JP2003102293A - クローラキャリア及びクローラキャリアの運転制御システム - Google Patents

クローラキャリア及びクローラキャリアの運転制御システム

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JP2003102293A
JP2003102293A JP2001297191A JP2001297191A JP2003102293A JP 2003102293 A JP2003102293 A JP 2003102293A JP 2001297191 A JP2001297191 A JP 2001297191A JP 2001297191 A JP2001297191 A JP 2001297191A JP 2003102293 A JP2003102293 A JP 2003102293A
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crawler carrier
crawler
traveling
electromagnetic induction
carrier
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JP2001297191A
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English (en)
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Hideto Ishibashi
英人 石橋
Hiroshi Watanabe
洋 渡邊
Seiji Yamashita
誠二 山下
Toru Kurenuma
榑沼  透
Kazuo Fujishima
一雄 藤島
Fumimune Kuroe
冊旨 黒江
Kazumasa Sawa
一雅 澤
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】信号の授受障害やケーブル破損を招くことなく
高い制御信頼性を確保できるクローラキャリア及びその
運転制御システムを提供する。 【解決手段】クローラキャリア4は、無限軌道履帯17
を備えた走行体11の上部に設けた荷台12と、走行体
11より側方片側に突出して設けたアーム13a,13
bと、走行経路に沿って架設された電磁誘導ケーブル5
を跨ぐようにアーム13a,13bに配設され電磁誘導
ケーブル5から発生する磁界を検出する電磁誘導センサ
7a〜dと、これらの検出結果に応じ走行体11を走行
経路から逸脱しないように自動走行させるコントローラ
14とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば林業現場に
おいて伐採された木材を運搬するのに好適なクローラキ
ャリア及びクローラキャリアの運転制御システムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般工事現場、土工現場、建設工
事現場、林業現場といった各種作業現場、工事現場等に
おいて、無限軌道履帯(クローラ)を備えた走行体とこ
の走行体の上部に設けた荷台とを有し、荷台上に土砂等
を積載して走行するクローラキャリアが知られている。
【0003】このクローラキャリアに関し、安全性確
保、省力化、生産性向上等の観点から自動運転制御によ
る無人運転を図ったものとして、例えば特許27116
12号公報に記載のものがある。
【0004】この従来技術は、例えば造成地の防災工事
や採土採石場等の土工事地域内において土砂を積載して
無人走行するクローラキャリア(クローラダンプ)の運
転制御に関するものであり、土工事地域内に設けた固定
局側と各クローラダンプ側にそれぞれ光波による自動追
尾装置を設けている。そして、一方側の自動追尾装置に
設けられたターゲットに他方側の自動追尾装置から光波
を照射し、固定局と各クローラダンプ間の距離を測定す
ることにより、各クローラダンプの走行経路上の座標を
算出し、この座標値に基づいて各クローラダンプを自動
走行させるようになっている。
【0005】一方、上記のようなクローラキャリアの自
動運転制御ではないが、他の種類の搬送車や作業車を無
人運転させるものとして、例えば、特開平9−1784
81号公報及び特開平9−191811号公報に記載の
ものがある。
【0006】特開平9−178481号公報に記載の従
来技術は、例えば矩形状等の作業地(圃場内)において
苗植え付け作業を行う田植え作業車の運転制御に関する
ものであり、衛星を介したGPSシステムを介し、受信
局側にて作業車の位置に基づき走行用データを作成する
とともにこれに基づき作業車を無人走行させるようにな
っている。
【0007】特開平9−191811号公報に記載の従
来技術は、例えば果樹園等で薬剤の散布等を行う自走式
散布機の運転制御に関するものであり、果樹園内の走行
経路地面に誘導ケーブルを敷設しておき、これを誘導セ
ンサで検知しつつ自走式散布機を無人走行させるように
なっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】例えば、林業作業にお
いて、山中において伐採した樹木の運搬にクローラキャ
リアを用いる場合、運搬車両としてのクローラキャリア
は必然的に木々が生い茂ったり地形の険しい山間部を走
行することになる。このような場合、特許271161
2号公報に記載の自動追尾装置を用いる手法では、信号
が山や樹木によってさえぎられて追尾不能となる可能性
があり、この結果、運転制御における信頼性の確保が困
難となる。
【0009】また、上記特開平9−178481号公報
や特開平9−191811号公報に記載のものを上記の
ような林業作業におけるクローラキャリアに適用した場
合には、以下のような課題がある。
【0010】特開平9−178481号公報に記載のG
PSシステムを用いる手法を適用する場合、上記同様、
山や樹木によってGPS衛星との信号の授受がさえぎら
れて位置の測定が不可能になる可能性があり、この結
果、運転制御における信頼性の確保が困難となる。
【0011】一方、特開平9−191811号公報に記
載の走行経路の地面に誘導ケーブルを敷設させる手法を
林業作業におけるクローラキャリアに適用する場合、林
業作業ではクローラキャリアの走行路をクローラキャリ
アのみならず伐採用のショベルや給油車等も走行するた
め、これらが誘導ケーブルを破損する可能性があり、こ
の場合、運転制御における信頼性の確保が困難となる。
【0012】なお、以上は、林業作業にて伐採樹木の運
