JP2003086703A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2003086703A
JP2003086703A JP2001278092A JP2001278092A JP2003086703A JP 2003086703 A JP2003086703 A JP 2003086703A JP 2001278092 A JP2001278092 A JP 2001278092A JP 2001278092 A JP2001278092 A JP 2001278092A JP 2003086703 A JP2003086703 A JP 2003086703A
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JP
Japan
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insulating film
type
forming
upper electrode
electrode
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JP2001278092A
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Tetsuya Oishi
哲也 大石
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 MOSトランジスタのサイドウォール絶縁部
の形成時に、これと同一基板上に形成される容量素子の
絶縁膜が損傷を受けてもリーク電流を抑制して容量素子
の高信頼性を保てるようにした半導体装置及びその製造
方法を提供すること。 【解決手段】 半導体基板1上に、下部電極10と、絶
縁膜11aと、異方性エッチングによって形成されるサ
イドウォール絶縁部19cを側壁に形成した上部電極1
5aとが順に積層されてなる容量素子33aを備えてお
り、上部電極15aの縁部直下の絶縁膜11aと下部電
極10との間に、絶縁膜11aの膜厚よりも厚いフィー
ルド絶縁膜4、4aが介在されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置及びそ
の製造方法に関し、更に詳しくは、1つのチップ上に、
バイポーラ回路とCMOS回路の両方が集積されたBi
−CMOSに関する。
【0002】
【従来の技術】最近のMOSトランジスタは、微細化に
伴って生じるホットキャリアなどによるリーク電流の増
加や特性変動を防止するため、LDD(Lightly Doped
Drain)構造を採用している。図13から図21は、従
来例における、LDD構造のCMOSトランジスタ及び
これと一緒に同一基板上に作られる縦型NPNトランジ
スタとMIS型容量素子の製造工程断面図である。以
下、これらを参照して従来例について説明する。
【0003】(図13の工程)P型半導体(シリコン)
基板1の、縦型NPNトランジスタ形成領域にN型埋込
層2を形成し、全体にN型エピタキシャル層3を堆積す
る。次いで、N型エピタキシャル層3に、素子間分離の
ためのフィールド絶縁膜としてLOCOS(Local Oxid
ation of Silicon)酸化膜4と、次行程のイオン注入用
のバッファ酸化膜5を選択的に形成する。
【0004】(図14の工程)NMOSトランジスタ形
成領域へのP型バックゲート層6の形成と、素子間分離
のためのP型アイソレーション層7の形成を同時に行
う。PMOSトランジスタ形成領域にはN型バックゲー
ト層8を形成する。縦型NPNトランジスタ形成領域へ
のN+型コレクタ取出部9の形成と、MIS型容量素子
形成領域へのN+型下部電極10の形成を同時に行う。
これらは、例えばレジストマスクを用いた選択的なイオ
ン注入により形成する。
【0005】(図15の工程)MIS型容量素子形成領
域のバッファ酸化膜5を除去した後、MIS型容量素子
用の絶縁膜(シリコン窒化膜)11を形成する。
【0006】(図16の工程)残りのバッファ酸化膜5
を除去した後、CMOSトランジスタのゲート絶縁膜と
なる絶縁膜12を形成する。次いで、ゲート絶縁膜12
