JP2003107415A - ソフトコンタクトレンズを水和させるための自動化装置 - Google Patents

ソフトコンタクトレンズを水和させるための自動化装置

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JP2003107415A JP2001302285A JP2001302285A JP2003107415A JP 2003107415 A JP2003107415 A JP 2003107415A JP 2001302285 A JP2001302285 A JP 2001302285A JP 2001302285 A JP2001302285 A JP 2001302285A JP 2003107415 A JP2003107415 A JP 2003107415A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明は、コンタクトレンズの自動水和装置
に係り、レンズ水和処理において高い製造効率を可能に
し、水和後のレンズには直接接触することのない自動水
和処理装置を提供することを目的とする。 【効果】 本発明の方法および装置によれば、所定の位
置・所定の容器に入れたのちは、含水して柔軟になった
レンズに対して機械的に接触することなくかつ連続的に
水和処理することができるので、作業時間が大幅に短縮
されて、レンズ製造ラインの自動化が有利にはかられる
事となる。しかも、水和されるレンズに対しては直接の
外力が作用していないので、物性、光学特性などに対す
る影響もなく良品率の高いレンズの製造が実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソフトコンタクト
レンズの水和処理に用いられる装置に関し、より詳細に
はレンズ素材内に残存する抽出可能物質を効率良くかつ
短時間に除去し、水和するための自動化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ソフトコンタクトレンズは、各
種の方法により、所定のレンズ形状に作製された後、未
反応モノマー等の不純物の除去等を目的とした水和処理
乃至洗浄処理とが施されて、製品化されており、例えば
特開平9−290465号公報や特開平10−1093
17号公報には、そのようなレンズを水和するための自
動化装置が提案されている。
【0003】すなわち、前記公報には、複数のコンタク
トレンズモールドをキャリアから取り除き、モールドを
モールドキャリアと複数のレンズ搬送手段と共に組み立
てて第一の水和キャリアを形成するための第一のロボッ
トアセンブリーと、第一の水和キャリアを水和槽に浸漬
し、レンズを水和させ、モールドからレンズをはずして
レンズ搬送手段へ搬送し、更に所定時間後に第一の水和
キャリアを水和槽から取り出すための第二ロボットアセ
ンブリーと、レンズ搬送手段からモールドを除去してレ
ンズ搬送手段とレンズを次の処理ステーションへ移送す
るための第三のロボットアセンブリーからなるコンタク
トレンズを水和させるための自動化装置が開示される。
【0004】このような装置にあっては、モールドとレ
ンズが接着したまま水和処理されることが前提となって
いる。前記処理装置で処理されるレンズは、通常ウェッ
トモールド法といわれる重合性モノマー混合物に重合に
関与しない溶媒を(モノマーの重合収縮による体積の減
少で、モールド間に形成される空間通りのレンズが得ら
れなくなることを防止するため)添加して、凸面モール
ドと凹面モールドを組み合わせて形成されるレンズ形状
の空間内で、前記モノマー混合物を重合して得られる。
得られる重合体は、溶媒を含んで柔軟な状態であり、モ
ールドを開いて一方のモールドを除くことは出来るが、
他方のモールドとレンズは密着した状態で、これを無理
に剥がそうとするとレンズの破損の原因となるため、一
方のモールドとレンズが付着したまま水和膨潤させざる
をえない。レンズは水の存在下で膨潤をはじめるのでモ
ールドから自然にはがすことができる。しかし、レンズ
が離れたのちのモールドは水和処理工程には必要のない
ものであり、処理工程から除く場合には余分な装置、手
段が必要になる。また、水和後のレンズは各々流通ケー
スに収納されて、密封され滅菌後に出荷されることとな
るが、このときレンズは水を含んで柔軟な状態であるた
めに、水和処理工程から流通ケースへレンズを移す場合
