JP2003108456A - ドキュメント配送システムおよびその方法 - Google Patents

ドキュメント配送システムおよびその方法

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JP2003108456A
JP2003108456A JP2001299955A JP2001299955A JP2003108456A JP 2003108456 A JP2003108456 A JP 2003108456A JP 2001299955 A JP2001299955 A JP 2001299955A JP 2001299955 A JP2001299955 A JP 2001299955A JP 2003108456 A JP2003108456 A JP 2003108456A
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JP2001299955A
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Kazuo Kobayashi
和男 小林
Koichi Yoshimura
浩一 吉村
Yasuyori Maeda
康順 前田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数のネットワーク環境が相互に接続されたネ
ットワーク環境において、ドキュメントの配送時間を大
幅に短縮する。 【解決手段】本発明にかかるドキュメント配送システム
においては、ユーザのブラウザ端末が最初にアクセスし
た配送元サーバまたは配送先サーバを基点に、他のネッ
トワークにある配送元ドキュメントの検索を行うことが
でき、かつ、他のネットワークにあるドキュメント配送
先の検索を行うことができるようにしてある。また、ド
キュメント配送元については、ユーザが動的に配送元ド
キュメントを検索するだけでなく、静的情報に基づき配
送元を検索できるようにしてある。また、ドキュメント
配送先については、静的情報に基づくのみでなく、ドキ
ュメント配送先を動的にも検索できるようにしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットな
どの広域分散型ネットワークおよびプライベートネット
ワークにおけるドキュメント配送システムおよびその方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】イントラネット・インターネットなどの
ネットワークにおいて、ブラウザを用いてドキュメント
を検索し、プリンタ・FAX・相手電子メールアドレス
・相手ストレージといった他のノードに配信する場合に
は、一般的には、ネットワーク上を検索して見つけたド
キュメントを端末にダウンロードし、必要に応じてフォ
ーマット変換し、さらに、プリントプロトコル(lp
d)・FAXプロトコル(G3)など、ドキュメントの
送り先に適合した配送プロトコルを用いて他のノードに
配信するという手順がとられる。これに対して、IPP(I
nternet Print Protocol)では、端末はプリンタなどの
他のノードにドキュメントのURLを送り、他のノード
は、このURLを用いて直接ドキュメントを取得し、必要
に応じてフォーマット変換などを行ってプリントアウト
などの処理を行うこともできる。
【0003】ドキュメントの配送先(上記プリンタ/F
AXなど)は、端末に設定された配送先からの選択、ユ
ーザによる直接入力、端末内のアドレス帳の参照、ある
いは、閉じたネットワークにおけるディレクトリサービ
スなどのサービス管理への問い合わせなどにより決定さ
れる。このサービス管理の例として、上記ディレクトリ
サービスの他に、例えば、JINI (SUN microsystems
社)、Active Directory (Microsoft社)および各プリン
タメーカが発売しているプリンと管理システムなどを挙
げることができる。これらのいずれの方式も、ある閉じ
た範囲内のネットワークにおいてのみ適用し、また、例
えばディレクトリサービスにおいては、LDAP(Light wei
ght Directory Access Protocol)が用いられるといった
ように、上記方式それぞれにおいて、サービス情報の問
い合わせのために、独自の方法が採られている。
【0004】上述のように、ブラウザ機能をもつ端末か
らブラウンジングによりドキュメントを検索し、プリン
タなどの他のノードに配送する場合、IPPを除き、いず
れの方式においても、ドキュメントを端末にダウンロー
ドしなければならない。これらの方式を、例えば、ブラ
ウザ機能をもつ携帯端末により狭帯域の公衆網経由でド
キュメントを配送する場合に適用すると、狭い帯域の公
衆網を介して端末にドキュメントをダウンロードし、さ
らに端末からドキュメントを他のノードに送信すること
となる。
【0005】従って、IPP以外の上記方式をこのような
用途に適用すると、多大なドキュメント配送時間が必要
になる。あるいは、携帯電話機のように、ハードディス
クなどの大容量記憶装置をもたない端末装置は、ドキュ
メントのダウンロード自体が困難であり、IPP以外の上
記方式では、ドキュメントの配送が困難である。
【0006】一方、IPPの場合、例えば、ドキュメント
がプライベートネットワーク内でプリンタがプライベー
トネットワーク外にあるような場合には、セキュリティ
の関係上、プリンタが指定されたURLのドキュメントを
直接とってくることができない。この場合、プリンタが
指定されたURLのドキュメントをとってくるために、プ
ライベートネットワーク内に入るための認証情報をユー
ザが渡してやれば可能となりうる。しかしながら、例え
ば、プライベートネットワーク内に入る際の認証の方式
としてフンタイムパスワードを使用しているような場合
には、この方法を採ることはできない。
【0007】また、IPPを含む上記方式のいずれも、プ
リンタ・FAX・電子メール・ファイル転送等の配送プ
ロトコルごとにアプリケーションを必要とし、例えば、
携帯電話などの大容量の記憶装置・メモリを持たない端
末においては、これら多くの種類のアプリケーションを
動作させることはできない。さらに、上記方式のいずれ
も、ある閉じた範囲のネットワーク内でのみ適用可能な
ので、ネットワークをまたがって配送先を探すことはで
きない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、複数のネ
ットワーク環境が相互に接続されたネットワーク環境に
おいて、ドキュメントの配送時間を大幅に短縮すること
ができるドキュメント配送システムおよびその方法を提
供することを目的とする。また、本発明は、多数の配信
プロトコルを実現する多くのアプリケーションを端末に
持たせずにドキュメントの配送をできるようにしたドキ
ュメント配信システムおよびその方法を提供することを
目的とする。また、本発明は、プリンタ・FAX・電子
メール・ファイル転送などのドキュメント配送を統合す
ることができ、かつ、ネットワークを超えた未知の配送
先を探すことができるドキュメント配送システムおよび
その方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】[ドキュメント配送シス
テム]上記目的を達成するために、本発明にかかるドキ
ュメント配送システムは、相互に接続された複数のネッ
トワークにおいて、端末からの操作に応じて配送元から
配送先にドキュメントを配送するドキュメント配送シス
テムであって、前記複数のネットワークの1つ以上それ
ぞれは、前記配送元および配送サーバ、または、前記配
送先および前記配送サーバを、少なくとも含み、前記端
末は、前記配送元を含むネットワークに含まれる第1の
配送サーバ、および、前記配送先を含むネットワークに
含まれる第2の配送サーバに対してブラウジングプロト
コルによりアクセスする配送サーバアクセス手段を有
し、前記配送サーバそれぞれは、前記配送元それぞれに
応じたプロトコルにより、前記配送元にアクセスする配
送元アクセス手段と、前記配送先それぞれに応じたプロ
トコルにより、前記配送先にアクセスする配送先アクセ
ス手段と、他の前記配送サーバとの間で、ブラウジング
プロトコルによりドキュメントを送信および受信する送
信・受信手段とを有し、前記端末が、前記第1の配送サ
ーバまたは前記第2の配送サーバにアクセスしてドキュ
メントの配送を指示すると、前記配送元は、前記第1の
配送サーバおよび前記第2の配送サーバを介して、前記
配送先にドキュメントを配送する。
【0010】好適には、前記複数のネットワークのいず
れかは、インターネットである。
【0011】好適には、前記配送サーバを含むネットワ
ークそれぞれは、それぞれ同じネットワークに含まれる
前記配送元および前記配送先またはこれらのいずれかを
管理する1つ以上のサービス管理を有し、前記配送サー
バそれぞれは、前記サービス管理それぞれに応じたプロ
トコルにより、同じネットワークに含まれる前記サービ
ス管理それぞれにアクセスし、前記アクセスしたサービ
ス管理に前記配送元および前記配送先またはこれらのい
ずれかを問い合わせる問い合わせ手段を有する。
【0012】好適には、前記配送サーバそれぞれは、他
の前記配送サーバに対して、ブラウジングプロトコルに
よりアクセスする配送サーバアクセス手段を有し、前記
端末は、直接アクセスした前記配送サーバを介して、ま
たは、前記直接アクセスした前記配送サーバおよび前記
直接アクセスした配送サーバの前記配送サーバアクセス
手段を介してアクセスした他の配送サーバを介して、前
記配送元および前記配送先またはこれらのいずれかを検
索する配送検索手段を有する。
【0013】好適には、前記配送サーバそれぞれは、前
記端末が、前記配送元の検索に用いたパスを介して、前
記配送元からドキュメントを取得し、前記端末が、前記
配送先の検索に用いたパスを介して、前記配送先に、前
記取得したドキュメントを配送するドキュメント取得・
配送手段を有する。
【0014】好適には、前記端末は、前記配送元および
前記配送先またはこれらのいずれかの検索に用いた前記
配送サーバそれぞれの情報を表示し、この表示に対する
選択を受け入れるサーバ情報表示・選択手段を有する。
【0015】好適には、前記配送サーバそれぞれの前記
配送元アクセス手段は、前記配送元に対して静的または
動的にアクセスし、前記配送サーバそれぞれの前記配送
先アクセス手段は、前記配送先に対してに静的または動
的にアクセスする。
【0016】好適には、前記配送サーバそれぞれの配送
先アクセス手段は、前記サービス管理から取得した前記
配送先に対して、静的にアクセスする。
【0017】好適には、前記配送サーバそれぞれは、前
記静的にアクセスした配送元または配送先またはこれら
のいずれかの情報を、前記端末にリスト表示させ、この
表示に対する選択を受け入れる情報表示・選択手段を有
する。
【0018】好適には、前記配送元は、Webサーバで
あって、前記ドキュメントは、前記配送サーバの配送元
アクセス手段が、ブラウジングプロトコルにより動的に
アクセスする前記Webサーバに保持されている。
【0019】好適には、前記配送元は、ネットワークフ
ァイルシステムであって、前記ドキュメントは、前記配
送サーバの配送元アクセス手段が、ネットワークファイ
ルシステムプロトコルにより動的にアクセスする前記ネ
ットワークファイルシステムに保持されている。
【0020】好適には、前記配送元は、メールサーバで
あって、前記ドキュメントは、前記配送サーバの配送元
アクセス手段が、電子メール受信プロトコルにより動的
にアクセスする前記メールサーバに保持されている。
【0021】好適には、前記配送元は、スキャナであっ
て、前記ドキュメントは、前記配送サーバの配送元アク
セス手段が静的にアクセスする前記スキャナからスキャ
ンインされる。
【0022】好適には、前記配送元はFAXであって、
前記ドキュメントは、前記配送サーバの配送元アクセス
手段が静的にアクセスする前記FAXが受信する。
【0023】好適には、前記配送先は、前記配送サーバ
の配送先アクセス手段が、ブラウジングプロトコルによ
り動的にアクセスするWebサーバである。
【0024】好適には、前記配送元先は、前記配送サー
バの配送先アクセス手段が、ネットワークファイルシス
テムプロトコルにより動的にアクセスするネットワーク
ファイルシステムである。
【0025】好適には、前記配送先は、前記配送サーバ
の配送先アクセス手段が、電子メール送信プロトコルに
より静的にアクセスする前記メールサーバである。
【0026】好適には、前記配送先は、前記配送サーバ
の配送先アクセス手段が静的にアクセスするプリンタで
ある。
【0027】好適には、前記配送先は、前記配送サーバ
の配送元アクセス手段が静的にアクセスするFAXであ
る。
【0028】好適には、前記配送サーバは、前記ドキュ
メントを、前記ドキュメント配信先に応じたフォーマッ
トに変換するフォーマット変換手段を有し、前記配信サ
ーバの送信・受信手段は、前記変換したドキュメント
を、他の前記配送サーバに対して送信する。
【0029】好適には、前記配送サーバは、コンピュー
タにより実現される。
【0030】好適には、前記配送サーバは、プリンタ、
スキャナおよびFAXまたはこれらの複合機に組み込ま
れている。
【0031】[配送サーバ]また、本発明にかかる配送
サーバは、相互に接続された複数のネットワークにおい
て、端末からの操作に応じて配送元から配送先にドキュ
メントを配送する配送サーバであって、前記複数のネッ
トワークの1つ以上それぞれは、前記配送元および前記
配送サーバ、または、前記配送先および前記配送サーバ
を少なくとも含み、前記端末は、前記配送元を含むネッ
トワークに含まれる第1の配送サーバ、および、前記配
送先を含むネットワークに含まれる第2の配送サーバに
対してブラウジングプロトコルによりアクセスし、前記
配送元それぞれに応じたプロトコルにより、前記配送元
にアクセスする配送元アクセス手段と、前記配送先それ
ぞれに応じたプロトコルにより、前記配送先にアクセス
する配送先アクセス手段と、他の前記配送サーバとの間
で、ブラウジングプロトコルによりドキュメントを送信
および受信する送信・受信手段とを有し、前記端末が、
前記第1の配送サーバまたは前記第2の配送サーバにア
クセスしてドキュメントの配送を指示すると、前記配送
元は、前記第1の配送サーバおよび前記第2の配送サー
バを介して、前記配送先にドキュメントを配送する。
【0032】[ドキュメント配送方法]また、本発明に
かかるドキュメント配送方法は、相互に接続された複数
のネットワークにおいて、端末からの操作に応じて配送
元から配送先にドキュメントを配送するドキュメント配
送方法であって、前記複数のネットワークの1つ以上そ
れぞれは、前記配送元および配送サーバ、または、前記
配送先および前記配送サーバを、少なくとも含み、前記
端末は、前記配送元を含むネットワークに含まれる第1
の配送サーバ、および、前記配送先を含むネットワーク
に含まれる第2の配送サーバに対してブラウジングプロ
トコルによりアクセスし、前記配送サーバそれぞれは、
前記配送元それぞれに応じたプロトコルにより、前記配
送元にアクセスし、前記配送先それぞれに応じたプロト
コルにより、前記配送先にアクセスし、他の前記配送サ
ーバとの間で、ブラウジングプロトコルによりドキュメ
ントを送信および受信し、前記端末が、前記第1の配送
サーバまたは前記第2の配送サーバにアクセスしてドキ
ュメントの配送を指示すると、前記配送元は、前記第1
の配送サーバおよび前記第2の配送サーバを介して、前
記配送先にドキュメントを配送する。
【0033】[第1のプログラム]また、本発明にかか
る第1のプログラムは、相互に接続された複数のネット
ワークにおいて、端末からの操作に応じて配送元から配
送先にドキュメントを配送するドキュメント配送を実現
するプログラムであって、前記複数のネットワークの1
つ以上それぞれは、前記配送元および配送サーバ、また
は、前記配送先および前記配送サーバを、少なくとも含
み、前記端末において、前記配送元を含むネットワーク
に含まれる第1の配送サーバ、および、前記配送先を含
むネットワークに含まれる第2の配送サーバに対してブ
ラウジングプロトコルによりアクセスするステップを第
1のコンピュータに実行させ、前記配送サーバそれぞれ
において、前記配送元それぞれに応じたプロトコルによ
り、前記配送元にアクセスするステップと、前記配送先
それぞれに応じたプロトコルにより、前記配送先にアク
セスするステップと、他の前記配送サーバとの間で、ブ
ラウジングプロトコルによりドキュメントを送信および
受信するステップと、前記端末が、前記第1の配送サー
バまたは前記第2の配送サーバにアクセスしてドキュメ
ントの配送を指示すると、前記配送元は、前記第1の配
送サーバおよび前記第2の配送サーバを介して、前記配
送先にドキュメントを配送するステップとを第2のコン
ピュータに実行させる。
【0034】[第2のプログラム]また、本発明にかか
る第2のプログラムは、相互に接続された複数のネット
ワークにおいて、端末からの操作に応じて配送元から配
送先にドキュメントを配送するドキュメント配送を実現
するプログラムであって、前記複数のネットワークの1
つ以上それぞれは、前記配送元および配送サーバ、また
は、前記配送先および前記配送サーバを、少なくとも含
み、前記端末は、前記配送元を含むネットワークに含ま
れる第1の配送サーバ、および、前記配送先を含むネッ
トワークに含まれる第2の配送サーバに対してブラウジ
ングプロトコルによりアクセスし、前記配送サーバそれ
ぞれにおいて、前記配送元それぞれに応じたプロトコル
により、前記配送元にアクセスするステップと、前記配
送先それぞれに応じたプロトコルにより、前記配送先に
アクセスするステップと、他の前記配送サーバとの間
で、ブラウジングプロトコルによりドキュメントを送信
および受信するステップと、前記端末が、前記第1の配
送サーバまたは前記第2の配送サーバにアクセスしてド
キュメントの配送を指示すると、前記配送元は、前記第
1の配送サーバおよび前記第2の配送サーバを介して、
前記配送先にドキュメントを配送するステップとをコン
ピュータに実行させる。
【0035】
【発明の実施の形態】[背景技術]本発明の実施形態を
説明する前に、理解を助けるため、その背景技術を説明
する。図1は、本願と同じ出願人によりなされた「特願
2000-285403(2000年9月20日出
願)」にかかるドキュメント配送方法の概略を示す図で
ある。図1は、インタネット及びそれに接続されるプラ
イベートネットワークなどを含む、複数のネットワーク
が相互に接続されたネットワーク環境において、プライ
ベートネットワークの外にあるPC・PDA・携帯電話
などブラウザ機能をもつ端末からドキュメント配送の指
示を行い、ドキュメントの配送を行わせるための方法で
あって、本発明の背景技術を示している。
【0036】図1では、インタネット1に、携帯電話網
10、複数のネットワーク20、30、40、100及
び2100が接続されている。ネットワーク100また
は2100は、イントラネット等のプライベートなネッ
トワークであり、これをプライベートネットワーク10
1または2101と呼ぶ。プライベートネットワーク1
01または2101の入り口にはファイアウォール等の
セキュリティ102または2102が存在する。また、
ネットワーク30の入り口にもセキュリティ32が存在
する。セキュリティ32、102または2102は、sm
tp(Simple Mail Transfer Protocol)などの電子メー
ル送信プロトコルは双方向ともに通過させ、http(Hype
rtext Transfer Protocol)などのブラウジングプロト
コルは、外から中へアクセスしてネットワーク内の情報
を取得する場合にはユーザ認証により通過させ、中から
外にアクセスしてネットワーク外の情報を取得する場合
には無制限に通過させ、その他のプロトコルは通過させ
ないという機能をもつ。
【0037】このようなネットワーク環境において、ド
キュメントの配送指示を行う端末は、携帯電話網10内
のブラウザ端末12、ネットワーク20内のブラウザ端
末22、及び、ネットワーク100内のブラウザ端末1
22である。ドキュメントの配送元は、ネットワーク3
0内のWebサーバ33上のドキュメント、ネットワー
ク100内のWebサーバ133上のドキュメント、及
び、ネットワーク100内のメールサーバ135上の電
子メールである。ドキュメントの配送先は、公衆FAX
網2に接続されているFAX4、ネットワーク40内の
メールサーバ45、ネットワーク100内のメールサー
バ145、プリンタ146、FAX147、及び、ネッ
トワーク2100内のメールサーバ2145、プリンタ
2146、FAX2147である。
【0038】ここで、背景技術においては、ドキュメン
トの配送を実行する手段として、配送元サーバと配送先
サーバが存在する。背景技術では、配送元サーバをアク
セスサーバ、配送先サーバをディスカバリサーバと呼ん
でいる。図1において、配送元サーバは、プライベート
ネットワーク101内の200であり、配送先サーバ
は、プライベートネットワーク101内の500、及
び、プライベートネットワーク2101内の2500で
ある。さらに、背景技術では、配送先サーバ500また
は2500は、同じプライベートネットワーク101ま
たは2101内で配送先を管理するサービス管理148
または2148と連携する。サービス管理148または
2148は、同じプライベートネットワーク101また
は2101内における配送先のアドレス及び配送プロト
コル種類を管理しており、プリンタ146または214
6のアドレス及び配送プロトコル種類(lpr(Line Prin
ter Daemon Protocol)などのプリントプロトコル)、
