JP3875051B2 - 通信システム、通信方法及び通信制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信端末のユーザに通信サービスを提供する通信システムに関する。特に、本発明は、携帯情報端末のユーザにパケット通信サービスを提供する通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、移動通信ネットワークにおいて、IP通信方式を用いたパケット通信サービスの利用が増加している。従来の通信システムでは、携帯情報端末は、そのユーザと共に移動し複数のアクセスネットワークに接続するものであるため、固定的に付与されたアドレス情報(例えばIPアドレス)を用いず、アクセスネットワークの通信制御装置(例えば無線基地局)より付与されたアドレス情報(例えば端末IDや電話番号等)を用いて、通信相手端末との間でパケット通信を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の通信システムでは、アクセスネットワークの通信制御装置より付与されるアドレス情報が、当該アクセスネットワークに係る情報を有するため、通信相手端末のユーザが、当該アクセスネットワークに係る情報に基づいて、パケット通信を行っている携帯情報端末の位置情報を推定することが可能であるという問題点があった。
【0004】
配下のネットワークに接続された通信端末のプライベートアドレスをパブリックアドレスに変換して、当該通信端末に公衆ネットワークとの間のパケット通信サービスを提供するプロキシサーバ装置が知られているが、プロキシサーバ装置は、あくまでも配下のネットワークに接続された通信端末に対して上述のサービスを提供するものであって、ユーザと共に移動し複数のアクセスネットワークに接続するという性質を持つ携帯情報端末に対して同様のサービスを提供することはできない。
【0005】
そこで、本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、アクセスネットワークの通信制御装置より付与されたアドレス情報を用いてパケット通信を行う携帯情報端末の位置情報を、通信相手端末のユーザに対して隠匿することを可能とする通信システム、通信方法、及びこれに用いて好適な通信制御装置を提供することを目的とする。すなわち、本発明は、発信者側携帯情報端末の位置情報を推定可能なアドレス情報を隠匿することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る通信システムは、通信端末により送信されたパケットを複数の通信制御装置によりルーティングして通信相手端末に送信するものであって、通信端末が、複数の通信制御装置のうちの第1の通信制御装置により付与されたアドレス情報を送信元アドレスとしてパケットを送信し、複数の通信制御装置の各々が、受信したパケットの送信元アドレスを他のアドレス情報に変換するアドレス情報変換手段と、送信元アドレスを変換したパケットの宛先アドレスに基づいてパケットをルーティングするルーティング手段とを具備することを特徴とするものである。
【0007】
また、本発明に係る通信方法は、通信端末により送信されたパケットを複数の通信制御装置によりルーティングして通信相手端末に送信するものであって、通信端末において、複数の通信制御装置のうちの第1の通信制御装置により付与されたアドレス情報を送信元アドレスとしてパケットを送信する工程と、複数の通信制御装置の各々において、受信したパケットの送信元アドレスを他のアドレス情報に変換する工程と、複数の通信制御装置の各々において、送信元アドレスを変換したパケットの宛先アドレスに基づいてパケットをルーティングする工程とを有することを特徴とするものである。
【0008】
かかる発明によれば、通信端末により送信されたパケットの送信元アドレスのアドレス情報が、複数の通信制御装置の各々により他のアドレス情報に変換されるため、通信端末の位置情報を、通信相手端末のユーザに対して隠匿することが可能となる。
【0009】
上述の通信システムにおいて、複数の通信制御装置の各々が、パケットの変換前の送信元アドレスと変換後の送信元アドレスとを関連付けて記憶する記憶情報を蓄積する記憶情報蓄積手段を具備し、パケットを通信端末に送信した第2の通信制御装置が、記憶情報を消去するように要求する記憶情報消去要求を送信する記憶情報消去要求送信手段を具備し、第2の通信制御装置以外の通信制御装置は、受信した記憶情報消去要求に係る記憶情報を消去することが好ましい。
【0010】
また、上述の通信方法において、複数の通信制御装置の各々において、パケットの変換前の送信元アドレスと変換後の送信元アドレスとを関連付けて記憶する記憶情報を蓄積する工程と、パケットを通信端末に送信した第2の通信制御装置において記憶情報を消去するように要求する記憶情報消去要求を送信する工程と、第2の通信制御装置以外の通信制御装置において、受信した記憶情報消去要求に係る記憶情報を消去する工程とを有することが好ましい。
