JP2003101916A - 番組情報表示装置及び表示方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の番組情報表示装置では、予約中の番組
については、単に「予約中」等の文字表示のみで、具体
的な代表画像が表示されていないので、どのような番組
を予約したかがこれだけでは分かりずらい。 【解決手段】 予約番組が指定されると、マイコンは開
示時刻、終了時刻及びチャンネル等の番組情報と共に、
予約番組に対応するサムネイル用画像をダウンロードし
て、情報記憶部に保存する（ステップＳ２）。次に、ダ
ウンロードされたサムネイル用画像について、コントラ
ストを小さくすることにより、薄い絵となるように改変
した画像を作成して情報記憶部に保存しておく（ステッ
プＳ３）。情報記憶部に保存されたサムネイル用画像
は、番組情報と共に表示される。このとき、既記録番組
のサムネイル用画像は改変前の画像を用い、予約中の番
組のサムネイル用画像は改変した画像を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は番組情報表示装置及
び表示方法に係り、特に記録媒体に記録された番組及び
将来放送予定の番組で放送時に録画すべく予約している
番組に関する情報をディスプレイ上に表示する番組情報
表示装置及び表示方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、記録媒体に記録した番組の中
からユーザが見たい番組を選択するために、記録媒体に
記録した番組の情報を記憶装置内に蓄積し、既記録番組
のリストとして一覧表示する機能が提案されている。例
えば、番組の代表画像を小画像（サムネイル）として表
示することは、特開平７−３０７０７７号公報や特開２
０００−１３８８８６公報に開示されている。また、放
送される番組のリストを画面上でグラフィック的に表示
することは、ＥＰＧ（電子番組ガイド）と呼ばれてデジ
タル放送などで行われており、これにサンプル画像を含
ませることは、例えば特開平７−２８４０３５号公報に
開示されている。

【０００３】更に、既記録番組と共に予約されている番
組についての情報も表示し、ユーザに認識させることを
行う機器もある。そのような従来の番組情報表示方法の
一例による表示画面例を図７に示す。同図に示す表示例
では、画面上部に領域ａ、画面下部に領域ｂが設けら
れ、画面中央部にサムネイル用画像を表示する小画面領
域の４つのサムネイル画面１、２、３、４が配置され、
更に左端のサムネイル画面１の左側と、右端のサムネイ
ル画面４の右側にそれぞれ三角のマーク５Ｌと５Ｒが配
置されている。

【０００４】サムネイル画面１〜４によりそれぞれ一つ
の番組のサムネイル用画像が表示されるので、この表示
例では同時に４つの番組のサムネイル用画像を表示する
ことができる。より多くの番組の情報を表示することも
可能であるが、そうすると、サムネイル用画像が小さく
見づらくなるので、この程度の表示数としている。サム
ネイル画面１〜４は、左から右に向かって記録された順
の番組のサムネイル用画像を表示する。

【０００５】ここで、リモコンにより、左右の三角のマ
ーク５Ｌ又は５Ｒにポインタを合わせてクリックするこ
とにより、個々の表示内容は一つずつ左又は右隣りへ移
り、空いた端の場所に一つ隣の情報が新たに表示され
る。それ以上表示すべき情報が無いときには、三角マー
ク５Ｌ又は５Ｒは表示されないようにする。すなわち、
左方向に移動して表示すべき情報が無いときには三角マ
ーク５Ｌが非表示とされ、右方向に移動して表示すべき
情報が無いときには三角マーク５Ｒが非表示とされる。

【０００６】また、図７では、右端のサムネイル画面４
には、サムネイル用画像の代わりに「予約中」という言
葉が表示されていて、予約中の番組を表している。この
予約が実行されると、記録開始から所定の時間後の１フ
レームの画像を静止画として取り込むなどの方法で代表
画像が作成され、このサムネイル画面４にサムネイル用
画像として表示される。

【０００７】更に、図７において、画面上部の領域ａに
は、記録媒体の残量などの情報が表示され、画面下部の
領域ｂには、操作法の説明などが表示される。また、各
サムネイル画面１〜４内の領域ｃには、そのサムネイル
画面で表示されるサムネイル用画像の番組についての記
録開始時刻、記録終了時刻、記録時間、記録モードなど
の個別の番組に関する情報が表示される。予約中の番組
については、記録開始時刻及び記録終了時刻は予約時刻
である。