上へのゲート電極13、14の形成と、MIS型容量素
子用絶縁膜11上への上部電極15の形成を同時に行
う。
【0007】(図17の工程)NMOSトランジスタの
N型LDD16と、PMOSトランジスタのP型LDD
17と、縦型NPNトランジスタのP型ベース18を形
成する。
【0008】(図18の工程)半導体基板1全体に、サ
イドウォール絶縁部形成用の絶縁膜19と、縦型NPN
トランジスタのエミッタ用のN型多結晶シリコン膜20
と、絶縁膜21とを順に形成する。絶縁膜21は後工程
で縦型NPNトランジスタのP型外部ベース24形成時
にN型多結晶シリコン20にP型不純物が混入するのを
防止する。P型ベース18上の絶縁膜12及び19の一
部は開口され、この部分でN型多結晶シリコン20はP
型ベース18に接する。
【0009】(図19の工程)縦型NPNトランジスタ
のエミッタ領域以外の、絶縁膜21とN型多結晶シリコ
ン20と絶縁膜19とを順に異方性エッチングにて除去
することで、CMOSトランジスタのゲート電極13、
14の側壁と、MIS型容量素子の上部電極15の側壁
にサイドウォール絶縁部19a、19b、19cがそれ
ぞれ形成される。
【0010】(図20の工程)NMOSトランジスタの
ソース/ドレインとなる一対のN型領域22を形成す
る。PMOSトランジスタのソース/ドレインとなる一
対のP型領域23と縦型NPNトランジスタのP型外部
ベース24を同時に形成する。N型ソース/ドレイン2
2は、レジストマスク、ゲート電極13及びサイドウォ
ール絶縁部19aをマスクとしたイオン注入により、P
型ソース/ドレイン23は、レジストマスク、ゲート電
極14及びサイドウォール絶縁部19bをマスクとした
イオン注入により、P型外部ベース24は、レジストマ
スク、エミッタ取出部25をマスクとしたイオン注入に
より、それぞれ形成される。
【0011】(図21の工程)アニールにより縦型NP
Nトランジスタのエミッタ26を形成する。最後に、層
間絶縁膜27と、この層間絶縁膜27に形成されたコン
タクトホールを介して、各素子のソース/ドレイン2
2、23、外部ベース24、エミッタ取出部25、コレ
クタ取出部9、上部電極15、下部電極10に接続する
取出電極(タングステンプラグ)28を形成する。な
お、ゲート電極13、14についても、図示されないフ
ィールド領域上で取出電極と接続される。
【0012】以上のようにして、同一半導体基板1上
に、NMOSトランジスタ30とPMOSトランジスタ
31とからなるCMOSトランジスタと、NPNトラン
ジスタ32と、MIS型容量素子33とが形成される。
なお、図22はMIS型容量素子33の平面図を示し
(層間絶縁膜27や取出電極28などを省略して模式的
に示す)、図23は図22における[X2]−[X2]
線方向の断面図を、図24は図22における[Y2]−
[Y2]線方向の断面図を示す。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、LD
D構造のMOSトランジスタ30、31を形成するため
にはゲート電極13、14の側壁にサイドウォール絶縁
部19a、19bが必要である。そして、そのLDD構
造のMOSトランジスタ30、31と容量素子33とを
同一半導体基板1上に形成する場合、MOSトランジス
タ30、31のサイドウォール絶縁部19a、19bの
形成に際しては、容量素子33も含めた半導体基板1全
体にサイドウォール形成用絶縁膜19を堆積した後、こ
れをプラズマエッチングにてエッチバックしていく。こ
の際、そのプラズマエッチングによって、容量素子33
は、その絶縁膜11の縁部がダメージを受け、この部分
で膜質が劣化し、容量素子33の縁部近傍でリーク電流
が生じてしまうなどの問題がある。
【0014】MOSトランジスタ30、31のゲート絶
縁膜12についても同様にプラズマダメージを受ける
が、MOSトランジスタ30、31は微細化により低電
圧化されるのでそのダメージが素子性能に大きく影響し
ない。しかし、バイポーラ素子(NPNトランジスタ3
2)と共にアナログ回路として構成される容量素子33
は低電圧化されずに、しかも回路面積縮小のために高容
量化(絶縁膜11の薄膜化)が望まれるため、絶縁膜1
