JP2003110277A - 簡易電磁波シールド構造およびその製造装置 - Google Patents

簡易電磁波シールド構造およびその製造装置

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JP2003110277A JP2001305240A JP2001305240A JP2003110277A JP 2003110277 A JP2003110277 A JP 2003110277A JP 2001305240 A JP2001305240 A JP 2001305240A JP 2001305240 A JP2001305240 A JP 2001305240A JP 2003110277 A JP2003110277 A JP 2003110277A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に大電流・高電圧の配索電線から発生する
電磁波を遮蔽して吸収し、満足すべきシールド性能を低
コスト構造で得られるようにした簡易電磁波シールド構
造と、その構造要部の製造装置を提供する。 【解決手段】 電線10を覆う編組20は、この重なり
部23に熱圧着座部25として設けたボルト孔24と締
結ボルト45でもって簡単かつ確実に被取付体である例
えばモータの外板ケースBに直結することができる。し
たがって、電線10から発生する電磁波は、編組20の
重なり部23→熱圧着座部25と締結ボルト45→外板
ケースB→アース接地Gという信頼性のあるシールド導
通経路で吸収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に電気自動車に
搭載のモータの入出力端子、あるいは一般電子電気機器
の入出力端子に電線・ケーブルやワイヤハーネスを接続
する部分の簡易電磁波シールド構造と、その構造要部の
製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車は弱電回路や電子回路がま
すます増加の一途をたどっており、配索電線の大電流・
高電圧化が進むなかで電磁波ノイズに弱い弱電回路を保
護し、また電磁波ノイズの影響で電子回路における各種
センサの検出精度を低下させないように有効かつ低コス
トの電磁波シールド対策が求められている。
【0003】図13は、かかる電磁波シールド構造の従
来例として実開平6−23179号公報に記載のシール
ドケーブル用コネクタを示す側面断面図である。円筒状
の金属製シェル1内に設けた端子保持用リテーナ2に複
数本のピン端子3が保持されている。シールドケーブル
4は銅線などの導体5aを絶縁体5bで被覆した絶縁線
心5の複数本を撚り合わせ、この撚り合わせた絶縁線心
5の上から金属製の編組6を巻き付け、その上に最外層
のシース7で被覆してなっている。そうしたシールドケ
ーブル4の絶縁線心5の各端末を皮剥ぎして導体5aを
ピン端子3に接続している。また、ケーブル端末のシー
ス7を皮剥処理して編組6を剥き出しにし、この編組6
の裾端部の上に筒状の金属製ネット8を被せ、さらにこ
の金属製ネット8の上から熱収縮チューブ9を被せてい
る。熱収縮チューブ9を加熱させてその収縮圧により金
属製ネット8に上から締め込み、金属製ネット8を金属
製シェル1の外周面に押し当てて接続することで、編組
6から金属製シェル1に電気的に導通させて電磁波シー
ルドする構造である。
【0004】例えば、電気自動車に搭載されたモータの
場合、その入出力端子に接続される大電流・高電圧の電
源電線やケーブルなどから発生する電磁波によって外部
機器への影響を防ぎ、また外部からの電磁波影響から防
止するために、有効な電磁波シールド対策が求められ
る。
【0005】図14は、そうしたモータの電源電線接続
部における電磁波シールド構造の一例を示している。モ
ータの外板ケースBはアルミニウムなどの金属製であ
り、その外板ケースBに設けた電線引き込み口bに電
気コネクタを固定し、電気コネクタを介して電源電線1
0などを外板ケースB内部に引き込む。引き込んだ電線
10端末を端子金具13によってモータ入出力端子に接
続させる。この場合、外板ケースBはアース接地Gさ
れ、電線10から発生する電磁波をグランドに落として
吸収することでシールド導通を図っている。
【0006】電線10は複数本からなっていて、束ねた
上から導電性の金属素線を筒状に編んだ編組14で覆わ
