JP2003103447A - ワイヤソー用ガイドプーリ装置 - Google Patents
ワイヤソー用ガイドプーリ装置Info
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- JP2003103447A JP2003103447A JP2001304045A JP2001304045A JP2003103447A JP 2003103447 A JP2003103447 A JP 2003103447A JP 2001304045 A JP2001304045 A JP 2001304045A JP 2001304045 A JP2001304045 A JP 2001304045A JP 2003103447 A JP2003103447 A JP 2003103447A
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- Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 切断終期におけるガイドプーリの付け替え作
業を容易に行うことができるワイヤソー用ガイドプーリ
装置を提供する。 【解決手段】 被切断体1の端面に仮止めされる取付ベ
ース10と、取付ベース10の前面から垂直方向に突出
する中空角形の取付ボックス12と、取付ボックス12
に嵌合可能にして仮固定可能な断面四角形の取付アーム
14とを備える。取付アーム14は、一側面の中間部か
ら垂直に配置された支軸16aを介して回転可能に取り
付けられた第1のプーリ18と、第1のプーリ18が取
り付けられる側面と隣接する他の側面の先端部から垂直
に配置された支軸16bを介して回転可能に取り付けら
れた第2のプーリ20とを備える。第1及び第2のプー
リ18,20は、互いに90度の交叉角度をなし、両プ
ーリに掛け回されるワイヤソー7が乗換可能となるよう
に互いに同一の接線を有するように位置決めされる。
業を容易に行うことができるワイヤソー用ガイドプーリ
装置を提供する。 【解決手段】 被切断体1の端面に仮止めされる取付ベ
ース10と、取付ベース10の前面から垂直方向に突出
する中空角形の取付ボックス12と、取付ボックス12
に嵌合可能にして仮固定可能な断面四角形の取付アーム
14とを備える。取付アーム14は、一側面の中間部か
ら垂直に配置された支軸16aを介して回転可能に取り
付けられた第1のプーリ18と、第1のプーリ18が取
り付けられる側面と隣接する他の側面の先端部から垂直
に配置された支軸16bを介して回転可能に取り付けら
れた第2のプーリ20とを備える。第1及び第2のプー
リ18,20は、互いに90度の交叉角度をなし、両プ
ーリに掛け回されるワイヤソー7が乗換可能となるよう
に互いに同一の接線を有するように位置決めされる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄筋コンクリート
構造物等からなる被切断体を、この被切断体と駆動装置
との間に掛け回されたワイヤソーによって切断するに際
し、ワイヤソーを円滑にガイドするためのプーリ装置に
関する。
構造物等からなる被切断体を、この被切断体と駆動装置
との間に掛け回されたワイヤソーによって切断するに際
し、ワイヤソーを円滑にガイドするためのプーリ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】ワイヤソーによる切断作業は、ワイヤソ
ーを被切断体に巻付けた状態で駆動装置との間に掛け回
し、装置の駆動により、ワイヤソーに所定のテンション
を与えつつ無端状に走行させることで、被切断体を切断
する。この被切断体とワイヤソー駆動装置との間に、ワ
イヤソーを円滑に走行するためのガイドプーリ装置が設
けられている。
ーを被切断体に巻付けた状態で駆動装置との間に掛け回
し、装置の駆動により、ワイヤソーに所定のテンション
を与えつつ無端状に走行させることで、被切断体を切断
する。この被切断体とワイヤソー駆動装置との間に、ワ
イヤソーを円滑に走行するためのガイドプーリ装置が設
けられている。
【0003】図5はガイドプーリ装置の従来例を示すも
ので、鉄筋コンクリート構造物等の被切断体1の側端面
に仮止めされる左右一対の取付ベース2より垂直方向に
