JPH05225493A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JPH05225493A
JPH05225493A JP4029607A JP2960792A JPH05225493A JP H05225493 A JPH05225493 A JP H05225493A JP 4029607 A JP4029607 A JP 4029607A JP 2960792 A JP2960792 A JP 2960792A JP H05225493 A JPH05225493 A JP H05225493A
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JP
Japan
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road
information
vehicle
gate
communication
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JP4029607A
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Ichiro Wada
一郎 和田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、外来ノイズや諸規則に拘束されず
に路面などに簡単に設置して路上移動体と容易に必要な
情報を通信することにある。 【構成】 道路,滑走路などの路面1または路面より比
較的浅い地下に送信または受信の何れかまたは両方の通
信手段6をもったマンホール蓋状体機器3を設置し、所
要とする通信媒体を用いて路上移動体と通信する通信装
置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陸上の走行車両,滑走
路上の航空機,工場内等における搬送車等(以下、路上
移動体と指称する)と必要な情報の通信を行う通信装置
に係わり、特に諸規則や外部環境条件などの制約を受け
ずに路上移動体との通信を可能とする通信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】通常,道路網の整備、環境の改善、陸上
および空港の適切な運用を確保する観点から、陸上より
路上移動体に必要な情報を伝達する要求があり、或いは
その逆に陸上において路上移動体から必要な情報を取得
したい要求がある。このため、陸上と路上移動体との間
で必要な情報の通信を行う必要がある。
【0003】ところで、従来,陸上において路上移動体
より必要な情報を取得する手段として、路上移動体の走
行速度を測定する装置や通過台数を検知する装置などが
開発されている。
【0004】前者の走行速度測定装置は、ドップラレー
ダ式センサを利用したものがあり、具体的には道路の側
方に鋭い指向性アンテナをもったレーダ装置を設置し、
この指向性アンテナから一定周波数の電磁波を連続的に
路上移動体に送信し、この路上移動体の表面から反射さ
れてくる受信波をアンテナで受信する。このとき、受信
波の周波数は、路上移動体の接近にしたがって高くな
り、遠ざかるにしたがって低くなり、かつ、受信波の周
波数は路上移動体の走行速度と送信周波数の積に比例す
るので、かかる関係を利用することにより路上移動体の
走行速度を求めることができる。
【0005】一方、後者の通過台数検知装置は、同じく
道路の側方に逆L字状のポールを設置するとともに、こ
のポール先端から下方に向けて超音波送受信器を取り付
け、かつ、ポールの途中に計数機能をもった信号処理装
置が取り付けられている。そして、この超音波送受信器
から超音波を送波し、このとき路上移動体から反射され
てくる反射波を受信しフイルタを通して波形整形した
後、前記信号処理装置にて所定時間当たり、或いは所定
期間を通じて通過台数を計数するものである。
【0006】さらに、別の通信手段として、予め工場内
の地下に誘導用送信アンテナ線を埋め込んでおき、工場
内を走行する搬送車がその誘導用送信アンテナ線にそっ
て適切に走行できるようにしたものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た走行速度測定および通過台数検知装置は、道路の側方
に鋼製ポールを立ててレーダ装置や超音波送受信器を取
り付けるので、測定装置や検知装置が非常に大掛かりで
コスト的に高くなり、また人間が歩く歩行道路の一部を
占有することから歩行の邪魔になる問題がある。また、
走行速度測定装置ではレーダ装置を用いているが、信号
機,路上移動体その他から種々の外来ノイズが混入し、