れ、その編組14の裾端部14aを電磁波シールドター
ミナル部材である筒状の金属製シェル15につないで接
続している。両部材のつなぎは固定バンド17をかしめ
るなどして圧着し、編組裾端部14aを金属製シェル1
5の外周全周に圧接させている。金属製シェル15はそ
のフランジ部15aにおいてボルト16で上記外板ケー
スBに結合され、その外板ケースBをアース接地Gして
いる。したがって、電線10から発生する電磁波を、編
組14→金属製シェル15→ボルト16→外板ケースB
→アース接地Gの順にシールド導通経路を成立させて吸
収している。
【0007】一方、図15もまた電磁波シールド構造の
一例を示している。複数の電線10は上から編組14で
覆われ、電線のうちの1本がドレイン線(drain wire)
として用いられる場合である。編組14の裾端部14b
がそのドレイン線に沿わせるようにして細長く引き伸ば
され、引き伸ばしたその裾端部14bをかしめ金具18
でドレイン線の導体11に圧着している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これら図1
3〜図15の各図に示す電磁波シールド構造の従来例の
いずれの場合も、それぞれ次の問題点がある。
【0009】まず、図13の構造の場合、金属製シェル
1に編組6をシールド導通させるために金属製ネット8
といった面倒なつなぎ部材を用い、この金属製ネット8
を熱収縮チューブ9で金属製シェル1に押しつけている
ことである。金属製ネット8や熱収縮チューブ9はコス
ト的にも高価について不利である他、熱収縮チューブ9
による熱収縮力だけでは金属製ネット8を金属製シェル
1に押しつける力が不十分である。そのため、シールド
抵抗も不安定で有効な電磁波シールドを行えず、編組6
から金属製シェル1へのシールド導通に対する信頼性に
欠ける。加えて、仮にも熱収縮チューブ9が破れなどの
損傷を受けた場合、金属製ネット8が外れて金属製シェ
ル1と編組6のつなぎの役割を失って電気的な不導通を
引き起こし、本来の電磁波シールド機能を損なう懸念が
ある。
【0010】また、図14の構造の場合、複数本の電線
13を挿通させてシールド対策を図るために、勢い金属
製シェル15や固定バンド17が大径サイズ化し、コス
ト的にも高くついて不利である。また、上記図13の従
来構造で示された熱収縮チューブ9と同様、固定バンド
17で編組14の裾端部14aの筒口全周を均一かつ強
固に金属製シェル15の外周面に圧接させることは困難
であり、接触に斑が生じて十分な電磁波シールド性能を
得ることができない。
【0011】また、図15の構造については、ドレイン
線を引き出す長さ分だけ編組14の裾端部14bの一部
を細長く引き伸ばし、時には数10mmから数100m
mといった長さに引き伸ばす作業は非常に手間がかかっ
て非能率であり、編組14を引き伸ばす分だけ余分な長
さを見込む必要もあって、材料コストや作業コストが嵩
む。また、この場合電磁波シールド対策の基本に関する
点で、複数本の電線10のうちの1本だけをドレイン線
としただけでは、他の電線10のすべてに対してシール
ド対策を完全にカバーしきれない。さらに、大事な点で
あるが、編組14の裾端部14bを細長く引き伸ばす
際、他の裾端部の素線14cがほつれたり、ばらけるな
どして電磁波シールド性能を低下させる不具合がある。
したがって、編組裾端部14bの素線14cがほつれた
りせず、筒口の形状を安定して定形を保つことは重要な
課題である。
【0012】以上から、本発明の目的は、特に大電流・
高電圧の配索電線から発生する電磁波を遮蔽して吸収
し、満足すべきシールド性能を低コスト構造で得られる
ようにした簡易電磁波シールド構造と、その構造要部の
製造装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にかかる請求項1に記載の簡易電磁波シール
ド構造は、図1〜図3に示すように、電線端末に端子金
具13を圧着した電線10を外側から導電性の素線を筒
状に編んだ編組20で覆い、この編組20の筒口22に
沿って熱圧着して素線すべてを互いにシールド導通状態
にし、また筒口22の近くを二重に重ねた重なり部23
にボルト孔24を設けて、このボルト孔24の孔縁に沿
って熱圧着して素線すべてを互いにシールド導通状態に
し、機器側のアース接地Gされている被取付体Bに前記
