JP2003100897A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2003100897A
JP2003100897A JP2001292008A JP2001292008A JP2003100897A JP 2003100897 A JP2003100897 A JP 2003100897A JP 2001292008 A JP2001292008 A JP 2001292008A JP 2001292008 A JP2001292008 A JP 2001292008A JP 2003100897 A JP2003100897 A JP 2003100897A
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forming
sidewall
lower electrode
electrode
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JP2001292008A
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Tetsuya Oishi
哲也 大石
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 MOSトランジスタのサイドウォール絶縁部
の形成時に、これと同一基板上に形成される容量素子の
絶縁膜が損傷を受けないように、あるいは損傷を受けて
もリーク電流を抑制して容量素子の高信頼性を保てるよ
うにした半導体装置及びその製造方法を提供すること。 【解決手段】 サイドウォール絶縁部19cは上部電極
15aの一部の側壁にのみ形成され、サイドウォール絶
縁部19cを有する上部電極15aの縁部直下の絶縁膜
11と、下部電極10との間には、絶縁膜11の膜厚よ
りも厚いフィールド絶縁膜4が介在されており、サイド
ウォール絶縁部19cを有しない上部電極15aの縁部
は、絶縁膜19yで覆われ、この絶縁膜19yに形成さ
れた開口36を介して、導電膜20yが下部電極10と
接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1つのチップ上
に、バイポーラ回路とCMOS回路の両方が集積された
Bi−CMOS構造の半導体装置及びその製造方法に関
し、更に詳しくは、ゲート電極の側壁にサイドウォール
絶縁部が形成されたMOSトランジスタと、バイポーラ
トランジスタと、容量素子とを有する半導体装置及びそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のMOSトランジスタは、微細化に
伴って生じるホットキャリアなどによるリーク電流の増
加や特性変動を防止するため、LDD(Lightly Doped
Drain)構造を採用している。図25から図33は、従
来例における、LDD構造のCMOSトランジスタ及び
これと一緒に同一基板上に作られる縦型NPNトランジ
スタとMIS型容量素子の製造工程断面図である。以
下、これらを参照して従来例について説明する。
【0003】(図25の工程)P型半導体(シリコン)
基板1の、縦型NPNトランジスタ形成領域にN型埋込
層2を形成し、全体にN型エピタキシャル層3を堆積す
る。次いで、N型エピタキシャル層3に、素子間分離の
ためのフィールド絶縁膜としてLOCOS(Local Oxid
ation of Silicon)酸化膜4と、次行程のイオン注入用
のバッファ酸化膜5を選択的に形成する。
【0004】(図26の工程)NMOSトランジスタ形
成領域へのP型バックゲート層6の形成と、素子間分離
のためのP型アイソレーション層7の形成を同時に行
う。PMOSトランジスタ形成領域にはN型バックゲー
ト層8を形成する。縦型NPNトランジスタ形成領域へ
のN+型コレクタ取出部9の形成と、MIS型容量素子
形成領域へのN+型下部電極10の形成を同時に行う。
これらは、例えばレジストマスクを用いた選択的なイオ
ン注入により形成する。
【0005】(図27の工程)MIS型容量素子形成領
域のバッファ酸化膜5を除去した後、MIS型容量素子
用の絶縁膜(シリコン窒化膜)11を形成する。
【0006】(図28の工程)残りのバッファ酸化膜5
を除去した後、CMOSトランジスタのゲート絶縁膜と
なる絶縁膜12を形成する。次いで、ゲート絶縁膜12
上へのゲート電極13、14の形成と、MIS型容量素
子用絶縁膜11上への上部電極15の形成を同時に行
う。
【0007】(図29の工程)NMOSトランジスタの
N型LDD16と、PMOSトランジスタのP型LDD
17と、縦型NPNトランジスタのP型ベース18を形
成する。
【0008】(図30の工程)半導体基板1全体に、サ
イドウォール絶縁部形成用の絶縁膜19と、縦型NPN
トランジスタのエミッタ用のN型多結晶シリコン膜20
と、絶縁膜21とを順に形成する。絶縁膜21は後工程
で縦型NPNトランジスタのP型外部ベース24形成時
にN型多結晶シリコン20にP型不純物が混入するのを
防止する。P型ベース18上の絶縁膜12及び19の一
部は開口され、この部分でN型多結晶シリコン20はP
型ベース18に接する。
【0009】(図31の工程)縦型NPNトランジスタ
のエミッタ領域以外の、絶縁膜21とN型多結晶シリコ
ン20と絶縁膜19とを順に異方性エッチングにて除去
することで、CMOSトランジスタのゲート電極13、
14の側壁と、MIS型容量素子の上部電極15の側壁
にサイドウォール絶縁部19a、19b、19cがそれ
ぞれ形成される。
【0010】(図32の工程)NMOSトランジスタの
ソース/ドレインとなる一対のN型領域22を形成す
る。PMOSトランジスタのソース/ドレインとなる一
対のP型領域23と縦型NPNトランジスタのP型外部
ベース24を同時に形成する。N型ソース/ドレイン2
2は、レジストマスク、ゲート電極13及びサイドウォ
ール絶縁部19aをマスクとしたイオン注入により、P
型ソース/ドレイン23は、レジストマスク、ゲート電
極14及びサイドウォール絶縁部19bをマスクとした
イオン注入により、P型外部ベース24は、レジストマ
スク、エミッタ取出部25をマスクとしたイオン注入に
より、それぞれ形成される。
【0011】(図33の工程)アニールにより縦型NP
Nトランジスタのエミッタ26を形成する。最後に、層
間絶縁膜27と、この層間絶縁膜27に形成されたコン
タクトホールを介して、各素子のソース/ドレイン2
2、23、外部ベース24、エミッタ取出部25、コレ
クタ取出部9、上部電極15、下部電極10に接続する
取出電極(タングステンプラグ)28を形成する。な
お、ゲート電極13、14についても、図示されないフ
ィールド領域上で取出電極と接続される。
【0012】以上のようにして、同一半導体基板1上
に、NMOSトランジスタ30とPMOSトランジスタ
31とからなるCMOSトランジスタと、NPNトラン
ジスタ32と、MIS型容量素子33とが形成される。
なお、図34はMIS型容量素子33の平面図を示し
(層間絶縁膜27や取出電極28などを省略して模式的
