JP2003110157A - 熱電発電装置 - Google Patents

熱電発電装置

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JP2003110157A
JP2003110157A JP2001301403A JP2001301403A JP2003110157A JP 2003110157 A JP2003110157 A JP 2003110157A JP 2001301403 A JP2001301403 A JP 2001301403A JP 2001301403 A JP2001301403 A JP 2001301403A JP 2003110157 A JP2003110157 A JP 2003110157A
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thermoelectric
thermal energy
conversion element
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JP2001301403A
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English (en)
Inventor
Hiromitsu Takeda
博光 竹田
Naoki Shudo
直樹 首藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱電変換素子の破壊を防止した熱電発電装置
の提供。 【解決手段】 熱エネルギーが供給される内部支持体1
と、前記内部支持体1と同軸を有する外部支持体2と、
前記外部支持体2および前記内部支持体1との間に支持
された熱電変換素子3と、前記内部支持体1および前記
熱電変換素子3との間、あるいは前記外部支持体2およ
び前記熱電変換素子3との間に配置された弾性層5とを
有する熱電発電装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱電発電装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】21世紀における資源の枯渇が予想され
る今日、如何にエネルギーを有効に利用するかは極めて
重要な課題となっており、種々のシステムが考案されて
いる。その中でも、熱電変換素子は、これまで排熱とし
て無駄に環境中に捨てられていた熱的なエネルギーを電
気的なエネルギーに変換して回収する手段として期待さ
れている。そのような熱電変換素子は、主にp型半導体
やn型半導体などの熱電変換材料が使用され、これらの
熱電変換材料を電気的に直列に接続して使用している。
それぞれの材料は、高い熱電変換効率を達成すべく、多
くの熱電変換半導体材料について研究がなされ、特に発
電効率の向上に関し多大な注力がなされている。
【0003】一方、熱電変換素子を用いた熱電発電装置
として2重円筒を有する熱電発電装置が日本特許第27
75410号の登録公報に開示されている。この熱電発
電装置は、同軸状に配置された内筒および外筒との間に
複数の熱電変換素子を挟持した構造をしており、内筒の
内部に高温ガスを流すことで、内筒を介して熱電変換素
子に熱エネルギーを供給し、この熱エネルギーは外筒を
介して外筒の外部へ放出される。その結果、熱電変換素
子には、内筒側から外筒側へ向けて低下する温度勾配が
形成され、熱電変換素子の外筒側と内筒側との間には電
位差が形成される。すなわち、熱電変換素子の外筒側と
内筒側の熱エネルギーの差を電気エネルギーに変換す
る。
【0004】しかしながら、本発明者らが同軸状に配置
された2本の筒の間に複数の熱電変換素子を挟持した構
造の熱電発電装置を作製し起動させたところ、熱電変換
素子が破壊されるという問題が生じた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述したよ
うな問題に鑑みて為されたものであり、熱電変換素子の
破壊を防止した熱電発電装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の熱電発電装置
は、筒状の外部支持体と、前記外部支持体の内側に配置
され、熱エネルギーが供給される筒状の内部支持体と、
