JP2003108171A - 文書読み上げ装置 - Google Patents

文書読み上げ装置

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JP2003108171A
JP2003108171A JP2001295812A JP2001295812A JP2003108171A JP 2003108171 A JP2003108171 A JP 2003108171A JP 2001295812 A JP2001295812 A JP 2001295812A JP 2001295812 A JP2001295812 A JP 2001295812A JP 2003108171 A JP2003108171 A JP 2003108171A
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JP2001295812A
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English (en)
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Masaki Wakesu
昌樹 分須
Kenji Tokura
健治 都倉
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Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テキスト情報の内容を効率的に把握でき、車
両運転者においては、集中力を低下させることなく安全
運転を維持することができ、テキスト情報の内容を効率
的に把握できる文書読み上げ装置を提供する。 【解決手段】 予めキーワードを定義して記憶するキー
ワード項目辞書部13と、キーワード項目辞書部13に
より定義されたキーワードを参照して、テキスト情報に
含まれるキーワードを抽出するキーワード抽出部15
と、キーワード抽出部15により抽出されたキーワード
を表示するディスプレイ21とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テキスト情報の内
容を音声合成を用いて読み上げる文書読み上げ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、車両を運転中に、新規に受信し
た電子メール、若しくは既に受信済の電子メールのテキ
スト情報の内容を運転者に知らせる文書読み上げ装置と
して、電子メールの規格に基づいて作られているヘッダ
情報から切り出した送信者名・送信日時・タイトル、及
び本文のすべてをそれぞれ項目別にディスプレイ上に表
示すると同時に、音声合成にてスピーカからその内容を
読み上げるものがある。
【0003】特開2000−99307号公報記載の文
書読み上げ装置では、マウス等の指定手段で指示した位
置の周辺の検索項目を、音場の空間の中で音声を出力す
ることで文章中の選択された検索項目の位置を判断でき
るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、音声合
成によるテキスト情報の読み上げは、運転者が運転中に
視点の移動を伴う必要がないが、運転者は常に運転に集
中しながら音声情報を聞くために、何らかの運転上の要
求により音声情報を聞き逃すことがある。また、車両走
行若しくは環境雑音によって音声情報を聞き逃すことが
ある。聞き逃した場合には、何らかの指示や操作をする
ことで過去に遡って再度聞き直す必要があり、音環境が
悪いような場合には、聞き逃しの回数が増えて操作が煩
雑になり、運転の集中力が低下する場合があるという問
題がある。
【0005】また、電子メールの規格に基づいたヘッダ
から送信者名・送信日時・タイトル・本文のテキスト情
報をディスプレイに表示する場合は、運転者が視覚を用
いてその内容を補助的に確認することができるが、これ
ら全ての情報をディスプレイに表示することは、運転者
が視覚を用いて認識する場合、運転の集中力を低下させ
る恐れがあり、特に、文字数が多いときに本文の内容が
全文提示された場合、音声による聞き逃しに対して、補
助としての役割を果たすことはできないという問題があ
る。
【0006】また、特開2000−99307号公報記
載の文書読み上げ装置では、選択された検索項目の位置
を空間音場に表現する方法は、机上の作業において、文
章全体の中の選択された検索項目を理解する点では役に
立つと思われるが、例えば、操作者が車両運転中に、カ
ーブ等の車両運転への集中や雑音のために起こる瞬間的
な聞き逃しの内容をその聞き逃した時点で操作者に与
え、再度聞き直すことなく聞き逃しの内容を理解できる
ような補助については示されていない。
【0007】そこで、本発明の目的は、上述した従来技
術が有する課題を解消し、テキスト情報の内容を効率的
に把握でき、車両運転者においては、集中力を低下させ
ることなく安全運転を維持することができ、テキスト情
報の内容を効率的に把握できる文書読み上げ装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、テキスト情報の内容を音声合成を用いて読み上げる
文書読み上げ装置において、キーワードを定義するキー
ワード定義手段と、このキーワード定義手段により定義
されたキーワードを参照して、前記テキスト情報に含ま
れるキーワードを抽出するキーワード抽出手段と、この
キーワード抽出手段により抽出されたキーワードを表示
する表示手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、テキスト情報の
内容を音声合成を用いて読み上げる文書読み上げ装置に
おいて、キーワードを定義するキーワード定義手段と、
