JP2003107057A - 鋼材の自動磁粉探傷装置 - Google Patents

鋼材の自動磁粉探傷装置

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JP2003107057A
JP2003107057A JP2002051934A JP2002051934A JP2003107057A JP 2003107057 A JP2003107057 A JP 2003107057A JP 2002051934 A JP2002051934 A JP 2002051934A JP 2002051934 A JP2002051934 A JP 2002051934A JP 2003107057 A JP2003107057 A JP 2003107057A
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steel
traveling
camera
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Takanobu Hosokawa
孝信 細川
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Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】作業効率が良い鋼板1の自動磁粉探傷装置を提
供する。 【解決手段】検査対象とする鋼板1の表面に沿って走行
する走行台車2に対し、鋼板1の表面に向けて磁粉を散
布する磁粉散布器の散布ノズル5と、鋼板1の表面を磁
化する極間式磁化装置8と、磁化された磁粉の模様を撮
像するカメラ9と、画像処理部によって表面欠陥と判定
されると作動して表面欠陥と判定した鋼板1の表面位置
に向けてマーキング材を吹き付けるペイントマーカ11
とを設ける。また、カメラ9が撮像した画像に基づき表
面欠陥か否かを判定する画像処理部を備えたコントロー
ラ3を設ける。これによって、磁粉探傷を自動化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼板や形鋼などの
加工した鋼材表面の欠陥を検出するために使用される、
鋼材の自動磁粉探傷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鋼板表面及び表面近傍の欠陥(本明細書
では、表面欠陥と呼ぶ。)を検出するためには、一般
に、磁粉探傷試験が行われる。この試験は、通常、JI
S G0565に規定されている方法で行われる。この
磁粉探傷方法は、通常、極間法が採用されて、検査者が
磁化操作及び磁粉の鋼板表面への付着を行うと共に、磁
化された磁粉の指示模様を検査者が目視で観察して欠陥
の評価を行う検査方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の磁粉探傷は、作
業者が、極間式磁化装置をマニュアル操作することで鋼
板表面を磁化しながら、マニュアルで磁粉を散布し、続
いて、目視によって磁粉の模様を観察し、該模様が表面
欠陥に基づくものか否かを評価している。このため、磁
化操作を行う者と磁粉の散布及び模様を観察する者の少
なくとも二人作業となり、しかも鋼板表面検査のために
作業者は中腰姿勢での作業を連続的に行うために作業性
が悪く、作業負担も大きい検査作業となる。
【0004】また、目視による磁粉模様観察を連続的に
行うために、作業者の目の負担も大きい。また、上述の
探傷試験は、鋼板の上下表面については実施されていた
がされていたが、横方向を向いている鋼板の端面や側面
については実施されていなかった。
【0005】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、作業効率が良い鋼材の自動磁粉探傷装
置を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のうち請求項1に記載した発明は、検査対象
とする鋼材の検査面に沿って走行する移動装置と、該移
動装置に設けられて鋼材検査面を磁化する極間式磁化装
置と、上記移動装置に設けられて鋼材検査面に向けて磁
粉を散布する磁粉散布器と、上記移動装置に設けられて
磁化された磁粉の模様を撮像するカメラと、カメラが撮
像した画像に基づき表面欠陥か否かを判定する画像処理
部と、上記移動装置に設けられると共に上記画像処理部
によって表面欠陥と判定されると作動して表面欠陥と判
定した鋼材検査面の箇所にマーキングを施すマーキング
