JP2003106805A - 渦電流センサ - Google Patents

渦電流センサ

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JP2003106805A JP2002134657A JP2002134657A JP2003106805A JP 2003106805 A JP2003106805 A JP 2003106805A JP 2002134657 A JP2002134657 A JP 2002134657A JP 2002134657 A JP2002134657 A JP 2002134657A JP 2003106805 A JP2003106805 A JP 2003106805A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば半導体基板上に形成されるごく薄い導
電性膜から比較的厚い導電性膜まで正確に膜厚等の検出
を行うことができる渦電流センサを提供する。 【解決手段】 導電性膜の近傍に配置されるセンサコイ
ルと、センサコイルに交流信号を供給して導電性膜に渦
電流を形成する信号源と、導電性膜に形成された渦電流
をセンサコイルにより検出する検出回路とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は渦電流センサに係
り、特に半導体ウエハ等の基板の表面に形成した導電性
膜の膜厚等を検出するのに好適な渦電流センサ、および
導電性膜の検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体基板上に配線回路を形成するため
に、銅めっきを行い、形成された銅めっき層のうち、不
要部分を化学機械研磨(CMP)により除去し、銅配線
層を形成するプロセスが知られている。このような場合
に、化学機械研磨(CMP)において、銅めっき層の研
磨の進行状況を正確に管理する必要がある。このような
膜厚管理として、光学的センサを用いた方法や、導電性
膜に生じる渦電流の大きさから導電性膜の膜厚を計測す
る渦電流センサを用いた方法等が知られている。
【0003】光学的センサを用いた方法においては、光
の波長を基準として膜厚を計測するため、正確な膜厚の
検出が可能である。ところが、例えば上述の化学機械研
磨において、研磨中の半導体基板上の導電性膜の膜厚を
検出するためには、研磨途中の基板を直接観測可能な位
置に開口等を設ける必要がある。しかしながら、化学機
械研磨装置にそのような開口を設けることは、装置の研
磨特性上好ましいことではない。
【0004】一方で、渦電流センサは、例えば化学機械
研磨装置における研磨工具の内部に装着することも可能
であり、研磨中の半導体基板の研磨の状況を非接触で研
磨工具に開口等を設けることなく観測することが可能で
ある。しかしながら、一般に渦電流センサは半導体基板
の表面に設けられた導電性膜に渦電流を形成し、この渦
電流により間接的に膜厚の計測を行うものであるので、
正確な膜厚の検出が困難であるという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した事情
に鑑みてなされたもので、例えば半導体基板上に形成さ
れるごく薄い導電性膜から比較的厚い導電性膜まで正確
に膜厚等の検出を行うことができる渦電流センサを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の渦電流センサは、導電性膜の近傍に配置さ
れるセンサコイルと、該センサコイルに交流信号を供給
して前記導電性膜に渦電流を形成する信号源と、前記導
電性膜に形成された渦電流を前記センサコイルにより検
出する検出回路とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0007】これにより、発振周波数は固定したまま
で、例えば極薄領域の抵抗成分の変化を見ることで、そ
の領域の膜厚の変化を直線的に良好な感度で検出するこ
とが可能である。また、導電性膜の比較的厚い膜厚領域
において、リアクタンス成分の変化を見ることで、その
領域の膜厚の変化を直線的に良好な感度で検出すること
が可能である。また、抵抗成分とリアクタンス成分を含
