JP2003110711A - 集合住宅用通話システム - Google Patents

集合住宅用通話システム

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JP2003110711A JP2002233414A JP2002233414A JP2003110711A JP 2003110711 A JP2003110711 A JP 2003110711A JP 2002233414 A JP2002233414 A JP 2002233414A JP 2002233414 A JP2002233414 A JP 2002233414A JP 2003110711 A JP2003110711 A JP 2003110711A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】警報監視盤におけるハンズフリー通話時に、外
部への音漏れを低減して、秘話性を向上させた集合住宅
用通話システムを提供することを目的の一つとする。 【解決手段】ロビーインターホンLPと、住戸親機HP
と、警報監視盤XPとが、それぞれ2線式通話線L0、
L1、L3を介して通話制御ユニットTUに接続されて
構成される集合住宅用通話システムであって、通話制御
ユニットTUが、各端末装置LP、HP、XPから入力
されたアナログ受話信号をデジタル信号へ変換するとと
もに、デジタル送話信号を上記の各端末装置LP、H
P、XPへ出力するアナログ信号へ変換する信号変換回
路と、信号変換回路から出力されるデジタル受話信号を
多重化するとともに、多重化された信号を各端末装置L
P、HP、XPへのデジタル送話信号へ分離して、信号
変換回路へ出力する多重化回路と、いずれかの端末装置
からの呼出信号に基づいて、多重化信号にデジタル信号
処理を行って、その端末装置と他の端末装置との通話路
を確保するデジタル通話切替回路とを備えて構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集合住宅用通話シ
ステムに係り、更に詳しくは、ロビーインターホン、住
戸親機、警報監視盤の相互間でハンズフリー通話が可能
なシステムの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の集合住宅用通話システムは、住戸
親機及び警報監視盤がハンドセットを備えて構成され、
このハンドセットにより通話するものであった。しかし
ながら、ハンドセットを取り上げなくても通話すること
ができれば便利であるため、本願の発明者らは、特許願
平成7年277383号において、ハンズフリー通話が
可能な集合住宅用ハンズフリー通話システムを提案し
た。
【0003】このハンズフリー通話システムは、ロビー
インターホンと住戸親機とが、それぞれ2線式通話線を
介して警報監視盤と接続されて構成され、この警報監視
盤は、通話切替回路と同時通話回路とを備えて構成され
る。
【0004】通話切替回路は、ロビーインターホンと住
戸親機と警報監視盤のうち、いずれか2者を選択し、選
択された端末装置の通話回線を切り替え接続する回路で
あり、同時通話回路は、受話信号の回り込みに起因して
発生するハウリングを防止するため、送話信号に含まれ
ている受話信号成分を抑圧する回路である。即ち、この
同時通話回路により、ハンズフリー通話時であっても、
双方向の同時通話を行うことが可能となる。
【0005】この様な通話システムを使用することによ
り、ロビーインターホン、住戸親機、警報監視盤間で通
話回路を切り替え、かつ、ハウリングの発生を抑圧して
ハンズフリー通話を行うことができる。また、1つの同
時通話回路をいずれの端末装置間の通話においても共用
することができるため、ハンズフリー化による集合住宅
用通話システムのコストアップを低減することができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
集合住宅用ハンズフリー通話システムにおいては、以下
の様な問題が生じ得る。
【0007】即ち、住戸住人と管理人が、この通話シス
テムを用いて通話する場合に、住戸住人のプライバシー
保護等の観点から、警報監視盤における受話音声を話者
である管理人以外の者に聞かれると不都合な場合もあ
