JP2003101563A - パケット転送装置 - Google Patents

パケット転送装置

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JP2003101563A
JP2003101563A JP2002208709A JP2002208709A JP2003101563A JP 2003101563 A JP2003101563 A JP 2003101563A JP 2002208709 A JP2002208709 A JP 2002208709A JP 2002208709 A JP2002208709 A JP 2002208709A JP 2003101563 A JP2003101563 A JP 2003101563A
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JP2002208709A
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Tadashi Sumiyoshi
正 住吉
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、通信装置が定常的に固定されたグ
ローバルIPアドレスで特定されない場合でも、インタ
ーネットから当該通信装置へIPパケットを転送可能な
パケット転送装置を提供する。 【解決手段】 アドレス情報テーブル101は、対象通
信装置のIPアドレスと基準ディレクトリからの相対位
置を表す第1パス名とを対応付けて保持している。パス
名解析部104は、第1パケット送受信部100が受信
した要求パケットに含まれる第2パス名に合致する第1
パス名に対応するIPアドレスを情報テーブル101か
ら取得する。代理要求パケット生成部105は、当該要
求パケットの宛先を当該IPアドレスに書換えた代理要
求パケットを生成し、第2パケット送受信部102から
送信する。アドレス情報更新部103は、対象通信装置
にIPアドレスが貸与された際にアドレス情報テーブル
101を更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パケット転送装置
に関し、特に、通信装置を特定するIPアドレスが定常
的に固定されたグローバルIP(Internet Protocol)
アドレスでない場合であっても、インターネットから当
該通信装置に宛てたIPパケットを転送可能とする技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今、ブロードバンド通信を行う社会基
盤が急速に整備されつつあり、これに伴って家庭や企業
等におけるインターネットへの常時接続環境の普及が進
んでいる。これを受けて、家庭等にWWW(World
Wide Web)サーバを設置してそこから情報発
信したい、若しくは、家庭等に設置された機器(例え
ば、ビデオ装置、エアコン等の家電製品)を家庭外から
インターネットを介して操作したい、といった要望が多
数生じている。
【0003】このような要望は、前記WWWサーバ及び
前記家電製品等のそれぞれに、インターネット側から到
達可能なIPアドレス、即ち、固定的に割り当てられる
グローバルIPアドレスを付与する方法によって実現で
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法によれば、現状のインターネットにおいて割当
て可能なグローバルIPアドレスが枯渇しているため
に、そのような多数の要望に応えられないという問題が
ある。上記の問題に鑑み、本発明は、インターネットに
接続されている前記WWWサーバ及び前記家電製品等を
特定するIPアドレスが定常的に固定されたグローバル
IPアドレスでない場合、即ち、プライベートIPアド
レスである場合や、動的に貸与される場合においても、
インターネット側からアクセス可能とするパケット転送
装置及びパケット転送方法の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1)上記問題を解決す
るため、本発明のパケット転送装置は、通信装置を特定
するIPアドレスと、所定の基準ディレクトリからの相
対位置を表す第1パス名とを対応付けて記憶している記
憶手段と、宛先フィールドに自装置を特定するIPアド
レスを含むと共に、第2パス名を含む要求パケットを受
信する要求パケット受信手段と、当該受信された要求パ
ケットに含まれる当該第2パス名が、当該第1パス名で
表される位置又はその配下の位置を表すか否かを判断す
る判断手段と、表すと判断された場合、当該要求パケッ
トの宛先フィールドを当該記憶手段に当該第1パス名と
対応付けて記憶されているIPアドレスに書き換えて得
られる代理要求パケットを生成する代理要求パケット生
成手段と、当該生成された代理要求パケットを送信する
代理要求パケット送信手段とを備える。 (2)また、前記パケット転送装置は、さらに、前記代
理要求パケットに応答して発信元フィールドに前記通信
装置を特定するIPアドレスを含んで返送される応答パ
ケットを受信する応答パケット受信手段と、当該受信さ
れた応答パケットの発信元フィールドを自装置を特定す
るIPアドレスに書き換えて得られる代理応答パケット
を生成する代理応答パケット生成手段と、当該生成され
た代理応答パケットを送信する代理応答パケット送信手
段とを備えてもよい。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態におけるパケ
ット転送装置は、例えばISP(Internet Service Pro
vider)、いわゆるプロバイダにおいて用いられ、対象
通信装置へ到達可能なネットワーク(以下、サブネット
ワークと言う)と、当該サブネットワークを除くインタ
ーネットの全体(以下、単にインターネットと言う)と
の間でIPパケット(以下、単にパケットと言う)の転
送を行う。
【0007】当該パケット転送装置は、対象通信装置を
特定するIPアドレスと、所定の基準ディレクトリから