一方、通過台数検知装置の場合には路上移動体からの反
射波を検知するので、路上移動体の形状,積荷の形状・
種類などによって検出上の制約を受け、しかも路上移動
体からの反射波などが周囲に飛びちるために種々の影響
を与える問題がある。
【0008】さらに、工場敷地内に誘導用送信アンテナ
線を埋設するものは、アンテナ線の敷設工事が非常に大
変であるばかりでなく、特定の使用目的にしか利用でき
ない問題がある。
【0009】その他、飛行場の滑走路などでは、運輸省
の規則などによってポールを立てることが難しく、この
ため必要な情報を路上移動体に適切に伝達できない問題
がある。
【0010】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、外来ノイズや諸規則に拘束されずに設置可能であ
り、よって容易に路上移動体と必要な情報を通信しうる
通信装置を提供することを目的とする。また、本発明の
他の目的は、人間に違和感を与えずに手軽に設置して路
上移動体に基準位置情報を知らせうる通信装置を提供す
ることにある。さらに、本発明の他の目的は、有料道路
システムに適用することにより料金支払いゲートにおけ
る路上移動体の渋滞を解消する通信装置を提供すること
にある
【0011】。
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、道路,滑走路などの路面または路面より比
較的浅い地下に送信または受信の何れかまたは両方の通
信手段をもったマンホール蓋状体機器を設置し、光,磁
束,超音波,電波などの通信媒体を用いて路上移動体と
必要な情報を通信する通信装置である。
【0012】そして、この通信装置のマンホール蓋状体
機器は、道路地図上に路上移動体の現在走行位置をプロ
ットする地図情報システムに適用する場合、所要とする
通信媒体を用いて予め定めた基準位置情報を発信し、前
記現在走行位置の位置ずれの修正に用いる位置発信機器
として使用するものである。また、有料道路ゲートシス
テムに適用する場合には、予め料金支払いの意志の下に
道路事業管理企業体または銀行に積立てを行っている路
上移動体がゲートを通過するとき、有料道路ゲート制御
装置を介して積立て預金を確認して適宜または専用のゲ
ートに誘導したり開けたりするために、当該路上移動体
から所要とする情報を受信する移動体検出機器として用
いるものである。
【0013】
【作用】従って、本発明は以上のような手段を講じたこ
とにより、道路,滑走路などの路面または路面近くに通
信手段をもったマンホール蓋状体機器を設置し、所要と
する通信媒体を用いて路上移動体と必要な情報を通信す
るので、従来のように歩道などを占有してポールを立て
る必要がなく、既設のマンホールまたは新規に路面上に
手軽に設置でき、しかも人間に何ら違和感を与えずに路
上移動体に必要な情報を与え、または路上移動体から必
要な情報を受けることができる。
【0014】また、かかる通信装置を道路地図上に路上
移動体の現在走行位置をプロットする地図情報システム
に適用する場合、マンホール蓋状体機器は位置発信機器
として使用し、この位置発信機器から所要の通信媒体を
介して予め定めた基準位置情報を発信することができ、
これによって路上移動体では当該基準位置情報を用いて
道路地図上の現在走行位置の位置ずれを修正することが
できる。
【0015】さらに、かかる通信装置を有料道路ゲート
システムに適用した場合、予め料金支払いの意志の下に
道路事業管理企業体または銀行に積立てを行っている路
上移動体がゲートを通過する際、マンホール蓋状体機器
は移動体検出機器として使用し、この移動体検出機器が
予め積立て預金を行っている路上移動体を検出し、前記
有料道路ゲート制御装置を介して前記道路事業管理企業
体または銀行に積立てを確認後、専用のゲートに誘導し
たり、ゲートを開けて当該路上移動体を通過させること
により、料金支払いゲートでの路上移動体の渋滞を解消
することができる。
【0016】
【実施例】先ず、本発明者は、従来の以上のような問題
を解決するための検討を重ねた結果、出来うれば,住
宅,幹線道路或いは工場内道路や滑走路などの表面近く
または比較的浅い地下に簡単に設置し、路上移動体との
間で必要な情報を授受できれば、それら道路または滑走
路から路上移動体までの距離が近くなり、種々の外来ノ
イズが混入することがなく、また種々の規則の制約を受
けることがなくなり、ひいては適切に情報を取得できる
ことにより道路網の整備,環境の改善,陸上輸送システ
ムの改善などに大きく貢献することができる。
【0017】そこで、本発明装置は、以上のような検討
結果を踏まえながら通信装置本体を路面または路面より
地下に設置し、正確に必要な情報の受け渡しを行うもの
