電圧Voの出力直流電圧を負荷14に供給
する。第1のスイッチ2と第2のスイッチ5は、制御部
9によって、それぞれデューティ比δ1、δ2で周期的
にオンオフされる(1周期の時間長を1とする。)。こ
れらデューティ比の関係は1≧δ1>δ2≧0とし、さ
らに、第2のスイッチ5のオン期間は第1のスイッチ2
のオン期間のみに発生するように設定される。
【0017】以上のような昇降圧コンバータとしての構
成は従来のものと同様なので詳細な説明は省略する。昇
降圧モードにおいて、 Vo/Ei=δ1/(1−δ
2)の変換式が得られ、δ1=1では昇圧モード、δ2
=0では降圧モードとなるのも同様である。制御部9は
入力直流電圧Eiを検知し、Eiが制御したい出力直流
電圧値Eoよりも高い場合は降圧モード、低い場合は昇
圧モード、所定の差異内にある場合は昇降圧モードを選
択するものとする。
【0018】次に本実施例の過電流保護動作について説
明する。抵抗値Rを有する検出抵抗100よりなる電流
検出部10は、第1のスイッチ2と直列に接続され、第
1のスイッチ2に流れる電流Iによる電圧降下R・Iを
検出信号として出力する。第1の過電流制限部11は、
入力直流電圧Eiが高いほど大きくなる第1の電流制限
値V1を下記の式により設定する。 V1=a・Ei+V10 (1) aはa>0を満たす定数であり、入力直流電圧Eiによ
る過電流動作設定点の変動を補正する。第2の過電流制
限部12は、入力直流電圧Eiが高いほど小さく、出力
直流電圧Voが低いほど小さくなる第2の電流制限値V
2を下記の式により設定する。 V2=−b・Ei+c・Vo+V20 (2) b,cはb>0、c>0を満たす定数であり、入力直流
電圧Eiによる過電流動作設定点の変動を補正すると共
に、過電流垂下特性を改善する。
【0019】また、第1の電流制限値V1と第2の電流
制限値V2は、Ei=Voの時に等しくなるように設定
する。即ち、a+b−c=0 且つ、V10=V20=
V0として、 V1=a・Ei+V0, V2=−b・
Ei+(a+b)Vo+V0とする。このように設定す
ると、 V1−V2=(a+b)(Ei−Vo) (3) となるので、Ei≧Vo においては V1≧V2 と
なる。第1の過電流制限部11は、入力直流電圧Eiと
出力直流電圧Voを検知し、Ei≧Voの場合に、第1
の電流制限値V1と検出信号R・Iを比較し、検出信号
が第1の電流制限値に達すると第1のスイッチ2をオフ
状態にする指令を制御部9に伝送する。制御部9は、第
1のスイッチ2をオフ状態にする。第1の過電流制限部
11は、Ei<Voの場合に動作しない。また、第2の
過電流制限部12は、検出信号R・Iを第2の電流制限
値V2と比較し、検出信号R・Iが第2の電流制限値V
2に達すると第2のスイッチ5をオフ状態にするする指
令を制御部9に伝送する。制御部9は、第2のスイッチ
5をオフ状態にする。
【0020】まず、入力直流電圧Ei>制御したい出力
直流電圧Eo(目標出力直流電圧)の降圧モードにおけ
る過電流保護動作を説明する。出力電流が過大となり、
検出信号R・Iが第1の制限信号V1に達すると第1の
スイッチ2がオフ状態にされる。第1のスイッチ2のオ
ン時間が、制御部9によって設定されるよりも短くなる
ので、実際の出力直流電圧Voは目標出力直流電圧Eo
から低下する。このため制御部9は、実際の出力直流電
圧VoをEoに近づけるように(回路動作を安定化する
ように)第1のスイッチ2のオン時間を延ばす方向に働
く。しかし、第1のスイッチ2は、第1の過電流制限部
11によって実際のオン時間は制限された動作となる。
【0021】一方、第2のスイッチ5は、Ei>Voで
あるのでV1>V2となり((3)式参照)、第1の過
電流制限部11が働くような状況では、既に第2の過電
流制限部12が動作して、結果的に第2のスイッチ5は
常時オフ状態となる。あるいは、制御部9の機能とし
て、降圧モードとなる入力直流電圧Eiでは、第2のス