メールサーバ145または2145に送信される電子メ
ールアドレス一覧及び配送プロトコル種類(smtpなどの
電子メール送信プロトコル)、FAX147または21
47のFAX番号及び配送プロトコル種類(G3などのF
AXプロトコル)を管理している。
【0039】サービス管理148または2148は、具
体的には、ディレクトリサービス、JINI(SUN microsys
tems社)、アクティブディレクトリ(MicroSoft社)な
どの方式、または、各プリンタメーカが発売しているプ
リント管理システムなどがあり、いずれのものも、ある
閉じた範囲内のネットワークにおいてのみ通用するもの
である。配送先サーバ500または2500は、サービ
ス管理148または2148より、同じプライベートネ
ットワーク内101または2101内にある配送先情報
を予め入手する。
【0040】次に、背景技術における動作について説明
する。ブラウザ端末12及び22は、インタネット1及
びセキュリティ102を経由してプライベートネットワ
ーク101内の配送元サーバ200の配送制御201に
httpなどのブラウジングプロトコルにてアクセスする。
ブラウザ端末122は、プライベートネットワーク10
1内から直接、配送元サーバ200の配送制御201に
ブラウジングプロトコルにてアクセスする。次に、ユー
ザが、ブラウザ端末12、22または122から指示す
ることにより、配送元ドキュメントの検索を行う。配送
元ドキュメントの検索は、配送元サーバ200の配送元
アクセス208により、個別のプロトコルを用いて行わ
れる。
【0041】すなわち、配送元サーバ200の配送元ア
クセス208は、httpなどのブラウジングプロトコルに
てWebサーバ33または133にアクセスする。ま
た、配送元アクセス208は、pop3(Post Office Pro
tocol - Version 3)などの電子メール受信プロトコル
にてメールサーバ135にアクセスする。Webサーバ
33にアクセスする際にはセキュリティ32を通過する
ために、配送元サーバ200はユーザに認証を行うよう
に要求する。所望のドキュメントを探し当てユーザがそ
れを選択した後、次に、ユーザは、ブラウザ端末12、
22または122から指示することにより、ドキュメン
ト配送先の検索を行う。ドキュメント配送先の検索は、
配送元サーバ200を経由し、さらに、配送先サーバ5
00または2500を経由して行われる。配送元サーバ
200と配送先サーバ500または2500との間は、
httpなどのブラウジングプロトコルを用い、配送先サー
バ500または2500から先は個別のプロトコルを用
いる。
【0042】さて、配送元サーバ200の配送先サーバ
アクセス206は配送先サーバ500または配送先サー
バ2500にhttpなどのブラウジングプロトコルにてア
クセスし、配送先情報を要求する。アクセスされた配送
先サーバ500または配送先サーバ2500は、配送先
情報提供502または2502を用い、予めサービス管
理148または2148から取得しておいた配送先情報
を返信する。配送元サーバ200は入手した配送先情報
をユーザに提示する。ユーザがそのうちの1つを選択す
ることにより、配送先が決定される。ここで、選択され
る配送先は、プライベートネットワーク101内のプリ
ンタ146、メールサーバ145に送信される電子メー
ルアドレス、FAX147のFAX番号、または、プラ
イベートネットワーク2101内のプリンタ2146、
メールサーバ2145に送信される電子メールアドレ
ス、FAX2147のFAX番号である。
【0043】プライベートネットワーク2101の配送
先サーバ2500にアクセスする際には、セキュリティ
2102を通過するために、配送元サーバ200はユー
ザに認証を行うように要求する。なお、システムが提供
する配送先検索をユーザが使用せずに、手入力により、
相手電子メールアドレスやFAX番号を入れることも可
能である。この場合の配送先は、図1においては、メー
ルサーバ45、及び、公衆FAX網2経由のFAX4で
ある。
【0044】ドキュメントの配送元・配送先が決定する
と、ユーザがブラウザ端末12、22または122から
ドキュメント配送の指示を行う。すると、配送元サーバ
200のドキュメント取得209が、配送元の種類に基
づき、個別のプロトコルにて、Webサーバ33、13
3、または、メールサーバ135からユーザ指定のドキ
ュメントを取得する。次に、配送元サーバ200の配送
先ドキュメント送信207が、httpなどのブラウジング
プロトコルにて、取得したドキュメントを配送先サーバ
500または2500の配送先ドキュメント受信502
または2502に転送する。さらに、配送先サーバ50
0または2500のドキュメント配送509または25
09が、配送先に基づき、個別プロトコルにて、ユーザ
が指定したドキュメント配送先にドキュメント送信す
る。すなわち、配送先がプリンタ146または2146
の場合にはlprなどのプリントプロトコルにてドキュメ
ントを配送する。
【0045】配送先がメールサーバ145または214
5の電子メールアドレスの場合はsmtpなどの電子メール
送信プロトコルにてドキュメントを配送する。配送先が
FAX147または2147の場合には、FAXサーバ
149または2149とFAX網2を経由してG3などの
FAXプロトコルにてドキュメントを配送する。
【0046】ここで、配送元サーバ200のドキュメン
ト取得209がWebサーバ33からドキュメントを取
得する場合、先に該Webサーバ33にアクセスした際
に、セキュリティ32を通過するためユーザに認証を行
わせており、そのパスを利用する。同様に、配送元サー
バ200の配送先ドキュメント送信207が配送先サー
バ2500の配送先ドキュメント受信2503にドキュ
メントを送信する場合、先に該配送先サーバ2500に
アクセスした際に、セキュリティ2102を通過するた
めユーザに認証を行わせており、そのパスを利用する。
なお、例えば、Webサーバ33または133上にある
ドキュメントをプリンタ146または2146に配送す
る場合には、プリンタ146または2146が解釈可能
なようにフォーマットの変換をしてやる必要があり、図
1では、プライベートネットワーク101または210
1内のフォーマット変換103または2103で行う。
【0047】背景技術におけるポイントは、ドキュメン
ト配送が、配送元サーバ200、及び、配送先サーバ5
00または2500を経由して実行され、ユーザのブラ
ウザ端末12、22、122を経由しないこと、これら
サーバ200、500、2500が配送に必要な個別の
プロトコル(電子メール受信プロトコルやプリントプロ
トコル)用のアプリケーションを保持し、端末12、2
2、122はブラウザ機能のみ持てばよいこと、配送元
サーバ200と配送先サーバ500または2500の間
はhttpなどのブラウジングプロトコルを利用すること、
配送元・配送先の検索時にユーザの手でセキュリティを
通過させ、その同じパスを利用してドキュメントの配送
を行うため、セキュリティ機能がワンタイムパスワード
であっても、問題なく通過可能であることである。
【0048】以上のように、インタネット及びそれに接
続されるプライベートネットワークなどを含む、複数の
ネットワークが相互に接続されたネットワーク環境にお
いて、プライベートネットワークの外にあるPC・PD
A・携帯電話などブラウザ機能をもつ端末からドキュメ
ント配送の指示を行い、ドキュメントの配送が行われる
場合、背景技術においては、検索できる配送元のドキュ
メントは、ブラウジングプロトコルにてアクセス可能な
Webサーバ33上にあるもの以外は、ユーザが最初に
アクセスした配送元サーバ200のあるプライベートネ
ットワーク101内にあるサーバ(メールサーバ135
など)にあるもののみである。従って、背景技術に対し
て、別のネットワークの配送元ドキュメントにアクセス
するために、その別のネットワークにある配送元サーバ
にアクセスし直す必要なしに、異なるネットワークにあ
る複数のドキュメントを同時に配送元とすることができ
るように改良するとより良い。
【0049】また、背景技術においては、ユーザが最初
にアクセスした先が配送先サーバ500であった場合、
配送先サーバ500には配送元ドキュメントを検索する
手段が存在せず、配送元サーバ200にアクセスし直す
必要がある。すなわち、背景技術に対して、ユーザが最
初にアクセスした先が配送先サーバであった場合にも、
配送元ドキュメントの検索ができるように改良するとよ
り良い。また、背景技術は、ドキュメントの配送元につ
いては、Webサーバへのブラウジングのようにユーザ
が動的に配送元ドキュメントを検索することのみができ
るが、スキャナなどの静的な配送元情報をユーザに提供
し、ユーザが選択することができるようにするとより良
い。
【0050】また、背景技術においては、ドキュメント
の配送先については、静的な情報のみに基づいてる。す
なわち、配送先サーバ500がプリンタアドレス・電子
メールアドレス、FAX番号など予め収集した静的な配
送先情報をユーザに提供し、そのなかからユーザが選択
をするか、または、ユーザが予め知っている配送先情報
を入力するなどの方法であった。従って、背景技術を、
ユーザが動的に配送先を検索できるようにする、例え
ば、ブラウンジングにて、配送先としてWebサーバを
検索可能に改良するとより良い。
【0051】そこで、以下に述べる本発明にかかるドキ
ュメント配送方式においては、上述した1番目と2番目
の改良を達成するために、ユーザのブラウザ端末が最初
にアクセスした配送元サーバまたは配送先サーバを基点
に、他のネットワークにある配送元ドキュメントの検索
を行うことができ、かつ、他のネットワークにあるドキ
ュメント配送先の検索を行うことができるようにしてあ
る。また、ドキュメント配送元については、ユーザが動
的に配送元ドキュメントを検索するだけでなく、静的情
報に基づき配送元を検索できるようにしてある。また、
ドキュメント配送先については、静的情報に基づくのみ
でなく、ドキュメント配送先を動的にも検索できるよう
にしてある。
【0052】本発明にかかるドキュメント配送方式は、
上記改良を達成するにあたって、以下の6点に着目して
いる。1点目は、複数のネットワークが相互に接続され
たネットワーク環境において、配送元サーバはドキュメ
ント配送元が存在する各プライベートネットワーク内に
少なくとも1つ配置し、配送元サーバどうしを連携させ
るようにする。2点目は、複数のネットワークが相互に
接続されたネットワーク環境において、配送先サーバは
ドキュメント配送先が存在する各プライベートネットワ
ーク内に少なくとも1つ配置し、配送先サーバどうしを
連携させるようにする。3点目は、上記1点目及び2点
目の状況で、配送元サーバと配送先サーバを連携させる
ようにする。4点目は、配送元サーバにユーザが最初に
アクセスしたときだけでなく、配送先サーバにユーザが
最初にアクセスしたときに、そこを基点に、上記2点目
と3点目のような連携を行えるようにする。5点目は、
配送元サーバに、配送元ドキュメントを動的に検索する
ための手段(請求項7の動的にアクセスする配送元アク
セス手段に相当)だけでなく、静的情報に基づき配送元
を検索するための手段(請求項7の静的にアクセスする
配送元アクセス手段に相当)を設ける。6点目は、配送
先サーバに、静的情報に基づき配送先を検索するための
手段(請求項7の静的にアクセスする配送先アクセス手
段に相当)だけでなく、ドキュメント配送先を動的に検
索するための手段(請求項7の動的にアクセスする配送
先アクセス手段に相当)を設ける。
【0053】以上の着眼点を実現する手段として次の手
段を設ける。1点目の着眼点に関し、配送元サーバどう
しを連携させる手段として、アクセスする側の配送元サ
ーバ内に、配送元サーバアクセス手段、及び、配送元ド
キュメント受信手段を設け、アクセスされる側の配送元
サーバ内に、配送元ドキュメント送信手段を設ける。2
点目の着眼点に関し、配送先サーバどうしを連携させる
手段として、アクセスする側の配送先サーバ内に、配送
先サーバアクセス手段、及び、配送先ドキュメント送信
手段を設ける。なお、アクセスされる側の配送先サーバ
内の、配送先ドキュメント受信手段は、背景技術にあ
る。
【0054】3点目の着眼点に関し、配送元サーバと配
送先サーバを連携させる手段として、配送先サーバから
配送元サーバにアクセスする場合には、アクセスする側
の配送先サーバ内に、配送元サーバアクセス手段、配送
元ドキュメント受信手段を設ける。アクセスされる側の
配送元サーバ内の、配送元ドキュメント送信手段は、先
にあげたものを利用する。なお、配送元サーバから配送
先サーバにアクセスする場合は、背景技術にある。1点
目、2点目、及び、3点目の着眼点に関し、配送元サー
バどうし、配送先サーバどうし、配送元サーバと配送先
サーバのやりとりは、ネットワークを超えるためにhttp
などのブラウジングプロトコルを用いる。ネットワーク
のセキュリティ機能を通過する方法は、背景技術と同じ
く、ユーザの検索時にユーザの手で認証を行わせ、ドキ
ュメント配送時にはそのパスを利用するという方式をと
る。また、背景技術と同じく、ネットワークを越えるこ
とのできない個別のプロトコルは、ユーザ端末ではな
く、配送元サーバ・配送先サーバが持つ。
【0055】4点目の着眼点に関し、配送先サーバにユ
ーザが最初にアクセスした際に、そこを基点としてユー
ザが配送指示を行えるように、配送先サーバに配送制御
手段を設ける。5点目の着眼点に関し、配送元サーバ
に、静的情報に基づき配送元を検索するための手段とし
て、配送元情報提供手段を設ける。6点目の着眼点に関
し、配送先サーバに、ドキュメント配送先を動的に検索
するための手段として、配送先アクセス手段を設ける。
配送先アクセス手段は、httpなどのブラウジングプロト
コルやsmb(Server Message Block)などのネットワー
クファイルシステムプロトコルにてWebサーバまたは
ファイルサーバにアクセスして配送先を動的に探す。
【0056】以上、まとめると、配送元サーバに、配送
元情報提供手段、配送元ドキュメント送信手段、配送元
サーバアクセス手段、及び、配送元ドキュメント受信手
段、を新たに設ける。また、配送先サーバに、配送制御
手段、配送元サーバアクセス手段、配送元ドキュメント
受信手段、配送先サーバアクセス手段、配送先ドキュメ
ント送信手段、及び、配送先アクセス手段、を新たにを
設ける。
【0057】[本発明の実施形態]以下、本発明の6つ
の実施形態を説明する。1番めに、まず、本発明の全体
システム構成についての説明を行い、実施形態として、
ユーザが最初に配送元サーバにアクセスし、他の配送元
サーバを利用せず、同一ネットワーク内にある配送先サ
ーバと他ネットワークにある配送先サーバを利用する場
合をあげる。2番めの実施形態としては、1番目の実施
形態に追加して、同一ネットワーク内にある他の配送元
サーバを利用する場合をあげる。3番めの実施形態とし
ては、1番目の実施形態に追加して、他のネットワーク
にある配送元サーバを利用する場合をあげる。4番めの
実施形態としては、ユーザが最初に配送先サーバにアク
セスし、同一ネットワーク内にある他の配送先サーバを
利用せず、同一ネットワーク内にある配送元サーバと他
ネットワークにある配送元サーバを利用する場合をあげ
る。5番めの実施形態としては、4番目の実施形態に追
加して、同一ネットワーク内にある他の配送先サーバを
利用する場合をあげる。6番めの実施形態としては、4
番目の実施形態に追加して、他のネットワークにある配
送先サーバを利用する場合をあげる。
【0058】[第1の実施形態]以下、本発明の第1の
実施形態を説明する。まず、実施形態の説明に先立ち、
本発明の全体システム構成についての説明を行う。図2
は、本発明の全体システム構成を示すものである。図2
では、インタネット1に、携帯電話網10、複数のネッ
トワーク20、30、40、100、1100及び21
00が接続されている。ネットワーク100、1100
または2100は、イントラネット等のプライベートな
ネットワークであり、これをプライベートネットワーク
101、1101または2101と呼ぶ。
【0059】プライベートネットワーク101、110
1または2101の入り口にはファイアウォール等のセ
キュリティ102、1102または2102が存在す
る。また、ネットワーク30または40の入り口にもセ
キュリティ32または42が存在する。セキュリティ3
2、42、102、1102または2102は、smtpな
どの電子メール送信プロトコルは双方向ともに通過さ
せ、httpなどのブラウジングプロトコルは、外から中へ
アクセスしてネットワーク内の情報を取得する場合には
ユーザ認証により通過させ、中から外にアクセスしてネ
ットワーク外の情報を取得する場合には無制限に通過さ
せ、その他のプロトコルは通過させないという機能をも
つ。
【0060】このようなネットワーク環境において、ド
キュメントの配送指示を行う端末は、携帯電話網10内
のブラウザ端末12、ネットワーク20内のブラウザ端
末22、及び、ネットワーク100内のブラウザ端末1
22である。ドキュメントの配送元は、ネットワーク3
0内のWebサーバ33上のドキュメント、ネットワー
ク100内のWebサーバ133上のドキュメント、ネ
ットワーク100内のネットワークファイルシステム1
34内のドキュメント、ネットワーク100内のメール
サーバ135上の電子メール、ネットワーク1100内
のWebサーバ1133上のドキュメント、ネットワー
ク1100内のネットワークファイルシステム1134
内のドキュメント、及び、ネットワーク1100内のメ
ールサーバ1135上の電子メールである。
【0061】ドキュメントの配送先は、公衆FAX網2
に接続されているFAX4、ネットワーク40内のWe
bサーバ43、メールサーバ45、ネットワーク100
内のWebサーバ143、ネットワークファイルシステ
ム144、メールサーバ145、プリンタ146、FA
X147、及び、ネットワーク2100内のWebサー
バ2143、ネットワークファイルシステム2144、
メールサーバ2145、プリンタ2146、FAX21
47である。ここで、ドキュメントの配送を実行する手
段として、配送元サーバと配送先サーバが存在する。図
2において、配送元サーバは、プライベートネットワー
ク101内の200及び400、及び、プライベートネ
ットワーク1101内の1400であり、配送先サーバ
は、プライベートネットワーク101内の300及び5
00、及び、プライベートネットワーク2101内の2
500である。
【0062】配送元サーバ200と配送先サーバ300
は、ユーザが最初にアクセスするサーバである。その他
の配送元サーバ400、配送元サーバ1400、配送先
サーバ500、及び、配送先サーバ2500は、配送元
サーバ200または配送先サーバ300からアクセスさ
れるサーバである。ここで、配送元サーバ200と配送
先サーバ300は、配送元サーバ400、配送元サーバ
1400、配送先サーバ500、及び、配送先サーバ2
500のアドレス情報を予め知っているものとする。
【0063】また、配送元サーバ200、400または
1400内には、付属のスキャナ211、411または
1411、及び、FAX212、412または1412
があり、これらもドキュメントの配送元となる。同様
に、配送先サーバ300、500または2500内に
は、付属のプリンタ311、511または2511、及
び、FAX312、512または2512があり、これ
らもドキュメントの配送先となる。
【0064】さらに、配送先サーバ500または250
0は、同じプライベートネットワーク101または21
01内で配送先を管理するサービス管理148または2
148と連携する。サービス管理148または2148
は、同じプライベートネットワーク101または210
1内における配送先のアドレス及び配送プロトコル種類
を管理しており、プリンタ146または2146のアド
レス及び配送プロトコル種類(lprなどのプリントプロ
トコル)、メールサーバ145または2145に送信さ
れる電子メールアドレス一覧及び配送プロトコル種類
(smtpなどの電子メール送信プロトコル)、FAX14
7または2147のFAX番号及び配送プロトコル種類
(G3などのFAXプロトコル)を管理している。サービ
ス管理148または2148は、具体的には、ディレク
トリサービス、JINI(SUN microsystems社)、アクティ
ブディレクトリ(MicroSoft社)などの方式、または、
各プリンタメーカが発売しているプリント管理システム
などがあり、いずれのものも、ある閉じた範囲内のネッ
トワークにおいてのみ通用するものである。
【0065】図3〜図8は、配送元サーバ200、40
0及び1400の動作を示したものである。これらの図
は、各実施形態の動作を説明するときに利用する。図9
〜図14は、配送先サーバ300、500及び2500
の動作を示したものである。これらの図は、各実施形態
の動作を説明するときに利用する。なお、図3〜図8で
は、配送元サーバ200、400及び1400内にあ
る、配送制御201、401、1401、配送元情報提
供202、402、1402、配送元ドキュメント送信
203、403、1403、配送元サーバアクセス20
4、404、1404、配送元ドキュメント受信20
5、405、1405、配送先サーバアクセス206、
406、1406、配送先ドキュメント送信207、4
07、1407、配送元アクセス208、408、14
08、及び、ドキュメント取得209、409、140
9について、該当する部分を点線で囲んである。
【0066】図9〜図14では、配送先サーバ300、
500及び2500内にある、配送制御301、50
1、2501、配送先情報提供302、502、250