前記外部支持体および前記内部支持体との間に設けら
れ、前記内部支持体から前記熱エネルギーを吸収する第
1の端部および第1の端部から吸収した前記熱エネルギ
ーを前記外部支持体へ放出する第2の端部を有し、前記
第1の端部の持つ熱エネルギーと前記第2の端部の持つ
熱エネルギーの差を電気エネルギーに変換して発電する
複数の熱電変換素子と、前記内部支持体および前記熱電
変換素子との間、あるいは前記外部支持体および前記熱
電変換素子との間に配置された弾性層とを有することを
特徴とする。
【0007】本発明の熱電発電装置は、供給される熱エ
ネルギーを持った媒体を流通させる空間を形成するよう
に配置され、前記熱エネルギーを吸収する一対の内部支
持体と、前記一対の内部支持体を挟んで配置された少な
くとも一対の外部支持体と、前記外部支持体および前記
内部支持体との間に設けられ、前記内部支持体から前記
熱エネルギーを吸収する第1の端部および第1の端部が
吸収した熱エネルギーを前記外部支持体へ放出する第2
の端部を有し、前記第1の端部の持つ熱エネルギーと前
記第2の端部の持つ熱エネルギーの差を電気エネルギー
に変換して発電する複数の熱電変換素子と、前記空間内
に前記一対の内部支持体それぞれに接触するように配置
され、前記媒体と接触した際に熱膨張し、前記空間を広
げるように前記一対の内部支持体を押圧する熱膨張部材
と、前記内部支持体および前記熱電変換素子との間、あ
るいは前記外部支持体および前記熱電変換素子との間に
形成された弾性層とを具備することを特徴とする。
【0008】本発明の熱電発電装置は、供給される熱エ
ネルギーを持った流動性の媒体から前記熱エネルギーを
吸収する第1の支持体と、前記第1の支持体に対向する
ように配置された第2の支持体と、前記第1の支持体お
よび前記第2の支持体との間に配置され、前記第1の支
持体から前記熱エネルギーを吸収する第1の端部および
前記第1の端部が吸収した前記熱エネルギーを前記第2
の支持体へ放出する第2の端部を有し、前記第1の端部
の持つ熱エネルギーと前記第2の端部の持つ熱エネルギ
ーの差を電気エネルギーに変換して発電する複数の熱電
変換素子と、前記第1の支持体が前記熱エネルギーを受
ける際に、前記第1の支持体を前記第2の支持体側に押
圧させる構造の熱電発電装置であって、前記第1の支持
体および前記熱電変換素子との間、あるいは前記外部支
持体および前記熱電変換素子との間に形成された弾性層
を具備することを特徴とする。
【0009】前記弾性層は、シリコーン樹脂中に、前記
シリコーン樹脂よりも熱伝導性の高い熱伝導性材料を含
有することが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明者らは、同軸状の外筒およ
び内筒の間隙に、複数の熱電変換素子を接着して固定し
た円筒状の熱電発電装置を作製し、内筒内に高温ガスを
流してこの熱電発電装置を起動させたところ、熱電変換
素子が破壊されてしまった。
【0011】これは、熱電発電装置が高温ガスで加熱さ
れた際に、熱膨張による内筒の径の広がりが、外筒の径
の広がりよりも大きいために、内筒および外筒の間に配
置された熱電発変換素子に圧縮力が働いたためと考えら
れる。このときの圧縮メカニズムを以下に説明する。
【0012】内部支持体1の熱膨張係数、室温での半
径、駆動温度と室温との温度差を、それぞれαi、Ri、
Tiとし、外部支持体2の熱膨張係数、室温での半径、
駆動温度と室温との温度差をそれぞれαo、Ro、Toと
すると、内部支持体1と外部支持体2との間隙は、室温
で熱電発電装置を作製した時に比べて駆動時には、 αo×To×Ro−αi×Ti×Ri だけ狭くなることになる。一方、この二つの円筒の間に
配備された熱電変換素子は、その熱膨張係数および長さ
をそれぞれαcおよびLcとすれば、室温で作製された
状態から、 αc×Lc×(To+Ti)/2 伸びる。従って、該発電装置を組み立てた時(即ち二つ
の円筒に温度差がない時)、全てに応力がない状態であ
れば、円筒(内部支持体および外部支持体)、絶縁層、
電極および熱電変換材料のみで構成される場合、駆動時
の温度差では、熱電変換材料は二つの円筒から最大(円
筒が応力で変形しない場合)、以下の式(1)で示す圧
縮力を受けることになる。
【0013】
【数1】
【0014】一般に排熱回収を対象とした温度領域で使
用される材料では、式(1)で得られる圧縮力はたとえ
