JP2003106658A - 熱回収システムおよび補助熱源器 - Google Patents

熱回収システムおよび補助熱源器

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JP2003106658A
JP2003106658A JP2001299750A JP2001299750A JP2003106658A JP 2003106658 A JP2003106658 A JP 2003106658A JP 2001299750 A JP2001299750 A JP 2001299750A JP 2001299750 A JP2001299750 A JP 2001299750A JP 2003106658 A JP2003106658 A JP 2003106658A
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heating
heat
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heat recovery
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JP2001299750A
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Chie Oka
智恵 岡
Takuji Saeki
卓治 佐伯
Tatsuro Arai
達朗 荒井
Takehiro Shimizu
武浩 清水
Yoshihide Nakajima
良秀 中嶋
Kiwamu Suzuki
究 鈴木
Kenichi Tanogashira
健一 田之頭
Kazuya Yamaguchi
和也 山口
Yoshitaka Kashiwabara
義孝 栢原
Shin Iwata
伸 岩田
Keiji Takimoto
桂嗣 滝本
Tadao Sugawara
忠男 菅原
Hiroshi Takagi
博司 高木
Kazuhiro Matsumoto
和博 松本
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Saibu Gas Co Ltd
Osaka Gas Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Noritz Corp
Toho Gas Co Ltd
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Saibu Gas Co Ltd
Osaka Gas Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Noritz Corp
Toho Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補助熱源器による不必要な加熱を可及的に低
減して熱回収の無駄をなくして効率を高めることを目的
とする。 【解決手段】 熱動開閉弁を開放して暖房水の供給循環
を開始してから一定時間経過した後に、暖房水の温度、
設定された暖房および暖房循環回路の流量に基づいて、
設定温度の暖房を行うのに必要な供給すべき供給熱量を
演算し、この供給熱量を、ガスエンジンの排熱を回収熱
量に対応するガスエンジンの発生熱量で賄えるか否かを
判断して賄えないときには、補助熱源器による暖房水の
加熱を開始するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、暖房用熱媒を暖房
端末に供給循環させるとともに、ガスエンジン等の熱源
が発生する熱を回収して暖房用熱媒を加熱する熱回収シ
ステムおよびこの熱回収システムに用いる補助熱源器に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、暖房端末に暖房水を供給循環させ
る温水暖房機を補助熱源器として備え、ガスエンジン等
の熱源が発生する排熱を回収して暖房水を加熱する熱回
収システムがある。
【0003】かかる熱回収システムでは、温水暖房機
は、熱動開閉弁を介して暖房水を、暖房循環回路に設け
られた暖房端末に供給循環させる一方、この暖房循環回
路の戻り経路に、ガスエンジン等の熱源の排熱によって
加熱された熱媒が供給循環される排熱熱交換器を設置
し、この排熱熱交換器による前記熱媒と暖房水との熱交
換によって、戻りの暖房水を加熱して暖房運転を行うも
のである。
【0004】温水暖房機は、バーナを備えた暖房熱交換
器を内蔵しており、熱源の排熱による加熱だけでは、熱
量が不足して所望の暖房を行えないときには、前記バー