めたインピーダンスの変化を見ることで、極薄の膜厚か
ら比較的厚い膜厚まで、広いダイナミックレンジで膜厚
の変化を直線的に良好な感度で検出することが可能であ
る。例えば、高比抵抗の薄い膜厚の導電性膜における渦
電流損の検出が可能となり、バリア層を構成するタンタ
ル(Ta)等のオングストロームオーダの薄膜の研磨状
態を検出することができる。それ故、半導体ウエハ等を
研磨するポリッシング装置において、渦電流センサを用
いて、格段に精度の高い研磨終点の検出が行える。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図13を参照して
本発明の実施形態について説明する。
【0009】図1(a)は、本発明の実施形態の渦電流
センサを示す。検出対象の導電性膜1の近傍にセンサコ
イル2を配置し、そのコイルに交流信号源3を接続した
状態を示す。ここで、検出対象の導電性膜1は例えば半
導体ウエハW上に形成された厚さが0〜1μm程度の銅
めっき膜、或いはその下地に形成された厚さがオングス
トロームオーダのバリア層である。バリア層は、Ta,
TaN,Tinからなる高抵抗層であり、この膜厚検出
は上述した化学機械研磨における終点を正確に検出する
上で重要である。センサコイル2は、1〜数ターンのコ
イルであり、検出対象の導電性膜に対して例えば10〜
20mm程度の近傍に配置される。交流信号源3は、8
〜32MHz程度の固定周波数の発振器であり、例えば
水晶発振器が用いられる。
【0010】また、センサコイル2の端部には、導電性
膜1に形成された渦電流を前記センサコイルにより検出
する同期検波回路5が接続されている。この同期検波回
路5は、導電性膜1を含めてセンサコイル2側を見たイ
ンピーダンスを計測することが可能である。
【0011】図1(b)は、交流信号源とセンサコイル
と導電性膜との間の等価回路を示す。交流信号源3によ
り供給される交流電圧により、センサコイル2に電流I
が流れる。導電性膜1の近傍に配置されたコイル2に
電流が流れることで、この磁束が導電性膜1と鎖交する
ことでその間に相互インダクタンスMが形成され、導電
性膜1中に渦電流Iが流れる。ここでR1はセンサコ
イルを含む一次側の等価抵抗であり、L1は同様にセン
サコイルを含む一次側の自己インダクタンスである。導
電性膜2側では、R2は渦電流損に相当する等価抵抗で
あり、L2はその自己インダクタンスである。交流信号
源3の端子a,bからセンサコイル側を見たインピーダ
ンスZは、導電性膜1中に形成される渦電流損の大きさ
によって変化する。
【0012】図2は、交流信号源側から見たインピーダ
ンスZの変化を示す。横軸は抵抗成分(R)であり、縦
軸はリアクタンス成分(X)である。点Aは膜厚が例え
ば100μm以上と極めて大きい場合である。この場合
には、交流信号源3の端子a,bからセンサコイル2側
を見たインピーダンスZは、センサコイルに近接して配
置された導電性膜1の渦電流が極めて大きく、センサコ
イル2と等価的に並列に接続された抵抗成分(R)と
リアクタンス成分jω(M+L)が極めて小さくな
る。従って、抵抗成分(R)およびリアクタンス成分
(X)が共に小さくなる。
【0013】研磨が進行し導電性膜が薄くなると、セン
サコイル入力端(端子a,b)から見たインピーダンス
Zは、抵抗成分(R)が増大し、リアクタンス成分j
ω(M+L)も増大する。センサコイル入力端から見
たインピーダンスZの抵抗成分(R)が最大となる点を
Bで示す。この時、センサコイル入力端から見た渦電流
損が最大となる。さらに研磨が進行し、導電性膜がより
薄くなると、渦電流が減少し、センサコイルから見た抵
抗成分は、渦電流損が徐々に減少することから、抵抗
(R)成分は徐々に小さくなる。そして、導電性膜が全
て研磨により除去されると、そこには渦電流損が存在せ
ず、等価的に並列接続された抵抗成分(R )は無限大
となり、センサコイル自体の抵抗分(R)のみが残る
ことになる。この時のリアクタンス成分(X)は、セン
サコイル自体のリアクタンス成分(L)である。この
状態を、点Cで示す。
【0014】実際に、例えばシリコン酸化膜中に設けら
れた溝に銅配線を、いわゆるダマシンプロセスで形成す
