JP2003099694A - 売掛債権算出方法 - Google Patents

売掛債権算出方法

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JP2003099694A
JP2003099694A JP2001288009A JP2001288009A JP2003099694A JP 2003099694 A JP2003099694 A JP 2003099694A JP 2001288009 A JP2001288009 A JP 2001288009A JP 2001288009 A JP2001288009 A JP 2001288009A JP 2003099694 A JP2003099694 A JP 2003099694A
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Chiharu Takahashi
ちはる 高橋
Yuji Kawakami
裕二 川上
Shigeru Shoda
繁 正田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】取引においては出荷される物品の返品や取引さ
れる物品の対価の交渉等による変動がありうるため、販
売企業の出荷額を以ってその売掛債権額とすることがで
きない。そのため金融機関等ファクタリングを提供する
第三者としても債権確定を待たざるを得ず、販売企業の
資金効率を低下させる原因の1つとなっている。 【解決手段】販売企業が出荷した製品の製品識別子と製
品の出荷数量と返品された数量とが取引毎に対応付けら
れた取引情報と前記販売企業が各製品について予め設定
した単価を示す定価情報とを格納した記録装置を備えた
情報センタ装置を設置し、販売企業が製品を出荷する際
に生成する出荷情報を入力し、出荷情報と取引情報とに
基づいて返品されると予想される製品の比率である予想
返品率を算出し、予想返品率と出荷情報とに基づいて販
売企業の前記予想債権額を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理方法及びシ
ステムに係り、特にファイナンス提供の根拠となる販売
企業の売掛債権を製品の出荷段階で算出する方法及びシ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】ファイナンスの方法としてファクタリン
グがある。ファクタリングとは販売企業が取引によって
取得する債権(売掛債権額)を第三者に売却することに
より、調達企業による弁済を受けるよりも早期に投下資
金を回収するものであり、実質的には債権を担保として
資金を調達するファイナンス方法である。
【0003】企業間の取引処理を電子化する方法及びシ
ステムとして「コンピュータ統合生産システムにおける
自動支払方法及びそのためのデータ処理システム」(特
開平5−242116号公報)がある。これは購入者の
有する装置において、購入者が生成する購買注文と供給
者が出荷に先立って出荷品目をリストした出荷予告通知
とを照合し一致の場合には支払を許可するものである
が、出荷される品目がすべて検収に合格することを前提
とする。
【0004】またファクタリングに関するものとしては
「売掛債権の流動化処理システム」(特開平11−96
262号公報)及び「一括ファクタリング装置」(特開
2000−181974号公報)がある。これらは既に
確定した売掛債権の譲渡を伴うファクタリングの処理に
関する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ファクタリングを受け
るには売却する債券額の確定が前提要件となるが、企業
間取引において販売企業が取得する債権の額は調達企業
による検収や債務確定通知により確定するため販売企業
がファクタリングを受けられるのは物品の出荷から1〜
2ヶ月後であった。これは販売企業が取引において取得
する債権の額が必ずしもその出荷する物品の価額と一致
しないことによる。
【0006】つまり販売企業により出荷される物品はそ
のすべてが調達企業に納入されるわけではなく、調達企
業の検収により返品されることがある。また取引される
物品の対価(単価)は実務上予め確定していないことが
あり販売企業の物品出荷後の交渉等によって変動するこ
とがあるため、販売企業の出荷額を以って販売企業の債
権額とすることができない。