であり、以下、その実施例について図面を参照して説明
する。
【0018】図1は本発明装置の一実施例を示す断面図
である。この通信装置は、住宅,幹線道路或いは工場内
道路や滑走路などの路面1に、例えば中央部分に貫通孔
2aが形成された断面凹状の機器受け体2を埋め込んだ
後、この機器受け体2上に必要な情報を通信する通信手
段を組み込んだマンホール蓋状体機器3が着脱自在に嵌
合されている。
【0019】このマンホール蓋状体機器3は、太陽光お
よび外部からの情報を受け易くする目的で必要な部分に
強化ガラス窓4が設けられ、かつ、内部的には強化ガラ
ス窓4に対向して太陽光から必要な電力を取り込む太陽
電池5、路上移動体との間で必要な情報を送信または受
信する送・受信手段6が内蔵されている。
【0020】なお、この送・受信手段6の構成は、路上
移動体との間でいかなる情報を授受するかによって異な
るものであり、またその通信媒体としては例えばレーザ
その他の光,磁束,超音波,微弱な電波などを用いるも
のとする。例えばレーザ光を光変調してある時間内でコ
ード化された基準位置情報を路上に送信するとか、地下
から磁束を放射し路上移動体の接近による磁束の変化に
伴うインダクタンスの変化から通過台数を検出すると
か、或いは超音波を送受信することにより同じく通過台
数を検出するとか、さらに予め必要な情報を記憶しその
記憶情報を電波で路上移動体に送信し、その結果の応答
情報を受信するとか、種々上げられる。
【0021】なお、磁束やマイクロウエーブの場合には
磁束またはマイクロウエーブが広がりを持つので、例え
ばマンホール蓋状体機器3を縦長または細長いL字状に
形成して半地下に設置し、外界の影響を極力小さく押さ
えるように構成する。次に、具体的用途に基づいてマン
ホール蓋状体3および路上移動体の構成について説明す
る。 (1) 移動体通過台数の測定および測定台数の外部送
信について。
【0022】このマンホール蓋状体機器3の送・受信手
段4は、例えば図2に示すごとく、路上移動体の通過を
例えば光学的に検出する情報検出用センサ11、このセ
ンサ11の出力を増幅する増幅器12、この増幅器12
の出力を所定のしきい値レベルで2値化処理する2値化
処理回路13、この2値化処理された所定レベル以上ま
たは以下の信号をカウントするカウンタ14、時間を刻
時する時計回路15、所定の時間間隔ごとにカウンタ1
4の内容をメモリ16に書き込むCPUなどの制御回路
17等によって構成されている。ゆえに、この場合には
所定時間ごとの移動体通過台数情報を取得できる。
【0023】この制御回路17においては、予め定めた
時間ごとまたは外部から送受信アンテナ18,伝送部1
9を介してデータの要求があったとき、メモリ16から
移動体通過台数情報を読み出して伝送部19で所定の信
号に変換した後、送受信アンテナ18から外部に送信す
る。なお、送信に際しては、アンテナ18を用いてPC
Mによる無線信号としてもよく、或いはアンテナなしで
光変調信号などを用いて送信してもよい。 (2) 地図情報システムにおける基準位置情報の送信
および路上移動体の位置ずれの修正について。
【0024】近年、全国規模の道路地図がメモリに記憶
され、路上移動体が所定の走行距離ごとに当該メモリか
ら走行地域の道路地図を読み出し、少しずつ道路地図を
移動させながらCRT表示装置に表示できるようになっ
ている。
【0025】そして、路上移動体の走行に際し、光学的
なジャイロコンパスなどを用いて路上移動体の現在走行
位置を求めてCRT表示装置に表示された道路地図上に
プロットしたり、2つの通信衛星からの電波を受信して
同じく現在走行位置を求めてCRT表示装置の道路地図
上にプロットすることが考えられている。
【0026】しかし、ジャイロコンパスを用いたもの
は、未だ精度不足であり、道路地図上に正確に現在走行
位置をプロットできない。このため、手動により適宜に
道路地図上の現在走行位置を修正する必要がある。一
方、通信衛星を用いたものは、精度の高い受信装置の
他、現在走行位置を求める処理構成が複雑であり、コス
ト的にも非常に高いものとなる。
【0027】そこで、本発明装置は、道路の交差点,重
要個所または滑走路の所要とする個所の路面に、図1に
示すような形態のもの、または図3に示すような断面T
字形をなすマンホール蓋状体機器3として機能する位置
発信装置3Aを埋設し、この位置発信装置3Aに図4に
示すような送信手段6Aを内蔵し、一方、路上移動体3
0側にも同じく図4に示すようなカーロケータを搭載す
れば、位置発信装置3Aから送信される基準位置情報に
基づいて路上移動体30の現在走行位置のずれを修正で
きる。
【0028】以下、具体的に説明すると、位置発信装置