る場合には、シリコン酸化膜上に窒化タンタル(Ta
N)、窒化チタン(TiN)等のバリア層が設けられ、
その上に導電率の高い銅またはタングステン等の金属配
線が設けられる。従って、これらの導電性膜の研磨にあ
たっては、バリア層の研磨の終点検出が重要となる。と
ころが、バリア層は上述したように窒化タンタル(Ta
N)または窒化チタン(TiN)等の導電率が比較的低
く、かつ膜厚がオングストロームオーダの極めて薄い膜
が採用されている。
【0015】本発明の実施形態の渦電流センサにおいて
は、このようなバリア層の研磨終点近傍の膜厚検出が容
易に可能となる。即ち、図2に示す、点Dは例えば膜厚
が1000Å程度の位置を示し、これより膜厚がゼロと
なる、点Cに向けて、膜厚の変化に対応して抵抗成分の
変化が極めて大きく、かつ略直線的に変化する。この時
に、リアクタンス成分(X)は、図示するように抵抗成
分と比較して、極めて変化量が小さい。このため、リア
クタンス分の変化に伴って生じる発振周波数の変化に基
づいて膜厚を検出するという原理に基づく従来の渦電流
センサでは、この膜厚変化に対して発振周波数の変化は
極めて小さい。このため、周波数変化の分解能を上げる
ためには、周波数を高くする必要があった。しかしなが
ら、この渦電流センサによれば、発振周波数は固定した
ままで、抵抗成分の変化を見ることにより膜厚の変化を
検出するものであるので、比較的低い周波数でこの極め
て薄い膜厚の研磨状態を明瞭に観察することが可能とな
る。
【0016】図3は、オングストロームオーダの微細な
導電性層の膜厚の検出結果を示す。それぞれ横軸は残膜
厚を示し、縦軸の実線は抵抗成分(R)を示し、点線は
リアクタンス成分(X)を示している。図3(a)は、
タングステン(W)膜に関するデータであり、1000
Å以下の微細な残膜厚で抵抗成分の変化を見ることによ
り明瞭に膜厚の変化を検出できることがわかる。図3
(b)は、窒化チタン(TiN)膜に関するデータであ
り、同様に1000Å以下の領域で膜厚の変化を明瞭に
検出できる。図3(c)は、チタン(Ti)膜に関する
データであり、図示するように、膜厚が500〜0Åに
変化する間に、その抵抗成分が大幅に変化することで、
明瞭にその膜厚の変化を検出することができる。
【0017】交流信号源の発振周波数は、導電率が比較
的低いバリア層の検出では、発振周波数を例えば32M
Hz程度に高くすることが望ましい。発振周波数を高く
することにより、バリア層の0〜250Åの膜厚の変化
を明瞭に観察することができる。これに対して、例えば
銅膜等の導電率が比較的高い金属においては、8MHz
程度の低い発振周波数でも明瞭に膜厚の変化の検出が可
能である。また、タングステン膜の場合には、16MH
z程度の発振周波数が好適である。このように、研磨対
象膜の種類に対応して、発振周波数を選択することが好
ましい。
【0018】図3に示す各例において、抵抗成分(R)
の変化に対して、リアクタンス成分(X)の変化は極め
て小さい。バリア層の膜厚検出例で、タンタル膜におい
て、残膜厚が0Åと250Åでリアクタンス成分(X)
の変化は、0.005%であった。これに対して抵抗成
分(R)の変化は、1.8%であった。よって、検出感
度の向上はリアクタンス成分の変化を見る方式に対し
て、約360倍検出感度が向上することになる。
【0019】図4は、交流信号源側からセンサコイル側
を見たインピーダンスZの計測回路例を示す。上述した
膜厚の検出例は、主として抵抗成分(R)の変化に着目
したものであるが、図4に示すインピーダンスZの計測
回路においては、膜厚の変化に伴う抵抗成分(R)、リ
アクタンス成分(X)、振幅出力(Z)および位相出力
(tan−1R/X)を取り出すことができる。従っ
て、これらの信号出力を用いることで、例えば振幅の大
きさにより膜厚を計測するなど、より多面的な研磨の進
行状況のチェックが可能となる。
【0020】センサコイル2は検出対象の導電性膜1を
備えた半導体ウエハWの近傍に配置される。センサコイ
ル2に交流信号を供給する信号源3は、水晶発振器から
なる固定周波数の発振器であり、例えば、8,16,3
2MHzの固定周波数の電圧を供給する。信号源3で形
成される交流電圧は、バンドパスフィルタ102を介し
