JP2003110847A - 画像出力装置 - Google Patents

画像出力装置

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JP2003110847A JP2002200058A JP2002200058A JP2003110847A JP 2003110847 A JP2003110847 A JP 2003110847A JP 2002200058 A JP2002200058 A JP 2002200058A JP 2002200058 A JP2002200058 A JP 2002200058A JP 2003110847 A JP2003110847 A JP 2003110847A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の撮影レンズ系のみによる歪曲補正は構造
上制約されて困難である上、レンズ系の構成が複雑にな
り、カメラ自体の重量、体積がともに大きくなるという
課題がある。また、テレビカメラ等による画像信号処理
では、フィルムを利用した光学的な画像を補正できな
い。 【解決手段】本発明は、フィルム上の光学画像から生成
されたデジタル画像に、光学画像とともにフィルム上に
記録されている撮影時のレンズ歪曲情報により、このデ
ジタル画像を補正してプリント出力して、歪曲のない画
像を得る画像出力装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影された画像を
歪曲のない画像に補正する画像出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、レンズには箇所によって倍率の
違いがあり、レンズに入射する画像の主光線の光軸の角
度によっては、歪曲収差が発生する。この歪曲収差に
は、正の歪曲(糸巻き型歪曲)と負の歪曲(樽型歪曲)
とがある。前記歪曲収差は、非対称に構成されたレンズ
群では生じ易く、対称であれば、前方のレンズ群で生じ
た歪曲が後方のレンズ群で打ち消され歪曲が目立たなく
なる。しかし、歪曲収差が生じるような場合には、撮影
された画像が撮影対象と相似形にならず、直線が歪んで
写り、絞りを絞り込んでも収差は減少しない。
【0003】この歪曲収差を補正するものとして、例え
ば、特開昭62−230267号公報に開示されている
ような、歪曲した画像を画像処理によって補正する技術
がある。
【0004】この補正技術は、データ圧縮を利用したも
のであり、ドアカメラで撮影した画像をデジタル信号に
変換し、フレームメモリに書き込む際に、画像の圧縮す
る度合いを順次変えて、補正された画像をCRTに写し
出しているものである。
【0005】すなわち、負の歪曲の場合に、各走査線デ
ータの書込み時に、画面の左側からの画面中心線までは
順次データ圧縮率を強め、画面中心線から右側の圧縮率
を順次弱めるようにする。同様に上下方向の圧縮も、中
心の走査線ほど圧縮率を強め、上下端ほど圧縮率を弱め
る。
【0006】このようなデータ圧縮を撮影した画像に施
し、正常な画像になるように補正している。しかし一般
的には、前述したような補正技術を用いず、カメラの撮
像レンズ系自体で歪曲を少なくなるように設計して、用
いられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、撮影レ
ンズ系のみで解決しようとしても、レンズ配置は構造上
制約される場合が多く、任意の絞りでも常に歪曲が発生
しないように設計することは大変困難である。また、歪
曲を補正するために、レンズ系の構成が複雑になり、カ
メラ自体の重量、体積がともに大きくなるという欠点が
ある。
【0008】また、特開昭62−230267号公報に
記載されている補正技術は、テレビカメラとテレビジョ
ンのような、アナログやデジタルによる画像信号とし
て、画像を撮影し補正し、表示画面に写し出す場合に
は、好適する補正技術であるが、フィルムを利用するカ
メラにおいては、画像を光学的に記録するため、前述し
た補正技術では光学的に画像を補正することはできな
い。そこで本発明は、歪曲のない画像を得るための画像
出力装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、フィルム上の光学画像を読み込んでデジタル画像に
変換するフィルムスキャナと、上記光学画像とともに上
記フィルム上に記録されている撮影レンズの歪曲収差曲
線式の係数を読み出す読出手段と、上記係数を用いて上
記デジタル画像の歪曲収差補正量を演算し、上記デジタ
ル画像を補正する歪曲補正手段と、上記補正されたデジ