二つの円筒が変形するとしても、熱電変換素子の破壊強
度を超えることになる。
【0015】以下に示す第1の実施形態は、熱電変換素
子に加わる圧縮力を緩和する弾性層を設けることで、熱
電変換素子の破壊を防止することを特徴とするものであ
る。
【0016】[第1の実施形態]図1は本発明の第1の実
施形態を示す熱電発電装置の概略断面図である。
【0017】図1に示すように、この熱電発電装置は、
同軸の円筒状の内部支持体1と円筒状の外部支持体2と
を有しており、内部支持体1と外部支持体2との隙間に
複数の熱電変換素子3が円周上に配列して支持されてい
る。また、外部支持体2と熱電変換素子3との間には弾
性層5が配置されている。
【0018】図2は熱電発電装置の部分拡大図であり、
図2を用いてより詳細に説明する。
【0019】熱電変換素子3は、p型半導体からなる熱
電変換材料3−A(3−A1、3−A2、…、3−A
n)あるいはn型半導体からなる熱電変換材料3−B
(3−B1、3−B2、…、3−Bn)と、これらの熱
電変換材料の両端に配置された電極3−3とを具備して
おり、この電極3−3はそれぞれ内部支持体1および外
部支持体2上に絶縁層4を介して配置されており、各電
極3−3同士を絶縁している。絶縁層4と電極3−3と
の間には弾性層5が形成されている。
【0020】n型の熱電変換材料3−B1の一端に配置
された電極3−3は隣接するp型の熱電変換材料3−A
1の一端に配置された電極3−3と共通電極とし、熱電
変換材料3−B1の他端に配置された電極3−3は隣接
する熱電変換材料3−A2の一端に配置された電極3−
3と共通電極とし、熱電変換材料3−A1から熱電変換
材料3−Bnまでの熱電変換材料は電気的に直列に接続
している。また、n型の熱電変換材料3−A1と、p型
の熱電変換材料3−Bnとは専用電極3−3'をそれぞ
れ有しており、この2つの熱電変換材料は共通電極で直
接接続していない。これらの専用電極3−3'は、それ
ぞれ電力取り出しリードに接続されており、例えば、電
力取り出しリードをモーターなどの電気機器などを接続
して、電子機器を起動させる。
【0021】微量の電流で大きな電圧を必要とする際に
は熱電変換材料を電気的に並列に接続することも可能で
あるが、各熱電変換材料によって発生する電流値は、通
常使用される電気機器に使用するには小さすぎるため、
一般には前述したように直列に接続される。
【0022】このように、熱電変換素子は、熱電変換材
料と、この熱電変換材料の両端に配置された一対の電極
とからなり、一方の電極が内部支持体に、他方の電極が
外部支持体上に配置されている。
【0023】なお、電極は支持体(内部支持体あるいは
外部支持体)の表面に直接配置される必要はなく、熱的
に接続された状態、すなわち、一方の電極と内部支持体
との間、あるいは他方の電極と外部支持体との間で熱伝
導が可能な状態であれば、例えば電極と支持体との間に
絶縁層や、弾性層が介在していても良い。
【0024】このような熱電発電装置を室温下に配置
し、内部支持体内部に熱エネルギーを持った媒体、例え
ば、高温ガスや、温水などの流動性の媒体を流すと、こ
の熱エネルギーが内部支持体を介して熱電変換素子に吸
収される。その結果、熱電変換素子の内部支持体側と外
部支持体側の熱エネルギー量に差が生じ、この熱エネル
ギー差を熱電変換素子が電気エネルギーに変換して発電
する。
【0025】また、内部支持体内部に高温ガスなどを流
すと、前述したように熱膨張によって内部支持体と外部
支持体との間隙が小さくなり、熱電変換素子に圧縮力が
かかるが、内部支持体あるいは外部支持体と、熱電変換
素子との間に弾性層が形成されているので、この圧縮力
は緩和され、熱電変換素子の破壊を防止することができ
る。
【0026】次に、内部支持体1、外部支持体2、弾性
層5および熱電変換素子3などの各構成部品について説
明する。
【0027】(熱電変換素子)熱電変換素子は熱電変換
材料と一対の電極層とから構成される。
【0028】熱電変換材料は、材料内に熱エネルギーの
分布が形成された場合、この熱エネルギーの大きな部分
と小さな部分との熱エネルギー差を電気エネルギーに変
換する材料である。具体的には、熱電変換材料の一端か
ら熱エネルギーを吸収し、他端から吸収した熱エネルギ
ーを放出する場合、吸収する一端の近傍では、放出する
他端の近傍よりも熱エネルギーは大きくなり、両端部の
