JP2003100675A - シリコンウエハ研磨剤 - Google Patents
シリコンウエハ研磨剤Info
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- JP2003100675A JP2003100675A JP2001291882A JP2001291882A JP2003100675A JP 2003100675 A JP2003100675 A JP 2003100675A JP 2001291882 A JP2001291882 A JP 2001291882A JP 2001291882 A JP2001291882 A JP 2001291882A JP 2003100675 A JP2003100675 A JP 2003100675A
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- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 研磨速度の高いシリコンウエハ研
磨剤の提供。 【解決手段】 a1)平均粒径が35〜50n
m、比表面積が65〜85m2/gのコロイダルシリカ
3.5〜5.0重量%、a2)ベ−マイト2.0〜
5.0重量%、b)エチレンジアミン、メチルアミンよ
り選ばれた脂肪族アミン 2.5〜10重量%、および
c)水 75〜91.5重量%を含有するシリコンウエ
ハ研磨剤。
磨剤の提供。 【解決手段】 a1)平均粒径が35〜50n
m、比表面積が65〜85m2/gのコロイダルシリカ
3.5〜5.0重量%、a2)ベ−マイト2.0〜
5.0重量%、b)エチレンジアミン、メチルアミンよ
り選ばれた脂肪族アミン 2.5〜10重量%、および
c)水 75〜91.5重量%を含有するシリコンウエ
ハ研磨剤。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チャック(ウエハ
キャリア)にシリコン基板を固定し、ポリッシャの研磨
布にシリコン基板面に押し当て、シリコン基板と研磨布
を摺動させてシリコンを研磨して1μm程度の表面の鏡
面仕上にする際に用いられるシリコンウエハ研磨剤に関
する。シリコン基板としては、インゴットをワイヤ−ソ
ウでスライスして得た基板の両面を研削、あるいはラッ
ピングしたベアウエハ、シリコン基板の片面にデバイズ
模様が施され、その表面を保護フィルムで被覆された裏
面研削用ウエハが挙げられる。
キャリア)にシリコン基板を固定し、ポリッシャの研磨
布にシリコン基板面に押し当て、シリコン基板と研磨布
を摺動させてシリコンを研磨して1μm程度の表面の鏡
面仕上にする際に用いられるシリコンウエハ研磨剤に関
する。シリコン基板としては、インゴットをワイヤ−ソ
ウでスライスして得た基板の両面を研削、あるいはラッ
ピングしたベアウエハ、シリコン基板の片面にデバイズ
模様が施され、その表面を保護フィルムで被覆された裏
面研削用ウエハが挙げられる。
【0002】
【従来の技術】シリコンウエハ研磨剤としては、平均粒
径が40〜42nmのコロイダルシリカ 3.5〜4重
量%、b1)エチレンジアミン 0.01〜0.5重量
%、b 2)モノエタノ−ルアミン 0.01〜0.05
重量%、およびc)水 残余を含有するシリコンウエハ
研磨剤(pH 約11.5)が実用化されている。
径が40〜42nmのコロイダルシリカ 3.5〜4重
量%、b1)エチレンジアミン 0.01〜0.5重量
%、b 2)モノエタノ−ルアミン 0.01〜0.05
重量%、およびc)水 残余を含有するシリコンウエハ
研磨剤(pH 約11.5)が実用化されている。
【0003】シリコンウエハの径が200mmから30
0mmと拡径するにつれ、研磨速度(単位時間当りのシ
リコン層剥離厚み)がより速いシリコンウエハ研磨剤の
登場が市場より望まれている。
0mmと拡径するにつれ、研磨速度(単位時間当りのシ
リコン層剥離厚み)がより速いシリコンウエハ研磨剤の
登場が市場より望まれている。
【0004】研磨速度を上げるため、過酸化水素を加え
たり、水溶性有機アミンの種類を代えたり、砥粒である
