JP2003105827A

JP2003105827A - 便器の消臭装置

Info

Publication number: JP2003105827A
Application number: JP2001341274A
Authority: JP
Inventors: Eiji Ito; 英二伊藤
Original assignee: Fuji Bellows Co Ltd; Fuji Seiko Co Ltd
Current assignee: Fuji Bellows Co Ltd; Fuji Seiko Co Ltd
Priority date: 2001-10-01
Filing date: 2001-10-01
Publication date: 2003-04-09

Abstract

(57)【要約】【課題】トイレ消臭スプレーを便器本体の周縁部上
面に配置して利用者が用便中に悪臭をワンタッチ操作で
消すことの出来る便器の消臭装置にする。【解決の手段】便器本体Ａの周縁部上面Ｂに装着自在な
保持部１を具備する中空状の通路体２は両端部に夫々入
口部３と出口部４でなり、該入口部３に近接してトイレ
消臭スプレー等の薬剤噴射容器Ｃを挟着自在にするクリ
ップ体５を設け、薬剤噴射容器Ｃの噴射ノズルＤを入口
部３に差込状態で前記クリップ体５に固着し、噴射ノズ
ルＤから噴射する薬剤Ｅが入口部３から出口部４に向け
て通過し、側面２ａによって便座本体Ａの穴部近傍に噴
射可能な便器の消臭装置にしている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、トイレの便器本
体の周縁部上面にトイレ消臭スプレー等の薬剤噴射容器
を装着して、利用者が便座に腰掛けたままの用便状態で
片手で噴射容器の操作を可能にし、用便後の悪臭発生源
に薬剤を噴射出来るようにした便器の消臭装置に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】此の種の従来技術として、室内にこもっ
たタバコや生ゴミ、トイレなどの臭いをすぐに消す事の
出来るスプレー型消臭剤が一般的に知られている。この
トイレ消臭スプレーは、缶の中に充填したＬＰガスなど
の圧力で缶に設けたノズルから薬剤を噴射させて悪臭を
消すエアゾール式で、利用者はトイレで用便後にこの缶
入れの薬剤をスプレー缶の頂部に設けた押しボタンを押
してノズルから噴射する噴霧によって悪臭を消してい
る。

【０００３】そして、これらのエアゾール式は空気中に
薬剤を発散させてトイレ使用時の悪臭成分を化学反応で
臭わない物質に変えて悪臭を消している。

【０００４】また、これらのエアゾール式のトイレ消臭
スプレーで悪臭を消すために、より強い香りを出して空
気中に発散状態の悪臭を感じ難くする方法を一般的に知
られている。

【０００５】また、まれに霧吹きのようなポンプ機能付
きのスプレーで容器に液体を入れた消臭スプレーなどが
知られる。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記する
従来技術でのトイレの悪臭を消すトイレ消臭スプレー
は、缶に充填された薬剤（消臭剤）を噴射ノズルから噴
射させるのに、そのトイレ消臭スプレーを手に持って頂
部に設けた押しボタンを押しながら噴射ノズルから噴射
する消臭剤をトイレの室内で用便後に使用することにな
るので、室内に悪臭が充満してしまった後処理となるこ
とで悪臭の滞在時間が永いことで不快感だけでなく充満
した悪臭をクリアーするのに消臭剤を多量に吹き付けな
ければならないという課題がある。

【０００７】また、用便前にトイレ室内に消臭剤の噴射
することも出来るが、悪臭の発生までのその間は空気中
に発散して消臭剤の作用効力を低下させてしまうという
課題がある。

【０００８】このように、スプレー式での消臭剤は空気
中に必要以上に多量に放散することで密閉構造でのトイ
レ室内の空気が強烈に薬剤の臭いが充満しアレルギーな
どの身体に悪影響を及ぼすなどの課題がある。

【０００９】また、単体でトイレ消臭スプレーを握って
頂部の押しボタンを押す際に缶に設けた噴射ノズルの向
きが必ずしも定位置に定まらず、暗がりでの噴射ノズル
向の確認が不備な場合や咄嗟の場合などで、噴射ノズル
の向きを利用者身体側向けで不測に噴射するなどの課題
がある。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記の欠点と
もなる課題を解決するために請求項１での発明は、図１
で述べるように、中空状の通路体２の両端部に夫々入口
部３と出口部４を設け、入口部３に近接してトイレ消臭
スプレー等の薬剤噴射容器Ｃを挟着自在でなるクリップ
体５を設け、トイレ消臭スプレーはそのクリップ体５に
挟み込む際に缶の噴射ノズルＤを入口部３に向けて差込
み状態にセッティングし、噴射ノズルＤから放散する薬
剤Ｅが入口部３の噴射ノズルＤから出口部４に向けて通
過し、側面２ａによって便器本体Ａの穴部近傍に噴射の
出来るような便器の消臭装置にしている。

【００１１】次に、請求項２の発明は、図２で述べるに
薬剤噴射容器Ｃ’を薬剤Ｅ’の詰め替え用のハンドルＦ
かプッシュ式のポンプ機能付きの霧吹き用の薬剤噴射容
器Ｃ’の便器の消臭装置にしている。