間では熱エネルギーの差が生じる。その結果電荷が熱エ
ネルギーと共に熱エネルギーの高い部分から熱エネルギ
ーの低い部分へ移動する。そして、熱を吸収する一端お
よび熱を放出する他端に電極を形成し、両電極間を電気
的に接続すれば、この両電極間に電流が流れる。
【0029】この熱電変換材料と電極層との間はろう材
などを化学的結合によって接着しても良いが、本実施形
態においては、2つの支持体の間で熱電変換素子が圧縮
される時に、熱電変換材料と電極層とが互いに加圧され
るため非接着であっても熱電変換材料と電極層との間の
熱的あるいは電気的な抵抗は充分に抑制することができ
る。
【0030】熱電変換材料は、前述のようにp型半導体
材料およびn型半導体材料が使用される。半導体材料と
しては、スクッテルダイト、Si−Ge系、Fe−Si
系、Bi−Te系、などの既知の材料を使用することが
できる。また、発電効率の面から、通常厚さ(電極間距
離)3mm以上、100mm以下のものが使用される。
【0031】(電極層)電極層は、ステンレス、アルミ
ニウム、銀、銅など導電性材料であれば特に限定される
こと無く使用することができる。その厚さは0.05m
m以上、1mm以下のものが通常使用される。厚さが1
mmを超えると熱電素子に想定以上の熱応力が発生する
恐れがあり、0.05mmより小さいと導電性が低下し
て集電機能が低下する。
【0032】熱電変換材料とこの電極層とは化学結合さ
れていても良いが、本実施形態においては、2つの支持
体の間で熱電変換素子が圧縮される時に、熱電変換材料
と電極層とが互いに加圧されるため化学結合されていな
くとも熱電変換材料と電極層との界面での熱的あるいは
電気的な抵抗は充分に抑制することができる。
【0033】(支持体)内部支持体や外部支持体などの
支持体は、熱電変換素子を挟持して支持できるものが使
用される。セラミックなどの絶縁材料を使用することも
可能ではあるが、熱伝導性の高い金属材料を用い、その
厚さは通常2mm以上、5mm以下とすることが好まし
い。厚さが5mmよりも厚いと無用に熱電発電装置のサ
イズや重量が大きくなってしまい、2mmよりも薄いと
変形が生じて熱電変換素子を支持することができなくな
る恐れがある。
【0034】(弾性層)弾性層は、少なくとも内部支持
体や外部支持体などの支持体に比べて使用温度域で低弾
性率を持つ材料が使用される。例えばゴム状の樹脂など
が使用され、特にシリコーン樹脂は、高温域においても
低弾性率を維持できる点で好ましい。
【0035】この弾性層の厚さは0.1mm以上にする
ことが好ましい。膜厚が0.1mmよりも小さいと熱電
変換素子にかかる圧縮力を充分に緩和できなくなり、熱
電変換素子の破壊を防止できなくなる恐れがある。
【0036】また、弾性層の厚さは1mm以下にするこ
とが好ましい。一般に樹脂などは熱伝導性が低いため、
弾性層の厚さが1mmよりも大きいと弾性層自体の存在
によって支持体と熱電変換素子との間の熱伝導性が低下
して発電量が低下してしまう。
【0037】また、熱伝導性を向上させるために、金属
などの高熱伝導性の粉末を樹脂中に分散させた弾性層を
使用することもできる。さらに、金属粉末の弱焼結体の
ような擬低弾性率を示す材料を弾性層に使用することも
できる。
【0038】この弾性層は、熱電変換素子と内部支持体
との間に配置することも可能であるが、内部支持体表面
は外部支持体表面よりも高温になるため、使用温度域に
おいて弾性層を低弾性率に維持できる材料が限定されて
しまう。そのため、図2に示すように外部支持体と熱電
変換素子との間に配置することが好ましい。
【0039】(絶縁層)図2において内部支持体1上、
あるいは外部支持体2上に形成された絶縁層4は、各電
極3−3同士を絶縁するためのものである。したがっ
て、支持体が絶縁性材料の場合は必要としない。
【0040】この絶縁層の厚さは、0.005mm以
上、 2mm以下の厚さとすることが好ましい。絶縁層
の厚さが0.005mmより小さいと支持体と熱電変換
素子との間の絶縁性を充分に高めることができなくなる
恐れがあり、2mmよりも大きくすると支持体と熱電変
換素子との間の熱伝導性が低下し、発電効率を低下させ
る恐れがある。使用する材料としては、窒化アルミニウ
ムや、窒化珪素などの比較的熱伝導性の高い絶縁材料を
使用することが好ましい。
【0041】また、弾性層が絶縁性材料の場合には、弾
