JP2003109175A - 遭遇情報表示装置及び遭遇情報表示方法 - Google Patents

遭遇情報表示装置及び遭遇情報表示方法

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JP2003109175A
JP2003109175A JP2001304895A JP2001304895A JP2003109175A JP 2003109175 A JP2003109175 A JP 2003109175A JP 2001304895 A JP2001304895 A JP 2001304895A JP 2001304895 A JP2001304895 A JP 2001304895A JP 2003109175 A JP2003109175 A JP 2003109175A
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Toru Hayashi
徹 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、地理的な位置を随時検出しつつ、相
手方と情報送受して互いの位置を確認することで、出会
いを確実かつ迅速に行わせる。 【解決手段】 自己の地理的な位置をGPS11で検出
し、相手方の装置とその地理的な位置に関する情報を通
信装置15でやり取りし、操作パネル&表示装置17の
表示画面に互いの地理的な位置を地図上に表示させる。
出会い場所の入力が行われると、装置1に具備されたG
PS11を利用して、装置1の地理座標が検出され(ス
テップS3)、相手方の装置に送られる(ステップS
7)。相手方の地理座標に関する情報は、通信装置15
を利用して受信され(ステップS9)、操作パネル&表
示装置17の表示装置に表示されるとともに、また自己
の地理座標が検出され、同じく表示される(ステップS
13)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、GPSなどの位置
検出装置を利用した情報処理に関し、特に屋外などにお
いて複数の人々が出会う待ち合わせの際、相手方と当方
との位置情報により、その待ち合わせを迅速に行える遭
遇情報表示装置及び遭遇情報表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、屋外などで人々が待ち合わせる
(=落ち合う若しくは、遭遇する)場合、その待ち合わ
せ場所と時間とを決めて、行われるのが一般的である。
しかも、その待ち合わせ場所は、待ち合わせる人々の双
方が共に知る所が選ばれねばならい。仮、一方の人が、
その場所を熟知していないと、その待ち合わせ場所に到
達できず、目的の人同士が落ち合うことができないなど
の不都合が生じる虞がある。よって、待ち合わせ場所を
一方の人が知らない場合、Fax又は郵便などの目視可
能な情報伝達手段により、予めその場所を示した地図な
どを相手方に送らねばならなかった。
【0003】つまり、2人以上の人が、屋外の特定箇所
で、確実に落ち合うには、その待ち合わせる場所に関す
る情報を知っているか否かが重要な問題となっている。
特に、一方の人が、電車などの交通手段によって遠方か
らくる場合、待ち合わせ場所に関する地理的な知識の不
足が少なからずある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、待ち合わせ場
所に関する地理的な知識が無くても、より確実に、複数
の人々が特定の場所で待ち合わせることができる方法
か、又は補助装置が求められている。本発明は、上述し
た課題を解決するためになされたものであり、待ち合わ
せ場所に関する地理的な知識がなくても、確実に目的の
人々と対面することができる遭遇情報表示装置及び遭遇
情報表示方法を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、GPSなどの地理位置検出手段によ
り、自己の地理的な位置を検出する。これに伴って、そ
の地理的な位置に関する情報を、情報送受信手段により
相手方装置に送信すると共に、相手方の地理的な位置に
関する情報を受信する。また、装置内に蓄えられた地図
情報か、若しくは遠隔地にある情報センターから受け取
った地図情報に、上記相手方の位置情報と、自分の位置
情報を同時に表示させる。そして、相手方の位置と自分
の位置との相対的な距離に応じて、メッセージを報知す
ることで、遭遇を確実に行わせる。
【0006】
【発明の実施の形態】1.本発明の遭遇情報表示装置及
び遭遇情報表示方法。 本発明の遭遇情報表示装置1は、自己の地理的な位置で
ある第1位置を検出する地理位置検出手段(GPS11
その他)と、相手方の装置との間で、位置に関する情報
その他の情報を送受信できる情報送受信手段(通信装置
15、PHS(personal handyphone system)または携
帯電話の通信装置、トランシーバーその他)と、情報を
目視できる情報表示手段(操作パネル&表示装置17、
液晶画面、テレビモニタ、プラズマディスプレイその
他)とを備え、その情報表示手段に自分と相手方の地理
的な位置を随時表示させることに特徴がある。
【0007】なお、本発明(本明細書)においては、プ
ログラム若しくは、データなどの情報をメモリ装置に記
憶させることを「保存」と記述させているが、これは、
「記憶」又は「インストール」等の文言と同義である。
すなわち、「保存」とは、情報内容を喪失させないでR
AM、ROM又は、ハードディスク、フレキシブルディ
スク、光ディスクなどの情報記憶手段(媒体)にプログ
ラムその他の情報を蓄え、保持させることを意味する。
【0008】加えて、「インストール」とは、プログラ
ムの全部又は一部が、メモリに保存された後、CPUに
よって随時読み出されて実行可能な状態にされることを
意味する。しかも、その「インストール」は、本発明の
装置の電源が投入される度に行われたり、又は、1度行
われると、新しいプログラムによる置き換え命令が入力
されない限りその「インストール」が行われないなどで
ある。つまり、電源がオフされても、本発明の装置内に
プログラムが保存され続けても良い。
【0009】2.遭遇情報表示装置1の構成。 図1は、本発明の遭遇情報表示装置1の機能ブロックを
示す。この遭遇情報表示装置1は、システムバス9に接
続されたCPU3、ROM5及びRAM7を中心とする
装置で構成されている。ROM5は、リードオンリーメ
モリであり、RAM7は、ランダムアクセスメモリであ
る。また、そのシステムバス9に、周辺デバイスである
GPS11、インターフェイス回路13、操作パネル&
表示装置17、発音装置21及び音声入力装置23がそ
れぞれ接続されている。そして、ROM5若しくはRA
M7に保存されたプログラムにしたがってCPU3が動
作されることで、後述される各処理が実行される。つま
り、遭遇情報表示装置1は、汎用のコンピュータ装置で
構成されてもよいし、本発明の処理のみを行う専用の装
置とされてもよい。汎用のコンピュータ装置としては、
液晶画面とキーボード、スピーカーその他の入出力装置
が一体的に作られた、所謂、ノートブック型のコンピュ
ータ装置又は、表示装置(モニター)と、キーボード
と、本体とが別々に作られた所謂、デスクトップ型コン
ピュータ装置その他がある。
【0010】GPS11は、Global Posit
ioning Systemと呼称されているもので、
地球の周回軌道を回っている複数の人工衛星からマイク
ロ波を受信して、それら各人工衛星との距離から地表面
における地理的な位置を検出する装置である。インター
フェイス回路13には、通信装置15が接続されてお
り、この装置15との間で各種データ授受が制御され
る。通信装置15は、携帯電話、自動車電話、PHS、
トランシーバーなどの無線通信を行う装置か、又はモデ
ム若しくは固定電話機などの有線通信を行う装置であ
る。例えば、携帯電話若しくはPHSの場合、無線基地
局を経由して接続される相手方通信装置との間で、様々
な情報の授受が行われる。
【0011】操作パネル&表示装置17は、遭遇情報表
示装置1外装面に設けられた複数のキースイッチ、例え
ば、10キー及び幾つかのコマンドキーなどと、情報を
表示させる液晶画面とで構成されている。そして、この
操作パネル&表示装置17のキースイッチが操作される
ことで、遭遇情報表示装置1に対する命令その他の情報
が入力される。また、操作パネル&表示装置17の液晶
画面(図3の表示画面40)には、後述される地図その
他の情報が表示される。
【0012】発音装置21は、電気信号を音声信号に変
換するスピーカーその他と、人体の音声を発音させる音
声合成装置等から構成されている。そして、この発音装