【００１２】次に、請求項３の発明は、図３で述べるよ
うに薬剤噴射容器Ｃ”をクリップ体５との挟着自在から
入口部３’に電動式トイレ用の消臭ボックス６を固定
し、それに内蔵するファン付きモーター１０１、乾電池
１０２、スイッチ１０３、消臭剤入れ容器１０４からな
り、回動するファン付きモーター１０１の送風によって
消臭剤入れ容器１０４内の薬剤Ｅ”が通路体２’の入口
部３’から入って出口部４’を通過し、側面２ａによっ
て便器本体Ａの穴部近傍に放散可能な便器の消臭装置に
している。

【００１３】次に、請求項４の発明は、図４で述べるよ
うに便器本体Ａの周縁上面Ｂに装着自在でなる保持部
１”を具備する中空状の通路体２”は両端部に夫々入口
部３”と出口部４”でなり、当該にシリコンチューブ７
などを接続し、そのシリコンチューブ７が薬剤噴射容器
Ｃ”’の噴射ノズルＤ”に接続した便器の消臭装置にし
ている。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下に図示の実施例に基ずいて
本発明を更に詳細に説明する。図１は、第１実施例での
一部断面での全体を示す斜視図で薬剤噴射容器Ｃを便器
本体Ａの周縁部上面Ｂにセッティングした状態で、合成
樹脂成形加工での２本の並列する保持部１が中空状の通
路体２でその両端部が夫々入口部３と出口部４を設けた
筒体状からなる。

【００１５】そして、上記する入口部３に近接してトイ
レ消臭スプレー式の薬剤噴射容器Ｃの頂部に設けた押し
ボタンＧの下部のスリットＨに挟着自在でなるクリップ
体５が設けられ、そのクリップ体５にトイレ消臭スプレ
ーが固定されるが薬剤噴射容器Ｃ内に収納される薬剤Ｅ
を放散する噴射ノズルＤの噴射口が通路体２の入口部３
に向けた状態でクリップ体５と薬剤噴射容器Ｃとがセッ
ティングされることになる。

【００１６】今便器本体Ａの周縁部上面Ｂにセッティン
グされた便器の消臭装置は、利用者が用便の際に便座Ｉ
に腰掛けて用便直後に悪臭発生源に薬剤噴射容器Ｃの押
しボタンＧを矢印ａ方向に押すことで噴射ノズルＤから
放射する薬剤Ｅが中空状の通路体２の入口部３から出口
部４に向け通過し、通過する霧状の薬剤Ｅは出口部４に
具えてある側面２ａに当って矢印ｂ方向に向けて方向転
換して悪臭発生源近辺を即座に散布することになる。

【００１７】次に図２は第２実施例での一部断面での全
体を示す斜視図で薬剤噴射容器Ｃ’は、悪臭の消臭用の
薬剤Ｅ’を詰め変えることの出来る容器にし、この容器
に詰める液状の薬剤Ｅ’はキャップ体Ｊに設けられてい
るハンドル式のポンプ機能付きの霧吹き器にしたもので
ある。

【００１８】今便器本体Ａの周縁部上面Ｂにセッティン
グされた便器の消臭装置は、利用者が用便の際に便座Ｉ
に腰掛けて用便直後に悪臭発生源に薬剤噴射容器Ｃ’の
ハンドルＦを片手操作で矢印Ｃ方向に向けて引くことで
キャップ体Ｊに具えてある噴射ノズルＤ’から放射する
薬剤Ｅ’が中空状の通路体２の入口部３から出口部４に
向けて通過し、通過する霧状の薬剤Ｅ’は出口部４に具
えてある側面２ａに当たって矢印ｂ方向に向けて方向転
換して悪臭発生源近辺を直接的に即座に散布することに
なる。

【００１９】これらの第２実施例での便器の消臭装置
は、容器を合成樹脂加工にし、この容器の入口はキャッ
プ体Ｊのネジ係合で密封されて、消臭用の薬剤Ｅ’の詰
め替えはキャップ体Ｊの着脱によって行なわれる。

【００２０】また、本発明での第２の実施例での薬剤の
噴霧容器Ｃ’は、ハンドル式のポンプ機能付の霧吹き器
にしてあるが、これらの方式はキャップ体Ｊの上部にプ
ッシュボタンを具えて、そのプッシュボタン操作によっ
て噴射ノズルＤ’から薬剤Ｅ’の放射するポンプ機能で
もよい。（図示せず）

【００２１】次に図３は第３実施例での一部断面での全
体を示す斜視図で薬剤噴射容器Ｃ”は、悪臭の消臭用の
薬剤Ｅ”を乾電池１０２を電源として直流のモーターの
シャフトにファンを具えたファン付きモーター１０１を
回動することで消臭剤入れ容器１０４の開口部から蒸発
する薬剤Ｅ”を通路体２’の入口部３’から入れて出口
部４’に通過させることで便器本体Ａの穴部近傍に消臭
を発散の出来るようにしている。

