JP2003100364A - 電線接続器及び照明器具 - Google Patents
電線接続器及び照明器具Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】電線受け部と鎖錠片との間に挿入して接続され
た電線が、引っ張られても不用意に抜けないようにした
電源端子台を得ることにある。 【解決手段】基板部81から第1、第2の電線受け部82,8
3と、これら受け部に斜めに対向する弾性変形可能な第
1、第2の鎖錠片を有する鎖錠板とを夫々折り曲げた速
結端子22,23を、筐体が備えるボディ25に開けられた電
線挿入孔41〜44に鎖錠片84b、84cの先端部を対向させて
筐体に内蔵する。電線受け部83をその幅方向中央が鎖錠
片の先端から最も離れるように断面V字状に形成する。
ボディ25の壁部の裏面に電線受け部83を支える受け部支
えリブ72を形成する。このリブ72が電線受け部83の断面
略V字形状に対応する断面略V字状溝72aを有している
ことを特徴としている。
た電線が、引っ張られても不用意に抜けないようにした
電源端子台を得ることにある。 【解決手段】基板部81から第1、第2の電線受け部82,8
3と、これら受け部に斜めに対向する弾性変形可能な第
1、第2の鎖錠片を有する鎖錠板とを夫々折り曲げた速
結端子22,23を、筐体が備えるボディ25に開けられた電
線挿入孔41〜44に鎖錠片84b、84cの先端部を対向させて
筐体に内蔵する。電線受け部83をその幅方向中央が鎖錠
片の先端から最も離れるように断面V字状に形成する。
ボディ25の壁部の裏面に電線受け部83を支える受け部支
えリブ72を形成する。このリブ72が電線受け部83の断面
略V字形状に対応する断面略V字状溝72aを有している
ことを特徴としている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線受け部と弾性
変形する鎖錠片との間に電線を挿入して接続する速結端
子を備える電線接続器、及び電源線と器具内配線(負荷
線)との中継をなす電源端子台として用いた前記電線接
続器を備える蛍光灯照明器具等の照明器具に関する。
変形する鎖錠片との間に電線を挿入して接続する速結端
子を備える電線接続器、及び電源線と器具内配線(負荷
線)との中継をなす電源端子台として用いた前記電線接
続器を備える蛍光灯照明器具等の照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】電源端子台が備える速結端子の中で、電
源線と負荷線との接続を中継するものがあり、その従来
例が図12に示されている。この速結端子1は、1枚の
金属板を折り曲げてなり、基板部2と、この基板部2か
ら同一面側に折り曲げられた第1、第2の電線受け部
3、4と、これら受け部3、4間に位置して基板部2か
ら折り曲げられた鎖錠板5と、第2電線受け部4から基
板部2とは逆側に折り曲げられた第3電線受け部6と、
この受け部6から第2電線受け部4と略平行に折り曲げ
られた板部分から切起こされた第3鎖錠片7とを備え
る。鎖錠板5は両電線受け部3、4に個別に斜めに対向
するように折り曲げられた第1、第2の鎖錠片5a、5
bを有している。第3鎖錠片7は第3電線受け部6に斜
めに対向している。
源線と負荷線との接続を中継するものがあり、その従来
例が図12に示されている。この速結端子1は、1枚の
金属板を折り曲げてなり、基板部2と、この基板部2か
ら同一面側に折り曲げられた第1、第2の電線受け部
3、4と、これら受け部3、4間に位置して基板部2か
ら折り曲げられた鎖錠板5と、第2電線受け部4から基
板部2とは逆側に折り曲げられた第3電線受け部6と、
この受け部6から第2電線受け部4と略平行に折り曲げ
られた板部分から切起こされた第3鎖錠片7とを備え
る。鎖錠板5は両電線受け部3、4に個別に斜めに対向
するように折り曲げられた第1、第2の鎖錠片5a、5
bを有している。第3鎖錠片7は第3電線受け部6に斜
めに対向している。
【0003】この速結端子1は、電線供給用電線挿入
孔、電源送り用電源挿入孔、及び負荷用電線挿入孔を有
した図示しない筐体に収容される。この収容状態では、
第1、第2の鎖錠片5a、5bの先端部は電線供給用及
び電源送り用の電線挿入孔に対向し、第3鎖錠片7の先
端部は負荷線用電線挿入孔に対向している。そのため、
電線挿入孔に挿入された供給用又は送り用の電線(電源
線)の芯線は、電線受け部3又は4とこれに対向してい
る鎖錠片5a、5bとの間に差し込まれてこれらに挟持
される。同様に、負荷用電線挿入孔に挿入された負荷用
電線(負荷線)は、電線受け部6と第3鎖錠片7との間
に差し込まれてこれらに挟持される。それによって、速
結端子1は電源線と負荷線とを中継する。
孔、電源送り用電源挿入孔、及び負荷用電線挿入孔を有
した図示しない筐体に収容される。この収容状態では、
第1、第2の鎖錠片5a、5bの先端部は電線供給用及
び電源送り用の電線挿入孔に対向し、第3鎖錠片7の先
端部は負荷線用電線挿入孔に対向している。そのため、
電線挿入孔に挿入された供給用又は送り用の電線(電源
線)の芯線は、電線受け部3又は4とこれに対向してい
る鎖錠片5a、5bとの間に差し込まれてこれらに挟持
される。同様に、負荷用電線挿入孔に挿入された負荷用
電線(負荷線)は、電線受け部6と第3鎖錠片7との間
に差し込まれてこれらに挟持される。それによって、速
結端子1は電源線と負荷線とを中継する。
【0004】そして、速結端子1の第2鎖錠片5bの先
端とこれに対向する第2電線受け部4が直角に折れ曲が
った第3電線受け部6側部分とは、図12に示すように
略平行に形成されていた。言い換えれば、第2鎖錠片5
bと第2電線受け部4との間の隙間gは、第2電線受け
部4が第3電線受け部6側に向けて基板部2から突出す
るに従って開き気味になっている。又、前記筐体には速
結端子を支持するためのリブや凸部等が形成されてい
て、そのうち第2電線受け部4を第2鎖錠片5bと反対
側から支持するリブは、第2電線受け部4と平行で、こ
の受け部4に近接して設けられている。
端とこれに対向する第2電線受け部4が直角に折れ曲が
った第3電線受け部6側部分とは、図12に示すように
略平行に形成されていた。言い換えれば、第2鎖錠片5
bと第2電線受け部4との間の隙間gは、第2電線受け
部4が第3電線受け部6側に向けて基板部2から突出す
るに従って開き気味になっている。又、前記筐体には速
結端子を支持するためのリブや凸部等が形成されてい
て、そのうち第2電線受け部4を第2鎖錠片5bと反対
側から支持するリブは、第2電線受け部4と平行で、こ
の受け部4に近接して設けられている。
【0005】ところで、既述の電線の差込み接続のう
ち、第1、第2の電線挿入孔に挿入される電源線の接続
は電気工事担当者によりなされ、この接続後には、所定
値以上の引っ張り力でも電源線が抜けないことを確認
(引き抜き確認)する作業が行なわれる。
ち、第1、第2の電線挿入孔に挿入される電源線の接続
は電気工事担当者によりなされ、この接続後には、所定
値以上の引っ張り力でも電源線が抜けないことを確認
(引き抜き確認)する作業が行なわれる。
【0006】しかし、その際に加えられる引っ張り力に
より、第2電線受け部4は第2鎖錠片5bの先端から遠
ざかる方向(矢印aで示す。)に僅かに変形されること
があって、第2電線受け部4と第2鎖錠片5bとの間の
隙間gは更に開き気味となる。更に、速結端子1が収容
された位置での多少のクリアランスの範囲で、速結端子
1全体が電源線に対して相対的に僅かに動く(矢印cで
示す。)ことがある。第2電線受け部4における第3電
線受け部6に近い部分と第2鎖錠片5bの突出方向先端
寄り部分5cとで電源線が挟まれる。
より、第2電線受け部4は第2鎖錠片5bの先端から遠
ざかる方向(矢印aで示す。)に僅かに変形されること
があって、第2電線受け部4と第2鎖錠片5bとの間の
隙間gは更に開き気味となる。更に、速結端子1が収容
された位置での多少のクリアランスの範囲で、速結端子
1全体が電源線に対して相対的に僅かに動く(矢印cで
示す。)ことがある。第2電線受け部4における第3電
線受け部6に近い部分と第2鎖錠片5bの突出方向先端
寄り部分5cとで電源線が挟まれる。
【0007】この状態では、第2鎖錠片5bの突出方向
(出幅方向)先端側部分は電源線を挟む適正挟持位置
(第2鎖錠片5bの幅方向の中央部)からずれているの
で、電源線に作用するばね圧は弱い。そのため、電源線
と速結端子1との接触安定性が低下して、前記引っ張り
力によって電源線が不用意に抜ける恐れが考えられる。
(出幅方向)先端側部分は電源線を挟む適正挟持位置
(第2鎖錠片5bの幅方向の中央部)からずれているの
で、電源線に作用するばね圧は弱い。そのため、電源線
と速結端子1との接触安定性が低下して、前記引っ張り
力によって電源線が不用意に抜ける恐れが考えられる。
【0008】又、鎖錠板5aは基板部2と連続する個所
以外には支持されていない。そのため、電源線に加えら
れる前記引っ張り力により、第2鎖錠片5bが引き抜き
方向に変形しながら鎖錠板5全体が電源線から遠ざかる
方向(矢印cで示す。)に僅かに動かされることがあ
る。この移動に伴い第2鎖錠片5bのばね圧が低下する
ので、前記引っ張り力によって電源線が抜ける恐れが考
えられる。
以外には支持されていない。そのため、電源線に加えら
れる前記引っ張り力により、第2鎖錠片5bが引き抜き
方向に変形しながら鎖錠板5全体が電源線から遠ざかる
方向(矢印cで示す。)に僅かに動かされることがあ
る。この移動に伴い第2鎖錠片5bのばね圧が低下する
ので、前記引っ張り力によって電源線が抜ける恐れが考
えられる。
【0009】更に、電源線に加えられる前記引っ張り力
は、電線受け部3、4に対向して斜めに設けられている
第1、第2の鎖錠片5a、5bの根元に主として作用す
る。この力により第1、第2の鎖錠片5a、5bがその
根元で座屈することがあると、これら鎖錠片5a、5b
のばね圧が大幅に低下する。そのため、前記引っ張り力
によって電源線が容易に抜ける恐れが考えられる。
は、電線受け部3、4に対向して斜めに設けられている
第1、第2の鎖錠片5a、5bの根元に主として作用す
る。この力により第1、第2の鎖錠片5a、5bがその
根元で座屈することがあると、これら鎖錠片5a、5b
のばね圧が大幅に低下する。そのため、前記引っ張り力
によって電源線が容易に抜ける恐れが考えられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、電線受け部と鎖錠片との間に挿入して接続
された電線が、引っ張られても不用意に抜けないように
した電線接続器及びこの接続器を備える照明器具を得る
ことにある。
する課題は、電線受け部と鎖錠片との間に挿入して接続
された電線が、引っ張られても不用意に抜けないように
した電線接続器及びこの接続器を備える照明器具を得る
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1の発明の電線接続器は、基板部、この基板
部から同一面側に折り曲げて突出された第1、第2の電