器とを備えることを特徴とするものである。
【0007】次に、請求項2に記載した発明は、請求項
1に記載した構成に対し、上記検査対象の鋼材が鋼板で
あることを特徴とするものである。この場合、鋼板の検
査面は、厚さ方向を上下方向とした場合に、上下表面、
側面、及び端面のいずれかとなる。次に、請求項3に記
載した発明は、請求項1に記載した構成に対し、上記検
査対象の鋼材が形鋼であることを特徴とするものであ
る。
【0008】次に、請求項4に記載した発明は、請求項
1〜請求項3のいずれかに記載した構成に対し、上記マ
ーキング器は、検査面に向けてマーキング材を噴射する
ことでマーキングを施す構成であり、且つマーキング材
を噴射する前に検査面に向けて空噴射を行う空噴射機能
を備えることを特徴とするものである。なお、マーキン
グ材を噴射する噴射部と空噴射つまり空気を噴射する噴
射部は同一であっても良いし、別の噴射部であっても良
い。
【0009】本発明によれば、鋼材を対象とした磁粉探
傷作業の自動化を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1実施形態につ
いて図面を参照しつつ説明する。本実施形態は、鋼板表
面のうち上面を検査面とする場合の例である。なお、裏
面は、鋼板の上下を反対にすることで上面たる検査面と
なる。図1は、本実施形態の自動磁粉探傷装置を示す構
成図であり、図2は装置本体を示す模式図である。
【0011】まず、構成について説明すると、鋼板1の
表面に沿って走行可能な走行台車2を備え、該走行台車
2は、コントローラ3からの指令に基づき所定の走行速
度で指令通りに走行する。符号4は、走行台車2に搭載
された駆動装置であり、また、自己の位置を判定するた
めのジャイロやエンコーダなどを装備する。上記走行台
車2の走行方向前側には、磁粉散布器を構成する散布ノ
ズル5が配置され、該散布ノズル5は、可撓性の配管6
を通じて磁粉槽7に連通している。その配管6には、磁
粉を圧送するポンプ(不図示)及び、磁粉の供給流量を
調整する流量調整弁(不図示)が介挿されている。その
ポンプ及び流量調整弁は、コントローラ3からの指令に
よって制御される。また、上記散布ノズル5は、車幅方
向に複数個並んでいる。
【0012】なお、本実施形態の磁粉は、蛍光磁粉であ
って、ブラックライトで蛍光するように設定されてい
る。また、走行台車2の中央部下部には、4極の極間式
磁化装置8が設けられ、直下に位置する鋼板1の表層部
を磁化する。該磁化装置8もコントローラ3からの指令
によって作動が制御される。
【0013】その磁化装置8の近傍にITVカメラ9が
配置されている。該カメラ9は、磁化装置8で磁化され
た鋼板1の表面を撮像し、その画像をコントローラ3の
画像処理部に出力するようになっている。また、上記走
行台車2にはブラックライト発生装置10が設けられ、
上記カメラ9で撮像する鋼板1の表面に向けてブラック
ライトを照射可能となっている。
【0014】また、走行台車2の走行方向後側には、ペ
イントマーカ11が配置され、コントローラ3からの信
号に基づきペイントを鋼板1の表面に向けて噴射可能と
なっている。コントローラ3は、図3に示すように、走
行台車2の走行を制御する走行制御部3Aと、磁粉の散
布及び磁化を制御する磁粉制御部3Bと、カメラ9から
の画像を入力する画像処理部と、ペイントマーカ11等
を制御して記録を取る記録部3Dとを備える。また、走
行条件として鋼板長さ、鋼板幅、走行条件などが予め入
力される。
【0015】走行制御部3Aは、走行台車2の走行を制
御すると共に走行台車2の位置情報を入力する。磁粉制
御部3Bは、走行台車2の走行速度に応じて、ポンプ及
び流量調整弁を通じて散布ノズル5から散布される単位
時間当たりの磁粉の散布量を制御すると共に磁化装置8
による磁力を所定値に制御する。
【0016】また、画像制御部3Cは、ITVカメラ9
から画像信号を連続的に入力し、入力した画像について
二値化処理を施して磁粉の濃淡を評価し、所定以上の欠
陥模様であるか否かを自動判定する。上記判定によって
欠陥模様と判定すると、記録部3Dに欠陥検出信号を出
力する。記録部3Dは、走行制御部3Aから走行台車2
の位置情報、及び走行速度を入力し、画像制御部3Cか
ら欠陥信号を入力すると、ペイントマーカ11にペイン
ト噴射指令を出力すると共に、記録装置12(メモリや
プリンタ用紙)に欠陥検出位置(対象とする鋼板1上の
位置)を情報を出力する。
【0017】次に、本実施形態の装置の動作や作用など
について説明する。まず、図4のように、走行台車2を
鋼板1上の所定の位置(検査の開始の基準位置)に設置