に、機械的に取り扱うに際しては充分に注意が必要であ
り、操作部に特別な工夫を施さなければ、この過程でレ
ンズが破損する場合もありうる。また、水和される過程
でモールドから離れたレンズを、捕捉しなければならな
いため、レンズの位置が定まらず適格に保持できないこ
ともある。以上のような理由により、水和して柔軟にな
った状態のレンズを レンズだけ取り出してある位置か
ら、他の位置に機械的に動かす操作は、出来るだけ無く
すことが望ましい。
【0005】また、ウェットモールド法により製造され
たレンズ以外のレンズについても前記従来技術に開示さ
れた装置で処理できるとしているが、水和処理される前
に硬い状態であるレンズについては、その状態でレンズ
を保持搬送して、所定の位置・所定の容器に入れたのち
は、含水して柔軟になったレンズに対してできるだけ機
械的に接触しないようにすることが望ましい。またこれ
までに前記の従来技術以外には水和処理を自動で行う好
適な装置を具体的に開示されていなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の如き
事情を背景として為されたもので、レンズ水和処理にお
いて高い製造効率を可能にし、水和後のレンズには直接
接触することのない自動水和処理装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は以下の構成からなることを特徴とする。すな
わち、(a)各々が内部にコンタクトレンズを有するコ
ンタクトレンズキャリアであって、各キャリアに導水管
および排水管を接続し密閉系の水和キャリアを形成する
ための水和ユニットと、(b)前記導水管を通じて水和
キャリア内に所定の流速で通水し、該キャリア内よりあ
ふれる処理水を排水管を通じて排水する通水量調節ユニ
ットと、(c)通水終了後前記導水管および排水管を取
り外した状態で、所定時間/所定の間隔でコンタクトレ
ンズキャリアを移動させる移動ユニットとを有する事を
特徴とするソフトコンタクトレンズを水和させるための
自動化装置である。ここで、本発明で言うキャリアとは
適当な体積を持つ空間内にレンズおよびそれを浸す充分
な水系溶液を、密閉系または一部開放口を有した状態で
閉じこめたものであって、移動可能なものを言う。
【0008】本発明のコンタクトレンズキャリアは、水
和処理に使用されるだけでなく、処理後に開口部を封止
して流通ケースとしても用いられるものが望ましい。そ
のため、当該キャリアは収容するコンタクトレンズの曲
率より大きい曲率のくぼみを有し、長期に保存してもレ
ンズの変形等をきたすことの無いよう配慮されている。
コンタクトレンズは製造されたのち、吸水する前の状態
でキャリア内に搬送される。レンズは吸水する前には十
分に硬質であり簡単な吸引装置を使用すれば、容易に保
持固定可能で、吸引部分に柔軟な例えばシリコンゴム製
のスポイド方式のものを用いることで、傷、破損などの
発生を防止できる。本発明のレンズキャリアは、水和処
理後の封止、流通ケースとしての扱い易さ、製造効率等
を考慮して、通常射出成形または圧縮成形により形成さ
れ、使用する樹脂は、安価で取り扱いやすいように、例
えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンビニルア
セテート、プロピレンコポリマー、ポリスチレン、ナイ
ロン等から適宜選択される熱可塑性プラスチック材料か
ら構成される。
【0009】くぼみにレンズを収容したのち、本発明の
レンズキャリアは当該くぼみの開口部を1以上の孔を有
する蓋によって覆蓋される。該蓋は、レンズがくぼみか
ら逸損することのないようにするためと、後述する導水
管および排水管の接続が容易になるようにして、水和キ
ャリアを構成したときに、通水する水が外部に溢れない
ようにする効果がある。さらに、蓋にはキャリア内に外
部からゴミ、ほこり等の異物の浸入を防止する効果もあ
る。また、くぼみと蓋で水和キャリアの容積を一定にす
るので、水和に際して各レンズが接触する液量が統一し
て調整でき、各レンズごとの水和処理効果を均一にする
ことができる。蓋材は前記キャリアで使用される樹脂と
同様の材料から適当に選択したもので良い。
【0010】水和キャリアは前記のように導水管および
排水管が、レンズキャリアに接続されて構成される。本
発明の通水量調節ユニットと接続している導水管から水