2、配送先ドキュメント受信303、503、250
3、配送元サーバアクセス304、504、2504、
配送元ドキュメント受信305、505、2505、配
送先サーバアクセス306、506、2506、配送先
ドキュメント送信307、507、2507、配送先ア
クセス308、508、2508、及び、ドキュメント
配送309、509、2509について、該当する部分
を点線で囲んである。
【0067】図15は、本発明の第1実施形態の構成を
示しており、図2より必要部分を抜き出したものであ
る。この構成では、ユーザは配送元サーバにアクセス
し、該配送元サーバから配送元のドキュメントを検索
し、配送先サーバを用いてドキュメントの配送先を検索
する。図16は、図15の構成におけるデータフローを
示したものである。第1の実施形態の構成において、ド
キュメントの配送指示を行う端末は、携帯電話網10内
のブラウザ端末12、ネットワーク20内のブラウザ端
末22、及び、ネットワーク100内のブラウザ端末1
22である。配送元サーバは、プライベートネットワー
ク101内の200であり、配送先サーバは、プライベ
ートネットワーク101内の500、及び、プライベー
トネットワーク2101内の2500である。配送元サ
ーバ200はユーザが最初にアクセスするサーバであ
る。配送先サーバ500、及び、配送先サーバ2500
は、配送元サーバ200からアクセスされる。ここで、
配送元サーバ200は、配送先サーバ500及び250
0のアドレス情報を予め知っているものとする。
【0068】ドキュメントの配送元は、ネットワーク3
0内のWebサーバ33上のドキュメント、ネットワー
ク100内のWebサーバ133上のドキュメント、ネ
ットワークファイルシステム134内のドキュメント、
メールサーバ135上の電子メールである。さらに、配
送元サーバ200内の付属スキャナ211及び付属FA
X212も配送元のドキュメントとなる。ドキュメント
の配送先は、公衆FAX網2に接続されているFAX
4、ネットワーク40内のWebサーバ43、メールサ
ーバ45、ネットワーク100内のWebサーバ14
3、ネットワークファイルシステム144、メールサー
バ145、プリンタ146、FAX147、及び、ネッ
トワーク2100内のWebサーバ2143、ネットワ
ークファイルシステム2144、メールサーバ214
5、プリンタ2146、FAX2147である。さら
に、配送先サーバ500または2500内の付属プリン
タ511または2511もドキュメントの配送先とな
る。
【0069】なお、FAX147への配送は配送先サー
バ500付属のFAX512及び公衆FAX網2を経由
して行われ、FAX2147への配送は配送先サーバ2
500付属のFAX2512及び公衆FAX網2を経由
して行われる。さらに、配送先サーバ500または25
00は、同じプライベートネットワーク101または2
101内で配送先を管理するサービス管理148または
2148と連携し、サービス管理148または2148
より、プリンタ146または2146のアドレス及び配
送プロトコル種類(lprなどのプリントプロトコル)、
メールサーバ145または2145に送信される電子メ
ールアドレス一覧及び配送プロトコル種類(smtpなどの
電子メール送信プロトコル)、FAX147または21
47のFAX番号及び配送プロトコル種類(G3などのF
AXプロトコル)を入手する。
【0070】次に、この構成における動作について説明
を行う。動作の説明は、配送元サーバ200の動作を示
した図3〜図8、配送先サーバ500及び2500の動
作を示した図9〜図14をもとに行う。また、本構成に
おける動作シーケンスの一例を図17に示す。図17で
は、配送先サーバ2500に関するシーケンスは割愛し
てある。
【0071】まず、図3におけるステップS1にて、ブ
ラウザ端末12及び22は、インタネット1及びセキュ
リティ102を経由してプライベートネットワーク10
1内の配送元サーバ200の配送制御201にhttpなど
のブラウジングプロトコルにてアクセスする。ブラウザ
端末122は、プライベートネットワーク101内から
直接、配送元サーバ200の配送制御201にブラウジ
ングプロトコルにてアクセスする。
【0072】次に、ステップS2にて、必要があれば配
送元サーバ200に入るための認証を受けさせる。ユー
ザはドキュメント配送を行うためステップS3からS4
へと進む。ここで、まず、配送元ドキュメントの検索を
行うとする。なお、図3のステップS4からS5を見る
とわかるように、配送元ドキュメントの検索とドキュメ
ント配送先の検索をどちらに先に行ってもよいことは明
らかである。
【0073】第1の実施形態では、配送元ドキュメント
の検索は、配送元サーバ200より直接行われる。配送
元サーバ200は、配送元の種類に従い、個別のプロト
コルを用いて配送元にアクセスする。さて、配送元ドキ
ュメントの検索を行うには、図3のステップS4から図
4のステップS100または図5のステップS200へ
とすすむ。ユーザが配送元サーバ200に付属したスキ
ャナ211またはFAX212を配送元としたい場合に
は、図4のステップS100からS110へとすすみ、
配送元サーバ200の配送制御201は配送元情報提供
202より配送元情報を取得する。
【0074】配送元を付属スキャナ211とする場合に
は、後々の配送指示実行後、ステップS34にてスキャ
ンインが行われる。また、配送元を付属FAX212と
する場合には、予め、公衆FAX網2に接続されたFA
X3などから付属FAX212に向かってFAXが送信
され、配送元サーバ200内のスプールに電子的にため
られており、このドキュメントを配送元として選択す
る。従って、ステップS110では、配送制御201
は、付属スキャナ211に関しては付属スキャナ211
の情報及び状態を、付属FAX212に関しては受信済
みドキュメントのリストを取得し、ステップS105に
てユーザに表示する。ユーザがそのうちの1つをステッ
プS106にて配送元ドキュメントとして選択すると、
ステップS107にて、配送制御201はこれを配送元
リストにいれて保持しておく。ステップS105からS
107を繰り返すことにより複数のドキュメントが選択
可能である。ドキュメントの選択が終了すると、配送元
サーバ200はステップS106からS5へすすむ。
【0075】ユーザが配送元サーバ200から動的に配
送元ドキュメントを探索したい場合には、配送元サーバ
200は図5のステップS200からS203へとすす
み、配送元アクセス208を用いて、個別プロトコルに
て配送元にアクセスする。配送元をWebサーバ33ま
たは133とする場合には、配送元アクセス208はht
tpなどのブラウジングプロトコルにてWebサーバにア
クセスする。ここで、配送元サーバ200はブラウザ端
末12、22または122に対してはサーバとして動作
し、Webサーバ33または133に対してはクライア
ントとして動作する。この配送元サーバ200における
ブラウジングの中継は、サーバから取得したページ内に
あるリンク先を書き換えてクライアントに送ってやるこ
とにより実現できる。
【0076】さて、ステップS210からS214を繰
り返すことによって、ユーザは、Webサーバ33また
は133内の所望のドキュメントが表示されているペー
ジに辿り着く。ユーザがステップS214にてドキュメ
ントを選択すると、配送元サーバ200の配送制御20
1はステップS215にてその情報を配送元リストにい
れて保持しておく。ステップS210からS215を繰
り返すことにより複数のドキュメントが選択可能であ
る。ドキュメントの選択が終了すると、配送元サーバ2
00ステップS214からS5へすすむ。なお、Web
サーバ33へアクセスする際には、ステップS211に
てセキュリティ32を通過するために、ユーザに認証を
行わせる。
【0077】ユーザがネットワークファイルシステム1
34上のドキュメントを選択したい場合には、配送元サ
ーバ200は図5のステップS203からS220へと
すすむ。配送元サーバ200の配送元アクセス208
は、smbなどのネットワークファイルシステムプロトコ
ルにより、ネットワークファイルシステム134にアク
セスする。ここで、配送元サーバ200は、ネットワー
クファイルシステムにおけるフォルダ内容の表示をブラ
ウジングにおけるページの表示に置き換え、フォルダの
選択をリンクの選択に置き換えて、ブラウザ端末12、
22または122に送ってやる必要がある。さて、ステ
ップS220からS222を繰り返すことによって、ユ
ーザは、所望のドキュメントが表示されているフォルダ
に辿り着く。
【0078】ユーザがステップS222にてドキュメン
トを選択すると、配送元サーバ200の配送制御201
はステップS223にてその情報を配送元リストにいれ
て保持しておく。ステップS220からS223を繰り
返すことにより複数のドキュメントが選択可能である。
ドキュメントの選択が終了すると、配送元サーバ200
はステップS222からS5へすすむ。
【0079】ユーザがメールサーバ135上の電子メー
ルを配送元ドキュメントとしたい場合には、配送元サー
バ200は図5のステップS203からS230へとす
すむ。配送元サーバ200の配送元アクセス208は、
pop3などの電子メール受信プロトコルにより、メール
サーバ135にアクセスする。ここでは、ステップS2
30からS237のような動作を行わせるためのブラウ
ジング用のページを生成して、ブラウザ端末12、22
または122に表示してやる必要がある。さて、ステッ
プS232にて配送元アクセス208がメールサーバ1
35上の電子メールを受信し、ステップS233にて配
送制御201がユーザにメール一覧を表示する。
【0080】ユーザがステップS234にてメールを選
択すると、ステップS235にて配送制御201は該メ
ールのテキスト本文及び添付ファイル名をユーザに表示
する。同時にこのメールを配送元のドキュメントとして
選択させるためのボタンも同時に表示する。ユーザがス
テップS236にてそのボタンを選択すると、配送元サ
ーバ200の配送制御201はステップS237にて配
送元リストにいれて保持しておく。ステップS233か
らS237を繰り返すことにより複数のドキュメントが
選択可能である。ドキュメントの選択が終了すると、配
送元サーバ200はステップS234からS5へすす
む。
【0081】以上により、ステップS107、S21
5、S223及びS237にてユーザが配送元として選
択したドキュメントの情報が、配送元リストに保持され
る。図3におけるステップS4からS5が複数回行われ
ることによって、配送元リストには、複数の配送元ドキ
ュメントの情報がたまる。
【0082】次に、ユーザはドキュメント配送先の検索
を行う。本実施形態では、ドキュメント配送先の検索
は、配送元サーバ200を経由し、さらに、配送先サー
バ500または2500経由して行われる。配送元サー
バ200と配送先サーバ500または2500との間
は、httpなどのブラウジングプロトコルを用い、配送先
サーバ500または2500から先は個別のプロトコル
を用いる。さて、ドキュメント配送先の検索を行うに
は、配送先サーバ200は、保持している配送先サーバ
500及び2500の情報をブラウザ端末12、22ま
たは122に表示し、それをユーザが選択することで始
まる。ユーザが配送先サーバ500または2500を選
択すると、配送元サーバ200は、図3のステップS4
から図6のステップS300または図7のステップS4
00へとすすみ、httpなどのブラウジングプロトコルに
て、配送先サーバ500または2500にアクセスす
る。
【0083】ユーザが、プライベートネットワーク10
1内の、配送先サーバ500に付属したプリンタ51
1、メールサーバ145に送信される電子メールアドレ
ス、プリンタ146、FAX147をドキュメント配送
先としたい場合には、配送元サーバ200は図6のステ
ップS300からS302へとすすみ、配送先サーバア
クセス206を用い、httpなどのブラウジングプロトコ
ルにて、配送先サーバ500にアクセスする。このと
き、アクセスされる側の配送先サーバ500は図9のス
テップD1からD2へとすすむ。ステップS302また
はD2にて、必要があれば配送先サーバ500に入るた
めの認証を受けさせる。
【0084】次に、アクセスする側の配送元サーバ20
0の配送先サーバアクセス206は、ステップS303
にて配送先情報の取得を依頼し、依頼された配送先サー
バ500は、配送先情報提供502を用いて、ステップ
D50にて付属プリンタ511の情報及び状態を取得
し、ステップD51にて、サービス管理148からメー
ルサーバ145に送信される電子メールアドレス一覧、
プリンタ146の情報及び状態、FAX147のFAX
番号を取得して、ステップD52にて返信する。配送元
サーバ200の配送制御201はステップS305にて
ユーザにこれらの情報を表示し、ユーザがそのうちの1
つをステップS306にて配送先として選択すると、ス
テップS307にて、配送制御201はこれらを配送先
リストにいれて保持しておく。ステップS305からS
307を繰り返すことにより複数の配送先が選択可能で
ある。配送先の選択が終了すると、配送元サーバ200
はステップS306からS5へすすむ。
【0085】ユーザが、プライベートネットワーク21
01内の、配送先サーバ2500に付属したプリンタ2
511、メールサーバ2145に送信される電子メール
アドレス、プリンタ2146、FAX2147をドキュ
メント配送先としたい場合には、上記のプライベートネ
ットワーク101内の場合と比較して、図6のステップ
S301(セキュリティ2102を通過する)が増える
だけで、他は全く同様である。ユーザが配送先サーバ5
00を用いて動的にドキュメント配送先を探索したい場
合には、配送元サーバ200は図7のステップS400
からS402へとすすみ、配送先サーバアクセス206
を用い、httpなどのブラウジングプロトコルにて配送先
サーバ500にアクセスする。
【0086】このとき、アクセスされる側の配送先サー
バ500は図9のステップD1からD2へとすすむ。ス
テップS402またはD2にて、必要があれば配送先サ
ーバ500に入るための認証を受けさせる。アクセスさ
れる側の配送先サーバ500は、配送制御501を経由
し、配送先アクセス508を用いて、個別プロトコルに
て配送先にアクセスする。配送先をWebサーバ43ま
たは143とする場合には、配送元サーバ200はステ
ップS410へすすみ、配送先サーバ500は図9のス
テップD3から図14のステップD510にすすむ。配
送先アクセス508はhttpなどのブラウジングプロトコ
ルにてWebサーバにアクセスする。ここで、配送先サ
ーバ500は配送元サーバ200に対してはサーバとし
て動作し、Webサーバ43または143に対してはク
ライアントとして動作する。
【0087】同様に、配送元サーバ200はブラウザ端
末12、22または122に対してはサーバとして動作
し、配送先サーバ500に対してはクライアントとして
動作する。この配送先サーバ500及び配送元サーバ2
00におけるブラウジングの中継は、サーバから取得し
たページ内にあるリンク先を書き換えてクライアントに
送ってやることにより実現できる。さらに、配送元サー
バ200では、書き換えられたページに配送先選択用の
ボタンを埋め込む。さて、ステップS410からS41
4、及び、ステップD510からD514を繰り返すこ
とによって、ユーザは、Webサーバ43または143
内の所望の配送先が表示されているページに辿り着く。
【0088】このページは、Webサーバ43または1
43が用意しているドキュメントアップロード用のペー
ジである。ここで、ユーザが、ステップS414にて、
配送先選択用のボタンを選択すると、配送元サーバ20
0の配送制御201はステップS415にてその情報を
配送先リストにいれて保持しておく。ステップS410
からS415を繰り返すことにより複数の配送先が選択
可能である。配送先の選択が終了すると、配送元サーバ
200はステップS414からS5へすすむ。
【0089】なお、Webサーバ43へアクセスする際
には、ステップS411、D511にてセキュリティ4
2を通過するために、ユーザに認証を行わせる。ユーザ
が、プライベートネットワーク2101内の、配送先サ
ーバ2500からWebサーバ2143にアクセスして
ドキュメント配送先としたい場合には、上記のプライベ
ートネットワーク101内の場合と比較して、図7のス
テップS401(セキュリティ2102を通過する)が
増えるだけで、他は全く同様である。ユーザがネットワ
ークファイルシステム144をドキュメント配送先とし
て選択したい場合には、配送元サーバ200は図7のス
テップS403からS420へすすみ、配送先サーバ5
00は図9のステップD3から図14のステップD52
0にすすむ。配送先サーバ500の配送先アクセス50
8は、smbなどのネットワークファイルシステムプロト
コルにより、ネットワークファイルシステム144にア
クセスする。ここで、配送先サーバ500は、ネットワ
ークファイルシステムにおけるフォルダ内容の表示をブ
ラウジングにおけるページの表示に置き換え、フォルダ
の選択をリンクの選択に置き換えて、配送元サーバ20
0に送ってやる必要がある。さらに、配送元サーバ20
0は、この書き換えられたページに配送先選択用のボタ
ンを埋め込む。
【0090】さて、ステップS420からS422、及
び、ステップD520からD522を繰り返すことによ
って、ユーザは、所望の配送先のフォルダに辿り着く。
ユーザがステップS422にて配送先選択用のボタンを
選択すると、配送元サーバ200の配送制御201は、
ステップS423にてその情報を配送先リストにいれて
保持しておく。ステップS420からS423を繰り返
すことにより複数の配送先が選択可能である。配送先の
選択が終了すると、配送元サーバ200は、ステップS
422からS5へすすむ。
【0091】ユーザが、プライベートネットワーク21
01内の、配送先サーバ2500からネットワークファ
イルシステム2144にアクセスしてドキュメント配送
先としたい場合には、上記のプライベートネットワーク
101内の場合と比較して、図7のステップS401
(セキュリティ2102を通過する)が増えるだけで、
他は全く同様である。以上により、ステップS307、
S415及びS423にてユーザが選択した配送先の情
報が、配送先リストに保持される。図3におけるステッ
プS4からS5が複数回行われることによって、配送先
リストには、複数の配送先の情報がたまる。
【0092】なお、システムが提供する配送先検索をユ
ーザが使用せずに、手入力により、相手電子メールアド
レスやFAX番号を入れることも可能である。この場合
の配送先は、図15および図16においては、メールサ
ーバ45、及び、公衆FAX網2経由のFAX4であ
る。ユーザがこれらを手入力した場合にも、配送先リス
トに保持しておく。
【0093】ドキュメントの配送元・配送先が決定する
と、図3のステップS6にて、ユーザがブラウザ端末1
2、22または122からドキュメント配送の指示を行
う。ドキュメントの配送は、ユーザが配送元サーバ20
0、及び、配送先サーバ500及び2500を経由して
検索したパスを利用して行う。すなわち、配送元サーバ
200が個別プロトコルにて配送元ドキュメントを取得
し、次に、配送元サーバ200がhttpなどのブラウジン
グプロトコルにて配送先サーバ500または2500に
配送し、次に、配送先サーバ500または2500が個
別プロトコルにてドキュメント配送先に配送する。
【0094】まず、配送元サーバ200の配送制御20
1は、ステップS7にて、配送元ドキュメントの情報を
順番に取り出し、ドキュメント取得209またはデバイ
ス制御210を用いて、配送元の種類に基づき、個別の
プロトコルにてドキュメントの取得を行う。ドキュメン
ト種類がWebサーバ33または133上のドキュメン
トであれば、ステップS31にて、httpなどのブラウジ
ングプロトコルにてドキュメントの取得を行う。ドキュ
メント種類がネットワークファイルシステム134上の
ドキュメントの場合には、ステップS32にて、smbな
どのネットワークファイルシステムプロトコルによりド
キュメントの取得を行う。
【0095】ドキュメントの種類が電子メールの場合に
は、すでにステップS232にて取得済みのためアクシ
ョンは行わない。ドキュメント種類が付属スキャナ21
1の場合には、ステップS34にて、デバイス制御21
0に依頼し、スキャンインを行わせる。ドキュメント種
類が付属FAX212で受信したFAXの場合には、す
でに受信済みのためアクションは行わない。なお、配送
元サーバ200のドキュメント取得209がWebサー
バ33からドキュメントを取得する場合、先に該Web
サーバ33にアクセスした際に、セキュリティ32を通
過するためにユーザに認証を行わせており、そのパスを
利用するため、セキュリティ機能がワンタイムパスワー
ドであっても問題なく通過する。ユーザが指定した全ド
キュメントの取得が終了すると、図3のステップS8か
らS9へとすすみ、配送元サーバ200の配送制御20
1は、ステップS9にて、ドキュメント配送先の情報を
順番に取り出し、配送元サーバ200の配送先ドキュメ
ント送信207を用いて、httpなどのブラウジングプロ
トコルにて取得したドキュメントを配送先サーバ500
または2500の配送先ドキュメント受信503または
2503に転送する。
【0096】ここで、配送元サーバ200の配送先ドキ
ュメント送信207が配送先サーバ2500の配送先ド
キュメント受信2503にドキュメントを送信する場
合、先に該配送先サーバ2500にアクセスした際に、
セキュリティ2102を通過するためにユーザに認証を
行わせており、そのパスを利用するため、セキュリティ