に示す)、図35は図34における[X3]−[X3]
線方向の断面図を、図36は図34における[Y3]−
[Y3]線方向の断面図を示す。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、LD
D構造のMOSトランジスタ30、31を形成するため
にはゲート電極13、14の側壁にサイドウォール絶縁
部19a、19bが必要である。そして、そのLDD構
造のMOSトランジスタ30、31と容量素子33とを
同一半導体基板1上に形成する場合、MOSトランジス
タ30、31のサイドウォール絶縁部19a、19bの
形成に際しては、容量素子33も含めた半導体基板1全
体にサイドウォール形成用絶縁膜19を堆積した後、こ
れをプラズマエッチングにてエッチバックしていく。こ
の際、そのプラズマエッチングによって、容量素子33
は、その絶縁膜11の縁部がダメージを受け、この部分
で膜質が劣化し、容量素子33の縁部近傍でリーク電流
が生じてしまうなどの問題がある。
【0014】MOSトランジスタ30、31のゲート絶
縁膜12についても同様にプラズマダメージを受ける
が、MOSトランジスタ30、31は微細化により低電
圧化されるのでそのダメージが素子性能に大きく影響し
ない。しかし、バイポーラ素子(NPNトランジスタ3
2)と共にアナログ回路として構成される容量素子33
は低電圧化されずに、しかも回路面積縮小のために高容
量化(絶縁膜11の薄膜化)が望まれるため、絶縁膜1
1へのプラズマダメージが素子としての性能に大きく影
響し、信頼性を低下させてしまう。
【0015】これを抑制しようとすると、容量素子33
の絶縁膜11の膜厚/形成条件/材質や、MOSトラン
ジスタ30、31のサイドウォール絶縁部19a、19
bの形成条件などに制約が生じ、微細CMOSトランジ
スタと高容量の容量素子を安定して製造することが困難
となり、最悪の場合、CMOSトランジスタと容量素子
の形成を別工程にしなければならず、効率の悪い生産と
なってしまう。
【0016】本発明は上述の問題に鑑みてなされ、MO
Sトランジスタのサイドウォール絶縁部の形成時に、こ
れと同一基板上に形成される容量素子の絶縁膜が損傷を
受けないように、あるいは損傷を受けてもリーク電流を
抑制して容量素子の高信頼性を保てるようにした半導体
装置及びその製造方法を提供することを課題とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
半導体装置は、下部電極と、絶縁膜と、異方性エッチン
グによって形成されるサイドウォール絶縁部を側壁に形
成した上部電極とが積層されてなる容量素子を有し、サ
イドウォール絶縁部は一部の側壁にのみ形成され、サイ
ドウォール絶縁部を有する上部電極の縁部直下の容量素
子の絶縁膜と、下部電極との間には、容量素子の絶縁膜
の膜厚よりも厚いフィールド絶縁膜が介在されており、
サイドウォール絶縁部を有しない上部電極の縁部は、縁
部被覆用絶縁膜で覆われ、縁部被覆用絶縁膜に形成され
た開口を介して、導電膜が下部電極と接続されている。
【0018】すなわち、サイドウォール絶縁部を有する
上部電極の縁部直下には、下部電極との間にフィールド
絶縁膜を介在させるようにしたので、上部電極縁部にお
ける絶縁層の厚さが、容量素子本来の絶縁膜の厚さに加
えてフィールド絶縁膜の分、厚くなり、上部電極の縁部
直下における容量素子本来の絶縁膜が損傷を受けたとし
てもリーク電流を抑制することができる。フィールド絶
縁膜まで延在していない上部電極の縁部は、縁部被覆用
絶縁膜を介して下部電極取出し用の導電膜で覆われてい
るので、上記サイドウォール絶縁部形成の際のエッチン
グ時に損傷を受けることはない。
【0019】本発明の請求項2に係る半導体装置は、下
部電極と、絶縁膜と、異方性エッチングによって形成さ
れるサイドウォール絶縁部を側壁に形成した上部電極と
が積層されてなる容量素子を有し、上部電極は縁部を部
分的に下部電極よりも張り出させており、この張り出し
た縁部の側壁にのみサイドウォール絶縁部は形成され、
サイドウォール絶縁部を有しない上部電極の縁部を覆う
ようにして、縁部被覆用絶縁膜が容量素子の絶縁膜上に
形成され、縁部被覆用絶縁膜及び容量素子の絶縁膜に形
成された開口を介して、導電膜が下部電極と接続されて
いる。
【0020】すなわち、サイドウォール絶縁部を有し、
下部電極より張り出している上部電極の縁部直下におけ
る、容量素子の絶縁膜の部分は、上下の電極間に位置せ
ず、容量素子の動作に関係のない部分であるので、この
部分の損傷は容量素子の性能に影響しない。下部電極よ
りも張り出さず、下部電極の縁部より内方に位置する上
部電極の縁部は、縁部被覆用絶縁膜を介して下部電極取
出し用の導電膜で覆われているので、上記サイドウォー
ル絶縁部形成の際のエッチング時に損傷を受けることは
ない。
【0021】本発明の請求項3に係る半導体装置の製造
方法は、同一半導体基板上に電界効果トランジスタと容
量素子とを形成する半導体装置の製造方法であって、半
導体基板上に選択的にフィールド絶縁膜を形成する工程
と、半導体基板上に容量素子の下部電極を形成する工程
と、下部電極の、フィールド絶縁膜によって囲まれた領
域上に、縁部を部分的にフィールド絶縁膜まで延在させ
て容量素子用絶縁膜を形成する工程と、容量素子用絶縁
膜の上に、縁部を部分的にフィールド絶縁膜まで延在さ
せて上部電極を形成する工程と、半導体基板上に電界効
果トランジスタのゲート絶縁膜を形成する工程と、ゲー
ト絶縁膜の上にゲート電極を形成する工程と、ゲート電
極及び上部電極を覆うようにして、半導体基板全体にサ
イドウォール形成用絶縁膜を形成する工程と、サイドウ
ォール形成用絶縁膜を開口し、この開口を介して、導電
膜を、下部電極に接続させ且つフィールド絶縁膜まで延
在されていない上部電極の縁部を覆うようにして形成す
る工程と、導電膜の、下部電極に接続し且つフィールド
絶縁膜まで延在されていない上部電極の縁部を覆う部分
が残るように、サイドウォール形成用絶縁膜を異方性エ
ッチングして、ゲート電極の側壁にサイドウォール絶縁
部を形成する工程と、を有する。
【0022】すなわち、サイドウォール絶縁部を有する
上部電極の縁部直下には、下部電極との間にフィールド
絶縁膜を介在させるようにしたので、上部電極縁部にお
ける絶縁層の厚さが、容量素子本来の絶縁膜の厚さに加
えてフィールド絶縁膜の分、厚くなり、上部電極の縁部
直下における容量素子本来の絶縁膜が損傷を受けたとし
てもリーク電流を抑制することができる。フィールド絶
縁膜まで延在していない上部電極の縁部は、縁部被覆用
絶縁膜を介して下部電極取出し用の導電膜で覆われてい
るので、上記サイドウォール絶縁部形成の際のエッチン
グ時に損傷を受けることはない。
【0023】本発明の請求項5に係る半導体装置の製造
方法は、同一半導体基板上に電界効果トランジスタとバ
イポーラトランジスタと容量素子とを形成する半導体装
置の製造方法であって、半導体基板上に選択的にフィー
ルド絶縁膜を形成する工程と、半導体基板上に容量素子
の下部電極を形成する工程と、下部電極の、フィールド
絶縁膜によって囲まれた領域上に、縁部を部分的にフィ