突出するL字形の取付軸3と、取付軸3の上部に回転自
在に配置された第1のプーリ4と、第1のプーリ4の下
部内側において、その接線方向に交叉すべく取付軸3に
ブラケット5を介して回転自在に配置された第2のプー
リ6とからなっている。
ので、鉄筋コンクリート構造物等の被切断体1の側端面
に仮止めされる左右一対の取付ベース2より垂直方向に
突出するL字形の取付軸3と、取付軸3の上部に回転自
在に配置された第1のプーリ4と、第1のプーリ4の下
部内側において、その接線方向に交叉すべく取付軸3に
ブラケット5を介して回転自在に配置された第2のプー
リ6とからなっている。
【0004】ワイヤソー7は、第1のプーリ4及び第2
のプーリ6にガイドされつつ被切断体1の外周に巻き掛
けられるとともに、図示しないワイヤソー駆動装置の駆
動用プーリに掛け回され、駆動装置を被切断体1から離
間する方向に走行させること等によりワイヤソー7に所
定のテンションTを掛けつつ駆動用プーリを回転駆動す
ることで、ワイヤソー7は被切断体1を順次切削する。
のプーリ6にガイドされつつ被切断体1の外周に巻き掛
けられるとともに、図示しないワイヤソー駆動装置の駆
動用プーリに掛け回され、駆動装置を被切断体1から離
間する方向に走行させること等によりワイヤソー7に所
定のテンションTを掛けつつ駆動用プーリを回転駆動す
ることで、ワイヤソー7は被切断体1を順次切削する。
【0005】ところで、切断初期状態においては、図5
(a)に示すように、順次、ワイヤソー7のループを
縮めつつ被切断体1の切断がなされ、当該断面内におけ
る切断の最終段階では、そのループが被切断体1の前
面近傍にまで至る。
(a)に示すように、順次、ワイヤソー7のループを
縮めつつ被切断体1の切断がなされ、当該断面内におけ
る切断の最終段階では、そのループが被切断体1の前
面近傍にまで至る。
【0006】前記ガイドプーリ装置をこの初期状態を維
持したままでさらに切断作業を遂行すると、被切断体1
の切断が終了した場合にはワイヤソー7が第1のプーリ
4,4に引っ掛かることなく、そのテンションTにより
ワイヤソー7が駆動装置側に飛跳ねるおそれがある。
持したままでさらに切断作業を遂行すると、被切断体1
の切断が終了した場合にはワイヤソー7が第1のプーリ
4,4に引っ掛かることなく、そのテンションTにより
ワイヤソー7が駆動装置側に飛跳ねるおそれがある。
【0007】このため、従来は、図5(b)に示すごと
く、切断の最終段階にて装置の駆動を一旦停止し、ブラ
ケット5を取付軸3より取り外し、第2のプーリ6が第
1のプーリ4の外側に位置するように付け替えるととも
に、当該位置関係となったプーリ4,6にワイヤソー7
を掛け替えていた。これにより、ワイヤソー7が被切断
体1の前面より飛出した場合、飛出したワイヤソー7が
第1のプーリ4,4に引っ掛かることになるのである。
く、切断の最終段階にて装置の駆動を一旦停止し、ブラ
ケット5を取付軸3より取り外し、第2のプーリ6が第
1のプーリ4の外側に位置するように付け替えるととも
に、当該位置関係となったプーリ4,6にワイヤソー7
を掛け替えていた。これにより、ワイヤソー7が被切断
体1の前面より飛出した場合、飛出したワイヤソー7が
第1のプーリ4,4に引っ掛かることになるのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のガイドプーリ装置にあっては、取付軸3から
ブラケット5を取り外してこれを付け替える作業が面倒
であり、しかも第1のプーリ4と第2のプーリ6とが確
実に接線方向で直角を保たなければ、ワイヤソー7の円
滑な走行ができなくなくため、その調整にも時間がかか
るものとなっていた。
うな従来のガイドプーリ装置にあっては、取付軸3から
ブラケット5を取り外してこれを付け替える作業が面倒
であり、しかも第1のプーリ4と第2のプーリ6とが確
実に接線方向で直角を保たなければ、ワイヤソー7の円
滑な走行ができなくなくため、その調整にも時間がかか
るものとなっていた。
【0009】本発明は、以上の課題を解決するためにな
されたものであり、その目的は、切断終期におけるガイ
ドプーリの付け替え作業を容易に行うことができるワイ
ヤソー用ガイドプーリ装置を提供するものである。
されたものであり、その目的は、切断終期におけるガイ