タル画像を出力するプリンタとを備える画像出力装置を
提供する。さらに、フィルム上の光学画像を読み込んで
デジタル画像に変換するフィルムスキャナと、複数の歪
曲補正データを記憶する記憶手段と、上記記憶手段に記
憶されている複数の歪曲補正データのうちの、撮影時の
レンズに対応した歪曲補正データを用いて上記デジタル
画像を補正する歪曲補正手段と、上記補正されたデジタ
ル画像を出力するプリンタとを備える画像出力装置を提
供する。
【0010】以上のような構成の画像出力装置により、
フィルム上の光学画像が読み出されてデジタル画像に変
換され、この時、撮影時に画像と共にフィルムの磁気テ
ープに記録されたレンズ歪曲情報も読み出され、デジタ
ル画像がレンズ歪曲情報により補正され、プリント出力
される。また、記憶手段に記憶されている複数の歪曲補
正データのうちの、撮影時のレンズに対応した歪曲補正
データが読み出され、フィルムスキャナにより読み込ま
れたデジタル画像が補正されて、そのデジタル画像がプ
リント出力される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。図1は、本発明による第1の
実施形態としてのカメラシステムの概略的な構成を示し
説明するブロック図である。このカメラシステムは、撮
影時のレンズの歪曲データを記録可能なカメラ1と、歪
曲データを記録するための磁気テープ11が設けられた
光学画像を記録するフィルム10と、前記歪曲データと
光学画像からなる情報を読み出す画像出力装置12と、
画像を出力するためのカラープリンタ18とに大別され
る。
【0012】前記カメラ1においては、焦点距離及び焦
点位置が可変できるレンズ3と、該レンズ3の焦点距離
及び焦点位置を変化させるためのレンズ駆動部4と、前
記レンズ3の歪曲データを予め記録するROM5と、被
写体までの距離を測定する測距部6と、被写体の明るさ
を測光し、露出を制御する露出制御部7と、レリーズボ
タン8と、撮影時の歪曲データを前記磁気テープ11に
記録するための歪曲データ書込み部9と、前記レンズ駆
動部4、ROM5、測距部6、露出制御部7、歪曲デー
タ書込み部9を制御するCPU2とからなる。
【0013】また、前記画像出力装置12においては、
前記磁気テープ11に記録された歪曲データを読出すた
めの歪曲データ読出し部14と、前記フィルム10から
画像を読込むためのフィルムスキャナ15と、該フィル
ムスキャナ15によって読出された画像を記録しておく
ためのフレームメモリ16と、前記フィルムスキャナ1
5、歪曲データ読出し部14を制御するCPU13と、
該CPU13によって歪曲を補正された画像を記録する
ためのフレームメモリ17とから構成されている。
【0014】次に図2に示すフローチャートを参照し
て、前記カメラシステムにおけるカメラ1の動作を説明
する。まず、カメラ1のメインスイッチオンでシーケン
ススタートした後、撮影者によるファーストレリーズの
オン/オフを判定し(ステップS1)、オンされると
(YES)、前記露出制御部7により測光が行われ(ス
テップS2)、続いて前記測距部6により測距が行われ
る(ステップS3)。
【0015】その測距の結果を受けて絞り値が決定さ
れ、前記レンズ駆動部4によりレンズが駆動され、オー
トフォーカスが完了する(ステップS4)。更に撮影者
によるセカンドレリーズのオン/オフを判定し(ステッ
プS5)、オンされると(YES)、前記ステップS2
〜S4で決定された絞りレンズ配置で露光が行われる
(ステップS6)。続いて前記CPU2により撮影時の
レンズ情報(焦点距離、焦点位置及び絞り)が判断され
(ステップS7)、そのレンズ情報はレンズに内蔵され
た前記ROM5内のデータを用いて歪曲データに変換さ
れる(ステップS8)。
【0016】次に変換された歪曲データは、前記歪曲デ
ータ書込み部9によって前記磁気テープ11に書き込ま
れる(ステップS9)。更に撮影者が撮影を終了するか
判定する(ステップS10)。撮影を継続する場合は
(NO)、フィルムを送り(ステップS11)、ステッ
プS1に戻る。しかし撮影者が撮影を終了する場合には
(YES)、本シーケンスは終了する。
【0017】ここで、前記ステップS8の歪曲データ変
換の際に必要な歪曲データについて説明する。図3は、
角度θで光学系Osに入射した光の歪曲収差を示す。光
学系Osから焦点距離f離れた光軸上には、理想像高
z’に対し、歪曲の影響を受けた実像高zの像が結像す
る。この場合、歪曲の大きさaは次式(1)で表わされ
る。 a=(z−z')/z'×100(%) …(1) z'=f・tan(θ) …(2) 光学系の収差は、一般的には、像高の関数になる。