【０００８】このように、予約中の番組についても表示
することにより、記録媒体の残量の目安をたてることが
でき、今番組を記録すると、予約された番組の最後まで
記録できなくなるおそれがあるときには、既記録番組の
一部を消去したり、他の媒体に移したりして記録可能容
量を増やすといったことを事前に行うことができる。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
の番組表示方法では、予約中の番組については、単に
「予約中」等の文字表示のみで、具体的な代表画像が表
示されていないので、単に予約中の番組があることをユ
ーザに認識させることができるだけであり、どのような
番組を予約したかがこれだけでは分かりずらいという問
題がある。

【００１０】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
既記録番組と予約番組とを統合して表示すると共に、予
約番組の内容をユーザに一目で認識させ得る番組情報表
示装置及び表示方法を提供することを目的とする。

【００１１】また、本発明の他の目的は、既記録番組と
予約番組とを容易に区別できる仕方で表示し、もって現
在視聴可能でない番組を再生することを防止し得る番組
情報表示装置及び表示方法を提供することにある。

【００１２】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の番組情報表示装置は、記録再生部に記録さ
れていて現在視聴可能な番組の映像情報と、将来放送予
定で放送時に記録再生部に記録するために予約してある
番組の映像情報の各サムネイル用画像を番組情報と共に
ディスプレイ上に一覧表示する番組情報表示装置であっ
て、各サムネイル用画像を入手するサムネイル用画像入
手手段と、サムネイル用画像入手手段により入手された
サムネイル用画像が、現在視聴可能な番組のものか予約
してある番組のものかに応じて、互いに異なる改変をサ
ムネイル用画像に加えるか、又は予約してある番組のサ
ムネイル用画像のみに改変を加える画像改変手段と、画
像改変手段により改変が加えられた、又は改変されてい
ないサムネイル用画像をディスプレイ上に表示する表示
手段とを有する構成としたものである。

【００１３】この発明では、ディスプレイ上に、現在視
聴可能な番組のものか予約してある番組のものかに応じ
て、異なる表示形態でサムネイル用画像を一覧表示する
ことにより、現時点では記録されていないものの予約し
てある番組のサムネイル用画像を、既記録番組のサムネ
イル用画像とは異なる表示形態で表示することができ
る。

【００１４】また、上記の目的を達成するため、本発明
の番組情報表示方法は、記録再生部に記録されていて現
在視聴可能な番組の映像情報と、将来放送予定で放送時
に記録再生部に記録するために予約してある番組の映像
情報の各サムネイル用画像を番組情報と共にディスプレ
イ上に一覧表示する番組情報表示方法であって、各サム
ネイル用画像を入手して保存する第１のステップと、第
１のステップにより入手されたサムネイル用画像が、現
在視聴可能な番組のものか予約してある番組のものかに
応じて、互いに異なる改変をサムネイル用画像に加える
か、又は予約してある番組のサムネイル用画像のみに改
変を加える第２のステップと、第２のステップにより改
変が加えられた、又は改変されていないサムネイル用画
像をディスプレイ上に表示する第３のステップとを含
み、ディスプレイ上に、現在視聴可能な番組のものか予
約してある番組のものかに応じて、異なる表示形式でサ
ムネイル用画像を一覧表示することを特徴とする。

【００１５】この発明では、ディスプレイ上に、現在視
聴可能な番組のものか予約してある番組のものかに応じ
て、異なる表示形態でサムネイル用画像を一覧表示する
ことにより、現時点では記録されていないものの予約し
てある番組のサムネイル用画像を、既記録番組のサムネ
イル用画像とは異なる表示形態で表示することができ
る。

【００１６】

【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図１は本発明になる番組情報表
示装置の一実施の形態のブロック図を示す。同図におい
て、マイコン（マイクロコンピュータ）１１を中心に、
アンテナで受信した放送信号が供給されるチューナ１
２、ネットワークを介してデータを送受信するためのネ
ットワークインターフェイス１３、動作に必要な情報を
蓄積しておく不揮発性メモリからなる情報記憶部１４、
各処理において情報を一時的に蓄える一時記憶メモリ１
５、ハードディスクなどの記録媒体を含む記録再生部１
６に接続された信号処理部１７、外部ディスプレイ装置
などに信号を供給する入出力インターフェイス１８がバ
ス１９で接続された構成とされている。

