JP2003110001A - 搬入出装置 - Google Patents

搬入出装置

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JP2003110001A
JP2003110001A JP2001305009A JP2001305009A JP2003110001A JP 2003110001 A JP2003110001 A JP 2003110001A JP 2001305009 A JP2001305009 A JP 2001305009A JP 2001305009 A JP2001305009 A JP 2001305009A JP 2003110001 A JP2003110001 A JP 2003110001A
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loading
conveyor
case
substrates
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JP2001305009A
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Masahiro Tadokoro
昌宏 田所
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Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロードロック室である搬入室16等に対して
処理対象物を搬入出する回数を減少させる。 【解決手段】 外部環境とは異なる処理環境に設定され
る処理室に対して気密状態に開閉可能に連結された搬入
室16等に設けられ、搬入室16等および処理室間にお
ける基板8の搬入出を行うものである。基板8を所定の
高さ位置で水平方向に直線的に搬送することにより基板
8の搬入出を行う第1コンベア24と、基板8を複数段
で載置可能にされ、第1コンベア24を下方から内部に
進入させるように第1コンベア24による基板8の搬送
経路に重なる側面と底面とが開放された基板ケース20
と、基板ケース20の各段に対して基板8を水平方向に
搬入出可能にするように、基板ケース20を任意の高さ
位置に位置決め可能に昇降させるケース昇降機構25と
を有している。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、基板を処理室に搬
入出する搬入出装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】例えば半導体製造装置のように高真空や
不活性ガスで充満された特別の処理環境下で処理対象物
を処理する装置においては、処理環境を出現させるよう
に気密状態に外部から隔離された処理室と、処理室に気
密状態に開閉可能に連結されたロードロック室とを備え
ている。そして、従来、このロードロック室には、着脱
位置と処理室への受渡し位置とに旋回可能なハンド部を
備えた搬入出装置が設けられており、オペレータが着脱
位置のハンド部に対して処理対象物の着脱作業を行え
ば、ロードロック室内における搬入出作業が搬入出装置
により自動で行われるようになっている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、処理が終了する度に、オペレータがハン
ド部に対して処理対象物を着脱する必要があるため、オ
ペレータに大きな負担がかかるという問題がある。さら
に、ロードロック室を外部に開放して処理対象物の着脱
作業を行うと、ロードロック室が外部環境になるため、
着脱作業の終了後に真空排気等を行ってロードロック室
を処理環境に戻す必要がある。この結果、処理が終了す
る度に、着脱作業の時間とロードロック室を処理環境に
戻す時間とが必要となるため、処理を終了してから次の
処理を開始するまでの待ち時間が長くなって生産性が低
いという問題がある。 【0004】従って、本発明は、ロードロック室に対し
て処理対象物を搬入出する回数を減少させることによっ
て、オペレータの負担を軽減すると共に生産性を高める
ことができる搬入出装置を提供するものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、外部環境とは異なる処理環境に
