JP2003099886A - 高感度磁気センサ装置及び交通量計測装置 - Google Patents

高感度磁気センサ装置及び交通量計測装置

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JP2003099886A
JP2003099886A JP2001289714A JP2001289714A JP2003099886A JP 2003099886 A JP2003099886 A JP 2003099886A JP 2001289714 A JP2001289714 A JP 2001289714A JP 2001289714 A JP2001289714 A JP 2001289714A JP 2003099886 A JP2003099886 A JP 2003099886A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、簡単な設置工事により、屋外の苛
酷な環境条件に耐え得ると共に、どんな天候でも昼夜問
わず使用可能であり、光ビーム方式のような逆光時に誤
動作するようなことのない交通量計測装置及びこれに使
用する高感度磁気センサ装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 駆動回路21により駆動される磁気セン
サ検出素子22と、磁気センサ検出素子の出力を増幅す
る検出回路23と、を含んでいる磁気センサ装置11に
おいて、上記駆動回路及び検出回路が、磁気センサ検出
素子の近傍に配置されていて、さらに磁気センサ検出素
子と磁気結合された強磁性体から成る集磁部材24と、
上記磁気センサ検出素子,集磁部材,駆動回路及び検出
回路を密閉するケース25と、を備えるように、高感度
磁気センサ装置11を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高感度磁気センサ
装置及びこれを利用した交通量計測装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、種々の道路を走行する自動車の通
行量の計測が行なわれており、例えば国土交通省が行な
う定期調査や、警察による日々の幹線道路の交通管制の
ための交通量の自動計測が知られている。ここで、交通
管制のための交通量の自動計測は、スムーズな自動車運
行のために必要な通行データ情報収集(道路を自動車が
占有している時間)のために行なわれるものである。即
ち、交通量調査は、決められた期間内におけるデータを
累計集計したバッチ処理における情報収集を目的として
行なわれており、交通管制のためには数分間隔のリアル
タイム情報収集が必要とされている。
【0003】従来、道路に設置されている交通管制のた
めの交通量計測装置は、走行車線の上方に設置される超
音波方式や光ビーム方式のものが知られている。これら
の方式の交通量計測装置は、超音波や光ビームを走行車
線の路上に向けて出射し、その反射情報に基づいて、走
行車線上の自動車の有無を検出するものである。そし
て、交通管制のために設計されたこれらの交通量計測装
置は、渋滞情報の把握のために、自動車の有無を検出す
るように構成されており、走行車線上を走行する自動車
の台数の計測や、個々の自動車の車長による車種情報の
取得を行なうことはできなかった。
【0004】これに対して、国土交通省が行なう数年毎
の定期的な交通量計測は、従来は人手により行なわれて
いるが、近年人手の確保の問題、台数・車種の検出が個
々の計測人の目視判断により行なわれるため、個々の計
測人におけるバラツキが大きくなってしまうと共に、夜
間を含む24時間の交通量計測は実際上困難である。こ
のため、交通量の自動計測装置の要請が強くなってきて
おり、種々の交通量計測装置が開発され、使用されてい
る。
【0005】このような交通量計測装置としては、例え
ば自動車の走行車線に磁気感応ループコイルを埋め込ん
で、自動車が磁気感応ループコイル上を走行する際に、
磁気インダクタンスの変化を検出して、自動車の通行台
数及び車長による車種情報の取得を行なうようにした交
通量計測装置が現在試験的に設置されている。しかしな
がら、このような交通量計測装置は、装置全体が複雑で
大がかりとなり、道路埋込み工事が必要であることか
ら、製品コスト及び設置コストが非常に高くなってしま