このキーワード定義手段により定義されたキーワードを
参照して、前記テキスト情報に含まれるキーワードを抽
出するキーワード抽出手段と、このキーワード抽出手段
により抽出されたキーワードをキーワード項目別に分類
するキーワード項目分類手段と、このキーワード項目分
類手段で分類されたキーワードをキーワード項目別に表
示する表示手段とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0010】請求項3に記載の発明は、テキスト情報の
内容を音声合成を用いて読み上げる文書読み上げ装置に
おいて、キーワードを定義するキーワード定義手段と、
このキーワード定義手段により定義されたキーワードを
参照して、前記テキスト情報に含まれるキーワードを抽
出するキーワード抽出手段と、前記キーワード抽出手段
により抽出したキーワードをキーワード項目別に分類す
るキーワード項目分類手段と、前記キーワード項目分類
手段により分類されたキーワード項目の内、いずれかの
キーワード項目を選択するキーワード項目選択手段と、
このキーワード項目選択手段によるキーワード項目の選
択の切り替えを行うスイッチと、前記キーワード項目選
択手段により選択されたキーワード項目のキーワードを
表示する表示手段とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
3のいずれか1項記載の発明において、音声合成による
読み上げタイミングを検知する読み上げタイミング検知
手段と、この読み上げタイミング検知手段により検知さ
れた読み上げタイミングを基に、前記表示手段によるキ
ーワードの表示のタイミングを調整する表示タイミング
調整手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
4のいずれか1項記載の発明において、前記表示手段が
キーワードを所定の順番で順次表示することを特徴とす
るものである。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項1ないし
5のいずれか1項記載の発明において、前記表示手段が
キーワードを表示する画面を有し、この画面上に表示さ
れているキーワードを順送りする方向、または順戻しす
る方向に操作する画面表示操作スイッチを備えたことを
特徴とするものである。
【0014】請求項7に記載の発明は、請求項6記載の
発明において、前記画面表示操作スイッチの操作によ
り、画面上に表示されているキーワードを順送りする方
向、または順戻しする方向に操作した後、その順送り、
または順戻しをリセットするリセットスイッチを備えた
ことを特徴とするものである。
【0015】請求項8に記載の発明は、請求項1ないし
7のいずれか1項記載の発明において、前記表示手段に
よるキーワードの表示形態が、既読、読み上げ中、或い
は未読等のキーワードの読み上げ状態に応じて、異なる
表示形態で表示されることを特徴とするものである。
【0016】請求項9に記載の発明は、請求項1ないし
8のいずれか1項記載の発明において、前記文書読み上
げ装置が車両に搭載されることを特徴とするものであ
る。
【0017】請求項1に記載の発明では、キーワードが
キーワード定義手段により定義され、このキーワード定
義手段により定義されたキーワードを参照して、テキス
ト情報に含まれるキーワードがキーワード抽出手段によ
り抽出され、このキーワード抽出手段により抽出された
キーワードが表示手段により表示されることから、テキ
スト情報の内容の要点を、表示手段により表示されたキ
ーワードで確認することができるので、テキスト情報の
内容を効率的に把握できる。
【0018】請求項2に記載の発明では、キーワードが
キーワード定義手段により定義され、このキーワード定
義手段により定義されたキーワードを参照して、テキス
ト情報に含まれるキーワードがキーワード抽出手段によ
り抽出され、このキーワード抽出手段により抽出された
キーワードがキーワード項目分類手段によりキーワード
項目別に分類され、このキーワード項目分類手段で分類
されたキーワードがキーワード項目別に表示手段により
表示されることから、テキスト情報の内容の要点を、表
示手段により表示されたキーワードで確認することがで
きるので、テキスト情報の内容を効率的に把握できる。
【0019】請求項3に記載の発明では、キーワードが
キーワード定義手段により定義され、このキーワード定
義手段により定義されたキーワードを参照して、テキス
ト情報に含まれるキーワードがキーワード抽出手段によ
り抽出され、このキーワード抽出手段により抽出された
キーワードがキーワード項目分類手段によりキーワード
項目別に分類され、キーワード項目分類手段により分類
されたキーワード項目の内、いずれかのキーワード項目
がキーワード項目選択手段により選択され、キーワード
項目選択手段によるキーワード項目の選択の切り替えが
スイッチにより行われ、このキーワード項目選択手段に
より選択されたキーワード項目のキーワードが表示手段
により表示されることから、確認したい項目を見ること
ができるので、テキスト情報の内容を効率的に把握でき
る。
【0020】請求項4に記載の発明では、音声合成によ
る読み上げタイミングが読み上げタイミング検知手段に
より検知され、この読み上げタイミング検知手段により
検知された読み上げタイミングを基に、表示手段による
キーワードの表示のタイミングが表示タイミング調整手
段により調整されることから、読み上げられているキー
ワードを表示手段により効率的に確認することができ
る。
【0021】請求項5に記載の発明では、表示手段がキ
ーワードを所定の順番で順次表示することから、テキス
ト情報の内容を効率的に把握できる。
【0022】請求項6に記載の発明では、表示手段がキ