置21から案内用の音声が発音されたり、警告音又は注
意喚起音などが発せられたり、通信装置15によって授
受させる相手方の音声等が発せられる。なお、発音装置
21の音声合成装置は、場合によっては省略されてもよ
い。つまり、発音装置21はスピーカーのみで構成され
てもよい。
【0013】なお、音声合成は、ソフトウェアによって
も実現可能である。例えば、基本周波数の信号波形がデ
ィジタル信号でメモリ又は、光ディスクなどの情報記憶
手段その他に保存されており、その基本周波数の信号に
フーリエ変換その他の各演算が施されることで、合成音
声が作られても良い。
【0014】音声入力装置23は、マイクロフォン又は
スピーカーと、音声識別装置等とから構成されており、
マイクロフォンから入力された人体の音声を認識し、そ
の入力音声に呼応する命令を実行するための装置として
利用される。なお、音声入力装置23は、スピーカー若
しくはマイクロフォンのみで構成されてもよい。つま
り、発音装置21及び音声入力装置23が、一般的な電
話機の送受話器とされてもよい。なお、遭遇情報表示装
置1には、必要に応じて、フレキシブルディスク装置、
CD−ROMドライブ装置、ICカード装置などの補助
記憶装置19が装着若しくは装備若しくは着脱可能に接
続される。
【0015】遭遇情報表示装置1で実行されるプログラ
ムは、ROM5内に予め保存されているか、又は、補助
記憶装置19から読み出されてRAM7に記憶された
後、そのRAM7から随時読み出されて実行される。R
OM5は、一度データが書き込まれると、書き換えがで
きない物でも良いし、電気的に情報(プログラム)の消
去・書き換えが複数回できるEEPROMなどが用いら
れてもよい。ROM5がEEPROM等の場合、記憶
(保存)されているプログラムが書き換えられること
で、新しい処理シーケンスを持った装置1とすることが
できる。また、RAM7には、プログラムによって実行
される処理中のデータその他が保存される。つまり、R
AM7は、ワークメモリとして使用される。
【0016】3.第1実施例の処理フロー。 図2は、遭遇情報表示装置1で実行されるプログラムの
フローチャートを示す。このプログラムは、装置1の電
源が投入された際、直ちに実行されるか、又は、操作パ
ネル&表示装置17のキースイッチを操作して入力され
た実行命令に応じて開始される。プログラムがスタート
されると、初めに、「出会い場所」の入力が促される
(ステップS1)。「出会い場所」とは、装置1を持つ
使用者と、待ち合わせの約束を交わした相手方とが、落
ち合う(=遭遇する)地理的な位置を意味する。
【0017】この出会い場所の入力は、操作パネル&表
示装置17の表示装置に地図が表示され、その地図上の
任意の地点をマウスなどの指定手段を用いて指定するこ
とで行われても良いし、住所などが操作パネル&表示装
置17のキースイッチによって直接入力されてもよい。
または、出会い場所の地理座標、つまり、緯度と経度と
が直接入力されてもよい。なお、場合によっては、この
ステップSA1の「出会い場所の入力」処理が行われな
くてもよい。ただし、この場合、出会う者双方が共に、
出会う場所を、互いの連絡で知っている必要があるかも
しれない。
【0018】出会い場所の入力が行われると、続いて、
装置1に具備されたGPS11を利用して、装置1の地
理座標が検出される(ステップS3)。つまり、自己
(=装置1を所持する者)の地理的な位置が検出され
る。GPS11を利用した地理座標の検出は、地球の周
回軌道を回っている少なくとも3つの人工衛星から発せ
られた電波を受信して、それら各人工衛星との距離によ
り算出される。検出された地理座標は、RAM7に自己
の現在位置情報として保存される(ステップS5)。こ
のRAM7に保存される現在位置情報は、ステップSA
3の位置検出の度に更新される。
【0019】つまり、新しく検出された現在位置情報
と、RAM7に保存されている位置情報との比較が行わ
れ、情報内容に相違が生じれば、RAM7の位置情報
が、新たしい位置情報で置き換えられて、保存される。
しかし、情報内容に相違がなければ、RAM7に保存さ
れている位置情報の書き換えは行われない。
【0020】この自分の現在位置の情報の記憶に伴っ
て、その位置情報が、相手方の装置に送られる(ステッ
プS7)。なお、この位置情報の送信は、インターネッ
トメールなどの手段が用いられても良いし、相手方装置
との通信が確立された後に送信されてもよいし、相手方
との通信が常時確立されているならば、適宜、その情報
が送信されても良い。ただし、相手方において、本発明
の装置1が使用されていない場合、若しくは相手方が当
方の位置情報を必要としていない場合には、このステッ
プS7における、位置情報の送信は行われなくてもよ
い。
【0021】例えば、相手方の装置が、GPS11のみ
を備えているが、操作パネル&表示装置17の表示装置
を備えず、自己及び相手方の位置に関する情報が表示で
きない場合がある。この場合、相手方の装置からは、相
手方の位置に関する情報が送られてくるが、当方側の位
置情報を必要としない。この様な場合に、当方側から相
手側に、位置情報が送られない。
【0022】続いて、相手方の地理座標に関する情報が
通信装置15を利用して受信される(ステップS9)。
受信された相手方の地理座標に関する情報、つまり、相
手方の位置情報はRAM7に保存(記憶)される(ステ
ップS11)。なお、RAM7に保存される相手方の位
置情報は、新しい情報が受信されるたびに更新される。
【0023】こうして、自己の地理座標が検出されると
共に、相手方の地理座標が受信されると、操作パネル&
表示装置17の表示装置にそれらの情報が表示される
(ステップS13)。この地理座標の表示例が図3に示
されている。この図3の地理座標の表示例の場合、相手
方の地理座標と、出会い場所と、自己の地理座標とを一
つの画面上に表示できる地図が表示装置に表示される。
なお、表示される地図の縮尺は以下のようにして選択さ
れる。
【0024】それは、各地理座標の緯度及び経度それぞ
れの値の大小比較とその値の差で求められる。例えば、
自己の地理座標が(緯度、経度)=(L1、K1)で、
相手方の地理座標が(緯度、経度)=(L2、K2)
で、出会い場所の地理座標が(緯度、経度)=(L3、
K3)とする。L1、L2、L3それぞれの値同士の差
の絶対値が求められ、最も大きな差を生ずる二つの地理
座標が選び出される。例えば、|L1−L3|>|L2
−L3|>|L1−L2|である場合、L1とL3の地
理座標が選択される。同様に、K1、K2、K3につい
てもその差の絶対値が求められ、その最も大きな差を生
ずる地点が選び出される。
【0025】こうして選び出された二つの地点間を表示
できる縮尺の地図が選び出され、表示装置に表示され
る。なお、地図は、ROM5に保存されていてもよい
し、補助記憶装置19に保存されているものが用いられ
ても良いし、遠隔地にある情報センターに保存されてい
る地図情報が通信装置15を利用した通信によって送ら
れてきても良い。なお、図3において、表示画面40上
の二重丸44は「出会い場所」を示し、三角42は相手
方の位置(第2位置)を示し、菱形46は、自己の位置
(第1位置)を示している。
【0026】こうして、操作パネル&表示装置17の表
示装置に、地図と共に、自己、相手方及び出会い場所そ
れぞれの地理的な位置が表示されると、自己の地理座標
と相手方の地理座標とが一致したか否か判断される(ス
テップS15)。自己及び相手方の地理座標の一致と
は、当方と相手方とが出会えた(遭遇した)ことを意味
する。なお、この地理座標の一致の判断は、二つの地理
座標が完全に一致するか、又は二つの地理座標の直線距
離が所定値以下になったか否かで行われる。
【0027】相手方と当方との地理座標の差が所定値以
下でない場合(ステップS15の判断がNo)、つま
り、目的の人と遭遇していない場合、強制終了要求が入
力されたか否かの判断のが行われる(ステップS1
7)。強制終了要求がない(ステップS17の判断がN
o)、再び、GPS11による自己の位置検出(ステッ
プS3)以下の処理が繰り返される。強制終了要求と
は、図2のプログラムの強制終了、つまりプログラムの
中止である。
【0028】強制終了要求があった場合(ステップS1
7の判断がYES)、プログラムの再スタート、つまり
初めからやり直すか否かの要求が入力されたか否か判断
される(ステップS19)。再スタート要求があった場
合(ステップS19の判断がYES)、ステップS1に
戻り、図2のプログラムが改めて開始される。しかし、
再スタート要求がなかった場合(ステップS19の判断
がNo)、図2のプログラムが終了される。また、上記
ステップS15の判断により、相手方と当方との地理座