ドプーリの付け替え作業を容易に行うことができるワイ
ヤソー用ガイドプーリ装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、コンクリート構造物等の被切断体に掛け
回される無端状のワイヤソーを駆動装置により所定のテ
ンションをかけつつ走行することにより該被切断体を切
断するワイヤソー工法に用いられるワイヤソー用ガイド
プーリ装置であって、前記被切断体に固定される取付ベ
ースと、該取付ベースから垂直方向に突出する取付ボッ
クスと、該取付ボックスに対して取付け及び取外し可能
な取付アームと、該取付アームの中間部及び先端に設け
られ互いに直交する二つの支軸を介して回転可能にし
て、前記ワイヤソーが乗換可能となるように同一の接線
を有する二つのプーリとを備えたことを特徴とするもの
である。この発明においては、前記取付ボックスが断面
中空四角形であり、前記取付アームが断面四角形である
ことが好ましい。
め、本発明は、コンクリート構造物等の被切断体に掛け
回される無端状のワイヤソーを駆動装置により所定のテ
ンションをかけつつ走行することにより該被切断体を切
断するワイヤソー工法に用いられるワイヤソー用ガイド
プーリ装置であって、前記被切断体に固定される取付ベ
ースと、該取付ベースから垂直方向に突出する取付ボッ
クスと、該取付ボックスに対して取付け及び取外し可能
な取付アームと、該取付アームの中間部及び先端に設け
られ互いに直交する二つの支軸を介して回転可能にし
て、前記ワイヤソーが乗換可能となるように同一の接線
を有する二つのプーリとを備えたことを特徴とするもの
である。この発明においては、前記取付ボックスが断面
中空四角形であり、前記取付アームが断面四角形である
ことが好ましい。
【0011】また、本発明は、取付ベースより垂直方向
に突出する取付アーム上に水平面内を所定角度回動可能
に取付けられ、それぞれの回動位置にロックされる垂直
な取付軸と、該取付軸の上部に回転可能に軸支された水
平プーリと、前記取付軸にL字形をなして固定された枝
軸と、該枝軸の先端に回転可能に軸支され、かつ前記水
平プーリと直交かつ接線方向に向けて隣接配置された垂
直プーリとを備えたことを特徴とするものである。
に突出する取付アーム上に水平面内を所定角度回動可能
に取付けられ、それぞれの回動位置にロックされる垂直
な取付軸と、該取付軸の上部に回転可能に軸支された水
平プーリと、前記取付軸にL字形をなして固定された枝
軸と、該枝軸の先端に回転可能に軸支され、かつ前記水
平プーリと直交かつ接線方向に向けて隣接配置された垂
直プーリとを備えたことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。図1,
2は本発明の第一実施形態を示す。
態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。図1,
2は本発明の第一実施形態を示す。
【0013】ガイドプーリ装置は、アンカーボルト等に
よって被切断体1の端面(例えば側端面)に左右一対が
固定される(図2において同一の構成要素には同符号を
付しているが、左右の区別を付けるときのみ右側に位置
する装置の構成要素に’を付して説明する)。それぞれ
のガイドプーリ装置は、被切断体1の端面に仮止めされ
る取付ベース10と、取付ベース10の前面から垂直方
向に突出する中空角形の取付ボックス12と、取付ボッ
クス12に嵌合可能にして後述する固定手段により仮固
定可能な断面四角形の取付アーム14とを備えている。
よって被切断体1の端面(例えば側端面)に左右一対が
固定される(図2において同一の構成要素には同符号を
付しているが、左右の区別を付けるときのみ右側に位置
する装置の構成要素に’を付して説明する)。それぞれ
のガイドプーリ装置は、被切断体1の端面に仮止めされ
る取付ベース10と、取付ベース10の前面から垂直方
向に突出する中空角形の取付ボックス12と、取付ボッ
クス12に嵌合可能にして後述する固定手段により仮固
定可能な断面四角形の取付アーム14とを備えている。
【0014】取付アーム14は、一側面の中間部から垂
直に配置された支軸16aを介して回転可能に取り付け
られた第1のプーリ18と、第1のプーリ18が取り付
けられる側面と隣接する他の側面の先端部から垂直に配