【0011】
かかる場合、第2の通信制御装置以外の通信制御装置において、パケットの変換前の送信元アドレスと変換後の送信元アドレスとを関連付けて記憶する記憶情報を消去するため、アドレス情報の変換に係る履歴情報が残らず、より確実に通信相手端末のユーザに対して通信端末の位置情報を隠匿することが可能となる。
【0012】
また、本発明に係る通信システムは、通信端末により送信されたパケットを複数の通信制御装置によりルーティングして通信相手端末に送信するものであって、通信端末が、複数の通信制御装置のうちの第1の通信制御装置により付与された第1のアドレス情報を送信元アドレスとしてパケットを第1の通信制御装置に送信し、複数の通信制御装置のうちの第2の通信制御装置が、受信したパケットの送信元アドレスを他のアドレス情報に変換するアドレス情報変換手段と、送信元アドレスを変換したパケットの宛先アドレスに基づいてパケットをルーティングするルーティング手段とを具備することを特徴とするものである。
【0013】
また、本発明に係る通信方法は、通信端末により送信されたパケットを複数の通信制御装置によりルーティングして通信相手端末に送信するものであって、通信端末において、複数の通信制御装置のうちの第1の通信制御装置により付与された第1のアドレス情報を送信元アドレスとして前記パケットを送信する工程と、複数の通信制御装置のうちの第2の通信制御装置において、受信したパケットの送信元アドレスを他のアドレス情報に変換する工程と、送信元アドレスを変換したパケットの宛先アドレスに基づいてパケットをルーティングする工程とを有することを特徴とするものである。
【0014】
かかる発明によれば、第2の通信制御装置においてのみ、アドレス情報の変換が行われるため、冗長な処理を削減し、ネットワーク資源を効率的に使用することができる。
【0015】
上述の通信システム及び通信方法において、通信制御装置の一部によって専用線網が構成されており、第2の通信制御装置は、専用線網に含まれることが好ましい。かかる場合、専用線網に含まれる第2の通信制御装置において、アドレス情報の変換が行われるため、より確実に通信相手端末のユーザに対して通信端末の位置情報を隠匿することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(本発明の実施形態に係る通信システムの構成)
本発明の実施形態に係る通信システムの構成について図を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る通信システムの概要構成を示す図である。
【0017】
本実施形態に係る通信システムは、携帯情報端末10が、アクセスネットワーク2内の転送装置R1より付与されたアドレス情報(IPアドレス)を用いて、通信相手端末20との間でIPパケット通信を行うことを可能とするものである。本実施形態に係る通信システムは、図1に示すように、携帯情報端末10と、通信相手端末20と、転送装置R,R1乃至R6と、これらを接続する通信回線とによって構成されている。
【0018】
携帯情報端末10は、アクセスネットワーク1からアクセスネットワーク2に移動して、アクセスネットワーク2内の転送装置R1に無線接続されている。携帯情報端末10は、例えば、IPパケット通信機能を具備した携帯電話端末やPHS端末やPDA端末等によって構成される。携帯情報端末10は、図2に示すように、転送装置R1によって付与された携帯情報端末10のIPアドレスCoA1と、通信相手端末20のIPアドレスCoA6とを記憶している。携帯情報端末10のIPアドレスCoA1は、アクセスネットワーク2に係る情報、例えば、アクセスネットワーク2又は転送装置R1に固有のIPアドレス体系を有するため、携帯情報端末10のIPアドレス「CoA1」から、携帯情報端末10の位置情報を推定することが可能である。
【0019】
通信相手端末20は、転送装置R6に接続されており、固定的に付与されたIPアドレスCoA6を記憶している。通信相手端末20は、例えば、IPパケット通信機能を具備したPC端末等によって構成されている。また、通信相手端末20は、アクセスネットワーク内の転送装置より付与されたIPアドレスを用いてIPパケット通信を行う携帯情報端末であってもよい。
【0020】
転送装置R,R1乃至R6は、例えば、ルータとしての機能や無線基地局としての機能等を具備し、IPパケット通信の制御を行う通信制御装置である。携帯情報端末10により送信されたIPパケットは、転送装置R1,R2、R3,R4,R5,R6を経由してルーティングされることによって、通信相手端末20に送信される。
【0021】
転送装置R1は、アクセスネットワーク2内に存在し、携帯情報端末10に無線接続されている。また、転送装置R6は、通信相手端末20に接続されている。本実施形態において、転送装置R1と転送装置R6は、同一の構成をとるものとするため、以下、転送装置R1について説明する。通信相手端末20に接続されている転送装置R6は、アドレス情報付与部A1を具備しなくてもよい。