機能がワンタイムパスワードであっても問題なく通過す
る。配送先サーバ500または2500は、図9のステ
ップD60にて、配送元サーバ200よりドキュメント
を受信すると、ドキュメント配送509または250
9、または、デバイス制御510または2510を用い
て、配送先に基づき、個別のプロトコルにてドキュメン
トの配送を行う。ドキュメント配送先がWebサーバ4
3、143または2143の場合には、ステップD71
にて、httpなどのブラウジングプロトコルにてドキュメ
ントを配送する。
【0097】ドキュメント配送先がネットワークファイ
ルシステム144または2144の場合には、ステップ
D72にて、smbなどのネットワークファイルシステム
プロトコルにてドキュメントを配送する。ドキュメント
配送先がメールサーバ45、145または2145の電
子メールアドレスの場合は、ステップD73にて、smtp
などの電子メール送信プロトコルにてドキュメントを配
送する。ドキュメント配送先がプリンタ146または2
146の場合には、ステップD74にて、lprなどのプ
リントプロトコルにてドキュメントを配送する。
【0098】ドキュメント配送先が付属プリンタ511
または2511の場合には、ステップD75にて、デバ
イス制御510を経由してプリントアウトする。ドキュ
メント配送先がFAX4、147または2147の場合
には、ステップD76にて、付属FAX512または2
512とFAX網2を経由してG3などのFAXプロトコ
ルにてドキュメントを配送する。なお、配送先サーバ5
00のドキュメント配送509がWebサーバ43にド
キュメントを配送する場合、先に該Webサーバ43に
アクセスした際に、セキュリティ42を通過するために
ユーザに認証を行わせており、そのパスを利用するた
め、セキュリティ機能がワンタイムパスワードであって
も問題なく通過する。
【0099】なお、例えば、Webサーバ33または1
33、または、ネットワークファイルシステム134上
にあるドキュメントを、プリンタ146または2146
に配送する場合には、プリンタ146または2146が
解釈可能なようにフォーマットの変換をしてやる必要が
あり、図15では、プライベートネットワーク101ま
たは2101内のフォーマット変換103または210
3で行う。これは、図3のステップS40、図9のステ
ップD61に対応している。また、本実施形態では、ド
キュメントのフォーマット変換として、プライベートネ
ットワーク101または2101内のフォーマット変換
103または2103を用いたが、配送元サーバ20
0、または、配送先サーバ500または2500内にフ
ォーマット変換機能を有してもよい。
【0100】また、本実施形態では、配送元サーバ20
0に付属スキャナ211及び付属FAX212が存在す
るものとしたが、付属スキャナ211のみが存在しても
よいし、付属FAX212のみが存在してもよい。ま
た、どちらも存在しなくてもよい。これらが存在しない
場合には、配送元として選択されないだけである。ま
た、本実施形態では、配送先サーバ500または250
0に付属プリンタ511または2511、及び、付属F
AX512または2512が存在するものとしたが、付
属プリンタ511または2511のみが存在してもよい
し、付属FAX512または2512のみが存在しても
よい。また、どちらも存在しなくてもよい。これらが存
在しない場合には、配送先として選択されないだけであ
る。
【0101】また、本実施形態では、配送元サーバ20
0と配送先サーバ500を別々のものとして記述した
が、1つの配送サーバとしてまとめてもよい。この場
合、付属FAX212と付属FAX512は物理的に1
つにまとめられる。この場合、配送サーバに付属スキャ
ナ、付属プリンタ及び付属FAXが存在することになる
が、付属スキャナのみが存在してもよいし、付属プリン
タのみが存在してもよいし、付属FAXのみが存在して
もよい。また、付属スキャナのみが存在しなくてもよい
し、付属プリンタのみが存在しなくてもよいし、付属F
AXのみが存在しなくてもよい。また、いずれも存在し
なくてもよい。これらが存在しない場合には、配送元ま
たは配送先として選択されないだけである。
【0102】[第2実施形態]図18は、本発明の第2
の実施形態の構成を示しており、図2より必要部分を抜
き出したものである。この構成では、ユーザは配送元サ
ーバにアクセスし、第1の実施形態に追加して、同一ネ
ットワーク内にある他の配送元サーバを利用して配送元
のドキュメントを検索する。図19は、図18の構成に
おけるデータフローを示したものである。第2の実施形
態の構成における第1の実施形態との差分は、配送元サ
ーバとして、プライベートネットワーク101内に配送
元サーバ400が追加されたことであり、配送元サーバ
400は、配送元サーバ200からアクセスされる。こ
こで、配送元サーバ200は、配送元サーバ400のア
ドレス情報を予め知っているものとする。また、ドキュ
メントの配送元として、配送元サーバ400内の付属ス
キャナ411及び付属FAX412が追加されている。
【0103】次に、この構成における動作について説明
を行う。動作の説明は、配送元サーバ200、400の
動作を示した図3〜図8、配送先サーバ500及び25
00の動作を示した図9〜図14をもとに行う。また、
本構成における動作シーケンスの一例を図20に示す。
図20では、配送元サーバ200から、直接、配送元ド
キュメントを検索するシーケンス、配送先サーバ500
に関するシーケンスは割愛してある。
【0104】まず、図3におけるステップS1にて、ブ
ラウザ端末12及び22は、インタネット1及びセキュ
リティ102を経由してプライベートネットワーク10
1内の配送元サーバ200の配送制御201にhttpなど
のブラウジングプロトコルにてアクセスする。ブラウザ
端末122は、プライベートネットワーク101内から
直接、配送元サーバ200の配送制御201にブラウジ
ングプロトコルにてアクセスする。
【0105】次に、ステップS2にて、必要があれば配
送元サーバ200に入るための認証を受けさせる。ユー
ザはドキュメント配送を行うためステップS3からS4
へと進む。ここで、まず、配送元ドキュメントの検索を
行うとする。なお、図3のステップS4からS5を見る
とわかるように、配送元ドキュメントの検索とドキュメ
ント配送先の検索をどちらに先に行ってもよいことは明
らかである。他の配送元サーバ400を利用して配送元
ドキュメントを検索する場合には、配送元サーバ200
と配送元サーバ400との間は、httpなどのブラウジン
グプロトコルを用い、配送元サーバ400から先は個別
のプロトコルを用いる。さて、配送元ドキュメントの検
索を行うには、配送元サーバ200は、保持している配
送元サーバ400の情報をブラウザ端末12、22また
は122に表示し、それをユーザが選択することで始ま
る。
【0106】ユーザが配送元サーバ400を選択する
と、配送元サーバ200は、図3のステップS4から図
4のステップS100または図5のステップS200へ
とすすみ、httpなどのブラウジングプロトコルにて、配
送元サーバ400にアクセスする。ユーザが配送元サー
バ400に付属したスキャナ411またはFAX412
を配送元としたい場合には、配送元サーバ200は図4
のステップS100からS102へとすすみ、配送元サ
ーバアクセス204を用い、httpなどのブラウジングプ
ロトコルにて配送元サーバ400にアクセスする。この
とき、アクセスされる側の配送元サーバ400は図3の
ステップS1からS2へとすすむ。
【0107】ステップS102またはS2にて、必要が
あれば配送元サーバ400に入るための認証を受けさせ
る。次に、アクセスする側の配送元サーバ200の配送
元サーバアクセス204はステップS103にて配送元
情報の取得を依頼する。配送元を付属スキャナ411と
する場合には、後々の配送指示実行後、ステップS64
にてスキャンインが行われる。また、配送元を付属FA
X412とする場合には、予め、公衆FAX網2に接続
されたFAX3などから付属FAX412に向かってF
AXが送信され、配送元サーバ400内のスプールに電
子的にためられており、このドキュメントを配送元とし
て選択する。
【0108】従って、依頼された配送元サーバ400
は、配送元情報提供402を用いて、ステップS50に
て、付属スキャナ411に関しては付属スキャナ411
の情報及び状態を、付属FAX412に関しては受信済
みドキュメントのリストを取得して、ステップS51に
て配送元サーバ200に返信する。配送元サーバ200
の配送制御201はステップS105にてユーザにこれ
らの情報を表示し、ユーザがそのうちの1つをステップ
S106にて配送元として選択すると、ステップS10
7にて、配送制御201はこれらを配送元リストにいれ
て保持しておく。
【0109】ステップS105からS107を繰り返す
ことにより複数のドキュメントが選択可能である。ドキ
ュメントの選択が終了すると、配送元サーバ200はス
テップS106からS5へすすむ。ユーザが配送元サー
バ200から、直接、配送元ドキュメントを検索する場
合、すなわち、配送元サーバ200に付属したスキャナ
211またはFAX212、Webサーバ33または1
33上のドキュメント、ネットワークファイルシステム
134上のドキュメント、メールサーバ135上の電子
メールを配送元としたい場合については、第1の実施形
態で説明した通りである。
【0110】以上により、ステップS107、S21
5、S223及びS237にてユーザが配送元として選
択したドキュメントの情報が、配送元リストに保持され
る。図3におけるステップS4からS5が複数回行われ
ることによって、配送元リストには、複数の配送元ドキ
ュメントの情報がたまる。次に、ユーザはドキュメント
配送先の検索を行う。ドキュメント配送先の検索を行う
場合、すなわち、Webサーバ43、143または21
43、ネットワークファイルシステム144または21
44、メールサーバ45、145または2145の電子
メールアドレス、プリンタ146または2146、付属
プリンタ511または2511、FAX4、147また
は2147を配送先としたい場合については、第1の実
施形態で説明した通りである。
【0111】ドキュメントの配送元・配送先が決定する
と、図3のステップS6にて、ユーザがブラウザ端末1
2、22または122からドキュメント配送の指示を行
う。ドキュメントの配送は、ユーザが配送元サーバ20
0及び400、及び、配送先サーバ500及び2500
を経由して検索したパスを利用して行う。すなわち、配
送元サーバ200が個別プロトコルにて配送元ドキュメ
ントを取得し、または、配送元サーバ400が個別プロ
トコルにて配送元ドキュメントを取得してhttpなどのブ
ラウジングプロトコルにて配送元サーバ200に配送
し、次に、配送元サーバ200がhttpなどのブラウジン
グプロトコルにて配送先サーバ500または2500に
配送し、次に、配送先サーバ500または2500が個
別プロトコルにてドキュメント配送先に配送する。
【0112】まず、配送元サーバ200の配送制御20
1は、ステップS7にて、配送元ドキュメントの情報を
順番に取り出す。配送元ドキュメントが他配送元サーバ
経由で検索された場合には、ステップS20からS21
へすすみ、配送元サーバ200は、httpなどのブラウジ
ングプロトコルにて配送元サーバ400にドキュメント
の取得を依頼する。このとき配送元サーバ400は、ス
テップS3からS60へとすすみ、ドキュメント種類が
付属スキャナ411の場合には、ステップS64にて、
デバイス制御410に依頼し、スキャンインを行わせ
る。ドキュメント種類が付属FAX412で受信したF
AXの場合には、すでに受信済みである。
【0113】次に、配送元サーバ400の配送元ドキュ
メント送信403は、ステップS71にてドキュメント
を配送元サーバ200に送信し、配送元サーバ200の
配送元ドキュメント受信205は、ステップS22に
て、そのドキュメントを受信する。配送元ドキュメント
が配送元サーバ200から直接検索された場合には、ス
テップS30へとすすみ、第1の実施形態で述べた通り
の動作で、ドキュメントの取得を行う。ユーザが指定し
た全ドキュメントの取得が終了した以降の動作は、第1
の実施形態で述べた通りである。すなわち、配送元サー
バ200の配送先ドキュメント送信207が、httpなど
のブラウジングプロトコルにて取得したドキュメントを
配送先サーバ500または2500の配送先ドキュメン
ト受信503または2503に転送し、配送先サーバ5
00または2500が、受信したドキュメントを、個別
のプロトコルに従い配送先に配送する。ここで、ドキュ
メント配送先は、Webサーバ43、143または21
43、ネットワークファイルシステム144または21
44、メールサーバ45、145または2145の電子
メールアドレス、プリンタ146または2146、付属
プリンタ511または2511、FAX4、147また
は2147である。
【0114】[第3実施形態]図21は、第3の実施形
態の構成を示しており、図2より必要部分を抜き出した
ものである。この構成では、ユーザは配送元サーバにア
クセスし、第1の実施形態に追加して、他のネットワー
クにある配送元サーバを利用して配送元のドキュメント
を検索する。図22は、図21の構成におけるデータフ
ローを示したものである。第3の実施形態の構成におけ
る第1の実施形態との差分は、配送元サーバとして、プ
ライベートネットワーク1101内に配送元サーバ14
00が追加されたことであり、配送元サーバ1400
は、配送元サーバ200からアクセスされる。ここで、
配送元サーバ200は、配送元サーバ1400のアドレ
ス情報を予め知っているものとする。また、ドキュメン
トの配送元として、ネットワーク1100内のWebサ
ーバ1133上のドキュメント、ネットワークファイル
システム1134内のドキュメント、メールサーバ11
35上の電子メール、配送元サーバ1400内の付属ス
キャナ1411及び付属FAX1412が追加されてい
る。
【0115】次に、この構成における動作について説明
を行う。動作の説明は、配送元サーバ200、1400
の動作を示した図3〜図8、配送先サーバ500及び2
500の動作を示した図9〜図14をもとに行う。ま
た、本構成における動作シーケンスの一例を図23に示
す。図23では、配送元サーバ200から、直接、配送
元ドキュメントを検索するシーケンス、配送先サーバ5
00に関するシーケンスは割愛してある。まず、図3に
おけるステップS1にて、ブラウザ端末12及び22
は、インタネット1及びセキュリティ102を経由して
プライベートネットワーク101内の配送元サーバ20
0の配送制御201にhttpなどのブラウジングプロトコ
ルにてアクセスする。ブラウザ端末122は、プライベ
ートネットワーク101内から直接、配送元サーバ20
0の配送制御201にブラウジングプロトコルにてアク
セスする。
【0116】次に、ステップS2にて、必要があれば配
送元サーバ200に入るための認証を受けさせる。ユー
ザはドキュメント配送を行うためステップS3からS4
へと進む。ここで、まず、配送元ドキュメントの検索を
行うとする。なお、図3のステップS4からS5を見る
とわかるように、配送元ドキュメントの検索とドキュメ
ント配送先の検索をどちらに先に行ってもよいことは明
らかである。他の配送元サーバ1400を利用して配送
元ドキュメントを検索する場合には、配送元サーバ20
0と配送元サーバ1400との間は、httpなどのブラウ
ジングプロトコルを用い、配送元サーバ1400から先
は個別のプロトコルを用いる。さて、配送元ドキュメン
トの検索を行うには、配送元サーバ200は、保持して
いる配送元サーバ1400の情報をブラウザ端末12、
22または122に表示し、それをユーザが選択するこ
とで始まる。
【0117】ユーザが配送元サーバ1400を選択する
と、配送元サーバ200は、図3のステップS4から図
4のステップS100または図5のステップS200へ
とすすみ、httpなどのブラウジングプロトコルにて、配
送元サーバ1400にアクセスする。ユーザが他ネット
ワークの配送元サーバ1400に付属したスキャナ14
11またはFAX1412を配送元としたい場合には、
配送元サーバ200は図4のステップS100からS1
01へとすすみ、配送元サーバアクセス204を用い
て、httpなどのブラウジングプロトコルにて配送元サー
バ1400にアクセスする。ステップS101では、セ
キュリティ1102を通過するためにユーザに認証を行
わせる。次に、配送元サーバ200はステップS102
とすすむ。このとき、アクセスされる側の配送元サーバ
1400は図3のステップS1からS2へとすすむ。
【0118】ステップS102またはS2にて、必要が
あれば配送元サーバ1400に入るための認証を受けさ
せる。次に、アクセスする側の配送元サーバ200の配
送元サーバアクセス204はステップS103にて配送
元情報の取得を依頼する。配送元を付属スキャナ141
1とする場合には、後々の配送指示実行後、ステップS
64にてスキャンインが行われる。また、配送元を付属
FAX1412とする場合には、予め、公衆FAX網2
に接続されたFAX3などから付属FAX1412に向
かってFAXが送信され、配送元サーバ1400内のス
プールに電子的にためられており、このドキュメントを
配送元として選択する。従って、依頼された配送元サー
バ1400は、配送元情報提供1402を用いて、ステ
ップS50にて、付属スキャナ1411に関しては付属
スキャナ1411の情報及び状態を、付属FAX141
2に関しては受信済みドキュメントのリストを取得し
て、ステップS51にて配送元サーバ200に返信す
る。
【0119】配送元サーバ200の配送制御201はス
テップS105にてユーザにこれらの情報を表示し、ユ
ーザがそのうちの1つをステップS106にて配送元と
して選択すると、ステップS107にて、配送制御20
1はこれらを配送元リストにいれて保持しておく。ステ
ップS105からS107を繰り返すことにより複数の
ドキュメントが選択可能である。ドキュメントの選択が
終了すると、配送元サーバ200はステップS106か
らS5へすすむ。
【0120】ユーザが他ネットワークの配送元サーバ1
400から動的に配送元ドキュメントを探索したい場合
には、配送元サーバ200は図5のステップS200か
らS201へとすすみ、配送元サーバアクセス204を
用い、httpなどのブラウジングプロトコルにて配送元サ
ーバ1400にアクセスする。ステップS201では、
セキュリティ1102を通過するためにユーザに認証を
行わせる。次に、配送元サーバ200はステップS20
2へすすむ。このとき、アクセスされる側の配送元サー
バ1400は図3のステップS1からS2へとすすむ。
ステップS202またはS2にて、必要があれば配送元
サーバ1400に入るための認証を受けさせる。配送元
サーバ200はS203へとすすみ、配送元サーバ14
00はS500にすすむ。
【0121】アクセスされる側の配送元サーバ1400
は、配送制御1401を経由し、配送元アクセス140
8を用いて、個別プロトコルにて配送元にアクセスす
る。配送元をWebサーバ1133とする場合には、配
送元アクセス1408はhttpなどのブラウジングプロト
コルにてWebサーバにアクセスする。ここで、配送元
サーバ1400は配送元サーバ200に対してはサーバ
として動作し、Webサーバ1133に対してはクライ
アントとして動作する。同様に、配送元サーバ200は
ブラウザ端末12、22または122に対してはサーバ
として動作し、配送元サーバ1400に対してはクライ
アントとして動作する。この配送元サーバ1400及び
配送元サーバ200におけるブラウジングの中継は、サ
ーバから取得したページ内にあるリンク先を書き換えて
クライアントに送ってやることにより実現できる。
【0122】さて、ステップS210からS214、及
び、ステップS510からS514を繰り返すことによ
って、ユーザは、Webサーバ1133内の所望のドキ
ュメントが表示されているページに辿り着く。ユーザが
ステップS214にてドキュメントを選択すると、配送
元サーバ200の配送制御201はステップS215に
てその情報を配送元リストにいれて保持しておく。ステ
ップS210からS215を繰り返すことにより複数の
ドキュメントが選択可能である。ドキュメントの選択が
終了すると、配送元サーバ200はステップS214か
らS5へすすむ。
【0123】ユーザがネットワークファイルシステム1
134上のドキュメントを選択したい場合には、配送元
サーバ200は図5のステップS203からS220へ
とすすむ。このとき、配送元サーバ1400はステップ
S500からS520へすすむ。配送元サーバ1400
の配送元アクセス1408は、smbなどのネットワーク
ファイルシステムプロトコルにより、ネットワークファ
イルシステム1134にアクセスする。ここで、配送元
サーバ1400は、ネットワークファイルシステムにお
けるフォルダ内容の表示をブラウジングにおけるページ
の表示に置き換え、フォルダの選択をリンクの選択に置
き換えて、配送元サーバ200に送ってやる必要があ
る。さて、ステップS220からS222、及び、ステ
ップS520からS522を繰り返すことによって、ユ
ーザは、所望のドキュメントが表示されているフォルダ
に辿り着く。ユーザがステップS222にてドキュメン
トを選択すると、配送元サーバ200の配送制御201
はステップS223にてその情報を配送元リストにいれ
て保持しておく。ステップS220からS223を繰り
返すことにより複数のドキュメントが選択可能である。
ドキュメントの選択が終了すると、配送元サーバ200
はステップS222からS5へすすむ。
【0124】ユーザがメールサーバ1135上の電子メ