シリカの径を大きくすることが検討されている。例え
ば、エチレンジアミンの3重量%水溶液に、0.4重量
%のコロイダルシリカを添加した研磨剤(特開平2−1
46732号)、平均粒径7〜100nmのシリカを含
有するアルカリ性コロイダルシリカ溶液、シリカ固形分
に対して5〜400重量%の有機水溶性アミン、および
シリカ固形分に対して0.1〜50重量%の弱酸とアル
カリ金属との塩を含有するシリコン研磨剤(特開平4−
313224号)、エチレンジアミンの水溶液に、コロ
イダルシリカを添加し、カセイカリ(KOH)を加えて
pH12.5以下に調整した研磨剤(特開平5−676
00号)、コロイダルシリカを主成分としてコロイダル
シリカの0.01〜10.0容量%のエチレンジアミン
および0.005〜0.3重量%のカテコ−ル、残余の
水よりなる研磨剤(特開平8−339980号)が提案
されている。
たり、水溶性有機アミンの種類を代えたり、砥粒である
シリカの径を大きくすることが検討されている。例え
ば、エチレンジアミンの3重量%水溶液に、0.4重量
%のコロイダルシリカを添加した研磨剤(特開平2−1
46732号)、平均粒径7〜100nmのシリカを含
有するアルカリ性コロイダルシリカ溶液、シリカ固形分
に対して5〜400重量%の有機水溶性アミン、および
シリカ固形分に対して0.1〜50重量%の弱酸とアル
カリ金属との塩を含有するシリコン研磨剤(特開平4−
313224号)、エチレンジアミンの水溶液に、コロ
イダルシリカを添加し、カセイカリ(KOH)を加えて
pH12.5以下に調整した研磨剤(特開平5−676
00号)、コロイダルシリカを主成分としてコロイダル
シリカの0.01〜10.0容量%のエチレンジアミン
および0.005〜0.3重量%のカテコ−ル、残余の
水よりなる研磨剤(特開平8−339980号)が提案
されている。
【0005】我々が追試したところ、シリカの粒径を大
きくしても、他のアミン、例えばトリエチレンテトラミ
ン、トリエタノ−ルアミン、エチルアミン等を用いて
も、酸化剤、還元剤を配合しても実用化されている前記
シリコン研磨剤の研磨速度よりも1.2倍を超える研磨
速度が得られる研磨剤を得ることが困難であった。
きくしても、他のアミン、例えばトリエチレンテトラミ
ン、トリエタノ−ルアミン、エチルアミン等を用いて
も、酸化剤、還元剤を配合しても実用化されている前記
シリコン研磨剤の研磨速度よりも1.2倍を超える研磨
速度が得られる研磨剤を得ることが困難であった。
【0006】我々は、前記追試において比較的に研磨速
度がよいa)平均粒径が35〜50nmのコロイダルシ
リカとb)エチレンジアミン、メチルアミン等の低分子
量脂肪族アミンの組み合せに注目し、シリカの表面積
と、コロイダルシリカおよび低分子量脂肪族アミンの研
磨剤中に占める含有率を検討したところ、比表面積が6
5〜85m2/gのコロイダルシリカを用い、低分子量
脂肪族アミンの研磨剤中に占める含有率を2.5〜10
重量%としたシリコンウエハ研磨剤が、現在実用化され
ている研磨剤の1.5倍以上のシリコン研磨速度を与え
ることを見出し、本発明に到った。
度がよいa)平均粒径が35〜50nmのコロイダルシ
リカとb)エチレンジアミン、メチルアミン等の低分子
量脂肪族アミンの組み合せに注目し、シリカの表面積
と、コロイダルシリカおよび低分子量脂肪族アミンの研
磨剤中に占める含有率を検討したところ、比表面積が6
5〜85m2/gのコロイダルシリカを用い、低分子量
脂肪族アミンの研磨剤中に占める含有率を2.5〜10
重量%としたシリコンウエハ研磨剤が、現在実用化され
ている研磨剤の1.5倍以上のシリコン研磨速度を与え
ることを見出し、本発明に到った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、研磨された
シリコン表面が鏡面仕上となり、かつ、現在使用されて
いるシリコン研磨剤よりも1.5倍以上高い研磨速度を
与えるシリコン研磨剤を提供することを目的とする。
シリコン表面が鏡面仕上となり、かつ、現在使用されて
いるシリコン研磨剤よりも1.5倍以上高い研磨速度を