和キャリア内に水を注入してレンズを水和させ、キャリ
ア内を満たした後、溢れた水は排水管を通って排出され
る。適当な流速で適当な量の水を通水した後、一旦導水
管および排水管が当該レンズキャリアより離れ、離間し
たこれらの導水管・排水管は別の新しいレンズキャリア
に接続されてそこでまた水和キャリアを形成する。水和
キャリアの状態から、レンズキャリアの状態に戻ったの
ち、レンズキャリア内にはくぼみと蓋からなる空間内に
充分の水とレンズが膨潤して存在する。レンズ素材内に
存する未反応モノマーや未架橋ポリマー等の溶出物は、
材料内から溶出する場合に時間がかかるし、単純に水和
キャリア内に水を流し続けても消費する水量の割に抽出
される溶出物は多くないため非常に効率が悪い。従っ
て、適当な量の水を通水させたのちには適当な時間滞水
させて、レンズ素材内の抽出可能物質を溶出させること
が効果的である。また、密閉系内での導水および排水処
理のために適当な流速で通水することができるので、水
和キャリア内の水を強制的に置換することができ、本装
置を用いることにより、使用する液量と抽出に必要な時
間を大幅に減少させることができる。
【0011】水和キャリアからレンズキャリアに戻った
段階でくぼみ内には水とレンズが存在しており、時間の
経過とともに溶出物の抽出スピードが低下する。これは
レンズ素材内と、水中との溶出物の濃度差が少なくなる
ことにより当然に生じ、そのまま放置したのでは一定量
以上の溶出は望めない。そこで、所定時間の経過の後、
さらにレンズキャリアに導水管および排水管を接続して
水和キャリアを形成し、再びキャリア内の水を新鮮な水
に置換し、前記したように導水管等を除いて放置すると
いう処理を繰り返す。この繰り返しの回数ならびに放置
時間、通水量等は抽出するレンズ素材からの溶出物の量
や、キャリアの空間体積、処理時の環境温度や、抽出水
の液温などの諸条件により決定される。
【0012】本発明の装置にあっては、レンズキャリア
の状態で放置する間に所定の間隔を移動させる移動ユニ
ットを備える。レンズキャリアを単純に放置するだけで
あれば、同一の位置にとどまって移動させる必要はな
い。しかし、本発明装置は、連続してレンズを処理する
製造ラインに導入することを目的とし、次々に生産され
てくるレンズを一定の位置に留めおいて、動かさないと
なると処理待ちのレンズが滞ってしまうことになる。従
って、キャリア内の水を交換する回数分だけの水和キャ
リア形成用の水和ユニットを本発明装置内に有するのが
好ましく、当該水和ユニット間をレンズキャリアが移動
するために移動ユニットを有する。そして移動する間に
レンズ内から溶出させるための放置時間を経過させ、次
の水和ユニット形成位置に到達した時にはキャリア内の
水を新鮮な水と交換される。
【0013】本発明装置の別の実施態様として、上記水
和処理をクリーンエリア内で実施できるようにレンズキ
ャリアを移動させる移動ユニットを含め、水和ユニット
が一つの閉鎖的空間内で実施できるように形成される。
通水量調節ユニットは、導水管を通じて通水する際の流
速・流量を調節するためのものであるから、上記クリー
ンエリア内に含めなければならないことはない。また、
水和処理をクリーンエリア内で実施しなくても、レンズ
キャリアのくぼみを封止したのちの滅菌工程により、レ
ンズは無菌的に出荷される。従って、必ずしも本発明装
置にクリーンエリアを形成するような構造が必要だとは
言えないが、レンズ包装容器内に進入するのは微生物だ
けとは限らず、塵や埃などの異物の混入を防止してより
清潔な状態を保つことが望ましい。
【0014】本発明の目的は、主として液体灌流装置
(通水量調節ユニット)を通して、コンタクトレンズの
水和を自動処理する装置であって、上記したように処理
に使用するレンズキャリアをそのまま流通用のケースと
して使用する場合には、水和したレンズには直接接触す
ることがないのでレンズを損傷したり、レンズを逸損し
たりすることがないものである。また、本発明装置の前
後に、レンズ加工用装置からレンズを搬送して、前記レ
ンズキャリア内に搬送する搬送手段、および水和処理さ
れたレンズを保存液とともに本発明装置より取り出し
て、当該水和工程から次工程へ搬送する搬送手段、とを
備えれば、このような構成は、加工工程を経たレンズを
本発明の水和装置へ導入し、水和後のレンズをさらに後
続する工程に連続させる製造ラインの自動化が有利に図
れることとなる。
【0015】
