JP2003106249A - 風車覆体 - Google Patents

風車覆体

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JP2003106249A
JP2003106249A JP2001302628A JP2001302628A JP2003106249A JP 2003106249 A JP2003106249 A JP 2003106249A JP 2001302628 A JP2001302628 A JP 2001302628A JP 2001302628 A JP2001302628 A JP 2001302628A JP 2003106249 A JP2003106249 A JP 2003106249A
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wind turbine
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Shogo Ogawa
昭吾 小川
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/70Wind energy
    • Y02E10/74Wind turbines with rotation axis perpendicular to the wind direction

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強風から風車を守り且つ風車に適正な風圧を
作用せしめることもできる実用性に秀れた風車覆体を提
供するものである。 【解決手段】 風車1を覆う覆体2であって、この覆体
2には開閉自在の風導入口3が設けられているものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、風車覆体に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】羽根体
が風圧を受けることで回転軸が回転する風車は、常に羽
根体が風圧を受けられるように露出した状態で設置され
ている。
【0003】しかし、これでは例えば台風到来時など
に、強風によって風車が破損するという問題が生じる。
【0004】そこで、風車を覆う覆体を設け、必要に応
じて風車を覆体で覆ったり、風車から覆体を除去したり
する工夫もあるが、この場合、一般的に風車は高所に設
置される為、覆体の設置や除去等が非常に厄介な作業と
なる。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するもので、
強風から風車を守り且つ風車に適正な風圧を作用せしめ
ることもできる実用性に秀れた風車覆体を提供するもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0007】風車1を覆う覆体2であって、この覆体2
には開閉自在の風導入口3が設けられていることを特徴
とする風車覆体に係るものである。
【0008】また、請求項1記載の風車覆体において、
風導入口3から導入された風が覆体2内部の風車1を回
動せしめるように構成されていることを特徴とする風車
覆体に係るものである。
【0009】また、風車1を覆う覆体2であって、この
覆体2は、底部4と天部5と側部6とを有し、側部6に
は開閉自在の風導入口3が設けられていることを特徴と
する風車覆体に係るものである。
【0010】また、請求項3記載の風車覆体において、
風導入口3は、覆体2の側部6に枢着された開閉板7が
擺動することで形成されるように構成されていることを
特徴とする風車覆体に係るものである。
【0011】また、請求項4記載の風車覆体において、
開閉板7の擺動は水平方向に設定されており、また、開
閉板7は、開いた際、風受け板となって風を風導入口3
に導入するように構成されていることを特徴とする風車
覆体に係るものである。
【0012】また、請求項4,5いずれか1項に記載の
風車覆体において、覆体2の側部6は、複数の開閉板7
を並設することで構成されていることを特徴とする風車
覆体に係るものである。
【0013】また、請求項4〜6いずれか1項に記載の
風車覆体において、複数の開閉板7の開閉作動を同時に
行う同時開閉機構が設けられていることを特徴とする風
車覆体に係るものである。
【0014】また、請求項3〜7いずれか1項に記載の
風車覆体において、風車1として、立設された回転軸21
に対して放射状に突出する複数の羽根体22・23を有し、
当該羽根体22・23は、正面で風圧を受けて開閉する構造
に構成され、一の羽根体22と回転軸21を挟んで対向する
他の羽根体23とは、一の羽根体22が正面で風を受けて開
いた際、他の羽根体23が閉じるように構成されているも
のが採用されていることを特徴とする風車覆体に係るも
のである。
【0015】また、請求項8記載の風車覆体において、
回転軸21の上端部を受ける軸受け部8が天部5に設けら
れていることを特徴とする風車覆体に係るものである。
【0016】また、立設された回転軸21に対して放射状