編組20の重なり部23を前記ボルト孔24に通して締
結ボルト45で結合したことを特徴とする。
【0014】以上の構成から、第1実施の形態として示
すように、導電性素線を筒状に編んだ編組20を締結ボ
ルト45という簡単で安価な部品でもって、例えば電気
自動車搭載のモータの外板ケースのごとき被取付体Bに
強固に結合することで、信頼性のある電磁波シールド性
能を得ることができる。その際、編組20の筒口22に
沿って熱圧着(図2中の符号W)すると、網目を形成す
る導電性素線の1本1本がすべて互いにシールド導通状
態に繋がり、その導通状態の繋がりは重なり部23にも
及ぶ。すなわち、そうした重なり部23において上記モ
ータ外板ケースBに金属結合することにより、編組20
全体で生じた誘導電流を吸収し、グランドに落として逃
がすことができる。
【0015】また、請求項2に記載の簡易電磁波シール
ド構造は、前記被取付体Bに電線引き込み口bから前
記電線10の端末および端子金具13を引き込んだ状態
で、電気コネクタを構成する金属製カバー40および樹
脂製ハウジング50に前記編組20の重なり部23を収
容して前記締結ボルト45で共締めしてなっていること
を特徴とする。
【0016】以上の構成から、同じく第1実施の形態を
示す図2および図3において、上記のようなモータの外
板ケースBにシールド導通させる編組20を収容する電
気コネクタとしては、極端には編組20の重なり部23
だけを局所的に収容すればよいので、金属製カバー40
や樹脂製ハウジング50の構造が簡素で小型化できる利
点がある。
【0017】また、請求項3に記載の簡易電磁波シール
ド構造は、前記樹脂製ハウジング50に代えて、第2,
第3実施の形態として図10〜図12に示すように、金
属製カバー60(または70)に一体に設けたブラケッ
ト62(または72)に直接前記編組20の重なり部2
3を前記締結ボルト45で共締めしてなっていることを
特徴とする。
【0018】以上の構成から、編組20の重なり部23
を、例えば図10に示すように、直接金属製カバー60
に設けたブラケット62に係止させるようにすれば、第
1実施の形態として図2に示された樹脂製ハウジング5
0が不要となり、部材点数を削減できて大幅なコスト低
減を実現でき、またハウジング部材が少なくなる分構造
全体の大きさや嵩が小さくなり、自動車の車体など設置
スペースに厳しく制限される場合に特に有効である。
【0019】また、請求項4に記載の簡易電磁波シール
ド構造の製造装置は、図4〜図7に示すように、電線端
末に端子金具13を圧着した電線10を外側から導電性
の素線を筒状に編んだ編組20で覆い、この編組20の
筒口22近くを二重に押し重ねて重なり部23を設け
て、機器側のアース接地Gされている被取付体Bに前記
編組20の重なり部23を締結ボルト45で結合してな
っている簡易電磁波シールド構造において、前記編組2
0の筒口22を熱圧着して素線すべてを互いにシールド
導通状態にする熱圧着プレス機構を備え、また前記編組
20の重なり部23に前記締結ボルト45を挿通させる
ためのボルト孔24を開けるのにほぼ同期して、そのボ
ルト孔24の孔縁に沿って熱圧着して素線すべてを互い
にシールド導通状態にする熱圧着パンチンング機構を備
えたことを特徴とする。
【0020】以上の構成から、編組20の筒口22を熱
圧着プレス機構にセットして加熱しつつ加圧することに
より、導電性の素線が互いに融着結合してシールド導通
状態となる。また、編組20の重なり部23において
は、この重なり部23を熱圧着パンチング機構にセット
して加熱しつつ加圧することにより、重なり部23に締
結ボルト45を挿通させるためのボルト孔24を開け、
それに同期的にボルト孔24の孔縁に沿って熱圧着して
素線を互いに融着結合させてシールド導通状態にする。
その結果、編組20の全体が万遍なくシールド導通状態
となり、そうした編組20を上記モータのごとき外板ケ
ースBに結合することで、満足すべき電磁波シールド機
能が得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる簡易電磁波
シールド構造と製造装置のそれぞれ実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。図1は、複数本の
電線10を束ねて外側から覆う要旨部材の編組20を示
す平面図である。自動車の車体などに引き回して配索さ