【実施例】以上の内容を添付図面を参考にしつつ本発明
による好適な実施例を以下に具体的に説明する。
【0016】図1に、本発明の水和処理装置を側面より
見た状態を模式的に示した。図1に示したようにレンズ
加工工程を経て得られたレンズ1は、搬送手段5により
保持されて、レンズキャリア2のくぼみ6へ投入される
(投入部については拡大図で示したように、レンズ1を
吸引等の手段により保持した状態で、くぼみ上部に搬送
し、吸引を解除し必要であれば気体を噴射することでキ
ャリアのくぼみ内に確実に投入する)。レンズを投入さ
れたレンズキャリアには、1つ以上の孔を有する蓋22
が覆蓋されて、水和装置10へと搬送される(当該蓋
は、後述するように必ずしも必要ではない)。
【0017】レンズキャリア2は水和処理後はレンズ流
通ケースとしても使用され、そのくぼみ6はレンズを長
期に渡り保存してもレンズの変形などが起きないよう
に、収納されるレンズの曲率よりも大きな曲率の凹面状
で、また収納されるレンズの直径よりも大きい径の開口
部を有する。くぼみにレンズを収納したのちは、水和キ
ャリア形成時の密閉系を形成し易くするために、1以上
の貫通孔を有する蓋により覆蓋される。もちろん、当該
蓋をレンズキャリアのくぼみに接続するのではなく、導
水管および排水管側に固定して、水和キャリア形成時に
くぼみを密閉するようにさせておいても良い。ただ、水
和キャリア形成時は密閉系なので、この蓋がレンズキャ
リアになくても水がこぼれることはないが、導水管等を
取り除いてレンズキャリアになった時に、蓋が導水管等
と一緒に取り除かれると、くぼみが大きく開口した状態
となるために、移動ユニット15での移動途中のちょっ
とした衝撃などにより、容易に液がくぼみからこぼれる
ことが考えられるので、蓋をレンズキャリア側に固定す
る構成の方が好ましい。これらレンズキャリアおよび蓋
は通常の射出成形により製造され、ポリプロピレン、ポ
リスチレンなどの熱可塑性プラスチックから構成され
る。
【0018】通水量調節ユニット11と接続した導水管
・排水管の管路12を支持する手段13によって、所定
の位置にあるレンズキャリアに対してこれらの管が接続
され、密閉系の水和キャリア14を形成する。この水和
ユニットは、図1には3カ所で水和キャリアを形成する
ことが示されている。この水和キャリアの数は液を交換
する回数に応じて増減されうることは前述のとおりであ
る。通水量調節ユニットの構造は、例えばチューブポン
プ式と呼ばれる軟質のチューブを回転するローラの周り
に配して当該ローラの回転により送液するタイプや、ダ
イヤフラムポンプ、マグネットポンプなど一般に使用さ
れる送液ポンプが採用される。通水する水も特別な物質
を含まないものなので、特殊な配管や、耐食性のチュー
ブなどを選択する必要はない。通水量調節ユニット11
は所定の水和溶液(通常は脱イオン水)を導水管を通じ
て適当な流速で通水するものであり、定流量ポンプのよ
うなものと解すればよい。導水管は当該ユニットに接続
されており、密閉系の水和キャリアを構成した場合に限
り水和水の供給源より水が注入される。水和ユニットは
図1において3カ所形成されるので、各水和ユニット毎
にないしは全ユニットを一括して通水の制御がなされ
る。通水速度や総通水量は、水和処理されるレンズに応
じて決定される。水和処理に用いる溶液は通常脱イオン
水であるが、抽出効率を上げるために適当量の水混和性
有機溶媒や界面活性剤などを添加して用いても良い。
【0019】レンズキャリアは図に示す移動ユニット1
5により前進する。例えば、本発明の移動ユニット15
は図2に模式的に示す(側面よりみた図)ような動きを
するものである。まず、(a)から(b)において、レ
ンズキャリアを一移動量分だけ移動させる。(b)から
(c)において移動ユニット15がエンドレスコンベア
4から離れ(c)から(d)において移動ユニット15
が始めにあった位置に戻る。(d)から(e)において
エンドレスコンベア4に接触して(a)から(b)の様
に一移動分だけ移動する。あとはこの動作を繰り返すこ
とによって、レンズキャリアが漸進することになる。移
動ユニットは、このように間結的に一定量進む直線的に
駆動されるエンドレスコンベア4を備える。このコンベ
アには各レンズキャリアを支持・整列させるような支持
パレット3がコンベア4に沿って等間隔に離隔されて設
置されている。各レンズキャリアを載せた各支持パレッ