搬に従事する場合を例にとって説明したが、一般工事に
おける切羽の近傍や、トンネル掘削工事、その他地下工
事等においても、自動追尾やGPSに関する信号授受障
害の発生や、他の作業車等による破損の可能性がある場
合には、同様の課題が存在する。
【0013】本発明の目的は、信号の授受障害やケーブ
ル破損を招くことなく高い制御信頼性を確保できるクロ
ーラキャリア及びその運転制御システムを提供すること
にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明のクローラキャリアは、無限軌道履帯
を備えた走行体と、この走行体の上部に設けた荷台と、
前記走行体又は荷台より側方片側に突出して設けたアー
ムと、走行経路に沿って架設された電磁誘導ケーブルを
跨ぐように前記アームに配設した第1及び第2センサを
含み、前記電磁誘導ケーブルから発生する磁界を検出す
る複数の電磁誘導センサと、これら複数の電磁誘導セン
サの検出結果に応じ前記走行体を前記走行経路から逸脱
しないように自動走行させる制御手段とを有する。
【0015】本発明においては、電磁誘導ケーブルから
発生する磁界を電磁誘導センサで検出し、その検出結果
に応じ、制御手段が走行体を走行経路から逸脱しないよ
うに自動走行させる。このような構成とすることによ
り、空中を伝搬する光波を用いた追尾や電波を用いたG
PSシステムによる従来構造と異なり、例えば、林業作
業において山中にて伐採した樹木の運搬に用いる場合で
あっても、信号授受障害が発生することはない。また、
電磁誘導ケーブルを走行経路に沿って架設し、これをア
ームに設けた電磁誘導センサで検出する構成とすること
により、走行経路の地面に誘導ケーブルを敷設する従来
構造と異なり、伐採用のショベルや給油車等が走行して
もケーブルを破損することはない。以上のようにして、
本発明においては、信号の授受障害やケーブル破損を招
くことがなくなるので、従来構造に比べて高い制御信頼
性を確保できる。
【0016】特にこのとき、例えば走行経路の左右両端
側にそれぞれ電磁誘導ケーブルを架設し、走行体又は荷
台より側方両側においてそれら左右の電磁誘導ケーブル
にそれぞれ臨むようにアームを突出させて設けることも
考えられなくもない。この場合、各アームが対応する側
の電磁誘導ケーブルの磁界をそれぞれ検出し、それらの
検出結果に応じて走行経路を逸脱しないように走行制御
することとなる。しかしながらこの構成では、クローラ
キャリアの衝突防止のため、左右両側に架設する電磁誘
導ケーブルはクローラキャリアからの距離を比較的大き
くとらなければならず、アームに設けた電磁誘導センサ
による検出が困難となるか、あるいは検出可能とするた
めには電磁誘導ケーブルに大電流を流す必要がある。こ
のため、実際にクローラキャリアの稼働現場に適用する
のは困難である。
【0017】これに対して本発明においては、走行体又
は荷台より側方片側に突出してアームを設け、このアー
ムに、電磁誘導ケーブルを跨ぐように第1センサ及び第
2センサを配置する構成としている。これにより、上記
構造に比べて第1及び第2センサから電磁誘導ケーブル
までの距離を近接させることができるので、比較的小さ
な電流でも確実に検出を行うことができ、実際のクロー
ラキャリアの稼働現場においても容易に適用可能であ
る。
【0018】(2)上記(1)において、好ましくは、
前記走行経路中の特定の場所を認識可能な場所認識セン
サを有する。
【0019】(3)上記(1)又は(2)において、ま
た好ましくは、前記荷台を傾動させる駆動手段を有す
る。
【0020】(4)上記(1)〜(3)のいずれか1つ
において、また好ましくは、少なくとも前記走行体の走
行動作を手動操作可能な有線リモコン装置を有する。
【0021】(5)上記目的を達成するために、本発明
の運転制御システムは、伐採された木材を運搬するクロ
ーラキャリアの運転制御システムであって、走行経路に
沿って架設された電磁誘導ケーブルと、前記クローラキ
ャリアに設けられ、前記電磁誘導ケーブルから発生する
磁界を検出する電磁誘導センサと、前記クローラキャリ
アに設けられ、前記電磁誘導センサの検出結果に応じ前
記クローラキャリアを前記走行経路から逸脱しないよう
に自動走行させる制御手段とを有する。
【0022】(6)上記(5)において、好ましくは、
前記走行経路中、少なくとも、木材の運搬開始場所及び
運搬終了場所にそれぞれ設置された識別子と、前記クロ
ーラキャリアに設けられ、前記識別子を認識可能な場所
認識センサとを有し、前記制御手段は、前記場所認識セ
ンサの認識結果に応じて、前記運搬開始場所から前記ク
ローラキャリアの自動走行を開始させ、前記運搬終了場
所まで来たら前記クローラキャリアを自動停止させる。
【0023】(7)上記(6)において、さらに好まし
くは、前記クローラキャリアは、前記運搬する木材を積
載する荷台と、この荷台を傾動させる駆動手段とを備
え、前記制御手段は、前記場所認識センサの認識結果に
応じ、前記クローラキャリアが前記運搬終了場所まで来
たら、前記クローラキャリアを自動停止させるとともに
前記傾動手段を前記荷台上の木材を降ろすように傾動制
御する。
【0024】(8)上記(6)又は(7)において、ま
た好ましくは、前記制御手段は、前記場所認識センサの
認識結果に応じ、前記クローラキャリアが前記運搬終了
場所まで来た後、前記運搬終了場所から逆方向に前記ク
ローラキャリアの自動走行を開始させ、前記運搬開始場
所まで来たら前記クローラキャリアを自動停止させる。
【0025】(9)上記(6)〜(8)のいずれか1つ
において、また好ましくは、前記クローラキャリアは、
その自動走行の開始を操作者が指示入力する指示手段を
備えており、前記制御手段は、前記指示手段による自動
走行開始の指示入力があると、前記運搬開始場所から前
記クローラキャリアの自動走行を開始させる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照しつつ説明する。本実施形態は、本発明を、伐採
された木材を運搬する林業現場に適用した場合の実施形
態である。
【0027】図1は、本実施形態によるクローラキャリ
アの稼働現場の概略全体構成を表す概念的構成図であ
る。
【0028】図1において、伐採された木材1は、木材
積み込み場所(言い換えれば木材運搬開始場所)2にて
油圧ショベル3によってクローラキャリア4に積み込ま
れる。このとき、クローラキャリア4の走行経路に沿っ
て、送電装置(図示せず、後述の図10参照)に接続さ
れた電磁誘導ケーブル5(後述の図3及び図10も参