の相対位置を表す第1パス名とを対応付けてテーブルに
記憶している。そして、情報資源を特定する第2パス名
を含む要求パケットをインターネットから受信すると、
当該テーブルから当該第2パス名の一部(例えば先頭部
分)に合致する第1パス名を検索する。そのような第1
パス名が見つかった場合、当該要求パケットを、当該第
1パス名に対応して記憶されているIPアドレスへ宛て
て前記サブネットワークへ転送する。
【0008】当該パケット転送装置のIPアドレス(又
はドメイン名)、及び対象通信装置に対応付けられた第
1パス名は、予めユーザに知らされる。ユーザは、知ら
された第1パス名をその一部に持つ第2パス名を要求パ
ケットに含めて当該パケット転送装置へ宛てて送信する
ことにより、当該要求パケットを当該パケット転送装置
から対象通信装置へ転送させることができる。
【0009】また、対象通信装置を特定するIPアドレ
スは、インターネットから直接到達不可能なプライベー
トIPアドレスであって、対象通信装置に動的に貸与さ
れるものとする。IPアドレスが貸与される度に、当該
パケット転送装置は貸与されたIPアドレスを貸与装置
から通知され、当該通知されたIPアドレスで前記テー
ブル内容を更新する。
【0010】これにより、本発明のパケット転送装置
は、対象通信装置を特定するIPアドレスが固定的に定
められたグローバルIPアドレスでない場合であって
も、インターネットから当該対象通信装置へのパケット
転送を可能とする。以下、本発明のパケット転送装置に
ついて、図面を参照しながら詳細に説明する。 <構成>図1は、パケット転送装置43の全体構成を示
す機能ブロック図である。パケット転送装置43は、第
1パケット送受信部100、アドレス情報テーブル10
1、第2パケット送受信部102、アドレス情報更新部
103、パス名解析部104、代理要求パケット生成部
105、及び代理応答パケット生成部106から構成さ
れる。
【0011】パケット転送装置43は、具体的には、プ
ロセッサ、プログラムを記憶しているROM(Read
Only Memory)、作業用のRAM(Ran
dom Access Memory)、ハードディス
ク装置等のハードウェアにより実現される。パケット転
送装置43の各構成要素の機能は、前記プロセッサがR
OMに記憶されているプログラムを実行することにより
実現される。情報の記憶及び前記各構成要素間での受け
渡しは、前記RAM及びハードディスク装置を用いて行
われる。
【0012】第1パケット送受信部100は、インター
ネットに対してパケットを送受信する。アドレス情報テ
ーブル101は、複数の対象通信装置を特定するIPア
ドレスとディレクトリを特定可能な第1パス名とを対応
付けて保持している。第2パケット送受信部102は、
サブネットワークに対してパケットを送受信する。第2
パケット送受信部102は、特に、図外のDHCP(Dy
nmic Host Configuration Protocol)サーバが当該対象
通信装置にIPアドレスを貸与した際に送信するアドレ
ス通知パケットを受信する。当該アドレス通知パケット
は、当該対象通信装置を示すホスト名と、当該IPアド
レスとを含む。
【0013】アドレス情報更新部103は、当該受信さ
れたアドレス通知パケットの内容に応じてアドレス情報
テーブル101の内容を更新する。パス名解析部104
は、第1パケット送受信部100に受信された要求パケ
ットに含まれる第2パス名を解析し、その結果に応じて
アドレス情報テーブル101からIPアドレスを1つ取
得する。
【0014】代理要求パケット生成部105は、当該要
求パケットの宛先フィールドを当該取得されたIPアド
レスに書き換えることにより代理要求パケットを生成す
る。生成された代理要求パケットは、第2パケット送受
信部102から送信される。第2パケット送受信部10
2は、当該代理要求パケットに応答して前記対象通信装
置から送信される応答パケットを受信する。代理応答パ
ケット生成部106は、当該応答パケットの発信元フィ
ールドをパケット転送装置43を特定するIPアドレス
に書き換えることにより代理応答パケットを生成する。
生成された代理応答パケットは、第1パケット送受信部
100から送信される。 <アドレス情報テーブル>図2は、アドレス情報テーブ
ル101の一具体例である。
【0015】アドレス情報テーブル101は、ホスト名
欄111、IPアドレス欄113、及びパス名欄112
を有している。ホスト名欄111は、対象通信装置を示
すホスト名を保持し、パス名欄112は、当該対象通信
装置と対応付けられるディレクトリを特定するパス名を
保持し、IPアドレス欄113は、当該対象通信装置に
貸与されたIPアドレスを保持する。
【0016】アドレス情報テーブル101は、パケット
転送装置43がインターネットからのパケットを転送す
べき各対象通信装置についてこれらの情報を保持してい
る。パス名欄112に保持されるパス名は、所定の基準
ディレクトリからの相対位置として表され、パケット転
送装置43におけるファイルシステム上に実存するディ
レクトリの名前であってもよく、又は実存しない仮の名
前であってもよい。
【0017】IPアドレス欄113は、IPアドレスの
貸与前、及び貸与期間の経過後は、有効なIPアドレス
が貸与されていないことを示す特定の値を保持している
としてもよい。 <パケット>図3は、パケット転送装置43が、インタ
ーネットに接続されている一般通信装置200と、サブ
ネットワークに接続されている対象通信装置300との
間で転送するパケットの一具体例である。この例におい
て、一般通信装置200、インターネットから見たパケ
ット転送装置43、及び対象通信装置300は、それぞ
れIPアドレスc、b、及びaにより特定されるものと
している。
【0018】201は要求パケット、202は代理要求
パケット、203は応答パケット、204は代理応答パ
ケットを示している。要求パケット201は、宛先フィ
ールド及び発信元フィールドに、それぞれIPアドレス
b及びcを含むと共に、パス名"/yamada/wwwsvr/index.