トは、上記エンドレスコンベア4に沿って移動ユニット
15により一定量進められ、パレットの次の組を前進さ
せる。図2に示す矢印は移動ユニットの動きを示すもの
であり、このように、一定量進めては停止する動作は、
水和キャリア形成時の通水量調節ユニット11により通
水する時間と対応している。水和キャリアは後述するノ
ズルの降下によって形成されるが、このノズルを支持す
る手段は(ノズルの上下動は可能に)一定の位置に固定
されているので、当該ノズル下の正確な位置にレンズキ
ャリアを停止させる必要がある。本発明装置の移動ユニ
ットが備えるエンドレスコンベアは、支持パレットを等
間隔に離隔して設置するので、レンズキャリアの整列・
停止位置の制御が正確に実施可能である。
【0020】支持パレット3はレンズキャリア2を載置
してコンベアベルト4上における位置関係を固定するた
めにあり、レンズキャリアの位置を適正に定めること
で、水和ユニットによる水和キャリアを密閉系に形成で
きる。この支持パレット3は、レンズキャリアのくぼみ
裏側に形成される凸面部を収納するようなカップ形状を
有し、レンズキャリアを適正に整列するようにレンズキ
ャリアの裏側の凹凸形状に沿うような構造を有するもの
が好ましい。レンズキャリアを載せたときに、ぐらつい
たり、位置がずれてコンベア上に載置されると、後の水
和キャリア形成時に密閉系がくずれて液漏れや、ノズル
を蓋の貫通孔に通すことができなくなるなどの問題が生
じるので、支持パレット3にはレンズキャリア2ができ
る限りぴったり収納されるような形状にする。
【0021】移動ユニットはエンドレスコンベアを水和
処理装置内で稼働させるために用いられるが、エンドレ
スコンベア4は本発明装置外へ延長して形成され、レン
ズキャリアが成形された後に、または、成形後レンズを
収納した後、ロボット式の把持アームを有する装置等に
よってコンベア上の支持パレット3に載置されるような
構成であってもよい。図1には、ロボット式アームは示
されていないが、エンドレスコンベアは水和処理装置外
へ延びた状態が示されている。いずれにしても、レンズ
キャリアは、射出成形等によって成形された後何らかの
搬送手段によって水和処理装置へ移送する必要があり、
直接本装置の移動ユニットへ載置するように構成すれ
ば、何度もレンズキャリアを持ち上げ、移動させる工程
が省けるし、それに伴う搬送ロボット設備も少なくて済
むという利点がある。
【0022】図3には、水和ユニットにおいてレンズキ
ャリアに導水管・排水管を接続して水和キャリアを構成
した断面図を示す。この図面において両管は、くぼみ内
に挿入される一つのノズルに連結して構成されている。
レンズキャリア2は、くぼみ20を有する流通ケース兼
用本体21と、くぼみの開口部を覆蓋する一以上の貫通
孔を有する蓋22からなる。レンズ1を収納したのち蓋
22で覆蓋し、その貫通孔に導水管および排水管を含む
管路12に連結されたノズル23が接続され、これらに
より密閉系の水和キャリア14が構成される。ノズル2
3にはキャリア内に通水する注入口24(導水管の口)
と、キャリア内に充填された水を排水する排水口25
(排水管の口)を一体的に有する。この一体的構造によ
り、それぞれ(導水管/排水管)が単独でレンズキャリ
アに接続するよりも、水和キャリアの密閉系を構成しや
すくなっている。この水和キャリアは、導水管を通じて
キャリア内に通水する時間の間密閉状態に保たれ、その
のち、ノズルを除去して放置される。密閉状態の保持
は、ノズルを支える支持手段13が下方に降下し、ノズ
ル23の中間部に形成されるノズルの挿入位置制御のた
めの環状部材26が蓋に作用して、蓋22を押さえる力
と蓋材の材質からの反発力との均衡による。移動ユニッ
トにより搬送されるレンズキャリア2が、支持手段13
の直下にきたとき、支持手段13が降下してノズル23
を蓋22の貫通孔に通して後、支持手段13は環状部材
26を通じて検出される応力または既定の降下移動後に
その降下を停止する。水和キャリアの密閉系は完全な密
閉状態を形成するわけではないが、水和キャリア内の水
が外部に漏れるようなことはない。例えば、環状部材2
6に弾性体を使用することで、蓋22との接触部分をよ
り液密にしたり、蓋22そのものをノズルに接着して構
成し、レンズキャリアのくぼみ開口部をこのノズル付き
蓋で覆うことで密閉性を向上させるなど種々の変更がで
きることは前記した通りである。通水終了後ノズルが除