【0022】
転送装置R1は、図2に示すように、アドレス情報付与部A1と、受信部A2と、転送部A3と、記憶情報蓄積部A4と、ルーティングテーブル蓄積部A5と、記憶情報消去要求通信部A6と、制御部A7とを具備している。
【0023】
アドレス情報付与部A1は、制御部A7に接続されており、携帯情報端末10によるIPパケット通信開始要求に応じて、転送装置R1又はアクセスネットワーク2に固有のアドレス体系に従ったIPアドレスを付与するものである。
【0024】
受信部A2は、制御部A7に接続されており、携帯情報端末10又は他の転送装置により送信されたIPパケットを受信するものである。受信部A2は、例えば、無線又は有線を介してIPパケット通信を行う機能モジュールによって構成される。
【0025】
転送部A3は、制御部A7に接続されており、制御部A7により転送されたIPパケットを、転送装置R1乃至R5を介して、転送装置R6に転送するものである。また、転送部A3は、制御部A7により転送されたIPパケットを、無線又は有線を介して、携帯情報端末10又は通信相手端末20に転送するものである。転送部A3は、例えば、IPパケット通信を行う機能モジュールによって構成される。
【0026】
記憶情報蓄積部A4は、制御部A7に接続されており、「記憶情報」を蓄積するものである。「記憶情報」は、制御部7が、携帯情報端末10又は他の転送装置より送信されたIPパケットの「送信元IPアドレス」を、自身のIPアドレスに変換した場合に、「変換前のIPアドレス」と「変換後のIPアドレス」とを関連付けるものである。例えば「記憶情報」は、図2において、制御部7が、携帯情報端末10より送信されたIPパケットの送信元IPアドレス「CoA1」を、転送装置R1が管理する所定のIPアドレス「TmpA-1」に変換した場合に、「変換前のIPアドレス」CoA1と「変換後のIPアドレス」TmpA-1とを関連付けるものである。
【0027】
ルーティングテーブル蓄積部A5は、制御部A7に接続されており、携帯情報端末10により送信されたIPパケットをルーティングするために用いられる「ルーティングテーブル」を蓄積するものである。「ルーティングテーブル」は、IPパケットの「宛先IPアドレス」と、当該IPパケットのルーティング先とを関連付けるものである。
【0028】
記憶情報消去要求通信部A6は、制御部A7に接続されており、他の転送装置より送信された「記憶情報消去要求」を受信するものである。「記憶情報消去要求」は、「記憶情報消去要求」の送信元IPアドレスと、消去要求の対象となる記憶情報に含まれる「変換後のIPアドレス」とを有する。
【0029】
また、記憶情報消去要求通信部A6は、他の転送端末に「記憶情報消去要求」を受信するものである。また、記憶情報消去要求通信部A6は、「記憶情報消去要求」に応じて「記憶情報消去応答」を送信し、他の転送装置より送信された「記憶情報消去応答」を受信するものである。
【0030】
制御部A7は、アドレス情報付与部A1と受信部A2と転送部A3と記憶情報蓄積部A4とルーティングテーブル蓄積部A5と記憶情報消去要求通信部A6とに接続されており、これらの構成要素を総括的に制御するものである。
【0031】
第1に、制御部A7は、受信部A2により受信されたIPパケットの送信元IPアドレス「CoA1」を、転送装置R1が管理する所定のIPアドレス「TmpA-1」に変換する。
【0032】
第2に、制御部A7は、変換したIPパケットに係る記録情報を生成し記憶情報蓄積部A4に蓄積する。第3に、制御部A7は、上述のIPパケットの宛先IPアドレス「CoA6」に基づいて、ルーティングテーブル蓄積部A5に蓄積されているルーティングテーブルを検索し、当該IPパケットのルーティング先を決定し、当該IPパケットを転送部A3に転送する。
【0033】
また、制御部A7は、記憶情報消去要求通信部A6により受信された「記憶情報消去要求」に含まれる「変換後のIPアドレス」に基づいて、記憶情報蓄積部A4から当該記憶情報消去要求に係る記録情報を消去する。また、制御部A7は、記憶情報消去要求通信部A6により受信された「記憶情報消去応答」に含まれる「送信元IPアドレス」に基づいて、記憶情報蓄積部A4に蓄積されている記録情報の「変換前のIPアドレス」を変更する。
【0034】
図3に、転送装置R1乃至R6を介して、携帯情報端末10から通信相手端末20にIPパケットが転送される場合であって、全ての転送装置R1乃至R6で当該IPパケットの「送信元IPアドレス」を変換する場合の様子を示す。ここで、携帯情報端末10のIPアドレスをCoA1とし、通信相手端末20のIPアドレスをCoA6とする。また、転送装置R1乃至R6が管理する所定のIPアドレスを、それぞれTmpA-1乃至TmpA-6とする。
【0035】