性層を絶縁層として兼用することもできる。
【0042】[第2の実施形態]本実施形態では、熱電変
換素子と、この熱電変換素子を支持する一対の支持体と
を有する熱電発電装置であるが、後述する熱膨張部材が
存在しなければ熱電変換素子への圧縮力が働かない構造
をした熱電発電装置である。
【0043】そして、本実施形態においては、さらに、
一対の支持体間に圧縮力をかける熱膨張部材を配置し、
熱電変換素子と一対の支持体の少なくとも一方との間に
熱電変換素子にかかる圧縮力を緩和する弾性層を配置し
たことを特徴としている。
【0044】このような熱電発電装置では、一対の支持
体と熱電変換素子との間をろう材などで接着しなくと
も、その間の熱抵抗を小さくすることができ、かつ、熱
電変換素子の圧縮による破壊を防止できる。
【0045】図3は、第2の実施形態の熱電発電装置を
示す概略断面図である。
【0046】この熱電発電装置は、第1の実施形態で述
べた熱電発電装置と同様の層構造、材料を用いた、内部
支持体11、外部支持体12、熱電変換素子13(熱電
変換材料および電極層)、絶縁層(図示せず)、弾性層
14を具備している。
【0047】したがって、熱電変換素子13と内部支持
体11との間、あるいは熱電変換素子13と外部支持体
12との間には弾性層14が配置されており、内部支持
体11と外部支持体13とに挟まれて熱電変換素子12
に圧縮力が働いた場合にも、弾性層14によって圧縮力
を緩和して熱電変換素子12の破壊を防止できる構造に
なっている。
【0048】この熱電発電装置は、筒状である点では第
1の実施形態と同様であるが、断面が矩形であり、外部
支持体12が筒状であるのに対し、内部支持体11が4
枚の独立した平板である点、内部支持体11および外部
支持体12の平面上に熱電変換素子が配列している点で
異なる。
【0049】また、筒状の外部支持体12の各屈曲部に
は内部支持体ガイド15が配置されており、各内部支持
体11の長さは各内部支持体ガイド15の間隔よりもわ
ずかに短く、外部支持体11が熱膨張した際にも外部支
持体方向に沿って移動可能に配置されている。4枚の内
部支持体11で囲まれる空間には、高温ガスや温水など
の流動性を有する熱エネルギーを持った媒体が供給され
るが、この空間内にはさらに熱膨張部材16が配置され
ている。
【0050】熱膨張部材16が存在しない場合、4枚の
独立した内部支持体11で高温ガスが流す空間が形成さ
れているために、この空間内部に供給される高温ガスが
内部支持体11および外部支持体12を熱膨張させて
も、両支持体の間隔は変化せず、熱電変換素子に圧縮力
は働かない。
【0051】熱膨張部材16は、両端に押圧面を持った
金属棒であり、この押圧面は4枚の支持体11のうち対
向する一対のものにそれぞれ接触している。そして、4
枚の内部支持体11で囲まれる領域に高温ガスを流す
と、金属棒が熱膨張し押圧面と接触する一対の内部支持
体14の間隔を広げるように、それぞれの内部支持体1
1を外部支持体12側へ押圧する。その結果、内部支持
体11と外部支持体12との間に挟まれた熱電変換素子
13には圧縮力が働く。但し、この圧縮力は、支持体と
熱電変換素子13との間に配置される弾性層14によっ
て緩和され、圧縮力の大きさが適度な大きさとなるた
め、熱電変換素子の破壊は防止できる。
【0052】内部支持体11および外部支持体12によ
って適度に熱電変換素子を圧縮する構造の熱電発電装置
においては、内部支持体11や外部支持体12と、熱電
変換素子との接続部などに存在する各層の界面を化学反
応させるなどの接着を施さなくとも、この接続部におけ
る熱抵抗を低減することができ、ひいては熱電発電装置
の発電量を向上させることができる。
【0053】すなわち、内部支持体/熱電変換素子/外
部支持体の熱伝導パスにおける熱抵抗が高いと、熱電変
換素子内の熱エネルギーの差を大きく取ることが困難に
なり、熱電発電装置の発電量が低下する。そのため、前
述の熱伝導パスにおける熱抵抗を低減することが重要で
ある。
【0054】この熱伝導パス中の熱抵抗は、支持体、絶
縁層、電極層、熱電変換材料、場合によって支持体と電
極層との間に配置される弾性層などの各構成層間の界面
において主に発生するため、従来は、各構成層の間を化
学反応させるなどして接着することで各界面での熱抵抗
を低減している。
【0055】しかしながら、通常使用される熱電変換素
