JP3928323B2 - 電源端子台 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源線と器具内配線との中継をなす電源端子台に関する
【0002】
【従来の技術】
電源端子台は、合成樹脂製の筐体内に、電源の正極及び負極用の一対の速結端子を内蔵するとともに、アース用の速結端子を内蔵している。筐体のボディには各速結端子に個別に対応して電線挿入孔が開けられていて、これらの挿入孔に挿入された電線の芯線は、その挿入箇所に対応する各速結端子の電線受け部とこれに斜めに対向する弾性変形可能な鎖錠片とで挟持されることにより、対応する速結端子に接続されるようになっている。
【0003】
そして、フープ材から図13(B)に示すように打抜かれた一枚の平板を、図13(A)に示すように折り曲げて作られる電源用の速結端子が特開平10−233242号公報で知られている。この速結端子は、基板部111の同一面側に、第1、第2の電線受け部112、113を夫々折り曲げるとともに、第1、第2の鎖錠板114、115を折り曲げ、更に、第2電線受け部113から基板部111とは反対側に向けて第3電線受け部116を折り曲げ、しかも、この受け部116の先端から一対の弾性変形可能な鎖錠片117aが並べて切起こされた第3鎖錠板117を折り曲げて、形成されている。第1鎖錠板114は、電線受け部112、113に斜めに対向する弾性変形可能な鎖錠片114a及び114bを有してほぼハの字形状をなし、同様に第2鎖錠板115は、電線受け部112、113に斜めに対向する弾性変形可能な鎖錠片115a及び115bを有してほぼハの字形状をなしている。
【0004】
前記構成の速結端子では、図13(A)に示すように第3鎖錠板117が第2電線受け部に対して直角に折り曲げられている。それにより、供給用電源線121と、送り用電源線122と、照明器具のシャーシ内に配線される器具内配線である負荷線123、124とは、いずれも前記速結端子に対して同一方向から挿入される。つまり、電源線121は第1電線受け部112とこれに斜めに対向する一方の鎖錠片114a及び115aとの間に挿入され、電源線122は第2電線受け部113とこれに斜めに対向する他方の鎖錠片114b及び115bとの間へ挿入されるとともに、負荷線123、124は、第3電線受け部116とこれに斜めに対向する鎖錠片117a、117bとの間に、これら鎖錠片117a、117bが切起こされた跡からなる孔を通って挿入される。
【0005】
前記速結端子の構成では、第3電線受け部116とこれから折り曲げられる第3鎖錠板117とは、その展開図に示すようにフープ材の幅方向に連なっている。ところで、負荷線の接続においては、その鎖錠状態で負荷線が引張られて多少引き摺り出されるようなことがあっても、鎖錠片117a、117bと第3電線受け部116との間での負荷線の接続状態を維持できるように、負荷線の芯線の挿入深さはある程度以上長く確保する必要があり、それに応じて第3電線受け部116の幅Aを広くしなければならない。その結果、前記構成の速結端子の製造に使用されるフープ材には、図13(B)中符号Bで示す幅の大きなフープ材を使用する必要があるから、材料取りが良くなく、コスト高である。なお、図13(B)中点線は折り曲げ予定部分、実線は切り目、又、平行斜線はスクラップの部分を示している。
【0006】
又、従来において第2鎖錠板115の鎖錠片115a、115bは、一定の傾斜角度で先端まで傾斜されている。ところで、挿入して接続される電線の芯線は曲っていることがある。その曲りにより、芯線の先端が適正位置からずれて鎖錠片115a、115bの根元側に多少向いている場合には、鎖錠片115a、115bと電線受け部112又は113との間に芯線を挿通させずらくなり、作業者は鎖錠片115a、115bにおいて受ける抵抗により、作業者は、電線の挿入が完了したと勘違いし易くなる。この状態は、半挿入と通称されており、挿入された電線の芯線は、鎖錠片114a、114bと電線受け部112又は113との間に挟持されるも、鎖錠片115a又は115bと電線受け部112又は113との間には挟まれていない状態である。又、こうした半挿入においては、鎖錠片115a、115bは曲がった芯線の先端で押されて変形させられるために、それが過度になって鎖錠片115a、115bがへたる恐れがある。
【0007】
又、前記構成の速結端子を筐体に内蔵して構成された電源端子台においては、電源線、アース線、及び負荷線の全てを筐体の同一面に開けられた電線挿入孔に挿入して接続しなければならないので、挿入間違いを起こす恐れが高いとともに、前記同一面に多数の電線が差し込まれるために、先に挿入して接続された電線が邪魔になり易く、したがって、電線の接続作業性が良くない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、速結端子の材料取りがよく安価であるとともに電線の接続作業性を向上できる電源端子台を得ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1に係る発明の電源端子台は、
正極用の電源供給側電線挿入孔及び正極用の電源送り側電線挿入孔、負極用の電源供給側電線挿入孔及び負極用の電源送り側電線挿入孔、アース供給用の電線挿入孔及びアース送り用の電線挿入孔が夫々開けられた壁部を有し、この壁部に、端子押し部をアーム部の先端に有した一対の電源線解除レバーが一体に形成されるとともに、端子押し部をアーム部の先端に有した一対のアース線解除レバーが一体に形成され、前記壁部に対してほぼ直角な一側壁に、負荷用の電線挿入孔が複数開けられ、かつ、内部に正極用及び負極用並びにアース線用の速結端子を位置決めするリブが設けられたボディ、及びこのボディに連結されたカバーとからなる筐体と;