ールド絶縁膜まで延在させて容量素子用絶縁膜を形成す
る工程と、容量素子用絶縁膜の上に、縁部を部分的にフ
ィールド絶縁膜まで延在させて上部電極を形成する工程
と、半導体基板上に電界効果トランジスタのゲート絶縁
膜を形成する工程と、ゲート絶縁膜の上にゲート電極を
形成する工程と、ゲート電極及び上部電極を覆うように
して、半導体基板全体にサイドウォール形成用絶縁膜を
形成する工程と、サイドウォール形成用絶縁膜を選択的
に開口し、この開口を介して、導電膜を、バイポーラト
ランジスタのエミッタ形成部と下部電極にそれぞれ接続
させて、サイドウォール形成用絶縁膜の上に形成する工
程と、導電膜の、エミッタ形成部に接続する部分と、下
部電極に接続しフィールド絶縁膜まで延在されていない
上部電極の縁部を覆う部分とが残るように、導電膜及び
サイドウォール形成用絶縁膜を、順次、異方性エッチン
グして、ゲート電極の側壁にサイドウォール絶縁部を形
成する工程と、を有する。
【0024】すなわち、サイドウォール絶縁部を有する
上部電極の縁部直下には、下部電極との間にフィールド
絶縁膜を介在させるようにしたので、上部電極縁部にお
ける絶縁層の厚さが、容量素子本来の絶縁膜の厚さに加
えてフィールド絶縁膜の分、厚くなり、上部電極の縁部
直下における容量素子本来の絶縁膜が損傷を受けたとし
てもリーク電流を抑制することができる。フィールド絶
縁膜まで延在していない上部電極の縁部は、縁部被覆用
絶縁膜を介して、バイポーラトランジスタのエミッタ取
出し部と同工程で形成される下部電極取出し用の導電膜
で覆われているので、上記サイドウォール絶縁部形成の
際のエッチング時に損傷を受けることはない。
【0025】本発明の請求項7に係る半導体装置の製造
方法は、同一半導体基板上に電界効果トランジスタと容
量素子とを形成する半導体装置の製造方法であって、半
導体基板上に選択的にフィールド絶縁膜を形成する工程
と、フィールド絶縁膜上に容量素子の下部電極を形成す
る工程と、下部電極を覆って容量素子用絶縁膜を形成す
る工程と、容量素子用絶縁膜の上に、縁部を部分的に下
部電極よりも張り出させて上部電極を形成する工程と、
半導体基板上に電界効果トランジスタのゲート絶縁膜を
形成する工程と、ゲート絶縁膜の上にゲート電極を形成
する工程と、ゲート電極及び上部電極を覆うようにし
て、半導体基板全体にサイドウォール形成用絶縁膜を形
成する工程と、サイドウォール形成用絶縁膜及び容量素
子用絶縁膜を開口し、この開口を介して、導電膜を、下
部電極に接続させ且つ下部電極よりも張り出していない
上部電極の縁部を覆うようにして形成する工程と、導電
膜の、下部電極に接続し且つ下部電極よりも張り出して
いない上部電極の縁部を覆う部分が残るように、サイド
ウォール形成用絶縁膜を異方性エッチングして、ゲート
電極の側壁にサイドウォール絶縁部を形成する工程と、
を有する。
【0026】すなわち、サイドウォール絶縁部を有し、
下部電極より張り出している上部電極の縁部直下におけ
る、容量素子の絶縁膜の部分は、上下の電極間に位置せ
ず、容量素子の動作に関係のない部分であるので、この
部分の損傷は容量素子の性能に影響しない。下部電極よ
りも張り出さず、下部電極の縁部より内方に位置する上
部電極の縁部は、縁部被覆用絶縁膜を介して下部電極取
出し用の導電膜で覆われているので、上記サイドウォー
ル絶縁部形成の際のエッチング時に損傷を受けることは
ない。
【0027】本発明の請求項9に係る半導体装置の製造
方法は、同一半導体基板上に電界効果トランジスタとバ
イポーラトランジスタと容量素子とを形成する半導体装
置の製造方法であって、半導体基板上にフィールド絶縁
膜を形成する工程と、フィールド絶縁膜上に容量素子の
下部電極を形成する工程と、下部電極を覆って容量素子
用絶縁膜を形成する工程と、容量素子用絶縁膜の上に、
縁部を部分的に下部電極よりも張り出させて上部電極を
形成する工程と、半導体基板上に電界効果トランジスタ
のゲート絶縁膜を形成する工程と、ゲート絶縁膜の上に
ゲート電極を形成する工程と、ゲート電極及び上部電極
を覆うようにして、半導体基板全体にサイドウォール形
成用絶縁膜を形成する工程と、サイドウォール形成用絶
縁膜及び容量素子用絶縁膜を選択的に開口し、この開口
を介して、導電膜を、バイポーラトランジスタのエミッ
タ形成部と下部電極にそれぞれ接続させて、サイドウォ
ール形成用絶縁の上に形成する工程と、導電膜の、エミ
ッタ形成部に接続する部分と、下部電極に接続し下部電
極よりも張り出していない上部電極の縁部を覆う部分と
が残るように、導電膜及びサイドウォール形成用絶縁膜
を、順次、異方性エッチングして、ゲート電極の側壁に
サイドウォール絶縁部を形成する工程と、を有する。
【0028】すなわち、サイドウォール絶縁部を有し、
下部電極より張り出している上部電極の縁部直下におけ
る、容量素子の絶縁膜の部分は、上下の電極間に位置せ
ず、容量素子の動作に関係のない部分であるので、この
部分の損傷は容量素子の性能に影響しない。下部電極よ
りも張り出さず、下部電極の縁部より内方に位置する上
部電極の縁部は、縁部被覆用絶縁膜を介して、バイポー
ラトランジスタのエミッタ取出し部と同工程で形成され
る下部電極取出し用の導電膜で覆われているので、上記
サイドウォール絶縁部形成の際のエッチング時に損傷を
受けることはない。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0030】図1から図9は、第1の実施の形態におけ
る、LDD構造のCMOSトランジスタ及びこれと一緒
に同一半導体基板上に作られる縦型NPNトランジスタ
とMIS型容量素子の製造工程断面図である。以下、こ
れらを参照して第1の実施の形態について説明する。
【0031】(図1の工程)P型半導体(シリコン)基
板1の、縦型NPNトランジスタ形成領域にN型埋込層
2を形成し、全体にN型エピタキシャル層3を堆積す
る。次いで、N型エピタキシャル層3に、素子間分離の
ためのフィールド絶縁膜としてLOCOS(Local Oxid
ation of Silicon)酸化膜4と、次行程のイオン注入用
のバッファ酸化膜5を選択的に形成する。
【0032】LOCOS酸化膜4は、例えば、耐酸化性
をもつシリコン窒化膜(図示せず)をマスクにして基板
1の表面に比較的厚いシリコン酸化膜を選択的に酸化成
長させることによって形成する。N型埋込層2は、例え
ばレジストマスクを用いた選択的なイオン注入により形
成する。バッファ酸化膜5は、例えば熱酸化法により形
成する。
【0033】(図2の工程)NMOSトランジスタ形成
領域へのP型バックゲート層6の形成と、素子間分離の
ためのP型アイソレーション層7の形成を同時に行う。
PMOSトランジスタ形成領域にはN型バックゲート層
8を形成する。縦型NPNトランジスタ形成領域へのN
+型コレクタ取出部9の形成と、MIS型容量素子形成
領域へのN+型下部電極10の形成を同時に行う。これ
らは、例えばレジストマスクを用いた選択的なイオン注
入により形成する。
【0034】(図3の工程)MIS型容量素子形成領域
上のバッファ酸化膜5を除去した後、MIS型容量素子