標の一致が検出された場合(ステップS15の判断がY
ES)にも、再スタート要求が入力されたか否か判断さ
れる。
【0029】この様にして、相手方と当方との地理座標
を地図上に同時表示させることで、相対的な位置を随時
確認することができ、より迅速かつ的確に相手方と出会
う(遭遇する)ことができる。
【0030】4.第2実施例の処理フロー。 図4及び図5には、本発明の第2実施例のフローチャー
トが示されている。この第2実施例では、情報センター
において収集された同乗希望者に関する情報が利用され
ている。この同乗希望者とは、一つの特定グループに属
する他者が運転する車に同乗(相乗り)を求める者のこ
とである。なお、同乗希望者の同乗を許す者、すなわ
ち、車を運転する者を、以下略して運転者と呼称する。
また、これら同乗希望者及び運転者は、予め一つの団体
(組織)に登録されたメンバーであり、それぞれに識別
コードであるIDが与えられているものとする。したが
って、その団体に属さない者は、同乗希望者にも運転者
にもなれない。
【0031】そして、それらメンバーとなっている同乗
希望者又は運転者は、その団体が運営する情報センター
に、与えられたIDを用いて情報閲覧及び情報登録目的
でアクセスすることが許可されている。同乗希望者は、
その同乗希望者のいる地理的な位置と希望目的地とを情
報センターに送信して、同じ目的地に向かう運転者の車
に同乗したいことを登録する。他方、運転者は、グルー
プに属する他のメンバーの同乗を許す場合は、上記情報
センターより、同乗希望者に関する情報をダウンロード
して、その同乗希望者の所在地へと移動することにな
る。なお、使用される機器は、同乗希望者及び運転者に
あっては、本発明のプログラムが組み込まれた携帯電
話、PHS若しくはノート型のパーソナルコンピュータ
等の携帯型通信機器又はナビゲーション装置又は本発明
の遭遇情報表示装置である。
【0032】初めに、同乗希望者による情報センターへ
の情報登録について説明する。同乗希望者が使用する通
信機器は、一般に市販されている携帯電話若しくはPH
Sや、携帯型のコンピュータなどでもよい。しかも、音
声によって直接、情報センターにアクセスするか、若し
くはインターネットメールを介してアクセスされてもよ
いし、ディジタルデータがFTPなどの専用プロトコル
によって直接、情報センターに送信されることでアクセ
スされてもよい。
【0033】携帯電話の通話音声によって情報センター
にアクセスする場合、受ける情報センター側も人によっ
て情報が受け取られても良いし、音声認識装置などによ
って音声が認識されて情報が受け取られても良い。いず
れにせよ、同乗希望者から送られる情報が、情報センタ
ーで受理されることで、同乗希望の登録が行われる。同
乗希望者から情報センターに送られる情報は、必要最小
限の情報とされており、その内容は、アクセスしている
同乗希望者の地理的な位置と、その同乗希望者が行きた
いと求める目的地に関する情報の二種類とされている。
【0034】同乗希望者の地理的な位置は、その同乗希
望者自信の住宅の住所、その他の実際の住所番地、又は
デパート、駅などの建造物の名称によって表される。ま
た、上記第1実施例のGPS11のような地理位置検出
手段によって検出された地理座標によって行われてもよ
い。つまり、 同乗希望者が所持する携帯電話に、上記
GPS11が具備され、そのGPS11によって検出さ
れた地理座標が、情報センターに送られても良い。その
地理的な位置に関する情報の送信に伴って、同乗希望者
の所望する目的地に関する情報が情報センターに送られ
る。
【0035】他方、同乗希望者からの情報を受け取った
情報センターでは、それら、同乗希望者の地理的な位置
と目的地とに関する情報が、その同乗希望者固有に与え
られたIDコードによって管理される。図4には、同乗
希望者が所持する本発明の遭遇情報表示装置1における
処理フローチャートが示されている。このフローによ
り、同乗希望者が送信する情報が、情報センターの管理
するデータベースなどに記録(記憶)して登録される。
【0036】初めに、同乗希望者から情報センターへの
アクセス許可を貰うべく、IDコードが通信装置15
(図1参照)を用いて送信される(ステップS21)。
IDコードを受信した情報センターでは、そのIDコー
ドが、予め登録された正規のメンバーからのものか否か
が判断される。そして、正規のユーザーからのIDコー
ドと判断されると、同乗希望者からのアクセスが許可さ
れ、同乗希望者の所持する遭遇情報表示装置1と情報セ
ンター間において情報の通信が開始される(ステップS
23の判断がYES)。逆に、情報センターへ送信され
たIDコードが正規のメンバーのものでないと判断され
ると、そのIDコードによるアクセスが拒否される。そ
の結果、ステップS23の判断がNOとなり、図4の処
理が直ちに終了される。
【0037】情報センターからのアクセス許可がある
と、同乗希望者によって所望する目的地、つまり、行き
先の希望地の入力が促される(ステップS25)。この
行き先希望地の入力は、県、市、町名からなる住所その
ものや、駅名、著名建造物の名称その他によって行われ
る。目的地の入力が行われると、その目的地に関する情
報、つまり住所等の情報が情報センターに送信される
(ステップS27)。この目的地に関する情報の送信に
伴って、その同乗希望者が所持する携帯電話の番号など
の情報も情報センターへ送信される。この電話番号は、
同乗希望者と運転者とが直接交信する際に用いられる。
【0038】次に、同乗希望者が所持する遭遇情報表示
装置1のGPS11により、遭遇情報表示装置1が存在
する地理座標が検出される(ステップS29)。検出さ
れた地理座標は、一度、RAM7に最新の位置情報とし
て記憶・保存される(ステップS31)。この位置情報
の記憶に伴って、位置変化があったか否か判断される
(ステップS33)。位置変化とは、同乗希望者の移動
に伴って、GPS11によって検出される地理座標が変
化したことを意味する。位置変化がある場合は(ステッ
プS33の判断がYES)、その新しい地理座標の位置
情報が情報センターに送信される(ステップS35)。
【0039】しかし、位置変化が無い場合は、そのGP
S11で検出された位置情報は送信されない(ステップ
S33の判断がNO)。つまり、同じ地理座標からなる
位置情報が重複して情報センターに送信されることが防
止される。こうして、同乗希望者の希望目的地と現在位
置に関する情報が情報センターに送られると、その情報
が登録され、その同乗希望者の相乗りに同意する運転者
が募集される。
【0040】これに対して、正規メンバーである運転者
は、本発明の遭遇情報表示装置1を用いて情報センター
にアクセスして、同乗希望者に関する情報を閲覧する。
そして、運転者の行き先その他の目的に適合する場合、
情報を登録したその同乗希望者の相乗りを許すこととな
る。そこで、運転者は、その同乗希望者の相乗りを許す
旨のメッセージを情報センターに送る。情報センターで
は、登録した同乗希望者に対して、相乗りを許す運転者
が出現したことをその同乗希望者に知らせるべく、「相
乗り許諾」メッセージが送られる。なお、この「相乗り
許諾」メッセージの送信と共に、運転者への連絡方法、
例えば、運転者の所持する携帯電話の番号などが同乗希
望者に送信されてもよい。
【0041】こうして、情報センターから「相乗り許
諾」メッセージが同乗希望者の所持する遭遇情報表示装
置1に送られると(ステップS37の判断がYES)、
同乗希望者と運転者との間で、直接の交信が開始される
(ステップS43)。なお、この同乗希望者と運転者と
の直接交信は、運転者側から開始されてもよし、同乗希
望者側から開始されてもよい。同乗希望者側から開始さ
れる場合は、情報センターからの「相乗り許諾」メッセ
ージの送信に伴って、運転者の電話番号等の連絡方法が
伝達される。
【0042】また、情報センターから「相乗り許諾」メ
ッセージが送られてこない場合(ステップS37の判断
がNO)、すなわち、相乗りを許す運転者が出現しない
場合、同乗希望者によるプログラムの中止である「強制
終了要求」が入力されたか否か判断される(ステップS
39)。「強制終了要求」が入力された場合は、図4の
プログラムが終了される。しかし、「強制終了要求」が
入力されない場合は(ステップS39の判断がNO)、
情報センターに相乗りに関する情報登録した時点からの
経過時間が所定値を越えている否か判断される(ステッ
プS41)。
【0043】つまり、情報センターに「相乗り」の登録
が行われた後、一定時間経過しても、「相乗り」を許諾
する運転者が現れない場合などにおいて、必要以上に待
機状態が継続されることを防止するためである。よっ