与えるシリコン研磨剤を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、
a)平均粒径が35〜50nm、比表面積が65〜85
m2/gのコロイダルシリカ 3.5〜5.0重量%、
b)エチレンジアミン、メチルアミンより選ばれた脂肪
族アミン 2.5〜10重量%、およびc)水85〜9
4重量%を含有するシリコンウエハ研磨剤を提供するも
のである。
a)平均粒径が35〜50nm、比表面積が65〜85
m2/gのコロイダルシリカ 3.5〜5.0重量%、
b)エチレンジアミン、メチルアミンより選ばれた脂肪
族アミン 2.5〜10重量%、およびc)水85〜9
4重量%を含有するシリコンウエハ研磨剤を提供するも
のである。
【0009】シリコンの研磨速度が、現在使用されてい
るシリコン研磨剤よりも1.5倍以上高い研磨速度を与
えるシリコン研磨剤である。
るシリコン研磨剤よりも1.5倍以上高い研磨速度を与
えるシリコン研磨剤である。
【0010】本発明の請求項2は、a1)平均粒径が3
5〜50nm、比表面積が65〜85m2/gのコロイ
ダルシリカ 3.5〜5.0重量%、a2)ベ−マイト
2.0〜5.0重量%、b)エチレンジアミン、メチル
アミンより選ばれた脂肪族アミン 2.5〜10重量
%、およびc)水 75〜91.5重量%を含有するシ
リコンウエハ研磨剤を提供するものである。
5〜50nm、比表面積が65〜85m2/gのコロイ
ダルシリカ 3.5〜5.0重量%、a2)ベ−マイト
2.0〜5.0重量%、b)エチレンジアミン、メチル
アミンより選ばれた脂肪族アミン 2.5〜10重量
%、およびc)水 75〜91.5重量%を含有するシ
リコンウエハ研磨剤を提供するものである。
【0011】本発明の請求項3は、a1)平均粒径が3
5〜50nm、比表面積が65〜85m2/gのコロイ
ダルシリカ 3.5〜5.0重量%、a2)ベ−マイト
2.0〜5.0重量%、b1)エチレンジアミン、メチ
ルアミンより選ばれた脂肪族アミン 2.5〜10重量
%、b2)モノエタノ−ルアミン 0.005〜2重量
%およびc)水 74.99〜89.5重量%を含有す
るシリコンウエハ研磨剤を提供するものである。
5〜50nm、比表面積が65〜85m2/gのコロイ
ダルシリカ 3.5〜5.0重量%、a2)ベ−マイト
2.0〜5.0重量%、b1)エチレンジアミン、メチ
ルアミンより選ばれた脂肪族アミン 2.5〜10重量
%、b2)モノエタノ−ルアミン 0.005〜2重量
%およびc)水 74.99〜89.5重量%を含有す
るシリコンウエハ研磨剤を提供するものである。
【0012】これら後者のシリコン研磨剤は、シリコン
の研磨速度が、現在使用されているシリコン研磨剤より
も1.6倍以上高い研磨速度を与える。
の研磨速度が、現在使用されているシリコン研磨剤より
も1.6倍以上高い研磨速度を与える。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。 a)砥粒: a1)コロイダルシリカ a1)のコロイダルシリカは、平均粒径(透過型電子顕
微鏡画像観察で行ない、50%以上占める粒子の径の平
均値)が35〜50nm、比表面積が65〜85m2/
gのもので、ナトリウムイオン、カリウムイオン、また
はアンモニウムイオンで安定化されたものであり、研磨
剤成分中、固形分量で3.5〜5.0重量%の割合で用
いられる。コロイダルシリカの平均粒径、比表面積が上
記範囲内でないと、高い研磨速度を得ることができな
い。コロイダルシリカは、砥粒として単独で、またはベ
−マイトと併用して用いられる。
する。 a)砥粒: a1)コロイダルシリカ a1)のコロイダルシリカは、平均粒径(透過型電子顕
微鏡画像観察で行ない、50%以上占める粒子の径の平
均値)が35〜50nm、比表面積が65〜85m2/
gのもので、ナトリウムイオン、カリウムイオン、また
はアンモニウムイオンで安定化されたものであり、研磨
剤成分中、固形分量で3.5〜5.0重量%の割合で用
いられる。コロイダルシリカの平均粒径、比表面積が上
記範囲内でないと、高い研磨速度を得ることができな
い。コロイダルシリカは、砥粒として単独で、またはベ