ールを配送元ドキュメントとしたい場合には、配送元サ
ーバ200は図5のステップS203からS230へと
すすむ。このとき、配送元サーバ1400はステップS
500からS530へすすむ。配送元サーバ1400の
配送元アクセス1408は、pop3などの電子メール受
信プロトコルにより、メールサーバ1135にアクセス
する。ここで、配送元サーバ1400は、ステップS5
30からS535のような動作を行わせるためのブラウ
ジング用のページを生成して、配送元サーバ200に送
ってやる必要がある。配送元サーバ200では、これを
基に、ステップS230からS237のような動作を行
わせるためのブラウジング用のページを生成して、ブラ
ウザ端末12、22または122に表示してやる必要が
ある。さて、ステップS532にて配送元アクセス14
08はメールサーバ1135上の電子メールを受信し、
ステップS533にて配送元サーバ200にメール一覧
を転送し、配送元サーバ200の配送制御201はステ
ップS233にてユーザにメール一覧を表示する。
【0125】ユーザがステップS234にてメールを選
択すると、配送元サーバ1400はステップS535に
て該メールのテキスト本文及び添付ファイル名を配送元
サーバ200に転送し、配送元サーバ200の配送制御
201はステップS235にてそれをユーザに表示す
る。同時に、配送制御201は、このメールを配送元の
ドキュメントとして選択させるためのボタンも同時に表
示する。ユーザがステップS236にてそのボタンを選
択すると、配送元サーバ200の配送制御201はステ
ップS237にて配送元リストにいれて保持しておく。
ステップS233からS237を繰り返すことにより複
数のドキュメントが選択可能である。ドキュメントの選
択が終了すると、配送元サーバ200はステップS23
4からS5へすすむ。
【0126】以上が、配送元サーバ200から他ネット
ワークの配送元サーバ1400を利用して配送元ドキュ
メントを検索する場合である。配送元ユーザが配送元サ
ーバ200から、直接、配送元ドキュメントを検索する
場合、すなわち、配送元サーバ200に付属したスキャ
ナ211またはFAX212、Webサーバ33または
133、ネットワークファイルシステム134、メール
サーバ135上の電子メールを配送元としたい場合につ
いては、第1の実施形態で説明した通りである。
【0127】以上により、ステップS107、S21
5、S223及びS237にてユーザが配送元として選
択したドキュメントの情報が、配送元リストに保持され
る。図3におけるステップS4からS5が複数回行われ
ることによって、配送元リストには、複数の配送元ドキ
ュメントの情報がたまる。次に、ユーザはドキュメント
配送先の検索を行う。ドキュメント配送先の検索を行う
場合、すなわち、Webサーバ43、143または21
43、ネットワークファイルシステム144または21
44、メールサーバ45、145または2145の電子
メールアドレス、プリンタ146または2146、付属
プリンタ511または2511、FAX4、147また
は2147を配送先としたい場合については、第1の実
施形態で説明した通りである。
【0128】ドキュメントの配送元・配送先が決定する
と、図3のステップS6にて、ユーザがブラウザ端末1
2、22または122からドキュメント配送の指示を行
う。ドキュメントの配送は、ユーザが配送元サーバ20
0及び1400、及び、配送先サーバ500及び250
0を経由して検索したパスを利用して行う。すなわち、
配送元サーバ200が個別プロトコルにて配送元ドキュ
メントを取得し、または、配送元サーバ1400が個別
プロトコルにて配送元ドキュメントを取得してhttpなど
のブラウジングプロトコルにて配送元サーバ200に配
送し、次に、配送元サーバ200がhttpなどのブラウジ
ングプロトコルにて配送先サーバ500または2500
に配送し、次に、配送先サーバ500または2500が
個別プロトコルにてドキュメント配送先に配送する。
【0129】まず、配送元サーバ200の配送制御20
1は、ステップS7にて、配送元ドキュメントの情報を
順番に取り出す。配送元ドキュメントが他配送元サーバ
経由で検索された場合には、ステップS20からS21
へすすみ、配送元サーバ200は、httpなどのブラウジ
ングプロトコルにて配送元サーバ1400にドキュメン
トの取得を依頼する。このとき配送元サーバ1400
は、ステップS3からS60へとすすみ、ドキュメント
取得1409またはデバイス制御1410を用いて、配
送元の種類に基づき、個別プロトコルにてドキュメント
の取得を行う。ドキュメント種類がWebサーバ113
3上のドキュメントであれば、ステップS61にて、ht
tpなどのブラウジングプロトコルにてドキュメントの取
得を行う。
【0130】ドキュメント種類がネットワークファイル
システム1134上のドキュメントの場合には、ステッ
プS62にて、smbなどのネットワークファイルシステ
ムプロトコルによりドキュメントの取得を行う。ドキュ
メントの種類が電子メールの場合には、すでにステップ
S532にて取得済みのためアクションは行わない。ド
キュメント種類が付属スキャナ1411の場合には、ス
テップS64にて、デバイス制御1410に依頼し、ス
キャンインを行わせる。ドキュメント種類が付属FAX
1412で受信したFAXの場合には、すでに受信済み
である。
【0131】次に、配送元サーバ1400の配送元ドキ
ュメント送信1403は、ステップS71にてドキュメ
ントを配送元サーバ200に送信し、配送元サーバ20
0の配送元ドキュメント受信205は、ステップS22
にて、そのドキュメントを受信する。なお、配送元サー
バ200の配送元ドキュメント受信205が配送元サー
バ1400の配送元ドキュメント送信1403からドキ
ュメントを受信する場合、先に該配送元サーバ1400
にアクセスした際に、セキュリティ1102を通過する
ためにユーザに認証を行わせており、そのパスを利用す
るため、セキュリティ機能がワンタイムパスワードであ
っても問題なく通過する。配送元ドキュメントが配送元
サーバ200から直接検索された場合には、ステップS
30へとすすみ、第1の実施形態で述べた通りの動作
で、ドキュメントの取得を行う。
【0132】ユーザが指定した全ドキュメントの取得が
終了した以降の動作は、第1の実施形態で述べた通りで
ある。すなわち、配送元サーバ200の配送先ドキュメ
ント送信207が、httpなどのブラウジングプロトコル
にて取得したドキュメントを配送先サーバ500または
2500の配送先ドキュメント受信503または250
3に転送し、配送先サーバ500または2500が、受
信したドキュメントを、個別プロトコルにて配送先に配
送する。ここで、ドキュメント配送先は、Webサーバ
43、143または2143、ネットワークファイルシ
ステム144または2144、メールサーバ45、14
5または2145の電子メールアドレス、プリンタ14
6または2146、付属プリンタ511または251
1、FAX4、147または2147である。
【0133】なお、例えば、Webサーバ33、133
または1133、または、ネットワークファイルシステ
ム134または1134上にあるドキュメントを、プリ
ンタ146または2146に配送する場合には、プリン
タ146または2146が解釈可能なようにフォーマッ
トの変換をしてやる必要があり、図21では、プライベ
ートネットワーク101、1101または2101内の
フォーマット変換103、1103または2103で行
う。これは、図3のステップS40、S70、図9のス
テップD61に対応している。
【0134】また、本実施形態では、ドキュメントのフ
ォーマット変換として、プライベートネットワーク10
1、1101または2101内のフォーマット変換10
3、1103または2103を用いたが、配送元サーバ
200または1400、または、配送先サーバ500ま
たは2500内にフォーマット変換機能を有してもよ
い。また、本実施形態では、配送元サーバ1400に付
属スキャナ1411及び付属FAX1412が存在する
ものとしたが、付属スキャナ1411のみが存在しても
よいし、付属FAX1412のみが存在してもよい。ま
た、どちらも存在しなくてもよい。これらが存在しない
場合には、配送元として選択されないだけである。
【0135】[第4実施形態]図24は、第4の実施形
態の構成を示しており、図2より必要部分を抜き出した
ものである。この構成では、ユーザは配送先サーバにア
クセスし、配送元サーバを用いて配送元のドキュメント
を検索し、該配送先サーバからドキュメントの配送先を
検索する。図25は、図24の構成におけるデータフロ
ーを示したものである。
【0136】第4の実施形態の構成において、ドキュメ
ントの配送指示を行う端末は、携帯電話網10内のブラ
ウザ端末12、ネットワーク20内のブラウザ端末2
2、及び、ネットワーク100内のブラウザ端末122
である。配送元サーバは、プライベートネットワーク1
01内の400、及び、プライベートネットワーク11
01内の1400であり、配送先サーバは、プライベー
トネットワーク101内の300である。配送先サーバ
300はユーザが最初にアクセスするサーバである。配
送元サーバ400、及び、配送元サーバ1400は、配
送先サーバ300からアクセスされる。ここで、配送先
サーバ300は、配送元サーバ400及び1400のア
ドレス情報を予め知っているものとする。
【0137】ドキュメントの配送元は、ネットワーク3
0内のWebサーバ33上のドキュメント、ネットワー
ク100内のWebサーバ133上のドキュメント、ネ
ットワークファイルシステム134内のドキュメント、
メールサーバ135上の電子メール、及び、ネットワー
ク1100内のWebサーバ1133上のドキュメン
ト、ネットワークファイルシステム1134内のドキュ
メント、メールサーバ1135上の電子メールである。
さらに、配送元サーバ400内の付属スキャナ411及
び付属FAX412、及び、配送元サーバ1400内の
付属スキャナ1411及び付属FAX1412も配送元
のドキュメントとなる。ドキュメントの配送先は、公衆
FAX網2に接続されているFAX4、ネットワーク4
0内のWebサーバ43、メールサーバ45、ネットワ
ーク100内のWebサーバ143、ネットワークファ
イルシステム144、メールサーバ145、プリンタ1
46、FAX147である。さらに、配送先サーバ30
0内の付属プリンタ311もドキュメントの配送先とな
る。
【0138】なお、FAX147への配送は配送先サー
バ300付属のFAX312及び公衆FAX網2を経由
して行われる。さらに、配送先サーバ300は、同じプ
ライベートネットワーク101内で配送先を管理するサ
ービス管理148と連携し、サービス管理148より、
プリンタ146のアドレス及び配送プロトコル種類(lp
rなどのプリントプロトコル)、メールサーバ145に
送信される電子メールアドレス一覧及び配送プロトコル
種類(smtpなどの電子メール送信プロトコル)、FAX
147のFAX番号及び配送プロトコル種類(G3などの
FAXプロトコル)を入手する。
【0139】次に、この構成における動作について説明
を行う。動作の説明は、配送元サーバ400及び140
0の動作を示した図3〜図8、配送先サーバ300の動
作を示した図9〜図14をもとに行う。また、本構成に
おける動作シーケンスの一例を図26に示す。図26で
は、配送元サーバ1400に関するシーケンスは割愛し
てある。
【0140】まず、図9におけるステップD1にて、ブ
ラウザ端末12及び22は、インタネット1及びセキュ
リティ102を経由してプライベートネットワーク10
1内の配送先サーバ300の配送制御301にhttpなど
のブラウジングプロトコルにてアクセスする。ブラウザ
端末122は、プライベートネットワーク101内から
直接、配送先サーバ300の配送制御301にブラウジ
ングプロトコルにてアクセスする。
【0141】次に、ステップD2にて、必要があれば配
送先サーバ300に入るための認証を受けさせる。ユー
ザはドキュメント配送を行うためステップD3からD4
へと進む。ここで、まず、配送元ドキュメントの検索を
行うとする。なお、図9のステップD4からD5を見る
とわかるように、配送元ドキュメントの検索とドキュメ
ント配送先の検索をどちらに先に行ってもよいことは明
らかである。
【0142】本実施形態では、配送元ドキュメントの検
索は、配送先サーバ300を経由し、さらに、配送元サ
ーバ400または1400経由して行われる。配送先サ
ーバ300と配送元サーバ400または1400との間
は、httpなどのブラウジングプロトコルを用い、配送元
サーバ400または1400から先は個別のプロトコル
を用いる。さて、配送元ドキュメントの検索を行うに
は、配送先サーバ300は、保持している配送元サーバ
400及び1400の情報をブラウザ端末12、22ま
たは122に表示し、それをユーザが選択することで始
まる。ユーザが配送元サーバ400を選択すると、配送
先サーバ300は、図9のステップD4から図10のス
テップD100または図11のステップD200へとす
すみ、httpなどのブラウジングプロトコルにて、配送元
サーバ400にアクセスする。
【0143】ユーザが、プライベートネットワーク10
1内の、配送元サーバ400に付属したスキャナ411
またはFAX412を配送元としたい場合には、配送先
サーバ300は図10のステップD100からD102
へとすすみ、配送元サーバアクセス304を用い、http
などのブラウジングプロトコルにて配送元サーバ400
にアクセスする。このとき、アクセスされる側の配送元
サーバ400は図3のステップS1からS2へとすす
む。ステップD102またはS2にて、必要があれば配
送元サーバ400に入るための認証を受けさせる。
【0144】次に、アクセスする側の配送先サーバ30
0の配送元サーバアクセス304は、ステップD103
にて配送元情報の取得を依頼する。配送元を付属スキャ
ナ411とする場合には、後々の配送指示実行後、ステ
ップS64にてスキャンインが行われる。また、配送元
を付属FAX412とする場合には、予め、公衆FAX
網2に接続されたFAX3などから付属FAX412に
向かってFAXが送信され、配送元サーバ400内のス
プールに電子的にためられており、このドキュメントを
配送元として選択する。従って、依頼された配送元サー
バ400は、配送元情報提供402を用いて、ステップ
S50にて、付属スキャナ411に関しては付属スキャ
ナ411の情報及び状態を、付属FAX412に関して
は受信済みドキュメントのリストを取得して、ステップ
S51にて配送先サーバ300に返信する。配送先サー
バ300の配送制御301はステップD105にてユー
ザにこれらの情報を表示し、ユーザがそのうちの1つを
ステップD106にて配送元として選択すると、ステッ
プD107にて、これらを配送元リストにいれて保持し
ておく。ステップD105からD107を繰り返すこと
により複数のドキュメントが選択可能である。ドキュメ
ントの選択が終了すると、配送先サーバ300はステッ
プD106からD5へすすむ。
【0145】ユーザが、プライベートネットワーク11
01内の、配送先サーバ1400に付属したスキャナ1
411またはFAX1412を配送元としたい場合に
は、上記のプライベートネットワーク101内の場合と
比較して、図10のステップD101(セキュリティ1
102を通過する)が増えるだけで、他は全く同様であ
る。ユーザがプライベートネットワーク101内の配送
元サーバ400から動的に配送元ドキュメントを探索し
たい場合には、配送先サーバ300は図11のステップ
D200からD202へとすすみ、配送元サーバアクセ
ス304を用い、httpなどのブラウジングプロトコルに
て配送元サーバ400にアクセスする。このとき、アク
セスされる側の配送元サーバ400は図3のステップS
1からS2へとすすむ。ステップD202またはS2に
て、必要があれば配送元サーバ400に入るための認証
を受けさせる。
【0146】配送先サーバ300はステップD203へ
とすすみ、配送元サーバ400は図8のステップS50
0にすすむ。アクセスされる側の配送元サーバ400
は、配送制御401を経由し、配送元アクセス408を
用いて、個別のプロトコルにて配送元ドキュメントの検
索を行う。配送元をWebサーバ33または133とす
る場合には、配送元アクセス408はhttpなどのブラウ
ジングプロトコルにてWebサーバにアクセスする。
【0147】ここで、配送元サーバ400は配送先サー
バ300に対してはサーバとして動作し、Webサーバ
33または133に対してはクライアントとして動作す
る。同様に配送先サーバ300はブラウザ端末12、2
2または122に対してはサーバとして動作し、配送元
サーバ400に対してはクライアントとして動作する。
この配送元サーバ400及び配送先サーバ300におけ
るブラウジングの中継は、サーバから取得したページ内
にあるリンク先を書き換えてクライアントに送ってやる
ことにより実現できる。
【0148】さて、ステップD210からD214、及
び、ステップS510からS514を繰り返すことによ
って、ユーザは、Webサーバ33または133内の所
望のドキュメントが表示されているページに辿り着く。
ユーザがステップD214にてドキュメントを選択する
と、配送先サーバ300の配送制御301はステップD
215にてその情報を配送元リストにいれて保持してお
く。ステップD210からD215を繰り返すことによ
り複数のドキュメントが選択可能である。ドキュメント
の選択が終了すると、配送先サーバ300はステップD
214からD5へすすむ。なお、Webサーバ33へア
クセスする際には、ステップD211及びS511にて
セキュリティ32を通過するために、ユーザに認証を行
わせる。
【0149】ユーザがプライベートネットワーク110
1内のWebサーバ1133上のドキュメントを配送元
としたい場合には、上記のプライベートネットワーク1
01内の場合と比較して、図11のステップD201
(セキュリティ1102を通過する)が増えるだけで、
他は全く同様である。ユーザがプライベートネットワー
ク101内のネットワークファイルシステム134上の
ドキュメントを選択したい場合には、配送先サーバ30
0は図11のステップD203からD220へとすす
む。このとき、配送元サーバ400はステップ図8のS
500からS520へすすむ。配送元サーバ400の配
送元アクセス408は、smbなどのネットワークファイ
ルシステムプロトコルにより、ネットワークファイルシ
ステム134にアクセスする。
【0150】ここで、配送元サーバ400は、ネットワ
ークファイルシステムにおけるフォルダ内容の表示をブ
ラウジングにおけるページの表示に置き換え、フォルダ
の選択をリンクの選択に置き換えて、配送先サーバ30
0に送ってやる必要がある。さて、ステップD220か
らD222、及び、ステップS520からS522を繰
り返すことによって、ユーザは、所望のドキュメントが
表示されているフォルダに辿り着く。ユーザがステップ
D222にてドキュメントを選択すると、配送先サーバ
300の配送制御301はステップD223にてその情
報を配送元リストにいれて保持しておく。
【0151】ステップD220からS223を繰り返す
ことにより複数のドキュメントが選択可能である。ドキ
ュメントの選択が終了すると、配送先サーバ300はス
テップD222からD5へすすむ。ユーザがプライベー
トネットワーク1101内のネットワークファイルシス
テム1134上のドキュメントを配送元としたい場合に
は、上記のプライベートネットワーク101内の場合と
比較して、図11のステップD201(セキュリティ1
102を通過する)が増えるだけで、他は全く同様であ
る。
【0152】ユーザがプライベートネットワーク101
内のメールサーバ135上の電子メールを配送元ドキュ
メントとしたい場合には、配送先サーバ300は図11
のステップD203からD230へとすすむ。このと
き、配送元サーバ400は図8のステップS500から
S530へすすむ。配送元サーバ400の配送元アクセ
ス408は、pop3などの電子メール受信プロトコルに
より、メールサーバ135にアクセスする。
【0153】ここで、配送元サーバ400は、ステップ
S530からS535のような動作を行わせるためのブ
ラウジング用のページを生成して、配送先サーバ300
に送ってやる必要がある。配送先サーバ300では、こ
れを基に、ステップD230からD237のような動作
を行わせるためのブラウジング用のページを生成して、
ブラウザ端末12、22または122に表示してやる必
要がある。さて、ステップS532にて配送元アクセス
408はメールサーバ135上の電子メールを受信し、
ステップS533にて配送先サーバ300にメール一覧
を転送し、配送先サーバ300の配送制御301はステ
ップD233にてユーザにメール一覧を表示する。ユー
ザがステップD234にてメールを選択すると、配送元
サーバ400はステップS535にて該メールのテキス
ト本文及び添付ファイル名を配送先サーバ300に転送
し、配送先サーバ300の配送制御301はステップD
235にてそれをユーザに表示する。同時に、配送制御
301は、このメールを配送元のドキュメントとして選
択させるためのボタンも同時に表示する。
【0154】ユーザがステップD236にてそのボタン
を選択すると、配送先サーバ300の配送制御301は
ステップD237にて配送元リストにいれて保持してお
く。ステップD233からD237を繰り返すことによ
り複数のドキュメントが選択可能である。ドキュメント
の選択が終了すると、配送先サーバ300はステップD
234からD5へすすむ。
【0155】ユーザがプライベートネットワーク110
1内のメールサーバ1135上の電子メールを配送元と