イッチ5を常時オフ状態としてもよい。
【0022】第1の過電流制限部11によって制限され
る電流値をIp1(=V1/R)、インダクタ4のイン
ダクタンスをL、スイッチング周期をTとすると、降圧
モードにおいて、出力電流Ioは次式で表される。 Io=Ip1−(Vo/Ei)(Ei−Vo)T/(2L) (4) この式(4)はVo=Eoとし、Ip1,L,Tを固定
とすると、Eiが大きいほどIoが小さくなる傾向を示
す。入力電圧Eiが高いほど、第1のスイッチ2のデュ
ーティδ1は小さくなり、第1のスイッチ2を流れる電
流のピーク値は高くなる。入力電圧Eiの変動にかかわ
らず過電流動作点となる出力電流Ioを一定に保つこと
が好ましい。実施例1においては、Eiが大きいほど制
限電流値Ip1を大きくすることにより、過電流動作点
となる出力電流IoのEiによる変動を抑制できる。第
1の電流制限値V1を、入力直流電圧Eiが高いほど大
きくなるように V1=a・Ei+V0 (1) と設
定したのはこのためである。図2(a)は本発明の実施
例1の昇降圧コンバータのEi>Eoである場合の垂下
特性を示す図である。垂下特性は、負荷14の抵抗値を
無限大から次第に小さくした場合の出力電流Ioと出力
電圧Voとの関係を意味する。式(4)において、Vo
はEoから0へ変動する。Voの低下とともにIoは一
旦減少した後に再び増加し、Vo=0でIo=Ip1と
なる。
【0023】次に、昇降圧モードで、Ei≧Eoの場合
の過電流保護動作を説明する。Ei≧VoよりV1≧V
2が成立する((3)式参照)。出力電流Ioが過大と
なり、検出信号R・Iが第2の制限信号V2に達すると
第2のスイッチ5がオフ状態にされる。第2のスイッチ
5のオン時間が、制御部9によって設定されるよりも短
くなるので、実際の出力直流電圧Voは目標出力直流電
圧Eoから低下する。このため制御部9は実際の出力直
流電圧Voを目標直流電圧Eoに近づけるように、第1
のスイッチ2及び第2のスイッチ5のオン時間を延ばす
方向に働く。しかし、第2のスイッチ5のオン時間は第
2の過電流制限部12によって制限されるため、延びる
のは第1のスイッチ2のオン時間のみである。
【0024】更に出力電流Ioが増大すると、やがて検
出信号R・Iが第1の制限信号V1に達し、第1のスイ
ッチ2がオフ状態にされるようになる。このように検出
信号R・Iが第1の電流制限値V1に達するような状況
では、第1のスイッチ2のオフ状態が終了して再び各ス
イッチがオン状態になろうとする際、インダクタ4が過
大な出力電流Ioを流し続けている故に、検出信号R・
Iが第2の電流制限値V2以上になっている。即ち、結
果的に第2のスイッチ5は常時オフ状態となる。従っ
て、この場合の過電流保護動作は前述の降圧モードの場
合と同様になる。
【0025】昇降圧モードでEi<Eoの場合の過電流
保護動作を説明する。Ei<VoよりV1<V2が成立
する((3)式参照)。出力電流Ioが過大となり、検
出信号R・Iが第2の電流制限値V2に達すると第2の
スイッチ5がオフ状態にされる。第2のスイッチ5のオ
ン時間が、制御部9によって設定されるよりも短くなる
ので、実際の出力直流電圧Voは目標出力直流電圧Eo
から低下する。このため制御部9は実際の出力直流電圧
Voを目標直流電圧Eoに近づけるように、第1のスイ
ッチ2及び第2のスイッチ5のオン時間を延ばす方向に
働く。しかし、第2のスイッチ5のオン時間は第2の過
電流制限部12によって制限されるため、延びるのは第
1のスイッチ2のオン時間のみである。しかしEi<V
oであるため、第1の過電流制限部11は動作せず、第
1のスイッチ2は常時オン状態の昇圧モードになる。従
って、昇降圧モードでEi<Eoの場合の過電流保護動
作は、次に説明する昇圧モードの過電流保護動作と同様
になる。
【0026】昇圧モード(Ei<Vo)の過電流保護動
作を説明する。Ei<Voにおいては、第1の過電流制