【００１７】ここで、チューナ１２は、アンテナから入
来するディジタル放送信号を受信し、ディジタル映像／
音声信号を出力する。このディジタル映像／音声信号の
入力手段は必ずしもアンテナからの信号でなくてもよ
く、ＣＡＴＶのケーブル等であってもよい。

【００１８】ネットワークインターフェイス１３は、ネ
ットワーク（図示せず）に接続されており、ＥＰＧ（電
子番組ガイド）情報がインターネット等により送られて
くる場合には、そのＥＰＧ情報をマイコン１１に供給し
て取り込ませ、マイコン１１により予約動作を行わせ
る。その際に、番組の代表画像用の画像も送られ、それ
を取り込むようにできる。番組予約自体はユーザが手動
で行って、代表画像を集めたインターネット上のサイト
をアクセスして、ユーザが予約した番組に対応する代表
画像を選択して取り込み操作を行ってもよい。

【００１９】なお、このネットワークインターフェイス
１３は無くてもよく、その場合は、番組情報は代表画像
も含めてチューナ１２で受信した映像信号と一緒に送ら
れるものがある場合、それを利用すればよい。

【００２０】また、情報記憶部１４は、不揮発性メモリ
等で構成され、予約した番組の情報等の、本発明で必要
な情報を蓄積する。記録再生部１６がハードディスク等
の場合、これと兼用することも可能である。また、一時
記憶メモリ１５は、番組リスト画面表示の過程等におい
て、情報記憶部１４から読み出した必要情報や、マイコ
ン１１で処理した結果の情報を、必要な期間の間、一時
的に記憶するためのメモリである。

【００２１】次に、本発明の番組情報表示装置及び表示
方法の一実施の形態による番組予約時の動作について、
図２のフローチャートと共に説明する。番組予約のため
の情報は、ネットワークを通じて入力される場合を考え
る。ユーザは図示しないリモコン、キーボード等のヒュ
ーマンインターフェイス（ＨＭＩ）により、マイコン１
１に指示を与えて所定のアドレスをアクセスして、図示
しないディスプレイ上に番組情報画面を表示させる。こ
の番組情報画面上には、各番組の情報と共に、サムネイ
ル用画像が用意されており、所定の操作により番組情報
及びサムネイル用画像をダウンロードすることができ
る。

【００２２】まず、図２において、マイコン１１はユー
ザがＨＭＩを介して予約したい番組（予約番組）を指定
したかを監視している（ステップＳ１）。予約番組が指
定されると、マイコン１１は開示時刻、終了時刻及びチ
ャンネル等の番組情報と共に、予約番組に対応するサム
ネイル用画像をダウンロードして、情報記憶部１４に保
存する（ステップＳ２）。

【００２３】このダウンロードは、予約番組情報と共に
自動的にサムネイル用画像が選択されてダウンロードさ
れても、ユーザにより選択されたサムネイル用画像がダ
ウンロードされるようにしてもよい。後者の場合は、１
番組当たり複数のサムネイル用画像を用意し、ユーザが
気に入ったものを選ぶことができるようにしてもよい。
ダウンロード動作そのものは、インターネット等で広く
行われているものであるため、説明は省略する。

【００２４】続いて、ダウンロードされたサムネイル用
画像について、コントラストを小さくすることにより、
薄い絵となるように改変した画像を作成して情報記憶部
１４に保存しておく（ステップＳ３）。この改変した画
像は後述するように、予約中の番組を示すのに用いられ
る。ここで、画像の改変は、上記のようなコントラスト
の変更により薄い絵とする方法に限らず、輝度レベルを
下げて暗い絵にしたり、また、コントラストを下げたよ
うに輝度レベルを上げて白に近い絵にしたり、あるいは
メッシュ状等の所定のパターンと合成したりといった方
法で改変してもよく、要はその画像をサムネイル用画像
として表示したときに、予約中の番組が記録済みの番組
と区別し得るような画像となるようにすればよい。

【００２５】次に、ユーザが所定の操作を行って番組リ
ストをディスプレイに表示する際のマイコン１１による
番組リスト画面の生成・表示の動作について、図３のフ
ローチャートと共に説明する。マイコン１１は、まず、
表示すべき番組リスト画面を構成するのに必要な要素と
なる情報を、情報記憶部１４に蓄積された情報を検索し
て抽出する（ステップＳ１１）。このステップＳ１１の
詳細な説明は図４のフローチャートと共に後述する。