【0007】そのため金融機関等ファクタリングを提供
する第三者としても債権確定を待たざるを得ない。本発
明の発明者はこのことが販売企業の資金効率を低下させ
る原因となっているという課題を見出した。
【0008】本発明の目的は、販売企業が取引において
取得する債権の額を出荷段階で算出するシステム及び方
法を提供し、以って出荷段階でのファクタリングを可能
とすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、販売企
業が出荷した製品の製品識別子と製品の出荷数量と返品
された数量とが取引毎に対応付けられた取引情報と前記
販売企業が各製品について予め設定した単価を示す定価
情報とを格納した記録装置を備えた情報センタ装置を設
置し、販売企業が製品を出荷する際に生成する出荷情報
を入力し、出荷情報と取引情報とに基づいて返品される
と予想される製品の比率である予想返品率を算出し、予
想返品率と出荷情報とに基づいて販売企業の前記予想債
権額を算出することにより実現される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の一実
施形態について説明する。
【0011】図1は本実施例の取引スキームの基本概念
を説明する全体構成図である。調達企業11は商品を購入
する企業である。販売企業12は調達企業11に商品を販売
する企業である。物流会社13は調達企業11と販売企業12
との間の物品の配送を行う企業である。情報センタ14は
販売企業12及び物流企業13から得た所定の情報を管理、
格納し個々の取引において販売企業が取得する債権額を
算出する。情報センタ14によって算出された予想債権額
は金融機関(販売企業に対してファイナンスを提供する
機関、主体)が販売企業12にファイナンスを提供する際
に利用できる。
【0012】図2は本実施例の装置構成を示す図であ
る。図2では情報センタ装置400は販売企業12が有する
販売企業装置200と物流企業13が有する物流企業装置300
とにネットワークを介して接続されている。
【0013】販売企業装置200は図示しない入力部及び
出力部、送受信部を備え、接続される他の装置との間で
情報の送受信を行う。
【0014】物流企業装置300は物流企業13が有する計
算機端末であり、情報センタ装置400と情報の送受信を
行う端末であって、図示しない入力部及び出力部、送受
信部を備える。
【0015】情報センタ装置400は送受信部401、情報管
理部402、予想返品率情報作成処理部405、予想値引率情
報作成処理部406、予想債権額情報作成処理部407、基本
情報DB408、取引情報DB409を備えて構成される。
【0016】基本情報DB408は顧客テーブル4080、製
品テーブル4081を有する記憶装置である。
【0017】顧客テーブル4080は調達企業11、販売企業
12に関する情報を格納するテーブルである。図3は顧客
テーブル4080の具体例を示す図である。顧客テーブル40
80には調達企業11又は販売企業12を識別する顧客識別子
と名称と所在地とを企業毎に対応付けて格納している。
【0018】製品テーブル4081は本実施例記載のシステ
ムにおいて販売企業12と調達企業11との間で取引される
製品に関する情報を格納するテーブルである。図15は製
品テーブル4081の具体例を示す図である。製品テーブル
4081は製品名と各製品を識別する製品識別子と販売企業
12の顧客識別子とを製品ごとに対応付けて格納する。
【0019】従って製品が同一種に属するものであって
も販売企業が別であれば異なる製品識別子が付され、別
個の製品として管理される。これによりある製品を販売
する場合の値引率や返品率を販売企業12毎に、且つ製品
ごとに算出することができる。なおこの製品識別子は各
販売企業12間で重複しない限りにおいて販売企業12が独
自に付与する製品コード等であってもよい。また重複す
ることがある場合であっても各製品コードの先頭又は末
尾に顧客識別子を付加する等の方法も考えられる。
【0020】取引情報DB409は販売企業12毎のテーブ
ルを有し、各取引に関する情報を格納する記録装置であ
る。図4は取引情報DB409の具体例を示す図である。
図4に示されているのは販売企業Aの取引情報テーブル
である(図3参照)。取引情報テーブルは取引識別子、
製品識別子、調達企業11の顧客識別子、受注数量、受注
日付、出荷数量、出荷日付、仮検収フラグ、返品数量、