1へのプラズマダメージが素子としての性能に大きく影
響し、信頼性を低下させてしまう。
【0015】これを抑制しようとすると、容量素子33
の絶縁膜11の膜厚/形成条件/材質や、MOSトラン
ジスタ30、31のサイドウォール絶縁部19a、19
bの形成条件などに制約が生じ、微細CMOSトランジ
スタと高容量の容量素子を安定して製造することが困難
となり、最悪の場合、CMOSトランジスタと容量素子
の形成を別工程にしなければならず、効率の悪い生産と
なってしまう。
【0016】本発明は上述の問題に鑑みてなされ、MO
Sトランジスタのサイドウォール絶縁部の形成時に、こ
れと同一基板上に形成される容量素子の絶縁膜が損傷を
受けてもリーク電流を抑制して容量素子の高信頼性を保
てるようにした半導体装置及びその製造方法を提供する
ことを課題とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
半導体基板上に、下部電極と、絶縁膜と、異方性エッチ
ングによって形成されるサイドウォール絶縁部を側壁に
形成した上部電極とが順に積層されてなる容量素子を備
えており、上部電極の縁部直下の絶縁膜と下部電極との
間に、前記絶縁膜の膜厚よりも厚いフィールド絶縁膜が
介在されている。
【0018】本発明の半導体装置の製造方法は、同一半
導体基板上に電界効果トランジスタと容量素子とを形成
する半導体装置の製造方法であって、半導体基板上に選
択的にフィールド絶縁膜を形成する工程と、半導体基板
上に容量素子の下部電極を形成する工程と、下部電極
の、フィールド絶縁膜によって囲まれた領域上に、縁部
をフィールド絶縁膜まで延在させて容量素子用絶縁膜を
形成する工程と、容量素子用絶縁膜の上に、縁部をフィ
ールド絶縁膜まで延在させて上部電極を形成する工程
と、半導体基板上に電界効果トランジスタのゲート絶縁
膜を形成する工程と、ゲート絶縁膜の上にゲート電極を
形成する工程と、ゲート電極及び上部電極を覆うように
して、半導体基板全体にサイドウォール形成用絶縁膜を
形成して、サイドウォール形成用絶縁膜を異方性エッチ
ングすることによりゲート電極及び上部電極それぞれの
側壁にサイドウォール絶縁部を形成する工程とを有す
る。
【0019】すなわち、本発明では、上部電極の縁部直
下に限って、下部電極との間にフィールド絶縁膜を介在
させるようにしたので、上部電極縁部における絶縁層の
厚さが、容量素子本来の絶縁膜の厚さに加えてフィール
ド絶縁膜の分厚くなり、上部電極の縁部直下における容
量素子本来の絶縁膜が損傷を受けたとしてもリーク電流
を抑制することができる。なお、「縁部」には、端(エ
ッジ部)だけでなく、その端からダメージが及ぶ範囲も
含む。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0021】図1から図9は、本実施の形態における、
LDD構造のCMOSトランジスタ及びこれと一緒に同
一半導体基板上に作られる縦型NPNトランジスタとM
IS型容量素子の製造工程断面図である。以下、これら
を参照して本実施の形態について説明する。
【0022】(図1の工程)P型半導体(シリコン)基
板1の、縦型NPNトランジスタ形成領域にN型埋込層
2を形成し、全体にN型エピタキシャル層3を堆積す
る。次いで、N型エピタキシャル層3に、素子間分離の
ためのフィールド絶縁膜としてLOCOS(Local Oxid
ation of Silicon)酸化膜4と、次行程のイオン注入用
のバッファ酸化膜5を選択的に形成する。LOCOS酸
化膜4の形成時には同時に、後の工程で形成される容量
素子の上部電極と、下部電極の取出部との間に位置する
ようにLOCOS酸化膜4aを形成する。LOCOS酸
化膜4、4aは、例えば、耐酸化性をもつシリコン窒化
膜(図示せず)をマスクにして基板1の表面に比較的厚
いシリコン酸化膜を選択的に酸化成長させることによっ
て形成する。N型埋込層2は、例えばレジストマスクを
用いた選択的なイオン注入により形成する。バッファ酸
化膜5は、例えば熱酸化法により形成する。
【0023】(図2の工程)NMOSトランジスタ形成
領域へのP型バックゲート層6の形成と、素子間分離の
ためのP型アイソレーション層7の形成を同時に行う。