る。
【0008】ところが、警報監視盤は、一般に、管理人
室や受け付けに設置されている。この様な警報監視盤に
よりハンズフリー通話を行う場合には、ハンドセット通
話に比べて、管理人室等の外へ受話音声が漏れて、第三
者に聞こえる可能性が高くなるという問題が生じ得る。
【0009】また、上述のシステムにおいては、いずれ
か2つの端末装置が通話中であれば、その通話路を確保
するために、通話切替回路及び同時通話回路が独占さ
れ、この通話が終了するまで他の端末装置は通話を行う
ことができない。
【0010】ところが、大規模の集合住宅に適用される
通話システムの場合には、住戸数の増加により住戸親機
数が多くなり、また、ロビーインターホンが複数設置さ
れる場合もあり、同時に複数の通話路を確保できなけれ
ば不便な場合がある。
【0011】一方、必要とされる通話路数の異なるシス
テムごとに、異なるハンズフリー通話システムを提供す
ることは、製品のコストアップにつながるという問題が
生じる。
【0012】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、警報監視盤におけるハンズフリー通話時に、外部
への音漏れを低減して、秘話性を向上させた集合住宅用
通話システムを提供することを第一の目的とする。ま
た、同時に複数の同時通話路を確保することができる集
合住宅用通話システムを安価に提供することを第二の目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した本発
明による集合住宅用通話システムは、集合住宅の共用玄
関に設置されたロビーインターホンと、集合住宅の各住
戸に設置された住戸親機と、警報監視盤とが、それぞれ
2線式通話線を介して通話制御ユニットに接続されて構
成される集合住宅用通話システムであって、通話制御ユ
ニットが、各端末装置から入力されたアナログ受話信号
をデジタル信号へ変換するとともに、デジタル送話信号
を各端末装置へ出力するアナログ信号へ変換する信号変
換回路と、信号変換回路から出力されるデジタル受話信
号を多重化するとともに、多重化された信号を各端末装
置へのデジタル送話信号へ分離して、信号変換回路へ出
力する多重化回路と、いずれかの端末装置からの呼出信
号に基づいて、多重化信号にデジタル信号処理を行っ
て、その端末装置と他の端末装置との通話路を確保する
デジタル通話切替回路とを備えて構成される。
【0014】請求項2に記載した本発明による集合住宅
用通話システムは、集合住宅の共用玄関に設置されたロ
ビーインターホンと、集合住宅の各住戸に設置された住
戸親機と、警報監視盤とが、それぞれ2線式通話線を介
して通話制御ユニットに接続されて構成される集合住宅
用通話システムであって、各端末装置が、通話制御ユニ
ットから入力されるデジタル受話信号をアナログ信号へ
変換するとともに、アナログ送話信号をデジタル信号へ
変換して通話制御ユニットへ出力する信号変換回路を備
えて構成され、通話制御ユニットが、信号変換回路から
出力されるデジタル受話信号を多重化するとともに、多
重化された信号を各端末装置へのデジタル送話信号へ分
離して、信号変換回路へ出力する多重化回路と、いずれ
かの端末装置からの呼出信号に基づいて、多重化信号に
デジタル信号処理を行って、その端末装置と他の端末装
置との通話路を確保するデジタル通話切替回路とを備え
て構成される。
【0015】請求項3に記載した本発明による集合住宅
用通話システムは請求項3又は4に記載した本発明によ
る集合住宅用通話システムであって、通話制御ユニット
が、受話信号の回り込みに起因して、送話信号に含まれ
る受話信号成分を抑圧する1又は2以上の同時通話回路
をさらに備え、同時通話回路がデジタル通話切替回路に
接続されて構成される。
【0016】請求項4に記載した本発明による集合住宅
用通話システムは請求項5に記載した本発明による集合
住宅用通話システムであって、各同時通話回路が、着脱
可能な同時通話ユニットとして構成される。この同時通
話ユニットは、単一の同時通話回路を備えて構成される
ものであっても、複数の同時通話回路を備えて構成され
るものであってもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】請求項1及び3に記載した本発明