したい場合には、上記のプライベートネットワーク10
1内の場合と比較して、図11のステップD201(セ
キュリティ1102を通過する)が増えるだけで、他は
全く同様である。
【0156】以上により、ステップD107、D21
5、D223及びD237にてユーザが配送元として選
択したドキュメントの情報が、配送元リストに保持され
る。図9におけるステップD4からD5が複数回行われ
ることによって、配送元リストには、複数の配送元ドキ
ュメントの情報がたまる。
【0157】次に、ユーザがドキュメント配送元の検索
を行うとする。本実施形態では、ドキュメント配送先の
検索は、配送先サーバ300より直接行われる。配送先
サーバ300は、配送先の種類に従い、個別のプロトコ
ルを用いて配送先にアクセスする。さて、ドキュメント
配送先の検索を行うには、図9のステップD4から図1
2のステップD300または図13のステップD400
へとすすむ。
【0158】ユーザが、プライベートネットワーク10
1内の、配送先サーバ300に付属したプリンタ31
1、メールサーバ145に送信される電子メールアドレ
ス、プリンタ146、FAX147をドキュメント配送
先としたい場合には、配送先サーバ300は図12のス
テップD300からD310へとすすむ。配送先サーバ
300の配送制御301は、配送先情報提供302を用
いて、ステップD310にて付属プリンタ311の情報
及び状態を取得し、ステップD311にて、サービス管
理148からメールサーバ145に送信される電子メー
ルアドレス一覧、プリンタ146の情報及び状態、FA
X147のFAX番号を取得する。配送先サーバ300
の配送制御301はステップD305にてユーザにこれ
らの情報を表示し、ユーザがそのうちの1つをステップ
D306にて配送先として選択すると、配送制御301
はステップD307にて、これらを配送先リストにいれ
て保持しておく。
【0159】ステップD305からD307を繰り返す
ことにより複数の配送先が選択可能である。配送先の選
択が終了すると、配送先サーバ300はステップD30
6からD5へすすむ。
【0160】ユーザが配送先サーバ300より動的にド
キュメント配送先を探索したい場合には、配送先サーバ
300は図13のステップD400からS403へとす
すむ。動的にドキュメント配送先を探索する場合、配送
先サーバ300は、配送先アクセス308を用い、個別
のプロトコルにて配送先にアクセスする。配送先をWe
bサーバ43または143とする場合には、ステップD
410へすすむ。配送先アクセス308はhttpなどのブ
ラウジングプロトコルにてWebサーバにアクセスす
る。
【0161】ここで、配送先サーバ300はブラウザ端
末12、22または122に対してはサーバとして動作
し、Webサーバ43または143に対してはクライア
ントとして動作する。この配送先サーバ300における
ブラウジングの中継は、サーバから取得したページ内に
あるリンク先を書き換えてクライアントに送ってやるこ
とにより実現できる。さらに、配送先サーバ300で
は、書き換えられたページに配送先選択用のボタンを埋
め込む。
【0162】さて、ステップD410からD414を繰
り返すことによって、ユーザは、Webサーバ43また
は143内の所望の配送先が表示されているページに辿
り着く。このページは、Webサーバ43または143
が用意しているドキュメントアップロード用のページで
ある。ここで、ユーザが、ステップD414にて、配送
先選択用のボタンを選択すると、配送先サーバ300の
配送制御301はステップD415にてその情報を配送
先リストにいれて保持しておく。ステップD410から
D415を繰り返すことにより複数の配送先が選択可能
である。
【0163】配送先の選択が終了すると、配送先サーバ
300はステップD414からD5へすすむ。なお、W
ebサーバ43へアクセスする際には、ステップD41
1にてセキュリティ42を通過するために、ユーザに認
証を行わせる。
【0164】ユーザがネットワークファイルシステム1
44をドキュメント配送先として選択したい場合には、
配送先サーバ300は図13のステップD403からD
420へすすむ。配送先サーバ300の配送先アクセス
308は、smbなどのネットワークファイルシステムプ
ロトコルにより、ネットワークファイルシステム144
にアクセスする。ここで、配送先サーバ300は、ネッ
トワークファイルシステムにおけるフォルダ内容の表示
をブラウジングにおけるページの表示に置き換え、フォ
ルダの選択をリンクの選択に置き換えて、ブラウザ端末
12、22、または122に送ってやる必要がある。
【0165】さらに、配送先サーバ300は、この書き
換えられたページに配送先選択用のボタンを埋め込む。
さて、ステップD420からD422を繰り返すことに
よって、ユーザは、所望の配送先のフォルダに辿り着
く。ユーザがステップD422にて配送先選択用のボタ
ンを選択すると、配送先サーバ300の配送制御301
はステップD423にてその情報を配送先リストにいれ
て保持しておく。ステップD420からD423を繰り
返すことにより複数の配送先が選択可能である。配送先
の選択が終了すると、配送先サーバ300はステップD
422からD5へすすむ。
【0166】以上により、ステップD307、D415
及びD423にてユーザが選択した配送先の情報が、配
送先リストに保持される。図9におけるステップD4か
らD5が複数回行われることによって、配送先リストに
は、複数の配送先の情報がたまる。なお、システムが提
供する配送先検索をユーザが使用せずに、手入力によ
り、相手電子メールアドレスやFAX番号を入れること
も可能である。この場合の配送先は、図24および図2
5においては、メールサーバ45、及び、公衆FAX網
2経由のFAX4である。ユーザがこれらを手入力した
場合にも、配送先リストに保持しておく。
【0167】ドキュメントの配送元・配送先が決定する
と、図9のステップD6にて、ユーザがブラウザ端末1
2、22または122からドキュメント配送の指示を行
う。ドキュメントの配送は、ユーザが配送先サーバ30
0、及び、配送元サーバ400及び1400を経由して
検索したパスを利用して行う。すなわち、配送元サーバ
400または1400が個別プロトコルにて配送元ドキ
ュメントを取得し、次に、配送元サーバ400または1
400がhttpなどのブラウジングプロトコルにて配送先
サーバ300に配送し、次に、配送先サーバ300が個
別プロトコルにてドキュメント配送先に配送する。
【0168】まず、配送先サーバ300の配送制御30
1は、ステップD7にて、配送元ドキュメントの情報を
順番に取り出し、ステップD20にて、httpなどのブラ
ウジングプロトコルにて、配送元サーバ400または1
400にドキュメントの取得を依頼する。このとき配送
元サーバ400または1400は、図3のステップS3
からS60へとすすみ、ドキュメント取得409または
1409、または、デバイス制御410または1410
を用いて、配送元の種類に基づき、個別プロトコルにて
ドキュメントの取得を行う。ドキュメント種類がWeb
サーバ33、133または1133上のドキュメントで
あれば、ステップS61にて、httpなどのブラウジング
プロトコルにてドキュメントの取得を行う。
【0169】ドキュメント種類がネットワークファイル
システム134または1134上のドキュメントの場合
には、ステップS62にて、smbなどのネットワークフ
ァイルシステムプロトコルによりドキュメントの取得を
行う。ドキュメントの種類が電子メールの場合には、す
でにステップS532にて取得済みのためアクションは
行わない。ドキュメント種類が付属スキャナ411また
は1411の場合には、ステップS64にて、デバイス
制御410または1410に依頼し、スキャンインを行
わせる。
【0170】ドキュメント種類が付属FAX412また
は1412で受信したFAXの場合には、すでに受信済
みである。次に、配送元サーバ400または1400の
配送元ドキュメント送信403または1403は、ステ
ップS71にてドキュメントを配送先サーバ300に送
信し、配送先サーバ300の配送元ドキュメント受信3
05は、ステップD21にて、そのドキュメントを受信
する。なお、配送元サーバ400のドキュメント取得4
09がWebサーバ33からドキュメントを取得する場
合、先に該Webサーバ33にアクセスした際に、セキ
ュリティ32を通過するためにユーザに認証を行わせて
おり、そのパスを利用するため、セキュリティ機能がワ
ンタイムパスワードであっても問題なく通過する。ま
た、配送先サーバ300の配送元ドキュメント受信30
5が配送元サーバ1400の配送元ドキュメント送信1
403からドキュメントを受信する場合、先に該配送元
サーバ1400にアクセスした際に、セキュリティ11
02を通過するためにユーザに認証を行わせており、そ
のパスを利用する。
【0171】ユーザが指定した全ドキュメントの取得が
終了すると、図9のステップD8からD9へとすすみ、
配送先サーバ300の配送制御301は、ステップD9
にて、ドキュメント配送先の情報を順番に取り出し、ド
キュメント配送309またはデバイス制御310を用い
て、配送先に基づき、個別プロトコルにてドキュメント
の配送を行う。ドキュメント配送先がWebサーバ43
または143の場合には、ステップD41にて、httpな
どのブラウジングプロトコルにてドキュメントを配送す
る。ドキュメント配送先がネットワークファイルシステ
ム144の場合には、ステップD42にて、smbなどの
ネットワークファイルシステムプロトコルにてドキュメ
ントを配送する。ドキュメント配送先がメールサーバ4
5または145の電子メールアドレスの場合は、ステッ
プD43にて、smtpなどの電子メール送信プロトコルに
てドキュメントを配送する。
【0172】ドキュメント配送先がプリンタ146の場
合には、ステップD44にて、lprなどのプリントプロ
トコルにてドキュメントを配送する。ドキュメント配送
先が付属プリンタ311の場合には、ステップD45に
て、デバイス制御310を経由してプリントアウトす
る。ドキュメント配送先がFAX4または147の場合
には、ステップD46にて、付属FAX312とFAX
網2を経由してG3などのFAXプロトコルにてドキュメ
ントを配送する。
【0173】なお、配送先サーバ300のドキュメント
配送309がWebサーバ43にドキュメントを配送す
る場合、先に該Webサーバ43にアクセスした際に、
セキュリティ42を通過するためにユーザに認証を行わ
せており、そのパスを利用するため、セキュリティ機能
がワンタイムパスワードであっても問題なく通過する。
なお、例えば、Webサーバ33、133または113
3、または、ネットワークファイルシステム134また
は1134上にあるドキュメントをプリンタ146に配
送する場合には、プリンタ146が解釈可能なようにフ
ォーマットの変換をしてやる必要があり、図24では、
プライベートネットワーク101または1101内のフ
ォーマット変換103または1103で行う。これは、
図9のステップD30、図3のステップS70に対応し
ている。
【0174】また、本実施形態では、ドキュメントのフ
ォーマット変換として、プライベートネットワーク10
1または1101内のフォーマット変換103または1
103を用いたが、配送元サーバ400または140
0、または、配送先サーバ300内にフォーマット変換
機能を有してもよい。また、本実施形態では、配送元サ
ーバ400または1400に付属スキャナ411または
1411、及び、付属FAX412または1412が存
在するものとしたが、付属スキャナ411または141
1のみが存在してもよいし、付属FAX412または1
412のみが存在してもよい。また、どちらも存在しな
くてもよい。これらが存在しない場合には、配送元とし
て選択されないだけである。また、本実施形態では、配
送先サーバ300に付属プリンタ311及び付属FAX
312が存在するものとしたが、付属プリンタ311の
みが存在してもよいし、付属FAX312のみが存在し
てもよい。また、どちらも存在しなくてもよい。これら
が存在しない場合には、配送先として選択されないだけ
である。
【0175】また、本実施形態では、配送元サーバ40
0と配送先サーバ300を別々のものとして記述した
が、1つの配送サーバとしてまとめてもよい。この場
合、付属FAX412と付属FAX312は物理的に1
つにまとめられる。この場合、配送サーバに付属スキャ
ナ、付属プリンタ及び付属FAXが存在することになる
が、付属スキャナのみが存在してもよいし、付属プリン
タのみが存在してもよいし、付属FAXのみが存在して
もよい。また、付属スキャナのみが存在しなくてもよい
し、付属プリンタのみが存在しなくてもよいし、付属F
AXのみが存在しなくてもよい。また、いずれも存在し
なくてもよい。これらが存在しない場合には、配送元ま
たは配送先として選択されないだけである。
【0176】[第5実施形態]図27は、第5の実施形
態の構成を示しており、図2より必要部分を抜き出した
ものである。この構成では、ユーザは配送先サーバにア
クセスし、第4の実施形態に追加して、同一ネットワー
ク内にある他の配送先サーバを利用してドキュメントの
配送先を検索する。図28は、図27の構成におけるデ
ータフローを示したものである。
【0177】第5の実施形態の構成における第4の実施
形態との差分は、配送先サーバとして、プライベートネ
ットワーク101内に配送先サーバ500が追加された
ことであり、配送先サーバ500は、配送先サーバ30
0からアクセスされる。ここで、配送先サーバ300
は、配送先サーバ500のアドレス情報を予め知ってい
るものとする。また、ドキュメントの配送先として、配
送先サーバ500内の付属プリンタ511が追加されて
いる。
【0178】次に、この構成における動作について説明
を行う。動作の説明は、配送元サーバ400、1400
の動作を示した図3〜図8、配送先サーバ300及び5
00の動作を示した図9〜図14をもとに行う。また、
本構成における動作シーケンスの一例を図29に示す。
図29では、配送先サーバ300から、直接、ドキュメ
ントの配送先を検索するシーケンス、配送元サーバ40
0に関するシーケンスは割愛してある。
【0179】まず、図9におけるステップD1にて、ブ
ラウザ端末12及び22は、インタネット1及びセキュ
リティ102を経由してプライベートネットワーク10
1内の配送先サーバ300の配送制御301にhttpなど
のブラウジングプロトコルにてアクセスする。ブラウザ
端末122は、プライベートネットワーク101内から
直接、配送先サーバ300の配送制御301にブラウジ
ングプロトコルにてアクセスする。
【0180】次に、ステップD2にて、必要があれば配
送先サーバ300に入るための認証を受けさせる。ユー
ザはドキュメント配送を行うためステップD3からD4
へと進む。ここで、まず、配送元ドキュメントの検索を
行うとする。なお、図9のステップD4からD5を見る
とわかるように、配送元ドキュメントの検索とドキュメ
ント配送先の検索をどちらに先に行ってもよいことは明
らかである。
【0181】ユーザが配送元ドキュメントの検索を行う
場合、すなわち、Webサーバ33、133または11
33上のドキュメント、ネットワークファイルシステム
134または1134上のドキュメント、メールサーバ
135または1135の電子メール、付属スキャナ41
1または1411、付属FAX412または1412を
配送元のドキュメントとして検索する場合については、
第4の実施形態で説明した通りである。次に、ユーザが
ドキュメント配送先の検索を行うとする。他の配送先サ
ーバ500を利用してドキュメント配送先を検索する場
合には、配送先サーバ300と配送先サーバ500との
間は、httpなどのブラウジングプロトコルを用い、配送
先サーバ500から先は個別のプロトコルを用いる。
【0182】さて、ドキュメント配送先の検索を行うに
は、配送先サーバ300は、保持している配送先サーバ
500の情報をブラウザ端末12、22または122に
表示し、それをユーザが選択することで始まる。ユーザ
が配送先サーバ500を選択すると、配送先サーバ30
0は、図9のステップD4から図12のステップD30
0または図13のステップD400へとすすみ、httpな
どのブラウジングプロトコルにて、配送先サーバ500
にアクセスする。ユーザが配送先サーバ500に付属し
たプリンタ511を配送先としたい場合には、配送先サ
ーバ300は、図9のステップD4から図12のステッ
プD300へとすすみ、配送先サーバアクセス306を
用い、httpなどのブラウジングプロトコルにて配送先サ
ーバ500にアクセスする。
【0183】このとき、アクセスされる側の配送先サー
バ500は図9のステップD1からD2へとすすむ。ス
テップD302またはD2にて、必要があれば配送先サ
ーバ500に入るための認証を受けさせる。次に、アク
セスする側の配送先サーバ300の配送先サーバアクセ
ス306はステップD303にて配送先情報の取得を依
頼する。依頼された配送先サーバ500は、配送先情報
提供502を用いて、ステップD50にて、付属プリン
タ511に関する情報及び状態を取得して、ステップD
52にて配送先サーバ300に返信する。配送先サーバ
300の配送制御301はステップD305にてユーザ
にこれらの情報を表示し、ユーザがそのうちの1つをス
テップD306にて配送先として選択すると、配送制御
301はステップD307にて、これらを配送先リスト
にいれて保持しておく。配送先の選択が終了すると、配
送先サーバ300はステップD306からD5へすす
む。
【0184】ユーザが、配送先サーバ300から、直
接、ドキュメントの配送先を検索する場合、すなわち、
配送先サーバ300に付属したプリンタ311、メール
サーバ145に送信される電子メールアドレス、プリン
タ146、FAX147、Webサーバ43または14
3、ネットワークファイルシステム144を配送先とし
たい場合については、第4の実施形態で説明した通りで
ある。以上により、ステップD307、D415及びD
423にてユーザが選択した配送先の情報が、配送先リ
ストに保持される。図9におけるステップD4からD5
が複数回行われることによって、配送先リストには、複
数の配送先の情報がたまる。
【0185】なお、ユーザが手入力により、相手電子メ
ールアドレスやFAX番号を入れ、メールサーバ45、
及び、公衆FAX網2経由のFAX4を配送先としたい
場合については、第4の実施形態で説明した通りであ
る。ユーザがこれらを手入力した場合にも、配送先リス
トに保持しておく。
【0186】ドキュメントの配送元・配送先が決定する
と、図9のステップD6にて、ユーザがブラウザ端末1
2、22または122からドキュメント配送の指示を行
う。ドキュメントの配送は、ユーザが配送先サーバ30
0及び500、及び、配送元サーバ400及び1400
を経由して検索したパスを利用して行う。すなわち、配
送元サーバ400または1400が個別プロトコルにて
配送元ドキュメントを取得し、次に、配送元サーバ40
0または1400がhttpなどのブラウジングプロトコル
にて配送先サーバ300に配送し、次に、配送先サーバ
300が個別プロトコルにてドキュメント配送先に配送
するか、または、配送先サーバ300がhttpなどのブラ
ウジングプロトコルにて配送先サーバ500に配送し、
配送先サーバ500が個別プロトコルにてドキュメント
配送先に配送するまず、配送先サーバ300の配送制御
301は、ステップD7にて、配送元ドキュメントの情
報を順番に取り出す。
【0187】配送先サーバ300が配送元ドキュメント
受信305を用いて、ユーザが指定した全ドキュメント
を取得する動作は、第4の実施形態で述べた通りであ
る。すなわち、配送先サーバ300の配送元ドキュメン
ト受信305は、httpなどのブラウジングプロトコルに
て、配送元サーバ400または1400の配送元ドキュ
メント送信403または1403にドキュメントの取得
を依頼し、配送元ドキュメント送信403または140
3は、個別のプロトコルに従い指定されたドキュメント
を取得して、該ドキュメントを配送先サーバ300に配
送する。
【0188】ここで、配送元のドキュメントは、Web
サーバ33、133または1133上のドキュメント、
ネットワークファイルシステム134または1134上
のドキュメント、メールサーバ135または1135の
電子メール、付属スキャナ411または1411、付属
FAX412または1412である。ユーザが指定した
全ドキュメントの取得が終了すると、図9のステップD
8からD9へとすすみ、配送先サーバ300は、ステッ
プD9にて、ドキュメント配送先の情報を順番に取り出
し、配送先に基づき、ドキュメントの配送を行う。ドキ
ュメントの配送先が他配送先サーバ経由で検索された場
合には、ステップD31からD32へすすみ、配送先サ
ーバ300は配送先ドキュメント送信307を用いて、
httpなどのブラウジングプロトコルにて配送先サーバ5
00の配送先サーバドキュメント受信503にドキュメ
ントを転送する。このとき配送先サーバ500は、ステ
ップD3からD60へとすすみ、ドキュメント種類が付
属プリンタ511の場合には、ステップD75にて、デ
バイス制御510に依頼し、プリトアウトを行わせる。
【0189】ドキュメントの配送先が配送先サーバ30
0から直接検索された場合には、ステップD40へとす
すみ、第4の実施形態で述べた通りの動作で、ドキュメ
ントの配送を行う。ここで、ドキュメント配送先は、W
ebサーバ43または143、ネットワークファイルシ
ステム144、メールサーバ45または145の電子メ
ールアドレス、プリンタ146、付属プリンタ311、
FAX4または147である。