この場合、図3に示すように、転送装置R1において、受信したIPパケットの送信元IPアドレス「CoA1」を「TmpA-1」に変換する。以下、転送装置R2において、受信したIPパケットの送信元IPアドレス「TmpA-1」を「TmpA-2」に変換し、転送装置R3において、受信したIPパケットの送信元IPアドレス「TmpA-2」を「TmpA-3」に変換し、転送装置R4において、受信したIPパケットの送信元IPアドレス「TmpA-3」を「TmpA-4」に変換し、転送装置R5において、受信したIPパケットの送信元IPアドレス「TmpA-4」を「TmpA-5」に変換し、転送装置R6において、受信したIPパケットの送信元IPアドレス「TmpA-5」を「TmpA-6」に変換する。したがって、通信相手端末20のユーザは、携帯情報端末10より送信されたIPパケットの送信元IPアドレスが「TmpA-6」であると認識するため、「TmpA-6」のアドレス体系より、携帯情報端末10は、転送装置R6に接続していると錯覚する。この結果、通信相手端末20のユーザに対して、携帯情報端末10のユーザの位置情報に係るプライバシーは守られることになる。
【0036】
図4に、転送装置R1乃至R6を介して、携帯情報端末10から通信相手端末20にIPパケットが転送される場合であって、特定の転送装置R6で当該IPパケットの「送信元IPアドレス」を変換する場合の様子を示す。ここで、携帯情報端末10のIPアドレスをCoA1とし、通信相手端末20のIPアドレスをCoA6とする。また、転送装置R1乃至R6が管理する所定のIPアドレスを、それぞれTmpA-1乃至TmpA-6とする。
【0037】
この場合、図4に示すように、転送装置R6において、受信したIPパケットの送信元IPアドレス「CoA1」を「TmpA-6」に変換し、その他の転送装置R1乃至R5で、送信元IPアドレスの変換は行われない。この場合も、通信相手端末20のユーザは、携帯情報端末10より送信されたIPパケットの送信元IPアドレスが「TmpA-6」であると認識するため、「TmpA-6」のアドレス体系より、携帯情報端末10は、転送装置R6に接続していると錯覚する。この結果、通信相手端末20のユーザに対して、携帯情報端末10のユーザの位置情報に係るプライバシーは守られることになる。
【0038】
(本実施形態に係る通信システムの動作)
上記構成を有する通信システムの動作について、図5を参照にして説明する。図5は、通信システムにおいて、全ての転送装置R1乃至R6が上述の送信元IPアドレスの変換を行った場合に、全ての転送装置R1乃至R6の記憶情報が消去される動作を示すフローチャート図である。
【0039】
図5の下方に、記憶情報の消去に係る制御が行われる前に各転送装置R1乃至R6の記憶情報蓄積部A4に記憶されている記憶情報と、記憶情報の消去に係る制御が行われた後に各転送装置R1乃至R6の記憶情報蓄積部A4に記憶されている記憶情報とが示されている。
【0040】
図5に示すように、ステップ501において、転送装置R6の記憶情報消去要求通信部A6が「記憶情報消去要求」を転送装置R5に送信する。この「記憶情報消去要求」において、「記憶情報消去要求の送信元IPアドレス」は「TmpA-6」であり、「変換後のIPアドレス」は「TmpA-5」である。
【0041】
ステップ502において、転送装置R5の制御部A7が、記憶情報消去要求通信部A6により受信された「記憶情報消去要求」の「変換後のIPアドレスTmpA-5」に基づいて、当該「記憶情報消去要求」に係る「記憶情報」を検索する。
【0042】
ステップ503において、転送装置R5の制御部A7が、検索された「記憶情報」から「変換前IPアドレスTmpA-4」を取得し、転送装置R5の記憶情報消去要求通信部A6が「TmpA-4」を「変換後IPアドレス」とする「記憶情報消去要求」を転送装置R4に送信する。この「記憶情報消去要求」において「記憶情報消去要求の送信元IPアドレス」は「TmpA-6」である。ステップ504において、転送装置R5の制御部A7が、ステップ502で検索した「記憶情報」を消去する。
【0043】
ステップ505において、転送装置R4の制御部A7が、記憶情報消去要求通信部A6により受信された「記憶情報消去要求」の「変換後のIPアドレスTmpA-4」に基づいて、当該「記憶情報消去要求」に係る「記憶情報」を検索する。
【0044】
ステップ506において、転送装置R4の制御部A7が、検索された「記憶情報」から「変換前IPアドレスTmpA-3」を取得し、転送装置R4の記憶情報消去要求通信部A6が「TmpA-3」を「変換後IPアドレス」とする「記憶情報消去要求」を転送装置R3に送信する。この「記憶情報消去要求」において「記憶情報消去要求の送信元IPアドレス」は「TmpA-6」である。ステップ507において、転送装置R4の制御部A7が、ステップ505で検索した「記憶情報」を消去する。
【0045】
ステップ508において、転送装置R3の制御部A7が、記憶情報消去要求通信部A6により受信された「記憶情報消去要求」の「変換後のIPアドレスTmpA-3」に基づいて、当該「記憶情報消去要求」に係る「記憶情報」を検索する。
【0046】