れてきた電線・ケーブルやワイヤハーネス(以下、便宜
的に電線10と総称する)は、それらの全長にわたって
上から編組20で覆われ、また例えばその編組20の上
から配索個所の要所ごとに図示しないコルゲートチュー
ブを被せて保護することができる。編組20は、本例で
は導電性の金属素線を筒状に編んだものであるが、ポリ
エステルなどの樹脂線にCu(銅)メッキ仕上げした素
線をスパイラルに巻き付けたものを網目素線とし、それ
を筒状に編んだものも周知である。
【0022】電線10は、銅線などの導体11上に絶縁
体12を押出し被覆したものが示され、各端末の絶縁体
12を皮剥処理して剥き出しにした導体11にLA端子
などの端子金具13がかしめ部13aでかしめ加工して
圧着されている。そうした電線端末および端子金具13
は、図2および図3に使用例を示すように、電気自動車
に搭載されたモータのアルミニウムなど金属製の外板ケ
ースBを被取付体にして、これに貫通して設けた電線引
き込み口bから引き込まれる。引き込んだ端子金具1
3をボルト孔13bでボルト(図示せず)を用いてモー
タ入出力端子に締結し、電気的導通を図るようになって
いる。その際、電線10に流れる大電流・高電圧のため
に電磁波の影響が他機器に及ばないよう、上記編組20
と次に示す各部材で電磁波シールド処理が施される。
【0023】従来構造の説明で述べたように、有効な電
磁波シールド機能を得るには、編組20の筒口22の処
理が大事な要件となる。そこで、図4および図5に示す
ように、上下一対からなる熱圧着ロール31,32など
から構成される熱圧着プレス機構30によって、その編
組筒口22を熱圧着して素線を互いに融着結合(図1中
の符号W)させてシールド導通状態にする。すなわち、
熱圧着ロール31,32の一方を回転駆動側にして他方
側を回転従動側にし、それらに通電してジュール熱によ
る電熱を発生させる。そうした両ロール間に筒口22を
挟み込んで回転を与えつつ熱圧着する。
【0024】さらに、そのように筒口22を熱圧着して
定形に整形処理した編組20は、筒口近くを二重に押し
重ねるようにして重なり部23を設け、図1に示すよう
に、そこにボルト孔24が設けられる。その場合、重な
り部23は上下一対からなる孔開けポンチとダイス的な
一対の熱圧着電極36,37などから構成される熱圧着
パンチング機構35によって、その編組重なり部23の
一方と他方を順番にボルト孔24を開孔しつつ、それと
同時的に孔縁に沿って熱圧着して孔縁周辺の素線を互い
に融着結合させる。それによって形成した熱圧着座部2
5(図1)ですべての素線をシールド導通状態にする。
すなわち、ボルト孔24はその熱圧着座部25であたか
も金属座金のように固まり、締結ボルト45がそのボル
ト孔24に挿通させ易くなって組立作業がはかどる。そ
れにも増して重要なことは、熱圧着座部25で定形に整
形されたボルト孔24によって、次に説明する電気コネ
クタ側ハウジングを介して被取付体であるモータ外板ケ
ースBに、締結ボルト45を用い編組20の重なり部2
3を結合して有効なシールド導通状態を得る役割が担う
ことができる。
【0025】上記一方の熱圧着電極36は、高耐熱金属
と導通接続金属からなる熱圧着部36aを有し、中央部
に開孔用コアとしての開孔ポンチ36bが備わってい
る。開孔ポンチ36bはセラミックスまたは熱硬化性樹
脂などの不導通耐熱材料製であり、ポンチ先端部は鋭角
なテーパ部となっている。それにより、編組20の重な
り部23の網目を押し広げて孔を開ける役割をする。ま
た、他方の熱圧着電極37は、タングステンのごとき高
耐熱金属による熱圧着部37aを有し、接続材料として
クロム銅のごとき銅系が設けられている。その熱圧着部
37aの中央部には凹形状の逃げ孔またはネジ孔による
ポンチ受け孔37bが設けてあり、相対移動時にそのポ
ンチ受け孔37bに上記開孔ポンチ36bが係合するよ
うになっている。
【0026】したがって、編組29の重なり部23を挟
み込んだ状態にして、それら熱圧着電極36,37を相
対に移動させ、通電してジュール熱による電熱を発生さ
せて重なり部23に開孔ポンチ36bとポンチ受け孔3
7bの協動でボルト孔24を開けつつその孔縁を熱圧着
して、熱圧着部36a,37aで押圧して素線同士を互
いに融着結合させ、ボルト孔24の孔縁に熱圧着座部2
5を形成してシールド導通状態に固めるものである。
【0027】このようにして設けられた編組20のボル