設定される処理室に対して気密状態に開閉可能に連結さ
れたロードロック室に設けられ、該ロードロック室およ
び処理室間における基板の搬入出を行う搬入出装置にお
いて、前記基板を所定の高さ位置で水平方向に直線的に
搬送することにより該基板の搬入出を行うコンベア装置
と、前記基板を複数段で載置可能にされ、前記コンベア
装置を下方から内部に進入させるように該コンベア装置
による基板の搬送経路に重なる側面と底面とが開放され
た基板ケースと、前記基板ケースの各段に対して基板を
水平方向に搬入出可能にするように、前記基板ケースを
任意の高さ位置に位置決め可能に昇降させるケース昇降
機構とを有することを特徴としている。 【0006】上記の構成によれば、オペレータが基板ケ
ースをロードロック室に対して搬入出すれば、基板ケー
スに収容された複数の基板を一括して搬入出することが
できる。そして、一旦、このようにして複数の基板を搬
入すれば、これらの全ての基板に対して処理が終了する
まで、ロードロック室を外部に開放する必要がない。こ
れにより、オペレータがロードロック室に基板を搬入出
する回数を減少させることができると共に、ロードロッ
ク室を処理環境に戻す回数を減少させることができる。
この結果、オペレータの負担を軽減させることができる
と共に、処理を終了してから次の処理を開始するまでの
待ち時間を短縮して生産性を高めることが可能になる。 【0007】さらに、基板の搬送経路に対応する基板ケ
ースの側面および底面が開放されているため、基板ケー
スをケース昇降機構により昇降させれば、コンベア装置
を基板ケース内に下方から進入させ、基板ケースの各段
に対して基板を搬入出可能な位置に位置決めすることが
できる。これにより、基板ケースからコンベア装置に基
板を取り出して載置したり、コンベア装置から基板を取
り外して基板ケースの各段に載置する操作を簡単な動作
と構成部材とで実現することができる。 【0008】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1ないし
図5に基づいて以下に説明する。本実施の形態に係る搬
入出装置は、図2に示すように、例えば半導体製造装置
や鋼板処理装置、ガラス板処理装置等の各種の処理装置
に適用される。処理装置は、処理室2を形成する真空タ
ンク3と、真空タンク3に基板8を搬入する搬入出装置
である基板搬入装置15と、真空タンク3から基板8を
搬出する搬入出装置である基板搬出装置37とを備えた
処理装置本体1と、処理装置本体1の動作を制御する図
4の制御装置51とを有している。 【0009】上記の真空タンク3には、図示しないバル
ブを介してアルゴンガスや窒素ガス等の不活性ガスを収
容したガスボンベが接続されており、不活性ガスが処理
室2に任意の濃度となるように供給可能にされている。
また、真空タンク3には、図示しないバルブを介して真
空ポンプも接続されており、処理室2の空気が任意の圧
力(真空度)となるように外部に排気可能にされてい
る。これにより、真空タンク3内の処理室2は、外部環
境とは異なる所望の真空度や不活性ガス濃度の処理環境
を出現可能にされている。そして、真空タンク3には、
図4に示すように、処理室2の温度を検出する温度セン
サ61や処理室2の圧力を検出する圧力センサ62、コ
ンベア9・10で搬送される基板8を検出する光センサ
からなる基板検出センサ63等の各種のセンサが設けら
れている。 【0010】上記の処理室2の中心部である処理位置に
は、図2に示すように、支持部材6が設けられている。
支持部材6の上面には、基板8を保持する載置台7が設
けられている。尚、基板8は、進行方向の両端にかけて
長方形状の凸状係合部8aを下面に突出させた形状に形
成されており、基板8自体が処理対象物として使用され
たり、基板8の上面に処理対象物を載置して使用される
ようになっている。 【0011】上記の載置台7は、耐腐食性に優れたステ
ンレス等の金属材料や、耐腐食性および耐火性に優れた
アルミナ等のセラミックス材料、カーボン材料等で形成
されている。この載置台7の上面部には、図3(a)・
(b)に示すように、溝状係合部7aが形成されてい
る。溝状係合部7aは、基板8の進行方向(左右方向)
の両端にかけて形成されており、縦断面が長方形状に形
成されている。そして、載置台7は、溝状係合部7aに
基板8の凸状係合部8aを摺動自在に嵌合させることに