照)がポール6を介して架設されており、クローラキャ
リア4は、架設された電磁誘導ケーブル5から発生する
磁界を電磁誘導センサ7で検出しつつ無人走行し(詳細
は後述)、積み込まれた木材1を木材ダンプ場所(集積
所、言い換えれば木材運搬終了場所)8にダンプして降
ろす。降ろされた木材1は、油圧ショベル9によって輸
送用のトラック10に積み込まれる。
【0029】図2は、前記クローラキャリア4の詳細構
造を表す側面図であり、図3は、図2中A方向から見た
矢視後面図であり、図4は、図3中B方向から見た矢視
上面図である。
【0030】これら図2、図3、及び図4において、ク
ローラキャリア4は、クローラ式の走行体11と、この
走行体11の上部に設けられ、運搬する木材を積むため
の荷台(ベッセル)12と、この走行体11より側方片
側に突出して設けた2本のアーム13a,13bと、走
行経路に沿って架設された電磁誘導ケーブル5を跨ぐよ
うに(図3参照)アーム13a,13bに配設され、電
磁誘導ケーブルから発生する磁界を検出する複数(この
例では2対合計4個)の電磁誘導センサ7a,7b,7
c,7dと、これら複数の電磁誘導センサ7の検出結果
に応じ走行体11を走行経路から逸脱しないように自動
走行させる制御手段としてのコントローラ14(後述の
図8参照)とを有する。
【0031】走行体11は、本体フレーム(トラックフ
レーム)16と、走行手段としての左・右無限軌道履帯
17とを備えている。無限軌道履帯17は、本体フレー
ム16に回転自在に支持された駆動輪18及び従動輪1
9の間に掛け渡されており、駆動輪18側に設けられた
左走行用油圧モータ20及び右走行用油圧モータ21
(後述の図8参照)によって駆動力が与えられることに
より走行体11を走行させるようになっている。
【0032】荷台12は、その下面のうち右側(図3中
右側)端部近傍の2箇所に支持ブラケット22を備えて
おり、本体フレーム16の右側上縁部近傍の2箇所に設
けたブラケット23とそれぞれピン24を介し回動可能
に連結されている。またこのとき、荷台12の下面のう
ち前側及び後側のうち少なくとも1箇所(この例では後
側、図3参照)に設けた駆動ブラケット25に傾動手段
としてのベッセル上下用油圧シリンダ26のロッド部2
6aの先端部がピン27を介して回動可能に連結され、
このベッセル上下用油圧シリンダ26のボトム部26b
の端部(図示せず)も同様に図示しないピンを介して本
体フレーム16の右側下部に連結されている。このよう
な構造により、ベッセル上下用油圧シリンダ26が伸長
すると、図3中2点鎖線で示すように、荷台12が前述
のピン24を回動支点として回動動作し大きく傾動する
ようになっている。なおこのとき、例えば支持ブラケッ
ト23の1つに公知の傾動角度センサ28(図示せず、
後述の図8参照)が設けられており、荷台12の傾動角
度を検出し、検出信号をコントローラ14へ出力するよ
うになっている。
【0033】アーム13a,13bは、この例では、木
材積み込み場所側から木材降ろし場所側に向かう方向を
前方側として、本体フレーム16の左側上部側面に突出
するように設けられている。
【0034】図5(a)は、このアーム13a,13b
の詳細構造を表す図3中部分拡大図であり、図5(b)
は、図5(a)中矢印C方向から見た矢視図である。
【0035】これら図5(a)及び図5(b)におい
て、アーム13a,13bは、本体フレーム16の左側
側面に形成したボルト穴29(図2参照)にねじ込まれ
るボルト30を介し略水平に着脱可能に取り付けられた
基礎支持部31と、この基礎支持部31の先端側(図5
(a)中左側)にボルト32で固定されるとともに、反
対側が斜め下方に延設され、本体フレーム16の左側下
部側面に形成したボルト穴33(図2参照)にねじ込ま
れるボルト34を介し着脱可能に取り付けられた補強支
持部35とを備えている。図5(a)からこれら基礎支
持部31及び補強支持部35を抽出して表した図を図6
(a)に示し、図6(a)中矢印E方向から見た矢視図
を図6(b)に示す。
【0036】なお、このとき、図2に示すように、本体
フレーム16において基礎支持部31及び補強支持部3
5を取り付けるためのボルト穴29,33は、これらを
1対として、進行前後方向(図2中左右方向)に多数箇
所設けられており、これらの中から適宜選択して取り付
けることによって前側の電磁誘導センサ7a,7bと後
側の電磁誘導センサ7c,7dとの間隔(検出距離)を
調整できるようになっている。
【0037】図5(a)及び図5(b)に戻り、アーム
13a,13bはまた、基礎支持部31の先端部に形成
した貫通孔36(図6(a)及び図6(b)参照)にボ
ルト37を介し着脱可能に取り付けられたセンサ支持部
38を備えている。このセンサ支持部38は、図示のよ
うに長手方向側面から見て略三角形状を備えている。そ
して、下部水平面38aの下部2箇所(センサ支持部3
8の最先端側と根元側)に、公知の上記電磁誘導センサ
7a,7b又は7c,7dが溶接又は図示しないボルト
等によりそれぞれ固定されている。この結果、これら2
つの電磁誘導センサ7a,7b(又は7c,7d)は、
図3や後述の図10に示すように、電磁誘導ケーブル5
を跨ぐように水平方向に所定の間隔をもって配設されて
いる。
【0038】またこのとき、前述の図6に示すように、
基礎支持部31においてセンサ支持部38を取り付ける
ための貫通孔36は、上下方向(図6中上下方向)に複
数箇所設けられており、これらの中から適宜選択して取
り付けることによってセンサ支持部38の設置高さ(言
い換えれば電磁誘導センサ7a〜dの設置高さ、あるい
は電磁誘導ケーブル5との距離の大小)を調整できるよ
うになっている。図5(a)及び図5(b)はセンサ支
持部38を最も高い位置に取り付けた状態を示してい
る。これに対し、センサ支持部38を最も低い位置に取
り付けた状態を図7(a)及び図7(b)に示す。
【0039】図2、図3、及び図4に戻り、本体フレー
ム16の左側上部側面のうちアーム13aの取り付け位
置よりさらに前方側に、取り付けブラケット39を介
し、クローラキャリア4の動作状態(詳細は後述)を表
示するための警報機付き信号表示灯40が取り付けられ
ている。この信号表示灯は、例えば上表示部40a、中
表示部40b、下表示部40cの3つの表示部を有し、
それぞれ赤・黄・緑等の見やすい色に色分けされてお
り、コントローラ14からの表示制御信号に応じて点灯
表示するようになっている(詳細は後述)。また取り付
けブラケット39の下部には、木材積み込み場所2及び
木材ダンプ場所8にそれぞれ設けた識別子としてのID