置された支軸16bを介して回転可能に取り付けられた
第2のプーリ20とを備えている。従って、第1及び第
2のプーリ18,20は、互いに90度の交叉角度をな
し、かつ両プーリに掛け回されるワイヤソー7が乗換可
能となるように互いに同一の接線を有するように位置決
めされている。
直に配置された支軸16aを介して回転可能に取り付け
られた第1のプーリ18と、第1のプーリ18が取り付
けられる側面と隣接する他の側面の先端部から垂直に配
置された支軸16bを介して回転可能に取り付けられた
第2のプーリ20とを備えている。従って、第1及び第
2のプーリ18,20は、互いに90度の交叉角度をな
し、かつ両プーリに掛け回されるワイヤソー7が乗換可
能となるように互いに同一の接線を有するように位置決
めされている。
【0015】取付ボックス12にはその四面のうち対向
する上下の二面を貫通して一対の取付孔22が開口さ
れ、これに位置決め固定用のピン24を挿通できるよう
にしている。一方、取付アーム14の基部には、その四
面のそれぞれを貫通し、取付アーム14を取付ボックス
12内に嵌合したとき、前記各取付孔22と整合するそ
れぞれ一対の位置決め孔26が開口されている。
する上下の二面を貫通して一対の取付孔22が開口さ
れ、これに位置決め固定用のピン24を挿通できるよう
にしている。一方、取付アーム14の基部には、その四
面のそれぞれを貫通し、取付アーム14を取付ボックス
12内に嵌合したとき、前記各取付孔22と整合するそ
れぞれ一対の位置決め孔26が開口されている。
【0016】図1(a),(b)は、それぞれ、他方の
状態から取付アーム14をその長手方向の線を中心とし
て90度回転させた状態を示している。図1(a)に示
す状態では、取付ベース10に近い後部側に位置する第
1のプーリ18が水平プーリとなり、前部側に位置する
第2のプーリ20が垂直プーリとなる。一方、図1
(b)の状態では、第1のプーリ18が垂直プーリとな
り、第2のプーリ20が水平プーリとなる。
状態から取付アーム14をその長手方向の線を中心とし
て90度回転させた状態を示している。図1(a)に示
す状態では、取付ベース10に近い後部側に位置する第
1のプーリ18が水平プーリとなり、前部側に位置する
第2のプーリ20が垂直プーリとなる。一方、図1
(b)の状態では、第1のプーリ18が垂直プーリとな
り、第2のプーリ20が水平プーリとなる。
【0017】従って、図2(a)に示すように、切断初
期段階では、それぞれのガイドプーリ装置において、取
付ベース10に近い第1のプーリ18が水平プーリとな
るように取付アーム14が位置決め固定される(垂直プ
ーリたる第2のプーリ20は二つのガイドプーリ装置の
内側に位置する)。図示しないワイヤソー駆動装置から
無端状に繰り出されるワイヤソー7は、例えば、図2
(a)中において矢印で示すように、同図中で左側に位
置する第2のプーリ20の上部にガイドされ、次いで、
第1のプーリ18の内側にガイドされて被切断体1の外
周に掛け回され、さらに、同図右側に位置する第1のプ
ーリ18’の内側、第2のプーリ20’の上方に順にガ
イドされた状態で、ワイヤソー駆動装置に至る。
期段階では、それぞれのガイドプーリ装置において、取
付ベース10に近い第1のプーリ18が水平プーリとな
るように取付アーム14が位置決め固定される(垂直プ
ーリたる第2のプーリ20は二つのガイドプーリ装置の
内側に位置する)。図示しないワイヤソー駆動装置から
無端状に繰り出されるワイヤソー7は、例えば、図2
(a)中において矢印で示すように、同図中で左側に位
置する第2のプーリ20の上部にガイドされ、次いで、
第1のプーリ18の内側にガイドされて被切断体1の外
周に掛け回され、さらに、同図右側に位置する第1のプ
ーリ18’の内側、第2のプーリ20’の上方に順にガ
イドされた状態で、ワイヤソー駆動装置に至る。
【0018】そして、駆動装置を被切断体1から離間す
る方向に走行させること等によりワイヤソー7に所定の
テンションTをかけつつ駆動用プーリを回転駆動するこ
とにより、ワイヤソー7が第1及び第2のプーリ18,
20にガイドされつつ被切断体1を切断する。切断の初
期段階では、被切断体1の切断断面内におけるワイヤソ
ー7のループは大きいが、徐々にこのループが縮ま