ーワードを表示する画面を有し、この画面上に表示され
ているキーワードが、画面表示操作スイッチにより順送
りする方向、または順戻しする方向に操作されることか
ら、画面に表示されていないキーワードを表示すること
ができ、テキスト情報の内容の要点を、表示手段により
表示されたキーワードで確認することができるので、テ
キスト情報の内容を効率的に把握できる。
【0023】請求項7に記載の発明では、画面表示操作
スイッチの操作により、画面上に表示されているキーワ
ードを順送りする方向、または順戻しする方向に操作し
た後、その順送り、または順戻しが、リセットスイッチ
によりリセットすることができる。
【0024】請求項8に記載の発明では、表示手段によ
るキーワードの表示形態が、既読、読み上げ中、或いは
未読等のキーワードの読み上げ状態に応じて、異なる表
示形態で表示されることから、キーワードの読み上げ状
態が理解できる。
【0025】請求項9に記載の発明では、文書読み上げ
装置が車両に搭載されることから、運転中における聞き
直しの作業量が減少するので、集中力を低下させること
なく安全運転を維持することができ、テキスト情報の内
容の要点を、表示手段により表示されたキーワードで確
認することができるので、テキスト情報の内容を効率的
に把握できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0027】〔A〕第1の実施の形態(図1〜図3) 図1は、本発明に係る文書読み上げ装置の第1の実施の
形態を示すブロック図である。1は文書読み上げ装置で
あり、文書読み上げ装置1は、テキスト情報部3と、音
声合成部5と、スピーカ7と、文法辞書部9と、文章解
析部11と、キーワード項目辞書部13と、キーワード
抽出部15と、キーワード保持部17と、表示タイミン
グ調整部19と、ディスプレイ21と、ボタン23と、
キーワード項目選択部25とを備えて構成される。この
文書読み上げ装置(本体)1は、車両に搭載される。
【0028】テキスト情報部3は、例えば、受信した電
子メールをヘッダ部、本文、及び添付ファイルに分離
し、ヘッダ部を、送信者名、送信日時、及びタイトルに
分離して、それぞれ項目別にテキスト情報として格納す
る。ここで、電子メールは、ヘッダ部、本文、及び添付
ファイルから構成されており、ヘッダ部には、それぞれ
の電子メールの送信者名・送信日時・タイトルが規格に
基づいた書式で記載されている。
【0029】音声合成部5は、予め設定された順番、又
は操作者から指定された順番に基づいて、テキスト情報
部3に格納されたテキスト情報を音声合成して、スピー
カ7により音声出力する。例えば、送信者名、送信日
時、タイトル、本文の順番で音声合成される。
【0030】文法辞書部9は、形態素処理用辞書であ
り、この文法辞書部9には、単語情報、品詞情報、活用
情報等の文法情報が登録されている。
【0031】文章解析部11は、文法辞書部9の文法情
報を参照して、テキスト情報部3からの電子メールのテ
キスト情報を形態素解析して形態素(意味を持つ最小単
位)に分割する(分割手段)。
【0032】キーワード項目辞書部13は、予めキーワ
ードの定義を行い、その情報を保存する(キーワード定
義手段)。定義の方法は、例えば、日時、地名、人名、
場所といった名詞等のキーワード項目で定義される。
【0033】日時においては、日時に関係する名詞を、
例えば下記のように定義しておき、「日時」の項目とし
てキーワード項目辞書部13に保存される。
【0034】(数字+年)(数字+月)(数字+日)
(数字+時)(数字+分)(数字+秒)(AM+数字)
(PM+数字)(今日)(昨日)(おととい)(先おと
とい)(明日)(あさって)(先月)(先々月)・・・ 地名においては、一般的にナビゲーションシステム等で
用いられている地名辞書等に相当する名詞が「地名」の
項目としてキーワード項目辞書部13に保存される。人
名においては、人名に相当する名詞が、「人名」の項目
としてキーワード項目辞書部13に保存される。場所に
おいては、場所に相当する名詞が、「場所」の項目とし
てキーワード項目辞書部13に保存される。
【0035】これら、「日時」、「地名」、「人名」、
「場所」に該当しない名詞は、例えば、「名詞」という
項目としてキーワード項目辞書部13に保存される。
【0036】キーワード抽出部15では、文章解析部1
1で形態素に分割された電子メールのテキスト情報と、
キーワード項目辞書部13に定義されているキーワード
とが比較される(比較手段)。この比較の結果、形態素
に分割された電子メールのテキスト情報からキーワード
が抽出される(キーワード抽出手段)。つまり、キーワ
ード項目辞書部13に定義されているキーワードを参照
して、形態素に分割された電子メールのテキスト情報か
らキーワードが抽出される。具体的には、分割された電
子メールのテキスト情報が一括してキーワード項目辞書
部13に定義されている単語情報と比較され、キーワー
ドと、キーワードに相当する単語の位置(何語目)と、
キーワード項目(日時、地名、人名等定義した項目名)
とが抽出される。そして、抽出されたキーワードはキー
ワード項目別に分類される(キーワード項目分類手
段)。この抽出動作は、音声合成部5で音声合成されて
スピーカ7で読み上げられる前に行われる。
【0037】キーワード保持部17では、キーワード抽
出部15で抽出されたキーワードと、キーワードに相当
する単語の位置(何語目)と、キーワード項目とが保持
される(キーワード保持手段)。
【0038】ディスプレイ21は、抽出されたキーワー
ドを表示する表示手段であり、例えば図3に示すよう
に、表示ウィンドウ21A、21Bを備えて構成され、
表示ウィンドウ21Aには、「日時」、「地名」、「人
名」、「場所」等のキーワード項目が表示され、表示ウ