う。
【0006】これに対して、例えば図13に示すような
磁気センサを走行車線に埋め込んだ交通量計測装置も市
販されている。図13において、交通量計測装置1は、
走行車線の中央に埋め込まれた計測器2と、制御回路
(図示せず)と、から構成されている。この計測器2
は、図14に示すように、自動車の進行方向に関して互
いに所定間隔で配置された一対の磁気センサ3,4を含
んでおり、計測器2上を自動車が走行する際に、磁気セ
ンサ3,4が順次に自動車による磁気変化を検知して、
図15に示すように、検出信号を出力する。
【0007】これにより、制御回路が、これらの磁気セ
ンサ3,4からの検出信号に基づいて、磁気センサ3,
4の距離による速度成分時間に対応する位相差(t1−
t0)と、自動車の車長による車長成分時間に対応する
波形変化時間(t2−t0)とから、速度成分時間によ
り、当該自動車の走行速度、そして車長成分時間/速度
成分時間により、当該自動車の車長を求めることができ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このようにして交通量
計測装置1により計測された自動車の走行速度は、図1
6に示すように、磁気センサ3,4の間隔が例えば15
cmの場合には、時速40km程度まではほぼ相関がと
れるが、時速60km以上では、数10%の誤差が生ず
ることが実験により確認されている。そして、自動車の
車長を最低50cm以下の精度で求めようとすると、走
行速度の誤差を10%以下にする必要があるが、このた
めには、磁気センサ3,4の間隔を1m以上にする必要
があるが、埋込み式の計測器2では、各磁気センサ3,
4を異なる穴に埋設することになり、施工の点でコスト
が高くなってしまう。従って、磁気センサ3,4の間隔
をそのまま保持しつつ、速度計算のアルゴリズムを適宜
に処理することにより、速度計算の精度を向上させるよ
うにしている。
【0009】また、磁気センサ3,4を含む計測器2の
埋設の際に、交通を遮断して、特殊工具を使用して施工
する必要があり、舗装メンテナンス時の障害になった
り、降雨により地中の水圧が上がったとき、交通量計測
装置1の計測器2内へ浸水を防止するために、厳重な防
水構造が必要になり、コストが高くなってしまう。さら
に、計測器2の埋設のためには、約15cm以上の深さ
の切削穴が必要であると共に、例えば鉄橋等においては
鉄橋の構造材による磁気乱れが発生することとなり、埋
設場所が限定されることになる。
【0010】これに対して、前述した超音波形式または
光ビーム式の交通量計測装置の場合には、走行車線の上
方に交通量計測装置を設置する必要があり、取付位置が
限定されると共に、道路脇に支持用の専用ポールを立て
る必要があり、設置工事の費用が増大してしまう。
【0011】このようにして、従来の交通量計測装置
は、何れも高度道路技術利用のための本格的な交通量計
測装置として使用するには適しておらず、また人手によ
る交通量計測も精度及び人件費等の点で問題があった。
【0012】本発明は、以上の点に鑑み、簡単な設置工
事により、屋外の苛酷な環境条件に耐え得ると共に、ど
んな天候でも昼夜問わず使用可能であり、光ビーム方式
のような逆光時に誤動作するようなことのない交通量計
測装置及びこれに使用する高感度磁気センサ装置を提供
することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明の第
一の構成によれば、駆動回路により駆動される磁気セン
サ検出素子と、磁気センサ検出素子の出力を増幅する検
出回路と、を含んでいる磁気センサ装置において、上記
駆動回路及び検出回路が、磁気センサ検出素子の近傍に
配置されていて、さらに磁気センサ検出素子と磁気結合
された強磁性体から成る集磁部材と、上記磁気センサ検
出素子,集磁部材,駆動回路及び検出回路を密閉するケ
ースと、を備えていることを特徴とする、高感度磁気セ
ンサ装置により、達成される。
【0014】また、上記目的は、本発明の第二の構成に
よれば、検出方向を整列させて所定の間隔で配置された
少なくとも二つの高感度磁気センサ装置と、各高感度磁
気センサ装置からの出力信号に基づいて、各出力信号の
変化により自動車の走行台数を計測し、各自動車の走行
速度及び車長情報を収集する制御回路と、これらの各高
