JP2003109318A - 情報再生装置 - Google Patents

情報再生装置

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JP2003109318A
JP2003109318A JP2001301558A JP2001301558A JP2003109318A JP 2003109318 A JP2003109318 A JP 2003109318A JP 2001301558 A JP2001301558 A JP 2001301558A JP 2001301558 A JP2001301558 A JP 2001301558A JP 2003109318 A JP2003109318 A JP 2003109318A
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phase
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pit
clock
signal
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JP2001301558A
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Hisatoshi Baba
久年 馬場
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビットスリップの発生が検出できない事態
や、ビットスリップの発生の誤検出をなくす。 【解決手段】 データ位相比較器6を含むPLLによっ
て媒体のデータ部からのデータ信号に基づいて再生クロ
ックを生成して、その再生クロックと媒体のピット部か
らのピット信号との位相差を検出しておく。データセパ
レータ7でデータ信号を2値化するなどして再生クロッ
クに従ったタイミングで情報を再生しているときに、ピ
ット位相比較器3で再生クロックとピット信号との位相
変動量に基づいてビットスリップの発生の有無を検出す
る。ビットスリップの発生が検出されたときには、位相
差と位相変動量とに基づいて位相補正部10によってデ
ータ信号の位相をずらす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルデータを
情報媒体に記録し、再生する方法に関し、特にデータを
再生するに際し、再生信号の同期をとるための記録再生
信号処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光磁気記録再生装置は、特許第2
522832号に記載されいているように、光磁気媒体
のセクター単位で情報の記録や再生が行われている。各
セクターはセクター固有に割り当てられたIDが記録さ
れるID部と、情報が記録されるデータフィールド部と
が備えられている。
【0003】データフィールド部に記録される情報に
は、PLL回路の引き込みのための同期信号、情報の記
録開始位置を示すデータ先頭識別マーク、情報の記録中
に同期をとりなおすための再同期マークが含まれてい
る。
【0004】ところで、光磁気媒体に傷などの不良部分
があれば、情報の再生時に、PLLがはずれ、正しい再
生クロックの位相とは異なった位相にPLLがロック
し、いわゆるビットスリップが発生する場合がある。
【0005】この場合には、それ以降のデータの同期が
とれなくなることによるデータエラーが生じないよう
に、再同期マークを用いて再び同期をとるようにしてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術
は、再同期マークが光磁気媒体の傷などの不良部分記録
されている場合には、検出ができなかったり、ビットス
リップが発生していないにもかかわらず、再同期マーク
を誤って検出するにより、データの同期をとれなくする
場合があった。
【0007】また、再同期マークが光磁気媒体の傷など
の不良部分記録されていなくても、装置固有のばらつ
き、外部振動による光ビームの位置決めエラー、磁気ヘ
ッド記録の場合においては磁気ヘッドの姿勢、媒体面か
らの浮き上がり等の影響で、再同期マーク信号を完全に
記録できない場合があった。特に、情報を高密度記録し
た場合、再同期マークそのものが小さいために検出が困
難であった。
【0008】また、高密度記録になればなるほど、低密
度記録に比して相対的に再生信号のS/N比が低下し、
ジッタ成分が増加し、PLLがはずれやすい状況とな
る。このため、再同期マークを用いることなく、ビット
スリップの発生の有無を検出することが望まれていた。
【0009】本発明は、媒体に記録してある情報の再生
を維持するために、ビットスリップの発生が検出できな
い事態や、ビットスリップの発生の誤検出をなくすこと
を課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、情報が記録されているデータ部と、前記
データ部間に周期的に形成されている当該データ部より
も記録密度の低いピット部とを備える媒体に光を照射
し、前記データ部からのデータ信号に基づいて情報を再
生する情報再生装置において、データ信号に基づいて再
生クロックを生成して当該再生クロックと前記ピット部
からのピット信号との位相差を検出する手段と、前記再
生クロックに従ったタイミングで情報を再生していると