子は数mm角程度のサイズと小さいため、高温の使用環
境において確実な接着状態を維持させることは製造上困
難である。そのため、接着作業を伴わずに製造できる熱
電発電装置は生産性の面で多大な利益をもたらす。
【0056】本実施形態のように、内部支持体および外
部支持体によって適度に熱電変換素子を圧縮した場合
に、熱電変換素子と支持体との間に存在する界面におけ
る熱抵抗が小さくなる理由を説明する。
【0057】熱伝導は接触する面が完全に相互に原子的
に結合していれば、理論伝導の100%が達成される
が、単に面同士を接触させた場合では、表面粗さ、反り
等で実際に接触している部分の比率は小さいために十分
な伝導がなされない。この非接触部分は面に垂直の力を
加える事で減少する。その程度は面の粗さ、材料の硬さ
や降伏応力などに依存して多少異なるが、例えば、表面
粗さ7μm(RMS)の鉄鋼に焼鈍した銅の板を当てた
場合、0.2kg/cm2では界面熱伝導(1/熱抵
抗)は理論値の15%程度あるが、10kg/cm2
すると90%まで上昇する。さらに、50kg/cm2
まで加圧すると98%に上昇する。
【0058】すなわち、熱電発電装置の使用温度、熱膨
張部材の熱膨張率などを考慮した上で、弾性層の弾性率
およびその厚さを選択することで熱電変換素子および支
持体とがその接続部における各界面を化学結合させなく
とも、発電効率の高い熱電発電装置を製造することが可
能になり、さらに熱電変換素子の破壊を防止することが
できる。
【0059】熱膨張部材16は、例えば金属材料などの
熱膨張率の高い材料を使用すればよい。また、金属材料
は一般に熱伝導率が高いため、高温ガスの熱を内部支持
体11、ひいては熱電変換素子に効率よく伝えることが
可能になり熱電発電装置の発電量を高めることが可能に
なる。
【0060】また、熱膨張部材16は、対向する内部支
持体11間に1本あれば内部支持体11を熱電変換素子
13に押圧することができるが、図3で示したように複
数本配置することが好ましい。熱膨張部材16を複数本
配置することで、内部支持体11による複数の熱電変換
素子13への押圧力、さらには熱電変換素子13による
外部支持体12への押圧力を均等にすることが可能にな
り、また、内部支持体11への熱伝達量を増加させるこ
ともできる。
【0061】また、図3に示す熱膨張部材16は、それ
ぞれ独立した複数のものが使用されているが、一体化し
たハニカム状の熱膨張部材を使用することも可能であ
る。
【0062】
【実施例】実施例1 図1に示すような熱電発電装置を作製して実験を行っ
た。
【0063】内部支持体として、長さ600mm、外径
80mm、厚さ3mmのボイラー鋼製の円筒体を準備
し、外表面に0.5mm厚の窒化アルミニウム層を絶縁
層として形成した。
【0064】絶縁層表面に厚さ0.5mmのSUS41
0の薄板200枚を等間隔で配置して第1の電極層とし
た。
【0065】この第1の電極層を介して熱電変換材料を
内部支持体上に配列した。熱電変換材料としては、p型
のスクッテルダイト半導体材料とn型のスクッテルダイ
ト半導体材料とをそれぞれ200個準備し、この2種の
熱電変換材料が交互に、かつ、各電極層上に2つの熱電
変換材料が並ぶように配列した。2種の熱電変換材料は
どちらも電極層と接触する面が5mm×5mm、厚さ
(電極層と接触する面の間隔)7.5mmの形状のもの
を使用した。
【0066】さらに、第2の電極層として、第1の電極
層と同じものを準備し、第1の電極層で接続されていな
い隣接する熱電変換材料上に配置した。
【0067】なお、絶縁層、第1の電極層、熱電変換素
子および第2の電極層の界面は、それぞれ熱電発電装置
の使用温度において揮発するワックスを用いて接着し
た。
【0068】次に、第2の電極上から内部支持体表面に
高熱伝導性のシリコーンゴムのチューブを被せて弾性層
とし、これを、長さ600mm、内径100mm、厚さ
3mmのボイラー鋼管の中に挿入し円筒状の熱電発電装
置を作製した。
【0069】この熱電発電装置に電力取り出しリードを
取り付けると共にフランジを付けた。
【0070】熱電発電装置の外周側に冷却水の水路を取
り付け、25℃の冷却水を流し、内周側に650℃の燃
焼ガスを流通して15分駆動して発電量が定常化した。
定常状態でのこの熱電発電装置に組み込まれた熱電変換
材料の熱電変換効率と、熱電変換材料のもつ熱電変換効