感度磁気センサ装置及び制御回路を包囲する非磁性体剛
性材料から成る外装ケースと、を含んでいて、道路の走
行車線の上方または路側に配設されており、上記各高感
度磁気センサ装置が、駆動回路により駆動される磁気セ
ンサ検出素子と、磁気センサ検出素子の出力を増幅する
検出回路と、磁気センサ検出素子と磁気結合された強磁
性体から成る集磁部材と、上記磁気センサ検出素子,集
磁部材,駆動回路及び検出回路を密閉するケースと、を
備えており、上記駆動回路及び検出回路が、磁気センサ
検出素子の近傍に配置されている、ことを特徴とする、
交通量計測装置により、達成される。
【0015】上記第一の構成によれば、上記駆動回路及
び検出回路が、磁気センサ検出素子の近傍に配置されて
いることにより、磁気センサ検出素子からの出力が近傍
の検出回路に入力され増幅されるので、磁気センサ検出
素子からの微弱な出力が周辺の磁界から受ける影響を低
減することができ、高精度の検出を行なうことができ
る。また、磁気センサ検出素子と磁気結合された強磁性
体から成る集磁部材を備えていることにより、集磁部材
がない場合と比較して、磁気センサ検出素子の出力が約
三倍となる。従って、磁気センサ検出素子が受動素子で
あることから、実質的にS/N比が三倍程度向上するこ
とになる。さらに、ケースが、磁気センサ検出素子,集
磁部材,駆動回路及び検出回路を密閉しているので、例
えば高感度磁気センサ装置を走行車線の上方や路側等の
屋外に設置しても、内部が浸水してしまうようなことが
ない。
【0016】また、上記第二の構成によれば、上述した
第一の構成による高感度磁気センサ装置を複数個検出方
向を整列させて所定間隔で配置することにより交通量計
測装置を構成して、このような構成の交通量計測装置
を、走行車線の上方または路側に配設する。これによ
り、走行車線を自動車が走行する際に、自動車から立体
的に放射される磁力線を、各高感度磁気センサにより順
次に検出し、その検出出力を増幅した後、制御回路が、
これらの検出出力に基づいて、各自動車の走行速度,車
長情報及び台数を計測することができる。
【0017】この場合、外装ケースを例えば接着剤,粘
着テープや固定ネジを使用することにより、走行車線の
上方位置に容易に取り付けることができ、また走行車線
の路側の例えば縁石に容易に取り付けることができる。
従って、例えば埋込み方式の交通量計測装置と比較し
て、設置工事が容易となり、設置工事のためのコストが
大幅に低減され得ると共に、埋設工事のための交通遮断
の必要がない。
【0018】そして、高感度磁気センサ装置を使用する
ことにより、走行車線の上方や路側においても、自動車
の走行による磁力線の変化を、高感度で確実に、しかも
高S/N比で検出することができるので、走行する自動
車の走行速度,車長情報及び台数を高精度で検出するこ
とが可能である。さらに、全体が非磁性体剛性材料から
なるケースにより覆われているので、例えば路側に設置
されていて、自動車等が何らかの理由により本交通量計
測装置に乗り上げたとしても、交通量計測装置が破壊し
てしまうようなことはない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図1乃至図12を参照しながら、詳細に説明する。図
1は、本発明による高感度磁気センサを組み込んだ交通
量計測装置の第一の実施形態を示している。図1におい
て、交通量計測装置10は、検出方向を整列させて配置
された二つの高感度磁気センサ装置11,12と、制御
回路13と、外装ケース14と、から構成されている。
【0020】ここで、上記制御回路13は、後述するよ
うに、各高感度磁気センサ装置11,12に対して方形
波の発振信号を出力すると共に、各高感度磁気センサ装
置11,12からの検出信号に基づいて自動車の走行台
数を計測し、各自動車の走行速度及び車長情報を収集す
るように構成されている。また、上記外装ケース14
は、非磁性体の剛性材料、例えば高強度の樹脂やアルミ
ニウム等から構成されており、防水構造になっていると
共に、管理者により開放可能になっている。
【0021】上記高感度磁気センサ装置11,12は、
共に同じ構成であるから、以下高感度磁気センサ装置1
1について説明する。高感度磁気センサ装置11は、図
2に示すように、駆動回路21と、磁気センサ検出素子
22と、検出回路23と、集磁部材24と、ケース25
