JP2003107598A - 原稿押え装置 - Google Patents

原稿押え装置

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JP2003107598A
JP2003107598A JP2001301682A JP2001301682A JP2003107598A JP 2003107598 A JP2003107598 A JP 2003107598A JP 2001301682 A JP2001301682 A JP 2001301682A JP 2001301682 A JP2001301682 A JP 2001301682A JP 2003107598 A JP2003107598 A JP 2003107598A
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Hiroshi Wada
博 和田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像読取部に旋回可能に装着され、原稿載置台
に対向する閉位置と開放する開位置に開閉可能な支持さ
れる原稿押え装置に用い、操作性と安全性を向上するヒ
ンジ機構を安価に提供することを目的とする。 【解決手段】本発明のヒンジ機構は、原稿押え装置を一
定角度以上開こうとすと抵抗力が作用し開位置にて解除
され、それと同時に閉位置に移動すのを阻止する抵抗力
が作用する。本発明のヒンジ機構は、第1支持部材と連
結部材から構成され、原稿載置面に対して一定範囲内で
任意の高さで水平に支持することが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置や画像
読み取り装置などに設けられる画像読み取り手段におい
て、コンタクトガラスに対向するように開閉自在に設け
られる原稿押え装置の支持機構に関るものである。
【0002】
【従来の技術】複写機などの画像形成装置やスキャナー
などの画像読み取り装置に設けられる原稿押え装置は、
画像読み取り部の本体の一端部に旋回可能に連結され、
原稿載置面(コンタクトガラス)に対向して接する閉位
置と上方に旋回して退避する開位置に開閉可能である。
従来の原稿押え装置には、原稿を押えるための白色シー
トが貼りつけられた板形状であり比較的軽量のものや、
コンタクトガラス上への原稿の自動給紙手段や原稿の反
転手段を備えた比較的に重量の重いものがある。後者の
重量の大きな原稿押え装置では装置を開放方向に付勢さ
せる付勢手段が設けられ、装置本体との重量バランスを
とることで開閉動作を軽く且つ楽に行なわせることが行
なわれている。また、原稿押え装置は一端部を支点に旋
回するため、開閉途中の旋回角度によって本体の落下方
向に作用する重力が変化したり、付勢手段の付勢力が旋
回角度で変化するために重量バランスが変化するのを補
正するために、特開平8−101466に示されるよう
な、第2の付勢手段とカム機構を用いた原稿押え装置も
提案されている。しかし、これらの支持機構はコストが
かかるために、比較的に軽量で開閉動作が比較的楽な原
稿押え装置ではそのような機構が設けられていない場合
が多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の付勢手段が設け
られていない原稿押え装置では、画像読み取り部の本体
との取りつけは、互いの本体に設けられた支持部材など
に設けられた支点が連結されて旋回可能になっているだ
けであった。この場合、原稿押え装置が比較的軽量であ
るため開閉するのに支障はないが、開いた状態で停止さ
せるためには90度以上に旋回させて重力が後方に作用
する位置で停止させなければならない。この停止位置を
大きく後方にすると、開閉時に手を後に伸ばさねばなら
ず操作性が悪くなる。また、後方に倒す重力が大きくな
るので支点部の支持機構に大きな力が作用して破損する
危険性が増加するなどの問題があり、できるだけ垂直に
近い方が望ましい。しかし、垂直に近い位置で停止させ
ようとすると、停止位置の少し手前で手を離したり原稿
押え装置本体の撓みや支持機構部の撓みによる反動で前
に移動した場合に重力の作用する方向が支点よりも前方
に変わって、原稿押え装置が自重落下して危険である。
【0004】付勢手段を用いて重量バランスをとる方法
もあるが、支持機構に大きなスペースが必要であり、ま
たコストが高くなるなどの問題がある。本発明は、この
ような実情に鑑みてなされたものであって、付勢手段な
どを利用することなく簡単で安価な方法により、原稿押
えの開閉時における問題点を解決して安全性と操作性の
高い原稿押え装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明の請求項1に記載の原稿押え装置は、装置の一