ナを燃焼させて暖房熱交換器で暖房水を加熱するもので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような熱回収シス
テムでは、暖房運転の開始時などにおいて、温水暖房機
は、熱動開閉弁を開放して暖房循環回路に暖房水の供給
を開始するとともに、内蔵のサーミスタなどによって暖
房循環回路の暖房水の温度を検知し、その検知温度が、
予め定めた温度以上であるか否かに基づいて、暖房熱交
換器による暖房水の加熱を開始するか否かを判定してい
る。
【0006】このように従来例では、熱動開閉弁を開放
して暖房水の温度を検知し、それに基づいて、暖房熱交
換器による加熱を開始するか否かを判定しているので、
排熱熱交換器によって加熱された暖房水が、暖房循環回
路内を十分に循環しておらず、その温度が未だ均一にな
っていない状態で、暖房水の温度を検知して暖房熱交換
器による加熱を開始するか否かを判定してしまう場合が
あり、かかる場合には、排熱熱交換器による加熱の熱量
だけで暖房に必要な熱量を賄えるときでも、暖房熱交換
器による不必要な加熱が開始されてしまうことがあると
いった難点がある。
【0007】本発明は、上述のような点に鑑みて為され
たものであって、補助熱源器による不必要な加熱を可及
的に低減して熱回収の無駄をなくして効率を高めること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、上述の目的
を達成するために、次のように構成している。
【0009】すなわち、請求項1に係る本発明の熱回収
システムは、暖房用熱媒を加熱する加熱手段と、該加熱
手段からの暖房用熱媒を、開閉弁を介して循環ポンプで
暖房端末に供給循環させる暖房循環回路と、熱源の発生
する熱を回収して前記暖房循環回路を循環する暖房用熱
媒を加熱する熱回収回路とを備える熱回収システムにお
いて、前記加熱手段による暖房用熱媒の加熱を開始する
か否かを制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前
記開閉弁を開放して暖房用熱媒の供給を開始したとき
に、設定温度の暖房を行うのに必要な供給すべき供給熱
量を演算して前記熱回収回路からの熱量に対応する回収
熱量と比較し、その比較結果に基づいて前記加熱手段を
制御するものである。
【0010】請求項1に係る本発明によれば、開閉弁を
開放して暖房用熱媒の供給循環を開始するときには、設
定温度の暖房を行うのに必要な供給すべき供給熱量を演
算して熱回収回路からの熱量に対応する回収熱量と比較
し、その比較結果に基づいて、加熱手段よる暖房用熱媒
の加熱を開始するか否かを制御するので、回収熱量で供
給熱量を賄えるときには、加熱手段による加熱を行うこ
となく、熱源から回収した熱量のみで暖房を行うことが
でき、単に検知された暖房水の温度が、予め定めた温度
以上であるか否かに基づいて、加熱を開始するか否かを
判定する従来例に比べて、加熱手段による不必要な加熱
を抑制できる。
【0011】請求項2に係る本発明は、請求項1の発明
において、前記制御手段は、前記暖房循環回路の暖房用
熱媒の流量、暖房用熱媒の温度および前記設定温度に基
づいて、単位時間当たりの前記供給熱量を演算する演算
部と、演算された供給熱量と単位時間当たりの前記回収
熱量とを比較して前記加熱手段による前記暖房用熱媒の
加熱を開始するか否かを判定する判定部とを備えてい
る。
【0012】請求項2に係る本発明によれば、暖房に必
要な単位時間当たりの供給熱量を、前記暖房循環回路の
暖房用熱媒の流量、暖房用熱媒の温度および前記設定温
度から容易に演算して単位時間当たりの回収熱量とを比
較することにより、加熱手段による加熱を開始するか否
かを判定することができる。
【0013】請求項3に係る本発明は、請求項2の発明
において、前記演算部は、前記暖房循環回路の暖房用熱
媒の流量を、開放される前記開閉弁の数に基づいて算出
するものである。
【0014】請求項3に係る本発明によれば、開放され
る開閉弁の数、すなわち、暖房運転を行う暖房端末の台
数によって暖房循環回路の暖房用熱媒の流量を算出する
ので、流量センサなどを別途設ける必要がない。
【0015】請求項4に係る本発明は、請求項1〜3の
いずれかの発明において、前記制御手段は、前記開閉弁
を開放して一定時間経過後に、前記供給熱量の演算およ
び前記回収熱量との比較を行って前記加熱手段を制御す
るものである。
【0016】請求項4に係る本発明によれば、開閉弁を
開放して一定時間経過後、すなわち、暖房用熱媒が暖房
循環回路を循環して温度が均一になった状態で、暖房用
熱媒の温度を用いて供給熱量を演算するので、より正確
な熱量の演算が行える。
【0017】請求項5に係る本発明の補助熱源器は、熱
源の発生する熱を回収して暖房用熱媒を加熱する熱回収