用の絶縁膜(シリコン窒化膜)11を形成する。絶縁膜
11は、LOCOS酸化膜4によって囲まれた下部電極
10上の領域に、縁部をLOCOS酸化膜4にまで延在
させて形成する。
【0035】バッファ酸化膜5は、例えば、除去したい
バッファ酸化膜5の部分以外をレジストマスクで覆って
フッ酸溶液により選択的にエッチングする。絶縁膜11
は、例えば、CVD法で基板1全体にシリコン窒化膜を
堆積した後、レジストマスクを用いた選択的なドライエ
ッチングにより形成する。
【0036】(図4の工程)残っている基板1上のバッ
ファ酸化膜5を除去した後、CMOSトランジスタのゲ
ート絶縁膜となる絶縁膜12を形成する。次いで、ゲー
ト絶縁膜12上へのゲート電極13、14の形成と、M
IS型容量素子用絶縁膜11上への上部電極15aの形
成を同時に行う。上部電極15aは、縁部の一部分(下
部電極取出し側以外の部分)をLOCOS酸化膜4に延
在させて形成する。
【0037】バッファ酸化膜5は、例えば、除去したい
バッファ酸化膜5以外をレジストマスクで覆ってフッ酸
溶液によりエッチングする。ゲート絶縁膜12は、例え
ば熱酸化法により形成する。ゲート電極13、14と上
部電極15aは、例えば、N型多結晶シリコンとタング
ステンシリサイドを順に堆積した後、レジストマスクを
用いた選択的なドライエッチングにより形成する。
【0038】(図5の工程)NMOSトランジスタのN
型LDD16と、PMOSトランジスタのP型LDD1
7と、縦型NPNトランジスタのP型ベース18を形成
する。これらは、例えばレジストマスクを用いた選択的
なイオン注入により形成する。
【0039】(図6の工程)半導体基板1全体に、サイ
ドウォール絶縁部形成用の絶縁膜19と、N型多結晶シ
リコン膜20と、絶縁膜21とを順に例えばCVD法で
形成する。絶縁膜21は後工程で縦型NPNトランジス
タのP型外部ベース24形成時にN型多結晶シリコン2
0にP型不純物が混入するのを防止する。
【0040】上記積層の過程で、例えばレジストマスク
を用いた選択的なドライエッチングによりP型ベース1
8上の絶縁膜12、19に開口35が、下部電極10上
の絶縁膜11、19に開口36が同時に形成される。こ
れにより、N型多結晶シリコン20は、開口35を介し
てP型ベース18に接続し、開口36を介して下部電極
10に接続する。
【0041】(図7の工程)縦型NPNトランジスタの
エミッタ形成部と、MIS型容量素子の下部電極10の
取出し部以外の、絶縁膜21、N型多結晶シリコン2
0、絶縁膜19を順に異方性エッチングにて除去する。
具体的には、縦型NPNトランジスタのエミッタ形成部
と、MIS型容量素子の下部電極10の取出し部にレジ
ストマスク(図示せず)を形成し、このレジストマスク
をマスクとしたプラズマエッチングを行う。
【0042】この異方性エッチングにより、CMOSト
ランジスタのゲート電極13、14の側壁にはそれぞれ
サイドウォール絶縁部19a、19bが形成され、MI
S型容量素子におけるLOCOS酸化膜4にまで延在し
ている上部電極15aの縁部側壁にはサイドウォール絶
縁部19cが形成される。
【0043】また、P型ベース18のエミッタ形成部上
には、絶縁膜19xと、N型多結晶シリコン20xと、
絶縁膜21xが部分的に残される。N型多結晶シリコン
20xはエミッタ取出部として機能する。一方、MIS
型容量素子においては、絶縁膜19yと、N型多結晶シ
リコン20yと、絶縁膜21yが部分的に残される。絶
縁膜19yは、LOCOS酸化膜4に延在していない上
部電極15aの縁部を覆う縁部被覆用絶縁膜として機能
する。N型多結晶シリコン20yは、開口36を介して
下部電極10に接続し、下部電極取出部として機能す
る。
【0044】(図8の工程)NMOSトランジスタのソ
ース/ドレインとなる一対のN型領域22を形成する。
PMOSトランジスタのソース/ドレインとなる一対の
P型領域23と縦型NPNトランジスタのP型外部ベー
ス24を同時に形成する。N型ソース/ドレイン22は
レジストマスク、ゲート電極13及びサイドウォール絶
縁部19aをマスクとしたイオン注入により、P型ソー
ス/ドレイン23はレジストマスク、ゲート電極14及
びサイドウォール絶縁部19bをマスクとしたイオン注
入により、P型外部ベース24はレジストマスク、エミ
ッタ取出部をマスクとしたイオン注入により、それぞれ
形成される。このとき、絶縁膜21xは、エミッタ取出
部であるN型多結晶シリコン20xにP型不純物が混入
するのを防ぐ。
【0045】(図9の工程)アニールにより縦型NPN
トランジスタのエミッタ26を形成する。最後に、層間
絶縁膜27と、この層間絶縁膜27の平坦化後に開口さ
れたコンタクトホールを介して、各素子のソース/ドレ
イン22、23、外部ベース24、エミッタ取出部20
x、コレクタ取出部9、上部電極15a、下部電極10
に接続する取出電極(Wプラグ)28a〜28iを形成
する。取出電極28fは、絶縁膜21xに形成された開
口を介してエミッタ取出部であるN型多結晶シリコン2
0xに接続する。取出電極28iは、絶縁膜21yに形
成された開口を介して下部電極取出部であるN型多結晶
シリコン20yに接続する。なお、ゲート電極13、1
4についても、図示されないフィールド領域上で取出電
極と接続される。
【0046】以上のようにして、同一半導体基板1上
に、NMOSトランジスタ30とPMOSトランジスタ
31とからなるCMOSトランジスタと、NPNトラン
ジスタ32と、MIS型容量素子33aとが形成され
る。なお、図10はMIS型容量素子33aの平面図を
示し(層間絶縁膜27や取出電極28a〜28iなどを
省略して模式的に示す)、図11は図10における[X
1]−[X1]線方向の断面図を、図12は図10にお
ける[Y1]−[Y1]線方向の断面図を示す。
【0047】以上述べたように、本実施の形態では、容
量素子33aの上部電極15aの縁部の一部分(図10
に示されるように3辺)は、LOCOS酸化膜4上に位
置するため、この部分では上部電極15aの縁部直下の
絶縁層(絶縁膜11+LOCOS酸化膜4)が厚くな
り、MOSトランジスタ30、31の形成に伴う上部電
極15aへのサイドウォール絶縁部19cの形成時にプ
ラズマによるダメージが絶縁膜11の縁部に及んでも、
リーク電流を防ぐことができ容量素子33aの信頼性の
低下を防げる。LOCOS酸化膜4は例えば数百nmの
膜厚であり、容量素子33a本来の絶縁膜11より一桁
ほど厚いので、絶縁膜11の縁部が完全に絶縁破壊され
てしまっても、LOCOS酸化膜4だけで十分リーク電
流抑制効果が得られる。なお、「縁部」には、端(エッ
ジ部)だけでなく、その端からダメージが及ぶ範囲も含
む。
【0048】下部電極取出部側に位置し、LOCOS酸
化膜4にまで延在していない上部電極15aの縁部は、
絶縁膜19yを介して下部電極取出し用のN型多結晶シ
リコン20yで覆われている。これら絶縁膜19y及び
N型多結晶シリコン20yは、異方性エッチングされな
いので、絶縁膜19y及びN型多結晶シリコン20yで
覆われた上部電極15aの縁部直下の容量素子用絶縁膜