htm"で特定される情報資源の取得を要求するリクエスト
情報を含んでいる。
【0019】代理要求パケット202は、宛先フィール
ド及び発信元フィールドに、それぞれIPアドレスa及
びcを含むと共に、パス名"/index.htm"で特定される情
報資源の取得を要求するリクエスト情報を含んでいる。
応答パケット203は、宛先フィールド及び発信元フィ
ールドに、それぞれIPアドレスc及びaを含むと共
に、特定された情報資源の内容を示すレスポンス情報を
含んでいる。
【0020】代理応答パケット204は、宛先フィール
ド及び発信元フィールドに、それぞれIPアドレスc及
びbを含むと共に、当該レスポンス情報を含んでいる。
宛先フィールド及び発信元フィールドは何れも、これら
のパケットのIPヘッダに含まれる。また、送受信に際
して、これらのパケットにはデータリンク層におけるリ
ンクアドレス(不図示)が付加され、パケット転送装置
43と一般通信装置200の間、及びパケット転送装置
43と対象通信装置300との間で、それぞれ直接、又
はルータ装置を介して送達される。
【0021】IPヘッダのフォーマット、及びデータリ
ンク層に関する送達機構については公知技術であるた
め、ここでは詳細な説明を省略する。 <動作>図4は、パケット転送装置43がインターネッ
トからサブネットワークへ要求パケットを転送する際の
動作を示すフローチャートである。
【0022】図5は、パケット転送装置43がサブネッ
トワークからインターネットへ応答パケットを転送する
際の動作を示すフローチャートである。図6は、パケッ
ト転送装置43がアドレス情報テーブルの内容を更新す
る際の動作を示すフローチャートである。以下、図3乃
至図6を参照しながら、パケット転送装置43の動作に
ついて詳細に説明する。 <要求パケット転送処理>パケット転送装置43は、図
4のフローチャートに従って、要求パケットをインター
ネットからサブネットワークへ次のようにして転送す
る。 (ステップS101)第1パケット送受信部100は、
インターネットから要求パケットを受信する。 (ステップS102)パス名解析部104は、当該要求
パケットに示されたリクエスト情報に含まれるパス名の
先頭部分と一致するパス名を、アドレス情報テーブル1
01から検索する。 (ステップS103)そのようなパス名がアドレス情報
テーブル101に発見された場合ステップS104へ進
み、発見されない場合ステップS106へ進む。 (ステップS104)代理要求パケット生成部105
は、発見されたパス名と対応付けてアドレス情報テーブ
ル101に保持されているIPアドレスで当該要求パケ
ットの宛先フィールドを書き換えると共に、要求パケッ
トに示されたリクエスト情報に含まれるパス名から当該
一致した部分を削除することにより、代理要求パケット
を生成する。 (ステップS105)第2パケット送受信部102は、
当該代理要求パケットをサブネットワークへ送信する。 (ステップS106)第1パケット送受信部100は、
転送すべき宛先が見つからなかったことを示すエラー通
知パケットを一般通信装置200へ宛ててインターネッ
トへ送信する。
【0023】図3の例によれば、第1パケット送受信部
100は、要求パケット201を受信し、パス名解析部
104は、要求パケット201のリクエスト情報に含ま
れるパス名"/yamada/wwwsvr/index.htm"の先頭部分と一
致するパス名"/yamada/wwwsvr"をアドレス情報テーブル
101から発見し、代理要求パケット生成部105は、
宛先フィールドを当該パス名"/yamada/wwwsvr"に対応す
るIPアドレスaに書き換えると共に、リクエスト情報
に含まれるパス名を"/index.htm"とすることにより代理
要求パケット202を生成し、第2パケット送受信部1
02は、当該代理要求パケット202を送信する。
【0024】なお、この代理要求パケット202は、対
象通信装置300か、又は対象通信装置300へ当該代
理要求パケット202を中継するルータ装置を特定する
リンクアドレス番号を含んでおり(不図示)、対象通信
装置300へ直接、又は当該ルータ装置を介して到達す
る。 <応答パケット転送処理>パケット転送装置43は、図
5のフローチャートに従って、応答パケットをサブネッ
トワークからインターネットへ次のようにして転送す
る。 (ステップS201)第2パケット送受信部102は、
代理応答パケットにより要求された情報資源の内容を含
んで対象通信装置が返送した応答パケットを、サブネッ
トワークから受信する。 (ステップS202)代理応答パケット生成部106
は、当該応答パケットの発信元フィールドをパケット転
送装置43を特定するIPアドレスで書き換えることに
より、代理応答パケットを生成する。 (ステップS203)第1パケット送受信部100は、
当該代理応答パケットをインターネットへ送信する。
【0025】図3の例によれば、第2パケット送受信部
102は、応答パケット203を受信し、代理応答パケ
ット生成部106は、応答パケット203の発信元フィ
ールドをパケット転送装置43を特定するIPアドレス
bに書き換えることにより代理応答パケット204を生
成し、第1パケット送受信部100は、当該代理応答パ
ケット204を送信する。
【0026】なお、この代理応答パケット204は、一
般通信装置200、又は一般通信装置200へ当該代理
応答パケット204を中継するルータ装置を特定するリ
ンクアドレス番号を含んでおり(不図示)、一般通信装
置200へ直接、又は当該ルータ装置を介して到達す
る。 <アドレス情報テーブル更新処理>パケット転送装置4
3は、図6のフローチャートに従って、アドレス情報テ
ーブル101の内容を次のようにして更新する。
【0027】(ステップS301)第2パケット送受信
部102は、図外のDHCPサーバから送信されるアド
レスアドレス通知パケットを受信する。当該アドレス通
知パケットは、当該DHCPサーバが対象通信装置にI
Pアドレスを貸与した際に、当該DHCPサーバから、
当該通信装置を示すホスト名と、当該IPアドレスとを
含んで送信される。
【0028】なお、この種のアドレス通知パケットは、
従来のDHCPサーバがDNS(Domain Name Servic
e)情報を動的に更新するために送信しており、ここで
は詳細な説明を省略する。 (ステップS302)アドレス情報更新部103は、当
該アドレス通知パケットに示されたホスト名を、アドレ
ス情報テーブル101から検索する。 (ステップS303)当該ホスト名がアドレス情報テー
ブル101に発見された場合ステップS304へ進む。 (ステップS304)当該発見されたホスト名に対応す
るIPアドレス欄を、当該アドレス通知パケットに示さ
れたIPアドレスで更新する。 <応用システム例>図7は、パケット転送装置43を応
用したネットワークシステムの具体例である。ネットワ
ークシステム700は、家庭1、企業2、電話局3、I
SP4、及び他のプロバイダ5から構成される。バケッ