PMOSトランジスタ形成領域にはN型バックゲート層
8を形成する。縦型NPNトランジスタ形成領域へのN
+型コレクタ取出部9の形成と、MIS型容量素子形成
領域へのN+型下部電極10の形成を同時に行う。これ
らは、例えばレジストマスクを用いた選択的なイオン注
入により形成する。
【0024】(図3の工程)MIS型容量素子形成領域
における、LOCOS酸化膜4と4a間のバッファ酸化
膜5を除去した後、MIS型容量素子用の絶縁膜(シリ
コン窒化膜)11aを形成する。絶縁膜11aは、LO
COS酸化膜4と4aとによって囲まれた下部電極10
上の領域に、縁部をLOCOS酸化膜4、4aにまで延
在させて形成する。バッファ酸化膜5は、例えば、除去
したいバッファ酸化膜5の部分以外をレジストマスクで
覆ってフッ酸溶液により選択的にエッチングする。絶縁
膜11aは、例えば、CVD法で基板1全体にシリコン
窒化膜を堆積した後、レジストマスクを用いた選択的な
ドライエッチングにより形成する。
【0025】(図4の工程)残っている基板1上のバッ
ファ酸化膜5を除去した後、CMOSトランジスタのゲ
ート絶縁膜となる絶縁膜12を形成する。次いで、ゲー
ト絶縁膜12上へのゲート電極13、14の形成と、M
IS型容量素子用絶縁膜11a上への上部電極15aの
形成を同時に行う。上部電極15aは、縁部をLOCO
S酸化膜4、4aにまで延在させて形成する。バッファ
酸化膜5は、例えば、除去したいバッファ酸化膜5以外
をレジストマスクで覆ってフッ酸溶液によりエッチング
する。ゲート絶縁膜12は、例えば熱酸化法により形成
する。ゲート電極13、14と上部電極15aは、例え
ば、N型多結晶シリコンとタングステンシリサイドを順
に堆積した後、レジストマスクを用いた選択的なドライ
エッチングにより形成する。
【0026】(図5の工程)NMOSトランジスタのN
型LDD16と、PMOSトランジスタのP型LDD1
7と、縦型NPNトランジスタのP型ベース18を形成
する。これらは、例えばレジストマスクを用いた選択的
なイオン注入により形成する。
【0027】(図6の工程)半導体基板1全体に、サイ
ドウォール絶縁部形成用の絶縁膜19と、縦型NPNト
ランジスタのエミッタ用のN型多結晶シリコン膜20
と、絶縁膜21とを順に例えばCVD法で形成する。絶
縁膜21は後工程で縦型NPNトランジスタのP型外部
ベース24形成時にN型多結晶シリコン20にP型不純
物が混入するのを防止する。上記積層の過程で、例えば
レジストマスクを用いた選択的なドライエッチングによ
りP型ベース18上の絶縁膜12及び19の一部は開口
され、この部分でN型多結晶シリコン20はP型ベース
18に接する。
【0028】(図7の工程)縦型NPNトランジスタの
エミッタ領域以外の、絶縁膜21とN型多結晶シリコン
20と絶縁膜19とを順に異方性エッチング(プラズマ
エッチング)にて除去することで、CMOSトランジス
タのゲート電極13、14の側壁と、MIS型容量素子
の上部電極15aの側壁にサイドウォール絶縁部19
a、19b、19cがそれぞれ形成される。
【0029】(図8の工程)NMOSトランジスタのソ
ース/ドレインとなる一対のN型領域22を形成する。
PMOSトランジスタのソース/ドレインとなる一対の
P型領域23と縦型NPNトランジスタのP型外部ベー
ス24を同時に形成する。N型ソース/ドレイン22は
レジストマスク、ゲート電極13及びサイドウォール絶
縁部19aをマスクとしたイオン注入により、P型ソー
ス/ドレイン23はレジストマスク、ゲート電極14及
びサイドウォール絶縁部19bをマスクとしたイオン注
入により、P型外部ベース24はレジストマスク、エミ
ッタ取出部25をマスクとしたイオン注入により、それ
ぞれ形成される。
【0030】(図9の工程)アニールにより縦型NPN
トランジスタのエミッタ26を形成する。最後に、層間
絶縁膜27と、この層間絶縁膜27の平坦化後に開口さ
れたコンタクトホールを介して、各素子のソース/ドレ
イン22、23、外部ベース24、エミッタ取出部2
5、コレクタ取出部9、上部電極15a、下部電極10
に接続する取出電極(Wプラグ)28a〜28iを形成
する。下部電極10用の取出電極28iは、LOCOS