ィンドウ21Bには、そのキーワード項目に該当する抽
出されたキーワードが読み上げられる順番で順次表示さ
れる。
【0039】表示タイミング調整部19では、音声合成
部5で音声合成されスピーカ7で読み上げられる単語位
置が検知されることにより、読み上げタイミングが検知
される(読み上げタイミング検知手段)。この検知され
た読み上げタイミングを基に、表示ウィンドウ21Aに
表示されるキーワード項目に該当するキーワードの表示
ウィンドウ21Bへの表示のタイミングが、例えば、表
示ウィンドウ21Aに表示されるキーワード項目に該当
するキーワードの読み上げ位置直前に調整される(表示
タイミング調整手段)。即ち、表示タイミング調整部1
9は、読み上げられている単語位置と同期を取って、キ
ーワードが読み上げられる直前にキーワードを表示ウィ
ンドウ21Bへ表示させる。また、表示タイミング調整
部19は、キーワード位置に読み上げ位置が達した時点
で、図示しないチャイム等にて音声読み上げを妨害しな
い程度の音情報を発生させる。
【0040】表示タイミング調整部19において、キー
ワード項目選択部25からのキーワード項目を切り替え
る命令を受けた場合は、キーワード項目を切り替えて、
表示ウィンドウ21Aのキーワード項目の表示を切り替
える。その切り替えたキーワード項目に該当するキーワ
ードの内、最近読み上げられたキーワードを表示ウィン
ドウ21Bに表示させる。そして、同様に、このキーワ
ード項目に該当するキーワードが読み上げられる直前
に、この読み上げ直前のキーワードを表示ウィンドウ2
1Bに表示させる。
【0041】表示ウィンドウ21Aに表示されたキーワ
ード項目とは異なるキーワード項目のキーワードが読み
上げられた場合、ディスプレイ21の表示は、切り替わ
ることなくそのまま表示され続ける。
【0042】尚、読み上げが開始される初期状態の場合
は、表示ウィンドウ21A、21B共に、何も表示され
ない状態となる。
【0043】キーワード項目選択部25は、分類された
キーワード項目の内、いずれかのキーワード項目を選択
する(キーワード項目選択手段)。ボタン23は、ボタ
ン23が押下されたときにキーワード項目の選択を行う
信号をキーワード項目選択部25へ送出するスイッチで
ある。キーワード項目選択部25は、ボタン23が押下
されたのを検出したときは、他のキーワード項目に切り
替える命令を表示タイミング調整部19に送出する。こ
のキーワード項目の切り替えは、例えば、「表示なし」
→「日時」→「地名」→「人名」→「場所」→「名詞」
→・・・のように順次ボタン23が押下される毎に切り
替わり、一巡したら最初の「表示なし」の状態に戻り、
順次ボタン23が押下される毎に同様に切り替わる。
【0044】尚、電子メールのヘッダ部については、ま
ず、文章解析部11で形態素解析されて形態素に分割さ
れる。キーワード項目辞書部13には、電子メールのヘ
ッダ部の項目「送信者名」、「送信日時」、「タイト
ル」が登録されており、キーワード抽出部15でヘッダ
部の項目別に分類されて、キーワード保持部17で、項
目別に保持される。そして、電子メールのヘッダ部が音
声合成部5で音声合成されてスピーカ7で読み上げられ
る直前に、表示タイミング調整部19で電子メールのヘ
ッダ部の項目とその内容が順次ディスプレイ21に表示
される。ここで、図示は省略したが、このディスプレイ
21には、電子メールのヘッダ部(送信者名、送信日
時、及びタイトル)の項目を表示させるウィンドウと、
その内容を表示させるウィンドウが備えられている。こ
れにより、送信者名、送信日時、及びタイトルといった
ヘッダ部の情報が把握できる。
【0045】次に、キーワードの抽出手順を図2を参照
して説明する。テキスト情報部3に格納された電子メー
ルの本文が、例えば、図2に示す本文X1「午後3時に
会議室にお集まり下さい。」であるものとする。
【0046】テキスト情報部3に格納された電子メール
の本文X1は、文章解析部11で、文法辞書部9の文法
情報を参照して、本文X1の本文が形態素解析されて、
X2「午後3時/に/会議室/に/お/集まり/下さい
/。」のように形態素に分割される。そして、形態素に
分割された本文X2は、キーワード抽出部15でキーワ
ード項目辞書部13を参照して、X3に示すように、
「日時」の項目として「午後3時」、「場所」の項目と
して「会議室」が抽出されるとともに、キーワードに相
当する単語の位置(何語目)が抽出される。ここで、キ
ーワード項目辞書部13には、日時情報として、「午後
3時」、場所情報として「会議室」が定義されているも
のとする。
【0047】そしてこれら抽出されたキーワードと、キ
ーワードに相当する単語の位置(何語目)と、キーワー
ド項目とがキーワード保持部17で保持される。
【0048】本文X1が、音声合成部5で音声合成され
てスピーカ7で読み上げられると同時に、表示タイミン
グ調整部19は、最初のキーワードが「午後3時」であ
るので、図3に示すディスプレイ21上の表示ウィンド
ウ21Aに「日時」のキーワード項目を表示させる。
【0049】そして、音声合成部5で音声合成されてス
ピーカ7にて音声出力される読み上げタイミングと同期
を取って、キーワード「午後3時」が読み上げられる直
前にキーワード「午後3時」を表示ウィンドウ21Bへ
表示させる。尚、この場合、文頭であるので、本文X1
を読み上げる前にキーワード「午後3時」の読み上げ位
置直前に達している。
【0050】ボタン23が押下され、キーワード項目選
択部25により、例えば、「日時」のキーワード項目か
ら「場所」の項目に切り替えられた場合、図示は省略す
るが、図3における表示ウィンドウ21Aの表示は、
「日時」から「場所」に切り替えられ、表示ウィンドウ
21Bには、キーワードである「会議室」が読み上げら
れる直前にキーワードである「会議室」が表示ウィンド