カード41a,41b(後述の図10参照)を検出し場
所を認識するための場所認識センサ(IDセンサ)42
が取り付けられ、コントローラ14へ検出信号を出力す
るようになっている。
【0040】また、本体フレーム16の前側(図2中左
側)下部及び後側(図2中右側)下部には、障害物との
衝突を検出するための公知のバンパスイッチ43a,4
3bがそれぞれ設けらており、検出信号をコントローラ
14へ出力するようになっている。
【0041】ここで、上記走行体11及び荷台12は、
本実施形態のクローラキャリア4に備えられる油圧駆動
装置によって駆動される被駆動部材を構成している。以
下、この油圧駆動装置の詳細構成を図8を用いて説明す
る。図8は、本実施の形態のクローラキャリア4におけ
る油圧駆動装置の全体構成を表す油圧回路図である。
【0042】この図8において、この油圧駆動装置は、
原動機例えばエンジン44と、このエンジン44によっ
て駆動される可変容量型の油圧ポンプ45と、油圧ポン
プ45から吐出される圧油が供給される上述の左走行用
油圧モータ20、右走行用油圧モータ21、及びベッセ
ル上下用油圧シリンダ26と、油圧ポンプ45から前述
の油圧アクチュエータ20,21,26に供給される圧
油の流れ(方向及び流量)をそれぞれ制御する左走行用
コントロールバルブ46、右走行用コントロールバルブ
47、及びベッセル上下用コントロールバルブ48と、
クローラキャリア3とケーブル49によって接続され、
上記左走行用コントロールバルブ46、右走行用コント
ロールバルブ47、及びベッセル上下用コントロールバ
ルブをそれぞれ手動で切り換え操作するための左走行レ
バー50、右走行レバー51、及びベッセル上下レバー
52を備えた有線リモコン装置53と、上記信号表示灯
40と、前述した電磁誘導センサ7a〜d、場所認識セ
ンサ42、及びバンパスイッチ43a,43bと、上記
コントローラ14とを備えている。
【0043】油圧ポンプ45の吐出管路54から分岐し
た管路55にはリリーフ弁56が設けられており、油圧
ポンプ45の吐出圧の最大値を制限するためのリリーフ
圧の値を、それに備えられたばね56aの付勢力で設定
するようになっている。
【0044】左走行用コントロールバルブ46、右走行
用コントロールバルブ47、及びベッセル上下用コント
ロールバルブ48はそれぞれ例えば電気−油圧変換機能
付きの油圧パイロット方式の3位置切換弁となってお
り、油圧ポンプ45の吐出管路54に対し、例えば互い
にパラレルに接続されている。
【0045】左走行用コントロールバルブ46は、コン
トローラ14からの駆動信号と図示しないパイロット油
圧源からの1次パイロット圧とが入力されこの駆動信号
に応じた2次パイロット圧を出力する電気油圧変換手段
例えば電磁比例弁57a及び57bと、これら電磁比例
弁57a及び57bから出力された2次パイロット圧が
それぞれ与えられるパイロット操作部58a及び58b
とを両端にそれぞれ備えており、このパイロット操作部
58a及び58bに与えられる2次パイロット圧により
駆動される。
【0046】すなわち、コントローラ14から電磁比例
弁57a(又は57b、以下かっこ内対応関係同じ)へ
の駆動信号Stla(又はStlb)がONになるとともに電
磁比例弁57b(又は57a)への駆動信号Stlb(又
はStla)がOFFになると、電磁比例弁57a(又は
57b)がその駆動信号Stla(又はStlb)の大きさに
従った開度に開かれてパイロット操作部58a(又は5
8b)に2次パイロット圧が供給されるとともに、電磁
比例弁57b(又は57a)が閉じられパイロット操作
部58b(又は58a)の2次パイロット圧はタンク圧
となる。この結果、左走行用コントロールバルブ46
は、上記駆動信号に応じた開度でばね59b(又は59
a)の付勢力に抗して切換位置46A(又は46B)へ
と切り換えられる。これにより、油圧ポンプ45からの
圧油が切換位置46A(又は46B)、正転側供給配管
60a(又は逆転側供給配管60b)を介して左走行用
油圧モータ20へ供給され、左走行用油圧モータ20が
正転方向(又は逆転方向)に駆動して左無限軌道履帯1
7が前進方向に駆動される。
【0047】コントローラ14から電磁比例弁57a及
び57bへの駆動信号Stla及びStlbがともにOFFに
なると、電磁比例弁57a及び57bが閉じられパイロ
ット操作部58a及び58bの2次パイロット圧はタン
ク圧となる結果、左走行用コントロールバルブ46は、
ばね59a及び59bの付勢力により中立位置46Cへ
と復帰する。これにより、油圧ポンプ45からの圧油供
給が遮断され、左走行用油圧モータ20の駆動が停止さ
れ左無限軌道履帯17が停止する。
【0048】右走行用コントロールバルブ47は、上記
左走行用コントロールバルブ46同様、コントローラ1
4から電磁比例弁61a(又は61b)への駆動信号S
tra(又はStrb)がON、電磁比例弁61b(又は61
a)への駆動信号Strb(又はStra)がOFFになる
と、パイロット操作部62a(又は62b)に2次パイ
ロット圧が供給されて上記駆動信号に応じた開度でばね
63b(又は63a)の付勢力に抗して切換位置47A
(又は47B)へと切り換えられ、油圧ポンプ45から
の圧油が正転側供給配管64a(又は逆転側供給配管6
4b)を介し供給されて右走行用油圧モータ21が正転
方向(又は逆転方向)に駆動し右無限軌道履帯17が前
進方向に駆動される。コントローラ14から電磁比例弁
61a及び61bへの駆動信号Stra及びStrbがともに
OFFになると、右走行用コントロールバルブ47は中
立位置47Cへと復帰し右無限軌道履帯17が停止す
る。
【0049】なお、左走行用油圧モータ20及び右走行
用油圧モータ21のうち少なくとも一方(この例では左
走行用油圧モータ20)に、公知の回転数センサからな
りクローラキャリア4の走行速度を検出する車速センサ
65が設けられており、その検出信号をコントローラ1
4へ出力するようになっている。
【0050】ベッセル上下用コントロールバルブ48
は、上記左走行用コントロールバルブ46及び右走行用
コントロールバルブ47同様、コントローラ14からの
駆動信号Sva及びSvbと1次パイロット圧とが入力され
それら駆動信号Sva,Svbに応じた2次パイロット圧を
出力する電磁比例弁66a及び66bと、これら電磁比
例弁66a及び66bから出力された2次パイロット圧
がそれぞれ与えられるパイロット操作部67a及び67
bとを両端にそれぞれ備えている。
【0051】コントローラ14から電磁比例弁66a