ト孔24に締結ボルト45を挿通させ、図2および図3
に示すように、被取付体としてアース接地Gされている
モータ外板ケースBに結合させることができる。そのよ
うに孔縁を熱圧着したボルト孔24は座金的に作用し、
電磁波シールドターミナルとして機能する。
【0028】図2および図3は、編組20のかかる重な
り部23を締結ボルト45でモータ外板ケースBの雌ネ
ジ孔bに螺合させて共締めし、編組20→外板ケース
B間のシールド導通経路を成立させる構造の分解図と組
立図である。
【0029】モータ外板ケースBへの組立は、電線端末
に端子金具13を備えた電線10を外板ケースBの電線
引き込み口b(図14参照)に挿通させ、端子金具1
3をモータ入出力端子に接続させる。その際、電気コネ
クタを構成する金属製カバー40および樹脂製ハウジン
グ50と一緒に編組20を締結ボルト45で外板ケース
Bに共締めするようになっている。金属製カバー40は
本体部41の適所にボルト孔42を有し、側板部にロッ
ク孔43を有している。また、本体部41の天板に次に
説明する樹脂製ハウジング50と位置決めするための位
置決め孔44が設けられている。次に、樹脂製ハウジン
グ50は本体部51の適所に締結ボルト45が挿通する
金属製カラー52を嵌着して備えている。図3で明らか
なように、金属製カラー52はこの両端で、編組20の
重なり部23における熱圧着座部25と外板ケースBの
双方に接触して電気的導通状態に中継している部材であ
る。したがって、この金属製カラー52も熱圧着座部2
5と同様に電磁波シールドターミナル機能をもつ部材と
いうことができる。
【0030】また、樹脂製ハウジング50は、かかる金
属製カラー52の近くに上記金属製カバー40側の位置
決め孔44に係合させる位置決め突起54を形成してあ
る。本体部51の側壁には金属製カラー52側のロック
孔43にほぼワンタッチで嵌合するロック凸部54を有
し、金属製カバー40とほぼワンタッチで組立可能とな
っている。
【0031】このように、電気コネクタを構成する金属
製カバー40と樹脂製ハウジング50は、少なくとも編
組20の重なり部23を内部に収容できるだけの大きさ
や形状であればよいから、コネクタ全体を小型化できる
利点がある。
【0032】以上の構成から、この第1実施の形態にか
かる簡易電磁波シールド構造は次の作用する。電線端末
の端子金具を外板ケースBに電線引き込み口からセット
した状態で、図2および図3のように、編組20の筒口
22に近い重なり部23で締結ボルト45により外板ケ
ースBの雌ネジ孔b2に螺合させて直結する。その際、
締結ボルト45を順番に電気コネクタの金属製カバー4
0、編組重なり部23のボルト孔24、そして樹脂製ハ
ウジング50側の金属製カラー52に素通しさせ、外板
ケースBの雌ネジ孔b2に螺合させる。
【0033】その結果、実機搭載後の使用中、通電され
た大電流・高電圧の電線10から発生する電磁波は、編
組20の重なり部23→熱圧着座部25→金属製カラー
52→締結ボルト45→外板ケースB→アース接地Gと
いうシールド導通経路で吸収される。なお、金属製カバ
ー40もまた電磁波シールドターミナルを構成する金属
シェルとして電磁波を吸収することができる。
【0034】編組20の筒口22は、熱圧着処理がなさ
れて金属素線による網目の1本1本のすべてが互いに電
気的にシールド導通状態に繋がっている。したがって、
すべての金属素線同士の繋がりによるシールド導通は重
なり部23のボルト孔24に設けた熱圧着座部25にも
及ぶことになる。結果、編組20のその熱圧着座部25
を外板ケースBに金属結合で直結させてアース接地Gす
れば、編組20全体で生じる誘導電流を吸収し、グラン
ドに落として逃がすことができる。
【0035】このように編組20側の熱圧着座部25と
締結ボルト45という簡単で安価な部品を用いるだけ
で、強力かつ確実に編組20を被取付体であるモータ外
板ケースBに直結することもでき、有効な電磁波シール
ド性能を実現できる。そうした効果や利点は、上記図1
3,図14,図15のいずれの従来構造と比較しても明
らかである。
【0036】なお、図1に示すように、編組20の筒口
22全周にわたって熱圧着した態様が示されたが、全周
にわたらずとも図8に示すように筒口22の周を断続的
に熱圧着座部26を設けたり、図9に示す熱圧着座部2
7のように周縁から筒長方向へ適宜長さLで設けた場合
も有効である。また、図示はしていないが、筒口22の