ウ21Bに表示される。これらキーワードの表示は、表
示ウィンドウ21Aに表示されるキーワード項目に該当
するキーワードが読み上げられるまで、表示されている
キーワードが表示され続ける。
【0051】上記の第1の実施の形態によれば、キーワ
ード項目辞書部13にキーワードが予め定義され、キー
ワード抽出部15でキーワード項目辞書部13により定
義されたキーワードを参照して、電子メールのテキスト
情報に含まれるキーワードが抽出され、ディスプレイ2
1に表示されることから、例えば、聞き逃してしまった
電子メールのテキスト情報の内容の要点を、ディスプレ
イ21に表示されたキーワードで確認することができる
ので、電子メールのテキスト情報の内容を効率的に把握
でき、車両運転者においては、運転中における聞き直し
の作業量が減少するので、集中力を低下させることなく
安全運転を維持することができ、電子メールのテキスト
情報の内容を効率的に把握できる。
【0052】また、ディスプレイ21が、キーワード項
目を表示する表示ウィンドウ21Aと、そのキーワード
項目に該当するキーワードを表示する表示ウィンドウ2
1Bとを有し、キーワード抽出部15により、キーワー
ドがキーワード項目別に分類されて、ディスプレイ21
に表示されることから、要点が項目別に整理されるの
で、更に、電子メールのテキスト情報の内容を効率的に
把握でき、車両運転者においては、運転中における聞き
直しの作業量が減少するので、集中力を低下させること
なく安全運転を維持することができ、電子メールのテキ
スト情報の内容を効率的に把握できる。
【0053】また、表示タイミング調整部19により、
音声合成部5で音声合成されスピーカ7で読み上げられ
ているテキスト情報の読み上げタイミングが検知され、
この検知された読み上げタイミングを基に、表示ウィン
ドウ21Aに表示されるキーワード項目に該当するキー
ワードの表示ウィンドウ21Bへの表示のタイミング
が、例えば、表示ウィンドウ21Aに表示されるキーワ
ード項目に該当するキーワードの読み上げ位置直前に調
整されることから、電子メールのテキスト情報の読み上
げと同時にその読み上げられているキーワードを確認す
ることができるので、更に、電子メールのテキスト情報
の内容を効率的に把握でき、車両運転者においては、運
転中における聞き直しの作業量が減少するので、集中力
を低下させることなく安全運転を維持することができ、
電子メールのテキスト情報の内容を効率的に把握でき
る。
【0054】また、キーワード項目選択部25、及びボ
タン23により、ボタン23が押下されたのをキーワー
ド項目選択部25が検出したときに、キーワード項目選
択部25が、表示タイミング調整部19にキーワード項
目の切り替えの命令を送出して、ディスプレイ21の表
示ウィンドウ21Aに表示されるキーワード項目を他の
異なるキーワード項目に切り替え、表示ウィンドウ21
Bには、その切り替わったキーワード項目に該当するキ
ーワードが表示されることから、確認したい項目を見る
ことができるので、更に、電子メールのテキスト情報の
内容を効率的に把握でき、車両運転者においては、運転
中における聞き直しの作業量が減少するので、集中力を
低下させることなく安全運転を維持することができ、電
子メールのテキスト情報の内容を効率的に把握できる。
【0055】上記の第1の実施の形態では、文法辞書部
9が形態素処理用辞書であり、この文法辞書部9には、
単語情報、品詞情報、活用情報等の文法情報が登録さ
れ、文章解析部11では、文法辞書部9の文法情報を参
照して、電子メールのテキスト情報を形態素で解析をす
る場合を説明したが、これに限るものではなく、文法辞
書部9が文節処理用辞書であり、この文法辞書部9に
は、単語情報、品詞情報、活用情報等の文法情報が登録
され、文章解析部11では、文法辞書部9の文法情報を
参照して、電子メールのテキスト情報を文節で解析をす
る場合であってもよい。
【0056】また、上記の第1の実施の形態では、ボタ
ン23の操作によりキーワード項目選択部25を介して
キーワード項目を切り替える場合を説明したが、例え
ば、ディスプレイ21上にキーワード項目を表示する複
数の表示ウィンドウA(図示せず)と、そのキーワード
項目に対応するキーワードを表示する複数の表示ウィン
ドウB(図示せず)とを設け、複数の表示ウィンドウA
には、夫々「日時」、「地名」、「人名」等のキーワー
ド項目が表示され、夫々のキーワード項目には、夫々最
近読み上げられたキーワード、又は読み上げ直前のキー
ワードが表示される場合であってもよい。この場合、ボ
タン23とキーワード項目選択部25とは省略可能であ
る。
【0057】また、上記の第1の実施の形態では、電子
メールが音声合成部5で音声合成されてスピーカ7で読
み上げられる前に、キーワード抽出部15で、分割され
た電子メールを一括してキーワード項目辞書部13に含
まれる単語情報と比較して、分割された電子メールから
キーワードと、キーワードに相当する単語の位置(何語
目)と、キーワード項目とを抽出する場合について説明
したが、電子メールが音声合成部5で音声合成されてス
ピーカ7で読み上げられると同時に、キーワード抽出部
15で、分割された電子メールのテキスト情報を順次キ
ーワード項目辞書部13に含まれる単語情報と比較し
て、分割された電子メールのテキスト情報からキーワー
ドと、キーワードに相当する単語の位置(何語目)と、
キーワード項目とを抽出する場合であってもよい。
【0058】〔B〕第2の実施の形態(図4、5) 図4は、本発明に係る文書読み上げ装置における第2の
実施の形態を示すブロック図である。この第2の実施の
形態において、前記第1の実施の形態と同様の部分は、
同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0059】この第2の実施の形態の文書読み上げ装置