(又は66b、以下かっこ内対応関係同じ)への駆動信
号Sva(又はSvb)がONに、電磁比例弁66b(又は
66a)への駆動信号Svb(又はSva)がOFFになる
と、電磁比例弁66a(又は66b)が開かれてパイロ
ット操作部67a(又は67b)に2次パイロット圧が
供給され、ベッセル上下用コントロールバルブ48は切
換位置48A(又は48B)へと切り換えられて、油圧
ポンプ45からの圧油が切換位置48A(又は48
B)、ボトム側供給配管69a(又はロッド側供給配管
69b)を介してベッセル上下用油圧シリンダ26へ供
給されて伸長方向(又は縮短方向)に駆動し、荷台12
が大きく傾くダンプ方向(又は水平に戻る復帰方向)に
駆動される。
【0052】コントローラ14から電磁比例弁66a及
び66bへの駆動信号Sva及びSvbがともにOFFにな
ると、ベッセル上下用コントロールバルブ48はばね6
8a及び68bの付勢力により中立位置48Cへと復帰
してベッセル上下用油圧シリンダ26の伸長(又は縮
短)動作が停止され、荷台12はそのときの角度にて静
止する。
【0053】有線リモコン装置53には、先に説明した
左走行レバー50、右走行レバー51、及びベッセル上
下レバー52の他に、手動運転と自動運転とを切り替え
る(詳細は後述)手動/自動切替スイッチ70及び自動
走行の開始をオペレータが指示入力する指示手段として
の自動運転開始スイッチ71(同)を含む各種ボタン、
スイッチ等が設けられている。操作者が有線リモコン装
置53の各レバー、ボタン、スイッチ等の操作を行う
と、その各種操作信号がコントローラ14に入力され、
コントローラ14は、その操作信号に応じ、手動運転モ
ード又は自動運転モードにおいて、前述した左・右走行
用コントロールバルブ46,47及びベッセル上下用コ
ントロールバルブ48への前記駆動信号Stla,Stlb,
Stra,Strb,Sva,Svbを生成し、対応する電磁比例
弁57a,57b,61a,61b,66a,66bに
それらを出力するようになっている。
【0054】すなわち、手動運転モード時(手動/自動
切替スイッチ70で「手動」が選択されているとき、以
下同様)において、左・右走行レバー50,51を前進
方向に操作すると、コントローラ14は、左走行用コン
トロールバルブ46の電磁比例弁57a及び57bへの
制御信号Stla,StlbをそれぞれON及びOFFとして
左走行用コントロールバルブ46を切換位置46Aに切
り換え左走行用油圧モータ20を正転駆動させるととも
に、右走行用コントロールバルブ47の電磁比例弁61
a及び61bへの制御信号Stra,StrbをそれぞれON
及びOFFとして右走行用コントロールバルブ47を切
換位置47Aに切り換え右走行用油圧モータ21を正転
駆動する。この結果、左・右無限軌道履帯17が前進駆
動され、クローラキャリア4が前進走行する。一方左・
右走行レバー50,51を後進方向に操作すると、コン
トローラ14は、左走行用コントロールバルブ46の電
磁比例弁57b及び57aへの制御信号Stlb,Stlaを
それぞれON及びOFFとして左走行用コントロールバ
ルブ46を切換位置46Bに切り換えるとともに、右走
行用コントロールバルブ47の電磁比例弁61b及び6
1aへの制御信号Strb,StraをそれぞれON及びOF
Fとして右走行用コントロールバルブ47を切換位置4
7Bに切り換え、左・右無限軌道履帯17を後進駆動し
てクローラキャリア4を後進走行させる。そして左・右
走行レバー50,51を中立位置とすると、コントロー
ラ14は、左・右走行用コントロールバルブ46,47
の電磁比例弁57a,57b及び61a,61bへの制
御信号Stla,Stlb,Stra,StrbをいずれもOFFと
して左・右走行用コントロールバルブ46,47を中立
位置46C,47Cに復帰させ、左・右無限軌道履帯1
7を駆動停止してクローラキャリア4を停止させるよう
になっている。
【0055】また、手動運転モード時においてベッセル
上下レバー52を上昇方向に操作すると、コントローラ
14は、ベッセル上下用コントロールバルブ48の電磁
比例弁66a及び66bへの制御信号Sva,Svbをそれ
ぞれON及びOFFとしてベッセル上下用コントロール
バルブ48を切換位置48Aに切り換えベッセル上下用
油圧シリンダ26を伸長駆動させ、荷台12を傾きが大
きくなる方向に傾動させる。ベッセル上下レバー52を
下降方向に操作すると、コントローラ14は、ベッセル
上下用コントロールバルブ48の電磁比例弁66b及び
66aへの制御信号Svb,SvaをそれぞれON及びOF
Fとしてベッセル上下用コントロールバルブ48を切換
位置48Bに切り換え、ベッセル上下用油圧シリンダ2
6を縮短駆動して荷台12を水平位置に復帰させるよう
になっている。
【0056】なお、自動運転モード時においては、コン
トローラ14は、上記有線リモコン装置53の左・右走
行レバー50,51及びベッセル上下レバー52の操作
に関係なく、上記場所認識センサ42、電磁誘導センサ
7a〜d、バンパスイッチ43、及び傾動角度センサ2
8の検出結果に応じて自動的に上記のようなクローラキ
ャリア4の前進動作、停止動作、及び後進動作や、荷台
12のダンプ動作を行わせるように制御信号Stla,St
lb,Stra,Strb,Sva,Svbを生成し出力するように
なっている(詳細は後述)。
【0057】次に、本実施形態のクローラキャリア4の
運転制御を行うシステムの動作を以下に説明する。
【0058】前述したように、本実施形態のクローラキ
ャリア4は木材積み込み場所2から木材ダンプ場所8ま
で自動無人運転を行うものであるが、その自動運転に先
立ち、まずオペレータ(操作者)は、有線リモコン装置
53の手動/自動切替スイッチ70を手動にセットした
後、左・右走行レバー50,51を前進又は後進方向に
適宜操作してクローラキャリア4を木材積み込み場所2
へと移動させる。その後、有線リモコン装置53をクロ
ーラキャリア4の例えば走行体11の所定の収納場所へ
と収納する。
【0059】その後、油圧ショベル3(図1参照)を操
作して、木材1をクローラキャリア4の荷台12へと積
み込む。積み込みが完了すると、前述した送電装置72
に備えられた電源ON/OFFスイッチ(図示せず)を
ONし、送電装置72より電磁誘導ケーブル5への通電
を行なう、以上で、自動運転の前準傭が完了する。
【0060】図9は、コントローラ14によるクローラ
キャリア4の自動無人運転に係わる制御手順を表すフロ
ーチャートである。まず、ステップ101において、有
線リモコン装置53の手動/自動切替スイッチ70が