【0190】[第6実施形態]図30は、第6の実施形
態の構成を示しており、図2より必要部分を抜き出した
ものである。この構成では、ユーザは配送先サーバにア
クセスし、第4の実施形態に追加して、他のネットワー
クにある配送先サーバを利用してドキュメントの配送先
を検索する。図31は、図30の構成におけるデータフ
ローを示したものである。第6の実施形態の構成におけ
る第4の実施形態との差分は、配送先サーバとして、プ
ライベートネットワーク2101内に配送先サーバ25
00が追加されたことであり、配送先サーバ2500
は、配送先サーバ300からアクセスされる。
【0191】ここで、配送先サーバ300は、配送先サ
ーバ2500のアドレス情報を予め知っているものとす
る。また、ドキュメントの配送先として、ネットワーク
2100内のWebサーバ2143、ネットワークファ
イルシステム2144、メールサーバ2145、プリン
タ2146、FAX2147、配送先サーバ2500内
の付属プリンタ2511が追加されている。なお、FA
X2147への配送は配送先サーバ2500付属のFA
X2512及び公衆FAX網2を経由して行われる。さ
らに、配送先サーバ2500は、同じプライベートネッ
トワーク2101内で配送先を管理するサービス管理2
148と連携し、サービス管理2148より、プリンタ
2146のアドレス及び配送プロトコル種類(lprなど
のプリントプロトコル)、メールサーバ2145に送信
される電子メールアドレス一覧及び配送プロトコル種類
(smtpなどの電子メール送信プロトコル)、FAX21
47のFAX番号及び配送プロトコル種類(G3などのF
AXプロトコル)を入手する。
【0192】次に、この構成における動作について説明
を行う。動作の説明は、配送元サーバ400、1400
の動作を示した図3〜図8、配送先サーバ300及び2
500の動作を示した図9〜図14をもとに行う。ま
た、本構成における動作シーケンスの一例を図32に示
す。図32では、配送先サーバ300から、直接、ドキ
ュメントの配送先を検索するシーケンス、配送元サーバ
400に関するシーケンスは割愛してある。
【0193】まず、図9におけるステップD1にて、ブ
ラウザ端末12及び22は、インタネット1及びセキュ
リティ102を経由してプライベートネットワーク10
1内の配送先サーバ300の配送制御301にhttpなど
のブラウジングプロトコルにてアクセスする。ブラウザ
端末122は、プライベートネットワーク101内から
直接、配送先サーバ300の配送制御301にブラウジ
ングプロトコルにてアクセスする。次に、ステップD2
にて、必要があれば配送先サーバ300に入るための認
証を受けさせる。ユーザはドキュメント配送を行うため
ステップD3からD4へと進む。ここで、まず、配送元
ドキュメントの検索を行うとする。なお、図9のステッ
プD4からD5を見るとわかるように、配送元ドキュメ
ントの検索とドキュメント配送先の検索をどちらに先に
行ってもよいことは明らかである。
【0194】ユーザが配送元ドキュメントの検索を行う
場合、すなわち、Webサーバ33、133または11
33上のドキュメント、ネットワークファイルシステム
134または1134上のドキュメント、メールサーバ
135または1135の電子メール、付属スキャナ41
1または1411、付属FAX412または1412を
配送元のドキュメントとして検索する場合については、
第4の実施形態で説明した通りである。
【0195】次に、ユーザがドキュメント配送先の検索
を行うとする。他の配送先サーバ2500を利用してド
キュメント配送先を検索する場合には、配送先サーバ3
00と配送先サーバ2500との間は、httpなどのブラ
ウジングプロトコルを用い、配送先サーバ2500から
先は個別のプロトコルを用いる。さて、ドキュメント配
送先の検索を行うには、配送先サーバ300は、保持し
ている配送先サーバ2500の情報をブラウザ端末1
2、22または122に表示し、それをユーザが選択す
ることで始まる。ユーザが配送先サーバ2500を選択
すると、配送先サーバ300は、図9のステップD4か
ら図12のステップD300または図13のステップD
400へとすすみ、httpなどのブラウジングプロトコル
にて、配送先サーバ2500にアクセスする。
【0196】ユーザが他ネットワーク2101内の、配
送先サーバ2500に付属したプリンタ2511、メー
ルサーバ2145に送信される電子メールアドレス、プ
リンタ2146、FAX2147をドキュメント配送先
としたい場合には、配送先サーバ301は図12のステ
ップD300からD301へとすすみ、配送先サーバア
クセス306を用い、httpなどのブラウジングプロトコ
ルにて配送先サーバ2500にアクセスする。ステップ
D301では、セキュリティ2102を通過するために
ユーザに認証を行わせる。次に、配送先サーバ300は
ステップD302とすすむ。このとき、アクセスされる
側の配送先サーバ2500は図9のステップD1からD
2へとすすむ。ステップD302またはD2にて、必要
があれば配送先サーバ2500に入るための認証を受け
させる。
【0197】次に、アクセスする側の配送先サーバ30
0の配送先サーバアクセス306は、ステップD303
にて配送元情報の取得を依頼する。アクセスされる側の
配送先サーバ2500は、配送先情報提供2502を用
いて、ステップD50にて付属プリンタ511の情報及
び状態を取得し、ステップD51にて、サービス管理2
148からメールサーバ2145に送信される電子メー
ルアドレス一覧、プリンタ2146の情報及び状態、F
AX2147のFAX番号を取得し、ステップD52に
て、配送先サーバ300に返信する。配送先サーバ30
0は、ステップD304にてこれらの情報を受け取り、
ステップD305にて配送制御301がユーザにこれら
の情報を表示する。ユーザがそのうちの1つをステップ
D306にて配送先として選択すると、ステップD30
7にて、配送先サーバ300の配送制御はこれらを配送
先リストにいれて保持しておく。ステップD305から
D307を繰り返すことにより複数の配送先が選択可能
である。配送先の選択が終了すると、配送先サーバ30
0はステップD306からD5へすすむ。
【0198】ユーザが他ネットワーク2101内の配送
先サーバ2500から動的にドキュメントの配送先を探
索したい場合には、図13のステップD400からD4
01へとすすみ、配送先サーバアクセス306を用い、
httpなどのブラウジングプロトコルにて、配送先サーバ
2500にアクセスする。ステップD401では、セキ
ュリティ2102を通過するためにユーザに認証を行わ
せる。次に、配送先サーバ300はステップD402へ
すすむ。このとき、アクセスされる側の配送先サーバ2
500は図9のステップD1からD2へとすすむ。
【0199】ステップD402またはD2にて、必要が
あれば配送先サーバ2500に入るための認証を受けさ
せる。配送先サーバ300はステップD403へとすす
み、配送先サーバ2500は図14のステップD500
にすすむ。
【0200】アクセスされる側の配送先サーバ2500
は、配送先アクセス2508を用いて、配送先に基づ
き、個別のプロトコルにて配送先にアクセスする。ここ
で、配送先をWebサーバ2143とする場合には、ス
テップD410及びD510へすすむ。配送先アクセス
2508はhttpなどのブラウジングプロトコルにてWe
bサーバにアクセスする。ここで、配送先サーバ250
0は配送先サーバ300に対してはサーバとして動作
し、Webサーバ2143に対してはクライアントとし
て動作する。同様に、配送先サーバ300はブラウザ端
末12、22または122に対してはサーバとして動作
し、配送先サーバ2500に対してはクライアントとし
て動作する。この配送先サーバ2500及び配送先サー
バ300におけるブラウジングの中継は、サーバから取
得したページ内にあるリンク先を書き換えてクライアン
トに送ってやることにより実現できる。
【0201】さらに、配送先サーバ300では、書き換
えられたページに配送先選択用のボタンを埋め込む。さ
て、ステップD410からD414、及び、ステップD
510からD514を繰り返すことによって、ユーザ
は、Webサーバ2143の所望の配送先が表示されて
いるページに辿り着く。このページは、Webサーバ2
143が用意しているドキュメントアップロード用のペ
ージである。ここで、ユーザが、ステップD414に
て、配送先選択用のボタンを選択すると、配送先サーバ
300の配送制御301はステップD415にてその情
報を配送先リストにいれて保持しておく。ステップD4
10からD415を繰り返すことにより複数の配送先が
選択可能である。配送先の選択が終了すると、配送先サ
ーバ300はステップD414からD5へすすむ。
【0202】ユーザが他ネットワーク2101内の配送
先サーバ2500を経由してネットワークファイルシス
テム2144をドキュメント配送先として選択したい場
合には、配送先サーバ300では図13のステップD4
03からD420へすすむ。このとき、アクセスされる
配送先サーバ2500では図14のステップD510か
らD520へすすむ。配送先サーバ2500の配送先ア
クセス2508は、smbなどのネットワークファイルシ
ステムプロトコルにより、ネットワークファイルシステ
ム2144にアクセスする。ここで、配送先サーバ25
00は、ネットワークファイルシステムにおけるフォル
ダ内容の表示をブラウジングにおけるページの表示に置
き換え、フォルダの選択をリンクの選択に置き換えて、
配送先サーバ300に送ってやる必要がある。
【0203】さらに、配送先サーバ300は、この書き
換えられたページに配送先選択用のボタンを埋め込む。
さて、ステップD420からD422、及び、ステップ
D520からD522を繰り返すことによって、ユーザ
は、所望の配送先のフォルダに辿り着く。ユーザがステ
ップD422にて配送先選択用のボタンを選択すると、
配送先サーバ300の配送制御301はステップD42
3にてその情報を配送先リストにいれて保持しておく。
ステップD420からD423を繰り返すことにより複
数の配送先が選択可能である。配送先の選択が終了する
と、配送先サーバ300は、ステップD422からD5
へすすむ。
【0204】ユーザが配送先サーバ300から、直接、
ドキュメントの配送先を検索する場合、すなわち、配送
先サーバ300に付属したプリンタ311、メールサー
バ145に送信される電子メールアドレス、プリンタ1
46、FAX147、Webサーバ43または143、
ネットワークファイルシステム144を配送先としたい
場合については、第4の実施形態で説明した通りであ
る。
【0205】以上により、ステップD307、D415
及びD423にてユーザが選択した配送先の情報が、配
送先リストに保持される。図9におけるステップD4か
らD5が複数回行われることによって、配送先リストに
は、複数の配送先の情報がたまる。
【0206】なお、ユーザが手入力により、相手電子メ
ールアドレスやFAX番号を入れ、メールサーバ45、
及び、公衆FAX網2経由のFAX4を配送先としたい
場合については、第4の実施形態で説明した通りであ
る。ユーザがこれらを手入力した場合にも、配送先リス
トに保持しておく。ドキュメントの配送元・配送先が決
定すると、図9のステップD6にて、ユーザがブラウザ
端末12、22または122からドキュメント配送の指
示を行う。ドキュメントの配送は、ユーザが配送先サー
バ300及び2500、及び、配送元サーバ400及び
1400を経由して検索したパスを利用して行う。
【0207】すなわち、配送元サーバ400または14
00が個別プロトコルにて配送元ドキュメントを取得
し、次に、配送元サーバ400または1400がhttpな
どのブラウジングプロトコルにて配送先サーバ300に
配送し、次に、配送先サーバ300が個別プロトコルに
てドキュメント配送先に配送するか、または、配送先サ
ーバ300がhttpなどのブラウジングプロトコルにて配
送先サーバ2500に配送し、配送先サーバ2500が
個別プロトコルにてドキュメント配送先に配送するま
ず、配送先サーバ300の配送制御301は、ステップ
D7にて、配送元ドキュメントの情報を順番に取り出
す。配送先サーバ300が配送元ドキュメント受信30
5を用いて、ユーザが指定した全ドキュメント取得する
動作は、第4の実施形態で述べた通りである。すなわ
ち、配送先サーバ300の配送元ドキュメント受信30
5は、httpなどのブラウジングプロトコルにて、配送元
サーバ400または1400の配送元ドキュメント送信
403または1403にドキュメントの取得を依頼し、
配送元ドキュメント送信403または1403は、個別
のプロトコルに従い指定されたドキュメントを取得し、
該ドキュメントを配送先サーバ300に配送する。ここ
で、配送元のドキュメントは、Webサーバ33、13
3または1133上のドキュメント、ネットワークファ
イルシステム134または1134上のドキュメント、
メールサーバ135または1135の電子メール、付属
スキャナ411または1411、付属FAX412また
は1412である。
【0208】ユーザが指定した全ドキュメントの取得が
終了すると、図9のステップD8からD9へとすすみ、
配送先サーバ300の配送制御301は、ステップD9
にて、ドキュメント配送先の情報を順番に取り出し、配
送先に基づき、ドキュメントの配送を行う。ドキュメン
トの配送先が他配送先サーバ経由で検索された場合に
は、ステップD31からD32へすすみ、配送先サーバ
300は、配送先ドキュメント送信307を用いて、ht
tpなどのブラウジングプロトコルにて配送先サーバ25
00にドキュメントを転送する。このとき配送先サーバ
2500は、ステップD3からD60へとすすみ、配送
先ドキュメント受信2503を利用して、ドキュメント
を受信する。次に、配送先サーバ2500は、ドキュメ
ント配送2509またはデバイス制御2510を用い
て、配送先に基づき、個別のプロトコルにてドキュメン
トの配送を行う。
【0209】ドキュメント配送先がWebサーバ214
3の場合には、ステップD71にて、httpなどのブラウ
ジングプロトコルにてドキュメントを配送する。ドキュ
メント配送先がネットワークファイルシステム2144
の場合には、ステップD72にて、smbなどのネットワ
ークファイルシステムプロトコルにてドキュメントを配
送する。ドキュメント配送先がメールサーバ2145の
電子メールアドレスの場合は、ステップD73にて、sm
tpなどの電子メール送信プロトコルにてドキュメントを
配送する。ドキュメント配送先がプリンタ2146の場
合には、ステップD74にて、lprなどのプリントプロ
トコルにてドキュメントを配送する。
【0210】ドキュメント配送先が付属プリンタ251
1の場合には、ステップD75にて、デバイス制御25
10を経由してプリントアウトする。ドキュメント配送
先がFAX2147の場合には、ステップD76にて、
付属FAX2512とFAX網2を経由してG3などのF
AXプロトコルにてドキュメントを配送する。なお、配
送先サーバ300の配送先ドキュメント送信307が配
送先サーバ2500の配送先ドキュメント受信2503
にドキュメントを送信する場合、先に該配送先サーバ2
500にアクセスした際に、セキュリティ2102を通
過するためにユーザに認証を行わせており、そのパスを
利用するため、セキュリティ機能がワンタイムパスワー
ドであっても問題なく通過する。
【0211】ドキュメントの配送先が配送先サーバ30
0から直接検索された場合には、ステップD40へとす
すみ、第4の実施形態で述べた通りの動作で、ドキュメ
ントの配送を行う。ここで、ドキュメント配送先は、W
ebサーバ43または143、ネットワークファイルシ
ステム144、メールサーバ45または145の電子メ
ールアドレス、プリンタ146、付属プリンタ311、
FAX4または147である。なお、例えば、Webサ
ーバ33、133または1133、または、ネットワー
クファイルシステム134または1134上にあるドキ
ュメントをプリンタ146または2146に配送する場
合には、プリンタ146または2146が解釈可能なよ
うにフォーマットの変換をしてやる必要があり、図30
では、プライベートネットワーク101、1101また
は2101内のフォーマット変換103、1103また
は2103で行う。これは、図3のステップS70、図
9のステップD30、D61に対応している。
【0212】また、本実施形態では、ドキュメントのフ
ォーマット変換として、プライベートネットワーク10
1、1101または2101内のフォーマット変換10
3、1103または2103を用いたが、配送元サーバ
400または1400、または、配送先サーバ300ま
たは2500内にフォーマット変換機能を有してもよ
い。また、本実施形態では、配送先サーバ2500に付
属プリンタ2511及び付属FAX2512が存在する
ものとしたが、付属プリンタ2511のみが存在しても
よいし、付属FAX2512のみが存在してもよい。ま
た、どちらも存在しなくてもよい。これらが存在しない
場合には、配送元として選択されないだけである。
【0213】[ドキュメント配送方式の効果]以上各実
施形態として示したドキュメント配送方式は、インタネ
ット及びそれに接続されるプライベートネットワークな
どを含む、複数のネットワークが相互に接続されたネッ
トワーク環境において、プライベートネットワークの外
にあるPC・PDA・携帯電話などブラウザ機能をもつ
端末からドキュメント配送の指示が行われ、ドキュメン
トの配送が行われる場合、異なるネットワーク内に存在
する複数のドキュメント(通常ネットワークを越えるこ
とのできないプロトコルでアクセスさせる)を同時に配
送先とすることができるため、ユーザにとって使い勝手
が格段によい。また、各実施形態として示したドキュメ
ント配送方式のユーザが最初にアクセスする先は、配送
元サーバ、配送先サーバに関わらず、1ヶ所だけでよ
く、ユーザがあちこちのサーバを覚えておく必要がなく
なり、ユーザにとって使い勝手がよい。さらには、各実
施形態として示したドキュメント配送方式は、背景技術
と比較してドキュメント配送先の種類が広く、プリンタ
や電子メールアドレス、FAX番号だけでなく、Web
サーバやネットワークファイルシステムのようにユーザ
が動的に配送先を検索できるようになり、ユーザにとっ
て使い勝手がよい。また、各実施形態として示したドキ
ュメント配送方式は、背景技術と比較して配送元のドキ
ュメントの種類が広く、Webサーバのようにユーザが
動的に配送元ドキュメントを検索するだけでなく、スキ
ャナなど静的な配送元をユーザが選択できるようにな
り、ユーザにとって使い勝手がよい。
【0214】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかるド
キュメント配送システムおよびその方法によれば、複数
のネットワーク環境が相互に接続されたネットワーク環
境において、ドキュメントの配送時間を大幅に短縮する
ことができる。また、本発明にかかるドキュメント配送
システムおよびその方法によれば、多数の配信プロトコ
ルを実現する多くのアプリケーションを用いずにドキュ
メントの配送をできる。また、本発明にかかるドキュメ
ント配送システムおよびその方法によれば、プリンタ・
FAX・電子メール・ファイル転送などのドキュメント
配送を統合することができ、かつ、ネットワークを超え
た未知の配送先を探すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】背景技術を説明するための構成図である。
【図2】この発明を適用したシステムの全体構成図であ
る。
【図3】配送元サーバの動作フローチャート(全体)で
ある。
【図4】配送元サーバの動作フローチャート(静的配送
元の検索)である。
【図5】配送元サーバの動作フローチャート(動的配送
元の検索)である。
【図6】配送元サーバの動作フローチャート(静的配送
先の検索)である。
【図7】配送元サーバの動作フローチャート(動的配送
先の検索)である。
【図8】配送元サーバの動作フローチャート(動的配送
元検索をされる場合)である。
【図9】配送先サーバの動作フローチャート(全体)で
ある。
【図10】配送先サーバの動作フローチャート(静的配
送元の検索)である。
【図11】配送先サーバの動作フローチャート(動的配
送元の検索)である。
【図12】配送先サーバの動作フローチャート(静的配
送先の検索)である。
【図13】配送先サーバの動作フローチャート(動的配
送先の検索)である。
【図14】配送先サーバの動作フローチャート(動的配
送先検索をされる場合)である。
【図15】実施形態1を説明するための構成図である。
【図16】実施形態1を説明するためのデータフロー図
である。
【図17】実施形態1を説明するためのシーケンス図で
ある。
【図18】実施形態2を説明するための構成図である。
【図19】実施形態2を説明するためのデータフロー図
である。
【図20】実施形態2を説明するためのシーケンス図で
ある。
【図21】実施形態3を説明するための構成図である。
【図22】実施形態3を説明するためのデータフロー図
である。
【図23】実施形態3を説明するためのシーケンス図で
ある。
【図24】実施形態4を説明するための構成図である。
【図25】実施形態4を説明するためのデータフロー図
である。
【図26】実施形態4を説明するためのシーケンス図で
ある。
【図27】実施形態5を説明するための構成図である。
【図28】実施形態5を説明するためのデータフロー図
である。
【図29】実施形態5を説明するためのシーケンス図で
ある。
【図30】実施形態6を説明するための構成図である。
【図31】実施形態6を説明するためのデータフロー図
である。
【図32】実施形態6を説明するためのシーケンス図で