てセンサコイル2に供給される。センサコイル2の端子
で検出された信号は、高周波アンプ103および位相シ
フト回路104を経て、cos同期検波回路105およ
びsin同期検波回路106からなる同期検波部により
検出信号のcos成分とsin成分とが取り出される。
ここで、信号源3で形成される発振信号は、位相シフト
回路104により信号源3の同相成分(0゜)と直交成
分(90゜)の2つの信号が形成され、それぞれcos
同期検波回路105とsin同期検波回路106とに導
入され、上述の同期検波が行われる。
【0021】同期検波された信号は、ローパスフィルタ
107,108により、信号成分以上の不要な高周波成
分が除去され、cos同期検波出力である抵抗成分
(R)出力と、sin同期検波出力であるリアクタンス
成分(X)出力とがそれぞれ取り出される。また、ベク
トル演算回路109により、抵抗成分(R)出力とリア
クタンス成分(X)出力とから振幅出力(√R
)が得られる。また、ベクトル演算回路110によ
り、同様に抵抗成分出力とリアクタンス成分出力とから
位相出力(tan−1R/X)が得られる。
【0022】図5は、本発明の渦電流センサにおけるセ
ンサコイルの構成例を示す。センサコイル10は、導電
性膜に渦電流を形成するためのコイルと、導電性膜の渦
電流を検出するためのコイルとを分離したもので、ボビ
ン11に巻回された3層のコイル12,13,14によ
り構成されている。ここで中央のコイル12は、交流信
号源3に接続される発振コイルである。この発振コイル
12は、交流信号源3より供給される電流の形成する磁
界により、近傍に配置される半導体ウエハW上の導電性
膜1に渦電流を形成する。ボビン11の上側(導電性膜
側)には、検出コイル13が配置され、導電性膜に形成
される渦電流により発生する磁界を検出する。そして、
発振コイル12の検出コイル13と反対側にはバランス
コイル14が配置されている。
【0023】コイル12,13,14は、この実施形態
においては同じターン数(例えば4ターン)のコイルに
より形成され、検出コイル13とバランスコイル14と
は互いに逆相に接続されている。従って、コイル13,
14に鎖交する同一磁束に対して、発生する起電力が互
いに打ち消し合うように結線されている。コイル12,
13,14の直径は、例えば15mm程度である。
【0024】図6は、各コイルの接続例を示す。検出コ
イル13とバランスコイル14とは、上述したように直
列回路を構成し、その両端は図6に示すように可変抵抗
16を含む抵抗ブリッジ回路17に接続されている。可
変抵抗16の抵抗値を調整することで、コイル13,1
4からなる直列回路の出力電圧が、導電性膜が存在しな
いときにはゼロとなるように調整可能としている。コイ
ル12は交流信号源3に接続され、交番磁束を生成する
ことで、近傍に配置される導電性膜1に渦電流を形成す
る。即ち、センサコイル10の近傍に導電性膜が存在せ
ず、ここに渦電流が形成されていないときには、互いに
逆相に接続されたコイル13,14からなる直列回路の
出力がゼロとなるように可変抵抗16を調整する。従っ
て、コイル12が交番磁束を発生させても、コイル1
3,14の互いに逆相に接続された直列回路には出力は
現れない。
【0025】そして、導電性膜が検出コイル13の近傍
に存在する時には、導電性膜中に形成される渦電流によ
って生じる磁束が検出コイル13とバランスコイル14
とに鎖交するが、検出コイル13のほうが導電性膜に近
い位置に配置されているので、両コイル13,14に生
じる誘起電圧のバランスが崩れ、これにより導電性膜の
渦電流によって形成される鎖交磁束を検出することがで
きる。即ち、交流信号源に接続された発振コイル12か
ら、検出コイル13とバランスコイル14との直列回路
を分離して、抵抗ブリッジ回路でバランスの調整を行う
ことで、ゼロ点の調整が可能である。従って、導電性膜
に流れる渦電流をゼロの状態から検出することが可能に
なるので、導電性膜中の渦電流の検出感度が高められ
る。これにより、広いダイナミックレンジで導電性膜に
形成される渦電流の大きさの検出が可能となる。
【0026】図7は、導電性膜の膜厚の変化に伴うセン
サコイル10の検出端子側に現れる同期検波出力を示す