【0018】図4には、実像高zを横軸、歪曲aを縦軸
にとった場合の歪曲の収差曲線を示す。また図5には、
正方格子が歪曲を受けた時の画像イメージを示す。それ
ぞれ図5(a)樽型、同図(b)糸巻型、同図(c)陣
笠型と呼ばれており、図4(a)が図5(a)に、図4
(b)が図5(b)に、図4(c)が図5(c)に対応
している。ここで、これらの収差曲線を次式のように展
開する。 a(z)=az+a+a+a+… …(3) この展開により、式(3)の展開係数a1、a2、a
3、a4、…を歪曲データとして持てば、図4に示すよ
うな収差曲線が再現できるため、これらの係数列a1、
a2、a3、a4、…、を歪曲データとして採用する。
ただし、本実施形態では、前記ROM5の容量を抑え、
前記CPU13による歪曲補正の計算時間を短縮するた
め、歪曲データをa1、a2、a3の3つに限定する。
【0019】次に表1、表2を参照して、前記ROM5
内の具体的な歪曲データのフォーマットについて説明す
る。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】前記ROM5は、表1、表2に示すような
2つのテーブルを持っている。表1は、前記CPU2で
判断されたレンズ情報(「焦点距離f」と「焦点位置
d」)を、その値によって9つのグループに分ける表で
ある。
【0023】一般的に、歪曲は同じレンズであってもそ
の焦点距離や焦点位置によって変化するため、歪曲デー
タを焦点距離や焦点位置によって変化させる必要があ
る。このグループ分けは、焦点距離、焦点位置による歪
曲の変化率を考慮して、歪曲の変化の大きなところは細
かく、変化の小さなところは粗に分けるようにする。
【0024】そして表2は、このように表1でグループ
分けされたレンズ情報nを歪曲データa1、a2、a3
に変換する変換表である。
【0025】図6は、図2の前記ステップS8の歪曲デ
ータを変換し前記ROM5から読み出すサブルーチン
「歪曲データ変換」のシーケンスを示したフローチャー
トである。まず、シーケンススタートした後、図2のス
テップS7における撮影時のレンズ情報「焦点距離f」
と「焦点位置d」は、前記表1に従ってレンズ情報nに
グループ分けされる(ステップS21)。グループ分け
されたレンズ情報nは、表2の変換表に従って歪曲デー
タa1、a2、a3に変換され(ステップS22)、本
シーケンスが終了する。
【0026】図7に示すフローチャートを参照して、前
記画像出力装置12の動作を説明する。ここで、構成部
材の参照符号は、図1に示した符号を用いる。まず、シ
ーケンススタートした後、フィルム10に記録された画
像がフィルムスキャナ15により読み出され(ステップ
S31)、前記フレームメモリ16に転送される(ステ
ップS32)。
【0027】次に、前記磁気テープ11に記録された歪
曲データが前記歪曲データ読出し部14により読み出さ
れる(ステップS33)。それから前記CPU13によ
り、読み出された歪曲データを用いて前記フレームメモ
リ16に記憶された画像の歪曲が補正され(ステップS
34)、前記フレームメモリ17に転送される(ステッ
プS35)。そして、前記カラープリンタ18によって
補正画像が出力されて(ステップS36)、本シーケン
スが終了する。
【0028】図8に示すフローチャートを参照して、図
6に示したステップS34の歪曲補正について説明す
る。まず、シーケンススタートした後、歪曲データa1
〜a3がすべて「0」か否か判定し(ステップS4
1)、すべて「0」であると判定された場合は(YE
S)、歪曲補正は行われず、本シーケンスが終了する。
しかし、歪曲データa1〜a3のうち1つでも「0」で
ないものがあると判定された場合は(NO)、補正を計
算し(ステップS42)、本シーケンスを終了する。
【0029】次に、図8のステップ42の歪曲補正の補
正計算の具体的な方法について説明する。表2に示す歪
曲データa1、a2、a3が与えられると、歪曲の近似
収差曲線、 a(z)=az+a+a …(4) が得られる。これは式(1)の通り、理想像高に対する
実像高の歪曲の割合を表わしているが、この式を理想像
高z’について解くと、 z'=(1+a(z)/100)z …(5) となる。つまり、zを(1+a/100)倍することに
より、z'が得られる。
【0030】この場合、実像高zは画像の中心から距離
zだけ離れた場所にある画素に相当する。よって、歪曲
を補正するためには画像の中心から距離z離れた注目画
素の値をその延長上の距離z’にある画素の値とすれば
よい。具体的には、各画素は一般的に縦横直行するよう