「自動」にセットされたかどうかを判定する。上記のよ
うにして自動運転前準備が終了したら、オペレータが収
納された状態の有線リモコン装置53の手動/自動切替
スイッチ70を「自動」にセットすることで、ステップ
101の判定が満たされて自動運転待機状態となり、ス
テップ102において警報機付き信号表示灯40に表示
制御信号を出力して例えば中表示部40bに黄ランプを
点灯させる。
【0061】その後、ステップ103において、有線リ
モコン装置53の自動運転開始スイッチ71がONにな
ったかどうかを判定する。オペレータが上記「自動」へ
のセットの後、さらに自動運転開始スイッチ71を押す
ことによりこの判定が満たされ、ステップ104に移
る。ステップ104では、信号表示灯40に再び表示制
御信号を出力して例えば下表示部40cにおける青ラン
プ点灯に切り替え、ステップ105に移る。
【0062】ステップ105では、木材積み込み場所2
から木材ダンプ場所8までのクローラキャリア4の自動
無人走行(前進)を行なう。すなわち、左走行用コント
ロールバルブ46の電磁比例弁57a及び57bへの制
御信号Stla,StlbをそれぞれON及びOFFとして左
走行用コントロールバルブ46を切換位置46Aに切り
換え左走行用油圧モータ20を正転駆動させるととも
に、右走行用コントロールバルブ47の電磁比例弁61
a及び61bへの制御信号Stra,StrbをそれぞれON
及びOFFとして右走行用コントロールバルブ47を切
換位置47Aに切り換え右走行用油圧モータ21を正転
駆動させ、左・右無限軌道履帯17を前進駆動してクロ
ーラキャリア4を前進走行させる。このとき、電磁誘導
ケーブル5からの磁界を検出する上記電磁誘導センサ7
a〜dと上記車速センサ65との検出結果に基づき、ク
ローラキャリア4が走行経路から外れないように(具体
的には、例えば電磁誘導ケーブル5がなるべく電磁誘導
センサ7a,7bから等距離でかつ電磁誘導センサ7
c,7dからも等距離の状態を維持できるように)、適
宜左・右走行用コントロールバルブ46,47の開度を
個別に制御することによって、左・右走行用油圧モータ
20,21の駆動速度を個別に制御する。図10はこの
ような前進走行時の様子を簡略的に示した動作状態図で
ある。
【0063】その後、ステップ106において、前述の
場所認識センサ42の検出結果に基づき、クローラキャ
リア4が木材ダンプ場所8に到着したかどうか(IDカ
ード43bを認識したかどうか)を判定する。この判定
が満たされるまで自動無人走行を継続する。
【0064】判定が満たされた場合は、ステップl07
へと移行して自動走行を停止する。すなわち、左・右走
行用コントロールバルブ46,47の電磁比例弁57
a,57b,61a,61bへの制御信号Stla,Stl
b,Stra,StrbをすべてOFFとして左・右走行用コ
ントロールバルブ46,47を中立位置46C,47C
に切り換え左・右走行用油圧モータ20,21の駆動を
停止させ、クローラキャリア4を停止させる。
【0065】その後、ステップ108において、荷台1
2のダンプ(傾動)動作を行なう。すなわち、ベッセル
上下用コントロールバルブ48の電磁比例弁66a及び
66bへの制御信号Sva,SvbをそれぞれON及びOF
Fとしてベッセル上下用コントロールバルブ48を切換
位置48Aに切り換えベッセル上下用油圧シリンダ26
を伸張駆動させ、傾動角度センサ28の検出結果に基づ
き、荷台12をピン24を回動支点として所定の角度ま
で傾動させ、運搬してきた木材1を地面に降ろす。
【0066】その後、ステップ109において、荷台1
2が上記ダンプ状態のまま所定時間(この例では2秒)
経過したかどうかの判定を行なう。これは、積み荷の木
材1がすべて荷台1より確実に降ろすためのものであ
り、必要に応じて適宜時間を設定する(降ろし残しが生
じない場合あるいは問題とならない場合等においては省
略しても良い)。2秒経過して判定が満たされたら、ス
テップ110へと移行し、荷台12の下げ動作を行な
う。
【0067】すなわち、ベッセル上下用コントロールバ
ルブ48の電磁比例弁66b及び66aへの制御信号S
vb,SvaをそれぞれON及びOFFとしてベッセル上下
用コントロールバルブ48を切換位置48Bに切り換え
ベッセル上下用油圧シリンダ26を縮短駆動させ、傾動
角度センサ28の検出結果に基づき、荷台12をピン2
4を回動支点としてほぼ水平まで復帰させる。
【0068】そして、ステップ110に移り、木材ダン
プ場所8から木材積み込み場所2までのクローラキャリ
ア4の自動無人走行(後進)を行なう。すなわち、電磁
誘導センサ7a〜dと上記車速センサ65との検出結果
を参照しつつ、上記ステップ105の前進走行時と逆
に、左走行用コントロールバルブ46への制御信号Stl
b,StlaをそれぞれON及びOFFとして左走行用油圧
モータ20を逆転駆動させ、右走行用コントロールバル
ブ47への制御信号Strb,StraをそれぞれON及びO
FFとして右走行用油圧モータ21を逆転駆動させ、左
・右無限軌道履帯17を後進駆動してクローラキャリア
4を後進走行させる。
【0069】その後、ステップ112において、前述の
ステップ106と同様、クローラキャリア4が木材積み
込み場所2に到着したかどうか(IDカード43aを認
識したかどうか)を判定する。判定が満たされた場合
は、ステップl13へと移行して、左・右走行用コント
ロールバルブ46,47への制御信号Stla,Stlb,S
tra,StrbをすべてOFFとして左・右走行用油圧モー
タ20,21の駆動を停止させ、クローラキャリア4を
停止させる。これによって、自動運転コントローラは自
動運転待機状態となり、ステップ114にて警報機付き
信号表示灯40に再び表示制御信号を出力して例えば中
表示部40bにおける黄ランプ点灯に切り替え、ステッ
プ103へと戻る。
【0070】以降、オペレータが自動運転開始スイッチ
71を押すごとに、ステップ103の判定が満たされて
ステップ104〜ステップ114が繰り返され、クロー
ラキャリア4は木材1を木材積み込み場所2から木材ダ
ンプ場所8まで無人走行で運搬してダンプした後、空車
状態で木材積み込み場所2まで無人走行して帰ってくる
という動作を繰り返す。
【0071】なお、以上ステップ101〜ステップ11
4において説明した自動運転待機もしくは自動運転中
に、バンパスイッチ43a,43bによる衝突検出等、
自動運転システムの異常が判定されると、コントローラ
14はクローラキャリア4の自動運転を停止し、警報機
付き信号表示灯40に表示制御信号を出力して例えば上