率(モジュール化せず、熱電変換材料担体で測定した時
の熱電変換効率)とを比較した。
【0071】この熱電変換材料単独で、高温側を650
℃、低温側を65℃にした時の発電効率に対して、この
実施例では95%の性能を発揮することが確認できた
(なお、高温側の650℃,低温側の65℃とは、本実
施例における熱電変換材料の電極接触面温度を理論的に
演算して求めた理論値である。)。
【0072】(比較例1)実施例1に対して、弾性層を
設けなかったことを除き実施例1と同様にして熱電発電
装置を作製した。
【0073】この熱電発電装置を実施例1と同様にして
駆動したが、駆動から10分後には出力が得られなくな
った。
【0074】その後、熱電発電装置を分解したところ、
熱電変換素子が破壊されていた。これは、熱電変換素子
にかかる圧縮力が大きくなり過ぎたためである。
【0075】(比較例2)実施例1で用いた内部支持体
と同じ材料、同じ膜厚の平板状の支持体を2枚準備し、
それぞれの支持体表面に実施例1で形成した絶縁層を形
成した。
【0076】一方の平板状の支持体表面に、実施例1と
同様にして第1の電極層、熱電変換材料および第2の電
極層を配置した。さらに、第2の電極層表面に他方の平
板状の支持体を配置して熱電発電装置を作製した。
【0077】一方の平板状の支持体表面に冷却水が接触
するように水流路を設け、他方の平板状の支持体表面に
燃焼ガスが接触するようにガス流路を設けた。
【0078】水流路に25℃の冷却水を流し、ガス流路
に650℃の燃焼ガスを流して熱電発電装置を3時間駆
動した時の発電効率を測定した。
【0079】この熱電変換材料の高温側を650℃、低
温側を65℃にした時の発電効率に対して、この実施例
では9%の性能しか発揮できなかった。
【0080】これは、内部支持体/電極/熱電変換材料
/電極/弾性層/外部支持体の各界面での熱的な界面抵
抗が高いため、さらに、電極/熱電変換材料/電極の各
界面での電気的な界面抵抗が高いためである。
【0081】(実施例2)図3に示すような熱電発電装置
を作製した。
【0082】開口部150mm×150mm、長さ30
0mm、厚さ5mmのSUS410からなる直方体の外
部支持体を準備した。30mm×30mm、長さ300
mmのアルミナ製の棒を4本準備し、内部支持体ガイド
として外部支持体の各屈曲部に配置した。
【0083】外部支持体の各内壁面には厚さ0.5mm
のアルミナ粉末充填シリコーンゴム製のシートを弾性層
として配置し、厚さ0.5mmのSUS410製の薄板
50枚を各弾性層の上に等間隔で配置し第1の電極層と
した。
【0084】熱電変換材料としては、FeSi2のp型
半導体材料およびn型半導体材料を準備した。各熱電変
換材料の形状は、電極と接する面が10mm×10m
m、電極と接触する面の間隔が20mmの直方体形状と
した。
【0085】この2種の熱電変換材料が交互に、かつ、
各第1の電極層上に2つの熱電変換材料が並ぶように配
列した。
【0086】さらに、第2の電極層として、第1の電極
層と同じものを準備し、第1の電極層で接続されていな
い隣接する熱電変換材料上に配置した。
【0087】内部支持体として、SUS410製の20
0mm×300mm、厚さ4mmの板を4枚準備し、熱
電変換材料を介して外部支持体の各内壁面と対向するよ
うに配置した。
【0088】対向する一対の内部支持体間に熱膨張部材
3本(合計6本)を橋渡しした。熱膨張部材としては
(材料)製のH型形状をしたものを使用し、これらの熱
膨張部材は上下左右方向に均等に配備した。
【0089】さらに、外部支持体の外壁面には全面に、
厚さ1mm、高さ100mmのアルミニウム製のフィン
を配列した。
【0090】このように作製した熱電発電装置内部に8
50℃の燃焼ガスを通流して発電実験を実施したとこ
ろ、燃焼ガスを流し始めてから時間と共に発電効率が上
昇し、10分間駆動させて発電量を定常化させた。定常
状態でのこの熱電発電装置に組み込まれた熱電変換材料
の熱電変換効率と、熱電変換材料のもつ熱電変換効率
(モジュール化せず、熱電変換材料担体で測定した時の
熱電変換効率)とを比較した。
【0091】この熱電変換材料単独で、高温側を700
℃、低温側を150℃にした時の発電効率に対して、こ
の実施例では95%の性能を発揮することが確認できた
(なお、高温側の700℃,低温側の150℃とは、本