きに前記再生クロックと前記ピット信号との位相差の変
動量に基づいてビットスリップの発生の有無を検出する
手段とを備える。
【0011】また、本発明の情報記録再生システムは、
上記情報再生装置と、前記情報を記録する記録装置とを
備える。
【0012】
【発明の実施の形態】(実施形態1) 「構成の説明」図1は、本発明の実施形態1の光磁気記
録再生装置の模式的な構成を示すブロック図である。図
1には、A/D変換器1,2と、ピット位相比較器3
と、セレクタ4と、電圧制御発振器(Voltage Controll
ed Oscillator:VCO)5と、データ位相比較器6
と、データセパレータ7と、シンク検出部8と、バッフ
ァ9と、位相補正部10とを示している。
【0013】A/D変換器1は、光ディスク上にプリフ
ォーマットされているピット部からのピット信号をVC
O5からのVCOクロックに従ってサンプリングしてア
ナログからデジタルへ変換してピット位相比較器3へ出
力する。
【0014】A/D変換器2は、光ディスク上のデータ
部からのデータ(DATA)信号をVCO5からのVC
Oクロックに従ってサンプリングしてアナログからデジ
タルへ変換してデータ位相比較器6とデータセパレータ
7とへパラレルに出力する。
【0015】ピット位相比較器3は、情報の記録時にA
/D変換器1でデジタル化されたピット信号とVCO5
からのVCOクロックとの位相を比較して比較結果をV
CO5側へフィードバックしたり、情報の再生時にシン
ク検出部8で同期パターンが検出されたときにピット信
号とVCO5からのVCOクロックとの位相差を検出し
たりVCO5からのVCOクロックとピット信号との位
相変動量等に基づいてビットスリップの有無を検出す
る。
【0016】セレクタ4は、ピット位相比較器3からの
出力信号とデータ位相比較器6からの出力信号とのいず
れか一方を、外部から入力されるモード信号(記録モー
ド/再生モード)に応じてVCO5へ出力する。
【0017】VCO5は、セレクタ4を通じて入力され
るピット位相比較器3側又はデータ位相比較器6側の入
力電圧に応じた周波数の信号を生成することによってV
COクロックを生成する。また、ピット位相比較器3又
はデータ位相比較器6と共に位相同期ループ(phase-lo
cked loop:PLL)回路を構成する。
【0018】データ位相比較器6は、A/D変換器2で
デジタル化されたデータ信号とVCO5からのVCOク
ロックとの位相を比較して比較結果をVCO5側へフィ
ードバックする。
【0019】データセパレータ7は、A/D変換器2か
らのデータ信号を2値化してシンク検出部8とバッファ
9とへパラレルに出力する。
【0020】シンク検出部8は、データセパレータ7で
2値化されたデータ信号から同期パターンを検出したと
きにその旨の信号をピット位相比較器3へ出力する。
【0021】バッファ9は、データセパレータ7からの
信号を所定時間遅延させる。ここでは、FIFO(Firs
t-in First-out)形式としている。
【0022】位相補正部10は、複数のシフトレジスタ
を備えており、ピット位相比較器3でビットスリップが
検出されたときにビットスリップによって生じる位相変
動分に応じた数のシフトレジスタを駆動してバッファ9
からのシリアルデータの位相を補正する。
【0023】「原理の説明」図2は、図1の装置で情報
が記録され、又は記録されている情報が再生される光磁
気ディスクのフォーマットの概念図である。図2を用い
て本実施形態の動作原理を説明する。
【0024】簡単に動作原理の概要を説明すると、光磁
気ディスクのピット部25とデータ部26とでは情報の
記録密度が異なる。ピット部25の記録密度の方が、デ
ータ部26の記録密度よりも低い。
【0025】本実施形態では、この点を考慮して、デー
タ部26に記録されている情報の再生時に、記録密度の
低いピット部25からのピット信号を用いてビットスリ
ップの発生の有無を検出するようにしている。
【0026】図2(a)には、光磁気ディスクにスパイ
ラル状に形成されている情報トラックのうち1トラック
分を模式的に示している。情報トラックは例えば0.5
μmピッチで形成している。
【0027】1トラックは、セグメント21〜24を含
む1000個のセグメントで構成している。ユーザーデ
ータ等の情報の記録は100個のセグメントで構成する
1セクター単位で行っている。
【0028】1個のセグメントは1000パルス分のチ
ャンネルクロック長としている。また、1個のトラック
は1Mパルス分のデータチャンネルクロック長さとして
いる。
【0029】図2(b)には、図2(a)のセグメント
24の拡大図を示している。セグメント24の先頭に
は、100パルス分のチャンネルクロック長のピット部
25を配置している。ピット部25の後ろには、900
パルス分のチャンネルクロック長のデータ部26を配置
している。
【0030】各セクターには、アクセスのためのセクタ
アドレスなどのアドレス情報、ビット同期をとるための
プリアンブル、セクター同期をとるためのセクター同期
信号(シンクパターン)等を記録している。ここでは、
セグメント21〜23にこれらがそれぞれ記録されてい
る様子を示している。
【0031】セクタアドレスは、エンボスピット等で光
ディスクの製造時にあらかじめ記録することも可能で、
その場合タイミングピットに同期したピット位相比較器
3側のPLLでアドレスデコードが可能となる。
