JP2003107121A - 分電盤の分岐回路接続チェック装置 - Google Patents
分電盤の分岐回路接続チェック装置Info
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Abstract
チェック装置を提供する。 【解決手段】 建築物に設置されて配線工事された複数
の分岐ブレーカを備えた分電盤と,コンセントや照明器
具などの配線端末との接続に関し,前記分岐ブレーカ毎
に通電電流を測定する手段と該分岐ブレーカ毎の通電電
流を子機に対して送信する手段を備えた親機と,親機か
らの送信信号を受信する手段と分岐ブレーカ毎の通電電
流を表示する手段を備えた子機と,分岐ブレーカ毎の配
線端末に接続する負荷装置から成り,負荷装置を接続し
た際の子機の各分岐ブレーカの通電電流の表示の変化か
ら配線端末が接続されている分岐ブレーカを特定するよ
うにした。また,前記分電盤には,幹線の零相電流測定
手段と,該零相電流を子機に対して送信する手段を備え
た親機と,親機からの送信信号を受信する手段と該零相
電流を表示する手段を備えた子機と,配線端末のうち,
電圧極とアース極の間に接続する抵抗手段からなり,測
定した零相電流を子機で読み取ることにより,配線端末
のアース極の大地への接続状態を確認するようにした。
Description
回路の接続チェック装置に係わる。
どにおいて,分電盤の負荷側の配線接続チェックは,分
電盤側と接続配線端末側に人を分けて配し,分岐ブレー
カー1回路毎に声を掛け合いながら各々の配線が配線設
計で指定された分岐ブレーカーに接続されているかを,
実際に電気を通電しながらチェックしていた。
建物が集合住宅などで,分電盤の設置数量がたくさんあ
る場合には,それぞれの分電盤全てについて分岐ブレー
カの配線接続をチェックしていくのは,非常に多くの時
間と人手がかかる作業となっていた。また,近年はコン
セントなどは接地極付きのものが増える傾向にあり,コ
ンセントへの配線極性や接地線の接続チェックも必要に
なるなど,複雑化する傾向にある。本発明は,上記問題
点を解決するために,分電盤に接続される配線につい
て,分岐ブレーカと配線端末間の接続チェックや,コン
セントの接続極性と接地の接続チェックが一人で行え,
集合住宅などでも検査に要する人手を削減できるような
分電盤の分岐回路の接続チェック装置を提供することを
目的とするものである。
置されて配線工事された複数の分岐ブレーカを備えた分
電盤と,コンセントや照明器具などの配線端末との接続
に関し,前記分岐ブレーカ毎に通電電流を測定する手段
と該分岐ブレーカ毎の通電電流を子機に対して送信する
手段を備えた親機と,親機からの送信信号を受信する手
段と分岐ブレーカ毎の通電電流を表示する手段を備えた
子機と,分岐ブレーカ毎の配線端末に接続する負荷装置
から成り,負荷装置を接続した際の子機の各分岐ブレー
カ毎の通電電流の表示の変化から配線端末が接続されて
いる分岐ブレーカを特定することを特徴とする分電盤の
分岐回路接続チェック装置を提供するものである。
電流測定手段と,該零相電流を子機に対して送信する手
段を備えた親機と,親機からの送信信号を受信する手段
と該零相電流を表示する手段を備えた子機と,配線端末
のうち,電圧極とアース極の間に接続する抵抗手段から
なり,測定した零相電流を子機で読み取ることにより,
配線端末のアース極の大地への接続状態を確認すること
を特徴とする分電盤の分岐回路接続チェック装置を提供
するものである。
2の構成要件を合わせ持つことを特徴とする分電盤の分
岐回路接続チェック装置を提供するものである。
2の構成要件と,配線端末の各極ごとに対地電圧の有無
を判定する検電器を合わせ持つことを特徴とする分電盤
の分岐回路接続チェック装置を提供するものである。
抗値は,零相電流値が主幹ブレーカの漏電遮断器の動作