50では、第1の実施の形態におけるキーワード項目辞
書部13、及びキーワード項目選択部25が省略され、
キーワード辞書部27、及び表示キーワード選択部29
を備えて構成される。また、第1の実施の形態における
ボタン23、ディスプレイ21とは異なるボタン31、
ディスプレイ33を備えて構成される。文書読み上げ装
置(本体)50は、車両に搭載される。
【0060】受信した電子メールは、テキスト情報部3
にヘッダ部、本文、及び添付ファイルに分離され、更に
ヘッダ部が、送信者名、送信日時、及びタイトルに分離
されて、それぞれ項目別にテキスト情報として格納され
る。そして、予め設定された順番、又は操作者から指定
された順番に基づいて、テキスト情報部3に格納された
テキスト情報を音声合成部5により音声合成して、スピ
ーカ7により音声出力する。ここで、電子メールの本文
の例として、「新しいプロジェクトについての打ち合わ
せを鈴木課長と行いますので、明日の午後3時に会議室
にお集まり下さい。」からキーワードが抽出されてディ
スプレイ33に表示される場合について説明する。
【0061】文章解析部11では、文法辞書部9の文法
情報を参照して、電子メールのテキスト情報が、形態素
解析されて形態素に分割される。例えば、「新しい/プ
ロジェクト/に/ついて/の/打ち合わせ/を/鈴木/
課長/と/行い/ます/ので/、/明日/の/午後3時
/に/会議室/に/お/集まり/下さい/。」のように
分割される。
【0062】キーワード辞書部27には、キーワードと
して、例えば、名詞と動詞とが予め定義される。
【0063】キーワード抽出部15では、文章解析部1
1で形態素に分割された電子メールのテキスト情報か
ら、キーワード辞書部27を参照して、キーワードと、
キーワードに相当する単語の位置(何語目)とが抽出さ
れる。例えば、「プロジェクト」、「打ち合わせ」、
「鈴木」、「課長」、「行い」、「明日」、「午後3
時」、「会議室」、「集まり」、「下さい」が抽出され
る。
【0064】キーワード保持部17では、キーワード抽
出部15で抽出されたキーワードと、キーワードに相当
する単語の位置(何語目)とが保持される。
【0065】図5は、ディスプレイ33、及びボタン3
1の構成を示しており、以下、図4、及び図5を参照し
て説明する。
【0066】ディスプレイ33は、複数(例えば5つ)
のキーワード表示ウィンドウY1〜Y5で構成され、ボ
タン31は、押しボタンスイッチであり3つのボタン3
1A、31B、31Cで構成される。このキーワード表
示ウィンドウY1〜Y5は、キーワードを表示する画面
である。
【0067】ディスプレイ33におけるキーワード表示
ウィンドウY1〜Y5では、表示タイミング調整部19
又は表示キーワード選択部29を介して抽出されたキー
ワードが読み上げられる順番で順次表示される(表示手
段)。
【0068】表示タイミング調整部19では、音声合成
部5で音声合成されてスピーカ7にて読み上げられる単
語位置と同期を取って、ディスプレイ33における最下
段のキーワード表示ウィンドウY1から未読のキーワー
ドを読み上げられる順番で順次表示させる。
【0069】未読のキーワードが音声合成部5で音声合
成されてスピーカ7で読み上げられると、表示タイミン
グ調整部19は、この読み上げ中のキーワードを一段上
のキーワード表示ウィンドウY2へ移動させ、新しい未
読のキーワードを最下段のキーワード表示ウィンドウY
1へ挿入させる。そして、既読のキーワードが最上段の
キーワード表示ウィンドウY5に達したときに、新しい
未読のキーワードが最下段のキーワード表示ウィンドウ
Y1へ挿入されると、この既読のキーワードはキーワー
ド表示ウィンドウY1〜Y5の表示範囲外となる。即
ち、電子メールが読み上げられると共にキーワードが最
下段のキーワード表示ウィンドウY1に追加され、最上
段に表示されていたキーワードが消えていく。
【0070】例えば、例文中において「行い」のキーワ
ードが読み上げ中であったら、「行い」が、キーワード
表示ウィンドウY2に表示され、新しい未読のキーワー
ド「明日」が最下段のキーワード表示ウィンドウY1へ
挿入され、最上段のキーワード表示ウィンドウY5に表
示されていたキーワード「プロジェクト」は、表示範囲
外となる。
【0071】この、キーワード表示ウィンドウY1に未
読のキーワードが表示され、キーワード表示ウィンドウ
Y2に読み上げ中のキーワードが表示され、キーワード
表示ウィンドウY3〜Y5に既読のキーワードが表示さ
れる状態が予め決められている初期の状態である。
【0072】ここで、キーワードの読み上げ状態(未
読、既読、読み上げ中)が、表示タイミング調整部19
によって検知され(読み上げ状態検知手段)、各キーワ
ードが表示されるキーワード表示ウィンドウY1〜Y5
がそれぞれキーワードの読み上げ状態(未読、既読、読
み上げ中)に応じて、異なる表示形態で表示される。例
えば、キーワード表示ウィンドウY1〜Y5がそれぞれ
キーワードの読み上げ状態(未読、既読、読み上げ中)
に応じて3種類の異なる配色で区分される。これによ
り、キーワードの読み上げ状態(未読、既読、読み上げ
中)が理解できる。
【0073】尚、キーワード位置に読み上げ位置が達し
た時点で、図示しないチャイム等にて音声読み上げを妨
害しない程度の音情報が発生される。
【0074】ボタン31Aは、現在ディスプレイ33に
より表示されているキーワードを、順戻しする方向に操
作する画面表示操作スイッチであり、ボタン31Bは、
現在ディスプレイ33により表示されているキーワード
を、順送りする方向に操作する画面表示操作スイッチで
ある。ボタン31Cは、ボタン31A又はボタン31B
により操作された後、ディスプレイ33によるキーワー