線受け部、及び前記電線受け部に斜めに対向する弾性変
形可能な第1、第2の鎖錠片を有して前記基板部から前
記一面側に突出された鎖錠板を備え、前記電線受け部を
その幅方向中央が前記鎖錠片の先端から最も離れるよう
に断面略V字状に形成した速結端子と、電源供給用電線
挿入孔及び電源送り用電線挿入孔が夫々開けられた壁部
を有するボディ、及びこのボディに連結されたカバーを
備え、前記第1、第2の鎖錠片の先端部を前記電線挿入
孔に個別に対向させて前記速結端子を内蔵するととも
に、前記電線挿入孔に電線が挿入されても前記電線受け
部の断面略V字形状を維持するように形成された筐体
と、を具備したことを特徴としている。
に、請求項1の発明の電線接続器は、基板部、この基板
部から同一面側に折り曲げて突出された第1、第2の電
線受け部、及び前記電線受け部に斜めに対向する弾性変
形可能な第1、第2の鎖錠片を有して前記基板部から前
記一面側に突出された鎖錠板を備え、前記電線受け部を
その幅方向中央が前記鎖錠片の先端から最も離れるよう
に断面略V字状に形成した速結端子と、電源供給用電線
挿入孔及び電源送り用電線挿入孔が夫々開けられた壁部
を有するボディ、及びこのボディに連結されたカバーを
備え、前記第1、第2の鎖錠片の先端部を前記電線挿入
孔に個別に対向させて前記速結端子を内蔵するととも
に、前記電線挿入孔に電線が挿入されても前記電線受け
部の断面略V字形状を維持するように形成された筐体
と、を具備したことを特徴としている。
【0012】この請求項1の発明においては、電線受け
部が断面略V字状であるので、鎖錠片と電線受け部との
間の挟持間隙は、電線受け部の出幅方向中央が最も広
く、前記出幅方向両端側ほど狭くなっている。そして、
電線受け部の形状は筐体で維持されているから、鎖錠片
と電線受け部との間の挟持間隙に電線が挿入された状態
でも、その断面略V字状を維持できる。そのため、電線
受け部と鎖錠片との間に挿入された電線を、電線受け部
の出幅方向中央に対応する位置、つまり、適正挟持位置
に挟持し易いとともに、挿入された電線が引っ張られた
際に、この電線が鎖錠片の突出方向(出幅方向)先端寄
りに動かされて、鎖錠片のばね圧が弱いところで電線が
電線受け部との間に挟持されないようにできる。
部が断面略V字状であるので、鎖錠片と電線受け部との
間の挟持間隙は、電線受け部の出幅方向中央が最も広
く、前記出幅方向両端側ほど狭くなっている。そして、
電線受け部の形状は筐体で維持されているから、鎖錠片
と電線受け部との間の挟持間隙に電線が挿入された状態
でも、その断面略V字状を維持できる。そのため、電線
受け部と鎖錠片との間に挿入された電線を、電線受け部
の出幅方向中央に対応する位置、つまり、適正挟持位置
に挟持し易いとともに、挿入された電線が引っ張られた
際に、この電線が鎖錠片の突出方向(出幅方向)先端寄
りに動かされて、鎖錠片のばね圧が弱いところで電線が
電線受け部との間に挟持されないようにできる。
【0013】又、前記課題を解決するために、請求項2
の発明の電線接続器は、基板部、この基板部から同一面
側に折り曲げて突出された第1、第2の電線受け部、及
び前記電線受け部に斜めに対向する弾性変形可能な第
1、第2の鎖錠片を有して前記基板部から前記一面側に
突出された電源用鎖錠板、前記第2電線受け部から前記
基板部とは逆側に折り曲げられた第3電線受け部、及び
この第3電線受け部から前記第1、第2の電線受け部と
略平行に折り曲げられるとともに前記第3電線受け部に
斜めに対向する弾性変形可能な第3の鎖錠片を有する負
荷用鎖錠板とを備え、前記第2電線受け部をその幅方向
中央が前記鎖錠片の先端から最も離れるように断面略V
字状に形成した速結端子と、電源供給用電線挿入孔及び
電源送り用電線挿入孔が夫々開けられた壁部を有し、こ
の壁部に対して略直角な一側壁に負荷用電線挿入孔が開
けられたボディ、及びこのボディに連結されたカバーを
備え、前記第1、第2の鎖錠片の先端部を前記電源供給
用及び電源送りの電線挿入孔に個別に対向させるととも
に、前記第3鎖錠片の先端部を前記負荷用電線挿入孔に
対向させて前記速結端子を内蔵し、かつ、前記電線挿入
孔に電線が挿入されても前記第2電線受け部の断面略V
字形状を維持するように形成された筐体と、を具備した
ことを特徴としている。
の発明の電線接続器は、基板部、この基板部から同一面
側に折り曲げて突出された第1、第2の電線受け部、及
び前記電線受け部に斜めに対向する弾性変形可能な第
1、第2の鎖錠片を有して前記基板部から前記一面側に
突出された電源用鎖錠板、前記第2電線受け部から前記
基板部とは逆側に折り曲げられた第3電線受け部、及び
この第3電線受け部から前記第1、第2の電線受け部と
略平行に折り曲げられるとともに前記第3電線受け部に
斜めに対向する弾性変形可能な第3の鎖錠片を有する負
荷用鎖錠板とを備え、前記第2電線受け部をその幅方向
中央が前記鎖錠片の先端から最も離れるように断面略V
字状に形成した速結端子と、電源供給用電線挿入孔及び
電源送り用電線挿入孔が夫々開けられた壁部を有し、こ
の壁部に対して略直角な一側壁に負荷用電線挿入孔が開
けられたボディ、及びこのボディに連結されたカバーを
備え、前記第1、第2の鎖錠片の先端部を前記電源供給
用及び電源送りの電線挿入孔に個別に対向させるととも
に、前記第3鎖錠片の先端部を前記負荷用電線挿入孔に
対向させて前記速結端子を内蔵し、かつ、前記電線挿入
孔に電線が挿入されても前記第2電線受け部の断面略V
字形状を維持するように形成された筐体と、を具備した
ことを特徴としている。
【0014】この請求項2の発明においては、電線受け
部が断面略V字状であるので、鎖錠板の第2鎖錠片と第
2電線受け部との間の挟持間隙は、第2電線受け部の出
幅方向中央が最も広く、前記出幅方向両端側ほど狭くな
っている。そして、第2電線受け部の形状は筐体で維持
されているから、第2鎖錠片と第2電線受け部との間の
挟持間隙に電線が挿入された状態でも、その断面略V字
状を維持できる。そのため、第2電線受け部と第2鎖錠
片との間に挿入された電線を、第2電線受け部の出幅方
向中央に対応する位置、つまり、適正挟持位置に挟持し
易いとともに、挿入された電線が引っ張られた際に、こ
の電線が第2鎖錠片の突出方向(出幅方向)先端寄りに
動かされて、この第2鎖錠片のばね圧が弱いところで電
線が第2電線受け部との間に挟持されないようにでき
る。
部が断面略V字状であるので、鎖錠板の第2鎖錠片と第
2電線受け部との間の挟持間隙は、第2電線受け部の出
幅方向中央が最も広く、前記出幅方向両端側ほど狭くな
っている。そして、第2電線受け部の形状は筐体で維持
されているから、第2鎖錠片と第2電線受け部との間の
挟持間隙に電線が挿入された状態でも、その断面略V字
状を維持できる。そのため、第2電線受け部と第2鎖錠
片との間に挿入された電線を、第2電線受け部の出幅方
向中央に対応する位置、つまり、適正挟持位置に挟持し
易いとともに、挿入された電線が引っ張られた際に、こ
の電線が第2鎖錠片の突出方向(出幅方向)先端寄りに
動かされて、この第2鎖錠片のばね圧が弱いところで電
線が第2電線受け部との間に挟持されないようにでき
る。
【0015】請求項3の発明の電線接続器は、請求項1
又は2に記載の筐体の前記壁部の裏面に前記電線受け部
を支える受け部支えを形成し、この受け部支えが前記電
線受け部の断面略V字形状に対応する断面略V字状溝を
有していることを特徴としている。
又は2に記載の筐体の前記壁部の裏面に前記電線受け部
を支える受け部支えを形成し、この受け部支えが前記電
線受け部の断面略V字形状に対応する断面略V字状溝を
有していることを特徴としている。
【0016】この請求項3の発明においては、受け部支
えの断面略V字状溝により、電線受け部の断面略V字形
状を、より確実に維持できる。
えの断面略V字状溝により、電線受け部の断面略V字形
状を、より確実に維持できる。
【0017】請求項4の発明の電線接続器は、請求項1
から3の内のいずれか1項に記載の受け部支え用リブを
このリブを境に前記鎖錠板とは反対側から支える補助リ
ブを、前記受け部支えリブの溝底に対応する位置に一体
に接続して前記壁部の裏面に形成したことを特徴として
いる。
から3の内のいずれか1項に記載の受け部支え用リブを
このリブを境に前記鎖錠板とは反対側から支える補助リ
ブを、前記受け部支えリブの溝底に対応する位置に一体
に接続して前記壁部の裏面に形成したことを特徴として
いる。
【0018】この請求項4の発明においては、第2鎖錠
片と第2電線受け部との間の隙間に電線が挿入される際
に、受け部支えリブに大きな荷重が掛かる位置をその裏
側から補助リブで支持したので、受け部支えリブの断面
略V字状溝の形状とともに電線受け部の断面略V字状を
より確実に維持できる。
片と第2電線受け部との間の隙間に電線が挿入される際
に、受け部支えリブに大きな荷重が掛かる位置をその裏
側から補助リブで支持したので、受け部支えリブの断面
略V字状溝の形状とともに電線受け部の断面略V字状を
より確実に維持できる。
【0019】請求項5の発明の電線接続器は、請求項2
から4の内のいずれか1項に記載の第2電線受け部と前
記第3電線受け部とが相互間に鋭角な隅部を形成して連
なっているとともに、この隅部に前記受け部支え用リブ
が入り込んで、この入り込んだ部分と前記第3電線受け
部との間に微小間隙を設けたことを特徴としている。
から4の内のいずれか1項に記載の第2電線受け部と前
記第3電線受け部とが相互間に鋭角な隅部を形成して連
なっているとともに、この隅部に前記受け部支え用リブ
が入り込んで、この入り込んだ部分と前記第3電線受け
部との間に微小間隙を設けたことを特徴としている。
【0020】この請求項5の発明においては、前記隅部
に入り込んだ受け部支え用リブにより、第2電線受け部
の形状をより維持し易いとともに、挿入された電線が引
っ張られた際に、受け部支え用リブに第3電線受け部を
直ちに当接させて、速結端子の不要な動きを極小にでき
る。
に入り込んだ受け部支え用リブにより、第2電線受け部
の形状をより維持し易いとともに、挿入された電線が引
っ張られた際に、受け部支え用リブに第3電線受け部を
直ちに当接させて、速結端子の不要な動きを極小にでき
る。
【0021】請求項6の発明の電線接続器は、請求項1
から5の内のいずれか1項に記載の鎖錠板の前記第1、
第2の鎖錠片間の基部から折れ曲がった前記第1、第2
の鎖錠片の根元に接する鎖錠片当接部を、前記壁部の裏
面に形成したことを特徴としている。
から5の内のいずれか1項に記載の鎖錠板の前記第1、
第2の鎖錠片間の基部から折れ曲がった前記第1、第2
の鎖錠片の根元に接する鎖錠片当接部を、前記壁部の裏
面に形成したことを特徴としている。
【0022】この請求項6の発明においては、鎖錠片の
根元をボディの壁部によって、鎖錠片に電線の引き抜き
力が作用する側とは反対側から支持しているので、前記
引き抜きに伴う鎖錠片の根元での座屈を防止できる。
根元をボディの壁部によって、鎖錠片に電線の引き抜き
力が作用する側とは反対側から支持しているので、前記
引き抜きに伴う鎖錠片の根元での座屈を防止できる。
【0023】請求項7の発明の電線接続器は、請求項1