と、を含んでいる。尚、各高感度磁気センサ装置11,
12は、互いに所定の間隔Wだけ離れて配置されてい
る。
【0022】ここで、上記駆動回路21及び検出回路2
3は、図2に示すように、磁気センサ検出素子22に対
して近接して配置されている。これにより、磁気センサ
検出素子22からの微弱なアナログ信号出力が、短い配
線を介して、検出回路23に入力されることになる。従
って、磁気センサ検出素子22からの出力信号が周辺の
一般商用電線からの磁界誘導を受けて、例えば出力信号
の周波数範囲が例えば数Hz乃至数百Hzの範囲に対し
て、一般商用電線の交流成分(50または60Hz)が
重畳されることがない。尚、制御回路13側でも数千倍
以上の交流増幅を行なう場合には、接続ケーブルからの
上記一般商用電線の交流成分(50または60Hz)の
重畳を抑制して、実質的なS/N比を向上させるため
に、高感度磁気センサ装置11から制御回路13への接
続ケーブルのシールドを強化して、インピーダンスを数
百Ωに下げる必要がある。
【0023】上記磁気センサ検出素子22は、磁気コア
22aと、この磁気コア22aに巻回された励磁巻線2
2bと、から構成されている。ここで、上記磁気コア2
2aは、例えばアモルファス材等の強磁性体から構成さ
れている。
【0024】そして、上記磁気コア22aの両端には、
集磁部材24が取り付けられている。これにより、双方
の集磁部材24を通る磁力線が磁気コア22aを通過す
ることにより、磁気センサ検出素子22は、従来の集磁
部材のない場合と比較して、その感度が高められてい
る。この場合、例えば最適な集磁部材24として、径8
乃至10mm,長さ10乃至100mmの丸棒状のもの
を使用した場合、図4に示すように、N方向地磁気バイ
アス磁界位置(+Hb)またはS方向地磁気バイアス磁
界位置(−Hb)における磁気感度ΔV/ΔHは、約3
倍の感度となることが実験的に確認された。
【0025】上記集磁部材24は、上記磁気コア22a
の両端に取り付けられている。ここで、上記集磁部材2
4は、例えば軟フェライト材料の強磁性体から構成され
ており、例えばAMラジオ帯に使用されるバーアンテナ
の部品として市販されているものを利用することができ
る。尚、集磁部材24は、これに限らず、例えば数kH
zで透磁率が低下しない強磁性体であるケイ素鋼板,パ
ーマロイ材またはアモルファス材でもよい。
【0026】上記ケース25は、駆動回路21,磁気セ
ンサ検出素子22,検出回路23及び集磁部材24を密
閉しており、ユニット化された防水構造になっている。
尚、ケース25は、非磁性体材料、例えば樹脂または金
属等から構成されており、例えば内部に電気的絶縁性を
有する樹脂が充填されている。
【0027】ここで、上記高感度磁気センサ装置11
は、具体的には図3に示すように構成されている。即
ち、図3において、高感度磁気センサ装置11は、回路
全体が消費電流が少なく、電池電源により動作可能なC
−MOS系半導体により構成されている。
【0028】上記駆動回路21は、バッファーIC1、
インバータIC2と、抵抗R1及びコンデンサC1によ
り微分回路、及び論理積回路IC3から成るパルス駆動
回路を構成している。尚、上記バッファーIC1,イン
バータIC2,論理積回路IC3は、例えばC−MOS
系の標準論理半導体により構成されている。従って、駆
動回路21は、制御回路13からの方形波の発振信号を
受けて、バッファーIC1の出力がLレベルからHレベ
ルに変化すると、論理積回路IC3が、抵抗R1及びコ
ンデンサC1による時定数のパルス幅でHレベルからL
レベルとなり、磁気センサ検出素子22を駆動する。そ
して、磁気センサ検出素子22が一定周波数でパルス駆
動されると、励磁巻線22bに作用する磁気に対応し
て、磁気センサ検出素子22の励磁巻線22bの磁気イ
ンピーダンスが変化する。
【0029】上記検出回路23は、ダイオードDと、抵
抗R2及びコンデンサC2から成る積分回路23aと、
三つのオペアンプOP1,OP2,OP3と二つのコン
パレータOP4,OP5と、を含んでいる。これによ
り、磁気センサ検出素子22の駆動パルスがダイオード
Dを介して、積分回路23aに入力され、コンデンサC
2の両端に、磁気センサ検出素子22の励磁巻線22b
の磁気インピーダンス比に応じた検出電圧が生ずる。そ
して、この検出電圧が、オペアンプOP1で高インピー