ドの表示を表示タイミング調整部19によるキーワード
の表示のタイミングにリセット、即ち、初期の状態(キ
ーワード表示ウィンドウY1に未読のキーワードが表示
され、キーワード表示ウィンドウY2に読み上げ中のキ
ーワードが表示され、キーワード表示ウィンドウY3〜
Y5に既読のキーワードが表示される状態)にリセット
するリセットスイッチである。
【0075】表示キーワード選択部29は、いずれかの
ボタン31A、31B、31Cが押下されたとき、ボタ
ン31A、31B、31Cに応じて、キーワード保持部
17に保持されているキーワードを表示タイミング調整
部19に選択させる命令を送出する。
【0076】表示タイミング調整部19は、表示キーワ
ード選択部29による命令に応じてキーワードをキーワ
ード保持部17から選択する(選択手段)。
【0077】例えば、上矢印の表示画面操作スイッチで
あるボタン31Aが押下された場合、表示キーワード選
択部29では、現在ディスプレイ33に表示されている
キーワードから1つ戻ってキーワードをキーワード保持
部17から選択するための命令を表示タイミング調整部
19に送出し、表示タイミング調整部19では、表示キ
ーワード選択部29による命令に応じてキーワードを現
在ディスプレイ33に表示されているキーワードから1
つ順戻りしてキーワードをキーワード保持部17から選
択して、表示されているキーワードの最上段、例えば、
キーワード表示ウィンドウY5に挿入し、現在表示され
ているキーワードを一段下に移動させる。尚、最下段で
あるキーワード表示ウィンドウY1に表示されていたキ
ーワードは、キーワード表示ウィンドウY5にキーワー
ドが挿入されることにより表示範囲外となる。例えば、
図5の例示で、上矢印のボタン31Aが押下された場
合、図示は省略するが、最上段のキーワード表示ウィン
ドウY5には、キーワード「プロジェクト」が挿入さ
れ、最下段のキーワード表示ウィンドウY1は、キーワ
ード「行い」となる。これによって、例えば、聞き逃し
た表示範囲外のキーワードを表示させて確認することが
できる。
【0078】下矢印の表示画面操作スイッチであるボタ
ン31Bが押下された場合、表示キーワード選択部29
では、現在ディスプレイ33に表示されているキーワー
ドから1つ進んでキーワードをキーワード保持部17か
ら取得するための命令を表示タイミング調整部19に送
出し、表示タイミング調整部19では、表示キーワード
選択部29による命令に応じてキーワードを現在ディス
プレイ33に表示されているキーワードから1つ順送り
してキーワードをキーワード保持部17から選択して、
表示されているキーワードの最下段であるキーワード表
示ウィンドウY1に挿入し、現在表示されているキーワ
ードを一段上に移動させる。尚、最上段であるキーワー
ド表示ウィンドウY5に表示されていたキーワードは、
キーワード表示ウィンドウY1にキーワードが挿入され
ることにより表示範囲外となる。例えば、図5の例示
で、下矢印のボタン31Bが押下された場合、図示は省
略するが、最下段のキーワード表示ウィンドウY1に
は、キーワード「午後3時」が挿入され、最上段のキー
ワード表示ウィンドウY5は、キーワード「鈴木」とな
る。これによって、未読のキーワードを表示させて確認
することができる。
【0079】中央のリセットスイッチであるボタン31
Cが押下された場合、表示キーワード選択部29では、
予め決められている初期の状態(キーワード表示ウィン
ドウY1に未読のキーワードが表示され、キーワード表
示ウィンドウY2に読み上げ中のキーワードが表示さ
れ、キーワード表示ウィンドウY3〜Y5に既読のキー
ワードが表示される状態)となるように、キーワード保
持部17からキーワードを選択する命令を表示タイミン
グ調整部19に送出し、表示タイミング調整部19で
は、初期の状態に戻して、音声合成部5で音声合成され
てスピーカ7にて読み上げられる読み上げタイミングと
同期を取って、ディスプレイ33における一番下のキー
ワード表示ウィンドウY1から未読のキーワードを表示
させる。これによって、例えば、ボタン31の操作で迷
ったときにこのリセットボタンであるボタン31Cを押
下することで、初期の状態、即ち、キーワード表示ウィ
ンドウY1に未読のキーワードが表示され、キーワード
表示ウィンドウY2に読み上げ中のキーワードが表示さ
れ、キーワード表示ウィンドウY3〜Y5に既読のキー
ワードが表示される状態にリセットすることができる。
【0080】この第2の実施の形態によれば、前記第1
の実施の形態と同様の効果を奏する。
【0081】上記の第2の実施の形態では、ディスプレ
イ33が、複数(例えば5つ)のキーワード表示ウィン
ドウY1〜Y5で構成される場合を説明したが、これに
限るものではなく、ディスプレイ33が1つのキーワー
ド表示ウィンドウで構成される場合であってもよい。
【0082】また、上記の第2の実施の形態では、キー
ワードが表示されるキーワード表示ウィンドウY1〜Y
5が、それぞれキーワードの読み上げ状態(未読、既
読、読み上げ中)に応じて、異なる表示形態で表示され
る場合を説明したが、これに限るものではなく、キーワ
ード表示ウィンドウY1〜Y5に表示されるキーワード
が、それぞれキーワードの読み上げ状態(未読、既読、
読み上げ中)に応じて、異なる表示形態(例えば異なる
配色)で表示される場合であってもよい。
【0083】以上、実施の形態に基づいて本発明を説明
したが、本発明は、これに限定されるものでない。
【0084】例えば、上記の実施の形態では、文書読み
上げ装置が車両に搭載される場合を説明したが、これに
限るものではないことは明らかである。
【0085】
【発明の効果】本発明によれば、テキスト情報の内容を
効率的に把握でき、車両運転者においては、集中力を低
下させることなく安全運転を維持することができ、テキ