から6の内のいずれか1項に記載の鎖錠板の前記第1、
第2の鎖錠片間の基部に孔を設け、この孔に嵌合する支
え凸部を前記壁部の裏面に突設したことを特徴としてい
る。
から6の内のいずれか1項に記載の鎖錠板の前記第1、
第2の鎖錠片間の基部に孔を設け、この孔に嵌合する支
え凸部を前記壁部の裏面に突設したことを特徴としてい
る。
【0024】この請求項7の発明においては、ボディの
壁部裏面の支え凸部で鎖錠板の長手方向中央部を支持で
きる。そのため、電源線が引っ張られた場合に、挿入さ
れた電源線から鎖錠片全体が遠ざかる方向に動かされる
ことが防止されて、第2鎖錠片のばね圧を低下を防止で
きる。
壁部裏面の支え凸部で鎖錠板の長手方向中央部を支持で
きる。そのため、電源線が引っ張られた場合に、挿入さ
れた電源線から鎖錠片全体が遠ざかる方向に動かされる
ことが防止されて、第2鎖錠片のばね圧を低下を防止で
きる。
【0025】又、前記課題を解決するために、請求項8
の発明の照明器具は、電源線引込み孔を有するシャーシ
と、このシャーシに固定された請求項2から7の内のい
ずれか1項に記載の電線接続器からなる電源端子台と、
この電源端子台に電気的に接続されて前記シャーシに取
付けられたランプソケットと、このランプソケットに取
付けられたランプと、を具備したことを特徴としてい
る。
の発明の照明器具は、電源線引込み孔を有するシャーシ
と、このシャーシに固定された請求項2から7の内のい
ずれか1項に記載の電線接続器からなる電源端子台と、
この電源端子台に電気的に接続されて前記シャーシに取
付けられたランプソケットと、このランプソケットに取
付けられたランプと、を具備したことを特徴としてい
る。
【0026】この請求項8の発明の照明器具において
は、請求項2から7の内のいずれか1項に記載の電線接
続器からなる電源端子台を備えているので、この端子台
が有した速結端子の電線受け部と鎖錠片との間に挿入し
て接続された電線が、引っ張られても不用意に抜けない
ようにできる。
は、請求項2から7の内のいずれか1項に記載の電線接
続器からなる電源端子台を備えているので、この端子台
が有した速結端子の電線受け部と鎖錠片との間に挿入し
て接続された電線が、引っ張られても不用意に抜けない
ようにできる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図11を参照して本
発明の一実施形態を説明する。
発明の一実施形態を説明する。
【0028】図1中11は建物の天井に例えば埋め込ん
で設置される蛍光灯照明器具を示し、この器具11は、
下面が開放されたシャーシ12を備えている。このシャ
ーシ12の長手方向両端部に夫々一対のランプソケット
13が取付けられていて、シャーシの長手方向に対向す
るランプソケット13にわたって直管形の蛍光ランプ1
4が取付けられている。
で設置される蛍光灯照明器具を示し、この器具11は、
下面が開放されたシャーシ12を備えている。このシャ
ーシ12の長手方向両端部に夫々一対のランプソケット
13が取付けられていて、シャーシの長手方向に対向す
るランプソケット13にわたって直管形の蛍光ランプ1
4が取付けられている。
【0029】シャーシ12の天井壁12aの裏面には、
両蛍光ランプ14間に位置して電線接続器としての電源
端子台15が取付けられているとともに、図示しないが
例えば電子安定器からなる点灯装置等が取付けられてい
る。電源端子台15には天井壁12aに穿った電源線引
込み孔16を通って天井裏からシャーシ12内に引込ま
れる図示しない電源線が接続される。更に、電源端子台
15は図示しない負荷線(器具内配線)を介して前記点
灯装置に接続されるとともに、図示しない負荷線を介し
てシャーシ12の長手方向一端側のランプソケット13
に接続される。又、前記点灯装置は図示しない更に他の
負荷線を介してシャーシ12の長手方向他端側のランプ
ソケット13に接続される。そして、これら電源端子台
15、点灯装置、及び各負荷線を覆う断面V形の中央反
射板17が、2本の蛍光ランプ14間に位置して前記天
井壁12aに取付けられている。
両蛍光ランプ14間に位置して電線接続器としての電源
端子台15が取付けられているとともに、図示しないが
例えば電子安定器からなる点灯装置等が取付けられてい
る。電源端子台15には天井壁12aに穿った電源線引
込み孔16を通って天井裏からシャーシ12内に引込ま
れる図示しない電源線が接続される。更に、電源端子台
15は図示しない負荷線(器具内配線)を介して前記点
灯装置に接続されるとともに、図示しない負荷線を介し
てシャーシ12の長手方向一端側のランプソケット13
に接続される。又、前記点灯装置は図示しない更に他の
負荷線を介してシャーシ12の長手方向他端側のランプ
ソケット13に接続される。そして、これら電源端子台
15、点灯装置、及び各負荷線を覆う断面V形の中央反
射板17が、2本の蛍光ランプ14間に位置して前記天
井壁12aに取付けられている。
【0030】次に、図2〜図11を参照して電源端子台
15について説明する。この電源端子台15は、図2〜
図8に示される筐体21と、図10等に示される電源線
の正極及び負極用の一対の速結端子22、23と、図1
1等に示されるアース用の速結端子24とを備えてい
る。速結端子22、23は同一構造である。筐体21
は、電気絶縁材料、例えば合成樹脂、好ましくはナイロ
ン樹脂により形成される。各速結端子22から24は、
いずれも導電性材料、例えば銅合金等の金属、好ましく
は燐青銅のようにばね性を有する材料からなる1枚を折
り曲げて形成される。
15について説明する。この電源端子台15は、図2〜
図8に示される筐体21と、図10等に示される電源線
の正極及び負極用の一対の速結端子22、23と、図1
1等に示されるアース用の速結端子24とを備えてい
る。速結端子22、23は同一構造である。筐体21
は、電気絶縁材料、例えば合成樹脂、好ましくはナイロ
ン樹脂により形成される。各速結端子22から24は、
いずれも導電性材料、例えば銅合金等の金属、好ましく
は燐青銅のようにばね性を有する材料からなる1枚を折
り曲げて形成される。
【0031】筐体21は、ボディ25と、これに連結さ
れるカバー26とからなる。これらは、図2、図4等に
示すようにボディ25の側壁外面に一体に突設した複数
の爪27を、カバー26の側壁に対応して設けた爪受け
孔28に夫々引っ掛けて組立てられている。カバー26
は図示しない一つのねじ通孔及び一対の位置決め凸部3
0を有している。このカバー26は、その位置決め凸部
30を天井壁12aに開けた図示しない一対の孔に挿入
して位置決めした状態で、図示しない金属製ねじを、天
井壁12aに開けた図示しない端子台取付け孔及びこれ
に対向する前記ねじ通孔に通して締付けることにより、
天井壁12aの裏面に前記ねじ1本で固定されている。
このねじはシャーシ12へのアースを取るために速結端
子24に螺合されている。
れるカバー26とからなる。これらは、図2、図4等に
示すようにボディ25の側壁外面に一体に突設した複数
の爪27を、カバー26の側壁に対応して設けた爪受け
孔28に夫々引っ掛けて組立てられている。カバー26
は図示しない一つのねじ通孔及び一対の位置決め凸部3
0を有している。このカバー26は、その位置決め凸部
30を天井壁12aに開けた図示しない一対の孔に挿入
して位置決めした状態で、図示しない金属製ねじを、天
井壁12aに開けた図示しない端子台取付け孔及びこれ
に対向する前記ねじ通孔に通して締付けることにより、
天井壁12aの裏面に前記ねじ1本で固定されている。
このねじはシャーシ12へのアースを取るために速結端
子24に螺合されている。
【0032】ボディ25は、カバー26で被着される面
を開放した容器状をなしている。このボディ25の内部
は、図8(B)に示されるようにボディ25に一体成形
された区画リブ31により、第1端子収容室32と、第
2端子収容室33とに仕切られている。第2端子収容室
33の一端部に位置して他の仕切りリブ34がボディ2
5と一体に成形されている。
を開放した容器状をなしている。このボディ25の内部
は、図8(B)に示されるようにボディ25に一体成形
された区画リブ31により、第1端子収容室32と、第
2端子収容室33とに仕切られている。第2端子収容室
33の一端部に位置して他の仕切りリブ34がボディ2
5と一体に成形されている。
【0033】ボディ25のカバー26と反対側の壁部、
つまり、電源端子台15がシャーシ12に固定された状
態で下を向く壁部35は、段差36によって電源線挿入
面部35aとアース線挿入面部35bとに区分けされて
いる。それにより、手探りで両挿入面部35a、35b
を識別できるようにしてある。
つまり、電源端子台15がシャーシ12に固定された状
態で下を向く壁部35は、段差36によって電源線挿入
面部35aとアース線挿入面部35bとに区分けされて
いる。それにより、手探りで両挿入面部35a、35b
を識別できるようにしてある。
【0034】電源線挿入面部35aには、正極用の電源
供給用電線挿入孔(以下、第1電源線挿入孔という。)
41と、同じく正極用の電源送り用電線挿入孔(以下、
第1送り電源線挿入孔という。)42とが夫々開けられ
ているとともに、第1電源線挿入孔41に並んで負極用
の電源供給用電線挿入孔(以下、第2電源線挿入孔とい
う。)43と、同じく第1送り電源線挿入孔に42に並
んで負極用の電源送り用電線挿入孔(以下、第2送り電
源線挿入孔という。)44とが夫々開けられている。
供給用電線挿入孔(以下、第1電源線挿入孔という。)
41と、同じく正極用の電源送り用電線挿入孔(以下、
第1送り電源線挿入孔という。)42とが夫々開けられ
ているとともに、第1電源線挿入孔41に並んで負極用
の電源供給用電線挿入孔(以下、第2電源線挿入孔とい
う。)43と、同じく第1送り電源線挿入孔に42に並
んで負極用の電源送り用電線挿入孔(以下、第2送り電
源線挿入孔という。)44とが夫々開けられている。
【0035】更に、電源線挿入面部35aには、互いに
隣接している第1、第2の電源線挿入孔41、43と、
互いに隣接している第1、第2の送り電源線挿入孔4
2、44との間に位置して、電線解除操作部としての一
対の電源線解除レバー(以下解除レバーと略称する。)
45、46が設けられている。図2及び図3に示すよう
に解除レバー45、46は、同一の構成であり、いずれ
もアーム部47と端子押し部48とを有して壁部35と
一体に形成されているとともに、互いに逆向きとなって
点対称の配置に設けられている。
隣接している第1、第2の電源線挿入孔41、43と、
互いに隣接している第1、第2の送り電源線挿入孔4
2、44との間に位置して、電線解除操作部としての一
対の電源線解除レバー(以下解除レバーと略称する。)
45、46が設けられている。図2及び図3に示すよう
に解除レバー45、46は、同一の構成であり、いずれ
もアーム部47と端子押し部48とを有して壁部35と
一体に形成されているとともに、互いに逆向きとなって
点対称の配置に設けられている。
【0036】アーム部47の一端からなる根元は電源線
挿入面部35aに一体に接続され、アーム部47の他端