ダンスから低インピーダンスに変換され、オペアンプO
P2で、+Hb〜−Hbの地磁気バイアス変化(約±
0.5ガウス)においてもオペアンプの動作電圧内とな
るような数倍の増幅率で、直流電圧増幅された後、例え
ば積層セラミックコンデンサから成る無極性高容量コン
デンサC4により直流カットされ、さらに利得可変のオ
ペアンプOP3で交流成分の信号が増幅される。
【0030】その後、増幅信号は、ローパスフィルタL
PFによりパルス性の磁気信号ノイズ成分(例えば、大
電流を流すトランスや電車等から発生する所謂都市ノイ
ズ)が除去され、アナログ信号としての出力信号a(図
5(A)参照)となる。また、オペアンプOP3の出力
信号(上記増幅信号)は、コンパレータOP4,OP5
により、図5に示すように、Vc/2に対して±ΔVの
基準電圧レベルで電圧判定されて、さらに負論理和回路
IC4を介して、Vc/2±ΔVの範囲外の期間だけH
レベルとなる出力信号b(図5(B)参照)となる。同
様にして、高感度磁気センサ装置12は、出力信号a’
及び出力信号b’を出力する。
【0031】上記制御回路13は、図6に示すように構
成されている。図6において、制御回路13は、各種制
御を行なうマイコン13aと、入力されるアナログ信号
の強度レベル表示や速度成分時間,車長情報時間等ある
いは動作状態を表示するLCD表示部13b,マイコン
13aの動作プログラムを記憶するROM13c,内部
情報を一次記憶するRAM13d,収集データを外部に
出力するインタフェースI/F,操作ボタン13e,発
振回路13f,電源回路13gと、から構成されてい
る。
【0032】マイコン13aは、各高感度磁気センサ装
置11,12からの出力信号b,b’のLレベルからH
レベルへの変化をトリガーとして、磁気センサ装置1
1,12からの出力信号a,a’をA/D変換する。こ
こで、マイコン13aは、A/D変換したデジタル信号
に基づいて、図15に示すと同様にして、高感度磁気セ
ンサ11,12の距離による速度成分時間に対応する位
相差(t1−t0)と、自動車の車長による車長成分時
間に対応する波形変化時間(t2−t0)とから、速度
成分時間により、当該自動車の走行速度、そして車長成
分時間/速度成分時間により、当該自動車の車長を求め
ると共に、一台の自動車をカウントする。そして、マイ
コン13aは、上記速度成分時間及び車長成分時間、そ
して当該自動車の走行速度,車長を収集データとしてR
AM13dに記憶させる。その後、マイコン13aは、
必要に応じて、RAM13dから収集データを読み出し
て、インターフェースI/Fを介して外部に出力するよ
うになっている。
【0033】上記発振回路13fは、駆動発振信号を生
成して、各高感度磁気センサ装置11,12に出力する
ようになっている。また、上記電源回路13gは、所定
電圧+Vcの直流電圧を、制御回路13内の各部即ちマ
イコン13a,LCD表示部13b,ROM13c,R
AM13d及び発振回路13fと、外部の各高感度磁気
センサ装置11,12に供給するようになっている。
【0034】本発明実施形態による交通量計測装置10
は、以上のように構成されており、使用の際には、例え
ば図7に示すように、一般的な片側一車線の道路にて、
自動車走行車線Aと歩道Bを区切る縁石Cの上面に、交
通量計測装置10,10’を設置する。この場合、各交
通量計測装置10,10’は、それぞれ外装ケース14
の底面が縁石Cの上面に対して、例えば接着剤による接
着,粘着テープによる粘着または非磁性体であるステン
レス鋼ネジによる螺着等により取り付けられる。この場
合、各交通量計測装置10,10’は、それぞれ外装ケ
ース14により防水構造となっていることから、内部へ
の雨水等の浸水が防止される。ここで、自動車Mは、図
8に示すように、概略的に前後方向に磁極を有するよう
に磁力線が立体的に放射されている。
【0035】そして、各交通量計測装置10,10’に
おいて、高感度磁気センサ11,12の磁気センサ検出
素子22は、駆動回路21からのパルス駆動信号が印加
されることにより、パルス駆動される。他方、検出回路
23の積分回路23aには、電源ライン+Vcから抵抗
R2を介して定電圧が印加され、コンデンサC2が充電
されており、積分回路23aの積分電圧は、オペアンプ
OP1,OP2,OP3により増幅され、出力信号aと