回路と共に用いられるものであって、前記暖房用熱媒を
加熱する加熱手段を有するとともに、前記暖房用熱媒
を、開閉弁を介して暖房循環回路に設けられた暖房端末
に供給循環させる補助熱源器であって、前記加熱手段に
よる暖房用熱媒の加熱を開始するか否かを制御する制御
手段を備え、前記制御手段は、前記開閉弁を開放して一
定時間経過した後に、設定温度の暖房を行うのに必要な
供給すべき供給熱量を演算して前記熱回収回路からの熱
量に対応する回収熱量と比較し、その比較結果に基づい
て前記加熱手段を制御するものである。
【0018】請求項5に係る本発明によれば、補助熱源
器は、開閉弁を開放して暖房用熱媒の供給循環を開始す
るときには、設定温度の暖房を行うのに必要な供給すべ
き供給熱量を演算して熱回収回路からの熱量に対応する
回収熱量と比較し、その比較結果に基づいて、加熱手段
よる暖房用熱媒の加熱を開始するか否かを制御するの
で、回収熱量で供給熱量を賄えるときには、加熱手段に
よる加熱を行うことなく、熱源から回収した熱量のみで
暖房を行うことができ、単に検知された暖房水の温度
が、予め定めた温度以上であるか否かに基づいて、加熱
を開始するか否かを判定する従来例に比べて、加熱手段
による不必要な加熱を抑制できる。
【0019】請求項6に係る本発明の熱回収システム
は、暖房用熱媒を加熱する加熱手段と、該加熱手段から
の暖房用熱媒を、開閉弁を介して循環ポンプで暖房端末
に供給循環させる暖房循環回路と、前記暖房端末のリモ
コンからのデューティー比制御信号に基づいて、前記開
閉弁の設定時間に対する開放時間を制御して前記暖房端
末へ供給する熱量を調整する調整手段と、熱源の発生す
る熱を回収して前記暖房循環回路を循環する暖房用熱媒
を加熱する熱回収回路とを備える熱回収システムにおい
て、前記加熱手段による暖房用熱媒の加熱を開始するか
否かを制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記
リモコンからの前記デューティー比制御信号に基づい
て、前記加熱手段を制御するものである。
【0020】請求項6に係る本発明によれば、暖房端末
のリモコンからデューティー比制御信号が調整手段に与
えられると、調整手段は、そのデューティー比になるよ
うに開閉弁の設定時間に対する開放時間を制御して暖房
端末へ供給する熱量を調整するのであるが、このデュー
テイー比は、設定温度の暖房を行うのに必要な熱量に対
応しており、制御手段は、このデューティー比に基づい
て、設定温度の暖房を行うのに必要な熱量を、熱回収回
路からの回収熱量で賄うことができるか否かを判断して
加熱手段による加熱の要否を判断することができ、これ
によって、加熱手段による不必要な加熱を抑制すること
ができる。
【0021】請求項7に係る本発明は、請求項6の発明
において、前記制御手段は、前記デューティー比制御信
号のデューティー比が所定のデューティー比以上である
ときには、前記加熱手段による加熱を開始させる一方、
前記所定のデューティー比未満であるときには、前記加
熱手段による加熱を開始させないものである。
【0022】請求項7に係る本発明によれば、設定温度
の暖房を行うのに必要な熱量に対応するリモコンからの
デューティー比制御信号のデューティー比が、熱回収回
路からの回収熱量に対応する所定のデューテイー比以上
であるときには、回収熱量のみでは暖房に必要な熱量を
賄えないとして加熱手段による加熱を開始させる一方、
リモコンからのデューティー比が、所定のデューテイー
比未満であるときには、回収熱量のみで暖房に必要な熱
量を賄えるとして、加熱手段による加熱を開始すること
なく、熱源から回収した熱量のみで暖房を行うことがで
き、これによって、加熱手段による不必要な加熱を抑制
することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図面に示す
実施形態に基づいて説明する。
【0024】図1は、本発明の一つの実施の形態に係る
熱回収システムを適用した給湯暖房システムの概略構成
図である。
【0025】同図において、1は熱源としての発電機能
を有するガスエンジンであり、このガスエンジン1によ
って発電された電気は、当該給湯暖房システムが設置さ
れている一般家庭の家庭内負荷に供給される。
【0026】2はガスエンジン1からの排熱、例えば、
ガスエンジンンの水冷およびガスエンジンの排ガスによ
って加熱された不凍液が循環する排熱回収回路であり、
貯湯槽3の内部に設置された熱交換器4と、循環ポンプ
5と、暖房用熱媒としての暖房水を排熱で加熱する排熱
熱交換器19とを備えている。なお、暖房用熱媒は、水
に限らず、不凍液などであってもよい。
【0027】貯湯槽3の下部の給水口には、給水配管7