による集合住宅用通話システムのシステム構成の一例を
図1に示す。このシステムは、複数のロビーインターホ
ンLPと複数の住戸親機HPと警報監視盤XPが、それ
ぞれ2線式の通話線を介して通話制御ユニットTUに接
続されて構成される。このハンズフリー通話システム
は、警報監視盤XPを含む各端末装置が、通話制御ユニ
ットTUに接続されており、各住戸親機HPへの通話線
L1は共用化されず、それぞれの通話線L1により、通
話制御ユニットTUへ接続されている。また、複数ある
ロビーインターホンLPについても同様である。
【0018】次に、図1に示した通話制御ユニットTU
の一構成例の要部を図2に示す。この通話制御ユニット
TUは、デジタル通話切替回路DJと、多重化回路MU
1、MU2と、1又は2以上の同時通話回路ECCと、
複数の信号変換回路CVと、複数の2/4変換回路HC
とにより構成される。
【0019】2/4変換回路HCは、2線式通話線L
0、L1、L3と、送話信号線及び受話信号線からなる
4線式通話線とを接続するための変換回路であり、2線
式通話線L0、L1、L3から受話信号を分離して受話
信号線へ出力する一方、送話信号線の送話信号を2線式
信号線L0、L1、L3へ送出する。
【0020】信号変換回路CVは、A/Dコンバータ及
びD/Aコンバータにより構成され、各2/4変換回路
HCから出力されるアナログ受話信号をデジタル信号に
変換するとともに、デジタル送話信号をアナログ信号に
変換して、これらの回路へ入力する。
【0021】多重化回路MU1は、各住戸親機HPから
の受話信号を時分割により多重化する一方、多重化され
た送話信号を各住戸親機HPへの送話信号に分離する回
路である。同様にして、多重化回路MU2は、各ロビー
インターホンLPからの受話信号を時分割により多重化
する一方、多重化された送話信号を各ロビーインターホ
ンLPへの送話信号に分離する回路である。
【0022】この多重化回路MU1、MU2の動作の一
例を図3を用いて説明する。図3の(a)は、多重化回
路MU1、MU2により多重化された通話データの一例
を示した図であり、図3の(b)は、この多重化信号か
ら所定の通話信号を取り出す際の同期信号の一例を示し
た図である。
【0023】信号変換回路CVが、アナログ受話信号を
サンプリングレート8kHz、分解能8ビットでサンプ
リングを行えば、デジタルデータの伝送は、64kビッ
ト/秒で行うことが必要となる。従って、2.048M
ビット/秒で行えば、32チャンネルのデータを同時に
伝送することができる。
【0024】図中の(a)は、この様子を示した図であ
る。この図は、伝送データを時間軸上で示したものであ
り、32個のチャンネル0〜31は、それぞれ8ビット
のデータで構成されている。これらの各チャンネルは、
それぞれ異なる端末装置に対応しているため、この場
合、32個の端末装置の通話信号を多重化することがで
きる。
【0025】この様にして多重化された信号から、所定
の端末装置に対応した通話データのみを取り出したい場
合には、その端末装置の割り当てられたチャンネルに対
応した同期信号が使用される。例えば、チャンネル0の
データを分離して取り出したい場合には、図中の(b)
に示した様な同期信号と、多重化データとの論理積を求
めれば、チャンネル0のデータのみを求めることができ
る。この様にして取り出されたデータは、8kHzのデ
ータであり、標本化の定理から4kHzまでの音声信号
を再生することができる。
【0026】デジタル通話切替回路DJは、多重化信号
のチャンネルを任意に入れ替えて、出力することができ
るデジタルスイッチにより構成される。このデジタルス
イッチの動作の一例を図4を用いて説明する。図4の
(a)は、デジタルスイッチの入力データの一例を示し
た図であり、図4の(b)は、このデジタルスイッチの
出力データの一例を示した図である。
【0027】例えば、第一の住戸親機HP1、第二の住
戸親機HP2が、それぞれ入力データのチャンネル0、
1に割り当てられ、第一のロビーインターホンLP1、
第二のロビーインターホンLP2が、それぞれ出力デー
タのチャンネル0、2に割り当てられているとする。こ
の時、第一の住戸親機HP1と第二のロビーインターホ