スト情報の内容を効率的に把握できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る文書読み上げ装置の第1の実施の
形態を示すブロック図である。
【図2】図1に示すキーワードの抽出手順を示す図であ
る。
【図3】図1に示すディスプレイを示す図である。
【図4】本発明に係る文書読み上げ装置の第2の実施の
形態を示すブロック図である。
【図5】図4に示すディスプレイを示す図である。
【符号の説明】
1、50 文書読み上げ装置 3 テキスト情報部 5 音声合成部 7 スピーカ 11 文章解析部 13 キーワード項目辞書部 15 キーワード抽出部 19 表示タイミング調整部 21 ディスプレイ 21A、21B 表示ウィンドウ 23 ボタン 25 キーワード項目選択部 27 キーワード辞書部 29 表示キーワード選択部 31 ボタン 31A、31B、31C ボタン 33 ディスプレイ Y1〜Y5 キーワード表示ウィンドウ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/30 210 G06F 17/30 210D 360Z 360 G10L 3/00 E Q Fターム(参考) 5B009 RB01 RD02 VA02 5B075 ND03 ND23 NK31 NK34 NR05 NR12 PP10 PP12 PP22 PQ02 PQ04 UU16 UU40 5D045 AA20

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テキスト情報の内容を音声合成を用いて
    読み上げる文書読み上げ装置において、キーワードを定
    義するキーワード定義手段と、このキーワード定義手段
    により定義されたキーワードを参照して、前記テキスト
    情報に含まれるキーワードを抽出するキーワード抽出手
    段と、このキーワード抽出手段により抽出されたキーワ
    ードを表示する表示手段とを備えたことを特徴とする文
    書読み上げ装置。
  2. 【請求項2】 テキスト情報の内容を音声合成を用いて
    読み上げる文書読み上げ装置において、キーワードを定
    義するキーワード定義手段と、このキーワード定義手段
    により定義されたキーワードを参照して、前記テキスト
    情報に含まれるキーワードを抽出するキーワード抽出手
    段と、このキーワード抽出手段により抽出されたキーワ
    ードをキーワード項目別に分類するキーワード項目分類
    手段と、このキーワード項目分類手段で分類されたキー
    ワードをキーワード項目別に表示する表示手段とを備え
    たことを特徴とする文書読み上げ装置。
  3. 【請求項3】 テキスト情報の内容を音声合成を用いて
    読み上げる文書読み上げ装置において、キーワードを定
    義するキーワード定義手段と、このキーワード定義手段
    により定義されたキーワードを参照して、前記テキスト
    情報に含まれるキーワードを抽出するキーワード抽出手
    段と、前記キーワード抽出手段により抽出したキーワー
    ドをキーワード項目別に分類するキーワード項目分類手
    段と、前記キーワード項目分類手段により分類されたキ
    ーワード項目の内、いずれかのキーワード項目を選択す
    るキーワード項目選択手段と、このキーワード項目選択
    手段によるキーワード項目の選択の切り替えを行うスイ
    ッチと、前記キーワード項目選択手段により選択された
    キーワード項目のキーワードを表示する表示手段とを備
    えたことを特徴とする文書読み上げ装置。
  4. 【請求項4】 音声合成による読み上げタイミングを検
    知する読み上げタイミング検知手段と、この読み上げタ
    イミング検知手段により検知された読み上げタイミング
    を基に、前記表示手段によるキーワードの表示のタイミ
    ングを調整する表示タイミング調整手段とを備えたこと
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の文
    書読み上げ装置。
  5. 【請求項5】 前記表示手段がキーワードを所定の順番
    で順次表示することを特徴とする請求項1ないし4のい
    ずれか1項記載の文書読み上げ装置。
  6. 【請求項6】 前記表示手段がキーワードを表示する画
    面を有し、この画面上に表示されているキーワードを順
    送りする方向、または順戻しする方向に操作する画面表
    示操作スイッチを備えたことを特徴とする請求項1ない
    し5のいずれか1項記載の文書読み上げ装置。
  7. 【請求項7】 前記画面表示操作スイッチの操作によ
    り、画面上に表示されているキーワードを順送りする方
    向、または順戻しする方向に操作した後、その順送り、
    または順戻しをリセットするリセットスイッチを備えた
    ことを特徴とする請求項6記載の文書読み上げ装置。
  8. 【請求項8】 前記表示手段によるキーワードの表示形
    態が、既読、読み上げ中、或いは未読等のキーワードの
    読み上げ状態に応じて、異なる表示形態で表示されるこ
    とを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項記載の
    文書読み上げ装置。
  9. 【請求項9】 前記文書読み上げ装置が車両に搭載され
    ることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項記
    載の文書読み上げ装置。
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