11にはプラズマによるダメージが作用しない。更に、
この下部電極取出部側の上部電極15aの縁部と、下部
電極取出し用のN型多結晶シリコン20yとの間にはL
OCOS酸化膜4が介在されない構造であるので、寄生
抵抗の増大を防げる。
【0049】また、各素子30、31、32、33aの
形成を別工程とせず、同時に形成できるプロセスステッ
プでありながら、CMOSトランジスタとMIS型容量
素子33aの製造条件を独立に制御できることになり、
微細CMOSと高容量MIS型容量素子とを同一基板上
に品質を損なわずに安定して製造することができる。
【0050】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。
【0051】図13から図21は、第2の実施の形態に
おける、LDD構造のCMOSトランジスタ及びこれと
一緒に同一半導体基板上に作られる縦型NPNトランジ
スタと容量素子の製造工程断面図である。以下、これら
を参照して第2の実施の形態について説明する。
【0052】(図13の工程)P型半導体(シリコン)
基板1の、縦型NPNトランジスタ形成領域にN型埋込
層2を形成し、全体にN型エピタキシャル層3を堆積す
る。次いで、N型エピタキシャル層3に、素子間分離の
ためのフィールド絶縁膜としてLOCOS(Local Oxid
ation of Silicon)酸化膜4と、次行程のイオン注入用
のバッファ酸化膜5を選択的に形成する。
【0053】LOCOS酸化膜4は、例えば、耐酸化性
をもつシリコン窒化膜(図示せず)をマスクにして基板
1の表面に比較的厚いシリコン酸化膜を選択的に酸化成
長させることによって形成する。N型埋込層2は、例え
ばレジストマスクを用いた選択的なイオン注入により形
成する。バッファ酸化膜5は、例えば熱酸化法により形
成する。
【0054】(図14の工程)NMOSトランジスタ形
成領域へのP型バックゲート層6の形成と、素子間分離
のためのP型アイソレーション層7の形成を同時に行
う。PMOSトランジスタ形成領域にはN型バックゲー
ト層8を形成する。縦型NPNトランジスタ形成領域へ
のN+型コレクタ取出部9の形成と、容量素子形成領域
へのN+型下部電極10の形成を同時に行う。これら
は、例えばレジストマスクを用いた選択的なイオン注入
により形成する。
【0055】(図15の工程)容量素子形成領域におけ
るLOCOS酸化膜4上に、容量素子の下部電極40を
形成した後、その下部電極40を覆って容量素子用の絶
縁膜(シリコン窒化膜)41を形成する。
【0056】下部電極40は、例えば、CVD法で基板
1全体にN型多結晶シリコン膜を堆積した後、レジスト
マスクを用いた選択的なドライエッチングにより形成す
る。絶縁膜41は、例えば、CVD法で基板1全体にシ
リコン窒化膜を堆積した後、レジストマスクを用いた選
択的なドライエッチングにより形成する。
【0057】(図16の工程)基板1上のバッファ酸化
膜5を除去した後、CMOSトランジスタのゲート絶縁
膜となる絶縁膜12を形成する。次いで、ゲート絶縁膜
12上へのゲート電極13、14の形成と、容量素子用
絶縁膜41上への上部電極45の形成を同時に行う。上
部電極45は、縁部の一部分(下部電極取出し側以外の
部分)を、下部電極40よりも外方に張り出させて形成
する。
【0058】バッファ酸化膜5は、例えば、除去したい
バッファ酸化膜5以外をレジストマスクで覆ってフッ酸
溶液によりエッチングする。ゲート絶縁膜12は、例え
ば熱酸化法により形成する。ゲート電極13、14と上
部電極45は、例えば、N型多結晶シリコンとタングス
テンシリサイドを順に堆積した後、レジストマスクを用
いた選択的なドライエッチングにより形成する。
【0059】(図17の工程)NMOSトランジスタの
N型LDD16と、PMOSトランジスタのP型LDD
17と、縦型NPNトランジスタのP型ベース18を形
成する。これらは、例えばレジストマスクを用いた選択
的なイオン注入により形成する。
【0060】(図18の工程)半導体基板1全体に、サ
イドウォール絶縁部形成用の絶縁膜19と、N型多結晶
シリコン膜20と、絶縁膜21とを順に例えばCVD法
で形成する。絶縁膜21は後工程で縦型NPNトランジ
スタのP型外部ベース24形成時にN型多結晶シリコン
20にP型不純物が混入するのを防止する。
【0061】上記積層の過程で、例えばレジストマスク
を用いた選択的なドライエッチングによりP型ベース1
8上の絶縁膜12、19に開口35が、下部電極40上
の絶縁膜41、19に開口37が同時に形成される。こ
れにより、N型多結晶シリコン20は、開口35を介し
てP型ベース18に接続し、開口37を介して下部電極
40に接続する。
【0062】(図19の工程)縦型NPNトランジスタ
のエミッタ形成部と、容量素子の下部電極40の取出し
部以外の、絶縁膜21、N型多結晶シリコン20、絶縁
膜19を順に異方性エッチングにて除去する。具体的に
は、縦型NPNトランジスタのエミッタ形成部と、容量
素子の下部電極40の取出し部にレジストマスク(図示
せず)を形成し、このレジストマスクをマスクとしたプ
ラズマエッチングを行う。
【0063】この異方性エッチングにより、CMOSト
ランジスタのゲート電極13、14の側壁にはそれぞれ
サイドウォール絶縁部19a、19bが形成され、容量
素子における、下部電極40よりも張り出している上部
電極45の縁部側壁にはサイドウォール絶縁部19dが
形成される。
【0064】また、P型ベース18のエミッタ形成部上
には、絶縁膜19xと、N型多結晶シリコン20xと、
絶縁膜21xが部分的に残される。N型多結晶シリコン
20xはエミッタ取出部として機能する。一方、容量素
子においては、絶縁膜19zと、N型多結晶シリコン2
0zと、絶縁膜21zが部分的に残される。絶縁膜19
zは、下部電極40よりも張り出していない上部電極4
5の縁部を覆う縁部被覆用絶縁膜として機能する。N型
多結晶シリコン20zは、開口37を介して下部電極4
0に接続し、下部電極取出部として機能する。
【0065】(図20の工程)NMOSトランジスタの
ソース/ドレインとなる一対のN型領域22を形成す
る。PMOSトランジスタのソース/ドレインとなる一
対のP型領域23と縦型NPNトランジスタのP型外部
ベース24を同時に形成する。N型ソース/ドレイン2
2はレジストマスク、ゲート電極13及びサイドウォー
ル絶縁部19aをマスクとしたイオン注入により、P型
ソース/ドレイン23はレジストマスク、ゲート電極1
4及びサイドウォール絶縁部19bをマスクとしたイオ
ン注入により、P型外部ベース24はレジストマスク、
エミッタ取出部をマスクとしたイオン注入により、それ
ぞれ形成される。このとき、絶縁膜21xは、エミッタ
取出部であるN型多結晶シリコン20xにP型不純物が
混入するのを防ぐ。
【0066】(図21の工程)アニールにより縦型NP
Nトランジスタのエミッタ26を形成する。最後に、層
間絶縁膜27と、この層間絶縁膜27の平坦化後に開口
されたコンタクトホールを介して、各素子のソース/ド
レイン22、23、外部ベース24、エミッタ取出部2
0x、コレクタ取出部9、上部電極45、下部電極40