して出力される。
【0036】ここで、図7にて、下方から自動車Mが走
行車線を走行してきて、交通量計測装置10に接近する
と、自動車Mが放射する磁力線が、交通量計測装置10
の各高感度磁気センサ装置11,12に順次に作用する
ことになる。これにより、各高感度磁気センサ装置1
1,12における磁気センサ検出素子22の磁気インピ
ーダンス比が順次に変化して、積分回路23aの積分電
圧が変化するので、出力信号a及びa’は、図15に示
したと同様に変化する。その際、出力信号a,a’は、
磁気センサ検出素子22の磁気コア22aの両端に集磁
部材24が取り付けられていることから、感度が高くな
ることにより、S/N比が向上することになる。
【0037】これにより、自動車Mから交通量計測装置
10までの距離Lに対する出力信号a,a’のS/N比
は、図9に示すように、従来の集磁部材のない磁気セン
サ装置を使用した場合と比較して、大幅に改善されてい
ることが分かる。これによれば、従来の集磁部材のない
磁気センサ装置の場合、S/N比が約10dB以下にな
る検出限界は約2mであったが、本発明による集磁部材
24を備えた磁気センサ装置11,12の場合、検出限
界は約8mになる。これに対して、上述した自動車Mか
ら交通量計測装置10までの距離Lは、一般的には1乃
至4m程度であることから、本発明による交通量計測装
置10によって、自動車Mの走行時の磁力線の変化を十
分に且つ確実に検出することができる。尚、上記距離L
を2mとした場合、従来の磁気センサ装置によれば、S
/N比が約10dBであるが、本発明による交通量計測
装置10における磁気センサ装置11,12において
は、約20dBのS/N比が得られることになる。
【0038】このようにして、制御回路13が、各高感
度磁気センサ装置11,12からの出力信号a,a’に
基づいて、自動車Mの走行(通過)による出力信号a,
a’の変化から、当該自動車Mの速度成分情報及び車長
成分情報を検出し、LCD表示部13bに表示すると共
に、当該自動車Mの走行速度及び車長を演算して、収集
データとして、RAM13dに記憶させ、さらに自動車
Mのカウントを行なう。その後、必要に応じて、制御回
路13は、マイコン13aによりRAM13dから収集
データを読み出して、インターフェースI/Fを介して
外部に出力する。
【0039】ここで、交通量計測装置10における各高
感度磁気センサ装置11,12の間隔Wは、長い程検出
精度が向上することになり、例えばW=1.0mとする
と、速度成分時間は、走行速度が時速40kmのとき、
90m秒となり、数m秒の検出誤差は測定値に対して1
0%以下となり、図16の実際値及び計測値の相関グラ
フにおいて、○印で示すようになる。
【0040】図10は、上述した交通量計測装置10に
よる実測波形を示している。図10において、交通量計
測装置10の各高感度磁気センサ装置11,12の出力
信号a及びa’が示されており、自動車が交通量計測装
置10に接近し通過する度に、順次出力信号a及びa’
が変化する。そして、制御回路13が、この波形変化に
基づいて、N,N+1,・・・,N+2,N+3,N+
4,N+5台目の自動車を、それぞれ検出し、台数をカ
ウントすると共に、各波形により、当該自動車の走行成
分情報及び車長成分情報を検出し、演算により走行速度
及び車長を得ることになる。
【0041】ところで、自動車Mとしては、車長が約
2.5mと短いものもあり、また車間距離が2m以下の
場合もあることから、各自動車Mを個々に区別して検出
するためには、自動車の走行速度制限が時速40乃至6
0kmの一般道路においては、上記間隔Wは、約1m程
度に設定することが好ましい。また、時速30km以下
の低速道路においては、間隔Wは、約50cm程度に、
さらに時速100km前後の高速道路においては、間隔
Wは、約2m程度に設定することが好ましい。
【0042】図11は、本発明による交通量計測装置の
第二の実施形態を示している。図11において、交通量
計測装置30は、図1及び図6に示した交通量計測装置
10とほぼ同様に構成されており、等間隔で配置された
複数個(図示の場合、N個)の高感度磁気センサ装置3
1,32,33,・・・,3Nを備えている点で異なる
構成になっている。この場合、自動車が接近したとき、
各高感度磁気センサ装置31,32,33,・・・,3