限部11は動作しない。出力電流Ioが過大となり、検
出信号R・Iが第2の電流制限値V2に達すると第2の
スイッチ5がオフ状態にされる。第2のスイッチ5のオ
ン時間が、制御部9によって設定されるよりも短くなる
ので、実際の出力直流電圧Voは目標出力直流電圧Eo
から低下する。このため制御部9は実際の出力直流電圧
Voを目標直流電圧Eoに近づけるように、第2のスイ
ッチ5のオン時間を延ばす方向に働く。しかし、第2の
スイッチ5は、第2の過電流制限部12によって実際の
オン時間は制限された動作となる。一方、第1のスイッ
チ2は、常時オン状態のままである。第2の過電流制限
部12によって制限される電流値をIp2(=V2/
R)とすると、昇圧モードにおいて、出力電流Ioは次
式で表される。 Io=(Ei/Vo){Ip2−(Ei/Vo)(Vo−Ei)T/(2L)}(5) この式(5)は、Vo=Eoとし、Ip1,L,Tを固
定とすると、Eiが大きいほどIoが大きくなる傾向を
示す。実施例1においては、Eiが大きいほど制限電流
値Ip2を小さくすることにより((2)式参照)、過
電流動作点となる出力電流IoのEiによる変動を抑制
できる。
【0027】また、垂下特性は、VoをEoから低下さ
せることにより得ることができる。Ip2が固定値の場
合、Voの低下とともにIoは大きくなる。やがてVo
=Ei で Io=Ip2 となり、第2のスイッチ5
は常時オフ状態となる。垂下特性を改善するには、Vo
の低下とともに制限電流値Ip2を小さくすればよい。
第2の電流制限値V2を、入力直流電圧Eiが高いほど
小さく、そして出力直流電圧Voが低いほど小さくなる
ように V2=−b・Ei+(a+b)Vo+V0
(2)と設定したのはこのためである。
【0028】出力直流電圧Voが低下して、入力直流電
圧Eiに至ると、第1の過電流制限部11が動作するよ
うになる。この時、第1の電流制限値V1は第2の電流
制限値V2と等しいので、常時オン状態であった第1の
スイッチ2がターンオフするようになる。即ち、降圧モ
ードの過電流垂下特性となる。Vo=Eiの時にV1=
V2となるように設定したのは、昇圧モードの過電流動
作から降圧モードの過電流動作へ連続的に切換わるよう
にするためである。図2(b)は本発明の実施例1の昇
降圧コンバータのEi<Eoである場合の垂下特性を示
す図である。
【0029】図3は第1の過電流制限部11の具体的な
回路構成を示す。第1の過電流制限部11は、抵抗11
0及び111、定電流回路112、比較器113及び1
14を有する。抵抗110、111の抵抗値をそれぞ
れ、R110,R111とし、定電流回路112の電流
をI1とする。抵抗110及び111並びに定電流回路
112は、入力直流電圧を分割し、分割電圧を出力す
る。比較器113は、当該分割電圧をその非反転入力端
子に入力し、検出抵抗100の出力電圧(入力直流電圧
から検出抵抗100で電圧降下した電圧)を反転入力端
子に入力し、それらの比較結果を制御部9に出力する。
検出抵抗100の出力電圧が抵抗110等の分割電圧よ
り低くなると(検出抵抗100での降下電圧R・Iが、
抵抗110での降下電圧V1より低くなると)、比較器
113はHighレベル(過電流検出信号)を出力する。比
較器113の出力がHighになると、制御部9は第1のス
イッチ2をオフ状態とし、スイッチング周期の残りをオ
フ状態に維持する。
【0030】抵抗110での降下電圧V1(過電流制限
閾値)は、 V1=R110(Ei+R111・I1)
/(R110+R111)である。これと(1)式とを
比較すると、R110/(R110+R111)=a,
R110・R111・I1/(R110+R111)=
V0 となる。実施例1においては、これらの等式が成
立するようにR110、R111、I1の値を決定して
いる。
【0031】比較器114は、出力直流電圧Voをその
非反転入力端子に入力し、入力直流電圧Eiをその反転