は端子押し部48の長手方向中央部に一体に接続されて
おり、それにより、解除レバー45、46はいずれも平
面視ほぼT字形状をなしている。両解除レバー45、4
6は、そのアーム部47の根元を支点として弾性変形が
可能であり、この変形を許すための隙間が、両解除レバ
ー45、46の根元以外の周囲に沿って電源線挿入面部
35aに設けられている。端子押し部48は後で詳述す
る正負両極用の速結端子22、23に跨る(図4参照)
長さを有している。この端子押し部48とこれを支持す
るアーム部47とが一体につながった部分には、凹部か
らなる押し込み工具受け部49が設けられている。
挿入面部35aに一体に接続され、アーム部47の他端
は端子押し部48の長手方向中央部に一体に接続されて
おり、それにより、解除レバー45、46はいずれも平
面視ほぼT字形状をなしている。両解除レバー45、4
6は、そのアーム部47の根元を支点として弾性変形が
可能であり、この変形を許すための隙間が、両解除レバ
ー45、46の根元以外の周囲に沿って電源線挿入面部
35aに設けられている。端子押し部48は後で詳述す
る正負両極用の速結端子22、23に跨る(図4参照)
長さを有している。この端子押し部48とこれを支持す
るアーム部47とが一体につながった部分には、凹部か
らなる押し込み工具受け部49が設けられている。
【0037】図2及び図3等に示すようにアース線挿入
面部35bには、アース供給用の電線挿入孔51とアー
ス送り用の電線挿入孔52とが夫々開けられているとと
もに、これら挿入孔51、52間に位置してアース線解
除操作部としての一対のアース線解除レバー53、54
(以下、解除レバーと略称する。)が一体に形成されて
いる。図2及び図4に示すように解除レバー53、54
は、同一の構成であり、いずれもアーム部55と端子押
し部56とを有して、互いに逆向きとなって線対称の配
置に設けられている。
面部35bには、アース供給用の電線挿入孔51とアー
ス送り用の電線挿入孔52とが夫々開けられているとと
もに、これら挿入孔51、52間に位置してアース線解
除操作部としての一対のアース線解除レバー53、54
(以下、解除レバーと略称する。)が一体に形成されて
いる。図2及び図4に示すように解除レバー53、54
は、同一の構成であり、いずれもアーム部55と端子押
し部56とを有して、互いに逆向きとなって線対称の配
置に設けられている。
【0038】両解除レバー53、54は、そのアーム部
55の根元を支点として弾性変形が可能であり、この変
形を許すための隙間が、両解除レバー53、54の根元
以外の周囲に沿ってアース線挿入面部35bに設けられ
ている。端子押し部56とこれを支持するアーム部55
とが一体につながった部分には、凹部からなる押し込み
工具受け部58が設けられている。
55の根元を支点として弾性変形が可能であり、この変
形を許すための隙間が、両解除レバー53、54の根元
以外の周囲に沿ってアース線挿入面部35bに設けられ
ている。端子押し部56とこれを支持するアーム部55
とが一体につながった部分には、凹部からなる押し込み
工具受け部58が設けられている。
【0039】前記ボディ25の幅が狭くなった部分の側
壁61は負荷線挿入面部として用いられている。この壁
部61には、図2及び図3(B)に示されるように正極
用の一対の負荷線用の電線挿入孔(以下負荷線挿入孔と
称する。)62が開けられているとともに、負極用の一
対の負荷線用の電線挿入孔(以下負荷線挿入孔と称す
る。)63が開けられている。これら挿入孔63には水
平方向から負荷線が挿入される。なお、図中64は負荷
線挿入孔62、63の近傍に個別に設けられた負荷線リ
リース用のリリース孔である。
壁61は負荷線挿入面部として用いられている。この壁
部61には、図2及び図3(B)に示されるように正極
用の一対の負荷線用の電線挿入孔(以下負荷線挿入孔と
称する。)62が開けられているとともに、負極用の一
対の負荷線用の電線挿入孔(以下負荷線挿入孔と称す
る。)63が開けられている。これら挿入孔63には水
平方向から負荷線が挿入される。なお、図中64は負荷
線挿入孔62、63の近傍に個別に設けられた負荷線リ
リース用のリリース孔である。
【0040】図4〜図6等に示されるようにカバー26
の裏面(内面)には、前記速結端子22又は23を個別
に支持するための凸部65、速結端子24を支持するた
めの凸部66、速結端子24の後述する鎖錠片の過度の
変形を防止するための凸部67、その他種々の凸部が夫
々一体に設けられている。
の裏面(内面)には、前記速結端子22又は23を個別
に支持するための凸部65、速結端子24を支持するた
めの凸部66、速結端子24の後述する鎖錠片の過度の
変形を防止するための凸部67、その他種々の凸部が夫
々一体に設けられている。
【0041】図10等に示すように電源線用の前記速結
端子22、23は、基板部81と、第1及び第2の電線
受け部82及び83と、これら電線受け部82、83間
に設けられる第1鎖錠板84と、同じく電線受け部8
2、83間に設けられる第2鎖錠板85と、第3電線受
け部86と、負荷線用の第3鎖錠板87とを備えてい
る。
端子22、23は、基板部81と、第1及び第2の電線
受け部82及び83と、これら電線受け部82、83間
に設けられる第1鎖錠板84と、同じく電線受け部8
2、83間に設けられる第2鎖錠板85と、第3電線受
け部86と、負荷線用の第3鎖錠板87とを備えてい
る。
【0042】第1及び第2の電線受け部82及び83
は、基板部81の長手方向の両辺から基板部81の一面
側にほぼ直角に折り曲げて突出されている。第3電線受
け部86は第2電線受け部83の先端から基板部81と
反対側に折り曲げられている。第1鎖錠板84は前記両
辺とは異なる基板部81の他の両辺のうちの一方の辺か
ら前記一面側に折り曲げて突出されており、同様に第2
鎖錠板85は前記他の両辺のうちの他方の辺から前記一
面側に折り曲げて突出されている。
は、基板部81の長手方向の両辺から基板部81の一面
側にほぼ直角に折り曲げて突出されている。第3電線受
け部86は第2電線受け部83の先端から基板部81と
反対側に折り曲げられている。第1鎖錠板84は前記両
辺とは異なる基板部81の他の両辺のうちの一方の辺か
ら前記一面側に折り曲げて突出されており、同様に第2
鎖錠板85は前記他の両辺のうちの他方の辺から前記一
面側に折り曲げて突出されている。
【0043】第1鎖錠板84は、基板部81に連なった
基部84aと、この基部84aの両側から互いに逆方向
に斜め折りされて、その傾斜の先端が第1電線受け部8
2又は第2電線受け部83に近接して対向する第1、第
2の鎖錠片84b、84cとから形成されている。図1
0(A)(B)に示すように基部84aには孔84dが
開けられている。第2鎖錠板85も、基板部81に連な
った基部85aと、この基部85aには孔の両側から互
いに逆方向に斜め折りされて、その傾斜の先端が第1電
線受け部82又は第2電線受け部83に近接して対向す
る第1、第2の鎖錠片85b、85cとから形成されて
いる。
基部84aと、この基部84aの両側から互いに逆方向
に斜め折りされて、その傾斜の先端が第1電線受け部8
2又は第2電線受け部83に近接して対向する第1、第
2の鎖錠片84b、84cとから形成されている。図1
0(A)(B)に示すように基部84aには孔84dが
開けられている。第2鎖錠板85も、基板部81に連な
った基部85aと、この基部85aには孔の両側から互
いに逆方向に斜め折りされて、その傾斜の先端が第1電
線受け部82又は第2電線受け部83に近接して対向す
る第1、第2の鎖錠片85b、85cとから形成されて
いる。
【0044】第1、第2の電線受け部82、83は、そ
の出幅方向中央部がこれに対向する鎖錠片84b、84
cの先端から最も離れるような比較的浅い断面略V字形
状をなして形成されている。そのため、前記電線受け部
82、83とこれに対向した鎖錠片84b、84c、8
5b、85cとの間には、図10(B)(C)に示すよ
うに頂角が緩い略三角形状の挟持間隙Gが形成されるよ
うになっている。しかも、第2電線受け部83が前記断
面形状となっていることにより、これに連なる第3電線
受け部86と第2電線受け部83とは、図9(A)に示
すように相互間に鋭角な隅部を形成している。
の出幅方向中央部がこれに対向する鎖錠片84b、84
cの先端から最も離れるような比較的浅い断面略V字形
状をなして形成されている。そのため、前記電線受け部
82、83とこれに対向した鎖錠片84b、84c、8
5b、85cとの間には、図10(B)(C)に示すよ
うに頂角が緩い略三角形状の挟持間隙Gが形成されるよ
うになっている。しかも、第2電線受け部83が前記断
面形状となっていることにより、これに連なる第3電線
受け部86と第2電線受け部83とは、図9(A)に示
すように相互間に鋭角な隅部を形成している。
【0045】鎖錠片84b、84c及び鎖錠片85b、
85cは、いずれも折り曲げられて基部84a又は85
aに連なった根元を支点として弾性変形可能である。鎖
錠片84b、84cは、第1又は第2の電線受け部8
2、83との間に図示しない電源線の芯線を挟持して主
として電源線の機械的な抜け止めを担い、鎖錠片85
b、85cは主として電源線の芯線との電気的接続を担
って、第1又は第2の電線受け部82、83との間に電
源線の芯線を挟持する。
85cは、いずれも折り曲げられて基部84a又は85
aに連なった根元を支点として弾性変形可能である。鎖
錠片84b、84cは、第1又は第2の電線受け部8
2、83との間に図示しない電源線の芯線を挟持して主
として電源線の機械的な抜け止めを担い、鎖錠片85
b、85cは主として電源線の芯線との電気的接続を担
って、第1又は第2の電線受け部82、83との間に電
源線の芯線を挟持する。
【0046】第3電線受け部86の先端からは基板部8
1の他面側に向けて板部87がほぼ直角に折り曲げられ
ている。図10に示すように板部87は、第1、第2電
線受け部82、83とほぼ平行であって、一対の負荷用
鎖状板としての第3鎖錠片88を有している。両鎖錠片
88は、板部87から斜めに切り起こされていて、第3
電線受け部86に斜めに対向している。なお、図10
(D)中87bは第3鎖錠片88の切起こし跡によって
形成された孔を示している。
1の他面側に向けて板部87がほぼ直角に折り曲げられ
ている。図10に示すように板部87は、第1、第2電
線受け部82、83とほぼ平行であって、一対の負荷用
鎖状板としての第3鎖錠片88を有している。両鎖錠片
88は、板部87から斜めに切り起こされていて、第3
電線受け部86に斜めに対向している。なお、図10
(D)中87bは第3鎖錠片88の切起こし跡によって
形成された孔を示している。
【0047】前記構成の一対の速結端子22、23は、
図8(A)に示すように筐体21内に位置を決められて
互いに平行に収容されている。この収容状態において
は、図5に示すように正極側の速結端子22の第1鎖錠
片84bの先端部が第1電源線挿入孔41に対向すると
ともに、第2鎖錠片84cの先端部が第1送り電源線挿