よって、基板8を進行方向に対して直行方向に位置決め
可能にしている。 【0012】上記の載置台7の搬入側(図中右側)およ
び搬出側(図中左側)には、第2コンベア9と第3コン
ベア10とがそれぞれ設けられている。これらのコンベ
ア9・10は、基板8を載置するコンベア部が耐火物で
形成されている。第2コンベア9は、図2に示すよう
に、載置台7と搬入扉4との間に設けられている一方、
第3コンベア10は、載置台7と搬出扉5との間に設け
られている。これらの第2および第3コンベア9・10
は、両端部が駆動ローラ9a・10aと従動ローラ9b
・10bとで張設されながら水平配置されている。駆動
ローラ9a・10aは、図示しない駆動軸が真空タンク
3の隔壁を貫通された後、真空タンク3の外部に設けら
れた駆動機構に連結されている。また、第2および第3
コンベア9・10は、基板8を載置する上面の高さ位置
が載置台7上面の高さ位置、即ち、載置台7の溝状係合
部7aと基板8の凸状係合部8aとが水平方向に一致す
る高さ位置に設定されている。これにより、第2コンベ
ア9は、図示しない駆動機構により回転駆動されること
によって、搬入扉4側から載置台7側に基板8を搬送す
るようになっている一方、第3コンベア10は、載置台
7側から搬出扉5側に基板8を搬送するようになってい
る。 【0013】また、図3(a)に示すように、第2コン
ベア9の側方には、この2コンベア9により基板8が載
置台7に搬送されるときに、載置台7の手前側から基板
8を載置台7の所定位置に押し出す基押出機構11が設
けられている。押出機構11は、シリンダロッド12a
を任意の進出量で高精度に進退移動可能な押出シリンダ
12と、押出シリンダ12のシリンダロッド12aの先
端部に設けられた押出板13と、押出機構11の基端部
に連結された旋回機構14とを備えている。旋回機構1
4は、図2にも示すように、押出板13が第2コンベア
9上の基板8の側面に当接する高さ位置において押出シ
リンダ12を水平方向に回動可能に支持している。 【0014】これにより、押出機構11は、図示実線の
押出方向位置と図示二点鎖線の退避位置とに旋回可能に
されている。そして、第2コンベア9により基板8が搬
送されるときには、押出板13が基板8の搬送の障害と
ならないように、押出シリンダ12が退避位置に旋回さ
れる。一方、基板8が第2コンベア9の先端部である搬
入先頭位置(載置台7の手前側)に到達したときには、
押出シリンダ12が旋回機構14により図示実線の押出
方向位置に旋回された後、シリンダロッド12aが進出
されることによって、押出板13により基板8が載置台
7に押し出されてセットされる。尚、搬入先頭位置の基
板は、この位置を検出領域とする図4の基板検出センサ
33により検出されるようになっている。 【0015】上記のように構成された真空タンク3の搬
入側(図中右側)には、図2に示すように、基板搬入装
置15が設けられている。基板搬入装置15は、複数の
基板8を保持可能な基板ケース20が収容される搬入室
16を有している。搬入室16は、収容隔壁17により
形成されており、上述の処理室2とは独立して真空排気
や不活性ガスの供給を受けて処理環境を出現可能にされ
ている。 【0016】上記の収容隔壁17の上面には、基板ケー
ス20の出し入れに使用される開口部17aが形成され
ている。開口部17aには、蓋部材19が気密状態に着
脱可能に設けられている。また、基板ケース20は、図
1に示すように、長方体形状の支持枠体21を有してい
る。支持枠体21は、基板8の搬送経路に重なる側面、
即ち、基板8の搬送方向に対して前面側および背面側が
開放状態にされていると共に、底面側が開放状態にされ
ている。また、支持枠体21の上面壁の外側面には、搬
入室16に対して支持枠体21を出し入れする際に使用
される把持部材22が設けられている。また、支持枠体
21における左右の側面壁の内側面には、基板8を水平
方向に支持するように対向配置された複数の支持部材2
3が設けられている。これらの支持部材23は、基板8
を一定間隔を隔てて積層するように上下方向に等間隔に
配置されている。 【0017】さらに、基板搬入装置15は、基板ケース
20内に下方から進入可能にされ、基板ケース20に保
持された基板8を搬送する第1コンベア24と、第1コ
ンベア24上に基板8を載置させるように基板ケース2
0の高さ位置を調整するケース昇降機構25とを備えて