に突出する複数の羽根体22・23を有し、当該羽根体22・
23は、正面で風圧を受けて開閉する構造に構成され、一
の羽根体22と回転軸21を挟んで対向する他の羽根体23と
は、一の羽根体22が正面で風を受けて開いた際、他の羽
根体23が閉じるように構成された風車1を覆う覆体2で
あって、この覆体2は、底部4と天部5と側部6とを有
し、側部6には、水平方向に擺動自在に設けられた複数
の開閉板7が並設され、また、この開閉板7が開いた際
には該側部6に風導入口3が設けられ、更に、この開閉
板7は、開いた際、風受け板となって風を前記風導入口
3に導入するように構成され、この風導入口3は、該風
導入口3から導入された風が覆体2内部の風車1を回動
せしめるように構成され、また、前記複数の開閉板7の
開閉作動を同時に行う同時開閉機構が設けられており、
前記風車1の回転軸21の上端部を受ける軸受け部8が天
部5に設けられていることを特徴とする風車覆体に係る
ものである。
【0017】
【発明の作用及び効果】風圧が通常であれば、風導入口
3を開き、風車1に風圧を作用せしめる。
【0018】また多少風圧が強い場合には、風導入口3
を、例えば半開状態とし、風車1に作用する風圧を適正
に調整せしめる。
【0019】台風到来時等の強風時には、風導入口3を
閉塞し、風車1を強風から守る。
【0020】本発明は、上述のように構成したから、強
風から風車を守り且つ風車に適正な風圧を作用せしめる
ことができる実用性に秀れた風車覆体となる。
【0021】
【発明の実施の形態】図面は本発明の一実施例を図示し
たものであり、以下に説明する。
【0022】本実施例は、風車1を覆う円筒形状の覆体
2であって、この覆体2には開閉自在の風導入口3が設
けられているものである。
【0023】この覆体2は、リング状の底部4と、該底
部4と同様のリング状の天部5と、側部6とから成り、
前記風導入口3は側部6に設けられている。
【0024】底部4には、風車1の回転軸21を受ける軸
受け部(図示省略)が設けられている。
【0025】天部5には、風導入口3から覆体2内に侵
入して風車1に作用した風が、該覆体2内から外に良好
に抜け出る為の吹き抜け口14が設けられている。
【0026】尚、殆どの風は水平方向に吹くものである
為、この吹き抜け口17から覆体2内に侵入する風は非常
に少なく、よって、該吹き抜け口17の存在によって強風
時に風車1が破損したりしない。
【0027】覆体2の側部6は、水平方向に擺動自在の
複数の開閉板7が並設された構成である。また、この開
閉体7は、覆体2が円筒形状であるから、平断面視円弧
形状のものが採用されている。
【0028】開閉板7が水平擺動して開いた際、覆体2
の側部6に風導入口3が形成される。
【0029】また、開閉板7の基端の下部には、内方に
突出する突片14が設けられ、この突片14には軸9が突設
され、また、開閉板7の基端の上部にも、内方に突出す
る突片が設けられ、この突片には軸が突設され、この上
部及び下部の軸は底部4及び天部5に夫々設けられた軸
受部に嵌入され、この上部及び下部の軸を支点に水平擺
動する構成が採用されている。
【0030】また、開閉板7は、水平擺動して開いた
際、先端部が覆体2の底部4及び天部5より外方に突出
する構成である。従って、開閉板7は、開いた際、風受
け板となって風を風導入口3に導入し、覆体2内部の風
車1を良好に回動せしめる。
【0031】更に、前記風受け板としての作用は、開閉
板7が平断面視円弧形状であるから、該開閉板7の内面
に沿って風が風導入口3に導入され易く、より一層良好
に発揮される。
【0032】また、覆体2の側部6は開閉板7のみによ
って形成され、従って、この開閉板7が水平擺動して開
いた際、覆体2の側部6の全面に風導入口3が形成され
ることになる。
【0033】更に、この開閉板7は、水平擺動して閉じ
た際、先端部が隣接する開閉板7の基端部に重合して風
導入口3を完全に閉塞するように構成されている。
【0034】また、この開閉板7の水平擺動は、複数の
開閉板7、本実施例の場合、全ての開閉板7の開閉作動
を同時に行う同時開閉機構によって擺動度合いが制御さ
れている。
【0035】この同時開閉機構は、次の構成である。
【0036】側部4上には、リング体10が重合され、こ
のリング体10には所定間隔をおいて開閉板7と対にピン
体15が立設され、このピン体15には連結体12が枢着さ
れ、一方、前記開閉板7の突片14には連結ピン体16が立
設され、この連結ピン体16が前記突片14の先端部13に枢
着されている。
【0037】従って、リング体10に付設された作動体11
を開閉板7の水平擺動方向と逆方向、即ち、図3中矢印
方向へ擺動させると、全ての開閉板7は開き擺動するこ
とになる。
【0038】また、前記連結体12と突片14の先端部13と
は連結ピン体16を介して枢着されており、屈伸可能であ
るから、このリング体10の回動と開閉板7の水平擺動と
の円弧運動のリンクをストレスなく達成することができ
る。
【0039】また、開閉板7の閉じ擺動は、上記と逆の
操作により行う。
【0040】また、この同時開閉機構には、風車1の回
転数が増大した際には開閉板7の開き角度を狭くし、風