基板部と、この基板部の一面側に折り曲げて突出された第1の電線受け部と、前記基板部の前記一面側に折り曲げて突出されていて突出方向中央部に曲げ部を有しこの曲げ部と前記基板部とにわたる部位が前記基板部に斜めに連なっている第2の電線受け部と、前記基板部の前記一面側に突出され、前記第1電線受け部に斜めに対向する弾性変形可能な鎖錠片、及び前記第2電線受け部に斜めに対向する弾性変形可能な鎖錠片を有した第1鎖錠板と、この第1鎖錠板と対向して前記基板部から前記一面側に突出され、前記第1電線受け部に斜めに対向する弾性変形可能な鎖錠片及び前記第2電線受け部に斜めに対向する弾性変形可能な鎖錠片を有した第2鎖錠板と、前記第2電線受け部から前記基板部とは逆側に折り曲げられた第3電線受け部と、この第3電線受け部から前記第1、第2の電線受け部とほぼ平行に折り曲げられて前記第3電線受け部に斜めに対向する弾性変形可能な一対の鎖錠片が切り起こし形成された第3鎖錠板とを具備した前記正極用速結端子であって、この速結端子用の前記リブで前記第3鎖錠板の鎖錠片の付け根が連続している前記第3鎖錠板の先端部を前記第3電線受け部への電線挿入方向と反対側から支持された状態に位置決めされて前記筐体に内蔵され、前記第1鎖錠板の一対の鎖錠片の先端部を正極用の前記両電線挿入孔に個別に対向させるとともに、前記第1鎖錠板の鎖錠片の長手方向中間部上に正極用の前記電源線解除レバーの端子押し部を位置させ、かつ、前記第3鎖錠板の鎖錠片の先端部を負荷用の前記電線挿入孔に対向させた前記正極用速結端子と;
基板部と、この基板部の一面側に折り曲げて突出された第1の電線受け部と、前記基板部の前記一面側に折り曲げて突出されていて突出方向中央部に曲げ部を有しこの曲げ部と前記基板部とにわたる部位が前記基板部に斜めに連なっている第2の電線受け部と、前記基板部の前記一面側に突出され、前記第1電線受け部に斜めに対向する弾性変形可能な鎖錠片、及び前記第2電線受け部に斜めに対向する弾性変形可能な鎖錠片を有した第1鎖錠板と、この第1鎖錠板と対向して前記基板部から前記一面側に突出され、前記第1電線受け部に斜めに対向する弾性変形可能な鎖錠片及び前記第2電線受け部に斜めに対向する弾性変形可能な鎖錠片を有した第2鎖錠板と、前記第2電線受け部から前記基板部とは逆側に折り曲げられた第3電線受け部と、この第3電線受け部から前記第1、第2の電線受け部とほぼ平行に折り曲げられて前記第3電線受け部に斜めに対向する弾性変形可能な一対の鎖錠片が切り起こし形成された第3鎖錠板とを具備した前記負極用速結端子であって、この速結端子用の前記リブで前記第3鎖錠板の鎖錠片の付け根が連続している前記第3鎖錠板の先端部を前記第3電線受け部への電線挿入方向と反対側から支持された状態に位置決めされて前記筐体に内蔵され、前記第1鎖錠板の一対の鎖錠片の先端部を負極用の前記両電線挿入孔に個別に対向させるとともに、前記第1鎖錠板の鎖錠片の長手方向中間部上に負極用の前記電源線解除レバーの端子押し部を位置させ、かつ、前記第3鎖錠板の鎖錠片の先端部を負荷用の前記電線挿入孔に対向させた前記負極用速結端子と;
一対の電線受け部及びこれら電線受け部に対向して斜めに配置された弾性変形可能な一対の鎖錠片を有したアース用速結端子であって、この速結端子用の前記リブで位置決めして前記筐体に内蔵され、前記電線受け部に近接した前記アース用速結端子の鎖錠片の先端部をアース用の前記両電線挿入孔に個別に対向させるとともに、前記アース用速結端子の鎖錠片の長手方向中間部上に前記アース線解除レバーの端子押し部を位置させたアース用 速結端子と;
を具備したことを特徴とする。
【0010】
この発明及び以下の各発明において、各速結端子は、いずれもばね性を有する導電性材料、例えば金属、好ましくは燐青銅板のような銅合金等により形成され、又、基板部と各鎖錠板とは、一体であっても、別に形成された両部品をリベット止めや溶接止め等により連結してもよい。
【0011】
この請求項1の発明の速結端子には電源線及び負荷線が接続される。つまり、第1鎖錠板の一対の鎖錠片とこれらが個別に対向する第1、第2の電線受け部との間には、第1鎖錠板の鎖錠片を弾性変形させながら第1、第2の電線受け部に沿うように挿入される電源線の芯線が接続されるとともに、この電源線の芯線は、更に第2鎖錠板の一対の鎖錠片とこれらが個別に対向する第1、第2の電線受け部との間に、第2鎖錠板の鎖錠片を弾性変形させながら挿入されて接続される。又、第3鎖錠板の鎖錠片とこれが対向する第3電線受け部との間には、第3鎖錠板の鎖錠片を弾性変形させながら第3電線受け部に沿うように挿入される負荷線の芯線が接続される。
【0012】
この負荷線挿入において、第3鎖錠板は第1、第2の電線受け部とほぼ平行に折り曲げられているので、これら負荷線の挿入方向は電源線の挿入方向に対してほぼ直角方向から行われる。そのため、この速結端子を備える電源端子台においては、この端子台の互いに異なる壁部に電源線と負荷線とを別々に挿入して接続することが可能となる。
【0013】
又、前記のように第3鎖錠板を第1、第2の電線受け部とほぼ平行に折り曲げたから、この折り曲げによって負荷線の芯線が沿う第3電線受け部の幅は狭められることがない。そのため、必要十分な負荷線の芯線の挿入深さに応じた第3電線受け部の長さ、つまり、第2電線受け部と第3鎖錠板との間の寸法を確保しつつ、本速結端子のうち一体に連続する少なくとも基板部、第1、第2の電線受け部、第3電線受け部、及び第3鎖錠板を作るフープ材の幅を、第3電線受け部の幅と同じにできる。したがって、前記一体に連続する各部を得るために必要とするフープ材の長さは多少長くなるけれども、幅が狭いフープ材を使用して速結端子を得ることができる。
【0014】
請求項2に係る発明の電源端子台は、前記第1鎖錠板の両鎖錠片に個別に対向してこれら鎖錠片の最大弾性変形量を規制する第1鎖錠板ストッパを、前記第1、第2の鎖錠板間に位置して前記基板部から前記一面側に切起こしたことを特徴とする。
【0015】
この発明においては、第1鎖錠板の鎖錠片をその裏側方向に弾性変形させながら電源線の芯線を接続する場合、曲がった芯線の挿入に伴い第1鎖錠板の鎖錠片が過度に弾性変形されるようとすることがあっても、その時点で第1鎖錠板の鎖錠片が第1鎖錠板ストッパに当接するから、それ以上過度に第1鎖錠板の鎖錠片の変形を防止できる。
【0018】
なお、請求項1の発明において、筐体をなすボディ及びカバーは、いずれも電気絶縁材料、例えば合成樹脂、好ましくはナイロン等により形成される。
【0019】