入力端子に入力し、それらの比較結果を出力する。比較
器114の出力端子は、比較器113の非反転入力端子
に接続されている。入力直流電圧Ei<出力直流電圧V
o の時比較器114がLowレベルを出力し(実施例1
の比較器114はオープンコレクタ出力である。)、比
較器113の非反転入力端子の電圧は0Vになる。これ
により比較器113はLowレベル(過電流ではない状態
を示す。)を出力する。比較器114により、第1の過
電流制限部11は、入力直流電圧Ei<出力直流電圧V
o の時に動作しない。
【0032】図4は第2の過電流制限部12の具体的な
回路構成を示す。第2の過電流制限部12は、抵抗12
0〜123、カレントミラーを構成するPNPトランジ
スタ124及び125(その電流値は、(Ei−Vbe)
/R122)、カレントミラーを構成するNPNトラン
ジスタ126及び127(その電流値は、(Vo−Vb
e)/R123)、定電流回路128、比較器129で
構成される。抵抗120と122と123の抵抗値をそ
れぞれ、R120,R122,R123とし、定電流回
路128の電流をI2とし、トランジスタのベース・エ
ミッタ電圧をVbeする。抵抗120での降下電圧V2
(過電流制限閾値)は、 V2=R120(−Ei/R
122+Vo/R123+I2+Vbe/R122−Vbe
/R123)となる。これと(2)式とを比較すると、
R120/R122=b,R120/R123=a+
b,R120(I2+Vbe/R122−Vbe/R123)
=V0である。実施例1においては、これらの等式が成
立するように各素子の値を決定している。
【0033】この電圧V2と検出抵抗100での電圧降
下R・Iを、比較器129が比較する。比較器129の
出力がHighレベル(過電流検出信号)になると、制御部
9は第2のスイッチ5をオフ状態とし、スイッチング周
期の残りをオフ状態に維持する。以上のように本実施例
による昇降圧コンバータは、過電流保護機能が動作する
出力電流値の入力電圧による変動を抑制することがで
き、さらに良好な垂下特性を有する。
【0034】《実施例2》図5を用いて、本発明の実施
例1の昇降圧コンバータを説明する。図5は本発明に係
る実施例2の昇降圧コンバータの構成のうち、第1及び
第2の過電流制限部に相当する部分の回路図である。そ
の他の部分については、図1に示した実施例1の昇降圧
コンバータと同様であるので省略した。本実施例2の昇
降圧コンバータでは、第1及び第2の過電流制限部が共
有する部分がある。以下のその動作を説明する。本実施
例2の昇降圧コンバータの過電流制限部は、抵抗130
〜135、定電流回路136、比較器137〜139を
有する。第1及び第2の過電流制限部が共有する部分
は、抵抗130と抵抗131と定電流回路136であ
る。抵抗130と131の抵抗値をそれぞれ R13
0,R131とし、抵抗分割比k=R130/(R13
0+R131)とし、定電流回路136の電流をIxと
すると、抵抗130の電圧降下Vxは、Vx=k(Ei
+R131・Ix)となる。Ei−Vxが比較器137
及び比較器138の非反転入力端子に接続される。
【0035】第1の過電流制限部に相当する部分は、上
記共有部分と抵抗132と抵抗133と比較器137で
ある。検出抵抗100での電圧降下R・Iは抵抗132
と抵抗133で分割される。各抵抗値をそれぞれ R1
32,R133とし、分割比k1=R133/(R13
2+R133)とすると、抵抗133の電圧降下V3
は、V3=k1・R・Iとなる。(Ei−V3)が比較
器137の反転入力端子に接続される。比較器137の
出力がHighレベル(過電流検出信号)になると、制御部
9は第1のスイッチ2をオフ状態とし、スイッチング周
期の残りをオフ状態に維持する。従って、第1の電流制
限値V1は、V1=R・Ip1=(k/k1)(Ei+
R131・Ix)となる。実施例1と同様に、V1=a
・Ei+V0とすると、k/k1=a,(k/k1)