3Aには、所定の周期ごとに動作制御信号を発生する制
御手段21、この制御手段21の動作制御信号にしたが
って図5に示す期間Tの間レーザ光を発生するレーザ光
発生源22、前記制御手段21の動作制御信号に同期し
て予め定められた基準位置情報を発生する位置情報発生
部23、この位置情報発生部23の基準位置情報に基づ
いてレーザ光を光変調する光変調手段24が設けられて
いる。なお、この位置情報発生部23は、異なる周期を
もつ“1”、“0”信号を例えば5ビット組み合わせる
ことにより、基準位置情報を表すものとする。
【0029】一方、路上移動体30側では、必要な道路
地図情報を記憶するROMなどの地図情報メモリ31、
表示すべき地図情報などを一時保存する画像メモリ3
2、所定の走行距離ごとに地図情報メモリ31から走行
方向および距離にしたがって座標位置をずらしながら道
路地図情報を取り出して画像メモリ32に一時保存し、
かつ、その地図情報をCRTなどの表示部33に表示す
るCPUなどの位置情報表示処理手段34が設けられて
いる。
【0030】また、本実施例では、自動車に距離計(車
の車軸に回転結合した距離計)、方位磁石、加速度計を
搭載し、それぞれからの信号を用いて航跡図を描き、地
図情報と重ね合せることにより、おおまかな精度で自分
の位置を決定する走行位置決定手段36を設けている。
従って、この位置情報表示処理手段34は、走行位置決
定手段36によって決定された現在走行位置を画像メモ
リ32の道路地図上にプロットすることにより、表示部
33に表示された地図情報の特定位置に現在走行位置を
表示する機能をもっている。
【0031】上記実施例においては、ジャイロコンパス
を用いない例を示したが、実用上の面から安価な粗級の
オプティカルファイバジャイロを用い、おおまかな走行
位置を決定し、本発明によって正しい位置修正を行う実
施例について述べる。オプティカルファイバジャイロ
は、サニャック効果を利用した受動型光ジャイロに属す
る。精密級のオプティカルファイバジャイロは、航空機
の慣性航法用として用いられるようになり、分解能・零
点安定性とともに0.01度/h(時間)、ダイナミッ
クレンジ6桁、スケールファクタの安定性10ppm が要
求され、価格も著しく高い。しかし、本発明の地図情報
システムで用いることのできる性能は航空機の慣性航法
用と比較して著しく粗でよい。例えば最大検出角度±6
00°/s程度、安定性3度/h(時間)、非直線性
0.05%程度
【0032】この程度のオプティカルファイバジャイロ
は容易に安価に作ることができる。本ジャイロを上記実
施例の方位磁石,加速度計の代りに用いれば、正しく位
置修正された高信頼性のシステムになる。但し、安定性
の悪いジャイロを用いる場合には第1回の信号灯による
修正を行うまでは信頼性がないので、「準備中」等の表
示を行うか、駐車している場所が地図上でわかる場合は
位置設定するようにしてもよい。
【0033】さらに、路上移動体30においては、位置
発信装置3Aから送信されてくる光変調されたレーザ光
信号を受光する受光手段37、予め基準位置に必要な固
定位置情報を記憶する固定位置情報設定部38、受光手
段37からの電気信号をフィルタリングした後復調し、
固定位置情報を参照しながら基準位置を決定する基準位
置決定手段39などが設けられている。
【0034】従って、以上のような実施例の構成によれ
ば、位置情報表示処理手段34は、走行開始時に走行開
始地域が例えばほぼ中心位置に設定するように道路地図
情報を読み出して画像メモリ32に保存した後、表示部
33に表示する。さらに、手動にて道路地図情報の該当
地域相当部分に現在位置情報を表示する。従って、表示
部33には道路地図情報のみならず、路上移動体の現在
走行位置を表示することができる。
【0035】この状態において路上移動体が走行する
と、距離計、方位磁石、加速度計或いは距離計、ジャイ
ロコンパス等から路上移動体の走行距離および走行方向
を取り込んだ後、位置情報表示処理手段34にて路上移
動体の現在走行位置を決定する。ゆえに、位置情報表示
処理手段34では、道路地図情報のみならず、路上移動
体の走行に従って逐次現在走行位置情報を取り込んで道
路地図上に移していく。
【0036】一方、位置発信装置3Aでは、制御手段2
1からの動作制御信号を受けてレーザ光発信源22から
レーザ光を発生するが、このとき光変調によって基準位
置を表す情報を送信している。ゆえに、路上移動体側で
は受信手段37を介して基準位置情報を受信した後、基
準位置決定手段39にて予め登録されている固定位置情
報と比較参照し、或いは受光手段37からの電気信号の
コードから直接基準位置情報を解読する。