ト転送装置43は、ISP4に設置される。家庭1と電
話局3の間、及び企業2と電話局3との間のアクセス回
線は、光ケーブルで実現される。電話局3とISP4と
の間は、地域IP網を経由して接続される。
【0029】家庭1にはパソコン301、D−VHSビ
デオデッキ311及びGW(Gate Way)321が設置さ
れ、企業2にはパソコン302及びGW322が設置さ
れている。パソコン301、及びD−VHSビデオデッ
キ311は、GW321を介して、また、パソコン30
2はGW322を介して、電話局3に設置されたSLT
(Subscriber Line Terminal)331、及びSLT33
2と、それぞれ光ケーブルで接続されている。
【0030】ISP4には、認証サーバ41、DHCP
サーバ42、及びパケット転送装置43が設置されると
共に、プロバイダ間の中継点44を介してプロバイダ5
1及びプロバイダ52と接続されている。SLT331
及びSLT332は、それぞれ家庭1のパソコン30
1、又はD−VHSビデオデッキ311、若しくは企業
2のパソコン302(以降、対象通信機器と言う)か
ら、ユーザ名とパスワードを含む接続要求パケットを受
信し、当該接続要求パケットをISP4へ中継する。I
SP4は、正当な接続要求か否かを当該接続要求に含ま
れるユーザ名とパスワードに基づいて、認証サーバ41
により判断する。正当な接続要求であると判断された場
合、DHCPサーバ42は、接続要求を発した対象通信
機器に対して、使用すべきIPアドレスを貸与する。こ
のIPアドレスは、プライベートIPアドレスであって
もよい。
【0031】IPアドレスを貸与された対象通信機器
は、自らのホスト名をDHCPサーバ42へ報告する。
DHCPサーバ42は、この報告を受けると、当該対象
通信機器に貸与したIPアドレスと、当該対象通信機器
から報告されたホスト名とを含むアドレス通知パケット
を、パケット転送装置43へ送信する。パケット転送装
置43は、前述したように、当該通知されたIPアドレ
スを用いて当該対象通信機器とインターネットに接続さ
れている一般通信機器との間でパケットの転送を行う。
【0032】プロバイダ51及びプロバイダ52を含む
インターネットに接続されている一般通信機器(不図
示)は、当該対象通信機器に対応するディレクトリを特
定するパス名を含む要求パケットを、パケット転送装置
43へ送信することにより、当該対象通信機器にアクセ
スすることが可能となる。 <制御システムへの応用>ネットワークシステム700
は、例えば、インターネットに接続されている一般通信
機器から、家庭1にあるD−VHSビデオデッキ311
を制御する制御システムとして機能する。
【0033】この場合、当該一般通信機器は、D−VH
Sビデオデッキ311に対応するディレクトリ名(図2
の例によれば"/yamada/dvhs")に続いて、動作指令に相
当する名前を指定したパス名(例えば録画開始指令とし
て"/yamada/dvhs/rec_start")を含んだ要求パケット
を、パケット転送装置43に宛てて送信することより、
D−VHSビデオデッキ311を操作することができ
る。
【0034】この要求パケットは、パケット転送装置4
3によりパス名を"/rec_start"と変更された代理要求パ
ケットとして、D−VHSビデオデッキ311に到達す
る。D−VHSビデオデッキ311は、当該代理要求パ
ケットを受信し録画動作を開始する。 <情報サービスシステムへの応用>また、ネットワーク
システム700は、例えば、インターネットに接続され
ている一般通信機器から、家庭1におけるパソコン30
1により実現されているWWWサーバからコンテンツを
取得するための情報サービスシステムとして機能する。
【0035】この場合、当該一般通信機器は、パソコン
301に対応するディレクトリ名(図2の例によれば"/
yamada/wwwsvr")に続いて、所望の情報資源を特定する
名前を指定したパス名(例えばトップページを取得する
場合に"/yamada/wwwsvr/index.htm")を含んだ要求パケ
ットを、パケット転送装置43に宛てて送信することよ
り、当該情報資源を要求することができる。
【0036】この要求パケットは、パケット転送装置4
3によりパス名を"/index.htm"と変更された代理要求パ
ケットとして、パソコン301に到達する。パソコン3
01は、当該代理要求パケットを受信し、パス名"/inde
x.htm"で特定される情報資源の内容を含む応答パケット
を返送する。当該応答パケットは、パケット転送装置4
3により代理応答パケットとして転送され、前記一般通
信装置に到達する。
【0037】このような情報サービスシステムへの応用
において、所望の情報資源はRFC2396で規定され
るURI(Uniform Resource Identifier)の表記に従
って特定され、前記パス名は当該URIを構成する絶対
パス又は相対パスであるとしてもよい。即ち、パケット
転送装置43のホスト名が例えば"relay.hi-ho.ne.jp"
であるとして、所望の情報資源がURIにより"http://
relay.hi-ho.ne.jp/yamada/wwwsvr/index.htm"、"ftp:/
/relay.hi-ho.ne.jp/yamada/wwwsvr/readme.txt"等と表
されるとしてもよい。これらのURIは、前記パス名を
当該ホスト名に後続する絶対パス部分に持っている。こ
の表示方法は、従来資源特定方法を変更することなく、
情報スキームを含めて所望する情報資源を指定すること
ができる。 <その他の変形例>なお、本発明を上記の実施の形態に
基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態
に限定されないのはもちろんである。以下のような場合
も本発明に含まれる。 (1)本発明は、実施の形態で説明したステップを含む
方法であるとしてもよい。また、これらの方法を、コン
ピュータシステムを用いて実現するためのコンピュータ
プログラムであるとしてもよいし、前記プログラムを表
すデジタル信号であるとしてもよい。
【0038】また、本発明は、前記プログラム又は前記
デジタル信号を記録したコンピュータ読取り可能な記録
媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディス
ク、CD―ROM、MO、DVD、DVD−ROM、D
VD−RAM、半導体メモリ等であるとしてもよい。ま
た、本発明は、電気通信回線、無線又は有線通信回線、
若しくはインターネットに代表されるネットワーク等を
経由して伝送される前記コンピュータプログラム又は前
記デジタル信号であるとしてもよい。
【0039】また、本発明は、マイクロプロセッサ及び
メモリを備えたコンピュータシステムであり、前記メモ
リは前記プログラムを記憶しており、前記マイクロプロ
セッサは前記メモリに記憶されている前記プログラムに