ある。
【符号の説明】
1 インターネット 2 公衆FAX網 3 公衆FAX網2に接続された送信用のFAX 4 公衆FAX網2に接続された受信用のFAX 10 インターネット1に接続された携帯電話網10 11 携帯電話網10内の基地局 12 携帯電話網10内のブラウザ端末 20 インターネット1に接続されたプライベートネ
ットワーク 22 プライベートネットワーク20内のブラウザ端
末 30 インターネット1に接続されたプライベートネ
ットワーク 32 プライベートネットワーク30内のセキュリテ
ィ 33 プライベートネットワーク30内で配送元とな
るWebサーバ 40 インターネット1に接続されたプライベートネ
ットワーク 42 プライベートネットワーク40内のセキュリテ
ィ 43 プライベートネットワーク40内で配送先とな
るWebサーバ 45 プライベートネットワーク40内で配送先とな
るメールサーバ 100 インターネット1に接続されたプライベートネ
ットワーク 101 100と同じ 102 プライベートネットワーク100内のセキュリ
ティ 103 プライベートネットワーク100内のフォーマ
ット変換 122 プライベートネットワーク100内のブラウザ
端末 133 プライベートネットワーク100内で配送元と
なるWebサーバ 134 プライベートネットワーク100内で配送元と
なるネットワークファイルシステム 135 プライベートネットワーク100内で配送元と
なるメールサーバ 143 プライベートネットワーク100内で配送先と
なるWebサーバ 144 プライベートネットワーク100内で配送先と
なるネットワークファイルシステム 145 プライベートネットワーク100内で配送先と
なるメールサーバ 146 プライベートネットワーク100内で配送先と
なるプリンタ 147 公衆FAX網2に接続されたプライベートネッ
トワーク100内のFAX 148 プライベートネットワーク100内で配送先を
管理するサービス管理 200 プライベートネットワーク100内にある配送
元サーバ 201 配送元サーバ200内の配送制御 202 配送元サーバ200内の配送元情報提供 203 配送元サーバ200内の配送元ドキュメント送
信 204 配送元サーバ200内の配送元サーバアクセス 205 配送元サーバ200内の配送元ドキュメント受
信 206 配送元サーバ200内の配送先サーバアクセス 207 配送元サーバ200内の配送先ドキュメント送
信 208 配送元サーバ200内の配送元アクセス 209 配送元サーバ200内のドキュメント取得 210 配送元サーバ200内のデバイス制御 211 配送元サーバ200内の付属スキャナ 212 配送元サーバ200内の付属FAX 300 プライベートネットワーク100内にある配送
先サーバ 301 配送先サーバ300内の配送制御 302 配送先サーバ300内の配送先情報提供 303 配送先サーバ300内の配送先ドキュメント受
信 304 配送先サーバ300内の配送元サーバアクセス 305 配送先サーバ300内の配送元ドキュメント受
信 306 配送先サーバ300内の配送先サーバアクセス 307 配送先サーバ300内の配送先ドキュメント送
信 308 配送先サーバ300内の配送先アクセス 309 配送先サーバ300内のドキュメント配送 310 配送先サーバ300内のデバイス制御 311 配送先サーバ300内の付属プリンタ 312 配送先サーバ300内の付属FAX 400 プライベートネットワーク100内にある配送
元サーバ 401 配送元サーバ400内の配送制御 402 配送元サーバ400内の配送元情報提供 403 配送元サーバ400内の配送元ドキュメント送
信 404 配送元サーバ400内の配送元サーバアクセス 405 配送元サーバ400内の配送元ドキュメント受
信 406 配送元サーバ400内の配送先サーバアクセス 407 配送元サーバ400内の配送先ドキュメント送
信 408 配送元サーバ400内の配送元アクセス 409 配送元サーバ400内のドキュメント取得 410 配送元サーバ400内のデバイス制御 411 配送元サーバ400内の付属スキャナ 412 配送元サーバ400内の付属FAX 500 プライベートネットワーク100内にある配送
先サーバ 501 配送先サーバ500内の配送制御 502 配送先サーバ500内の配送先情報提供 503 配送先サーバ500内の配送先ドキュメント受
信 504 配送先サーバ500内の配送元サーバアクセス 505 配送先サーバ500内の配送元ドキュメント受
信 506 配送先サーバ500内の配送先サーバアクセス 507 配送先サーバ500内の配送先ドキュメント送
信 508 配送先サーバ500内の配送先アクセス 509 配送先サーバ500内のドキュメント配送 510 配送先サーバ500内のデバイス制御 511 配送先サーバ500内の付属プリンタ 512 配送先サーバ500内の付属FAX 1100 インターネット1に接続されたプライベート
ネットワーク 1101 1100と同じ 1102 プライベートネットワーク1100内のセキ
ュリティ 1103 プライベートネットワーク1100内のフォ
ーマット変換 1133 プライベートネットワーク1100内で配送
元となるWebサーバ 1134 プライベートネットワーク1100内で配送
元となるネットワークファイルシステム 1135 プライベートネットワーク1100内で配送
元となるメールサーバ 1400 プライベートネットワーク1100内にある
配送元サーバ 1401 配送元サーバ1400内の配送制御 1402 配送元サーバ1400内の配送元情報提供 1403 配送元サーバ1400内の配送元ドキュメン
ト送信 1404 配送元サーバ1400内の配送元サーバアク
セス 1405 配送元サーバ1400内の配送元ドキュメン
ト受信 1406 配送元サーバ1400内の配送先サーバアク
セス 1407 配送元サーバ1400内の配送先ドキュメン
ト送信 1408 配送元サーバ1400内の配送元アクセス 1409 配送元サーバ1400内のドキュメント取得 1410 配送元サーバ1400内のデバイス制御 1411 配送元サーバ1400内の付属スキャナ 1412 配送元サーバ1400内の付属FAX 2100 インターネット1に接続されたプライベート
ネットワーク 2101 2100と同じ 2102 プライベートネットワーク2100内のセキ
ュリティ 2103 プライベートネットワーク2100内のフォ
ーマット変換 2143 プライベートネットワーク2100内で配送
先となるWebサーバ 2144 プライベートネットワーク2100内で配送
先となるネットワークファイルシステム 2145 プライベートネットワーク2100内で配送
先となるメールサーバ 2146 プライベートネットワーク2100内で配送
先となるプリンタ 2147 公衆FAX網2に接続されたプライベートネ
ットワーク100内のFAX 2148 プライベートネットワーク2100内で配送
先を管理するサービス管理 2500 プライベートネットワーク2100内にある
配送先サーバ 2501 配送先サーバ2500内の配送制御 2502 配送先サーバ2500内の配送先情報提供 2503 配送先サーバ2500内の配送先ドキュメン
ト受信 2504 配送先サーバ2500内の配送元サーバアク
セス 2505 配送先サーバ2500内の配送元ドキュメン
ト受信 2506 配送先サーバ2500内の配送先サーバアク
セス 2507 配送先サーバ2500内の配送先ドキュメン
ト送信 2508 配送先サーバ2500内の配送先アクセス 2509 配送先サーバ2500内のドキュメント配送 2510 配送先サーバ2500内のデバイス制御 2511 配送先サーバ2500内の付属プリンタ 2512 配送先サーバ2500内の付属FAX S1〜 配送元サーバのステップ D1〜 配送先サーバのステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 康順 神奈川県足柄上郡中井町境430グリーンテ クなかい 富士ゼロックス株式会社内 Fターム(参考) 5C062 AA02 AA05 AA13 AA29 AB20 AC05 AC38 AF01 BA00 BD00 5K030 GA01 GA04 HA07 HC01 HC13 HD06 JT02

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相互に接続された複数のネットワークにお
    いて、端末からの操作に応じて配送元から配送先にドキ
    ュメントを配送するドキュメント配送システムであっ
    て、前記複数のネットワークの1つ以上それぞれは、前
    記配送元および配送サーバ、または、前記配送先および
    前記配送サーバを、少なくとも含み、 前記端末は、 前記配送元を含むネットワークに含まれる第1の配送サ
    ーバ、および、前記配送先を含むネットワークに含まれ
    る第2の配送サーバに対してブラウジングプロトコルに
    よりアクセスする配送サーバアクセス手段を有し、 前記配送サーバそれぞれは、 前記配送元それぞれに応じたプロトコルにより、前記配
    送元にアクセスする配送元アクセス手段と、 前記配送先それぞれに応じたプロトコルにより、前記配
    送先にアクセスする配送先アクセス手段と、 他の前記配送サーバとの間で、ブラウジングプロトコル
    によりドキュメントを送信および受信する送信・受信手
    段とを有し、 前記端末が、前記第1の配送サーバまたは前記第2の配
    送サーバにアクセスしてドキュメントの配送を指示する
    と、前記配送元は、前記第1の配送サーバおよび前記第
    2の配送サーバを介して、前記配送先にドキュメントを
    配送するドキュメント配送システム。
  2. 【請求項2】前記複数のネットワークのいずれかは、イ
    ンターネットであるドキュメント配送システム。
  3. 【請求項3】前記配送サーバを含むネットワークそれぞ
    れは、 それぞれ同じネットワークに含まれる前記配送元および
    前記配送先またはこれらのいずれかを管理する1つ以上
    のサービス管理を有し、 前記配送サーバそれぞれは、 前記サービス管理それぞれに応じたプロトコルにより、
    同じネットワークに含まれる前記サービス管理それぞれ
    にアクセスし、前記アクセスしたサービス管理に前記配
    送元および前記配送先またはこれらのいずれかを問い合
    わせる問い合わせ手段を有する請求項1または2に記載
    のドキュメント配送システム。
  4. 【請求項4】前記配送サーバそれぞれは、 他の前記配送サーバに対して、ブラウジングプロトコル
    によりアクセスする配送サーバアクセス手段を有し、 前記端末は、 直接アクセスした前記配送サーバを介して、または、前
    記直接アクセスした前記配送サーバおよび前記直接アク
    セスした配送サーバの前記配送サーバアクセス手段を介
    してアクセスした他の配送サーバを介して、前記配送元
    および前記配送先またはこれらのいずれかを検索する配
    送検索手段を有する請求項1〜3のいずれかに記載のド
    キュメント配送システム。
  5. 【請求項5】前記配送サーバそれぞれは、 前記端末が、前記配送元の検索に用いたパスを介して、
    前記配送元からドキュメントを取得し、前記端末が、前
    記配送先の検索に用いたパスを介して、前記配送先に、
    前記取得したドキュメントを配送するドキュメント取得
    ・配送手段を有する請求項4に記載のドキュメント配送
    システム。
  6. 【請求項6】前記端末は、 前記配送元および前記配送先またはこれらのいずれかの
    検索に用いた前記配送サーバそれぞれの情報を表示し、
    この表示に対する選択を受け入れるサーバ情報表示・選
    択手段を有する請求項4または5に記載のドキュメント
    配送システム。
  7. 【請求項7】前記配送サーバそれぞれの前記配送元アク
    セス手段は、前記配送元に対して静的または動的にアク
    セスし、 前記配送サーバそれぞれの前記配送先アクセス手段は、
    前記配送先に対してに静的または動的にアクセスする請
    求項4〜6のいずれかに記載のドキュメント配送システ
    ム。
  8. 【請求項8】前記配送サーバそれぞれの配送先アクセス
    手段は、前記サービス管理から取得した前記配送先に対
    して、静的にアクセスする請求項7に記載のドキュメン
    ト配送システム。
  9. 【請求項9】前記配送サーバそれぞれは、 前記静的にアクセスした配送元または配送先またはこれ
    らのいずれかの情報を、前記端末にリスト表示させ、こ
    の表示に対する選択を受け入れる情報表示・選択手段を
    有する請求項7に記載のドキュメント配送システム。
  10. 【請求項10】前記配送元は、Webサーバであって、 前記ドキュメントは、前記配送サーバの配送元アクセス
    手段が、ブラウジングプロトコルにより動的にアクセス
    する前記Webサーバに保持されている請求項7に記載
    のドキュメント配送システム。
  11. 【請求項11】前記配送元は、ネットワークファイルシ
    ステムであって、 前記ドキュメントは、前記配送サーバの配送元アクセス
    手段が、ネットワークファイルシステムプロトコルによ
    り動的にアクセスする前記ネットワークファイルシステ
    ムに保持されている請求項7に記載のドキュメメント配
    送システム。
  12. 【請求項12】前記配送元は、メールサーバであって、 前記ドキュメントは、前記配送サーバの配送元アクセス
    手段が、電子メール受信プロトコルにより動的にアクセ
    スする前記メールサーバに保持されている請求項7に記
    載のドキュメント配送システム。
  13. 【請求項13】前記配送元は、スキャナであって、 前記ドキュメントは、前記配送サーバの配送元アクセス
    手段が静的にアクセスする前記スキャナからスキャンイ
    ンされる請求項7に記載のドキュメント配送システム。
  14. 【請求項14】前記配送元はFAXであって、 前記ドキュメントは、前記配送サーバの配送元アクセス
    手段が静的にアクセスする前記FAXが受信する請求項
    7に記載のドキュメント配送システム。
  15. 【請求項15】前記配送先は、前記配送サーバの配送先
    アクセス手段が、ブラウジングプロトコルにより動的に
    アクセスするWebサーバである請求項7に記載のドキ
    ュメント配送システム。
  16. 【請求項16】前記配送元は、前記配送サーバの配送先
    アクセス手段が、ネットワークファイルシステムプロト
    コルにより動的にアクセスするネットワークファイルシ
    ステムである請求項7に記載のドキュメント配送システ
    ム。
  17. 【請求項17】前記配送先は、前記配送サーバの配送先
    アクセス手段が、電子メール送信プロトコルにより静的
    にアクセスする前記メールサーバである請求項7に記載
    のドキュメント配送システム。
  18. 【請求項18】前記配送先は、前記配送サーバの配送先
    アクセス手段が、電子メール送信プロトコルにより静的
    にアクセスするプリンタである請求項7に記載のドキュ
    メント配送システム。
  19. 【請求項19】前記配送先は、前記配送サーバの配送元
    アクセス手段が静的にアクセスする前記FAXである請
    求項7に記載のドキュメント配送システム。
  20. 【請求項20】前記配送サーバは、 前記ドキュメントを、前記ドキュメント配信先に応じた
    フォーマットに変換するフォーマット変換手段を有し、 前記配信サーバの送信・受信手段は、 前記変換したドキュメントを、他の前記配送サーバに対
    して送信する請求項1〜19のいずれかに記載のドキュ
    メント配送システム。
  21. 【請求項21】前記配送サーバは、コンピュータにより
    実現される請求項1〜20のいずれかに記載のドキュメ
    ント配送システム。
  22. 【請求項22】前記配送サーバは、プリンタ、スキャナ
    およびFAXまたはこれらの複合機に組み込まれている
    請求項1〜7のいずれかに記載のドキュメント配送シス
    テム。
  23. 【請求項23】相互に接続された複数のネットワークに
    おいて、端末からの操作に応じて配送元から配送先にド
    キュメントを配送する配送サーバであって、前記複数の
    ネットワークの1つ以上それぞれは、前記配送元および
    前記配送サーバ、または、前記配送先および前記配送サ
    ーバを少なくとも含み、前記端末は、前記配送元を含む
    ネットワークに含まれる第1の配送サーバ、および、前
    記配送先を含むネットワークに含まれる第2の配送サー
    バに対してブラウジングプロトコルによりアクセスし、 前記配送元それぞれに応じたプロトコルにより、前記配
    送元にアクセスする配送元アクセス手段と、 前記配送先それぞれに応じたプロトコルにより、前記配
    送先にアクセスする配送先アクセス手段と、 他の前記配送サーバとの間で、ブラウジングプロトコル
    によりドキュメントを送信および受信する送信・受信手
    段とを有し、 前記端末が、前記第1の配送サーバまたは前記第2の配
    送サーバにアクセスしてドキュメントの配送を指示する
    と、前記配送元は、前記第1の配送サーバおよび前記第
    2の配送サーバを介して、前記配送先にドキュメントを
    配送する配送サーバ。
  24. 【請求項24】相互に接続された複数のネットワークに
    おいて、端末からの操作に応じて配送元から配送先にド
    キュメントを配送するドキュメント配送方法であって、
    前記複数のネットワークの1つ以上それぞれは、前記配
    送元および配送サーバ、または、前記配送先および前記
    配送サーバを、少なくとも含み、 前記端末は、前記配送元を含むネットワークに含まれる
    第1の配送サーバ、および、前記配送先を含むネットワ
    ークに含まれる第2の配送サーバに対してブラウジング
    プロトコルによりアクセスし、 前記配送サーバそれぞれは、 前記配送元それぞれに応じたプロトコルにより、前記配
    送元にアクセスし、 前記配送先それぞれに応じたプロトコルにより、前記配
    送先にアクセスし、 他の前記配送サーバとの間で、ブラウジングプロトコル
    によりドキュメントを送信および受信し、 前記端末が、前記第1の配送サーバまたは前記第2の配
    送サーバにアクセスしてドキュメントの配送を指示する
    と、前記配送元は、前記第1の配送サーバおよび前記第
    2の配送サーバを介して、前記配送先にドキュメントを
    配送するドキュメント配送方法。
  25. 【請求項25】相互に接続された複数のネットワークに
    おいて、端末からの操作に応じて配送元から配送先にド
    キュメントを配送するドキュメント配送を実現するプロ
    グラムであって、前記複数のネットワークの1つ以上そ
    れぞれは、前記配送元および配送サーバ、または、前記
    配送先および前記配送サーバを、少なくとも含み、 前記端末において、 前記配送元を含むネットワークに含まれる第1の配送サ
    ーバ、および、前記配送先を含むネットワークに含まれ
    る第2の配送サーバに対してブラウジングプロトコルに
    よりアクセスするステップを第1のコンピュータに実行
    させ、 前記配送サーバそれぞれにおいて、 前記配送元それぞれに応じたプロトコルにより、前記配
    送元にアクセスするステップと、 前記配送先それぞれに応じたプロトコルにより、前記配
    送先にアクセスするステップと、 他の前記配送サーバとの間で、ブラウジングプロトコル
    によりドキュメントを送信および受信するステップと、 前記端末が、前記第1の配送サーバまたは前記第2の配
    送サーバにアクセスしてドキュメントの配送を指示する
    と、前記配送元は、前記第1の配送サーバおよび前記第
    2の配送サーバを介して、前記配送先にドキュメントを
    配送するステップとを第2のコンピュータに実行させる
    プログラム。
  26. 【請求項26】相互に接続された複数のネットワークに
    おいて、端末からの操作に応じて配送元から配送先にド
    キュメントを配送するドキュメント配送を実現するプロ
    グラムであって、前記複数のネットワークの1つ以上そ
    れぞれは、前記配送元および配送サーバ、または、前記
    配送先および前記配送サーバを、少なくとも含み、前記
    端末は、前記配送元を含むネットワークに含まれる第1
    の配送サーバ、および、前記配送先を含むネットワーク
    に含まれる第2の配送サーバに対してブラウジングプロ
    トコルによりアクセスし、 前記配送サーバそれぞれにおいて、 前記配送元それぞれに応じたプロトコルにより、前記配
    送元にアクセスするステップと、 前記配送先それぞれに応じたプロトコルにより、前記配
    送先にアクセスするステップと、 他の前記配送サーバとの間で、ブラウジングプロトコル
    によりドキュメントを送信および受信するステップと、 前記端末が、前記第1の配送サーバまたは前記第2の配
    送サーバにアクセスしてドキュメントの配送を指示する
    と、前記配送元は、前記第1の配送サーバおよび前記第
    2の配送サーバを介して、前記配送先にドキュメントを
    配送するステップとをコンピュータに実行させるプログ
    ラム。
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