請求項1の発明においては、材料取りがよく安価であるとともに電線の接続作業性を向上できる速結端子を、筐体に内蔵して構成されるから、前記速結端子の採用によるコストダウンが可能である。しかも、前記速結端子の構成に対応して、電源線及びアース線が挿入される電線挿入孔が開けられた筐体の壁部に対してほぼ直角な筐体の一側壁に、負荷線が挿入される電線挿入孔が開けられている。それにより、筐体の互いに異なる壁部に電源線と負荷線とを別々に挿入して接続することが可能となるから、電線の挿入間違いを少なくできるとともに、既に接続された電線が邪魔となることも少なくなり、電線の接続作業性を向上できる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図12を参照して本発明の一実施形態を説明する。
【0026】
図1中11は天井側に例えば埋め込んで設置される蛍光灯照明器具を示し、この器具11は、下面が開放されたシャーシ12を備えている。このシャーシ12の長手方向両端部に夫々一対のランプソケット13が取付けられていて、シャーシの長手方向に対向するランプソケット13にわたって直管形の蛍光ランプ14が取付けられている。
【0027】
シャーシ12の天井壁11aの裏面には、両蛍光ランプ14間に位置して電源端子台15が取付けられているとともに、図示しないが例えば電子安定器からなる点灯装置等が取付けられている。電源端子台15には天井壁11aに穿った電源線引込み孔16を通って天井裏からシャーシ12内に引込まれる図示しない電源線が接続される。更に、電源端子台15は図示しない負荷線(器具内配線)を介して前記点灯装置に接続されるとともに、図示しない負荷線を介してシャーシ12の長手方向一端側のランプソケット13に接続される。又、前記点灯装置は図示しない更に他の負荷線を介してシャーシ12の長手方向他端側のランプソケット13に接続される。そして、これら電源端子台15、点灯装置、及び各負荷線を覆う断面V形の中央反射板17が、2本の蛍光ランプ14間に位置して前記天井壁11aに取付けられている。
【0028】
次に、電源端子台15について説明する。この電源端子台15は、図2〜図8等に示されるナイロン樹脂製の筐体21と、図9及び図11等に示されるようにばね性を有する一枚の燐青銅板を折り曲げて形成された電源線の正極及び負極用の一対の速結端子22、23と、図10等に示されるようにばね性を有する一枚の燐青銅板を折り曲げて形成されたアース用の速結端子24とを備えている。速結端子22、23は同一構造である。
【0029】
筐体21は、ボディ25と、これに連結されるカバー26とからなる。これらは、図2、図6に示すようにボディ25の側壁外面に一体に突設した複数の爪27を、カバー26の側壁に対応して設けた爪受け孔28に夫々引っ掛けることによって組立てられている。カバー26は図示しない一つのねじ通孔及び一対の位置決め凸部30を有している。このカバー26は、その位置決め凸部30を前記天井壁11aに開けた図示しない一対の孔に挿入して位置決めした状態で、図示しない金属製ねじを、天井壁11aに開けた図示しない端子台取付け孔及びこれに対向する前記ねじ通孔に通して締付けることにより、天井壁11aの裏面に前記ねじ1本で固定されている。前記ねじは速結端子24に螺合され、このねじを介してシャーシ12へのアースが取れるようになっている。
【0030】
カバー26が被着される面を開放した容器状をなすボディ25のカバー26と反対側の壁部、つまり、電源端子台15がシャーシ12に固定された状態で下を向く壁部35は、段差36によって電源線挿入面部35aとアース線挿入面部35bとに区分けされている。それにより、手探りで両挿入面部35a、35bを識別できるようにしてある。
【0031】
電源線挿入面部35aには、正極用の電源供給側電線挿入孔(以下、第1電源線挿入孔という。)41と、同じく正極用の電源送り側電線挿入孔(以下、第1送り電源線挿入孔という。)42とが夫々開けられているとともに、第1電源線挿入孔41に並んで負極用の電源供給側電線挿入孔(以下、第2電源線挿入孔という。)43と、同じく第1送り電源線挿入孔42に並んで負極用の電源送り側電線挿入孔(以下、第2送り電源線挿入孔という。)44とが夫々開けられている。
【0032】
更に、電源線挿入面部35aには、互いに隣接している第1、第2の電源線挿入孔41、43と、互いに隣接している第1、第2の送り電源線挿入孔42、44との間に位置して、一対の電源線解除レバー(以下解除レバーと略称する。)45、46が夫々一体に形成されている。これらレバー45、46は、同一の構成であり、いずれもアーム部47と端子押し部48とを有して形成されているとともに、互いに逆向きとなって点対称の配置に設けられている。アーム部47の一端からなる根元は電源線挿入面部35aに一体に接続され、アーム部47の他端は端子押し部48の長手方向中央部に一体に接続されており、それにより、解除レバー45、46はいずれも平面視ほぼT字形状をなしている。
【0033】
両解除レバー45、46は、そのアーム部47の根元を支点として弾性変形が可能であり、この変形を許すための隙間gが、図3に示すように両解除レバー45、46の根元以外の周囲に沿って電源線挿入面部35aに設けられている。前記のように対称に設けられた両解除レバー45、46のアーム部47は、その長さをより長く確保するために互いに並んで平行に、しかも、斜めに設けられている。
【0034】
端子押し部48は後で詳述する正負両極用の速結端子22、23に跨る(図6参照)長さを有している。この端子押し部48とこれを支持するアーム部47とが一体につながった部分には、押し込み工具受け部49が設けられている。この受け部49は、例えばプラスねじ回しの先端部が嵌入する第1凹部とこれを直径方向に横切ってマイナスねじ回しの先端部が嵌入する第2凹部とから形成されている。
【0035】
図6及び図7等に示すように両解除レバー45、46の端子押し部48は、その長手方向両端部裏面に夫々前記カバー26方向に突出する端子当接突起48aを一体に有しているとともに、長手方向中央部にカバー26方向に突出する係合突起48bを一体に有している。係合突起48bは、互いに並んで隣接配置される後述の速結端子22、23間に位置されるとともに、その突出長さは一対の端子当接突起48aよりも長い。したがって、端子押し部48はほぼT字形状(図6参照)をなしている。係合突起48bはその先端側程先細に形成されている。