いる。第1コンベア24は、図2に示すように、上述の
第2コンベア9と同様に、コンベア部が耐火物で形成さ
れていると共に駆動ローラ24aと従動ローラ24bと
で水平方向に張設されており、基板ケース20の基板8
を搬入扉4側に搬送可能にされている。 【0018】また、ケース昇降機構25は、図1に示す
ように、支持枠体21の側面壁下端に当接するように配
置された一対のケース支持板26・26と、各ケース支
持板26の下面両端部に連結され、収容隔壁17を気密
状態に昇降自在に貫通された一対の棒状部材27・27
と、両棒状部材27・27を連結する連結部材28と、
連結部材28の中心部に固設されたナット部材29と、
ナット部材29が螺合され、軸心が上下方向に設定され
た棒状のネジ部材30と、ネジ部材30の上端部および
下端部を回転自在に軸支するベアリング31・31と、
ネジ部材30を正方向および逆方向に任意の回転角度で
回転可能な回転駆動機構32とを有している。 【0019】上記の回転駆動機構32は、ネジ部材30
の下部に設けられたギア33と、図4のエンコーダ34
a付きの昇降モータ34と、昇降モータ34の回転軸に
連結されたギア35と、全ギア33・33・35に噛合
された歯付きベルト36とを有している。そして、この
ように構成されたケース昇降機構25は、昇降モータ3
4を所定の回転角度で正方向または逆方向に回転させる
ことによって、この回転角度と回転方向とに応じた高さ
位置となるように基板ケース20を昇降可能になってい
る。 【0020】一方、図2に示すように、真空タンク3の
搬出側(図中左側)には、基板搬入装置15と略同一構
成の基板搬出装置37が設けられている。即ち、基板搬
出装置37は、処理室2とは独立して処理環境を出現可
能な搬出室38を備えた収容隔壁39と、駆動ローラ4
0aおよび従動ローラ40bで水平方向に張設された第
4コンベア40と、基板ケース20を任意の高さ位置に
位置決め可能に昇降させるケース昇降機構25とを備え
ている。尚、基板搬出装置37の各部材の詳細は、上述
の基板搬入装置15と略同一であるので、その説明を省
略する。 【0021】上記のように構成された処理装置本体1
は、図4に示すように、制御装置51により動作が制御
されるようになっている。制御装置51は、各種のプロ
グラムを実行する演算部52と、処理内容や基板8の処
理数等の管理を行う情報処理装置60に対してデータ通
信可能に接続された通信部53と、図5の基板搬送ルー
チン等の各種のプログラムやデータを格納するメモリ5
4と、処理装置本体1の各駆動機器やセンサに接続され
た入力出部55と、温度センサ61や圧力センサ62等
に接続されたADコンバータ56と、これら部材を双方
向にデータ通信可能に接続した信号バス57とを備えて
いる。 【0022】上記の構成において、処理装置の動作を通
じて搬入出装置である基板搬入装置15および基板搬出
装置37の動作について説明する。 【0023】制御装置51および処理装置本体1に電源
が投入されて作動状態にされると、続いて制御装置51
が運転開始指令の受け付け状態となって待機する。そし
て、オペレータが運転開始指令をボタン操作等により発
すると、この指令を受けた制御装置51が基板処理ルー
チンを実行することによって、真空タンク3内の処理室
2を所望の圧力や不活性ガス濃度の環境に設定する。ま
た、タイムシェアリングにより処理ルーチンと基板搬送
ルーチンとを見掛け上並行しながら実行することによっ
て、図5のフローチャートに従って処理室2に対する基
板8の搬入出を行う。 【0024】即ち、図2に示すように、先ず、基板搬入
装置15の搬入室16および基板搬出装置37の搬出室
38に基板ケース20が処理動作を開始可能な適正な状
態にセットされているか否かが確認され(S1)、適正
にセットされていない場合には(S1,NO)、その旨
が報知される(S18)。そして、この場合には、オペ
レータが蓋部材19を開いて各室2・38内の基板ケー
ス20を交換したり、空状態の各室2・38に基板ケー
ス20を搬入することになる。尚、基板ケース20のセ
ット作業は、図1に示すように、基板ケース20をケー
ス支持板26に載置することで完了するため、オペレー
タへの負担は極めて小さなものである。 【0025】一方、基板ケース20が適正にセットされ
ている場合には(S1,YES)、基板搬入装置15に
おいて、基板8を第1コンベア24に載置して搬送可能