ンLP2との通話路を確保するとともに、第二の住戸親
機HP2と第一のロビーインターホンLP1との通話路
を確保するためには、入力データのチャンネル0をチャ
ンネル2へ入れ替え、入力データのチャンネル1をチャ
ンネル0へ入れ替えて出力データを生成すればよい。こ
のチャンネルの入れ替え操作によって、任意の端末装置
間で通話路を確保することができる。なお、デジタルス
イッチは、通常、この様な入出力ポートを複数本備えて
構成され、図2の場合、5対の入出力ポートが使用され
ている。
【0028】同時通話回路ECCは、エコーキャンセラ
回路により構成される回路であり、ハウリングを防止し
て、ハンズフリー通話における同時通話を可能とするも
のである。この同時通話回路ECCは、多重化信号の所
定のチャンネルに対して、回り込み成分の抑圧を行う回
路である。
【0029】この同時通話回路ECCは、同時通話を行
う通話路の数だけ必要とされる回路であり、必要とされ
る通話路の数に応じて、1又は2以上の同時通話回路E
CCが、デジタル通話切替回路DJに接続される。
【0030】集合住宅用通話システムを、この様な構成
とすることにより、複数の通話路を同時に確保し、さら
に、ハンズフリー通話における同時通話を複数の通話路
において利用することができる。また、同時通話回路E
CCは、各端末装置毎に割り当てられているのではない
ため、同時にハンズフリー通話が行われる通話路数だけ
を備えていれば足り、通話システムのコストダウンを図
ることができる。さらに、住戸親機HP、ロビーインタ
ーホンLP、警報監視盤XPの相互間のみならず、住戸
親機HP間でも通話することが可能となる。
【0031】ここで、図1に示した通話制御ユニットT
Uの他の構成例の要部を図5に示す。この通話制御ユニ
ットTUのデジタル通話切替回路DJは、6対の入出力
ポートを備えたデジタルスイッチであり、図2に示した
デジタルスイッチよりも多い。
【0032】このため、この通話制御ユニットTUは、
図2に示されている多重化回路MU2を備えることな
く、ロビーインターホンLP用の信号変換回路CVを直
接デジタル通話切替回路DJに接続して構成される。入
出力ポートの多いデジタルスイッチを使用する場合に
は、この様な構成とすることもできる。
【0033】請求項2に記載した本発明による集合住宅
用通話システムの一構成例の要部を図6に示す。この集
合住宅用通話システムは、システム構成としては、図1
に示した通話システムと同様であるが、信号変換回路C
Vが各端末装置側に備えられている点で異なる。
【0034】この通話システムは、各端末装置の送受話
回路XRS、LRS、HRSから出力される話者のアナ
ログ音声信号を端末装置内の信号変換回路CVにおいて
デジタル信号に変換して、デジタル送話信号として通話
制御ユニットTUへ送出する。
【0035】一方、通話制御ユニットTUからはデジタ
ル信号が送出され、この信号を各端末装置内の信号変換
回路CVにおいてアナログ信号に変換して送受話回路X
RS、LRS、HRSへ入力し、受話音声として再生す
る。
【0036】このため、通話信号は、通話線L0、L
1、L3上をデジタル信号として伝送されるため、アナ
ログ信号として伝送する通話システムに比べて、伝送経
路上における信号の劣化を減少させることができ、通話
品質の向上を図ることができる。
【0037】請求項4に記載した本発明による集合住宅
用通話システムの一構成例を図7に示す。このシステム
を構成する通話制御ユニットTUは、図2に示した通話
制御ユニットTUの同時通話回路ECCが、着脱可能な
同時通話ユニットEU1、EU2として構成される。
【0038】この様子をさらに図8に示す。この図は、
通話制御ユニットTUの内部の構造を模式的に示した説
明図であり、匡体内に、デジタルスイッチ等を搭載した
メインボードや、A/Dコンバータ、D/Aコンバータ
を搭載した信号変換ボードが格納され、さらに、複数の
同時通話ユニットEC1、EC2が格納可能な構成とな
っている。
【0039】従って、システムの設置後に、さらに多く
のハンズフリー通話を同時に行う必要が生じた場合に
は、この通話制御ユニットTUに、同時通話ユニットE
C1、EC2を追加することにより、同時通話回路EC
Cを簡単に追加することができる。