去されレンズキャリアの状態で一定時間放置されたあ
と、再びノズルを接続して密閉系(水和キャリア)を再
構築しキャリア内の水を新鮮な水と置換する。前記放置
時間はレンズ内部に存在する未反応モノマー等を外液に
溶出させるための時間であって、この時にはノズルを通
じて水の注入は行わないので、当該ノズルを別のレンズ
キャリアに接続して、ノズル設備の効率的な運用と、効
果的な水和処理による使用液量の低減をはかることがで
きる。
【0023】通水量調節ユニットおよび水和ユニットで
通水処理されたのち、レンズキャリアは移動ユニットに
より順次移動する。図4は、水和装置を上から見た状態
を模式的に示した物である。レンズキャリア2は図に示
すように、横一列に並んで装置内を移動する。この配置
は特に限定されるものではないが、水和キャリア形成時
における導水管・排水管の接続の際に直線上に並んでい
た方が接続しやすく、また導水管・排水管の支持手段1
3により各レンズキャリア2との密閉系を形成し易い。
さらに横一線の配列を一つの移動単位として移動ユニッ
トにより移動させやすいという利点もある。また、レン
ズの種類により溶出時間・処理工程が異なることは前記
の通りであるが、例えば支持手段13の位置を変更すれ
ば、放置時間の長短が容易に調節できる他、水和ユニッ
ト数を追加、省略することにより、種々の水和処理に対
応した設計変更が容易に行うことができる。レンズキャ
リアは前記した移動ユニットにより、断続的に移動さ
れ、支持手段13の下に到達すると支持手段13が下降
して水和キャリアを形成して、キャリア内に水が充填さ
れ、オーバーフローする水とともに溶出物が系外へ排出
される。充填が終わると、支持手段が上昇し、移動ユニ
ットにより一コマ分レンズキャリアが移動したのち、同
様の処理が繰り返される。なお、各レンズキャリアの位
置を正確に固定し、移動ユニットにより移動停止する場
合に、その位置を正確に特定するためにも、移動させる
複数のレンズキャリアをコンベアと接続された支持パレ
ット上に載置するように構成されている。この繰り返し
操作中には、浸漬時間と液交換が効率よく配分されてお
りかつ、処理全体が一連の流れをもって実施されるの
で、レンズの水和処理が自動製造ラインに組み込むこと
ができ、一層の量産効率アップと、製造原価の削減がは
かられることとなる。
【0024】水和ユニットにおける水和キャリアの形成
数については特に限定はなく、図4に示すように、支持
手段13に接続される導水管・排水管の数を一つの単位
として形成され、装置の大きさと、レンズ製造工程の生
産量に合わせて適宜設定される。支持手段13は導水管
・排水管と接続されるノズルの上昇・下降を制御するも
ので、図面上レンズキャリアの横一列の個数分のノズル
を有するが、例えば2列分以上のノズルを有して一回の
処理で複数列同時に液の充填排出を行うようにしても良
い。さらに、水和処理により溶出する未反応物は、工程
の始めの方に多く、工程の後半に行くに従って少なくな
る傾向にあるために、支持手段の配置間隔を前半は短
く、後半は長めに設置することも有効である。
【0025】上記各ユニットを有する装置により、レン
ズの水和処理が施されるが、この工程を図1に示すよう
にクリーンエリアにするようにカバー手段30により準
閉鎖系で処理することが望ましい。レンズは、出荷され
る前にオートクレーブにより滅菌され無菌的に流通す
る。しかし、レンズ容器内には微生物以外にも塵や埃な
どの混入が考えられ、これらについては滅菌工程では除
去できないものであるために、一旦流通ケース内へ侵入
するとそこに留まり、ケースからレンズを取り出して眼
に装用する際に異物感としてクレームになることがあ
る。本発明の装置にあっては、水和処理するレンズキャ
リアが、そのまま流通ケースとして密封されるために、
処理工程全体をクリーンエリアにすることにより、ケー
ス内への異物の侵入を阻止することが有効である。
【0026】水和処理の終了したレンズキャリアは本発
明装置より適当な搬送手段(例えばコンベアシステムな
ど)により搬出され、次工程において、くぼみ開口部を
ポリプロピレンや他の適当なプラスチックフィルムとア
ルミニウム箔のラミネートで構成された単一の柔軟なカ
バーシートで覆い、このカバーシートはくぼみの周囲に
ヒートシールされて、くぼみに保持された各々のレンズ
のための密封した環境を提供する。さらに、蒸気滅菌処
理工程等を経て適当数ごとに箱詰めされ出荷される。