した後に、所定方向に向けて走行させる。そして、走行
台車2の走行中に、散布ノズル5から磁粉を連続して散
布しながら、磁粉を散布した鋼板1の位置を磁化装置8
で磁化する。また、磁化した鋼板1の位置での磁粉に対
してブラックライトを照射して磁粉を蛍光させ蛍光した
磁粉をカメラ9で撮像する。撮像した磁粉の模様に基づ
き所定以上の表面欠陥があるとコントローラ3で判定さ
れると、ペイントがその鋼板1の表面位置に噴射される
と共に、鋼板1上での位置がプリンタ用紙などに記録さ
れる。
【0018】ここで、ペイント噴射に先立って、空噴射
を行うことで鋼板1上の磁粉を除去した後に、上記ペイ
ントを噴射すると鮮明なマーキングが出来て好ましい。
すなわち、ペイントマーカ11は、ペイントが供給され
るペイント用ノズルと、圧縮空気が供給される空噴射用
ノズルとを備え、ペイント用ノズルからのペイント噴射
直前に空噴射用ノズルから圧縮空気を鋼板表面に噴射す
るようにしておいても良い。なお、空噴射用ノズルから
の空気の噴射は、ペイントする直前だけに限定されず、
常時噴射するように設定しておいても良い。また、マー
キングとなるペイントをカプセル状などとすることで、
ペイント用ノズルと空噴射用ノズルとを一つのノズルで
共用するようにしても良い。
【0019】これが、走行台車2の走行にしたがって自
動的に実施されることで、探傷作業が自動化されて作業
性が向上すると共に作業員の負荷も軽減される。ここ
で、上記実施形態では、磁粉の散布を行ってから、磁粉
が散布された鋼板1の表層部分を磁化しているが、磁化
を行ってから磁粉の散布を行うように、磁化装置8及び
散布ノズル5の配置を逆としても良い。
【0020】また、磁粉として蛍光磁粉を例示している
が、色つきの磁粉を使用しても良い。また、移動装置と
して走行台車2を例示して鋼板1の表面上を車輪で走行
させるようにしているが、移動装置をケーブルなどに沿
って吊った状態で鋼板表面に沿って移動させて鋼板1の
表面と非接触状態としても良い。また、エアパージ装置
を備えて、磁化後且つカメラ9での撮像前に、磁化され
た鋼板1の位置に向けてエアを吹き付けて不要な磁粉を
吹き飛ばすようにしても良い。
【0021】次に、第2実施形態について図面を参照し
つつ説明する。なお、上記実施形態と同様な部品などに
ついては同一の符号を付して説明する。本実施形態は、
鋼板1の端面を検査面とする場合の例である。図1は、
本実施形態の自動磁粉探傷装置を示す構成図であり、図
2は走行台車周りを示す模式図である。
【0022】まず、構成について説明する。鋼板1の端
面1aに沿って移動可能な移動台車2Bを備え、該移動
台車2Bは駆動装置によって駆動される。ここで、上記
移動台車2B及び駆動装置は、移動装置を構成する。上
記駆動装置は、鋼板1の上面に着脱可能に設定されて鋼
板1の端面1aと平行に延びる案内レール2Cと、その
案内レール2Cに案内されることで鋼板1の端面1aに
沿って平行に走行可能な駆動装置本体2Aとから構成さ
れ、上記駆動装置本体2Aは、コントローラ3からの指
令に基づき所定の走行速度で指令通りに移動する。ここ
で、上記駆動装置の機構は、例えば、リニアガイドやモ
ータを装備することで実現可能である。また、駆動装置
本体2Aは、自己の位置を判定するためのエンコーダや
端面検知センサ21などを装備する。
【0023】その駆動装置本体2Aから鋼板1の端面1
a側に延びるアーム20を介して、当該駆動装置本体2
Aと移動台車2Bとが連結し、該移動台車2Bは、駆動
装置本体2Aと共に鋼板1の端面1aに沿って移動す
る。上記移動台車2Bは、鋼板1の端面1aに対向配置
された矩形の枠体22と、その枠体22から端面1aに
向けて延びる2本の上側足部及23び2本の下側足部2
4とを備える。
【0024】各上側足部23の先端部には、鋼板1の上
面に上側から接触すると共に端面1aの法線と平行な軸
周りに回転可能な車輪25が設けられている。同様に、
各下側足部24の先端部には、鋼板1の下面に下側から
接触すると共に端面1aの法線と平行な軸周りに回転可
能な車輪が設けられている。すなわち、上下4個の車輪
25によって、移動台車2Bは、端面1aに沿って容易
に移動可能な状態で鋼板1の端面部近傍を上下から挟み
込み可能となっている。
【0025】上記枠体22の鋼帯端面1aの幅方向(上
下方向)に延びる一対のフレーム部22aは、途中位置
にアジャスタ26が設けられて長さを調整可能となって
いる。このアジャスタ26によって、フレーム部22a
が板厚に応じた長さに調整されることで、上下4個の車
輪が確実に鋼板1の上下表面に接触する。この結果、移