端側に設けられたヒンジ機構により旋回可能に支持され
る構造であり、その支持機構は画像形成装置本体に対し
て原稿押え装置を、コンタクトガラスに対向する閉位置
と略垂直方向に立つ開位置との間を旋回可能に支持する
とともに、原稿押さえ装置を閉位置から開位置まで開く
際に、開位置の手前付近から移動に対して抵抗力を作用
させ、開位置に達したときに前記抵抗力を解除すると同
時に、開状態に位置した原稿押え装置が閉位置方向に回
転しようした時に抵抗となるストップ力を作用させる抵
抗力付与手段が設けられていることを特徴としている。
これにより、原稿押え装置は閉状態から開状態にするに
際して、利用者の操作に対して開状態の直前付近にて抵
抗力が作用し開状態になった時にその抵抗力が開放され
ると、その差異の感覚から原稿押え装置が開状態になっ
たことが明確に認識される。また、抵抗力が開放される
と同時に閉状態の方向への移動を阻止し、原稿押え装置
が自重で閉まるのが防止される。
【0006】請求項2に記載の発明において、ヒンジ機
構は原稿押え装置をヒンジ側において一定の高さの範囲
において任意の高さに支持することが可能であることを
特徴としている。これにより、書籍などの複写に際して
原稿押え装置で適切に押えることが可能である。
【0007】請求項3に記載の発明において、ヒンジ機
構は画像形成装置本体に設けられる第1支持部材と、原
稿押え装置に設けられる第2支持部材と、一端側が前記
第1支持部材に回動可能に係合され他端側が前記第2支
持部材に回動可能に係合される連結部材とからなり、前
記連結部材と前記第2支持部材とには、互いに干渉する
干渉部位が形成されており、連結部材と第2支持部材の
少なくとも一方は干渉部が干渉した際に弾性的に変形す
ることを特徴としている。これにより、原稿押え装置に
おいて簡単な構成で安価に請求項1,2に記載の機能を
得ることが可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に関して複写装置に
おける実施の形態について図面を参照して説明する。
尚、以下の実施の形態及び実施例は本発明を具体化した
一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のも
のではない。
【0009】図1は本発明の原稿押え装置4が取り付け
られた画像形成装置1の構成を示す断面図である。画像
形成装置1は電子写真方式の複写装置であり、装置の上
部には原稿を載置するためのコンタクトガラス3などが
設けられ画像読取り部2が設けられている。画像読取り
部2には原稿押え装置4がヒンジ機構により装着されて
いる。
【0010】図2は、原稿押え装置4の主要な構成を示
す断面図である。また、図3は図2に示す原稿押え装置
4を上方からみて主要な構成を示した平面図である。原
稿押え装置4は、ABSなどの樹脂材料により矩形形状
に成形されたハウジング10に対して、後部側の左右に
2箇所でヒンジ機構20を介して画像読取り部3の上面
後部に旋回可能に装着される。これにより、原稿押え装
置4は画像読取り部2の上面全体を覆う閉位置(図1の
状態)と、上方に回動して画像読取部2の上面全体を開
放する開位置とに移動可能になっている。ヒンジ機構2
0の詳細な構成については後ほど説明する。
【0011】ハウジング10のコンタクトガラス3に対
向する側の面には大部分の面積を占めて原稿マット11
が表面に接着手段等を用いて取り付けられている。原稿
マット11は、スポンジなどで形成されたクッション層
111に、コンタクトガラス2の表面に密着し得るよう
な適度な可撓性乃至柔軟性を有するプラスチック材料、
例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−ビニ
ルアルコール共重合体などのポリオレフィンや各種ポリ
エステル、ポリ塩化ビニルなどから形成されている。ス
ポンジ等の樹脂発泡体、ゴム、各種の熱可塑性エラスト
マーなどから形成された白色シート112が接着された
ものである。原稿押え装置1が閉位置にあるとき、装置
の自重により白色シート112はコンタクトガラス3に
接触し、その上に原稿が載置されている場合には原稿の
画像面をコンタクトガラス3に密着させる作用をもたら
す。
【0012】ハウジング10の左方には原稿搬送手段1
2が設けられている。原稿搬送手段12には2つの搬送
ローラ121が画像読取り部2の前後方向に一定の間隔
で平行に配置されており、それぞれの搬送ローラ121
には搬送コロ122が押圧付勢されており、間隔部には
原稿ガイド124が設けられている。また、搬送ローラ
121の軸には、後部側において駆動入力手段123が