【0036】
図3等に示すように前記アース線挿入面部35bには、アース供給用の電線挿入孔51とアース送り用の電線挿入孔52とが夫々開けられているとともに、これら挿入孔51、52間に位置して一対のアース線解除レバー53、54(以下、解除レバーと略称する。)が一体に形成されている。解除レバー53、54は、同一の構成であり、いずれもアーム部55と端子押し部56とを有して形成され、互いに逆向きとなって線対称の配置に設けられている。
【0037】
両解除レバー53、54は、アース線挿入面部35bに一体に接続されたアーム部55の根元を支点として弾性変形が可能であり、この変形を許すための隙間gが、図3に示すように両解除レバー53、54の根元以外の周囲に沿ってアース線挿入面部35bに設けられている。端子押し部56とこれを支持するアーム部55とが一体につながった部分には、前記押し込み工具受け部49と同様な構成の押し込み工具受け部58が設けられている。両解除レバー53、54は、その端子押し部56の裏面に夫々前記カバー26方向に突出する端子当接突起56a(図6参照)を一体に有している。
【0038】
又、ボディ25の幅が狭くなった部分の側壁61は負荷線挿入面部として用いられている。この側壁61には、図2、図3(B)、図7に示されるように正極用の一対の負荷線挿入孔62が開けられているとともに、負極用の一対の負荷線挿入孔63が開けられている。これら挿入孔63には水平方向から前記負荷線が挿入される。なお、図3(B)及び図4中64は負荷線挿入孔62、63の近傍に個別に設けられた負荷線リリース用のリリース孔である。
【0039】
カバー26の裏面(内面)には、図6及び図8に示す一対のレバーストッパ部71、図4に一方のみ示す端子押さえ部を兼ねる一対の第2鎖錠板ストッパ73、図5に示す端子支えリブ74、図5及び図6に示すアース鎖錠板ストッパ77等が、夫々前記壁部35側に向けて一体に設けられている。一対のレバーストッパ部71はリブを介して互いに一体につながっているとともに、このリブに直交する他のリブを介して一対の第2鎖錠板ストッパ73は一体につながっている。
【0040】
図8に示す一対のレバーストッパ部71は、前記解除レバー45、46の係合突起48bの回動軌跡上に形成されており、その先端には斜めガイド面を有した突起71aが突設されている。この突起71aは省略することもできるが、解除レバー45、46を押し込んだときに後述の第1鎖錠板の鎖錠片の傾きにしたがって前記係合突起48bが傾くことを防止するために設けられている。一対の第2鎖錠板ストッパ73は、図4に代表して示すように前記速結端子22、23と対向する位置に形成されていて、速結端子22、23をカバー26側から支持するための支持凸部73aを先端中央部に有しているとともに、この両側に位置して後述の第2鎖錠板の鎖錠片を動き止めする斜状のストッパ面73bを有している。リブ状の端子支えリブ74は前記速結端子24を押さえる位置に形成されている。又、リブ状のアース鎖錠板ストッパ77は、一対の斜状ストッパ面77aを有していて、速結端子24の後述する鎖錠片の過度の弾性変形を防止するために、速結端子24と対向する位置に設けられている。
【0041】
電源線用の前記速結端子22、23は、フープ材をその長手方向に所定間隔毎に切断して得られる図12に示す一枚の平板状ブランクDを折り曲げて形成されている。このブランクDにおいて、平行斜線を付して示した部分は前記切断と同時に打ち抜かれるスクラップを示し、点線は折り曲げ予定部分を示し、実線は切り目を示している。前記折り曲げ予定部分を折り曲げて得た速結端子22、23は、図9及び図11に示されるように基板部81と、第1及び第2の電線受け部82及び83と、第1鎖錠板84と、第2鎖錠板85と、第3電線受け部86と、第3鎖錠板87とを有している。
【0042】
第1及び第2の電線受け部82及び83は、基板部81の長手方向の両辺から基板部81の一面側にほぼ直角に折り曲げて突出形成されており、その第2電線受け部83の先端から第3電線受け部86が基板部81と反対側に折り曲げられている。第1鎖錠板84は前記両辺とは異なる基板部81の他の両辺のうちの一方の辺から前記一面側に折り曲げて突出形成され、第2鎖錠板85は前記他の両辺のうちの他方の辺から前記一面側に折り曲げて突出形成されている。しかも、図9、図11(A)(E)に示されるように第2の電線受け部83は、その突出方向中央部に曲げ部を有し、この曲げ部と基板部83とにわたる部位を基板部81に斜めに連ねて形成されている。
【0043】
第1鎖錠板84は、基板部81に連なった基部84aと、この基部84aの両側から互いに逆方向に斜め折りされて、その傾斜の先端が第1電線受け部82又は第2電線受け部83に近接して対向する鎖錠片84b、84cとから形成されている。同様に、第2鎖錠板85も、基板部81に連なった基部85aと、この基部85aの両側から互いに逆方向に斜め折りされて、その傾斜の先端が第1電線受け部82又は第2電線受け部83に近接して対向する鎖錠片85b、85cとから形成されている。鎖錠片84b、84c及び鎖錠片85b、85cはいずれも基部84a又は85aを支点として弾性変形可能である。鎖錠片84b、84cは、第1又は第2の電線受け部82、83との間に図示しない電源線の芯線を挟持して、主としてこの芯線の機械的な抜け止めを担い、又、鎖錠片85b、85cは、電源線の芯線との電気的接続を担って第1又は第2の電線受け部82、83との間に電源線の芯線を、これにエッジを食い込ませることなく挟持する。
【0044】
そして、図4及び図11(C)(D)(F)に示すように基板部81には前記一面側に突出する一対の第1鎖錠板ストッパ81aが切起こされている。これらストッパ81aは、第1鎖錠板84の鎖錠片84b、84cがその裏面側に弾性変形する際に、その許容される最大変位を規制するものである。又、図11(C)(D)に示すように第2鎖錠板85の鎖錠片85b、85cの先端側部分は、第1曲げ部b1と第2曲げ部b2とを有している。より先端側の第1曲げ部b1は、鎖錠片85b、85cがその先端のエッジで電源線の芯線と接触しないようにするための曲げである。この第1曲げ部b1よりも根元側の第2曲げ部b2は、鎖錠片85b、85cの根本側よりも先端側の方が傾斜が急になるようにするための曲げであり、それにより、第1、第2の曲げ部b1、b2間が急傾斜に形成されている。