【００２６】次いで、ステップＳ１１で抽出した情報要
素を用いて番組リスト画面を構成する（ステップＳ１
２）。一例として、番組リスト画面を表示するソフトウ
ェアとして、インターネットのブラウザを用いる場合
は、表示仕様に合わせたＨＴＭＬ文書を用意しておき、
必要な情報要素の指定をこのＨＴＭＬ文書の中の必要な
場所に挿入すればよい。

【００２７】番組リスト画面の構成が終わると、マイコ
ン１１は情報記憶部１４あるいは記録再生部１６に予め
格納されているブラウザソフトを起動して、このＨＴＭ
Ｌ文書の内容を表示用映像信号に変換してディスプレイ
に番組リスト画面として表示させる（ステップＳ１
３）。

【００２８】次に、上記のステップＳ１１の番組リスト
画面要素抽出で行う動作例を図４のフローチャートと共
に説明する。ここで、表示する画像は図５や図６に示す
レイアウトとした場合を例にとって説明する。まず、表
示する番組の順番を表すパラメータｎをｎｓにセットす
る（ステップＳ１１１）。ここで、ｎｓは番組リスト画
面の一番左に表示する番組の番号で、最初の表示では、
今記録されている、あるいは予約されている一番古い番
組の番号とする（ここでは、番組１とする）。

【００２９】続いて、第１番目の番組に関して、その開
始時刻、終了時刻、タイトル、ジャンル等の情報を抽出
する（ステップＳ１１２）。続いて、その第１番目の番
組は既記録番組か否かをチェックする（ステップＳ１１
３）。既記録番組である場合には、図２のステップＳ２
で保存した第１の番組に関するサムネイル用画像（コン
トラスト低減処理を施していないもの）をサムネイル用
画像として指定する（ステップＳ１１４）。

【００３０】一方、ステップＳ１１３で既記録番組でな
いと判定されたときには、図２のステップＳ３で保存し
た第１の番組に関するサムネイル用画像（コントラスト
低減処理を施しているもの）をサムネイル用画像として
指定する（ステップＳ１１５）。ここで、予約中ではあ
るが、既記録番組ではない番組を表すために、コントラ
スト低減以外の方法で画像を改変した場合は、その方法
で作成した画像を用いればよいことは勿論である。

【００３１】上記のステップＳ１１４又はＳ１１５の処
理に続いて、ｎがここで表示する最後の番組の番号か否
かをチェックする（ステップＳ１１６）。ここで、「最
後の番組の番号」とは、今回その情報を同時に表示する
番組の中の最後のものを意味し、同時に表示できる番組
情報の数は、ここでは４であるため、ｎｓ＋３がここで
表示を行う「最後の番組の番号」となる。

【００３２】もし、ｎがこの「最後の番組の番号」でな
いときには、すなわち、ｎ＜ｎｓ＋３であるときには、
ｎは最後の番組の番号ではないため、値を１増やして
（ステップＳ１１７）、ステップＳ１１２に戻り、次の
番組の情報を抽出し、以下、ステップＳ１１１３、Ｓ１
１４（又はＳ１１５）及びＳ１１６の処理を行い、ステ
ップＳ１１６で再びｎが最後の番組の番号か否かをチェ
ックする。このようにして、ｎが最後の番組の番号にな
るまで、ステップＳ１１１３、Ｓ１１４（又はＳ１１
５）及びＳ１１６の処理が繰り返され、ステップＳ１１
７でｎの値が、ｎｓ＋３であるときには、ｎは最後の番
組の番号であると判定されて、処理を終了する。

【００３３】ここで、図５及び図６の表示画面は、図７
に示した表示画面と同様に、画面上部に領域ａ、画面下
部に領域ｂが設けられ、画面中央部にサムネイル用画像
を表示する小画面領域の４つのサムネイル画面１、２、
３、６（又は７）が配置され、更に左端のサムネイル画
面１の左側と、右端のサムネイル画面６又は７の右側に
それぞれ三角のマーク５Ｌと５Ｒが配置されている。

【００３４】上記の左右の端の三角マーク５Ｌ又は５Ｒ
にリモコンのポインタを合わせてクリックすると、クリ
ックする毎に表示される記録又は予約番組個々の表示内
容が、クリックされた三角マーク側の方へ一つずつ左又
は右隣りへ移り、空いた端の場所に一つ隣の記録又は予
約番組の情報が新たに表示される。