請求数量、請求額を格納するエリアを有する。
【0021】販売企業Aについては二の取引に関する情
報が格納されており、一つ目の取引は製品x01及びx03が
調達企業Cに、二つ目の取引では製品d05及びs09が調達
企業Dに販売されることが示されている。
【0022】取引識別子は販売企業12が調達企業11から
注文を受けた際に付与する識別子で取引番号や受注番号
等、該注文により開始される取引を識別するものであ
る。請求数量は販売企業12が支払を請求する製品の数量
である。
【0023】仮検収フラグとは物流企業13が製品を販売
企業12から調達企業11に輸送する際に製品識別子とその
数量をそれぞれ確認したことを示すフラグであり、情報
センタ14が物流企業13から「検収可」の仮検収情報を受
信するとフラグをオンに設定する。
【0024】この他該製品の最終的な単価や納入場所、
納入期日等の情報を更に格納してもよい。
【0025】送受信部401は販売企業装置200又は物流企
業装置300とネットワークを介して情報の送受信を行
う。
【0026】情報管理部402は予想返品率情報作成処理
部405、予想値引率情報作成処理部406、予想債権額情報
作成処理部407の上位に位置し、これらの各処理部を制
御するとともに基本情報DB408及び取引情報DB409の
情報の書込み及び呼出しを行う。
【0027】予想返品率情報生成部405は製品識別子、
数量、調達企業11及び販売企業12の顧客識別子等(図5
参照)を有する取引条件情報の入力を受けて該取引条件
情報に示される取引において返品される製品の出荷数量
に示す比率を取引情報DB409に格納された各情報に基
づいて算出する。具体的には入力された取引条件情報に
示される取引と類似の取引を該取引条件情報に指定され
る販売企業12の取引情報テーブルから抽出して平均返品
率を求める等の方法が考えられる。
【0028】ただしこの算出方法については一例であっ
て、上記に挙げるものに限られない。
【0029】予想値引率情報生成部406は同じく取引条
件情報の入力を受けて該取引条件情報に示される取引に
おいて販売企業12が提供すると予想される値引き額の製
品単価に占める比率を取引情報DB409に格納された各
情報に基づいて算出する。具体的には入力された取引条
件情報に示される取引と類似の取引を該取引条件情報に
指定される販売企業12の取引情報テーブルから抽出して
平均値引き率を求める等の方法が考えられる。
【0030】ただしこの算出方法については一例であっ
て、上記に挙げるものに限られない。
【0031】予想債権額情報生成部407は上記の予想返
品率と予想値引率とに基づいて上記取引条件情報に示さ
れる取引において販売企業12が取得するであろう債権の
額を算出する。
【0032】図11及び12は調達企業11と販売企業12との
間の取引における本実施例の取引システムの処理を説明
するフローチャートである。
【0033】販売企業12は調達企業から製品の注文を受
けると、その受注内容に基づいて発注情報を生成し販売
企業装置200を介して情報センタ装置400に送信する(ス
テップ1101)。発注情報は販売企業12が受注毎に生成す
る取引識別子と受注した製品の製品識別子と数量と受注
を受けた日付と販売企業12及び調達企業11の顧客識別子
とを有する(図6参照)。
【0034】情報センタ装置400は販売企業装置200から
の発注情報を入力し、これを発注情報に示される販売企
業12のテーブルに格納する(ステップ1102)。
【0035】販売企業12はステップ1101で受けた受注に
ついて製品を調達企業11に出荷するが、その際出荷情報
を生成し情報センタ14に送信する(ステップ1103)。出
荷情報は出荷日付と取引識別子と製品識別子と出荷数量
とを製品毎に有し、また出荷日付を有する(図7参
照)。
【0036】出荷情報に取引識別子を付すことにより各
出荷がどの受注に対応するものかが明確になる。また出
荷情報には同一の調達企業11への出荷である場合には複
数の取引識別子を入力可能にしてもよい。これにより複
数の取引に係る製品を出荷する同時に出荷することもで
きる。
【0037】情報センタ14は販売企業12からの出荷情報
を入力して格納し(ステップ1104)、物流企業13に転送
する(ステップ1105)。この場合情報センタ14は販売企
業12が製品の配送にどの物流企業13を利用するかを認識
している必要があるため、物流企業13が単一であるこ