Nからの出力信号は、図12に示すようになり、制御回
路13が、各高感度磁気センサ装置31,32,33,
・・・,3Nからの出力信号を相互に比較して、多重平
均化処理することにより、ノイズ成分が1/Nに低減さ
れることになり、信号波形からノイズ波形を実質的に取
除いて、S/N比を向上させることができる。従って、
S/N比が低い場合、即ち検出距離Lが比較的長い場合
であっても、自動車の速度及び車長を確実に検出するこ
とができる。
【0043】さらに、制御回路13が、各高感度磁気セ
ンサ装置31,32,33,・・・,3Nからの出力信
号を相互に比較して、速度成分時間S1,S2,・・
・,Snが理論的には整数倍であることに基づいて、平
均化処理することにより、演算する走行速度及び車長の
検出精度が向上することになる。例えば、自動車の走行
速度が時速100km程度である場合、上記間隔W=
0.5mで、Nを6乃至10とすることにより、検出距
離Lが長くても、自動車の速度及び車長を確実に検出す
ることができる。
【0044】上述した実施形態においては、交通量計測
装置10,30は、道路の縁石の上面に取り付けられて
いるが、これに限らず、道路の走行車線の上方に配置す
るようにしてもよいことは明らかである。この場合、交
通量計測装置10,30が小型であることから、道路の
走行車線の上方に配設された既設の構造物、例えば案内
標識,歩道橋等に取り付けることも可能であり、設置費
用が大幅に削減され得ることになる。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の高感度磁気
センサ装置によれば、上記駆動回路及び検出回路が、磁
気センサ検出素子の近傍に配置されていることにより、
磁気センサ検出素子からの検出出力が近傍の検出回路に
入力され増幅されるので、微弱な検出出力が周辺の磁界
から受ける影響を低減することができ、高精度の検出を
行なうことができる。また、磁気センサ検出素子と磁気
結合された強磁性体から成る集磁部材を備えていること
により、集磁部材がない場合と比較して、磁気センサ検
出素子の検出出力が約三倍となる。従って、磁気センサ
検出素子が受動素子であることから、実質的にS/N比
が三倍程度向上することになる。さらに、ケースが、磁
気センサ検出素子,集磁部材,駆動回路及び検出回路を
密閉しているので、例えば高感度磁気センサ装置を走行
車線の上方や路側等の屋外に設置しても、内部が浸水し
てしまうようなことがない。
【0046】また、本発明による交通量計測装置によれ
ば、走行車線の上方または路側に配設することにより、
走行車線を自動車が走行する際に、自動車から立体的に
放射される磁力線を、各高感度磁気センサにより順次に
検出し、その検出出力を増幅した後、制御回路が、これ
らの検出出力に基づいて、各自動車の走行速度,車長情
報及び台数を計測することができる。この場合、外装ケ
ースを例えば接着剤,粘着テープや固定ネジを使用する
ことにより、走行車線の上方位置に容易に取り付けるこ
とができ、また走行車線の路側の例えば縁石に容易に取
り付けることができる。従って、例えば埋込み方式の交
通量計測装置と比較して、設置工事が容易となり、設置
工事のためのコストが大幅に低減され得ると共に、埋設
工事のための交通遮断の必要がない。そして、高感度磁
気センサ装置を使用することにより、走行車線の上方や
路側においても、自動車の走行による磁力線の変化を、
高感度で確実に、しかも高S/N比で検出することがで
きるので、走行する自動車の走行速度,車長情報及び台
数を高精度で検出することが可能である。さらに、全体
が非磁性体剛性材料からなるケースにより覆われている
ので、例えば路側に設置されていて、自動車等が何らか
の理由により本交通量計測装置に乗り上げたとしても、
交通量計測装置が破壊してしまうようなことはない。
【0047】このようにして、本発明によれば、簡単な
設置工事により、屋外の苛酷な環境条件に耐え得ると共
に、どんな天候でも昼夜問わず使用可能であり、光ビー
ム方式のような逆光時に誤動作するようなことのない交
通量計測装置及びこれに使用する高感度磁気センサ装置
が提供され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による高感度磁気センサ装置を組み込ん
だ交通量計測装置の第一の実施形態を示す概略斜視図で