り、切断の最終段階では、ループが小さくなってい
く。
る方向に走行させること等によりワイヤソー7に所定の
テンションTをかけつつ駆動用プーリを回転駆動するこ
とにより、ワイヤソー7が第1及び第2のプーリ18,
20にガイドされつつ被切断体1を切断する。切断の初
期段階では、被切断体1の切断断面内におけるワイヤソ
ー7のループは大きいが、徐々にこのループが縮ま
り、切断の最終段階では、ループが小さくなってい
く。
【0019】切断作業が最終段階となった状態で、ワイ
ヤソー駆動装置によるワイヤソー7の走行駆動が一旦停
止され、ワイヤソー7が第1及び第2のプーリ18,2
0から取り外された後、ピン24が取り外されて取付ア
ーム14が取外される。次いで、第1のプーリ18が垂
直プーリとなり、第2のプーリ20が水平プーリとな
り、かつ、垂直プーリとなる第1のプーリ18が二つの
ガイドプーリ装置の外側に位置するように、取付アーム
14が90度回転されて再度取付ボックス12に嵌合さ
れつつピン24により固定される。
ヤソー駆動装置によるワイヤソー7の走行駆動が一旦停
止され、ワイヤソー7が第1及び第2のプーリ18,2
0から取り外された後、ピン24が取り外されて取付ア
ーム14が取外される。次いで、第1のプーリ18が垂
直プーリとなり、第2のプーリ20が水平プーリとな
り、かつ、垂直プーリとなる第1のプーリ18が二つの
ガイドプーリ装置の外側に位置するように、取付アーム
14が90度回転されて再度取付ボックス12に嵌合さ
れつつピン24により固定される。
【0020】そして、ワイヤソー駆動装置から無端状に
繰り出されるワイヤソー7は、例えば、図2(b)中で
左側に位置する第1のプーリ18の下方からこれにガイ
ドされ、次いで、第2のプーリ20の外側から内側に至
って被切断体1に掛け回され、図中で右側に位置する第
2のプーリ20の内側、第1のプーリ18に順にガイド
された状態で、ワイヤソー駆動装置に至る。
繰り出されるワイヤソー7は、例えば、図2(b)中で
左側に位置する第1のプーリ18の下方からこれにガイ
ドされ、次いで、第2のプーリ20の外側から内側に至
って被切断体1に掛け回され、図中で右側に位置する第
2のプーリ20の内側、第1のプーリ18に順にガイド
された状態で、ワイヤソー駆動装置に至る。
【0021】この状態で、被切断体1の切断が終了する
と、被切断体1から外れたワイヤソー7が図2(b)中
において一点鎖線で示すように左右の第2のプーリ2
0,20間に引っ掛かり、ワイヤソー7が跳ね出すこと
を防止することができる。
と、被切断体1から外れたワイヤソー7が図2(b)中
において一点鎖線で示すように左右の第2のプーリ2
0,20間に引っ掛かり、ワイヤソー7が跳ね出すこと
を防止することができる。
【0022】図3は、本発明の第二実施形態を示す。な
お、図では向って左側に配置されるもののみを示すが、
右側に配置されるものもミラー対称で同じ構造となって
いる。本実施形態のガイドプーリ装置は、取付ベース3
0の前部に水平に突出する固定アーム32と、固定アー
ム32の上部に垂直に立設され、かつピボット40aを
中心として外側に向けて180°回動可能に取付けられ
た取付軸34と、取付軸34の上部に回転可能に軸支さ
れた水平プーリ36と、取付軸34にL字形をなして固
定され、かつその先端に垂直プーリ38を回転可能に軸
支した枝軸40とを備えており、水平プーリ36と垂直
プーリ38間の相対位置及び角度は、前述の実施形態と
同様に適正に設定されている。
お、図では向って左側に配置されるもののみを示すが、
右側に配置されるものもミラー対称で同じ構造となって
いる。本実施形態のガイドプーリ装置は、取付ベース3
0の前部に水平に突出する固定アーム32と、固定アー
ム32の上部に垂直に立設され、かつピボット40aを
中心として外側に向けて180°回動可能に取付けられ
た取付軸34と、取付軸34の上部に回転可能に軸支さ
れた水平プーリ36と、取付軸34にL字形をなして固
定され、かつその先端に垂直プーリ38を回転可能に軸
支した枝軸40とを備えており、水平プーリ36と垂直
プーリ38間の相対位置及び角度は、前述の実施形態と
同様に適正に設定されている。
【0023】先ず、図3(a)及び図4(a)は切断初
期状態の配置であり、ワイヤソー7のループが大きな状