【0032】シンクパターンは、48チャンネルビット
等としている。光磁気ディスクISO640MBフォー
マットにおけるシンクパターンと同様なものである。
【0033】また、情報は例えば1−7変調することを
想定して、変調前の情報としては600ビット、ECC
(Error Correction Code)等の冗長データを除くユー
ザーデータは400ビット、50バイトとしている。
【0034】1セクターは100個のセグメントで構成
しているので、5000バイト/セクターとなる。アド
レス情報分として1セグメント、プリアンブルに1セグ
メントを使用すると、シンクパターンとユーザーデータ
とを合わせて4900バイト/セクターとなる。
【0035】図2(h)には、図2(b)のデータ部2
6に記録される情報のチャンネルビット30の拡大図を
示している。
【0036】図2(c)には、光ディスクのトラックを
光入射面からみた模式図を示している。ここでは、トラ
ック上にピット位相比較器3側のPLL同期用のタイミ
ングピット27を形成し、トラック中心から変位した位
置にトラッキング用のウォブルピット28,29を形成
した様子を示している。
【0037】ちなみに、タイミングピット27にピット
位相比較器3側のPLLを同期させて得られるクロック
は、ウォブルピット28,29検出用のサンプリング信
号として用いることもできる。
【0038】なお、近年、磁壁移動検出方式(Domain W
all Displacement Detection:DWDD)、磁気超解像
(magnetically induced super resolution:MSR)
等の超解像と呼ばれる光学的分解能以上の密度で情報の
記録や再生を行う光磁気記録再生方法が発明され、光学
的制限をうけるピット部25に比べ、データ部26の記
録密度が格段に高くなった。
【0039】図2(d)には、図2(b)のピット部2
5およびデータ部26に光を照射したときの反射光量波
形を示している。タイミングピット27、ウォブルピッ
ト28,29に照射された光の反射光量31〜33は、
他の領域に照射された光の反射光量よりも少ない。
【0040】図2(e)には、図2(d)の反射光量3
1の波形の拡大図を示している。図2(f)には、VC
O5で生成されたVCOクロックを示している。図2
(g)には、図2(e)に示す波形の差分波形を示して
いる。
【0041】図2(e)に示すタイミングピット27の
変調期間は、図2(f)に示すVCOクロックの10ク
ロック程度となる。
【0042】また、VCO5で生成されたVCOクロッ
クは、1セグメントあたりのクロック数である1000
の分周カウンターにより分周され、1セグメントのタイ
ミング、すなわちセグメントクロック35が抽出され
る。セグメントクロック35は、VCO5で生成された
VCOクロック1000パルスに1パルス現れることに
なる。
【0043】ピット位相比較器3では、セグメントクロ
ック35の立ち上がりで、図2(g)に示す差分波形を
サンプリングし、サンプル値を位相差として、VCO5
へフィードバックし制御電圧を調整することによって、
タイミングピット27にピット位相比較器3側のPLL
を同期させている。
【0044】先に説明したように、1個のトラックは、
1Mクロック分のデータチャンネルクロック長となるの
で、光磁気ディスクの回転数が40Hzのとき、データ
チャンネルクロックの周波数は40MHzとなり、この
周波数がVCO5の平均周波数となる。
【0045】なお、図2(g)に示す差分波形の極小値
から極大値までには、図2(f)のVCO5で生成され
たVCOクロックの例えば4クロック分以上の時間の長
さがあるので、タイミングピット27が現れるタイミン
グの位相差は、セグメントクロック35を基準として、
例えば±2クロック以上で検出可能である。
【0046】「動作の説明」まず、光磁気ディスクへ情
報を記録するときの動作を説明する。
【0047】上位のホストコントローラ等から記録命令
が発行されると、ドライブ装置は、光ディスクが装着さ
れたスピンドルモータを規定の回転数(例えば40H
z)で回転するように駆動する。また、セグメント21
に記録されているアドレス情報に基づいて光ヘッドを移
動させ、光ディスクに対して光を照射して、指令される
記録開始セクター直前にアクセスする。
【0048】すると、光ディスクのピット部25からの
反射光が、それぞれピット信号としてA/D変換器1へ
入力される。
【0049】A/D変換器1では、入力されたピット信
号をディジタル化してピット位相比較器3へ出力する。
ここで、ピット信号は、図2(d)のように変調され
る。また、ピット部25に光が照射される周期は40K
Hzとなる。
【0050】ピット信号のうち、ウォブルピット28,
29からの信号により、トラッキングサーボを実行す
る。具体的にはサンプルサーボと呼ばれる手法と同様
に、ウォブルピット28,29の大きさ相互の差分に基
づくトラッキング誤差信号に応じて、図示しない対物レ
ンズ等を駆動し、光の照射領域がトラックに沿うように
トラッキング制御を行う。
【0051】ピット位相比較器3では、ピット信号のう
ち、タイミングピット27からの信号にVCO5のVC
Oクロックを同期させる。また、内蔵している分周器で
1セグメントのデータチャンネルクロック数に相当する
1000クロックをカウントすることによってVCOク