感度電流値未満となるような値であることを特徴とする
請求項2または請求項3または請求項4に記載の分電盤
の分岐回路接続チェック装置を提供するものである。
毎の通電電流測定手段は往復電流を測定するものである
ことを特徴とする請求項1または請求項3または請求項
4に記載の分電盤の分岐回路接続チェック装置を提供す
るものである。
て,図面を用いて詳細に説明する。
示す。図1において1は分電盤で,5は主幹ブレーカ,
6〜9は複数の分岐ブレーカ,2〜4はL1,N,L2
極の幹線の導体,10はアース端子である。23〜31
は分電盤1から引き出された各分岐ブレーカに接続され
る分岐配線で,34〜39は各配線の端末で,34と3
5は照明,32と33は照明ON/OFF用の手元スイ
ッチ,36と37はコンセントで,そのうち37は接地
極付きのものである。
相電流を測定するための零相変流器,12〜15はそれ
ぞれ分岐ブレーカ6〜9の通電電流を個別に測定するた
めの変流器で,親機22に接続される。16は零相変流
器11が接続される零相電流検出回路,17〜20は変
流器6〜9が接続される電流検出回路である。なお,本
例では,分岐ブレーカが4つの場合を例示しているが,
先の6〜9の変流器と17〜20の電流検出回路は,分
岐ブレーカの数分用意されるものであり,分岐ブレーカ
の数やそれぞれの配線端末は図1に限定されるものでは
ない。21は,零相電流と各分岐ブレーカの通電電流を
子機56に対して送信する送信回路であり,零相電流と
各分岐ブレーカの通電電流の電流値を個別にデータとし
て送信する。22が親機である。
続する負荷装置で,ターミナル43,44を有する。よ
り具体的には,抵抗器でもよいしヘヤドライヤーのよう
な電気製品でもよい。46,47は同じくコンセントな
どに接続するターミナル,48はコンセントなどの接地
極に接続するターミナルである。51は電圧計でターミ
ナル46,47間の電圧を測定するが,なくてもよい。
54と55は検電器で,ターミナル46と47の大地に
対する電圧の有無をチェックする。図では検電器は2つ
用いるようになっているが,ひとつの検電器でターミナ
ル46,47を切り替えるようにしてもよい。53はタ
ーミナル46と48間にスイッチ51を介して接続され
る抵抗器である。56は子機である。
データを受信する受信回路,50は表示器で,先の零相
電流や各分岐ブレーカ毎の通電電流を表示するもので,
値として表示してもよいし,閾値を設けてランプ表示と
してもよい。なお,送受信の通信媒体については,電波
などの無線方式としてもよいし,有限の電線でもよい
し,電灯線搬送などを用いてもよい。
側の配線チェック方法について述べる。まず,分電盤の
幹線導体と各分岐ブレーカの負荷側配線に図1の変流器
11〜15をクランプさせて主幹,分岐の各ブレーカは
全てONにしておく。次に子機56,負荷装置45を持
って,照明やコンセントなどの設置場所に移動する。3
4の照明がどの分岐ブレーカに接続されているかを調査
するには,表示器50を見ながら手元スイッチ32を入
切させる。すると親機側では,12の変流器が電流の変
化を検知し,親機22から子機55に対して12の変流
器電流値が送信され,測定者は表示器50の12の変流
器を取付けた分岐ブレーカの電流表示の変化から照明3
4は変流器12を取付けた分岐ブレーカすなわち6に接
続されていることが判明する。35の照明についても同
様である。図3に表示器の表示の一例を示す。先の34
の照明を入切した場合では,入切操作に合わせて分岐ブ
レーカ6の電流表示値が変化するので,照明34は分岐
ブレーカ6に接続されていると判断できる。図3は一例
であって,先に述べたように電流値を表示しなくても閾
値を設けてある幅で電流値が変化したとき,その分岐ブ
レーカに対応するランプが点滅するようにしてもよい。
て説明する。45の負荷装置のターミナル43,44を