に接続する取出電極(Wプラグ)28a〜28iを形成
する。取出電極28fは、絶縁膜21xに形成された開
口を介してエミッタ取出部であるN型多結晶シリコン2
0xに接続する。取出電極28iは、絶縁膜21zに形
成された開口を介して下部電極取出部であるN型多結晶
シリコン20zに接続する。なお、ゲート電極13、1
4についても、図示されないフィールド領域上で取出電
極と接続される。
【0067】以上のようにして、同一半導体基板1上
に、NMOSトランジスタ30とPMOSトランジスタ
31とからなるCMOSトランジスタと、NPNトラン
ジスタ32と、容量素子33bとが形成される。なお、
図22は容量素子33bの平面図を示し(層間絶縁膜2
7や取出電極28a〜28iなどを省略して模式的に示
す)、図23は図22における[X2]−[X2]線方
向の断面図を、図24は図22における[Y2]−[Y
2]線方向の断面図を示す。
【0068】以上述べたように、本実施の形態では、容
量素子33bの上部電極45の縁部の一部分(図22に
示されるように3辺)は、下部電極40の縁部よりも張
り出した位置にある。このような構成のため、上部電極
45へのサイドウォール絶縁部19dの形成時にプラズ
マによるダメージが、この上部電極45の縁部直下の絶
縁膜41の縁部に及んだとしても、このダメージを受け
る部分は容量素子としての動作には関係のない部分(す
なわち、上下の電極間に位置しない部分)であるので、
容量素子33bの信頼性を損ねることはない。
【0069】一方、下部電極取出部側に位置し、下部電
極40よりも張り出していない上部電極45の縁部は、
絶縁膜19zを介して下部電極取出し用のN型多結晶シ
リコン20zで覆われている。これら絶縁膜19z及び
N型多結晶シリコン20zは、異方性エッチングされな
いので、絶縁膜19z及びN型多結晶シリコン20zで
覆われた上部電極45の縁部直下の容量素子用絶縁膜4
1にはプラズマによるダメージが作用しない。更に、こ
の下部電極取出部側の上部電極45の縁部と、下部電極
取出し用のN型多結晶シリコン20zとの間にはLOC
OS酸化膜4が介在されない構造であるので、寄生抵抗
の増大を防げる。
【0070】また、各素子30、31、32、33bの
形成を別工程とせず、同時に形成できるプロセスステッ
プでありながら、CMOSトランジスタと容量素子33
bの製造条件を独立に制御できることになり、微細CM
OSと、高容量の容量素子とを同一基板上に品質を損な
わずに安定して製造することができる。
【0071】以上、本発明の各実施の形態について説明
したが、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、
本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能であ
る。
【0072】上記各実施の形態における製造工程で示し
た具体的な製法や処理方法、更には材質などは一例であ
って、上記各実施の形態で示したものに限ることはな
い。また、MOSトランジスタはCMOS構造をとらな
くても、NMOS30だけ、あるいはPMOS31だけ
の場合にも本発明は適用可能である。
【0073】また、NPNトランジスタ32がない場合
にも本発明は適用可能である。この場合には、サイドウ
ォール絶縁部形成の際の異方性エッチング時には、下部
電極取出し部分のみの絶縁膜19とN型多結晶シリコン
20を残すようにする。
【0074】
【発明の効果】本発明の請求項1の半導体装置によれ
ば、容量素子に関して、サイドウォール絶縁部を有する
上部電極の縁部直下の容量素子用絶縁膜が、サイドウォ
ール絶縁部形成時のエッチングにより損傷を受けたとし
ても、この下にあるフィールド絶縁膜によって、この損
傷を受けた部分でのリーク電流を抑制できるので容量素
子の信頼性の低下を防げる。一方、フィールド絶縁膜上
にない上部電極の縁部は、縁部被覆用絶縁膜及び下部電
極取出し用の導電膜で覆われているので、エッチングさ
れずに、よってこの部分の容量素子用絶縁膜は損傷を受
けない。
【0075】本発明の請求項2の半導体装置によれば、
容量素子に関して、下部電極よりも張り出し、サイドウ
ォール絶縁部を有する上部電極の縁部直下の、容量素子
用絶縁膜が、サイドウォール絶縁部形成時のエッチング
により損傷を受けたとしても、この部分は上下の電極間
から外れた容量素子としての動作に寄与しない部分であ
るので、素子の性能低下にはつながらない。一方、下部
電極よりも張り出していない上部電極の縁部は、縁部被
覆用絶縁膜及び下部電極取出し用の導電膜で覆われてい
るので、エッチングされずに、よってこの部分の容量素
子用絶縁膜は損傷を受けない。
【0076】本発明の請求項3の半導体装置の製造方法
によれば、容量素子に関して、サイドウォール絶縁部を
有する上部電極の縁部直下の容量素子用絶縁膜が、サイ
ドウォール絶縁部形成時のエッチングにより損傷を受け
たとしても、この下にあるフィールド絶縁膜によって、
この損傷を受けた部分でのリーク電流を抑制できるので
容量素子の信頼性の低下を防げる。一方、フィールド絶
縁膜上にない上部電極の縁部は、縁部被覆用絶縁膜及び
下部電極取出し用の導電膜で覆われているので、エッチ
ングされずに、よってこの部分の容量素子用絶縁膜は損
傷を受けない。
【0077】本発明の請求項5の半導体装置の製造方法
によれば、容量素子に関して、サイドウォール絶縁部を
有する上部電極の縁部直下の容量素子用絶縁膜が、サイ
ドウォール絶縁部形成時のエッチングにより損傷を受け
たとしても、この下にあるフィールド絶縁膜によって、
この損傷を受けた部分でのリーク電流を抑制できるので
容量素子の信頼性の低下を防げる。一方、フィールド絶
縁膜上にない上部電極の縁部は、縁部被覆用絶縁膜及び
下部電極取出し用の導電膜で覆われているので、エッチ
ングされずに、よってこの部分の容量素子用絶縁膜は損
傷を受けない。更に、容量素子と同一半導体基板上には
バイポーラトランジスタも形成され、下部電極取出し用
の導電膜は、バイポーラトランジスタのエミッタ取出し
部形成時と同工程且つ同材料にて形成されるので、工程
数の削減及び工程簡略化により効率的な生産を行える。
【0078】本発明の請求項7の半導体装置の製造方法
によれば、容量素子に関して、下部電極よりも張り出
し、サイドウォール絶縁部を有する上部電極の縁部直下
の、容量素子用絶縁膜が、サイドウォール絶縁部形成時
のエッチングにより損傷を受けたとしても、この部分は
上下の電極間から外れた容量素子としての動作に寄与し
ない部分であるので、素子の性能低下にはつながらな
い。一方、下部電極よりも張り出していない上部電極の
縁部は、縁部被覆用絶縁膜及び下部電極取出し用の導電
膜で覆われているので、エッチングされずに、よってこ
の部分の容量素子用絶縁膜は損傷を受けない。
【0079】本発明の請求項9の半導体装置の製造方法
によれば、量素子に関して、下部電極よりも張り出し、
サイドウォール絶縁部を有する上部電極の縁部直下の、
容量素子用絶縁膜が、サイドウォール絶縁部形成時のエ
ッチングにより損傷を受けたとしても、この部分は上下