な状態にする搬入側セット処理が行われる。即ち、図4
のエンコーダ34aのパルス数が計数されることによっ
て、基板ケース20の昇降量(高さ位置)が監視されな
がら、ケース昇降機構25により基板ケース20が下降
される。これにより、第1コンベア24が基板ケース2
0内に下側から進入することになり、基板ケース20の
最下段に保持された基板8が第1コンベア24上に載置
された状態になる高さ位置となったときに、基板ケース
20の昇降動作が停止される(S2)。尚、ここで言う
『最下段』とは、基板ケース20に複数の基板8が保持
されていれば、これらの基板8の中で最も下側に位置す
る基板8の段のことであり、単数の基板8が保持されて
いれば、この基板8の段のことである。 【0026】また、基板搬出装置37においては、基板
8を第4コンベア40で基板ケース20内に保持可能に
する搬出側セット処理が行われる。即ち、図4のエンコ
ーダ34aのパルス数が計数されることによって、基板
ケース20の昇降量(高さ位置)が監視されながら、ケ
ース昇降機構25により基板ケース20が下降される。
これにより、第4コンベア40が基板ケース20内に下
側から進入することになり、基板ケース20の最上段の
支持部材23に基板8を搬入可能な第4コンベア40の
高さ位置となったときに、基板ケース20の昇降動作が
停止される(S3)。尚、ここで言う『最上段』とは、
基板ケース20に保持された最も下側に位置する基板8
の段の次の下側の段のことである。 【0027】次に、基板搬入装置15の搬入室16およ
び基板搬出装置37の搬出室38に対して排気処理や不
活性ガスの供給処理が施されることによって、両室16
・38の環境が処理室2と同一の処理環境に設定される
(S4)。この後、搬入扉4および搬出扉5がそれぞれ
開かれ、全室16・2・38が連通状態にされる(S
5)。 【0028】上記のようにして基板8の搬送が開始可能
な状態になると、先ず、図3に示すように、押出機構1
1が基板8の搬送の障害とならないように、押出シリン
ダ12が図示実線の押出方向位置から図示二点鎖線の退
避位置に旋回されることにより退避される(S6)。こ
の後、図2に示すように、第1コンベア24および第2
コンベア9が回転駆動されることによって、基板ケース
20の基板8が第1コンベア24により搬入扉4側に搬
送され、搬入扉4を介して第2コンベア9に受け渡され
た後、第2コンベア9により載置台7側に搬送される
(S7)。 【0029】上記のようにして基板8が搬送されると、
図4の基板検出センサ63の検出信号に基づいて基板8
が載置台7に近接した搬入先頭位置に到達したか否かが
判定される(S8)。基板検出センサ63により基板8
が検出されなければ、基板8が搬入先頭位置に到達して
いないと判定され(S8,NO)、S7における載置台
7の搬送が継続される。一方、基板検出センサ63によ
り基板8が検出されることによって、基板8が搬入先頭
位置に到達したと判定された場合には(S8,YE
S)、第1コンベア24および第2コンベア9が停止さ
れる(S9)。 【0030】この後、図3に示すように、押出機構11
の押出シリンダ12が図示実線の押出方向位置に復帰さ
れる(S10)。押出シリンダ12がシリンダロッド1
2aを進出させ、押出板13により基板8を載置台7方
向に水平に押し出すことによって、載置台7の溝状係合
部7aに基板8の凸状係合部8aを係合させてセットす
る(S11)。尚、このセット作業においては、押出シ
リンダ12によるシリンダロッド12aの進出量を高精
度に制御することによって、基板8を所定位置に位置決
めしても良いし、押出板13を載置台7の側面に当接さ
せることによって、基板8を所定位置に位置決めしても
良い。 【0031】次に、基板8に対する処理動作が開始され
る。この際、載置台7に処理済みの基板8がセットされ
ていた場合には、この基板8が押出機構11で送出され
た基板8により第3コンベア10上へ押し出される。従
って、第3コンベア10上に押し出された基板8が存在
するか否かが確認され(S12)、存在する場合には
(S12,YES)、図2に示すように、第3コンベア
10および第4コンベア40が回転駆動されることによ
って、処理済の基板8が基板搬出装置37の搬出室38
に搬出される。この結果、搬出室38にセットされた基
板ケース20内に基板8が挿入および保持されることに