て、所定時間経過している場合は(ステップS41の判
断がYES)、プログラムが終了される。しかし、所定
時間が経過していない場合(ステップS41の判断がN
O)、GPS11によって再度自分の地理的な位置が検
出される(ステップS29)。
【0044】検出された最新の自分の位置情報は、RA
M7に保存されると共に(ステップS31)、前回の位
置検出のデータと比較され、異なっていれば、その新し
い位置情報が情報センターに送信される(ステップS3
3、35)。つまり、「相乗り」を許諾する運転者が出
現するまでは、随時、自分の地理的な位置が情報センタ
ーに送信され、情報センターに登録された情報中の位置
データが更新され続ける。
【0045】他方、「相乗り」を許諾する運転者が出現
した場合(ステップS37の判断がYES)、その「相
乗り」を許諾した運転者との情報交信が開始される(ス
テップS43)。つまり、情報センターと情報交信して
いた同乗希望者が、その運転者との直接交信に切り換え
られる。そして、GPS11によって自分の地理的な位
置が新たに検出されると共に(ステップS45)、その
検出された地理的な位置データがRAM7に記憶される
(ステップS47)。
【0046】そして、以前に検出された地理的な位置デ
ータと最新の位置データとが比較され(ステップS4
9)、そのデータに変化があれば(ステップS49の判
断がYES)、その最新の地理的な位置データが運転者
側に送信される(ステップS51)。しかし、位置デー
タに変化がなければ(ステップS49の判断がNO)、
位置データの送信は行われず、相手方、この場合は、運
転者の位置データの受信が行われる(ステップS5
3)。
【0047】受信された相手方の位置データはRAM7
に記憶されると共に(ステップS55)、自分と相手方
の位置が操作パネル&表示装置17の表示画面上に表示
される(ステップS57)。自分及び相手方の位置の画
面表示は、図3の表示画面40のように行われても良い
し、簡略表示されてもよい(図7参照)。そして、自分
の位置データと相手方の位置データとの比較により、相
手方と遭遇したか否か判断される(ステップS59)。
遭遇している場合(ステップS59の判断がYES)、
図4のプログラムが終了される。しかし、遭遇していな
い場合は(ステップS59の判断がNO)、相手方の交
信と(ステップS43)、自分の位置検出と(ステップ
S45)、相手方の位置データの受信(ステップS5
3)が繰り返される。
【0048】次に、運転者側の遭遇情報表示装置1の処
理フローについて説明する。図5、図6は、その運転者
側の遭遇情報表示装置1で実行されるプログラムのフロ
ーチャートを示す。初めに、相乗り者選択のサブルーチ
ンが実行される(ステップS61)。相乗り者選択のサ
ブルーチンでは、運転者が入力した条件に適合する同乗
希望者が抽出される(図6参照)。つまり、情報センタ
ーに登録された複数の同乗希望者に関する情報から、特
定の同乗希望者を選別する検索条件の入力が促される
(ステップS81)。
【0049】検索条件としては、例えば、自分(運転
者)の現在位置から直線距離1キロメール以内の圏内に
いる同乗希望者とか、同乗希望者の行き先希望地が自分
(運転者)と同一の者などがある。その他には、同乗希
望者と共に同乗を求める人がいるか否かなどがある。な
お、検索条件は、1種類か又は2種類以上のものが組み
合わされても良い。例えば、運転者から半径1キロメー
トル以内にいる者で、しかも目的地が運転者と同一の者
を検索条件とされてもよい。
【0050】「検索条件」が操作パネル&表示装置17
の操作パネルを用いて入力されると、その「検索条件」
が情報センターへ送信される(ステップS83)。これ
に応じて、情報センターでは、送られてきた「検索条
件」に適合する同乗希望者が、登録された各同乗希望者
の情報から抽出される。上記例の場合では、運転者の現
在位置から1キロメートル以内にいる各同乗希望者が選
択される。
【0051】そして、検索の結果である各同乗希望者の
情報が、情報センターから運転者の遭遇情報表示装置1
に送られてくる(ステップS85)。情報センターから
送られてきた各同乗希望者の現在位置が運転者が所持す
る遭遇情報表示装置1の操作パネル&表示装置17の表
示画面に表示される(ステップS87)。この画面表示
は、例えば、地図上に各同乗希望者の現在位置が表示さ
れて行われたり、各同乗希望者の情報がリスト表示され
たりする。
【0052】運転者は、画面に表示された複数の同乗希
望者から任意の一人を選択することになる(ステップS
89)。この選択は、操作パネル&表示装置17の画面
に表示されたマウスカーソルで同乗希望者を指し示すこ
と行われたり、リスト表示された各同乗希望者のNo.
をテンキーなどで直接入力することで行われる。こうし
て一人の同乗希望者が選択されると、その選択された同
乗希望者と直接交信を行うか、又は情報センターからダ
ウンロードするなどして、その同乗希望者に関するさら
なる詳細情報が取得される。
【0053】この詳細情報としては、同乗希望者の性
別、喫煙の有無、その同乗希望者による同乗希望人数な
どである。こうして詳細情報の取得の後、運転者がその
同乗希望者の相乗りを許すか否かの最終的な決定が行わ
れる(ステップS93)。その同乗希望者の相乗りを許
す場合(ステップS93の判断がYES)、図6のサブ
ルーチンが終了され、図5の処理に戻される。
【0054】しかし、運転者が、選択された同乗希望者
の相乗りを最終的に許可しない場合(ステップS93の
判断がNO)、プログラムの中断をさせるか否かの判断
の後(ステップS95)、改めて、同乗希望者の選択条
件の入力に戻される(ステップS81)。つまり、同乗
希望者の選択を改めて開始させる。しかし、同乗希望者
による相乗りを全く中止する場合は(ステップS95の
判断がYES)、同乗希望者の選択が行われないない
で、図6のサブルーチンが終了される。
【0055】こうして図6のサブルーチンが終了される
と、同乗希望者の有無によって、図5のフローが分岐さ
れる(図6のステップS63)。運転者が、自己の車に
乗せる(=相乗りさせる)同乗希望者を選択しなかった
場合は(ステップS63の判断がNO)、図5の処理が
完全に終了される。逆に、相乗り者選択サブルーチンに
おいて、相乗りをさせる同乗希望者を選択した場合(ス
テップS63の判断がYES)、GPS11によって運
転者の現在の地理的な位置が検出される(ステップS6
5)。検出された地理的な位置に関するデータは、RA
M7に記憶(保存)されると共に(ステップS67)、
相手方である同乗希望者にその位置情報(データ)が送
信される(ステップS69)。
【0056】さらに、相手方の位置情報が受信されて
(ステップS71)、その位置情報がRAM7に記憶さ
れる(ステップS73)。こうして検出された自分(運
転者)の位置と、受信された相手方である同乗希望者の
位置とが操作パネル&表示装置17の画面に表示されて
いる地図上に表示される(ステップS75)。RAM7
に記憶された自分の地理的な位置のデータと、相手方の
位置のデータが比較され、所定値以内に接近しているか
否か判断される(ステップS77)。つまり、運転者と
選択された同乗希望者とが遭遇しているか否かが判断さ
れる。
【0057】自分と相手方の位置とがほぼ一致していれ
ば、つまりデータの比較結果により遭遇状態と判断され
れば(ステップS77の判断がYES)、プログラムの
再スタート要求があるか否かの判断の後(ステップS7
9)、図5のプログラムが終了される。しかし、自分の
位置と相手方の位置とが一致しない場合(ステップS7
7の判断がNO)、強制終了要求、つまりプログラムの
中断要求があるか否か判断される(ステップS78)。
【0058】中断要求が無い場合(ステップS78の判
断がNO)、再びGPS11によって自分(運転者)の
現在位置が検出される(ステップS65)などの処理が
繰り返される。しかし、強制終了(中断)要求があった
場合(ステップS78の判断がYES)、さらに、プロ
グラムの再スタート要求があるか否か判断される(ステ
ップS79)。再スタート要求がある場合は(ステップ
S79の判断がYES)、ステップS61の相乗り者選
択サブルーチンから改めて開始される。しかし、再スタ
ート要求がない場合(ステップS79の判断がNO)
は、図5のプログラムが終了される。
【0059】このように、本第2実施例では、一つのグ
ループ、例えば、同一企業や同一大学その他の会員制の
団体に所属する者同士が、相乗りを求める者(=同乗希
望者)と、相乗りを許す者(=運転者)とに別れる。そ
して、グループの管理する情報センターを介して互いに
情報交換を行うことで、同乗希望者と運転者とのコンタ
クトを成立させる。その後、互いの位置情報を随時、交