−マイトと併用して用いられる。
【0014】a2)ベ−マイト
コロイダルシリカと併用されて研磨速度を向上するベ−
マイトは、アルミナ水和物の一種で、Al・OOHで示
される。ベ−マイトは研磨剤組成中、2.0〜5.0重
量%用いる。ベ−マイトの粒子径は、50〜100nm
のものが好ましい。
マイトは、アルミナ水和物の一種で、Al・OOHで示
される。ベ−マイトは研磨剤組成中、2.0〜5.0重
量%用いる。ベ−マイトの粒子径は、50〜100nm
のものが好ましい。
【0015】b)低分子量水溶性脂肪族アミン:低分子
量水溶性脂肪族アミンとしては、エチレンジアミンまた
はメチルアミンが研磨剤組成中、2.5〜10重量%使
用される。メチルアミンは臭気を有するので、研磨剤の
臭気が無い面からは、エチレンジアミンの方がより好ま
しい。研磨剤は、モノエタノ−ルアミンを0.005〜
2重量%含有していてもよい。
量水溶性脂肪族アミンとしては、エチレンジアミンまた
はメチルアミンが研磨剤組成中、2.5〜10重量%使
用される。メチルアミンは臭気を有するので、研磨剤の
臭気が無い面からは、エチレンジアミンの方がより好ま
しい。研磨剤は、モノエタノ−ルアミンを0.005〜
2重量%含有していてもよい。
【0016】水溶性脂肪族アミンとして、ジエチレント
リアミンもエチレンジアミンと同等の研磨速度を与える
がコストが高いので望ましくない。
リアミンもエチレンジアミンと同等の研磨速度を与える
がコストが高いので望ましくない。
【0017】c)分散媒:分散媒としては、水が研磨剤
組成中、残余量用いられる。 d)その他成分:上記a)成分の砥粒、b)水溶性脂肪
族アミンおよびc)水の他に、必要により、分散助剤、
粘度調整剤、防黴剤を研磨剤中、1重量%以下配合して
もよい。
組成中、残余量用いられる。 d)その他成分:上記a)成分の砥粒、b)水溶性脂肪
族アミンおよびc)水の他に、必要により、分散助剤、
粘度調整剤、防黴剤を研磨剤中、1重量%以下配合して
もよい。
【0018】分散助剤としては、ノニオン性界面活性剤
または両性界面活性剤が挙げられる。ノニオン性界面活
性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエ−テル、
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエ−テル、プルオ
ニック系非イオン性界面活性剤(エチレンオキシドとプ
ロピレンオキシドの付加反応物)、脂肪酸ポリオキシエ
チレンエステル、脂肪酸ポリオキシエチレンソルビタン
エステル、ポリオキシエチレンひまし油、脂肪酸蔗糖エ
ステル、ポリオキシエチレン・オキシプロピレンアルキ
ルエ−テル等が挙げられる。具体的には、ジラウリン酸
ポリエチレングリコ−ルエステル、トリデシルポリオキ
シエチレンエ−テル、ノニルフェニルポリオキシエチレ
ンエ−テル、モノステアリン酸ポリエチレングリコ−
ル、等が挙げられる。好ましくは、HLBが10以上の
化合物が好ましい。
または両性界面活性剤が挙げられる。ノニオン性界面活
性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエ−テル、
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエ−テル、プルオ
ニック系非イオン性界面活性剤(エチレンオキシドとプ
ロピレンオキシドの付加反応物)、脂肪酸ポリオキシエ
チレンエステル、脂肪酸ポリオキシエチレンソルビタン
エステル、ポリオキシエチレンひまし油、脂肪酸蔗糖エ
ステル、ポリオキシエチレン・オキシプロピレンアルキ
ルエ−テル等が挙げられる。具体的には、ジラウリン酸
ポリエチレングリコ−ルエステル、トリデシルポリオキ
シエチレンエ−テル、ノニルフェニルポリオキシエチレ
ンエ−テル、モノステアリン酸ポリエチレングリコ−
ル、等が挙げられる。好ましくは、HLBが10以上の
化合物が好ましい。
【0019】両性界面活性剤としては、N−アルキルス
ルホベタイン変性シリコンオイル、N−アルキルニトリ
ロトリ酢酸、N−アルキルジメチルベタイン、α−トリ