従って動作することにより、前記方法を実現するとして
もよい。また、前記プログラム又は前記デジタル信号
は、前記記録媒体に記録されて移送され、若しくは、前
記ネットワーク等を経由して移送され、独立した他のコ
ンピュータシステムにおいて実施されるとしてもよい。 (2)図7において、家庭1と電話局3の間、及び企業
2と電話局3との間のアクセス回線は、光ケーブルで実
現されるとしたが、当該アクセス回線が、アナログ回
線、ISDN(Integrated Services Digital Networ
k)回線、CATV(CAble TeleVision)、ADSL(A
symmetric Digital Subscriber Line)、無線など、他
の実装方法によって実現される場合も本発明に含まれ
る。
【0040】図8は、当該アクセス回線がADSL回線
により実現される場合のシステムの一例である。図7と
対比して、家庭1及び企業2には、GW221及びGW
222にそれぞれ代えてADSLモデム21及びADS
Lモデム22が設置される。また、電話局3には、SL
T331及びSLT332にそれぞれ代えてDSLAM
(Digital Subscriber Line Access Multiplexer)31
及びDSLAM32が設置される。 (3)上述した実施の形態は、パケット転送装置43と
対象通信装置300との間の通信を、コネクションを必
要としないプロトコル、例えばUDP(User Datagram
Protocol)を用いて行う場合に直接適用できる。
【0041】また、両者の間の通信を、コネクションを
必要とするプロトコル、例えばTCP(Transmission C
ontrol Protocol)を用いて行う場合には、次のように
して適用できる。パケット転送装置43は、対象通信装
置300との間で使用すべきコネクションが開設されて
いるか否かを示す情報を管理する。代理要求パケットを
送信する際に、対象通信装置300との間で使用すべき
コネクションが開設されていなければ、新たに開設す
る。そして、当該使用すべきコネクションにおける順序
番号を代理要求パケットに含めて送信する。パケット転
送装置43は、さらに、所定の時期(例えば、通信終了
を示す要求パケットを受信したとき、又はパケットの転
送を行うことなく所定の時間が経過したとき等)に当該
コネクションを開放してもよい。
【0042】なお、パケット転送装置43は、このよう
なコネクションの開設及び開放に係るパケットがインタ
ーネットへ転送されないよう制御する。 (4)本発明のパケット転送装置が転送するIPパケッ
トは、RFC791で規定されるIPv4(Internet P
rotocol version 4)のパケット、またはRFC246
0で規定されるIPv6(Internet Protocol version
6)のパケットの何れであってもよい。 (5)図2において、第1パス名の名前付けの一具体例
として、山田宅に置かれたパソコン及びビデオデッキ
に、それぞれ、"/yamada/wwwsvr"及び"yamada/dvhs"な
る第1パス名を対応付ける例を示した。このような名前
付けは、一つの家庭に置かれた複数の装置を特定する場
合に利便性を有する。
【0043】このような名前付けが一例に過ぎないこと
は言うまでもなく、例えば、あさひ町の鈴木宅及び伊藤
宅に置かれたWWWサーバに、それぞれ、"/asahi/suzu
ki"及び"/asahi/ito"なる第1パス名を対応付けてもよ
い。このような名前付けは、町内会の各WWWサーバへ
のポータルサイトを構成する場合に利便性を有する。本
発明によれば、パス名によって通信装置が特定されるの
で、その名前付けに応じた特有の利便性を、ユーザに提
供することができる。
【0044】
【発明の効果】本発明のパケット転送装置は、通信装置
を特定するIPアドレスと、所定の基準ディレクトリか
らの相対位置を表す第1パス名とを対応付けて記憶して
いる記憶手段と、宛先フィールドに自装置を特定するI
Pアドレスを含むと共に、第2パス名を含む要求パケッ
トを受信する要求パケット受信手段と、当該受信された
要求パケットに含まれる当該第2パス名が、当該第1パ
ス名で表される位置又はその配下の位置を表すか否かを
判断する判断手段と、表すと判断された場合、当該要求
パケットの宛先フィールドを当該記憶手段に当該第1パ
ス名と対応付けて記憶されているIPアドレスに書き換
えて得られる代理要求パケットを生成する代理要求パケ
ット生成手段と、当該生成された代理要求パケットを送
信する代理要求パケット送信手段とを備える。
【0045】この構成において、当該パケット転送装置
のIPアドレス(又はドメイン名)、及び当該通信装置
に対応付けられた第1パス名を予めユーザに告知すれ
ば、ユーザは当該第1パス名を含む第2パス名を要求パ
ケットに含めて当該パケット転送装置へ宛てて送信する
ことにより、当該要求パケットを当該パケット転送装置
から当該通信装置へ転送させることができる。
【0046】これにより、当該パケット転送装置は、当
該通信装置を特定するIPアドレスがインターネットか
ら直接到達できないプライベートIPアドレスであって
も、インターネットからのパケットを当該通信装置へ支
障なく転送できる。また、前記パケット転送装置は、さ
らに、前記代理要求パケットに応答して発信元フィール
ドに前記通信装置を特定するIPアドレスを含んで返送
される応答パケットを受信する応答パケット受信手段
と、当該受信された応答パケットの発信元フィールドを
自装置を特定するIPアドレスに書き換えて得られる代
理応答パケットを生成する代理応答パケット生成手段
と、当該生成された代理応答パケットを送信する代理応
答パケット送信手段とを備えてもよい。
【0047】この構成によれば、前記パケット転送装置
は、前記要求パケットに対して前記通信装置から返送さ
れる応答パケットを、前記要求パケットの発信元へ転送
することができるので、前記要求パケットが応答パケッ
トを要求する場合に、特に効果を発揮する。また、前記
パケット転送装置において、前記代理要求パケット生成
手段は、前記書き換えに加えて、前記要求パケットに含
まれる前記第2パス名を、前記第1パス名で表される位
置からの相対位置を表すように書き換えて得られる代理
要求パケットを生成してもよい。
【0048】この構成によれば、前述と同様の効果が得
られる。また、前記通信装置は、動的に貸与されるIP
アドレスにより特定され、前記記憶手段は、前記通信装
置にIPアドレスが貸与された際に当該IPアドレスを
通知され、当該IPアドレスと前記第1パス名とを対応
付けて記憶してもよい。この構成によれば、前記通信装
置を特定するIPアドレスがDHCPサーバから動的に
貸与され、定常的に固定されない番号であっても、当該
パケット転送装置は、インターネットからのパケットを
当該通信装置へ支障なく転送できる。
【0049】また、前記パケット転送装置は、さらに、
前記判断手段により表さないと判断された場合、エラー