【0045】
第3電線受け部86は、第2の電線受け部83から基板部81と反対側に折り曲げられており、その先端からは第3鎖錠板87が前記基板部81の他面側に向けて第1、第2の電線受け部82、83とほぼ平行に折り曲げられている。この第3鎖錠板87には弾性変形が可能な一対の鎖錠片87aが第3電線受け部86と対向して斜めに切起こされている。
【0046】
前記構成の一対の速結端子22、23は、前記筐体21内に、この内部に設けられた各種のリブによって位置を決められて互いに平行に収容されている。前記各種のリブの中には図7に示す第3鎖錠板87を支持するためのリブ21aが含まれている。
【0047】
この収容状態においては、図4に示すように正極側の速結端子22の鎖錠片84bの先端部が第1電源線挿入孔41に対向するとともに、鎖錠片84cの先端部が第1送り電源線挿入孔42に対向する。かつ、この速結端子22の一対の鎖錠板87が、夫々負荷線用の一対の負荷線挿入孔62に対向する(図7に一方の対向状態のみ示す)とともに、図4に示すようにリリース孔64に対向する。同様に、図示しないが負極側の速結端子23の鎖錠片84bの先端部が第2電源線挿入孔43に対向するとともに、鎖錠片84cの先端部が第2送り電源線挿入孔44に対向する。かつ、この速結端子23の一対の鎖錠板87が、夫々負荷線用の一対の負荷線挿入孔63に対向する(図7に一方の対向状態のみ示す)とともに、その近傍のリリース孔64に対向する。又、両速結端子22、23の鎖錠片84bの先端と基部84aとの間の中間部分には、図4において速結端子22で代表して示すように電源線用の一方の解除レバー45の端子押し部48の端子当接突起48aが夫々当接し、同様に両速結端子22、23の鎖錠片84cの先端と基部84aとの間の中間部分には、速結端子23については図示しないが速結端子22で代表するように電源線用の他方の解除レバー46の端子押し部48の端子当接突起48aが夫々当接する。又、図6に示すように両解除レバー45、46の係合突起48bはカバー26のレバーストッパ部71の先端部に所定の距離を置いて対向する。しかも、図7に示すようにリブ21aは、鎖錠片87aの付け根が連続している第3鎖錠板87の先端部に重なって、鎖錠片87aと第3鎖錠板87の間への電線挿入方向と反対側から支持するように第3鎖錠板87を位置決めする。
【0048】
図4に示すように両速結端子22、23は、それらに個別に対応して第2鎖錠板85の基部85aに接するカバー26の第2鎖錠板ストッパ73の支持凸部73aによって、ボディ25の壁部35に押付けられている。そして、この第2鎖錠板ストッパ73のストッパ面73bは、夫々両速結端子22、23の第2鎖錠板85の鎖錠片85b、85cの裏面に所定間隔を空けて対向している。
【0049】
図10等に示すようにアース線用の前記速結端子24は、基板部91と、第1及び第2の電線受け部92及び93と、一つの鎖錠板94と、ねじ受け舌片95とを有している。第1及び第2の電線受け部92及び93は、基板部91の長手方向の両辺から基板部91の一面側にほぼ直角に折り曲げて形成されている。鎖錠板94は前記両辺とは異なる基板部91の他の両辺のうちの一方の辺から前記一面側に折り曲げられていて、ねじ受け舌片95は基板部91の他の両辺のうちの他方の辺から前記一面側とは反対側に折り曲げられている。このねじ受け舌片95には前記図示しないねじが螺合されるねじ孔95aが開けられている。
【0050】
鎖錠板94は、基板部91に連なった基部94aと、この基部94aの両側から互いに逆方向に斜め折りされて、その傾斜の先端が第1電線受け部92又は第2電線受け部93に近接して対向する鎖錠片94b、94cとから形成されている。鎖錠片94b、94cは図示しないアース線の機械的に抜け止めと電気的接続を担って第1又は第2の電線受け部92、93との間にアース線を挟持する。
【0051】
前記構成の速結端子24は、そのねじ受け舌片95をボディ25の開口側に位置させた姿勢で前記筐体21内に、この内部に設けられた各種のリブによって位置を決められて収容されている。この速結端子24は端子支えリブ74によってボディ25の壁部35に押付けられている。
【0052】
この収容状態においては、図5に示すように鎖錠片94bの先端部が電線挿入孔51に対向するとともに、鎖錠片94cの先端部が電線挿入孔52に対向し、かつ、これら一対の鎖錠片94b、94cの裏面に所定の間隔を空けてアース鎖錠板ストッパ77が対向する。又、鎖錠片94b、94cの先端と基部94aとの間の中間部分には、アース用の解除レバー53、54の端子押し部56の端子当接突起56aが夫々当接する。
【0053】
前記構成の電源端子台15の第1、第2の電源線挿入孔41、42の夫々には天井裏から引込まれたFケーブル等の電源線の正極側又は負極側の芯線が挿入され、これらの芯線は対応する速結端子22、23に個別に接続される。又、送り用の電源線が必要な場合には、この電源線の正極側又は負極側の芯線が第1、第2の送り電源線挿入孔43、44に挿入され、これらの芯線は対応する速結端子22、23に個別に接続される。
【0054】
これらの場合、一方の芯線は、速結端子22の第1鎖錠板84の鎖錠片84bをその裏面側に弾性変形させながらこれと第1電線受け部82との間を通過した後、更に第2鎖錠板85の鎖錠片85bをその裏面側に弾性変形させながらこれと第1電線受け部82との間を通過して、これら鎖錠片84b、85bと第1電線受け部82との間に挟着される。同様に、他方の芯線も、速結端子22の第1鎖錠板84の鎖錠片84cをその裏面側に弾性変形させながらこれと第2電線受け部83との間を通過した後、更に第2鎖錠板85の鎖錠片85cをその裏面側に弾性変形させながらこれと第2電線受け部83との間を通過して、これら鎖錠片84c、85cと第2電線受け部83との間に挟着される。
【0055】