換することで、同乗希望者と運転者との遭遇を行わせ
て、運転者と同乗希望者とを同一目的地へ行くことを可
能にさせることに特徴がある。
【0060】なお上記第2実施例の図6において、同乗
希望者の抽出が情報センターにおいて行われたが、この
抽出処理が運転者の所持する遭遇情報表示装置1で直接
行われてもよい。つまり、情報センターに登録されてい
る各同乗希望者のデータが全て、一度運転者の遭遇情報
表示装置1にダウンロードされた後、その遭遇情報表示
装置1内で抽出処理が行われても良い。また、同乗希望
者の所持する遭遇情報表示装置1としては、携帯電話、
PHSにGPS11の機能のみが装備されてもよい。同
じく、運転者の所持する遭遇情報表示装置1が、車など
に積載されるナビゲーション装置に携帯電話、PHS等
の通信手段が具備されたものでもよい。
【0061】また、運転者側の遭遇情報表示装置1がナ
ビゲーション装置で実現される場合、運転者によって最
終的に選択された同乗希望者の位置と、その運転者の現
在位置とから、それら二人の間の経路(道順)が探索さ
れてもよい。そして、その経路が遭遇情報表示装置1の
操作パネル&表示装置17の画面に表示されてもよい。
同じように、同乗希望者の遭遇情報表示装置1において
も、情報センターから道路その他の地図情報がダウンロ
ードされ、それら地図情報に基づいて、同乗希望者の位
置から運転者の現在位置までの道順が、その同乗希望者
の遭遇情報表示装置1において探索されてもよい。
【0062】さらに、運転者によって同乗を許す同乗希
望者が決定された後、情報センターにおいて、その同乗
希望者と運転者との間の経路が探索され、同乗希望者及
び運転者それぞれが所持する遭遇情報表示装置1に送ら
れても良い。なお、情報センターで探索される経路は、
歩行による道順と、車で走行する経路というように、各
人の環境に合わせた経路が探索されるものとする。した
がって、同乗希望者には、その同乗希望者から運転者へ
向かうための道順が情報センターから送信されると共
に、運転者には、その運転者の現在位置から同乗希望者
までの間を、車によって移動するための経路(道順)に
関する情報が送られる。
【0063】さらに、同乗希望者に送られる道順として
は、バス若しくは電車等の公共交通機関を利用した道順
であってもよい。例えば、最も近いバス停名と、乗車す
べきバスの行き先名と、降りるバス停名が、情報センタ
ーから送られてくる「道順のデータ」内に含まれていて
もよい。
【0064】5.応用例。 本発明は上記実施例に限定されず、本発明の趣旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能である。例えば、操作パネル
&表示装置17の表示装置に表示される地理的な位置情
報が簡略表示されてもよい。
【0065】図7には、相手方及び当方の地理的な位置
情報が簡略表示された様子が示されている。この図7の
場合、出会う場所が二重丸48で表示画面40上に示さ
れ、その出会う場所に対する相手方の相対的な位置が、
方位を表す矢印54と、距離を表す数値56とで表示さ
れている。また、出会う場所に対する自分の相対的な位
置が、同様に、矢印50と数値52とで表示されてい
る。つまり、相手方は、出会う場所である二重丸48か
ら矢印54の方向に10キロ離れた位置に、居ることが
示されている。そして、自分が、二重丸48の地点から
矢印50の方向に5キロ離れた位置にいることが示され
ている。
【0066】このように、遭遇情報表示装置1の表示画
面40には、相手方、出会い場所及び当方(自分)それ
ぞれに関する地理的な情報に関し、必要最小限の情報の
みが表示されてもよい。さらに、上記実施例では、出会
い場所に関する地理的な情報の入力が行われたが(図2
のステップS1)、この「出会い場所」に関する情報入
力が完全に省略されてもよい。そして、遭遇情報表示装
置1の表示画面40に、相手方及び当方の位置情報のみ
が表示されてもよい。例えば、「出会い場所」に関する
情報入力が行われない結果、図7の場合、表示画面40
に「出会い場所」を示す二重丸48が全く表示されず、
相手方と当方との相対的な位置関係と、その間の直線距
離の値とが表示されてもよい。
【0067】なお、この表示画面40への地理情報の表
示に際して、相手方と当方との直線距離の大小や位置方
位の変化に応じて、表示画面40全体のバックカラー
や、表示画面40に表示される文字又は記号の色や記号
の種類、記号の大きさ等が変化されてもよい。例えば、
相手方と当方との直線的な距離が所定値以上であるな
ら、表示画面40全体のバックカラーが青系統の色で表
示され、その直線距離が所定値以内となったら、表示画
面40のバックカラーが赤系統の色で表示されるなどで
ある。また、互いの直線距離が大きい場合には、数値5
2、56が大きく表示され、互いの直線距離が小さくな
るにつれて、その文字サイズが小さくされてもよいし、
表示色が変化されてもよい。
【0068】また、当方に対する相手方の方位が、北か
ら北西に徐々に変化した場合、その存在する方位(方
向)の変化に応じて、数値52、56及び/又は矢印5
0、54の色や大きさ、種類が変化させられてもよい。
つまり、相手方と当方それぞれの位置と、それらの位置
関係(相対的な方位又は絶対的な方位など)を示す記
号、数値などの情報を表示するものの色、種類、大きさ
が、互いの間の距離や方位の変化に応じて変化されても
よい。
【0069】例えば、当方の位置に対して、相手方が北
の方向にいるならば、北にいることを示す矢印(例え
ば、図7の矢印54)が青色で表示される。さらに、相
手方が当方に対して南の方向にいるならば、矢印が赤色
で表示され、東の方向にいるならば緑色で、西の方向に
いるならば黄色でそれぞれ表示されてもよい。つまり、
当方の地理的な位置に対する相手方の相対的な位置を示
す矢印などの記号がその方位によって、表示色又は種類
又は大きさなどが変化されてもよい。
【0070】また、相手方と当方(自分、自己)との直
線的な距離間隔に応じて、発音装置21から様々なメッ
セージ音が発音されてもよい。例えば、相手方と当方と
の直線距離が所定値以内になったときに、警告音(注意
音)が発音されてもよし、その直線的な距離の値が人体
の音声を模した音で報知されてもよい。または、相手方
と自分との直線的な距離値と、自分の位置を基準とした
相手方の居る相対的な方位(例えば、北西方向、南東方
向、右手方向、左方向、左斜め方向、右斜め後方向その
他)に関する情報が随時、音声によって報知され続けて
もよい。特に、相手方と自分との間の距離が音声で報知
される遭遇情報表示装置1ならば、視覚障害者にも利用
でき、便利性の高い装置とすることができる。
【0071】さらに、図7に示された、相手方及び当方
の地理的な位置情報の簡略表示画面に、図3に示された
地図が重ねて表示されてもよい。つまり、図3の地図上
に、相手方と当方との地理的な位置関係を示す情報が簡
略表示されてもよい。加えて、相手方の地理的な位置情
報と、当方の地理的な位置情報とが、別々の画面に独立
して表示されてもよい。例えば、操作パネル&表示装置
17の表示画面が、少なくとも二つの画面に分割され、
一方の分割画面に相手方の位置が表示され、他方の分割
画面に当方の位置が表示されてもよい。
【0072】また、遭遇情報表示装置1における地理座
標の検出には、GPS11の他に、PHSが利用されて
もよい。PHSは、一つの無線基地局がカバーする通信
エリアが携帯電話に比べて狭い。そこで、特定の基地局
と交信しているPHSの場所を、その交信している基地
局の通信可能エリア圏内と特定することで、PHSを所
持する者の地理的な場所を特定することができる。そこ
で、この情報を用いて、PHSを所有している者の場所
が特定されてもよい。
【0073】その他には、複数の地上基地局から発せら
れるビーコン波によって装置1の地理的な位置の特定が
行われてもよい。さらに、自動車などの地上移動体に積
載されている、距離計と、方位センサーが用いられても
良い。方位センサーには、地球の地磁気の方位を直接測
定する絶対方位センサーや、移動に伴う方位変化を検出
する相対方位センサーや、オートジャイロなどがある。
そして、基準位置からの移動距離と方位変化とが、それ
ら距離計と方位センサーとによって追跡されることで、
自己の現在位置が、基準位置から算出されてもよい。こ
のように、本発明では、地理的な位置検出に使用する手
段としては、GPSのみに限定するものでなく、如何な
るものが用いられても良い。
【0074】また、相手方と当方との通信方法について
も、PHS、携帯電話、自動車電話などの移動体通信装
置が用いられてもよいし、ハム、CB無線、トランシー
バーなどの無線装置が用いられても良い。さらに、本発