【0037】さらに、位置情報表示処理手段34では、
所定周期ごとに基準位置決定手段39で判断された基準
位置情報を取り込み、この基準位置情報に基づいて画像
メモリ32の道路地図上の該当する位置にプロットし、
既に路上移動体の現在走行位置を示すプロットをクリア
することにより、路上移動体の現在走行位置を自動的に
修正できる。
【0038】また、磁束を用いた位置発信装置3Aは、
例えば図6に示すようにコード化された基準位置信号を
発生する基準位置信号発生部41、この発生部41によ
ってコード化された基準位置信号を増幅する増幅部4
2、結合コイル43、この結合コイル43の出力を増幅
する増幅部44、送信可能な信号に変換する信号変換部
45、アンテナ46などからなり、路上移動体が通過す
るとき、結合コイル43の動作によりアンテナ46から
基準位置信号を送信するものである。また、位置発信装
置3Aは、図7に示すような構成のものでもよい。47
は防水グランド、48は電源ケーブルである。 (3) 有料道路ゲートシステムの適用について。
【0039】有料道路ゲートシステムは、路上移動体の
運転者または所有者に関し、予め有料道路を走行したと
き料金支払いの意志の下に道路事業管理企業体、銀行等
に積立てを行っていることが前提となる。
【0040】そして、かかる有料道路ゲートシステムに
おいては、図8に示すようにゲート51より所定距離前
方からゲート51方向に向かって、その路面(または路
面より所定距離下位の地下)に適宜な間隔をもって所定
の地点に例えば図1に示すマンホール蓋状体機器3とし
て機能する移動体検出機器3Bが設置され、さらに前記
ゲート51の近傍にも同様な移動体検出機器3Bを設置
するものとする。
【0041】一方、路上移動体30は、通常のプレート
NOでもよいし、或いは企業体積立て、銀行積立て等を
行っていることを識別させるための特定のマーク,車種
表示、または自動車登録番号を表示し、或いは所要の通
信媒体を介して特定の情報または自動車登録番号情報な
ど発信する構成となっている。
【0042】従って、以上のような実施例の構成によれ
ば、路上移動体がゲート51近くに差しかかると、A地
点の移動体検出機器3Bが特定のマーク,車種,自動車
登録番号などの何れかまたは複数を検出し、この検出情
報を有料道路ゲート制御装置52に送信する。ここで、
有料道路ゲート制御装置52は、かかる検出情報に基づ
いて企業体積立て、銀行積立て等を行っているか否かを
判断し、積立て預金がある場合にはB地点で当該路上移
動体が来たことを確認し、銀行などから料金引き落とし
を実行する。さらに、当該路上移動体がC地点を通過し
たとき、同様に移動体検出機器3Bにて路上移動体の通
過を検出し有料道路ゲート制御装置52に送信する。有
料道路ゲート制御装置52は、ここで該当走行方向のノ
ンストップゲートに誘導するか、または専用ゲート51
を開け、路上移動体の通過を許可する。
【0043】従って、このような有料道路ゲートシステ
ムでは、路上移動体の走行時に自動的に企業体積立て、
銀行積立て等を調べてノンストップゲートに誘導する
か、専用ゲート51を開けるので、料金支払いのために
ゲート近くで渋滞となることがなく、円滑に路上移動体
の通過を促進させることができる。なお、マンホール蓋
状体機器3には図9ないし図12に示すような種々の形
態のものがある。
【0044】先ず、図9は実際のマンホール61の蓋に
代えて当該蓋と同様な形態のマンホール蓋状体機器3を
閉塞するものでもよい。このとき、機器内部の駆動電力
は、マンホール61内に配線された電源ケーブル62ま
たは新規に外部引き込みを行った外部電源63から得る
ようにしてもよい。
【0045】また、図10(a)は、道路などの路面を
所要とする深さまで掘削した後、この掘削穴内に所定長
さの筒状機器受け体2Aを埋設する。そして、この筒状
機器受け体2Aの内部に同図(b)に示すような下部に
送・受信器の一部を構成する可撓性薄形コイル3Cを収
納するパイプ状のものを取り付けたマンホール蓋状体機
器3を嵌合してなる構成である。
【0046】よって、この構成のものは、可撓性薄形コ
イル3Cからの磁束を路面上に出し、路面上を走行する
路上移動体の車体金属を利用してインダクタンスの変化
や渦電流を発生させることにより2次磁束を出させ、こ
の2次磁束を可撓性薄形コイル3Cで検出し、路上移動
体の通過台数を検知できる。なお、可撓性薄形コイル3
Cが半地下に設置され、かつ、同図(c)のように検出
線3Dを狭い範囲で地上に出すので、大半の磁束の拡り
は地中にあり、外界の影響を小さく押さえることがで
き、高速道路で用いても危険性がない。しかも、マンホ
ール蓋状体機器3の比較的深い部分に電子回路3Fを設
置すれば、温度上昇の防止にも役立つ。