ステップ509において、転送装置R3の制御部A7が、検索された「記憶情報」から「変換前IPアドレスTmpA-2」を取得し、転送装置R3の記憶情報消去要求通信部A6が「TmpA-2」を「変換後IPアドレス」とする「記憶情報消去要求」を転送装置R2に送信する。この「記憶情報消去要求」において「記憶情報消去要求の送信元IPアドレス」は「TmpA-6」である。ステップ510において、転送装置R3の制御部A7が、ステップ508で検索した「記憶情報」を消去する。
【0047】
ステップ511において、転送装置R2の制御部A7が、記憶情報消去要求通信部A6により受信された「記憶情報消去要求」の「変換後のIPアドレスTmpA-2」に基づいて、当該「記憶情報消去要求」に係る「記憶情報」を検索する。
【0048】
ステップ512において、転送装置R2の制御部A7が、検索された「記憶情報」から「変換前IPアドレスTmpA-1」を取得し、転送装置R2の記憶情報消去要求通信部A6が「TmpA-1」を「変換後IPアドレス」とする「記憶情報消去要求」を転送装置R1に送信する。この「記憶情報消去要求」において「記憶情報消去要求の送信元IPアドレス」は「TmpA-6」である。ステップ513において、転送装置R2の制御部A7が、ステップ511で検索した「記憶情報」を消去する。
【0049】
ステップ514において、転送装置R1の制御部A7が、記憶情報消去要求通信部A6により受信された「記憶情報消去要求」の「変換後のIPアドレスTmpA-1」に基づいて、当該「記憶情報消去要求」に係る「記憶情報」を検索し消去する。
【0050】
ステップ515において、転送装置R1の記憶情報消去要求通信部A6が「記憶情報消去応答」を転送装置R6に送信する。「記憶情報消去応答」において、送信元アドレスは「CoA1」であり、宛先アドレスは「TmpA-6」である。ステップ516において、転送装置R6の制御部A7が、当該「記憶情報」について「変換前IPアドレス」を「CoA1」と変更する。
【0051】
本実施形態では、IPアドレスに基づくパケット通信サービスの場合について説明したが、他のパケット通信サービス用プロトコルで用いられるアドレス情報を用いる場合であっても本発明を適用することは可能である。
【0052】
また、本実施形態では、全ての転送装置R1乃至R6の記憶情報を消去する場合について記述しているが、一部の転送装置(例えばR2乃至R6)の記憶情報を消去する場合であっても本発明を適用することは可能である。すなわち、記憶情報消去要求が、転送装置R6から転送装置R2まで送信され、アクセスネットワークのゲートウェイにあたる転送装置R2が、記憶情報消去要求応答を送信することも可能である。
【0053】
(本実施形態に係る通信システムの作用・効果)
本実施形態に係る通信システムによれば、携帯情報端末10により送信されたIPパケットの送信元アドレスCoAが、複数の転送装置R1乃至R6により他のIPアドレスTmpA-1乃至TmpA-6に変換されるため、携帯情報端末10の位置情報を、通信相手端末20のユーザに対して隠匿することが可能となる。
【0054】
また、本実施形態に係る通信システムによれば、転送装置R1乃至R5において、IPパケットの変換前の送信元アドレス(CoA、TmpA-1乃至TmpA-5)と変換後の送信元アドレス(TmpA-1乃至TmpA-6)とを関連付けて記憶する記憶情報を消去するため、IPアドレスの変換に係る履歴情報が残らず、より確実に通信相手端末20のユーザに対して携帯情報端末10の位置情報を隠匿することが可能となる。
【0055】
かかる発明によれば、転送装置R6においてのみ、IPアドレスの変換が行われるため、冗長な処理を削減し、ネットワーク資源を効率的に使用することができる。
【0056】
(変更例に係る通信システムの構成)
本発明の変更例に係る通信システムの構成について図を参照しながら説明する。図6は、本変更例に係る通信システムの概要構成を示す図である。
【0057】
本変更例に係る通信システムは、携帯情報端末10が、アクセスネットワーク2内の転送装置R1より付与されたIPアドレスを用いて、通信相手端末20との間でIPパケット通信を行うものであって、通信相手端末20のユーザに対する携帯情報端末10の位置情報の隠匿化を、隠匿専用網3で行うものである。
【0058】
本変更例に係る通信システムは、図6に示すように、携帯情報端末10と、通信相手端末20と、転送装置R,R1乃至R6,R11乃至R15と、これらを接続する通信回線とによって構成されている。転送装置R11乃至R15が、隠匿専用網3内に存在する。本変更例に係る通信システムの構成要素は、上述の実施形態に係る通信システムにおける構成要素と同一である。
【0059】
図7に、転送装置R1,R2,R14,R15,R5,R6を介して、携帯情報端末10から通信相手端末20にIPパケットが転送される場合であって、転送装置R1,R2,R14,R15で当該IPパケットの「送信元IPアドレス」を変換する場合の様子を示す。ここで、携帯情報端末10のIPアドレスをCoA1とし、通信相手端末20のIPアドレスをCoA6とする。また、転送装置R1乃至R6、R11乃至R15が管理する所定のIPアドレスを、それぞれTmpA-1乃至TmpA-6、TmpA-11乃至TmpA-15とする。