の電極間から外れた容量素子としての動作に寄与しない
部分であるので、素子の性能低下にはつながらない。一
方、下部電極よりも張り出していない上部電極の縁部
は、縁部被覆用絶縁膜及び下部電極取出し用の導電膜で
覆われているので、エッチングされずに、よってこの部
分の容量素子用絶縁膜は損傷を受けない。更に、容量素
子と同一半導体基板上にはバイポーラトランジスタも形
成され、下部電極取出し用の導電膜は、バイポーラトラ
ンジスタのエミッタ取出し部形成時と同工程且つ同材料
にて形成されるので、工程数の削減及び工程簡略化によ
り効率的な生産を行える。
【0080】本発明の請求項4、6、8、10の半導体
装置の製造方法によれば、MOSトランジスタのゲート
電極と、容量素子の上部電極とを同材料を用いて且つ同
工程にてまとめて形成することで、より一層の、工程数
の削減及び工程簡略化により効率的な生産を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による半導体装置の
製造工程断面図である。
【図2】図1に続く製造工程断面図である。
【図3】図2に続く製造工程断面図である。
【図4】図3に続く製造工程断面図である。
【図5】図4に続く製造工程断面図である。
【図6】図5に続く製造工程断面図である。
【図7】図6に続く製造工程断面図である。
【図8】図7に続く製造工程断面図である。
【図9】図8に続く製造工程断面図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態による容量素子の
模式平面図である。
【図11】図10における[X1]−[X1]線方向の断面
図である。
【図12】図10における[Y1]−[Y1]線方向の断面
図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態による半導体装置
の製造工程断面図である。
【図14】図13に続く製造工程断面図である。
【図15】図14に続く製造工程断面図である。
【図16】図15に続く製造工程断面図である。
【図17】図16に続く製造工程断面図である。
【図18】図17に続く製造工程断面図である。
【図19】図18に続く製造工程断面図である。
【図20】図19に続く製造工程断面図である。
【図21】図20に続く製造工程断面図である。
【図22】本発明の第2の実施の形態による容量素子の
模式平面図である。
【図23】図22における[X2]−[X2]線方向の断面
図である。
【図24】図22における[Y2]−[Y2]線方向の断面
図である。
【図25】従来例による半導体装置の製造工程断面図で
ある。
【図26】図25に続く製造工程断面図である。
【図27】図26に続く製造工程断面図である。
【図28】図27に続く製造工程断面図である。
【図29】図28に続く製造工程断面図である。
【図30】図29に続く製造工程断面図である。
【図31】図30に続く製造工程断面図である。
【図32】図31に続く製造工程断面図である。
【図33】図32に続く製造工程断面図である。
【図34】従来例による容量素子の模式平面図である。
【図35】図34における[X3]−[X3]線方向の断面
図である。
【図36】図34における[Y3]−[Y3]線方向の断面
図である。
【符号の説明】
1……P型半導体基板、2……N型埋込層、3……N型
エピタキシャル層、4……LOCOS酸化膜、5……バ
ッファ酸化膜、6……P型バックゲート層、7……P型
アイソレーション層、8……N型バックゲート層、9…
…N型コレクタ取出部、10……N型下部電極、11…
…MIS型容量素子の絶縁膜、12……ゲート絶縁膜、
13、14……ゲート電極、15、15a……上部電
極、16……N型LDD、17……P型LDD、18…
…P型ベース、19、19x〜19z……絶縁膜、19
a〜d……サイドウォール絶縁部、20、20x〜20
z……N型多結晶シリコン膜、21、21x〜21z…
…絶縁膜、22……N型ソース/ドレイン、23……P
型ソース/ドレイン、24……P型外部ベース、26…
…エミッタ、27……層間絶縁膜、28、28a〜28
i……取出電極、30……NMOSトランジスタ、31
……PMOSトランジスタ、32……NPNトランジス
タ、33、33a、33b……MIS型容量素子、35
……開口、36……開口、37……開口、40……下部
電極、41……容量素子の絶縁膜、45……上部電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/06 29/732 Fターム(参考) 5F003 BA22 BA23 BC08 BE07 BE08 BJ00 BJ15 BJ18 BS06 BS08 5F038 AC05 AC06 AC15 AV05 AV06 CA02 EZ20 5F048 AC05 AC10 BA02 BA12 BB06 BB08 BC06 BD09 BE03 BF04 BG12 BH01 CA03 CA05 CA14 DA01 DA07 DA09 DA10 DA13 DA14 DA15 DA23

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部電極と、絶縁膜と、異方性エッチン
    グによって形成されるサイドウォール絶縁部を側壁に形
    成した上部電極とが積層されてなる容量素子を有する半
    導体装置において、 前記サイドウォール絶縁部は一部の前記側壁にのみ形成
    され、前記サイドウォール絶縁部を有する前記上部電極
    の縁部直下の前記容量素子の前記絶縁膜と、前記下部電
    極との間には、前記容量素子の前記絶縁膜の膜厚よりも
    厚いフィールド絶縁膜が介在されており、 前記サイドウォール絶縁部を有しない前記上部電極の縁
    部は、縁部被覆用絶縁膜で覆われ、 前記縁部被覆用絶縁膜に形成された開口を介して、導電
    膜が前記下部電極と接続されていることを特徴とする半
    導体装置。
  2. 【請求項2】 下部電極と、絶縁膜と、異方性エッチン
    グによって形成されるサイドウォール絶縁部を側壁に形
    成した上部電極とが積層されてなる容量素子を有する半
    導体装置において、 前記上部電極は縁部を部分的に前記下部電極よりも張り
    出させており、該張り出した縁部の側壁にのみ前記サイ
    ドウォール絶縁部は形成され、 前記サイドウォール絶縁部を有しない前記上部電極の縁
    部を覆うようにして、縁部被覆用絶縁膜が前記容量素子
    の前記絶縁膜上に形成され、 前記縁部被覆用絶縁膜及び前記容量素子の前記絶縁膜に
    形成された開口を介して、導電膜が前記下部電極と接続
    されていることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 同一半導体基板上に電界効果トランジス
    タと容量素子とを形成する半導体装置の製造方法であっ
    て、 前記半導体基板上に選択的にフィールド絶縁膜を形成す
    る工程と、 前記半導体基板上に前記容量素子の下部電極を形成する
    工程と、 前記下部電極の、前記フィールド絶縁膜によって囲まれ