が接続される一方、上部の出湯口には出湯配管8が接続
されており、混合弁9によって、給水配管からの給水
に、貯湯槽3からの出湯が混合されて給湯熱交換器10
を介して給湯されるように構成されている。
【0028】11は、マイクロコンピュータなどからな
るコントローラであり、各種センサの出力およびリモコ
ン12からの設定操作に応じて、ガスエンジン1の駆動
停止の制御を行うとともに、補助熱源器6およびその他
各部の制御を行うものである。
【0029】補助熱源器6は、暖房水を図示しないバー
ナの燃焼によって加熱する加熱手段としての暖房熱交換
器13と、暖房水を、暖房端末14に送給する循環ポン
プとしての暖房ポンプ15と、戻りの暖房水の温度を検
知するサーミスタ16と、上述の給湯熱交換器10と、
後述のようにして熱量演算を行って暖房熱交換器13に
よる加熱を制御するとともに、各部を制御するコントロ
ーラ17とを備えており、図示しない熱動開閉弁を介し
て暖房循環回路18に設けられている暖房端末14に暖
房水を供給循環させる。
【0030】なお、図1においては、暖房端末14は、
1台のみしか示されていないが、複数台の暖房端末を互
いに並列に配置し、複数の熱動開閉弁の対応する熱動開
閉弁を介して暖房水をそれぞれ供給循環させることがで
きるものである。
【0031】このシステムでは、ガスエンジン1を駆動
するとともに、排熱回収回路2の循環ポンプ5を駆動し
てガスエンジン1からの熱媒を、矢符で示されるように
排熱熱交換器19および熱交換器4を介して循環させる
ことにより、ガスエンジン1から回収した排熱を、熱交
換器4で放熱させて貯湯槽3内の低温の水を加熱して蓄
熱するものである。
【0032】このとき、暖房運転を行う場合には、補助
熱源器6の図示しない熱動開閉弁を開放して暖房ポンプ
15を駆動して暖房水を、暖房端末14を介して供給循
環させることにより、排熱熱交換器19によって暖房水
を加熱することができる。
【0033】この実施の形態では、暖房運転の開始時な
どにおいて、排熱熱交換器19による暖房水の加熱だけ
で所望の暖房を行えるにも拘わらず、暖房熱交換器13
による不必要な加熱を開始してしまい、回収した熱量が
無駄になってしまうのを回避するために、次のように構
成している。
【0034】すなわち、補助熱源器6のコントローラ1
7は、暖房運転の開始時などには、熱動開閉弁を開放す
るとともに、暖房ポンプ15を駆動して暖房循環回路1
8に設けられている暖房端末14への暖房水を供給循環
させ、排熱回収回路2の排熱熱交換器19によって加熱
された暖房水が、暖房循環回路18を循環し、一定時
間、例えば、暖房水が、暖房循環回路18を一巡する程
度の時間、例えば、数分程度が経過した後、サーミスタ
16によって暖房水の温度を検知し、この検知した温
度、暖房循環回路18の暖房水の流量および暖房端末1
4から与えられる設定温度に基づいて、設定温度の暖房
を行うのに必要な供給すべき供給熱量を演算算出する。
【0035】そして、この算出した供給熱量と、排熱回
収回路2からの熱量に対応する回収熱量とを比較し、供
給熱量が回収熱量を超えるときには、暖房熱交換器13
のバーナの燃焼を開始して暖房熱交換器13による暖房
水の加熱を開始し、また、供給熱量が回収熱量以下であ
るときには、回収熱量によって必要な熱量を賄えるとし
て暖房熱交換器13による加熱を開始しないものであ
る。
【0036】供給熱量は、暖房水の検知温度、暖房循環
回路18の暖房水の流量および暖房の設定温度から次式
に従って算出される。
【0037】供給熱量=暖房水の流量×(設定温度−検
知温度)ここで、暖房循環回路18の暖房水の流量は、
この実施の形態では、次のようにして算出している。す
なわち、図1では、上述のように、暖房端末14は、1
台のみしか示されていないが、複数台の暖房端末を互い
に並列に配置し、複数の熱動開閉弁のそれぞれに個別的
に対応させて各熱動開閉弁を介して暖房水を供給循環さ
せるものである。
【0038】各暖房端末が設けられている各系統の流量
(例えば、リットル/分)、すなわち、暖房端末1台当
たりの流量は、予め把握できるので、暖房端末からの暖
房運転の要求に応じて開放される熱動開閉弁の数に、前
記暖房端末1台当たりの流量を掛けることによって、暖
房循環回路18の暖房水の流量を算出できるものであ
る。
【0039】したがって、上記算出式に従って、暖房に
必要とされる単位時間当たりの供給熱量を算出できるこ
とになる。なお、本発明の他の実施の形態として、流量
センサを設けて流量を検知するようにしてもよい。
【0040】一方、熱源であるガスエンジン1の発生熱
量は、一定、例えば、2800kcal/hr程度であ
るので、これに基づいて、このガスエンジン1の排熱か
ら回収される単位時間当たりの回収熱量も予め設定でき