表示部40aにおける赤ランプ点灯に切り替えるととも
に警報音を発生させ、システムの異常を周囲に知らせ
る。
【0072】以上説明したように、上記実施形態によれ
ば、以下のような効果を奏する。
【0073】すなわち、電磁誘導ケーブル5から発生す
る磁界を電磁誘導センサ7a〜dで検出し、その検出結
果に応じ、コントローラ14が走行体11を走行経路か
ら逸脱しないように自動走行させる構成とすることによ
り、空中を伝搬する光波を用いた追尾や電波を用いたG
PSシステムによる従来構造と異なり、林業作業におい
て山中にて伐採した樹木の運搬に用いても、信号授受障
害が発生することはない。また、電磁誘導ケーブル5を
走行経路に沿って架設し、これをクローラキャリア4の
アーム13a,13bに設けた電磁誘導センサ7a〜d
で検出する構成とすることにより、走行経路の地面に誘
導ケーブルを敷設する従来構造と異なり、伐採用のショ
ベルや給油車等が走行してもケーブルを破損することは
ない。以上のようにして、信号の授受障害やケーブル破
損を招くことがなくなるので、従来構造に比べて高い制
御信頼性を確保できる。
【0074】一方、例えば比較例として、走行経路の左
右両端側にそれぞれ電磁誘導ケーブル5を架設し、走行
体11より側方両側においてそれら左右の電磁誘導ケー
ブル5にそれぞれ臨むようにアーム13を突出させて設
けることも考えられなくもない。この場合、各アーム1
3が対応する側の電磁誘導ケーブル5の磁界をそれぞれ
検出し、それらの検出結果に応じて走行経路を逸脱しな
いように走行制御することとなる。しかしながらこの構
成では、クローラキャリア4の衝突防止のため、左右両
側に架設する電磁誘導ケーブル5はクローラキャリア4
からの距離を比較的大きくとらなければならず、アーム
13に設けた電磁誘導センサ7による検出が困難となる
か、あるいは検出可能とするためには電磁誘導ケーブル
5に大電流を流す必要がある。このため、実際にクロー
ラキャリア4の稼働現場に適用するのは困難である。
【0075】これに対して上記実施形態においては、走
行体11側方片側に突出してアーム13を設け、このア
ーム13に、電磁誘導ケーブル5を跨ぐように電磁誘導
センサ7a,7b又は7c,7dを配置する構成として
いる。これにより、上記構造に比べて電磁誘導センサ7
から電磁誘導ケーブル5までの距離を近接させることが
できるので、比較的小さな電流でも確実に検出を行うこ
とができ、実際のクローラキャリア4の稼働現場におい
ても容易に適用可能である。
【0076】さらに、オペレータが運転室に搭乗して手
動操作部を操作し有人走行するクローラキャリアと比べ
た場合には、手動操作部を有線リモコン装置53として
クローラキャリア本体と分離したことにより、運転室分
のスペースを荷台12用のスペースとして有効活用でき
る。したがって、作業効率の向上を図ることができる。
また、斜面において手動操作で走行中に、万が一クロー
ラキャリア4が転倒もしくは転落してしまった場合で
も、オペレータは車外での操作となることから、安全性
の面においてもシステムとして向上を図ることができ
る。
【0077】なお、上記実施形態では、2個1対で合計
2対4個の電磁誘導センサ7a,7b及び電磁誘導セン
サ7c,7dを、それぞれ電磁誘導ケーブル5を跨ぐよ
うに配設し、電磁誘導ケーブル5がなるべく電磁誘導セ
ンサ7a,7bから等距離でかつ電磁誘導センサ7c,
7dからも等距離の状態を維持できるように左・右走行
用油圧モータ20,21を制御することで、クローラキ
ャリア4が走行経路から外れないようにした。ここで、
前側の1対の電磁誘導センサ7a,7bのみならず後側
の1対の電磁誘導センサ7c,7dを設けたのは、クロ
ーラキャリア4の姿勢を、その中心軸線が電磁誘導ケー
ブル5となるべく平行な状態に維持するためである。し
かしながら、平行な姿勢とする必要がない場合や、電磁
誘導ケーブル5の曲線あるいは起伏が比較的少なく平行
度があまり問題とならない場合等においては、2対のう
ちいずれか一方を省略しても良い。この場合であっても
走行経路追従制御上は特に問題はないため、上記実施形
態とほぼ同様の効果を得る。また、1つのアーム13に
1対2個の電磁誘導センサ7を設けるのにも限られず、
例えば走行経路の道幅が比較的広くアーム13の長さを
大きくとれる場合や、走行経路の曲線や起伏が比較的少
なく電磁誘導センサ7をかなり電磁誘導ケーブル5にか
なり近接させることができる場合等においては、1つの
アームに1つの電磁誘導センサ7のみを設け、電磁誘導
ケーブル5が電磁誘導センサ7から所定距離範囲内とな
る状態を維持できるように左・右走行用油圧モータ2
0,21を制御してもよい。さらに、アーム13a,1
3bは走行体11から突出するように設けたが、これに
限られず、荷台12から突出するように設けても良い。
【0078】また、上記実施形態においては、IDセン
サ42で木材積み込み場所2及び木材ダンプ場所8にI
Dカード41a,41bをそれぞれ設けて、自動走行開
始地点及び自動停止地点の検出認識を行ったが、これに
限られない。すなわち、他の箇所、例えば途中の急カー
ブ急勾配地点、人道との交差地点、危険個所等のため徐
行すべき領域の手前位置に設けて減速を認識させたり、
あるいはそれらの領域を抜けた箇所に設けて加速を認識
させる等、速度制御あるいはその他に係わる特定の場所
を認識させるようにしてもよい。また、IDカードによ
る位置認識にも限られず、地上付近の比較的近い位置で
伝搬させる超音波、赤外線等、他の手段を介して位置を
認識するようにしても良い。
【0079】また、上記実施形態においては、本発明を
伐採された木材を運搬する林業現場に適用した場合を例
にとって説明したが、これに限られるものではない。す
なわち、一般工事における切羽の近傍や、トンネル掘削
工事、その他地下工事等においても適用でき、特に、そ
れら工事において、自動追尾やGPSに関する信号授受
障害の発生や他の作業車等による破損の可能性がある場
合に有効であり、上記実施形態と同様の効果を得ること
ができる。
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、例えば林業作業におい
て山中にて伐採した樹木の運搬に用いる場合であっても
信号授受障害が発生することはなく、また伐採用のショ
ベルや給油車等が走行してもケーブルを破損することは
ないので、従来構造に比べて高い制御信頼性を確保でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるクローラキャリア
の稼働現場の概略全体構成を表す概念的構成図である。