メチルアンモニオ脂肪酸、N−アルキルβ−アミノプロ
ピオン酸、N−アルキルβ−イミノジプロピオン酸塩、
N−アルキルオキシメチル-N,N-ジエチルベタイン、
2−アルキルイミダゾリン誘導体、N−アルキルスルホ
ベタイン等が挙げられる。
ルホベタイン変性シリコンオイル、N−アルキルニトリ
ロトリ酢酸、N−アルキルジメチルベタイン、α−トリ
メチルアンモニオ脂肪酸、N−アルキルβ−アミノプロ
ピオン酸、N−アルキルβ−イミノジプロピオン酸塩、
N−アルキルオキシメチル-N,N-ジエチルベタイン、
2−アルキルイミダゾリン誘導体、N−アルキルスルホ
ベタイン等が挙げられる。
【0020】粘度調整剤としては、ポリアクリル酸ソ−
ダ、アクリル酸アルキルエステル・アクリルアミド・ア
クリル酸共重合体等の水溶性高分子化合物が用いられ
る。
ダ、アクリル酸アルキルエステル・アクリルアミド・ア
クリル酸共重合体等の水溶性高分子化合物が用いられ
る。
【0021】前述のような組成のシリコン研磨剤は、強
いアルカリ性で、そのpHは、10〜12.5が一般で
ある。
いアルカリ性で、そのpHは、10〜12.5が一般で
ある。
【0022】
【実施例】以下の組成のシリコン研磨剤を用い、300
mm径、厚み約600μmのシリコンウエハを株式会社
岡本工作機械製作所の研磨装置SPP801ATの基
板キャリアに減圧吸引して固定し、ロデ−ルの研磨布”
SUBA#800(商品名)を表面に貼った研磨プラテ
ンに300g/cm2の圧で押し当てながら、かつ、研
磨布表面に研磨剤を200cc/分量供給しつつ、前記
キャリアの回転数を60rpm、研磨プラテンの回転数
を60rpmで回転(回転方向は逆方向)させ、180
秒摺動させることによりシリコンウエハ表面を研磨し
た。180秒研磨を行なったときのシリコンウエハの厚
み減を測定した。この1分間当りの厚み減を、ブランク
実験として用いた市販の研磨剤(参考例1)を用いた際
のシリコンの1分間当りの厚み減と比較し、研磨速度比
を算出した。
mm径、厚み約600μmのシリコンウエハを株式会社
岡本工作機械製作所の研磨装置SPP801ATの基
板キャリアに減圧吸引して固定し、ロデ−ルの研磨布”
SUBA#800(商品名)を表面に貼った研磨プラテ
ンに300g/cm2の圧で押し当てながら、かつ、研
磨布表面に研磨剤を200cc/分量供給しつつ、前記
キャリアの回転数を60rpm、研磨プラテンの回転数
を60rpmで回転(回転方向は逆方向)させ、180
秒摺動させることによりシリコンウエハ表面を研磨し
た。180秒研磨を行なったときのシリコンウエハの厚
み減を測定した。この1分間当りの厚み減を、ブランク
実験として用いた市販の研磨剤(参考例1)を用いた際
のシリコンの1分間当りの厚み減と比較し、研磨速度比
を算出した。
【0023】参考例1
a)平均粒径42nm、比表面積75m2/gのコロイ
ダルシリカ(固形分)4.0重量%、b1)エチレンジ
アミン 0.02重量%、b2)モノエタノ−ルアミン
0.02重量%、c)水 95.96重量%のシリコ
ン研磨剤。 研磨速度 0.73μm/分。
ダルシリカ(固形分)4.0重量%、b1)エチレンジ
アミン 0.02重量%、b2)モノエタノ−ルアミン
0.02重量%、c)水 95.96重量%のシリコ
ン研磨剤。 研磨速度 0.73μm/分。
【0024】実施例1
a)平均粒径42nm、比表面積75m2/gのコロイ
ダルシリカ(固形分)3.8重量%、b1)エチレンジ
アミン 10重量%、b2)モノエタノ−ルアミン
0.01重量%、c)水 86.29重量%のシリコン
研磨剤。 研磨速度 1.153μm/分。 研磨速度比 1.
58倍。
ダルシリカ(固形分)3.8重量%、b1)エチレンジ
アミン 10重量%、b2)モノエタノ−ルアミン
0.01重量%、c)水 86.29重量%のシリコン
研磨剤。 研磨速度 1.153μm/分。 研磨速度比 1.
58倍。
【0025】実施例2
a)平均粒径42nm、比表面積75m2/gのコロイ
ダルシリカ(固形分)3.8重量%、b1)エチレンジ
アミン 3.1重量%、c)水 93.1重量%のシリ
コン研磨剤。 研磨速度 1.143μm/分。 研磨速度比 1.