と、又は出荷情報若しくは発注情報に物流企業13を識別
する情報が含まれ且つそのような情報を格納した記録装
置を情報センタ装置400が備えていることが必要であ
る。
【0038】物流企業13の社員は配送の際、ステップ11
06で受信した出荷情報の内容と実際の出荷の内容と照合
し(ステップ1107)、その結果を仮検収情報として物流
企業装置300より入力し情報センタ14に送信する(ステ
ップ1108)。仮検収情報は取引識別子を有する。またこ
の他物流企業13若しくはその社員の電子署名等が付され
ていてもよい(図8参照)。
【0039】なおここでは情報センタ14が出荷情報を物
流企業13に送信するとしたが、販売企業12が物流企業13
と情報センタ14とに出荷情報を送信してもよい。
【0040】ただし情報センタ14から出荷情報が転送さ
れる場合は、情報センタ14が受信する出荷情報と物流企
業13が受信する出荷情報とが同一であることが保証され
るが、販売企業12が情報センタ14と物流企業13とに送信
する場合は両者の整合性を担保する措置が必要である。
【0041】仮検収情報を受信した情報センタ14は仮検
収情報の内容を参照し、「検収済み」であれば取引情報
テーブルの仮検収フラグをオンに設定する(ステップ11
12)。「検収不可」の場合は販売企業装置12にエラーメ
ッセージを送信して(ステップ1111)処理を終了する。
【0042】調達企業11によって納品された製品が又は
製品の一部が検収されず返品される場合、物流企業13の
社員等は返品される製品の取引識別子と製品識別子と返
品される数量とを物流企業装置300から入力し情報セン
タ14に返品情報(図9参照)として送信する(ステップ
1114)。
【0043】情報センタ14は返品情報を受信して取引情
報テーブルに格納する(ステップ1113)。返品がない場
合、つまり返品情報が受信されない場合はステップ1116
に進む。
【0044】販売企業12は調達企業11による製品の検収
後、調達企業11に対する請求内容を示す請求情報を生成
し、情報センタ14に送信する(ステップ1115)。請求情
報は取引識別子と製品識別子と請求額と製品の数量と最
終単価とを有する(図10参照)。
【0045】情報センタ装置400は請求情報を入力し
(ステップ1116)、該請求情報に含まれる請求数量と対
応する取引情報テーブルに格納される返品数量及び出荷
数量とに基づいて請求数量の真正性を確認するステップ
1201、1202)。具体的には返品数量と請求数量との和が
出荷数量と同等か否かを判定する等の方法が考えられる
が、他の方法でも構わない。データが不正の場合、エラ
ーメッセージを販売企業装置200に送信して(ステップ1
203)処理を終了する。
【0046】次に情報センタ装置400は請求情報の請求
額を請求数量で除した額と請求情報に含まれる製品識別
子に対応する製品の定価を比較し前者が後者を越えない
かどうかを確認する。前者が後者を超える場合はエラー
メッセージを販売企業装置200に送信して処理を終了す
る。前者が後者を超えない場合は受信した請求情報を対
応する取引情報テーブルに格納する(ステップ1204)。
【0047】以上の処理により情報センタ装置400は各
販売企業12について製品毎に返品や値引の履歴に関する
情報を収集することができる。
【0048】図13は情報センタ装置400が、販売企業1
2が取引によって取得すると予想される債権の額(予想
債権額)を算出する際の処理を説明するフローチャート
である。
【0049】情報センタ装置400は取引条件情報の入力
を受ける(ステップ1301)。取引条件情報は受注した又
は受注する製品の製品識別子及びその数量と販売企業12
及び調達企業11の顧客識別子とを含み、その他該製品の
納期までの期間等を有してもよい(図5参照)。
【0050】情報センタ装置400は該取引条件情報に示
される取引において返品される製品の出荷数量に示す比
率を取引情報DB409に格納された各情報に基づいて算
出する(ステップ1304)。具体的には入力された取引条
件情報に示される取引と類似の取引を該取引条件情報に
指定される販売企業12の取引情報テーブルから抽出して
平均返品率を求める等の方法が考えられる。
【0051】次に同じく該取引条件情報に示される取引
において販売企業12が提供すると予想される値引き額の
製品単価に占める比率を取引情報DB409に格納された