るものであり、この実施の形態では、後述のようにガス
エンジン1の発生熱量を、そのまま回収熱量としてい
る。なお、排熱回収の効率を考慮してガスエンジン1の
発生熱量よりも少ない熱量を、回収熱量としてもよい。
【0041】以上のようにして、設定温度の暖房を行う
のに必要な単位時間当たりの供給熱量を演算し、その供
給熱量と単位時間当たりの回収熱量とを比較して供給熱
量が回収熱量を超えるときに、暖房熱交換器13のバー
ナの燃焼を開始して暖房熱交換器13による暖房水の加
熱を開始し、供給熱量が回収熱量以下であるときには、
回収熱量によって必要な熱量を賄えるとして暖房熱交換
器13による加熱を開始しないので、単に検知された暖
房水の温度が、予め定めた温度以上であるか否かに基づ
いて、加熱を開始するか否かを判定する従来例に比べ
て、暖房熱交換器13による不必要な加熱を抑制でき、
これによって、回収した排熱の無駄を無くして効率を向
上させることができる。
【0042】しかも、この実施の形態では、熱動開閉弁
を開放して暖房水の供給循環を開始してから一定時間経
過後に、暖房水の温度を検知して供給熱量を演算するよ
うにしているので、暖房循環回路18の均一になった暖
房水の温度を検知して供給熱量を演算することになり、
精度の高い判定が行えることになる。
【0043】図2は、上述の暖房運転の開始時における
動作を説明するためのフローチャートである。
【0044】先ず、暖房端末14から暖房開始の要求が
あったか否かを判断し(ステップn1)、要求があった
ときには、暖房ポンプ15を駆動するとともに、対応す
る熱動開閉弁を開放(ON)して暖房水の供給循環を開
始する(ステップn2)。なお、ガスエンジン1および
排熱回収回路2の循環ポンプ5が駆動されていないとき
には、暖房開始の要求に応答してガスエンジン1および
循環ポンプ5の駆動を開始する。
【0045】次に、一定時間が経過したか否かを判断し
(ステップn3)、経過したときには、開放した熱動開
閉弁の数、暖房設定温度およびサーミスタ16で検知し
た温度から必要な供給熱量を上述のようにして演算し
(ステップn4)、この供給熱量と、この実施の形態で
は、回収熱量としてのガスエンジン1の発生熱量とを比
較して、発生熱量で賄える熱量であるか否か、すなわ
ち、供給熱量が発生熱量以下であるか否かを判断し(ス
テップn5)、賄える熱量であるときには、暖房熱交換
器13のバーナを燃焼させることなく終了し、賄えない
熱量であるときには、補助熱源器6の暖房熱交換器13
のバーナの燃焼を開始して暖房水の加熱を開始して終了
する(ステップn6)。
【0046】なお、暖房運転期間中においては、熱動開
閉弁の開閉制御が行われるのであるが、この暖房運転期
間中において、熱動開閉弁を開放したときにも、上述の
処理が実行されて暖房熱交換器13による加熱を開始す
るか否かを判定して不必要な暖房熱交換器13による加
熱を抑制するものである。
【0047】上述の実施の形態では、設定温度の暖房を
行うのに必要な供給熱量を演算して回収熱量と比較し、
その比較結果に基づいて、暖房熱交換器13のバーナの
燃焼を制御したけれども、本発明の他の実施の形態とし
て、暖房端末14の図示しないリモコンから補助熱源器
6のコントローラ17に与えられる前記熱動開閉弁のデ
ューティー比を制御するためのデューティー比制御信号
に基づいて、暖房熱交換器13のバーナの燃焼を制御す
るようにしてもよい。
【0048】すなわち、暖房端末14のリモコン、例え
ば、床暖房リモコンでは、設定温度が入力されると、そ
の設定温度と室温センサで検知される室温との差などに
基づいて、床暖房パネルに加えるべき熱量を演算して、
暖房循環回路18に配設されている上述の熱動開閉弁
を、設定時間に対してどれだけの時間開放するかを示す
デューティー比制御信号を補助熱源器6のコントローラ
17に送出し、調整手段としてのコントローラ17は、
そのデューティー比制御信号に基づいて、熱動開閉弁の
設定時間に対する開放時間を制御して暖房端末14へ供
給する熱量を調整している。
【0049】このように暖房端末14のリモコンから補
助熱源器6のコントローラ17に与えられるデューティ
ー比の制御信号は、設定温度の暖房を行うのに必要な熱
量に対応しており、したがって、排熱回収回路2からの
回収熱量に対応する所定のデューティー比を予め設定し
ておき、暖房端末14のリモコンからのデューテイー比
と所定のデューティー比とを比較してその比較結果に基
づいて、暖房熱交換器13のバーナの燃焼を制御するよ
うにしてもよい。
【0050】例えば、排熱回収回路2からの回収熱量に
対応する所定のデューティー比を25%とすると、暖房
端末14のリモコンから補助熱源器6のコントローラ1
7に与えられるデューティー比制御信号のデューティー