こうした電源線の接続において、その芯線が多少曲がっていると、真っ直ぐな芯線が挿入される場合よりも第1鎖錠板84の鎖錠片84b、84cが大きく弾性変形されることがある。この場合、鎖錠片84b、84cがある程度その裏面方向に弾性変形した時点で、これらが基板部81から切起こされた第1鎖錠板ストッパ81aに当って動き止めされる。つまり、鎖錠片84b、84cが許容される最大の弾性変形量に達した時点で、それ以上の過度の鎖錠片84b、84cの変形を第1鎖錠板ストッパ81aで妨げることができる。したがって、鎖錠片84b、84cが過度に変形してへたることを防止できる。
【0056】
又、前記電源線の挿入接続において、既述のように第1鎖錠板84を経由して挿入された電源線の芯線の先端は、第2鎖錠板85の両鎖錠片85b、85cに当って、これらの鎖錠片85b、85cを弾性変形させる。その場合に、鎖錠片85b、85cの先端側部分の第1、第2の曲げ部b1、b2間は傾斜が急になっており、そこに芯線が当たるので、この急傾斜部分に沿って前記芯線を鎖錠片85b、85cの先端と第1、2の電線受け部82、83との間に導き易くできるに伴い、鎖錠片85b、85cが前記芯線を受け止める感触が減る。そのため、半挿入状態であるにも拘らず、挿入完了と勘違いする恐れを少なくできる。
【0057】
しかも、既述のように芯線が多少曲がっていても、この芯線の曲りを前記急傾斜部分により矯正しつつ、鎖錠片85b、85cの先端と第1、2の電線受け部82、83との間に芯線を円滑に導入して通すことができる。したがって、電源線の挿入作業を容易に行うことができる。
【0058】
その上、真っ直ぐな芯線が挿入される場合よりも、曲った芯線により第2鎖錠板85の鎖錠片85b、85cが大きく弾性変形されることがあっても、鎖錠片85b、85cがある程度その裏面方向に弾性変形した時点で、これらがカバー26から突設された第2鎖錠板ストッパ73のストッパ面73bに当って動き止めされる。つまり、鎖錠片85b、85cが許容される最大の弾性変形量に達した時点で、それ以上の過度の鎖錠片85b、85cの変形を第2鎖錠板ストッパ73で妨げることができる。したがって、鎖錠片85b、85cが過度に変形してへたることを防止できる。
【0059】
又、電源端子台15の電線挿入孔51には供給用のアース線の芯線が挿入されるとともに、アースの送りが必要な場合には、他の電線挿入孔52に送り用アース線の芯線が挿入されて、これらは速結端子24に接続される。この場合、供給用のアース線の芯線は、速結端子24の鎖錠片94cをその裏面側に弾性変形させながらこれと第1電線受け部92との間を通過して、これらの間に挟着され、同様に送り用アース線の芯線は、速結端子24の鎖錠片94bを弾性変形させながらこれと第2電線受け部93との間を通過して、これらの間に挟着される。
【0060】
そして、このアース線接続においても、その芯線の曲り等により、鎖錠片94b、94cが、真っ直ぐな芯線が挿入される場合よりも大きく弾性変形されることがあっても、鎖錠片94b、94cがある程度その裏面方向に弾性変形した時点で、これらがカバー26から突設されたアース鎖錠板ストッパ77の斜状ストッパ面77aに当って動き止めされる。つまり、鎖錠片94b、94cが許容される最大の弾性変形量に達した時点で、それ以上の過度の鎖錠片94b、94cの変形を第2鎖錠板ストッパ77で妨げることができる。したがって、鎖錠片94b、94cが過度に変形してへたることを防止できる。
【0061】
ところで、以上のように電源端子台15に速結接続された電線を必要により外すには、その対象が供給用の電源線である場合には、解除レバー45をねじ回し等の工具で押し込みながら、この電源線を引き抜けばよく、同様に送り用電源線である場合には、解除レバー46をねじ回し等の工具で押し込みながら、この電源線を引き抜けばよい。又、外す線が供給用のアース線である場合には、解除レバー53をねじ回し等の工具で押し込みながら、このアース線を引き抜けばよく、同様に送り用アース線である場合には、解除レバー54をねじ回し等の工具で押し込みながら、このアース線を引き抜けばよい
このように電源端子台15に接続された電線の前記接続を解除するには、供給側の電源線についてはねじ回し等リリース工具の先が尖った先端部を解除レバー45の端子押し部48に当てて押し込みながら前記供給側の電源線を引張ればよく、同様に送り側の電源線についても前記工具の先端部を解除レバー46の端子押し部48に当てて押し込みながら前記送り側の電源線を引張ればよい。又、供給側のアース線については前記工具の先端部を解除レバー53の端子押し部56に当てて押し込みながら前記供給側のアース線を引張ればよく、同様に送り側のアース線についても前記工具の先端部を解除レバー54の端子押し部56に当てて押し込みながら前記送り側のアース線を引張ればよい。
【0062】
前記押し込み操作で電源用の解除レバー45がそのアーム部47の根元を支点に弾性変形しながら押し込まれることにより、端子押し部48の裏面に突出する一対の端子当接突起48aが、電源線用の速結端子22、23の斜めの鎖錠片84bを個別に押してカバー26側に弾性変形させながら、この鎖錠片84bと第1電線受け部82との間を開くので、供給側電源線を引抜くことができる。同様に、前記押し込み操作で電源用の他方の解除レバー46がそのアーム部47の根元を支点に弾性変形しながら押し込まれることにより、端子押し部48の裏面に突出する一対の端子当接突起48aが、電源線用の速結端子22、23の斜めの鎖錠片84cを個別に押して第2鎖錠板85側に弾性変形させながら、この鎖錠片84cと第2電線受け部83との間を開くので、送り側電源線を引抜くことができる。
【0063】
又、前記押し込み操作でアース用の解除レバー53がそのアーム部55の根元を支点に弾性変形しながら押し込まれることにより、端子押し部56の裏面に突出する単一の端子当接突起56aが、アース線用の速結端子24の斜めの鎖錠片94cを押してカバー26側に弾性変形させながら、この鎖錠片94cと第1電線受け部92との間を開くので、供給側アース線を引抜くことができる。同様に、前記押し込み操作でアース用の解除レバー54がそのアーム部55の根元を支点に弾性変形しながら押し込まれることにより、端子押し部56の裏面に突出する単一の端子当接突起56aが、アース線用の速結端子24の斜めの鎖錠片94bを押してカバー26側に弾性変形させながら、この鎖錠片94bと第2電線受け部93との間を開くので、送り側アース線を引抜くことができる。