通知パケットを送信するエラー通知パケット送信手段を
含んでもよい。この構成によれば、前記パケット転送装
置は、転送を依頼されたパケットの転送先が不明である
場合に、その旨を依頼元に通知することができる。
【0050】また、前記パケット転送装置は、前記通信
装置を特定するIPアドレスを宛先フィールドに含むパ
ケットを受信した場合、当該パケットの転送を拒否して
もよい。この構成において、前記通信装置とインターネ
ットとの間のパケットが当該パケット転送装置を介して
のみ転送されるように構成すれば、前記通信装置を特定
するIPアドレスがグローバルIPアドレスであったと
してもインターネットから到達不可能となり、悪意の接
続試行に対する安全性を向上することができる。
【0051】また、前記第1パス名及び前記第2パス名
は、何れもRFC2396 URI(Uniform Resource
Identifier) Generic Syntaxで規定
される絶対パス(abs_path)又は相対パス(rel_path)
であるとしてもよい。この構成によれば、前述の効果を
発揮しつつ、さらに情報スキームを含めて情報資源を指
定することができる。
【0052】本発明の制御システムは、制御装置と、対
象装置と、当該制御装置と当該対象装置との間でパケッ
トを転送するパケット転送装置とからなり、当該制御装
置は、宛先フィールドに当該パケット転送装置を特定す
るIPアドレスを含むと共に、所定の基準ディレクトリ
からの相対位置を表すパス名と、当該対象装置に対する
指令内容とを含む指令パケットを送信する指令パケット
送信手段を備え、当該パケット転送装置は、当該対象装
置を特定するIPアドレスと当該パス名とを対応付けて
記憶している記憶手段と、当該指令パケットを受信する
指令パケット受信手段と、当該指令パケットの宛先フィ
ールドを当該記憶手段に当該パス名と対応付けて記憶さ
れているIPアドレスに書き換えて得られる代理指令パ
ケットを生成する代理指令パケット生成手段と、当該生
成された代理指令パケットを送信する代理指令パケット
送信手段とを備え、当該対象装置は、当該代理指令パケ
ットを受信する代理指令パケット受信手段と、当該代理
指令パケットに含まれる指令内容に応じた動作を実行す
る実行手段とを備える。
【0053】この構成によれば、前記対象装置が、イン
ターネットから直接到達できないプライベートIPアド
レス、又は定常的に固定されないIPアドレスにより特
定される場合であっても、前記制御装置は、前記対象装
置に対応するパス名を含む指令パケットを前記パケット
転送装置へ送信して、当該指令パケットを前記対象装置
へ転送させることによって、インターネット上から前記
対象装置の操作が可能となる。
【0054】これにより、家庭内においてネットワーク
に接続された情報家電を、外出先から携帯電話により、
若しくは勤務先のパソコンから、前記パケット転送装置
を介して操作する(例えばビデオデッキを録画開始させ
る)といった応用が現実的となる。本発明の情報サービ
スシステムは、情報要求装置と、情報提供装置と、当該
情報要求装置と当該情報提供装置との間でパケットを転
送するパケット転送装置とからなり、当該情報要求装置
は、宛先フィールドに当該パケット転送装置を特定する
IPアドレスを含むと共に、所定の基準ディレクトリか
らの相対位置を表す第1パス名と、当該情報提供装置に
おける情報資源の所在位置を表す第2パス名とを含む要
求パケットを送信する要求パケット送信手段を備え、当
該パケット転送装置は、当該情報提供装置を特定するI
Pアドレスと当該第1パス名とを対応付けて記憶してい
る記憶手段と、当該要求パケットを受信する要求パケッ
ト受信手段と、当該要求パケットの宛先フィールドを当
該記憶手段に当該第1パス名と対応付けて記憶されてい
るIPアドレスに書き換えて得られる代理要求パケット
を生成する代理要求パケット生成手段と、当該生成され
た代理要求パケットを送信する代理要求パケット送信手
段とを備え、当該情報提供装置は、当該代理要求パケッ
トに応答して、発信元フィールドに当該情報提供装置を
特定するIPアドレスを含むと共に、当該第2パス名に
より表される位置にある情報資源の内容を含む応答パケ
ットを送信する応答パケット送信手段を備え、当該パケ
ット転送装置は、さらに、当該応答パケットを受信する
応答パケット受信手段と、当該応答パケットの発信元フ
ィールドを当該パケット転送装置を特定するIPアドレ
スに書き換えて得られる代理応答パケットを生成する代
理応答パケット生成手段と、当該生成された代理応答パ
ケットを送信する代理応答パケット送信手段とを備え
る。
【0055】この構成によれば、前記情報提供装置が、
インターネットから直接到達できないプライベートIP
アドレス、又は定常的に固定されないIPアドレスによ
り特定される場合であっても、前記情報要求装置は、前
記情報提供装置に対応するパス名を含む要求パケットを
前記パケット転送装置へ送信して、当該要求パケットを
前記情報提供装置へ転送させることによって、インター
ネット上から前記情報提供装置へ情報を要求し、かつ当
該要求パケットに対して返送される応答パケットの取得
が可能となる。
【0056】これにより、家庭内においてネットワーク
に接続されたWWWサーバ上のコンテンツを、外出先か
ら携帯電話により、若しくは勤務先のパソコンから、前
記パケット転送装置を介して閲覧するといった応用が現
実的となる。本発明のパケット転送方法は、通信装置を
特定するIPアドレスと、所定の基準ディレクトリから
の相対位置を表す第1パス名とを対応付けて記憶してい
る記憶手段を用いて行う方法であって、宛先フィールド
に自装置を特定するIPアドレスを含むと共に、第2パ
ス名を含む要求パケットを受信する要求パケット受信ス
テップと、当該受信された要求パケットに含まれる当該
第2パス名が、当該第1パス名で表される位置又はその
配下の位置を表すか否かを判断する判断ステップと、表
すと判断された場合、当該要求パケットの宛先フィール
ドを当該記憶手段に当該第1パス名と対応付けて記憶さ
れているIPアドレスに書き換えて得られる代理要求パ
ケットを生成する代理要求パケット生成ステップと、当
該生成された代理要求パケットを送信する代理要求パケ
ット送信ステップとを含む。
【0057】また、前記パケット転送方法は、さらに、
前記代理要求パケットに応答して発信元フィールドに前
記通信装置を特定するIPアドレスを含んで返送される
応答パケットを受信する応答パケット受信ステップと、
当該受信された応答パケットの発信元フィールドを自装
置を特定するIPアドレスに書き換えて得られる代理応
答パケットを生成する代理応答パケット生成ステップ
と、当該生成された代理応答パケットを送信する代理応
答パケット送信ステップとを含んでもよい。
【0058】これらの方法よれば、前述と同様の効果を
有するパケット転送処理を実現できる。本発明のプログ
ラムは、通信装置を特定するIPアドレスと、所定の基
準ディレクトリからの相対位置を表す第1パス名とを対