明の装置1が、携帯電話にGPSなどの位置検出手段が
具備されて構成されてもよいし、ラップトップ型その他
のパーソナルコンピュータとGPSなどの位置検出手段
と、携帯電話又はモデムその他の通信手段とが組み合わ
せられて構成されてもよいし、自動車などに積載されて
いるナビゲーション装置と携帯電話などの通信手段とで
構成されてもよい。
【0075】さらにまた、本発明の遭遇情報表示装置1
が、図2に示されたフローチャートを実現するプログラ
ムが、ROM5に保存され、そのプログラムのみを専ら
実行する専用装置とされてもよいし、パーソナルコンピ
ュータなどの汎用装置で実現されてもよい。つまり、パ
ーソナルコンピュータなどの装置の基本的な動作を制御
する基本ソフト(オペレーティングシステム)の支配下
において、図2のフローチャートを実行するアプリケー
ションソフトで、本発明が構成されてもよい。その他に
は、本発明が、自動車などに積載されるナビゲーション
装置で実行されてもよい。
【0076】また、本発明の装置は、3人以上の人が互
いに持ち、それら複数の装置同士で、情報を送受信する
と共に、各人の地理的な位置が各装置に随時表示されて
もよい。つまり、3人以上の人が出会う場合に、それら
3人以上の人の地理的な位置が操作パネル&表示装置1
7の画面に同時表示される装置でもよい。
【0077】以上のように、本発明は、自己の地理的な
位置を検出できる、地理位置検出手段(GPS11その
他)と、相手方の装置との間で、互いの位置に関する情
報をやり取りできる情報送受信手段(通信装置15、P
HS、セルラーフォンまたは携帯電話の通信装置、トラ
ンシーバーなどの無線装置その他)と、情報を目視でき
る情報表示手段(操作パネル&表示装置17、液晶画
面、テレビモニタ、プラズマディスプレイその他)とで
構成されている。そして、場合によっては、メモリに保
存されるか又は、光ディスクなどの補助記憶装置19に
保存されるか又は、遠隔地にある情報センターに保存さ
れた地図情報が用いられる。
【0078】6.請求項の解説。 [1]本発明の遭遇情報表示装置は、自己の地理的な位
置である第1位置を検出する地理位置検出手段(GPS
11その他)と、情報を送受する情報送受信手段(通信
装置15、PHS、セルラーフォンまたは携帯電話の通
信装置、トランシーバーなどの無線装置その他)と、こ
の情報送受信手段によって受信した相手方の地理的な位
置である第2位置と、上記第1位置とに関する情報を一
つの画面上に表示させる情報表示手段(操作パネル&表
示装置17の画面=表示画面40、液晶画面、テレビモ
ニタ、プラズマディスプレイその他)とを備えることを
特徴とする。
【0079】[2]上記特徴に加え、遠隔装置(情報セ
ンター)において収集された複数の相手方情報(同乗希
望者の地理的な位置データと目的地に関する情報)か
ら、入力された選択条件(図6のステップS81)にし
たがってリストアップされた後、特定の相手方が選択さ
れる。そして、その選択された相手方情報を、その遠隔
装置から受信して相手方を特定するか、又は、その遠隔
装置で収集された複数の相手方情報を受信して、その受
信した複数の相手方情報から、入力された選択条件にし
たがってリスト表示された後、特定の相手方を選択する
相手方選択手段(ステップS81〜S89)を備えるこ
とを特徴とする。
【0080】[3]上記特徴に加え、上記地理位置検出
手段(GPS11)によって検出された自己の地理位置
情報と、行き先目的地に関する情報と、自己の識別情報
(IDコード等)及び/又は個別連絡情報(携帯電話の
電話番号など)とからなる情報を上記相手方情報として
上記情報送受信手段(通信装置15、PHS、セルラー
フォンまたは携帯電話の通信装置、トランシーバーなど
の無線装置その他)によって上記遠隔装置に送信するこ
とを特徴とする。
【0081】[4]また、本発明の遭遇情報表示装置
は、上記第1位置と、第2位置との間の距離と、第1位
置及び第2位置の相対的又は絶対的な方位(北、北西、
西等)又は方向(右手方向、前方、右斜め前方など)と
を上記情報表示手段の画面に表示させることを特徴とす
る。
【0082】[5]また、本発明の遭遇情報表示装置
は、他者との待ち合わせ場所(二重丸44、48)に関
する地理的な位置を上記情報表示手段の画面上(図3又
は図7の表示画面40)に同時に表示させることを特徴
とする。
【0083】[6]また、本発明の遭遇情報表示装置
は、上記情報送受信手段(通信装置15)を用いて外部
から地図情報を取得するか(遠隔地にある情報センター
に保存された地図情報を受信する)、又は装置内に保存
された地図情報を読み出すか(ROM5内に蓄えられた
地図情報)、又は各データを保存若しくは蓄積できる情
報記憶手段(光ディスクなどの補助記憶装置19)から
地図情報を読み出すと共に、この地図上に上記各地理的
な位置を重ねて上記情報表示手段の画面(図3の表示画
面40)に表示させることを特徴とする。
【0084】[7]また、本発明の遭遇情報表示装置
は、上記地理位置検出手段が、少なくとも3つの基準発
信元から到来する電波信号を受信して、上記第1位置を
その電波信号に基づいて算出する第1検出手段(GPS
11)か、又は上記情報送受信手段が通信できる基地局
の通信範囲に基づいて上記第1位置を検出する第2検出
手段(PHS)で構成されることを特徴とする。
【0085】[8]また、本発明の遭遇情報表示装置
は、上記第1位置及び第2位置との間の地理的な距離の
大小に応じて上記情報表示手段の画面の表示色を変える
こと(表示画面40のバックカラーを変化させる)、及
び/又は、上記情報表示手段の画面に表示される上記第
1位置(図3の菱形46)及び第2位置(図3の三角4
2)それぞれを示す記号又は文字の色、形、種類を上記
第1位置及び第2位置との間の距離に応じて変化させる
こと、及び/又は、上記情報表示手段の画面に表示され
る上記第1位置及び第2位置の地理的な位置関係を表す
情報(図7の矢印50、54)を示す記号又は文字の
色、形、種類を、上記第1位置及び第2位置の間の距離
及び/又は互いの地理的な位置関係の変化に応じて変化
させること、及び/又は、上記第1位置及び第2位置に
関する地理的な情報を可聴音声によって報知する音声情
報報知手段(発音装置21)を備えることを特徴とす
る。
【0086】[9]また、遭遇情報表示装置1が車に搭
載されているナビゲーション装置などで実現されている
場合、そのナビゲーション装置の機能を用いて、自己の
位置から相手方の位置へ至る案内経路が探索されること
を特徴とする。
【0087】[A] 自己の地理的な位置である第1位
置を検出する地理位置検出手段と、情報を送受する情報
送受信手段と、 この情報送受信手段によって受信した
相手方の地理的な位置である第2位置と、上記第1位置
とに関する情報を画面上に表示させる情報表示手段とを
備えることを特徴とする遭遇情報表示装置。
【0088】[B] 上記地理位置検出手段によって検
出される上記第1位置の情報を随時更新させると共に、
上記第2位置の情報を、上記情報送受信手段によって
随時受信して更新させると共に、 この第1位置及び第
2位置に関する最新の情報が、上記情報表示手段の一つ
の画面に同時表示されるか又は、上記情報表示手段の分
割された画面にそれぞれ独立して表示させることを特徴
とする請求項A記載の遭遇情報表示装置。
【0089】[C] 遠隔装置において収集された複数
の相手方情報から、入力された選別条件にしたがって選
び出された複数の相手方情報を、その遠隔装置から受信
し、各相手方情報の内容を上記情報表示手段にリスト表
示か又は地図上にポイント表示させる選別相手方情報受
信手段か、 又は、その遠隔装置で収集された複数の相
手方情報を受信して、その受信した複数の相手方情報か
ら、入力された選別条件にしたがって相手方を選び出
し、各相手方情報の内容を上記情報表示手段にリスト表
示させるか又は地図上にポイント表示させる相手方選別
手段を備えることを特徴とする請求項A又はB記載の遭
遇情報表示装置。
【0090】[D] 上記選別相手方情報受信手段か、
又は上記相手方選別手段によって表示された複数の相手
方から一人の相手方が選択されると、その選択された相
手方の装置と上記情報送受信手段によって上記第1位置
及び第2位置に関する情報を授受しあうことを特徴とす
る請求項C記載の遭遇情報表示装置。
【0091】[E] 上記第1位置に関する情報、行き
先目的地に関する情報、自己の識別情報及び/又は個別
連絡情報、喫煙習慣の有無に関する情報、性別に関する
情報、乗車希望人数に関する情報のうちの1種以上で構
成される情報を上記相手方情報として上記情報送受信手
段によって上記遠隔装置に送信することを特徴とする請
求項C又はD記載の遭遇情報表示装置。