入孔42に対向する。そして、図7に示すように第3鎖
錠片88の先端部が夫々負荷線挿入孔62に対向すると
ともに、図5に示すように両鎖錠片88にリリース孔6
4が個別に対向する。同様に、図示しないが負極側の速
結端子23の第1鎖錠片85bの先端部が第2電源線挿
入孔43に対向するとともに、第2鎖錠片85cの先端
部が第2送り電源線挿入孔44に対向する。そして、図
7に示すように第3鎖錠片88の先端部が夫々負荷線挿
入孔63に対向するとともに、図5に示すように両鎖錠
片88にリリース孔64が個別に対向する。又、両速結
端子22、23の鎖錠片84b、85bの先端と基部8
4aとの間の部分には、図5で代表して示すように電源
線用の一方の解除レバー45の端子押し部48が夫々当
接し、同様に両速結端子22、23の鎖錠片84c、8
5cの先端と基部84aとの間の部分には、図示しない
が電源線用の他方の解除レバー46の端子押し部48が
夫々当接する。
図8(A)に示すように筐体21内に位置を決められて
互いに平行に収容されている。この収容状態において
は、図5に示すように正極側の速結端子22の第1鎖錠
片84bの先端部が第1電源線挿入孔41に対向すると
ともに、第2鎖錠片84cの先端部が第1送り電源線挿
入孔42に対向する。そして、図7に示すように第3鎖
錠片88の先端部が夫々負荷線挿入孔62に対向すると
ともに、図5に示すように両鎖錠片88にリリース孔6
4が個別に対向する。同様に、図示しないが負極側の速
結端子23の第1鎖錠片85bの先端部が第2電源線挿
入孔43に対向するとともに、第2鎖錠片85cの先端
部が第2送り電源線挿入孔44に対向する。そして、図
7に示すように第3鎖錠片88の先端部が夫々負荷線挿
入孔63に対向するとともに、図5に示すように両鎖錠
片88にリリース孔64が個別に対向する。又、両速結
端子22、23の鎖錠片84b、85bの先端と基部8
4aとの間の部分には、図5で代表して示すように電源
線用の一方の解除レバー45の端子押し部48が夫々当
接し、同様に両速結端子22、23の鎖錠片84c、8
5cの先端と基部84aとの間の部分には、図示しない
が電源線用の他方の解除レバー46の端子押し部48が
夫々当接する。
【0048】ボディ25に収容された速結端子22、2
3の第1電線受け部82は、図8(A)に示すように前
記側壁61とは平行な側壁71に支持され、かつ、第2
電線受け部83は、ボディ25の受け部支え、例えば図
8(A)(B)に示す一対の受け部支えリブ72で個別
に支持されている。受け部支えリブ72は前記壁部35
の裏面に一体に形成されており、その第2電線受け部8
3を受ける面には、この受け部83の形状に倣う断面略
V字形状溝72aが設けられている。更に、速結端子2
2、23の板部87は、ボディ25に設けた端子支え部
37で支持されるようになっている。
3の第1電線受け部82は、図8(A)に示すように前
記側壁61とは平行な側壁71に支持され、かつ、第2
電線受け部83は、ボディ25の受け部支え、例えば図
8(A)(B)に示す一対の受け部支えリブ72で個別
に支持されている。受け部支えリブ72は前記壁部35
の裏面に一体に形成されており、その第2電線受け部8
3を受ける面には、この受け部83の形状に倣う断面略
V字形状溝72aが設けられている。更に、速結端子2
2、23の板部87は、ボディ25に設けた端子支え部
37で支持されるようになっている。
【0049】受け部支えリブ72は、図9(A)に示す
ように基板部81の第2電線受け部83側の端部外面及
び第2電線受け部83の前記溝72aと反対側の面(外
面)を覆うように折れ曲がって形成されており、その先
端部72bは、第2、第3電線受け部83、86間の鋭
角な隅部に入り込んでいる。この入り込みによって、先
端部72bの先端面は第3電線受け部86に微小間隙p
を設けて極めて接近している。微小間隙pは速結端子2
2、23の回りに設けられる組立用のがたつき寸法(通
常1.0mm)より小さく、0.2mmから0.3mmに設定するとよ
い。
ように基板部81の第2電線受け部83側の端部外面及
び第2電線受け部83の前記溝72aと反対側の面(外
面)を覆うように折れ曲がって形成されており、その先
端部72bは、第2、第3電線受け部83、86間の鋭
角な隅部に入り込んでいる。この入り込みによって、先
端部72bの先端面は第3電線受け部86に微小間隙p
を設けて極めて接近している。微小間隙pは速結端子2
2、23の回りに設けられる組立用のがたつき寸法(通
常1.0mm)より小さく、0.2mmから0.3mmに設定するとよ
い。
【0050】図9(B)に示すように前記先端部72b
を有する受け部支えリブ72をカバー26側から見る
と、このリブ72は片持ち状態にある。この受け部支え
リブ72をその背面から支えるために、壁部35の裏面
には補助リブ73が一体に形成されている。このリブ7
3は、受け部支えリブ72の前記溝72aにおける溝底
に対応する位置に一体に接続されている。
を有する受け部支えリブ72をカバー26側から見る
と、このリブ72は片持ち状態にある。この受け部支え
リブ72をその背面から支えるために、壁部35の裏面
には補助リブ73が一体に形成されている。このリブ7
3は、受け部支えリブ72の前記溝72aにおける溝底
に対応する位置に一体に接続されている。
【0051】更に、壁部35の裏面には、図5及び図8
(B)に示すように速結端子22、23の夫々に対応す
る一対の鎖錠片当接部74が形成されている。これらの
当接部74は、基部84a及びこの両側に斜めに折れ曲
がって連なった第1、第2の鎖錠片84b、84cの基
部84a側端部にわたって当接する大きさと高さをもっ
て形成されている。そのため、鎖錠片当接部74は、鎖
錠片84b、84cの根元をその裏側から支持してい
る。そして、両鎖錠片当接部74の夫々には支え凸部7
5が一体に突設されている。これらの凸部75は、図5
に示すように鎖錠片当接部74に支持された基部84a
の孔84dに嵌入して鎖錠板84を位置決めするように
なっている。
(B)に示すように速結端子22、23の夫々に対応す
る一対の鎖錠片当接部74が形成されている。これらの
当接部74は、基部84a及びこの両側に斜めに折れ曲
がって連なった第1、第2の鎖錠片84b、84cの基
部84a側端部にわたって当接する大きさと高さをもっ
て形成されている。そのため、鎖錠片当接部74は、鎖
錠片84b、84cの根元をその裏側から支持してい
る。そして、両鎖錠片当接部74の夫々には支え凸部7
5が一体に突設されている。これらの凸部75は、図5
に示すように鎖錠片当接部74に支持された基部84a
の孔84dに嵌入して鎖錠板84を位置決めするように
なっている。
【0052】図6及び図11に示すようにアース線用の
前記速結端子24は、基板部91と、第1及び第2の電
線受け部92及び93と、一つの鎖錠板94と、ねじ受
け舌片95とを有している。第1及び第2の電線受け部
92及び93は、基板部91の長手方向の両辺から基板
部91の一面側に折り曲げて突出されている。鎖錠板9
4は前記両辺とは異なる基板部91の他の両辺のうちの
一方の辺から前記一面側に折り曲げて突出され、ねじ受
け舌片95は基板部91の他の両辺のうちの他方の辺か
ら前記一面側とは反対側に折り曲げられている。このね
じ受け舌片95には前記図示しないねじが螺合されるね
じ孔95aが開けられている。
前記速結端子24は、基板部91と、第1及び第2の電
線受け部92及び93と、一つの鎖錠板94と、ねじ受
け舌片95とを有している。第1及び第2の電線受け部
92及び93は、基板部91の長手方向の両辺から基板
部91の一面側に折り曲げて突出されている。鎖錠板9
4は前記両辺とは異なる基板部91の他の両辺のうちの
一方の辺から前記一面側に折り曲げて突出され、ねじ受
け舌片95は基板部91の他の両辺のうちの他方の辺か
ら前記一面側とは反対側に折り曲げられている。このね
じ受け舌片95には前記図示しないねじが螺合されるね
じ孔95aが開けられている。
【0053】鎖錠板94は、基板部91に連なった基部
94aと、この基部94aの両側から互いに逆方向に斜
め折りされて、その傾斜の先端が第1電線受け部92又
は第2電線受け部93に近接して対向する鎖錠片94
b、94cとから形成されている。第1、第2の電線受
け部92、93は、その出幅方向中央部がこれに対向す
る鎖錠片94b、94cの先端から最も離れるような比
較的浅い断面略V字形状をなして形成されている。その
ため、前記電線受け部92、93とこれに対向した鎖錠
片94b、94cとの間には、図8(B)(C)に示す
ように頂角が緩い略三角形状の挟持間隙Gが形成される
ようになっている。鎖錠片94b、94cは挟持間隙G
に挿入された図示しないアース線の機械的な抜け止めと
電気的接続を担って第1又は第2の電線受け部92、9
3との間にアース線を挟持する。
94aと、この基部94aの両側から互いに逆方向に斜
め折りされて、その傾斜の先端が第1電線受け部92又
は第2電線受け部93に近接して対向する鎖錠片94
b、94cとから形成されている。第1、第2の電線受
け部92、93は、その出幅方向中央部がこれに対向す
る鎖錠片94b、94cの先端から最も離れるような比
較的浅い断面略V字形状をなして形成されている。その
ため、前記電線受け部92、93とこれに対向した鎖錠
片94b、94cとの間には、図8(B)(C)に示す
ように頂角が緩い略三角形状の挟持間隙Gが形成される
ようになっている。鎖錠片94b、94cは挟持間隙G
に挿入された図示しないアース線の機械的な抜け止めと
電気的接続を担って第1又は第2の電線受け部92、9
3との間にアース線を挟持する。
【0054】前記構成の速結端子24は、そのねじ受け
舌片95をボディ25の開口側に位置させた姿勢で筐体
21内に、この内部に設けられた各種の凸部によって位
置を決められて収容されている。この収容状態において
は、図6に示すように鎖錠片94bの先端部が電線挿入
孔51に対向するとともに、鎖錠片94cの先端部が電
線挿入孔52に対向する。又、鎖錠片94b、94cの
先端と基部94aとの間の部分には、アース用の解除レ
バー53、54の端子押し部56が夫々当接する。
舌片95をボディ25の開口側に位置させた姿勢で筐体
21内に、この内部に設けられた各種の凸部によって位
置を決められて収容されている。この収容状態において
は、図6に示すように鎖錠片94bの先端部が電線挿入
孔51に対向するとともに、鎖錠片94cの先端部が電
線挿入孔52に対向する。又、鎖錠片94b、94cの
先端と基部94aとの間の部分には、アース用の解除レ
バー53、54の端子押し部56が夫々当接する。
【0055】鎖錠板94の基部94aには孔94dが設
けられている。又、壁部35の裏面には、図8(A)に
示すように速結端子24に対応する鎖錠片当接部96が
形成されている。この当接部96は、基部94a及びこ
の両側に斜めに折れ曲がって連なった第1、第2の鎖錠
片94b、94cの基部94a側端部にわたって当接す
る大きさと高さをもって形成されている。そのため、鎖
錠片当接部96は、鎖錠片94b、94cの根元をその