【0064】
これらの電線解除においては、前記のように鎖錠片84b、84c、85b、85c、94b、94cの長手方向中間部を解除レバー45又は46或は53若しくは54の端子押し部48又は56で押すから、言い換えれば、鎖錠片84b、84c、85b、85c、94b、94cをその先端部よりも基部84a又は85a若しくは94a側で押すから、各鎖錠片84b、84c、85b、85c、94b、94cの先端部を押して電線解除をする場合よりも、電線解除を行うのに必要とされる解除レバー45、46、53、54の解除ストロークを小さくできる。したがって、解除レバー45、46、53、54が過度に撓むことがなくなり、その変形・破損を防止できる。
【0065】
ところで、正負両極の速結端子22、23の隣接する鎖錠片84b、85b又は84c、85cに跨ってこれらに端子当接突起48aを当接している解除レバー45、46の端子押し部48の裏面には速結端子22、23間に位置してカバー26方向に突出する係合突起48bが設けられているとともに、この突起48bに対向してカバー26の裏面には、レバーストッパ部71が突設されているので、解除レバー45、46及びそれらに押される鎖錠片84b及び85b、84c及び85cの過度の変形を防止できる。
【0066】
すなわち、既述のように端子押し部48が押し込まれた際に、それが或る程度進行すると、係合突起48bがその移動軌跡上に位置しているレバーストッパ部71の先端面に接触して、それ以上に解除レバー45、46及びそれらに押される鎖錠片84b及び85b、84c及び85cが押し動かされることを防止するので、これらが過度に変形することがなくその変形に伴う破損も防止できる。
【0067】
又、前記構成の電源端子台15には、以上の電源線及びアース線の接続の他に図示しない負荷線が接続される。これら負荷線は、ボディ25の側壁61に開けた負荷線挿入孔62、63に挿入される。それにより、負荷線の芯線が、速結端子22、23の第3鎖錠板87の鎖錠片87aを弾性変形させながら第3電線受け部86に沿うように挿入されて、これら鎖錠片87aとこれが対向する第3電線受け部86との間に挟まれて接続される。
【0068】
以上のような各種の電線の接続においては、速結端子22、23の第3鎖錠板87が第1、第2の電線受け部82、83とほぼ平行に折り曲げられているので、これら負荷線の挿入方向は電源線の挿入方向に対してほぼ直角方向から行われる。そのため、この電源端子台15においては、その互いに異なる壁部、つまり、シャーシ12に装着された状態で下を向いた壁部35に電源線とアース線を挿入して接続でき、これとは別に前記壁部35に対して直角な側壁61に負荷線を挿入して接続することができる。したがって、同一面に多数の電線を差し込む場合に比較して、電線の挿入間違いを起こす恐れを少なくできるとともに、先に挿入して接続された電線が邪魔になることを少なくできるから、電線の接続作業性を向上できる。
【0069】
又、筐体21に内蔵された速結端子22、23は、既述のように第3鎖錠板87を第1、第2の電線受け部82、83とほぼ平行に折り曲げた構成であるから、この折り曲げによって負荷線の芯線が沿う第3電線受け部86の幅が狭められることがない。そのため、負荷線の芯線の必要十分な挿入深さに応じた第3電線受け部86の長さ、つまり、第2電線受け部83と第3鎖錠板87との間の寸法Z(図12参照)を必要充分に確保しつつ、速結端子22、23を作るブランクD幅、つまりはフープ材の幅Y(図12参照)を、第3電線受け部83の幅と同じにできる。したがって、速結端子22、23を作るブランクDの長さXは多少長くなるけれども、幅Yが狭いフープ材を使用できるから、それに伴い速結端子22、23の材料取りが良くなって安価に得ることができ、ひいてはこれら速結端子22、23を備える電源端子台15並びにこの端子第15が装着された照明器具のコストダウンに寄与できる。
【0070】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0071】
請求項1に記載の発明によれば、負荷線の芯線が沿う第3電線受け部から折り曲げられた第3鎖錠板によって第3電線受け部の幅が狭められることがなくなり、幅が狭いフープ材を使用できるので、それに伴い材料取りが良くなって安価に得ることができるとともに、互いに異なる方向から電源線と負荷線とを別々に挿入して接続することが可能となるので、電線の接続作業性が良い電源端子台を提供できる。
【0072】
請求項2に記載の発明によれば、電線の接続において、基板部の第1鎖錠片ストッパによって第1鎖錠板の鎖錠片が過度に変形しないようにしたので、前記鎖錠片がへたることを防止できる電源端子台を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の一実施形態に係る電源端子台を備えた蛍光灯照明器具を一部切欠いて示す斜視図。
(B)は図1(A)の照明器具の断面図。
【図2】本発明の一実施形態に係る電源端子台を示す斜視図。
【図3】(A)は図2の電源端子台を示す正面図。
(B)は図2中矢印Z方向から見て示す電源端子台の側面図。
【図4】図3(A)中A−A線に沿って示す電源端子台の断面図。
【図5】図3(A)中C−C線に沿って示す電源端子台の断面図。
【図6】図3(A)中E−E線に沿って示す電源端子台の断面図。
【図7】図3(B)中F−F線に沿って示す電源端子台の断面図。
【図8】図3(A)中B−B線に沿って示す電源端子台の断面図。
【図9】図2の電源端子台が備える電源線用の速結端子を示す斜視図。
【図10】図2の電源端子台が備えるアース線用の速結端子を示す斜視図。
【図11】(A)は図9の速結端子の平面図。
(B)は図9の速結端子の側面図。
(C)は図9の速結端子の正面図。
(D)は図9の速結端子の背面図。
(E)は図9の速結端子の下面図。
(F)は図11(C)中G−G線に沿う速結端子の断面図。
【図12】図9の速結端子の展開状態をこの端子を形成するフープ材から得たブランクをそのスクラップ部分とともに示す図。