(R131・Ix)=V0となる。実施例2において
は、これらの等式が成立するように各素子の値を決定し
ている。
【0036】比較器139は、出力直流電圧Voをその
非反転入力端子に入力し、入力直流電圧Eiをその反転
入力端子に入力し、それらの比較結果を出力する。比較
器137及び139の出力端子は共通の線に接続されて
いる(実施例1においては比較器137〜139はオー
プンコレクタ出力である。)。入力直流電圧Ei<出力
直流電圧Vo の時比較器139がLowレベルを出力
し、比較器137及び139の出力端子の電圧はLowレ
ベル(過電流ではない状態を示す。)になる。比較器1
39により、第1の過電流制限部11は、入力直流電圧
Ei<出力直流電圧Vo の時に動作しない。
【0037】次に、第2の過電流制限部に相当する部分
は、上記共用部分と抵抗134と抵抗135と比較器1
38である。抵抗134及び135は、検出抵抗100
の出力電圧と昇降圧コンバータの出力部8の出力電圧V
oとを入力して分割し、分割電圧を出力する。各抵抗値
をそれぞれ R134,R135とし、分割比k2=R
135/(R134+R135)すると、抵抗134の
電圧降下V4は、V4=(1−k2)・(Ei−R・I
−Vo)となる。比較器138は、その非反転入力端子
に抵抗130、131及び定電流回路136の分割電圧
を入力し、その反転入力端子に抵抗134及び135の
分割電圧(Ei−R・I−V4)を入力し、比較結果を
出力する。比較器137の出力がHigh(過電流検出信
号)になると、制御部9は第2のスイッチ5をオフ状態
とし、スイッチング周期の残りをオフ状態に維持する。
従って、第2の電流制限値V2は、V2=R・Ip2=
{(k−1+k2)/k2}・Ei+{(1−k2)/
k2}・Vo+(k/k2)(R131・Ix)とな
る。実施例1と同様に、V2=−b・Ei+(a+b)
Vo+V0とすると、(k−1+k2)/k2=−b,
(1−k2)/k2=a+b,(k/k2)(R131
・Ix)=V0となる。ここで、k1=k2であれば、
以上の各式が矛盾無く成立する。実施例2においては、
これらの等式が成立するように各素子の値を決定してい
る。以上のように本実施例による昇降圧コンバータは、
安価で簡単な回路構成によって、過電流保護機能が動作
する出力電流値の入力電圧による変動を抑制するととも
に、良好な垂下特性を示す過電流制限部を有する。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、過電流保
護機能が動作する出力電流値の入力電圧による変動が少
なく、良好な垂下特性の過電流制限部を具備する昇降圧
コンバータを実現できるという有利な効果が得られる。
また、本発明によれば過電流保護機能が改善されること
により、構成部品の電流ストレスが軽減されるので、安
価で小型な昇降圧コンバータを実現できるという有利な
効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の昇降圧コンバータの構成を
示す回路図
【図2】図2(a)は本発明の実施例1の昇降圧コンバ
ータのEi>Eoである場合の垂下特性を示す図、図2
(b)はそのEi<Eoである場合の垂下特性を示す図
【図3】本発明の実施例1の昇降圧コンバータの第1の
過電流制限部の構成を示す図
【図4】本発明の実施例1の昇降圧コンバータの第2の
過電流制限部の構成を示す図
【図5】本発明の実施例2の昇降圧コンバータの第1及
び第2の過電流制限部の構成を示す図
【図6】従来例1の昇降圧コンバータの構成を示す回路
【図7a】従来例2の昇降圧コンバータの構成を示す回
路図
【図7b】従来例2の昇降圧コンバータの構成を示す回
路の垂下特性を示す図
【図8a】従来例3の昇降圧コンバータの構成を示す回
路図
【図8b】従来例3の昇降圧コンバータの構成を示す回
路の垂下特性を示す図
【符号の説明】