裏側から支持している。そして、両鎖錠片当接部96に
は支え凸部97が一体に突設されている。これらの凸部
97は基部94aの孔94dに嵌入して鎖錠片94を位
置決めするようになっている。
けられている。又、壁部35の裏面には、図8(A)に
示すように速結端子24に対応する鎖錠片当接部96が
形成されている。この当接部96は、基部94a及びこ
の両側に斜めに折れ曲がって連なった第1、第2の鎖錠
片94b、94cの基部94a側端部にわたって当接す
る大きさと高さをもって形成されている。そのため、鎖
錠片当接部96は、鎖錠片94b、94cの根元をその
裏側から支持している。そして、両鎖錠片当接部96に
は支え凸部97が一体に突設されている。これらの凸部
97は基部94aの孔94dに嵌入して鎖錠片94を位
置決めするようになっている。
【0056】前記構成の電源端子台15の第1、第2の
電源線挿入孔41、42の夫々には天井裏から引込まれ
たFケーブル等の電源線の正極側又は負極側の芯線が挿
入され、これらの芯線は対応する速結端子22、23に
個別に接続される。又、送り用の電源線が必要な場合に
は、この電源線の正極側又は負極側の芯線が第1、第2
の送り電源線挿入孔43、44に挿入され、これらの芯
線は対応する速結端子22、23に個別に接続される。
電源線挿入孔41、42の夫々には天井裏から引込まれ
たFケーブル等の電源線の正極側又は負極側の芯線が挿
入され、これらの芯線は対応する速結端子22、23に
個別に接続される。又、送り用の電源線が必要な場合に
は、この電源線の正極側又は負極側の芯線が第1、第2
の送り電源線挿入孔43、44に挿入され、これらの芯
線は対応する速結端子22、23に個別に接続される。
【0057】これらの場合、一方の芯線は、速結端子2
2の第1鎖錠板84の鎖錠片84bを弾性変形させなが
らこれと第1電線受け部82との間を通過した後、更に
第2鎖錠板85の鎖錠片85bを弾性変形させながらこ
れと第1電線受け部82との間を通過して、これら鎖錠
片84b、85bと第1電線受け部82との間に挟着さ
れる。同様に、他方の芯線も、速結端子23の第1鎖錠
板84の鎖錠片84cを弾性変形させながらこれと第2
電線受け部83との間を通過した後、更に第2鎖錠板8
5の鎖錠片85cを弾性変形させながらこれと第2電線
受け部83との間を通過して、これら鎖錠片84c、8
5cと第2電線受け部83との間に挟着される。
2の第1鎖錠板84の鎖錠片84bを弾性変形させなが
らこれと第1電線受け部82との間を通過した後、更に
第2鎖錠板85の鎖錠片85bを弾性変形させながらこ
れと第1電線受け部82との間を通過して、これら鎖錠
片84b、85bと第1電線受け部82との間に挟着さ
れる。同様に、他方の芯線も、速結端子23の第1鎖錠
板84の鎖錠片84cを弾性変形させながらこれと第2
電線受け部83との間を通過した後、更に第2鎖錠板8
5の鎖錠片85cを弾性変形させながらこれと第2電線
受け部83との間を通過して、これら鎖錠片84c、8
5cと第2電線受け部83との間に挟着される。
【0058】電源端子台15の電線挿入孔51には供給
用のアース線の芯線が挿入されるとともに、アースの送
りが必要な場合には、他の電線挿入孔52に送り用アー
ス線の芯線が挿入されて、これらは速結端子24に接続
される。この場合、供給用のアース線の芯線は、速結端
子24の鎖錠片94bを弾性変形させながらこれと第1
電線受け部92との間を通過して、これらの間に挟着さ
れ、同様に送り用アース線の芯線は、速結端子24の鎖
錠片94cを弾性変形させながらこれと第2電線受け部
93との間を通過して、これらの間に挟着される。
用のアース線の芯線が挿入されるとともに、アースの送
りが必要な場合には、他の電線挿入孔52に送り用アー
ス線の芯線が挿入されて、これらは速結端子24に接続
される。この場合、供給用のアース線の芯線は、速結端
子24の鎖錠片94bを弾性変形させながらこれと第1
電線受け部92との間を通過して、これらの間に挟着さ
れ、同様に送り用アース線の芯線は、速結端子24の鎖
錠片94cを弾性変形させながらこれと第2電線受け部
93との間を通過して、これらの間に挟着される。
【0059】器具内配線として用いられる負荷線は、そ
の芯線を電源端子台15の電線挿入孔62、63に挿入
して速結端子22、23に夫々接続される。この場合、
負荷線の芯線は、電線挿入孔62、63に対向している
板部87の孔87bを通って第3電線受け部86に沿っ
て挿入され、第3鎖錠片88を弾性変形させながら、こ
の鎖錠片88の先端と第3電線受け部86との間を通過
して、これら鎖錠片88と第3電線受け部88との間に
挟着される。
の芯線を電源端子台15の電線挿入孔62、63に挿入
して速結端子22、23に夫々接続される。この場合、
負荷線の芯線は、電線挿入孔62、63に対向している
板部87の孔87bを通って第3電線受け部86に沿っ
て挿入され、第3鎖錠片88を弾性変形させながら、こ
の鎖錠片88の先端と第3電線受け部86との間を通過
して、これら鎖錠片88と第3電線受け部88との間に
挟着される。
【0060】以上の電源端子台15についての電源線及
びアース線の接続後には、接続された電線の引き抜き確
認が電気工事者により行なわれる。引き抜き確認は、既
述のように速結端子22、23の第1電線接続部82と
第1鎖錠片84bとの間、及び第2電線接続部83と第
2鎖錠片84cとの間、速結端子24の第1電線接続部
92と第1鎖錠片94bとの間、及び第2電線接続部9
3と第2鎖錠片94cとの間に挿入して接続された電線
について行なわれるが、これらの部分での引き抜き確認
は同じである。そのため、以下、第2電線接続部83と
第2鎖錠片84cとの間に挿入された電線の引き抜き確
認と端子台15との関係について代表して説明する。
びアース線の接続後には、接続された電線の引き抜き確
認が電気工事者により行なわれる。引き抜き確認は、既
述のように速結端子22、23の第1電線接続部82と
第1鎖錠片84bとの間、及び第2電線接続部83と第
2鎖錠片84cとの間、速結端子24の第1電線接続部
92と第1鎖錠片94bとの間、及び第2電線接続部9
3と第2鎖錠片94cとの間に挿入して接続された電線
について行なわれるが、これらの部分での引き抜き確認
は同じである。そのため、以下、第2電線接続部83と
第2鎖錠片84cとの間に挿入された電線の引き抜き確
認と端子台15との関係について代表して説明する。
【0061】既述のように断面略V字状の第2電線受け
部83と第1鎖錠板84の第2鎖錠片84cとの間の挟
持間隙Gは、第2電線受け部83の出幅方向中央が最も
広く、この出幅方向両端側ほど次第に狭く形成されてい
る。
部83と第1鎖錠板84の第2鎖錠片84cとの間の挟
持間隙Gは、第2電線受け部83の出幅方向中央が最も
広く、この出幅方向両端側ほど次第に狭く形成されてい
る。
【0062】しかも、第2電線受け部83は、その形状
に倣った断面略V字状溝72aを有した受け部支えリブ
72で背側から支持されている。前記挟持間隙Gに電源
線の芯線が挿入する際に受け部支えリブ72に大きな荷
重が掛かる位置をその裏側から補助リブ73で支持して
いる。そのため、挟持間隙Gに電源線の芯線が挿入され
た状態でも、第2電線受け部83がその背側に逃げるよ
うに変形することを確実に防止できる。
に倣った断面略V字状溝72aを有した受け部支えリブ
72で背側から支持されている。前記挟持間隙Gに電源
線の芯線が挿入する際に受け部支えリブ72に大きな荷
重が掛かる位置をその裏側から補助リブ73で支持して
いる。そのため、挟持間隙Gに電源線の芯線が挿入され
た状態でも、第2電線受け部83がその背側に逃げるよ
うに変形することを確実に防止できる。
【0063】更に、速結端子22、23の板部87がボ
ディ25の端子支え部37で支持されることにより、速
結端子22、23が動かないように位置決めされている
ため、板部87と第2電線受け部83とを一体につない
でいる第3電線受け部86が、前記芯線の挿入に伴って
撓んで、第2電線受け部83の変形が抑制される。この
ように端子支え部37によって、第2電線受け部83の
断面略V字形状を維持できるので、断面略V字状溝72
aを有する特別な形状の受け部支えリブ72は省略する
こともできる。
ディ25の端子支え部37で支持されることにより、速
結端子22、23が動かないように位置決めされている
ため、板部87と第2電線受け部83とを一体につない
でいる第3電線受け部86が、前記芯線の挿入に伴って
撓んで、第2電線受け部83の変形が抑制される。この
ように端子支え部37によって、第2電線受け部83の
断面略V字形状を維持できるので、断面略V字状溝72
aを有する特別な形状の受け部支えリブ72は省略する
こともできる。
【0064】以上の構成により、第2電線受け部83の
断面略V字状が確実に維持されるため、挟持間隙Gに挿
入された電源線の芯線を、第2電線受け部83の出幅方
向中央に対応する位置、つまり、第2鎖錠片84cのば
ね力が最も有効に電線線の芯線に作用する適正挟持位置
に挟持し易い。
断面略V字状が確実に維持されるため、挟持間隙Gに挿
入された電源線の芯線を、第2電線受け部83の出幅方
向中央に対応する位置、つまり、第2鎖錠片84cのば
ね力が最も有効に電線線の芯線に作用する適正挟持位置
に挟持し易い。
【0065】そして、この状態で挿入された電源線が引
き抜き確認のために引っ張られた際に、この電源線の芯
線は、第2電線受け部83を受け部支えリブ72側にク
リアランスの範囲で僅かに変形させるとともに、第2鎖
錠片84cを引き抜き方向に撓ませながら、第2鎖錠片
84cの突出方向(出幅方向)先端寄りに動かされよう
とする。しかし、既述のように断面略V字状の第2電線
受け部83を採用したことで、前記芯線が動かされよう
とする側程挟持間隙Gが狭まっているから、既述の微小
な変形に拘わらず、挟持間隙Gの出幅方向略中央位置に
電源線の芯線を保持できる。
き抜き確認のために引っ張られた際に、この電源線の芯
線は、第2電線受け部83を受け部支えリブ72側にク
リアランスの範囲で僅かに変形させるとともに、第2鎖
錠片84cを引き抜き方向に撓ませながら、第2鎖錠片
84cの突出方向(出幅方向)先端寄りに動かされよう
とする。しかし、既述のように断面略V字状の第2電線
受け部83を採用したことで、前記芯線が動かされよう
とする側程挟持間隙Gが狭まっているから、既述の微小
な変形に拘わらず、挟持間隙Gの出幅方向略中央位置に
電源線の芯線を保持できる。
【0066】すなわち、引き抜き確認に従って電源線の
芯線が動いて、この芯線が第2鎖錠片84cのばね圧が
弱いところで第2電線受け部83との間に挟持されない
ようにできるので、引き抜き確認に伴って電源線が不用
意に抜ける恐れを防止できる。
芯線が動いて、この芯線が第2鎖錠片84cのばね圧が
弱いところで第2電線受け部83との間に挟持されない
ようにできるので、引き抜き確認に伴って電源線が不用
意に抜ける恐れを防止できる。
【0067】この場合に、第2鎖錠片84cが折れ曲が
って連なった第1鎖錠板84の基部84aの孔84d
が、鎖錠片当接部74に設けた支え凸部75に嵌合して