車1の回転数が減少した際には開閉板7の開き状態を広
くするように制御する自動制御機構を併用すると良い。
これは、風車1の回転数を自動的且つ可及的に適正に保
つ為である。
【0041】尚、上記風車1の回転数による自動制御の
場合、開閉板7が完全に閉じると、風車1の回転数が減
少し、開閉板7が開こうとするが、開閉板7が完全に閉
じる状態は強風時であり、開閉板7が開くことは好まし
くない。従って、前記自動制御機構には、一度開いた開
閉板7が閉じた際に該開閉板7が再度自動で開くことを
防止する適宜なストッパー制御を併用すると良い。
【0042】風車1は、立設された回転軸21に対して放
射状に突出する複数の羽根体22・23を有し、当該羽根体
22・23は、正面で風圧を受けて開閉する構造に構成さ
れ、一の羽根体22と回転軸21を挟んで対向する他の羽根
体23とは、一の羽根体22が正面で風を受けて開いた際、
他の羽根体23が閉じるように構成されているものが採用
されている。
【0043】この構造の風車1は、風力発電等に一般的
に使用されるプロペラ型(回転軸が水平方向に延設さ
れ、この回転軸から3乃至6枚の羽根体が突出している
タイプ)と異なり、風向きによって回転力が低下したり
しないから、風受け性能が非常に良いという長所を有し
ているが、羽根体22・23が開閉する構造である為、この
開閉構造等の強度を確保しなければならないというもの
である。本実施例によれば、開閉板7の開閉度合いによ
って風車1に作用する風圧を調節できるから、上記羽根
体22・23が開閉する構造の風車1を過剰な風圧から保護
することができ、前記開閉構造等の強度確保の点に優位
となる。
【0044】また、本実施例の風車1は、本発明者が特
願2001−215200として既に特許出願した、一
の羽根体22と回転軸21を挟んで対向する他の羽根体23と
が連結機構され、一の羽根体22が正面で風を受けて開く
際の開く力が他の羽根体23が閉じる際の閉じ力を補助す
ることで、たとえ風圧が低くても、一の羽根体22及び他
の羽根体23の双方の開き作動及び閉じ作動が良好に行わ
れ、該一の羽根体22は的確に風圧を受け、且つ、他の羽
根体23に作用する風圧抵抗は減じられ、よって、回転軸
21が良好に回動するように構成された風車1が採用され
ている。
【0045】また、覆体2は、前記風車1の回転軸21の
上端部を受ける軸受け部8が天部5に設けられている。
尚、風車1の回転軸21の下端部は、別途の適宜な軸受け
に軸受けされている。
【0046】この点、従来の回転軸21が立設されたタイ
プの風車1は、該回転軸21の上端部の軸受けが存在せ
ず、回転軸21の下端部のみが軸受けされた状態である為
(いわゆる片支持構造)、強度が弱いという問題点があ
ったが、本実施例によれば、回転軸21が上端部において
も前記軸受け部8によって支承される為(いわゆる両支
持構造)、それだけ回転軸21の強度が増し、且つ、回転
も安定することになる。
【0047】本実施例は上述のように構成したから、開
閉板7の開閉度合いを調整することで風導入口3の開口
度合いを調整することができ、例えば、風が弱い際には
風導入口3を全開とし、風が多少強い際には風導入口3
を半開とし、風が非常に強い際には風導入口3を閉塞す
ることで、風車1に作用する風圧を適正に調整したり、
該風車1を風圧から守ったりすることができる実用性に
秀れた風車覆体となる。
【0048】また、風車1の補修の際にも風導入口3を
閉じることで該補修作業を安全に行うことができ、この
点においても実用性に秀れた風車覆体となる。尚、風力
発電用の風車1等は強風が吹き易い場所に設置されてお
り、従来、補修作業は危険であった。
【0049】また、開閉板7は開いた際に風受け羽とな
り、覆体2内部の風車1への風を整流化する作用も発揮
し、よって、風車1を良好に回動せしめられる実用性に
秀れた風車覆体となる。
【0050】また、開閉板7が開いて風受け羽となった
際に覆体2の側部6から突出するから、この突出した開
閉板7が風を受けて風導入口3に風を導入することによ
り、該風導入口3の開口分より多くの風を覆体2内部に
導入することができ、よって、風が弱くても風車1が良
好に回動できる実用性に秀れた風車覆体となる。
【0051】また、開閉板7は基端部が覆体2の側部6
に枢着され、先端部が隣接する開閉板7の一側部に重合
される構成で、風導入口3の巾と略同じ巾を有している
から、該開閉板7は、巾広な分、良好に風を風導入口3
に導入でき、この点においても風車1が良好に回動でき
る実用性に秀れた風車覆体となる。
【0052】また、覆体2の側部6は複数の開閉板7の
並設によって形成されているから、該開閉板7が開いた
際、側部6のほとんど全てが風導入口3となり、よっ
て、該風導入口3から覆体2内部に風を良好に導入でき
る実用性に秀れた風車覆体となる。
【0053】また、複数の開閉板7の開閉作動を同時に
行う同時開閉機構が設けられているから、風導入口3か
ら導入される風の圧力変化に迅速に対応することがで
き、風導入口3から導入される風圧、即ち、風車1に作
用する風圧を常に適正なものとすることができ、この点
においても実用性に秀れることになる。