【００３５】これを行うには図３の処理をやり直して表
示の更新を行うのであるが、図３のステップＳ１１にお
いて、図４のステップＳ１１１のｎｓの値を左側の三角
マーク５Ｌが指定されたときには１だけ減少し、右側の
三角マーク５Ｒが指定されたときには１だけ増加して前
記図４の処理を行う。

【００３６】ここで、従来と同様に、表示を移動したと
きに空くべき端の場所に、それ以上表示すべき情報が無
いときには、三角マーク５Ｌ又は５Ｒは表示されないよ
うにするようにしてもよいが、この方法に限定されるも
のではなく、例えば三角マーク５Ｌや５Ｒが指定された
ときに、それ以上の番組が存在しない旨のメッセージを
表示して表示の更新を行わないようにしてもよい。ま
た、表示すべき番組情報が４つに満たないときには、残
ったサムネイルや番組情報の表示領域は空欄として表示
する。

【００３７】次に、本実施の形態による図５と図６の表
示例について更に説明する。図５は番組予約時に入手し
たサムネイル用画像を用いて、右端のサムネイル画面６
に予約中の番組（タイトルＤの番組）のサムネイル用画
像を表示した例である。ここでは、予約中の画像に（予
約中）という文字をスーパーインポーズすることによ
り、予約中であることを示している。

【００３８】これにより、表示されている４つの番組情
報のうち、予約した番組情報を予約中の文字から一目で
判断できるので、記録媒体の残量等の把握がし易く、ま
た現在視聴可能でない予約番組の再生をすると言うこと
を防止でき、更に、近い将来視聴できる番組の情報内容
をサムネイル用画像から把握することができ、視聴を含
む将来の行動の計画が立てやすくなる。また、録画予約
してある番組の内容がサムネイル用画像から一目で判断
できるため、ユーザはそのような予約状況を勘案して視
聴する番組を選択することができる。

【００３９】図６は番組予約時に入手したサムネイル用
画像を用いて、右端のサムネイル画面７に予約中の番組
（タイトルＤの番組）のサムネイル用画像をコントラス
ト低減処理を施して表示した例である。ここでは、コン
トラスト低減処理に加えて、（予約中）という文字をス
ーパーインポーズすることにより、予約中であることを
よりユーザに分かり易い表示としている。

【００４０】次に、記録再生部１６がハードディスクで
ある場合の表示方法について説明する。記録再生部１６
がハードディスクである場合は、記録を行いながら同時
に再生することができるので、完全に記録が終わってい
ない時点でも、既に記録された部分の再生は可能であ
る。そこで、この場合には、予約された番組について、
記録が始まっているが、まだ記録が終了していない記録
中期間においては、次の３通りの表示方法のいずれか一
つの表示方法で表示を行う。

【００４１】（１）一部再生は可能であるので、完全に
記録は終わっていないので、予約中の番組情報と同じ表
示方法で表示する。 （２）一部とはいえ再生が可能であるので、記録が始ま
った時点で記録済みの番組情報と同じ表示方法で表示す
る。 （３）サムネイル用画像のコントラスト等については、
既記録番組あるいは予約中番組のいずれかを表す表示と
し、これに加えて、「録画中〜一部再生可能」といった
メッセージをサムネイル用画像に重畳、又はサムネイル
用画像の周辺に表示する。

【００４２】なお、本発明は以上の実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば、サムネイル用画像は既記録
番組のものについてはそのまま表示し、予約番組のもの
についてはコントラスト低減などの改変を加えて表示し
ているが、既記録番組のサムネイル用画像についてもユ
ーザの好みに応じた色調などに改変してもよい。ただ
し、この場合、表示したときに既記録番組のサムネイル
用画像が予約番組のサムネイル用画像と一見して区別で
きる表示形態となるように改変する必要がある。

【００４３】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ディスプレイ上に、現在視聴可能な番組のものか予約し
てある番組のものかに応じて、異なる表示形態でサムネ
イル用画像を一覧表示することにより、現時点では記録
されていないものの予約してある番組のサムネイル用画
像を、既記録番組のサムネイル用画像とは異なる表示形
態で表示するようにしたため、以下の特長を有するもの
である。

【００４４】（１）予約中の番組についても既記録番組
のサムネイル用画像とは区別された表示形態のサムネイ
ル用画像に基づき、どのような番組が予約されているか
をユーザに一目で判断させることができることから、ユ
ーザに近い将来視聴できる番組の内容の概略を把握さ
せ、ユーザによる視聴を含む将来の行動計画の支援がで
きる。