いるので、結果的に第1鎖錠板84はその長手方向中間
部でボディ25の壁部35に支持されている。そのた
め、前記引き抜き確認において、第1鎖錠板84全体が
間隙Gに挿入された電源線の芯線から遠ざかる方向に動
かされることを、支え凸部75をストッパとして防止で
きる。このように第1鎖錠板84を所定位置に保持でき
ることにより、第2鎖錠片84cのばね圧が低下するこ
とが防止されるので、この点においても、引き抜き確認
に伴って電源線が不用意に抜ける恐れを防止できる。
って連なった第1鎖錠板84の基部84aの孔84d
が、鎖錠片当接部74に設けた支え凸部75に嵌合して
いるので、結果的に第1鎖錠板84はその長手方向中間
部でボディ25の壁部35に支持されている。そのた
め、前記引き抜き確認において、第1鎖錠板84全体が
間隙Gに挿入された電源線の芯線から遠ざかる方向に動
かされることを、支え凸部75をストッパとして防止で
きる。このように第1鎖錠板84を所定位置に保持でき
ることにより、第2鎖錠片84cのばね圧が低下するこ
とが防止されるので、この点においても、引き抜き確認
に伴って電源線が不用意に抜ける恐れを防止できる。
【0068】なお、他の鎖錠片当接部96に設けた支え
凸部97が速結端子23の基部94aの孔94dに嵌入
しているから、この支え凸部97でのストッパ作用で鎖
錠片94を所定位置に保持して鎖錠片94b、94cの
ばね圧低下を防止できる点も同じである。
凸部97が速結端子23の基部94aの孔94dに嵌入
しているから、この支え凸部97でのストッパ作用で鎖
錠片94を所定位置に保持して鎖錠片94b、94cの
ばね圧低下を防止できる点も同じである。
【0069】更に、前記引き抜き確認に伴って、速結端
子22、23はその基板部81の背側に動こうとする
(図9中に矢印fで示す)。しかし、受け部支え用リブ
72の先端部72aは、第2電線受け部83と第3電線
受け部86との相互間に形成された鋭角な隅部に入り込
んで、この入り込んだ先端部72aと第3電線受け部8
6との間に微小間隙pを設けている。そのため、引き抜
き確認に伴う矢印f方向の動きがあると、直ちに、受け
部支え用リブ72の先端部72aに第3電線受け部86
が当接して、それ以上速結端子22、23が動いて、挿
入された電源線の芯線に対する適正挟持が損なわれるこ
とを防止できる。したがって、挿入された電源線の芯線
が、第2鎖錠片84cのばね圧が弱いところで第2電線
受け部83との間に挟持されないようにできるので、こ
の点においても前記引き抜き確認に伴って電源線が不用
意に抜ける恐れを防止できる。
子22、23はその基板部81の背側に動こうとする
(図9中に矢印fで示す)。しかし、受け部支え用リブ
72の先端部72aは、第2電線受け部83と第3電線
受け部86との相互間に形成された鋭角な隅部に入り込
んで、この入り込んだ先端部72aと第3電線受け部8
6との間に微小間隙pを設けている。そのため、引き抜
き確認に伴う矢印f方向の動きがあると、直ちに、受け
部支え用リブ72の先端部72aに第3電線受け部86
が当接して、それ以上速結端子22、23が動いて、挿
入された電源線の芯線に対する適正挟持が損なわれるこ
とを防止できる。したがって、挿入された電源線の芯線
が、第2鎖錠片84cのばね圧が弱いところで第2電線
受け部83との間に挟持されないようにできるので、こ
の点においても前記引き抜き確認に伴って電源線が不用
意に抜ける恐れを防止できる。
【0070】しかも、受け部支え用リブ72の先端部7
2aを前記鋭角な隅部に入り込ませた構成は、第2電線
受け部83の形状をより維持し易い点でも優れている。
2aを前記鋭角な隅部に入り込ませた構成は、第2電線
受け部83の形状をより維持し易い点でも優れている。
【0071】又、既述のようにボディ25の裏面に形成
した一方の鎖錠片当接部74は、第1鎖錠板84の第
1、第2の鎖錠片84b、84cの根元に接して、これ
を鎖錠片84b、84cに対して電源線の引き抜き力が
作用する側とは反対側から支持している。そのため、前
記引き抜き確認に伴って鎖錠片84b、84cの根元に
主として作用する引っ張り力で、鎖錠片84b、84c
の根元が座屈することを防止できる。このような座屈の
防止により鎖錠片84b、84cのばね圧が大幅に低下
することがなくなる。従って、この点においても前記引
き抜き確認に伴って電源線が不用意に抜ける恐れを防止
できる。
した一方の鎖錠片当接部74は、第1鎖錠板84の第
1、第2の鎖錠片84b、84cの根元に接して、これ
を鎖錠片84b、84cに対して電源線の引き抜き力が
作用する側とは反対側から支持している。そのため、前
記引き抜き確認に伴って鎖錠片84b、84cの根元に
主として作用する引っ張り力で、鎖錠片84b、84c
の根元が座屈することを防止できる。このような座屈の
防止により鎖錠片84b、84cのばね圧が大幅に低下
することがなくなる。従って、この点においても前記引
き抜き確認に伴って電源線が不用意に抜ける恐れを防止
できる。
【0072】なお、他方の鎖錠片当接部74により、速
結端子23の第1、第2の鎖錠片84b、84cの根元
の座屈を防止できる点も同じである。同様に、速結端子
24の第1、第2の鎖錠片84b、84cの根元を、こ
れらにアース線の引き抜き力が作用する側とは反対側か
ら支持する鎖錠片当接部96で支持して、鎖錠片84
b、84cの根元の座屈を防止できる点も同様である。
結端子23の第1、第2の鎖錠片84b、84cの根元
の座屈を防止できる点も同じである。同様に、速結端子
24の第1、第2の鎖錠片84b、84cの根元を、こ
れらにアース線の引き抜き力が作用する側とは反対側か
ら支持する鎖錠片当接部96で支持して、鎖錠片84
b、84cの根元の座屈を防止できる点も同様である。
【0073】又、以上のように電源端子台15に速結接
続された電線を必要により引き外すには、その対象が供
給用の電源線である場合には、解除レバー45をねじ回
し等の工具で押し込みながら、この電源線を引き抜けば
よく、同様に送り用電源線である場合には、解除レバー
46をねじ回し等の工具で押し込みながら、この電源線
を引き抜けばよい。又、外す線が供給用のアース線であ
る場合には、解除レバー53をねじ回し等の工具で押し
込みながら、このアース線を引き抜けばよく、同様に送
り用アース線である場合には、解除レバー54をねじ回
し等の工具で押し込みながら、このアース線を引き抜け
ばよい。同様に、外す線が負荷線である場合には、リリ
ース孔64に通されるリリース工具で鎖錠片88を直接
押し込みその裏面側に弾性変形させながら、負荷線を引
き抜けばよい。
続された電線を必要により引き外すには、その対象が供
給用の電源線である場合には、解除レバー45をねじ回
し等の工具で押し込みながら、この電源線を引き抜けば
よく、同様に送り用電源線である場合には、解除レバー
46をねじ回し等の工具で押し込みながら、この電源線
を引き抜けばよい。又、外す線が供給用のアース線であ
る場合には、解除レバー53をねじ回し等の工具で押し
込みながら、このアース線を引き抜けばよく、同様に送
り用アース線である場合には、解除レバー54をねじ回
し等の工具で押し込みながら、このアース線を引き抜け
ばよい。同様に、外す線が負荷線である場合には、リリ
ース孔64に通されるリリース工具で鎖錠片88を直接
押し込みその裏面側に弾性変形させながら、負荷線を引
き抜けばよい。
【0074】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0075】請求項1に係る発明によれば、基板部から
同一方向に折り曲げられた電線受け部と鎖錠板の鎖錠片
との間の挟持間隙に挿入された電線が、引っ張られた場
合に、適正挟持位置からずれて鎖錠片のばね圧が弱いと
ころで電線受け部との間に挟持されることがないので、
挿入された電線が引っ張られても不用意に抜けることを
防止可能な電線接続器を提供できる。
同一方向に折り曲げられた電線受け部と鎖錠板の鎖錠片
との間の挟持間隙に挿入された電線が、引っ張られた場
合に、適正挟持位置からずれて鎖錠片のばね圧が弱いと
ころで電線受け部との間に挟持されることがないので、
挿入された電線が引っ張られても不用意に抜けることを
防止可能な電線接続器を提供できる。
【0076】請求項2に係る発明によれば、基板部から
同一方向に折り曲げられた第2電線受け部と鎖錠板の第
2鎖錠片との間の挟持間隙に挿入された電線が、引っ張
られた場合に、適正挟持位置からずれて第2鎖錠片のば
ね圧が弱いところで第2電線受け部との間に挟持される
ことがないので、挿入された電線が引っ張られても不用
意に抜けることを防止可能な電線接続器を提供できる。
同一方向に折り曲げられた第2電線受け部と鎖錠板の第
2鎖錠片との間の挟持間隙に挿入された電線が、引っ張
られた場合に、適正挟持位置からずれて第2鎖錠片のば
ね圧が弱いところで第2電線受け部との間に挟持される
ことがないので、挿入された電線が引っ張られても不用
意に抜けることを防止可能な電線接続器を提供できる。
【0077】請求項3に係る発明によれば、受け部支え
の断面略V字状溝により、電線受け部の断面略V字形状
を、より確実に維持できるので、挿入された電線が引っ
張られても不用意に抜けることを防止可能な電線接続器
を提供できる。
の断面略V字状溝により、電線受け部の断面略V字形状
を、より確実に維持できるので、挿入された電線が引っ
張られても不用意に抜けることを防止可能な電線接続器
を提供できる。
【0078】請求項4に係る発明によれば、補助リブで
支持される受け部支えリブの断面略V字状溝の形状とと
もに電線受け部の断面略V字状をより確実に維持できる
ので、挿入された電線が引っ張られても不用意に抜ける
ことを防止可能な電線接続器を提供できる。
支持される受け部支えリブの断面略V字状溝の形状とと
もに電線受け部の断面略V字状をより確実に維持できる
ので、挿入された電線が引っ張られても不用意に抜ける
ことを防止可能な電線接続器を提供できる。
【0079】請求項5に係る発明によれば、第2、第3
の電線受け部がなす鋭角な角部に入り込んだ受け部支え
用リブにより、第2電線受け部の形状維持性能を向上で
きるとともに、速結端子の不要な動きを極小に制限でき
るので、挿入された電線が引っ張られても不用意に抜け
ることを防止可能な電線接続器を提供できる。
の電線受け部がなす鋭角な角部に入り込んだ受け部支え
用リブにより、第2電線受け部の形状維持性能を向上で
きるとともに、速結端子の不要な動きを極小に制限でき
るので、挿入された電線が引っ張られても不用意に抜け
ることを防止可能な電線接続器を提供できる。
【0080】請求項6に係る発明によれば、挿入された
電線が引っ張られた場合における鎖錠片の根元での座屈
が防止されて、鎖錠片のばね力の低下がなくなるので、
挿入された電線が引っ張られても不用意に抜けることを
防止可能な電線接続器を提供できる。
電線が引っ張られた場合における鎖錠片の根元での座屈
が防止されて、鎖錠片のばね力の低下がなくなるので、
挿入された電線が引っ張られても不用意に抜けることを
防止可能な電線接続器を提供できる。
【0081】請求項7の発明によれば、ボディの壁部裏