比が、25%以上であるときには、回収熱量のみでは暖
房に必要な熱量を賄えないとして、暖房熱交換器13の
バーナの燃焼を開始し、暖房端末14のリモコンから補
助熱源器6のコントローラ17に与えられるデューティ
ー比制御信号のデューティー比が、25%未満であると
きには、回収熱量のみで暖房に必要な熱量を賄えるとし
て、暖房熱交換器13のバーナの燃焼を開始させること
なく、熱源から回収した熱量のみで暖房を行うのであ
る。
【0051】上述の各実施の形態では、ガスエンジンの
排熱を回収したけれども、本発明の他の実施の形態とし
て、燃料電池やマイクロガスタービンのような他の発電
機の排熱を回収するようにしてもよい。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、開閉弁を
開いて暖房用熱媒の供給循環を開始するときには、設定
温度の暖房を行うのに必要な供給すべき供給熱量を演算
して熱回収回路からの熱量に対応する回収熱量と比較
し、その比較結果に基づいて、加熱手段よる暖房用熱媒
の加熱を開始するか否かを制御するので、回収熱量で供
給熱量を賄えるときには、加熱手段による加熱を行うこ
となく、熱源から回収した熱量のみで暖房を行うことが
でき、単に検知された暖房水の温度が、予め定めた温度
以上であるか否かに基づいて、加熱を開始するか否かを
判定する従来例に比べて、加熱手段による不必要な加熱
を抑制でき、これによって、熱回収回路による回収熱量
が無駄になるのを防止して効率を向上させることができ
る。
【0053】特に、開閉弁を開放して一定時間経過後、
すなわち、暖房用熱媒が暖房循環回路を循環して温度が
均一になった状態で、暖房用熱媒の温度を検知し、その
検知温度を用いて供給熱量を演算することによって、正
確な熱量の演算が行えることになり、加熱手段による不
必要な加熱の抑制を高い精度で行える。
【0054】また、設定温度の暖房を行うのに必要な熱
量に対応する暖房端末のリモコンから与えられる開閉弁
制御のためのデューティー比に基づいて、暖房に必要な
熱量を、熱回収回路からの回収熱量で賄うことができる
か否かを判定して加熱手段による加熱を制御することが
できるので、加熱手段による不必要な加熱を抑制するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る給湯暖房システムの
概略構成図である。
【図2】図1の実施の形態の動作説明に供するフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 ガスエンジン 2 排熱回収回路 3 貯湯槽 4 熱交換器 5 循環ポンプ 6 補助熱源器 13 暖房熱交換器 14 暖房端末 16 サーミスタ 17 コントローラ 18 暖房循環回路 19 排熱熱交換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000221834 東邦瓦斯株式会社 愛知県名古屋市熱田区桜田町19番18号 (71)出願人 000196680 西部瓦斯株式会社 福岡県福岡市博多区千代1丁目17番1号 (72)発明者 岡 智恵 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 佐伯 卓治 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 荒井 達朗 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 清水 武浩 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 中嶋 良秀 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 鈴木 究 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 田之頭 健一 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 山口 和也 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 栢原 義孝 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 岩田 伸 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 滝本 桂嗣 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 菅原 忠男 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 高木 博司 愛知県名古屋市熱田区桜田町19番18号 東 邦瓦斯株式会社内 (72)発明者 松本 和博 福岡県福岡市博多区千代1丁目17番21号 西部瓦斯株式会社内 Fターム(参考) 3L070 AA01 BB01 BB09 DE09 DF07 DG01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 暖房用熱媒を加熱する加熱手段と、該加