もので、図7(a)は、導電性膜の膜厚の変化に対する
リアクタンス分(X=ωL)の変化を示す。膜厚の変化
に対するリアクタンス分の変化の関係は、膜厚が厚い方
から薄い方に変化するに従ってリアクタンス分Xが図示
するように変化する。即ち、導電性膜の膜厚は、極薄膜
厚の領域(a)ではリアクタンス分の変化(X=ωL)
が少なく、膜厚が厚くなる領域(b)ではリアクタンス
分の変化(X=ωL)は大きくなる。さらにそれ以上の
膜厚の領域(c)ではリアクタンス分の変化(X=ω
L)は飽和する。
【0027】図7(b)は、導電性膜の膜厚の変化に対
する抵抗分の変化を示す。膜厚の変化に対する抵抗分の
変化の関係は、膜厚が厚い方から薄い方に変化するに従
って、抵抗分Rが図示するように変化する。即ち、極薄
膜厚の領域(a)では抵抗分Rの出力が直線的に大きく
変化し、ある厚さの領域(b)になると抵抗分Rの変化
は飽和し、更に膜厚が厚くなる領域(c)においては抵
抗分Rの出力が低下する。ここで、銅膜の場合は、
(a)点が約1000Å程度を示し、(b)点が200
0−3000Åを示し、(c)点が5000Å以上を示
す。
【0028】抵抗成分とリアクタンス成分の出力をそれ
ぞれ二乗し、平方することでベクトル演算回路により導
電性膜の膜厚に対応した合成インピーダンスZを出力す
ることが可能である。図7(c)は、導電性膜の膜厚と
合成インピーダンスZとの関係を示す。図7(c)から
明らかなように、合成インピーダンスZでは、膜厚の変
化に対して出力が直線的に変化する領域が、図7(a)
または(b)の抵抗分またはリアクタンス分を単独に計
測するのと比較して格段に拡張する。即ち、合成インピ
ーダンスZによれば、ダイナミックレンジの広い導電性
膜の膜厚の計測が可能になる。
【0029】図8は、これらの渦電流センサを備えたポ
リッシング装置の全体構成を示す縦断面図である。図8
に示されるように、ポリッシング装置は、ターンテーブ
ル21と、半導体ウエハWを保持しつつターンテーブル
21の研磨布22に押圧するトップリング(保持具)2
5とを具備している。ターンテーブル21はモータ27
に連結されており、矢印で示すようにその軸心回わりに
回転可能になっている。また、トップリング25は、モ
ータ(図示せず)に連結されるとともに昇降シリンダ
(図示せず)に連結されている。これによって、トップ
リング25は、矢印で示すように昇降可能かつその軸心
回りに回転可能になっており、半導体ウエハWを研磨布
22に対して任意の圧力で押圧することができるように
なっている。トップリング25はトップリングシャフト
32に連結されており、またトップリング25はその下
面にポリウレタン等の弾性マット27を備えている。ま
たトップリング25の下部外周部には、半導体ウエハW
の外れ止めを行うガイドリング26が設けられている。
また、ターンテーブル21の上方には研磨砥液ノズル2
8が設置されており、研磨砥液ノズル28によってター
ンテーブル21に貼設された研磨布22上に研磨砥液Q
が供給されるようになっている。
【0030】図8に示すように、ターンテーブル21内
にはセンサコイル10が埋め込まれている。センサコイ
ル10の接続ケーブルは、ターンテーブル21およびタ
ーンテーブル支持軸21a内を通り、ターンテーブル支
持軸21aの軸端に設けられたロータリコネクタ(また
はスリップリング)34を経由してコントローラ35に
接続されている。コントローラ35は交流信号源および
同期検波回路を含み、その出力は表示装置(ディスプレ
イ)36に接続されている。
【0031】図9は、図8に示すポリッシング装置の平
面図である。図示するように、センサコイル10a〜1
0f(2,10)は、トップリング25に保持された研
磨中の半導体ウエハWの中心Cwを通過する位置に、こ
の場合は6ヶ所に設置されている。符号Cはターンテ
ーブル21の回転中心である。センサコイル10a〜1
0fは、半導体ウエハWの下方を通過している間、通過
軌跡上で連続的に半導体ウエハWのCu層およびバリア
層等の導電性膜の膜厚を検出できるようになっている。
ここで、センサコイルの周波数を高低の複数種類用いる
ようにしてもよい。これにより、高い方でバリア層の膜