動中の移動台車2Bの揺動を抑えることが可能となる。
【0026】また、上記移動台車2Bを構成する枠体2
2及び4本の足部23,24は、4極の極間式磁化装置
8の機能も有し、枠体22の直下に位置する鋼板1の表
層部を磁化する。該磁化装置8もコントローラ3からの
指令によって作動が制御される。また、上記移動台車2
Bの走行前方位置に対し、上記駆動装置本体2Aから、
磁粉散布用の配管27が突出し、該配管27の先端部に
は、磁粉散布器を構成する散布ノズル5が配置されてい
る。該散布ノズル5は、上記配管27及び可撓性の配管
6を通じて磁粉槽7に連通している。その配管6には、
磁粉を圧送するポンプ(不図示)及び、磁粉の供給流量
を調整する流量調整弁(不図示)が介挿されている。そ
のポンプ及び流量調整弁は、コントローラ3からの指令
によって制御される。また、上記散布ノズル5は、鋼板
1の端面1aの幅方向に複数個並んでいる。
【0027】なお、本実施形態の磁粉は蛍光磁粉であっ
て、ブラックライトで蛍光するように設定されている。
また、上記移動台車2Bには、ITVカメラ9が配置さ
れている。該カメラ9は、磁化装置8で磁化された鋼板
1の端面1aを撮像し、その画像をコントローラ3の画
像処理部に出力するようになっている。
【0028】また、上記移動台車2Bにはブラックライ
ト発生装置10が設けられ、上記カメラ9で撮像する鋼
板1の表面に向けてブラックライトを照射可能となって
いる。また、移動台車2Bの走行方向後側には、ペイン
トマーカ11が配置されている。該ペイントマーカは、
上記駆動装置本体2Aに支持さると共にコントローラ3
からの信号に基づきペイントを鋼板1の端面1aに向け
て噴射可能となっている。
【0029】コントローラ3は、上記第1実施形態のコ
ントローラ3と同様な構成であって、駆動装置本体2A
つまり走行台車の走行を制御する走行制御部3Aと、磁
粉の散布及び磁化を制御する磁粉制御部3Bと、カメラ
9からの画像を入力する画像処理部と、ペイントマーカ
11等を制御して記録を取る記録部3Dとを備える。ま
た、走行条件として鋼板長さ、鋼板幅、走行条件などが
予め入力される。
【0030】走行制御部3Aは、移動台車2Bの走行を
制御すると共に移動台車2Bの位置情報を入力する。磁
粉制御部3Bは、移動台車2Bの走行速度に応じて、ポ
ンプ及び流量調整弁を通じて散布ノズル5から散布され
る単位時間当たりの磁粉の散布量を制御すると共に磁化
装置8による磁力を所定値に制御する。
【0031】また、画像制御部3Cは、ITVカメラ9
から画像信号を連続的に入力し、入力した画像について
二値化処理を施して磁粉の濃淡を評価し、所定以上の欠
陥模様であるか否かを自動判定する。上記判定によって
欠陥模様と判定すると、記録部3Dに欠陥検出信号を出
力する。記録部3Dは、走行制御部3Aから移動台車2
Bの位置情報、及び走行速度を入力し、画像制御部3C
から欠陥信号を入力すると、ペイントマーカ11にペイ
ント噴射指令を出力すると共に、記録装置12(メモリ
やプリンタ用紙)に欠陥検出位置(対象とする鋼板1上
の位置)を情報を出力する。
【0032】次に、本実施形態の装置の動作や作用など
について説明する。まず、移動台車2Bを鋼板1の端面
1aの長手方向一端部位置(検査の開始の基準位置)に
設置した後に、端面1aに沿って走行させる。そして、
移動台車2Bの走行中に、散布ノズル5から磁粉を連続
して散布しながら、それと並行して磁粉を散布した鋼板
1の位置を磁化装置8で磁化する。そして、磁化した鋼
板1の端面1a位置での磁粉に対してブラックライトを
照射して磁粉を蛍光させ蛍光した磁粉をカメラ9で撮像
する。撮像した磁粉の模様に基づき所定以上の表面欠陥
があるとコントローラ3で判定されると、ペイントがそ
の鋼板1の端面1a位置に噴射されると共に、鋼板1上
での位置がプリンタ用紙などに記録される。
【0033】ここで、ペイント噴射に先立って、空噴射
を行って鋼板1上の磁粉を除去した後に、ペイントを噴
射すると鮮明なマーキングが出来て好ましい。すなわ
ち、ペイントマーカ11は、ペイントが供給されるペイ
ント用ノズルと、圧縮空気が供給される空噴射用ノズル
とを備え、ペイント用ノズルからのペイント噴射直前に
空噴射用ノズルから圧縮空気を鋼板1表面に噴射するよ
うにしておいても良い。なお、空噴射用ノズルからの空
気の噴射は、ペイントする直前だけに限定されず、常時
噴射するように設定しておいても良い。また、ペイント
用ノズルと空噴射用ノズルとを一つのノズルで共用する
ようにしても良い。
【0034】これが、移動台車2Bの走行にしたがって