    熱手段からの暖房用熱媒を、開閉弁を介して循環ポンプ
    で暖房端末に供給循環させる暖房循環回路と、熱源の発
    生する熱を回収して前記暖房循環回路を循環する暖房用
    熱媒を加熱する熱回収回路とを備える熱回収システムに
    おいて、 前記加熱手段による暖房用熱媒の加熱を開始するか否か
    を制御する制御手段を備え、 前記制御手段は、前記開閉弁を開放して暖房用熱媒の供
    給を開始したときに、設定温度の暖房を行うのに必要な
    供給すべき供給熱量を演算して前記熱回収回路からの熱
    量に対応する回収熱量と比較し、その比較結果に基づい
    て前記加熱手段を制御することを特徴とする熱回収シス
    テム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の熱回収システムにおい
    て、 前記制御手段は、前記暖房循環回路の暖房用熱媒の流
    量、暖房用熱媒の温度および前記設定温度に基づいて、
    単位時間当たりの前記供給熱量を演算する演算部と、演
    算された供給熱量と単位時間当たりの前記回収熱量とを
    比較して前記加熱手段による前記暖房用熱媒の加熱を開
    始するか否かを判定する判定部とを備えることを特徴と
    する熱回収システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の熱回収システムにおい
    て、 前記演算部は、前記暖房循環回路の暖房用熱媒の流量
    を、開放される前記開閉弁の数に基づいて算出すること
    を特徴とする熱回収システム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の熱回収
    システムにおいて、 前記制御手段は、前記開閉弁を開放して一定時間経過後
    に、前記供給熱量の演算および前記回収熱量との比較を
    行って前記加熱手段を制御することを特徴とする熱回収
    システム。
  5. 【請求項5】 熱源の発生する熱を回収して暖房用熱媒
    を加熱する熱回収回路と共に用いられるものであって、
    前記暖房用熱媒を加熱する加熱手段を有するとともに、
    前記暖房用熱媒を、開閉弁を介して暖房循環回路に設け
    られた暖房端末に供給循環させる補助熱源器であって、 前記加熱手段による暖房用熱媒の加熱を開始するか否か
    を制御する制御手段を備え、 前記制御手段は、前記開閉弁を開放して一定時間経過し
    た後に、設定温度の暖房を行うのに必要な供給すべき供
    給熱量を演算して前記熱回収回路からの熱量に対応する
    回収熱量と比較し、その比較結果に基づいて前記加熱手
    段を制御することを特徴とする補助熱源器。
  6. 【請求項6】 暖房用熱媒を加熱する加熱手段と、該加
    熱手段からの暖房用熱媒を、開閉弁を介して循環ポンプ
    で暖房端末に供給循環させる暖房循環回路と、前記暖房
    端末のリモコンからのデューティー比制御信号に基づい
    て、前記開閉弁の設定時間に対する開放時間を制御して
    前記暖房端末へ供給する熱量を調整する調整手段と、熱
    源の発生する熱を回収して前記暖房循環回路を循環する
    暖房用熱媒を加熱する熱回収回路とを備える熱回収シス
    テムにおいて、 前記加熱手段による暖房用熱媒の加熱を開始するか否か
    を制御する制御手段を備え、 前記制御手段は、前記リモコンからの前記デューティー
    比制御信号に基づいて、前記加熱手段を制御することを
    特徴とする熱回収システム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の熱回収システムにおい
    て、 前記制御手段は、前記デューティー比制御信号のデュー
    ティー比が所定のデューティー比以上であるときには、
    前記加熱手段による加熱を開始させる一方、前記所定の
    デューティー比未満であるときには、前記加熱手段によ
    る加熱を開始させないことを特徴とする熱回収システ
    ム。
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