酸化膜4aと4との間の部分から取り出される。なお、
ゲート電極13、14についても、図示されないフィー
ルド領域上で取出電極と接続される。
【0031】以上のようにして、同一半導体基板1上
に、NMOSトランジスタ30とPMOSトランジスタ
31とからなるCMOSトランジスタと、NPNトラン
ジスタ32と、MIS型容量素子33aとが形成され
る。なお、図10はMIS型容量素子33aの平面図を
示し(層間絶縁膜27や取出電極28a〜28iなどを
省略して模式的に示す)、図11は図10における[X
1]−[X1]線方向の断面図を、図12は図10にお
ける[Y1]−[Y1]線方向の断面図を示す。
【0032】以上述べたように、本実施の形態では、容
量素子33aの上部電極15aの縁部は全周にわたりL
OCOS酸化膜4、4a上に位置するため、上部電極1
5aの縁部直下の絶縁層(絶縁膜11a+LOCOS酸
化膜4、4a)が厚くなり、MOSトランジスタ30、
31の形成に伴う上部電極15aへのサイドウォール絶
縁部19cの形成時にプラズマによるダメージが絶縁膜
11aの縁部に及んでも、リーク電流を防ぐことができ
容量素子33aの信頼性の低下を防げる。LOCOS酸
化膜4、4aは例えば数百nmの膜厚であり、容量素子
33a本来の絶縁膜11aより一桁ほど厚いので、絶縁
膜11aの縁部が完全に絶縁破壊されてしまっても、L
OCOS酸化膜4、4aだけで十分リーク電流抑制効果
が得られる。
【0033】また、各素子の形成を別工程とせず、同時
に形成できるプロセスステップでありながら、CMOS
トランジスタとMIS型容量素子33aの製造条件を独
立に設定できることになり、微細CMOSと高容量MI
S型容量素子とを同一基板上に品質を損ねず安定して製
造することができる。
【0034】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発
明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0035】上記各製造工程で示した具体的な製法や処
理方法、更には材質などは一例であって、上記実施の形
態で示したものに限ることはない。また、MOSトラン
ジスタはCMOS構造をとらなくても、NMOS30だ
けあるいはPMOS31だけの場合にも本発明は適用可
能である。また、NPNトランジスタ32がない場合に
も本発明は適用可能である。
【0036】
【発明の効果】本発明の請求項1の半導体装置によれ
ば、上部電極の縁部直下の絶縁膜と下部電極との間に容
量素子の絶縁膜より厚いフィールド絶縁膜が介在されて
いるので、この部分でのリーク電流を確実に抑制して容
量素子の信頼性の低下を防げる。
【0037】本発明の請求項2の半導体装置の製造方法
によれば、上部電極の縁部をフィールド絶縁膜にまで延
在させて形成することで、上部電極の縁部直下の絶縁膜
と下部電極との間に容量素子の絶縁膜より厚いフィール
ド絶縁膜が介在されることになり、この部分でのリーク
電流を確実に抑制して容量素子の信頼性の低下を防げ
る。
【0038】本発明の請求項3の半導体装置の製造方法
によれば、ゲート電極と上部電極とを同材料を用いて且
つ同工程にてまとめて形成することで、工程数が削減で
き、また、半導体装置全体の工程も簡略化され製造が容
易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による半導体装置の製造工
程断面図である。
【図2】図1に続く製造工程断面図である。
【図3】図2に続く製造工程断面図である。
【図4】図3に続く製造工程断面図である。
【図5】図4に続く製造工程断面図である。
【図6】図5に続く製造工程断面図である。
【図7】図6に続く製造工程断面図である。
【図8】図7に続く製造工程断面図である。
【図9】図8に続く製造工程断面図である。
【図10】本発明の実施の形態による容量素子の模式平
面図である。
【図11】図10における[X1]−[X1]線方向の断面
図である。
【図12】図10における[Y1]−[Y1]線方向の断面
図である。
【図13】従来例による半導体装置の製造工程断面図で
ある。
【図14】図13に続く製造工程断面図である。
【図15】図14に続く製造工程断面図である。