【0027】以上、本発明にかかる水和装置について詳
述してきたが、これはあくまでも例示にすぎないのであ
って、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変
更、改良を行いうることは理解されるべきである。例え
ば、図3において示されるような一体的ノズルではな
く、導水管と排水管をそれぞれ別のノズルとして水和キ
ャリアを形成するとか、図4において示されるように移
動するライン上に支持手段13を配するのではなく、移
動ラインから離れた位置に支持手段13を配して、水和
キャリアを形成するときにはレンズキャリアの一列が移
動ラインから一旦横方向にずらされて形成するように
し、最も水和処理液の漏れやすい処理と移動ラインとの
分離をはかって、錆の発生を抑えるようにする。また
は、カバー手段30で水和処理工程を覆うだけでなく、
エアーフィルターを通した無菌の空気をカバー手段で覆
う環境内へ放出して、装置内を積極的に無菌状態にする
ように構成してもよい。このような実施態様が、本発明
の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもな
い。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の装置によ
れば、所定の位置・所定の容器に入れたのちは、含水し
て柔軟になったレンズに対して機械的に接触することな
くかつ連続的に水和処理することができるので、作業時
間が大幅に短縮されて、レンズ製造ラインの自動化が有
利にはかられる事となる。しかも、水和されるレンズに
対しては直接の外力が作用していないので、物性、光学
特性などに対する影響もなく良品率の高いレンズの製造
が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例として水和装置を側面から見
て模式的に示した図である。
【図2】本発明の移動ユニットの動きの一例を示す概要
図である。
【図3】本発明の水和ユニットの詳細を示す断面図であ
る。
【図4】本発明の一実施例として水和装置を上から見た
模式図である。
【符号の説明】
1 眼用レンズ 2 レンズキャリア 3 支持パレット 4 コンベア 10 水和装置 11 通水量調節ユニット 12 導水管・排水管 13 ノズル支持手段 14 水和キャリア 15 移動ユニット 20 くぼみ 21 本体 22 蓋 23 ノズル 24 導水管注入口 25 排水口 26 環状部材 30 カバー手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)各々が内部にコンタクトレンズを
    有するコンタクトレンズキャリアであって、各キャリア
    に導水管および排水管を接続し密閉系の水和キャリアを
    形成するための水和ユニットと、(b)前記導水管を通
    じて水和キャリア内に所定の流速で通水し、該キャリア
    内よりあふれる処理水を排水管を通じて排水する通水量
    調節ユニットと、(c)通水終了後前記導水管および排
    水管を取り外した状態で、所定時間/所定の間隔でコン
    タクトレンズキャリアを移動させる移動ユニットとを有
    する事を特徴とするソフトコンタクトレンズを水和させ
    るための自動化装置。
  2. 【請求項2】 (a)コンタクトレンズの曲率より大き
    い曲率を有するくぼみに、レンズを収容し当該くぼみの
    開口部を1以上の孔を有する蓋で覆ってなるコンタクト
    レンズキャリアの、前記孔に導水管および排水管を接続
    して密閉系の水和キャリアを形成する水和ユニットと、
    (b)前記導水管を通じて水和キャリア内に所定の流速
    で通水し、該キャリア内よりあふれる処理水を排水管を
    通じて排水する通水量調節ユニットと、(c)通水終了
    後前記導水管および排水管を取り外した状態で、所定時
    間/所定の間隔でコンタクトレンズキャリアを移動させ
    る移動ユニットと、(d)前記水和、移動処理が無菌的
    に行われるように処理区域をクリーンエリアとするユニ
    ットとを有することを特徴とするソフトコンタクトレン
    ズを水和させるための自動化装置。
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