【００４５】（２）現在視聴する番組を選びたいが、少
ない日数で同じようなジャンルの番組を続けて見ると飽
きるので、色々なジャンルの番組を選んで視聴したい場
合等においても、録画予約してある番組の内容がサムネ
イル用画像により一目で把握できるため、ユーザはその
ような予約状況を勘案して視聴する番組を選択すること
ができる。

【００４６】（３）予約した番組も既記録番組と共に表
示しているので、記録媒体の残量等の把握がし易く、し
かも予約した番組の内容をサムネイル用画像から既記録
番組のものと区別して把握させることができるため、現
在視聴可能でない予約番組を再生しようとする混乱を防
止することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明になる番組情報表示装置の一実施の形態
のブロック図である。

【図２】本発明の番組情報表示装置及び表示方法の一実
施の形態による番組予約時の動作用フローチャートであ
る。

【図３】本発明における番組リスト画面の生成・表示の
動作説明用フローチャートである。

【図４】図３中の番組リスト画面要素抽出処理ステップ
の詳細説明用フローチャートである。

【図５】本発明の一実施の形態による表示画面例を示す
図（その１）である。

【図６】本発明の一実施の形態による表示画面例を示す
図（その２）である。

【図７】従来の一例による表示画面例を示す図である。

【符号の説明】

１〜４、６、７ サムネイル画面 ５Ｌ、５Ｒ 表示移動用三角マーク １１ マイコン（マイクロコンピュータ） １２ チューナ １３ ネットワークインターフェイス １４ 情報記憶部 １５ 一時記憶メモリ １６ 記録再生部 １７ 信号処理部 １８ 入出力インターフェイス

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5C025 AA21 AA25 BA30 CA02 CB05 CB06 CB08 CB10 DA01 DA10 5C052 AB04 DD02 DD04 EE03 5C053 FA06 FA23 JA16 JA30 LA07 LA14

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 記録再生部に記録されていて現在視聴可
   能な番組の映像情報と、将来放送予定で放送時に前記記
   録再生部に記録するために予約してある番組の映像情報
   の各サムネイル用画像を番組情報と共にディスプレイ上
   に一覧表示する番組情報表示装置であって、 前記各サムネイル用画像を入手するサムネイル用画像入
   手手段と、 前記サムネイル用画像入手手段により入手されたサムネ
   イル用画像が、前記現在視聴可能な番組のものか前記予
   約してある番組のものかに応じて、互いに異なる改変を
   前記サムネイル用画像に加えるか、又は前記予約してあ
   る番組のサムネイル用画像のみに改変を加える画像改変
   手段と、 前記画像改変手段により改変が加えられた、又は改変さ
   れていない前記サムネイル用画像を前記ディスプレイ上
   に表示する表示手段とを有し、前記ディスプレイ上に、
   前記現在視聴可能な番組のものか前記予約してある番組
   のものかに応じて、異なる表示形態で前記サムネイル用
   画像を一覧表示することを特徴とする番組情報表示装
   置。
2. 【請求項２】 前記画像改変手段は、前記サムネイル用
   画像が前記予約してある番組のものについてのみ改変を
   行うことを特徴とする請求項１記載の番組情報表示装
   置。
3. 【請求項３】 記録再生部に記録されていて現在視聴可
   能な番組の映像情報と、将来放送予定で放送時に前記記
   録再生部に記録するために予約してある番組の映像情報
   の各サムネイル用画像を番組情報と共にディスプレイ上
   に一覧表示する番組情報表示方法であって、 前記各サムネイル用画像を入手して保存する第１のステ
   ップと、 前記第１のステップにより入手されたサムネイル用画像
   が、前記現在視聴可能な番組のものか前記予約してある
   番組のものかに応じて、互いに異なる改変を前記サムネ
   イル用画像に加えるか、又は前記予約してある番組のサ
   ムネイル用画像のみに改変を加える第２のステップと、 前記第２のステップにより改変が加えられた、又は改変
   されていない前記サムネイル用画像を前記ディスプレイ
   上に表示する第３のステップとを含み、前記ディスプレ
   イ上に、前記現在視聴可能な番組のものか前記予約して
   ある番組のものかに応じて、異なる表示形式で前記サム
   ネイル用画像を一覧表示することを特徴とする番組情報
   表示方法。