ロックを分周して、セグメントクロック35を抽出す
る。
【0052】セグメントクロック35の現れるタイミン
グで、図2(e)に示す差分波形をサンプリングするこ
とで、VCO5からのセグメントクロックとタイミング
ピットの再生波形31が現れるタイミングとの位相差を
検出する。
【0053】検出した位相差は図示しない低域補償回路
等により、適切な周波数特性が付与され、VCO5の発
振周波数コントロール電圧として出力される。
【0054】このPLLのかかった状態で、図示しない
上位システムから出力された情報は、エラー訂正のため
のECCが付与され、光ディスクの特性に応じた例えば
1−7変調等の変調がかけられ、さらにピット部25等
の位置を外すようなタイミング調整がなされた後に、光
ディスクに記録される。
【0055】このように、ピット位相比較器3側のPL
LのかかったVCO5のVCOクロックに同期したタイ
ミングで情報の記録を行う。
【0056】なお、情報の記録は、光ディスクに照射す
るレーザー光の強度を変調する、あるいは光ディスクに
印加する磁界を変調する等のいずれの手法を採用しても
よい。
【0057】次に、光磁気ディスクに記録してある情報
を再生するときの動作を説明する。
【0058】上位のホストコントローラ等から再生命令
が発行されると、ドライブ装置は、セグメント21に記
録されているアドレス情報に基づいて光ヘッドを移動さ
せ、光ディスクに対して光を照射して、指令される再生
開始セクター直前にアクセスする。
【0059】すると、光ディスクのピット部25からの
ピット信号がA/D変換器1に入力され、光ディスクの
データ部26からのデータ信号がA/D変換器2に入力
され、それぞれディジタル化される。
【0060】ディジタル化されたピット信号はピット位
相比較器3へ入力され、ディジタル化されたデータ信号
はデータ位相比較器6とデータセパレータ7とへパラレ
ルに入力される。
【0061】ピット位相比較器3で、各セクターのアド
レスをデコードし、再生開始セクターに到達したことが
検出されると、それをトリガとして、セグメント22に
記録されているプリアンブルによってデータ信号に対し
てPLLがかかるように、ピット位相比較器3側からデ
ータ位相比較器6側へループを切り換える。
【0062】ここで、データ位相比較器6側のPLLの
VCO5のVCOクロック(以下、「再生クロック」と
称する。)の周波数とデータ信号の周波数とはほぼ一致
しているが、再生クロックの位相とデータ信号の位相と
は、変調手段の遅延、伝達回路の遅延あるいはデータ再
生系のフィルタ等の遅延により数クロックもの遅延差が
生じる場合があり一致しないことがある。
【0063】図4,図5は、ピット位相比較器3側から
データ位相比較器6側へPLLのループ切り換える際の
動作の説明図である。図5はセクターを基準としてお
り、図4はセグメントを基準としている。
【0064】図5(a)には、図2(a)のトラックの
うち3つセクター41〜43を示している。図4(a)
には、図5(a)のセクター42のセグメント21〜2
3を示している。
【0065】図4(b),図5(b)には、ピット位相
比較器3側のPLLをデータ位相比較器6側のPLLへ
切り換える、セレクタ4に入力されるモード信号を示し
ている。
【0066】図4(b),図5(c)には、データ位相
比較器6に入力されるデータ信号と再生クロックとの位
相差を示している。モード信号がローレベルの間は波線
で示している。
【0067】図4(d),図5(d)には、ピット位相
比較器3に入力されるピット信号と再生クロックとの位
相差を示している。
【0068】なお、ピット信号と再生クロックとの位相
差は各ピット部で検出するため、実際には図4(d)に
示すように、ゼロ次ホールドの波形となるが、図5
(d)では簡単のため連続的な波形としている。また、
図5(c),図5(d)に示す波形はノイズが多いのが
通常であるが、ここでは、ノイズは簡素化して示してい
る。
【0069】再生対象であるセクター42の前のセクタ
ー41では、図5(b)に示すように、モード信号がロ
ーレベルであり、ピット位相比較器3側でPLLが形成
されている。このとき、図5(d)に示すように、ピッ
ト位相比較器3に入力されるピット信号と再生クロック
との位相ずれはほとんどない。
【0070】その後、セクター42のセグメント22
で、モード信号がハイレベルになると、データ位相比較
器6側でPLLを形成される。このとき、再生クロック
とデータ信号とには大きな位相差があるが、図5(c)
に示すようにデータ位相比較器6側でPLLがかかる
と、この位相差はゼロに収束していく。
【0071】データ位相比較器6側でPLLをかける際
には、それまでの再生クロックの位相に対して、±1ク
ロック程度ずれて引き込む場合がある。なお、ここで
は、セグメント23より後のセグメントでタイミングピ
ットが現れるタイミングの位相ずれが−1クロック分発
生している様子を示している。
【0072】その後、データ位相比較器6側のPLLが
形成されているので、図5(c)に示すように、データ
位相比較器6に入力されるデータ信号と再生クロックと
の位相差は、再生クロックのほぼ−1クロック分で推移
する。
【0073】セクター42に記録されている情報の再生
が終了すると、再びピット位相比較器3側でPLLが形
成され、図5(d)に示すように、ピット位相比較器3
に入力されるピット信号と再生クロックとの位相差はゼ