57倍。
ダルシリカ(固形分)3.8重量%、b1)エチレンジ
アミン 3.1重量%、c)水 93.1重量%のシリ
コン研磨剤。 研磨速度 1.143μm/分。 研磨速度比 1.
57倍。
【0026】実施例3
a)平均粒径42nm、比表面積75m2/gのコロイ
ダルシリカ(固形分)3.8重量%、b1)メチルアミ
ン 4.0重量%、b2)エチレンジアミン0.5重量
%、c)水 91.7重量%のシリコン研磨剤。 研磨速度 1.10μm/分。 研磨速度比 1.5
1倍。
ダルシリカ(固形分)3.8重量%、b1)メチルアミ
ン 4.0重量%、b2)エチレンジアミン0.5重量
%、c)水 91.7重量%のシリコン研磨剤。 研磨速度 1.10μm/分。 研磨速度比 1.5
1倍。
【0027】比較例1
a)平均粒径42nm、比表面積75m2/gのコロイ
ダルシリカ(固形分)3.8重量%、b1)ジメチルア
ミン 3.1重量%、b2)エチレンジアミン 0.5
重量%、c)水 92.6重量%のシリコン研磨剤。 研磨速度 0.657μm/分。 研磨速度比 0.
90倍。
ダルシリカ(固形分)3.8重量%、b1)ジメチルア
ミン 3.1重量%、b2)エチレンジアミン 0.5
重量%、c)水 92.6重量%のシリコン研磨剤。 研磨速度 0.657μm/分。 研磨速度比 0.
90倍。
【0028】実施例4
a1)平均粒径38nm、比表面積70m2/gのコロ
イダルシリカ(固形分) 4.0重量%、a2)平均粒
径80nmのベ−マイト3.0重量%、b1)エチレン
ジアミン 10.0重量%、c)水 83.0重量%の
シリコン研磨剤。 研磨速度 1.22μm/分。 研磨速度比 1.6
7倍。
イダルシリカ(固形分) 4.0重量%、a2)平均粒
径80nmのベ−マイト3.0重量%、b1)エチレン
ジアミン 10.0重量%、c)水 83.0重量%の
シリコン研磨剤。 研磨速度 1.22μm/分。 研磨速度比 1.6
7倍。
【0029】実施例5
a1)平均粒径42nm、比表面積75m2/gのコロ
イダルシリカ(固形分) 4.0重量%、a2)平均粒
径80nmのベ−マイト3.0重量%、b1)エチレン
ジアミン 10.0重量%、c)水 83.0重量%の
シリコン研磨剤(pH11.7)。 研磨速度 1.24μm/分。 研磨速度比 1.7
0倍。
イダルシリカ(固形分) 4.0重量%、a2)平均粒
径80nmのベ−マイト3.0重量%、b1)エチレン
ジアミン 10.0重量%、c)水 83.0重量%の
シリコン研磨剤(pH11.7)。 研磨速度 1.24μm/分。 研磨速度比 1.7
0倍。
【0030】比較例2
a1)平均粒径30nm、比表面積50m2/gのコロ
イダルシリカ(固形分) 4.0重量%、a2)平均粒
径80nmのベ−マイト3.0重量%、b)メチルアミ
ン 2.5重量%、c)水 90.5重量%のシリコン
研磨剤。 研磨速度 0.993μm/分。 研磨速度比 1.
36倍。
イダルシリカ(固形分) 4.0重量%、a2)平均粒
径80nmのベ−マイト3.0重量%、b)メチルアミ
ン 2.5重量%、c)水 90.5重量%のシリコン
研磨剤。 研磨速度 0.993μm/分。 研磨速度比 1.
36倍。
【0031】比較例3
a1)平均粒径7nm、比表面積300m2/gのコロ
イダルシリカ(固形分) 4.0重量%、a2)平均粒
径80nmのベ−マイト3.0重量%、b)ジメチルア
ミン 2.5重量%、c)水 90.5重量%のシリコ
ン研磨剤。 研磨速度 0.81μm/分。 研磨速度比 1.1
1倍。
イダルシリカ(固形分) 4.0重量%、a2)平均粒
径80nmのベ−マイト3.0重量%、b)ジメチルア
ミン 2.5重量%、c)水 90.5重量%のシリコ
ン研磨剤。 研磨速度 0.81μm/分。 研磨速度比 1.1
1倍。
【0032】比較例4
a)平均粒径42nm、比表面積75m2/gのコロイ
ダルシリカ(固形分)4.0重量%、b1)ジエチレン
トリアミン 10.0重量%、b2)モノエタノ−ルア
ミン 0.01重量%、c)水 85.99重量%のシ
リコン研磨剤。 研磨速度 0.869μm/分。 研磨速度比 1.