周縁を袖口のごとくに外側に折り曲げてその折り曲げ部
に熱圧着座部を設けてもよい。
【0037】次に、図10は、本発明にかかる第2実施
の形態の簡易電磁波シールド構造を示す分解図と組立図
である。この場合、上記第1実施の形態で示された樹脂
製ハウジング50に代わる部材または部分として、金属
製カバー60の本体61側壁から一体にブラケット62
を設け、このブラケット62に直接編組20の重なり部
23を仮位置決めできるようにしている。したがって、
樹脂製ハウジング50を削減できるので、コスト低下に
大きく寄与でき、しかも電気コネクタ全体を小型化でき
るので、車体など設置スペースに厳しく制限される場合
は特に有効である。
【0038】すなわち、金属製カバー60のブラケット
62に締結ボルト45を通す素孔のボルト孔63を設
け、このブラケット周端の数個所に切欠加工して係止爪
64,65を設け、編組20の重なり部23に背後から
それら係止爪64,65を折り曲げて圧着させて掛止保
持できるようになっている。
【0039】また、図11および図12は、直結型とい
う考え方では、上記図10の第2実施の形態の変形例と
もいうべき第3実施の形態を示す分解図と組立図であ
る。この場合、金属製カバー70のブラケット72は締
結ボルト45を通す素孔のボルト孔73を有し、ブラケ
ット周縁の数個所に係止爪74を設けて、これら係止爪
74を編組20の重なり部23の数個所に引っかけて保
持する構造である。
【0040】これら第2実施の形態を示す図10、第3
実施の形態を示す図11および図12において、他の部
材は上記第1実施の形態で示された部材や部分と共通し
ており、同一符号を付して省略する。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる請
求項1に記載の簡易電磁波シールド構造は、導電性素線
を筒状に編んだ編組を締結ボルトという簡単で安価な部
品でもって、例えば電気自動車搭載のモータの外板ケー
スのごとき被取付体に強固に結合することで、信頼性の
ある電磁波シールド性能を得ることができる。その際、
編組の筒口に沿って熱圧着することで網目を形成する導
電性素線の1本1本がすべて互いにシールド導通状態に
繋がり、その導通状態の繋がりは重なり部にも及び外板
ケースなどに金属結合させて、編組全体で生じた誘導電
流を吸収し、グランドに落として逃がすことができる。
【0042】また、請求項2に記載の簡易電磁波シール
ド構造は、モータ外板ケースなどにシールド導通させる
編組を収容する電気コネクタとしては、極端には編組の
重なり部だけを局所的に収容すればよいので、金属製カ
バーや樹脂製ハウジングの構造が簡素で小型化できる利
点がある。
【0043】また、請求項3に記載の簡易電磁波シール
ド構造は、編組の重なり部を直接金属製カバーに設けた
ブラケットに係止させるようにすれば、樹脂製ハウジン
グが不要となって部材点数を削減できて大幅なコスト低
減を実現でき、またハウジング部材が少なくなる分構造
全体の大きさや嵩が小さくなり、自動車の車体など設置
スペースに厳しく制限される場合に特に有効である。
【0044】一方、本発明にかかる請求項4に記載の簡
易電磁波シールド構造の製造装置は、編組の筒口を熱圧
着プレス機構にセットして加熱しつつ加圧することによ
り、導電性の素線が互いに融着結合してシールド導通状
態となり、また編組の重なり部では、熱圧着パンチング
機構にセットして加熱しつつ加圧することにより、重な
り部に締結ボルトを挿通させるためのボルト孔を開けつ
つ、そのボルト孔の孔縁に沿って熱圧着して素線を互い
に融着結合させてシールド導通状態にする結果、編組の
全体が万遍なくシールド導通状態となり、そうした編組
をモータ外板ケースなどに結合すれば、満足すべき電磁
波シールド機能が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる簡易電磁波シールド構造の要旨
部材である編組で電線を覆った状態を示す平面図であ
る。
【図2】第1実施の形態にかかる構造を被取付体である
モータ外板ケースに結合する場合を示す分解斜視図であ
る。
【図3】同第1実施の形態の組立断面図である。
【図4】本発明にかかる熱圧着プレス装置を示す斜視図
である。
【図5】同装置において熱圧着状態を示す正面図であ
る。
【図6】本発明にかかる熱圧着パンチング装置を示す斜