コンセント36のターミナル37,38に接続する。負
荷機器45には電流が流れるから,先の照明の場合と同
様に表示器の電流表示の変化からコンセント36は分岐
ブレーカ8に接続されていることが判明する。なお,4
3と44のターミナルは46と47のターミナルと共用
してスイッチで負荷装置の電源を入切するようにしても
よい。仮に各分岐ブレーカの負荷に先の照明や負荷装置
以外の機器(例えば冷蔵庫など)が接続され使用中であ
っても,分岐ブレーカの特定は容易に行える。すなわ
ち,表示器50の表示は照明34や負荷装置45の入切
に連動するが,その他の機器の通電電流は入切操作に連
動しないからである。入切操作と合わせて電流が変化す
る分岐ブレーカがその配線端末が接続されている分岐ブ
レーカである。
うかをチェックするには,ターミナル46,47がコン
セントのターミナル37,38に接続された状態で検電
器54,55の表示を確認する。46が37に47が3
8に接続された状態では,54の検電器が電圧があるこ
とを表示し,55の検電器は表示しないから極性接続は
正しいと判別できる。もし逆の場合は37のターミナル
がN極に38のターミナルがL極につながっており,ま
た両方の検電器が点灯していれば,37と38の両方の
ターミナルがL極に接続されていることになって接続間
違いであると判別できる。
ントの場合の接地極のターミナル42が確実にアースに
つながっているかどうかのチェック方法について説明す
る。46を40,47を41,48を42のターミナル
に接続し,スイッチ52を入れる。もし配線に間違いが
なければ,L2極から大地に向けて抵抗52の値によっ
て定まる電流が流れるから,零相変流器11がその電流
を検出し,表示器50がその電流を表示するから,その
表示から,確実にアースに接続されているかどうかが判
別できる。すなわち,もし配線間違いで,42のターミ
ナルがN極に接続されている場合は,抵抗53によって
流れる電流はL,Nの往復電流となるから,零相変流器
11は電流を検知しない。また,ターミナル42がアー
スに確実に接続されていない場合も電流が流れないから
零相変流器11は電流を検知しない。先の抵抗器53の
抵抗値は,主幹ブレーカ5が漏電遮断器である場合,そ
の動作感度電流未満に設定すると,測定のたびに主幹ブ
レーカが遮断動作せず都合がよい。
の配線が分岐ブレーカ7のN極側に接続されている場
合,配線としては間違いであるが,照明34は分岐ブレ
ーカ6に接続されていると判定できて,間違いを判定で
きないことが想定される。その場合,図2に示すよう
に,通電電流は往復を測定するようにしてもよい。図2
の例では,各分岐ブレーカの両方の極の配線にそれぞれ
変流器12,12‘,13,13’,14,14‘,1
5,15’が取付けられており,通電電流検出回路1
7,18,19,20はそれぞれの変流器の検出電流を
検出し,送信回路21で受信回路49に送信し,表示器
50は各分岐ブレーカの往路と復路のそれぞれの電流を
表示するようにする。このようにすれば,先の例の場
合,通電電流は分岐回路6と7の両方に現れ,配線間違
いであると判定できる。
物に設置されて配線工事された複数の分岐ブレーカを備
えた分電盤と,コンセントや照明器具などの配線端末と
の接続に関し,前記分岐ブレーカ毎に通電電流を測定す
る手段と該分岐ブレーカ毎の通電電流を子機に対して送
信する手段を備えた親機と,親機からの送信信号を受信
する手段と分岐ブレーカ毎の通電電流を表示する手段を
備えた子機と,分岐ブレーカ毎の配線端末に接続する負
荷装置から成り,負荷装置を接続した際の子機の各分岐
ブレーカの通電電流の表示の変化から配線端末が接続さ
れている分岐ブレーカを特定するようにしたので,子機
を配線端末の位置まで持ち歩き,電流表示手段で表示さ
れる負荷装置を入切したときの電流変化からその配線端