ある。
【図2】図1の交通量計測装置に組み込まれた高感度磁
気センサ装置の構成を示す概略斜視図である。
【図3】図2の高感度磁気センサ装置の電気的構成を示
す回路図である。
【図4】図2の高感度磁気センサ装置における磁気セン
サ検出素子の磁気感度特性を示すグラフである。
【図5】図2の高感度磁気センサ装置の出力信号の波形
を示すグラフである。
【図6】図1の交通量計測装置の電気的構成を示すブロ
ック図である。
【図7】図1の交通量計測装置の道路への設置状態を示
す概略平面図である。
【図8】道路を走行する自動車が放射する磁力線を示す
概略側面図である。
【図9】図2の高感度磁気センサ装置による検出距離と
測定値のS/N比との関係を示すグラフである。
【図10】図7の交通量計測装置による各高感度磁気セ
ンサ装置の出力信号の実測波形を示すグラフである。
【図11】本発明による交通量計測装置の第二の実施形
態の電気的構成を示すブロック図である。
【図12】図11の交通量計測装置による各高感度磁気
センサ装置の出力信号の波形を示すグラフである。
【図13】従来の埋込み方式の交通量計測装置を示す概
略図である。
【図14】図13の交通量計測装置における磁気センサ
装置を示す概略図である。
【図15】図13の交通量計測装置における磁気センサ
装置の出力信号の波形を示すグラフである。
【図16】図13の交通量計測装置における自動車の走
行速度の実際値と測定値の相関を示すグラフである。
【符号の説明】
10 交通量計測装置 11,12 高感度磁気センサ装置 13 制御回路 14 外装ケース 21 駆動回路 22 磁気センサ検出素子 23 検出回路 24 集磁部材 25 ケース 30 交通量計測装置 31,32,・・・,3N 高感度磁気センサ装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年10月31日(2001.10.
31)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図4】
【図5】
【図8】
【図13】
【図14】
【図3】
【図6】
【図7】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図15】
【図16】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G017 AA01 AB07 AC07 AD01 BA03 BA05 5H180 AA01 BB04 CC12 CC17 DD01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動回路により駆動される磁気センサ検
    出素子と、磁気センサ検出素子の出力を増幅する検出回
    路と、を含んでいる磁気センサ装置において、 上記駆動回路及び検出回路が、磁気センサ検出素子の近
    傍に配置されていて、 さらに磁気センサ検出素子と磁気結合された強磁性体か
    ら成る集磁部材と、 上記磁気センサ検出素子,集磁部材,駆動回路及び検出
    回路を密閉するケースと、を備えていることを特徴とす
    る、高感度磁気センサ装置。
  2. 【請求項2】 検出方向を整列させて所定の間隔で配置
    された少なくとも二つの高感度磁気センサ装置と、各高
    感度磁気センサ装置からの出力信号に基づいて、各出力
    信号の変化により自動車の走行台数を計測し、各自動車
    の走行速度及び車長情報を収集する制御回路と、これら
    の各高感度磁気センサ装置及び制御回路を包囲する非磁
    性体剛性材料から成る外装ケースと、を含んでいて、 道路の走行車線の上方または路側に配設されており、 上記各高感度磁気センサ装置が、駆動回路により駆動さ
    れる磁気センサ検出素子と、磁気センサ検出素子の出力
    を増幅する検出回路と、磁気センサ検出素子と磁気結合
    された強磁性体から成る集磁部材と、上記磁気センサ検
    出素子,集磁部材,駆動回路及び検出回路を密閉するケ
    ースと、を備えており、上記駆動回路及び検出回路が、
    磁気センサ検出素子の近傍に配置されている、ことを特
    徴とする、交通量計測装置。
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