【0060】
この場合、図7に示すように、転送装置R1において、受信したIPパケットの送信元IPアドレス「CoA1」を「TmpA-1」に変換する。以下、転送装置R2において、受信したIPパケットの送信元IPアドレス「TmpA-1」を「TmpA-2」に変換し、転送装置R14において、受信したIPパケットの送信元IPアドレス「TmpA-2」を「TmpA-14」に変換し、転送装置R15において、受信したIPパケットの送信元IPアドレス「TmpA-14」を「TmpA-15」に変換する。したがって、通信相手端末20のユーザは、携帯情報端末10より送信されたIPパケットの送信元IPアドレスが「TmpA-15」であると認識するため、「TmpA-15」のアドレス体系より、携帯情報端末10は、転送装置R15に接続していると錯覚する。この結果、通信相手端末20のユーザに対して、携帯情報端末10のユーザの位置情報に係るプライバシーは守られることになる。
【0061】
図8に、転送装置R1,R2,R14,R15,R5,R6を介して、携帯情報端末10から通信相手端末20にIPパケットが転送される場合であって、特定の転送装置R15で当該IPパケットの「送信元IPアドレス」を変換する場合の様子を示す。ここで、携帯情報端末10のIPアドレスをCoA1とし、通信相手端末20のIPアドレスをCoA6とする。また、転送装置R1乃至R6、R11乃至R15が管理する所定のIPアドレスを、それぞれTmpA-1乃至TmpA-6、TmpA-11乃至TmpA-15とする。
【0062】
この場合、図8に示すように、転送装置R15において、受信したIPパケットの送信元IPアドレス「CoA1」を「TmpA-15」に変換し、その他の転送装置R1,R2,R14で、送信元IPアドレスの変換は行われない。この場合も、通信相手端末20のユーザは、携帯情報端末10より送信されたIPパケットの送信元IPアドレスが「TmpA-15」であると認識するため、「TmpA-15」のアドレス体系より、携帯情報端末10は、転送装置R15に接続していると錯覚する。この結果、通信相手端末20のユーザに対して、携帯情報端末10のユーザの位置情報に係るプライバシーは守られることになる。
【0063】
(本変更例に係る通信システムの動作)
上記構成を有する通信システムの動作について、図9を参照にして説明する。図9は、通信システムにおいて、転送装置R1,R2,R14,R15が上述の送信元IPアドレスの変換を行った場合に、転送装置R1,R2,R14,R15の記憶情報が消去される動作を示すフローチャート図である。図9の下方に、記憶情報の消去に係る制御が行われる前に各転送装置R1,R2,R14,R15の記憶情報蓄積部A4に記憶されている記憶情報と、記憶情報の消去に係る制御が行われた後に各転送装置R1,R2,R14,R15の記憶情報蓄積部A4に記憶されている記憶情報とが示されている。
【0064】
図9に示すように、ステップ901において、隠匿専用網3内において通信相手端末20の最も近くに存在する転送装置R15の記憶情報消去要求通信部A6が「記憶情報消去要求」を転送装置R14に送信する。この「記憶情報消去要求」において、「記憶情報消去要求の送信元IPアドレス」は「TmpA-15」であり、「変換後のIPアドレス」は「TmpA-14」である。
【0065】
ステップ902において、転送装置R14の制御部A7が、記憶情報消去要求通信部A6により受信された「記憶情報消去要求」の「変換後のIPアドレスTmpA-14」に基づいて、当該「記憶情報消去要求」に係る「記憶情報」を検索する。
【0066】
ステップ903において、転送装置R14の制御部A7が、検索された「記憶情報」から「変換前IPアドレスTmpA-2」を取得し、転送装置R14の記憶情報消去要求通信部A6が「TmpA-2」を「変換後IPアドレス」とする「記憶情報消去要求」を転送装置R2に送信する。この「記憶情報消去要求」において「記憶情報消去要求の送信元IPアドレス」は「TmpA-15」である。ステップ904において、転送装置R5の制御部A7が、ステップ902で検索した「記憶情報」を消去する。
【0067】
ステップ905において、転送装置R2の制御部A7が、記憶情報消去要求通信部A6により受信された「記憶情報消去要求」の「変換後のIPアドレスTmpA-2」に基づいて、当該「記憶情報消去要求」に係る「記憶情報」を検索する。
【0068】
ステップ906において、転送装置R2の制御部A7が、検索された「記憶情報」から「変換前IPアドレスTmpA-1」を取得し、転送装置R2の記憶情報消去要求通信部A6が「TmpA-1」を「変換後IPアドレス」とする「記憶情報消去要求」を転送装置R1に送信する。この「記憶情報消去要求」において「記憶情報消去要求の送信元IPアドレス」は「TmpA-15」である。ステップ907において、転送装置R2の制御部A7が、ステップ905で検索した「記憶情報」を消去する。
【0069】