態で切断作業を行っている状態を示し、ここから切断終
時期になった場合には、(b)〜(d)に示すように、
取付軸34を回動させ、最終的に図3(e)及び図4
(b)に示すように、ワイヤソー7の走行駆動を停止し
た後、当初位置から水平面内で外側に180°回動させ
ることで、水平プーリ36と垂直プーリ38の位置を逆
にし、これによって、ワイヤソー7の被切断体1からの
飛出しを規制できる。この実施形態では、ワイヤソー7
を巻回したままの状態で付け替えを行うことができるた
め、さらに付け替え作業が簡単となる。
期状態の配置であり、ワイヤソー7のループが大きな状
態で切断作業を行っている状態を示し、ここから切断終
時期になった場合には、(b)〜(d)に示すように、
取付軸34を回動させ、最終的に図3(e)及び図4
(b)に示すように、ワイヤソー7の走行駆動を停止し
た後、当初位置から水平面内で外側に180°回動させ
ることで、水平プーリ36と垂直プーリ38の位置を逆
にし、これによって、ワイヤソー7の被切断体1からの
飛出しを規制できる。この実施形態では、ワイヤソー7
を巻回したままの状態で付け替えを行うことができるた
め、さらに付け替え作業が簡単となる。
【0024】なお、本装置の角度変更は、手動であって
もモータ動力等により自動的に行ってもよい。ただし、
当初位置及びここからから水平方向に180°回動した
時点で回動を規制する手段は必要であり、例えば前記第
一実施形態のような位置決めピンなどにより180°回
動位置に規制するなど適宜のロック手段を用いればよ
い。
もモータ動力等により自動的に行ってもよい。ただし、
当初位置及びここからから水平方向に180°回動した
時点で回動を規制する手段は必要であり、例えば前記第
一実施形態のような位置決めピンなどにより180°回
動位置に規制するなど適宜のロック手段を用いればよ
い。
【0025】また、図3(e)及び図4(b)に示す状
態を最終的に確保する必要があるため、固定アーム32
の長さを垂直プーリ38の直径以上にしなければならな
い結果、当初の図3(a)状態では水平プーリ36と被
切断体1との距離が大きくなってワイヤソー7の走行安
定性が懸念されるが、例えば、固定アーム32を伸縮式
のものとして、図3(a)の状態では水平プーリ36が
対象物1に近接するように縮退し、図3(e)の状態で
は同図に示す状態に伸張するような機構を付加すること
もできる。
態を最終的に確保する必要があるため、固定アーム32
の長さを垂直プーリ38の直径以上にしなければならな
い結果、当初の図3(a)状態では水平プーリ36と被
切断体1との距離が大きくなってワイヤソー7の走行安
定性が懸念されるが、例えば、固定アーム32を伸縮式
のものとして、図3(a)の状態では水平プーリ36が
対象物1に近接するように縮退し、図3(e)の状態で
は同図に示す状態に伸張するような機構を付加すること
もできる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明によるワイヤソー用ガイドプーリ装置によれば、切断
終期におけるプーリの付け替え作業が簡単で、しかも調
整を要することなく水平及び垂直プーリ間が直角かつ接
線方向に相対的に位置決めすることができる。
明によるワイヤソー用ガイドプーリ装置によれば、切断
終期におけるプーリの付け替え作業が簡単で、しかも調
整を要することなく水平及び垂直プーリ間が直角かつ接
線方向に相対的に位置決めすることができる。
【図1】(a),(b)本発明の第一実施形態によるガ
イドプーリ装置の付け替え作業例を示す斜視図である。
イドプーリ装置の付け替え作業例を示す斜視図である。
【図2】(a),(b)同全体構成における付け替え作
業例を示す平面図である。
業例を示す平面図である。
【図3】(a)〜(e)は本発明の第二実施形態による
付け替え作業例を示す部分平面図である。
付け替え作業例を示す部分平面図である。
【図4】(a),(b)は図3(a),(e)の状態に
おける部分側面図である。
おける部分側面図である。
【図5】(a),(b)は従来のガイドプーリ装置の付
け替え作業例を示す平面図である。
け替え作業例を示す平面図である。
1 被切断体
7 ワイヤソー
10,30 取付ベース
12,32 固定アーム
14 取付アーム
16 支軸
18,20 プーリ
34 取付軸