応付けて記憶している記憶手段を用いてパケット転送を
行うための、コンピュータ実行可能なプログラムであっ
て、宛先フィールドに自装置を特定するIPアドレスを
含むと共に、第2パス名を含む要求パケットを受信する
要求パケット受信ステップと、当該受信された要求パケ
ットに含まれる当該第2パス名が、当該第1パス名で表
される位置又はその配下の位置を表すか否かを判断する
判断ステップと、表すと判断された場合、当該要求パケ
ットの宛先フィールドを当該記憶手段に当該第1パス名
と対応付けて記憶されているIPアドレスに書き換えて
得られる代理要求パケットを生成する代理要求パケット
生成ステップと、当該生成された代理要求パケットを送
信する代理要求パケット送信ステップとを当該コンピュ
ータに実行させる。
【0059】また、前記プログラムは、さらに、前記代
理要求パケットに応答して発信元フィールドに前記通信
装置を特定するIPアドレスを含んで返送される応答パ
ケットを受信する応答パケット受信ステップと、当該受
信された応答パケットの発信元フィールドを自装置を特
定するIPアドレスに書き換えて得られる代理応答パケ
ットを生成する代理応答パケット生成ステップと、当該
生成された代理応答パケットを送信する代理応答パケッ
ト送信ステップとを前記コンピュータに実行させてもよ
い。
【0060】これらのプログラムよれば、前述と同様の
効果を有するパケット転送処理をコンピュータに実行さ
せることができる。本発明の記録媒体は、コンピュータ
読み取り可能な記録媒体であって、前述のプログラムを
記録している。この記録媒体によれば、前述した効果を
有するプログラムを移送し所期のコンピュータにおいて
実行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パケット転送装置43の全体構成を示す機能ブ
ロック図である。
【図2】アドレス情報テーブル101の一具体例であ
る。
【図3】パケット転送装置43が転送するパケットの一
具体例である。
【図4】要求パケット転送処理を示すフローチャートで
ある。
【図5】応答パケット転送処理を示すフローチャートで
ある。
【図6】アドレス情報テーブル更新処理を示すフローチ
ャートである。
【図7】パケット転送装置43を応用したネットワーク
システムの具体例である。
【図8】パケット転送装置43を応用したネットワーク
システムの他の具体例である。
【符号の説明】
1 家庭 2 企業 3 電話局 4 ISP 5 プロバイダ 21、22 ADSLモデム 31、32 DSLAM 41 認証サーバ 42 DHCPサーバ 43 パケット転送装置 44 中継点 51、52 プロバイダ 100 第1パケット送受信部 101 アドレス情報テーブル 102 第2パケット送受信部 103 アドレス情報更新部 104 パス名解析部 105 代理要求パケット生成部 106 代理応答パケット生成部 111 ホスト名欄 112 パス名欄 113 IPアドレス欄 200 一般通信装置 201 要求パケット 202 代理要求パケット 203 応答パケット 204 代理応答パケット 221、222 GW 300 対象通信装置 301 パソコン 302 パソコン 311 D−VHSビデオデッキ 321、322 GW 331、332 SLT 700 ネットワークシステム

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信装置を特定するIPアドレスと、所
    定の基準ディレクトリからの相対位置を表す第1パス名
    とを対応付けて記憶している記憶手段と、 宛先フィールドに自装置を特定するIPアドレスを含む
    と共に、第2パス名を含む要求パケットを受信する要求
    パケット受信手段と、 当該受信された要求パケットに含まれる当該第2パス名
    が、当該第1パス名で表される位置又はその配下の位置
    を表すか否かを判断する判断手段と、 表すと判断された場合、当該要求パケットの宛先フィー
    ルドを当該記憶手段に当該第1パス名と対応付けて記憶
    されているIPアドレスに書き換えて得られる代理要求
    パケットを生成する代理要求パケット生成手段と、 当該生成された代理要求パケットを送信する代理要求パ
    ケット送信手段とを備えることを特徴とするパケット転
    送装置。
  2. 【請求項2】 前記パケット転送装置は、さらに、 前記代理要求パケットに応答して発信元フィールドに前
    記通信装置を特定するIPアドレスを含んで返送される
    応答パケットを受信する応答パケット受信手段と、 当該受信された応答パケットの発信元フィールドを自装
    置を特定するIPアドレスに書き換えて得られる代理応
    答パケットを生成する代理応答パケット生成手段と、 当該生成された代理応答パケットを送信する代理応答パ
    ケット送信手段とを備えることを特徴とする請求項1に
    記載のパケット転送装置。
  3. 【請求項3】 前記代理要求パケット生成手段は、前記
    書き換えに加えて、前記要求パケットに含まれる前記第
    2パス名を、前記第1パス名で表される位置からの相対
    位置を表すように書き換えて得られる代理要求パケット
    を生成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載のパケット転送装置。
  4. 【請求項4】 前記通信装置は、動的に貸与されるIP
    アドレスにより特定され、 前記記憶手段は、前記通信装置にIPアドレスが貸与さ
    れた際に当該IPアドレスを通知され、当該IPアドレ
    スと前記第1パス名とを対応付けて記憶することを特徴
    とする請求項1又は請求項2に記載のパケット転送装
    置。
  5. 【請求項5】 前記パケット転送装置は、さらに、 前記判断手段により表さないと判断された場合、エラー
    通知パケットを送信するエラー通知パケット送信手段を
    含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパ
    ケット転送装置。
  6. 【請求項6】 前記パケット転送装置は、前記通信装置
    を特定するIPアドレスを宛先フィールドに含むパケッ
    トを受信した場合、当該パケットの転送を拒否すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパケット転
    送装置。
  7. 【請求項7】 前記第1パス名及び前記第2パス名は、
    何れもRFC2396 URI(Uniform Resource Ide
    ntifier) Generic Syntaxで規定され
    る絶対パス(abs_path)又は相対パス(rel_path)であ
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパケ
    ット転送装置。