なる(S13)。この後、次の下側の段で基板8を保持
可能にするように、上述の基板ケース20に対する搬出
側セット処理が行われる(S14)。 【0032】次に、第3コンベア10上に基板8が存在
しなかった場合(S12,NO)や、S14で搬出側セ
ット処理が完了すると、S11で載置台7にセットした
基板8に対する処理動作が完了したか否かが判定される
(S15)。処理動作が完了していなければ(S15,
NO)、S15における処理動作の判定が繰り返され、
処理動作が完了すれば(S15,YES)、続いて基板
ケース20に保持された全基板8に対して処理動作が完
了した否かが判定される(S16)。全基板8の処理動
作が完了していなければ(S16,NO)、S16から
再実行され、次の基板8に対する搬送および処理動作が
行われる。一方、全基板8の処理動作が完了していれば
(S16,YES)、基板ケース20の交換を促すた
め、その旨をオペレータに報知し(S17)、本ルーチ
ンを終了する。 【0033】以上のように、本実施形態の搬入出装置
(基板搬入装置15、基板搬出装置37)は、図1に示
すように、外部環境とは異なる処理環境に設定される処
理室2に対して気密状態に開閉可能に連結されたロード
ロック室(搬入室16、搬出室38)に設けられ、ロー
ドロック室および処理室2間における基板8の搬入出を
行うものであり、基板8を所定の高さ位置で水平方向に
直線的に搬送することにより基板8の搬入出を行うコン
ベア装置(第1コンベア24、第4コンベア40)と、
基板8を複数段で載置可能にされ、コンベア装置を下方
から内部に進入させるようにコンベア装置による基板8
の搬送経路に重なる側面と底面とが開放された基板ケー
ス20と、基板ケース20の各段に対して基板8を水平
方向に搬入出可能にするように、基板ケース20を任意
の高さ位置に位置決め可能に昇降させるケース昇降機構
25とを有した構成にされている。 【0034】上記の構成によれば、オペレータが基板ケ
ース20をロードロック室に対して搬入出すれば、基板
ケース20に収容された複数の基板8を一括して搬入出
することができる。そして、一旦、このようにして複数
の基板8を搬入すれば、これらの全ての基板8に対して
処理が終了するまで、ロードロック室を外部に開放する
必要がない。これにより、オペレータがロードロック室
に基板8を搬入出する回数を減少させることができると
共に、ロードロック室を処理環境に戻す回数を減少させ
ることができる。この結果、オペレータの負担を軽減さ
せることができると共に、処理を終了してから次の処理
を開始するまでの待ち時間を短縮して生産性を高めるこ
とが可能になる。 【0035】さらに、基板8の搬送経路に対応する基板
ケース20の側面および底面が開放されているため、基
板ケース20をケース昇降機構25により昇降させれ
ば、コンベア装置を基板ケース20内に下方から進入さ
せ、基板ケース20の各段に対して基板8を搬入出可能
な位置に位置決めすることができる。これにより、基板
ケース20からコンベア装置に基板8を取り出して載置
したり、コンベア装置から基板8を取り外して基板ケー
ス20の各段に載置する操作を簡単な動作と構成部材と
で実現することができるようになっている。 【0036】以上、本発明を好適な実施の形態に基づい
て説明したが、本発明はその趣旨を超えない範囲におい
て変更が可能である。例えば本実施形態における載置台
7に対する基板8のセット作業は、縦断面が長方形状の
基板8の凸状係合部8aを載置台7の溝状係合部7aに
嵌合することで行っているが、これに限定されるもので
はなく、縦断面が正方形状や湾曲形状、半円形状にされ
ていても良い。また、本実施形態においては、ケース昇
降機構25をネジ部材30の回転により昇降させる構成
としているが、これに限定されるものでもなく、シンリ
ンダ装置を用いて昇降するように構成されていても良
い。さらに、ケース昇降機構25における昇降の位置決
めは、図4のエンコーダ34aにより検出した回転角度
に基づいて行っているが、各段毎に配置された検出セン
サで基板ケース20の高さ位置を直接的に検出すること
により行われていても良い。 【0037】 【発明の効果】請求項1の発明は、外部環境とは異なる
処理環境に設定される処理室に対して気密状態に開閉可
能に連結されたロードロック室に設けられ、該ロードロ
ック室および処理室間における基板の搬入出を行う搬入