面の支え凸部で鎖錠板の長手方向中央部を支持したか
ら、挿入された電線が引っ張られた場合に、鎖錠板が有
する鎖錠片のばね圧低下を防止できるので、挿入された
電線が引っ張られても不用意に抜けることを防止可能な
電線接続器を提供できる。
面の支え凸部で鎖錠板の長手方向中央部を支持したか
ら、挿入された電線が引っ張られた場合に、鎖錠板が有
する鎖錠片のばね圧低下を防止できるので、挿入された
電線が引っ張られても不用意に抜けることを防止可能な
電線接続器を提供できる。
【0082】請求項8の発明によれば、電線受け部と鎖
錠片との間に挿入して接続された電線が、引っ張られて
も不用意に抜けないようにした電源端子台を備えた照明
器具を提供できる。
錠片との間に挿入して接続された電線が、引っ張られて
も不用意に抜けないようにした電源端子台を備えた照明
器具を提供できる。
【図1】(A)は本発明の一実施形態に係る電源端子台
を備えた蛍光灯照明器具を一部切欠いて示す斜視図。
(B)は図1(A)の照明器具の断面図。
を備えた蛍光灯照明器具を一部切欠いて示す斜視図。
(B)は図1(A)の照明器具の断面図。
【図2】本発明の一実施形態に係る電源端子台を示す斜
視図。
視図。
【図3】(A)は図2の電源端子台を示す正面図。
(B)は図2中矢印Z方向から見た電源端子台の側面
図。
(B)は図2中矢印Z方向から見た電源端子台の側面
図。
【図4】図3(A)中E−E線に沿って示す電源端子台
の断面図。
の断面図。
【図5】図3(A)中A−A線に沿って示す電源端子台
の断面図。
の断面図。
【図6】図3(A)中C−C線に沿って示す電源端子台
の断面図。
の断面図。
【図7】図3(B)中F−F線に沿って示す電源端子台
の断面図。
の断面図。
【図8】(A)は図2の電源端子台が備えるボディを速
結端子とともに示す裏面図。(B)は図2の電源端子台
が備えるボディ単体を示す裏面図。
結端子とともに示す裏面図。(B)は図2の電源端子台
が備えるボディ単体を示す裏面図。
【図9】(A)は図8(A)のG部の拡大図。(B)は
図8(B)のH部の拡大図。
図8(B)のH部の拡大図。
【図10】(A)は図2の電源端子台が備える電源線用
の速結端子を示す斜視図。(B)は図10(A)中矢印
I方向から見て示す速結端子の平面図。(C)は図10
(A)中矢印J方向から見て示す速結端子の底面図。
(D)は図10(A)の速結端子の負荷用鎖錠片回りを
示す断面図。
の速結端子を示す斜視図。(B)は図10(A)中矢印
I方向から見て示す速結端子の平面図。(C)は図10
(A)中矢印J方向から見て示す速結端子の底面図。
(D)は図10(A)の速結端子の負荷用鎖錠片回りを
示す断面図。
【図11】図2の電源端子台が備えるアース線用の速結
端子を示す斜視図。
端子を示す斜視図。
【図12】従来の電源端子台が備える速結端子を示す正
面図。
面図。
11…照明器具
13…ランプソケット
14…蛍光ランプ
15…電源端子台(電線接続器)
16…電源線引込み孔
21…筐体
22…速結端子(電源線正極用)
23…速結端子(電源線負極用)
24…速結端子(アース線用)
25…ボディ
26…カバー
35…ボディの壁部
37…端子支え部
41…電源供給用電線挿入孔(第1電源線挿入孔)
42…電源送り用電線挿入孔(第1送り電源線挿入孔)
43…電源供給用電線挿入孔(第2電源線挿入孔)
44…電源送り用電線挿入孔(第2送り電源線挿入孔)
51…アース供給用電線挿入孔
52…アース送り用電線挿入孔
61…ボディの側壁
62、63…負荷線挿入孔(負荷線用電線挿入孔)
72…受け部支えリブ
72a…断面略V字状溝
72b…受け部支えリブの先端部
73…補助リブ
74…鎖錠片当接部
75…支え凸部
81…速結端子22、23の基板部
82…速結端子22、23の第1電線受け部
83…速結端子22、23の第2電線受け部
84…速結端子22、23の第1鎖錠板
84a…第1鎖錠板84の基部
84b…第1鎖錠板84の第1鎖錠片
84a…第1鎖錠板84の第2鎖錠片
84d…第1鎖錠板84の孔
86…速結端子22、23の第3電線受け部
87…速結端子22、23の板部
88…第3鎖錠板の第3鎖錠片
91…速結端子24の基板部
92…速結端子24の第1電線受け部
93…速結端子24の第2電線受け部
94…速結端子24の鎖錠板
94a…鎖錠板94の基部
94b…鎖錠板94の第1鎖錠片
94a…鎖錠板94の第2鎖錠片
94d…鎖錠板94の孔
96…鎖錠片当接部
97…支え凸部
Claims (8)
- 【請求項1】 基板部、この基板部から同一面側に折り
曲げて突出された第1、第2の電線受け部、及び前記電
線受け部に斜めに対向する弾性変形可能な第1、第2の
鎖錠片を有して前記基板部から前記一面側に突出された
鎖錠板を備え、前記電線受け部をその幅方向中央が前記
鎖錠片の先端から最も離れるように断面略V字状に形成
した速結端子と、 電源供給用電線挿入孔及び電源送り用電線挿入孔が夫々
開けられた壁部を有するボディ、及びこのボディに連結
されたカバーを備え、前記第1、第2の鎖錠片の先端部
を前記電線挿入孔に個別に対向させて前記速結端子を内
蔵するとともに、前記電線挿入孔に電線が挿入されても
前記電線受け部の断面略V字形状を維持するように形成
された筐体と、を具備したことを特徴とする電線接続
器。 - 【請求項2】 基板部、この基板部から同一面側に折り
曲げて突出された第1、第2の電線受け部、及び前記電
線受け部に斜めに対向する弾性変形可能な第1、第2の
鎖錠片を有して前記基板部から前記一面側に突出された
電源用鎖錠板、前記第2電線受け部から前記基板部とは
逆側に折り曲げられた第3電線受け部、及びこの第3電
線受け部から前記第1、第2の電線受け部と略平行に折
り曲げられるとともに前記第3電線受け部に斜めに対向
する弾性変形可能な第3の鎖錠片を有する負荷用鎖錠板
とを備え、前記第2電線受け部をその幅方向中央が前記
鎖錠片の先端から最も離れるように断面略V字状に形成
した速結端子と、 電源供給用電線挿入孔及び電源送り用電線挿入孔が夫々
開けられた壁部を有し、この壁部に対して略直角な一側
壁に負荷用電線挿入孔が開けられたボディ、及びこのボ
ディに連結されたカバーを備え、前記第1、第2の鎖錠
片の先端部を前記電源供給用及び電源送りの電線挿入孔
に個別に対向させるとともに、前記第3鎖錠片の先端部
を前記負荷用電線挿入孔に対向させて前記速結端子を内
蔵し、かつ、前記電線挿入孔に電線が挿入されても前記
第2電線受け部の断面略V字形状を維持するように形成
された筐体と、 を具備したことを特徴とする電線接続器。 - 【請求項3】 前記筐体の前記壁部の裏面に前記電線受
け部を支える受け部支えを形成し、この受け部支えが前
記電線受け部の断面略V字形状に対応する断面略V字状
溝を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載
の電線接続器。 - 【請求項4】 前記受け部支え用リブをこのリブを境に
前記鎖錠板とは反対側から支える補助リブを、前記受け
部支えリブの溝底に対応する位置に一体に接続して前記
壁部の裏面に形成したことを特徴とする請求項1から3
の内のいずれか1項に記載の電線接続器。 - 【請求項5】 前記第2電線受け部と前記第3電線受け
部とが相互間に鋭角な隅部を形成して連なっているとと
もに、この隅部に前記受け部支え用リブが入り込んで、
この入り込んだ部分と前記第3電線受け部との間に微小
間隙を設けたことを特徴とする請求項2から4の内のい
ずれかに記載の電線接続器。 - 【請求項6】 前記鎖錠板の前記第1、第2の鎖錠片間
の基部から折れ曲がった前記第1、第2の鎖錠片の根元
に接する鎖錠片当接部を、前記壁部の裏面に形成したこ
とを特徴とする請求項1から5の内のいずれか1項に記
載の電線接続器。 - 【請求項7】 前記鎖錠板の前記第1、第2の鎖錠片間
の基部に孔を設け、この孔に嵌合する支え凸部を前記壁
部の裏面に突設したことを特徴とする請求項1から6の
内のいずれか1項に記載の電線接続器。 - 【請求項8】 電源線引込み孔を有するシャーシと、こ
のシャーシに固定された請求項2から7の内のいずれか
1項に記載の電線接続器からなる電源端子台と、 この電源端子台に電気的に接続されて前記シャーシに取
付けられたランプソケットと、 このランプソケットに取付けられたランプと、を具備し
たことを特徴とする照明器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001290254A JP2003100364A (ja) | 2001-09-21 | 2001-09-21 | 電線接続器及び照明器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001290254A JP2003100364A (ja) | 2001-09-21 | 2001-09-21 | 電線接続器及び照明器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003100364A true JP2003100364A (ja) | 2003-04-04 |
Family
ID=19112596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001290254A Pending JP2003100364A (ja) | 2001-09-21 | 2001-09-21 | 電線接続器及び照明器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003100364A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010238631A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Toshiba Lighting & Technology Corp | 速結端子、端子台および照明器具 |
WO2017199290A1 (ja) * | 2016-05-16 | 2017-11-23 | 三菱電機株式会社 | 端子台および換気扇 |
-
2001
- 2001-09-21 JP JP2001290254A patent/JP2003100364A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010238631A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Toshiba Lighting & Technology Corp | 速結端子、端子台および照明器具 |
WO2017199290A1 (ja) * | 2016-05-16 | 2017-11-23 | 三菱電機株式会社 | 端子台および換気扇 |
JPWO2017199290A1 (ja) * | 2016-05-16 | 2018-08-30 | 三菱電機株式会社 | 端子台および換気扇 |
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