19倍。
ダルシリカ(固形分)4.0重量%、b1)ジエチレン
トリアミン 10.0重量%、b2)モノエタノ−ルア
ミン 0.01重量%、c)水 85.99重量%のシ
リコン研磨剤。 研磨速度 0.869μm/分。 研磨速度比 1.
19倍。
【0033】比較例5
a)平均粒径42nm、比表面積75m2/gのコロイ
ダルシリカ(固形分)4.0重量%、b1)エチレンジ
アミン 0.02重量%、b2)モノエタノ−ルアミン
0.02重量%、c)水 92.96重量%および
d)チオ硫酸ソ−ダ3重量%のシリコン研磨剤。 研磨速度 0.86μm/分。 研磨速度比 1.1
8倍。
ダルシリカ(固形分)4.0重量%、b1)エチレンジ
アミン 0.02重量%、b2)モノエタノ−ルアミン
0.02重量%、c)水 92.96重量%および
d)チオ硫酸ソ−ダ3重量%のシリコン研磨剤。 研磨速度 0.86μm/分。 研磨速度比 1.1
8倍。
【0034】なお、実施例、比較例および参考例とも、
研磨されたシリコン基板表面は、いずれも鏡面を呈し
た。
研磨されたシリコン基板表面は、いずれも鏡面を呈し
た。
【0035】
【発明の効果】本発明のシリコン研磨剤は、研磨された
シリコン基板表面に傷を付けることがなく、研磨速度が
速い利点を有する。
シリコン基板表面に傷を付けることがなく、研磨速度が
速い利点を有する。
Claims (3)
- 【請求項1】 a)平均粒径が35〜50nm、比表面
積が65〜85m2/gのコロイダルシリカ 3.5〜
5.0重量%、b)エチレンジアミン、メチルアミンよ
り選ばれた脂肪族アミン 2.5〜10重量%、および
c)水 85〜94重量%を含有するシリコンウエハ研
磨剤。 - 【請求項2】 a1)平均粒径が35〜50nm、比表
面積が65〜85m 2/gのコロイダルシリカ 3.5
〜5.0重量%、a2)ベ−マイト2.0〜5.0重量
%、b)エチレンジアミン、メチルアミンより選ばれた
脂肪族アミン2.5〜10重量%、およびc)水 75
〜91.5重量%を含有するシリコンウエハ研磨剤。 - 【請求項3】 a1)平均粒径が35〜50nm、比表
面積が65〜85m 2/gのコロイダルシリカ 3.5
〜5.0重量%、a2)ベ−マイト2.0〜5.0重量
%、b1)エチレンジアミン、メチルアミンより選ばれ
た脂肪族アミン 2.5〜10重量%、b2)モノエタ
ノ−ルアミン 0.005〜2重量%およびc)水 7
4.99〜89.5重量%を含有するシリコンウエハ研
磨剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001291882A JP2003100675A (ja) | 2001-09-25 | 2001-09-25 | シリコンウエハ研磨剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001291882A JP2003100675A (ja) | 2001-09-25 | 2001-09-25 | シリコンウエハ研磨剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003100675A true JP2003100675A (ja) | 2003-04-04 |
Family
ID=19113950
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001291882A Pending JP2003100675A (ja) | 2001-09-25 | 2001-09-25 | シリコンウエハ研磨剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003100675A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007326916A (ja) * | 2006-06-06 | 2007-12-20 | Nitta Haas Inc | 研磨用組成物および研磨用組成物の製造方法 |
JP2019008846A (ja) * | 2017-06-22 | 2019-01-17 | 山口精研工業株式会社 | 磁気ディスク基板用研磨剤組成物 |
KR20230151894A (ko) | 2022-04-26 | 2023-11-02 | 신에쯔 한도타이 가부시키가이샤 | 연마용 조성물, 실리콘웨이퍼의 연마방법, 및 연마장치 |
-
2001
- 2001-09-25 JP JP2001291882A patent/JP2003100675A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007326916A (ja) * | 2006-06-06 | 2007-12-20 | Nitta Haas Inc | 研磨用組成物および研磨用組成物の製造方法 |
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