【図16】図15に続く製造工程断面図である。
【図17】図16に続く製造工程断面図である。
【図18】図17に続く製造工程断面図である。
【図19】図18に続く製造工程断面図である。
【図20】図19に続く製造工程断面図である。
【図21】図20に続く製造工程断面図である。
【図22】従来例による容量素子の模式平面図である。
【図23】図22における[X2]−[X2]線方向の断面
図である。
【図24】図22における[Y2]−[Y2]線方向の断面
図である。
【符号の説明】
1……P型半導体基板、2……N型埋込層、3……N型
エピタキシャル層、4、4a……LOCOS酸化膜、5
……バッファ酸化膜、6……P型バックゲート層、7…
…P型アイソレーション層、8……N型バックゲート
層、9……N型コレクタ取出部、10……N型下部電
極、11、11a……MIS型容量素子の絶縁膜、12
……ゲート絶縁膜、13、14……ゲート電極、15、
15a……上部電極、16……N型LDD、17……P
型LDD、18……P型ベース、19a〜c……サイド
ウォール絶縁膜、20……N型多結晶シリコン膜、21
……絶縁膜、22……N型ソース/ドレイン、23……
P型ソース/ドレイン、24……P型外部ベース、25
……エミッタ取出部、26……エミッタ、27……層間
絶縁膜、28、28a〜28i……取出電極、30……
NMOSトランジスタ、31……PMOSトランジス
タ、32……NPNトランジスタ、33、33a……M
IS型容量素子。
フロントページの続き Fターム(参考) 5F038 AC03 AC05 AC15 DF01 EZ13 EZ15 EZ16 EZ17 EZ20 5F048 AA07 AA09 AC05 AC10 BA07 BA12 BB05 BC06 BE03 BE05 BG12 CA01 CA03 CA07 CA14 DB01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に、下部電極と、絶縁膜
    と、異方性エッチングによって形成されるサイドウォー
    ル絶縁部を側壁に形成した上部電極とが順に積層されて
    なる容量素子を備えた半導体装置であって、 前記上部電極の縁部直下の前記絶縁膜と前記下部電極と
    の間に、前記絶縁膜の膜厚よりも厚いフィールド絶縁膜
    が介在されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 同一半導体基板上に電界効果トランジス
    タと容量素子とを形成する半導体装置の製造方法であっ
    て、 前記半導体基板上に選択的にフィールド絶縁膜を形成す
    る工程と、 前記半導体基板上に前記容量素子の下部電極を形成する
    工程と、 前記下部電極の、前記フィールド絶縁膜によって囲まれ
    た領域上に、縁部を前記フィールド絶縁膜まで延在させ
    て容量素子用絶縁膜を形成する工程と、 前記容量素子用絶縁膜の上に、縁部を前記フィールド絶
    縁膜まで延在させて上部電極を形成する工程と、 前記半導体基板上に前記電界効果トランジスタのゲート
    絶縁膜を形成する工程と、 前記ゲート絶縁膜の上にゲート電極を形成する工程と、 前記ゲート電極及び前記上部電極を覆うようにして、前
    記半導体基板全体にサイドウォール形成用絶縁膜を形成
    して、該サイドウォール形成用絶縁膜を異方性エッチン
    グすることにより前記ゲート電極及び前記上部電極それ
    ぞれの側壁にサイドウォール絶縁部を形成する工程とを
    有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記ゲート電極と前記上部電極を同一工
    程で形成することを特徴とする請求項2に記載の半導体
    装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100702026B1 (ko) * 2005-03-31 2007-03-30 후지쯔 가부시끼가이샤 비휘발성 반도체 기억 장치와 그 제조 방법

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