ロに収束していく。
【0074】また、データセパレータ7では、データ信
号を2値化してシンク検出部8とバッファ9とへパラレ
ルに出力する。セグメント22のプリアンブルで、デー
タ位相比較器6側のPLLがロックすると、シンク検出
部8で、セグメント23のシンクが検出可能となる。シ
ンクの検出がされると、ピット位相比較器3へその旨の
信号が出力される。
【0075】なお、データ位相比較器6側のPLLがロ
ックしていない場合は、シンクの検出ができないので、
シンク検出部8はこのPLLのロックの有無の検出も行
うことになる。
【0076】ピット位相比較器3は、シンク検出部8か
らの信号を入力すると、内蔵するメモリに、ピット信号
と再生クロックとの位相差の程度を示す情報を格納す
る。図4(d)に示すように、ここでは位相差が−1ク
ロック分発生しているので、「−1」を示す情報を格納
する。
【0077】図3は、データ位相比較器6側のPLLの
再生クロックの位相とデータ信号の位相との位相差を検
出する手法の説明図である。図3(a)には再生クロッ
ク、図3(b)にはデータ信号をそれぞれ示している。
【0078】再生クロックとデータ信号とは、図3に示
すようにデータ信号のエッジの立ち上がりでPLLがか
かる。データ信号のエッジでのA/D変換器2のサンプ
ル値が位相差となる。
【0079】データ信号のエッジは図3のように傾斜し
ており、A/D変換器2のサンプルタイミングが傾斜の
中央にきたときが、再生クロックとデータ信号との位相
差がゼロの状態である。
【0080】例えばデータ信号の方が遅れると、A/D
変換器2のサンプル値は位相ゼロの場合より小さくな
り、逆にデータ信号が進むとA/D変換器2のサンプル
値は位相ゼロの場合より大きくなる。
【0081】この原理により再生クロックとデータ信号
の位相差を検出する。検出結果には適切な周波数特性が
与えられ、ゲインのフィルタを介してVCO5の制御電
圧に印加される。
【0082】図6は、図2の光ディスクのセクター42
に記録されている情報を再生しているときにビットスリ
ップが生じた場合の動作説明図である。図7は、図6の
セクター42内のセグメント52に記録されている情報
を再生しているときにビットスリップが生じた場合の動
作説明図である。
【0083】図6,図7は、それぞれ図5,図4と同様
の図であり、図6(a)〜図6(d),図7(a)〜図
7(d)には、図5(a)〜図5(d),図4(a)〜
図4(d)とそれぞれ同じ信号等を示している。
【0084】例えば光ディスクに傷が生じると、情報の
再生時にデータ位相比較器6側で形成していたPLLの
ロックがはずれビットスリップが生じる場合がある。セ
クター42に記録されている情報を再生しているときに
ビットスリップが生じると、図6(c),図7(c)に
示すように、データ位相比較器6に入力されるデータ信
号と再生クロックとに例えば±0.5クロック程度の位
相差が生じ、その後に元に戻る。
【0085】ところで、図6(c)等に示すように、ノ
イズによってもデータ信号と再生クロックとにはビット
スリップが発生したときと同程度の位相差が生じる。こ
のため、図6(c)に示す位相差を用いても、ビットス
リップの発生の有無を検出することができない。
【0086】一方、図6(d)に示すように、データ位
相比較器6に入力されるデータ信号と再生クロックとの
位相は、ビットスリップにより例えば1クロック分ずれ
るのに対して、光ディスクの性質、性能にもよるが、ノ
イズによる大きな位相差は生じない。
【0087】そこで、図6(d)に示す位相差に基づい
てビットスリップの発生の有無を検出するようにしてい
る。
【0088】ちなみに、図5,図6ではデータ信号ある
いはピット信号と再生クロックとの位相差がゼロあるい
は1の場合を例に説明したが、実際には、これらの位相
差は0.2クロック分あるいは0.5クロック分とかと
いう半端な値をとる。
【0089】例えば、図6(d)に示す再生クロックの
−1クロック分の位相ずれは、実際には0.4クロック
分のずれとなったり、その後のビットスリップにより位
相ずれが1クロック分ずれて合計1.4クロック分にな
るといった具合である。
【0090】図7(c),図7(d)に示すように、セ
グメント52でビットスリップが発生すると、データ信
号と再生クロックとで、再生クロックの1クロック分の
位相がずれ、そのままではビットスリップ以降の情報は
再生できなくなる。
【0091】セグメント53のピット部で検出されるピ
ット信号と再生クロックとの位相差は、ビットスリップ
の影響により再生クロックの例えば1クロック分のずれ
が生じて、位相差がほとんどない状態となる。
【0092】ピット位相比較器3では、再生クロックと
ピット信号との位相変動量に基づいてビットスリップの
発生の有無を検出する。具体的には、しきい値として例
えば再生クロックで±0.5クロック以上の位相差が発
生した場合にビットスリップが発生したと判断する。
【0093】ビットスリップの発生を検出した場合に
は、内蔵するメモリに記憶しているピット信号と再生ク
ロックとの位相差の程度を示す情報を基準としたとき
に、再生クロックとピット信号との位相変動量がどの程
度であるかを検出してこの変動分がなくなるように補正
するように位相補正部10へ指示を行う。
【0094】位相補正部10には例えば5段のシフトレ
ジスタを備えておき、正常動作時には3段目のシフトレ