厚変化を主として検出し、低い方で導電層の膜厚変化を
主として検出する等の管理を行うことができる。
【0032】この場合は、センサコイルを6ヶ所に配置
しているが、配置数は適宜変更することができる。ま
た、ターンテーブルに研磨布を配置した例について説明
したが、固定砥粒プレートを用いるようにしてもよい。
また、この場合には固定砥粒プレート内にセンサコイル
を配置するようにしてもよい。なお、ターンテーブルは
1テーブルでなく複数テーブルタイプにも対応可能であ
る。また、ターンテーブルは研磨面を有するベルトやウ
エブ(Web)に代用できる。
【0033】上記構成のポリッシング装置において、ト
ップリング25の下面に半導体ウエハWを保持させ、半
導体ウエハWを回転しているターンテーブル21の上面
の研磨布22に昇降シリンダにより押圧する。一方、研
磨砥液ノズル28から研磨砥液Qを流すことより、研磨
布22に研磨砥液Qが保持されており、半導体ウエハW
の被研磨面(下面)と研磨布22の間に研磨砥液Qが存
在した状態でポリッシングが行われる。
【0034】この研磨中に、センサコイル10a〜10
fは、ターンテーブル21が一回転する毎にそれぞれ半
導体ウエハWの被研磨面の直下を通過する。この場合、
センサコイル10a〜10fは半導体ウエハWの中心C
wを通る軌道上に設置されているため、センサの移動に
伴って半導体ウエハWの被研磨面の円弧状の軌道上で連
続的に膜厚検出が可能である。そして、この場合には、
センサコイルが6ヶ所に設けられているので、断続的に
ではあるが短い間隔で研磨の進行状況をいずれかのセン
サコイルで検出できる。
【0035】従来の渦電流センサを用いた終点検出方法
では、該渦電流センサをトップリング内に設けていたた
め、半導体ウエハ上に形成されたCu層等の導電性膜の
膜厚はセンサコイルの直下しか計測できないという欠点
があった。この場合、トップリング側に埋め込むセンサ
の数を増やせば、膜厚の計測箇処は増加するが、それで
も、互いに離間した複数点(または多数点)の断続的な
計測値が得られるにすぎず、連続したプロファイルとし
ての計測値を得ることができないという問題点があっ
た。またセンサ数の増加に伴って、装置コストが増加す
るとともに信号処理が複雑になるという問題点があっ
た。ターンテーブルにセンサコイルを配置した本方式で
は、研磨中に、センサコイルは、ターンテーブルが一回
転する間に半導体基板の被研磨面の直下を通過する。こ
の場合、センサコイルは半導体基板の中心を通る軌道上
に設置されているため、センサコイルに対する相対的移
動に伴って半導体基板の被研磨面の円弧状の軌道上で連
続的に膜厚検出が可能である。
【0036】図10(a)(b)に示すように、研磨が
進行するにつれて、センサコイル10a〜10fの信号
をコントローラ35で処理した値は漸次減少してゆく。
即ち、導電性膜の膜厚が減少するにつれて、センサコイ
ル10a〜10fの信号をコントローラ35で処理した
値である検出値が減少してゆく。したがって、予め、導
電性膜が配線部を除いて除去されたときの検出値の値を
調べておけば、検出出力の値をモニターすることによ
り、CMPプロセスの終点を検出できる。
【0037】図11は、膜厚と発振周波数との関係を較
正した例を示す。例えば、1000Å(t)または2
00Å(t)等の基準ウエハを準備し、この基準ウエ
ハにおける検出出力を測定し、これらの点を基準点とす
る。そして、実際の研磨の進行状況に伴う検出出力に対
する膜厚変化のデータを取得し、これを点線で示す。こ
の検出出力は、抵抗成分出力、リアクタンス成分出力、
インピーダンス(振幅)出力、位相出力が可能である。
このデータを上記基準点に対して最小二乗法等の手法に
よりカーブを形成する。このような手法により、渦電流
センサの特性を較正しておくことで、検出出力の変化か
ら直接膜厚の変化を読みとることが可能となる。このよ
うな渦電流センサを多数備えたポリッシング装置によれ
ば、終点検出を半導体ウエハの全面について行うことが
でき、且つ短時間間隔で行うことができる。そして、上
述したようにバリア層であるTa、TaN、TiN層等
の研磨終点を検出できるので、極めて高精度の研磨終点
の検出を行える。
【0038】また、導電性膜が配線部を除いて除去され