に並んでいるので、ある注目画素(x、y)に対し、 x=zcos(θ) …(6a) y=zsin(θ) …(6b) という座標変換を行い、zとθを求め、像高と実際の画
素を対応させる。そして、いま求めたθと、式(5)を
用いて計算されるz'を用いて、 x'=z'cos(θ) …(7a) y'=z'sin(θ) …(7b) より(x'、y')を求める。もし(x'、y')に相当す
る画素がない場合は、一番値の近い画素に置き換える。
【0031】た、歪曲が負の場合、補正画像は元の画
像より面積が大きくなるため、すべての(x、y)に対
応した(x'、y')を求めても画像周辺部に画素のとび
が出るが、その場合は、適当な補間を行い空いている画
素を埋めればよい。しかし逆に歪曲が正の場合、補正画
像は元の画像より面積が小さくなるため、異なる(x、
y)に対して同じ(x'、y')が対応するが、その場合
は重なった画素値をその平均値等で置き換えればよい。
【0032】以上の構成により、撮像レンズ自体で歪曲
を補正する必要がなくなり、レンズの構成をシンプルに
することができる。また、任意の焦点距離、焦点位置で
歪曲補正が可能になり、より高品質な写真を提供でき
る。
【0033】図9は、本発明による第2の実施形態とし
てのカメラシステムの概略的な構成を示し説明する。こ
のカメラシステムは、第1の実施形態と同様に、撮影時
のレンズの歪曲データを記録可能なカメラ21と、歪曲
データを記録するための磁気テープ30が設けられた光
学画像を記録するフィルム29と、前記歪曲データと光
学画像からなる情報を読み出す画像出力装置31と、画
像を出力するためのカラープリンタ38とに大別され
る。
【0034】この第2の実施形態において、第1の実施
形態と異なる点は、図1に示したROM5に相当する記
憶素子を有していないこと、前記歪曲データ書込み部9
及び歪曲データ読み出し部14に相当するものが、それ
ぞれレンズ情報書込み部28及びレンズ情報読み出し部
33となること、更に、画像出力装置31内にROM3
6を有することである。尚、前記ROM36には、撮影
に使用される複数のレンズに対応した歪曲データが記憶
されている。
【0035】次に図10のフローチャートを参照して、
本実施形態のカメラシステムのカメラ21の動作を説明
する。まず、カメラ1のメインステップオンでシーケン
ススタートした後、撮影者によるファーストレリーズの
オン/オフの判定を行い(ステップS51)、オンされ
ると(YES)、露出制御部26により測光が行われ
(ステップ52)、続いて測距部25により測距が行わ
れる(ステップS53)。
【0036】その測距の結果を受けて絞り値が決定さ
れ、前記レンズ駆動部24によりレンズが駆動され、オ
ートフォーカスが完了する(ステップS54)。次に、
撮影者によるセカンドレリーズのオン/オフを判定し
(ステップS55)、オンされると(YES)、前記ス
テップS52〜S54で決定された絞りレンズ配置で露
光が行われる(ステップS56)。続いて前記CPU2
2により撮影時のレンズ情報(レンズの種類、焦点距
離、焦点位置、絞り)が判断され(ステップS57)、
該レンズ情報は、前記レンズ情報書込み部28によって
前記磁気テープ30に書き込まれる(ステップS5
8)。
【0037】次に撮影者が撮影を終了するか判定する
(ステップS59)。撮影者が撮影を継続する場合は
(NO)、フィルムを送り(ステップS60)、ステッ
プS51へ戻り、撮影者が撮影を終了する場合に本シー
ケンスは終了する。次に図11に示すフローチャートを
参照して、画像出力装置31の動作について説明する。
まず、シーケンススタートした後、前記フィルム29に
記録された画像が前記フィルムスキャナ34により読み
出され(ステップS61)、前記フレームメモリ35に
転送される(ステップS62)。
【0038】次に、前記磁気テープ30に記録されたレ
ンズ情報が前記レンズ情報読出し部33により読み出さ
れる(ステップS63)。そして前記CPU32によ
り、前記ROM36に記憶されているデータを用いてレ
ンズ情報が歪曲データに変換され(ステップS64)、
変換された歪曲データを用いて前記フレームメモリ35
に記憶された画像の歪曲が補正される(ステップS6
5)。そして補正された画像が前記フレームメモリ37
に転送される(ステップS66)。さらに前記カラープ
リンタ38によって、補正画像がプリンタ出力されて
(ステップS67)、本シーケンスが終了する。
【0039】次に図12のフローチャートは、図11に
示したステップS64の歪曲データ変換のサブルーチン
である。この歪曲データ変換について説明する。まず、
シーケンススタートした後、読み出されたレンズ情報の
中の「レンズの種類」と「絞り」によって、前記ROM