自動的に実施されることで、探傷作業が自動化されて作
業性が向上すると共に作業員の負荷も軽減される。ここ
で、上記実施形態では、磁粉の散布と磁粉が散布される
鋼板1の端面1aの表層部分を磁化とを同時に行ってい
るが、磁化を行ってから磁粉の散布を行うようにしても
良い。
【0035】また、磁粉として蛍光磁粉を例示している
が、色つきの磁粉を使用しても良い。また、移動装置と
して移動台車2Bを例示して車輪で走行させるようにし
ているが、移動台車2Bをケーブルなどに沿って吊った
状態で鋼板1の端面1aに沿って移動させて鋼板1の端
面1aや上下表面と非接触状態としても良い。また、エ
アパージ装置を備えて、磁化後且つカメラ9での撮像前
に、磁化された鋼板1の位置に向けてエアを吹き付けて
不要な磁粉を吹き飛ばすようにしても良い。
【0036】また、上記説明では、鋼板1の端面1aを
検査面としているが、鋼板1の側面を検査面としても構
わない。また、上記説明では、鋼材として鋼板1を例示
しているが、H形鋼などの形鋼の表面を検査面としても
良い。検査面の向きに応じて、上記第1若しくは第2実
施形態で説明した探傷装置を使用する。
【0037】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の鋼材
の自動磁粉探傷装置を採用すると、鋼材の表面欠陥の探
傷の自動化が図られて、作業性が向上すると共に作業員
の負荷も軽減されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく実施形態に係る装置構成図を示
す図である。
【図2】本発明に基づく実施形態に係る装置本体の構成
を説明する模式図である。
【図3】本発明に基づく実施形態に係るコントローラを
示す図である。
【図4】本発明に基づく実施形態に係る走行台車の走行
を説明する図である。
【図5】本発明に基づく第2実施形態に係る装置構成を
説明する模式図である。
【図6】本発明に基づく第2実施形態に係る走行台車周
りの構成を説明する模式図である。
【符号の説明】
1 鋼板 1a 端面 2 走行台車(移動装置) 2A 移動台車 2B 駆動装置本体 2C 案内レール 3 コントローラ 3A 走行制御部 3B 磁粉制御部 3C 画像処理部 3D 記録部 4 駆動装置 5 散布ノズル(磁粉散布器) 6 配管 7 磁粉槽 8 極間式磁化装置 9 カメラ 10 ブラックライト発生装置 11 ペイントマーカ(マーキング器) 20 アーム 22 枠体 22a フレーム部 23,24 足部 25 車輪 26 アジャスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G051 AA88 AB02 AC16 BA05 CA04 CB05 DA15 GC01 GC18 2G053 AA11 AB22 BA02 BA11 BA15 BB08 BB11 BC18 CA20 DB06 DB20 DC03 DC12 DC18

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査対象とする鋼材の検査面に沿って走
    行する移動装置と、該移動装置に設けられて鋼材検査面
    を磁化する極間式磁化装置と、上記移動装置に設けられ
    て鋼材検査面に向けて磁粉を散布する磁粉散布器と、上
    記移動装置に設けられて磁化された磁粉の模様を撮像す
    るカメラと、カメラが撮像した画像に基づき表面欠陥か
    否かを判定する画像処理部と、上記移動装置に設けられ
    ると共に上記画像処理部によって表面欠陥と判定される
    と作動して表面欠陥と判定した鋼材検査面の箇所にマー
    キングを施すマーキング器とを備えることを特徴とする
    鋼材の自動磁粉探傷装置。
  2. 【請求項2】 上記検査対象の鋼材が鋼板であることを
    特徴とする請求項1に記載した鋼材の自動磁粉探傷装
    置。
  3. 【請求項3】 上記検査対象の鋼材が形鋼であることを
    特徴とする請求項1に記載した鋼材の自動磁粉探傷装
    置。
  4. 【請求項4】 上記マーキング器は、検査面に向けてマ
    ーキング材を噴射することでマーキングを施す構成であ
    り、且つマーキング材を噴射する前に検査面に向けて空
    噴射を行う空噴射機能を備えることを特徴とする請求項
    1〜請求項3のいずれかに記載した鋼材の自動磁粉探傷
    装置。
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