JP2003104503A - ゴミ袋の吊り下げ具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴミ収納用の袋を体裁良く簡単に吊り下げ保
持できるようにする。 【解決手段】 キッチン家具、洗面家具等の扉体Ａ装着
されるゴミ袋の吊り下げ具１であって、扉体Ａの前面に
垂下する保持板２の前面に、ゴミ袋Ｂの把手Ｃを掛ける
ことのできる引掛片５を上下に一対、設けた構成で、ゴ
ミを投入するときは、上位の引掛片５に引っ掛けられた
把手Ｃのみを外すのである。

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【発明の属する技術分野】本発明は、ゴミ袋をキッチン
家具や洗面家具等の扉体に装着することができるように
したゴミ袋の吊り下げ具に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】キッチンでは調理の際に多くのゴミが出
るが、殆どの場合そのゴミは、シンクの隅に置かれた三
角形容器内に捨てられていた。但しこの三角形容器は、
調理したものをそのまま捨てることのできる利点がある
一方で、シンク内が狭くなる欠点あった。 【０００３】また、上方が開放されているために捨てら
れたゴミをのぞき込むことができてしまうので見た目の
悪いものになり、食器を洗っている最中に食器をこの三
角形容器内に取り落としたりする不都合があり、更に
は、ボウルの水を一時に流した際にその水勢で三角形容
器が倒れてゴミが出てしまったり、ゴミに水分がしみこ
んだりといった問題もあった。 【０００４】更には洗面所では、落ちた髪の毛や化粧時
に使用したコットン等のゴミを捨てるためのゴミ容器が
室内の一部に備えられているのが通常であるが、洗面の
ためのお湯等を貯める洗面台の中に三角形容器の如きを
設置する訳にはいかないので、ゴミ容器の置き場所が限
定され、使いにくいものになっていた。 【０００５】このような観点から、例えば実公昭６２−
４４７０６号公報に開示された「掛け吊り具」、或いは
特開２０００−５１０５７号公報に開示された「吊下
具」等が提案されてきた。 【０００６】 【発明が解決しようとする課題】上記した考案・発明
は、スーパーマーケット等で買い物した際に商品を収納
するのに使用される合成樹脂シート製の手提げ袋の如き
を、キッチン家具や洗面家具等の扉体に吊り下げること
ができるようにした器具に関するものであって、扉体の
上端に装着され、手提げ袋の把手を引っ掛けることがで
きるようにしたものである。 【０００７】この場合、手提げ袋の把手はリング状とな
っていて一対であるので、安定した姿勢で手提げ袋を保
持するには、一対の把手を夫々引っ掛けることができる
ように、一対の吊り下げ具を必要とする。 【０００８】また、このように把手の夫々を一対の吊り
下げ具に引っ掛けるものであるから、手提げ袋の上端が
広がって開放してしまい、ゴミが見えてしまう点で体裁
の悪いものになる。 【０００９】よって本発明は、この従来の不満点を解消
し要求に応えるべく発明されたゴミ袋の吊り下げ具であ
って、ゴミ収納用の袋を体裁良く簡単に吊り下げ保持で
きるようにすることを目的とする。 【００１０】 【課題を解決するための手段】上述した従来の課題を解
決する本発明は、キッチン家具、洗面家具等の扉体に装
着されるゴミ袋の吊り下げ具であって、前記した扉体の
前面に垂下する保持板の前面に、ゴミ袋の把手を掛ける
ことのできる引掛片を上下に一対、設けた構成である。 【００１１】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
すると、キッチン家具、洗面家具等の扉体Ａに装着され
る本発明のゴミ袋の吊り下げ具１は、弾性変形が自在な
合成樹脂や金属で成形され、扉体Ａの前面に垂下する保
持板２の上端に連結板３を後方に向けて鋭角で屈曲連結
し、この連結板３の後端に挟持板４を下方に向けてほぼ
直角に屈曲連結した構成を基本とする。 【００１２】そして、保持板２の前面に、ゴミ袋Ｂの把
手Ｃを掛けることのできる引掛片５を上下に一対、設け
るのである。ここでの引掛片５は、上端が先細となった
葉っぱ形状を模しており、下位の引掛片５は保持板２下
端から反転屈曲した形態で、背面上部に膨出部６が形成
され、また上位の引掛片５は保持板２の中央部に設けら
れ、その上端は引掛片５の上端より下位に位置する。 【００１３】この構成にあって、吊り下げ具１を、扉体
Ａの上端に跨ぐようにして装着する。即ち、保持板２を
扉体Ａの前面に垂下、連結板３を扉体Ａの上面に乗載、
挟持板４を扉体Ａの背面に垂下する夫々の姿勢となるよ
うに、吊り下げ具１を開いて扉体Ａの上方より嵌め込み
装着するのである。 【００１４】保持板２と連結板３とは鋭角で屈曲連結し
ているので、扉体Ａの肉厚が連結板３よりも小さくて
も、バネ作用により保持板２と挟持板４とをもって扉体
Ａを確固と挟持し、安定した装着姿勢をとることができ
る。 【００１５】さて、このような姿勢で扉体Ａに装着され
た吊り下げ具１に対し、ゴミ袋Ｂの一対の把手Ｃを、上
下に配置された一対の引掛片５に夫々引っ掛けるのであ
る（図１（ａ）参照）。 【００１６】そしてゴミを投入する場合には、図１
（ｂ）に示したように、上位の引掛片５に引っ掛けた把
手Ｃのみを外してゴミ袋Ｂの上端を開放させれば良い。
尚、下位の引掛片５の背面上部には膨出部６が形成され
ているので、把手Ｃはこの膨出部６に係止していて若干
外れにくくなっており、従って上位の引掛片５から把手
Ｃを外そうとする際に、この下位の引掛片５から把手Ｃ
がみだりに外れてしまうことはない。 【００１７】 【発明の効果】以上説明したように本発明のゴミ袋の吊
り下げ具によれば、一個の製品でゴミ袋を吊り下げ保持
することができるので、経済的であるばかりでなく取り
扱い易いものになりゴミ袋に投入されたゴミが見えにく
くなるので外観体裁も良い等、多くの優れた作用効果を
奏する。

【図面の簡単な説明】 【図１】本発明のゴミ袋の吊り下げ具を扉体に装着し、
ゴミ袋を吊り下げた状態を示す斜視図であって、（ａ）
はゴミ袋を閉じた姿勢、（ｂ）はゴミ袋を開いた姿勢を
示めす。 【図２】本発明のゴミ袋の吊り下げ具の斜視図である。 【図３】側面図である。 【符号の説明】 １；ゴミ袋の吊り下げ具、２；保持板、３；連結板、
４；挟持板、５；引掛片、６；膨出部、Ａ；扉体、Ｂ；
ゴミ袋、Ｃ；把手。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】 キッチン家具、洗面家具等の扉体（Ａ）
   に装着されるゴミ袋の吊り下げ具（１）であって、前記
   扉体（Ａ）の前面に垂下する保持板（２）の前面に、ゴ
   ミ袋（Ｂ）の把手（Ｃ）を掛けることのできる引掛片
   （５）を上下に一対、設けたことを特徴とするゴミ袋の
   吊り下げ具。