36 水平プーリ
38 垂直プーリ
40 枝軸
Claims (3)
- 【請求項1】 コンクリート構造物等の被切断体に掛け
回される無端状のワイヤソーを駆動装置により所定のテ
ンションをかけつつ走行することにより該被切断体を切
断するワイヤソー工法に用いられるワイヤソー用ガイド
プーリ装置であって、 前記被切断体に固定される取付ベースと、該取付ベース
から垂直方向に突出する取付ボックスと、該取付ボック
スに対して取付け及び取外し可能な取付アームと、該取
付アームの中間部及び先端に設けられ互いに直交する二
つの支軸を介して回転可能にして、前記ワイヤソーが乗
換可能となるように同一の接線を有する二つのプーリと
を備えたことを特徴とするワイヤソー用ガイドプーリ装
置。 - 【請求項2】 前記取付ボックスが断面中空四角形であ
り、前記取付アームが断面四角形であることを特徴とす
る請求項1に記載のワイヤソー用ガイドプーリ装置。 - 【請求項3】 取付ベースより垂直方向に突出する取付
アーム上に水平面内を所定角度回動可能に取付けられ、
それぞれの回動位置にロックされる垂直な取付軸と、該
取付軸の上部に回転可能に軸支された水平プーリと、前
記取付軸にL字形をなして固定された枝軸と、該枝軸の
先端に回転可能に軸支され、かつ前記水平プーリと直交
かつ接線方向に向けて隣接配置された垂直プーリとを備
えたことを特徴とするワイヤソー用ガイドプーリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001304045A JP2003103447A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | ワイヤソー用ガイドプーリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001304045A JP2003103447A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | ワイヤソー用ガイドプーリ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003103447A true JP2003103447A (ja) | 2003-04-08 |
Family
ID=19124030
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001304045A Pending JP2003103447A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | ワイヤソー用ガイドプーリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003103447A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101446457B1 (ko) | 2014-04-25 | 2014-10-02 | 이화다이아몬드공업 주식회사 | 비대칭 풀리 및 이를 갖는 러그 절단 장치 |
EP4241910A1 (en) * | 2022-03-10 | 2023-09-13 | Gyeongdo Corporation | Apparatus and method for cutting rock by wire saw |
-
2001
- 2001-09-28 JP JP2001304045A patent/JP2003103447A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101446457B1 (ko) | 2014-04-25 | 2014-10-02 | 이화다이아몬드공업 주식회사 | 비대칭 풀리 및 이를 갖는 러그 절단 장치 |
EP4241910A1 (en) * | 2022-03-10 | 2023-09-13 | Gyeongdo Corporation | Apparatus and method for cutting rock by wire saw |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20040927 |