設けられている。原稿押え装置1が閉位置にあるとき、
駆動入力手段123を構成するギアの1つは、画像読取
り部2の内部の光源を走査させる読取駆動系(図示せ
ず)に設けられたギアと連結するとともに、原稿ガイド
124とコンタクトガラス3との間には搬送路126が
形成される。右側の搬送ローラの右方近傍には搬送路1
26に挿入される原稿の有無を検知する光学スイッチ1
25が設けられている。光学スイッチ125の信号線
は、後方の適宜の位置にて画像形成装置本体の制御基板
に連結する中継線とコネクタで連結される。
【0013】原稿押え装置4と画像読取り部2の動作に
ついて簡単に説明する。読取駆動系は電気的クラッチに
より、読取部の光源を移動する駆動手段を回転させる固
定読取りの場合と、原稿押え装置1の搬送ローラ121
の駆動入力手段123と連結するギアを回転するシート
スルー読取りの場合に切り変えられる。光源のホームポ
ジション(HP)には光源の位置検知スイッチが設けら
れており、光源は常にHPの位置に待機するように制御
されている。画像形成装置のスタートボタンが押される
と、画像読取部3ではタイミングを合わせて固定読取が
行われる。一方、原稿押え装置1において、シート原稿
を搬送路126に挿入すると、検知スイッチで用紙が検
知された時点で画像形成装置の制御部はシートスルー読
取りと判断し、一定タイミング後に2つの搬送ローラ1
21を同方向(図2にて時計回り)に同時に同速度で回
転し、右方の搬送ローラの上流から挿入される原稿ガイ
ド124に沿って一定速度で左方に搬送する。このと
き、画像読取り部2の光源はコンタクトガラスを挟んで
原稿ガイド124の下方に停止しており、上を移動する
原稿を露光する。
【0014】次に、本発明に関わるヒンジ機構20の構
造について図4乃至7を用いて説明する。図4、5は本
発明のヒンジ機構20に関して、実施例の1つの構成を
示している。原稿押え装置1には2箇所にヒンジ機構2
0が設けられているが、どちらも同じ構成となってい
る。ここで、図4は原稿押え装置1が閉位置にある状態
を示し、図5は開位置の状態を示している。実施例にお
いて、ヒンジ機構20を構成する部材は、第1支持部材
21と連結部材20の2つである。第1支持部材21は
画像読取装置3の上面に固定し、連結部材22は一方が
第1支持部材21と係合し、他方は原稿押え装置1のハ
ウジング10に形成された連結手段と係合する構成であ
る。図6は第1支持部材の形状を示す図面であり、図7
は連結部材の形状を示す図面である。
【0015】図6に示す第1支持部材21は、POMな
どの樹脂材料を用いて成形された部材である。第1支持
部材21は、長方形で平面板形状の固定部211を有し
ており、そ長手方向の中心線上には一定距離離れた位置
に係合爪212と、固定穴216が形成されている。係
合爪212は一定幅を有する断面L形状の爪が固定部2
11の一方の平面との間に一定の隙間をなすように形成
されている。固定穴216は、固定部211を貫通する
貫通穴であり、平面形状において幅Aで長さBの長穴の
中央部に直径Cの穴が形成されており、寸法A,B、C
の関係はB>C>Aとなっている。さらに、固定部21
1において先の係合爪212がない側の面からは、長手
方向の中心線の左右に互いに一定距離離れて、側壁21
3が直角方向に平行に立設している。それぞれの側壁2
13には固定部211から一定高さに平行に中心線に対
して直角方向の軸線上に丸穴214が貫通して成形され
ている。また、側壁213が立設された側の固定部21
1の中心線上において突出して当壁215が形成されて
いる。
【0016】画像読取装置1の後部の枠体には、2箇所
において第1支持部材21を固定するために矩形穴とネ
ジ穴が形成されている。第1固定部材21は係合爪21
2を画像形成装置3の枠体に設けられた矩形穴に挿入し
てズラして、係合爪212で枠体を挟み込むことで一端
側が固定され、もう一端側は上方から固定穴216にビ
スを挿入して固定する。このとき、画像形成装置1を上
方から見て左方に取付けられる第1支持部材21の固定
には直径Cのビスもしくはその径のボス部を有するビス
を用いて、固定穴216の位置をネジ穴に対して規制し
て固定する。一方、右方の第1固定部材21の固定に際
しては、直径Bのビスを使用することで、画像読取装置
3に対して前後方向に一定量位置調整して固定できるよ
うになっている。これにより、原稿押え装置1に設けら
れた原稿搬送手段12の原稿搬送方向と画像読取装置3
の光学系の読取り方向の角度を調整することが可能にな
り、部材の誤差によるズレが発生した場合にも調整可能
である。
【0017】図7に示す連結部材22も、POMなどの
樹脂材料を用いて成形された部材である。連結部材22