ステップ908において、転送装置R1の制御部A7が、記憶情報消去要求通信部A6により受信された「記憶情報消去要求」の「変換後のIPアドレスTmpA-1」に基づいて、当該「記憶情報消去要求」に係る「記憶情報」を検索し消去する。
【0070】
ステップ909において、転送装置R1の記憶情報消去要求通信部A6が「記憶情報消去応答」を転送装置R15に送信する。「記憶情報消去応答」において、送信元アドレスは「CoA1」であり、宛先アドレスは「TmpA-15」である。ステップ910において、転送装置R15の制御部A7が、当該「記憶情報」について「変換前IPアドレス」を「CoA1」と変更する。
【0071】
本変更例では、IPアドレスに基づくパケット通信サービスの場合について説明したが、他のパケット通信サービス用プロトコルで用いられるアドレス情報を用いる場合であっても本発明を適用することは可能である。
【0072】
また、本実施形態では、転送装置R1,R2,R14,R15の記憶情報が消去される場合について記述しているが、隠匿専用網3内の転送装置R14、R15の記憶情報のみを消去する場合であっても本発明を適用することは可能である。すなわち、記憶情報消去要求が、転送装置R15から転送装置R14まで送信され、隠匿専用網3内の転送装置R14が、記憶情報消去要求応答を送信することも可能である。
【0073】
(変更例に係る通信システムの作用・効果)
変更例に係る通信システムによれば、隠匿専用線網3に含まれる転送装置R15において、IPアドレスの変換が行われるため、より確実に通信相手端末20のユーザに対して携帯情報端末10の位置情報を隠匿することが可能となる。
【0074】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、アクセスネットワークの通信制御装置より付与されたアドレス情報を用いてパケット通信を行う携帯情報端末の位置情報を、通信相手端末のユーザに対して隠匿することを可能とする通信システム、通信方法、及びこれに用いて好適な通信制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る通信システムの概略構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る通信システムにおける各構成要素の機能ブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る通信システムにおいて、全ての転送装置でIPパケットの送信元IPアドレスを変換する様子を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る通信システムにおいて、特定の転送装置でIPパケットの送信元IPアドレスを変換する様子を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る通信システムにおいて、全ての転送装置の記憶情報が消去される動作を示すフローチャート図である。
【図6】本発明の一変更例に係る通信システムの概略構成図である。
【図7】本発明の一変更例に係る通信システムにおいて、全ての転送装置でIPパケットの送信元IPアドレスを変換する様子を示す図である。
【図8】本発明の一変更例に係る通信システムにおいて、特定の転送装置でIPパケットの送信元IPアドレスを変換する様子を示す図である。
【図9】本発明の一変更例に係る通信システムにおいて、全ての転送装置の記憶情報が消去される動作を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1、 2…アクセスネットワーク
3…隠匿専用網
10…携帯情報端末
20…通信相手端末
A1…アドレス情報付与部
A2…受信部
A3…転送部
A4…記憶情報蓄積部
A5…ルーティングテーブル蓄積部
A6…記憶情報消去要求通信部
A7…制御部
R、R1,R2、R3、R4、R5、R6、R11、R12、R13、R14、R15…転送装置
Claims (8)
- 通信端末により送信されたパケットを複数の通信制御装置によりルーティングして通信相手端末に送信する通信システムであって、
前記通信端末は、前記複数の通信制御装置のうちの第1の通信制御装置により付与されたアドレス情報を送信元アドレスとして前記パケットを送信し、
前記複数の通信制御装置の各々は、
受信した前記パケットの送信元アドレスを他のアドレス情報に変換するアドレス情報変換手段と、
送信元アドレスを変換した前記パケットの宛先アドレスに基づいて、前記パケットをルーティングするルーティング手段とを具備することを特徴とする通信システム。 - 前記複数の通信制御装置の各々は、前記パケットの変換前の送信元アドレスと前記パケットの変換後の送信元アドレスとを関連付けて記憶する記憶情報を蓄積する記憶情報蓄積手段を具備し、
前記パケットを前記通信端末に送信した第2の通信制御装置は、前記記憶情報を消去するように要求する記憶情報消去要求を送信する記憶情報消去要求送信手段を具備し、