【図2】本発明のクローラキャリアの一実施の形態の詳
細構造を表す側面図である。
【図3】図2中A方向から見た矢視後面図である。
【図4】図3中B方向から見た矢視上面図である。
【図5】本発明のクローラキャリアの一実施の形態を構
成するアームの詳細構造を表す後面図及び側面図であ
る。
【図6】本発明のクローラキャリアの一実施の形態を構
成するアームの構成部材である基礎支持部及び補強支持
部の後面図及び側面図である。
【図7】本発明のクローラキャリアの一実施の形態を構
成するアームにおいて、センサ支持部を最も低い位置に
取り付けた状態を示す後面図及び側面図である。
【図8】本発明のクローラキャリアの一実施の形態にお
ける油圧駆動装置の全体構成を表す油圧回路図である。
【図9】本発明のクローラキャリアの一実施の形態を構
成するコントローラによる自動無人運転に係わる制御手
順を表すフローチャートである。
【図10】本発明のクローラキャリアの一実施の形態の
前進走行時の様子を簡略的に示した動作状態図である。
【符号の説明】
4 クローラキャリア 5 電磁誘導ケーブル 7a 電磁誘導センサ(第1センサ) 7b 電磁誘導センサ(第2センサ) 7c 電磁誘導センサ(第1センサ) 7d 電磁誘導センサ(第2センサ) 11 走行体 12 荷台 13a,b アーム 14 コントローラ(制御手段) 17 無限起動履帯 26 ベッセル上下用油圧シリンダ(駆動手
段) 41a,b IDカード(識別子) 42 場所認識センサ 53 有線リモコン装置 71 自動運転開始スイッチ(指示手段)
フロントページの続き (72)発明者 山下 誠二 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 榑沼 透 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 藤島 一雄 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 黒江 冊旨 東京都文京区後楽二丁目5番1号 日立建 機株式会社内 (72)発明者 澤 一雅 東京都文京区後楽二丁目5番1号 日立建 機株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無限軌道履帯を備えた走行体と、 この走行体の上部に設けた荷台と、 前記走行体又は荷台より側方片側に突出して設けたアー
    ムと、 走行経路に沿って架設された電磁誘導ケーブルを跨ぐよ
    うに前記アームに配設した第1及び第2センサを含み、
    前記電磁誘導ケーブルから発生する磁界を検出する複数
    の電磁誘導センサと、 これら複数の電磁誘導センサの検出結果に応じ前記走行
    体を前記走行経路から逸脱しないように自動走行させる
    制御手段とを有することを特徴とするクローラキャリ
    ア。
  2. 【請求項2】請求項1記載のクローラキャリアにおい
    て、前記走行経路中の特定の場所を認識可能な場所認識
    センサを有することを特徴とするクローラキャリア。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載のクローラキャリアに
    おいて、前記荷台を傾動させる駆動手段を有することを
    特徴とするクローラキャリア。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項記載のクロー
    ラキャリアにおいて、少なくとも前記走行体の走行動作
    を手動操作可能な有線リモコン装置を有することを特徴
    とするクローラキャリア。
  5. 【請求項5】伐採された木材を運搬するクローラキャリ
    アの運転制御システムであって、 走行経路に沿って架設された電磁誘導ケーブルと、 前記クローラキャリアに設けられ、前記電磁誘導ケーブ
    ルから発生する磁界を検出する電磁誘導センサと、 前記クローラキャリアに設けられ、前記電磁誘導センサ
    の検出結果に応じ前記クローラキャリアを前記走行経路
    から逸脱しないように自動走行させる制御手段とを有す
    ることを特徴とするクローラキャリアの運転制御システ
    ム。
  6. 【請求項6】請求項5記載のクローラキャリアの運転制
    御システムにおいて、前記走行経路中、少なくとも、木
    材の運搬開始場所及び運搬終了場所にそれぞれ設置され
    た識別子と、前記クローラキャリアに設けられ、前記識
    別子を認識可能な場所認識センサとを有し、前記制御手
    段は、前記場所認識センサの認識結果に応じて、前記運
    搬開始場所から前記クローラキャリアの自動走行を開始
    させ、前記運搬終了場所まで来たら前記クローラキャリ
    アを自動停止させることを特徴とするクローラキャリア
    の運転制御システム。
  7. 【請求項7】請求項6記載のクローラキャリアの運転制
    御システムにおいて、前記クローラキャリアは、前記運
    搬する木材を積載する荷台と、この荷台を傾動させる駆
    動手段とを備え、前記制御手段は、前記場所認識センサ
    の認識結果に応じ、前記クローラキャリアが前記運搬終
    了場所まで来たら、前記クローラキャリアを自動停止さ
    せるとともに前記傾動手段を前記荷台上の木材を降ろす
    ように傾動制御することを特徴とするクローラキャリア
    の運転制御システム。
  8. 【請求項8】請求項6又は7記載のクローラキャリアの
    運転制御システムにおいて、前記制御手段は、前記場所
    認識センサの認識結果に応じ、前記クローラキャリアが
    前記運搬終了場所まで来た後、前記運搬終了場所から逆
    方向に前記クローラキャリアの自動走行を開始させ、前
    記運搬開始場所まで来たら前記クローラキャリアを自動
    停止させることを特徴とするクローラキャリアの運転制
    御システム。
  9. 【請求項9】請求項6〜8のいずれか1項記載のクロー
    ラキャリアの運転制御システムにおいて、前記クローラ
    キャリアは、その自動走行の開始を操作者が指示入力す
    る指示手段を備えており、前記制御手段は、前記指示手
    段による自動走行開始の指示入力があると、前記運搬開
    始場所から前記クローラキャリアの自動走行を開始させ
    ることを特徴とするクローラキャリアの運転制御システ
    ム。
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