ることを渦電流センサと光学式センサの両者からの信号
を処理し、モニターすることにより検出し、CMPプロ
セスの終点を決定するようにしてもよい。図12は、こ
のようなポリッシング装置の構成例を示す。ベルト状研
磨パッド41がローラ42,43により回転駆動され、
トップリング(保持具)45に保持された研磨対象物
(半導体ウエハ)が回転しつつ研磨パッド41に押圧さ
れる。研磨対象物の被研磨面は研磨パッド(研磨面)に
摺接され、これにより研磨が進行する。トップリングの
直下には、上記渦電流センサと光学式センサを備えた支
持体46が配置され、被研磨面の表面状態をモニタす
る。ここで、穴47(図12(a)参照)および切欠き
48(図12(b)参照)は、光学式センサが研磨面の
表面状態を観察するためのものである。
【0039】本実施の形態においては、導電性膜として
Cu層およびバリア層について説明したが、Cr,W,
Ti等の他の金属であってもよい。また、渦電流セン
サ信号、ターンテーブルモータもしくはトップリング
モータの電流信号、テーブル内もしくはテーブル外に
設けた光学的手段による研磨面への入射および反射の光
学信号、研磨面の温度信号を単独または適切なる組合
せにより使用することにより、研磨終点の検出性能を向
上させることもできる。
【0040】図13は、本発明の渦電流センサをめっき
槽に配置した例を示す。めっき槽51には金属めっき膜
を被着する半導体ウエハWが配置され、治具52に固定
されている。治具52の内部にはセンサコイル10が配
置され、コントローラ53に接続されている。コントロ
ーラ53には交流信号源および同期検波回路を備え、半
導体ウエハW上に被着する金属めっき膜の膜厚を検出す
る。これにより、めっき膜の形成状況を非接触で確実に
把握することができる。
【0041】なお、本発明の渦電流センサは、上述の図
示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸
脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論
である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、導
電性膜の検出を極薄膜から比較的厚い膜迄高精度で行え
る。これにより、例えば半導体ウエハ上に形成されるバ
リア層等の極薄の高抵抗層の研磨時の膜厚管理も可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の渦電流センサの構成を示
すブロック図である。
【図2】図1に示す渦電流センサによる膜厚の変化に伴
う抵抗成分(R)・リアクタンス成分(X)の推移軌跡
を示す図である。
【図3】膜厚の変化による抵抗成分(R)およびリアク
タンス成分(X)の変化例を示す図である。
【図4】同期検波回路の構成例を示す図である。
【図5】センサコイルの構成例を示す図である。
【図6】図5に示すセンサコイルの接続例を示す図であ
る。
【図7】導電性膜の膜厚と同期検波出力の関係を示すグ
ラフであり、(a)はリアクタンス成分の変化を示し、
(b)は抵抗成分の変化を示し、(c)はインピーダン
ス(振幅)の変化を示す。
【図8】本発明の渦電流センサを備えたポリッシング装
置の全体構成を示す縦断面図である。
【図9】図8に示すポリッシング装置のターンテーブル
の平面図である。
【図10】図8に示す装置における発振信号の検出例を
示す図である。
【図11】渦電流センサの検出出力と膜厚の較正例を示
す図である。
【図12】本発明の渦電流センサを備えた他のポリッシ
ング装置の構成例を示す斜視図である。
【図13】本発明の渦電流センサを備えためっき槽を示
す図である。
【符号の説明】
1 センサコイル 2,10(10a〜10f) 渦電流センサ 3 交流信号源 5 同期検波回路 11 ボビン 12 発振コイル 13 検出コイル 14 バランスコイル 16 可変抵抗 17 抵抗回路網 105 cos同期検波回路 106 sin同期検波回路 109,110 ベクトル演算回路 W 半導体ウエハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須藤 康成 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 Fターム(参考) 2F063 AA16 BA26 BC09 CA10 DA01 DA05 DB03 GA08 KA01 3C034 AA19 BB91 CA02 CB01 DD10 3C058 AA07 AC02 CB01 DA17