ジスタの出力を位相補正部10の出力とする。ビットス
リップが発生した場合には、位相変動量に応じた段のシ
フトレジスタの出力を位相補正部10の出力とする。
【0095】具体的には、例えば図6のように、ビット
スリップによって、再生クロックの1クロック分の位相
の遅れが生じた場合には、その遅れに応じて位相補正部
10のシフトレジスタの2段目を選択して出力すること
で、データ信号の同期を戻す。本実施形態の場合N+1
セグメントからのデータを回復することが可能である。
例えばまた、1クロック分の位相の進みが生じた場合に
は、位相補正部10のシフトレジスタの4段目を選択し
て出力することで、データ信号の同期を戻す。
【0096】こうして、セグメント53以降のセグメン
トに記録されている情報を再生できるようにしている。
【0097】(実施形態2)図8は、図2の光ディスク
のセグメント52に記録されている情報を再生している
ときにビットスリップが生じた場合の動作説明図であ
り、図7と同様の図である。図8(a’)には、ビット
スリップによるピット信号と再生クロックとの位相変動
分を補正した後のセグメントを示している。なお、図8
(a)〜図8(d)には、図7(a)〜図7(d)とそ
れぞれ同じ信号等を示している。
【0098】実施形態1では、セグメント52でビット
スリップが発生した場合には、セグメント53以降のセ
グメントに記録されている情報を再生できるように、デ
ータ信号の位相をずらす場合を例に説明した。
【0099】本実施形態では、セグメント52でビット
スリップが発生した場合であっても、セグメント52の
途中から記録されている情報を再生できるようにするも
のである。
【0100】本実施形態では、バッファ9を、データ信
号を少なくとも1セグメント分遅延できるようにしてい
る。このため、データ部26が900パルス分のチャン
ネルクロック長であることを考慮して、バッファ9を、
例えば900段のシフトレジスタから構成している。な
おシフトレジスタを900段としているので、ピット部
26のデータ部以外のデータを除いてから、バッファ9
に入力するようにしている。
【0101】ピット位相比較器3では、図8(d)に示
すようにセグメント53のピット部でのピット信号で、
セグメント52でビットスリップが発生したことを検出
することができるので、バッファ9で遅延されたデータ
信号のセグメント52のデータ部からのデータ信号の位
相を、位相補正部10でずらすようにしている。
【0102】具体的には、例えばセグメント52のデー
タ部の中心の位置となる450パルス分のチャンネルク
ロック長の位置で、データ信号の位相をずらすようにし
ている。このため、例えばデータ部の300パルス分の
チャンネルクロック長の位置でビットスリップが発生し
た場合には、再生できない情報は150パルス分のチャ
ンネルクロック長だけとなる。また、最大でも、データ
部の450パルス分のチャンネルクロック長の情報だけ
が再生できないだけで済むようになる。
【0103】(実施形態3)図9は、本発明の実施形態
3の情報記録再生装置の模式的な構成を示すブロック図
である。図9において、11はデータ位相比較器6の出
力に基づいて再生クロックとデータ信号との位相差が生
じた位置がデータ部のどの位置かを判別する判別部であ
る。なお、図9において図1に示した部分と同様の部分
には同一符号を付している。
【0104】実施形態2では、ビットスリップの発生を
検出したときに、セグメント52の途中で情報を再生で
きるように、例えばデータ部の中心である450パルス
分のチャンネルクロック長の位置で、データ信号の位相
をずらす場合を例に説明した。
【0105】本実施形態は、さらに再生できない情報量
を少なくするために、判別部11でデータ位相比較器6
の出力に基づいて再生クロックとデータ信号との位相差
が生じた位置がデータ部のどの位置かを判別し、位相補
正部10でその判別結果に従ったタイミングでデータ信
号の位相をずらすようにするものである。
【0106】判別部11では、データ位相比較器6の出
力をモニタし、データ信号のエッジ点で位相差のサンプ
ル間の差分をとって、その差分が最大となった位置がビ
ットスリップの発生位置と仮定して、データ部先頭から
その位置に到達するまでの時間を、チャンネルクロック
を用いて計測しておく。
【0107】そして、セグメント52で実際にビットス
リップが発生すると、図8(d)に示すようにセグメン
ト53のピット部からのピット信号でビットスリップの
発生が検出されるので、この場合には、仮定していたビ
ットスリップの発生位置が、実際にビットスリップの発
生した位置とみなす。
【0108】あるいは、判別部11では、データ位相比
較器6の出力をモニタし、モニタ結果を少なくとも1セ
グメント分はストックしておく。そして、セグメント5
2で実際にビットスリップが発生すると、図8(c)に
示すようにデータ信号と再生クロックとの位相がずれ
る。また、セグメント53でビットスリップの発生が検
出される。
【0109】ビットスリップの発生が検出された場合に
は、ストックしていたモニタ結果を参照して、再生クロ
ックとデータ信号との位相差が生じた位置がセグメント
52のデータ部のどの位置かを、位相変動量に基づいて
判別する。
【0110】データ信号のエッジ点で位相差のサンプル
間の差分をとって、その差分が最大となった位置がビッ
トスリップの発生位置とみなして、データ部先頭からそ