出装置において、前記基板を所定の高さ位置で水平方向
に直線的に搬送することにより該基板の搬入出を行うコ
ンベア装置と、前記基板を複数段で載置可能にされ、前
記コンベア装置を下方から内部に進入させるように該コ
ンベア装置による基板の搬送経路に重なる側面と底面と
が開放された基板ケースと、前記基板ケースの各段に対
して基板を水平方向に搬入出可能にするように、前記基
板ケースを任意の高さ位置に位置決め可能に昇降させる
ケース昇降機構とを有する構成である。 【0038】上記の構成によれば、オペレータが基板ケ
ースをロードロック室に対して搬入出すれば、基板ケー
スに収容された複数の基板を一括して搬入出することが
できる。そして、一旦、このようにして複数の基板を搬
入すれば、これらの全ての基板に対して処理が終了する
まで、ロードロック室を外部に開放する必要がない。こ
れにより、オペレータがロードロック室に基板を搬入出
する回数を減少させることができると共に、ロードロッ
ク室を処理環境に戻す回数を減少させることができる。
この結果、オペレータの負担を軽減させることができる
と共に、処理を終了してから次の処理を開始するまでの
待ち時間を短縮して生産性を高めることが可能になると
いう効果を奏する。 【0039】さらに、基板の搬送経路に対応する基板ケ
ースの側面および底面が開放されているため、基板ケー
スをケース昇降機構により昇降させれば、コンベア装置
を基板ケース内に下方から進入させ、基板ケースの各段
に対して基板を搬入出可能な位置に位置決めすることが
できる。これにより、基板ケースからコンベア装置に基
板を取り出して載置したり、コンベア装置から基板を取
り外して基板ケースの各段に載置する操作を簡単な動作
と構成部材とで実現することができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】基板搬入装置の斜視図である。 【図2】処理装置本体の概略構成図である。 【図3】押出機構の動作状態を示す説明図である。 【図4】搬送装置のブロック図である。 【図5】基板搬送ルーチンのフローチャートである。 【符号の説明】 1 処理装置本体 2 処理室 3 真空タンク 4 搬入扉 5 搬出扉 6 支持部材 7 載置台 7a 溝状係合部 8 基板 8a 凸状係合部 9 第2コンベア 10 第3コンベア 11 押出機構 12 押出シリンダ 13 押出板 15 基板搬入装置 16 搬入室 17 収容隔壁 20 基板ケース 21 支持枠体 24 第1コンベア 25 ケース昇降機構 34 昇降モータ 37 基板搬出装置 38 搬出室 39 収容隔壁 40 第4コンベア 51 制御装置 61 温度センサ 62 圧力センサ 63 基板検出センサ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】外部環境とは異なる処理環境に設定される
    処理室に対して気密状態に開閉可能に連結されたロード
    ロック室に設けられ、該ロードロック室および処理室間
    における基板の搬入出を行う搬入出装置において、前記
    基板を所定の高さ位置で水平方向に直線的に搬送するこ
    とにより該基板の搬入出を行うコンベア装置と、前記基
    板を複数段で載置可能にされ、前記コンベア装置を下方
    から内部に進入させるように該コンベア装置による基板
    の搬送経路に重なる側面と底面とが開放された基板ケー
    スと、前記基板ケースの各段に対して基板を水平方向に
    搬入出可能にするように、前記基板ケースを任意の高さ
    位置に位置決め可能に昇降させるケース昇降機構とを有
    することを特徴とする搬入出装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101052846B1 (ko) 2007-12-03 2011-08-01 가부시키가이샤 히타치플랜트테크놀로지 기판 접합 시스템
CN102308376A (zh) * 2009-02-06 2012-01-04 夏普株式会社 卡匣
CN102826318A (zh) * 2012-08-16 2012-12-19 常州天合光能有限公司 标准组件存储装置及具有该装置的光伏组件测试系统

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