各情報に基づいて算出する(ステップ1305)。具体的に
は入力された取引条件情報に示される取引と類似の取引
を該取引条件情報に指定される販売企業12の取引情報テ
ーブルから抽出して平均値引き率を求める等の方法が考
えられる。
【0052】そして上記の予想返品率と予想値引率とに
基づいて上記取引条件情報に示される取引において販売
企業12が取得するであろう債権の額を算出する(ステッ
プ1306)。
【0053】また度数分布による平均値や中央値、最頻
値等を用いて作成することも可能である。
【0054】なお上に記載した方法はその一例であっ
て、上記に挙げるものに限られない。この他にも製品分
野毎の返品率や値引率を参考にしたり、若しくは取引条
件情報に示される調達企業11毎の返品率及び値引率を参
考にすることも可能である。またそのような方法を含め
て多角的に該取引の予想返品率並びに予想値引率を算出
してもよい。
【0055】更に情報センタ400は在庫指数等の経済指
標を入力・格納し、上記のような比率を算出する際に格
納した経済指標を参照することも可能である。例えば供
給過多の製品の取引においては予想値引率を加算する等
が考えられる。
【0056】ここでは取引条件情報はある単一の取引を
示すものとして説明したが、この他販売企業12による未
決済取引の内所定の範囲の取引(額、調達企業12、製品
等)を指定するものであってもよいし、未決済の取引す
べてを指定するものであってもよい。
【0057】情報センタ装置400は算出された予想債権
額に基づいて予想債権額情報を生成し(ステップ130
6)、情報センタ装置400の電子署名を付して販売企業装
置200に送信する(ステップ1307)。予想債権額情報は
取引識別子、取引される製品の名称並びに数量及び調達
企業11並びに販売企業12の名称、販売企業12が取得する
と予想される債権の額を有する情報である。またこれら
の他予想債権額情報は調達企業11による販売企業12への
対価の支払日等を含んでもよい。その場合支払日等の情
報は予め販売企業11、若しくは調達企業12から提供され
ているものとする。
【0058】上記の方法は取引条件情報の入力をトリガ
ーとして予想債権額を算出するものであるが、この他出
荷情報若しくは「検収可」の仮検収情報を受信後各取引
について出荷情報に基づいて予想債権額を算出し、予想
債権額情報として格納・蓄積するのであってもよい。そ
の場合取引情報DB409にそのためのエリアを設ける、又
は新たにDBを設ける等の措置が必要となる。また販売企
業又は金融機関等に対しては格納・蓄積された予想債権
額情報に基づいて予想債権額を算出することになる。
【0059】販売企業12は予想債権額情報を金融機関に
提示し、該予想債権額情報に示される将来債権(未確定
債権)の譲渡を行う等により資金を調達することができ
る。なおここでは販売企業12が予想債権額情報を取得
し、これを金融機関に提示するとしたが、金融機関が情
報センタ400に予想債権額情報の出力を依頼し、直接こ
れを受信することも可能である。ただしその場合は販売
企業12の承認手続を要求する等、販売企業12に関する情
報が不正に漏洩しないような何らかの仕組みが用意され
ることが望ましい。
【0060】
【発明の効果】製品の出荷情報から販売企業が取得する
であろう債権の額を算出でき、従来よりも早い段階での
資金調達が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明の実施例の概略図である。
【図2】は本実施例の装置構成を説明する図である。
【図3】は顧客テーブル4080の具体例を示す図である。
【図4】は取引情報テーブルの具体例を示す図である。
【図5】は取引条件情報の具体例を示す図である。
【図6】は受注情報の具体例を示す図である。
【図7】は出荷情報の具体例を示す図である。
【図8】は仮検収情報の具体例を示す図である。
【図9】は返品情報の具体例を示す図である。
【図10】は請求情報の具体例を示す図である。
【図11】は取引における各装置の処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図12】は取引における各装置の処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図13】は予想債権額を算出する際のセンタ装置400
の処理を説明するフローチャートである。