の位置に到達するまでの時間を、チャンネルクロックを
用いて計測することでビットスリップの発生位置を判別
する。
【0111】判別結果は、位相補正部10へ出力する。
位相補正部10では、判別部11の判別結果に基づい
て、セグメント52のビットスリップの発生位置以降の
データ信号の位相を、実施形態1で説明した手法等によ
ってずらす。
【0112】ちなみに、図8(c)には、例えば300
パルス目のチャンネルクロックでビットスリップが発生
した様子を示しており、この場合には、セグメント52
の301チャンネルクロック以降のデータ信号の位相を
ずらしている。
【0113】(実施形態4)図10は、図2の光ディス
クのセグメント52に記録されている情報を再生してい
るときにビットスリップが生じた場合の動作説明図であ
り、図8と同様の図である。なお、図10(a)〜図1
0(d)には、図8(a)〜図8(d)と同じ信号等を
示している。
【0114】本実施形態では、光ディスクの性質、性能
等によって、図10(d)に示すピット信号と再生クロ
ックとの位相差にノイズ成分が多く含まれる場合であっ
ても、ビットスリップの発生の有無を検出できるように
するものである。
【0115】そのため、バッファ9のFIFO容量を、
データ信号を例えば4セグメント分遅延ができるように
している。データ信号を遅延している間に、4セグメン
ト分のピット信号と再生クロックとの位相差の平均を算
出する。平均を算出すると、図10(d)に示す各位相
差の変動分が緩やかになるので、ノイズによる位相差の
バラツキが少なくなる。
【0116】例えばセグメント50〜56のピット部で
のピット信号と再生クロックとの位相差が、それぞれ再
生クロックの「−0.9」クロック分、「−1.3クロ
ック分」、「−0.9」クロック分、「0.1」クロッ
ク分、「0.4」クロック分、「0.2」クロック分、
「0」クロック分の場合には、セグメント50〜53,
51〜54,52〜55,53〜56のピット信号と再
生クロックとの位相差の平均は、それぞれ再生クロック
の「−0.75」クロック分、「−0.425」クロッ
ク分、「−0.05」クロック分、「0.175」クロ
ック分、「0.225」クロック分となる。
【0117】ここで、実施形態1と同様に、データ位相
比較器6側にPLLが切り換えられたときの再生クロッ
クとピット信号との位相差が再生クロックの「−1」ク
ロック分であり、ビットスリップの発生の有無を、再生
クロックとピット信号との位相差が再生クロックの例え
ば0.5クロック分を超えたかどうかを基準して検出す
るようにすると、セグメント51〜54のピット信号と
再生クロックとの位相差の平均である「−0.425」
が算出されたときに、位相変動分が「0.575」クロ
ック分となり、ビットスリップが発生したと検出され
る。
【0118】この平均でビットスリップが発生したと検
出されるということは、セグメント53,54での位相
差は、ノイズ成分による位相変動分を差し引くと、ピッ
ト信号と再生クロックとの位相差が0クロック程度であ
ることを意味するので、ピット信号と再生クロックとの
位相差が、再生クロックの1クロック分程度ずれたのは
セグメント53であるとみなし、したがって、実際にビ
ットスリップが発生したのは、セグメント52であると
する。
【0119】なお、例えばセグメント53,54での位
相差が上記の例よりも小さい場合には、セグメント51
〜54のピット信号と再生クロックとの位相差の平均
は、「−0.425」よりも小さくなるので、上記の手
法によれば結果的に、セグメント53でビットスリップ
が発生したというように、発生位置が誤って検出される
ことになるが、ノイズをビットスリップと誤って検出す
る場合に比して、ビットスリップの発生の有無の検出の
信頼性が高いと考えられる。
【0120】また、データ位相比較器6側にPLLが切
り換えられたときの再生クロックとピット信号との位相
差についても、例えば4セグメント分の位相差の平均か
ら検出するようにするとよい。
【0121】以上、本発明の各実施形態では、ビットス
リップの発生が検出されたときに再生クロックとピット
部からのピット信号との位相差と、再生クロックとピッ
ト信号との位相変動量とに基づいてデータ信号の位相を
ずらす場合を例に説明したが、位相をずらすのに代え
て、ビットスリップが発生したデータ部の再生をリトラ
イするようにしてもよい。
【0122】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ビットスリップの発生の有無を、データ部よりも記録密
度の低いヒット部からのピット信号に基づいて検出する
ようにしているので、ビットスリップの発生が検出でき
ない事態や、ビットスリップの発生の誤検出がなくな
り、媒体に記録してある情報の再生を維持することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の光磁気記録再生装置の模式
的な構成を示すブロック図である。
【図2】図1の装置で情報が記録され、又は記録されて
いる情報が再生される光磁気ディスクのフォーマットの
概念図である。
【図3】データ位相比較器6側のPLLの再生クロック
の位相とデータ信号の位相との位相差を検出する手法の
説明図である。
【図4】ピット位相比較器3側からデータ位相比較器6
側へPLLのループ切り換える際の動作の説明図であ
る。
【図5】ピット位相比較器3側からデータ位相比較器6