【図13】(A)は従来の電源端子台が備える速結端子を示す斜視図。
(B)は図13(A)の速結端子の展開図。
【符号の説明】
15…電源端子台
21…筐体
21a…リブ
22…速結端子(電源線正極用)
23…速結端子(電源線負極用)
24…速結端子(アース用)
25…ボディ
26…カバー
35…ボディの壁部
41…電源供給側電線挿入孔(第1電源線挿入孔)
42…電源送り側電線挿入孔(第1送り電源線挿入孔)
43…電源供給側電線挿入孔(第2電源線挿入孔)
44…電源送り側電線挿入孔(第2送り電源線挿入孔)
45、46…電源線解除レバー
47…アーム部
48…電源線解除レバーの端子押し部
48b…係合突起
51…アース供給用電線挿入孔
52…アース送り用電線挿入孔
53、54…アース線解除レバー
55…アーム部
56…アース線解除レバーの端子押し部
61…ボディの側壁
62、63…負荷線用電線挿入孔
71…レバーストッパ部
73…第2鎖錠板ストッパ
73b…ストッパ面
81…基板部
81a…第1鎖錠板ストッパ
82…第1電線受け部
83…第2電線受け部
84…第1鎖錠板
85…第2鎖錠板
84a、85a…基部
84b、85b…鎖錠片
84c、85c…鎖錠片
b1、b2…曲げ部
86…第3電線受け部
87…第3鎖錠板
87a…鎖錠片
91…基板部
92…第1電線受け部
93…第2電線受け部
94…鎖錠板
94a…基部
94b…鎖錠片
94c…鎖錠片

Claims (2)

  1. 正極用の電源供給側電線挿入孔及び正極用の電源送り側電線挿入孔、負極用の電源供給側電線挿入孔及び負極用の電源送り側電線挿入孔、アース供給用の電線挿入孔及びアース送り用の電線挿入孔が夫々開けられた壁部を有し、この壁部に、端子押し部をアーム部の先端に有した一対の電源線解除レバーが一体に形成されるとともに、端子押し部をアーム部の先端に有した一対のアース線解除レバーが一体に形成され、前記壁部に対してほぼ直角な一側壁に、負荷用の電線挿入孔が複数開けられ、かつ、内部に正極用及び負極用並びにアース線用の速結端子を位置決めするリブが設けられたボディ、及びこのボディに連結されたカバーとからなる筐体と;
    基板部と、この基板部の一面側に折り曲げて突出された第1の電線受け部と、前記基板部の前記一面側に折り曲げて突出されていて突出方向中央部に曲げ部を有しこの曲げ部と前記基板部とにわたる部位が前記基板部に斜めに連なっている第2の電線受け部と、前記基板部の前記一面側に突出され、前記第1電線受け部に斜めに対向する弾性変形可能な鎖錠片、及び前記第2電線受け部に斜めに対向する弾性変形可能な鎖錠片を有した第1鎖錠板と、この第1鎖錠板と対向して前記基板部から前記一面側に突出され、前記第1電線受け部に斜めに対向する弾性変形可能な鎖錠片及び前記第2電線受け部に斜めに対向する弾性変形可能な鎖錠片を有した第2鎖錠板と、前記第2電線受け部から前記基板部とは逆側に折り曲げられた第3電線受け部と、この第3電線受け部から前記第1、第2の電線受け部とほぼ平行に折り曲げられて前記第3電線受け部に斜めに対向する弾性変形可能な一対の鎖錠片が切り起こし形成された第3鎖錠板とを具備した前記正極用速結端子であって、この速結端子用の前記リブで前記第3鎖錠板の鎖錠片の付け根が連続している前記第3鎖錠板の先端部を前記第3電線受け部への電線挿入方向と反対側から支持された状態に位置決めされて前記筐体に内蔵され、前記第1鎖錠板の一対の鎖錠片の先端部を正極用の前記両電線挿入孔に個別に対向させるとともに、前記第1鎖錠板の鎖錠片の長手方向中間部上に正極用の前記電源線解除レバーの端子押し部を位置させ、かつ、前記第3鎖錠板の鎖錠片の先端部を負荷用の前記電線挿入孔に対向させた前記正極用速結端子と;
    基板部と、この基板部の一面側に折り曲げて突出された第1の電線受け部と、前記基板部の前記一面側に折り曲げて突出されていて突出方向中央部に曲げ部を有しこの曲げ部と前記基板部とにわたる部位が前記基板部に斜めに連なっている第2の電線受け部と、前記基板部の前記一面側に突出され、前記第1電線受け部に斜めに対向する弾性変形可能な鎖錠片、及び前記第2電線受け部に斜めに対向する弾性変形可能な鎖錠片を有した第1鎖錠板と、この第1鎖錠板と対向して前記基板部から前記一面側に突出され、前記第1電線受け部に斜めに対向する弾性変形可能な鎖錠片及び前記第2電線受け部に斜めに対向する弾性変形可能な鎖錠片を有した第2鎖錠板と、前記第2電線受け部から前記基板部とは逆側に折り曲げられた第3電線受け部と、この第3電線受け部から前記第1、第2の電線受け部とほぼ平行に折り曲げられて前記第3電線受け部に斜めに対向する弾性変形可能な一対の鎖錠片が切り起こし形成された第3鎖錠板とを具備した前記負極用速結端子であって、この速結端子用の前記リブで前記第3鎖錠板の鎖錠片の付け根が連続している前記第3鎖錠板の先端部を前記第3電線受け部への電線挿入方向と反対側から支持された状態に位置決めされて前記筐体に内蔵され、前記第1鎖錠板の一対の鎖錠片の先端部を負極用の前記両電線挿入孔に個別に対向させるとともに、前記第1鎖錠板の鎖錠片の長手方向中間部上に負極用の前記電源線解除レバーの端子押し部を位置させ、かつ、前記第3鎖錠板の鎖錠片の先端部を負荷用の前記電線挿入孔に対向させた前記負極用速結端子と;
    一対の電線受け部及びこれら電線受け部に対向して斜めに配置された弾性変形可能な一対の鎖錠片を有したアース用速結端子であって、この速結端子用の前記リブで位置決めして前記筐体に内蔵され、前記電線受け部に近接した前記アース用速結端子の鎖錠片の先端部をアース用の前記両電線挿入孔に個別に対向させるとともに、前記アース用速結端子の鎖錠片の長手方向中間部上に前記アース線解除レバーの端子押し部を位置させたアース用速結端子と;
    を具備したことを特徴とする電源端子台。
  2. 前記第1鎖錠板の両鎖錠片に個別に対向してこれら鎖錠片の最大弾性変形量を規制する第1鎖錠板ストッパを、前記第1、第2の鎖錠板間に位置して前記基板部から前記一面側に切起こしたことを特徴とする請求項1に記載の電源端子台
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