【0092】[F] 上記選別条件が、相手方の希望目
的地、相手方と自己との地理的な距離間隔、喫煙習慣の
有無、性別、乗車希望人数のうちの1種か又は2種以上
が組み合わされた条件であることを特徴とする請求項
C、D又はE記載の遭遇情報表示装置。
【0093】[G] 上記第1位置と、第2位置との間
の距離と、第1位置及び第2位置の相対的又は絶対的な
方位又は方向とを上記情報表示手段の画面に表示させる
ことを特徴とする請求項A、B、C、D、E又はF記載
の遭遇情報表示装置。
【0094】[H] 他者との待ち合わせ場所に関する
地理的な位置を上記情報表示手段の画面上に同時に表示
させることを特徴とする請求項A、B、C、D、E、F
又はG記載の遭遇情報表示装置。
【0095】[I] 上記情報送受信手段を用いて外部
から地図情報を取得するか、又は装置内に保存された地
図情報を読み出すか、又は各データを保存若しくは蓄積
できる情報記憶手段から地図情報を読み出すと共に、こ
の地図上に上記各地理的な位置を重ねて上記情報表示手
段の画面に表示させることを特徴とする請求項A、B、
C、D、E、F、G又はH記載の遭遇情報表示装置。
【0096】[J] 上記第1位置、第2位置に基づ
き、上記地図情報を用いて、上記第1位置及び第2位置
の何れか一方から他方へ至る案内経路を探索し、上記情
報表示手段に表示させることを特徴とする請求項I記載
の遭遇情報表示装置。
【0097】[K] 上記地理位置検出手段が、少なく
とも3つの基準発信元から到来する電波信号を受信し
て、上記第1位置をその電波信号に基づいて算出する第
1検出手段か、又は上記情報送受信手段が通信できる基
地局の通信範囲に基づいて上記第1位置を検出する第2
検出手段で構成されることを特徴とする請求項A、B、
C、D、E、F、G、H、I又はJ記載の遭遇情報表示
装置。
【0098】[L] 上記第1位置及び第2位置との間
の地理的な距離の大小に応じて上記情報表示手段の画面
の表示色を変えること、 及び/又は、上記情報表示手
段の画面に表示される上記第1位置及び第2位置それぞ
れを示す記号又は文字の色、形、種類を上記第1位置及
び第2位置との間の距離に応じて変化させること、及び
/又は、上記情報表示手段の画面に表示される上記第1
位置及び第2位置の地理的な位置関係を表す情報を示す
記号又は文字の色、形、種類を、上記第1位置及び第2
位置の間の距離及び/又は互いの地理的な位置関係の変
化に応じて変化させること、 及び/又は、上記第1位
置及び第2位置に関する地理的な情報を可聴音声によっ
て報知する音声情報報知手段を備えることを特徴とする
請求項A、B、C、D、E、F、G、H、I又はK記載
の遭遇情報表示装置。
【0099】[M] 地理位置検出手段によって検出し
た自己の地理的な第1位置と、情報送受信手段によって
受信した相手方の地理的な第2位置とを情報表示手段の
画面に表示させる際、 これら第1位置及び第2位置の
地理座標を含む地図か、又は第1位置及び第2位置の間
の距離及び/又は相対的な位置関係を表す情報を上記画
面に重ねて表示させることを特徴とする遭遇情報表示方
法。
【0100】[N] 上記地理位置検出手段によって検
出される上記第1位置の情報を随時更新させると共に、
上記第2位置の情報を、上記情報送受信手段によって
随時受信して更新させると共に、 この第1位置及び第
2位置に関する最新の情報が、上記情報表示手段の一つ
の画面に同時表示されるか又は、上記情報表示手段の分
割された画面にそれぞれ独立して表示させることを特徴
とする請求項M記載の遭遇情報表示方法。
【0101】[O] 遠隔装置において収集された複数
の相手方情報から、入力された選別条件にしたがって選
び出された複数の相手方情報を、その遠隔装置から受信
し、各相手方情報の内容を上記情報表示手段にリスト表
示か又は地図上にポイント表示させるか、 又は、その
遠隔装置で収集された複数の相手方情報を受信して、そ
の受信した複数の相手方情報から、入力された選別条件
にしたがって相手方を選び出し、各相手方情報の内容を
上記情報表示手段にリスト表示させるか又は地図上にポ
イント表示させることを特徴とする請求項M又はN記載
の遭遇情報表示方法。
【0102】[P] 上記情報表示手段にリスト表示さ
れるか又は地図上にポイント表示された複数の相手方か
ら一人の相手方が選択されると、その選択された相手方
の装置と上記情報送受信手段によって上記第1位置及び
第2位置に関する情報を授受しあうことを特徴とする請
求項O記載の遭遇情報表示方法。
【0103】[Q] 上記第1位置に関する情報、行き
先目的地に関する情報、自己の識別情報及び/又は個別
連絡情報、喫煙習慣の有無に関する情報、性別に関する
情報、乗車希望人数に関する情報のうちの1種以上で構
成される情報を上記相手方情報として上記情報送受信手
段によって上記遠隔装置に送信することを特徴とする請
求項O又はP記載の遭遇情報表示方法。
【0104】[R] 上記選別条件が、相手方の希望目
的地、相手方と自己との地理的な距離間隔、喫煙習慣の
有無、性別、乗車希望人数のうちの1種か又は2種以上
が組み合わされた条件であることを特徴とする請求項
O、P又はQ記載の遭遇情報表示方法。
【0105】[S] 他者との待ち合わせ場所に関する
地理的な位置を上記情報表示手段の画面上に同時に表示
させることを特徴とする請求項M、N、O、P、Q又は
R記載の遭遇情報表示方法。
【0106】[T] 上記情報送受信手段を用いて外部
から地図情報を取得するか、又は装置内に保存された地
図情報を読み出すか、又は各データを保存若しくは蓄積
できる情報記憶手段から地図情報を読み出すと共に、こ
の地図上に上記各地理的な位置を重ねて上記情報表示手
段の画面に表示させることを特徴とする請求項M、N、
O、P、Q、R又はS記載の遭遇情報表示方法。
【0107】[U] 上記第1位置、第2位置に基づ
き、上記地図情報を用いて、上記第1位置及び第2位置
の何れか一方から他方へ至る案内経路を探索し、上記情
報表示手段に表示させることを特徴とする請求項T記載
の遭遇情報表示方法。
【0108】[V] 上記第1位置及び第2位置それぞ
れを示す記号又は文字の色、形、種類を上記第1位置及
び第2位置の間の距離に応じて変化させ、 及び/又
は、上記第1位置及び第2位置の位置関係を表す情報を
示す記号又は文字の色、形、種類を、上記第1位置及び
第2位置の間の距離及び/又は互いの位置関係の変化に
応じて変化させ、 及び/又は、上記第1位置及び第2
位置に関する地理的な情報を可聴音声によって報知させ
ることを特徴とする請求項M、N、O、P、Q、R、
S、T又はU記載の遭遇情報表示方法。
【0109】[W] 地理位置検出手段によって検出し
た自己の地理的な第1位置と、情報送受信手段によって
受信した相手方の地理的な第2位置とを情報表示手段の
画面に表示させる際、 これら第1位置及び第2位置の
地理座標を含む地図か、又は第1位置及び第2位置の間
の距離及び/又は相対的な位置関係を表す情報を上記画
面に重ねて表示させる処理をコンピュータに実行させる
遭遇情報表示のためのコンピュータプログラム。
【0110】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明では、地理
位置検出手段によって自分の地理的な位置を検出すると
共に、情報送受信手段によって相手方の装置と間で、互
いの地理的な位置に関する情報をやり取りする。そし
て、得られた自己及び相手方それぞれの地理的な位置に
関する情報を情報表示手段に随時、表示させることで、
相手方と自己それぞれの位置を常に把握することがで
き、移動方向その他、行動内容をより迅速かつ的確に判
断することができ、より迅速かつ確実に相手方と出会う
ことができる。
【0111】つまり、出会う約束をした相手方に、出会
えないといった不都合を確実に回避できる。しかも、相
手方又は自分の少なくとも一方が、待ち合わせ場所に関
しての十分な知識がなくても、確実に相手方と出会うこ
とができる。例えば、一方が、一つの地点に止まれば、
他方は、その地点へ向けて移動するだけで互いに出会う
ことができ、待ち合わせ場所の決定といった手続きも不
要となる。
【0112】また、互いの間の距離間隔に応じて、情報
表示手段に表示される地図や、情報が拡大縮小、又は色
変化、記号種類変化、大きさ変化などされるので、表示
される情報の内容をより容易に認識することができる。
さらに、音によって、互いの距離間隔の変化を報知させ
る場合には、視覚障害者にも本発明の装置を利用するこ
とができ、より利便性の高く、かつ福祉に役立つ装置と
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 遭遇情報表示装置1の機能ブロック図を示