実施例における熱電変換材料の電極接触面温度を理論的
に演算して求めた理論値である。)。
【0092】
【発明の効果】本発明によれば、上述したように熱電変
換素子の破壊を防止できる熱電発電装置を提供すること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態を示す熱電発電装置
の概略断面図である。
【図2】 図1に示す熱電発電装置の部分拡大図であ
る。
【図3】 本発明の第2の実施形態を示す熱電発電装置
の概略断面図である。
【符号の説明】 1、11…内部支持体 2、12…外部支持体 3、13…熱電変換素子 3−1A、3−1B…熱電変換材料(p型半導体材料) 3−2A、3−2B…熱電変換材料(n型半導体材料) 3−3…電極層 4…絶縁層 5、14…弾性層 15…内部支持体ガイド 16…熱膨張部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状の外部支持体と、 前記外部支持体の内側に配置され、熱エネルギーが供給
    される筒状の内部支持体と、 前記外部支持体および前記内部支持体との間に設けら
    れ、前記内部支持体から前記熱エネルギーを吸収する第
    1の端部および第1の端部から吸収した前記熱エネルギ
    ーを前記外部支持体へ放出する第2の端部を有し、前記
    第1の端部の持つ熱エネルギーと前記第2の端部の持つ
    熱エネルギーの差を電気エネルギーに変換して発電する
    複数の熱電変換素子と、 前記内部支持体および前記熱電変換素子との間、あるい
    は前記外部支持体および前記熱電変換素子との間に配置
    された弾性層とを有することを特徴とする熱電発電装
    置。
  2. 【請求項2】供給される熱エネルギーを持った媒体を流
    通させる空間を形成するように配置され、前記熱エネル
    ギーを吸収する一対の内部支持体と、 前記一対の内部支持体を挟んで配置された少なくとも一
    対の外部支持体と、 前記外部支持体および前記内部支持体との間に設けら
    れ、前記内部支持体から前記熱エネルギーを吸収する第
    1の端部および第1の端部が吸収した熱エネルギーを前
    記外部支持体へ放出する第2の端部を有し、前記第1の
    端部の持つ熱エネルギーと前記第2の端部の持つ熱エネ
    ルギーの差を電気エネルギーに変換して発電する複数の
    熱電変換素子と、 前記空間内に前記一対の内部支持体それぞれに接触する
    ように配置され、前記媒体と接触した際に熱膨張し、前
    記空間を広げるように前記一対の内部支持体を押圧する
    熱膨張部材と、 前記内部支持体および前記熱電変換素子との間、あるい
    は前記外部支持体および前記熱電変換素子との間に形成
    された弾性層とを具備することを特徴とする熱電発電装
    置。
  3. 【請求項3】供給される熱エネルギーを持った流動性の
    媒体から前記熱エネルギーを吸収する第1の支持体と、
    前記第1の支持体に対向するように配置された第2の支
    持体と、前記第1の支持体および前記第2の支持体との
    間に配置され、前記第1の支持体から前記熱エネルギー
    を吸収する第1の端部および前記第1の端部が吸収した
    前記熱エネルギーを前記第2の支持体へ放出する第2の
    端部を有し、前記第1の端部の持つ熱エネルギーと前記
    第2の端部の持つ熱エネルギーの差を電気エネルギーに
    変換して発電する複数の熱電変換素子と、 前記第1の支持体が前記熱エネルギーを受ける際に、前
    記第1の支持体を前記第2の支持体側に押圧する構造の
    熱電発電装置であって、 前記第1の支持体および前記熱電変換素子との間、ある
    いは前記外部支持体および前記熱電変換素子との間に形
    成された弾性層を具備することを特徴とする熱電発電装
    置。
  4. 【請求項4】前記弾性層は、シリコーン樹脂中に、前記
    シリコーン樹脂よりも熱伝導性の高い熱伝導性材料を含
    有させたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいず
    れかに記載の熱電発電装置。
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