前記第2の通信制御装置以外の前記通信制御装置は、受信した前記記憶情報消去要求に係る記憶情報を消去することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。 - 通信端末により送信されたパケットを複数の通信制御装置によりルーティングして通信相手端末に送信する通信システムであって、
前記通信端末は、前記複数の通信制御装置のうちの第1の通信制御装置により付与された第1のアドレス情報を送信元アドレスとして前記パケットを送信し、
前記複数の通信制御装置のうちの第2の通信制御装置は、
受信した前記パケットの送信元アドレスを他のアドレス情報に変換するアドレス情報変換手段と、
送信元アドレスを変換した前記パケットの宛先アドレスに基づいて、前記パケットをルーティングするルーティング手段とを具備し、
前記通信制御装置の一部によって専用線網が構成されており、前記第2の通信制御装置は、前記専用線網に含まれることを特徴とする通信システム。 - 通信端末により送信されたパケットを複数の通信制御装置によりルーティングして通信相手端末に送信する通信方法であって、
前記通信端末において、前記複数の通信制御装置のうちの第1の通信制御装置により付与されたアドレス情報を送信元アドレスとして前記パケットを送信する工程と、
前記複数の通信制御装置の各々において、受信した前記パケットの送信元アドレスを他のアドレス情報に変換する工程と、
前記複数の通信制御装置の各々において、送信元アドレスを変換した前記パケットの宛先アドレスに基づいて、前記パケットをルーティングする工程とを有することを特徴とする通信方法。 - 前記複数の通信制御装置の各々において、前記パケットの変換前の送信元アドレスと前記パケットの変換後の送信元アドレスとを関連付けて記憶する記憶情報を蓄積する工程と、
前記パケットを前記通信端末に送信した第2の通信制御装置において、前記記憶情報を消去するように要求する記憶情報消去要求を送信する工程と、
前記第2の通信制御装置以外の前記通信制御装置において、受信した前記記憶情報消去要求に係る記憶情報を消去する工程とを有することを特徴とする請求項4に記載の通信方法。 - 通信端末により送信されたパケットを複数の通信制御装置によりルーティングして通信相手端末に送信する通信方法であって、
前記通信端末において、前記複数の通信制御装置のうちの第1の通信制御装置により付与された第1のアドレス情報を送信元アドレスとして前記パケットを送信する工程と、 前記複数の通信制御装置のうちの第2の通信制御装置において、受信した前記パケットの送信元アドレスを他のアドレス情報に変換する工程と、
前記第2の通信制御装置において、送信元アドレスを変換した前記パケットの宛先アドレスに基づいて、前記パケットをルーティングする工程とを有し、
前記通信制御装置の一部によって専用線網が構成されており、前記第2の通信制御装置は、前記専用線網に含まれることを特徴とする通信方法。 - 転送元通信制御装置から送信されたパケットを転送先通信制御装置に対してルーティングする通信制御装置であって、
受信した前記パケットの送信元アドレスを他のアドレス情報に変換するアドレス情報変換手段と、
送信元アドレスを変換した前記パケットの宛先アドレスに基づいて、前記パケットをルーティングするルーティング手段と、
前記パケットの変換前の送信元アドレスと前記パケットの変換後の送信元アドレスとを関連付けて記憶する記憶情報を蓄積する記憶情報蓄積手段と、
前記転送先通信制御装置から、前記記憶情報を消去するように要求する記憶情報消去要求を受信した場合に、前記記憶情報蓄積手段から、前記記憶情報消去要求に含まれている前記パケットの変換後の送信元アドレスを記憶するための記憶情報を消去する記憶情報消去手段と、
前記転送元通信制御装置に対して、前記パケットの変換前の送信元アドレスを含む記憶情報消去要求を送信する記憶情報消去要求送信手段とを具備することを特徴とする通信制御装置。 - 通信端末により送信されたパケットを転送先通信制御装置に対してルーティングする通信制御装置であって、
受信した前記パケットの送信元アドレスを他のアドレス情報に変換するアドレス情報変換手段と、
送信元アドレスを変換した前記パケットの宛先アドレスに基づいて、前記パケットをルーティングするルーティング手段と、
前記パケットの変換前の送信元アドレスと前記パケットの変換後の送信元アドレスとを関連付けて記憶する記憶情報を蓄積する記憶情報蓄積手段と、
前記転送先通信制御装置から、前記記憶情報を消去するように要求する記憶情報消去要求を受信した場合に、前記記憶情報蓄積手段から、前記記憶情報消去要求に含まれている前記パケットの変換後の送信元アドレスを記憶するための記憶情報を消去する記憶情報消去手段と、
前記記憶情報消去要求に含まれている前記記憶情報消去要求の送信元アドレス宛てに、前記パケットの変換前の送信元アドレスを含む記憶情報消去応答を送信する記憶情報消去応答送信手段とを具備することを特徴とする通信制御装置。
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