は、2本の細長い板状のアーム221、222が平行な
状態に配置され中央付近において互いに連結された形状
を有している。各アーム221、222の両端付近には
互いに平行な一直線上にボス223,224が外向きに
突出するように形成されている。また、一方のアーム2
21のボス223,224が設けられた外面には、別の
場所の1ヶ所に半球面状の突起225が形成されてい
る。連結部材22のボス223の直径は、第1固定部材
21の側壁213に形成された丸穴214とガタなく回
転自在に係合する公差に設定されており、互いの部材の
弾性を利用してボス223を丸穴214に挿入すると、
回動自在に連結される。
【0018】次に、図4、5により、原稿押え装置3に
設けられたヒンジ機構20との連結部について説明す
る。ハウジング10の後部側の端部付近には、一定距離
離れた2箇所の位置においてヒンジ機構との連結部とし
て、連結部材22のアーム221、222の外面の幅に
合わせてリブ30、31が平行に立設して成形されてい
る。4つのリブには、連結部材2のボス224とガタな
回動自在に契合する公差を有する係合穴32が同一軸線
上に形成されている。連結部材22とリブ30,31の
互いの弾性を利用してボス224を係合穴32挿入する
ことにより、ハウジング10は連結部材22に対して回
動自在に連結される。
【0019】さらに、連結部材22と連結した際に突起
225が形成されている面と接するリブ31には、連結
部材22が係合穴32を支点に回動する際の突起225
の軌跡に合わせて、突起225との接触を十分に回避可
能な幅の長穴33が形成されている。また、リブ31の
突起225の軌跡上における外形部は、画像読取部3の
上面からハウジング10が約90°回転した位置にきた
ときに、突起225の端部に接する寸法に設定されてい
る。また、ハウジング10を約90°開いたとき、ハウ
ジング10の後部の外壁である後端壁34の先端部が第
1支持部材21の当壁215に当接する関係に設定され
ている。
【0020】ここで、原稿押え装置3を開閉する際のヒ
ンジ機構20の作用について説明する。図4は、原稿搬
送装置3の閉位置において原稿マットがコンタクトガラ
ス2と密着した状態のヒンジ機構の位置関係を示してい
る。このとき、連結部材22は当壁23の上面に当接し
ており、連結部材22の突起225はリブ31に長穴3
3の内部にあって干渉していない状態にある。原稿押え
装置3を開く方向に回転させると、その自重は連結部材
22に対してボス223を支点に時計方向に回転する向
きに作用するため、連結部材22は当壁に当接して固定
したまま、ボス224を中心に回転する。約50°回転
すると、長穴の端部が突起225の外形部に当接する。
この角度を超えて開こうとした場合に、突起235とリ
ブ32が干渉して弾性的に撓むことにより、開こうとす
る力に対して抵抗力が作用する。しかし、90°付近ま
で開くと突起225はリブ31と干渉しない位置に移動
するため、抵抗力が解除された状態になる。このとき、
ハウジング10の後端壁34の先端が第1支持部材21
の当壁215に当設するため、原稿押え装置3がそれ以
上の角度に開くのが規制される。また、突起225の端
部に対してリブ31の外形が当接する位置にあるため、
原稿押え装置4が閉まる方向に回転するのに対して抵抗
力が作用する。この場合の抵抗力は、原稿押え装置4を
開放した状態で放置した際に振動などの影響で自然に落
下すのを防止する効果がある。
【0021】実施例においては、突起225は連結部材
22の片側のアーム部に設けたが、両側に設けてもよ
い。また、実施例においては突起225の形状を半球と
したが、突起の回転軌跡の方向において両側で別形状と
して開く時と閉じる時で異なる抵抗力が作用するように
設定することも可能である。また、原稿押え装置4を5
0°付近以上に開くときに抵抗力が作用するようにして
いるが、これは一般的な複写装置を立って使用するのに
適切な状態に設置した場合に、片手で原稿押え装置4を
開き、もう一方の手でコンタクトガラス上に原稿をセッ
トしたり逆に取り除いたり作業においては、50°以下
の角度にしか開かないない場合が多いと想定されるため
である。
【0022】また、実施例の原稿押え装置4にはシート
原稿を自動的に搬送して画像を読取る簡易の原稿搬送手
段が設けられているため、シート原稿をコンタクトガラ
ス上にセットして作業することは少ないと予想される。
コンタクトガラスにセットして読取る必要があるのは書
籍や雑誌などである。それらの場合には、ページを繰っ
たり、ひっくり返してセットするのに両手で作業する場
合があり、原稿押え装置4を開いた状態にしておく機会
が多いため本発明が有効である。しかし、書籍などは厚