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性膜または導電性膜が形成される基
    体の近傍に配置されるセンサコイルと、該センサコイル
    に交流信号を供給して前記導電性膜に渦電流を形成する
    信号源と、前記導電性膜に形成された渦電流を前記セン
    サコイルにより検出する検出回路とを備えたことを特徴
    とする渦電流センサ。
  2. 【請求項2】 前記検出回路は、前記センサコイル端子
    に現れる前記導電性膜中の渦電流信号から、抵抗成分
    と、リアクタンス成分と、位相および振幅との少なくと
    も1つを分離して出力する検波器であることを特徴とす
    る請求項1記載の渦電流センサ。
  3. 【請求項3】 前記検出回路はcos成分検波器を備
    え、前記センサコイル端子から見たインピーダンスのう
    ち、抵抗成分を取り出すことを特徴とする請求項1記載
    の渦電流センサ。
  4. 【請求項4】 前記検出回路はsin成分検波器を備
    え、前記センサコイル端子から見たインピーダンスのう
    ち、リアクタンス成分を取り出すことを特徴とする請求
    項1記載の渦電流センサ。
  5. 【請求項5】 前記センサコイルは、前記信号源に接続
    する発振コイルと、該コイルの前記導電性膜または前記
    基体側に配置する検出コイルと、前記発振コイルの前記
    導電性膜の反対側に配置するバランスコイルとを具備
    し、前記検出コイルとバランスコイルとは、互いに逆相
    となるように接続したものであることを特徴とする請求
    項1記載の渦電流センサ。
  6. 【請求項6】 前記検出コイルとバランスコイルとを互
    いに逆相となるように接続した直列回路に、可変抵抗を
    含む抵抗ブリッジ回路を接続し、検出対象の前記導電性
    膜が存在しないときに前記直列回路の出力がゼロとなる
    ように調整可能としたことを特徴とする請求項5記載の
    渦電流センサ。
  7. 【請求項7】 導電性膜または導電性膜が形成される基
    体の近傍にセンサコイルを配置し、該センサコイルに一
    定周波数の交流電流を供給して前記導電性膜または前記
    基体に渦電流を形成し、前記センサコイルの両端子から
    見た前記導電性膜を含めたインピーダンスを計測し、前
    記インピーダンスより前記導電性膜の膜厚を検出するこ
    とを特徴とする導電性膜の検出方法。
  8. 【請求項8】 前記センサコイルは、前記信号源に接続
    する発振コイルと、該コイルの前記導電性膜側に配置す
    る検出コイルと、前記発振コイルの前記導電性膜の反対
    側に配置するバランスコイルとを具備し、前記検出コイ
    ルとバランスコイルとは、互いに逆相となるように接続
    したものであることを特徴とする請求項7記載の導電性
    膜の検出方法。
  9. 【請求項9】 複数の発振周波数源を備え、前記導電性
    膜の種類に対応させて使用する発振周波数を選択可能と
    したことを特徴とする請求項7記載の導電性膜の検出方
    法。
  10. 【請求項10】 基板を保持する保持具と研磨面を備
    え、少なくとも一部に導電性膜を有する基板の被研磨面
    を前記研磨面に摺接させて研磨するポリッシング装置に
    おいて、 前記被研磨面の下方または上方に渦電流センサコイルを
    備え、前記センサコイルは前記導電性膜に渦電流を形成
    して該センサコイルから見た前記導電性膜により形成さ
    れるインピーダンスから前記導電性膜の膜厚を検出する
    ことを特徴とするポリッシング装置。
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