【図14】は予想債権額情報の具体例を説明する図であ
る。
【図15】は製品テーブル4082の具体例を示す図であ
る。
【符号の説明】 400情報センタ装置 401送受信部 402情報管理部 403予想返品率情報作成処理部 404予想値引率情報作成処理部 405予想債権額情報作成処理部 408基本情報DB 4081顧客テーブル 4082製品テーブル 409取引情報DB
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川上 裕二 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所ビジネスソリューション事 業部内 (72)発明者 正田 繁 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所金融システム事業部内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 販売企業が有する販売企業装置に接続さ
    れたセンタ装置において販売企業の債権の予想取得額で
    ある予想債権額を算出する方法であって、前記センタ装
    置は前記販売企業が出荷した製品の製品識別子と該製品
    の出荷数量を示す出荷数量情報と該製品の内返品された
    数量を示す返品数量とが取引毎に対応付けられた取引情
    報と前記販売企業が各製品について予め設定した単価を
    示す定価情報とを格納した記録装置を有し、前記販売企
    業が製品を出荷する際に生成する出荷内容を示す情報で
    ある出荷情報を入力し、該出荷情報と前記取引情報とに
    基づいて前記出荷情報に示される出荷に係る製品のうち
    返品されると予想される製品の比率である予想返品率を
    算出し、前記予想返品率と前記出荷情報とに基づいて前
    記取引での前記販売企業の前記予想債権額を算出するこ
    とを特徴とする売掛債権算出方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の債権算出方法であって、
    前記取引情報は更に前記販売企業が購入者である調達企
    業から実際に受け取った各製品の単価を含み、前記セン
    タ装置は前記出荷情報を入力し、該出荷情報と前記取引
    情報とに基づいて前記出荷情報に示される出荷に係る製
    品について前記調達企業が受けると予想される値引きの
    比率である予想値引率を算出し、前記予想返品率と前記
    予想値引率と前記出荷情報とに基づいて前記販売企業の
    前記予想債権額を算出することを特徴とする売掛債権算
    出方法。
  3. 【請求項3】 請求項1乃至2のいずれかに記載の売掛
    金債権算出方法であって、算出された前記予想債権額に
    前記センタ装置の電子署名を付して予想債権額情報を生
    成し、前記予想債権額情報を前記販売企業装置に出力す
    ることを特徴とする売掛債権算出方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の売掛債権算出方法であっ
    て、前記センタ装置は前記出荷情報を前記製品を輸送す
    る物流企業が有する物流企業装置に送信し、前記予想債
    権額の算出は前記出荷情報が実際の出荷の内容に照らし
    て正確である場合に前記物流企業が生成する仮検収情報
    の受信を条件とすることを特徴とする売掛債権算出方
    法。
JP2001288009A 2001-09-21 2001-09-21 売掛債権算出方法 Pending JP2003099694A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007025848A (ja) * 2005-07-13 2007-02-01 E-Supportlink Ltd 生鮮ファクタリングシステム
JP2008040601A (ja) * 2006-08-02 2008-02-21 Sumitomo Mitsui Banking Corp 動産信託型資金調達システム及びその方法
CN115545757A (zh) * 2022-09-26 2022-12-30 江苏经贸职业技术学院 一种用于电商交易主体的行为数据智能模拟方法

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