みがあるために、原稿押え装置で押えようとしても、支
点側が書籍の端部に当たり傾いた状態になって上手く押
えられないことがある。このような場合に、実施例のヒ
ンジ機構20では、連結部材22が一端側で第1固定部
材21に回動自在に連結されており他端側が原稿押え装
置4に回動可能に連結されているため、厚い原稿を押え
る場合には連結部材22が第1固定部材に対して回動し
て、原稿押え装置3が回動支点を上昇させ、原稿に対し
て原稿押え装置を水平な状態で押えることが可能であ
る。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のヒンジ機
構は利用者に対して開状態を明確に認識させるととも
に、開状態を維持する物理的なストップ力を作用させる
ため安全性の高い原稿押え装置が提供される。また、ブ
ック原稿などの厚い原稿に対しても原稿押え装置で適切
に押えることを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヒンジ機構を用いた原稿押え装置を用
いた画像形成装置の断面図である。
【図2】本発明のヒンジ機構を用いた原稿押え装置の断
面図である。
【図3】本発明のヒンジ機構を用いた原稿押え装置の平
面図である。
【図4】図1に示す原稿押え装置を閉位置にしたとき
の、本発明のヒンジ機構の状態を示す図である。
【図5】図1に示す原稿押え装置を開位置にしたとき
の、本発明のヒンジ機構の状態を示す図である。
【図6】本発明のヒンジ機構を構成する第1の部材の形
状を示す図である。
【図7】本発明のヒンジ機構を構成する第2の部材の形
状を示す図である。
【符号の説明】
4 原稿押え装置 10 ハウジング 12 原稿搬送手段 21 第1固定部材 22 連結部材 225 突起 30,31 リブ 33 長穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/107 Fターム(参考) 2H012 CB14 CB17 CB28 2H071 AA46 3F343 FA03 FB02 FC26 FC30 GA01 HA01 HC16 HC18 HC26 KB02 KB08 LA04 LA14 LA16 LB10 LC05 5C062 AA05 AB00 AD02 AD06 BA01 5C072 AA01 BA02 LA08 XA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像読み取り手段の原稿載置面に対向する
    ように、一端側に取付けられたヒンジ機構により回動し
    開閉可能に配置される原稿押え装置において、 前記ヒンジ機構は原稿押え装置をコンタクトガラスに対
    向して接する閉位置と略90度回動した開位置の間を移
    動可能に支持し、 前記原稿押え装置を閉位置から開位置まで開く際に、開
    位置の手前付近から移動に対する抵抗力を作用させ、開
    位置に達したときに前記抵抗力を解除すると同時に、前
    記原稿押え装置が閉位置方向に回転しようした時にその
    回転を阻止する抵抗力付与手段が設けられていることを
    特徴とする原稿押え装置。
  2. 【請求項2】前記ヒンジ機構は、前記原稿押え装置を原
    稿載置面から一定範囲の任意の高さに平行に支持するこ
    とが可能である請求項1に記載の原稿押え装置。
  3. 【請求項3】前記ヒンジ機構は画像形成装置本体に設け
    られる第1支持部と、原稿押え装置に設けられる第2支
    持部と、一端側が前記第1支持部に回動可能に係合され
    他端側が前記第2支持部に回動可能に係合される連結部
    材とからなり、前記連結部材と前記第2支持部とには、
    互いに干渉する干渉部位が形成されており、連結部材と
    第2支持部の少なくとも一方の干渉部位は干渉した際に
    弾性的に変形することで原稿押え装置の回転を阻止する
    抵抗力を付与すること特徴とする請求項1,2に記載の
    原稿押え装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013068766A (ja) * 2011-09-22 2013-04-18 Shimonishi Giken Kogyo Kk Oa機器における原稿圧着板の開閉装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013068766A (ja) * 2011-09-22 2013-04-18 Shimonishi Giken Kogyo Kk Oa機器における原稿圧着板の開閉装置

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