す。
【図2】 遭遇情報表示装置1で実行されるプログラム
のフローチャート図を示す。
【図3】 表示画面40の表示例を示す。
【図4】 同乗希望者の所持する遭遇情報表示装置1で
実行されるプログラムのフローチャート図を示す。
【図5】 運転者の所持する遭遇情報表示装置1で実行
されるプログラムのフローチャート図を示す。
【図6】 運転者の所持する遭遇情報表示装置1で実行
されるプログラムのフローチャート図を示す。
【図7】 表示画面40の表示例を示す。
【符号の説明】
1…遭遇情報表示装置、3…CPU、5…ROM、7…
RAM、9…システムバス、11…GPS、13…イン
ターフェイス回路、15…通信装置、17…操作パネル
&表示装置、19…補助記憶装置、21…発音装置、2
3…音声入力装置、40…表示画面、42…三角、44
…二重丸、46…菱形、48…二重丸、50…矢印、5
2…数値、54…矢印、56…数値。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C032 HB22 HC08 HD12 2F029 AA07 AB07 AB13 AC02 AC09 AC14 AC16 5H180 AA21 BB05 FF04 FF13 FF14 FF22 FF25 FF27 FF33 FF38 5K067 AA34 BB04 BB21 DD17 DD51 EE02 FF03 JJ52 JJ56

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自己の地理的な位置である第1位置を検
    出する地理位置検出手段と、 情報を送受する情報送受信手段と、 この情報送受信手段によって受信した相手方の地理的な
    位置である第2位置と、上記第1位置とに関する情報を
    画面上に表示させる情報表示手段とを備えることを特徴
    とする遭遇情報表示装置。
  2. 【請求項2】 上記地理位置検出手段によって検出され
    る上記第1位置の情報を随時更新させると共に、 上記第2位置の情報を、上記情報送受信手段によって随
    時受信して更新させると共に、 この第1位置及び第2位置に関する最新の情報が、上記
    情報表示手段の一つの画面に同時表示されるか又は、上
    記情報表示手段の分割された画面にそれぞれ独立して表
    示させることを特徴とする請求項1記載の遭遇情報表示
    装置。
  3. 【請求項3】 遠隔装置において収集された複数の相手
    方情報から、入力された選別条件にしたがって選び出さ
    れた複数の相手方情報を、その遠隔装置から受信し、各
    相手方情報の内容を上記情報表示手段にリスト表示か又
    は地図上にポイント表示させる選別相手方情報受信手段
    か、 又は、その遠隔装置で収集された複数の相手方情報を受
    信して、その受信した複数の相手方情報から、入力され
    た選別条件にしたがって相手方を選び出し、各相手方情
    報の内容を上記情報表示手段にリスト表示させるか又は
    地図上にポイント表示させる相手方選別手段を備えるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の遭遇情報表示装
    置。
  4. 【請求項4】 上記選別相手方情報受信手段か、又は上
    記相手方選別手段によって表示された複数の相手方から
    一人の相手方が選択されると、その選択された相手方の
    装置と上記情報送受信手段によって上記第1位置及び第
    2位置に関する情報を授受しあうことを特徴とする請求
    項3記載の遭遇情報表示装置。
  5. 【請求項5】 上記第1位置に関する情報、行き先目的
    地に関する情報、自己の識別情報及び/又は個別連絡情
    報、喫煙習慣の有無に関する情報、性別に関する情報、
    乗車希望人数に関する情報のうちの1種以上で構成され
    る情報を上記相手方情報として上記情報送受信手段によ
    って上記遠隔装置に送信することを特徴とする請求項3
    又は4記載の遭遇情報表示装置。
  6. 【請求項6】 上記選別条件が、相手方の希望目的地、
    相手方と自己との地理的な距離間隔、喫煙習慣の有無、
    性別、乗車希望人数のうちの1種か又は2種以上が組み
    合わされた条件であることを特徴とする請求項3、4又
    は5記載の遭遇情報表示装置。
  7. 【請求項7】 上記第1位置と、第2位置との間の距離
    と、第1位置及び第2位置の相対的又は絶対的な方位又
    は方向とを上記情報表示手段の画面に表示させることを
    特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の遭遇
    情報表示装置。
  8. 【請求項8】 他者との待ち合わせ場所に関する地理的
    な位置を上記情報表示手段の画面上に同時に表示させる
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7
    記載の遭遇情報表示装置。
  9. 【請求項9】 上記情報送受信手段を用いて外部から地
    図情報を取得するか、又は装置内に保存された地図情報
    を読み出すか、又は各データを保存若しくは蓄積できる
    情報記憶手段から地図情報を読み出すと共に、この地図
    上に上記各地理的な位置を重ねて上記情報表示手段の画
    面に表示させることを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5、6、7又は8記載の遭遇情報表示装置。
  10. 【請求項10】 上記第1位置、第2位置に基づき、上
    記地図情報を用いて、上記第1位置及び第2位置の何れ
    か一方から他方へ至る案内経路を探索し、上記情報表示
    手段に表示させることを特徴とする請求項9記載の遭遇
    情報表示装置。
  11. 【請求項11】 上記地理位置検出手段が、少なくとも
    3つの基準発信元から到来する電波信号を受信して、上
    記第1位置をその電波信号に基づいて算出する第1検出
    手段か、又は上記情報送受信手段が通信できる基地局の
    通信範囲に基づいて上記第1位置を検出する第2検出手
    段で構成されることを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5、6、7、8、9又は10記載の遭遇情報表示装
    置。
  12. 【請求項12】 上記第1位置及び第2位置との間の地
    理的な距離の大小に応じて上記情報表示手段の画面の表
    示色を変えること、 及び/又は、上記情報表示手段の画面に表示される上記
    第1位置及び第2位置それぞれを示す記号又は文字の
    色、形、種類を上記第1位置及び第2位置との間の距離
    に応じて変化させること、 及び/又は、上記情報表示手段の画面に表示される上記
    第1位置及び第2位置の地理的な位置関係を表す情報を
    示す記号又は文字の色、形、種類を、上記第1位置及び
    第2位置の間の距離及び/又は互いの地理的な位置関係
    の変化に応じて変化させること、 及び/又は、上記第1位置及び第2位置に関する地理的
    な情報を可聴音声によって報知する音声情報報知手段を
    備えることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
    6、7、8、9、10、11又は12記載の遭遇情報表
    示装置。
  13. 【請求項13】 地理位置検出手段によって検出した自
    己の地理的な第1位置と、情報送受信手段によって受信
    した相手方の地理的な第2位置とを情報表示手段の画面
    に表示させる際、 これら第1位置及び第2位置の地理座標を含む地図か、
    又は第1位置及び第2位置の間の距離及び/又は相対的
    な位置関係を表す情報を上記画面に重ねて表示させるこ
    とを特徴とする遭遇情報表示方法。
  14. 【請求項14】 地理位置検出手段によって検出した自
    己の地理的な第1位置と、情報送受信手段によって受信
    した相手方の地理的な第2位置とを情報表示手段の画面
    に表示させる際、 これら第1位置及び第2位置の地理座標を含む地図か、
    又は第1位置及び第2位置の間の距離及び/又は相対的
    な位置関係を表す情報を上記画面に重ねて表示させる処
    理をコンピュータに実行させる遭遇情報表示のためのコ
    ンピュータプログラム。
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