【0040】また、同時に必要となるハンズフリー通話
の数は、各システムによって異なるが、同時通話回路E
CCを着脱可能な同時通話ユニットEC1、EC2とし
て構成することにより、同一のシステムを種々の場合に
適用することが可能となり、製造コストを低減すること
ができる。
【0041】
【発明の効果】請求項1に記載した本発明による集合住
宅用通話システムは、各端末装置が、それぞれ2線式通
話線を介して通話制御ユニットに接続されて構成され
る。この通話制御ユニットは、各端末装置からのアナロ
グ通話信号をデジタル信号に変換して、デジタル信号処
理により、端末装置間の通話路を同時に確保する。
【0042】従って、通話制御ユニットは、同時に複数
の通話路を確保することができ、それぞれの端末装置間
で同時に通話することが可能となる。
【0043】また、各端末装置がそれぞれ2線式信号線
により通信制御装置へ直接接続されていることから、住
戸親機間での通話も可能となり、複数のロビーインター
ホンが接続されている場合には、これらのロビーインタ
ーホン間でも通話が可能となる。
【0044】さらに、通話切替回路がアナログスイッチ
ではなく、デジタルスイッチ等を用いたデジタル信号処
理により行われるため、通話切替回路における音声信号
の劣化を防止することでき、通話品質を向上させること
ができる。
【0045】請求項2に記載した本発明による集合住宅
用通話システムは、各端末装置内においてデジタル信号
に変換されたデジタル送話信号を通話制御ユニットへ送
出する一方、通話制御ユニットから送出されたデジタル
信号を各端末装置においてアナログ信号に変換する。
【0046】従って、端末装置、通話制御ユニット間の
信号伝送を、デジタル信号により行うことができ、配線
長の長い伝送経路においてもノイズ等の影響を受けにく
く、信号の劣化を低減することができる。このため、通
話品質を向上させることができる。
【0047】請求項3に記載した本発明による集合住宅
用通話システムは、通話制御ユニットのデジタル通話切
替回路に同時通話回路を設けて、ハンズフリー通話時の
信号の回り込みを低減して、ハウリングの発生を防止す
る。従って、上記の通話システムにおいて、ハンズフリ
ー通話が可能となる。
【0048】また、複数の同時通話回路を、デジタル通
話切替回路に接続することにより、複数の通話路におい
て、同時にハンズフリー通話を行うことが可能となる。
【0049】請求項4に記載した本発明による集合住宅
用通話システムは、通話制御ユニットの同時通話回路
が、着脱可能な同時通話ユニットとして構成されるた
め、必要に応じて、この同時通話ユニットを追加するこ
とにより、同時にハンズフリー通話を行うことができる
通話路数を簡単に増大させることができる。
【0050】また、同時にハンズフリー通話が可能な通
話路数に関わらず、同一のシステムを適用することが可
能となるため、製造コストを低減することができ、集合
住宅用通話システムを安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1及び3に記載した本発明による集合住
宅用通話システムのシステム構成の一例を示した図であ
る。
【図2】図1に示した通話制御ユニットの一構成例を示
した図である。
【図3】図2に示した多重化回路の動作の一例を示した
説明図である。
【図4】図2に示したデジタル通話切替回路の動作の一
例を示した説明図である。
【図5】図1に示した通話制御ユニットの他の構成例を
示した図である。
【図6】請求項2に記載した本発明による集合住宅用通
話システムの一構成例の要部を示した図である。
【図7】請求項4に記載した本発明による集合住宅用通
話システムの一構成例を示した図である。
【図8】図7に示した通話制御ユニットの内部の構造を
模式的に示した説明図である。
【符号の説明】 LP・・・ロビーインターホン HP・・・住戸親機 XP・・・警報監視盤 L0、L1、L3・・・二線式通話線 LP、HP、XP・・・端末装置 TU・・・通話制御ユニット CV・・・信号変換回路 HC1、HC2・・・多重化回路 DJ・・・デジタル通話切替回路 EC1、EC2・・・同時通話ユニット