    た領域上に、縁部を部分的に前記フィールド絶縁膜まで
    延在させて容量素子用絶縁膜を形成する工程と、 前記容量素子用絶縁膜の上に、縁部を部分的に前記フィ
    ールド絶縁膜まで延在させて上部電極を形成する工程
    と、 前記半導体基板上に前記電界効果トランジスタのゲート
    絶縁膜を形成する工程と、 前記ゲート絶縁膜の上にゲート電極を形成する工程と、 前記ゲート電極及び前記上部電極を覆うようにして、前
    記半導体基板全体にサイドウォール形成用絶縁膜を形成
    する工程と、 前記サイドウォール形成用絶縁膜を開口し、該開口を介
    して、導電膜を、前記下部電極に接続させ且つ前記フィ
    ールド絶縁膜まで延在されていない前記上部電極の縁部
    を覆うようにして形成する工程と、 前記導電膜の、前記下部電極に接続し且つ前記フィール
    ド絶縁膜まで延在されていない前記上部電極の縁部を覆
    う部分が残るように、前記サイドウォール形成用絶縁膜
    を異方性エッチングして、前記ゲート電極の側壁にサイ
    ドウォール絶縁部を形成する工程と、を有することを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記ゲート電極と前記上部電極を同一工
    程で形成することを特徴とする請求項3に記載の半導体
    装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 同一半導体基板上に電界効果トランジス
    タとバイポーラトランジスタと容量素子とを形成する半
    導体装置の製造方法であって、 前記半導体基板上に選択的にフィールド絶縁膜を形成す
    る工程と、 前記半導体基板上に前記容量素子の下部電極を形成する
    工程と、 前記下部電極の、前記フィールド絶縁膜によって囲まれ
    た領域上に、縁部を部分的に前記フィールド絶縁膜まで
    延在させて容量素子用絶縁膜を形成する工程と、 前記容量素子用絶縁膜の上に、縁部を部分的に前記フィ
    ールド絶縁膜まで延在させて上部電極を形成する工程
    と、 前記半導体基板上に前記電界効果トランジスタのゲート
    絶縁膜を形成する工程と、 前記ゲート絶縁膜の上にゲート電極を形成する工程と、 前記ゲート電極及び前記上部電極を覆うようにして、前
    記半導体基板全体にサイドウォール形成用絶縁膜を形成
    する工程と、 前記サイドウォール形成用絶縁膜を選択的に開口し、該
    開口を介して、導電膜を、前記バイポーラトランジスタ
    のエミッタ形成部と前記下部電極にそれぞれ接続させ
    て、前記サイドウォール形成用絶縁膜の上に形成する工
    程と、 前記導電膜の、前記エミッタ形成部に接続する部分と、
    前記下部電極に接続し前記フィールド絶縁膜まで延在さ
    れていない前記上部電極の縁部を覆う部分とが残るよう
    に、前記導電膜及び前記サイドウォール形成用絶縁膜
    を、順次、異方性エッチングして、前記ゲート電極の側
    壁にサイドウォール絶縁部を形成する工程と、を有する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記ゲート電極と前記上部電極を同一工
    程で形成することを特徴とする請求項5に記載の半導体
    装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 同一半導体基板上に電界効果トランジス
    タと容量素子とを形成する半導体装置の製造方法であっ
    て、 前記半導体基板上に選択的にフィールド絶縁膜を形成す
    る工程と、 前記フィールド絶縁膜上に前記容量素子の下部電極を形
    成する工程と、 前記下部電極を覆って容量素子用絶縁膜を形成する工程
    と、 前記容量素子用絶縁膜の上に、縁部を部分的に前記下部
    電極よりも張り出させて上部電極を形成する工程と、 前記半導体基板上に前記電界効果トランジスタのゲート
    絶縁膜を形成する工程と、 前記ゲート絶縁膜の上にゲート電極を形成する工程と、 前記ゲート電極及び前記上部電極を覆うようにして、前
    記半導体基板全体にサイドウォール形成用絶縁膜を形成
    する工程と、 前記サイドウォール形成用絶縁膜及び前記容量素子用絶
    縁膜を開口し、該開口を介して、導電膜を、前記下部電
    極に接続させ且つ前記下部電極よりも張り出していない
    前記上部電極の縁部を覆うようにして形成する工程と、 前記導電膜の、前記下部電極に接続し且つ前記下部電極
    よりも張り出していない前記上部電極の縁部を覆う部分
    が残るように、前記サイドウォール形成用絶縁膜を異方
    性エッチングして、前記ゲート電極の側壁にサイドウォ
    ール絶縁部を形成する工程と、を有することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記ゲート電極と前記上部電極を同一工
    程で形成することを特徴とする請求項7に記載の半導体
    装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 同一半導体基板上に電界効果トランジス
    タとバイポーラトランジスタと容量素子とを形成する半
    導体装置の製造方法であって、 前記半導体基板上にフィールド絶縁膜を形成する工程
    と、 前記フィールド絶縁膜上に前記容量素子の下部電極を形
    成する工程と、 前記下部電極を覆って容量素子用絶縁膜を形成する工程
    と、 前記容量素子用絶縁膜の上に、縁部を部分的に前記下部
    電極よりも張り出させて上部電極を形成する工程と、 前記半導体基板上に前記電界効果トランジスタのゲート
    絶縁膜を形成する工程と、 前記ゲート絶縁膜の上にゲート電極を形成する工程と、 前記ゲート電極及び前記上部電極を覆うようにして、前
    記半導体基板全体にサイドウォール形成用絶縁膜を形成
    する工程と、 前記サイドウォール形成用絶縁膜及び前記容量素子用絶
    縁膜を選択的に開口し、該開口を介して、導電膜を、前
    記バイポーラトランジスタのエミッタ形成部と前記下部
    電極にそれぞれ接続させて、前記サイドウォール形成用
    絶縁の上に形成する工程と、 前記導電膜の、前記エミッタ形成部に接続する部分と、
    前記下部電極に接続し前記下部電極よりも張り出してい
    ない前記上部電極の縁部を覆う部分とが残るように、前
    記導電膜及び前記サイドウォール形成用絶縁膜を、順
    次、異方性エッチングして、前記ゲート電極の側壁にサ
    イドウォール絶縁部を形成する工程と、を有することを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記ゲート電極と前記上部電極を同一
    工程で形成することを特徴とする請求項9に記載の半導
    体装置の製造方法。
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