1 入力部 2 第1のスイッチ 3 第1の整流器 4 インダクタ 5 第2のスイッチ 6 第2の整流器 7 出力コンデンサ 8 出力部 9、61、71、81 制御部 10 電流検出部 11 第1の過電流制限部 12 第2の過電流制限部 13 直流電源 14 負荷 101、601、701、801 昇降圧コンバータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力直流電圧を入力する入力部と、前記
    入力部に両端が接続された第1の分枝と、出力直流電圧
    を出力する出力部と、前記出力部に両端が接続された第
    2の分枝と、前記出力部に両端が接続され、インダクタ
    を前記第1の分枝と共有する第3の分枝と、を有し、 前記第1の分枝は、直列に接続された第1のスイッチ
    と、前記インダクタと、第2のスイッチと、を有し、 前記第2の分枝は、出力コンデンサを有し、 前記第3の分枝は、直列に接続された第1の整流器と、
    前記インダクタと、第2の整流器と、を有する昇降圧コ
    ンバータであって、 前記第1及び第2のスイッチのオンオフを調整して前記
    出力直流電圧を制御する制御部と、 前記第1のスイッチに流れる電流を検出する電流検出部
    と、 前記入力直流電圧が前記出力直流電圧以上の時に、前記
    電流検出部の出力値が、前記入力直流電圧又は前記出力
    直流電圧の関数である第1の電流制限値に達すると、所
    定の時間だけ前記第1のスイッチをオフ状態にし、前記
    入力直流電圧が前記出力直流電圧より低い時は動作しな
    い第1の過電流制限部と、 前記電流検出部の出力値が、前記入力直流電圧又は前記
    出力直流電圧の関数である第2の電流制限値に達する
    と、所定の時間だけ前記第2のスイッチをオフ状態にす
    る第2の過電流制限部と、 を有する昇降圧コンバータ。
  2. 【請求項2】 前記第1の電流制限値は、前記入力直流
    電圧が高いほど大きくなるように設定され、前記第2の
    電流制限値は、前記入力直流電圧が高いほど小さくなる
    ように設定された請求項1に記載の昇降圧コンバータ。
  3. 【請求項3】 前記第2の電流制限値は、前記出力直流
    電圧が高いほど大きくなるように設定された請求項1に
    記載の昇降圧コンバータ。
  4. 【請求項4】 前記入力直流電圧と前記出力直流電圧が
    等しい場合に、前記第1の電流制限値と前記第2の電流
    制限値とが等しくなるように設定された請求項2又は請
    求項3に記載の昇降圧コンバータ。
  5. 【請求項5】 前記電流検出部は前記第1の分枝に挿入
    された検出抵抗であり、 前記第1及び第2の過電流制限部は、前記入力直流電圧
    を分割する第1の抵抗対と、前記第1の抵抗対の内の一
    端が接地された抵抗と並列に接続された定電流回路とを
    有し、前記第1の抵抗対及び前記定電流回路の分割電圧
    を出力する第4の分枝を共有し、 前記第1の過電流制限部は、前記第4の分枝と、前記入
    力直流電圧と前記検出抵抗の出力電圧とを分割してその
    分割電圧を出力する第2の抵抗対と、前記第4の分枝の
    出力電圧と前記第2の抵抗対の出力電圧とを入力してそ
    れらの比較結果を出力する第1の比較器と、を有し、 前記第2の過電流制限部は、前記第4の分枝と、前記出
    力直流電圧と前記検出抵抗の出力電圧とを分割してその
    分割電圧を出力する第3の抵抗対と、前記第4の分枝の
    出力電圧と前記第3の抵抗対の出力電圧とを入力してそ
    れらの比較結果を出力する第2の比較器と、を有し、 前記第2の抵抗対と前記第3の抵抗対の分割比が等しく
    なるように設定された請求4に記載の昇降圧コンバー
    タ。
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