側へPLLのループ切り換える際の動作の説明図であ
る。
【図6】図2の光ディスクのセクター42に記録されて
いる情報を再生しているときにビットスリップが生じた
場合の動作説明図である。
【図7】図6のセクター42内のセグメント52に記録
されている情報を再生しているときにビットスリップが
生じた場合の動作説明図である。
【図8】図2の光ディスクのセグメント52に記録され
ている情報を再生しているときにビットスリップが生じ
た場合の動作説明図である。
【図9】本発明の実施形態3の情報記録再生装置の模式
的な構成を示すブロック図である。
【図10】図2の光ディスクのセグメント52に記録さ
れている情報を再生しているときにビットスリップが生
じた場合の動作説明図である。
【符号の説明】
1,2 A/D変換器 3 ピット位相比較器 4 セレクタ 5 VCO 6 データ位相比較器 7 データセパレータ 8 シンク検出部 9 バッファ 10 位相補正部 11 判別部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報が記録されているデータ部と、前記
    データ部間に周期的に形成されている当該データ部より
    も記録密度の低いピット部とを備える媒体に光を照射
    し、前記データ部からのデータ信号に基づいて情報を再
    生する情報再生装置において、 データ信号に基づいて再生クロックを生成して当該再生
    クロックと前記ピット部からのピット信号との位相差を
    検出する手段と、 前記再生クロックに従ったタイミングで情報を再生して
    いるときに前記再生クロックと前記ピット信号との位相
    差の変動量に基づいてビットスリップの発生の有無を検
    出する手段とを有することを特徴とする情報再生装置。
  2. 【請求項2】 前記ビットスリップの発生が検出された
    とき、前記変動量に基づいて前記データ信号の位相をず
    らす手段を有することを特徴とする請求項1記載の情報
    再生装置。
  3. 【請求項3】 前記ビットスリップの発生が検出された
    とき、前記ビットスリップが発生したデータ部の再生を
    リトライすることを特徴とする請求項1記載の情報再生
    装置。
  4. 【請求項4】 前記再生クロックを生成するための発振
    器と、当該発振器からの信号と前記データ信号との位相
    を比較する位相比較器とを備え、前記発振器と前記位相
    比較器とによって位相同期ループが形成されたフェーズ
    ロックループ回路によって前記再生クロックを生成する
    ことを特徴とする請求項1記載の情報再生装置。
  5. 【請求項5】 前記データ信号を2値化する手段と、前
    記2値化されたデータ信号から同期パターンを検出する
    手段とを備え、前記同期パターンが検出されたときに前
    記再生クロックと前記ピット信号との位相差を検出する
    ことを特徴とする請求項1記載の情報再生装置。
  6. 【請求項6】 前記ビットスリップは、前記再生クロッ
    クと前記ピット信号との位相差の変動量が所定のしきい
    値を超えた場合に発生したとすることを特徴とする請求
    項1記載の情報再生装置。
  7. 【請求項7】 前期位相をずらす手段は複数のシフトレ
    ジスタを備え、前記変動量とに応じた数のシフトレジス
    タの出力に基づいて、前記データ信号の位相をずらすこ
    とを特徴とする請求項2記載の情報再生装置。
  8. 【請求項8】 前記ビットスリップの発生が検出された
    セグメントの次に位置するセグメントのピット部に光を
    照射しているときに、前記データ信号の位相をずらすこ
    とを特徴とする請求項2記載の情報再生装置。
  9. 【請求項9】 さらに、前記データ信号を少なくとも1
    セグメント分遅延させるバッファを備え、前記ビットス
    リップが検出されたとき、前記バッファによって遅延さ
    れたデータ信号の位相をずらすことを特徴とする請求項
    2記載の情報再生装置。
  10. 【請求項10】 さらに、前記再生クロックと前記デー
    タ信号との位相変動量を参照し、その参照結果に基づい
    てデータ部内でのビットスリップの発生位置を判別する
    判別部を備え、前記判別部によって判別されたビットス
    リップの発生位置以降に記録されているデータ信号の位
    相をずらすことを特徴とする請求項2記載の情報再生装
    置。
  11. 【請求項11】 前記再生クロックと前記ピット信号と
    の位相差の変動量を平均化し、平均化した移動変動量に
    基づいてビットスリップの発生の有無を検出することを
    特徴とする請求項1記載の情報再生装置。
  12. 【請求項12】 請求項1から11のいずれか1項記載
    の情報再生装置と、前記情報を記録する記録装置とを備
    えることを特徴とする情報記録再生システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005050643A1 (ja) * 2003-11-18 2005-06-02 Sony Corporation 再生装置および方法、記録媒体、並びにプログラム

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