視図である。
【図7】同装置においてボルト孔開孔と熱圧着状態を示
す組立断面図である。
【図8】要旨部材である編組の熱圧着部の別態様を示す
斜視図である。
【図9】同編組の熱圧着部の別態様を示す斜視図であ
る。
【図10】第2実施の形態にかかる構造を被取付体であ
るモータ外板ケースに結合する場合を示す分解斜視図で
ある。
【図11】第3実施の形態にかかる構造を被取付体であ
るモータ外板ケースに結合する場合を要部拡大して示す
斜視図である。
【図12】同第3実施の形態の組立断面図である。
【図13】電磁波シールド構造に関する従来構造の一例
を示す組立側面断面図である。
【図14】他の電磁波シールド構造に関する従来構造の
一例を示す組立側面断面図である。
【図15】他の電磁波シールド構造に関する従来構造の
一例を示す組立側面断面図である。
【符号の説明】 10 電線 11 導体 12 絶縁体 13 端子金具 20 編組 21 編組本体 22 筒口 23 重なり部 24 ボルト孔 25 熱圧着座部 26,27 熱圧着座部 30 熱圧着プレス機構 31,32 熱圧着ロール 35 熱圧着パンチング機構 36,37 熱圧着電極 40,60,70 金属製カバー(電気コネクタ) 45 締結ボルト 50 樹脂製ハウジング(電気コネク
タ) 52 金属製カラー 53 編組の位置決め突起 62,72 ブラケット 63,73 ボルト孔 64,75,74 係止爪 B モータの外板ケース(被取付体) b 電線引き込み口 b ボルト螺合用の雌ネジ孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01R 4/64 B23K 11/00 561 // B23K 11/00 561 H01B 7/18 D Fターム(参考) 5E012 BA12 5E321 AA14 AA24 AA50 BB41 BB44 CC11 CC22 GG05 GG09 GH10 5G313 AB05 AC12 AD06 AE08 5H115 PA08 PC06 PG04 PI13 PI29 PU01 UI38 UI40

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線端末に端子金具を圧着した電線を外
    側から導電性の素線を筒状に編んだ編組で覆い、この編
    組の筒口に沿って熱圧着して素線すべてを互いにシール
    ド導通状態にし、また筒口の近くを二重に重ねた重なり
    部にボルト孔を設けて、このボルト孔の孔縁に沿って熱
    圧着して素線すべてを互いにシールド導通状態にし、機
    器側のアース接地されている被取付体に前記編組の重な
    り部を前記ボルト孔に通して締結ボルトで結合したこと
    を特徴とする簡易電磁波シールド構造。
  2. 【請求項2】 前記被取付体に電線引き込み口から前記
    電線の端末および端子金具を引き込んだ状態で、電気コ
    ネクタを構成する金属製カバーおよび樹脂製ハウジング
    に前記編組の重なり部を収容して前記締結ボルトで共締
    めしてなっていることを特徴とする請求項1に記載の簡
    易電磁波シールド構造。
  3. 【請求項3】 前記樹脂製ハウジングに代えて、前記金
    属製カバーに一体に設けたブラケットに直接前記編組の
    重なり部を前記締結ボルトで共締めしてなっていること
    を特徴とする請求項2に記載の簡易電磁波シールド構
    造。
  4. 【請求項4】 電線端末に端子金具を圧着した電線を外
    側から導電性の素線を筒状に編んだ編組で覆い、この編
    組の筒口近くを二重に押し重ねて重なり部を設けて、機
    器側のアース接地されている被取付体に前記編組の重な
    り部を締結ボルトで結合してなっている簡易電磁波シー
    ルド構造の製造装置であって、 前記編組の筒口を熱圧着して素線すべてを互いにシール
    ド導通状態にする熱圧着プレス機構を備え、また前記編
    組の重なり部に前記締結ボルトを挿通させるためのボル
    ト孔を開けるのにほぼ同期して、そのボルト孔の孔縁に
    沿って熱圧着して素線すべてを互いにシールド導通状態
    にする熱圧着パンチング機構を備えたことを特徴とする
    簡易電磁波シールド構造の製造装置。
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