【0054】また、風車1が、立設された回転軸21に対
して放射状に突出する複数の羽根体22・23を有し、当該
羽根体22・23は、正面で風圧を受けて開閉する構造に構
成され、一の羽根体22と回転軸21を挟んで対向する他の
羽根体23とは、一の羽根体22が正面で風を受けて開いた
際、他の羽根体23が閉じるように構成されているものの
場合、閉じた状態の羽根体23に作用する風圧が風車1の
回転抵抗になるが、本実施例の場合、開閉板7の内面が
湾曲しており、この湾曲により、風上側にして閉じた状
態の羽根体23が存在する側の風導入口3の一部が開閉板
7によって閉塞されることになり、よって、該閉じた状
態の羽根体23に作用する風圧は少なく、この点において
も風車1の回動が良好に行われることになる。
【0055】尚、この風車覆体は、覆体2の底部4に風
車1の回転軸21が貫通する貫通孔が設けられ、この貫通
孔から下方へ突出する回転軸21が適宜な軸受け体に軸受
けされる構成のものでも良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の説明斜視図である。
【図2】本実施例の覆体2内部の説明斜視図である。
【図3】本実施例の説明平断面図である。
【図4】本実施例の説明平断面図である。
【符号の説明】
1 風車 2 覆体 3 風導入口 4 底部 5 天部 6 側部 7 開閉板 8 軸受け部 21 回転軸 22・23 羽根体

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 風車を覆う覆体であって、この覆体には
    開閉自在の風導入口が設けられていることを特徴とする
    風車覆体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の風車覆体において、風導
    入口から導入された風が覆体内部の風車を回動せしめる
    ように構成されていることを特徴とする風車覆体。
  3. 【請求項3】 風車を覆う覆体であって、この覆体は、
    底部と天部と側部とを有し、側部には開閉自在の風導入
    口が設けられていることを特徴とする風車覆体。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の風車覆体において、風導
    入口は、覆体の側部に枢着された開閉板が擺動すること
    で形成されるように構成されていることを特徴とする風
    車覆体。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の風車覆体において、開閉
    板の擺動は水平方向に設定されており、また、開閉板
    は、開いた際、風受け板となって風を風導入口に導入す
    るように構成されていることを特徴とする風車覆体。
  6. 【請求項6】 請求項4,5いずれか1項に記載の風車
    覆体において、覆体の側部は、複数の開閉板を並設する
    ことで構成されていることを特徴とする風車覆体。
  7. 【請求項7】 請求項4〜6いずれか1項に記載の風車
    覆体において、複数の開閉板の開閉作動を同時に行う同
    時開閉機構が設けられていることを特徴とする風車覆
    体。
  8. 【請求項8】 請求項3〜7いずれか1項に記載の風車
    覆体において、風車として、立設された回転軸に対して
    放射状に突出する複数の羽根体を有し、当該羽根体は、
    正面で風圧を受けて開閉する構造に構成され、一の羽根
    体と回転軸を挟んで対向する他の羽根体とは、一の羽根
    体が正面で風を受けて開いた際、他の羽根体が閉じるよ
    うに構成されているものが採用されていることを特徴と
    する風車覆体。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の風車覆体において、回転
    軸の上端部を受ける軸受け部が天部に設けられているこ
    とを特徴とする風車覆体。
  10. 【請求項10】 立設された回転軸に対して放射状に突
    出する複数の羽根体を有し、当該羽根体は、正面で風圧
    を受けて開閉する構造に構成され、一の羽根体と回転軸
    を挟んで対向する他の羽根体とは、一の羽根体が正面で
    風を受けて開いた際、他の羽根体が閉じるように構成さ
    れた風車を覆う覆体であって、この覆体は、底部と天部
    と側部とを有し、側部には、水平方向に擺動自在に設け
    られた複数の開閉板が並設され、また、この開閉板が開
    いた際には該側部に風導入口が設けられ、更に、この開
    閉板は、開いた際、風受け板となって風を前記風導入口
    に導入するように構成され、この風導入口は、該風導入
    口から導入された風が覆体内部の風車を回動せしめるよ
    うに構成され、また、前記複数の開閉板の開閉作動を同
    時に行う同時開閉機構が設けられており、前記風車の回
    転軸の上端部を受ける軸受け部が天部に設けられている
    ことを特徴とする風車覆体。
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