【0047】次に、図11は可撓性マイクロウエーブ用
アンテナ3Cをもったマンホール蓋状体機器3を設けた
もので、これは例えば高速道路などで例え小さいマンホ
ールでも設置困難な場合に道路の端に設置する場合に有
効なものである。なお、筒状蓋機器受け体2Bとして
は、マイクロウエーブを発射する場合にはガラス繊維強
化プラスチックなどが用いられる。
【0048】次に、図12は土手などの側方に筒状機器
受け体2Bを埋設するとともに、下側から上側に開蓋可
能な蓋体3Gを取り付け、この蓋体3Gまたは外部回路
3Hより引き出す可撓性マイクロウエーブ用アンテナ3
Cをもった筒状機器受け体2B内部に挿入し、路面から
所要の情報を持つマイクロ波を送信する構成である。な
お、本発明は上記実施例に限定されるものではない。実
施例として、通過台数測定装置、位置発生機器または移
動体検出機器について述べたが、他の用途例えば移動体
の速度検出機器であってもよく、要は路面にマンホール
蓋状体機器を設置して情報を通信するものであれば、全
てを含むものである。その他、本発明はその要旨を逸脱
しない範囲で種々変形して実施できる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような種々の効果を奏する。請求項1,2の発明にお
いては、外来ノイズや諸規則に拘束されずに路面などに
簡単に設置して路上移動体と容易に必要な情報を通信で
きる。
【0050】次に、請求項3の発明は、路面などに簡単
に設置でき、しかも人間に違和感を与えることなく路上
移動体に基準位置情報を確実に送信でき、地図情報シス
テムの現在走行位置のずれを修正するのに利用できる。
さらに、請求項4に発明においては、路上移動体が有料
道路システムの料金支払いゲートを円滑に通過でき、路
上移動体の渋滞を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる通信装置の一実施例を示す断
面図。
【図2】 通信装置を構成するマンホール蓋状体機器に
内蔵される送・受信手段の機能ブロック図。
【図3】 位置情報を発生する位置発生装置の全体外観
図。
【図4】 光変調により位置情報を発生する位置発生装
置および路上移動体の機能ブロック図。
【図5】 位置情報を作成する場合の説明図。
【図6】 磁束を用いて位置情報を発生する位置発生装
置の構成図。
【図7】 同じく磁束を用いて位置情報を発生する位置
発生装置の他の構成図。
【図8】 有料道路ゲートシステムの構成を示す図。
【図9】 マンホール蓋状体機器の他の例を示す断面
図。
【図10】 同じくマンホール蓋状体機器の他の例を示
す断面図。
【図11】 同じくマンホール蓋状体機器の他の例を示
す断面図。
【図12】 同じくマンホール蓋状体機器の他の例を示
す断面図。
【符号の説明】
1…路面、2,2A…機器受け体、3…マンホール蓋状
体機器、3A…位置発生装置、3B…移動体検出機器、
3C…可撓性薄形コイル、5…太陽電池、6…送受信手
段、6A…送信手段、30…路上移動体、51…ゲー
ト、52…有料道路ゲート制御装置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路,滑走路などの路面または路面より
    比較的浅い地下に送信または受信の何れかまたは両方の
    通信手段をもったマンホール蓋状体機器を設置し、所要
    とする通信媒体を用いて路上移動体と通信することを特
    徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 通信媒体は、光,磁束,超音波,電波の
    何れか1つまたは組合せて用いるものである請求項1記
    載の通信装置。
  3. 【請求項3】 マンホール蓋状体機器は、路上移動体の
    地図情報システムに適用する場合、所要とする通信媒体
    を用いて予め定めた基準位置情報を発信する位置発信機
    器であることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 マンホール蓋状体機器は、有料道路ゲー
    トシステムに適用する場合、予め料金支払いの意志の下
    に道路事業管理企業体,銀行等に積立てを行っている路
    上移動体がゲートを通過するとき、有料道路ゲート制御
    装置を介して積立て預金を確認して適宜または専用のゲ
    ートを開けるために、当該路上移動体から所要とする情
    報を受信する移動体検出機器であることを特徴とする請
    求項1記載の通信装置。
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