末がどの分岐ブレーカに接続されているのかが容易に判
別できる。
線の零相電流測定手段と,該零相電流を子機に対して送
信する手段を備えた親機と,親機からの送信信号を受信
する手段と該零相電流を表示する手段を備えた子機と,
配線端末のうち,電圧極とアース極の間に接続する抵抗
手段からなり,測定した零相電流を子機で読み取ること
により,配線端末のアース極の大地への接続状態を確認
するようにしたので,抵抗手段を配線端末の電圧極とア
ース極に接続した際の子機の電流表示手段の零相電流の
表示から配線端末のアース極が確実に接地されているか
どうかを判別できる。
と請求項2の構成要件を合わせ持つようにしたので,配
線端末がどの分岐ブレーカに接続されているかというこ
とと,配線端末のアース極が確実に接地されているかど
うかを判別できる。
と請求項2の構成要件と,配線端末の各極ごとに対地電
圧の有無を判定する検電器を合わせ持つようにしたの
で,配線端末がどの分岐ブレーカに接続されているかと
いうことと,配線端末のアース極が確実に接地されてい
るかどうかということと,配線端末の各極の幹線への接
続極性が正しいかどうかを判別できる。
手段の抵抗値は,零相電流値が主幹ブレーカの漏電遮断
器の動作感度電流値未満となるような値とすることで配
線端末のアース極の接続状態確認の際に,主幹の漏電遮
断器が遮断動作することがない。
ブレーカ毎の通電電流測定手段は往復電流を測定するよ
うにしたので,配線端末が,分岐ブレーカ同士をまたが
って配線しているような場合も判別できる。
Claims (6)
- 【請求項1】建築物に設置されて配線工事された複数の
分岐ブレーカを備えた分電盤と,コンセントや照明器具
などの配線端末との接続に関し,前記分岐ブレーカ毎に
通電電流を測定する手段と該分岐ブレーカ毎の通電電流
を子機に対して送信する手段を備えた親機と,親機から
の送信信号を受信する手段と分岐ブレーカ毎の通電電流
を表示する手段を備えた子機と,分岐ブレーカ毎の配線
端末に接続する負荷装置から成り,負荷装置を接続した
際の子機の各分岐ブレーカ毎の通電電流の表示の変化か
ら各配線端末が接続されている分岐ブレーカを特定する
ことを特徴とする分電盤の分岐回路接続チェック装置。 - 【請求項2】前記分電盤には,幹線の零相電流測定手段
と,測定した該零相電流を子機に対して送信する手段を
備えた親機と,親機からの送信信号を受信する手段と該
零相電流を表示する手段を備えた子機と,配線端末のう
ち,電圧極とアース極の間に接続する抵抗手段からな
り,測定した零相電流を子機で読み取ることにより,配
線端末のアース極の大地への接続状態を確認することを
特徴とする分電盤の分岐回路接続チェック装置。 - 【請求項3】請求項1の構成要件と請求項2の構成要件
を合わせ持つことを特徴とする分電盤の分岐回路接続チ
ェック装置。 - 【請求項4】請求項1の構成要件と請求項2の構成要件
と,配線端末の各極ごとに対地電圧の有無を判定する検
電器を合わせ持つことを特徴とする分電盤の分岐回路接
続チェック装置。 - 【請求項5】前記請求項2の抵抗手段の抵抗値は,零相
電流値が主幹ブレーカの漏電遮断器の動作感度電流値未
満となるような値であることを特徴とする請求項2また
は請求項3または請求項4に記載の分電盤の分岐回路接
続チェック装置。 - 【請求項6】前記請求項1の分岐ブレーカ毎の通電電流
測定手段は往復電流を測定するものであることを特徴と
する請求項1または請求項3または請求項4に記載の分
電盤の分岐回路接続チェック装置。
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JP5167568B2 (ja) | 2013-03-21 |
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