36に記憶されている複数の変換テーブルのうち適当な
変換テーブルを選択する(ステップS71)。次に、読
み出された撮影時のレンズ情報の中の「焦点距離」、
「焦点位置」は、前記ステップS71で選択された変換
表に従ってグループ分けされ(ステップS72)、グル
ープ分けされたレンズ位置情報nは、歪曲データa1、
a2、a3に変換されて(ステップS73)、本シーケ
ンスが終了する。 なお、本発明の実施形態では歪曲デ
ータを収差曲線の3次までの係数で表わしたが、それ以
上の次数で表わしてもよいし、それ以下でもよい。ま
た、歪曲データをべき展開せず、像高zに対する歪曲a
(z)の値そのもので表わしてもよい。 以上のような
カメラシステムによれば、撮影時のコマ毎の情報を用い
て画像の歪曲を補正するため、任意の焦点距離、焦点位
置において歪曲を補正し、高画質の画像を得ることがで
きる。また、本実施形態では、周辺減光データのレンズ
情報をコマ毎に記録したが、他の半導体メモリのような
記憶素子に一時的に記録しておき、撮影完了後の巻き戻
しの際に、まとめて一括記録してもよい。
【0040】従って、本発明によるカメラシステムは、
撮像レンズ自体で歪曲を補正する必要がなく、レンズの
構成を簡単にすることができ、小型で軽量なカメラで歪
曲のない画像(写真)を提供する。
【0041】また本発明は、前述した実施形態に限定さ
れるものではなく、他にも発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、歪
曲のない画像を得るための画像出力装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による第1の実施形態としての
カメラシステムの概略的な構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図2は、図1に示すカメラシステムにおけるカ
メラの動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】図3は、角度θで光学系Osに入射した光の収
差を示す図である。
【図4】図4は、実像高zを横軸、歪曲aを縦軸にとっ
た場合の歪曲の収差曲線を示す図である
【図5】図5には、正方格子が歪曲を受けた時の画像イ
メージを示す図である。
【図6】図6は、図2の歪曲データ変換のシーケンスを
示すフローチャートである。
【図7】図7は、画像出力装置の動作を説明するための
フローチャートである。
【図8】図8は、歪曲データを用いて画像の周辺減光を
補正するサブルーチンのフローチャートである。
【図9】図9は、本発明による第2の実施形態としての
カメラシステムの構成を示す図である。
【図10】図10は、図8に示すカメラシステムのカメ
ラの動作について説明するためのフローチャートであ
る。
【図11】図11は、図8に示した画像出力装置の動作
について説明するためのフローチャートである。
【図12】図12は、図11に示した歪曲データ変換を
行うためのサブルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
1…カメラ 2、13…CPU 3…レンズ 4…レンズ駆動部 5…ROM 6…測距部 7…露出制御部 8…レリーズボタン 9…周辺減光データ書込み部 10…フィルム 11…磁気テープ 12…画像出力装置 14…周辺減光データ読出し部 15…フィルムスキャナ 16、17…フレームメモリ 18…カラープリンタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム上の光学画像を読み込んでデジ
    タル画像に変換するフィルムスキャナと、 上記光学画像とともに上記フィルム上に記録されている
    撮影レンズの歪曲収差曲線式の係数を読み出す読出手段
    と、 上記係数を用いて上記デジタル画像の歪曲収差補正量を
    演算し、上記デジタル画像を補正する歪曲補正手段と、 上記補正されたデジタル画像を出力するプリンタと、を
    具備することを特徴とする画像出力装置。
  2. 【請求項2】 フィルム上の光学画像を読み込んでデジ
    タル画像に変換するフィルムスキャナと、 複数の歪曲補正データを記憶する記憶手段と、 上記記憶手段に記憶されている複数の歪曲補正データの
    うちの、撮影時のレンズに対応した歪曲補正データを用
    いて上記デジタル画像を補正する歪曲補正手段と、 上記補正されたデジタル画像を出力するプリンタと、を
    具備することを特徴とする画像出力装置。
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