  8. 【請求項8】 制御装置と、対象装置と、当該制御装置
    と当該対象装置との間でパケットを転送するパケット転
    送装置とからなる制御システムであって、 当該制御装置は、 宛先フィールドに当該パケット転送装置を特定するIP
    アドレスを含むと共に、所定の基準ディレクトリからの
    相対位置を表すパス名と、当該対象装置に対する指令内
    容とを含む指令パケットを送信する指令パケット送信手
    段を備え、 当該パケット転送装置は、 当該対象装置を特定するIPアドレスと当該パス名とを
    対応付けて記憶している記憶手段と、 当該指令パケットを受信する指令パケット受信手段と、 当該指令パケットの宛先フィールドを当該記憶手段に当
    該パス名と対応付けて記憶されているIPアドレスに書
    き換えて得られる代理指令パケットを生成する代理指令
    パケット生成手段と、 当該生成された代理指令パケットを送信する代理指令パ
    ケット送信手段とを備え、 当該対象装置は、 当該代理指令パケットを受信する代理指令パケット受信
    手段と、 当該代理指令パケットに含まれる指令内容に応じた動作
    を実行する実行手段とを備えることを特徴とする制御シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 情報要求装置と、情報提供装置と、当該
    情報要求装置と当該情報提供装置との間でパケットを転
    送するパケット転送装置とからなる情報サービスシステ
    ムであって、 当該情報要求装置は、 宛先フィールドに当該パケット転送装置を特定するIP
    アドレスを含むと共に、所定の基準ディレクトリからの
    相対位置を表す第1パス名と、当該情報提供装置におけ
    る情報資源の所在位置を表す第2パス名とを含む要求パ
    ケットを送信する要求パケット送信手段を備え、 当該パケット転送装置は、 当該情報提供装置を特定するIPアドレスと当該第1パ
    ス名とを対応付けて記憶している記憶手段と、 当該要求パケットを受信する要求パケット受信手段と、 当該要求パケットの宛先フィールドを当該記憶手段に当
    該第1パス名と対応付けて記憶されているIPアドレス
    に書き換えて得られる代理要求パケットを生成する代理
    要求パケット生成手段と、 当該生成された代理要求パケットを送信する代理要求パ
    ケット送信手段とを備え、 当該情報提供装置は、 当該代理要求パケットに応答して、発信元フィールドに
    当該情報提供装置を特定するIPアドレスを含むと共
    に、当該第2パス名により表される位置にある情報資源
    の内容を含む応答パケットを送信する応答パケット送信
    手段を備え、 当該パケット転送装置は、さらに、 当該応答パケットを受信する応答パケット受信手段と、 当該応答パケットの発信元フィールドを当該パケット転
    送装置を特定するIPアドレスに書き換えて得られる代
    理応答パケットを生成する代理応答パケット生成手段
    と、 当該生成された代理応答パケットを送信する代理応答パ
    ケット送信手段とを備えることを特徴とする情報サービ
    スシステム。
  10. 【請求項10】 通信装置を特定するIPアドレスと、
    所定の基準ディレクトリからの相対位置を表す第1パス
    名とを対応付けて記憶している記憶手段を用いてパケッ
    ト転送を行う方法であって、 宛先フィールドに自装置を特定するIPアドレスを含む
    と共に、第2パス名を含む要求パケットを受信する要求
    パケット受信ステップと、 当該受信された要求パケットに含まれる当該第2パス名
    が、当該第1パス名で表される位置又はその配下の位置
    を表すか否かを判断する判断ステップと、 表すと判断された場合、当該要求パケットの宛先フィー
    ルドを当該記憶手段に当該第1パス名と対応付けて記憶
    されているIPアドレスに書き換えて得られる代理要求
    パケットを生成する代理要求パケット生成ステップと、 当該生成された代理要求パケットを送信する代理要求パ
    ケット送信ステップとを含むことを特徴とするパケット
    転送方法。
  11. 【請求項11】 前記パケット転送方法は、さらに、 前記代理要求パケットに応答して発信元フィールドに前
    記通信装置を特定するIPアドレスを含んで返送される
    応答パケットを受信する応答パケット受信ステップと、 当該受信された応答パケットの発信元フィールドを自装
    置を特定するIPアドレスに書き換えて得られる代理応
    答パケットを生成する代理応答パケット生成ステップ
    と、 当該生成された代理応答パケットを送信する代理応答パ
    ケット送信ステップとを含むことを特徴とする請求項1
    0に記載のパケット転送方法。
  12. 【請求項12】 通信装置を特定するIPアドレスと、
    所定の基準ディレクトリからの相対位置を表す第1パス
    名とを対応付けて記憶している記憶手段を用いてパケッ
    ト転送を行うための、コンピュータ実行可能なプログラ
    ムであって、 宛先フィールドに自装置を特定するIPアドレスを含む
    と共に、第2パス名を含む要求パケットを受信する要求
    パケット受信ステップと、 当該受信された要求パケットに含まれる当該第2パス名
    が、当該第1パス名で表される位置又はその配下の位置
    を表すか否かを判断する判断ステップと、 表すと判断された場合、当該要求パケットの宛先フィー
    ルドを当該記憶手段に当該第1パス名と対応付けて記憶
    されているIPアドレスに書き換えて得られる代理要求
    パケットを生成する代理要求パケット生成ステップと、 当該生成された代理要求パケットを送信する代理要求パ
    ケット送信ステップとを当該コンピュータに実行させる
    ことを特徴とするプログラム。
  13. 【請求項13】 前記プログラムは、さらに、 前記代理要求パケットに応答して発信元フィールドに前
    記通信装置を特定するIPアドレスを含んで返送される
    応答パケットを受信する応答パケット受信ステップと、 当該受信された応答パケットの発信元フィールドを自装
    置を特定するIPアドレスに書き換えて得られる代理応
    答パケットを生成する代理応答パケット生成ステップ
    と、 当該生成された代理応答パケットを送信する代理応答パ
    ケット送信ステップとを前記コンピュータに実行させる
    ことを特徴とする請求項12に記載のプログラム。
  14. 【請求項14】 請求項12又は請求項13に記載のプ
    ログラムを記録していることを特徴とする、コンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
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