【００２２】今上記する消臭剤入れ容器１０４に収納す
る薬剤Ｅ”は液体状の芳香剤が使われ開口部にはフェル
ト状の主軸付き発散栓１０４ａに透導し、その薬剤Ｅ”
に風を当てることで急速に芳香剤を発散させている。フ
ァン付きのモーターの不回動時は常時微量ながら主軸付
きの発散栓１０４ａから芳香剤は発散していることにな
る。

【００２３】次に図４は第４実施例での全体を示す斜視
図で、薬剤噴射容器Ｃはトイレ消臭スプレーでの実施例
で、押しボタンＧに連結する噴射ノズルＤの開口部に細
長いパイプ状のシリコンチューブ７が差し込まれ、他の
片方の切り口は通路体２”に具えた入口部３”に結合さ
れている。

【００２４】今便器本体Ａの周縁部上面Ｂにセッティン
グされた便器の消臭装置は、利用者が用便の際に便座に
腰掛けて用便直後に悪臭発生源に手近にトイレ消臭スプ
レーを配置して取扱い自在にしたもので薬剤噴射容器Ｃ
を特定して使う必要のないことを特徴としている。

【００２５】

【発明の効果】本発明は、上述の通り構成作用するので
次の優れた効果を奏する。即ち、トイレ消臭スプレーの
ような悪臭を消す薬剤噴射容器は、トイレ本体の周縁部
上面に装着自在の保持部に一体構成するクリップ体に配
置することで利用者は用便時に便座に腰掛けた状態での
用便直後に悪臭を即座に消すことの出来る便器の消臭装
置を提供出来る。

【００２６】また、第２実施例で述べるように詰め替え
用の薬剤噴射容器を使うことでエアゾール式での使い捨
て用のトイレ消臭スプレーを不要とすることで廃棄処分
でのわずらわしさのない公害問題のない便器の消臭装置
を提供出来る。

【００２７】このように薬剤噴射容器が常時定位置にセ
ッティングされていることで噴射ノズルの向きの補正や
薬剤噴射容器の据え付き場所が定着する使いやすい便器
の消臭装置を提供出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係わる一部断面での第１実施例での
全体斜視図である。

【図２】本発明に係わる一部断面での第２実施例での
全体斜視図である。

【図３】本発明に係わる一部断面での第３実施例での
全体斜視図である

【図４】本発明に係わる第４実施例での全体斜視図で
ある

【符号の説明】

Ａ．便器本体Ｂ．周縁部上面Ｃ．Ｃ’．Ｃ”．薬剤噴射容器Ｄ．Ｄ’．噴射ノズルＥ．Ｅ’．Ｅ”．薬剤Ｆ．ハンドルＧ．押しボタンＨ．スリットＩ．便座Ｊ．キャップ体１．１’．１”．保持部２．２’．２”．通路体２ａ．側面３．３’．３”．入口部４．４’．４”．出口部５．クリップ体６消臭ボックス７．シリコンチューブ１０１．ファン付きモーター１０２．乾電池１０３．スイッチ１０４．消臭剤入れ容器１０４ａ．発散栓

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】便器本体Ａの周縁部上面Ｂに装着自在でな
る保持部１を具備する中空状の通路体２は両端部に夫々
入口部３と出口部４でなり、該入口部３に近接してトイ
レ消臭スプレー等の薬剤噴射容器Ｃを挟着自在にするク
リップ体５を設け、薬剤噴射容器Ｃの噴射ノズルＤを入
口部３に差し込み状態で前記クリップ体５に固着し、噴
射ノズルＤから噴射する薬剤Ｅが入口部３から出口部４
に向けて通過し、側面２ａによって便器本体Ａの穴部近
傍に噴射可能にしたことを特徴とする便器の消臭装置。
【請求項２】上記する薬剤噴射容器Ｃを薬剤Ｅ’の詰
め替え用のハンドルＦかプッシュ式のポンプ機能付の霧
吹き器の薬剤噴射容器Ｃ’にしたことを特徴とする請求
項１記載の便器の消臭装置。
【請求項３】上記する薬剤噴射容器Ｃをクリップ体５と
の挟着自在から入口部３’に電動式トイレ消臭ボックス
６を固定し、これらに内蔵するファン付モーター１０
１、乾電池１０２、スイッチ１０３、消臭剤入れ容器１
０４とにより回動するファン付きモーター１０１の送風
によって消臭剤入れ容器１０４内の薬剤Ｅ”が通路体
２’の入口部３’から入って出口部４’を通過し側面２
ａによって便器本体Ａの穴部近傍に放散可能な薬剤噴射
容器Ｃ”にしたことを特徴とする請求項１記載の便器の
消臭装置。
【請求項４】便器本体Ａの周縁部上面Ｂに装着自在で
なる保持部１”を具備する中空状の通路体２”は両端部
に夫々入口部３”と出口部４”でなり、該入口部３”に
シリコンチューブ７などを接続し、そのシリコンチュー
ブ７が薬剤噴射容器Ｃの噴射ノズルＤに接続したことを
特徴とする便器の消臭装置。