フロントページの続き (72)発明者 宮地 伸明 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 福島 実 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 Fターム(参考) 5C087 AA37 AA44 BB04 BB32 BB46 BB55 BB64 BB75 DD05 DD26 EE16 FF01 FF03 FF24 GG03 GG04 GG37 GG51 GG54 GG67 GG70 5K038 AA08 CC12 DD08 EE13 EE15 FF10 FF13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】集合住宅の共用玄関に設置されたロビーイ
    ンターホンと、集合住宅の各住戸に設置された住戸親機
    と、警報監視盤とが、それぞれ2線式通話線を介して通
    話制御ユニットに接続されて構成される集合住宅用通話
    システムにおいて、 上記通話制御ユニットが、上記の各端末装置から入力さ
    れたアナログ受話信号をデジタル信号へ変換するととも
    に、デジタル送話信号を上記の各端末装置へ出力するア
    ナログ信号へ変換する信号変換回路と、 上記信号変換回路から出力されるデジタル受話信号を多
    重化するとともに、多重化された信号を上記の各端末装
    置へのデジタル送話信号へ分離して、上記信号変換回路
    へ出力する多重化回路と、 上記のいずれかの端末装置からの呼出信号に基づいて、
    上記多重化信号にデジタル信号処理を行って、その端末
    装置と他の端末装置との通話路を確保するデジタル通話
    切替回路とを備えて構成されることを特徴とする集合住
    宅用通話システム。
  2. 【請求項2】集合住宅の共用玄関に設置されたロビーイ
    ンターホンと、集合住宅の各住戸に設置された住戸親機
    と、警報監視盤とが、それぞれ2線式通話線を介して通
    話制御ユニットに接続されて構成される集合住宅用通話
    システムにおいて、 上記の各端末装置が、上記通話制御ユニットから入力さ
    れるデジタル受話信号をアナログ信号へ変換するととも
    に、アナログ送話信号をデジタル信号へ変換して上記通
    話制御ユニットへ出力する信号変換回路を備えて構成さ
    れ、 上記通話制御ユニットが、上記各端末装置から入力され
    たデジタル受話信号を多重化するとともに、多重化され
    た信号を上記の各端末装置へのデジタル送話信号に分離
    して、上記端末装置へ出力する多重化回路と、 上記のいずれかの端末装置からの呼出信号に基づいて、
    上記多重化信号にデジタル信号処理を行って、その端末
    装置と他の端末装置との通話路を確保するデジタル通話
    切替回路とを備えて構成されることを特徴とする集合住
    宅用通話システム。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載した本発明による集
    合住宅用通話システムにおいて、 上記通話制御ユニットが、受話信号の回り込みに起因し
    て、送話信号に含まれる受話信号成分を抑圧する1又は
    2以上の同時通話回路をさらに備え、 この同時通話回路が、上記デジタル通話切替回路に接続
    されて構成されることを特徴とする集合住宅用通話シス
    テム。
  4. 【請求項4】請求項3に記載した本発明による集合住宅
    用通話システムにおいて、 上記の各同時通話回路が、着脱可能な同時通話ユニット
    として構成されることを特徴とする集合住宅用通話シス
    テム。
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KR100772241B1 (ko) 2006-01-03 2007-11-01 (주) 코콤 다세대 인터폰 시스템의 데이터 송수신 장치
JP2011055103A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Aiphone Co Ltd 集合住宅インターホンシステム
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